JP2019145419A - 蓄電池モジュール、及び蓄電池モジュール組み立て方法 - Google Patents

蓄電池モジュール、及び蓄電池モジュール組み立て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セルモジュール間電圧バランス、及び蓄電池モジュール間電圧バランスの制御に対応する放熱性能の高い蓄電池モジュールの提供。【解決手段】対向する外装カバー110と、外装カバー内に収納される複数の電池セルと、外装カバーに架かり該外装カバーを支持する互いに平行な三枚の支持板130、140、150と、三枚の支持板のうち一方の端側の支持板140に充放電用端子と、他方の端側の支持板130に制御コネクタと、を備える蓄電池モジュール100。【選択図】図1

Description

本発明は、組み立て容易性、熱対策を考慮した蓄電池モジュールに関する。
世界的な省エネニーズの高まりから、畜電池の需要は増加傾向にあり、中でもリチウムイオン電池等の蓄電池が自動車産業を始め、各種産業で普及期にある。マーケットでは、更なる蓄電性能の向上とともに大量生産に見合う生産性の向上が要望されている。
蓄電池は、利用アプリケーションによって、出力電力、電圧等の必要な電気的特性や、蓄電池のサイズ等、多種多様であることから、それらについても自由度の高い生産性が求められる。
このような背景から、通常、蓄電池装置は、任意の電気容量蓄電池セルを選択し、そのセルを任意に直並列に組合わせた蓄電池モジュールを用いる。また、蓄電池モジュールの複数連結により大電力に対応できるものもある。
特開2015−153533号公報
特許文献1に開示されている技術は、電池モジュールを架台に取り付ける際の作業性改善により生産性の向上を図るものであるが、電池モジュールの外装構造が複雑である。また充放電用の電極のみの開示であり、電圧バランス制御用端子について開示されていないため、電池モジュール間の電圧バランス制御の可否が不明である。
更に、熱対策として冷却風の経路が確保されているが、電池モジュールの冷却風出入り口が電池モジュールを構成する一つの面に共存し、その開口の大きさ点において冷却能力が十分とはいえない。
本発明は、構造が極めて単純であるにも関わらず、セルモジュール間電圧バランス、及び蓄電池モジュール間電圧バランスの制御に対応する放熱性能の高い蓄電池モジュールを提供する。
請求項1に記載の発明では、対向する外装カバーと、その外装カバー内に収納される複数の電池セルと、その外装カバーに架かりその外装カバーを支持する互いに平行な三枚の支持板と、その三枚の支持板のうち一方の端側の支持板に充放電用端子と、他方の端側の支持板に制御コネクタと、を備えることを特徴とする蓄電池モジュールを提供する。
請求項2に記載の発明では、その対向する外装カバーは、同一部品であり、その三枚の支持板のうち二枚は、同一部品である請求項1に記載の蓄電池モジュールを提供する。
請求項3に記載の発明では、その制御コネクタには、入出力基板が接続する請求項1又は請求項2に記載の蓄電池モジュールを提供する。
請求項4に記載の発明では、その複数の電池セル間は、帯鋼を任意の長さで切断した複数の部材によって導通させることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一の請求項に記載の蓄電池モジュールを提供する。
請求項5に記載の発明では、その部材の一部は、その一方の端側の支持板外側に露出し、その充放電用端子の一部を構成する請求項4に記載の蓄電池モジュールを提供する。
請求項6に記載の発明では、その部材の一部は、その一方の端側の支持板を貫通する請求項5に記載の蓄電池モジュールを提供する。
請求項7に記載の発明では、その複数の部材のうち一部の部材同士は、互いに交差し、交差部で接合することで、前述の複数の電池セル間を導通させる請求項6に記載の蓄電池モジュールを提供する。
請求項8に記載の発明では、その三枚の支持板のうち、中間の支持板に中継基板を備えることを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか一の請求項に記載の蓄電池モジュールを提供する。
請求項9に記載の発明では、その複数の電池セルは、その対向する外装カバーによって挟持されることを特徴とする請求項1から請求項8のうちいずれか一の請求項に記載の蓄電池モジュールを提供する。
請求項10に記載の発明では、その制御コネクタとその充放電用端子は、その外装カバーの内側に位置することを特徴とする請求項1から請求項9のうちいずれか一の請求項に記載の蓄電池モジュールを提供する。
ここで、「外装カバーの内側に位置する」とは、制御コネクタと充放電用端子の何れの部分も、対向する外装カバー間の何れの開口面から内側に配置されていることを意味する。つまり、本発明の蓄電池モジュールを平面部位に対していかなる向きに配置しても、平面部位と、制御コネクタ及び充放電用端子は物理的に接触しない。
請求項11に記載の発明では、請求項3に記載の蓄電池モジュール組み立て方法を提供する。
請求項1に記載の発明によれば、対向する外装カバーと3枚の支持板により組み立て容易であって、シンプルな構造で電池セルを保持することができる。開口部の大きい構造のため放熱特性に優れ、電源系の経路と、制御系の経路間の距離を確保することで制御系への熱の影響を低減することができる。また、電池セル及び、蓄電池モジュールの電圧制御用のコネクタを備え同制御に対応する。
請求項2の発明によれば、対向する外装カバーと二枚の支持板は、それぞれ同一部品であるから、部材製造用金型数を低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、入出力基板上の端子台の使用により、蓄電池モジュール間のカスケード接続が容易となり、端子台を用いることで電圧制御電流の低抵抗かつ安定化を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、複数の電池セル間を、帯鋼を任意の長さで切断した複数の部材によって導通させることから、導通部材製造用の金型が不要であり、部品管理および生産性が向上する。
請求項5に記載の発明によれば、その部材の一部は、前述の一方の端側の支持板外側に露出し、前述の充放電用端子の一部を構成するから、外部機器端子との間で電気抵抗を低くかつ安定させて導通させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、その部材の一部は、前述の一方の端側の支持板を貫通するから、部材の一部はその支持板で拘束され、正極、負極間の不用意な短絡を防ぐことができる。
請求項7に記載の発明によれば、その複数の部材のうち一部の部材同士は、その部材が互いに交差し、交差部で接合するから、製造容易による生産性向上が図れ、また異種金属接触に起因する電食問題も生じない。
請求項8に記載の発明によれば、前述の三枚の支持板のうち、中間の支持板に中継基板を備えるから、配線処理が容易であって組み立て作業性に優れる。またその中間の支持板と中継基板の存在により断熱効果を高めることができる。
請求項9に記載の発明によれば、前述の複数の電池セルは、その対向する外装カバーによって挟持されるから、別途電池セルを外装カバーに装着するための部材や締結部品が不要であり、生産性向上に著しい効果がある。
請求項10に記載の発明によれば、前述の制御コネクタと前述の充放電用端子は、その外装カバーの内側に位置するから、短絡に対する安全性を高めることができる。
請求項11に記載の発明によれば、対向する外装カバーで電池セルを挟持しながら組み付ける方法であるから、製造時間の短縮を図ることができる。
本発明の実施形態における蓄電池モジュールの外観斜視図。 図1の蓄電池モジュールの分解図。 図1の蓄電池モジュールにおけるセルユニット分解図。 図1の蓄電池モジュールの充放電用端子の構造を示す分解図。 図1の蓄電池モジュールの入出力基板を示す斜視図。
図1は、蓄電池モジュール100の外観斜視図である。
以下、図に示したそれぞれ互いに直交する3軸方向は、L方向が長さ方向、W方向が幅方向、H方向が高さ方向を示す。長さ方向L及び幅方向Wは水平面で互いに直交し、高さ方向Hは、水平面に垂直な上下方向をいう。
また「面」とは、特に指定の無い限り肉厚面以外の表裏二つの面を区別することなく意味する。
蓄電池モジュール100は、所定間隔で対向する二つの同一形状の外装カバー110と、二つの外装カバー110に架かるコネクタ側支持板130、ナット側支持板140、中間支持板150を含む。各支持板は、それぞれ、外形が同一の略矩形であり、二つの外装カバー110を支持するため、互いに所定間隔で並設する。
二つの外装カバー110、コネクタ側支持板130、ナット側支持板140によって囲まれる空間は、中間支持板150によって二つの空間に仕切られ、それぞれ基板配線収納部160と、電池セル収納部170としての役割を担う。
コネクタ側支持板130は、二つの外装カバー110を支持するとともに、制御コネクタ400(図2参照)を嵌通支持する。
基板配線収納部160には、後述するセルユニット200と制御コネクタ400間を中継するための中継基板180、中継基板180と制御コネクタ400を接続するためのハーネス190(図2参照)が収納される。
中間支持板150とナット側支持板140は、同一の部品である。
中間支持板150は、二つの外装カバー110を支持するとともに、中継基板180を支持する。ナット側支持板140は、二つの外装カバー110を支持し、後述する正極、負極二つの充放電用端子280(図4参照)が配置される。
電池セル収納部170には、複数の電池セル201から構成されたセルユニット200が収納される。
外装カバー110は、略矩形のねじ止め面111と板支持面112を有する。
板支持面112は、ねじ止め面111の上端、下端それぞれから、対向する他方の外装カバー110に向かって延出する。
すなわち、板支持面112は、一つの外装カバー110に2面存在し、それぞれ
ねじ止め面111に対し直角よりやや大きい角度を有する。
ねじ止め面111の外側の面と板支持面112の外側の面が接する部分は、曲面で連続するが、角または面取り加工形状のように平面で連続してもよい。
直角よりやや大きい角度とは、本実施形態において外装カバー110は、樹脂製であり製造上の金型抜き勾配を考慮したものである。蓄電池モジュール100の通常の設置状態においては、ねじ止め面111は、垂直面と一致し、板支持面112は、水平面に対して少しだけ勾配を有する。
もっとも外装カバー110の材料は、樹脂製に限定するものではなく、金属製等任意の材料を選択できる。
ねじ止め面111は、コネクタ側支持板130、ナット側支持板140、中間支持板150をねじ固定するための孔113を有する。孔113は、一つの外装カバー110について、高さ方向の中心に対して対称になるように高さ方向に2か所ずつ、3枚の支持板をねじ固定できるように計6か所配置される。なお、孔113の数はこれに限定されるものではなく、任意の数とすることができる。
ねじ止め面111の外側の面には、蓄電池モジュール100を不図示の蓄電池装置にスライド装着するための溝部114を有する。溝部114は、ねじ止め面111の長辺方向と平行に溝が形成されている。また、溝部114は、高さ方向においてねじ止め面111の中央部に位置し、ねじ止め面111高さ方向の2辺間に渡って形成されている。
孔113、溝部114を前述の通り配置することで、同一部品の外装カバー110を、対称に配置して使用することができる。
板支持面112には、コネクタ側支持板130、ナット側支持板140、中間支持板150のそれぞれの四隅を、挿嵌するための切欠き部115を有する。
切欠き部115は、長さ方向において各支持板の肉厚幅を考慮する長さ、幅方向において、各支持板を挿嵌させたときに、各支持板の高さ方向における肉厚面が、ねじ止め面111に当接する深さを有する。
切欠き部115は、一つの外装カバー110について、上下二つの板支持面112に3か所ずつ、計6か所設けられている。3枚の支持板それぞれの四隅は、支持板の厚み方向が挟持されるように、切欠き部115に挿嵌する。
なお、コネクタ側支持板130とナット側支持板140を挿嵌するための切欠き部115は、外装カバー110の長さ方向のそれぞれの端から所定の長さを確保して配置される。それにより、後述する制御コネクタ400、充放電用端子280は、外装カバー110の長さ方向において、外装カバー110のそれぞれの端から内側に位置する。
例えば、誤って金属板の上に蓄電池モジュール100を、ナット側支持板140が下面側になるように縦置きにした際に充放電用端子280同士の短絡事故を防ぐことができる。
図2は、蓄電池モジュール100の分解図である。
制御コネクタ400は、コネクタ側支持板130の嵌通孔131に基板配線収納部160側から嵌通する。制御コネクタ400は、ハウジングにフランジ410を有し、コネクタ側支持板130の基板配線収納部160側の板面で係止する。また、嵌通孔131には、制御コネクタ400の突出部420に嵌合する異方向挿入防止溝133を有し、制御コネクタ400のコネクタ側支持板130へ異方向挿入を防ぐことができる。
中間支持板150は、中継基板180を支持するため、4カ所のねじ貫通用の孔を有する。中継基板180は、中間支持板150にスペーサ187を介し、ナット186を用いてねじで固定する。
中継基板180は、三端子コネクタ181、熱電対用コネクタ182及び中継コネクタ183を有する。三端子コネクタ181は、後述するセルモジュール202、203間の電圧測定と、セルバランス制御用電流供給の配線のためのものである。熱電対用コネクタ182は、後述するセルモジュール202、203の温度計測用熱電対ハーネスを配線するためのものである。中継コネクタ183は、制御コネクタ400に結線するハーネス190と結線する。
中継基板180は、制御素子184を備える。制御素子184は、後述する電池セル201のID制御、不図示の蓄電池装置制御部への通信等の処理をする。
中継基板180を、中間支持板150に平行に配置することで、基板配線収納部160において、高さ方向の空気の流通路を確保することができる。また、中継基板180、中間支持板150、後述するスポンジ260は、電池セル収納部170と基板配線収納部160間の断熱効果を有し、制御素子184に対する熱の影響を迎える。
また、中継基板180は、蓄電池モジュール100内の配線簡素化を図り、蓄電池モジュール100の組み立て作業性向上に寄与する。特に、外装カバー110上での配線が不要のため、蓄電池モジュール100の組み立ての最終段階において、二つの外装カバー110で各構成部品を挟持する組み立て方法が可能であり、極めて優れた組み立て作業性に貢献する。
ナット側支持板140と、中間支持板150間の電池セル収納部170には、
セルユニット200が収納される。セルユニット200は、後述する一つの電池セル201が20個並列する二つのセルモジュール202、203を直列に連結する。
ナット側支持板140と、セルユニット200間には、幅方向を正面としてセルユニット200の側面を覆う略矩形の絶縁シート250が配置される。短絡防止のためのものである。
また、中間支持板150と、セルユニット200間には、絶縁シート250と略同外形であって所定の厚みのスポンジ260が配置される。スポンジ260は、セルユニット200の配置の際のスペーサ、および断熱の役割を有する。
ナット側支持板140の高さ方向肉厚面には、ねじ孔142を有する。ねじ孔142は、組み立て時に外装カバー110の孔113と同心上に位置し、ねじ止めにより外装カバー110とナット側支持板140を固定する。なお、同様にコネクタ側支持板130と、中間支持板150もねじ孔142を有する。
図3は、セルユニット200の分解図である。
電池セル201は、一般的な円筒形状であって、両端それぞれに正電極、負電極を有する。電池セル201は、電極を同じ向きに10個並列させて、それを二段に重ねる。これを一つのセルモジュール202とする。
この一つのセルモジュール202の下段には、電極を逆向きに配列するもう一つのセルモジュール203を重ねる。よって、セルユニット200は、10列に並んだ電池セル201が4段に重なり、計40個の電池セル201から構成される。電気接続形式で言えば、電池セル201が20個並列接続するセルモジュール202、203それぞれを互いに直列接続するものである。
この電池セル201の形状、電圧、電気容量は任意に選択可能であり、電池セル201の配列や個数も自在である。従って、ユーザは蓄電池モジュール100の電圧、電気容量を自在に決定することができる。
セルユニット200は、二つのセルホルダ240が、複数の電池セル201を整列した状態で支持する。セルホルダ240は、略矩形の板状であって、板面には、電池セル201の径と略同じ径の孔241が、電池セル201の個数分整列する。電池セル201の両電極部は、孔241に嵌合し、二つのセルホルダ240は、電池セル201の両電極側から電池セル201を挟持する。
セルホルダ240の電池セル201を挟持する側の板面とは他方の板面に、電池セル201の電極面の一部が当接する略矩形の当接部242を有する。当接部242は、孔241に沿うように配置され電池セル201の電極面の整列と後述するタブ210、タブ220、タブ230の位置決めの役割を有する。
各電池セル201は、タブ210、タブ220、タブ230によって、導通する。タブ210、220、230は、帯鋼を任意の長さで切断した薄板金属部材である。薄板金属部材は、ニッケル材を用いるが、任意の材料を選択できる。
セルユニット200の一方の電極面には、タブ210が二つ並列する。一方のタブ210は、上段のセルモジュール202を構成する電池セル201の全ての正電極と接合し、他方のタブ210は、下段のセルモジュール203を構成する電池セル201の全ての負電極と接合する。なお、接合は、抵抗溶接による。
二つのタブ210は、セルモジュール202、203それぞれの両端に位置する電池セル201に沿う方向へ略直角に折れ曲がる。その折れ曲がり部からタブ210の先端に、余長部A、余長部Bを有する。
余長部Aの先端は、後述する充放電用端子280の一部を構成する。余長部Bは、三端子コネクタ181に結線する配線との接続部位である。
タブ210は、その短手方向の略中央部に、角孔211を有する。角孔211は、タブ210の長手方向に渡って所定のピッチで配置される。
セルホルダ240の当接部242は、角孔211に緩やかに嵌合し、タブ210の、電池セル201に対する接合位置決めが容易となり、セルユニット200の組み立て作業性が向上する。
セルユニット200の他方の電極面について説明する。タブ220は、縦方向(図3において上下方向)の電池セル201の全電極を2列ずつ接合する。よって横方向(図3において左右方向)10列の電池セル201は、五つのタブ220によって、縦方向の電極がすべて接合される。接合は、前述同様に抵抗溶接による。
タブ230は、五つのタブ220に対して横断交差させるように配置し、交差部で五つのタブ220のそれぞれと接合する。タブ220、タブ230は、角孔211を有し、接合部の位置決めに当接部242を用いること、また抵抗溶接による接合であることは前述同様である。
以上のように、セルユニット200の両電極面をタブ210、タブ220、タブ230によって接合することで、それぞれ並列に接続する二つのセルモジュール202、203を互いに直列に接続することができる。
また、タブ210、タブ220、タブ230は、汎用の帯鋼の薄板金属部材を、任意の長さで切断するだけのものであり、金型不要の安価かつ簡単な作業で、製造することができる。
図4は、蓄電池モジュール100の正、負極の充放電用端子280の構造を示す分解図である。充放電用端子280は、鍔付きナット284、ボルト285、ワッシャー286、タブ210の余長部Aの先端より構成される。なおナットは鍔付き形状に限定されるものでなく、いかなるナット形状でもよい。
ナット側支持板140には、二つの孔141を有する。孔141は、タブ210の余長部Aを貫通させるスリットと、鍔付きナット284を貫通させるためのU字形状孔が一体となった形状である。孔141は、この形状に限定されず、例えば、独立したスリットと丸孔であっても良い。
前述の通り、電池セル201に沿う方向へ略直角に折れ曲がったタブ210の余長部Aは、丁度、ナット側支持板140面のスリットの位置で電池セル201から離れる方向に略直角に折れ曲がる。余長部Aは、スリットにおいてナット側支持板140を貫通し、ナット側支持板140の外側に露出する。更に、余長部Aの先端は、その板面が鍔付きナット284の面と平行になる方向に略直角に折れ曲がる。
鍔付きナット284の鍔は、ナット側支持板140の電池セル収納部170側の面に当接し、後述するボルト285で締結時に係止する。
不図示の外部動力部と接続するためのバスバー300の板面は、タブ210の板面の表面または裏面で、直接面接触するように連結する。タブ210とバスバー300のそれぞれの板面は、ボルト285、鍔付きナット284間において、締結により、強固に密着する。
また、ワッシャー286は、ボルト285と鍔付きナット284が互いに緩むことを防止するとともに、タブ210または、バスバー300に対する接触面積を増加させることができる。結果、充放電用端子280部における接触抵抗の低抵抗化を図ることができる。
上述の構造により、バスバー300は、電池セル201に直接接合するタブ210と締結により直結するため、コネクタ接続と比較して極めて電気抵抗の低い安定した導通を確保することができる。また、電気抵抗による発熱を抑えることができる。
また、タブ210の余長部Aは、孔141のスリットにおいて、ナット側支持板140面方向の動きが拘束されるため、両電極のタブ210間の短絡事故を防止することができる。
図5は、制御コネクタ400に接続する入出力基板500を示す斜視図である。入出力基板500は、不図示の蓄電池装置に固定される。入出力基板500は、基板コネクタ520、端子台530、及び通信コネクタ540を備える。
基板コネクタ520は、制御コネクタ400と接続する。端子台530は、不図示の蓄電池装置に組み込まれる他の蓄電池モジュールをカスケード接続するためのものである。この接続により、蓄電池モジュール100は、他の蓄電池モジュールとモジュール間の電圧バランス制御電流相互供給が可能になる。
また、電圧バランス制御電流供給用の端子台530を通信コネクタ540とは別に配置することで低抵抗の安定した制御電流の供給が可能になる。
通信コネクタ540は、不図示の蓄電池装置制御部と通信するためのものである。同制御部には、蓄電池モジュール100の電圧、温度情報が、通信コネクタ540経由で送信される。
以上のように、蓄電池モジュール100における主要な発熱部であるセルユニット200、充放電用端子280を、中間支持板150を境とする一方側に集中させることで、制御系配線および制御コネクタ400接続部と発熱部が離間し、熱による制御系への影響を抑制することができる。また、蓄電池モジュール100の上下面は大半が開口している為、蓄電池モジュール100自体の放熱効果が非常に高い。
更に、タブ210、220、230とハーネス190は、近接しないため、タブ210、220、230に流れる過渡電流によるハーネス190に対するカップリングノイズの影響を低減できる。入出力基板500を、タブ210、220、230から離間させることで、入出力基板500に対する同様の影響を抑えることができる。
図2に戻り、蓄電池モジュール100の組み立て方法を説明する。
第一のステップは、中継基板180を中間支持板150に固定する。固定は、スペーサ187を介しねじの締結によって行う。
第二のステップは、三端子コネクタ181、熱電対用コネクタ182に結線する配線を中間支持板150の孔141に貫通させ、中継基板180上の各コネクタと接続する。三端子コネクタ181に結線する3本の配線は、予め組み立てられたセルユニット200のタブ210、220、230にそれぞれ半田で接合する。熱電対用コネクタ182に結線されている熱電対はセルモジュール202、203それぞれ所定の位置にテープ固定する。半田の接合及びテープ固定は、孔141に配線を貫通させるステップの前でも後でも良い。また二つの孔141の何れに対しても配線を貫通させることができる。
第三のステップは、コネクタ側支持板130に制御コネクタ400を、貫通させ、中継コネクタ183と制御コネクタ400間をハーネス190によって結線する。
第四のステップは、タブ210の余長部Aをナット側支持板140の孔141に貫通させるとともに、鍔付きナット284を孔141に配置する。
第五のステップは、一方の外装カバー110の切欠き部115にコネクタ側支持板130、ナット側支持板140、中間支持板150を嵌合させる。また、同時にセルユニット200も外装カバー110の所定の位置に配置する。
第六のステップは、他方の外装カバー110を同様に3枚の各支持板に嵌合させ、各支持板をねじで固定後、制御コネクタ400と基板コネクタ520を接続し、入出力基板500を連結する。
以上の組み立て方法により、極めて簡単な組み立て手順で蓄電池モジュール100の製造が可能であり、著しい生産性向上を図ることができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲内において変形を行うことができる。
100 蓄電池モジュール
110 外装カバー
130 コネクタ側支持板
140 ナット側支持板
150 中間支持板
180 中継基板
190 ハーネス
200 セルユニット
250 絶縁シート
260 スポンジ
280 鍔付きナット
300 バスバー
400 制御コネクタ
500 入出力基板











Claims (11)

  1. 対向する外装カバーと、
    前記外装カバー内に収納される複数の電池セルと、
    前記外装カバーに架かり該外装カバーを支持する互いに平行な三枚の支持板と、
    前記三枚の支持板のうち一方の端側の支持板に充放電用端子と、
    他方の端側の支持板に制御コネクタと、
    を備えることを特徴とする蓄電池モジュール。
  2. 前記対向する外装カバーは、同一部品であり、前記三枚の支持板のうち二枚は、同一部品である請求項1に記載の蓄電池モジュール。
  3. 前記制御コネクタには、入出力基板が接続する請求項1又は請求項2に記載の蓄電池モジュール。
  4. 前記複数の電池セル間は、帯鋼を任意の長さで切断した複数の部材によって導通させることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一の請求項に記載の蓄電池モジュール。
  5. 前記部材の一部は、前記一方の端側の支持板外側に露出し、前記充放電用端子の一部を構成する請求項4に記載の蓄電池モジュール。
  6. 前記部材の一部は、前記一方の端側の支持板を貫通する請求項5に記載の蓄電池モジュール。
  7. 前記複数の部材のうち一部の部材同士は、互いに交差し、交差部で接合することで、前記複数の電池セル間を導通させる請求項6に記載の蓄電池モジュール。
  8. 前記三枚の支持板のうち、中間の支持板に中継基板を備えることを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか一の請求項に記載の蓄電池モジュール。
  9. 前記複数の電池セルは、前記対向する外装カバーによって挟持されることを特徴とする請求項1から請求項8のうちいずれか一の請求項に記載の蓄電池モジュール。
  10. 前記制御コネクタと前記充放電用端子は、前記外装カバーの内側に位置することを特徴とする請求項1から請求項9のうちいずれか一の請求項に記載の蓄電池モジュール。
  11. 請求項3に記載の蓄電池モジュール組み立て方法。































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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113363625A (zh) * 2020-03-03 2021-09-07 保时捷股份公司 用于能够电力驱动的机动车辆的电池组件

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