JP2019152208A - Holding material for gas treatment device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、気体処理装置用保持材、気体処理装置及びその製造方法に関し、特に、保持材の保持力の維持に関する。 The present invention relates to a holding material for a gas processing device, a gas processing device, and a method for manufacturing the same, and more particularly to maintenance of holding power of the holding material.
自動車等の車両には、排気ガスに含まれる一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物等の有害物質を除去するための触媒コンバータが備えられる。従来、この触媒コンバータとしては、例えば、触媒担体と、当該触媒担体を収容する金属製ケーシングと、当該触媒担体と当該ケーシングとの間に配置されるマット状の無機繊維製保持材と、を備えたものがある(例えば、特許文献1)。 A vehicle such as an automobile is provided with a catalytic converter for removing harmful substances such as carbon monoxide, hydrocarbons, and nitrogen oxides contained in exhaust gas. Conventionally, the catalytic converter includes, for example, a catalyst carrier, a metal casing that houses the catalyst carrier, and a mat-like inorganic fiber holding material disposed between the catalyst carrier and the casing. (For example, Patent Document 1).
しかしながら、従来、加熱及び冷却が繰り返される触媒コンバータの使用において、保持材の保持力が経時的に低下するという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであって、保持力が効果的に維持される気体処理装置用保持材、気体処理装置及びその製造方法を提供することをその目的の一つとする。
However, conventionally, in the use of a catalytic converter in which heating and cooling are repeated, there has been a problem that the holding power of the holding material decreases with time.
This invention was made in view of the said subject, Comprising: One of the objectives is to provide the holding | maintenance material for gas processing apparatuses, a gas processing apparatus, and its manufacturing method by which holding force is maintained effectively. To do.
上記課題を解決するための本発明の実施形態に係る気体処理装置用保持材等は以下の通りである。
1.処理構造体と、前記処理構造体を収容するケーシングとを備えた気体処理装置において、前記処理構造体と前記ケーシングとの間に配置される無機繊維からなる保持材であって、
前記保持材を、その嵩密度が所定の圧縮時嵩密度になるまで圧縮して10秒維持し、その後、前記保持材を、その嵩密度が前記圧縮時嵩密度より12%小さい開放時嵩密度になるまで開放するサイクルを繰り返す試験において、前記サイクルを2500回繰り返した時点の前記保持材の開放時面圧と前記圧縮時嵩密度とが、次の関係を満たす
ことを特徴とする気体処理装置用保持材。
P≧17.10×D−1.62
(Pは前記開放時面圧(N/cm2)を表し、Dは前記圧縮時嵩密度(g/cm3)を表す。)
2.前記無機繊維が、70重量%〜75重量%のアルミナと30重量%〜25重量%のシリカからなるアルミナ繊維である
ことを特徴とする1に記載の気体処理装置用保持材。
3.前記無機繊維の真密度が3.02g/cm3〜3.50g/cm3である
ことを特徴とする1又は2に記載の気体処理装置用保持材。
4.前記無機繊維の真密度の、理論値に対する割合が、86.9%以上である
ことを特徴とする1乃至3のいずれかに記載の気体処理装置用保持材。
5.前記保持材は、湿式法又は乾式法により製造された保持材である
ことを特徴とする1乃至4のいずれかに記載の気体処理装置用保持材。
6.前記保持材のウェットボリュームは、750mL/5g以上である
ことを特徴とする1乃至5のいずれかに記載の気体処理装置用保持材。
7.処理構造体と、
前記処理構造体を収容するケーシングと、
前記処理構造体と前記ケーシングとの間に配置された、1乃至6のいずれかに記載の保持材と、
を備える
ことを特徴とする気体処理装置。
8.処理構造体と、
前記処理構造体を収容するケーシングと、
前記処理構造体と前記ケーシングとの間に配置された保持材と、
を備える気体処理装置の製造方法であって、
前記処理構造体と前記ケーシングとの間に、1乃至6のいずれかに記載の保持材を配置することを含む
ことを特徴とする気体処理装置の製造方法。
In order to solve the above-described problems, a holding member for a gas processing apparatus according to an embodiment of the present invention is as follows.
1. In a gas processing apparatus including a processing structure and a casing that accommodates the processing structure, a holding material made of inorganic fibers disposed between the processing structure and the casing,
The holding material is compressed for 10 seconds until the bulk density reaches a predetermined compression bulk density, and then the holding material has an open bulk density that is 12% smaller than the compression bulk density. In the test of repeating the cycle of releasing until the pressure is reached, the surface pressure at the time of opening of the holding material and the bulk density at the time of compression when the cycle is repeated 2500 times satisfy the following relationship: Retaining material.
P ≧ 17.10 × D−1.62
(P represents the surface pressure at opening (N / cm 2 ), and D represents the bulk density at compression (g / cm 3 ).)
2. The holding material for a gas processing device according to 1, wherein the inorganic fibers are alumina fibers composed of 70 wt% to 75 wt% alumina and 30 wt% to 25 wt% silica.
3. The true density of the inorganic fiber is 3.02 g / cm 3 to 3.50 g / cm 3 .
4). The holding | maintenance material for gas processing apparatuses in any one of 1 thru | or 3 characterized by the ratio with respect to the theoretical value of the true density of the said inorganic fiber being 86.9% or more.
5. The holding material for a gas processing apparatus according to any one of 1 to 4, wherein the holding material is a holding material manufactured by a wet method or a dry method.
6). The holding material for a gas processing device according to any one of 1 to 5, wherein the holding material has a wet volume of 750 mL / 5 g or more.
7). A processing structure;
A casing for housing the processing structure;
The holding material according to any one of 1 to 6 disposed between the processing structure and the casing;
A gas treatment device comprising:
8). A processing structure;
A casing for housing the processing structure;
A holding member disposed between the processing structure and the casing;
A method of manufacturing a gas treatment device comprising:
A method for manufacturing a gas processing apparatus, comprising: arranging the holding material according to any one of 1 to 6 between the processing structure and the casing.
本発明によれば、保持力が効果的に維持される気体処理装置用保持材、気体処理装置及びその製造方法を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the holding | maintenance material for gas processing apparatuses, gas processing apparatus, and its manufacturing method in which holding force is maintained effectively can be provided.
以下に、本発明の一実施形態について説明する。なお、本発明は、本実施形態に限られるものではない。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described. Note that the present invention is not limited to this embodiment.
図1は、本実施形態に係る気体処理装置1の一例を示す説明図である。図1に示すように、気体処理装置1は、処理構造体20と、当該処理構造体20を収容するケーシング30と、当該処理構造体20と当該ケーシング30との間に配置された保持材10とを備えている。図1においては、説明の便宜のため、ケーシング30の一部を省略して、当該ケーシング30に収容されている処理構造体20及び保持材10を露出させて示している。
FIG. 1 is an explanatory diagram illustrating an example of a
図2は、気体処理装置1を、矢印Xの指す方向に切断した断面の一例を示す説明図である。この矢印Xの指す方向は、気体処理装置1の処理構造体20内を、処理対象となる気体が流通する方向(気体流通方向)である。
FIG. 2 is an explanatory diagram showing an example of a cross section of the
気体処理装置1は、気体の浄化等、気体を処理するために使用される。すなわち、気体処理装置1は、例えば、気体に含まれる有害物質及び/又は粒子を除去するために使用される。
The
具体的に、気体処理装置1は、例えば、排気ガスを浄化する排気ガス処理装置である。この場合、気体処理装置1は、例えば、自動車等の車両において、内燃機関(ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等)から排出される排気ガスに含まれる有害物質及び/又は粒子を除去するために設けられる。
Specifically, the
すなわち、気体処理装置1は、例えば、ガソリンエンジンの排気ガスに含まれる有害物質を除去するために使用される触媒コンバータである。また、気体処理装置1は、例えば、ディールエンジンの排気ガスに含まれる粒子を除去するために使用されるDPF(Diesel Particulate Filter)である。
That is, the
気体処理装置1を使用した気体の処理方法においては、処理の対象となる気体を、当該気体処理装置1の処理構造体20の内部に流通させることにより、当該気体を処理する。すなわち、図1及び図2に示す気体処理装置1においては、矢印Xで示す方向に、排気ガス等の気体がケーシング30の一方端から流入し、当該気体は処理構造体20の内部を流通する間に浄化され、浄化された気体は当該ケーシング30の他方端から当該気体処理装置1外に流出する。
In the gas processing method using the
なお、自動車等の車両に配置された気体処理装置1の一方端及び他方端には、排気ガス等の気体を上流側から当該気体処理装置1に導く配管、及び浄化された気体を当該気体処理装置1から下流側に導く配管がそれぞれ接続される。
In addition, at one end and the other end of the
処理構造体20は、気体を処理する機能を有する構造体である。すなわち、気体処理装置1が触媒コンバータである場合、処理構造体20は、気体を浄化するための触媒と、当該触媒を担持する担体とを有する触媒担体である。触媒は、例えば、排気ガス等の気体に含まれる有害物質(一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物等)を除去するための触媒である。より具体的に、触媒は、例えば、貴金属触媒等の金属触媒である。触媒を担持する担体は、例えば、セラミックス(コージェライト等)製の無機材料製の筒状成形体(例えば、円筒状のハニカム状成形体)である。
The
また、気体処理装置1が、DPF等の気体に含まれる粒子を除去するための装置である場合には、処理構造体20は、当該気体中の当該粒子を捕捉するフィルターを有する構造体である。この場合、処理構造体20は、触媒をさらに含むこととしてもよいし、触媒を含まないこととしてもよい。
Moreover, when the
ケーシング30は、その内部に処理構造体20を収容可能な空間が形成された筒状体である。ケーシング30は、例えば、金属製である。ケーシング30を構成する金属は、特に限られないが、例えば、ステンレス、鉄及びアルミニウムからなる群より選択される。
The
また、ケーシング30は、複数の部分に分割可能であることとしてもよいし、分割可能でない一体型であることとしてもよい。本実施形態において、ケーシング30は、分割されない一体型の筒状体である。
The
保持材10は、処理構造体20をケーシング30内に保持するために使用される。すなわち、保持材10は、処理構造体20とケーシング30との間隙において圧縮された状態で配置されることにより、当該処理構造体20を当該ケーシング30内に安定して保持する。
The holding
保持材10には、例えば、気体処理装置1において振動等により処理構造体20がケーシング30に衝突して破損することを回避するよう当該ケーシング30内で当該処理構造体20を安全に保持する機能と、未だ浄化されていない気体が当該処理構造体20とケーシング30との間隙から下流側に漏出しないよう当該間隙を封止する機能と、を兼ね備えることが要求される。また、気体処理装置1内に排気ガス等の高温(例えば、200〜900℃)の気体が流通する場合、保持材10には、耐熱性及び断熱性を備えることが要求される。
The holding
このため、保持材10は、無機繊維製の成形体である。すなわち、保持材10は、無機繊維を主成分として含む。具体的に、保持材10は、例えば、無機繊維を90重量%以上含む。
For this reason, the holding
保持材10を構成する無機繊維は、気体処理装置1の使用において劣化しない又は劣化しにくい無機繊維が好ましく、70重量%〜75重量%のアルミナと30重量%〜25重量%のシリカからなるアルミナ繊維を用いることができる。好ましくは、72重量%〜74重量%のアルミナと28重量%〜26重量%のシリカからなる繊維である。多結晶質繊維であってもよい。
The inorganic fiber constituting the holding
また、無機繊維は、例えば、当該無機繊維製の保持材10を、その嵩密度が圧縮時嵩密度0.5(g/cm3)になるまで圧縮して10秒維持し、その後、その嵩密度が当該圧縮時嵩密度より12%小さい開放時嵩密度0.44(g/cm3)になるまで開放するサイクルを繰り返す試験において、当該サイクルを1000回繰り返した時点の当該保持材10の開放時面圧が8.5(N/cm2)以上となるような無機繊維であることが好ましい。なお、この場合、保持材10は、後述する湿式法により製造されたものであることとしてもよい。
The inorganic fiber is, for example, compressed and maintained for 10 seconds until the bulk density of the inorganic
本発明の保持材に用いることのできる無機繊維は、真密度が高いことが望ましく、3.02g/cm3以上又は3.03g/cm3以上である。上限は限定されないが、3.50g/cm3以下、3.30g/cm3以下、3.10g/cm3以下、3.08g/cm3以下、3.07g/cm3以下、又は3.0.6g/cm3以下としてよい。 Inorganic fibers which can be used in the holding material of the present invention is desirably a true density is high, it is 3.02 g / cm 3 or more, or 3.03 g / cm 3 or more. The upper limit is not limited, 3.50 g / cm 3 or less, 3.30 g / cm 3 or less, 3.10 g / cm 3 or less, 3.08 g / cm 3 or less, 3.07 g / cm 3 or less, or 3.0 It may be 6 g / cm 3 or less.
また、真密度は、理論値の86.9%以上であることが好ましく、87.0%以上、又は87.1%以上が好ましい。上限は限定されないが、88.2%以下、88.0%以下、又は87.9以下としてよい。
真密度が理論値に近いことは、繊維に含まれる空隙が少ないことを意味する。焼成の条件を変えることにより空孔量を低減することができる。真密度の理論値は、無機繊維が2以上の成分からなる場合、各成分の密度とその組成割合から求める。具体的に、無機繊維がアルミナとシリカからなる場合、下記式で求める。
真密度の理論値=(アルミナの密度)×(アルミナの組成割合)+(シリカの密度)×(シリカの組成割合)
The true density is preferably 86.9% or more of the theoretical value, more preferably 87.0% or more, or 87.1% or more. The upper limit is not limited, but may be 88.2% or less, 88.0% or less, or 87.9 or less.
When the true density is close to the theoretical value, it means that there are few voids contained in the fiber. The amount of pores can be reduced by changing the firing conditions. The theoretical value of the true density is obtained from the density of each component and its composition ratio when the inorganic fiber is composed of two or more components. Specifically, when the inorganic fiber is made of alumina and silica, the following formula is used.
Theoretical value of true density = (alumina density) x (alumina composition ratio) + (silica density) x (silica composition ratio)
保持材10は、無機繊維に加えて、バインダーを含むこととしてもよい。バインダーは、特に限られず、有機バインダー及び/又は無機バインダーが使用される。すなわち、例えば、保持材10は、無機繊維製であって、有機バインダーを含むこととしてもよい。
The holding
保持材は、無機繊維及び任意成分としてバインダーの合計を95重量%以上、98重量%以上、又は99重量%以上とすることができる。また、不可避不純物を含んでもよく、100重量%としてもよい。 In the holding material, the total of the inorganic fibers and the binder as an optional component can be 95% by weight or more, 98% by weight or more, or 99% by weight or more. Moreover, an inevitable impurity may be included and it is good also as 100 weight%.
保持材10の形状は、処理構造体20をケーシング30内に保持できれば特に限られない。すなわち、保持材10は、例えば、板状体(フィルム、シート、ブランケット、マット等)であることとしてもよく、筒状体であることとしてもよい。
The shape of the holding
保持材10が板状体である場合、当該保持材10の一方端と他方端とは嵌合可能な対応する形状に形成されることとしてもよい。すなわち、図1に示す例において、板状の保持材10の一方端及び他方端は、対応する凸状及び凹状にそれぞれ形成され、当該保持材10が処理構造体20の外周面に巻き付けられた状態で、当該一方端と他方端とは嵌合される。
When the holding
保持材10を製造する方法は、特に限られないが、当該保持材10は、湿式法又は乾式法により製造された保持材であることとしてもよい。湿式法においては、例えば、まず、所定の形状を有する脱水成形用型内に、保持材10を構成するための無機繊維と、有機バインダー(例えば、ゴム、水溶性有機高分子化合物、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等)とを含む水性スラリーを流し込む。次いで、脱水成形を行うことにより、型の形状に対応する形状の無機繊維製の成形体(湿式成形体)を得る。その後、湿式成形体を、その嵩密度等の特性が所望の範囲となるように圧縮し、乾燥することにより、最終的に無機繊維製の成形体である保持材10が得られる。
Although the method for manufacturing the holding
また、保持材10は、上述の乾燥後の成形体を焼成して得られることとしてもよい。この場合、焼成温度は、特に限られないが、例えば、乾燥後の成形体に含まれる有機バインダーが消失する温度であることとしてもよい。
Moreover, the holding
具体的に、焼成温度は、例えば、300℃以上であることとしてもよく、500℃以上であることとしてもよい。焼成温度の上限値は、特に限られないが、当該焼成温度は、例えば、900℃以下であることとしてもよい。 Specifically, the firing temperature may be, for example, 300 ° C. or higher, or 500 ° C. or higher. Although the upper limit of the firing temperature is not particularly limited, the firing temperature may be, for example, 900 ° C. or less.
乾式法においては、例えば、集綿された無機繊維をニードリング加工することにより、当該無機繊維製の成形体である保持材10が得られる。すなわち、乾式法により製造された保持材10は、いわゆるニードルマットであることとしてもよい。
In the dry method, for example, the holding
そして、本発明において特徴的なことの一つは、保持材10を、その嵩密度が所定の圧縮時嵩密度になるまで圧縮して10秒維持し、その後、当該保持材10を、その嵩密度が当該圧縮時嵩密度より12%小さい開放時嵩密度(当該圧縮時嵩密度の0.88倍である開放時嵩密度)になるまで開放するサイクルを繰り返す試験において、当該サイクルを2500回繰り返した時点の当該保持材10の開放時面圧と当該圧縮時嵩密度とが、次の関係を満たすことである:P≧17.10×D−1.62(ただし、当該関係において、Pは当該開放時面圧(N/cm2)を表し、Dは当該圧縮時嵩密度(g/cm3)を表す。)。
所定の圧縮時嵩密度を、0.30g/cm3、0.40g/cm3及び/又は0.50g/cm3とすることができる。
One characteristic of the present invention is that the holding
The predetermined bulk density during compression can be 0.30 g / cm 3 , 0.40 g / cm 3 and / or 0.50 g / cm 3 .
図3は、この圧縮時嵩密度と開放時面圧との関係を示す説明図である。図3において、横軸は、保持材の圧縮時の嵩密度(g/cm3)を示し、縦軸は、2500回繰り返し圧縮後の開放時面圧(N/cm2)を示し、3つの黒塗り三角印は、後述する実施例1において測定された、保持材10の2500回繰り返し圧縮後の開放時面圧を示す。
FIG. 3 is an explanatory view showing the relationship between the bulk density during compression and the surface pressure during opening. In FIG. 3, the horizontal axis indicates the bulk density (g / cm 3 ) when the holding material is compressed, and the vertical axis indicates the surface pressure (N / cm 2 ) at the time of opening after 2500 repetition compressions. The black triangle marks indicate the contact pressure at the time of opening after the holding
また、図3において、破線L0は、黒塗り三角印で示される3つの実測値を直線近似して得られる直線である。この破線L0は、圧縮時嵩密度をD(g/cm3)で表し、2500回繰り返し圧縮後の開放時面圧をP(N/cm2)で表す場合、次のように表される:P=22.42×D−2.31。そして、同様に、図3において、実線L1は、次のように表される:P=17.10×D−1.62。 In FIG. 3, a broken line L0 is a straight line obtained by linearly approximating three actually measured values indicated by black triangles. This broken line L0 is expressed as follows when the bulk density during compression is represented by D (g / cm 3 ) and the surface pressure at the time of release after repeated compression 2500 times is represented by P (N / cm 2 ): P = 22.42 * D-2.31. Similarly, in FIG. 3, the solid line L1 is expressed as follows: P = 17.10 × D−1.62.
すなわち、上述の関係(P≧17.10×D−1.62)を満たす保持材10の2500回繰り返し圧縮後の開放時面圧P(N/cm2)は、図3において実線L1及び当該実線L1より上の領域にプロットされることとなる。
That is, the surface pressure P (N / cm 2 ) when the holding
また、上記繰り返し圧縮試験において、保持材10の2500回繰り返し圧縮後の開放時面圧P(N/cm2)と圧縮時嵩密度D(g/cm3)とは、例えば、次の関係を満たすこととしてもよい:P≧19.54×D−1.85。なお、この関係に関する直線(P=19.54×D−1.85)は、図3において破線L0と実線L1との間にプロットされる。
Moreover, in the said repeated compression test, the surface pressure P (N / cm < 2 >) at the time of opening after the 2500 compression of the holding
また、上記繰り返し圧縮試験において、保持材10の2500回繰り返し圧縮後の開放時面圧P(N/cm2)と圧縮時嵩密度D(g/cm3)とは、例えば、次の関係を満たすこととしてもよい:P≧21.98×D−2.08。なお、この関係に関する直線(P=21.98×D−2.08)は、図3において、破線L0と、前段落の上記直線(P=19.54×D−1.85)との間にプロットされる。
Moreover, in the said repeated compression test, the surface pressure P (N / cm < 2 >) at the time of opening after the 2500 compression of the holding
また、上記繰り返し圧縮試験において、保持材10の2500回繰り返し圧縮後の開放時面圧P(N/cm2)と圧縮時嵩密度D(g/cm3)とは、例えば、次の2つの関係を満たすこととしてもよい:P≧17.10×D−1.62、且つP≦31.75×D−3.00。なお、図3において、実線L2は、次のように表される:P=31.75×D−3.00。図3において、実線L2は、破線L0に対して、実線L1と対称に図示される。
Moreover, in the said repeated compression test, the surface pressure P (N / cm < 2 >) at the time of opening after the 2500 compression of the holding |
また、上記繰り返し圧縮試験において、保持材10の2500回繰り返し圧縮後の開放時面圧P(N/cm2)と圧縮時嵩密度D(g/cm3)とは、例えば、次の2つの関係を満たすこととしてもよい:P≧19.54×D−1.85、且つP≦29.31×D−2.77。なお、後者の関係に関する直線(P=29.31×D−2.77)は、図3において、破線L0に対して、前者の関係に関する直線(P=19.54×D−1.85)と対称に図示される。
Moreover, in the said repeated compression test, the surface pressure P (N / cm < 2 >) at the time of opening after the 2500 compression of the holding |
また、上記繰り返し圧縮試験において、保持材10の2500回繰り返し圧縮後の開放時面圧P(N/cm2)と圧縮時嵩密度D(g/cm3)とは、例えば、次の2つの関係を満たすこととしてもよい:P≧21.98×D−2.08、且つP≦26.86×D−2.54。なお、後者の関係に関する直線(P=26.86×D−2.54)は、図3において、破線L0に対して、前者の関係に関する直線(P=21.98×D−2.08)と対称に図示される。
Moreover, in the said repeated compression test, the surface pressure P (N / cm < 2 >) at the time of opening after the 2500 compression of the holding |
また、上述した保持材10の2500回繰り返し圧縮後の開放時面圧P(N/cm2)と圧縮時嵩密度D(g/cm3)との関係において、当該圧縮時嵩密度Dは、例えば、0.25g/cm3以上、0.55g/cm3以下であることとしてもよく、0.30g/cm3以上、0.55g/cm3以下であることとしてもよく、0.30g/cm3以上、0.50g/cm3以下であることとしてもよい。
Moreover, in the relationship between the surface pressure P (N / cm 2 ) at the time of opening after the above-described
また、後述する実施例では初期面圧として評価されている、保持材10を、その嵩密度が所定の圧縮時嵩密度となるまで圧縮した場合に当該保持材10が示す面圧は、例えば、圧縮時嵩密度が0.30g/cm3である場合には21N/cm2以上であり、圧縮時嵩密度が0.35g/cm3である場合には33N/cm2以上であり、圧縮時嵩密度が0.40g/cm3である場合には46N/cm2以上であり、圧縮時嵩密度が0.45g/cm3である場合には60N/cm2以上であり、圧縮時嵩密度が0.50g/cm3である場合には73N/cm2以上であることとしてもよい。
Further, when the holding
また、この保持材10の初期面圧は、例えば、圧縮時嵩密度が0.30g/cm3である場合には22N/cm2以上であり、圧縮時嵩密度が0.35g/cm3である場合には36N/cm2以上であり、圧縮時嵩密度が0.40g/cm3である場合には53N/cm2以上であり、圧縮時嵩密度が0.45g/cm3である場合には70N/cm2以上であり、圧縮時嵩密度が0.50g/cm3である場合には86N/cm2以上であることとしてもよい。
The initial surface pressure of the holding
また、上述したいずれかの場合において、保持材10の初期面圧は、例えば、圧縮時嵩密度が0.30g/cm3である場合には30N/cm2以下であり、圧縮時嵩密度が0.35g/cm3である場合には50N/cm2以下であり、圧縮時嵩密度が0.40g/cm3である場合には80N/cm2以下であり、圧縮時嵩密度が0.45g/cm3である場合には110N/cm2以下であり、圧縮時嵩密度が0.50g/cm3である場合には150N/cm2以下であることとしてもよい。
In any of the cases described above, the initial surface pressure of the holding
また、保持材10のウェットボリュームは、特に限られないが、例えば、750mL/5g以上であることとしてもよく、800mL/5g以上であることとしてもよく、850mL/5g以上であることとしてもよく、900mL/5g以上であることとしてもよく、950mL/5g以上であることとしてもよい。
The wet volume of the holding
さらに、保持材10のウェットボリュームは、例えば、1000mL/5g以上であることとしてもよく、1050mL/5g以上であることが好ましく、1100mL/5g以上であることがより好ましい。
Furthermore, the wet volume of the holding
本実施形態に係る保持材10は、上述のとおり、繰り返し圧縮後においても、その高い保持力を維持することができる。このため、例えば、保持材10の効果的な軽量化が可能となる。すなわち、例えば、保持材10の幅(気体処理装置1の気体処理方向の長さ)及び/又は坪量(g/m2)を従来製品に比べて低減することにより、その重量を低減することができる。
As described above, the holding
具体的に、例えば、処理構造体20の外側表面21の面積に対する保持材10の内側表面11の面積の割合は、80%以下であることとしてもよく、70%以下であることとしてもよく、60%以下であることとしてもよい。
Specifically, for example, the ratio of the area of the
これらの場合、処理構造体20の外側表面21の面積に対する保持材10の内側表面11の面積の割合の下限値は、気体処理装置1において当該保持材10が所望の役割を果たす範囲であれば特に限られないが、例えば、40%以上であることとしてもよい。
In these cases, the lower limit of the ratio of the area of the
気体処理装置1は、処理構造体20と、当該処理構造体20を収容するケーシング30と、当該処理構造体20と当該ケーシング30との間に配置された、上述した保持材10と、を備える。
The
上述のとおり、この保持材10は、繰り返し圧縮後においても、高い保持力を維持することができる。したがって、この保持材10を備える気体処理装置1においては、加熱及び冷却を伴う長期間の使用において、当該保持材10の保持力を効果的に維持することができる。
As described above, the holding
また、上述のとおり、保持材10の幅(気体処理装置1の気体処理方向の長さ)を低減することにより、当該保持材10の重量を低減する場合には、例えば、処理構造体20の外側表面21の面積に対する、当該保持材10により覆われている当該外側表面21の部分の面積の割合は、80%以下であることとしてもよく、70%以下であることとしてもよく、60%以下であることとしてもよい。また、この処理構造体20の外側表面21の面積に対する、当該保持材10により覆われている当該外側表面21の部分の面積の割合は、例えば、40%以上であることとしてもよい。
Further, as described above, when the weight of the holding
気体処理装置1は、処理構造体20とケーシング30との間に、上述した保持材10を配置することを含む方法により製造される。すなわち、ケーシング30が、分割されない一体型である場合、例えば、まず、処理構造体20の外側表面21に保持材10を巻きつけ、次いで、当該保持材10で覆われた当該処理構造体20を、当該ケーシング30に挿入することにより、気体処理装置1を組立てる(いわゆるスタッフィング方式)。
The
また、ケーシング30が分割可能である場合、まず、処理構造体20の外側表面21に保持材10を巻きつけ、次いで、当該保持材10で覆われた当該処理構造体20を、分割された当該ケーシング30の一部と他の一部とで挟み、その後、当該ケーシング30の一部と他の一部とを一体化する(いわゆるクラムシェル方式)。この一体化は、例えば、ボルト及びナット等の締付け部材の使用及び/又は溶接により行われる。
Further, when the
気体処理装置1においては、図1及び図2に示すように、保持材10の内側表面11は、処理構造体20の外側表面21と接し、当該保持材10の外側表面12は、ケーシング30の内側表面31と接する。また、気体処理装置1において、保持材10は、処理構造体20とケーシング30との間に配置される前よりも圧縮された状態で、当該処理構造体20と当該ケーシング30との間に配置される。
In the
次に、本実施形態に係る具体的な実施例について説明する。
実施例1
無機繊維製の保持材10を湿式法(脱水成形法)により製造した。すなわち、まず、無機繊維100質量部と、有機バインダー(アクリル樹脂)3質量部とを水に分散させることにより、水性スラリーを調製した。
この無機繊維は、73.0重量%のAl2O3及び27.0重量%のSiO2からなるアルミナ繊維であり、真密度の測定値が3.06g/cm3であった。真密度の測定値は理論値(3.48g/cm3)の87.9%であった。
Next, specific examples according to the present embodiment will be described.
Example 1
A holding
This inorganic fiber was an alumina fiber composed of 73.0% by weight of Al 2 O 3 and 27.0% by weight of SiO 2 , and the measured value of true density was 3.06 g / cm 3 . The measured value of the true density was 87.9% of the theoretical value (3.48 g / cm 3 ).
次いで、金網を有する脱水成形型に水性スラリーを流し込み、脱水成形することにより、湿潤成形体を得た。さらに、湿潤成形体の全体を、その厚さが均一となるように圧縮しながら、105℃で乾燥して成形体を得た。 Next, the wet slurry was obtained by pouring an aqueous slurry into a dewatering mold having a wire net and performing dewatering molding. Further, the entire wet molded body was dried at 105 ° C. while being compressed so that the thickness thereof was uniform, thereby obtaining a molded body.
成形体を円板形状に加工し、700℃で1時間加熱して焼成することにより、直径が50.8mm、厚さが10.0mmの円板形状であって、嵩密度が0.15g/cm3である無機繊維製マットを、実施例1に係る保持材として得た。 The formed body is processed into a disk shape, heated at 700 ° C. for 1 hour and fired to form a disk shape having a diameter of 50.8 mm and a thickness of 10.0 mm, and a bulk density of 0.15 g / An inorganic fiber mat of cm 3 was obtained as the holding material according to Example 1.
実施例2
無機繊維として、73.0重量%のAl2O3及び27.0重量%のSiO2からなり、真密度の測定値が3.03g/cm3である無機繊維を用いた他は、実施例1と同様にして保持材を製造した。この無機繊維は、真密度の測定値が理論値(3.48g/cm3)の87.1%であった。
Example 2
Examples are as follows, except that the inorganic fiber is composed of 73.0% by weight of Al 2 O 3 and 27.0% by weight of SiO 2 and the true density is 3.03 g / cm 3. A holding material was produced in the same manner as in Example 1. The measured value of true density of this inorganic fiber was 87.1% of the theoretical value (3.48 g / cm 3 ).
比較例1
無機繊維として、96.0重量%のAl2O3及び4.0重量%のSiO2からなり、真密度の測定値が3.23g/cm3である無機繊維を用いた他は、実施例1と同様にして保持材を製造した。この無機繊維は、真密度の測定値が理論値(3.88g/cm3)の83.2%であった。
Comparative Example 1
Examples were used except that the inorganic fiber was composed of 96.0% by weight of Al 2 O 3 and 4.0% by weight of SiO 2 and had a measured true density of 3.23 g / cm 3. A holding material was produced in the same manner as in Example 1. The measured value of true density of this inorganic fiber was 83.2% of the theoretical value (3.88 g / cm 3 ).
比較例2
無機繊維として、80.0重量%のAl2O3及び20.0重量%のSiO2からなり、真密度の測定値が3.07g/cm3である無機繊維を用いた他は、実施例1と同様にして保持材を製造した。この無機繊維は、真密度の測定値が理論値(3.60g/cm3)の85.3%であった。
Comparative Example 2
Examples are as follows, except that the inorganic fiber is composed of 80.0% by weight of Al 2 O 3 and 20.0% by weight of SiO 2 and has a true density measurement value of 3.07 g / cm 3. A holding material was produced in the same manner as in Example 1. The measured value of true density of this inorganic fiber was 85.3% of the theoretical value (3.60 g / cm 3 ).
評価例1[繰り返し圧縮後の面圧の測定]
図4に示す試験装置40を使用して、保持材の繰り返し圧縮試験を行い、当該保持材の面圧を測定した。試験装置40は、インコネル(登録商標)製の円板(直径100mm、厚さ30mm)である第一治具41(触媒担体等の処理構造体に相当する部材)と、当該第一治具41に対向して配置されるインコネル(登録商標)製の円板(直径100mm、厚さ30mm)である第二治具42(ケーシングに相当する部材)とを備えていた。
Evaluation Example 1 [Measurement of surface pressure after repeated compression]
Using the
この試験装置40においては、上述のようにして製造した保持材を、第一治具41と第二治具42とによって、当該第一治具41と当該第二治具42との距離(すなわち、第一治具41と第二治具42とに挟まれている保持材の厚さ)が10mmとなるように挟んだ。
In this
そして、第一治具41と第二治具とで保持材を挟んだ状態で、当該第一治具41と当該第二治具42との距離の低減及び増加を繰り返すことにより当該保持材を繰り返し圧縮及び開放する試験を開始した。
Then, with the holding material sandwiched between the
すなわち、まず、第一治具41と第二治具42との距離を10mm/分の速度で低減することにより、保持材を、その嵩密度が所定の圧縮時嵩密度(0.30g/cm3、0.40g/cm3又は0.50g/cm3)になるまで当該10mm/分の速度で圧縮した。次いで、保持材を圧縮状態(当該保持材の嵩密度が上記圧縮時嵩密度に維持された状態)で10秒間維持した。
That is, first, by reducing the distance between the
その後、第一治具41と第二治具42との距離を10mm/分の速度で増加させることにより、保持材を、その嵩密度が上記圧縮時嵩密度より12%小さい開放時嵩密度(上記圧縮時嵩密度0.30g/cm3、0.40g/cm3及び0.50g/cm3にそれぞれ対応する開放時嵩密度0.27g/cm3、0.36g/cm3及び0.44g/cm3)になるまで当該10mm/分の速度で開放した。さらに、この圧縮及び開放からなるサイクルを2500回繰り返した。
Thereafter, by increasing the distance between the
そして、上記サイクルを2500回繰り返した時点の開放時面圧を測定した。すなわち、2500回目のサイクルが終了した時点において、第一治具41と第二治具とに挟まれた開放状態の保持材(嵩密度が開放時嵩密度である保持材)から当該第一治具41が受ける単位面積当たりの反発力を、2500回繰り返し圧縮後の開放時面圧(N/cm2)として測定した。
And the surface pressure at the time of open | release at the time of repeating the said cycle 2500 times was measured. That is, at the time when the 2500th cycle is completed, the first curing is started from the holding material in the open state sandwiched between the
図5には、繰り返し圧縮後の面圧を測定した結果を示す。図5において、横軸は、保持材の圧縮時の嵩密度(g/cm3)を示し、縦軸は、2500回繰り返し圧縮後の開放時面圧(N/cm2)を示す。
図5において、黒塗り三角印は実施例1に係る保持材の結果を示し、黒塗り丸印は実施例2に係る保持材の結果を示し、白抜き菱形印は比較例1に係る保持材の結果を示し、白抜き四角印は比較例2に係る保持材の結果を示す。
In FIG. 5, the result of having measured the surface pressure after repeated compression is shown. In FIG. 5, the horizontal axis indicates the bulk density (g / cm 3 ) when the holding material is compressed, and the vertical axis indicates the surface pressure (N / cm 2 ) when released after repeated compression 2500 times.
In FIG. 5, black triangles indicate the results of the holding material according to Example 1, black circles indicate the results of the holding material according to Example 2, and white diamonds indicate the holding material according to Comparative Example 1. The white square marks indicate the results of the holding material according to Comparative Example 2.
図5に示すように、圧縮時嵩密度が0.30g/cm3、0.40g/cm3及び0.50g/cm3のいずれの場合においても、実施例1、2に係る保持材の開放時面圧は、比較例1、2に係る保持材のそれよりも顕著に大きかった。 As shown in FIG. 5, the holding material according to Examples 1 and 2 was released in any of the cases where the bulk density during compression was 0.30 g / cm 3 , 0.40 g / cm 3, and 0.50 g / cm 3. The hourly surface pressure was significantly larger than that of the holding materials according to Comparative Examples 1 and 2.
また、図5に示す3つの黒塗り三角印を直線近似すると、得られた近似直線は、圧縮時嵩密度をD(g/cm3)で表し、2500回繰り返し圧縮後の開放時面圧をP(N/cm2)で表す場合、次のように表された:P=24.42×D−2.31(R2=9.62)。なお、この近似直線は、上述のとおり、図3に示した破線L0と一致する。また、図5に示す比較例1、2で測定された開放時面圧は、図3において、実線L1(P=17.10×D−1.62)より下方にプロットされる。 Further, when the three black triangles shown in FIG. 5 are linearly approximated, the approximate straight line obtained represents the bulk density during compression as D (g / cm 3 ), and the surface pressure during opening after repeated compression 2500 times. When expressed in P (N / cm 2 ), it was expressed as follows: P = 24.42 × D-2.31 (R 2 = 9.62). This approximate straight line coincides with the broken line L0 shown in FIG. 3 as described above. Further, the surface pressure at the time of opening measured in Comparative Examples 1 and 2 shown in FIG. 5 is plotted below the solid line L1 (P = 17.10 × D−1.62) in FIG.
評価例2[初期面圧の測定]
上述した繰り返し圧縮後の面圧の場合と同様、図4に示す試験装置40を使用して、保持材の初期面圧を測定した。すなわち、まず、上述のようにして製造した保持材を、試験装置40の第一治具41と第二治具42とで挟んだ。
Evaluation Example 2 [Measurement of initial surface pressure]
As in the case of the surface pressure after repeated compression described above, the initial surface pressure of the holding material was measured using the
次いで、第一治具41と第二治具とで保持材を挟んだ状態で、当該第一治具41と当該第二治具42との距離を10mm/分の速度で低減することにより、当該保持材を、その嵩密度が0.25g/cm3から0.50g/cm3に増加するまで圧縮した。
Next, with the holding material sandwiched between the
そして、圧縮の過程において、嵩密度が所定の圧縮時嵩密度である保持材から第一治具41が受ける単位面積当たりの反発力を、当該圧縮時嵩密度に対応する初期面圧(N/cm2)として測定した。
Then, in the process of compression, the repulsive force per unit area received by the
図6には、初期面圧を測定した結果を示す。図6において、横軸は、保持材の嵩密度(g/cm3)を示し、縦軸は、初期面圧(N/cm2)を示す。
図6において、実線は実施例1に係る保持材の結果を示し、破線は比較例1に係る保持材の結果を示し、一点鎖線は比較例2に係る保持材の結果を示す。
FIG. 6 shows the result of measuring the initial surface pressure. In FIG. 6, the horizontal axis represents the bulk density (g / cm 3 ) of the holding material, and the vertical axis represents the initial surface pressure (N / cm 2 ).
In FIG. 6, the solid line shows the result of the holding material according to Example 1, the broken line shows the result of the holding material according to Comparative Example 1, and the alternate long and short dash line shows the result of the holding material according to Comparative Example 2.
図6に示すように、広い嵩密度範囲(特に、嵩密度が0.30g/cm3以上、0.50g/cm3以下の範囲)において、実施例1に係る保持材の初期面圧は、比較例1、2に係る保持材のそれよりも顕著に大きかった。 As shown in FIG. 6, in the wide bulk density range (particularly, the bulk density is in the range of 0.30 g / cm 3 or more and 0.50 g / cm 3 or less), the initial surface pressure of the holding material according to Example 1 is It was significantly larger than that of the holding materials according to Comparative Examples 1 and 2.
すなわち、比較例2に係る保持材の嵩密度が0.30g/cm3、0.35g/cm3、0.40g/cm3、0.45g/cm3及び0.50g/cm3の場合における当該保持材の初期面圧は、それぞれ20N/cm2、31N/cm2、42N/cm2、54N/cm2及び66N/cm2であった。
これに対し、実施例1に係る保持材の嵩密度が0.30g/cm3、0.35g/cm3、0.40g/cm3、0.45g/cm3及び0.50g/cm3の場合における当該保持材の初期面圧は、それぞれ23N/cm2、39N/cm2、58N/cm2、81N/cm2及び106N/cm2であった。
That is, in the case of the comparative example the bulk density of the holding member according to 2 0.30g / cm 3, 0.35g / cm 3, 0.40g / cm 3, 0.45g / cm 3 and 0.50 g / cm 3 the initial surface pressure of the holding member was respectively 20N / cm 2, 31N / cm 2, 42N /
In contrast, the bulk density of the holding material according to Example 1 is 0.30g / cm 3, 0.35g / cm 3, 0.40g / cm 3, of 0.45 g / cm 3 and 0.50 g / cm 3 the initial surface pressure of the holding member in the case, were respectively 23N / cm 2, 39N / cm 2, 58N /
評価例3[ウェットボリュームの測定]
保持材のウェットボリュームを測定した。すなわち、まず、保持材の一部(実施例1、2については2g、比較例1、2については5g)をサンプルとして採取し、当該サンプルを容積500mLの容器内の水道水中で撹拌することにより、当該サンプルを構成する無機繊維を分散させた。
Evaluation Example 3 [Measurement of Wet Volume]
The wet volume of the holding material was measured. That is, first, by collecting a part of the holding material (2 g for Examples 1 and 2 and 5 g for Comparative Examples 1 and 2) as a sample and stirring the sample in tap water in a container having a volume of 500 mL The inorganic fibers constituting the sample were dispersed.
次いで、分散された無機繊維を含む溶液を、1000mL用メスシリンダーに移し、撹拌により当該無機繊維を分散させながら、当該溶液の体積が1000mLになるまで水道水を加えた。 Next, the solution containing the dispersed inorganic fibers was transferred to a 1000 mL graduated cylinder, and tap water was added until the volume of the solution reached 1000 mL while dispersing the inorganic fibers by stirring.
メスシリンダーを30分以上静置することにより、1000mLの溶液中で無機繊維を沈降させた。沈降した無機繊維塊の上端面の位置に相当する、メスシリンダーの目盛(mL)を読み取った。そして、読み取られた目盛に対応する体積(mL)を、保持材5gあたりのウェットボリューム(mL/5g)として得た。なお、実施例1、2については、5gのサンプルを使用すると溶液の体積が1000mLを超えるため、2gのサンプルを使用して得られた値を、5gあたりの値に換算して、ウェットボリューム(mL/5g)を算出した。 The inorganic fiber was allowed to settle in 1000 mL of the solution by allowing the graduated cylinder to stand for 30 minutes or more. The scale (mL) of the graduated cylinder corresponding to the position of the upper end surface of the sedimented inorganic fiber mass was read. And the volume (mL) corresponding to the read scale was obtained as a wet volume (mL / 5g) per 5g of holding materials. In addition, about Example 1, 2, since the volume of a solution exceeds 1000 mL when a 5g sample is used, the value obtained using a 2g sample is converted into the value per 5g, and wet volume ( mL / 5 g) was calculated.
その結果、実施例1に係る保持材のウェットボリュームは、1500mL/5gであった。実施例2に係る保持材のウェットボリュームは、1500mL/5gであった。一方、比較例1に係る保持材のウェットボリュームは、700mL/5gであった。比較例2に係る保持材のウェットボリュームは、600mL/5gであった。 As a result, the wet volume of the holding material according to Example 1 was 1500 mL / 5 g. The wet volume of the holding material according to Example 2 was 1500 mL / 5 g. On the other hand, the wet volume of the holding material according to Comparative Example 1 was 700 mL / 5 g. The wet volume of the holding material according to Comparative Example 2 was 600 mL / 5 g.
本発明の気体処理装置用保持材は、自動車等の触媒コンバータに使用することができる。 The holding | maintenance material for gas processing apparatuses of this invention can be used for catalytic converters, such as a motor vehicle.
1 気体処理装置
10 保持材
11 保持材の内側表面
12 保持材の外側表面
20 処理構造体
21 処理構造体の外側表面
30 ケーシング
31 ケーシングの内側表面
40 試験装置
41 第一治具
42 第二治具
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記保持材を、その嵩密度が所定の圧縮時嵩密度になるまで圧縮して10秒維持し、その後、前記保持材を、その嵩密度が前記圧縮時嵩密度より12%小さい開放時嵩密度になるまで開放するサイクルを繰り返す試験において、前記サイクルを2500回繰り返した時点の前記保持材の開放時面圧と前記圧縮時嵩密度とが、次の関係を満たす
ことを特徴とする気体処理装置用保持材。
P≧17.10×D−1.62
(Pは前記開放時面圧(N/cm2)を表し、Dは前記圧縮時嵩密度(g/cm3)を表す。) In a gas processing apparatus including a processing structure and a casing that accommodates the processing structure, a holding material made of inorganic fibers disposed between the processing structure and the casing,
The holding material is compressed for 10 seconds until the bulk density reaches a predetermined compression bulk density, and then the holding material has an open bulk density that is 12% smaller than the compression bulk density. In the test of repeating the cycle of releasing until the pressure is reached, the surface pressure at the time of opening of the holding material and the bulk density at the time of compression when the cycle is repeated 2500 times satisfy the following relationship: Retaining material.
P ≧ 17.10 × D−1.62
(P represents the surface pressure at opening (N / cm 2 ), and D represents the bulk density at compression (g / cm 3 ).)
ことを特徴とする請求項1に記載の気体処理装置用保持材。 The holding material for a gas processing device according to claim 1, wherein the inorganic fibers are alumina fibers composed of 70 wt% to 75 wt% alumina and 30 wt% to 25 wt% silica.
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の気体処理装置用保持材。 True density of 3.02 g / cm 3 gas processing device for holding material according to claim 1 or 2, characterized in that a ~3.50g / cm 3 of the inorganic fibers.
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の気体処理装置用保持材。 The holding | maintenance material for gas processing apparatuses in any one of Claims 1 thru | or 3 whose ratio with respect to the theoretical value of the true density of the said inorganic fiber is 86.9% or more.
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の気体処理装置用保持材。 The holding material for a gas processing apparatus according to any one of claims 1 to 4, wherein the holding material is a holding material manufactured by a wet method or a dry method.
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の気体処理装置用保持材。 The holding material for a gas processing device according to any one of claims 1 to 5, wherein a wet volume of the holding material is 750 mL / 5 g or more.
前記処理構造体を収容するケーシングと、
前記処理構造体と前記ケーシングとの間に配置された、請求項1乃至6のいずれかに記載の保持材と、
を備える
ことを特徴とする気体処理装置。 A processing structure;
A casing for housing the processing structure;
The holding material according to any one of claims 1 to 6, which is disposed between the processing structure and the casing;
A gas treatment device comprising:
前記処理構造体を収容するケーシングと、
前記処理構造体と前記ケーシングとの間に配置された保持材と、
を備える気体処理装置の製造方法であって、
前記処理構造体と前記ケーシングとの間に、請求項1乃至6のいずれかに記載の保持材を配置することを含む
ことを特徴とする気体処理装置の製造方法。 A processing structure;
A casing for housing the processing structure;
A holding member disposed between the processing structure and the casing;
A method of manufacturing a gas treatment device comprising:
A method for manufacturing a gas processing apparatus, comprising: disposing the holding material according to any one of claims 1 to 6 between the processing structure and the casing.
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