JP2019142714A - フォークリフト用の画像処理装置 - Google Patents

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秀之 藤森
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Abstract

【課題】フォークリフトにおいて、荷積みした状態で前方を確認できるとともに、安定して、物体までの距離を測定する。【解決手段】1本のフォーク15の先端部分に、フォーク15の前方を撮影するカメラ21、22と、前方にある物体までの距離を検知するための検知センサーとを設け、検知センサーの検知情報に基づいて、カメラ21、22が取得した映像を加工して、ディスプレイ25に表示する。【選択図】図3

Description

本発明は、フォークリフトに搭載されたフォークリフト用の画像処理装置に関する。
フォークリフトは、フォークにパレット上の荷物を載せて移動する。例えば運転者が進行方向を向いて運転台に座る座席式のフォークリフトにおいては、前方のフォーク上に、運転者の目線より高く荷積みした場合、前方に死角が出来てしまう。走行する場合には、運転者は、フォークリフトを後進させながら、移動する。しかし、荷役時は、前進が必要で運転者は、横に身をのり出して視認せざるを得ない。
また、運転者からフォークの前方を視認しづらい高所棚での積み下ろし作業においても、フォークの前方や、フォークを差し込んだ状態でパレットの前方側を視認したいという要望がある。このような問題に対して特許文献1に開示されたフォークリフトでは、フォークに前方を撮影するカメラを設け、撮影した画像をディスプレイに表示させている。
また、フォークリフトの左右のフォークにそれぞれカメラを設けることで、前方視界を得るとともに、ステレオ視によって前方にある物体までの距離を算出し、算出結果を表示する技術がある(特許文献2)。
特開2003−246597号公報 特開2013−86959号公報
フォークリフトの2本のフォークをフィンガバーに取り付けたとき、一般に、両者間に意図的に、がたつきを設けている。このため、走行時の振動などにより、2本のフォークが互いにバラバラな動きをしたり、取り付けられているフィンガバーやこれらを支持するマスト部分と異なる動きをしたりすることがある。
特許文献1では、フォークに1台のカメラを設けている。この場合、前方視認はできるものの、その画像を見ただけでは前方にある物体との距離はわからない。
この点、特許文献2に開示された技術では、2本のフォークのそれぞれにカメラを取り付けることで、ステレオ視により測距できる。しかしながら、上述のように、2本のフォークは、その間隔が安定しておらず、両カメラの間隔(基線長)が安定しないことや、フォークの取り付けガタにより、2本のフォークがバラバラに動く。また、2本のフォークの平行度が確保できないことが多い。このため、ステレオ視計算で精度を保つことが不可能か、または非常に困難になる。
本発明は、上述の事情に鑑みなされたものであり、その目的は、フォークリフトにおいて、荷積みした状態で前方を確認できるとともに、安定して、物体までの距離を測定できる、フォークリフト用の画像処理装置を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)フォークリフトに用いられる画像処理装置であって、
前記フォークリフトの前方側に昇降可能に支持された複数のフォークのうちの1本のフォークの先端部分に設けられ、前記フォークリフトの前方を撮影するカメラと、
前記カメラが設けられた前記フォークの前記先端部分に設けられ、前記フォークリフトの前方にある物体までの距離を検知するための検知センサーと、
前記検知センサーの検知情報に基づいて、前記カメラが取得した映像を加工する処理部と、
前記処理部が加工した加工後の映像を表示するディスプレイと、
を備える画像処理装置。
(2)1本の前記フォークに、第1の撮像素子および第2の撮像素子が、それぞれの撮影領域の少なくとも一部が重なるように設けられ、
前記第1、第2の撮像素子の少なくとも一方が、前記カメラの一部として機能するとともに、前記1、第2の撮像素子の両方が前記検知センサーとして機能し、
前記処理部は、前記第1、第2の撮像素子の双方から取得した映像に基づいて、前記フォークの前方にある物体までの距離を検出し、検出した距離に基づいて前記映像を加工する、上記(1)に記載の画像処理装置。
(3)前記フォークリフトの前方に向けて光を照射する、または、前記フォークリフトの前方に向けて2次元のパターン光を照射する投光器、
を備え、
前記投光器、および前記処理部は、前記検知センサーとしても機能し、前記処理部は、前記投光器による照射光、または前記パターン光を撮影した前記カメラからの映像に基づいて、前記フォークリフトの前方にある物体までの距離を検出し、検出した距離に基づいて前記映像を加工する、上記(1)または上記(2)に記載の画像処理装置。
(4)前記検知センサーは、前記フォークリフトの前方にある物体までの距離を検知して複数点の測距点群データを取得する測距センサーである、上記(1)に記載の画像処理装置。
(5)前記フォークの先端のテーパー部であって、上面視において先端に向けて幅が徐々に狭くなり、および/または、側面視において下面が傾斜することで厚みが先端に向けて徐々に薄くなるテーパー部に、前記カメラと前記検知センサーが設けられている、上記(1)から上記(4)のいずれかに記載の画像処理装置。
(6)第1の撮像素子および第2の撮像素子が1本の前記フォークに、それぞれの撮影領域の少なくとも一部を共通するように、前記フォークリフトの前方を撮影領域として設けられており、
前記第1、第2の撮像素子の少なくとも一方が、前記カメラの一部として機能するとともに、前記1、第2の撮像素子の両方が前記検知センサーとして機能し、
前記処理部は、前記第1、第2の撮像素子の双方から取得した映像に基づいて、前記フォークリフトの前方にある物体までの距離を検出し、
前記フォークの先端のテーパー部であって、上面視において先端に向けて幅が徐々に狭くなり、かつ、側面視において下面が傾斜することで厚みが先端に向けて徐々に薄くなるテーパー部の左右両側のそれぞれに、前記第1、第2の撮像素子が配置されている、上記(1)に記載の画像処理装置。
(7)さらに、記憶部を備え、
前記処理部は、前記カメラからの映像と、前記検知センサーの検知情報に基づいて、前記フォークリフトが動作する作業空間内の物体の位置、または形状を示す測距点群である距離マップを生成し、前記記憶部に蓄積する、上記(1)から上記(6)のいずれかに記載の画像処理装置。
(8)前記処理部は、前記検知センサー、または該検知センサーの検知情報と前記カメラからの映像に基づいて検出した物体までの距離のデータの一部を、前記記憶部に蓄積した前記距離マップで補正する、上記(7)に記載の画像処理装置。
(9)さらに、前記フォークの位置状態を取得する位置検知センサーを含み、
前記処理部は、前記位置検知センサーにより、前記カメラが設けられた前記フォークの位置状態を取得する、上記(1)から上記(8)のいずれかに記載の画像処理装置。
(10)前記処理部は、前記加工した映像として、
前記カメラによる取得した映像に対して、前方の物体までの距離に対応した付加情報を付加した映像を、前記ディスプレイに表示させる上記(1)から上記(9)のいずれかに記載の画像処理装置。
(11)前記処理部は、前記加工した映像として、
前記カメラによる取得した映像に対して視点変換した映像を前記ディスプレイに表示させる、上記(1)から上記(10)のいずれかに記載の画像処理装置。
(12)前記カメラは、撮影画角の中央部分を用いて露出を行う、上記(1)から上記(11)のいずれかに記載の画像処理装置。
(13)前記ディスプレイは、前記フォークリフトに取付けられたコンバイナーに虚像を投影するヘッドアップディスプレイである、上記(1)から上記(12)のいずれかに記載の画像処理装置。
(14)前記コンバイナーは、前記フォークリフトの前方側を透過視できる位置に配置されており、
前記ヘッドアップディスプレイは、虚像の投影距離が50cmから20mの範囲に設定されている、上記(13)に記載の画像処理装置。
(15)前記フォークの先端部分に設けられ前記カメラ、および前記検知センサーは、衝撃緩和部材を介して、前記フォークの本体部に取付けられている、上記(1)から上記(14)のいずれかに記載の画像処理装置。
(16)前記カメラ、および前記検知センサーを構成する電子部品の少なくとも一部は、可撓性で高熱伝導性の材料で構成された熱伝導部材を介して、前記フォークの本体部に接続されている、上記(15)に記載の画像処理装置。
本発明によれば、1本のフォークの先端部分に、フォークの前方を撮影するカメラと、前方にある物体までの距離を検知するための検知センサーとを設け、検知センサーの検知情報に基づいて、カメラが取得した映像を加工して、ディスプレイに表示する。このようにすることで、運転者は、フォーク上への荷積みにより前方が見えにくい場合であってもディスプレイに表示した画面により前方を確認できるとともに、安定して物体までの距離を測定できる。
フォークリフトの外観を示す側面図である。 第1の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成、および処理部の機能構成を示すブロック図である。 1本のフォークの先端部に第1、第2カメラを取り付けた状態を示す模式図である。 フォークの拡大図である。 図4(a)のA−A’断面図である。 他の例のフォークの拡大図である。 第1、第2カメラの水平方向の画角を説明する模式図である。 第1、第2カメラの垂直方向の画角を説明する模式図である。 カメラの取付け位置と画角を説明する模式図である。 ディスプレイに表示した表示画面の例である。 第2の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成、および処理部の機能構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に例に係る画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 変形例に係る画像処理装置のハードウェア構成および処理部の機能構成を示すブロック図である。 1本のさやフォークの先端部に、第1カメラ、第2カメラを取り付けた状態を示す模式図である。 第3の変形例に係る画像処理装置のハードウェア構成および処理部の機能構成を示すブロック図である。 第4の変形例に係る画像処理装置のハードウェア構成、処理部の機能構成、およびHUDの構成を示すブロック図である。 HUDの構成を示す模式図である。 1本のさやフォークの先端部に、第1カメラ、第2カメラを取り付けた状態を示す模式図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。また図面においては、上下方向をZ方向、フォークリフトの進行方向をX方向、これらに直交する方向をY方向とする。
(フォークリフト)
図1は、フォークリフトの外観を示す側面図である。フォークリフト10は、本体11、運転台12、マスト13、フィンガバー14、1対のフォーク15、16、およびヘッドガード17を有する。フォーク15、16の上には、パレット91、およびパレット91上の荷物92が荷積みされている。本体11の前方には、上下方向に伸縮可能なマスト13が設けられており、フォーク15、16はフィンガバー14を介してマスト13に上下に昇降可能に取り付けられている。マスト13に取り付けられたチェーン(図示せず)とホイールを介して、フィンガバー14がマスト13に沿って上下に移動することで、フォーク15、16は、上下方向で位置制御される。また、フォーク15、16の地面(走行面)に対する傾斜角度(チルト)は、マスト13に連結された油圧シリンダー(図示せず)により所定範囲内で変更可能である。また、フォーク15、16は一般に硬い金属で構成される。
(画像処理装置)
図2は、第1の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成、および処理部の機能構成を示すブロック図である。図3は、1本のフォーク15の先端部分に第1カメラ、第2カメラを取り付けた状態を示す模式図である。
画像処理装置20は、第1カメラ21、第2カメラ22、処理部23、記憶部24、およびディスプレイ25を有し、これらの構成部はフォークリフト10に搭載されている。
図2に示すように第1、第2カメラ21、22は、それぞれCCD、またはCMOS等の可視光領域に感度を有する撮像素子200(第1、第2の撮像素子)と、レンズ等の光学系を備え、フォークリフト10の前方を撮影し画像(映像)を取得する。第1、第2カメラ21、22の撮影領域の少なくとも一部は重なる。第1の実施形態においては、第1、第2カメラ21、22の両方の撮像素子200が、処理部23と協働することで距離を検知するための検知センサーとしても機能する。
(カメラ21、22)
図3に示すように、第1の実施形態においては、フォークリフト10の2本のフォーク15、16のうち、1本のフォーク15の先端部分に、ステレオ視(複眼ともいう)するための2台のカメラ21、22を本体11の前方が撮影領域となるように取り付けている。また、フォーク15の幅方向(Y方向)において、両カメラ21、22は所定間隔(基線長)だけ離している。同図に示す例では、左側のフォーク15に2台のカメラを取り付けているが、これに限られず、右側のフォーク16に取り付けてもよい。カメラ21、22と処理部23とは、ケーブル(図示せず)または無線で接続しており、映像信号が処理部23に伝送される。
次に、図4、5を参照し、カメラ21、22のフォーク15への取付け位置について説明する。図4は、フォーク15の先端側(「爪」または「ブレード」とも称される)の拡大図であり、図5は、図4(a)のA−A’断面図であり、図5においては、図4(b)の上面s2における輪郭線を破線で示している。
カメラ21、22は、より広い画角が得られるように、フォーク15の側面の直線部と先端突部(後述の先端s1)との境界近傍の側面または下面に配置することが好ましい。より具体的には、カメラ21、22は、以下に説明するテーパー部s51に配置することが好ましい。
図4(a)は、2台のカメラ21、22を取り付けたフォーク15の側面図であり、図4(b)は平面図であり、図4(c)はフォーク15の先端側から視た正面図である。
フォーク15は先端s1、上面s2、下面s3、および側面s4、ならびに先端部分のテーパー部s51を有する。先端s1はYZ平面に延在する平面である。ここで、「先端部分」とは、先端s1のみならず、その周辺部分を含むものとする。例えば、X方向において先端s1から二十数センチメートルの範囲が含まれる(後述の図9参照)。さらにこの周辺部分には、テーパー部s51が包含される。テーパー部s51は、図4(b)に示すように上面視において、先端s1に向けて幅が徐々に狭くなり、かつ、図4(a)に示すように側面視において下面s3が傾斜することで厚みが先端s1に向けて徐々に薄くなるテーパー面で構成される。なお先端s1を平面とせずに、曲面で形成されていてもよい。
フォーク15のテーパー部s51の左右両側にはそれぞれ、円柱状の穴が設けられており、カメラ21、22はそれぞれ、この穴に埋め込まれている。カメラ21、22はレンズの前面が、テーパー部s51の外周面からわずかに突出するように配置する方が広い画角を確保できる点で好ましいが、使用時のフォーク15の床面等への衝突による破損の観点から、円柱状の穴の開口面よりも内側に配置することがより好ましい。
測距するために物体をステレオ視(立体視)するときは、2台のカメラ21、22の撮影領域を重複させる必要がある。広い視界(画角)を確保し、より多くの領域が重なるようにするためには側面s4または下面s3のテーパー部s51にカメラ21、22を設けることが好ましい。図5に示すように、テーパー部s51に配置した2台のカメラ21、22は、フォーク15の前方側に向けて広い画角を確保できる。
図6は、他の例に係るフォーク15の拡大図である。図6に示すフォーク15は、厚みが10mmで、幅が100mm、上面視において先端s1に向けて幅が徐々に狭くなるテーパー部s51が設けられている。テーパー部s51は、R(半径)60mmであり、X方向において先端s1から40mmまで、Y方向において側面s4から40mmまでがテーパー部s51である。第1、第2カメラ21、22は、このテーパー部s51に設けられている。
高さ方向(Z方向)において、カメラ21、22は、上面s2、下面s3からそれぞれ2mm以上離れていることが好ましい。上述のようにフォーク15の厚みが10mmであれば、カメラ21、22はともに下面から2〜8mmの範囲内に収まるようなサイズ、および位置で配置することが好ましい。一般に、荷積み作業においては、フォーク15を床面や荷物に意図的に接触し、衝突させる場合がある。そのため、このような配置とすることでカメラ21、22が床や荷物に、直接的に衝突することを防止する。また、カメラ21、22のレンズの前面は、上面視において先端側の表面、すなわち先端s1、およびテーパー部s51の表面よりも内側に配置されることが好ましい。このような配置にすることで、正面からの他の物体へフォークを(意図的に)衝突させた際に、カメラ21、22が直接的に他の物体に衝突することを防止できる。
(画角)
以下、図7、図8を参照し、画角について説明する。図7は、水平方向の画角を説明する模式図である。図7においては、図6の形状のフォーク15を例に示し画角を説明するが、図4、図5の形状のフォーク15の様な、どのようなフォーク形状に対しても適用できる(図8も同様)。第1、第2カメラ21、22の画角は理想的には、前方を中心として、水平方向において180度あることが好ましい。しかしながら、先端s1にカメラ21、22を配置することは、他の物体への衝突による衝撃を考慮すると難しい。水平方向の画角の最低値としては、フォーク15の5m前方で幅2mの物体を撮影(ステレオ視)できるように、画角は44度以上(両カメラの内側への半画角が22度以上)確保されていることが好ましい。テーパー部s51にカメラ21、22を配置することで、最低値以上の画角を確保できる。幅2mの根拠は、大型のフォークリフトにおいては、2本のフォーク15、16の間隔は約2mであるため、フォーク15の当たる領域(後述の付加画像402)を最低限ステレオ視できるようにするためである。
図8は、垂直方向の画角を説明する模式図である。垂直方向については、理想的には、フォークリフトの前方3mにある高さ5mのラックが撮影できることが好ましい。すなわちフォーク15を地面すれすれに位置させた場合において、前方3mで高さ5mまでの範囲が撮影できるように、垂直方向の画角は120度(水平より上方の半画角で60度)であることが好ましい。
垂直方向の画角の最低値としては、水平方向と同様に、フォーク15の5m前方で高さ2mの物体を撮影できるように、画角は44度以上(両カメラの内側への半画角が22度以上)確保されていることが好ましい。5m前方で、高さ2mとした根拠は、屋内で広く使用される小型のフォークリフトの全高が2mであるため、全高と同じ高さまで荷積みしながら、フォークリフトを前進させても、荷物またはフォークリフトの頭頂部が、前方の何らかの物体と接触しないことを確認できるようにするためである。
図9はフォーク15をパレット91の差込み口から挿入し、フォーク15上にパレット91を載せた状態を示している。同図では、フォーク15を差し込む位置が、パレット91の片側の差込口の中心(破線で示す)から、片側へ50%シフトした場合を想定している。このような50%ずれた位置であっても水平面(XY平面)で半画角30度を確保するためには、カメラ21、22の先端位置は、パレット端部から14cm以内に配置することが好ましい。
標準的なパレットの長さは110cmであり、標準的なフォークの長さは122cmであれば、パレット端部からのフォーク15の先端s1までの突出量は12cmとなる。よって、X方向において、フォーク15の先端エッジ(先端s1)から26cm(14+12cm)までの範囲内にレンズの全面が位置するようにカメラ21、22を配置することが好ましい。
このように本実施形態においては、1本の硬い(剛体)フォーク15に2台のカメラ21、22を配置することにより、両カメラの相対位置は常に一定になる。これにより両カメラ21、22間の基線長と平行度を常に一定に保つことができ、後述する2台のカメラ21、22からの映像によって測距を行う場合に、高精度に安定して行うことができる。
また、カメラ21、22をフォーク15の先端部分のテーパー部s51に配置することにより、平らな下面s3、または側面s4に比べて、画角を広くすることができ、より広範囲を撮影できる。
再び、図2を参照し、処理部23等について説明する。処理部23は、CPU(Central Processing Unit)とメモリを備え、メモリに保存した制御プログラムをCPUが実行することで画像処理装置20全体の各種制御を行う。処理部23が担う各機能については後述する。
記憶部24は、ハードディスクまたは半導体メモリであり、大容量のデータを記憶する。また記憶部24は、後述する3次元の距離マップを記憶しており、処理部23から送られた距離マップを蓄積、または更新する。記憶部24は、フォークリフト10に搭載されてもよいが、外部のファイルサーバー内に設けられもよい。外部のファイルサーバーとのデータ送受信は、画像処理装置20が備える無線通信部により、LANを経由して行う。
ディスプレイ25は、図1に示すように運転者の前方のヘッドガード17を支えるフレームに取り付けられており、以下に説明するように処理部23が生成し、加工した映像を表示する。加工とは、例えばカメラ21、22が取得した画像の視点変換、および/または距離を示す付加画像を画像に重畳する加工である。これにより、運転者はフォーク15、16に積載した荷物により前方の視認性が悪くなった場合であっても、ディスプレイ25の表示画面により荷物の先の状況を確認できる。ディスプレイ25は、例えば液晶ディスプレイである。また、ディスプレイ25は、HUD(ヘッドアップディスプレイ)であってもよい。HUD用のディスプレイは、半透過性を有する凹面鏡または平面鏡であるコンバイナーを備え、コンバイナーに虚像を投影する。虚像としては、後述する処理部23が生成した付加画像(付加情報)がある。運転台12に座った運転者は、コンバイナーを通じて、その先にある実像を視認できるとともに、コンバイナーに反射する虚像を同時に認識することもできる。
(処理部23)
処理部23は、画像取得部301、前処理部302、特徴点抽出部303、距離マップ生成部304、物体位置判定部305、付加画像生成部306、対応付け部307、視点変換部308、画像合成部309、および画像出力部310として機能する。これらの機能は、処理部23が、内部メモリに記憶しているプログラムを実行することにより行うが、これらの機能の一部を組み込み型の専用ハードウェア回路により行うようにしてもよい。なお、以下に説明する実施形態においては、処理部23により物体の位置、距離を把握できる距離マップを生成しているが、これに限られず、物体への距離測定だけを行うようにしてもよい。
(画像取得部301)
画像取得部301は、2台のカメラ21、22にタイミングトリガーをかけて同期させるなどの制御をし、これらの撮像素子200により所定のフレームレートで撮影された画像を取得する。ここで、画像取得部301は、カメラ21、22の制御に関して、撮影画角において、中央部分を用いて露出を行うようにしてもよい。これは、特にパレット91の差し込み口にフォークを挿入して、フォーク先端が差し込み口を突き抜けるまでの間においては、カメラからの映像は、中央部分のみが明るく、その周辺は暗くなるためである。すなわち、差し込み口のフォークが挿入される側と反対側を抜けた空間を適切な露出で撮影するために、画角の中央部分を用いて露出する。これにより露出オーバーにならずに中央部分からの映像を適切に撮影できる。
(前処理部302)
前処理部302は、2台のカメラ21、22から画像取得部301を介してそれぞれ取得した1組の画像の明るさ、コントラストの調整を行う。これらの調整は、既知の調整処理を適用できる。また、調整後の画像に対してさらに2値化処理等の後段の前処理を行い、処理後の画像を特徴点抽出部303に供給する。一方で、前処理部302は、前段の前処理を行ったカラー画像を視点変換部308に供給する。なお、1組の画像を、基線長に応じた位置関係で貼り付けるステッチ処理を行い、処理後の画像を視点変換部308に供給してもよい。
(特徴点抽出部303)
特徴点抽出部303は、1組の画像それぞれから対応付けの指標となる物体の形状、輪郭に対応する特徴点を抽出する。なお、対応付けの指標としては、色、コントラスト、エッジ、および/またはフレームの情報を用いてもよい。
(距離マップ生成部304)
距離マップ生成部304は、1組の画像の抽出した特徴点から共通の対応点を抽出し、それらの対応点から変換パラメータを用いて、特徴点それぞれまでの距離を算出する。例えば左右に配置した1対のカメラ21、22において、基線長を用いて、同じ対応点の左右の画素値のズレ量に応じてそれぞれの画素の距離値を算出する(測距)。
また、距離マップ生成部304は、SLAM(Simultaneous localization and mapping)処理を行ってもよい。SLAM処理を実行するソフトとしては、ZEDカメラ用SDKソフトがある。また、SLAMを作るオープンソースとしてはRGB−D SLAMV2などがあり、これらを用いてもよい。SLAM処理を行うことでフォークリフト10の3次元の距離マップ内における移動位置をリアルタイムに把握できる。また、SLAM処理において、記憶部24に記憶しているフォークリフト10が使用される作業空間内の距離マップを利用してもよい。これによりカメラ21、22の撮影領域(画角範囲)から外れる領域内の状況をも把握できる。また、カメラ21、22が撮影した1組の画像がハロ、ゴースト、フレア、光芒、外部光源(太陽光等)の反射等の現象により、得られた画像に差が生じ、一次的に、あるいは一部の画素領域で測距出来ないような場合においては、記憶部24に記憶している距離マップを用いて補正してもよい。この測距できない状況は、例えば、工場や倉庫の窓から外光が照らされたときに生じる。この補正としては、例えば撮影領域内で、距離値が検出できなかった領域に対して、過去の距離マップの対応する位置のデータで置換する処理がある。
(物体位置判定部305)
物体位置判定部305は、フォークリフト10の前方にある物体の3次元空間での位置を判定する。この物体の判定は、例えば各画素の距離値の類似度に応じて画素をクラスタリングすることにより行ってもよい。また、距離値の類似度に、画素の色の類似度を組み合わせてクラスタリングしてもよい。クラスタリングより判定した各クラスタのサイズを算定する。例えば、垂直方向寸法、水平方向寸法、総面積等を算出する。なお、ここでいう「サイズ」は、実寸法であり、見た目上の大きさ(画角、すなわち画素の広がり)とは異なり、対象物までの距離に応じて画素群の塊が判断される。例えば、物体位置判定部305は算定したサイズが抽出対象の解析対象の物体を特定するための所定のサイズ閾値以下か否か判定する。サイズ閾値は、測定場所や行動解析対象等により任意に設定できる。通行する作業者を追跡して行動を解析するのであれば、通常の人の大きさの最小値を、クラスタリングする場合のサイズ閾値とすればよい。また、フォークリフトが走行する環境が特定の倉庫内等で限定されるのであれば、その環境に存在する物体に応じたサイズ閾値を適用してもよい。また物体位置判定部305は、生成したフォークリフト前方の3次元の距離マップを記憶部24に蓄積する。この距離マップには、所定サイズ以上の物体それぞれの大きさ、位置の情報が含まれる。なお、上述のように、処理負担軽減のために、物体までの距離測定のみを行うようにしてもよい。
(付加画像生成部306)
付加画像生成部306は、物体位置判定部305が判定したフォークリフト10の前方にある物体までの距離、より具体的には、フォーク15、16を延長した先にある物体までの距離に応じた付加画像(アノテーション画像ともいう)を生成する。付加画像としては、距離を示す距離梯子や、数値表示がある(後述の図10参照)。また、付加画像としては、物体の種類、距離に応じて色や態様を変更した矩形枠、または要注意物が存在する場合などに、運転者に注意喚起するためのマーク、テキストであってもよい。さらに、付加画像として、水平面、または、フォークの対パレット正面でのX−Y平面での傾き角度、傾斜角度、もしくは地面からの高さの情報であってもよい。
(対応付け部307)
対応付け部307は、カメラ21、22が撮影した2次元の画像における各物体の位置と、距離マップにおける各物体の位置との対応付けを行う。
(視点変換部308)
視点変換部308は、運転台12に座る運転者の視点位置に応じて予め指定された視点位置から見た時の角度、方向に対して、各画素点の間隔や位置を座標変換することで、画像の視点変換を行う。運転者は、視点位置を画像処理装置20のキーボート、ポインティングデバイス、タッチセンサー等の入力デバイス(図示せず)により設定できる。また、このとき、カメラからは撮影することができない死角領域に対する表示処理を行う。例えば、死角領域(データNULL領域)を記憶部24にある、その領域に対応する画素で置換する。死角領域は、カメラの位置と、運転者の視点位置が異なる場合に生じる。また、この視点変換は、撮影領域に渡って、十分に距離マップが生成できていない場合等には、単純な台形補正により行ってもよい。
また、視点変換部308は、カメラ21、22から取得した映像により地面、または本体11に対するフォーク15に設けられたカメラ21、22自体の傾斜角度、または高さを判定し、その判定を視点変換に反映してもよい。例えば、フォーク15が先端に向けて上方に傾斜した場合、または上方に移動した場合には、その傾斜角度、上方移動量を相殺するように視点変換を行う。フォーク15の地面、または本体11に対するフォーク15の傾斜角度、または高さは、フォークリフト10に取り付けられている種々のセンサー(後述の変形例参照)により検知してもよい。
(画像合成部309)
画像合成部309は、付加画像生成部306が生成した付加画像を物体位置判定部305で検出した物体の位置に対応させた表示位置で、視点変換部308が生成した画像に対して重畳させ、合成画像を生成する。
(画像出力部310)
画像出力部310は、画像合成部309が生成した合成画像、すなわち加工後の画像(映像)をリアルタイムに、ディスプレイ25に出力し、運転者に表示する。
図10は、ディスプレイ25に表示した画面250の例である。フォークリフト10の正面には、物体としてのトラック95、その上のパレット91、および荷物92、ならびに作業者96が存在し、トラック95の荷台に向けフォークリフト10を近づけている状況下における、カメラ21、22が撮影した、フォークリフト10正面の映像を表示している。同図に示すように画面250においては、付加画像401〜406が重畳されている。
付加画像401は、フォーク15、16に対応するイラスト画像(アニメーション画像)である。付加画像402、403は、フォーク15、16を前方に向けて延長させた線およびその接触位置周辺を示す画像である。これにより運転者はフォーク15、16が当たる(挿入される)位置を認識できる。付加画像404、405は、フォークリフト10の正面にある物体までの距離を示す画像である。この付加画像404、405は、付加画像403とともに距離梯子とも称される。付加画像406は、高さ方向における、トラック95の荷台の上面までのフォーク15、16の距離を示している。付加画像407は、フォークリフト10の前方に人(作業者96)が近づいた場合に、運転者に注意を促すマークである。
なお、付加画像401〜406は、1対のフォーク15、16の間隔距離、およびフォーク15、16の地面に対する傾斜角度が、変更可能なフォークリフト10であれば、間隔距離、傾斜角度の変更に応じて、形状、サイズ、向きを変更してもよい。例えば、フォーク15が上方に傾斜した場合には、その傾斜角度に応じて、付加画像403〜406を変更する。この間隔距離、傾斜角度は、カメラ21、22から取得した画像により、処理部23が求めてもよく、あるいは、フォークリフト10に取り付けられている種々のセンサー(後述の変形例参照)により検知してもよい。
このように、本実施形態においては、1本のフォーク15に設けた、1対のカメラ21、22を用い、カメラ21、22の撮像素子により取得した映像に基づいて、フォークリフト10の前方にある、物体までの距離を検出するとともに、取得した映像に付加画像を重畳したり、視点変換したりすることで加工を行い、加工後の映像をディスプレイ25に表示する。1本のフォーク15に1対のカメラ21、22を設けることで、安定して測距できる。また、加工後の映像を表示することで、運転者は、フォーク15、16上への荷積みにより前方が見えにくい場合であってもディスプレイ25に表示した画面により前方を確認できる。また物体までの距離に関する付加画像を付加することで、作業支援や安全警告等を行えるので、より安全にフォークリフトを運転できる。
(第2の実施形態)
図11は、第2の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成、および処理部の機能構成を示すブロック図である。上述の第1の実施形態に係る画像処理装置(図2等)では、2台のカメラ21、22を用いて、フォークリフト10の前方の撮影および測距を行った。これに対して、第2の実施形態は、1台のカメラ21と、測距センサー22bを用いて、前方の撮影および測距を行う。第2の実施形態では、この測距センサー22bが距離を検知するための「検知センサー」として機能する。
測距センサー22bとしては、例えばレーザーライダー(Laser Lidar(Light Detection And Ranging))、TOF(Time Of Flight)スキャナー、ソナー、等のエリア測距器である。エリア測距器により出力部から可視光、赤外光、音波などをエネルギー出射し、物体から反射したエネルギーが入力部に届くまでの時間差により、前方の物体までの測距を行う。エリア測距器によりフォークリフト10の前方にある物体までの距離を測定して、複数点の測距点群データを測定して、距離値の分布を示す測距点群データを取得する。
例えば測距センサー22bとしてレーザーライダーを用いる場合であれば、出射したパルス状のレーザーを前方の測定空間内を走査しながら照射し、その反射光を検出する。そして、出射タイミングと受光タイミングとの時間差に応じて、各照射位置における距離情報を求め、測定空間内の測距点群データを取得する。
取得した測距点群データは、逐次、距離マップ生成部304に送られ、各種の処理に用いられる。また、この測距点群データは、距離マップとして記憶部24に記憶される。
また、第1の実施形態と同様に、測距センサー22bとカメラ21は、1本のフォーク15の先端部分に配置される。測距センサー22bの測定空間と、カメラ21の撮影領域とは、一部または全部が重なるように配置される。また、好ましくは測距センサー22bとカメラ21は、第1の実施形態と同様に、フォーク15の先端部分のテーパー部s51に配置することが好ましい(図4〜図9参照)。
このように、測距センサーと、カメラを用いた第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
図12は、第3の実施形態に係る画像処理装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。第3の実施形態においては、1台のカメラ21、投光器22cを備える。本実施形態においては、以下に説明する投光器22cおよび処理部23が、カメラ21と協働することでフォークリフトの前方にある物体までの距離を検知するための検知センサーとして機能する。
処理部23の制御信号に応じて、投光器22cはフォークリフトの前方に向けてパルス状のパターン光の投光を行う。パターン光としては例えば、複数本の縦横ライン光、または縦横所定間隔のドット光で構成される格子状のパターン光である。また、パターン光としてランダムなドットパターンを投光してもよい。このパターン光の照射領域は、カメラ21の撮影領域の一部、または全部と重なる。なお、パターン光に代えて、1点の照射光を、カメラ21の撮影領域内を順次走査するように構成してもよい。
第1の実施形態と同様に投光器22cと、カメラ21は、1本のフォーク15の先端部分に配置され、フォーク15の幅方向(Y方向)において、投光器22cと、カメラ21は所定間隔(基線長)だけ離して、取り付けている。また、好ましくは投光器22cと、カメラ21は、第1の実施形態と同様に、フォーク15の先端部分のテーパー部s51に配置することが好ましい(図4〜図6参照)。
処理部23(距離マップ生成部304)は、所定タイミングでパターン光を照射した際に、そのパターン光を構成する各ドット光、またはライン光の間隔、または位置を、撮影したカメラ21が取得した画像により検出する。検出したパターン光の位置、および基線長に基づく変換パラメータを用いて、取得した画像の複数画素における距離を算出する。
そして、得られた距離値に基づいて、フォークリフトの前方にある物体までの距離を検出するとともに、取得した映像に、付加画像を重畳したり、視点変換したりすることで加工を行い、加工後の映像をディスプレイ25に表示する。
このように、第3の実施形態においても、投光器22cとカメラ21(撮像素子)を用いることで、第1の実施形態と同様に、フォークリフト10の前方の画像および、前方の物体までの距離を検出し、加工後の映像をディスプレイに表示する。これにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図12の例では、1台のカメラ21を用いる例を示したが、これに限られず、1本のフォークに配置した2台のカメラ21、22を用いてもよい。すなわち第1の実施形態(図2等)の構成に、さらに投光器22cを加える。この場合、例えば、フォーク15の幅方向においてカメラ22と同じ位置に投光器22cを配置し、これと基線長離れるカメラ21で取得した画像から、各画素の距離を算出する。このように2台のカメラによる測距と、投光器22cを用いた測距を併用することで、より高精度に測距を行うことができる。
(変形例)
図13は、変形例に係る、ハードウェア構成および処理部の機能構成を示すブロック図である。
変形例においては、第1の実施形態の構成に対して、さらに2台のカメラ21、22が設けられたフォーク15の位置状態を取得する位置検知センサー26を備える。
位置検知センサー26としては、例えばフォーク15の傾斜角度(チルト)を検知するセンサーであってもよい。また、位置検知センサー26としては、フォーク15のマスト13に対する高さ、すなわち、地面に対する高さを検知するセンサーであってもよい。これらのセンサーは、例えばアクチュエータと光学素子から構成される。これらのセンサーにより本体11に対するフォーク15に設けられたカメラ21、22の相対的な位置を検出できる。また、位置検知センサー26は、加速度センサーやジャイロセンサーであってもよい。加速度センサーやジャイロセンサーにより、角速度情報や旋回角度速度情報を取得でき、これらによりフォーク15に設けられたカメラ21、22の本体11、または周囲に対する相対的な位置を把握できる。なお、ここでいう相対的な位置には、フォーク15(カメラ21、22)の角度(水平または傾斜)、水平面の把握が含まれる。
このような変形例においても第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、さらに、位置検知センサー26を備えることで、付加画像を重畳したり、視点変換したりする処理部23の処理負荷を低減させることができる。なお、変形例においては、画像処理装置20は、第1の実施形態の構成に対して位置検知センサー26を適用していたが、これに限られず、第2、第3の実施形態に位置検知センサー26を適用してもよい。
(第2の変形例)
図14は、第2の変形例における1本のさやフォーク19の先端部に、第1カメラ、第2カメラを取り付けた状態を示す模式図である。本実施形態のように、さやフォーク19をフォーク15(またはフォーク16)に先端側に装着する場合には、フォークの先端部、またはフォークの先端とは、さやフォーク19の先端部、またはさやフォーク19の先端を指す。さやフォーク19は、フォーク15に覆うように装着され、ネジ等の保持具(図示せず)により固定される。
図14は、フォーク15の先端側に装着したさやフォーク19を示す図であり、図14(a)は側面図であり、図14(b)は平面図である。
さやフォーク19は先端s11、上面s12、下面s13、および側面s14、ならびに先端部分のテーパー部s151を有する。フォーク19の左右のテーパー部s151にはそれぞれ、円柱状の穴が設けられており、カメラ21、22はそれぞれ、この穴に埋め込まれて配置されている。カメラ21、22の配置位置、およびその効果については、図4〜図9で説明した第1の実施形態と同様であり、説明を省略する。
カメラ21、22はフォークリフト10の本体11とケーブルまたは無線で接続しており、映像信号の処理部23への伝送が行われる。ケーブル接続の場合は、本体11から電力供給がなされ、無線接続の場合には、カメラ21、22とともに取り付けたバッテリーにより電力供給がなされる。
このように第2の変形例のように、さやフォーク19に、第1、第2カメラ21、22を設けることによっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第2、第3の実施形態についても、フォーク15に代えてさやフォーク19を用いてもよい。すなわち、カメラ21と、測距センサー22bまたは投光器22cをさやフォーク19の先端部に設ける。このようにしても、第2、第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の変形例)
図15は、変形例に係る、ハードウェア構成および処理部の機能構成を示すブロック図である。第3の変形例においては、1台(単眼)のカメラ21と、位置検知センサー27を備える。また、第3の変形例においては、処理部23にはオプティカルフロー処理部320が含まれる。本変形例においては、カメラ21の撮像素子200、位置検知センサー27、および処理部23(オプティカルフロー処理部320)が協働することで物体までの距離を検知するための検知センサーとして機能する。
位置検知センサー27は、変形例に係る位置検知センサー26と同様の構成を備える。位置検知センサー27から、フォークリフト10が移動する際のカメラ21の進行方向や移動量に関する位置データを取得する。
オプティカルフロー処理部320は、公知のオプティカルフロー処理を用いて測距情報を取得する。具体的には、カメラ21の時系列の複数フレーム(複数映像)間の差分を検出し、その時の位置検知センサー27からの位置データを用いて、画像内の各物体までの距離値を取得する。このようにしても、上述の各実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4の変形例)
図16は、第4の変形例に係る画像処理装置のハードウェア構成、処理部の機能構成、およびHUDの構成を示すブロック図である。図17は、HUDの構成を示す模式図である。第4の変形例は、ディスプレイとして、HUD25bを有する。HUD25bのコンバイナー522は、図1のディスプレイ25と同様な位置であって、フォークリフトの前方側を透過できる位置に配置されている。HUD25bにより、運転者は、図10で示した付加画像401〜407のような画像を虚像として投影しながら、前方の実像をコンバイナー越しに透過視できる。なお、この第4の変形例におけるHUD25bを、上述した第1から第3の実施形態、および各変形例に適用してもよい。
図17に示すように、HUD25bは、2次元的な表示面を有する表示素子51、表示素子51に形成された像iを拡大し、虚像fに変換して投影する、ミラー521、およびコンバイナー522を含む虚像投影光学系52、および移動機構53を有する。なお、ミラー521を省略した構成としてもよい。表示素子51は、液晶、OLED(Organic Light Emitting Diode)、または中間スクリーンであってもよい。コンバイナー522で反射された光は、運転者の瞳910に導かれ、虚像fとして認識される。虚像投影光学系52は、ミラー521、コンバイナー522を含み、表示素子51に形成された像iを拡大し、虚像fに変換してコンバイナー522へ投影する。移動機構53は、ミラー521、または表示素子51を動かすことにより、運転者の座高に合わせた座高調整を行う。
HUD25bでの虚像は、荷物や荷棚、フォーク爪先を交互に見て作業する必要があるので、虚像距離の設定としては、フォーク爪先、荷棚、荷物が見やすい、ディスプレイより50cmから20mの間である事が望ましい。運転席に座った運転者の瞳910に導かれる表示素子51からの表示光により、運転者は、あたかもフォークリフトの車体前方にあるような表示像として、虚像fを観察することができる。この観察する虚像fまでの距離が虚像距離であり、図17では瞳910と虚像fまでの距離に相当する。視認すべき実体物までの距離と虚像距離が近い事により、眼の焦点距離を殆ど変える事なく、実体物と虚像を見る事ができるので、虚像上の情報が目の焦点変更を必要なく理解できる為、認識時間短縮が出来る。また、目への負担が減ることにより疲労度軽減が出来る。この虚像距離の設定は、フォークリフト10のサイズまたはフォーク15先端と運転席の距離に応じて行われることが好ましい。例えば1.5トン程度の小型のフォークリフトの場合、爪先から視点を外さないで、虚像も観察できるために、投影距離の設定は、1mから3mの範囲内が望ましい。
なお、HUDは、虚像投影距離を変更可能な構成としてもよい。例えば、表示素子51を光軸AX方向の位置を変更する移動機構、またはミラー521を移動する移動機構を設け、これにより、虚像fまでの投影距離を変更してもよい。例えば、荷物92またはパレット91までの距離に応じて投影距離を変更する。さらに、他の形態として、中間スクリーンを設け、中間スクリーンの光軸方向の位置を変更することで、投影距離を変更するように構成してもよい。この中間スクリーンは、その表面に表示素子の表示面に形成した画像を投影する部材であり、摺りガラス等の拡散機能を有する部材であり、表示素子51とミラー521との間に配置する。
また、さらに、HUDを3D−HUDの構成として、前方の荷物、荷棚、作業者等の実態物(オブジェクト)までの距離に対応させた虚像距離で、虚像を3次元的に表示するようにしてもよい。例えば、数十Hzの周期で、移動機構により象面(表示素子51やミラー521)を移動することで虚像距離を変更し、表示制御部が象面の移動タイミングに合わせて表示素子に形成する像を制御する。これにより運転者には、複数の異なる虚像距離の虚像が同時に表示されているように見える。
(第5の変形例)
図18は、第5の変形例における、1本のさやフォーク19の先端部に、第1カメラ、第2カメラ21、22を取り付けた状態を示す模式図である。第5の変形例は、第2の変形例と同様にさやフォーク19を用いたものであり、さらに衝突時の衝撃緩和を考慮した構成としている。
図18は、フォーク15の先端側に装着したさやフォーク19を示す側面断面図である。さやフォーク19は、本体部191、蓋部192、透明板193、衝撃緩和部材194、および熱伝導部材195を有する。
基板ユニット40は、アルミプレート41、ならびにこのアルミプレート41上に配置した第1、第2カメラ21、22、カメラ基板42、およびIMU(Inertial Measurement Unit)基板43を有する。カメラ基板42には、処理部23の一部、または全部の機能が配置される。また、IMU基板43は、上述の位置検知センサー27に対応する。蓋部192がボルトb1等により、本体部191に固定されることで、基板ユニット40は、本体部191の空間内部に収納される。
本体部191、蓋部192は、鋼材で構成される。透明板193は、光を透過する部材で、例えばポリカーボネートで構成され、第1、第2カメラ21、22は、この透明板193を通じて、外部を撮影する。衝撃緩和部材194はシリコンゴム等の弾性体、またはゲル化素材で構成される。
熱伝導部材195は、可撓性で、高熱伝導性のアルミニウム、銅、カーボンなどの熱伝導率の高い材料、またはヒートパイプで構成された部材であり、アルミプレート41と本体部191に貼り付けられ、アルミプレート41、熱伝導部材195を介して、熱を本体部191に伝え、基板ユニット40の各電子部品から発生した熱を放熱する。熱伝導部材195としては、例えば、カーボン基材のグラファイトシート(または熱伝導シート)を用いてもよく、フレキシブルなヒートパイプを用いてもよい。
衝撃緩和部材194は、蓋部192の内側表面上に貼り付けられており、その端部は、本体部191にも接触している。この衝撃緩和部材194により、カメラ、および検知センサーを構成する電子部品が、衝撃緩和部材194を介して間接的に本体部191とつながる。具体的には、図18の例では、基板ユニット40全体が衝撃緩和部材194により覆われており、さやフォーク19へ物体が衝突することによる衝撃は緩和されて、基板ユニット40の各電子部品に伝わる。
このように、第5の変形例では、衝撃緩和部材194により、カメラおよび検知センサーが保護されている。これにより、さやフォークへの衝撃による、これらの構成部品に与える影響を緩和できる。また、さらに、可撓性のフレキシブルな熱伝導部材195を用いることで、電子部品への振動や衝撃を緩和するととともに、電子部品からの排熱を行える。
なお、第5の変形例は、さやフォーク19に衝撃緩和および放熱用の部材を適用した例を説明したが、これに限られず、図16に示した構成を、図3から図5等に示したフォーク15に適用してもよい。また、上述の第1の実施形態等の各実施形態に適用してもよい。
以上に説明したフォークリフト用の画像処理装置20の構成は、上記の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られず、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。また、一般的な画像処理装置が備える構成を排除するものではない。
例えば、本実施形態においては、ディスプレイ25はフォークリフト10に取り付けられたものを用いたが、これに限られない。ディスプレイ25とともに、またはこれに代えて、フォークリフトが使用する作業空間に設けられた管理事務所に、ディスプレイを設け、処理部23が無線等により伝送した映像信号をこのディスプレイに表示させるようにしてもよい。このようにすることで、管理事務所において作業状況を監督したり、作業記録を残す操作を行ったりすることができる。
10 フォークリフト
11 本体
12 運転台
13 マスト
14 フィンガバー
15、16 フォーク
19 さやフォーク
191 本体部
192 蓋部
193 透明板
194 衝撃緩和材
195 熱伝導部材
20 画像処理装置
21、22 カメラ
23 処理部
301 画像取得部
302 前処理部
303 特徴点抽出部
304 距離マップ生成部
305 物体位置判定部
306 付加画像生成部
307 対応付け部
308 視点変換部
309 画像合成部
310 画像出力部
24 記憶部
25 ディスプレイ
40 基板ユニット
41 アルミプレート
42 カメラ基板
43 IMU基板
25b HUD
51 表示素子
52 虚像投影光学系
522 コンバイナー
53 移動機構
54 表示制御部
91 パレット
401〜407 付加画像

Claims (16)

  1. フォークリフトに用いられる画像処理装置であって、
    前記フォークリフトの前方側に昇降可能に支持された複数のフォークのうちの1本のフォークの先端部分に設けられ、前記フォークリフトの前方を撮影するカメラと、
    前記カメラが設けられた前記フォークの前記先端部分に設けられ、前記フォークリフトの前方にある物体までの距離を検知するための検知センサーと、
    前記検知センサーの検知情報に基づいて、前記カメラが取得した映像を加工する処理部と、
    前記処理部が加工した加工後の映像を表示するディスプレイと、
    を備える画像処理装置。
  2. 1本の前記フォークに、第1の撮像素子および第2の撮像素子が、それぞれの撮影領域の少なくとも一部が重なるように設けられ、
    前記第1、第2の撮像素子の少なくとも一方が、前記カメラの一部として機能するとともに、前記1、第2の撮像素子の両方が前記検知センサーとして機能し、
    前記処理部は、前記第1、第2の撮像素子の双方から取得した映像に基づいて、前記フォークの前方にある物体までの距離を検出し、検出した距離に基づいて前記映像を加工する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記フォークリフトの前方に向けて光を照射する、または、前記フォークリフトの前方に向けて2次元のパターン光を照射する投光器、
    を備え、
    前記投光器、および前記処理部は、前記検知センサーとしても機能し、前記処理部は、前記投光器による照射光、または前記パターン光を撮影した前記カメラからの映像に基づいて、前記フォークリフトの前方にある物体までの距離を検出し、検出した距離に基づいて前記映像を加工する、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記検知センサーは、前記フォークリフトの前方にある物体までの距離を検知して複数点の測距点群データを取得する測距センサーである、請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記フォークの先端のテーパー部であって、上面視において先端に向けて幅が徐々に狭くなり、および/または、側面視において下面が傾斜することで厚みが先端に向けて徐々に薄くなるテーパー部に、前記カメラと前記検知センサーが設けられている、請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 第1の撮像素子および第2の撮像素子が1本の前記フォークに、それぞれの撮影領域の少なくとも一部を共通するように、前記フォークリフトの前方を撮影領域として設けられており、
    前記第1、第2の撮像素子の少なくとも一方が、前記カメラの一部として機能するとともに、前記1、第2の撮像素子の両方が前記検知センサーとして機能し、
    前記処理部は、前記第1、第2の撮像素子の双方から取得した映像に基づいて、前記フォークリフトの前方にある物体までの距離を検出し、
    前記フォークの先端のテーパー部であって、上面視において先端に向けて幅が徐々に狭くなり、かつ、側面視において下面が傾斜することで厚みが先端に向けて徐々に薄くなるテーパー部の左右両側のそれぞれに、前記第1、第2の撮像素子が配置されている、請求項1に記載の画像処理装置。
  7. さらに、記憶部を備え、
    前記処理部は、前記カメラからの映像と、前記検知センサーの検知情報に基づいて、前記フォークリフトが動作する作業空間内の物体の位置、または形状を示す測距点群である距離マップを生成し、前記記憶部に蓄積する、請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 前記処理部は、前記検知センサー、または該検知センサーの検知情報と前記カメラからの映像に基づいて検出した物体までの距離のデータの一部を、前記記憶部に蓄積した前記距離マップで補正する、請求項7に記載の画像処理装置。
  9. さらに、前記フォークの位置状態を取得する位置検知センサーを含み、
    前記処理部は、前記位置検知センサーにより、前記カメラが設けられた前記フォークの位置状態を取得する、請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 前記処理部は、前記加工した映像として、
    前記カメラによる取得した映像に対して、前方の物体までの距離に対応した付加情報を付加した映像を、前記ディスプレイに表示させる請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 前記処理部は、前記加工した映像として、
    前記カメラによる取得した映像に対して視点変換した映像を前記ディスプレイに表示させる、請求項1から請求項10のいずれかに記載の画像処理装置。
  12. 前記カメラは、撮影画角の中央部分を用いて露出を行う、請求項1から請求項11のいずれかに記載の画像処理装置。
  13. 前記ディスプレイは、前記フォークリフトに取付けられたコンバイナーに虚像を投影するヘッドアップディスプレイである、請求項1から請求項12のいずれかに記載の画像処理装置。
  14. 前記コンバイナーは、前記フォークリフトの前方側を透過視できる位置に配置されており、
    前記ヘッドアップディスプレイは、虚像の投影距離が50cmから20mの範囲に設定されている、請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記フォークの先端部分に設けられ前記カメラ、および前記検知センサーは、衝撃緩和部材を介して、前記フォークの本体部に取付けられている、請求項1から請求項14のいずれかに記載の画像処理装置。
  16. 前記カメラ、および前記検知センサーを構成する電子部品の少なくとも一部は、可撓性で高熱伝導性の材料で構成された熱伝導部材を介して、前記フォークの本体部に接続されている、請求項15に記載の画像処理装置。
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