JP2019145058A - 情報処理装置 - Google Patents

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一也 有馬
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【課題】パームレスト部を有効に活用することが可能な情報処理装置を提供することにある。【解決手段】実施形態に係る情報処理装置は、本体の上面に配置されたキーボードと、本体に取り付けられるメインディスプレイと、キーボードの手前側に位置するパームレスト部に配置されたサブディスプレイとを具備する。【選択図】図1B

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置に関する。
一般的に、ノートブック型のパーソナルコンピュータのような情報処理装置の本体にはディスプレイが取り付けられており、当該本体の上面にはキーボード及びタッチパッドが配置されている。
このような情報処理装置によれば、キーボードを用いて入力された文字等をディスプレイに表示する、または、タッチパッドを用いてディスプレイに表示されたポインタ(カーソル)を操作するようなことが可能となる。
特開2005−190353号公報
ところで、上記したタッチパッドはキーボードの手前側に位置するパームレスト部に配置されているが、当該パームレスト部をより有効に活用することが検討されている。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、パームレスト部を有効に活用することが可能な情報処理装置を提供することにある。
実施形態に係る情報処理装置は、本体の上面に配置されたキーボードと、前記本体に取り付けられるメインディスプレイと、前記キーボードの手前側に位置するパームレスト部に配置されたサブディスプレイとを具備する。
パームレスト部にタッチパッドが配置された情報処理装置を示す図。 実施形態に係る情報処理装置の概要について説明するための図。 指紋認証機能について説明するための図。 手書き入力機能について説明するための図。 範囲調整機能について説明するための図。 情報処理装置の外観の一例を示す斜視図。 情報処理装置のシステム構成の一例を示す図。 情報処理装置がメインディスプレイモードで動作する場合について説明するための図。 情報処理装置がサブディスプレイモードで動作する場合について説明するための図。 情報処理装置がサブディスプレイモードで動作する場合にサブディスプレイに表示される画面の一例を示す図。 情報処理装置がサブディスプレイモードで動作する場合にサブディスプレイに表示される画面の別の例を示す図。 キーボードを用いてメモを取る場合にサブディスプレイに表示される画面の一例を示す図。 パームレスト部にボタンが設けられた情報処理装置の一例を示す図。 サブディスプレイがパームレスト部の一部に配置された情報処理装置の一例を示す図。 サブディスプレイユニットが本体に対して着脱可能に構成されている情報処理装置の一例を示す図。 入力装置として実現された情報処理装置の外観の一例を示す図。 第2の実施形態に係る情報処理装置のシステム構成の一例を示す図。 第3の実施形態に係る情報処理装置のシステム構成の一例を示す図。 第4の実施形態に係る情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャート。 マニュアルが表示されたサブディスプレイの画面の一例を示す。 第5の実施形態に係る情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャート。 タスク切り替えランチャーが起動された際のサブディスプレイの画面の一例を示す図。 第6の実施形態に係る情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャート。 ゲームをプレイするためのコントローラが表示された際のサブディスプレイの画面の一例を示す図。 汎用な機能を提供するユーザインタフェースが表示された際のサブディスプレイの画面の一例を示す図。 第7の実施形態に係る情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャート。 サブディスプレイ上にジョイスティックが置かれた状態の一例を示す図。 第8の実施形態に係る情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャート。 第9の実施形態に係る情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャート。 サブディスプレイの機能がオフされる領域が同定に変更される場合の情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャート。 第10の実施形態に係る情報処理装置においてメインディスプレイが開かれた状態の一例を示す図。 情報処理装置においてメインディスプレイが閉じられた状態の一例を示す図。 情報処理装置10の処理手順の一例を示すフローチャート。 メインディスプレイが閉じられた状態においてサブディスプレイの一部のみが露出された状態の一例を示す図。 メインディスプレイが閉じられた状態においてサブディスプレイ及びキーボードの一部が露出された状態の一例を示す図。 第11の実施形態に係る情報処理装置について説明するための図。 本体の上面が第1ディスプレイ及び第2ディスプレイで覆われた状態の一例を示す図。 メインディスプレイが閉じられた状態から第2ディスプレイの表示面が露出される位置まで当該第2ディスプレイを回動した状態の一例を示す図。 情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャート。 第12の実施形態に係る情報処理装置について説明するための図。 本体の上面が第1ディスプレイ及び第2ディスプレイで覆われた状態の一例を示す図。 メインディスプレイが閉じられた状態から第2ディスプレイの表示面が露出される位置まで当該第2ディスプレイを回動した状態の一例を示す図。 情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャート。 第13の実施形態に係る情報処理装置を第1形態で使用する場合について示す図。 本実施形態に係る情報処理装置を第2形態で使用する場合について示す図。 情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、第1の実施形態に係る情報処理装置の概要について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、ユーザによって使用される例えばノートブック型のパーソナルコンピュータ(以下、ノートPCと表記)として実現され得る。
ここで、図1Aに示すように、ノートPC1においては、当該ノートPC1の本体の上面に配置されたキーボードの手前に位置するパームレスト部にはタッチパッド(トラックパッド)2が配置されている。
これに対して、本実施形態に係る情報処理装置(ノートPC)10においては、図1Bに示すように、パームレスト部にサブディスプレイ11が配置される。なお、このディスプレイ11は、画面に対するユーザの指や手のひら、あるいはペン(スタイラス)等の外部近接物の接触位置を検出可能なタッチセンサ(タッチパネル)を有するタッチパネルディスプレイである。なお、接触とは直接接触する場合の他、検出可能な範囲に近接している場合も含む。
本実施形態の構成によれば、上記した一般的なノートPC1のようにパームレスト部にタッチパッドを配置する構成と比較して、よりパームレスト部を有効に活用することが可能となる。
具体的には、パームレスト部に配置されたディスプレイ(以下、サブディスプレイと表記)11はユーザの接触位置を検出可能であるため、当該サブディスプレイ11を用いてタッチパッドと同様の機能を実現することが可能である。
更に、サブディスプレイ11が設けられていることにより、後述するメインディスプレイとともにマルチディスプレイを実現することも可能である。マルチディスプレイによれば、例えばサブディスプレイ11及びメインディスプレイの各々に異なる画面を表示することにより、情報処理装置10における表示領域を拡大するようなことが可能となる。
この場合、サブディスプレイ11には、例えば情報処理装置10上で動作する各種ソフトウェア(アプリケーションプログラム)において定義されているショートカットキーまたはコントロールキー等が表示されてもよい。
更に、サブディスプレイ11は、図2に示すように例えば情報処理装置10を使用するユーザの指紋を認証する機能(指紋認証機能)を実現するための指紋センサを有していてもよい。
また、図3に示すように、上記したタッチセンサを用いてサブディスプレイ11上でのユーザの指またはペンの動きの軌跡を検出することによって、当該ユーザによって手書きされた文字または図形等の入力(以下、手書き入力と表記)を受け付けることも可能である(手書き入力機能)。なお、このような手書き入力は、例えばPDF形式のファイルにおける署名等で利用することができる。
更に、図4に示すように、サブディスプレイ11がパームレスト部の全体にわたって配置されている場合において、当該サブディスプレイ11における表示領域または手書き入力領域等の範囲(大きさ)を、適宜、調整するようなことも可能である(範囲調整機能)。
本実施形態においては、パームレスト部にサブディスプレイ(タッチパネルディスプレイ)11を配置することによって、上記した様々な機能を実現してユーザに提供することが可能となる。
図5は、本実施形態に係る情報処理装置(ノートPC)10の外観を示す斜視図である。図5に示す情報処理装置10は、例えば薄い箱型の筐体を有する情報処理装置本体(以下、単に本体と表記)10aを備える。
図5に示すように、本体10aには、メインディスプレイ12が取り付けられている。具体的には、メインディスプレイ12は、本体10aの上面が露出される位置から本体10aの上面がメインディスプレイ12で覆われる位置までの間を回動することができるように本体10aに取り付けられている。
メインディスプレイ12は、例えば液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)であるが、有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置、マイクロLED(μLED)表示装置等の他の表示装置であってもよい。また、メインディスプレイ12は、サブディスプレイ11と同様にタッチセンサを有するディスプレイ(タッチパネルディスプレイ)であってもよい。
一方、本体10aの上面にはキーボード13が配置されており、情報処理装置10を使用するユーザから見てキーボード13の手前側に位置するパームレスト部には上記したサブディスプレイ11が配置されている。なお、パームレスト部は、キーボード13が使用される際にユーザの手のひらまたは手首(パーム)が載置される部分(領域)である。
図6は、情報処理装置10のシステム構成の一例を示す。図6に示すように、情報処理装置10は、上記したサブディスプレイ11、メインディスプレイ12及びキーボード13に加えて、メインCPU(メイン演算処理部)14、メインスイッチ15、サブCPU(サブ演算処理部)16、サブスイッチ17及びバッテリ18等を備える。
なお、サブディスプレイ11には、上記したようにタッチセンサ111が内蔵されているものとする。また、図6においては、例えば主メモリ及び不揮発性メモリ等の記憶装置や他の各種基板等については省略されている。
メインCPU14は、情報処理装置10の各コンポーネントの動作を制御するように構成されたプロセッサである。メインCPU14は、例えば不揮発性メモリから主メモリにロードされるオペレーティングシステム(以下、メインOSと表記)14a及び各種アプリケーションプログラム等のソフトウェアを実行する。
メインスイッチ15は、情報処理装置10を後述するメインディスプレイモードで動作させるためのスイッチである。
サブCPU16は、主にサブディスプレイ11の動作を制御するように構成されたプロセッサである。サブCPU16は、例えば不揮発性メモリから主メモリにロードされるオペレーティングシステム(以下、サブOSと表記)16a及び各種アプリケーションプログラム等のソフトウェアを実行する。
サブスイッチ17は、情報処理装置10を後述するサブディスプレイモードで動作させるためのスイッチである。
バッテリ18は、情報処理装置10を動作させるための電力を蓄える蓄電池である。情報処理装置10は、バッテリ18に蓄えられた電力(バッテリ18から供給される電力)によって動作することができる。情報処理装置10は、例えばACアダプタ等の外部電源装置から供給される電力で動作することも可能である。なお、図6乃至8において、バッテリ18からメインCPU14、サブCPU16に電力が供給されるように記載しているが、メインディスプレイ12、サブディスプレイ11、キーボード13及びその他のブロックにはバッテリ18から電力を供給してもよい。
なお、本実施形態において、上記したメインOS14a及びサブOS16aは、異なるオペレーティングシステムであるものとする。具体的には、メインOS14aとしてはWindows(登録商標)、サブOS16aとしてはAndroid(登録商標)等を用いることができる。このメインOS14a及びサブOS16aは一例であるが、サブOS16aは、メインOS14aと比較して容量の少ない(つまり、軽量あるいは処理負荷が小さい)OSであるものとする。
また、上記したようにメインCPU14及びサブCPU16が利用する記憶装置等は、当該メインCPU14及びサブCPU16の各々に対して設けられていてもよいし、当該メインCPU14及びサブCPU16に共通して設けられていてもよい。
以下、本実施形態に係る情報処理装置10の動作について説明する。本実施形態において、情報処理装置10は、上記したメインディスプレイモード及びサブディスプレイモードで動作することができる。
まず、図7を参照して、情報処理装置10がメインディスプレイモードで動作する場合について説明する。
情報処理装置10をメインディスプレイモードで動作させる場合、ユーザは、メインスイッチ15をオン状態にする。この場合、バッテリ18から供給される電力に基づいてメインCPU14が動作し、メインCPU14は、メインOS14aを起動する。
これにより、メインCPU14は、メインOS14a上で各種アプリケーションプログラム等を実行することが可能となり、メインディスプレイ12を制御することによって、当該アプリケーションプログラムに従った画面をメインディスプレイ12に表示することができる。
また、キーボード13を用いたユーザによる入力は、メインディスプレイ12に表示される画面に反映される。
更に、メインCPU14は、サブディスプレイ(タッチパネルディスプレイ)11を制御することによって、タッチパッドと同様の機能を実現することができる。この場合、ユーザは、サブディスプレイ11上で例えば指をスライドさせることによって、メインディスプレイ12に表示された画面上のポインタを操作することができる。なお、メインCPU14は、サブディスプレイ(タッチパネルディスプレイ)11の機能を停止した状態でメインディスプレイ12のみで表示させることもできる。
これによれば、情報処理装置10をメインディスプレイモードで動作させることによって、ユーザは、情報処理装置10を一般的なノートPCと同様に使用することが可能となる。
なお、サブディスプレイ11は、メインCPU14(メインOS14a)の指示に従って、タッチパッド以外の機能を実現するように動作してもよい。
具体的には、サブディスプレイ11は、例えば上記したようにメインディスプレイ12とともにマルチディスプレイとして動作してもよい。
また、サブディスプレイ11が指紋センサを有している場合、サブディスプレイ11は、例えばメインOS14aの起動時または特定のアプリケーションプログラムの実行時等において、指紋認証機能を用いたユーザ認証処理が実行されるように動作してもよい。
また、メインCPU14によって例えば文書作成アプリケーションプログラム等が実行されている場合、サブディスプレイ11は、手書き入力を受け付けるように動作してもよい。
なお、上記したサブディスプレイ11を用いて実現可能な各種機能は、例えば情報処理装置10を使用するユーザの指示によって切り替えられてもよいし、メインCPU14によって実行されるアプリケーションプログラムの種別等に応じて自動的に切り替えられてもよい。
次に、図8を参照して、情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作する場合について説明する。
情報処理装置10をサブディスプレイモードで動作させる場合、ユーザは、サブスイッチ17をオン状態にする。この場合、バッテリ18から供給される電力に基づいてサブCPU16が動作し、サブCPU16は、サブOS16aを起動する。
これにより、サブCPU16は、サブOS16a上で各種アプリケーションプログラム等を実行することが可能となり、サブディスプレイ11を制御することによって、当該アプリケーションプログラムに従った画面をサブディスプレイ11に表示することができる。なお、サブCPU16はメインディスプレイ12とサブディスプレイ11の両方を制御するようにしてもよいし、メインディスプレイ12のみを制御するようにしてもよいし、サブディスプレイ11のみを制御するようにしてもよい。
ここで、情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作する場合には、例えばメモを取る等の機能(以下、メモ機能と表記)を実現するアプリケーションプログラムがサブCPU16によって実行されるものとする。
図9Aは、メモ機能を実現するアプリケーションプログラムが実行された場合にサブディスプレイ11に表示される画面(以下、メモ画面と表記)の一例を示す。図9Aに示すように、サブディスプレイ11に表示されるメモ画面には、手書き入力領域11a及びメモ表示領域11bが設けられている。
ユーザは、手書き入力領域11aに対してメモすべき内容(文字列)を手書き入力することが可能である。手書き入力領域11aにおいて手書き入力された文字列は、例えば文字認識処理によってテキストに変換されるものとする。このようにテキストに変換されたユーザのメモは、メモ表示領域11bに表示される。この場合、タッチセンサ111にてペン先を検出し、検出した位置を表示させることで手書き入力が行われる。
上記したように情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作する場合、ユーザは、例えばサブディスプレイ11を介してメモを取るようなことが可能である。
なお、メモ表示領域11bに表示されたメモは、情報処理装置10に備えられている不揮発性メモリ等に保存することができるものとする。このようなメモは、後に情報処理装置10がメインディスプレイモードで動作する際にメインディスプレイ12に表示されてもよいし、メインCPU14によって実行される各種アプリケーションプログラムにおける処理に利用されてもよい。
また、図9Aにおいては、手書き入力された内容がテキストに変換されるものとして説明したが、当該手書き入力された文字列(メモ)がそのまま画像等として保存されても構わない。また、図9Aにおいてはペンによる手書き入力が示されているが、当該手書き入力はユーザの指によって行われても構わない。
なお、図9Aにおいてはユーザが右利きである場合について示されているが、例えばユーザが左利きである場合には、図9Bに示すように手書き入力領域11aが左側に設けられ、メモ表示領域11bが右側に設けられるようにしてもよい。この図9A及び図9Bに示す画面における表示は、例えばユーザが右利きであるかまたは左利きであるかを設定することによって変更可能としてもよい。あるいは、サブディスプレイ11に設けられたタッチセンサ111にてユーザの手のひらの位置及び形状を検出することによりユーザが右利きであるか左利きであるかを判別してもよい。
ここで、情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作する場合であっても、バッテリ18からの電力をキーボード13に供給することによって、当該キーボード13を利用可能としてもよい。この場合、ユーザは、キーボード13を操作することによってメモを取ることができる。
なお、上記したようにサブディスプレイ11はパームレスト部に配置されているため、キーボード13を使用している間は当該サブディスプレイ11の一部の領域は手のひらまたは手首で覆われることになる。このため、例えば情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作している際にキーボード13を用いてメモを取る場合には、図10に示すように、ユーザの手のひらまたは手首で覆われていない領域にメモ(文字列)が表示されるようにしてもよい。なお、ユーザの手のひらまたは手首で覆われていない領域とは、サブディスプレイ11が有するタッチセンサ111によってタッチが検出されていない領域である。
また、キーボード13を使用している状態(つまり、サブディスプレイ11の領域のうちの一部がユーザの手のひらまたは手首で覆われている状態)と、サブディスプレイ11に対してユーザの指やペンによって手書き入力等の操作が行われている状態とは、サブディスプレイ11に対する接触面積の大小により判別可能である。手のひらの接触の有無を判別することでユーザーの指やペンによる接触のみの操作を受け付けることができるようになるパームリジェクション機能を有することができる。
これによれば、例えばサブディスプレイ11に対する接触面積に基づいてキーボード13を使用している状態が解消されたと判別された場合には、キーボード13が使用されていないものとして、サブディスプレイ11の表示を図10に示すキーボード入力用のものから図9に示す手書き入力用のものに変更するようにしてもよい。同様に、キーボード13を使用している状態となったと判別された場合には、サブディスプレイ11の表示を手書き入力用のものからキーボード入力用のものに変更してもよい。
なお、このようなサブディスプレイ11の表示の変更は、メインCPU14によってサブディスプレイ11が制御される場合においても適用可能である。
上記したように情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作する場合には、情報処理装置10のメインCPU14(つまり、メインOS14a)を動作させることなく、メモ機能を利用してメモを取ることが可能となる。
なお、サブスイッチ17がオン状態とされた際にメインディスプレイ12に電力を供給することによって、サブディスプレイモードでの動作時にメインディスプレイ12を利用可能とすることも可能である。
ところで、メモはユーザが必要なときにすぐに取らなければならない場合が多いため、上記したメモ機能は即座に利用可能な状況にあることが好ましい。
このため、本実施形態において上記したサブスイッチ17は主にオン状態とされており、情報処理装置10が使用されていない場合または情報処理装置10がメインディスプレイモードで動作している場合、サブCPU16はスリープ状態にあるものとする。これによれば、例えばユーザがメモを取りたい場合には、サブスイッチ17を押すまたはサブディスプレイ11をタッチする等の簡易な操作でサブCPU16を早期に復帰させ、即座にメモ機能を利用することが可能となる。
この場合、セキュリティ上の観点から、サブディスプレイ11が有する指紋センサを用いた指紋認証処理(ユーザ認証処理)が実行されるようにしてもよい。
ここではサブディスプレイモード時にはメモ機能を実現するアプリケーションプログラムが実行されるものとして説明したが、他のアプリケーションプログラムが実行されても構わない。なお、サブOS16a上で実行可能なアプリケーションプログラムは、例えば独自マーケットから必要に応じてダウンロード(インストール)して使用することが可能であるものとする。なお、このようなアプリケーションプログラムのダウンロードは、例えば情報処理装置10がメインディスプレイモードで動作している場合に行われても構わない。
上記したように本実施形態においては、メインディスプレイ(第1ディスプレイ)12が取り付けられる本体10aの上面にキーボード13が配置され、当該キーボード13の手前側に位置するパームレスト部にサブディスプレイ(第2ディスプレイ)12が配置される構成により、例えばノートPCのような情報処理装置10のパームレスト部を有効に活用することが可能となる。
なお、サブディスプレイ11は、当該サブディスプレイ11に表示された画面に対するユーザの接触位置(指またはペンの接触位置)を検出可能なタッチセンサ111を有する。タッチセンサ111は例えば静電容量を用いた相互容量検出型あるいは自己容量検出型、あるいは光学式タッチセンサ、抵抗被膜式タッチセンサ等を用いることができる。これによれば、ユーザは、パームレスト部に配置されたサブディスプレイ11によって実現される各種機能を利用することができる。
具体的には、サブディスプレイ11は、上記したようにタッチパッドとして利用されてもよいし、マルチディスプレイの一部として用いられてもよい。また、サブディスプレイ11に指紋センサが内蔵されている場合には指紋認証が行われるようにしてもよいし、更に、ユーザによる手書き入力を受け付けるようにしてもよい。
本実施形態においては、パームレスト部にサブディスプレイ11を配置することによって例えばこれらの機能を実現することが可能であるが、当該サブディスプレイ11は、これらのうちの少なくとも1つを実現可能なように構成されていればよいし、例えばこれら以外の機能を実現可能であっても構わない。また、サブディスプレイ11の一部の領域をタッチパッドとして利用し、他の領域を表示領域として利用するような構成とすることも可能である。
また、本実施形態においては、メインスイッチ15(第1スイッチ)がオン状態とされた場合(つまり、情報処理装置10がメインディスプレイモードで動作する場合)には、メインOS14aが起動され、サブディスプレイ11及びメインディスプレイ12が制御される。また、サブスイッチ17がオン状態とされた場合(つまり、情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作する場合)には、サブOS16aが起動され、サブディスプレイ11が制御される。
このような構成によれば、情報処理装置10がメインディスプレイモードで動作する場合、ユーザは、サブディスプレイ11によって実現される各種機能を利用しながら、情報処理装置10(メインディスプレイ12及びキーボード13等)を通常のノートPCとして使用することができる。
一方、情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作する場合、ユーザは、サブディスプレイ11単体で例えばメモを取る等の機能を利用することが可能である。なお、サブディスプレイモードにおいてはメインOS14aよりも軽量のサブOS16aが起動されるため、メインディスプレイモード時と比較して、サブディスプレイモード時には低消費電力で情報処理装置10を使用することが可能である。また、サブCPU16の消費電力がメインCPU14の消費電力より小さいものを用いることでサブディスプレイモード時に消費電力を削減することもできる。
また、サブCPU16をスリープ状態としておくことにより、サブスイッチ17を押したときサブCPU16を起動し、サブOS16aを高速で起動することが可能である。これによれば、ユーザは必要なときに即座にメモを取ることが可能となり、利便性が高い。
なお、本実施形態においては、メインディスプレイモードで動作するメインCPU14とサブディスプレイモードで動作するサブCPU16がそれぞれ備えられているものとして説明したが、メインCPU14及びサブCPU16が一体として構成され、メインOS14a及びサブOS16aが1つのCPUによって実行されるようにしても構わない。
また、本実施形態においては、上記したようにサブディスプレイ11が指紋センサを有していることにより、情報処理装置10におけるセキュリティを強化することも可能である。
なお、本実施形態においてはパームレスト部にサブディスプレイ11が配置されるものとして説明したが、図11に示すように、サブディスプレイ11以外に、例えばマウスの左クリックおよび右クリックに相当するボタン21及び22がパームレスト部に設けられていてもよい。
また、本実施形態においては、サブディスプレイ11がパームレスト部全体に配置される例について説明したが、当該サブディスプレイ11は、例えば図12に示すようにパームレスト部の一部に配置される構成であってもよい。
更に、本実施形態においては例えば本体10a、サブディスプレイ11及びメインディスプレイ12等が一体として構成されるものとして説明したが、図13に示すように、サブディスプレイ11を有するサブディスプレイユニットは本体10aに対して着脱可能(分離可能)に構成されていてもよい。なお、サブディスプレイユニットには、例えばサブディスプレイ11、サブCPU16及びサブスイッチ17等が備えられているものとする。このような構成によれば、本体10aから離した状態でサブディスプレイ11(サブディスプレイユニット)を使用することが可能となる。
なお、詳細については省略するが、本体10a及びサブディスプレイユニットが分離可能に構成されている場合には、例えば記憶装置及びバッテリ等が本体10a側及びサブディスプレイユニット側のそれぞれに設けられており、本体10a及びサブディスプレイユニットはそれぞれ独立して動作可能なように構成されているものとする。
また、本体10a及びサブディスプレイユニットが分離された状態であっても、本体10a及びサブディスプレイユニットを接続して使用する場合がある。このような場合、本体10a及びサブディスプレイユニットは、例えば無線LAN及びBluetooth(登録商標)等によって無線で接続されてもよいし、各種ケーブル等を用いて有線で接続されてもよい。
なお、本実施形態に係る情報処理装置は主にノートPCであるものとして説明したが、当該情報処理装置は、例えば他の端末装置に接続されて使用される入力装置として実現されていてもよい。
図14は、入力装置として実現された情報処理装置の外観の一例を示す。図14に示すように、情報処理装置100の上面には、当該情報処理装置100を使用するユーザから見て手前側にキーボード13、奥側にサブディスプレイ11が配置されている。
また、情報処理装置100のサブディスプレイ11の更に奥側には、当該情報処理装置100の左右方向の一端から他端にわたって形成された溝形状を有する保持部101が設けられている。情報処理装置100は、このような保持部101により、例えばタブレットPC等の携帯端末装置200を保持することができる。
また、情報処理装置100は、保持部101に保持された携帯端末装置200と無線または有線により接続可能(通信可能)に構成されているものとする。
これによれば、ユーザは、情報処理装置100(キーボード13)を例えば携帯端末装置200のキーボード(入力装置)として使用することができる。
なお、サブディスプレイ11については、上記した情報処理装置10のサブディスプレイ11と同様に使用することができる。具体的には、例えば携帯端末装置200が保持部101に保持されている(つまり、情報処理装置100が携帯端末装置200と接続されている)場合には、サブディスプレイ11は、上記したメインディスプレイモード時と同様に動作することができる。一方、例えば携帯端末装置200が保持部101に保持されていない(つまり、情報処理装置100が携帯端末装置200と接続されていない)場合には、サブディスプレイ11は、上記したサブディスプレイモード時と同様に動作することができる。この場合、ユーザは、情報処理装置100単体で上記したメモ機能等を利用することができる。また、サブディスプレイ11を着脱可能とし、無線または有線にて情報処理装置100と通信可能な構成にしてもよい。
図14に示す例では、情報処理装置100は携帯端末装置200のキーボードとして使用されることが想定されているため、キーボード13が手前側、サブディスプレイ11が奥側に配置されている。しかしながら、このような配置では、サブディスプレイ11をタッチパッドとして利用する際の操作性が低い(つまり、タッチパッドとしての利用が難しい)ことが考えられる。この場合、サブディスプレイ11はタッチパッド以外の機能を利用するために用いられ、タッチパッドの代わりとしてトラックポイント等がキーボード13に設けられていてもよい。また、サブディスプレイ11(タッチパッド)を触る際のキーボード13の誤動作を回避するために、サブディスプレイ11への指もしくはペンの接触がタッチセンサ111によって検出された場合にはキーボード13の入力を一時的に無効にするようにしてもよい。
なお、情報処理装置100においても、キーボード13が奥側、サブディスプレイ11が手前側に配置されていても構わない。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る情報処理装置の外観等については、前述した第1の実施形態と同様であるため、適宜、図5等を用いて説明する。また、本実施形態においては、前述した第1の実施形態と同様の部分についてはその詳しい説明を省略し、当該第1の実施形態と異なる部分について主に述べる。
ここで、前述した第1の実施形態においては、例えばメインスイッチ15またはサブスイッチ17をオン状態にすることによって情報処理装置10を動作させるものとして説明したが、本実施形態においては、メインスイッチ15及びサブスイッチ17を用いない場合であっても情報処理装置10を動作させることが可能な点で、前述した第1の実施形態とは異なる。
図15は、本実施形態に係る情報処理装置10のシステム構成の一例を示す。図15に示すように、情報処理装置10は、例えばメインCPU14及びサブCPU16に接続されたセンサ19を備える。
本実施形態において、センサ19には、例えばサブディスプレイ11が有する指紋センサが含まれる。センサ19が指紋センサである場合には、例えばセンサ19によって指紋が読み取られた場合にメインCPU14(またはサブCPU16)を動作させることが可能となる。
なお、例えばサブディスプレイ11上でメインCPU14及びサブCPU16の各々に対応する領域を設定しておいた場合には、ユーザが指紋を読み取らせた領域に対応するCPUを動作させるようなことが可能である。このような構成によれば、ユーザは、動作させるCPU(メインCPU14またはサブCPU16)を指定することができる。
また、センサ19が指紋センサである場合には、当該指紋センサによって読み取られる指紋が予め定められた指紋(例えば、ユーザの指紋)であるか否かについての認証処理を実行し、当該認証結果の結果に応じてCPUを動作させるようにしても構わない。
ここではセンサ19が指紋センサであるものとして説明したが、当該センサ19として他のセンサが用いられても構わない。
なお、図5において説明したように、情報処理装置10のメインディスプレイ12が例えば上記したように本体10aの上面が露出される位置から本体10aの上面がメインディスプレイ12で覆われる位置までの間を回動することができるように取り付けられているものとすると、センサ19は、メインディスプレイ12が本体10aの上面を露出する位置にある状態(つまり、開かれた状態)及びメインディスプレイ12が本体10aの上面を覆う位置にある状態(つまり、閉じられた状態)を検知するセンサであってもよい。
この場合には、例えばメインディスプレイ12が閉じられた状態から開かれた状態に遷移した場合に、メインCPU14(またはサブCPU16)を動作させることが可能となる。
なお、例えばメインディスプレイ12が開かれた状態から閉じられた状態に遷移した場合には、動作しているメインCPU14(またはサブCPU16)をスリープ状態とするようにしてもよい。
上記したように本実施形態においては、センサ19を備える構成により、メインスイッチ15及びサブスイッチ17を用いることなく情報処理装置10を動作させることが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る情報処理装置の外観等については、前述した第1の実施形態と同様であるため、適宜、図5等を用いて説明する。また、本実施形態においては、前述した第1の実施形態と同様の部分についてはその詳しい説明を省略し、当該第1の実施形態と異なる部分について主に述べる。
ここで、前述した第1の実施形態においては、例えば図7及び図8において説明したように情報処理装置10がメインディスプレイモードまたはサブディスプレイモードで動作するものとして説明したが、本実施形態においては、情報処理装置10がメインディスプレイモード及びサブディスプレイモードの両方で動作する(つまり、メインCPU14及びサブCPU16が同時に動作する)ことが可能な点で、前述した第1の実施形態とは異なる。
図16は、本実施形態に係る情報処理装置10のシステム構成の一例を示す。図16に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10においては、メインディスプレイ12は、メインCPU14に接続されており、サブCPU16には接続されていない。一方、サブディスプレイ11は、サブCPU16に接続されており、メインCPU14には接続されていない。
本実施形態においては、このような構成により、メインディスプレイ12にはメインCPU14によって実行されるメインOS14a及びアプリケーションプログラムに従った画面が表示され、サブディスプレイ11にはサブCPU16によって実行されるサブOS16a及びアプリケーションプログラムに従った画面が表示されるため、ユーザは、メインディスプレイ12及びサブディスプレイ11をそれぞれ異なるシステムとして利用することが可能となる。この場合、例えばメインCPU14に接続された外付けマウス20等をユーザが操作することができるようにしても構わない。
なお、本実施形態は、前述した第1の実施形態等と組み合わせて実現されても構わない。すなわち、情報処理装置10においては、例えばメインCPU14が単独で動作してもよいし、サブCPU16が単独で動作してもよいし、メインCPU14及びサブCPU16がそれぞれ独立して同時に動作してもよい。また、メインCPU14を動作させるか、サブCPU16を動作させるか、またはメインCPU14及びサブCPU16の両方を動作させるかについては、ユーザの操作等に応じて切り替えられてもよいし、情報処理装置10の利用態様等に従って自動的に切り替えられても構わない。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る情報処理装置の外観及びシステム構成等については前述した第1の実施形態と同様であるため、適宜、図5及び図6等を用いて説明する。また、本実施形態においては、前述した第1の実施形態と同様の部分についてはその詳しい説明を省略し、当該第1の実施形態と異なる部分について主に述べる。
本実施形態においては前述した第1の実施形態に係る情報処理装置10の具体的な適用例について説明するが、本実施形態は、サブディスプレイ11にアプリケーションプログラムのマニュアル(使用説明書)が表示される点で、前述した第1の実施形態とは異なる。
以下、図17のフローチャートを参照して、本実施形態に係る情報処理装置10の処理手順について説明する。
ここでは、本実施形態に係る情報処理装置10は、メインディスプレイモードまたはサブディスプレイモードで動作しているものとする。なお、「情報処理装置10がメインディスプレイモードで動作している」とは、メインCPU14によってメインOS14aが実行されている状態をいう。一方、「情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作している」とは、サブCPU16によってサブOS16aが実行されている状態をいう。
ここで、情報処理装置10が例えばメインディスプレイモードで動作している場合において、メインCPU14によって所定のアプリケーションプログラム(以下、対象アプリケーションと表記)が実行されている場合を想定する。
この場合、情報処理装置10のメインディスプレイ12には、対象アプリケーションに従った画面が表示されている。
ここで、メインCPU14は、情報処理装置10に対するユーザの操作に基づいて、上記したマニュアルを表示する旨の指示(以下、マニュアル表示指示と表記)がされたか否かを判定する(ステップS1)。
なお、マニュアル表示指示をするためのユーザの操作は、例えば情報処理装置10の本体10aの上面に配置されているキーボード13の特定のキーを押下する操作または当該本体10aに設けられている特定のボタン(ハードボタン)を押下する操作等を含む。また、マニュアル表示指示をするためのユーザの操作は、例えばメインディスプレイ12に表示されている画面上のポインタを用いて当該画面に設けられているボタン(ヘルプボタン等)を指定する操作等であってもよい。
マニュアル表示指示がされていないと判定された場合(ステップS1のNO)、処理は終了される。
一方、マニュアル表示指示がされたと判定された場合(ステップS1のYES)、メインCPU14は、サブディスプレイ11が点灯しているか否かを判定する(ステップS2)。
なお、「サブディスプレイ11が点灯している」とは、サブディスプレイ11に電源が供給されており、サブディスプレイ11に各種画面を表示可能な状態(つまり、サブディスプレイ11がオンされた状態)をいう。
サブディスプレイ11が点灯していないと判定された場合(ステップS2のNO)、メインCPU14は、サブディスプレイ11を点灯する(ステップS3)。
一方、サブディスプレイ11が点灯していると判定された場合(ステップS2のYES)ステップS3の処理は実行されない。
次に、メインCPU14は、対象アプリケーションのマニュアルをサブディスプレイ11に表示する(ステップS4)。対象アプリケーションのマニュアルは、当該対象アプリケーションにおいて予め管理されており、当該対象アプリケーションから取得可能であるものとする。
なお、対象アプリケーションのマニュアルは、情報処理装置10の内部で管理されていてもよいし、当該情報処理装置10の外部から取得されてもよい。
ここで、図18は、マニュアルが表示されたサブディスプレイ11の画面の一例を示す。図18に示すように、サブディスプレイ11にマニュアルが表示された場合、ユーザは、当該マニュアルを確認しながら、メインディスプレイ12を介して対象アプリケーションを利用することが可能となる。
なお、図17においてはユーザの指示(マニュアル表示指示)がある場合にサブディスプレイ11に対象アプリケーションのマニュアルを表示するものとして説明したが、例えばステップS1の処理を省略し、対象アプリケーションが起動(実行)された際に自動でステップS2の処理が実行されるようにしてもよい。
また、上記したように情報処理装置10がメインディスプレイモードで動作している場合において、例えばメインCPU14による対象アプリケーションの実行中に異常が発生した場合、サブCPU16を動作させ、当該サブCPU16の制御によって当該対象アプリケーションのマニュアルがサブディスプレイ11に表示されるような構成とすることも可能である。
ここでは、情報処理装置10がメインディスプレイモードで動作している場合について説明したが、当該情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作している場合には、上記したステップS1〜S4の処理はサブCPU16によって実行されればよい。
また、上述した第3の実施形態において説明したように、メインCPU14及びサブCPU16が同時に動作している場合には、メインCPU14及びサブCPU16が連携することによって、例えばステップS1の処理をメインCPU14が実行し、ステップS2以降の処理をサブCPU16が実行するようにしてもよい。
上記したように本実施形態においては、サブディスプレイ11に対象アプリケーションのマニュアルを表示する構成により、例えばサブディスプレイ11に表示されたマニュアルを確認しながらメインディスプレイ12を介して対象アプリケーションを利用するようなことが可能となり、パームレスト部を有効に活用することができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る情報処理装置の外観及びシステム構成等については前述した第1の実施形態と同様であるため、適宜、図5及び図6等を用いて説明する。また、本実施形態においては、前述した第1の実施形態と同様の部分についてはその詳しい説明を省略し、当該第1の実施形態と異なる部分について主に述べる。
本実施形態においては前述した第1の実施形態に係る情報処理装置10の具体的な適用例について説明するが、本実施形態は、サブディスプレイ11に後述するタスク切り替えランチャーに従った画面が表示される点で、前述した第1の実施形態とは異なる。
以下、図19のフローチャートを参照して、本実施形態に係る情報処理装置10の処理手順について説明する。
ここでは、本実施形態に係る情報処理装置10は、メインディスプレイモードまたはサブディスプレイモードで動作しているものとする。
ここで、情報処理装置10が例えばメインディスプレイモードで動作している場合において、メインCPU14によって複数のアプリケーションプログラム(以下、対象アプリケーションと表記)が実行されている場合を想定する。
この場合、情報処理装置10のメインディスプレイ12には、例えば複数の対象アプリケーションのうちの少なくとも1つの対象アプリケーションに従った画面が表示されている。
ここで、メインCPU14は、情報処理装置10に対するユーザの操作に基づいて、上記したタスク切り替えランチャーを起動する旨の指示(以下、ランチャー起動指示と表記)がされたか否かを判定する(ステップS11)。
なお、ランチャー起動指示をするためのユーザの操作は、上述した第4の実施形態において説明したマニュアル表示指示をするためのユーザの操作と同様であるため、ここではその詳しい説明を省略する。
ランチャー起動指示がされていないと判定された場合(ステップS11のNO)、処理は終了される。
一方、ランチャー起動指示がされたと判定された場合(ステップS11のYES)、上述した図17に示すステップS2及びS3の処理に相当するステップS12及びS13の処理が実行される。
ステップS12においてサブディスプレイ11が点灯していると判定された場合(ステップS12のYES)またはステップS13の処理が実行された場合、メインCPU14は、タスク切り替えランチャーを起動する(ステップS14)。
なお、タスク切り替えランチャーは、上記したように例えばメインCPU14によって複数の対象アプリケーションが実行されている場合において、メインディスプレイ12に画面を表示する対象アプリケーションを切り替えるために用いられるアプリケーションプログラム(ソフトウェア)である。
タスク切り替えランチャーが起動された場合、サブディスプレイ11には、例えばメインCPU14によって実行されている複数の対象アプリケーションの各々に従った画面の一覧が表示される。
ここで、図20を参照して、メインディスプレイ12に表示される画面を切り替える場合について具体的に説明する。図20は、タスク切り替えランチャーが起動された際のサブディスプレイ11の画面の一例を示す。
ここでは、メインCPU14によって第1対象アプリケーション及び第2対象アプリケーションを含む複数の対象アプリケーションが実行されており、メインディスプレイ12には例えば第1対象アプリケーションに従った画面が表示されているものとする。
上記したようにタスク切り替えランチャーが起動された場合、サブディスプレイ11には、図20に示すように複数の対象アプリケーションの各々に従った画面の一覧が表示される。この場合、ユーザは、サブディスプレイ11上で左右方向にスワイプ操作(指をスライドさせる操作)を行うことによって、複数の対象アプリケーションの各々に従った画面の一覧の中から所望の画面を選択する(サブディスプレイ11の中央に表示させる)ことができる。ここでは、例えば第2対象アプリケーションに従った画面がサブディスプレイ11の中央に表示された場合を想定する。
この場合、第2対象アプリケーションに従った画面(第2対象アプリケーションが実行されることによって表示される画面)がサブディスプレイ11の中央に表示された(つまり、当該画面が選択された)状態において、ユーザは、当該画面に対して上方向のフリック操作(指をはじくような操作)を行うことができる。このような操作が行われた場合、メインディスプレイ12に表示されている第1対象アプリケーションに従った画面は第2対象アプリケーションに従った画面に切り替えられる。
なお、図20に示すサブディスプレイ11の画面(タスク切り替えランチャーが実行された画面)は一例であり、メインディスプレイ12に表示される画面を切り替えることが可能であれば、他の形式の画面(UI)が表示されても構わない。
ここでは、情報処理装置10がメインディスプレイモードで動作している場合について説明したが、当該情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作している場合には、上記したステップS11〜S14の処理はサブCPU16によって実行されればよい。
また、上述した第3の実施形態において説明したように、メインCPU14及びサブCPU16が同時に動作している場合には、メインCPU14及びサブCPU16が連携することによって、例えばステップS11の処理をメインCPU14が実行し、ステップS12以降の処理をサブCPU16が実行するようにしてもよい。
上記したように本実施形態においては、タスク切り替えランチャーが起動されることによってサブディスプレイ11を介してメインディスプレイ12に表示される画面を切り替えることを可能とする構成により、煩雑な操作をすることなく所望の画面をメインディスプレイ12に表示させて対象アプリケーションを利用することが可能となり、パームレスト部を有効に活用することができる。
なお、本実施形態においては、タスク切り替えランチャーを用いて対象アプリケーション(メインCPU14等によって実行中のアプリケーションプログラム)に従った画面を切り替えるものとして説明したが、タスク切り替えランチャーが起動された際に例えばメインCPU14等によって実行可能なアプリケーションプログラム(すなわち、起動していないアプリケーションプログラム)に対応するアイコンの一覧を表示し、当該一覧の中から起動するアプリケーションプログラムをユーザに選択(指定)させるようにしてもよい。
また、タスク切り替えランチャーが起動された際に、メインCPU14等によって実行中のアプリケーションプログラム及び起動していないアプリケーションプログラムの各々に対するアイコンの全てを一覧として表示するようにしてもよい。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る情報処理装置の外観及びシステム構成等については前述した第1の実施形態と同様であるため、適宜、図5及び図6等を用いて説明する。また、本実施形態においては、前述した第1の実施形態と同様の部分についてはその詳しい説明を省略し、当該第1の実施形態と異なる部分について主に述べる。
本実施形態においては前述した第1の実施形態に係る情報処理装置10の具体的な適用例について説明するが、本実施形態は、例えばメインCPU14等によって実行されているアプリケーションプログラムにおいて利用可能なユーザインタフェースがサブディスプレイ11に表示される点で、前述した第1の実施形態とは異なる。
以下、図21のフローチャートを参照して、本実施形態に係る情報処理装置10の処理手順について説明する。
ここでは、本実施形態に係る情報処理装置10は、メインディスプレイモードまたはサブディスプレイモードで動作しているものとする。
ここで、情報処理装置10が例えばメインディスプレイモードで動作している場合において、メインCPU14によって所定のアプリケーションプログラム(以下、対象アプリケーションと表記)が起動された場合を想定する(ステップS21)。
この場合、メインCPU14は、対象アプリケーションが上記したサブディスプレイ11にユーザインタフェースを表示可能なアプリケーションプログラム(つまり、サブディスプレイ対応アプリケーション)であるか否かを判定する(ステップS22)。なお、サブディスプレイ対応アプリケーションは、アプリケーションプログラムの種別等に従って予め定められており、例えばゲームをプレイすることが可能なアプリケーションプログラム(以下、ゲームアプリケーションと表記)等を含む。
対象アプリケーションがサブディスプレイ対応アプリケーションであると判定された場合(ステップS22のYES)、上述した図17に示すステップS2及びS3の処理に相当するステップS23及びS24の処理が実行される。
ステップS23においてサブディスプレイ11が点灯していると判定された場合(ステップS23のYES)またはステップS24の処理が実行された場合、メインCPU14は、対象アプリケーションにおいて利用可能なユーザインタフェースを表示する(ステップS25)。
なお、上記したように対象アプリケーションがゲームアプリケーションである場合には、当該対象アプリケーションにおいて利用可能なユーザインタフェースとして、例えば図22に示すような当該ゲームアプリケーションにおいてゲームをプレイするためのコントローラがサブディスプレイ11に表示される。
ステップS25においては、例えば対象アプリケーションの利用に供するものであれば、コントローラとして使用されるユーザインタフェース以外のものが表示されても構わない。
上記したステップS22において対象アプリケーションがサブディスプレイ対応アプリケーションでないと判定された場合(ステップS22のNO)、処理は終了される。この場合、サブディスプレイ11は非点灯のままであってもよいが、対象アプリケーションがサブディスプレイ対応アプリケーションでないと判定された場合であってもサブディスプレイ11を点灯し、例えば図23に示すような汎用な機能を提供するユーザインタフェース(例えば、テンキー等)をサブディスプレイ11に表示してもよいし、その他、定型文のようなものをサブディスプレイ11に表示するようにしてもよい。
ここでは、情報処理装置10がメインディスプレイモードで動作している場合について説明したが、当該情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作している場合には、上記したステップS21〜S25の処理はサブCPU16によって実行されればよい。
また、上述した第3の実施形態において説明したように、メインCPU14及びサブCPU16が同時に動作している場合には、メインCPU14及びサブCPU16が連携することによって、例えばステップS21及びS22の処理をメインCPU14が実行し、ステップS23以降の処理をサブCPU16が実行するようにしてもよい。
上記したように本実施形態においては、サブディスプレイ11に対象アプリケーションにおいて利用可能なユーザインタフェース(例えば、ゲームアプリケーションにおいてゲームをプレイするためのコントローラ)を表示する構成により、当該ユーザインタフェースをメインディスプレイ12に表示する場合と比較して、当該メインディスプレイ12の画面を有効に活用することができるとともに視認性を向上させることが可能となる。また、本実施形態においては、サブディスプレイ11を用いてゲームをプレイすること等が可能となるため、操作性を向上させることも可能となる。
(第7の実施形態)
次に、第7の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る情報処理装置の外観及びシステム構成等については前述した第1の実施形態と同様であるため、適宜、図5及び図6等を用いて説明する。また、本実施形態においては、前述した第1の実施形態と同様の部分についてはその詳しい説明を省略し、当該第1の実施形態と異なる部分について主に述べる。
本実施形態においては前述した第1の実施形態に係る情報処理装置10の具体的な適用例について説明するが、本実施形態は、例えばメインCPU14等によって実行されているアプリケーションプログラムにおいてサブディスプレイ11を用いてジョイスティックを利用可能とする点で、前述した第1の実施形態とは異なる。
以下、図24のフローチャートを参照して、本実施形態に係る情報処理装置10の処理手順について説明する。
ここでは、本実施形態に係る情報処理装置10は、メインディスプレイモードまたはサブディスプレイモードで動作しているものとする。
ここで、情報処理装置10が例えばメインディスプレイモードで動作している場合において、メインCPU14によって所定のアプリケーションプログラム(以下、対象アプリケーションと表記)が起動された場合を想定する(ステップS31)。
この場合、メインCPU14は、対象アプリケーションが上記したジョイスティックを利用可能なアプリケーションプログラム(つまり、ジョイスティック対応アプリケーション)であるか否かを判定する(ステップS32)。なお、ジョイスティック対応アプリケーションは、アプリケーションプログラムの種別等に従って予め定められており、例えばゲームをプレイすることが可能なアプリケーションプログラム(以下、ゲームアプリケーションと表記)等が含まれる。
対象アプリケーションがジョイスティック対応アプリケーションであると判定された場合(ステップS32のYES)、メインCPU14は、サブディスプレイ11上にジョイスティックが置かれたか否かを判定する(ステップS33)。
ここで、図25は、サブディスプレイ11上にジョイスティック300が置かれた状態を示す。
なお、ジョイスティックとは、ゲームをプレイするためのコントローラとして使用されるレバーによる方向入力が可能なデバイスである。
図25に示すようにジョイスティック300がサブディスプレイ11上に置かれた場合、メインCPU14は、当該サブディスプレイ11によって検知されるジョイスティックの接触の有無に基づいて、当該サブディスプレイ11上にジョイスティックが置かれたことを検出することができる。
再び図24に戻ると、サブディスプレイ11上にジョイスティックが置かれたと判定された場合(ステップS33のYES)、メインCPU14は、サブディスプレイ11上に置かれたジョイスティックに対するユーザの操作に応じて、上下左右方向の入力を取得する(ステップS34)。
なお、サブディスプレイ11(タッチパネル)が静電式と称される方式のものである場合には、サブディスプレイは、ジョイスティックに対するユーザの操作に応じて変化するサブディスプレイ11と当該ジョイスティックとの接触面積あるいはジョイスティックの各々の部位とサブディスプレイ11との間の距離を検知することができる。この場合、メインCPU14は、サブディスプレイ11によって検知されたサブディスプレイ11とジョイスティックとの接触面積あるいはジョイスティックの各々の部位とサブディスプレイ11との間の距離に基づいて上下左右方向の入力を取得することができる。
一方、サブディスプレイ11(タッチパネル)が感圧式と称される方式のものである場合には、サブディスプレイ11は、ジョイスティックに対するユーザの操作に応じてサブディスプレイ11に対して生じる感圧を検知することができる。この場合、メインCPU14は、サブディスプレイ11によって検知された感圧に基づいて上下左右方向の入力を取得することができる。
ステップS34において取得された上下左右方向の入力(つまり、ジョイスティックに対するユーザの操作)は、対象アプリケーションの実行にフィードバックされる(ステップS35)。
なお、ステップS32において対象アプリケーションがジョイスティック対応アプリケーションでないと判定された場合(ステップS32のNO)、またはステップS33においてサブディスプレイ11上にジョイスティックが置かれていないと判定された場合(ステップS33のYES)、処理は終了される。
なお、ステップS33においてサブディスプレイ11上にジョイスティックが置かれていないと判定された場合には、例えばジョイスティックを使用しないユーザインタフェース(例えば、前述した第6の実施形態において説明したゲームをプレイするためのコントローラ)がサブディスプレイ11に表示されてもよい。
また、ステップS33においてサブディスプレイ11上にジョイスティックが置かれていないと判定された場合には、メインディスプレイ12またはサブディスプレイ11に警告を表示して、再度ステップS33の処理が実行されるようにしてもよい。
更に、図24においては省略されているが、ステップS32において対象アプリケーションがジョイスティック対応アプリケーションであると判定されたもののサブディスプレイ11が点灯していないような場合には、上述した図17に示すステップS3の処理が実行されることによって、サブディスプレイ11を点灯させるようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、ステップS31において対象アプリケーションが起動された後に自動的にステップS32の処理が実行されるものとして説明したが、ステップS31の処理が実行された後、情報処理装置10に対するユーザの操作(例えば、画面に設けられているボタンを指定する操作等)に基づいてステップS32の処理が実行されるようにしてもよい。
また、ステップS32の処理は、ステップS31の処理が実行された後にサブディスプレイ11上にジョイスティックが置かれた場合に実行されるようにしてもよい。この場合には、ステップS33の処理は省略されても構わない。
ここでは、情報処理装置10がメインディスプレイモードで動作している場合について説明したが、当該情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作している場合には、上記したステップS31〜S35の処理はサブCPU16によって実行されればよい。
また、上述した第3の実施形態において説明したように、メインCPU14及びサブCPU16が同時に動作している場合には、メインCPU14及びサブCPU16が連携することによって、例えばステップS31、S32及びS35の処理をメインCPU14が実行し、ステップS33及びS34の処理をサブCPU16が実行するようにしてもよい。
上記したように本実施形態においては、サブディスプレイ11上に置かれたジョイスティックに対するユーザの操作に基づいて上下左右方向の入力を取得して対象アプリケーション(例えば、ゲームアプリケーション)にフィードバックすることによって、ユーザはジョイスティックを用いた操作が可能となり、対象アプリケーションにおいてゲームをプレイする際の操作性を向上させることが可能となる。
なお、本実施形態においては単にサブディスプレイ11上に置かれたジョイスティックを用いた操作が可能となるものとして説明したが、サブディスプレイ11の一部の領域(例えば、左側の領域)にジョイスティックを置き、他の領域(例えば、右側の領域)に当該ジョイスティックとともに使用されるボタン等が表示されるようにしてもよい。
(第8の実施形態)
次に、第8の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る情報処理装置の外観及びシステム構成等については前述した第1の実施形態と同様であるため、適宜、図5及び図6等を用いて説明する。また、本実施形態においては、前述した第1の実施形態と同様の部分についてはその詳しい説明を省略し、当該第1の実施形態と異なる部分について主に述べる。
ここで、前述した第1の実施形態においてはメモ機能を実現するアプリケーションプログラムがサブCPU16によって実行されることによってユーザがサブディスプレイ11を介してメモを取ることが可能であることについて説明したが、本実施形態は、ユーザが取ったメモを異なる形式で保存することができる点で、当該第1の実施形態とは異なる。
以下、図26のフローチャートを参照して、本実施形態に係る情報処理装置10の処理手順について説明する。
ここでは、本実施形態に係る情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作し、サブCPU16によって上記したメモ機能を実現するアプリケーションプログラム(以下、メモアプリケーションと表記)が起動された場合を想定する(ステップS41)。
この場合、ユーザは、サブディスプレイ11に対してメモすべき内容(文字列)を手書き入力することが可能である。ユーザによって手書き入力された文字列(以下、手書き文字列と表記)は、サブCPU14によって取得される(ステップS42)。ステップS42において、手書き文字列は、例えばサブディスプレイ11上でのユーザの指またはペンの動きの軌跡を検出することによって取得することができる。
次に、サブCPU14は、ステップS42において取得された手書き文字列をテキストとして保存するか否かを判定する(ステップS43)。なお、手書き文字列を保存する形式としては例えばテキスト及び画像が予め用意されており、当該手書き文字列を保存する形式は、ユーザによって予め設定されていてもよいし、ステップS43の処理が実行される際にユーザによって指定されてもよい。
手書き文字列をテキストとして保存すると判定された場合(ステップS43のYES)、サブCPU14は、当該手書き文字列に対して例えば光学文字認識(OCR)処理を実行し、当該手書き文字列をテキストに変換する(ステップS44)。
ステップS44において手書き文字列から変換されたテキストは、ユーザのメモとして例えば不揮発性メモリ等に保存される(ステップS45)。
一方、手書き文字列をテキストとして保存しないと判定された場合(ステップS43のNO)、サブCPU14は、ユーザのメモとして、当該手書き文字列を含む画像を例えば不揮発性メモリ等に保存する(ステップS46)。
ここでは、メモアプリケーションがサブCPU16によって起動(実行)される場合について説明したが、当該メモアプリケーションはメインCPU14によって実行されても構わない。この場合には、上記したステップS41〜S45の処理はメインCPU16によって実行されればよい。
また、上述した第3の実施形態において説明したように、メインCPU14及びサブCPU16が同時に動作している場合には、メインCPU14及びサブCPU16が連携することによって、例えばステップS41及びS42の処理をサブCPU16が実行し、ステップS43以降の処理をメインCPU14が実行するようにしてもよい。
上記したように本実施形態においては、メモ機能におけるユーザのメモをユーザの意図する形式で保存することが可能となる。具体的には、ユーザのメモ(手書き文字列)がテキストの形式で保存される場合には、例えば後でメモをテキスト検索するような場合に有用である。一方、ユーザのメモが画像の形式で保存される場合には、文字認識における手書き文字列の誤変換等の影響がないため、当該メモの内容を正確に保存しておくことができる。
本実施形態においては、ユーザのメモをテキストまたは画像の形式で保存する場合について説明したが、例えばユーザの参照用にユーザのメモを画像として保存するとともに、テキスト検索用にユーザのメモをテキストとしてバックグラウンドで保存するような構成とすることも可能である。具体的には、例えば手書き文字列をテキスト及び画像として保存することがユーザによって予め設定されている場合には、ステップS44及びS45の処理とともにステップS46の処理も併せて実行されればよい。
(第9の実施形態)
次に、第9の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る情報処理装置の外観及びシステム構成等については前述した第1の実施形態と同様であるため、適宜、図5及び図6等を用いて説明する。また、本実施形態においては、前述した第1の実施形態と同様の部分についてはその詳しい説明を省略し、当該第1の実施形態と異なる部分について主に述べる。
ここで、前述した第1の実施形態に係る情報処理装置10においてユーザがキーボード13を操作(使用)している際には、サブディスプレイ11上に当該ユーザの手のひらまたは手首が置かれた状態となり、当該手のひらまたは手首が置かれたサブディスプレイ11上の領域については使用されない場合が多い。また、サブディスプレイ11上にユーザの手のひらまたは手首が置かれた状態においてサブディスプレイ11の機能(例えば、タッチパネル機能)が有効である場合には、誤動作の原因となり得る。本実施形態は、この点に着目し、ユーザの手のひらまたは手首が置かれた領域についてはサブディスプレイ11の機能をオフする(無効とする)点で、当該第1の実施形態とは異なる。
以下、図27のフローチャートを参照して、本実施形態に係る情報処理装置10の処理手順について説明する。
本実施形態においては情報処理装置10がメインディスプレイモードまたはサブディスプレイモードで動作していればよいが、ここでは、情報処理装置10が例えばメインディスプレイモードで動作している場合について説明する。なお、サブディスプレイ11は点灯しているものとする。
この場合、メインCPU14は、キーボード13が使用されていることによってサブディスプレイ11上に手のひらまたは手首が置かれているか否かを判定する(ステップS51)。
なお、ステップS51の処理は、サブディスプレイ11(タッチパネル)によって接触が検出される範囲の面積に基づいて実行される。すなわち、サブディスプレイ11によって当該サブディスプレイ11上の比較的広い範囲(所定範囲以上)において接触が検知された場合には、メインCPU14は、サブディスプレイ11上に手のひらまたは手首が置かれていると判定することができる。一方、サブディスプレイ11によって当該サブディスプレイ11上の比較的狭い範囲(所定範囲以下)において接触が検知された場合には、メインCPU14は、例えばサブディスプレイ11上にユーザの指またはペン等が接触しているものとして、手のひらまたは手首が置かれていないと判定することができる。なお、サブディスプレイ11によって接触が検知されていない場合には、同様にサブディスプレイ11上に手のひらまたは手首が置かれていないと判定することができる。
ここで、ペン検出の検知方式としては例えば抵抗膜方式、静電容量方式、及びアクティブ型電磁誘導方式を用いることができる。また、静電容量方式にはパッシブ型静電容量方式、アクティブ型静電容量方式等が用いられる。
抵抗膜方式は対向して配置された上下の電極がペンあるいは手のひら等による押力により接触することにより外部近接物体の接触の有無を検出する。抵抗膜方式では手のひらにより所定以下の押力が印加された場合には上下の電極が接触しない。この場合、手のひらによる接触の有無は検出しないので、ステップS51の処理を省略する手順を用いてもよい。あるいは手のひらにより所定以上の押力が印加された場合にステップS51の処理を行うようにしてもよい。
パッシブ型静電容量方式はペンあるいは指、手のひら等と検出電極との間に形成される容量を検知することで外部近接物体の接触の有無を検出する。パッシブ型静電容量方式ではサブディスプレイ11によって外部近接物体の接触が検出される範囲の面積に基づいてステップS51の処理を実行することができる。
アクティブ型静電容量方式はペンが出力する電界を電極で検出することでペンによる接触の有無の検出感度を向上させる。アクティブ型静電容量方式はペンから電界を出力するというという点ではパッシブ式静電容量方式とは異なるが、外部近接物体(ペン、指、手のひら等)と検出電極との間に形成される容量を検知するという点ではパッシブ式静電容量方式と同様なので、指あるいは手のひらの接触であるか、ペンの接触であるかの判定を行う場合は、ステップS51における処理で述べたような接触面積による指・手のひらであるかペン入力であるかの判定を行う必要がある。
アクティブ型電磁誘導方式はペンが出力する磁界を検出することでペンの接触の有無を検出するため、専用のペンのみを検出する。従って、ステップS51における処理にあるような接触面積に応じて指あるいは手のひらであるかペン入力であるかの判定は不要となる。また、アクティブ型電磁誘導方式と静電容量方式を組み合わせることでステップS51の処理は接触面積に応じて指あるいは手のひらであるかペン入力であるかの判定を行うことなく、アクティブ型電磁誘導方式か静電容量方式のいずれの方式で検出したかによって、指あるいは手のひらの接触であるか、ペンの接触であるかを明確に区別できる。例えば、静電容量方式でのみ検出した場合は指あるいは手のひらを検出したと判定し、アクティブ型電磁誘導方式と静電容量方式の両方あるいはアクティブ型電磁誘導方式でのみ検出した場合はペン入力と判定する。
更に、サブディスプレイ11上に手のひらまたは手首が置かれているか否かは、例えば本体10a上に設けられた近接センサによる近接物(ユーザの手のひらまたは手首)の検出またはキーボード13を用いたキー入力の有無に基づいて判定されてもよいし、例えばユーザが所定のハードウェアスイッチ等を押下することによって指示されるようにしてもよい。
サブディスプレイ11上に手のひらまたは手首が置かれていると判定された場合(ステップS51のYES)、メインCPU14は、サブディスプレイ11上の予め定められた領域における当該サブディスプレイ11の機能をオフする(ステップS52)。ステップS52においてオフされるサブディスプレイ11の機能には、例えば表示(ディスプレイ)、接触の検出(タッチパネル、手書き入力)、指紋認証(指紋センサ)等が含まれる。なお、ステップS52においてオフされるサブディスプレイ11の機能は、これらの一部であってもよいし、全てであってもよいし、変更されてもよい。
また、サブディスプレイ11の機能がオフされる予め定められた領域は、例えばキーボード13を使用する際に手のひらまたは手首が置かれると想定されるサブディスプレイ11の左右の端から予め定められた位置までの範囲(領域)であってもよいし、サブディスプレイ11が有するタッチセンサ111の数によって定められる領域であってもよいし、メインCPU14の負荷等に基づいて定められている領域であってもよい。
一方、サブディスプレイ11上に手のひらまたは手首が置かれていないと判定された場合(ステップS51のNO)、サブディスプレイ11の機能はオフされず、当該サブディスプレイ11の全画面において機能が有効な状態が維持される。
なお、図27に示す処理は定期的に実行されるが、上記したステップS52の処理が実行された後に再び実行された図27に示す処理において、サブディスプレイ11上に手のひらまたは手首が置かれていないと判定された場合、オフされていたサブディスプレイ11の機能は再度オンされるものとする。これにより、サブディスプレイ11は、全画面において機能が有効な状態に戻ることができる。
図27に示す処理においては予め定められた領域においてサブディスプレイ11の機能がオフされるものとして説明したが、当該サブディスプレイ11の機能がオフされる領域は動的に変更されても構わない。
ここで、図28に示すフローチャートを参照して、サブディスプレイ11の機能がオフされる領域が動的に変更される場合の情報処理装置10の処理手順について説明する。
まず、図27に示すステップS51の処理に相当するステップS61の処理が実行される。
ステップS61においてサブディスプレイ11上に手のひらまたは手首が置かれていると判定された場合(ステップS61のYES)、メインCPU14は、機能をオフするサブディスプレイ11上の領域(以下、機能オフ領域と表記)を特定する(ステップS62)。
上記したようにステップS61の処理がサブディスプレイ11(タッチパネル)によって接触が検出される範囲の面積に基づいて実行される場合、ステップS62においては、例えば当該接触が検出された範囲を包含する領域を機能オフ領域として特定することができる。
また、サブディスプレイ11によって接触が検出された範囲(領域)だけではなく、当該範囲の近傍の領域についてもユーザの手の陰となってサブディスプレイ11を利用することが困難である場合が多い。このため、ステップS62においては、上記したサブディスプレイ11によって接触が検出された範囲を包含する領域に加えて、当該接触が検出された範囲にユーザの手のひらまたは手首が置かれている場合に当該ユーザの手の陰となると想定される領域も機能オフ領域として特定するようにしてもよい。
ステップS62の処理が実行された場合、メインCPU14は、サブディスプレイ11上の機能オフ領域における当該サブディスプレイ11の機能をオフする(ステップS63)。なお、機能がオフされる領域が動的に変更される場合はステップS61〜63の処理を所定の時間毎に実施するようにしてもよい。
図27及び図28においては、情報処理装置10がメインディスプレイモードで動作している場合について説明したが、当該情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作している場合には、図27及び図28に示す処理はサブCPU16によって実行されればよい。また、上述した第3実施形態において説明したように、メインCPU14及びサブCPU16が同時に動作している場合には、図27及び図28に示す処理はサブCPU16によって実行されればよい。
また、本実施形態においてはサブディスプレイ11が点灯していればよく、メインディスプレイ12は使用されていてもよいし、使用されていなくても構わない。
上記したように本実施形態においては、ユーザの手のひらまたは手首が置かれていると判定された場合にサブディスプレイ11の一部の領域の機能をオフする構成により、当該サブディスプレイ11における消費電力を削減することが可能となる。
(第10の実施形態)
次に、第10の実施形態について説明する。なお、本実施形態においては、前述した第1の実施形態と同様の部分についてはその詳しい説明を省略し、当該第1の実施形態と異なる部分について主に述べる。
前述した第1の実施形態においては情報処理装置10を使用する際にユーザから見たメインディスプレイ12の縦方向の長さと本体10aの縦方向の長さとは概ね一致するものとして説明したが、本実施形態は、当該メインディスプレイ12の縦方向の長さが本体10aの縦方向の長さよりも短くなるように構成されている点で、前述した第1の実施形態とは異なる。
なお、前述したようにメインディスプレイ12は本体10aの上面が露出される位置から本体10aの上面がメインディスプレイ12で覆われる位置までの間を回動することができるように本体10aに取り付けられている。
ここで、図29は、本実施形態に係る情報処理装置10においてメインディスプレイ12が本体10aの上面を露出する位置にある状態(メインディスプレイ12が開かれた状態)を示す。一方、図30は、本実施形態に係る情報処理装置10においてメインディスプレイ12が本体10aの上面を覆う位置にある状態(メインディスプレイ12が閉じられた状態)を示す。
図29及び図30に示すように、本実施形態においては、メインディスプレイ12の縦方向の長さが本体10aの縦方向の長さよりも短い。具体的には、メインディスプレイ12の縦方向の長さは、本体10aの上面に配置されているキーボード13の縦方向の長さと概ね一致するように構成されている。
本実施形態に係る情報処理装置10においては、このような構成により、メインディスプレイ12が閉じられた状態であっても、サブディスプレイ11が露出された状態となるため、当該サブディスプレイ11を活用することが可能となる。
なお、本実施形態に係る情報処理装置10のシステム構成等については前述した第1の実施形態と同様であるため、適宜、図6等を用いて説明する。
以下、図31のフローチャートを参照して、本実施形態に係る情報処理装置10の処理手順について説明する。
本実施形態においては情報処理装置10がメインディスプレイモードまたはサブディスプレイモードで動作していればよいが、ここでは、情報処理装置10が例えばメインディスプレイモードで動作している場合について説明する。この場合、図31に示す処理は定期的にメインCPU14によって実行される。
まず、メインCPU14は、メインディスプレイ12が閉じられたか否かを判定する(ステップS71)。なお、「メインディスプレイ12が閉じられた」とは、上記した図29に示すメインディスプレイが開かれた状態から図30に示すメインディスプレイ12が閉じられた状態に遷移したことをいう。
本実施形態において、メインディスプレイ12が閉じられた状態は、例えば情報処理装置10に設けられている磁気センサまたは物理スイッチ等によって検出することが可能であるものとする。
メインディスプレイ12が閉じられていないと判定された場合(ステップS71のNO)、処理は終了される。
一方、メインディスプレイ12が閉じられたと判定された場合(ステップS71のYES)、メインCPU14はスリープ状態に遷移する(ステップS72)。スリープ状態は、消費電力を低減することが可能な待機状態等を含む。この場合、メインディスプレイは非点灯状態(オフ)となる。
ステップS71においてメインCPU14がスリープ状態に遷移した場合、サブCPU16が起動される(ステップS73)。
ここで、ステップS74及びS75の処理が実行される。このステップS74及びS75の処理は上述した図17に示すステップS2及びS3の処理と同様であるため、ここではその詳しい説明を省略する。なお、ステップS74及びS75の処理は、サブCPU16によって実行される。
ステップS74においてサブディスプレイ11が点灯している判定された場合(ステップS74のYES)またはステップS75の処理が実行された場合、サブCPU16は、サブディスプレイ11に所定の情報を表示する(ステップS76)。なお、ステップS76においてサブディスプレイ11に表示される情報には例えばカレンダー、時計及び未読メールの存在を示す情報等が含まれるが、ユーザによって予め指定された他の情報等が含まれていても構わない。
なお、図31に示す処理においては、メインCPU14がスリープ状態に遷移し、サブCPU16が起動されるものとして説明したが、サブCPU16を起動することなく、メインCPU16がステップS74以降の処理を実行するようにしてもよい。
ここでは、情報処理装置10がメインディスプレイモードで動作している場合について説明したが、当該情報処理装置10がサブディスプレイモードで動作している場合には、図31に示す処理はサブCPU16によって実行されればよい。なお、この場合にはステップS72及びS73の処理は省略される。
また、上述した第3の実施形態において説明したように、メインCPU14及びサブCPU16が同時に動作している場合には、例えばステップS71においてメインディスプレイ12が閉じられたと判定された場合にステップS72においてメインCPU14がスリープ状態に遷移し、その後、サブCPU16によってステップS74以降の処理が実行されるものとする。
上記したように本実施形態においては、メインディスプレイ12の縦方向の長さを本体10aの縦方向の長さよりも短くする構成により、当該メインディスプレイ12が閉じられた状態であってもサブディスプレイ11に表示された各種情報を確認することが可能となるため、パームレスト部を更に有効に活用することができる。
なお、本実施形態においては、メインディスプレイ12の縦方向の長さと本体10aの上面に配置されたキーボード13の縦方向の長さとを一致させることによって、メインディスプレイ12が閉じられた状態においてサブディスプレイ11の全てが露出されるものとして説明したが、図32に示すように当該サブディスプレイ11の一部のみが露出されるようにしても構わない。このような構成によれば、メインディスプレイ12が閉じられた状態において当該メインディスプレイ12によって覆われるサブディスプレイ11の一部の領域の機能をオフとすることが可能となり、消費電力を低減することができる。なお、サブディスプレイ11の一部の領域の機能をオフすることについては上述した第9の実施形態において説明した通りであるため、ここではその詳しい説明を省略する。
また、例えば図33に示すように、メインディスプレイ12が閉じられた状態においてサブディスプレイ11に加えてキーボード13の一部が露出されるようにしてもよい。このような構成によれば、露出されているキーボード13の一部を利用することが可能となり、例えば露出されている特定のキーをユーザが押下することによって上述したメモアプリケーションを起動させること等が可能となる。
(第11の実施形態)
次に、第11の実施形態について説明する。なお、本実施形態においては、前述した第1の実施形態と同様の部分についてはその詳しい説明を省略し、当該第1の実施形態と異なる部分について主に述べる。
前述した第1の実施形態においてメインディスプレイ12は1つのディスプレイから構成されているものとして説明したが、本実施形態は、当該メインディスプレイ12が第1ディスプレイ12a及び第2ディスプレイ12bから構成されている点で、前述した第1の実施形態とは異なる。
図34を参照して、本実施形態に係る情報処理装置10について説明する。図34に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10のメインディスプレイ12は、第1ディスプレイ12a及び第2ディスプレイ12bを有する。
ここで、メインディスプレイ12は、当該メインディスプレイ12が開かれた状態において、例えば当該メインディスプレイ12の中央よりも上側に位置する横方向(水平方向)の境界線により、当該メインディスプレイ12の上側の部分と下側の部分とに分割されている。本実施形態においては、このように分割されたメインディスプレイ12の下側の部分が第1ディスプレイ12aであり、当該分割されたメインディスプレイ12の上側の部分が第2ディスプレイ12bである。
上記した第1ディスプレイ12aは、前述した第1の実施形態におけるメインディスプレイ12と同様に、本体10aの上面が露出される位置から本体10aの上面がメインディスプレイ12(第1ディスプレイ12a及び第2ディスプレイ12b)で覆われる位置までの間を回動することができるように本体10aに取り付けられている。
図35は、本体10aの上面が第1ディスプレイ12a及び第2ディスプレイ12bで覆われた状態(つまり、メインディスプレイ12が閉じられた状態)を示す。
ここで、第2ディスプレイ12bは、第1ディスプレイ12aと第2ディスプレイ12bとの境界部分12cを軸として回動可能な(つまり、第1ディスプレイ12aと第2ディスプレイ12bとの分割点から曲がる)ように構成されている。
図36は、図35に示すメインディスプレイ12(第1ディスプレイ12a及び第2ディスプレイ12b)が閉じられた状態から第2ディスプレイ12bの表示面が露出される位置まで当該第2ディスプレイ12bを回動した状態を示す。
本実施形態に係る情報処理装置10においては、このような構成により、本体10aの上面が第1ディスプレイ12aで覆われた状態であっても、第2ディスプレイ12b及びサブディスプレイ11が露出された状態となるため、当該第2ディスプレイ12b及びサブディスプレイ11を活用することが可能となる。
なお、本実施形態に係る情報処理装置10のシステム構成は、メインディスプレイ12が第1ディスプレイ12a及び第2ディスプレイ12bから構成されている点以外は前述した第1の実施形態と同様であるため、適宜、図6等を用いて説明する。
以下、図37のフローチャートを参照して、本実施形態に係る情報処理装置10の処理手順について説明する。
ここでは、図35に示すように、情報処理装置10が本体10aの上面がメインディスプレイ12(第1ディスプレイ12a及び第2ディスプレイ12b)で覆われた状態(つまり、メインディスプレイ12が閉じられた状態)にある場合を想定する。このとき、第1ディスプレイ12a、第2ディスプレイ12b及びサブディスプレイは非点灯であるものとする。
この場合、第2ディスプレイ12bが開かれたか否かが判定される(ステップS81)。なお、「第2ディスプレイ12bが開かれた」とは、図35に示す状態から、第2ディスプレイ12bが回動されることによって当該第2ディスプレイ12bの画面が露出された状態(つまり、図36に示す状態)になることをいう。
本実施形態において、第2ディスプレイ12bが開かれた状態は、例えば情報処理装置10に設けられている磁気センサまたは物理スイッチ等によって検出することが可能であるものとする。
第2ディスプレイ12bが開かれていないと判定された場合(ステップS81のNO)、処理は終了される。
ここで、ユーザは、例えば上記した図36に示す状態において動作させるOSを事前に設定しておくことができるものとする。ユーザが設定しておくことができるOSはメインOS14aであってもよいしサブOS16であってもよいが、以下の説明では、サブOS16aが設定されているものとする。
ステップS81において第2ディスプレイ12bが開かれたと判定された場合(ステップS81のYES)、ユーザが設定したサブOS16aがアクティブである(動作している)か否かが判定される(ステップS82)。
サブOS16aがアクティブでないと判定された場合(ステップS82のNO)、サブCPU16を動作させ、当該サブOS16aはサブOS16aを起動する(ステップS83)。
一方、サブOS16aがアクティブであると判定された場合(ステップS82のYES)、ステップS83の処理は実行されない。
次に、サブCPU16は、第2ディスプレイ12b及びサブディスプレイ11を点灯する(ステップS84)。
ここで、ユーザは、上記したように第2ディスプレイ12bが開かれた場合に当該第2ディスプレイ12bとサブディスプレイ11とを連動させるか否かを設定することが可能であるものとする。
このため、サブCPU16は、ユーザの設定に基づいて第2ディスプレイ12bとサブディスプレイ11とを連係動作(連動)させるか否かを判定する(ステップS85)。
第2ディスプレイ12bとサブディスプレイ11とを連係動作させると判定された場合(ステップS85のYES)、サブCPU16は、第2ディスプレイ12bとサブディスプレイ11とが1画面として動作するように、当該第2ディスプレイ12b及びサブディスプレイ11の表示を制御する(ステップS86)。
この場合、1画面として動作する第2ディスプレイ12b及びサブディスプレイ11には、例えばカレンダー、時計及び未読メールの存在を示す情報等が表示されてもよいし、サブCPU16によって実行される所定のアプリケーションプログラムに従った画面等が表示されてもよい。
なお、本実施形態に係る情報処理装置10においては、例えば第2ディスプレイ12b及びサブディスプレイ11の各々に対応するスイッチが設けられているものとする。ユーザは、このようなスイッチを用いて第2ディスプレイ12b及びサブディスプレイ11をオフする操作を行うことができる。なお、第2ディスプレイ12b及びサブディスプレイ11の各々に対応するスイッチは、情報処理装置10に物理的に配置されているスイッチ(ハードウェアスイッチ)であってもよいし、第2ディスプレイ12bまたはサブディスプレイ11に表示されたボタン(ソフトウェアスイッチ)であってもよい。
ここで、サブCPU16は、第2ディスプレイ12bまたはサブディスプレイ11をオフする操作が行われたか否かを判定する(ステップS87)。
第2ディスプレイ12bまたはサブディスプレイ11をオフする操作が行われていない場合(ステップS87のNO)、上記した第2ディスプレイ12bとサブディスプレイ11との連係動作は継続される。
第2ディスプレイ12bまたはサブディスプレイ11をオフする操作が行われた場合(ステップS87のYES)、サブCPU16は、オフする操作が行われたディスプレイ(第2ディスプレイ12bまたはサブディスプレイ11)を非点灯とする(ステップS88)。
ステップS88の処理が実行されると、サブCPU16は、第2ディスプレイ12b及びサブディスプレイ11との連動(連係動作)を解除する(ステップS89)。これによれば、第2ディスプレイ12bとサブディスプレイ11とが1画面として動作していたところ、当該ディスプレイの一方が非点灯とされることにより、点灯している他方のディスプレイのみで表示動作が継続される。
なお、第2ディスプレイ12bとサブディスプレイ11とを連係動作させないと判定された場合(ステップS85のNO)、処理は終了される。この場合、第2ディスプレイ12bとサブディスプレイ11とでは、異なる情報を表示することができる。なお、このように第2ディスプレイ12bとサブディスプレイ11とで異なる情報を表示する場合、当該第2ディスプレイ12bはメインCPU14によって制御され、サブディスプレイ11はサブCPU16によって制御されるようにしても構わない。
上記したように本実施形態においては、メインディスプレイ12を構成する第2ディスプレイ12bが第1ディスプレイ12aとの境界部分において回動可能に構成されていることにより、情報処理装置10を図36に示すような状態で使用することが可能となる。すなわち、本実施形態においては、第2ディスプレイ12bとを連係動作させることでサブディスプレイ11を拡張することが可能となり、パームレスト部を更に有効に活用することができる。
なお、本実施形態においては、上記したように第2ディスプレイ12bとサブディスプレイ11とを連係動作させることにより1画面として動作させることが可能であるが、第2ディスプレイ12b及びサブディスプレイ11はそれぞれ独立に動作して異なる情報を表示することも可能であるし、一方のディスプレイのみが点灯して情報を表示することも可能である。
(第12の実施形態)
次に、第12の実施形態について説明する。なお、本実施形態においては、前述した第1の実施形態と同様の部分についてはその詳しい説明を省略し、当該第1の実施形態と異なる部分について主に述べる。
前述した第1の実施形態においてメインディスプレイ12は1つのディスプレイから構成されているものとして説明したが、本実施形態は、上述した第11の実施形態と同様に、当該メインディスプレイ12が第1ディスプレイ12a及び第2ディスプレイ12bから構成されている点で、前述した第1の実施形態とは異なる。
図38を参照して、本実施形態に係る情報処理装置10について説明する。図38に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10のメインディスプレイ12は、第1ディスプレイ12a及び第2ディスプレイ12bから構成されている。
ここで、メインディスプレイ12は、当該メインディスプレイ12が開かれた状態において、当該メインディスプレイ12の右上の三角形状の部分とそれ以外の部分とに分割されている。本実施形態においては、このように分割された三角形状の部分以外の部分が第1ディスプレイ12aであり、当該三角形状の部分が第2ディスプレイ12bである。
上記した第1ディスプレイ12aは、前述した第1の実施形態におけるメインディスプレイ12と同様に、本体10aの上面が露出される位置から本体10aの上面がメインディスプレイ12(第1ディスプレイ12a及び第2ディスプレイ12b)で覆われる位置までの間を回動することができるように本体10aに取り付けられている。
図39は、本体10aの上面が第1ディスプレイ12a及び第2ディスプレイ12bで覆われた状態(つまり、メインディスプレイ12が閉じられた状態)を示す。
ここで、第2ディスプレイ12bは、第1ディスプレイ1aと第2ディスプレイ12bとの境界部分12cを軸として回動可能な(つまり、第1ディスプレイ12aと第2ディスプレイ12bとの分割点から曲がる)ように構成されている。
図40は、図39に示すメインディスプレイ12(第1ディスプレイ12a及び第2ディスプレイ12b)が閉じられた状態から第2ディスプレイ12bの表示面が露出される位置まで当該第2ディスプレイ12bを回動した状態を示す。
本実施形態に係る情報処理装置10においては、このような構成により、本体10aの上面が第1ディスプレイ12aで覆われた状態であっても、第2ディスプレイ12b及びサブディスプレイ11が露出された状態となるため、当該第2ディスプレイ12b及びサブディスプレイ11を活用することが可能となる。
なお、本実施形態に係る情報処理装置10のシステム構成は、メインディスプレイ12が第1ディスプレイ12a及び第2ディスプレイ12bから構成されている点以外は前述した第1の実施形態と同様であるため、適宜、図6とを用いて説明する。
以下、図41のフローチャートを参照して、本実施形態に係る情報処理装置10の処理手順について説明する。
ここでは、図39に示すように、情報処理装置10が本体10aの上面がメインディスプレイ12(第1ディスプレイ12a及び第2ディスプレイ12b)で覆われた状態(つまり、メインディスプレイ12が閉じられた状態)にある場合を想定する。なお、第1ディスプレイ12a、第2ディスプレイ12b及びサブディスプレイは非点灯であるものとする。
ここで、上記したように第2ディスプレイ12bは第1ディスプレイ12aとの境界部分を軸として回動可能に構成されていることにより、ユーザは、当該第2ディスプレイ12bを回動させることによってサブディスプレイ11の一部(メインディスプレイ12が閉じられた状態において第2ディスプレイ12bと対向している部分)を露出させることができる。
ユーザが第2ディスプレイ12bを回動させた場合、当該第2ディスプレイ12bの曲がり量(開き量)が取得される(ステップS91)。この第2ディスプレイ12bの曲がり量は、例えばサブディスプレイ11が有するタッチセンサ111や情報処理装置10に設けられている近接センサまたはメインディスプレイ12の歪検知センサ等を用いることによって取得可能である。
次に、ステップS91において取得された曲がり量が予め定められた値(以下、閾値と表記)以上であるか否かが判定される(ステップS92)。
曲がり量が閾値以上でないと判定された場合(ステップS92のNO)、処理は終了される。
一方、曲がり量が閾値以上であると判定された場合(ステップS92のYES)、上述した図37に示すステップS82以降の処理に相当するステップS93以降の処理が実行される。
上記したように本実施形態においては、メインディスプレイ12を構成する第2ディスプレイ12bが第1ディスプレイ12aとの境界部分について回動可能に構成されていることにより、情報処理装置10を図40に示すような状態で使用することが可能となる。すなわち、本実施形態においては、第2ディスプレイ12bとを連係動作させることでサブディスプレイ11を拡張することが可能となり、パームレスト部を更に有効に活用することができる。なお、メインディスプレイ12をフレキシブルディスプレイとし、フレキシブルディスプレイを図40の第2ディスプレイ12bのように折り曲げた場合も同様に第2ディスプレイ12bとサブディスプレイ11を連動動作させるようにしてもよい。この場合、折り曲げ位置はサブディスプレイ11上のタッチセンサ111により検出し、メインディスプレイ12の露出部及びサブディスプレイ11の露出部を連動させて動作させてもよい。
(第13の実施形態)
次に、第13の実施形態について説明する。なお、本実施形態においては、前述した第1の実施形態と同様の部分についてはその詳しい説明を省略し、当該第1の実施形態と異なる部分について主に述べる。
本実施形態は、情報処理装置を複数の形態で使用することができる点で、前述した第1の実施形態とは異なる。
図42及び図43を参照して、本実施形態に係る情報処理装置10について説明する。
まず、図42は、本実施形態に係る情報処理装置10を当該情報処理装置10が置かれた水平面に対して垂直方向から見た図である。本実施形態において、ユーザは、図42に示す情報処理装置10の手前側(つまり、本体10aのサブディスプレイ11側)から当該情報処理装置10を使用することができる。以下の説明において、図42に示す情報処理装置10を使用する形態を第1形態と称する。
一方、図43は、図42に示す情報処理装置10を水平方向に180度回転させた情報処理装置10を示す図である。本実施形態において、ユーザは、図42に示す情報処理装置10の手前側(つまり、本体10aのキーボード側)から当該情報処理装置10を使用することができる。以下の説明において、図43に示す情報処理装置10を使用する形態を第2形態と称する。
本実施形態においては、情報処理装置10が第1形態で使用されているか第2形態で使用されているかを判別し、当該形態に応じた処理を実行する必要がある。
以下、図44のフローチャートを参照して、本実施形態に係る情報処理装置10の処理手順について説明する。
本実施形態においては情報処理装置10がメインディスプレイモードまたはサブディスプレイモードで動作していればよいが、ここでは、情報処理装置10が例えばメインディスプレイモードで動作している場合について説明する。
この場合、メインCPU14は、ユーザによって情報処理装置10が使用されている向きを検出する(ステップS111)。
ステップS111においては、例えばキーボード13を用いて文字等が入力された際に、サブディスプレイ11に手のひらまたは手首が置かれている場合には、ユーザから見てキーボード13よりもサブディスプレイ11が手前に配置されている向き(以下、第1向きと表記)で情報処理装置10が使用されていることを検出することができる。一方、キーボード13を用いて文字等が入力された際に、サブディスプレイに手のひらまたは手首が置かれていない場合には、ユーザから見てサブディスプレイ11よりもキーボード13が手前に配置されている向き(以下、第2向きと表記)で情報処理装置10が使用されていることを検出することができる。
ここで説明したステップS111の処理は一例であり、上記した情報処理装置10が使用されている向き(第1向きまたは第2向き)は、例えばメインディスプレイ12の近傍または本体10aの上面等に配置されたカメラ等によって撮影された画像に基づいて検出されてもよい。すなわち、上記した第1向きで情報処理装置10を使用するユーザを撮影可能な位置にカメラが配置されてる場合において、当該カメラによって撮影された画像中にユーザが含まれている場合には、第1向きで情報処理装置10が使用されていることを検出することができる。一方、カメラによって撮影された画像中にユーザが含まれていない場合には、第1向きで情報処理装置10が使用されていない(つまり、第2向きで情報処理装置10が使用されている)ことを検出することができる。
また、ステップS111においては、例えばユーザによるハードウェアスイッチまたはソフトウェアスイッチに対する操作に基づいて情報処理装置10が使用されている向きが検出されてもよい。
ここで、メインCPU14は、ステップS111において検出された向きが第1向きであるか否かを判定する(ステップS112)。
ステップS111において検出された向きが第1向きであると判定された場合(ステップS112のYES)、メインCPU14は、情報処理装置10が第1形態で動作するように制御する(ステップS113)。具体的には、メインCPU14は、第1形態で情報処理装置10を使用するユーザが認識可能なようにサブディスプレイ11に表示される文字の向きを制御する。
一方、ステップS111において検出された向きが第1向きでない(つまり、第2向きである)と判定された場合(ステップS112のNO)、メインCPU14は、情報処理装置10が第2形態で動作するように制御する(ステップS114)。具体的には、メインCPU14は、第2形態で情報処理装置10を使用するユーザが認識可能なようにサブディスプレイ11に表示される文字の向きを制御する。
ここで、ユーザが第2形態で情報処理装置10を使用する際にキーボード13を用いて文字を入力する場合を想定する。この場合、第1形態で情報処理装置10を使用する場合と比べてキーボード13に配置されているキーが180度回転した状態となっているため、ユーザは、このようなキーボード13を用いて文字を入力することは困難である。
このため、ステップS114においては、キーボード13に配置されている各キーに対する文字及び記号等の割り当てを変更する制御を実行するものとする。この場合、例えば図42及び図43に示すように、第2形態で情報処理装置10を使用する際のキーボード13のキーの配列が第1形態で情報処理装置10を使用する際のキーボード13のキーの配列と概ね同様となるように、各キーに対する文字及び記号等の割り当てを変更する。
また、このように各キーに対する文字及び記号等の割り当てを変更した場合、ユーザは、各キーにどの文字または記号が割り当てられているかを把握することが困難となる。このため、本実施形態においては、例えばキーボード13に設けられている光源を制御することによって、当該キーボード13に配置されている各キーの刻印の光り方(つまり、当該キーに割り当てられている文字または記号の表示)が変更されるような構成としても構わない。なお、例えばキーボード13にディスプレイが設けられているような場合には、当該ディスプレイの表示を変更することによって各キーに割り当てられている文字または記号の表示を変更するようにしてもよい。
これによれば、ユーザは、第2形態で情報処理装置10を使用する場合であっても、第1形態で情報処理装置10を使用する場合と同様にキーボード13を用いて文字等を入力することができる。
上記したように本実施形態においては、情報処理装置10を複数の形態で使用することが可能となるため、手のひらまたは手首によって、サブディスプレイ11が隠れることなく、最大限の面積でサブディスプレイ11を使用することが可能になり、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、パームレスト部を有効に活用することが可能な情報処理装置を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10,100…情報処理装置、10a…本体、11…サブディスプレイ(第2ディスプレイ)、12…メインディスプレイ(第1ディスプレイ)、13…キーボード、14…メインCPU、14a…メインOS(第1オペレーティングシステム)、15…メインスイッチ(第1スイッチ)、16…サブCPU、16a…サブOS(第2オペレーティングシステム)、17…サブスイッチ(第2スイッチ)、18…バッテリ、21,22…ボタン、101…保持部。

Claims (13)

  1. 本体の上面に配置されたキーボードと、
    前記本体に取り付けられるメインディスプレイと、
    前記キーボードの手前側に位置するパームレスト部に配置されたサブディスプレイと
    を具備する情報処理装置。
  2. 前記サブディスプレイは、当該サブディスプレイに表示された画面に対するユーザの接触位置を検出可能なタッチセンサを有する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 第1スイッチ及び第2スイッチを更に具備し、
    前記第1スイッチがオン状態とされた場合には、第1オペレーティングシステムが起動され、前記メインディスプレイ及び前記サブディスプレイが制御され、
    前記第2スイッチがオン状態とされた場合には、第2オペレーティングシステムが起動され、前記サブディスプレイが制御される
    請求項1または2記載の情報処理装置。
  4. 前記サブディスプレイは、ユーザの指紋を認証する指紋認証機能を実現するための指紋センサを有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記パームレスト部に配置されたサブディスプレイを有するディスプレイユニットは、前記本体に対して着脱可能に構成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第2オペレーティングシステムは前記第1オペレーティングシステムよりも負荷が小さい請求項3記載の情報処理装置。
  7. 前記第1オペレーティングシステムは第1演算処理部で動作し、前記第2オペレーティングシステムは前記第1演算処理部よりも消費電力が小さい第2演算処理部で動作する請求項3記載の情報処理装置。
  8. 前記サブディスプレイ上にユーザの手のひらまたは手首が置かれたと判定された場合、当該サブディスプレイの一部の領域の機能はオフされる請求項2記載の情報処理装置。
  9. 前記メインディスプレイは第1ディスプレイと第2ディスプレイを有する
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記第1ディスプレイは前記本体に連結され、前記第2ディスプレイは前記第1ディスプレイに連結され、前記第2ディスプレイの面積は前記サブディスプレイの面積よりも小さい
    請求項9記載の情報処理装置。
  11. 前記メインディスプレイは前記本体の面積よりも小さい
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記メインディスプレイは前記キーボードの面積よりも小さい
    請求項11記載の情報処理装置。
  13. 前記サブディスプレイは前記本体と着脱可能とされる
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
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