JP2019148533A - 時計、および指針制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
さらに、第1符号と第2符号とがそれぞれ1つずつ設けられているため、第1目盛りの各数字、および第2目盛りの各数字が示す数値が正であるか負であるかを容易に判読することが可能となる。
以上により、第1部材内に設けた文字が見易くなり、第1目盛りの各数字および第2目盛りの各数字、すなわち、第1指針が指示する複数の数値を容易に判読することができるため、時刻を表示し続ける場合であっても、第1指針が指示した数値の判読性を向上させることが可能になる。
同様に、第2目盛りから第2符号までの最短距離は、第2目盛りから第1符号までの最短距離より短い。すなわち、第1符号に比べて第2符号の方が第2目盛りの各数字により近くに位置する。従って、第2目盛りの各数字に第2符号を付与しなくとも、第2目盛りの各数字が示す数値が負であることを示すことが可能になる。第2目盛りの各数字が示す数値が負であることを示した結果、ユーザーは、第2目盛りの各数字が示す数値が負であることを容易に判読することが可能になる。
以下、本実施形態にかかる電子時計W(「時計」の例)を説明する。
時刻表示モードでは、電子時計Wは、現在時刻を表示することができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23aを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを時刻表示モードに設定する。
昇降度表示モードでは、電子時計Wは、昇降度を表示することができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23bを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを昇降度表示モードに設定する。
コンパスモードでは、電子時計Wは、地理学的な真北(以下、単に「真北」と称する)の方位を示すことができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23cを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードをコンパスモードに設定する。
気圧表示モードでは、電子時計Wは、電子時計Wの周囲の気圧、および、気圧の単位時間当たりの変化量の正負(以下、「気圧傾向」と称する)を示すことができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23dを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを気圧表示モードに設定する。
目盛り26には、電子時計Wの動作状態を示す記号と、電子時計Wの電池残量を示す記号と、目盛り線28とが配置されている。電子時計Wの動作状態として、基本動作状態と、機内動作状態とを有する。基本動作状態とは、電子時計Wが、現在日時を表示する他、外部からの電波を受信可能な状態である。機内動作状態とは、飛行機の機内にある場合に利用され、電波の受信が制限された状態である。目盛り26には、基本動作状態を示す文字27a「M」と、機内動作状態を示す飛行機を模したアイコン27bと、電子時計Wの電池残量が満充電状態であることを示す文字27c「F」と、電子時計Wの電池残量が完全放電状態であることを示す文字27d「E」とが配置されている。
電子時計Wに配置された記号の色は、白色またはオレンジ色であり、表示部10に配置された記号の背景色(以下、「記号背景色」と称する)は、黒色である。記号には、数字、文字、文字列、マス目、および、目盛り線を含む。なお、背景色とは、前述の記号以外の領域であり、特に、表示部10に含まれる文字板10a、ダイヤルリング14と、ベゼル15の色である。図1では、白色の記号を、黒の塗りつぶしにより示し、オレンジ色の記号を、白抜きにより示す。GPSレシーバー2、3軸磁気センサー3および気圧センサー4といった電子時計Wが有するセンサーが計測した計測結果の少なくとも一部を示す数字の色(以下、「計測結果数字色」と称する)は、白色である。計測結果には、センサーが計測した値そのものも含まれるし、計測した値に何らかの処理を施して得られた値も含まれる。時刻に関する記号の色(以下、「時刻記号色」)は、オレンジ色である。
計測結果の少なくとも一部を示す数字は、具体的には、目盛り14cの数字、目盛り31a内の数字、目盛り42p内の数字、目盛り42m内の数字、および目盛り42z内の数字である。目盛り14cの数字は、上述したように、センター指針13に指示されることによって、気圧センサー4が計測した計測結果となる気圧の一部を示す。同様に、目盛り31a内の数字は、数値表示短針32または数値表示長針33に指示されることによって、気圧センサー4が計測した計測結果となる気圧の一部を示す。目盛り42p内の数字、目盛り42m内の数字、および目盛り42z内の数字は、上述したように、小秒針41に指示されることによって、気圧センサー4が計測した計測結果となる昇降度を示す。
時刻に関する記号は、具体的には、マス目14b、目盛り15a内の文字列、数字ならびに「.」、目盛り44の数字、および、目盛り45内の文字列ならびに記号である。
計測結果の少なくとも一部を示さず、かつ、時刻にも関しない記号の色は、白色またはオレンジ色のいずれも可能である。具体的には、文字列23a、文字列23b、文字列23c、文字列23d、目盛り線24、文字27a、アイコン27b、文字27c、文字27d、目盛り線28、操作ボタンAの文字、操作ボタンBの文字、および操作ボタンCの文字は、計測結果の少なくとも一部を示す場合がなく、かつ、時刻にも関しない記号である。そして、本実施形態では、文字列23aの色、文字列23bの色、文字列23cの色、文字列23dの色、および目盛り線24の色は白色である。文字27aの色、アイコン27bの色、文字27cの色、文字27dの色、目盛り線28の色、操作ボタンAの文字の色、操作ボタンBの文字の色、および操作ボタンCの文字の色は、オレンジ色である。
また、計測結果の少なくとも一部を示す記号であっても、数字でない記号の色は、白色またはオレンジ色のいずれも可能である。計測結果の少なくとも一部を示す記号であっても数字でない記号は、正符号43pおよび負符号43mである。正符号43pの色および負符号43mの色は、オレンジ色である。
電子時計Wが有する指針の先端部(「指針の一部」の例)の色は、白色、オレンジ色、または黒色である。図1では、白色の先端部を、黒の塗りつぶしにより示し、オレンジ色の先端部を、網掛けにより示す。センサーが計測した計測結果に関する指針の先端部の色(以下、「計測結果指針色」と称する)は、白色となる。時刻に関する指針の先端部の色(以下、「時刻指針色」と称する)は、オレンジ色となる。
計測結果に関する指針は、具体的には、センター指針13、数値表示短針32、および数値表示長針33である。センター指針13、数値表示短針32、および数値表示長針33は、上述したように、気圧センサー4が計測した気圧に関する。時刻に関する指針は、具体的には、時針11および分針12である。
計測結果および時刻に関する指針の先端部の色は、白色またはオレンジ色のいずれも可能である。計測結果および時刻に関する指針は、小秒針41である。
計測結果にも関しなく、かつ時刻にも関しない指針の先端部の色は、白色、オレンジ色、または黒色のいずれも可能である。計測結果にも関しなく、かつ時刻にも関しない指針は、モード指針21およびインジケーター指針25である。モード指針21の先端部の色は、黒色と白色とで塗り分けられている。インジケーター指針25の先端部の色は、オレンジ色である。
図8に、制御部6の構成図を示す。制御部6は、記憶部5に記憶されたプログラムを読み取り実行することにより、表示制御部61と、昇降度算出部62と、気圧傾向算出部63と、方位算出部64とを実現する。以下、昇降度表示モード、コンパスモード、気圧表示モードのそれぞれについて、制御部6の構成を説明する。
昇降度表示モードにおいて、昇降度算出部62は、気圧センサー4が計測した気圧を1秒ごとに取得する。昇降度算出部62は、(1)式に従って、取得した気圧から高度を算出する。
コンパスモードにおいて、方位算出部64は、3軸磁気センサー3が計測した磁北の方位を取得する。方位算出部64は、取得した磁北に基づいて、真北の方位を算出する。方位算出部64は、算出した真北の方位を表示制御部61に出力する。表示制御部61は、取得した真北の方位をセンター指針13が向くように、センター指針13を制御する。
気圧表示モードにおいて、気圧傾向算出部63は、気圧センサー4が計測した気圧を1秒ごとに取得する。気圧傾向算出部63は、取得した気圧を記憶部5に記憶する。さらに、気圧傾向算出部63は、取得した気圧を表示制御部61に出力する。さらに、気圧傾向算出部63は、取得した気圧から、記憶部5に記憶した1秒前の気圧を減じた値を算出する。気圧傾向算出部63は、算出した値が正であれば気圧傾向が正であると算出し、算出した値が負であれば気圧傾向が負であると算出する。気圧傾向算出部63は、算出した気圧傾向を表示制御部61に出力する。
昇降度表示モード、気圧表示モードのそれぞれについて、具体的なフローチャートを用いて説明する。
図9に、昇降度表示モードのフローチャートを示す。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23bを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを昇降度表示モードに設定する。昇降度表示モードでは、制御部6は、現在時刻を表示するように時針11および分針12を制御し、センター指針13を12時位置で停止するように制御し、「0」を指示するように数値表示短針32および数値表示長針33を制御する。
図10に、気圧表示モードのフローチャートを示す。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23dを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを気圧表示モードに設定する。制御部6は、動作モードを気圧表示モードに設定している場合に、操作ボタンBの所定時間以上の押下操作を検出する(ステップS11)。所定時間以上の押下操作を検出すると、気圧傾向算出部63は、気圧および気圧傾向の算出を開始する。次に、気圧傾向算出部63は、気圧および気圧傾向を算出する(ステップS12)。そして、表示制御部61は、算出した気圧を指示するように、数値表示短針32、数値表示長針33、およびセンター指針13を制御する(ステップS13)。また、表示制御部61は、算出した気圧傾向を指示するように、小秒針41を制御する(ステップS14)。
図11に、10時側情報表示部40を示す。図11に示すように、目盛り42pの各数字、および目盛り42mの各数字は、複数の数値の絶対値を示しており、正を示す「+」および負を示す「−」が付与されていないため、文字板10a内に配置した文字の数が減って、文字板10a内の文字を見易くすることが可能になる。ただし、仮に、目盛り43がない場合、ユーザーは、目盛り42pの各数字が示す数値は正であるとも読み取れるし、または目盛り42mの各数字が示す数値が正であるとも読み取れるため、小秒針41が指示した数値が正なのか負なのか判読しにくくなる。
本実施形態では、図11に示すように、目盛り42pから正符号43pまでの最短距離Lp1は、目盛り42pから負符号43mまでの最短距離Lm1より短い。すなわち、負符号43mに比べて正符号43pの方が目盛り42pの各数字により近くに位置する。従って、電子時計Wは、目盛り42pの各数字に「+」を付与しなくとも、目盛り42pの各数字が示す数値が正であることを示すことが可能になる。目盛り42pの各数字が示す数値が正であることを示した結果、ユーザーは、目盛り42pの各数字が示す数値が正であることを容易に判読することが可能になる。
同様に、目盛り42mから負符号43mまでの最短距離Lm2は、目盛り42mから正符号43pまでの最短距離Lp2より短い。すなわち、正符号43pに比べて負符号43mの方が目盛り42mの各数字により近くに位置するため、電子時計Wは、目盛り42mの各数字に「−」を付与しなくとも、目盛り42mの各数字が示す数値が負であることを示すことが可能になる。目盛り42mの各数字が示す数値が負であることを示した結果、ユーザーは、目盛り42mの各数字が示す数値が負であることを容易に判読することが可能になる。
以上により、本実施形態は、文字板10a内に配置した文字の数を減らしつつ、目盛り42pの各数字および目盛り42mの各数字は容易に判読することができるため、目盛り42pの各数字および目盛り42mの各数字の判読性を向上させることが可能になる。
さらに、表示部10には、正符号43pと負符号43mとがそれぞれ1つずつ設けられているため、目盛り42pの各数字、および目盛り42mの各数字が示す数値が正であるか負であるかを容易に判読することが可能となる。
従って、使用頻度の低い目盛り15aを外側に配置し、使用頻度の高い目盛り14cを内側に配置することにより、使用頻度の高い目盛り14cの数値をユーザーが判読し易くすることが可能になる。
さらに、図1に示したような、目盛り15a内の文字列「UTC」および数字「1」等によりタイムゾーンを示す方法は、複数のタイムゾーンのそれぞれに属する都市名を配置する方法と比較して、少ない文字数でタイムゾーンを示すことができるので、ベゼル15内の文字数が減って、ユーザーは、タイムゾーンを容易に判読することが可能である。さらに、文字列「UTC」および数字「1」等によりタイムゾーンを示す方法は、一般的に、航空機等で使用されることが多い。従って、目盛り15aは、航空機に憧れを持つユーザーの美観や好奇心を刺激することが可能になる。
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
実施形態におけるコンパスモードでは、真北の方位を示すことができた。一方、第1変形例におけるコンパスモードでは、真北の方位を示すことに加えて、ウェイポイントWpt(図15参照)の方位角および現在位置からウェイポイントWptまでの距離を示すことができる。ウェイポイントWptは、ナビゲーションにおける経路上の地点情報であり、例えば、記憶部5に予め登録された位置である。例えば、ユーザーが出張した場合に、電子時計Wは、ユーザーの操作によって、ユーザーの宿泊地となるホテルの位置をウェイポイントWptに登録する。そして、ユーザーがホテルから外出し、ホテルに戻ろうとする場合に、電子時計Wは、コンパスモードによって、ウェイポイントWptであるホテルの位置の方位角および現在位置からホテルの位置までの距離を示すことができる。
さらに、第1変形例では、現在位置からウェイポイントWptまでの距離の表示可能な範囲を設定することが可能である。表示可能な範囲を、以下、「レンジ」と称する。より具体的には、第1変形例では、電子時計Wは、ウェイポイントWptまでの距離のレンジを、0m以上10km未満の第1レンジ、0m以上100km未満の第2レンジ、0mから1000km未満の第3レンジのいずれかに設定することが可能である。
以下では、説明の簡略化のため、第1レンジの次のレンジを第2レンジとし、第2レンジの次のレンジを第3レンジとし、第3レンジの次のレンジを第1レンジとする。
コンパスモードでは、電子時計Wは、真北の方位、ならびに、ウェイポイントWptのまでの方位および距離を示すことができる。動作モードをコンパスモードに設定している場合に、表示部10は、3軸磁気センサー3によって計測された磁北の方位に基づいて、センター指針13の向きが真北を向くようにセンター指針13を制御する。
図13に、制御部6の構成図を示す。制御部6は、記憶部5に記憶されたプログラムを読み取り実行することにより、表示制御部61と、昇降度算出部62と、気圧傾向算出部63と、方位算出部64と、レンジ設定部65と、現在位置算出部66とを実現する。以下、コンパスモードについて、制御部6の構成を説明する。
コンパスモードにおいて、レンジ設定部65は、レンジを設定する。具体的には、レンジ設定部65は、記憶部5から現在のレンジを取得する。現在のレンジが設定されていない場合、レンジ設定部65は、記憶部5に記憶されたレンジの初期値を取得する。レンジ設定部65は、取得したレンジを表示制御部61に出力する。表示制御部61は、取得したレンジのレンジ値を示すように、センター指針13を制御する。
次に、レンジ設定部65は、操作ボタンAの所定時間以上の押下操作の回数に応じて、レンジを設定する。例えば、レンジ設定部65は、操作ボタンAの所定時間以上の押下操作が1回あった場合、レンジを、現在のレンジの次のレンジに設定する。レンジを設定した場合、レンジ設定部65は、設定後のレンジを表示制御部61に出力する。表示制御部61は、設定後のレンジのレンジ値を示すように、センター指針13を制御する。
また、算出した方位角は、グローバル座標系におけるウェイポイントWptの方位角である。従って、表示制御部61は、方位算出部64が算出した真北を用いて電子時計Wのローカル座標系におけるウェイポイントWptの方位角に変換する。表示制御部61は、小秒針41の向きによって、変換した方位角を示すように小秒針41を制御する。
コンパスモードについて、具体的なフローチャートを用いて説明する。
図14に、コンパスモードのフローチャートを示す。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23cを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードをコンパスモードに設定する。制御部6は、動作モードをコンパスモードに設定している場合に、竜頭Dの一段引き出し操作を受け付ける(ステップS21)。表示制御部61は、竜頭Dの引き出し操作を受け付けると、現在のレンジのレンジ値を指示するように、センター指針13を制御する(ステップS22)。
以上示したように、数値表示短針32および数値表示長針33は、現在位置からウェイポイントWptまでの距離を現在のレンジ値で除した値に応じて、目盛り31aの数値を指示する。これにより、電子時計Wは、レンジを適切に変更することにより、レンジを変更しない場合に比べて、目盛り31aを用いて表示可能な数値を増やすことが可能になる。例えば、現在位置からウェイポイントWptまでの距離が10km以上100km未満であり、レンジ値が「100」に設定されていると想定する。この想定では、レンジ値が「100」であり表示可能な数値を超えているため、数値表示短針32および数値表示長針33は、目盛り31aの数字「0」を指示し、正しい距離を指示することができない。そこで、電子時計Wは、ユーザーの操作によってレンジ値を「10000」に設定することにより、数値表示短針32および数値表示長針33は、現在位置からウェイポイントWptまでの距離に応じた目盛り31aの適切な数字を指示することが可能になる。
ユーザーは、数値表示短針32および数値表示長針33が指示する数値を閲覧して、例えば、ウェイポイントWptまで歩いて移動するか、タクシーで移動するかを適切に判断することが可能になる。
第1変形例において、センター指針13が指示可能な10のべき乗数として、数字「100」、数字「1000」および数字「10000」が7時側情報表示部70内に配置されたが、これらの数字に限らない。例えば、10のべき乗数は、10の0乗である数字「1」でもよいし、10の−1乗である数字「0.1」でもよい。また、7時側情報表示部70内には、数字「10000」の代わりに、数字「104」または「1.0E4」というように指数表現された数字が配置されてもよい。
例えば、計測結果数字色の明度と記号背景色の明度とが同一である場合、計測結果数字色と記号背景色との明度差と、時刻記号色と記号背景色との明度差とが同一となる。しかしながら、計測結果数字色の明度と記号背景色の明度とが同一であっても、計測結果数字色と記号背景色との色差が、時刻記号色と記号背景色との色差より大きければ、電子時計Wは、時刻より重要である計測結果の少なくとも一部を示す数字をユーザーがより見え易くすることが可能になる。
Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(GLObal
NAvigation Satellite System)、GALILEO、BeiDou(BeiDou
Navigation Satellite System)等の衛星測位システムのうち1つ、あるいは2つ以上のシステムの衛星から衛星信号を取得してもよい。
Claims (12)
- 第1指針と第1部材とを含み、時刻を表示する表示部を備え、
前記第1部材には、
前記第1指針が指示する複数の数値のうち正の数値の絶対値を示す数字が設けられた第1目盛り、前記複数の数値のうち負の数値の絶対値を示す数字が設けられた第2目盛り、前記第1指針が指示した数値が正であることを示す1つの第1符号、および、前記指示した数値が負であることを示す1つの第2符号が設けられている、
ことを特徴とする時計。 - 請求項1において
前記第1目盛りから前記第1符号までの最短距離は、前記第1目盛りから前記第2符号までの最短距離より短く、
前記第2目盛りから前記第2符号までの最短距離は、前記第2目盛りから前記第1符号までの最短距離より短い、
ことを特徴とする時計。 - 請求項1または2において、
気圧センサーを備え、
前記第1指針は、前記気圧センサーが計測した気圧に基づく高度の単位時間当たりの変化量を、前記第1目盛りの数値または前記第2目盛りで指示する、
ことを特徴とする時計。 - 請求項1または2において、
気圧センサーを備え、
前記第1指針は、前記気圧センサーが計測した気圧の単位時間当たりの変化量が正である場合に前記第1符号を指示し、前記変化量が負である場合に前記第2符号を指示する、
ことを特徴とする時計。 - 請求項1から4のいずれか一項において、
前記第1部材には、
前記複数の数値のうち0であることが示された第4目盛りが設けられ、
前記第1指針の指針軸の軸方向からの平面視で、前記複数の数値の絶対値を示す数字は、前記第1指針の指針軸と前記第4目盛りとを通る仮想直線に対して線対称に設けられる、
ことを特徴とする時計。 - 請求項1から5のいずれか1項において、
前記表示部は、
第2指針および第3指針を含み、
前記第1部材には、
前記第2指針が指示する複数の10のべき乗数が示された第5目盛りと、前記第3指針が指示する複数の数値が示された第6目盛りとが設けられ、
前記第3指針は、表示対象の数値を前記第2指針が指示した10のべき乗数で除した値を、前記第6目盛りの数値で指示する、
ことを特徴とする時計。 - 請求項1から5のいずれか1項において、
センサーを備え、
前記表示部は、
第2指針と、前記第2指針が指示する複数のタイムゾーンが示された第7目盛りと、前記第2指針が指示する複数の数値が示された第8目盛りと、を含み、
前記第2指針が指示する複数の数値は、前記センサーが計測した計測結果であり、
前記第2指針の指針軸の軸方向からの平面視で、前記第2指針の指針軸と前記第7目盛りとの間に、前記第8目盛りが設けられる、
ことを特徴とする時計。 - 請求項1から6のいずれか一項において、
センサーを備え、
前記時計に設けられた記号のうち前記センサーが計測した計測結果の一部を示す数字の色と前記記号の背景色との明度差は、前記記号のうち時刻に関する記号の色と前記背景色との明度差より大きい、
ことを特徴とする時計。 - 請求項1から6のいずれか一項において、
センサーを備え、
前記時計に設けられた記号のうち前記センサーが計測した計測結果の一部を示す数字の色と前記記号の背景色との色差は、前記記号のうち時刻に関する記号の色と前記背景色との色差より大きい、
ことを特徴とする時計。 - 請求項1から6のいずれか一項において、
センサーを備え、
前記時計が有する指針のうち前記センサーが計測した計測結果に関する指針の一部の色と前記時計に設けられた記号の背景色との明度差は、前記時計が有する指針のうち時刻に関する指針の一部の色と前記背景色との明度差より大きい、
ことを特徴とする時計。 - 請求項1から6のいずれか一項において、
センサーを備え、
前記時計が有する指針のうち前記センサーが計測した計測結果に関する指針の一部の色と前記時計に設けられた記号の背景色との色差は、前記時計が有する指針のうち時刻に関する指針の一部の色と前記背景色との色差より大きい、
ことを特徴とする時計。 - 第1指針と第1部材とを含み、時刻を表示する表示部を備え、
前記第1部材には、
前記第1指針が指示する複数の数値のうち正の数値の絶対値を示す数字が設けられた第1目盛り、前記複数の数値のうち負の数値の絶対値を示す数字が設けられた第2目盛り、前記第1指針が指示した数値が正であることを示す1つの第1符号、および、前記指示した数値が負であることを示す1つの第2符号が設けられる時計を制御する指針制御方法であって、
指示すべき数値が正の場合、前記第1指針は、前記第1目盛りの数値を指示し、
指示すべき数値が負の場合、前記第1指針は、前記第2目盛りの数値を指示する、
ことを特徴とする指針制御方法。
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