JP2019153136A - Onboard device and information processing device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車載装置、情報処理方法及び情報処理プログラム、並びに、当該情報処理プログラムが記録された記録媒体に関する。 The present invention relates to an in-vehicle device, an information processing method, an information processing program, and a recording medium on which the information processing program is recorded.
従来から、車両の走行環境に応じて、当該車両のドライバに対して警告を行う技術が提案されている。こうした提案技術の一つとして、自車両の走行方向(進行方向)における道路上の水たまりの水を跳ね上げることにより、他の移動体又は歩行者に迷惑をかける可能性がある場合に、当該自車両のドライバに警告の報知を行う技術がある(特許文献1参照;以下、「従来例」という)。
2. Description of the Related Art Conventionally, a technique for giving a warning to a driver of a vehicle according to the traveling environment of the vehicle has been proposed. As one of these proposed technologies, if there is a possibility of causing trouble to other moving bodies or pedestrians by jumping up the water in the puddle on the road in the traveling direction (traveling direction) of the vehicle, There is a technique for notifying a driver of a vehicle of a warning (see
そして、従来例の技術では、車両の通過によって飛散し得る道路上の障害物を検出する障害物検出部と;車両の周囲の移動体を検出する移動体検出部と;障害物検出部にて検出された障害物と、移動体検出部にて検出された移動体との位置関係を検出する位置関係検出部と;該検出部にて検出された位置関係に応じた警告情報を出力する出力部と;を備える警告装置が開示されている。 In the conventional technique, an obstacle detection unit that detects an obstacle on the road that can be scattered by passing of the vehicle; a moving body detection unit that detects a moving body around the vehicle; and an obstacle detection unit A positional relationship detection unit that detects a positional relationship between the detected obstacle and the moving object detected by the moving object detection unit; and an output that outputs warning information corresponding to the positional relationship detected by the detection unit And a warning device comprising:
上述した従来例の技術は、自車両が水たまりの水を跳ね上げた際に、歩行者や他の移動体に水がかかる可能性がある場合に自車両のドライバに警告を行うものである。しかし、水を跳ね上げる側の全ての車両にこのような警告装置が搭載されているわけではない。 The technology of the conventional example described above warns the driver of the own vehicle when there is a possibility that the pedestrian or other moving body may be splashed with water when the own vehicle splashes the water in the puddle. However, such a warning device is not mounted on all the vehicles on the water splash side.
このため、他車両が跳ね上げる水たまりの水を自車両が被る可能性がある場合に、他車両が跳ね上げた水たまりの水を被る事象に対する自車両の自衛に貢献することができる技術が望まれている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。 For this reason, when there is a possibility that the own vehicle will receive the water in the puddle that the other vehicle jumps up, a technique that can contribute to the self-defense of the own vehicle against the event that the water from the puddle that the other vehicle has jumped up is desired. ing. Meeting this requirement is one of the problems to be solved by the present invention.
請求項1に記載の発明は、自車両以外の車両が跳ね上げた水たまりの水を前記自車両が被る水被り事象の発生を検出する検出部と;前記水被り事象が発生した水被り発生位置を含む水被り情報を、前記自車両の周辺の車両へ送信する送信部と;を備える車載装置である。
The invention according to
請求項10に記載の発明は、検出部と、送信部とを備える車載装置において使用される情報処理方法であって、前記検出部が、自車両以外の車両が跳ね上げた水たまりの水を前記自車両が被る水被り事象の発生を検出する検出工程と;前記送信部が、前記水被り事象が発生した水被り発生位置を含む水被り情報を、前記自車両の周辺の車両へ送信する送信工程と;を備える情報処理方法である。 The invention according to claim 10 is an information processing method used in an in-vehicle device including a detection unit and a transmission unit, wherein the detection unit removes water in a puddle from a vehicle other than the host vehicle. A detection step of detecting the occurrence of a water covering event that the own vehicle suffers; and transmission in which the transmission unit transmits water covering information including a water covering occurrence position at which the water covering event has occurred to surrounding vehicles of the own vehicle. And an information processing method comprising:
請求項11に記載の発明は、車載装置が有するコンピュータに、請求項10に記載の情報処理方法を実行させる、ことを特徴とする情報処理プログラムである。 According to an eleventh aspect of the present invention, there is provided an information processing program that causes a computer included in an in-vehicle device to execute the information processing method according to the tenth aspect.
請求項12に記載の発明は、車載装置が有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項11に記載の情報処理プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
The invention according to
以下、本発明の一実施形態を、図1を参照して説明する。なお、以下の説明においては、同一又は同等の要素については同一符号を付し、重複する説明を省略する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the following description, the same or equivalent elements are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
[構成]
図1には、一実施形態に係る車載装置700の構成が示されている。この図1に示されるように、車載装置700は、自車両CR内に配置されて動作するようになっている。自車両CRには、車載装置700に加えて、位置検出部910、撮影部930及び提示部950が配置されている。これらの位置検出部910、撮影部930及び提示部950は、車載装置700に接続されている。
[Constitution]
FIG. 1 shows a configuration of an in-
上記の位置検出部910は、本実施形態では、GPS受信機等を備えて構成されている。この位置検出部910は、複数のGPS衛星からの電波の受信結果に基づいて、車両CRの現在位置及び現在時刻を検出する。位置検出部910による検出結果は、現在位置情報として、車載装置700へ逐次送られる。
In the present embodiment, the
上記の撮影部930は、本実施形態では、自車両CRの車室内に配置されたカメラを備えて構成されている。この撮影部930は、フロントガラス越しに前方風景を撮影するカメラを備えて構成されている。撮影部930による撮影結果(撮影画像)は、車載装置700へ逐次送られる。
In the present embodiment, the photographing
上記の提示部950は、車載装置700から送られた提示データを受ける。そして、提示部950は、当該提示データに対応する提示情報を利用者に提示する。本実施形態では、提示部950は、音出力部及び表示部を備えている。そして、提示データには、出力音データ及び表示画像データが含まれるようになっている。
Said
音出力部は、スピーカを備えて構成される。この音出力部は、車載装置700から送られた出力音データを受ける。そして、音出力部は、当該出力音データに対応する音声を出力する。
The sound output unit includes a speaker. The sound output unit receives output sound data sent from the in-
表示部は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスを備えて構成される。この表示部は、車載装置700から送られた表示画像データを受ける。そして、表示部は、当該表示画像データに対応する画像を表示する。
The display unit includes a display device such as a liquid crystal display. This display unit receives display image data sent from the in-
次に、車載装置700の構成について説明する。車載装置700は、図1に示されるように、検出部710と、送信部720とを備えている。また、車載装置700は、受信部730と、判定部740と、生成部750とを備えている。
Next, the configuration of the in-
上記の検出部710は、位置検出部910から送られた現在位置情報、及び、撮影部930から送られた撮影画像を受ける。そして、検出部710は、当該現在位置情報及び当該撮像画像に基づいて、自車両CRが被った水被り事象、及び、当該水被り事象の発生位置(その際の自車両CRの走行方向を含む)を検出する。検出部710による検出結果は、水被り情報として、送信部720へ送られる。
The
なお、検出部710による水被り事象発生の検出処理の詳細については、後述する。
Note that details of the detection process of the occurrence of a flooding event by the
上記の送信部720は、検出部710から送られた水被り情報を受ける。そして、送信部720は、当該水被り情報を、車車間通信により同報送信する。
The
上記の受信部730は、他車両から車車間通信により同報送信された水被り情報を受ける。そして、受信部730は、当該水被り情報を判定部740へ送る。
The receiving
上記の判定部740は、受信部730から送られた水被り情報を受ける。また、判定部740は、位置検出部910から送られた現在位置情報を受ける。引き続き、判定部740は、当該水被り情報及び当該現在位置情報に基づいて、自車両CRが水被り事象に遭遇する可能性があるか否かを判定する。そして、自車両CRが水被り事象に遭遇する可能性があると判定された場合には、判定結果を生成部750へ送る。
The
なお、判定部740による判定処理の詳細は、後述する。
Details of the determination process by the
上記の生成部750は、検出部710から送られた撮影結果、及び、判定部740から送られた判定結果を受ける。そして、生成部750は、当該撮影結果及び当該判定結果に基づいて、水被りに対する警告情報を提示するための提示データを生成し、生成された提示データを提示部950へ送る。この結果、提示部950により、水被りに対する警告情報が、自車両CRのドライバに提示される。
The
なお、本実施形態では、警告情報が警告音声及び警告画像により提示されるようになっている。ここで、警告音声は、水被りの可能性があることを警告する音声であり、警告画像は、撮影画像となっている。 In the present embodiment, warning information is presented by a warning voice and a warning image. Here, the warning sound is a sound for warning that there is a possibility of being covered with water, and the warning image is a captured image.
[動作]
次に、上記のように構成された車載装置700の動作について、検出部710が実行する水被り事の発生の検出処理、及び、判定部740が実行する判定処理に主に着目して説明する。
[Operation]
Next, the operation of the in-
なお、位置検出部910は、既に動作を開始しており、検出された現在位置を逐次、車載装置700へ逐次送っているものとする。また、撮影部930は、既に動作を開始しており、撮影画像を逐次、車載装置700へ逐次送っているものとする。
It is assumed that the
<水被り事象発生の検出処理>
まず、検出部710が実行する水被り事象発生の検出処理について説明する。
<Detection process of water cover event occurrence>
First, the detection process of the occurrence of a water covering event performed by the
水被り事象発生の検出処理に際して、検出部710は、撮影部930から送られた撮影画像を受けると、画像解析を行って、水被り事象の発生の有無を検出する。かかる検出に際して、検出部710は、撮影画像中の物体の外縁が急激にぼやけるようになったことをもって、水被り事象が発生したことを検出する。
In the detection process of the occurrence of the flooding event, when the
なお、撮影画像中の物体の外縁が急激にぼやけた後、ワイパーの動作により急激に物体の外縁がはっきりしたことをもって、水被り事象が発生したこと検出してもよい。 In addition, after the outer edge of the object in a picked-up image sharply blurs, it may be detected that the water covering event has occurred when the outer edge of the object is sharply defined by the operation of the wiper.
水被り事象の発生が検出されると、検出部710は、位置検出部910から送られた現在位置及び現在位置の時間変化に基づいて、水被り事象の発生位置(以下、「水被り位置」とも呼ぶ)、及び、その際の走行方向を特定する。そして、特定された水被り位置、及び、その際の走行方向を含む水被り情報を生成し、生成された水被り情報を送信部720へ送る。この結果、当該水被り情報が、外部の周辺領域へ同報送信される。
When the occurrence of the water covering event is detected, the detecting
<判定処理>
次に、判定部740が実行する判定処理について説明する。この判定処理は、上述したように、自車両CRの周辺領域の他車両が同報送信した水被り情報及び自車両CRの現在位置に基づいて行われる。
<Judgment process>
Next, the determination process executed by the
判定処理に際して、判定部740は、それまでに受信した水被り情報に含まれる水被り位置のいずれかに、自車両CRが接近したか否かの接近判定を行う。この接近判定の結果が肯定的であった場合に、判定部740は、更に、警告条件を満たすか否かの警告条件判定を行う。本実施形態では、当該警告条件として、接近している水被り位置を含む水被り情報における走行方向と自車両CRの走行方向とが一致することを採用している。
During the determination process, the
警告条件判定の結果が肯定的であった場合に、判定部740は、自車両CRが水を被る可能性があると判定する。そして、判定部740は、その旨を生成部750へ送る。そして、生成部750は、水被りに対する警告情報を提示するための提示データを生成し、生成された提示データを提示部950へ送る。この結果、提示部950により、水被りに対する警告情報が提示される。
When the result of the warning condition determination is affirmative, the
なお、上述したように、本実施形態では、提示データには、出力音データ及び表示画像データが含まれ、警告音声及び警告画像により、水被りに対する警告情報が提示されるようになっている。 Note that, as described above, in the present embodiment, the presentation data includes output sound data and display image data, and warning information for water covering is presented by a warning sound and a warning image.
以上説明したように、本実施形態の車載装置700の検出部710が、他車両が跳ね上げた水たまりの水を自車両CRが被る水被り事象を検出する。そして、水被り事象を検出すると、検出部710が、水被り事象の発生位置及び水被り事象の発生の際における自車両CRの走行方向を含む水被り情報を、送信部720を介して外部の周辺領域へ同報送信する。
As described above, the
また、判定部740が、受信部730を介して水被り情報を受信する。そして、判定部740が、それまで受信した水被り情報及び自車両CRの現在位置に基づいて、自車両CRが水被り事象に遭遇する可能性があるか否かの判定を行う。この判定の結果が肯定的であった場合に、生成部750が、水被りに対する警告情報を提示するための提示データを生成する。そして、生成部750は、生成された提示データを提示部950へ送る。この結果、提示部950により、水被りに対する警告情報が提示される。
Further, the
したがって、他車両が跳ね上げた水たまりの水を自車両CRが被る可能性があると判定した場合に、自車両CRのドライバに予め警告することにより、ドライバは、走行する車線を水たまり領域から遠い車線に変更する車線変更を行ったり、自車両速度の減速を行ったり、ワイパーを最大速度で動かしておいたりする等の対処を事前に行うことができる。このため、本実施形態によれば、他車両が跳ね上げた水たまりの水を被る事象に対する自車両CRの自衛に貢献することができる。 Therefore, when it is determined that there is a possibility that the own vehicle CR may suffer from the puddle of water puddleed by another vehicle, the driver is warned in advance to the driver of the own vehicle CR, so that the driver is far from the puddle region. It is possible to take measures in advance such as changing the lane to the lane, decelerating the vehicle speed, or moving the wiper at the maximum speed. For this reason, according to this embodiment, it can contribute to the self-defense of the own vehicle CR with respect to the event which receives the water of the puddle which other vehicles bounced up.
また、本実施形態では、検出部710が、自車両CRの車室内に配置された撮影部による窓越しの撮影結果を解析して、水被り事象の発生を検出する。このため、簡易な構成で、かつ、合理的に水被り事象の発生を検出することができる。
Moreover, in this embodiment, the
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
[Modification of Embodiment]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications are possible.
例えば、上記の実施形態では、水被りの可能性があると判断される場合には、自車両速度にかかわらず、自車両のドライバに対して警告情報を提示するようにした。これに対し、自車両速度が基準速度以上で走行している場合に限って、警告情報を提示するようにしてもよい。これは、自車両の速度が遅い場合は、水を被っても相対的に危険は少ないことによる。なお、「基準速度」は、走行の安全性の観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。 For example, in the above embodiment, when it is determined that there is a possibility of being covered with water, the warning information is presented to the driver of the host vehicle regardless of the host vehicle speed. On the other hand, the warning information may be presented only when the host vehicle speed is traveling at a reference speed or higher. This is because, when the speed of the host vehicle is low, there is relatively little danger even if it is covered with water. The “reference speed” is determined in advance based on experiments, simulations, experiences, and the like from the viewpoint of driving safety.
また、上記の実施形態では、他車両が跳ね上げた水たまりの水を自車両が被る可能性があると判定した場合に、警告情報を提示するようにした。これに対し、警告情報の提示に代えて、又は加えて、自車両の運転制御(支援制御)を行うようにしてもよい。具体的には、水たまりの水を自車両が被る可能性があると判定された場合に、走行する車線を水たまり領域から遠い車線に変更する車線変更を行ったり、自車両速度の減速を行ったりする運転制御を自動で行うようにしてもよい。 In the above-described embodiment, warning information is presented when it is determined that there is a possibility that the own vehicle may be covered with water in a puddle splashed by another vehicle. On the other hand, instead of or in addition to presenting the warning information, driving control (support control) of the host vehicle may be performed. Specifically, when it is determined that there is a possibility that the vehicle will be covered with water from the puddle, the lane is changed to a lane far from the puddle area, or the vehicle speed is reduced. Operation control to be performed may be performed automatically.
また、上記の実施形態では、水被り情報には、水被り位置及び走行方向が含まれるようにした。これに対し、水被り情報には、水被り事象が発生した際に走行していた車線の情報が更に含まれるようにしてもよい。この場合には、自車両に関する水被り事象の発生の可能性の判定の精度を向上させることができる。 In the above embodiment, the water cover information includes the water cover position and the traveling direction. On the other hand, the water cover information may further include information on the lane that was running when the water cover event occurred. In this case, it is possible to improve the accuracy of determining the possibility of occurrence of a water covering event related to the host vehicle.
なお、上記の実施形態における車載装置を、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)等の演算手段を備えたコンピュータシステムとして構成し、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することにより、上記の車載装置の一部又は全部の機能を実現するようにしてもよい。このプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。 The in-vehicle device in the above-described embodiment is configured as a computer system having a calculation unit such as a central processing unit (CPU), and the above-described in-vehicle device is executed by a computer. You may make it implement | achieve the one part or all function of an apparatus. This program is recorded on a computer-readable recording medium such as a hard disk, CD-ROM, or DVD, and is read from the recording medium and executed by the computer. The program may be acquired in a form recorded on a portable recording medium such as a CD-ROM or DVD, or may be acquired in a form distributed via a network such as the Internet. Also good.
以下、上述した課題を解決するための実施例を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明においては、同一又は同等の要素については同一符号を付し、重複する説明を省略する。 Hereinafter, embodiments for solving the above-described problems will be described with reference to the drawings. In the following description, the same or equivalent elements are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
[第1実施例]
まず、第1実施例を図2〜図7を参照して説明する。当該第1実施例では、自車両に配置された車載装置が、実際の走行環境の状況に基づいて、他車両が跳ね上げた水を自車両が被る水被り事象の発生の可能性があるかの判定を行う。当該判定の結果が肯定的であった場合に、当該車載装置が、自車両のドライバへの警告を行わせる。
[First embodiment]
First, a first embodiment will be described with reference to FIGS. In the first embodiment, the in-vehicle device arranged in the own vehicle has a possibility of occurrence of a flooding event that the own vehicle suffers from the water splashed by another vehicle based on the actual situation of the traveling environment. Judgment is made. If the result of the determination is affirmative, the in-vehicle device issues a warning to the driver of the host vehicle.
<構成>
図2には、第1実施例に係る車載装置100Aの位置付けが示されている。この図2に示されるように、車載装置100Aは、自車両CRに配置されている。自車両CRには、車載装置100Aに加えて、音出力ユニット210、表示ユニット220、センサユニット230、GPS受信ユニット240及び撮影ユニット260Aが配置されている。これらの音出力ユニット210、表示ユニット220、センサユニット230、GPS(Global Positioning System)受信ユニット240及び撮影ユニット260Aは、車載装置100Aと接続されている。
<Configuration>
FIG. 2 shows the positioning of the in-
上記の音出力ユニット210は、スピーカを備えて構成されている。この音出力ユニット210は、車載装置100Aから送られた出力音データを受ける。そして、音出力ユニット210は、当該出力音データに対応する音声を出力する。
The
上記の表示ユニット220は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスを備えて構成されている。この表示ユニット220は、車載装置100Aから送られた表示画像データを受ける。そして、表示ユニット220は、当該表示画像データに対応する画像を表示する。
The
上記のセンサユニット230は、車速センサ、加速度センサ、角速度センサ、傾斜センサ等を備えて構成されている。センサユニット230が備える各種センサによる検出結果は、車載装置100Aへ送られる。
The
上記のGPS受信ユニット240は、複数のGPS衛星からの電波を受信し、GPSデータを車載装置100Aへ送る。
The
上記の撮影ユニット260Aは、自車両CRの前方側を撮影する。第1実施例では、撮影ユニット260Aは、いずれも自車両CRの前方側を撮影する2台のカメラを備えている。ここで、一方のカメラは、水平偏光を透過する水平偏光フィルタを介して前方風景を撮影する。また、他方のカメラは、垂直偏光を透過する垂直偏光フィルタを介して前方風景を撮影する。そして、これらの2台のカメラは、同一の撮影方向とされるとともに、所定間隔だけ離間して配置されるようになっている。
The photographing
すなわち、当該2台のカメラにより、いわゆるステレオカメラが構成されるようになっている。かかるステレオカメラによる撮影画像は、車載装置100Aへ送られる。
That is, a so-called stereo camera is configured by the two cameras. The image captured by the stereo camera is sent to the in-
《車載装置100Aの構成》
図3に示されるように、車載装置100Aは、処理制御ユニット110Aと、記憶ユニット120Aと、入力ユニット130とを備えている。処理制御ユニット110Aには、記憶ユニット120A及び入力ユニット130に加えて、上述した音出力ユニット210、表示ユニット220、センサユニット230、GPS受信ユニット240及び撮影ユニット260Aが接続されている。
<< Configuration of On-
As illustrated in FIG. 3, the in-
上記の処理制御ユニット110Aは、車載装置100Aの全体を統括制御する。この処理制御ユニット110Aについては、後述する。
The
上記の記憶ユニット120Aは、ハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置を備えて構成され、車載装置100Aにおいて利用される様々な情報データを記憶する。こうした情報には、地図情報及び撮影ユニット260Aのカメラの配置位置及び光学特性に関する情報が含まれている。記憶ユニット120Aには、処理制御ユニット110Aがアクセス可能となっている。
The
上記の入力ユニット130は、車載装置100Aの本体部に設けられたキー部、及び/又はキー部を備えるリモート入力装置等により構成される。ここで、本体部に設けられたキー部としては、表示ユニット220の表示デバイスに設けられたタッチパネルを用いることができる。なお、キー部を有する構成に代えて、又は併用して音声認識技術を利用して音声にて入力する構成を採用することもできる。
入力ユニット130を利用することにより、利用者は、処理制御ユニット130に対する様々な指定や指令を入力することができる。入力ユニット130への入力結果は、入力データとして、処理制御ユニット110Aへ送られる。
By using the
次に、上記の処理制御ユニット110Aについて説明する。この処理制御ユニット110Aは、中央処理装置(CPU)及びその周辺回路を備えて構成されている。処理制御ユニット110Aが様々なプログラムを実行することにより、車載装置100Aとしての各種機能が実現されるようになっている。こうした各種機能には、自車両CRのドライバへの自車両CRの水被り可能性に関する警告処理が含まれている。
Next, the
なお、処理制御ユニット110Aにより実行されるプログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
The program executed by the
ここで、処理制御ユニット110Aは、センサユニット230から送られたセンサデータ及びGPS受信ユニット240から送られたGPSデータに基づいて、記憶ユニット120A中の地図情報等を適宜参照し、マップマッチングの手法を用いて、精度良く自車両CRの現在位置を検出するようになっている。
Here, the
<動作>
次に、上記のように構成された車載装置100Aの動作について、車載装置100Aの処理制御ユニット110Aが実行する警告処理に主に着目して説明する。
<Operation>
Next, the operation of the in-
なお、センサユニット230は、既に動作を開始しており、検出結果を逐次、処理制御ユニット110Aへ送っているものとする。また、GPS受信ユニット240は、既に動作を開始しており、受信結果を逐次、処理制御ユニット110Aへ送っているものとする。そして、処理制御ユニット110Aは、記憶ユニット120A中の地図情報等を適宜参照しつつ、マップマッチングの手法を用いて、精度良く自車両CRの現在位置を検出しているものとする。
It is assumed that the
《警告処理》
警告処理に際しては、図4に示されるように、まず、ステップS11において、処理制御ユニット110Aが、撮影ユニット260Aによる撮影画像を取得する。かかる撮影画像の取得に際して、処理制御ユニット110Aが、撮影指令を撮影ユニット260Aへ送る。かかる撮影指令に応答して撮影ユニット260Aから送られた新たな撮影画像を、処理制御ユニット110Aが取得する。
《Warning processing》
In the warning process, as shown in FIG. 4, first, in step S11, the
次に、ステップS12において、処理制御ユニット110Aが、画像解析処理を実行する。かかる画像解析処理により、処理制御ユニット110Aは、水たまり領域と他車両との組み合わせであって、自車両CRが水を被る原因となることが懸念される懸念組み合わせの存在の有無の判断、及び、懸念組み合わせが存在する場合における当該懸念組み合わせに関するより詳細な情報である前方状況情報の算出を行う。
Next, in step S12, the
なお、ステップS12における画像解析処理の詳細については、後述する。 Details of the image analysis processing in step S12 will be described later.
次いで、ステップS13において、処理制御ユニット110Aが、懸念組み合わせが存在するか否かを判定する。ステップS13における判定の結果が否定的であった場合(ステップS13:N)には、処理はステップS11へ戻る。以後、ステップS13における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS11〜S13の処理が繰り返される。
Next, in step S13, the
ステップS13における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS13:Y)には、処理はステップS14へ進む。このステップS14では、処理制御ユニット110Aが、センサユニット230から送られたセンサデータ等に基づいて、自車両速度情報(自車両速度)を取得する。
If the result of the determination in step S13 is affirmative (step S13: Y), the process proceeds to step S14. In step S <b> 14, the processing control unit 110 </ b> A acquires host vehicle speed information (host vehicle speed) based on sensor data and the like sent from the
次に、ステップS15において、処理制御ユニット110Aが、水被り可能性の判断処理を行う。かかる水被り可能性の判断処理は、他車両が跳ね上げた水を自車両CRが被る水被り事象の発生の可能性があるか否かの判断処理である。
Next, in step S15, the
なお、ステップS15における水被り可能性の判断処理の詳細については、後述する。 The details of the determination process of the possibility of water covering in step S15 will be described later.
引き続き、ステップS16において、処理制御ユニット110Aが、水被り可能性かあるか否かを判定する。ステップS16における判定の結果が否定的であった場合(ステップS16:N)には、処理はステップS11へ戻る。以後、ステップS16における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS11〜S16の処理が繰り返される。
Subsequently, in step S16, the
ステップS16における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS16:Y)には、処理はステップS17へ進む。このステップS17では、処理制御ユニット110Aが、警告情報を生成する。
If the result of the determination in step S16 is affirmative (step S16: Y), the process proceeds to step S17. In step S17, the
第1実施例では、警告情報には、警告音声及び警告画像が含まれるようになっている。ここで、警告音声としては、例えば、「前方側の水たまりの水を被る可能性があります。」との音声が挙げられる。また、警告画像としては、例えば、撮影画像中における懸念組み合わせを構成する他車両及び水たまりを強調表示した画像が挙げられる。 In the first embodiment, the warning information includes a warning sound and a warning image. Here, as the warning voice, for example, a voice such as “There is a possibility of being covered with water in a puddle on the front side.” Moreover, as a warning image, the image which highlighted the other vehicle and puddle which comprise the concern combination in a picked-up image is mentioned, for example.
引き続き、処理制御ユニット110Aは、警告音声のデータを生成し、出力音データとして音出力ユニット210へ送るとともに、警告画像のデータを生成し、表示画像データとして表示ユニット220へ送る。この結果、警告音声が音出力ユニット210から出力されるとともに、警告画像が表示ユニット220に表示される。
Subsequently, the
《画像解析処理》
次に、ステップS12において実行される画像解析処理について説明する。
<Image analysis processing>
Next, the image analysis process executed in step S12 will be described.
画像解析処理に際しては、図5に示されるように、まず、ステップS21において、処理制御ユニット110Aが、撮影画像中の物体を検出するとともに、検出された物体の自車両CRに対する相対位置を、一方のカメラで撮影された第1画像と、他方のカメラで撮影された第2画像とにおける位置のずれ量(いわゆる視差)に基づいて取得する。
In the image analysis process, as shown in FIG. 5, first, in step S21, the
次に、処理制御ユニット110Aが、例えば、公知のテンプレートマッチング法等により、画像中の他車両を検出する。引き続き、処理制御ユニット110Aが、第1画像中の輝度が第2画像中の輝度より、所定の比率以上に明るい路面上の物体を検出し、当該物体に対応する画像領域を、路面上に水面が形成されている領域(すなわち水たまり領域)として検出する。これは、乾燥状態の路面では光が乱反射されて、反射光の水平偏光成分と垂直偏光成分とは概ね同等となるのに対し、水面の反射光は、水平偏光成分が垂直偏光成分よりも増加する傾向があることによる。なお、「所定比率」は、実験、シミュレーション、経験等により予め定められる。
Next, the
次いで、ステップS22において、処理制御ユニット110Aが、前方側に水たまりが存在するか否かを判定する。ステップS22における判定の結果が否定的であった場合(ステップS22:N)には、処理は、後述するステップS25へ進む。
Next, in step S22, the
ステップS22における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS22:Y)には、処理はステップS23へ進む。このステップS23では、前方側の水たまり領域と自車両CRが走行中の車線との距離、すなわち、前方側の水たまり領域と自車両CRが、自車両CRの走行方向において最接近する際の距離が所定距離以内であるか否かを判定する。ステップS23における判定の結果が否定的であった場合(ステップS23:N)には、処理はステップS25へ進む。 If the result of the determination in step S22 is affirmative (step S22: Y), the process proceeds to step S23. In this step S23, the distance between the puddle area on the front side and the lane in which the host vehicle CR is traveling, that is, the distance when the puddle area on the front side and the host vehicle CR are closest to each other in the traveling direction of the host vehicle CR. It is determined whether or not the distance is within a predetermined distance. If the result of the determination in step S23 is negative (step S23: N), the process proceeds to step S25.
なお、「所定距離」は、跳ね上げられた水が、自車両CRが走行する車線に飛び散る可能性の観点から経験、シミュレーション、経験等の観点から、予め定められる。 The “predetermined distance” is determined in advance from the viewpoints of experience, simulation, experience, and the like from the viewpoint of the possibility of the splashed water splashing in the lane in which the host vehicle CR travels.
ステップS23における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS23:Y)には、処理はステップS24へ進む。このステップS24では、処理制御ユニット110Aが、前方側の水たまり領域を通過する他車両が存在するか否かを判定する。
If the result of the determination in step S23 is affirmative (step S23: Y), the process proceeds to step S24. In step S24, the
ステップS24における判定の結果が否定的であった場合(ステップS24:N)には、処理はステップS25へ進む。このステップS25では、処理制御ユニット110Aが、水たまりと他車両との組み合わせとして、懸念組み合わせが存在しないと判断する。この後、ステップS12の処理が終了し、処理は、上述した図4のステップS13へ進む。
If the result of the determination in step S24 is negative (step S24: N), the process proceeds to step S25. In step S25, the
ステップS24における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS24:Y)には、処理はステップS26へ進む。このステップS26では、処理制御ユニット110Aが、懸念組み合わせが存在すると判断する。
If the result of the determination in step S24 is affirmative (step S24: Y), the process proceeds to step S26. In step S26, the
引き続き、ステップS27において、処理制御ユニット110Aが、水たまり領域及び他車両のそれぞれの自車両CRに対する相対位置及び撮影画像の時間的変化に基づいて、懸念組み合わせに関するより詳細な情報である前方状況情報を算出する。ここで、前方状況情報には、当該水たまり領域に自車両CRが最接近する位置までの距離、当該水たまり領域から当該他車両までの距離、及び、自車両CRに対する当該他車両の相対速度が含まれている。
Subsequently, in step S27, the
こうしてステップS27の処理が終了すると、ステップS12の処理が終了する。そして、処理は図4のステップS13へ進む。 When the process of step S27 is finished in this way, the process of step S12 is finished. Then, the process proceeds to step S13 in FIG.
《水被り可能性の判断処理》
次に、ステップS15において実行される水被り可能性の判断処理について説明する。
《Judgment process for possibility of flooding》
Next, the determination process of the possibility of flooding performed in step S15 will be described.
水被り可能性の判断処理に際しては、図6に示されるように、まず、ステップS31において、処理制御ユニット110Aが、自車両CRが水たまり領域に最接近するまでの時間である自車両到達時間(TS)を算出する。かかる算出に際して、処理制御ユニット110Aは、水たまり領域に自車両CRが最接近する位置までの距離と自車両速度とに基づいて、自車両到達時間(TS)を算出する。
In the process of determining the possibility of flooding, as shown in FIG. 6, first, in step S31, the
次いで、ステップS32において、処理制御ユニット110Aが、他車両速度を算出する。かかる算出に際して、処理制御ユニット110Aは、自車両CRに対する当該他車両の相対速度と自車両速度とに基づいて、他車両速度を算出する。
Next, in step S32, the
引き続き、ステップS33において、処理制御ユニット110Aが、他車両が水たまり領域に到達するまでの時間である他車両到達時間(TO)を算出する。かかる算出に際して、処理制御ユニット110Aは、水たまり領域から当該他車両までの距離と他車両速度とに基づいて、他車両到達時間(TO)を算出する。
Subsequently, in step S33, the
次に、ステップS34において、処理制御ユニット110Aが、時間差|TS−TO|が所定時間TP以下であるか否かを判定する。なお、「所定時間TP」は、水被り事象の発生の観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。
Next, in step S34, the
ステップS34における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS34:Y)には、処理はステップS35へ進む。このステップS35では、処理制御ユニット110Aが、水被り可能性が有ると判断する。こうしてステップS35の処理が終了すると、ステップS15の処理が終了する。そして、処理は、上述した図4のステップS16へ進む。
If the result of the determination in step S34 is affirmative (step S34: Y), the process proceeds to step S35. In step S35, the
一方、ステップS34における判定の結果が否定的であった場合(ステップS34:N)には、処理はステップS36へ進む。このステップS36では、処理制御ユニット110Aが、水被り可能性が無いと判断する。こうしてステップS36の処理が終了すると、ステップS15の処理が終了する。そして、処理は、上述した図4のステップS16へ進む。
On the other hand, when the result of the determination in step S34 is negative (step S34: N), the process proceeds to step S36. In step S36, the
なお、図7には、上述した図4のステップS17における処理により表示される警告画像の例が示されている。 FIG. 7 shows an example of a warning image displayed by the process in step S17 of FIG. 4 described above.
以上説明したように、第1実施例の車載装置100Aでは、処理制御ユニット110Aが、水たまりの領域の位置を取得する。引き続き、処理制御ユニット110Aが、自車両CRの走行方向と水たまりの領域の位置とに基づいて、他車両が跳ね上げた水を被る可能性があるかの判定を行う。そして、水を被る可能性があると判定された場合に、処理制御ユニット110Aが、自車両CRのドライバへの警告を実行させるための情報を生成する。
As described above, in the in-
したがって、他車両が跳ね上げた水たまりの水を自車両が被る可能性があると判定した場合に、自車両のドライバに予め警告することにより、ドライバは、走行する車線を水たまり領域からより遠い車線に変更する車線変更を行ったり、自車両速度の減速を行ったり、ワイパーを最大速度で動かしておいたりする等の対処を事前に行うことができる。このため、第1実施例によれば、他車両が跳ね上げた水たまりの水を被る事象に対する自車両の自衛に貢献することができる。 Therefore, when it is determined that there is a possibility that the own vehicle may suffer from the puddle of water puddleed by another vehicle, the driver warns the driver of the own vehicle in advance so that the driver can move the lane that travels farther from the puddle area. It is possible to take measures in advance such as changing the lane to be changed to, decelerating the vehicle speed, or moving the wiper at the maximum speed. For this reason, according to 1st Example, it can contribute to the self-defense of the own vehicle with respect to the event which receives the water of the puddle which the other vehicle jumped up.
また、第1実施例では、処理制御ユニット110Aが、自車両CRが水たまりの領域に最接近するまでの自車両到達時間と、他車両が水たまりの領域に到達するまでの他車両到達時間との時間差が所定範囲内となる場合に、他車両が跳ね上げた当該水たまりの水を自車両CRが被る可能性があると判定する。このため、他車両が跳ね上げた当該水たまりの水を自車両CRが被る可能性を合理的に判断することができる。
Further, in the first embodiment, the
[第1実施例の変形]
本発明は、上記の第1実施例については、様々な変形が可能である。
[Modification of First Embodiment]
The present invention can be variously modified with respect to the first embodiment described above.
例えば、上記の第1実施例では、水被りの可能性があると判断される場合には、自車両速度にかかわらず、自車両のドライバに対して警告情報を提示するようにした。これに対し、自車両速度が基準速度以上で走行している場合に限って、警告情報を提示するようにしてもよい。これは、自車両の速度が遅い場合は、水を被っても相対的に危険は少ないことによる。なお、「基準速度」は、走行の安全性の観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。 For example, in the first embodiment, when it is determined that there is a possibility of being covered with water, warning information is presented to the driver of the host vehicle regardless of the host vehicle speed. On the other hand, the warning information may be presented only when the host vehicle speed is traveling at a reference speed or higher. This is because, when the speed of the host vehicle is low, there is relatively little danger even if it is covered with water. The “reference speed” is determined in advance based on experiments, simulations, experiences, and the like from the viewpoint of driving safety.
また、上記の第1実施例では、他車両が跳ね上げた水たまりの水を自車両が被る可能性があると判定した場合に、警告情報を提示するようにした。これに対し、警告情報の提示に代えて、又は加えて、車両の運転制御(支援制御)を行うようにしてもよい。具体的には、水たまりの水を自車両が被る可能性があると判定された場合に、走行する車線を水たまり領域から遠い車線に変更する車線変更を行ったり、自車両速度の減速を行ったりする運転制御を自動で行うようにしてもよい。 In the first embodiment, warning information is presented when it is determined that there is a possibility that the own vehicle may be covered with water in a puddle splashed by another vehicle. On the other hand, instead of or in addition to presenting warning information, vehicle driving control (support control) may be performed. Specifically, when it is determined that there is a possibility that the vehicle will be covered with water from the puddle, the lane is changed to a lane far from the puddle area, or the vehicle speed is reduced. Operation control to be performed may be performed automatically.
また、上記の第1実施例では、他車両の位置及び自車両に対する相対速度は、カメラによる撮影画像に基づいて取得するようにした。これに対し、ミリ波やレーザーを用いた物体との距離を計測するレーダ、超音波を用いて物体との距離を計測するソナー等を利用して取得してもよい。 In the first embodiment, the position of the other vehicle and the relative speed with respect to the host vehicle are acquired based on the image taken by the camera. On the other hand, you may acquire using the radar which measures the distance with an object using a millimeter wave or a laser, the sonar which measures the distance with an object using an ultrasonic wave, etc.
また、水たまり領域をカメラ画像に基づいて検出するようにした。これに対し、Lidar(Light Detection and Ranging)の測定に基づいて、水たまり領域を検出する公知の技術を採用するようにしてもよい。この場合には、上記の第1実施例の場合よりも高い精度で水たまり領域の位置を検出することができる。 Also, the puddle area is detected based on the camera image. On the other hand, a known technique for detecting a puddle region may be adopted based on measurement of Lidar (Light Detection and Ranging). In this case, the position of the puddle region can be detected with higher accuracy than in the case of the first embodiment.
また、上記の第1実施例では、センサユニットから送られたセンサデータ等に基づいて自車両速度情報を取得するようにした。これに対し、GPS測位、マップマッチング等を行って検出された自車両の現在位置の時間変化に基づいて、自車両速度情報を算出するようにしてもよい。 In the first embodiment, the vehicle speed information is acquired based on the sensor data sent from the sensor unit. On the other hand, the host vehicle speed information may be calculated based on the time change of the current position of the host vehicle detected by performing GPS positioning, map matching, or the like.
[第2実施例]
次に、第2実施例を図8〜図16を参照して説明する。当該第2実施例では、車載装置が、他車両が跳ね上げた水を自車両が被る水被り事象の発生を検出し、水被り事象の発生位置を含む水被り情報を情報管理装置へ送信する。当該情報管理装置は、複数の車載装置から受信した水被り情報を管理する。そして、車載装置が、情報管理装置から水被り警戒位置の情報を取得し、取得された水被り警戒位置の情報に基づいて、ドライバへの警告を行わせる。
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS. In the second embodiment, the in-vehicle device detects the occurrence of a water covering event that the own vehicle suffers from water splashed by another vehicle, and transmits water covering information including the position of the water covering event to the information management device. . The information management device manages water cover information received from a plurality of in-vehicle devices. Then, the in-vehicle device acquires the information on the water cover warning position from the information management device, and issues a warning to the driver based on the acquired information on the water cover warning position.
<構成>
図8には、第2実施例に係る情報処理システム400Bの構成が示されている。この図8に示されるように、情報処理システム400Bは、車載装置100Bと情報管理装置300とを備えている。
<Configuration>
FIG. 8 shows the configuration of an
ここで、車載装置100Bは、自車両CR内に配置されて動作するようになっている。また、情報管理装置300は、自車両CRの外に配置される。車載装置100Bと情報管理装置300とは、ネットワーク500を介して、通信可能となっている。そして、情報管理装置300Bは、ネットワーク500を介して、天候情報配信サーバ600と通信可能となっている。
Here, the in-
なお、情報管理装置300は、他車両に配置された車載装置とも通信可能となっているが、図8には、車載装置100Bが代表的に示されている。
The
図8に示されるように、上述した第1実施例の場合と同様に、自車両CRには、車載装置100Bに加えて、音出力ユニット210、表示ユニット220、センサユニット230及びGPS受信ユニット240が配置されている。また、自車両CRには、第1実施例と比べて、撮影ユニット260Aに代えて撮影ユニット260Bが配置されている。
As shown in FIG. 8, in the same manner as in the case of the first embodiment described above, the own vehicle CR includes a
上記の撮影ユニット260Bは、自車両CRの車室内に配置されたカメラを備えて構成されている。この撮影ユニット260B、自車両CRの前方側を、フロントガラス越しに撮影する。撮影ユニット260Bによる撮影画像は、車載装置100Bへ送られる。
The photographing
《車載装置100Bの構成》
図9に示されるように、車載装置100Bは、処理制御ユニット110Bと、記憶ユニット120Bと、入力ユニット130と、無線通信ユニット140Bとを備えている。処理制御ユニット110Bには、記憶ユニット120B、入力ユニット130及び無線通信ユニット140Bに加えて、上述した音出力ユニット210、表示ユニット220、センサユニット230、GPS受信ユニット240及び撮影ユニット260Bが接続されている。
<< Configuration of on-
As shown in FIG. 9, the in-
上記の処理制御ユニット110Bは、車載装置100Bの全体を統括制御する。この処理制御ユニット110Bについては、後述する。
The
上記の記憶ユニット120Bは、ハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置を備えて構成され、車載装置100Bにおいて利用される様々な情報データが記憶される。こうした情報には、地図情報及び撮影ユニット260Bが備えるカメラの光学特性に関する情報が含まれている。記憶ユニット120Bには、処理制御ユニット110Bがアクセス可能となっている。
The
上記の無線通信ユニット140Bは、ネットワーク500を介して、情報管理装置300Bとの通信を行う。無線通信ユニット140Bは、処理制御ユニット110Bから送られた水被り情報及び水被り警戒位置配信要求を受ける。そして、無線通信ユニット140Bは、当該水被り情報及び当該水被り警戒位置配信要求を、車載機IDを付加したうえで、ネットワーク500を介して情報管理装置300へ送る。
The
また、無線通信ユニット140Bは、情報管理装置300Bから送信された水被り警戒位置の情報を、ネットワーク500を介して受信する。そして、無線通信ユニット140Bは、当該水被り警戒位置の情報を処理制御ユニット110Bへ送る。
In addition, the wireless communication unit 140 </ b> B receives the information about the water cover warning position transmitted from the
次に、上記の処理制御ユニット110Bについて説明する。この処理制御ユニット110Bは、中央処理装置(CPU)及びその周辺回路を備えて構成されている。処理制御ユニット110Bが様々なプログラムを実行することにより、車載装置100Bとしての各種機能が実現されるようになっている。
Next, the
なお、処理制御ユニット110Bにより実行されるプログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
The program executed by the
ここで、処理制御ユニット110Bは、センサユニット230から送られたセンサデータ及びGPS受信ユニット240から受けたGPSデータに基づいて、記憶ユニット120B中の地図情報等を適宜参照し、マップマッチングの手法を用いて、精度良く現在位置を検出するようになっている。
Here, the
処理制御ユニット110Bは、撮影ユニット260Bから送られた撮影画像に基づいて、自車両CRが被った水被り事象を検出する。水被り事象が検出されると、処理制御ユニット110Bは、当該水被り事象の発生位置(その際の自車両CRの走行方向を含む)を検出する。そして、処理制御ユニット110Bは、検出結果を、水被り情報として、無線通信ユニット140Bを利用して、情報管理装置300へ送信する。
The
なお、処理制御ユニット110Bが実行する水被り事象の検出処理の詳細については、後述する。
In addition, the detail of the detection process of the flooding event which the
また、処理制御ユニット110Bは、自車両CRの現在位置の周辺の水被り警戒位置を取得済みでない場合には、自車両CRの現在位置が指定された水被り警戒位置配信要求を生成する。そして、処理制御ユニット110Bは、生成された水被り警戒位置配信要求を、無線通信ユニット140Bを利用して、情報管理装置300へ送信する。
In addition, when the water cover warning position around the current position of the host vehicle CR has not been acquired, the
また、処理制御ユニット110Bは、情報管理装置300から送信された水被り警戒位置の情報を、無線通信ユニット140Bを利用して受信する。そして、処理制御ユニット110Bは、当該水被り警戒位置の情報及び現時点における自車両CRが走行している方向に基づいて、水被りに対する警告処理を実行する。
In addition, the
なお、処理制御ユニット110Bが実行する警告処理の詳細については、後述する。
The details of the warning process executed by the
《情報管理装置300の構成》
図10には、情報管理装置300の概略的な構成が示されている。この図10に示されるように、情報管理装置300は、処理制御ユニット310と、記憶ユニット320と、外部通信ユニット330とを備えている。
<< Configuration of
FIG. 10 shows a schematic configuration of the
処理制御ユニット310は、中央処理装置(CPU)及びその周辺回路を備えて構成され、情報管理装置300の全体を統括制御する。この処理制御ユニット310については、後述する。
The
上記の記憶ユニット320は、情報管理装置300Aにおいて利用される様々な情報データが記録される。こうした情報データには、図11に示されるように、水被り発生情報HMIが含まれている。この水被り発生情報HMIは、第2実施例では、天候履歴情報(例えば、過去1時間の降水量)の分類WCNj(j=1,2,…)ごとに、水被り情報(水被り発生位置、その際の車両の走行方向)PSNjが対応付けられた情報となっている。なお、本明細書においては、水被り発生情報HMI内の水被り位置を、「水被り警戒位置」とも記す。
The
図10に戻り、上記の外部通信ユニット330は、車載装置100Bから送信され、ネットワーク500を介した水被り情報及び水被り警戒位置配信要求を受信する。そして、外部通信ユニット330は、当該水被り情報及び当該水被り警戒位置配信要求を処理制御ユニット310へ送る。
Returning to FIG. 10, the
また、外部通信ユニット330は、処理制御ユニット310から送られた水被り警戒位置の情報を受ける。そして、外部通信ユニット330は、当該水被り警戒位置の情報を車載装置100Bへ送信する。
In addition, the
次に、上記の処理制御ユニット310について説明する。この処理制御ユニット310が様々なプログラムを実行することにより、情報管理装置300としての各種機能が実現されるようになっている。
Next, the
なお、処理制御ユニット310が実行するプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該記録媒体からロードされて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
The program executed by the
上記の処理制御ユニット310は、車載装置100Bから送信された水被り情報を受信すると、記憶ユニット320内の水被り発生情報HMIの更新処理を実行する。なお、処理制御ユニット310が実行する水被り発生情報HMIの更新処理の詳細については、後述する
Upon receiving the water cover information transmitted from the in-
また、処理制御ユニット310は、車載装置100Bから送信された水被り警戒位置配信要求を受けると、当該水被り警戒位置配信要求に応答するための水被り警戒位置の情報の生成処理を実行する。そして、処理制御ユニット310は、生成された水被り警戒位置の情報を、当該水被り警戒位置配信要求を発行した車載装置の車載機IDを有する車載装置へ送信する。
Further, when receiving the water cover warning position distribution request transmitted from the in-
なお、処理制御ユニット310が実行する水被り警戒位置の情報の配信処理の詳細については、後述する。
The details of the process of distributing the information on the water cover warning position executed by the
<動作>
次に、上記のように構成された情報生成システム400Bの動作について、車載装置100Bの処理制御ユニット110Bが実行する水被り事象発生の検出処理及び警告処理、並びに、情報管理装置300の処理制御ユニット310が実行する水被り発生情報HMIの更新処理及び水被り警戒位置の情報の配信処理に主に着目して説明する。
<Operation>
Next, with respect to the operation of the
なお、センサユニット230は、既に動作を開始しており、検出結果を逐次、処理制御ユニット110Bへ送っているものとする。また、GPS受信ユニット240は、既に動作を開始しており、受信結果を逐次、処理制御ユニット110Bへ送っているものとする。そして、処理制御ユニット110Bは、記憶ユニット120B中の地図情報等を適宜参照しつつ、マップマッチングの手法を用いて、精度良く自車両CRの現在位置を検出しているものとする。
In addition, the
また、撮影ユニット260Bは、既に動作を開始しており、撮影画像を逐次、処理制御ユニット110Bへ送っているものとする。
In addition, it is assumed that the photographing
《水被り事象発生の検出処理》
まず、処理制御ユニット110Bが実行する水被り事象発生の検出処理について説明する。
《Detection process for occurrence of water covering event》
First, the detection process of the occurrence of a flooding event performed by the
水被り事象発生の検出処理に際しては、図12に示されるように、まず、ステップS41において、処理制御ユニット110Bが、撮影ユニット260Bから送られた撮影画像を取得する。引き続き、ステップS42において、処理制御ユニット110Bが、画像解析処理を行って、新たな水被り事象が発生したか否かを判定する。かかる判定に際して、第2実施例では、処理制御ユニット110Bは、撮影画像中の物体の外縁が急激にぼやけるようになったことをもって、水被り事象が発生したと判定する。なお、撮影画像中の物体の外縁が急激にぼやけた後、ワイパーの動作により急激に物体の外縁がはっきりしたことをもって、水被り事象が発生したと判定するようにしてもよい。
In the detection process of the occurrence of the water covering event, as shown in FIG. 12, first, in step S41, the
ステップS42における判定の結果が否定的であった場合(ステップS42:N)には、処理はステップS41へ戻る。以後、ステップS42における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS41,S42の処理が繰り返される。 If the result of the determination in step S42 is negative (step S42: N), the process returns to step S41. Thereafter, the processes in steps S41 and S42 are repeated until the result of the determination in step S42 becomes affirmative.
ステップS42における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS42:Y)には、処理はステップS43へ進む。このステップS43では、処理制御ユニット110Bが、まず、水被り情報を生成する。かかる水被り情報を生成に際して、処理制御ユニット110Bは、自車両CRの現在位置及び現在位置の時間変化に基づいて、水被り事象の発生位置、及び、その際の走行方向を特定する。そして、特定された水被り事象の発生位置、及び、その際の走行方向を含む新たな水被り情報を生成する。そして、処理制御ユニット110Bは、新たな水被り情報を情報管理装置300へ送信する。
If the result of the determination in step S42 is affirmative (step S42: Y), the process proceeds to step S43. In this step S43, the
こうしてステップS43の処理が終了すると、処理はステップS41へ戻る。以後、ステップS41〜S43の処理が繰り返される。 When the process of step S43 is thus completed, the process returns to step S41. Thereafter, the processes of steps S41 to S43 are repeated.
《水被り発生情報HMIの更新処理》
次に、処理制御ユニット310が実行する水被り発生情報HMIの更新処理について説明する。
《Update process of HMI occurrence information HMI》
Next, the update process of the water covering occurrence information HMI executed by the
水被り発生情報HMIの更新処理に際しては、図13に示されるように、まず、ステップS46において、処理制御ユニット310が、新たな水被り情報を受信したか否かを判定する。ステップS46における判定の結果が否定的であった場合(ステップS46:N)には、ステップS46の処理が繰り返される。
In the update process of the water cover occurrence information HMI, as shown in FIG. 13, first, in step S46, the
ステップS46における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS46:Y)、処理はステップS47へ進む。このステップS47では、処理制御ユニット310が、当該新たな水被り情報に含まれる水被り位置の天候履歴情報(例えば、過去1時間の降水量に関する情報)を取得する。かかる天候履歴情報の取得に際して、処理制御ユニット310は、当該水被り位置を指定した天候履歴情報のデータ配信要求を、天候情報配信サーバ600へ送信する。そして、処理制御ユニット310は、当該データ配信要求に応答して天候情報配信サーバ600から送信された配信データを、天候履歴情報として取得する。
If the result of the determination in step S46 is affirmative (step S46: Y), the process proceeds to step S47. In this step S47, the
次に、ステップS48において、処理制御ユニット310は、記憶ユニット320内の水被り発生情報HMIを更新する。かかる水被り発生情報HMIの更新に際して、処理制御ユニット310は、配信データにより示される天候履歴情報の分類に対応する情報として、今回受信した新たな水被り情報を、記憶ユニット320内に追加登録する。この結果、記憶ユニット320内の水被り発生情報HMIが更新される。
Next, in step S48, the
なお、第2実施例では、例えば、上述した図11における「X1」が5mmであり、「X2」が10mmであり、過去1時間の降水量が7mmであった場合には、処理制御ユニット310は、今回受信した新たな水被り情報を、天候履歴WCN2の分類に対応する情報として記憶ユニット320内に追加登録するとともに、天候履歴WCN3,WCN4,…の分類のそれぞれに対応する情報として記憶ユニット320内に追加登録する。これは、過去1時間の降水量が7mmの際に水被り事象が発生した水被り位置においては、過去1時間の降水量が7mmを超える場合にも、水被り事象が発生する可能性が高いと考えられるからである。
In the second embodiment, for example, when “X 1 ” in FIG. 11 described above is 5 mm, “X 2 ” is 10 mm, and the precipitation amount for the past hour is 7 mm, the processing control is performed. The
こうしてステップS48の処理が終了すると、処理はステップS46へ戻る。以後、ステップS46〜S48の処理が繰り返される。 When the process of step S48 is thus completed, the process returns to step S46. Thereafter, the processes of steps S46 to S48 are repeated.
なお、第2実施例では、処理制御ユニット310は、登録から一定期間(例えば、3ヶ月)経過した水被り情報を、記憶ユニット320から削除するようになっている。
In the second embodiment, the
《警告処理》
次いで、処理制御ユニット110Bが実行する警告処理について説明する。
《Warning processing》
Next, a warning process executed by the
警告処理に際しては、図14に示されるように、まず、ステップS51において、処理制御ユニット110Bが、自車両CRの現在位置の周辺の水被り警戒位置の情報を取得済みか否かを判定する。ステップS51における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS51:Y)には、処理は、後述するステップS54へ進む。
In the warning process, as shown in FIG. 14, first, in step S51, the
ステップS51における判定の結果が否定的であった場合(ステップS51:N)には、処理はステップS52へ進む。このステップS52では、処理制御ユニット110Bが、自車両CRの現在位置を指定した水被り警戒位置配信要求を、情報管理装置300へ送信する。
If the result of the determination in step S51 is negative (step S51: N), the process proceeds to step S52. In step S <b> 52, the processing control unit 110 </ b> B transmits a water cover warning position distribution request that specifies the current position of the host vehicle CR to the
引き続き、ステップS53において、処理制御ユニット110Bが、情報管理装置300から配信された水被り警戒位置の情報を受信したか否かを判定する。ステップS53における判定の結果が否定的であった場合(ステップS53:N)には、ステップS53の処理が繰り返される。
Subsequently, in step S <b> 53, the processing control unit 110 </ b> B determines whether or not the information about the water cover warning position distributed from the
ステップS53における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS53:Y)には、処理はステップS54の処理へ進む。このステップS54では、処理制御ユニット110Bが、水被り警戒位置に接近したか否かを判定する。ステップS54における判定の結果が否定的であった場合(ステップS54:N)には、処理はステップS51へ戻る。以後、ステップS54における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS51〜S54の処理が繰り返される。
If the result of the determination in step S53 is affirmative (step S53: Y), the process proceeds to the process of step S54. In this step S54, it is determined whether or not the
ステップS54における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS54:Y)には、処理はステップS55へ進む。このステップS55では、処理制御ユニット110Bが、警告条件を満たすか否かを判定する。なお、第2実施例では、水被り警戒位置に対応する水被り位置を含む水被り情報が示す走行方向と自車両CRの走行方向とが一致することを、警告条件として採用している。
If the result of the determination in step S54 is affirmative (step S54: Y), the process proceeds to step S55. In step S55, the
ステップS55における判定の結果が否定的であった場合(ステップS55:N)には、処理はステップS51へ戻る。以後、ステップS55における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS51〜S55の処理が繰り返される。 If the result of the determination in step S55 is negative (step S55: N), the process returns to step S51. Thereafter, the processes in steps S51 to S55 are repeated until the result of the determination in step S55 becomes affirmative.
ステップS55における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS55:Y)には、処理制御ユニット110Bは、水被り可能性があると判断する。そして、処理はステップS56へ進む。このステップS56では、処理制御ユニット110Bが、まず、警告情報を生成する。
When the result of the determination in step S55 is affirmative (step S55: Y), the
第2実施例では、上述した第1実施例の場合と同様に、警告情報には、警告音声及び警告画像が含まれるようになっている。ここで、警告音声としては、例えば、「前方側の水たまりの水を被る可能性があります。」との音声が挙げられる。また、警告画像としては、例えば、撮影画像そのものが挙げられる。 In the second embodiment, as in the case of the first embodiment described above, the warning information includes a warning sound and a warning image. Here, as the warning voice, for example, a voice such as “There is a possibility of being covered with water in a puddle on the front side.” Moreover, as a warning image, the picked-up image itself is mentioned, for example.
引き続き、処理制御ユニット110Bは、警告音声のデータを生成し、出力音データとして音出力ユニット210へ送るとともに、警告画像のデータを生成し、表示画像データとして表示ユニット220へ送る。この結果、警告音声が音出力ユニット210から出力されるとともに、警告画像が表示ユニット220に表示される。
Subsequently, the
こうしてステップS56の処理が終了すると、処理はステップS51へ戻る。以後、ステップS51〜S56の処理が繰り返される。 When the process of step S56 is thus completed, the process returns to step S51. Thereafter, the processes of steps S51 to S56 are repeated.
《水被り警戒位置の情報の配信処理》
次に、処理制御ユニット310が実行する水被り警戒位置の情報の配信処理について説明する。
《Delivery process of information on water cover alert location》
Next, the distribution processing of the information on the water cover warning position executed by the
水被り警戒位置の情報の配信処理に際しては、図15に示されるように、まず、ステップS61において、処理制御ユニット310が、水被り警戒位置配信要求を受信したか否かを判定する。ステップS61における判定の結果が否定的であった場合(ステップS61:N)には、ステップS61の処理が繰り返される。
As shown in FIG. 15, in the process of distributing the information about the warning position of the water cover, first, in step S61, the
ステップS61における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS61:Y)には、処理はステップS62へ進む。このステップS62では、処理制御ユニット310が、水被り警戒位置配信要求に含まれる現在位置の天候履歴情報を取得する。かかる天候履歴情報の取得に際して、処理制御ユニット310は、当該現在位置を指定した天候履歴情報のデータ配信要求を、天候情報配信サーバ600へ送信する。そして、処理制御ユニット310は、当該データ配信要求に応答して天候情報配信サーバ600から送信された配信データを、天候履歴情報として取得する。
If the result of the determination in step S61 is affirmative (step S61: Y), the process proceeds to step S62. In this step S62, the
次に、ステップS63において、処理制御ユニット310は、まず、記憶ユニット320内の水被り発生情報HMIを参照し、受信した配信データに対応する分類の水被り情報の中から、水被り警戒位置配信要求に含まれる現在位置の周辺における水被り情報を、水被り警戒位置の情報として抽出する。そして、処理制御ユニット310は、抽出された水被り警戒位置の情報を、今回の水被り警戒位置配信要求を発行した車載装置へ送信する。
Next, in step S63, the
なお、図16には、上述した図14のステップS56における処理により表示される警告が画像の例が示されている。 FIG. 16 shows an example of a warning image displayed by the process in step S56 of FIG. 14 described above.
以上説明したように、第2実施例の情報処理システム400Bでは、車載装置100Bの処理制御ユニット110Bが、他車両が跳ね上げた水たまりの水を自車両CRが被る水被り事象を検出する。そして、水被り事象を検出すると、処理制御ユニット110Bが、水被り事象の発生位置及び水被り事象の発生の際における自車両CRの走行方向を含む水被り情報を情報管理装置300へ送信する。
As described above, in the
水被り情報を受信した情報管理装置300では、処理制御ユニット310が、当該水被り情報に含まれる水被り発生位置に関する天候履歴情報による分類に関連付けて、水被り情報を、記憶ユニット320における水被り発生情報HMI内に追加登録する。ここで、天候履歴情報による分類は、水被り発生位置における直近の所定時間の降水量に対応した分類となっている。
In the
情報管理装置300では、車載装置100Bから送信され、自車両CRの現在位置が指定された水被り警戒位置配信要求を受信すると、処理制御ユニット310が、記憶ユニット320内の水被り発生情報を参照し、その時点の自車両CRの現在位置における天候履歴の分類に対応する当該現在位置の周辺の水被り情報を、水被り警戒位置の情報として抽出する。そして、処理制御ユニット310が、抽出された水被り警戒位置の情報を車載装置100Bへ送信する。
In the
水被り警戒位置の情報を受信すると、処理制御ユニット110Bは、当該水被り警戒位置の情報、及び、自車両CRの走行方向に基づいて、自車両CRのドライバへの水被りに対する警告を実行させるための情報を生成する。
Upon receiving the information about the water cover warning position, the
したがって、他車両が跳ね上げた水たまりの水を自車両が被る可能性がある場合に、自車両のドライバに予め警告することにより、ドライバは、走行する車線を水たまり領域からより遠い車線に変更する車線変更を行ったり、自車両速度の減速を行ったり、ワイパーを最大速度で動かしておいたりする等の対処を事前に行うことができる。このため、第2実施例によれば、他車両が跳ね上げた水たまりの水を被る事象に対する自車両の自衛を行うことができる。 Therefore, when there is a possibility that the own vehicle may suffer from the puddle of water puddleed by another vehicle, the driver changes the lane in which the vehicle travels to a lane farther from the puddle area by warning the driver in advance. It is possible to take measures in advance such as changing lanes, reducing the speed of the host vehicle, or moving the wiper at the maximum speed. For this reason, according to 2nd Example, the self-defense of the own vehicle can be performed with respect to the event which receives the water of the puddle which the other vehicle jumped up.
また、第2実施例では、処理制御ユニット110Bが、自車両CRの車室内に配置された撮影ユニット260Bによる窓越しの撮影画像を解析して、水被り事象の発生を検出する。このため、簡易な構成で、かつ、合理的に水被り事象の発生を検出することができる。
Further, in the second embodiment, the
[第2実施例の変形]
上記の第2実施例に対しては、様々な変形が可能である。
[Modification of Second Embodiment]
Various modifications can be made to the second embodiment.
例えば、上記の第2実施例では、水被りの可能性があると判断される場合には、自車両速度にかかわらず、自車両のドライバに対して警告情報を提示するようにした。これに対し、自車両速度が基準速度以上で走行している場合に限って、警告情報を提示するようにしてもよい。これは、自車両の速度が遅い場合は、水を被っても相対的に危険は少ないことによる。なお、「基準速度」は、走行の安全性の観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。 For example, in the second embodiment, when it is determined that there is a possibility of being covered with water, warning information is presented to the driver of the own vehicle regardless of the own vehicle speed. On the other hand, the warning information may be presented only when the host vehicle speed is traveling at a reference speed or higher. This is because, when the speed of the host vehicle is low, there is relatively little danger even if it is covered with water. The “reference speed” is determined in advance based on experiments, simulations, experiences, and the like from the viewpoint of driving safety.
また、上記の第2実施例では、他車両が跳ね上げた水たまりの水を自車両が被る可能性があると判定した場合に、警告情報を提示するようにした。これに対し、警告情報の提示に代えて、又は加えて、自車両の運転制御(支援制御)を行うようにしてもよい。具体的には、水たまりの水を自車両が被る可能性があると判定された場合に、走行する車線を水たまり領域から遠い車線に変更する車線変更を行ったり、自車両速度の減速を行ったりする運転制御を自動で行うようにしてもよい。 Moreover, in said 2nd Example, when it determines with the own vehicle having the possibility of the water of the puddle which the other vehicle splashed up, warning information was shown. On the other hand, instead of or in addition to presenting the warning information, driving control (support control) of the host vehicle may be performed. Specifically, when it is determined that there is a possibility that the vehicle will be covered with water from the puddle, the lane is changed to a lane far from the puddle area, or the vehicle speed is reduced. Operation control to be performed may be performed automatically.
また、上記の第2実施例では、水被り情報には、水被り位置及び走行方向が含まれるようにした。これに対し、水被り情報には、水被り事象が発生した際に走行していた車線の情報が更に含まれるようにしてもよい。この場合には、自車両に関する水被り事象の発生の可能性の判定の精度を向上させることができる。 In the second embodiment, the water cover information includes the water cover position and the traveling direction. On the other hand, the water cover information may further include information on the lane that was running when the water cover event occurred. In this case, it is possible to improve the accuracy of determining the possibility of occurrence of a water covering event related to the host vehicle.
また、上記の第2実施例では、水被り警戒位置の情報には、水被り情報がそのままの態様で含まれるようにした。これに対し、水被り発生位置が近いもの(例えば10m以内)が複数存在する場合は、統計的手法により、それらの代表位置と当該代表位置を中心とする水被り発生範囲を設定することで、1つの水被り警戒領域としてまとめる処理を行ってもよい。 In the second embodiment described above, the water cover information is included as it is in the water cover alert position information. On the other hand, when there are a plurality of near-water-covering positions (for example, within 10 m), by setting the representative position and the water-covering range centered on the representative position by a statistical method, You may perform the process put together as one water covering warning area | region.
[第3実施例]
次いで、第3実施例を図17〜図20を参照して説明する。当該第3実施例では、車載装置が、他車両が跳ね上げた水を自車両が被る水被り事象の発生を検出し、水被り事象の発生位置を含む水被り情報を、外部の周辺領域へ車車間通信により同報送信する。また、車載装置が、自車両の周辺領域の他車両から車車間通信により同報送信された水被り情報を取得する。そして、車載装置が、取得された水被り情報に基づいて、ドライバへの警告を行わせる。
[Third embodiment]
Next, a third embodiment will be described with reference to FIGS. In the third embodiment, the in-vehicle device detects the occurrence of a water covering event that the own vehicle suffers from the water splashed by another vehicle, and sends the water covering information including the position of the water covering event to the outside peripheral area. Broadcast by inter-vehicle communication. Further, the in-vehicle device acquires the water covering information broadcast from other vehicles in the peripheral area of the host vehicle through inter-vehicle communication. And a vehicle-mounted apparatus performs a warning to a driver based on the acquired water covering information.
<構成>
図17には、第3実施例に係る車載装置100Cの位置付けが示されている。この図17に示されるように、車載装置100Cは、自車両CR内に配置されて動作するようになっている。
<Configuration>
FIG. 17 shows the positioning of the in-vehicle device 100C according to the third embodiment. As shown in FIG. 17, the in-vehicle device 100C is arranged and operated in the host vehicle CR.
図17に示されるように、自車両CRには、上述した第2実施例の場合と同様に、車載装置100Cに加えて、音出力ユニット210、表示ユニット220、センサユニット230、GPS受信ユニット240及び撮影ユニット260Bが配置されている。そして、これらの音出力ユニット210、表示ユニット220、センサユニット230、GPS受信ユニット240及び撮影ユニット260Bは、車載装置100Cに接続されている。
As shown in FIG. 17, the own vehicle CR has a
なお、車載装置100Cは、車車間通信により、自車両CRの周辺の他車両と通信可能となっている。 The in-vehicle device 100C can communicate with other vehicles around the host vehicle CR by inter-vehicle communication.
《車載装置100Cの構成》
図18に示されるように、車載装置100Cは、上述した第2実施例の車載装置100B(図9参照)と比べて、処理制御ユニット110Bに代えて処理制御ユニット110Cを備える点、及び、無線通信ユニット140Bに代えて無線通信ユニット140Cを備える点が異なっている。
<< Configuration of On-vehicle Device 100C >>
As shown in FIG. 18, the in-vehicle device 100C includes a processing control unit 110C instead of the
上記の処理制御ユニット110Cは、車載装置100Cの全体を統括制御する。この処理制御ユニット110Cについては、後述する。 The processing control unit 110C performs overall control of the entire in-vehicle device 100C. The processing control unit 110C will be described later.
上記の無線通信ユニット140Cは、車車間通信により、自車両CRの周辺の他車両と通信する。無線通信ユニット140Cは、処理制御ユニット110Cから送られた水被り情報を受ける。そして、無線通信ユニット140Cは、当該水被り情報を、車車間通信により、自車両CRの周辺へ同報送信する。
The
また、無線通信ユニット140Cは、車車間通信により、自車両CRの周辺の他車両から同報送信された水被り情報を受信する。そして、無線通信ユニット140Bは、当該水被り情報を処理制御ユニット110Cへ送る。
Further, the
次に、上記の処理制御ユニット110Cについて説明する。この処理制御ユニット110Cは、中央処理装置(CPU)及びその周辺回路を備えて構成されている。処理制御ユニット110Cが様々なプログラムを実行することにより、車載装置100Cとしての各種機能が実現されるようになっている。 Next, the processing control unit 110C will be described. The processing control unit 110C includes a central processing unit (CPU) and its peripheral circuits. The processing control unit 110C executes various programs, thereby realizing various functions as the in-vehicle device 100C.
なお、処理制御ユニット110Cにより実行されるプログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。 The program executed by the processing control unit 110C is recorded on a computer-readable recording medium such as a hard disk, CD-ROM, or DVD, and is read from the recording medium and executed by the computer. The program may be acquired in a form recorded on a portable recording medium such as a CD-ROM or DVD, or may be acquired in a form distributed via a network such as the Internet. Also good.
ここで、処理制御ユニット110Cは、センサユニット230から送られたセンサデータ及びGPS受信ユニット240から受けたGPSデータに基づいて、記憶ユニット120B中の地図情報等を適宜参照し、マップマッチングの手法を用いて、精度良く現在位置を検出するようになっている。
Here, the processing control unit 110C appropriately refers to the map information and the like in the
処理制御ユニット110Cは、撮影ユニット260Bから送られた撮影画像に基づいて、自車両CRが被った水被り事象を検出する。水被り事象が検出されると、処理制御ユニット110Cは、当該水被り事象の発生位置(その際の自車両CRの走行方向を含む)を検出する。そして、処理制御ユニット110Bは、検出結果を、水被り情報として、無線通信ユニット140Cを利用して、自車両CRの周辺へ同報送信する。
The processing control unit 110C detects a water covering event that the host vehicle CR has suffered based on the photographed image sent from the photographing
なお、処理制御ユニット110Cが実行する水被り事象の検出処理の詳細については、後述する。 Note that details of the water covering event detection process executed by the processing control unit 110C will be described later.
また、処理制御ユニット110Cは、車車間通信により、自車両CRの周辺の他車両から同報送信された水被り情報を受信する。そして、処理制御ユニット110Cは、それまでに受信した水被り情報、自車両CRの現在位置、及び、現時点における自車両CRが走行している方向に基づいて、水被りに対する警告処理を実行する。 Further, the processing control unit 110C receives the water covering information broadcast from other vehicles around the host vehicle CR by inter-vehicle communication. Then, the processing control unit 110C executes warning processing for water covering based on the water covering information received so far, the current position of the host vehicle CR, and the direction in which the host vehicle CR is currently traveling.
なお、処理制御ユニット110Cが実行する警告処理の詳細については、後述する。 The details of the warning process executed by the process control unit 110C will be described later.
[動作]
次に、上記のように構成された車載装置100Cの動作について、処理制御ユニット110Cが実行する水被り事象の検出処理及び警告処理に主に着目して説明する。
[Operation]
Next, the operation of the in-vehicle device 100C configured as described above will be described mainly focusing on the detection process and warning process of the water covering event executed by the processing control unit 110C.
なお、センサユニット230は、既に動作を開始しており、検出結果を逐次、処理制御ユニット110Cへ送っているものとする。また、GPS受信ユニット240は、既に動作を開始しており、受信結果を逐次、処理制御ユニット110Cへ送っているものとする。そして、処理制御ユニット110Cは、記憶ユニット120B中の地図情報等を適宜参照しつつ、マップマッチングの手法を用いて、精度良く自車両CRの現在位置を検出しているものとする。
It is assumed that the
また、撮影ユニット260Bは、既に動作を開始しており、撮影画像を逐次、処理制御ユニット110Cへ送っているものとする。
In addition, it is assumed that the photographing
《水被り事象発生の検出処理》
まず、処理制御ユニット110Cが実行する水被り事象発生の検出処理について説明する。
《Detection process for occurrence of water covering event》
First, the detection process of the occurrence of a flooding event performed by the processing control unit 110C will be described.
水被り事象発生の検出処理に際しては、図19に示されるように、まず、ステップS71において、処理制御ユニット110Cが、撮影ユニット260Bから送られた撮影画像を取得する。引き続き、ステップS72において、処理制御ユニット110Cが、上述した第2実施例のステップS42の場合と同様の画像解析処理を行って、新たな水被り事象の発生が検出されたか否かを判定する。
In the detection process of the occurrence of the water covering event, as shown in FIG. 19, first, in step S71, the processing control unit 110C acquires the photographed image sent from the photographing
ステップS72における判定の結果が否定的であった場合(ステップS72:N)には、処理はステップS71へ戻る。以後、ステップS72における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS71,S72の処理が繰り返される。 If the result of the determination in step S72 is negative (step S72: N), the process returns to step S71. Thereafter, the processes in steps S71 and S72 are repeated until the result of the determination in step S72 becomes affirmative.
ステップS72における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS72:Y)には、処理はステップS73へ進む。このステップS73では、処理制御ユニット110Bが、まず、上述した第2実施例のステップS43の場合と同様の画像解析処理を行って、新たな水被り情報を生成する。そして、処理制御ユニット110Cは、生成された水被り情報を、自車両CRの周辺領域へ同報送信する。
If the result of the determination in step S72 is affirmative (step S72: Y), the process proceeds to step S73. In this step S73, the
こうしてステップS73の処理が終了すると、処理はステップS71へ戻る。以後、ステップS71〜S73の処理が繰り返される。 When the process of step S73 is thus completed, the process returns to step S71. Thereafter, the processes in steps S71 to S73 are repeated.
《警告処理》
次いで、処理制御ユニット110Cが実行する警告処理について説明する。なお、上述したように、処理制御ユニット110Cは、車車間通信により受信した、自車両CRの周辺の他車両から同報送信された水被り情報、自車両CRの現在位置、及び、現時点における自車両CRが走行している方向に基づいて、水被りに対する警告処理を実行する。
《Warning processing》
Next, warning processing executed by the processing control unit 110C will be described. Note that, as described above, the processing control unit 110C receives the flooding information broadcast from other vehicles around the host vehicle CR, the current position of the host vehicle CR, and the current position of the host vehicle CR. Based on the direction in which the vehicle CR is traveling, warning processing for water covering is executed.
警告処理に際しては、図20に示されるように、まず、ステップS76において、処理制御ユニット110Cが、水被り発生位置に接近したか否かを判定する。ステップS76における判定の結果が否定的であった場合(ステップS76:N)には、ステップS76の処理が繰り返される。 In the warning process, as shown in FIG. 20, first, in step S76, it is determined whether or not the process control unit 110C has approached the water covering occurrence position. If the result of the determination in step S76 is negative (step S76: N), the process of step S76 is repeated.
ステップS76における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS76:Y)には、処理はステップS77へ進む。このステップS77では、処理制御ユニット110Cが、警告条件を満たすか否かを判定する。なお、第3実施例では、新たな水被り位置含む水被り情報が示す走行方向と自車両CRの走行方向とが一致することを、警告条件として採用している。 If the result of the determination in step S76 is affirmative (step S76: Y), the process proceeds to step S77. In step S77, the process control unit 110C determines whether or not a warning condition is satisfied. In the third embodiment, the warning condition is that the traveling direction indicated by the water covering information including the new water covering position matches the traveling direction of the host vehicle CR.
ステップS77における判定の結果が否定的であった場合(ステップS77:N)には、処理はステップS76へ戻る。以後、ステップS77における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS76,S77の処理が繰り返される。 If the result of the determination in step S77 is negative (step S77: N), the process returns to step S76. Thereafter, the processes in steps S76 and S77 are repeated until the result of the determination in step S77 becomes affirmative.
ステップS77における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS77:Y)には、処理制御ユニット110Cは、水被り可能性があると判断する。そして、処理はステップS78へ進む。このステップS78では、処理制御ユニット110Cが、上述した第2実施例におけるステップS56の場合と同様の処理を行って、警告音声のデータを生成し、出力音データとして音出力ユニット210へ送るとともに、警告画像のデータを生成し、表示画像データとして表示ユニット220へ送る。この結果、警告音声が音出力ユニット210から出力されるとともに、警告画像が表示ユニット220に表示される。このため、上述した第2実施例と同様の警告情報が、自車両CRのドライバに提示される。
When the result of the determination in step S77 is affirmative (step S77: Y), the process control unit 110C determines that there is a possibility of being covered with water. Then, the process proceeds to step S78. In step S78, the processing control unit 110C performs the same process as in step S56 in the second embodiment described above, generates warning sound data, and sends it to the
こうしてステップS78の処理が終了すると、処理はステップS76へ戻る。以後、ステップS76〜S78の処理が繰り返される。 When the process of step S78 is thus completed, the process returns to step S76. Thereafter, the processes in steps S76 to S78 are repeated.
以上説明したように、第3実施例では、車載装置100Cの処理制御ユニット110Cが、他車両が跳ね上げた水たまりの水を自車両CRが被る水被り事象を検出する。そして、新たな水被り事象を検出すると、処理制御ユニット110Cが、新たな水被り事象の発生位置及び新たな水被り事象の発生の際における自車両CRの走行方向を含む水被り情報を、無線通信ユニット140Cを利用して、自車両CRの周辺へ同報送信する。
As described above, in the third embodiment, the processing control unit 110C of the in-vehicle device 100C detects a water covering event that the own vehicle CR suffers from the water in the puddle splashed by another vehicle. When a new water covering event is detected, the processing control unit 110C wirelessly transmits water covering information including the position where the new water covering event occurs and the traveling direction of the host vehicle CR when the new water covering event occurs. Using the
また、処理制御ユニット110Cが、無線通信ユニット140Cを利用して受信した、自車両CRの周辺領域における車両から同報送信された水被り情報、自車両CRの現在位置、及び、現時点における自車両CRが走行している方向に基づいて、水被りに対する警告処理を実行する。
The processing control unit 110C uses the
したがって、他車両が跳ね上げた水たまりの水を自車両が被る可能性があると判定した場合に、自車両のドライバに予め警告することにより、ドライバは、走行する車線を水たまり領域から遠い車線に変更する車線変更を行ったり、自車両速度の減速を行ったり、ワイパーを最大速度で動かしておいたりする等の対処を事前に行うことができる。このため、第3実施例によれば、他車両が跳ね上げた水たまりの水を被る事象に対する自車両の自衛に貢献することができる。 Therefore, when it is determined that there is a possibility that the own vehicle may suffer from the puddle of water that the other vehicle has jumped up, the driver can warn the driver of the own vehicle in advance so that the driving lane is moved away from the puddle region. It is possible to take measures in advance such as changing the lane to be changed, decelerating the vehicle speed, or moving the wiper at the maximum speed. For this reason, according to 3rd Example, it can contribute to the self-defense of the own vehicle with respect to the event which receives the water of the puddle which the other vehicle jumped up.
また、第3実施例では、処理制御ユニット110Cが、自車両CRの車室内に配置された撮影ユニット260Bよる窓越しの撮影画像を解析して、水被り事象の発生を検出する。このため、簡易な構成で、かつ、合理的に水被り事象の発生を検出することができる。
In the third embodiment, the processing control unit 110C analyzes the photographed image through the window by the photographing
[第3実施例の変形]
上記の第3実施例に対しては、様々な変形が可能である。
[Modification of the third embodiment]
Various modifications can be made to the third embodiment.
例えば、上記の第3実施例では、第1及び第2実施例の場合と同様に、自車両速度が基準速度以上で走行している場合に限って、警告情報を提示するようにしてもよい。 For example, in the third embodiment, as in the first and second embodiments, the warning information may be presented only when the host vehicle speed is traveling above the reference speed. .
また、上記の第3実施例では、第1及び第2実施例の場合と同様に、警告情報の提示に代えて、又は加えて、車両の運転制御(支援制御)を行うようにしてもよい。具体的には、水たまりの水を自車両が被る可能性があると判定された場合に、走行する車線を水たまり領域から遠い車線に変更する車線変更を行ったり、自車両速度の減速を行ったりする運転制御を自動で行うようにしてもよい。 In the third embodiment, as in the first and second embodiments, vehicle driving control (support control) may be performed instead of or in addition to the presentation of warning information. . Specifically, when it is determined that there is a possibility that the vehicle will be covered with water from the puddle, the lane is changed to a lane far from the puddle area, or the vehicle speed is reduced. Operation control to be performed may be performed automatically.
また、上記の第3実施例では、第2実施例の場合と同様に、水被り情報には、水被り事象が発生した際に走行していた車線の情報が更に含まれるようにしてもよい。この場合には、自車両に関する水被り事象の発生の可能性の判定の精度を向上させることができる。 Further, in the third embodiment, as in the case of the second embodiment, the water cover information may further include information on the lane that was running when the water cover event occurred. . In this case, it is possible to improve the accuracy of determining the possibility of occurrence of a water covering event related to the host vehicle.
[第4実施例]
次に、第4実施例を図21〜図24を参照して説明する。当該第4実施例では、車載装置が、自車両の周辺の天候履歴に対応する天候状況において、他車両が水被り事象に遭遇した水被り警戒位置の情報を取得する。そして、車載装置が、水被り警戒位置の情報により示される水被り警戒位置を迂回する目的地までの走行経路を探索する。
[Fourth embodiment]
Next, a fourth embodiment will be described with reference to FIGS. In the fourth embodiment, the in-vehicle device acquires information on a water cover alert position where another vehicle has encountered a water cover event in a weather situation corresponding to a weather history around the host vehicle. Then, the in-vehicle device searches for a travel route to a destination that bypasses the water covering warning position indicated by the information about the water covering warning position.
<構成>
図21には、第4実施例に係る情報処理システム400Dの構成が示されている。この図21に示されるように、情報処理システム400Dは、上述した第2実施例の情報処理システム400Bと比べて、車載装置100Bに代えて経路探索装置100Dを備えている点が異なっている。そして、図22に示されるように、経路探索装置100Dは、車載装置100Bと比べて、処理制御ユニット110Bに代えて処理制御ユニット110Dを備えている点が異なっている。
<Configuration>
FIG. 21 shows the configuration of an
なお、入力ユニット130には、目的地を指定した経路探索指令、案内経路の設定指令等を入力することができるようになっている。
The
上記の処理制御ユニット110Dは、経路探索装置100Dの全体を統括制御する。この処理制御ユニット110Dは、中央処理装置(CPU)及びその周辺回路を備えて構成されている。処理制御ユニット110Dが様々なプログラムを実行することにより、経路探索装置100Dとしての各種機能が実現されるようになっている。
The processing control unit 110D performs overall control of the entire
なお、処理制御ユニット110Dにより実行されるプログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。 The program executed by the processing control unit 110D is recorded on a computer-readable recording medium such as a hard disk, CD-ROM, or DVD, and is read from the recording medium and executed by the computer. The program may be acquired in a form recorded on a portable recording medium such as a CD-ROM or DVD, or may be acquired in a form distributed via a network such as the Internet. Also good.
ここで、処理制御ユニット110Dは、上述した処理制御ユニット110Bと同様に、センサユニット230から送られたセンサデータ及びGPS受信ユニット240から受けたGPSデータに基づいて、記憶ユニット120B中の地図情報等を適宜参照し、マップマッチングの手法を用いて、精度良く現在位置を検出するようになっている。
Here, the processing control unit 110D is similar to the
また、処理制御ユニット110Dは、処理制御ユニット110Bと同様に、水被り事象の検出処理を実行するようになっている。
In addition, the processing control unit 110D is configured to execute a water covering event detection process in the same manner as the
また、処理制御ユニット110Dは、入力ユニット130から送られた経路探索指令を受けると、探索処理を実行する。
In addition, when the process control unit 110D receives a route search command sent from the
<動作>
次に、上記のように構成された情報生成システム400Dの動作について、経路探索装置100Dの処理制御ユニット110Dが実行する探索処理に主に着目して説明する。
<Operation>
Next, the operation of the
なお、センサユニット230は、既に動作を開始しており、検出結果を逐次、処理制御ユニット110Dへ送っているものとする。また、GPS受信ユニット240は、既に動作を開始しており、受信結果を逐次、処理制御ユニット110Dへ送っているものとする。そして、処理制御ユニット110Dは、記憶ユニット120B中の地図情報等を適宜参照しつつ、マップマッチングの手法を用いて、精度良く自車両CRの現在位置を検出しているものとする。
It is assumed that the
また、撮影ユニット260Bは、既に動作を開始しており、撮影画像を逐次、処理制御ユニット110Dへ送っているものとする。
In addition, it is assumed that the photographing
また、処理制御ユニット110Dは、既に動作を開始しており、水被り事象の検出処理を実行しているものとする。また、情報管理装置300の処理制御ユニット310は、既に動作を開始しており、水被り発生情報HMIの更新処理を実行しているものとする。
In addition, it is assumed that the processing control unit 110D has already started operation and is performing a process for detecting a water covering event. In addition, it is assumed that the
《探索処理》
処理制御ユニット110Dが実行する探索処理について説明する。なお、当該探索処理は、上述した第2実施例で説明した水被り事象発生の検出処理と並行して実行される。
《Search process》
A search process executed by the process control unit 110D will be described. The search process is executed in parallel with the detection process for the occurrence of the flooding event described in the second embodiment.
探索処理に際しては、図23に示されるように、まず、ステップS81において、処理制御ユニット110Dが、入力ユニット130から送られた経路探索指令を受けたか否かを判定する。ステップS81における判定の結果が否定的であった場合(ステップS81:N)には、ステップS81の処理が繰り返される。
In the search process, as shown in FIG. 23, first, in step S81, it is determined whether or not the process control unit 110D has received a route search command sent from the
ステップS81における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS81:Y)には、処理はステップS82へ進む。このステップS82では、処理制御ユニット110Dが、経路探索装置100Dの車載機ID及び自車両CRの現在位置を指定した水被り警戒位置配信要求を、情報管理装置300へ送信する。
If the result of the determination in step S81 is affirmative (step S81: Y), the process proceeds to step S82. In this step S82, the processing control unit 110D transmits to the information management device 300 a water cover warning position distribution request specifying the vehicle-mounted device ID of the
引き続き、ステップS83において、処理制御ユニット110Dが、情報管理装置300から配信された水被り警戒位置の情報を受信したか否かを判定する。ステップS83における判定の結果が否定的であった場合(ステップS83:N)には、ステップS83の処理が繰り返される。
Subsequently, in step S83, it is determined whether or not the processing control unit 110D has received the information on the water cover warning position distributed from the
ステップS83における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS83:Y)には、処理はステップS84へ進む。このステップS84では、処理制御ユニット110Dが、初期経路探索を行う。かかる初期経路探索に際して、処理制御ユニット110Dは、該水被り警戒位置の情報に含まれる水被り位置を迂回する目的地までの走行経路を探索する。そして、処理制御ユニット110Dは、表示ユニット220を利用して、探索された走行経路を利用者に提示する。
If the result of the determination in step S83 is affirmative (step S83: Y), the process proceeds to step S84. In step S84, the process control unit 110D performs an initial route search. In the initial route search, the processing control unit 110D searches for a travel route to a destination that bypasses the water cover position included in the water cover alert position information. Then, the processing control unit 110D uses the
探索された走行経路の中から選択された一の走行経路が設定されると、ステップS85において、処理制御ユニット110Dが、設定された走行経路に沿った走行の案内誘導を開始する。かかる案内誘導では、処理制御ユニット110Dが、自車両CRの現在位置に基づいて記憶ユニット120B内の地図情報を参照しつつ、音出力ユニット210及び表示ユニット220を利用した案内誘導を行う。
When one travel route selected from the searched travel routes is set, in step S85, the processing control unit 110D starts guidance guidance for travel along the set travel route. In such guidance guidance, the processing control unit 110D performs guidance guidance using the
設定された走行経路に沿った走行の案内誘導と並行して、ステップS86において、処理制御ユニット110Dが、自車両CRの現在位置に基づいて、目的地に到着したか否かを判定する。ステップS86における判定の結果が否定的であった場合(ステップS86:N)には、処理はステップS87へ進む。 In parallel with the guidance for traveling along the set traveling route, in step S86, the processing control unit 110D determines whether or not the vehicle has arrived at the destination based on the current position of the host vehicle CR. If the result of the determination in step S86 is negative (step S86: N), the process proceeds to step S87.
ステップS87では、処理制御ユニット110Dが、再探索処理を実行する。なお、当該再探索処理の詳細については、後述する。 In step S87, the process control unit 110D executes a re-search process. Details of the re-search process will be described later.
ステップS87の処理が終了すると、処理はステップS86へ戻る。以後、ステップS86,S87の処理が繰り返される。 When the process of step S87 ends, the process returns to step S86. Thereafter, the processes of steps S86 and S87 are repeated.
ステップS86における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS86:Y)には、処理はステップS88へ進む。このステップS88では、処理制御ユニット110Dが、設定された走行経路に沿った走行の案内誘導を終了する。そして、処理はステップS81へ戻る。以後、ステップS81〜S88の処理が繰り返される。 If the result of the determination in step S86 is affirmative (step S86: Y), the process proceeds to step S88. In step S88, the processing control unit 110D ends the travel guidance along the set travel route. Then, the process returns to step S81. Thereafter, the processes of steps S81 to S88 are repeated.
《再探索処理》
次に、ステップS87において実行される再探索処理について説明する。
《Re-search process》
Next, the re-search process executed in step S87 will be described.
再探索処理に際しては、図24に示されるように、まず、ステップS91において、処理制御ユニット110Dが、自車両CRの現在位置の周辺の水被り警戒位置の情報を取得済みか否かを判定する。ステップS91における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS91:Y)には、ステップS87の処理が終了する。そして、処理は、上述した図23のステップS86へ戻る。 In the re-search process, as shown in FIG. 24, first, in step S91, the process control unit 110D determines whether or not the information on the water cover warning position around the current position of the host vehicle CR has been acquired. . If the result of the determination in step S91 is affirmative (step S91: Y), the process of step S87 ends. And a process returns to step S86 of FIG. 23 mentioned above.
ステップS91における判定の結果が否定的であった場合(ステップS91:N)には、処理はステップS92へ進む。このステップS92では、処理制御ユニット110Dが、経路探索装置100Dの車載機ID及び自車両CRの現在位置を指定した水被り警戒位置配信要求を、情報管理装置300へ送信する。
If the result of the determination in step S91 is negative (step S91: N), the process proceeds to step S92. In step S92, the processing control unit 110D transmits to the information management device 300 a water cover warning position distribution request that specifies the in-vehicle device ID of the
引き続き、ステップS93において、処理制御ユニット110Dが、情報管理装置300から配信された水被り警戒位置の情報を受信したか否かを判定する。ステップS93における判定の結果が否定的であった場合(ステップS93:N)には、ステップS93の処理が繰り返される。
Subsequently, in step S93, it is determined whether or not the processing control unit 110D has received the information on the water cover warning position distributed from the
ステップS93における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS93:Y)には、処理はステップS94の処理へ進む。このステップS94では、処理制御ユニット110Dが、設定中の走行経路上に水被り警戒位置が存在するか否かを判定する。ステップS94における判定の結果が否定的であった場合(ステップS94:N)には、ステップS87の処理が終了する。そして、処理は、図23のステップS86へ戻る。 If the result of the determination in step S93 is affirmative (step S93: Y), the process proceeds to step S94. In this step S94, the processing control unit 110D determines whether or not a water cover warning position exists on the travel route being set. If the result of the determination in step S94 is negative (step S94: N), the process of step S87 ends. Then, the process returns to step S86 in FIG.
ステップS94における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS94:Y)には、処理はステップS95へ進む。このステップS95では、処理制御ユニット110Dが、再経路探索を行う。かかる再経路探索に際して、処理制御ユニット110Dは、水被り警戒位置の情報に含まれる水被り位置を迂回する目的地までの走行経路を探索する。そして、処理制御ユニット110Dは、表示ユニット220を利用して、再探索された走行経路を利用者に提示する。
If the result of the determination in step S94 is affirmative (step S94: Y), the process proceeds to step S95. In step S95, the processing control unit 110D performs a reroute search. In the re-route search, the processing control unit 110D searches for a travel route to a destination that bypasses the water cover position included in the information on the water cover alert position. Then, the processing control unit 110D uses the
再探索された走行経路の中から選択された一の走行経路が設定されると、ステップS96において、処理制御ユニット110Dが、設定された新たな走行経路に沿った走行の案内誘導を開始する。この後、ステップS87の処理が終了する。そして、処理は、図23のステップS86へ戻る。 When one travel route selected from the re-searched travel routes is set, in step S96, the processing control unit 110D starts guidance guidance for travel along the set new travel route. Thereafter, the process of step S87 ends. Then, the process returns to step S86 in FIG.
こうして、目的地に到着するまで、処理制御ユニット110Dは、水被り警戒位置配信要求及び走行経路の再探索を繰り返しつつ、目的地までの走行の案内誘導を行う。 In this way, the processing control unit 110D performs guidance for traveling to the destination while repeating the water cover alert position distribution request and the re-search for the traveling route until the arrival at the destination.
以上説明したように、第4実施例の経路探索装置100Dでは、処理制御ユニット110Dが、自車両CRの周辺の天候履歴に対応する天候状況において、他車両が水被り事象に遭遇した水被り警戒位置の情報を取得する。そして、処理制御ユニット110Dが、水被り警戒位置の情報により示される水被り警戒位置を迂回する目的地までの走行経路を探索する。
As described above, in the
したがって、他車両が跳ね上げた水たまりの水を自車両が被る可能性がある水被り警戒位置を迂回する走行経路を自車両のドライバに提示することができる。このため、第4実施例によれば、他車両が跳ね上げた水たまりの水を被る事象に対する自車両の自衛に貢献することができる。 Therefore, it is possible to present to the driver of the host vehicle a travel route that bypasses the water cover warning position where the host vehicle may be covered with water in a puddle that has been splashed by another vehicle. For this reason, according to 4th Example, it can contribute to the self-defense of the own vehicle with respect to the event which receives the water of the puddle which the other vehicle jumped up.
また、第4実施例では、走行経路の設定中に水被り警戒位置の情報を取得し、かつ、設定中の経路上に水被り警戒位置が存在する場合、処理制御ユニット110Dが、設定中の走行経路上の水被り警戒位置を迂回する目的地までの経路を再探索する。このため、走行経路の設定中であっても、水被り事象への遭遇からの自衛に貢献することができる。 Further, in the fourth embodiment, when the information about the water covering warning position is acquired during the setting of the travel route, and the water covering warning position exists on the route being set, the processing control unit 110D is in the process of setting. Re-search for a route to the destination that bypasses the water cover warning position on the travel route. For this reason, even during the setting of the travel route, it is possible to contribute to self-defense from encountering a water covering event.
[第4実施例の変形]
第4実施例に対しては、様々な変形が可能である。
[Modification of Fourth Embodiment]
Various modifications can be made to the fourth embodiment.
例えば、上記の第4実施例では、自車両に配置された装置(第4実施例における経路探索装置100D)が、走行経路の探索処理を行うようにした。これに対し、情報管理装置が、探索機能を有していない装置から自車両の現在位置及び経路探索指令等を取得し、走行経路の探索処理を行うようにしてもよい。この場合には、探索処理の結果は、情報管理装置が、自車両に配置された装置へ送信することにより、自車両に配置された装置に提供されることになる。
For example, in the fourth embodiment, the device (
また、上記の第4実施例では、水被り情報には、水被り位置及び走行方向が含まれるようにした。これに対し、第2実施例の場合と同様に、水被り情報には、水被り事象が発生した際に走行していた車線の情報が更に含まれるようにしてもよい。この場合には、水被り事象が発生した際に走行していた車線を更に考慮した走行経路の探索を行うことにより、上記の第3実施例の場合よりも合理的な走行経路を探索することができる。 In the fourth embodiment, the water cover information includes the water cover position and the traveling direction. On the other hand, as in the case of the second embodiment, the water cover information may further include information on the lane that was running when the water cover event occurred. In this case, by searching for a travel route that further considers the lane that was traveling when the flooding event occurred, a more reasonable travel route than in the case of the third embodiment is searched. Can do.
また、水被り警戒位置の情報には、水被り情報がそのままの態様で含まれるようにした。これに対し、第2実施例の場合と同様に、第2水被り発生位置が近いもの(例えば10m以内)が複数存在する場合は、統計的手法により、それらの代表位置と当該代表位置を中心とする水被り発生範囲を設定することで、1つの水被り警戒領域としてまとめる処理を行ってもよい。 Further, the information on the water cover warning position includes the water cover information as it is. On the other hand, in the same way as in the second embodiment, when there are a plurality of near-covered positions (for example, within 10 m), the representative position and the representative position are centered by a statistical method. It is also possible to perform a process of grouping as one water cover warning area by setting the water cover occurrence range.
[第5実施例]
次いで、第5実施例を図25〜図29を参照して説明する。当該第5実施例では、自車両に配置された車載装置が、実際の走行環境の状況に基づいて、他車両が跳ね上げた水を自車両が被る水被り事象の発生の可能性があるかの判定を行う。当該判定の結果が肯定的であった場合、当該他車両のドライバへ注意を喚起するために、当該車載装置が注意勧告情報を外部へ送信する。
[Fifth embodiment]
Next, a fifth embodiment will be described with reference to FIGS. In the fifth embodiment, there is a possibility that the in-vehicle device arranged in the own vehicle may cause a flooding event that the own vehicle suffers from the water splashed by the other vehicle based on the actual traveling environment situation. Judgment is made. If the result of the determination is affirmative, the in-vehicle device transmits attention recommendation information to the outside in order to call attention to the driver of the other vehicle.
<構成>
図25には、第5実施例に係る車載装置100Eの位置付けが示されている。この図25に示されるように、車載装置100Eは、自車両CR内に配置されて動作するようになっている。
<Configuration>
FIG. 25 shows the positioning of the in-
図25に示されるように、自車両CRには、上述した第1実施例の場合と同様に、車載装置100Eに加えて、音出力ユニット210、表示ユニット220、センサユニット230、GPS受信ユニット240及び撮影ユニット260Aが配置されている。そして、これらの音出力ユニット210、表示ユニット220、センサユニット230、GPS受信ユニット240及び撮影ユニット260Aは、車載装置100Eに接続されている。
As shown in FIG. 25, in the own vehicle CR, in the same manner as in the first embodiment described above, in addition to the in-
なお、車載装置100Eは、車車間通信により、自車両CRの周辺の他車両と通信可能となっている。
The in-
《車載装置100Eの構成》
図26に示されるように、車載装置100Eは、上述した第3実施例の車載装置100C(図18参照)と比べて、処理制御ユニット110Cに代えて処理制御ユニット110Eを備える点、及び、記憶ユニット120Bに代えて記憶ユニット120Aを備える点が異なっている。
<< Configuration of On-
As shown in FIG. 26, the in-
上記の処理制御ユニット110Eは、車載装置100Eの全体を統括制御する。この処理制御ユニット110Eは、中央処理装置(CPU)及びその周辺回路を備えて構成されている。処理制御ユニット110Eが様々なプログラムを実行することにより、車載装置100Eとしての各種機能が実現されるようになっている。
The
なお、処理制御ユニット110Eにより実行されるプログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
The program executed by the
ここで、処理制御ユニット110Eは、センサユニット230から送られたセンサデータ及びGPS受信ユニット240から受けたGPSデータに基づいて、記憶ユニット120A中の地図情報等を適宜参照し、マップマッチングの手法を用いて、精度良く現在位置を検出するようになっている。
Here, the
処理制御ユニット110Eは、撮影ユニット260Aから送られた撮影画像に基づいて、自車両CRが、他車両が跳ね上げた水を被る水被り事象が発生する可能性を判定する。この判定の結果が肯定的であった場合、処理制御ユニット110Eは、該他車両のドライバへ注意を喚起するために、注意勧告情報を外部へ送信する注意勧告情報を送信する。かかる処理を行う注意勧告情報の送信処理の詳細については、後述する。
The
また、処理制御ユニット110Eは、他車両から送信され、無線通信ユニット140Cから送られた注意勧告情報において自車両CRが指定されている場合に、自車両CRのドライバに水跳ねに関する注意情報の出力処理を行う。当該注意情報の出力処理の詳細については、後述する。
Further, the
[動作]
次に、上記のように構成された車載装置700Eの動作について、処理制御ユニット110Eが実行する注意勧告情報の送信処理及び注意情報の出力処理に主に着目して説明する。
[Operation]
Next, the operation of the in-vehicle device 700E configured as described above will be described mainly focusing on the attention recommendation information transmission processing and the attention information output processing executed by the
なお、センサユニット230は、既に動作を開始しており、検出結果を逐次、処理制御ユニット110Eへ送っているものとする。また、GPS受信ユニット240は、既に動作を開始しており、受信結果を逐次、処理制御ユニット110Eへ送っているものとする。そして、処理制御ユニット110Eは、記憶ユニット120A中の地図情報等を適宜参照しつつ、マップマッチングの手法を用いて、精度良く自車両CRの現在位置を検出しているものとする。
It is assumed that the
《注意勧告情報の送信処理》
まず、処理制御ユニット110Eが実行する注意勧告情報の送信処理について説明する。
<< Attention advisory information transmission process >>
First, the attention recommendation information transmission process executed by the
注意勧告情報の送信処理に際しては、図27に示されるように、ステップS101〜S105において、処理制御ユニット110Eが、上述した第1実施例において処理制御ユニット110Aが実行するステップS11〜S15の処理と同様の処理を行う。引き続き、ステップS16において、処理制御ユニット110Eが、水被り可能性があるか否かを判定する。ステップS106における判定の結果が否定的であった場合(ステップS106:N)には、処理はステップS101へ戻る。以後、ステップS106における判定の結果が肯定的となるまで、ステップS101〜S106の処理が繰り返される。
In the attention recommendation information transmission process, as shown in FIG. 27, in steps S101 to S105, the
ステップS106における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS106:Y)には、処理はステップS107へ進む。このステップS107では、まず、処理制御ユニット110Eが、更に画像解析を行って、自車両CRの水被りの原因となる可能性を有する水跳ねを生じさせる他車両のナンバープレートにおける記載文字の認識を行う。そして、処理制御ユニット110Eは、当該文字認識を、注意喚起先を指定するための他車両識別子(他車両の特定情報)として特定する。
If the result of the determination in step S106 is affirmative (step S106: Y), the process proceeds to step S107. In this step S107, first, the
次に、ステップS108において、処理制御ユニット110Eが、ステップS107において特定された他車両の特定情報を含む注意勧告情報を生成する。そして、処理制御ユニット110Eは、生成された注意勧告情報を、無線通信ユニット140Cを利用して、車車間通信により同報送信する。
Next, in step S108, the
ステップS108における処理が終了すると、処理はステップS101へ戻る。以後、ステップS101〜S108の処理が繰り返される。 When the process in step S108 ends, the process returns to step S101. Thereafter, the processes in steps S101 to S108 are repeated.
《注意情報の出力処理》
次に、処理制御ユニット110Eが実行する注意情報の出力処理について説明する。
<< Attention information output process >>
Next, attention information output processing executed by the
注意情報の出力処理に際しては、図28に示されるように、まず、ステップS111において、処理制御ユニット110Eが、自車両CRを指定した注意勧告情報を受信したか否かを判定する。かかる判定に際して、処理制御ユニット110Eは、無線通信ユニット140Cから送られた注意勧告情報において、自車両CRの特定情報が含まれているか否かを判定する。ステップS111における判定の結果が否定的であった場合(ステップS111:N)には、ステップS111の処理が繰り返される。
In the output process of the caution information, as shown in FIG. 28, first, in step S111, it is determined whether or not the
ステップS111における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS111:Y)には、処理はステップS112へ進む。このステップS112では、処理制御ユニット110Eは、撮影ユニット260Aから送られた撮影画像等に基づいて、水跳ねに対する注意情報を生成する。
If the result of the determination in step S111 is affirmative (step S111: Y), the process proceeds to step S112. In step S112, the
第5実施例では、注意情報には、注意音声及び注意画像が含まれるようになっている。ここで、注意音声としては、例えば、「前方に水たまりがあります。自車両速度の減速を行って走行してください。」等が挙げられる。また、注意画像としては、例えは、撮影ユニット260Aから送られた撮影画像に文字情報が重畳された画像が上げられる。
In the fifth embodiment, the attention information includes an attention sound and an attention image. Here, examples of the caution voice include “There is a puddle ahead. Please drive at a reduced speed of the vehicle”. Further, as the attention image, for example, an image in which character information is superimposed on the captured image sent from the
次に、ステップS113において、処理制御ユニット110Eが、注意音声のデータを生成し、出力音データとして音出力ユニット210へ送るとともに、注意画像のデータを生成し、表示画像データとして表示ユニット220へ送る。この結果、注意音声が音出力ユニット210から出力されるとともに、注意画像が表示ユニット220に表示される。
Next, in step S113, the
ステップS113の処理が終了すると、処理はステップS111へ戻る。以後、ステップS111〜S113の処理が繰り返される。 When the process of step S113 ends, the process returns to step S111. Thereafter, the processes of steps S111 to S113 are repeated.
なお、図29には、ステップS113の処理により表示ユニット220に表示される注意画像の例が示されている。
FIG. 29 shows an example of a caution image displayed on the
以上説明したように、第5実施例の車載装置100Eでは、処理制御ユニット110Eが、水たまりの領域の位置を取得する。引き続き、処理制御ユニット110Eが、自車両CRの走行方向と水たまりの領域の位置とに基づいて、他車両が跳ね上げた水を被る可能性があるかの判定を行う。そして、処理制御ユニット110Eが、水を被る可能性があると判定された場合に、当該他車両に対して水たまりへの注意を促す注意勧告情報を、外部へ送信する。
As described above, in the in-
したがって、他車両が跳ね上げた水たまりの水を自車両が被る可能性があると判定した場合に、当該他車両のドライバに対して水跳ねに注意を喚起することができる。このため、第5実施例によれば、他車両が跳ね上げた水たまりの水を被る事象に対する自車両の自衛に貢献することができる。 Therefore, when it is determined that there is a possibility that the own vehicle may suffer from the puddle of water splashed by the other vehicle, the driver of the other vehicle can be alerted to the water splash. For this reason, according to 5th Example, it can contribute to the self-defense of the own vehicle with respect to the event which receives the water of the puddle which the other vehicle jumped up.
また、第5実施例では、処理制御ユニット110Eが、自車両CRが水たまりの領域に最接近するまでの自車両到達時間と、他車両が水たまりの領域に到達するまでの他車両到達時間との時間差が所定範囲内となる場合に、他車両が跳ね上げた当該水たまりの水を自車両CRが被る可能性があると判定する。このため、上述した第1実施例の場合と同様に、他車両が跳ね上げた当該水たまりの水を自車両CRの可能性を合理的に判断することができる。
Further, in the fifth embodiment, the
[第5実施例の変形]
上記の第5実施例に対しては、様々な変形が可能である。
[Modification of the fifth embodiment]
Various modifications can be made to the fifth embodiment.
例えば、上記の第5実施例では、水被りの可能性があると判断される場合には、自車両速度にかかわらず、注意勧告情報を送信するようにした。これに対し、自車両速度が基準速度以上で走行している場合に限って、注意勧告情報を送信するようにしてもよい。これは、自車両の速度が遅い場合は、水を被っても相対的に危険は少ないことによる。なお、「基準速度」は、走行の安全性の観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。 For example, in the fifth embodiment, when it is determined that there is a possibility of being covered with water, attention recommendation information is transmitted regardless of the vehicle speed. On the other hand, the caution recommendation information may be transmitted only when the vehicle speed is traveling at a reference speed or higher. This is because, when the speed of the host vehicle is low, there is relatively little danger even if it is covered with water. The “reference speed” is determined in advance based on experiments, simulations, experiences, and the like from the viewpoint of driving safety.
また、上記の第5実施例では、他車両の位置及び自車両に対する相対速度は、カメラによる撮影画像に基づいて取得するようにした。これに対し、ミリ波やレーザーを用いた物体との距離を計測するレーダ、超音波を用いて物体との距離を計測するソナー等を利用して取得してもよい。 In the fifth embodiment, the position of the other vehicle and the relative speed with respect to the host vehicle are acquired based on the image captured by the camera. On the other hand, you may acquire using the radar which measures the distance with an object using a millimeter wave or a laser, the sonar which measures the distance with an object using an ultrasonic wave, etc.
また、上記の第5実施例では、水たまり領域をカメラ画像に基づいて検出するようにした。これに対し、Lidar(Light Detection and Ranging)の測定に基づいて、水たまり領域を検出する公知の技術を採用するようにしてもよい。この場合には、上記の第5実施例の場合よりも高い精度で水たまり領域の位置を検出することができる。 In the fifth embodiment, the puddle area is detected based on the camera image. On the other hand, a known technique for detecting a puddle region may be adopted based on measurement of Lidar (Light Detection and Ranging). In this case, the position of the puddle region can be detected with higher accuracy than in the case of the fifth embodiment.
また、上記の第5実施例では、センサユニット230か送られたセンタデータに基づいて自車両速度情報を取得するようにした。これに対し、GPS測位、マップマッチング等を行って検出された自車両の現在位置の時間変化に基づいて、自車両速度情報を算出するようにしてもよい。
In the fifth embodiment, the vehicle speed information is acquired based on the center data sent from the
また、上記の第5実施例では、他車両の特定情報を当該他車両のナンバーブレートにおける記載内容を採用したが、他の情報を他車両の特定情報として採用してもよい。 In the fifth embodiment, the description content in the number plate of the other vehicle is used as the specific information of the other vehicle. However, other information may be used as the specific information of the other vehicle.
また、上記の第5実施例では、水被りの可能性があると判断される場合には、他車両の特定情報を含む注意勧告情報を車車間通信により同報送信するようにした。これに対し、ネットワークを介して通信可能な外部の中継サーバに、他車両の特定情報を含む注意勧告情報を送信するようにしてもよい。この場合、上記の中継サーバには、車両の特定情報と当該特定情報に対応する車両の固有アドレスとを対応付けて記憶されるようにしておく。そして、当該中継サーバが、受信した特定情報に対応する固有アドレスを指定して、注意勧告情報を転送するようにすればよい。 Further, in the fifth embodiment, when it is determined that there is a possibility of being covered with water, the caution recommendation information including the specific information of the other vehicle is broadcast by inter-vehicle communication. On the other hand, you may make it transmit the caution recommendation information containing the specific information of another vehicle to the external relay server which can communicate via a network. In this case, the relay server stores the vehicle specific information and the vehicle specific address corresponding to the specific information in association with each other. Then, the relay server may transfer the caution recommendation information by designating a unique address corresponding to the received specific information.
また、上記の第5実施例では、水被り事象の発生の可能性があっても、自車両の水被りに対する自車両のドライバへの警告を行わないことにした。これに対し、水被り事象の発生の可能性がある場合に、水被り事象の発生の可能性に関する警告情報を自車両のドライバに提示するようにしてもよい。 Moreover, in said 5th Example, it was decided not to warn the driver of the own vehicle with respect to the flooding of the own vehicle, even if the possibility of a flooding event occurred. On the other hand, when there is a possibility of occurrence of a flooding event, warning information regarding the possibility of occurrence of a flooding event may be presented to the driver of the host vehicle.
100C … 車載装置
110C … 処理制御ユニット(検出部、判定部、生成部)
140C … 無線通信ユニット(送信部、受信部)
700 … 車載装置
710 … 検出部
720 … 送信部
730 … 受信部
740 … 判定部
750 … 生成部
100C: On-vehicle device 110C: Processing control unit (detection unit, determination unit, generation unit)
140C: Wireless communication unit (transmitter, receiver)
700 ... In-
Claims (12)
前記水被り事象が発生した水被り発生位置を含む水被り情報を、前記自車両の周辺の車両へ送信する送信部と;
を備える車載装置。 A detection unit that detects the occurrence of a water covering event that the own vehicle suffers from water in a puddle that has been splashed by a vehicle other than the own vehicle;
A transmitter that transmits water covering information including a water covering occurrence position where the water covering event has occurred to vehicles around the host vehicle;
A vehicle-mounted device comprising:
前記受信した水被り情報及び前記自車両の走行方向に基づいて、前記自車両が水被り事象に遭遇する可能性があるかを判定する判定部と;
前記判定部により水を被る可能性があると判定された場合に、前記自車両のドライバへの警告及び走行支援制御の少なくとも一方を実行させるための情報を生成する生成部と;
を更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の車載装置。 A receiving unit for receiving water covering information relating to a water covering event encountered by another vehicle;
A determination unit that determines whether or not the own vehicle may encounter a flooding event based on the received flooding information and the traveling direction of the own vehicle;
A generation unit that generates information for executing at least one of warning to the driver of the host vehicle and driving support control when the determination unit determines that there is a possibility of being covered with water;
The in-vehicle device according to claim 1, further comprising:
前記検出部が、自車両以外の車両が跳ね上げた水たまりの水を前記自車両が被る水被り事象の発生を検出する検出工程と;
前記送信部が、前記水被り事象が発生した水被り発生位置を含む水被り情報を、前記自車両の周辺の車両へ送信する送信工程と;
を備える情報処理方法。 An information processing method used in an in-vehicle device including a detection unit and a transmission unit,
A detection step in which the detection unit detects the occurrence of a water covering event in which the own vehicle suffers from water in a puddle that has been splashed by a vehicle other than the own vehicle;
A transmitting step in which the transmitting unit transmits water covering information including a water covering occurrence position where the water covering event has occurred to vehicles around the host vehicle;
An information processing method comprising:
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