JP2019143494A - 軸流送風機及びボイラシステム並びに軸流送風機の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献2には、コンプレッサの空気吐出側の騒音を低減するための騒音低減構造を備えた過給機が開示されている。騒音低減構造は、コンプレッサ吐出側配管部の内周面との間に空気層を形成するようにコンプレッサ吐出側配管部の周方向に内周面に沿って延在し、複数の貫通孔を有する第1多孔板部を有している。
特許文献3には、ケーシング形外筒及びパンチングメタル内筒との間の空室に吸音材を装填した吸音外胴を備えた軸流送風機用消音器が開示されている。
また、特許文献3に開示された消音器は、高周波数領域の騒音には効果的であるものの、中低周波数領域の騒音に対しては効果が小さい可能性があり、中低周波数領域の広い周波数領域全体の騒音が発生する軸流送風機では、好適に騒音を低減することができない可能性がある。
本開示の一態様に係る軸流送風機は、ガスの供給またはガスの排出を行う軸流送風機であって、筒形状をなすダクトと、前記ダクトの内部に配置され、前記ダクトの内部にガス流れを流通させる動翼と、前記動翼と連結される回転軸と、前記回転軸と連結され、前記動翼を駆動する駆動部と、前記動翼よりも前記ガス流れにおける下流側に、前記ダクトの内周面に沿って設けられ、複数の孔が形成された多孔板と、を備え、前記多孔板は、前記ダクトの内周面から70mm以上の所定距離離間するように配置されている。
また、騒音を低減する多孔板が、ダクトの内部に設けられている。このようにダクトの内部に設けられる構造によって、騒音を低減できるので、軸流送風機の大型化を招来しない。したがって、例えば、軸流送風機に別途消音器等を設けている場合には、多孔板の設置によって騒音を低減している分、当該消音器を小型化することができるとともに、消音器を小型化することにより、軸流送風機全体の製造コストや設置コストの低減を実現できるとともに、軸流送風機の配置スペースの縮小を実現することができる。
また、軸流送風機では、供給またはガスの排出を行う通気量が大きく、大流量のガスが流通するダクトの内径が大きいこともあり、動翼の回転によって低周波数領域の騒音が多く発生する。上記構成では、多孔板が、ダクトの内周面から所定の離間距離として70mm以上離間するように配置されている。すなわち、空間層を70mm以上と比較的厚く設けているので、低周波数領域の騒音を好適に低減することができる。さらに好ましくは、空間層は120mm以下として、ダクトの径の拡大を抑制することが出来る。ここで、低周波数領域の騒音とは、例えば、100Hz〜300Hz程度の騒音である。
なお、上記構成の軸流送風機は、ボイラへのガスの供給又はボイラからのガスの排出を行う軸流送風機であってもよい。
また、軸流送風機では、大流量のガスが流通するダクトの内径が大きいために、この内周面に設けられる多孔板も大口径となり、多孔板自体の強度では自立させるのは容易ではない。上記構成では、第1板部材が環状に形成されている。すなわち、第1板部材は、ダクトの内周面の周方向の全域に設けられている。このように、第1板部材が周方向の全域に設けているので、空間層を所定の離間距離として70mm以上と比較的厚く設けた場合であっても、支持部材が多孔板をダクト内周面の全周に渡り支持するため、強固に支持することができる。軸流送風機の運転時には、振動や熱の影響が大きいが、上記構成では、多孔板をダクト内周面の略全周に渡り強固に支持しているので、所望の空間層を好適に形成するとともに、その空間層の厚さを好適に維持することができる。
なお、ここでいう吸音効果の音響特性とは、多孔板に形成される孔の孔径、多孔板の開口率、空間層の厚さ、多孔板の厚さ等の少なくとも1つを変更することで変更される特性のことを意味する。
また、スプリッタ型のサイレンサのみによって騒音を低減する構成と比較して、多孔板及び空間層によっても騒音を低減しているので、スプリッタ型のサイレンサを小型化することができ、軸流送風機全体の製造コストや設置コストの低減、さらには軸流送風機の配置スペースの縮小を実現できる。
ハブ5は、一例として内筒4と同径の筒体であって、内筒4の上流端部から上流方向に延在している。静翼6は、上流側ダクト17の内周面とハブ5の外周面とを接続するように、周方向に略等間隔に複数設けられている。翼車7は、一例としてハブ5及び内筒4と同径であって、長手軸方向に延在する中心軸Cを中心として回転自在にハブ5の上流端部に支持されている。翼車7の上流端部は球面状に形成されるとともに、翼車7の上流端部には、駆動部12と連結する回転軸11が固定されている。動翼8は、翼車7の外周部から半径方向外側に突出するように、周方向に略等間隔に複数設けられている。すなわち、動翼8は、静翼6よりも上流側に設けられている。
音響ライナ9は、図2及び図3に示されているように、ディフューザ18及び下流側ダクト19の内周面から所定距離離間して配置されるとともに、該内周面に沿って該内周面と略平行に設けられる多孔板23と、多孔板23を該内周面に対して固定するアングル材(支持部材)24と、を有している。アングル材24は、後述する円環状の部材の第1板部材27と筒状の部材の第2板部材28で構成される。多孔板23は、後述する貫通孔23aを多数設けた筒状の部材で、多孔板23の外周面(すなわち、ディフューザ18及び下流側ダクト19の内周面と対向する面)と、ディフューザ18及び下流側ダクト19の内周面との間には、空間(空間層)が形成されている。以下の説明において、この空間のことを「背後空気層25」という。音響ライナ9は、多孔板23及び背後空気層25によって騒音を低減する消音効果を発揮する。
多孔板23は、上流端部及び下流端部の周方向の全域が第2板部材28と面接触しており、本実施形態では、当該面接触部分の全域が例えば溶接固定されている。
また、筒状の多孔板23は、ディフューザ18及び下流側ダクト19の延在方向(燃料用空気の流れ方向)に、複数に分割され他ものを並んで設けられている。複数の筒状の多孔板23は、並んで配置されることで、ディフューザ18及び下流側ダクト19の内周面の略全域に音響ライナ9を構成している。隣接して配置される複数の多孔板23同士は、隙間なく密着されてもよいが、少しの熱膨張差などを吸収できるように例えば、所定距離B(図3参照。本実施形態では、一例として3mm)の間隔をあけて配置されてもよい。
最適な板厚(t)、孔径(d)、開口率(σ)、背後空気層25の厚さ(L)の値は、低減したい騒音の周波数によって異なる。本実施形態では、一例として、軸流送風機2から発生する最も卓越した騒音である、動翼8を燃焼用空気が通過する際に発生する周波数領域の騒音を効果的に低減するように、多孔板23の板厚(t)、孔径(d)、開口率(σ)、背後空気層25の厚さ(L)を設定する。本実施形態では、動翼8を燃焼用空気が通過する際に発生する騒音の周波数として、一例として低周波数領域である150Hzを想定している。
詳細には、動翼8を燃焼用空気が通過する際に発生する周波数領域の騒音について、下記式(2)の実部θ及び虚部xのそれぞれが、下記式(1)の値に近づくように、音響ライナ9の各パラメータ(多孔板23の板厚(t)、多孔板23に形成される貫通孔23aの孔径(d)、多孔板23の開口率(σ)、背後空気層25の厚さ(L))を設定する。
吸音率=1−Ir/Ii・・・(5)
ただし、Ii:材料に入射する音の強さ
Ir:材料からの反射音の強さ
詳細には、背後空気層25の厚さ(L)を所定の離間距離として70mm以上とすると、好適に低周波数領域の騒音を効果的に低減でき、軸流送風機2から発生する騒音を抑制することができる。
図6に示されているグラフは、多孔板23の板厚(t)、孔径(d)、開口率(σ)を一定とした場合に、ダクト直径(D)を変化させながら、低周波数領域の騒音の代表として150Hzの騒音の吸音率が最も高くなる背後空気層25の厚さ(L)を算出した結果である。図6からわかるように、ダクト直径(D)が大きくなると、吸音率が最も高くなる背後空気層25の厚さ(L)は小さくなる。また、ダクト直径(D)が1200mmのダクトに対しては、背後空気層25の厚さ(L)を70mmとした場合に、吸音効率が最大となることがわかる。
すなわち、動翼8を燃焼用空気が通過する際に発生する低周波数領域の騒音を効果的に低減し、軸流送風機2から発生する騒音を抑制することができるように、音響ライナ9の背後空気層25の厚さ(L)を70mm以上とした場合、ダクト直径(D)が1200mm以下のダクトに対して、有効に吸音することができることがわかる。
また、ダクト直径(D)が小さい場合が音響ライナ9の背後空気層25の厚さ(L)の上限となるので、背後空気層25の厚さ(L)は、所定の離間距離として120mm以下として設定しておくことで、ダクトの径の拡大を抑制することが出来る。
駆動部12が駆動することで、回転軸11を介して、翼車7が長手軸方向に延在する中心軸Cを中心として回転駆動する。翼車7が回転駆動することで、翼車7に固定されている複数の動翼8も回転駆動する。動翼8が回転駆動することで、図1の白抜き矢印で示すように、外筒3の内部を燃焼用空気が流通する。詳細には、燃焼用空気は、上流側ダクト17の上流に配置されたスプリッタ型サイレンサ15を通過し、次に上流側ダクト17内を流通する。上流側ダクト17内を流通する燃焼用空気は、複数の動翼8の間を通過し、次に、複数の静翼6の間を通過する。複数の静翼6の間を通過した燃焼用空気は、ディフューザ18に流入する。ディフューザ18では、燃焼用空気は、外筒3と内筒4との間に形成された通風路10を流通する。ディフューザ18を流通した燃焼用空気は、下流側ダクト19内に流入する。下流側ダクト19の下流に設けられたスプリッタ型サイレンサ(図示省略)を更に設けたものは、下流側ダクト19内を流通した燃焼用空気は、下流に設けられたスプリッタ型サイレンサ(図示省略)を通過し、その後ボイラ(図示省略)に供給される。また、燃焼用空気が動翼8を通過した際に発生する中低周波数領域の騒音は、ディフューザ18及び下流側ダクト19に設けられた音響ライナ9によって消音効果が得られる。また、軸流送風機2で発生する中周波数領域及び高周波数領域の騒音は、スプリッタ型サイレンサ15によって消音効果が得られる。
本実施形態では、ディフューザ18または下流側ダクト19の内周面に設けた、多孔板23及び背後空気層25が音響ライナ9の役割を果たして消音効果を得るので、軸流送風機2から発生する騒音を、多孔板23及び背後空気層25によって低減することができる。すなわち、騒音源から発生した騒音の音響エネルギが、多孔板23に形成された複数の孔を通過する際に熱エネルギに変換されるので、騒音を低減することができる。
また、ディフューザ18または下流側ダクト19の外筒3の外側に追加構造を設けることなく、外筒3の内部に設けられた、音響ライナ9によって騒音を低減している。このように外筒3の内部に設けられる構造によって、騒音を低減できるので、本実施形態の構成は、軸流送風機2の大型化を招来しない。したがって、音響ライナ9で騒音を低減している分、軸流送風機2に別途消音器として設けられている場合などは音響ライナ9の設置によって騒音を低減している分、外筒3の外周面を被装する防音材の厚さを薄くすることや、別途消音器として設けられているスプリッタ型サイレンサ15を小型化することができる。また、スプリッタ型サイレンサ15のガス流れ方向の長さを短くすることができる。このように、他の消音器を小型化することにより、軸流送風機2全体の製造コストや設置コストの低減を実現できるとともに、軸流送風機2の配置スペースの縮小を実現することができる。
また、発電プラント1のボイラに大流量の燃焼用空気を流通するために、軸流送風機2では、通気量が大きく大流量のガスが流通するディフューザ18または下流側ダクト19の内径(ダクト直径)が大きいこともあり、動翼8の回転によって中低周波数領域の騒音(100Hz〜300Hzの騒音)が多く発生する。本実施形態では、多孔板23が、ディフューザ18及び下流側ダクト19の内周面から所定の離間距離として70mm以上離間するように配置されている。すなわち、背面空気層を70mm以上と比較的厚く設けているので、中低周波数領域の騒音を好適に低減することができる。さらに好ましくは、背面空気層は120mm以下として、ダクトの径の拡大を抑制することが出来る。
また、第1板部材27をディフューザ18または下流側ダクト19の内周面の周方向の全域に固定しているので、背後空気層25の厚さ(L)を70mm以上と比較的厚く設けた場合であっても、アングル材24が多孔板23を全周に渡り支持するため強固に支持することができる。軸流送風機2の運転時には、振動や熱の影響が大きいが、本実施形態では、多孔板23を簡素な構造部材で強固に支持しているので、所望の背後空気層25を好適に形成することができるとともに、所望の背後空気層25の厚さを維持することができる。
本実施形態では、軸流送風機2から発生する最も卓越した騒音である、動翼8を燃焼用空気が通過する際に発生する周波数領域の騒音は、消音効果を発揮するターゲットの周波数(例えば150Hz)に対して音響ライナ9の吸音効果に影響する各パラメータを調整して下流側ダクト19に設けられた音響ライナ9によって低減する。また、広帯域の騒音をディフューザ18に設けられた音響ライナ9によって低減している。ディフューザ18への設置では特定の周波数に対して強い減音効果を持つことは期待できないが、連続的に直径が変化しているため、非常に広い帯域に対して減音効果を持たせることができる。このように構成することで、最も卓越した騒音を好適に低減するとともに、他の広い周波数領域の騒音も低減することができる。
これにより、軸流送風機2から発生する最も卓越した騒音に対して出来るだけ消音効果を発揮するよう、ターゲットの周波数(例えば150Hz)に対して音響ライナ9の設置する距離を長く設定することが出来る。
また、スプリッタ型サイレンサ15のみによって騒音を低減する構成と比較して、音響ライナ9によっても騒音を低減しているので、スプリッタ型サイレンサ15を小型化することができる。音響ライナ9とは他の消音器であるスプリッタ型サイレンサ15を小型化することにより、軸流送風機2全体の製造コストや設置コストの低減を実現できるとともに、軸流送風機2の配置スペースの縮小を実現することができる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。上記実施形態では、音響ライナ9の構造のうち、音響ライナ9の吸音効果に影響する各パラメータを(多孔板23の板厚(t)、多孔板23に形成される貫通孔23aの孔径(d)、多孔板23の開口率(σ)、背後空気層25の厚さ(L))を一様に設定し、吸音効果の音響特性とする例について説明したが、本変形例では、燃焼用空気が流通する上流側から下流側へと、音響ライナ9を設置する場所毎に構造を変更したものを並べて、吸音効果の音響特性を変更する点で上記実施形態と異なる。
詳細には、燃焼用空気が流通する上流側から下流側のディフューザ18及び下流側ダクト19の内周面に対して、動翼8に近い位置では最も卓越した周波数の騒音である低周波領域(例えば150Hz付近)の騒音を消音し、その後下流側へと離れるに従い高周波領域側(例えば150〜200Hz)の騒音を消音させるように、音響ライナ9を形成する。
具体的な例としては、下記表2のように各部分の音響ライナ9を構成する。
また、音響ライナ9を設置する流路長さは各々長く確保できるので、騒音を効果的に低減できる騒音の音量が限られることなく、騒音を効果的に低減でき、軸流送風機2から発生する中低周波数領域の騒音を一層に抑制することができる。
なお、本変形例では、音響ライナ9の多孔板23の孔径(d)及び背後空気層25の厚さ(L)を変更する例について説明したが、音響ライナ9の多孔板23の孔径(d)及び背後空気層25の厚さ(L)だけではなく、多孔板23の板厚(t)や多孔板23の開口率(σ)を変更してもよい。
例えば、上記実施形態では、本発明に係る軸流送風機2を、ボイラに燃焼用空気を供給する軸流送風機2に適用する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ボイラから排出される排ガスを導く誘引用の軸流送風機に適用してもよい。なお、その場合、上記説明の「上流」及び「下流」は、排ガス流れにおける「上流」及び「下流」を意味する。
2 軸流送風機
3 外筒(ダクト)
4 内筒
5 ハブ
6 静翼
7 翼車
8 動翼
9 音響ライナ
10 通風路
11 回転軸
12 駆動部
15 スプリッタ型サイレンサ
17 上流側ダクト
18 ディフューザ(拡大部)
19 下流側ダクト
21 リブ(補強部)
23 多孔板
23a 貫通孔
24 アングル材(支持部材)
25 背後空気層
27 第1板部材
28 第2板部材
Claims (11)
- ガスの供給またはガスの排出を行う軸流送風機であって、
筒形状をなすダクトと、
前記ダクトの内部に配置され、前記ダクトの内部にガス流れを流通させる動翼と、
前記動翼と連結される回転軸と、
前記回転軸と連結され、前記動翼を駆動する駆動部と、
前記動翼よりも前記ガス流れにおける下流側に、前記ダクトの内周面に沿って設けられ、複数の孔が形成された多孔板と、を備え、
前記多孔板は、前記ダクトの内周面から70mm以上の所定距離離間するように配置されている軸流送風機。 - 前記多孔板は、前記ダクトの内周面から70mm以上で、かつ120mm以下の所定の離間距離で配置され、
前記多孔板と前記ダクトの内周面との間に空間層を形成している請求項1に記載の軸流送風機。 - 前記ダクトに前記多孔板を支持する支持部材を備え、
前記支持部材は、前記ダクトの内周面の周方向から、前記ダクトの流路断面の中心に向かって前記所定距離延びる第1板部材と、前記第1板部材の内端から前記ダクトの内周面に沿うように延びる第2板部材と、を備え、
前記多孔板の外周面は、前記第2板部材により支持されている請求項1または2に記載の軸流送風機。 - 前記第1板部材は、環状に形成されていて、
前記第1板部材の外周端は前記ダクトの内周面に固定され、前記第1板部材の内周端は前記ダクトの内周面に沿うように延びる前記第2板部材と接続し、
前記多孔板の外周面は、前記第2板部材の内周面に対して、面接触するように固定されている請求項3に記載の軸流送風機。 - 前記ダクトの外周面から突出する環状の板状の部材であって、前記ダクトを補強する補強部を備え、
前記第1板部材の少なくとも一部は、前記ダクトの内周面に対して、前記補強部が外周面に設けられた位置に対応する内周面の位置で固定されている請求項3または請求項4に記載の軸流送風機。 - 前記ダクトは、前記動翼よりも前記ガス流れにおける下流側に、流路断面積が前記下流側に向かうほど漸次大きくなる拡大部が形成され、
前記拡大部の内部には、前記拡大部の内周面に沿って設けられ、前記拡大部の内周面から所定の離間距離として70mm以上離間するように前記多孔板が配置されている請求項1から請求項5のいずれかに記載の軸流送風機。 - 前記ダクトの前記拡大部の内部には、前記拡大部の内周面と前記多孔板との間に空間層が設けられ、
前記流路断面積が漸次大きくなるに従い、前記空間層の厚さを減らすように前記多孔板が配置されている請求項6に記載の軸流送風機。 - 前記ダクト内には、前記ガス流れ方向の位置によって、吸音効果の音響特性の少なくとも1つが異なるように前記多孔板が設けられている請求項1から請求項7のいずれかに記載の軸流送風機。
- 前記動翼の上流側及び/又は前記多孔板の下流側の前記ガス流の途中に設けられたスプリッタ型のサイレンサを備えた請求項1から請求項8のいずれかに記載の軸流送風機。
- 請求項1から請求項9のいずれかに記載の軸流送風機と、
前記軸流送風機によってガスの供給又はガスの排出が行われるボイラと、を備えたボイラシステム。 - ガスの供給またはガスの排出を行う軸流送風機の製造方法であって、
前記軸流送風機は、
筒形状をなすダクトと、
前記ダクトの内部に配置され、前記ダクトの内部にガス流れを流通させる動翼と、
前記動翼と連結される回転軸と、
前記回転軸を回転駆動することで、前記動翼を駆動する駆動部と、
前記動翼よりも下流側において、前記ダクトの内周面に沿って設けられ、複数の孔が形成された多孔板と、を具備し、
前記多孔板を、前記ダクトの内周面から70mm以上の所定の距離で離間するように配置する軸流送風機の製造方法。
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