JP2019149743A - Ip変換器及びインフラ情報システム - Google Patents

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理 大脇
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【課題】既設のインフラ情報装置を用いてインフラ情報システムをIP化するのに適したIP変換器を提供する。【解決手段】IP変換器10Aは、IPデータを含むイーサネット信号を通信ネットワークNと送受信するLAN通信部11と、LAN通信部11に接続され、イーサネット信号とHDLC方式又は非同期方式のシリアル通信信号とを相互に変換する通信変換部13と、通信変換部13に接続され、シリアル通信信号と変調信号とを相互に変換するモデム部14と、モデム部14に接続され、変調信号を加入者回線上で送受信する疑似交換部15とを備える。また、LAN通信部11に、IPデータを含む無線信号を通信ネットワークNと送受信する無線ゲートウェイ17が接続されてもよい。【選択図】 図1A

Description

本発明は、IP変換器及びそれを用いたインフラ情報システムに関する。
特許文献1は、道路情報通信システムを開示する。この道路情報通信システムは、遠隔地に配置された情報表示板とPCとセンタサーバとを備える。センタサーバは、PCによって所望の情報表示を指示するための接続要求が行われた場合、予め登録された情報表示板が接続されている通信ユニットの接続情報にて携帯電話網との接続を確立する。接続確立後、センタサーバは、TCPソケット通信によって携帯電話網及び通信ユニットを通じて所望の情報表示を指定する番号を情報表示板に送信することで情報表示板の表示制御を行う。
特開2006−285948号公報
しかし、上記のような構成においては、センタサーバと情報表示板とがIP接続されておらず、新たなIP化システムを導入しようとすると、情報表示板などのインフラ情報装置(現場機器)をIP化するための改修が必要となる。そのため、IP化システムの導入が容易でないという問題があった。また、一般的なIP変換器はインフラ情報装置用の通信に対応していないため、そのようなIP変換器をそのままインフラ情報装置に適用してIP化システムを導入することはできない。このような問題は、種々のインフラ情報システムに共通の課題となる。
そこで、本発明は、既設のインフラ情報装置を用いてインフラ情報システムをIP化するのに適したIP変換器を提供することを課題とする。また、本発明はそのようなIP変換器を用いて導入容易なIP化インフラ情報システムを提供することを課題とする。
本発明の第1の形態のIP変換器は、IPデータを含むイーサネット信号を通信ネットワークと送受信するLAN通信部と、LAN通信部に接続され、イーサネット信号とHDLC方式又は非同期方式のシリアル通信信号とを相互に変換する通信変換部と、通信変換部に接続され、シリアル通信信号と変調信号とを相互に変換するモデム部と、モデム部に接続され、変調信号を加入者回線上で送受信する疑似交換部とを備える。また、LAN通信部に、IPデータを含む無線信号を通信ネットワークと送受信する無線ゲートウェイが接続され得る。
本発明の第2の形態のIP変換器は、IPデータを含む無線信号を通信ネットワークと送受信し、無線信号とイーサネット信号とを相互に変換する無線通信部と、無線通信部に接続され、イーサネット信号とHDLC方式又は非同期方式のシリアル通信信号とを相互に変換する通信変換部と、通信変換部に接続され、シリアル通信信号と変調信号とを相互に変換するモデム部と、モデム部に接続され、変調信号を加入者回線上で送受信する疑似交換部とを備える。また、通信変換部に接続され、IPデータを含むイーサネット信号を通信ネットワークと送受信するLAN通信部をさらに備えていてもよい。
上記第1及び第2の形態のIP変換器によると、IPデータと加入者回線用の信号とをHDLC方式又は非同期方式のシリアル信号を介して変換することが可能となる。したがって、加入者回線に接続されていた既設のインフラ情報装置を用いてインフラ情報システムをIP化するのに適したIP変換器が実現される。
本発明の第3の形態のIP変換器は、IPデータを含むイーサネット信号を通信ネットワークと送受信するLAN通信部と、LAN通信部に接続され、イーサネット信号とHDLC方式又は非同期方式のシリアル通信信号とを相互に変換する通信変換部と、通信変換部に接続され、シリアル通信信号と変調信号とを相互に変換し、変調信号を専用回線上で送受信するモデム部とを備える。また、LAN通信部に、IPデータを含む無線信号を通信ネットワークと送受信する無線ゲートウェイが接続され得る。
本発明の第4の形態のIP変換器は、IPデータを含む無線信号を通信ネットワークと送受信し、無線信号とイーサネット信号とを相互に変換する無線通信部と、無線通信部に接続され、イーサネット信号とHDLC方式又は非同期方式のシリアル通信信号とを相互に変換する通信変換部と、通信変換部に接続され、シリアル通信信号と変調信号とを相互に変換し、変調信号を専用回線上で送受信するモデム部とを備える。また、通信変換部に接続され、IPデータを含むイーサネット信号を通信ネットワークと送受信するLAN通信部をさらに備えていてもよい。
上記第3及び第4の形態のIP変換器によると、IPデータと専用回線用の信号とをHDLC方式又は非同期方式のシリアル信号を介して変換することが可能となる。したがって、専用回線に接続されていた既設のインフラ情報装置を用いてインフラ情報システムをIP化するのに適したIP変換器が実現される。
上記第3又は第4の形態のIP変換器において、変調信号は、3.4kHzの帯域品目のアナログ信号であることが好ましい。これにより、汎用性の高いアナログ通信用のIP変換器が実現される。
上記第3又は第4の形態のIP変換器において、変調信号が、50bit/sの符号品目のデジタル信号であることが好ましい。これにより、汎用性の高いデジタル通信用のIP変換器が実現される。
本発明のインフラ情報システムは、制御指令を通信ネットワークに送信する上位装置と、通信ネットワークに接続される上記第1から第4の形態のいずれかのIP変換器と、出力部、制御指令を通信ネットワークからIP変換器を介して受信する通信部及び制御指令に基づいて出力部を動作させる制御部を含むインフラ情報装置とを備える。このように、上位装置とインフラ情報装置とが上記のIP変換器を介して接続されるため、導入容易なIP化インフラ情報システムが実現される。
本発明の一態様による情報表示のためのインフラ情報システムは、表示制御指令を通信ネットワークに送信するサーバと、通信ネットワークに接続される上記第1から第4のいずれかの形態のIP変換器と、発光表示部、表示制御指令を通信ネットワークからIP変換器を介して受信する通信部及び表示制御指令に基づいて発光表示部を点灯制御する点灯制御部を含む情報表示板とを備える。このように、サーバと情報表示板とが上記のIP変換器を介して接続されるため、情報表示のための導入容易なIP化インフラ情報システムが実現される。
本発明の一態様による警報報知のためのインフラ情報システムは、警報制御指令を通信ネットワークに送信するサーバと、通信ネットワークに接続される上記第1から第4のいずれかの形態のIP変換器と、警報装置と、警報制御指令を通信ネットワークからIP変換器を介して受信する通信部及び警報制御指令に基づいて警報装置を作動させる警報作動部を含む制御装置とを備える。このように、サーバと制御装置とが上記のIP変換器を介して接続されるため、警報報知のための導入容易なIP化インフラ情報システムが実現される。
本発明の第1の実施形態によるIP変換器を説明するブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるIP変換器を説明するブロック図である。 本発明の第2の実施形態によるIP変換器を説明するブロック図である。 本発明の第2の実施形態によるIP変換器を説明するブロック図である。 本発明の第3の実施形態によるIP変換器を説明するブロック図である。 本発明の第3の実施形態によるIP変換器を説明するブロック図である。 本発明の第4の実施形態によるIP変換器を説明するブロック図である。 本発明の第4の実施形態によるIP変換器を説明するブロック図である。 本発明のIP変換器を用いた道路情報表示システムのブロック図である。 本発明のIP変換器を用いたトンネル警報システムのブロック図である。 IP変換器導入前のインフラ情報システムを示すブロック図である。 IP変換器導入前のインフラ情報システムを示すブロック図である。
<第1の実施形態>
図1A及び図1Bに、第1の実施形態によるIP変換器10Aを含むインフラ情報システム100のブロック図を示す。インフラ情報システム100は、IP変換器10A、上位装置200及び現場機器300を含む。現場機器300は、例えば、道路情報表示板、トンネル警報装置、河川情報表示板、各種防災表示板、警察署又は消防署の表示板及び監視制御装置などである。なお、本開示において、これらの現場機器を総称してインフラ情報装置ともいう。
上位装置200は、パソコンなどのサーバ201を含み、通信ネットワークN(以下、「ネットワークN」という)を介してIP変換器10Aに接続される。ネットワークNはLANなどの有線ネットワーク又は3G、LTEなどの無線ネットワークであり、ネットワークN上でIPデータ(IPパケット)が搬送される。上位装置200は、現場機器300の制御のための表示制御指令、警報制御指令などの制御指令、現場機器300の保守のための監視信号、問合せ信号などを含む保守指令などを、ネットワークN及びIP変換器10Aを介して現場機器300に送信することができる。
現場機器300は、通信部301、制御部302及び出力部303を含み、加入者回線Lsを介してIP変換器10Aに接続される。出力部303は、例えば、現場機器300が道路情報表示板、河川情報表示板などの表示板である場合の発光表示部(例えば、LED表示部)、現場機器300がトンネル警報装置である場合の警報装置などである。通信部301は、上位装置200からの制御指令、保守指令などを加入者回線Lsを介して受信するモデムとして機能する。制御部302は、通信部301によって受信された制御指令又は保守指令に基づいて出力部303の動作状態を制御又は診断する。また、制御部302は、制御指令、保守指令などに対する応答信号又は自発的に生成する発信信号を上位装置200に送信するために、当該信号を加入者回線Lsに出力することもできる。
図7に、IP変換器10Aを導入する前のインフラ情報システム150の既設状態を示す。上位装置200のサーバ201は、外付けされたモデム202によって加入者回線Lsを介して公衆交換電話網(PSTN)に接続され、現場機器300は通信部301(モデム)によって加入者回線Lsを介してPSTNに接続される。このような構成においては、上位装置200のIP化に伴い、現場機器300(特に通信部301)の改造又は修理が必要となってしまう。そこで、本実施形態は、上位装置200側のIP化に対して、上位装置200及びネットワークNと現場機器300との間にIP変換器10Aを挿入接続する。すなわち、図1A及び図1Bに示すように、加入者回線Lsに対応した現場機器300に変更を加えることなく、IP変換器10Aが加入者回線Lsを介して現場機器300に接続される。
図1A及び図1Bに示すように、IP変換器10Aは、LAN通信部11、通信変換部13、モデム部14及び疑似交換部15を備える。図1Aの構成では、IP変換器10Aには3G・LTEゲートウェイ17(無線ゲートウェイ)が外付けされ、3G・LTEゲートウェイ17がネットワークNに無線接続される。図1Bの構成では、LAN通信部11がネットワークNに接続される。図1A及び図1Bのいずれの構成においても、疑似交換部15が加入者回線Ls(現場機器300側)に接続される。後述の説明から分かるように、IP変換器10Aは、3G・LTEゲートウェイ17とLAN通信部11〜疑似交換部15とのセットとして構成されてもよいし、LAN通信部11〜疑似交換部15のみで構成されて必要に応じて3G・LTEゲートウェイ17が接続されるように構成されてもよい。また、上位装置200とネットワークNとの接続において、モデム202(図7参照)は不要となる。
3G・LTEゲートウェイ17は、ネットワークNからの無線通信(3G又はLTE)によるIPデータをイーサネット(登録商標)信号に変換し、そのイーサネット信号をLAN通信部11に出力する。また、3G・LTEゲートウェイ17は、LAN通信部11からのイーサネット信号をIPデータに変換し、そのIPデータをネットワークNに出力する。なお、ネットワークNからLAN配線のみを受ける場合には、3G・LTEゲートウェイ17は不要となる。この場合、LAN通信に特化した簡素な構成のIP変換器が実現される。
LAN通信部11は、ネットワークN側においてLAN配線(LAN)及び3G・LTEゲートウェイ17に接続可能であり、加入者回線Ls側において通信変換部13に接続される。LAN通信部11は、イーサネット信号を送受信するLAN通信用のインターフェースとして機能する。
通信変換部13は、LAN通信部11から入力されるイーサネット信号をHDLC(High-level Data Link Control)方式のシリアル通信信号又は非同期方式(ASYNC)のシリアル通信信号に変換し、そのシリアル通信信号をモデム部14に出力する。また、通信変換部13は、モデム部14から入力されるシリアル通信信号をイーサネット信号に変換し、そのイーサネット信号をLAN通信部11に出力する。
モデム部14は、通信変換部13から入力されるシリアル通信信号を変調(位相変調及び周波数変調)し、変調信号を疑似交換部15に出力する。また、モデム部304は、疑似交換部15から入力される回線信号を復調し、上記形式のシリアル通信信号を通信変換部13に出力する。
疑似交換部15は、一般的なPSTNに含まれる交換回路の代替として機能する。すなわち、疑似交換部15は、モデム部14から入力される変調信号を加入者回線Lsを介して現場機器300の通信部301に送信する。また、疑似交換部15は、現場機器300の通信部301から加入者回線Lsを介して入力される回線信号をモデム部14に出力する。
上記をまとめると、上位装置200からネットワークNを介して(さらに必要に応じて3G・LTEゲートウェイ17を介して)IPデータ(制御指令、保守指令など)を含むイーサネット信号が、LAN通信部11に入力される。このイーサネット信号が、通信変換部13によってHDLC方式又は非同期方式(ASYNC)のシリアル通信信号に変換され、シリアル通信信号がモデム部14によって変調され、変調信号が疑似交換部15から加入者回線Lsを介して現場機器300に送信される。逆に、現場機器300からの回線信号(応答信号、発信信号など)が、加入者回線Lsを介して疑似交換部15によって受信され、モデム部14によって復調されて上記シリアル通信信号に変換される。このシリアル通信信号が通信変換部13によってIPデータのイーサネット信号に変換され、イーサネット信号がLAN通信部11から(必要に応じて3G・LTEゲートウェイ17を介して)ネットワークNを介して上位装置200に送信される。
以上のように、本実施形態のIP変換器10Aは、IPデータを含むイーサネット信号をネットワークNと送受信するLAN通信部11と、LAN通信部11に接続されてイーサネット信号とHDLC方式又は非同期方式のシリアル通信信号とを相互に変換する通信変換部13と、通信変換部13に接続されてシリアル通信信号と変調信号とを相互に変換するモデム部14と、モデム部14に接続されて変調信号を加入者回線Ls上で送受信する疑似交換部15とを備える。また、LAN通信部11に、IPデータを含む無線信号をネットワークNと送受信する3G・LTEゲートウェイ17が接続され得る。
これにより、IPデータと加入者回線用の信号とをHDLC方式又は非同期方式のシリアル信号を介して変換することが可能となる。したがって、加入者回線Lsに接続されていた既設の現場機器300(インフラ情報装置)を用いてインフラ情報システムをIP化するのに適したIP変換器10Aが実現される。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態では、3G・LTEゲートウェイ17がIP変換器10Aに外付けされる構成を示したが、本実施形態では、3G・LTEゲートウェイ17に対応する機能がIP変換器に内蔵される構成を示す。
図2A及び図2Bに、第2の実施形態によるIP変換器10Bを含むインフラ情報システム100のブロック図を示す。本実施形態において、第1の実施形態と同様の構成には同じ符号を付し、その重複する説明を省略する。本実施形態では、上位装置200及びネットワークNと現場機器300との間にIP変換器10Bが挿入接続される。現場機器300の通信部301は加入者回線Lsに対応した通信部であり、IP変換器10Bは加入者回線Lsを介して通信部301に接続される。本実施形態でも、上位装置200とネットワークNとの接続において、モデム202(図7参照)は不要となる。
IP変換器10Bは、LAN通信部11、3G・LTE通信部12(無線通信部)、通信変換部13、モデム部14及び疑似交換部15を備える。本実施形態では、3G・LTE通信部12が、通信変換部13のネットワークN側にLAN通信部11と並列に接続される。図2Aの構成では、3G・LTE通信部12がネットワークNに接続され、図2Bの構成では、LAN通信部11がネットワークNに接続される。
3G・LTE通信部12は、ネットワークNからの無線通信(3G又はLTE)によるIPデータをイーサネット信号に変換し、そのイーサネット信号を通信変換部13に出力する。また、3G・LTE通信部12は、通信変換部13からのイーサネット信号をIPデータに変換し、そのIPデータをネットワークNに出力する。なお、ネットワークNから無線通信のみを受ける場合には、LAN通信部11は不要となる。この場合、無線通信に特化した簡素な構成のIP変換器が構成される。
これにより、上位装置200からネットワークNを介してIPデータ(制御指令、保守指令など)を含むイーサネット信号が、LAN通信部11で受信される。あるいは、上位装置200からネットワークNを介してIPデータ(制御指令、保守指令など)を含む無線信号が、3G・LTE通信部12において受信され、イーサネット信号に変換される。このイーサネット信号が、通信変換部13によってHDLC方式又は非同期方式(ASYNC)のシリアル通信信号に変換され、シリアル通信信号がモデム部14によって変調され、変調信号が疑似交換部15から加入者回線Lsを介して現場機器300に送信される。逆に、現場機器300からの回線信号(応答信号、発信信号など)が、加入者回線Lsを介して疑似交換部15によって受信され、モデム部14によって復調されて上記シリアル通信信号に変換される。このシリアル通信信号が通信変換部13によってIPデータのイーサネット信号に変換され、イーサネット信号がLAN通信部11からネットワークNを介して上位装置200に送信され、あるいは3G・LTE通信部12からネットワークNを介して上位装置200に無線送信される。
以上のように、本実施形態のIP変換器10Bは、IPデータを含む3G・LTE信号をネットワークNと送受信し、3G・LTE信号とイーサネット信号とを相互に変換する3G・LTE通信部12と、3G・LTE通信部12に接続されてイーサネット信号とHDLC方式又は非同期方式のシリアル通信信号とを相互に変換する通信変換部13と、通信変換部13に接続されてシリアル通信信号と変調信号とを相互に変換するモデム部14と、モデム部14に接続されて変調信号を加入者回線Ls上で送受信する疑似交換部15とを備える。また、通信変換部13に接続され、IPデータを含むイーサネット信号をネットワークNと送受信するLAN通信部11がさらに設けられてもよい。
これにより、IPデータと加入者回線用の信号とをHDLC方式又は非同期方式のシリアル信号を介して変換することが可能となる。したがって、加入者回線Lsに接続されていた既設の現場機器300(インフラ情報装置)を用いてインフラ情報システムをIP化するのに適したIP変換器10Bが実現される。
<第3の実施形態>
上記第1の実施形態では、現場機器300が加入者回線に対応している場合に適用されるIP変換器を示したが、本実施形態では、現場機器300が専用回線に対応している場合に適用されるIP変換器を示す。
まず、図8に、IP変換器を導入する前のインフラ情報システム150の既設状態を示す。上位装置200のサーバ201は、外付けされたモデム202と現場機器300の通信部301(モデム)とがNTT専用回線Lpを介して接続される。このような構成においては、上位装置200のIP化に伴い、現場機器300(特に通信部301)の改造又は修理が必要となってしまう。そこで、本実施形態は、上位装置200側のIP化に対して、上位装置200及びネットワークNと現場機器300との間にIP変換器10Cを挿入接続する。すなわち、図3A及び図3Bに示すように、専用回線Lpに対応した現場機器300に変更を加えることなく、IP変換器10Cが専用回線Lpを介して現場機器300に接続される。
図3A及び図3Bに、第3の実施形態によるIP変換器10Cを含むインフラ情報システム100のブロック図を示す。本実施形態において、第1の実施形態と同様の構成には同じ符号を付し、その重複する説明を省略する。上述したように、IP変換器10Cは、専用回線Lp上で上位装置200及びネットワークNと現場機器300との間に挿入接続される。本実施形態でも、上位装置200とネットワークNとの接続において、モデム202(図8参照)は不要となる。
IP変換器10Cは、LAN通信部11、通信変換部13及びモデム部16を備える。図3Aの構成では、IP変換器10Cには3G・LTEゲートウェイ17(無線ゲートウェイ)が外付けされ、3G・LTEゲートウェイ17がネットワークNに無線接続される。図3Bの構成では、LAN通信部11がネットワークNに接続される。図3A及び図3Bのいずれの構成においても、モデム部16が専用回線Lp(現場機器300側)に接続される。また、IP変換器10Aには3G・LTEゲートウェイ17(無線ゲートウェイ)が外付け可能であり、3G・LTEゲートウェイ17はネットワークNに無線接続される。後述の説明から分かるように、IP変換器10Cは、3G・LTEゲートウェイ17とLAN通信部11〜モデム部16とのセットとして構成されてもよいし、LAN通信部11〜モデム部16のみで構成されて必要に応じて3G・LTEゲートウェイ17が接続されるように構成されてもよい。ネットワークNからLAN配線のみを受ける場合には3G・LTEゲートウェイ17は不要となり、LAN通信に特化した簡素な構成のIP変換器が実現される。
モデム部16は、専用回線Lpを介して回線信号を通信部301と送受信する。通信部301がアナログ通信部である場合、モデム部16は、通信変換部13から入力されるシリアル通信信号を所定の帯域品目のアナログ信号に変換し、そのアナログ回線信号を通信部301に出力する。また、モデム部16は、通信部301から入力されるアナログ回線信号を上記シリアル通信信号に変換し、そのシリアル通信信号を通信変換部13に出力する。上記所定の帯域品目は、例えば、3.4kHzである。これにより、汎用性の高いアナログ通信用のIP変換器10Cが実現される。
一方、通信部301がデジタル通信部である場合、モデム部16は、通信変換部13から入力されるシリアル通信信号を所定の符号品目のデジタル信号に変換し、そのデジタル回線信号を通信部301に出力する。また、モデム部16は、通信部301から入力されるデジタル回線信号を上記シリアル通信信号に変換し、そのシリアル通信信号を通信変換部13に出力する。上記所定の符号品目は、例えば、50bit/sである。これにより、汎用性の高いデジタル通信用のIP変換器10Cが実現される。
これにより、上位装置200からネットワークNを介して(さらに必要に応じて3G・LTEゲートウェイ17を介して)IPデータ(制御指令、保守指令など)を含むイーサネット信号が、LAN通信部11に入力される。このイーサネット信号が、通信変換部13によってHDLC方式又は非同期方式(ASYNC)のシリアル通信信号に変換され、シリアル通信信号がモデム部16によって変調され、変調信号が専用回線Lpを介して現場機器300に送信される。逆に、現場機器300から回線信号(応答信号、発信信号など)が、専用回線Lpを介してモデム部16によって受信及び復調されて上記シリアル通信信号に変換される。このシリアル通信信号が通信変換部13によってIPデータのイーサネット信号に変換され、イーサネット信号がLAN通信部11から(必要に応じて3G・LTEゲートウェイ17を介して)ネットワークNを介して上位装置200に送信される。
以上のように、本実施形態のIP変換器10Cは、IPデータを含むイーサネット信号をネットワークNと送受信するLAN通信部11と、LAN通信部11に接続されてイーサネット信号とHDLC方式又は非同期方式のシリアル通信信号とを相互に変換する通信変換部13と、通信変換部13に接続され、シリアル通信信号と変調信号とを相互に変換し、変調信号を専用回線Lp上で送受信するモデム部16とを備える。また、LAN通信部11に、IPデータを含む無線信号をネットワークNと送受信する3G・LTEゲートウェイ17が接続され得る。
これにより、IPデータと専用回線用の信号とをHDLC方式又は非同期方式のシリアル信号を介して変換することが可能となる。したがって、専用回線Lpに接続されていた既設の現場機器300(インフラ情報装置)を用いてインフラ情報システムをIP化するのに適したIP変換器10Cが実現される。
<第4の実施形態>
上記第3の実施形態では、3G・LTEゲートウェイ17がIP変換器10Cに外付けされる構成を示したが、本実施形態では、3G・LTEゲートウェイ17に対応する機能がIP変換器に内蔵される構成を示す。
図4A及び図4Bに、第4の実施形態によるIP変換器10Dを含むインフラ情報システム100のブロック図を示す。本実施形態において、第1〜第3の実施形態と同様の構成には同じ符号を付し、その重複する説明を省略する。本実施形態では、上位装置200及びネットワークNと現場機器300との間にIP変換器10Dが挿入接続される。本実施形態でも、現場機器300の通信部301は専用回線に対応した通信部であり、IP変換器10Dは専用回線Lpを介して通信部301に接続される。また、本実施形態でも、上位装置200とネットワークNとの接続において、モデム202(図8参照)は不要となる。
IP変換器10Dは、LAN通信部11、3G・LTE通信部12(無線通信部)、通信変換部13及びモデム部16を備える。本実施形態では、3G・LTE通信部12が、通信変換部13のネットワークN側にLAN通信部11と並列に接続される。図4Aの構成では、3G・LTE通信部12がネットワークNに接続され、図4Bの構成では、LAN通信部11がネットワークNに接続される。ネットワークNから無線通信のみを受ける場合にはLAN通信部11は不要となり、無線通信に特化した簡素な構成のIP変換器が構成される。
これにより、上位装置200からネットワークNを介してIPデータ(制御指令、保守指令など)を含むイーサネット信号が、LAN通信部11で受信される。あるいは、上位装置200からネットワークNを介してIPデータ(制御指令、保守指令など)を含む無線信号が、3G・LTE通信部12において受信され、イーサネット信号に変換される。このイーサネット信号が、通信変換部13によってHDLC方式又は非同期方式(ASYNC)のシリアル通信信号に変換され、シリアル通信信号がモデム部16によって変調され、変調信号が専用回線Lpを介して現場機器300に送信される。逆に、現場機器300から回線信号(応答信号又は発信信号)が、専用回線Lpを介してモデム部16によって受信及び復調されて上記シリアル通信信号に変換される。このシリアル通信信号が通信変換部13によってIPデータのイーサネット信号に変換され、イーサネット信号がLAN通信部11からネットワークNを介して上位装置200に送信され、あるいは3G・LTE通信部12からネットワークNを介して上位装置200に無線送信される。
以上のように、本実施形態のIP変換器10Cは、IPデータを含む3G・LTE信号をネットワークNと送受信し、3G・LTE信号とイーサネット信号とを相互に変換する3G・LTE通信部12と、3G・LTE通信部12に接続されてイーサネット信号とHDLC方式又は非同期方式のシリアル通信信号とを相互に変換する通信変換部13と、通信変換部13に接続され、シリアル通信信号と変調信号とを相互に変換し、変調信号を専用回線Lp上で送受信するモデム部16とを備える。また、通信変換部13に接続され、IPデータを含むイーサネット信号をネットワークNと送受信するLAN通信部11をさらに備えていてもよい。
これにより、IPデータと専用回線用の信号とをHDLC方式又は非同期方式のシリアル信号を介して変換することが可能となる。したがって、専用回線Lpに接続されていた既設の現場機器300(インフラ情報装置)を用いてインフラ情報システムをIP化するのに適したIP変換器10Dが実現される。
<インフラ情報システムへの適用例>
上記第1〜第4の実施形態において説明した本発明のIP変換器10A〜10Dは、種々のインフラ情報システムに適用可能である。本発明のインフラ情報システム100は、制御指令をネットワークNに送信する上位装置200と、ネットワークNに接続されるIP変換器10A〜10Dのいずれか(以下、「IP変換器10」という)と、出力部303、制御指令をネットワークNからIP変換器10を介して受信する通信部301及び制御指令に基づいて出力部303を動作させる制御部302を含む現場機器300(インフラ情報装置)とを備える。このように、上位装置200と現場機器300とがIP変換器10及びネットワークNを介して接続されるため、導入容易なIP化インフラ情報システム100が実現される。
<第1の適用例>
図5に、情報表示のためのインフラ情報システム100としての道路情報表示システム1のブロック図を示す。道路情報表示システム1は、上位装置200に対応するクラウドサーバ2、IP変換器10、及び現場機器300に対応する道路情報表示板3を含む。クラウドサーバ2はネットワークNに接続され、道路情報表示板3は加入者回線Ls又は専用回線Lp(以下、まとめて「回線L」ともいう)及びIP変換器10を介してネットワークNに接続される。また、クラウドサーバ2は、ネットワークNを介して、ユーザ施設U、メーカ施設M及び情報源S1〜S5と通信可能である。また、情報源S1〜S5を総称して又はいずれか1つを代表して情報源Sというものとする。本開示では、説明の便宜上、クラウドサーバ2がネットワークNの外部にあるものとして説明を行うが、クラウドサーバ2はネットワークN上にあるともいえる。あるいは、クラウドサーバ2はユーザ施設U又はメーカ施設Mに設置された物理サーバであってもよい。また、図5では、各ユーザ施設UとネットワークNの間、メーカ施設MとネットワークNの間、各情報源SとネットワークNの間が無線接続される構成を示すが、これらの接続の一部又は全部がLANなどによって有線接続されてもよい。
ユーザ施設Uは、例えば、地方公共団体の土木事務所、道路管理センタなどであり、ネットワークNに接続可能なユーザ端末4(クライアント端末)を含む。ユーザ端末4は、通信部41、CPU42、メモリ43及び入出力インターフェース(IF)44を備える一般的なパソコンなどである。ただし、ユーザ端末4は、タブレット、スマートフォン、専用機器など、他の種類の端末であってもよい。通信部41は、3G、LTEなどの無線接続又はLANなどの有線接続を介してネットワークNに接続し、ネットワークNを介してクラウドサーバ2と通信するための通信デバイスである。CPU42は、一般的なCPUとしての機能を実行するプロセッサである。メモリ43は、プログラム及びデータを記憶するROM及びRAMなどのメモリを含む。入出力IF44は、ディスプレイ、マウス、キーボード、スピーカ、マイクロフォンなどである。ユーザは、入出力IF44を介して、各種ユーザ指示を入力することができる。すなわち、ユーザ端末4は、ユーザによって入力されるユーザ指示を生成してそれをネットワークN経由でクラウドサーバ2に送信するとともに、クラウドサーバ2からの各種通知をネットワークN経由で受信してそれをユーザに表示出力することができる。
メーカ施設Mは、例えば、道路情報表示システム1の提供者又は道路情報表示板3の製造者の工場などであり、ネットワークNに接続可能なパソコンなどのメーカ端末5(クライアント端末)を含む。メーカ端末5は、通信部51、CPU52、メモリ53及び入出力IF54を備える一般的なパソコンなどである。ただし、メーカ端末5は、タブレット、スマートフォン、専用機器など、他の種類の端末であってもよい。通信部51は、3G、LTEなどの無線接続又はLANなどの有線接続を介してネットワークNに接続し、ネットワークNを介してクラウドサーバ2と通信するための通信デバイスである。CPU52は、一般的なCPUとしての機能を実行するプロセッサである。メモリ53は、プログラム及びデータを記憶するROM及びRAMなどのメモリを含む。入出力IF54は、ディスプレイ、マウス、キーボード、スピーカ、マイクロフォンなどである。ユーザは、入出力IF54を介して、各種ユーザ指示を入力することができる。すなわち、メーカ端末5は、ユーザによって入力されるユーザ指示を生成してそれをネットワークN経由でクラウドサーバ2に送信するとともに、クラウドサーバ2からの各種通知をネットワークN経由で受信してそれをユーザに表示出力することができる。
情報源S1は、所定地域の気象条件に関する気象情報をネットワークNに提供する気象情報サイト(気象庁、気象業務支援センタなど)である。情報源S2は、所定地域で発生した、又は発生し得る災害に関する防災情報をネットワークNに提供する防災情報サイトである。情報源S3は、所定地域の交通情報をネットワークNに提供する交通情報サイトである。情報源S4は、所定位置に設置されたセンサであり、その検知結果に基づくセンサ情報をネットワークNに送信する。ここで、センサは、例えば、路面状況(凍結、冠水など)を検知するための気象センサなどである。情報源S5は、所定位置に設置されたカメラ(定点カメラなど)であり、カメラによる撮影画像に対する画像処理によって取得されるカメラ情報をネットワークNに提供する。なお、情報源S1〜S5は例示であり、他の情報を提供する情報源が適用されてもよい。また、所定地域とは、各ユーザ施設Uの管轄区域、道路情報表示板3を含む地域などのことであり、所定位置とは、道路情報表示板3の付近の地点などのことである。各情報源Sは、不図示の通信部を備え、3G、LTEなどの無線接続又はLANなどの有線接続を介してネットワークNに上述の各情報をアップロードすることができる。
クラウドサーバ2は、通信部21、情報取得部22、指令生成部23、保守監視部24、設定変更部25、履歴保存部26及び記憶部27を備える。これらの各部は、システムバスを介して相互に信号又はデータのやり取りが可能な態様で接続されている。通信部21は、3G、LTEなどの無線接続又はLANなどの有線接続を介してネットワークNに接続し、ネットワークNを介して道路情報表示板3、ユーザ端末4及びメーカ端末5と通信するための通信デバイスである。情報取得部22、指令生成部23、保守監視部24、設定変更部25及び履歴保存部26は、CPUの一部であってもよいし、複数のCPUで構成されていてもよい。記憶部27は、プログラム及びデータを記憶するROM及びRAMなどのメモリを含む記憶装置である。
情報取得部22は、道路情報表示板3における道路情報表示に反映されるべき外部情報をネットワークNから取得する。情報取得部22は、データ収集部221及び指示受付部222を含む。
データ収集部221は、情報源Sからの外部情報をネットワークNから収集するように構成される。すなわち、データ収集部221は、情報源S1(気象情報サイト)からの気象情報、情報源S2(防災情報サイト)からの防災情報、情報源S3(交通情報サイト)からの交通情報、情報源S4(センサ)からのセンサ情報及び情報源S5(定点カメラ)からのカメラ情報のうちの少なくとも1つ以上を外部情報として収集する。気象情報は、例えば、雨量、気温などに関する情報である。防災情報は、緊急地震速報、Jアラート、自治体発信による情報などである。交通情報は、例えば、通行止、事故などによる車線規制、渋滞、駐車場などに関する情報である。センサ情報は、凍結、冠水などの路面状況に関する情報である。カメラ情報は、路面状況、交通情報などに関する情報である。なお、気象情報、防災情報、交通情報、センサ情報及びカメラ情報を総称して収集データというものとする。収集データは、プル型の態様としてデータ収集部221からの要求に応じて各情報源Sからクラウドサーバ2に送信されるようにしてもよいし、プッシュ型の態様として各情報源Sからクラウドサーバに逐次送信されるようにしてもよい。このように、クラウドサーバ2のデータ収集部221によって収集データがネットワークNから収集され、その収集データに基づいて表示制御指令が生成されるので、多様な表示を自動的な態様で適時に実行可能となる。
指示受付部222は、ユーザ端末4又はメーカ端末5からネットワークNを介して受信されるユーザ指示を外部情報として受け付ける。このユーザ指示は、ユーザ施設Uのユーザ又はメーカ施設Mのユーザが手動的に道路情報表示を操作する場合に使用され得る。また、ユーザ指示は、ユーザ施設Uのユーザ又はメーカ施設Mのユーザが能動的に道路情報表示システム1の保守作業を行う場合に使用され得る。また、ユーザ指示は、ユーザ施設Uのユーザ又はメーカ施設Mのユーザがクラウドサーバ2における各種設定を変更する場合にも使用され得る。これにより、ユーザ指示による道路情報表示なども可能となり、柔軟な道路情報表示が可能となる。
指令生成部23は、データ収集部221によって収集された収集データ又は指示受付部222によって受け付けられたユーザ指示に基づいて表示制御指令を生成する。この表示制御指令は、少なくとも道路情報表示における表示内容及びその道路情報表示を行う道路情報表示板3の送信先(アドレス)を指定するものである。
例えば、データ収集部221が情報源S1から所定量以上の降雨及び気温低下を示す気象情報を取得した場合には、指令生成部23は「気温低下 スリップ注意」などの表示を行うための表示制御指令を生成する。このような気象情報に基づく表示制御指令は、その気象情報が示す地域(例えば、都道府県単位、市町村などの自治体単位)に含まれる道路情報表示板3を送信先として指定することが好ましい。
例えば、データ収集部221が情報源S2から緊急地震速報を取得した場合には、指令生成部23は「緊急地震速報発令」の表示を行うための表示制御指令を生成する。このような防災情報に基づく表示制御指令は、その緊急性及び広域性を考慮して、全ての道路情報表示板3を送信先として指定することが好ましい。
例えば、データ収集部221が情報源S3から所定道路の渋滞を示す交通情報を取得した場合には、指令生成部23は「〇〇道 △△〜××間 4km渋滞」などの表示を行うための表示制御指令を生成する。このような特定地域の交通情報に基づく表示制御指令は、その交通情報に関与する地域の道路情報表示板3を送信先として指定することが好ましい。
例えば、データ収集部221が情報源S4から所定道路の冠水を示すセンサ情報を取得した場合又は情報源S5から冠水を示すカメラ情報を取得した場合には、指令生成部23は「〇〇道 冠水のため通行禁止」などの表示を行うための表示制御指令を生成する。このような特定地域のセンサ情報に基づく表示制御指令は、その地点に向かう道路上の道路情報表示板3を送信先として指定することが好ましい。
ここで、指令生成部23は、情報源S1〜S5に基づく優先順位を各表示制御指令に与えてもよい。例えば、指令生成部23は、情報源S2からの防災情報に基づく表示制御指令の生成を、他のいずれの収集データに基づく表示制御指令の生成に優先してもよい。また、同じ情報源Sからの収集データに基づく表示制御指令についても、内容の緊急性に応じて優先順位が与えられてもよい。例えば、指令生成部23は、情報源S4からのセンサ情報について、冠水を示す表示制御指令の生成を、路面凍結を示す表示制御指令の生成に優先してもよい。また、指示受付部222によって受け付けられたユーザ指示に基づく表示制御指令に対して、上記の優先順位付けにおけるいずれかの優先順位が与えられてもよい。あるいは、ユーザが、ユーザ端末4又はメーカ端末5を用いて各表示制御指令の優先度を決定できるようにしてもよい。ただし、いずれの場合であっても、上記の防災情報(緊急地震速報、Jアラートなど)に基づく表示制御指令が優先されることが好ましい。
また、指令生成部23は、道路情報表示板3に送信した表示制御指令に関する情報を通信部21からユーザ端末4、メーカ端末5、関連するユーザの携帯情報端末(スマートフォン、タブレットなど)などのクライアント端末に送信するように構成されてもよい。これにより、各道路情報表示板3における表示の状況がユーザにおいて明確となり、道路情報表示板3の管理性が高まる。道路情報表示板3に送信した表示制御指令に関する情報は、表示制御指令の内容及び送信先(道路情報表示板3のアドレス)であってもよいし、これと併せて当該表示制御指令の根拠となった外部情報(収集データ)の内容、表示制御指令の生成又は送信時刻などを含んでいてもよい。
また、指令生成部23は、生成した表示制御指令を道路情報表示板3に送信する前に、その表示制御指令を所定のユーザ端末(例えば、ユーザ端末4)に送信し、その表示制御指令の適否をユーザに確認させるように構成されてもよい。この場合、指令生成部23は、当該ユーザ端末からの許可応答に応じて、表示制御指令を道路情報表示板3に送信する。このように、収集データに対して表示制御指令を半自動的な態様で決定することにより、的確な表示制御が確実に実行される。ただし、防災情報に対する表示制御指令のように緊急を要するものについては、このようなユーザ確認処理は省略可能である。
保守監視部24は、道路情報表示板3の動作状態の監視結果に基づいて保守情報通知を生成し、その保守情報通知を通信部21からネットワークNを介してクライアント端末(ユーザ端末4、メーカ端末5、関連するユーザの携帯情報端末など)に送信するように構成される。あるいは、保守監視部24が保守情報通知をネットワークN上の所定のサイトにアップロードし、一般ユーザが保守情報通知を閲覧できるようにしてもよい。例えば、保守監視部24は、通信部21を介して監視信号をネットワークNに送信する。この監視信号に対する応答信号として状態情報が道路情報表示板3からネットワークNを介して受信されると、保守監視部24は、状態情報に基づいて保守情報通知を生成する。例えば、状態情報によって、対応の道路情報表示板3の電源異常などが特定され得る。また、監視信号に対して応答(ACK、状態情報などの応答)がない場合には、対応の道路情報表示板3が故障しているか、通信障害が発生していることが特定される。そして、保守監視部24は、この保守情報通知をクライアント端末に送信し、又は所定サイトにアップロードする。このように、ユーザではなくクラウドサーバ2が道路情報表示板3の監視及びそれに関する通知を行うので、容易な保守が可能となる。
上記監視信号は、周期的に(例えば、24時間毎に)送信されてもよいし、クライアント端末からのユーザ指示に応じて送信されるようにしてもよい。あるいは、監視信号は、データ収集部221によって収集される収集データのうちの所定のデータをトリガとして送信されるものであってもよい。例えば、道路情報表示板3が厳しい環境に曝された場合に、それをトリガとして監視信号が送信されるようにしてもよい。例えば、情報源S1からの気象情報が地震(例えば、震度4以上)、落雷、高温(例えば、気温35℃以上)、低温(例えば、−10℃以下)、強風(例えば、風速30m以上)、降雪(例えば、積雪10cm以上)などを示す場合が想定される。そして、監視信号が周期的に送信される場合の保守情報通知は、道路情報表示板3の動作に異常がある場合にのみクライアント端末に送信(又は所定サイトにアップロード)されてもよいし、異常の有無にかかわらずクライアント端末に送信(又は所定サイトにアップロード)されてもよい。
設定変更部25は、ユーザ端末4又はメーカ端末5からのユーザ指示に応じて、適用される収集データの設定である収集データ設定、外部情報に対応する表示制御指令の内容の設定である表示内容設定、又は道路情報表示板3の送信先の設定である送信先設定を変更する。例えば、収集データ設定の変更は、情報源Sの追加、削除又は変更を含む。また、収集データ設定の変更は、上述した情報源S間での優先順位付けの変更、表示制御指令間の優先順位付けの変更なども含み得る。表示内容設定の変更は、文言などのテキストの変更だけでなく、テキストのスクロール速度、表示色などの表示態様の変更も含み得る。送信先設定の変更は、道路情報表示板3が付加又は削除に対応する変更(送信先アドレスの変更)などを含み得る。
履歴保存部26は、指令生成部23によって生成された表示制御指令に関する情報又は道路情報表示板3に送信された表示制御指令に関する情報の履歴データを記憶部22に記憶させる。記憶部22に記憶された履歴データは、クライアント端末(ユーザ端末4、メーカ端末5、関連するユーザの携帯情報端末)の携帯情報端末などから閲覧可能であることが好ましい。このような履歴データの解析又は統計処理は、各道路情報表示板3付近の道路整備状況、交通状況などの改善に有用なものとなり得る。
道路情報表示板3は、上記通信部301に対応する通信部31、上記制御部302に対応する点灯制御部32及び状態判定部33、記憶部34、並びに上記出力部303に対応するLED表示部35(発光表示部)を備える。道路情報表示板3は、例えば、道路脇においてポールなどの上部に固定される。通信部31は、回線Lに接続され、すなわち加入者回線又は専用回線の通信に対応した通信デバイスである。通信部31は、加入者回線に対応している場合には、IP変換器10A又は10Bの疑似交換部15に接続され、専用回線に対応している場合には、IP変換器10C又は10Dのモデム部16に接続される。点灯制御部32及び状態判定部33は、CPUなどで構成される。記憶部34は、プログラム及びデータを記憶するROM及びRAMなどのメモリを含む。
LED表示部35は、点灯回路351及びLEDモジュール352を備える。説明の便宜上、図5においては1組の点灯回路351及びLEDモジュール352を代表して示すが、実際には、多数組の点灯回路351及びLEDモジュール352が接続される。各LEDモジュール352は多数のLED素子が配列されたLEDアレイを含み、複数のLEDモジュール352が1面の表示面を形成する。各点灯回路351は、LED用電源であり、商用電源などの入力電圧を、点灯制御部32の制御の下で、直流電流(電流波形、電流値などが制御された電流)に変換し、その直流電流をLEDモジュール352に供給する。例えば、点灯回路351は、入力電圧を全波整流する整流回路、及び整流回路の出力電圧から直流定電流を生成してそれをLEDモジュール352に出力するDC/DCコンバータを備える。なお、LED表示部35の代わりに、有機ELなどを用いた他の光源を用いた発光表示部が設けられてもよい。
点灯制御部32は、通信部31を介して受信された表示制御指令に基づいてLED表示部35を点灯制御する。ここで、表示制御指令は、予め定義された表示内容の識別子であってもよいし、表示内容に対応するLEDモジュール352の各々の点灯状態を決定するドットデータであってもよい。表示制御指令が識別子である場合、点灯制御部32は、記憶部34に記憶されたテーブルを参照して識別子に対応するドットデータを取得する。表示内容が静止表示の場合には、ドットデータによって点灯回路351の各々の出力状態が決定される。表示内容が動画表示の場合には、ドットデータによって点灯回路351の各々の時系列の出力状態が決定される。これにより、点灯制御部32は、ドットデータによって各点灯回路351の出力状態を制御する。
状態判定部33は、道路情報表示板3の動作状態を検知又は判定する機能を有する。ここで動作状態とは、通信部31による通信状態、点灯制御部32の処理状態、各点灯回路351の駆動状態、各部の電源状態などを含む。状態判定部33は、保守監視部24からの監視信号に対する応答信号として、動作状態に基づく状態情報を生成する。あるいは、状態判定部33は、所定のタイミングで動作状態に基づく状態情報を生成するように構成されてもよい。所定のタイミングは、周期的なタイミングであってもよいし、状態判定部33が何らかの異常を検知又は判定したタイミングであってもよい。すなわち、クラウドサーバ2の保守監視部24と道路情報表示板3の状態判定部33との間においてプル型の保守が行われてもよいし、プッシュ型の保守が行われてもよいし、双方が併用されてもよい。
以上のように、本適用例では、道路情報表示システム1は、表示制御指令をネットワークNに送信するクラウドサーバ2と、ネットワークNに接続されるIP変換器10と、LED表示部35、表示制御指令をネットワークNからIP変換器10を介して受信する通信部31及び表示制御指令に基づいてLED表示部35を点灯制御する点灯制御部32を含む道路情報表示板3とを備える。このように、クラウドサーバ2と道路情報表示板3とがIP変換器10及びネットワークNを介して接続されるため、導入容易なIP化された道路情報表示システム1がインフラ情報システム100として提供される。なお、道路情報表示板3は情報表示板の一例であり、上記と同様のシステム構成は情報表示板を有する河川管理システムにも適用可能である。
<第2の適用例>
図6に、情報表示のためのインフラ情報システム100としてのトンネル警報システム4のブロック図を示す。トンネル警報システム4は、上位装置200に対応するサーバ5、IP変換器10、並びに現場機器300に対応する警報装置6及び制御装置7を含む。サーバ5はLANによる有線接続又は3G・LTEによる無線接続によってネットワークNを介してIP変換器10に接続され、制御装置7は回線Lを介してIP変換器10に接続される。
警報装置6は、上記出力部303に対応し、トンネルT内に配置される発光表示板(LED表示板、LCD表示板など)、赤色灯、サイレンなどである。図6においては、8個の同種の警報装置6を図示するが、警報装置6の設置数及び種類の組合せはこれに限られない。制御装置7は、上記通信部301及び制御部302にそれぞれ対応する通信部71及び警報作動部72を含み、通信部71が回線Lを介してIP変換器10に接続され、警報作動部72が警報装置6に接続される。なお警報作動部72と警報装置6の間の接続は、有線であっても無線であてもよい。
サーバ5は、警報装置6の制御のための警報制御指令(すなわち、制御指令)、警報装置6又は制御装置7の保守のための保守指令などをIP変換器10を介して制御装置7に送信することができる。制御装置7は、応答信号、発信信号などをIP変換器10を介してサーバ5に送信することができる。
以上のように本適用例では、トンネル警報システム4は、警報制御指令をネットワークNに送信するサーバ5と、ネットワークNに接続されるIP変換器10と、警報装置6と、警報制御指令をネットワークNからIP変換器10を介して受信する通信部71及び警報制御指令に基づいて警報装置6を作動させる警報作動部72を含む制御装置7とを備える。このように、サーバ5と制御装置7とがIP変換器10及びネットワークNを介して接続されるため、導入容易なIP化されたトンネル警報システム4がインフラ情報システム100として提供される。
<変形例>
以上に本発明の好適な実施形態を示したが、本発明は、例えば以下に示すように種々の態様に変形可能である。
(1)無線通信方式に関する変形
上記各実施形態及び適用例では、上位装置200とIP変換器10との間の無線通信の通信規格として3G又はLTEを例示したが、無線通信規格はこれに限られない。上位装置200とIP変換器10との間の無線通信規格は、例えば4G、5Gなどであってもよい。この場合、3G・LTEゲートウェイ17又は3G・LTE通信部12の代わりに、それぞれの無線通信規格に対応した無線ゲートウェイ又は無線通信部が適用される。
(2)現場機器300の接続数に関する変形
上記各実施形態及び適用例では、1つのIP変換器10に対して1つの現場機器300が接続される構成を示したが、1つのIP変換器10に対して複数の現場機器300が接続されてもよい。例えば、IP変換部10A若しくは10Bの疑似交換部15の加入者回線Ls側にルータが接続され、このルータに加入者回線Lsを介して各現場機器300が接続される。あるいは、IP変換部10C若しくは10Dのモデム部16の専用回線Lp側にルータが接続され、このルータに専用回線Lpを介して各現場機器300が接続される。この構成によると、比較的近距離に設置された複数の現場機器300の通信回線が束ねられているような状況においては、既存の通信配線を最大限活用することが可能となる。
10、10A、10B、10C、10D IP変換器
11 LAN通信部
12 3G・LTE通信部(無線通信部)
13 通信変換部
14、16 モデム部
15 疑似交換部
17 3G・LTEゲートウェイ(無線ゲートウェイ)
100 インフラ情報システム
200 上位装置
300 現場機器(インフラ情報装置)
301 通信部
302 制御部
303 出力部
1 道路情報表示システム
2 クラウドサーバ
3 道路情報表示板
31 通信部
32 点灯制御部
35 LED表示板
4 トンネル警報システム
5 サーバ
6 警報装置
7 制御装置
71 通信部
72 警報作動部

Claims (12)

  1. IP変換器であって、
    IPデータを含むイーサネット信号を通信ネットワークと送受信するLAN通信部と、
    前記LAN通信部に接続され、前記イーサネット信号とHDLC(High−level Data Link Control)方式又は非同期方式のシリアル通信信号とを相互に変換する通信変換部と、
    前記通信変換部に接続され、前記シリアル通信信号と変調信号とを相互に変換するモデム部と、
    前記モデム部に接続され、前記変調信号を加入者回線上で送受信する疑似交換部と
    を備えるIP変換器。
  2. IP変換器であって、
    IPデータを含む無線信号を通信ネットワークと送受信し、前記無線信号とイーサネット信号とを相互に変換する無線通信部と、
    前記無線通信部に接続され、前記イーサネット信号とHDLC(High−level Data Link Control)方式又は非同期方式のシリアル通信信号とを相互に変換する通信変換部と、
    前記通信変換部に接続され、前記シリアル通信信号と変調信号とを相互に変換するモデム部と、
    前記モデム部に接続され、前記変調信号を加入者回線上で送受信する疑似交換部と
    を備えるIP変換器。
  3. 前記通信変換部に接続され、IPデータを含むイーサネット信号を前記通信ネットワークと送受信するLAN通信部をさらに備える請求項2に記載のIP変換器。
  4. IP変換器であって、
    IPデータを含むイーサネット信号を通信ネットワークと送受信するLAN通信部と、
    前記LAN通信部に接続され、前記イーサネット信号とHDLC(High−level Data Link Control)方式又は非同期方式のシリアル通信信号とを相互に変換する通信変換部と、
    前記通信変換部に接続され、前記シリアル通信信号と変調信号とを相互に変換し、前記変調信号を専用回線上で送受信するモデム部と
    を備えるIP変換器。
  5. IP変換器であって、
    IPデータを含む無線信号を通信ネットワークと送受信し、前記無線信号とイーサネット信号とを相互に変換する無線通信部と、
    前記無線通信部に接続され、前記イーサネット信号とHDLC(High−level Data Link Control)方式又は非同期方式のシリアル通信信号とを相互に変換する通信変換部と、
    前記通信変換部に接続され、前記シリアル通信信号と変調信号とを相互に変換し、前記変調信号を専用回線上で送受信するモデム部と
    を備えるIP変換器。
  6. 前記通信変換部に接続され、IPデータを含むイーサネット信号を前記通信ネットワークと送受信するLAN通信部をさらに備える請求項5に記載のIP変換器。
  7. 前記変調信号が、3.4kHzの帯域品目のアナログ信号である、請求項4から6のいずれか一項に記載のIP変換器。
  8. 前記変調信号が、50bit/sの符号品目のデジタル信号である、請求項4から6のいずれか一項に記載のIP変換器。
  9. 前記LAN通信部に、IPデータを含む無線信号を通信ネットワークと送受信する無線ゲートウェイが接続された、請求項1又は4に記載のIP変換器。
  10. インフラ情報システムであって、
    制御指令を通信ネットワークに送信する上位装置と、
    前記通信ネットワークに接続される請求項1から9のいずれか一項に記載のIP変換器と、
    出力部、前記制御指令を前記通信ネットワークから前記IP変換器を介して受信する通信部、及び前記制御指令に基づいて前記出力部を動作させる制御部を含むインフラ情報装置と
    を備えるインフラ情報システム。
  11. 情報表示のためのインフラ情報システムであって、
    表示制御指令を通信ネットワークに送信するサーバと、
    前記通信ネットワークに接続される請求項1から9のいずれか一項に記載のIP変換器と、
    発光表示部、前記表示制御指令を前記通信ネットワークから前記IP変換器を介して受信する通信部、及び前記表示制御指令に基づいて前記発光表示部を点灯制御する点灯制御部を含む情報表示板と
    を備えるインフラ情報システム。
  12. 警報報知のためのインフラ情報システムであって、
    警報制御指令を通信ネットワークに送信するサーバと、
    前記通信ネットワークに接続される請求項1から9のいずれか一項に記載のIP変換器と、
    警報装置と、
    前記警報制御指令を前記通信ネットワークから前記IP変換器を介して受信する通信部、及び前記警報制御指令に基づいて前記警報装置を作動させる警報作動部を含む制御装置と
    を備えるインフラ情報システム。
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