JP2019150465A - 生体センサ用積層体および生体センサ - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の一実施形態である生体センサ用積層体1を、図1〜図3Dを参照して説明する。
感圧接着層2は、生体センサ用積層体1の下面を形成する。感圧接着層2は、生体センサ用積層体1の下面を生体表面(皮膚33など)に対して貼付するために、生体センサ用積層体1の下面に感圧接着性を付与する層である。感圧接着層2は、生体センサ用積層体1の外形形状を形成している。感圧接着層2は、長手方向に延びる平板形状(シート形状)を有する。具体的には、例えば、感圧接着層2は、長手方向に延びる帯状を有し、長手方向中央部が短手方向両外側に向かって膨らむ形状を有する。また、感圧接着層2において、長手方向中央部の短手方向両端縁は、長手方向中央部以外の短手方向両端縁に対して、短手方向両外側に位置する。
基材層3は、図1に示すように、生体センサ用積層体1の上面を形成する。基材層3は、感圧接着層2とともに生体センサ用積層体1の外形形状を形成している。基材層3の平面視形状は、感圧接着層2の平面視形状と同一である。基材層3は、感圧接着層2の上面全面に配置されている。基材層3は、感圧接着層2を支持する支持層である。基材層3は、長手方向に延びるシート形状を有する。
配線層4は、図2A〜Bに示すように、基材層3の基材溝14に埋設されている。詳しくは、配線層4は、基材層3の上面から露出するように、基材層3の上端部に埋め込まれている。配線層4の下面の全部および側面の全部は、基材層3に接触している。配線層4の上面は、基材層3の上面から露出している。配線層4の上面は、基材層3の上面とともに、生体センサ用積層体1の上面を形成しており、配線層4の上面は、基材層3の上面と面一である。
プローブ5は、感圧接着層2が生体表面に貼付されたときに、生体表面に接触して、生体からの電気信号や温度、振動、汗、代謝物などをセンシングする電極である。
接続部6は、図2A〜Bに示すように、基材開口部15および接着開口部11に対応して設けられており、それらと同一形状を有する。接続部6は、基材層3および感圧接着層2を厚み方向(上下方向)に貫通(通過)しており、基材開口部15および接着開口部11に充填されている。接続部6は、軸線が厚み方向に延びる略円筒形状を有する。
次に、生体センサ用積層体1の製造方法の一実施形態を説明する。
次に、生体センサの一例として、生体センサ用積層体1を備える貼付型心電計30を説明する。
以下の各変形例において、上記した一実施形態と同様の部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、各変形例を適宜組み合わせることができる。さらに、各変形例は、特記する以外、一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
上記した貼付型心電計30は、基材層3の上面が露出されているが、例えば、図4に示すように、貼付型心電計30は、基材層3の上面に配置される支持フィルム40を備えることができる。
上記一実施形態では、図2A〜Bに示すように、配線層4の側面の全部は、基材層3に接触しているが、例えば、図示しないが、配線層4の側面の下部が、基材層3に接触し、配線層4の側面の上部が、基材層3の上面から露出することができる。つまり、配線層4の上部が基材層3の上面から突出し、配線層4の下部が基材層3に埋め込まれている。
図1および図2A〜Bに示す一実施形態では、本発明の生体センサの一例として貼付型心電計30を挙げたが、例えば、図示しないが、生体信号をセンシングして生体の健康状態をモニタできる装置などが挙げられ、具体的には、貼付型脳波計、貼付型血圧計、貼付型脈拍計、貼付型筋電計、貼付型温度計などが挙げられる。
する。
(実施例1)
ポリウレタン含有溶液(後述するポリウレタンA:20質量%、メチルエチルケトン(溶媒):40質量%、ジメチルホルムアミド(溶媒):40質量%を含有)と、トリカプリル酸グリセリル(商品名「ココナード」、花王社製)と、シランカップリング剤(N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、商品名「KBM−603」、信越化学社製)とを、ポリウレタン:トリカプリル酸グリセリル:シランカップリング剤の質量比(固形分)が100:10:0.1となるように、混合撹拌して、基材組成物溶液を調製した。
ポリウレタンおよびシランカップリング剤の種類および処方を表1の種類および処方に変更した以外は、実施例1と同様にして、基材組成物溶液を調製した。
ポリウレタンおよびシランカップリング剤の種類および処方を表1の種類および処方に変更した以外は、実施例1と同様にして、基材組成物溶液を調製した。
アクリル酸イソノニル65質量部、アクリル酸メトキシエチル30質量部およびアクリル酸5質量部を共重合させてアクリルポリマーを調製した。続いて、アクリルポリマー100質量部と、トリカプリル酸グリセリル60質量部と、多官能イソシアネート化合物0.01質量部とを撹拌混合して、アクリル系感圧接着組成物を調製した。
(剥離強度の測定)
各実施例および各比較例の基材組成物溶液を、銅箔(幅5cm、長さ10cm)に塗布し、130℃で5分間、乾燥して、銅箔の上面に厚み30μmの伸縮性を有する基材層を形成した。これにより、剥離強度測定用のサンプルを得た。
各実施例および各比較例の基材組成物溶液を用いて基材層(厚み8μm)を形成し、上記のアクリル系感圧接着組成物を用いて感圧接着層(厚み25μm)を形成することにより、図1〜図2Bに示す生体センサ用積層体を製造した。なお、配線として、銅配線(厚み4μm、幅(短手方向長さ)300μm)を用いた。また、銅配線は、基材層の基材溝に埋設されており、銅配線の上面は、基材層の上面と面一であった。
ポリウレタンB:商品名「PANDEX T−8180N」、DICコベストロポリマー社製、ジフェニルメタンジイソシアネート(10モル%)とポリテトラメチレンエーテルグリコール(90モル%)との共重合体
KBM603:商品名、信越化学社製、アミン系シランカップリング剤、第1級アミンおよび第2級アミン併有型、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン
KBM903:商品名、信越化学社製、アミノ系シランカップリング剤、第1級アミン型、3−アミノプロピルトリメトキシシラン
KBM403:商品名、信越化学社製、エポキシ系シランカップリング剤、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
KBM503:商品名、信越化学社製、メタクリル系シランカップリング剤、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
KBM5103:商品名、信越化学社製、アクリル系シランカップリング剤、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン
KBE9007:商品名、信越化学社製、イソシアネート系シランカップリング剤、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン
2 感圧接着層
3 基材層
4 配線層
30 貼付型心電計
31 電子部品
Claims (6)
- 生体に貼付するための感圧接着層と、
前記感圧接着層の上面に配置され、伸縮性を有する基材層と、
前記基材層の上面に埋設される配線層と
を備え、
前記基材層は、アミン系シランカップリング剤を含有することを特徴とする、生体センサ用積層体。 - 前記基材層は、ポリウレタン樹脂を含有することを特徴とする、請求項1に記載の生体センサ用積層体。
- 前記アミン系シランカップリング剤は、前記ポリウレタン樹脂100質量部に対して、0.1質量部以上含有することを特徴とする、請求項2に記載の生体センサ用積層体。
- 前記アミン系シランカップリング剤は、第1級アミンおよび第2級アミンを有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の生体センサ用積層体。
- 前記配線層が、銅配線から形成されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の生体センサ用積層体。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の生体センサ用積層体と、
前記配線層に電気的に接続されるように、前記基材層に実装される電子部品と
を備えることを特徴とする、生体センサ。
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