JP2019142126A - 画像形成装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの利便性を維持しつつ、ユーザの意図しない印刷の自動実行を抑制することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】留め置きプリントジョブの実行が可能な画像形成装置10は、画像形成装置10の周囲の所定の検出範囲(R3、A2)に存在する人物を撮像し、撮像画像を用いて人物の顔認証処理を実行し、検出範囲R3において撮像された人物の顔認証処理が成功した場合にログイン処理を実行し、画像形成装置10にログインした人物に係る印刷データを保持する場合であって、人物が検出範囲A2において撮像されたことに応じて該人物の顔認証処理が成功したときに、該印刷データの印刷を実行する。【選択図】図6
Description
本発明は、画像形成装置、制御方法、およびプログラムに関する。
従来、パーソナルコンピュータ(PC)などの情報処理端末にて印刷指示されたデータをそのまま印刷せず、一旦画像形成装置内に蓄積し、改めてユーザが装置の操作部を操作して印刷を指示したときに印刷処理を実行する留め置きプリント機能がある。通常の印刷方法では、PCなどの情報処理端末で印刷指示を行うと、そのまま画像形成装置で印刷される。そのため、PCと画像形成装置が離れている場合等、ユーザが自席のPCで印刷指示を行ってから画像形成装置まで移動し出力された印刷物を取り出すまでの間に、印刷物を他のユーザに見られてしまうというセキュリティ上の問題があった。
また一方、画像形成装置の前方に向けて撮像部を設け、撮像部により撮像された画像に基づいて、画像形成装置に接近する人物を検出し、該人物の認証を行う画像形成装置が考案されている。特許文献1は、印刷装置の周囲の第1領域でユーザを検出すると、該印刷装置に蓄積された該ユーザに係る印刷ジョブが自動実行される印刷装置を開示している。また、特許文献1には、印刷装置の周囲の第1領域で検出されたユーザ自身が監督可能な第2領域以外の、他人の進入による印刷を禁止する第3領域に別ユーザが検出された場合、ユーザに係る印刷ジョブの自動実行を禁止することが記載されている。
しかしながら、特許文献1では、留め置きプリントを指示したユーザが、例えば、単独で画像形成装置の周辺を通りがかった場合等、意図せず該留め置きプリントに係るジョブが自動実行されてしまうことについては考慮されていない。例えば、画像形成装置がオフィスの通路などに配置されていた場合、留め置きプリントを指示したユーザが、印刷を実行する意図なしに、他の用件のために画像形成装置の前を通りがかることが考えられる。
このとき、特許文献1の画像形成装置では、ユーザの意図しない留め置きプリントジョブの実行が起こり得る。しかし、このような意図しない留め置きプリントジョブの自動実行を防ぐために、自動実行を行う際のユーザの検出範囲を狭めてしまうと、ユーザの利便性が低下してしまう。
本発明は、ユーザの利便性を維持しつつ、ユーザの意図しない印刷の自動実行を抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態の画像形成装置は、受信した印刷データを保持する保持手段と、前記保持手段により保持された印刷データの印刷を実行する印刷制御手段と、前記画像形成装置の周囲の複数の所定の検出範囲に存在する人物を、カメラにより取得された撮像画像から検出する第1検出手段と、前記検出手段により検出された人物の顔認証処理を実行する認証手段と、を備え、前記印刷制御手段は、第1の検出範囲において検出された人物の顔認証処理が成功した場合にログイン処理を実行し、前記画像形成装置にログインした人物に係る印刷データを前記保持手段が保持する場合であって、前記人物が第2の検出範囲において検出されたことに応じて該人物の顔認証処理が成功したときに、該印刷データの印刷を実行する。
本発明の画像形成装置によれば、ユーザの利便性を維持しつつ、ユーザの意図しない印刷の自動実行を抑制することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置10の外観図である。
画像形成装置10は、プリント機能、スキャナ機能、コピー機能、FAX機能などの複数の機能を有する。画像形成装置10は、画像形成装置10に接近する人物を検出するための人検出センサ11、第一カメラ12、および第二カメラ13を備える。
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置10の外観図である。
画像形成装置10は、プリント機能、スキャナ機能、コピー機能、FAX機能などの複数の機能を有する。画像形成装置10は、画像形成装置10に接近する人物を検出するための人検出センサ11、第一カメラ12、および第二カメラ13を備える。
以下、画像形成装置10において、図1の手前方向の面(正面)であって、画像形成装置10をユーザが操作する側を画像形成装置10の前面側と定義する。また、上下左右方向は、ユーザから画像形成装置10を見た方向として定義する。人検出センサ11および第一カメラ12は、画像形成装置10の前面に取り付けられる。また、第二カメラ13は、表示部202の左側に上方に向けて取り付けられる。
人検出センサ11は、画像形成装置10の周辺におけるユーザを含む移動体(人物等)の移動を検出する機能を有する。人検出センサ11は、焦電型赤外線センサや超音波センサ、赤外線アレイセンサ等によって構成される。第一カメラ12は、画像形成装置10の前方の画像を撮像する機能を有する。第二カメラ13は、画像形成装置の上方の画像を撮像する機能を有する。なお、人検出センサ11の検出範囲と、第一カメラ12および第二カメラ13の撮像可能範囲の詳細については、図2および図3を用いて後述する。
また、第一カメラ12には、魚眼レンズが取り付けられている。これにより、第一カメラ12は、一般的なレンズを用いた場合に比べ、より広角の画像を撮像することが可能である。なお、以下の説明において、第一カメラ12が撮像した画像を第一カメラ画像と称し、第二カメラ13が撮像した画像を第二カメラ画像と称する。
次に、図2および図3を用いて、画像形成装置10が人物の検出および認証を実行可能な範囲について説明する。
図2は、画像形成装置10の上面図である。また、図3は、画像形成装置10の、右側面図である。なお、図3において、人物Hは、画像形成装置10のユーザを示す。
図2は、画像形成装置10の上面図である。また、図3は、画像形成装置10の、右側面図である。なお、図3において、人物Hは、画像形成装置10のユーザを示す。
図2および図3において、画像形成装置10の第一カメラ12が取り付けられている位置を、位置Pで示す。図2および図3に示す例では、人検出センサ11は、検出範囲A1内に存在する人物Hを検出する。検出範囲A1は、画像形成装置10の前方に形成され、画像形成装置10の上方からみたときに、中心角が180度未満に設定された扇形を示す。
また、図2および図3に示す例では、第一カメラ12が撮像した第一カメラ画像を解析した結果を用いて、検出範囲R1〜R3のそれぞれの範囲内(所定の距離以内)に存在する人物が検出される。画像解析により、例えば、人物のつま先を検出し、検出範囲R1〜R3におけるつま先の位置および向きが検出できる。検出範囲R1〜R3におけるつま先の位置から、人物と画像形成装置10との距離が検出され、人物が検出範囲R1〜R3のそれぞれの範囲内に進入したか否かが判定できる。
また、検出範囲R1〜R3におけるつま先の向きから、人物が画像形成装置10に向かっているか、他の方向へ行くために画像形成装置の近傍を通過するのかが判定できる。なお、本実施形態では、人物と画像形成装置との距離が検出されるのであれば、画像解析により検出する対象はつま先に限られるものではない。人物の頭部や胴体など、つま先以外の部分の撮像画像に基づいて、人物と画像形成装置の距離を検出することとしてもよい。あるいは、撮像画像に基づいて距離を計測するものでなくてもよい。例えば、赤外線センサなどの距離センサを用いて画像形成装置と人物との距離を計測することとしてもよい。あるいは、人物が保持する無線端末との無線通信に基づいて、画像形成装置と人物との距離を計測することとしてもよい。例えば、無線端末あるいは画像形成装置から定期的に出力されるビーコン信号の電波強度などに基づいて、距離を求めることとしてもよい。
検出範囲R1は、画像形成装置10の前方に形成され、画像形成装置10の上方からみたときに、中心角が180度に設定された扇方を示す。なお、検出範囲R1は、人検出センサ11による検出範囲A1の大部分を含むように設定される。したがって、検出範囲R1に含まれる検出範囲R3についても同様に、人検出センサ11による検出範囲A1の大部分を含む。言い換えると、検出範囲A1は、検出範囲R1およびR3の少なくとも一部を含む。また、検出範囲R1の中心角は、180度でなくてもかまわない。ただし、第一カメラ12は、少なくとも検出範囲R1の全体を撮像可能な範囲とする。
検出範囲R2は、画像形成装置10の前方に形成され、画像形成装置10の上方からみたときに、矩形を示す。図2および図3に示す例では、矩形の左右方向の幅は、画像形成装置10の左右方向の幅と同じである。また、検出範囲R2の全域は、検出範囲R1に含まれる。また、検出範囲R2は、検出範囲R1の中で画像形成装置10側に配置される。
検出範囲R3は、画像形成装置10の前方に形成され、画像形成装置10の上方からみたときに、中心角が180度に設定された扇形を示す。また、検出範囲R3の全域は、検出範囲R1に含まれる。また、検出範囲R3は、検出範囲R1の中で、画像形成装置10側に配置される。さらに、検出範囲R2の全域は、検出範囲R3に含まれる。また、検出範囲R2は、検出範囲R3の中で、画像形成装置10側に配置される。
画像形成装置10は、上述したように、第一カメラ12により検出範囲R1の全体を撮像可能であり、人物Hが検出範囲R1に進入すると、第一カメラ12による撮像が開始され、第一カメラ画像を用いて、顔認証処理が開始される。そして、人物Hが検出範囲R3に進入すると、画像形成装置10は、顔認証処理の結果に基づき、後述する画像形成装置10のログイン処理を開始する。
なお、検出範囲R3は、第一カメラ12の撮像可能な範囲である検出範囲R1の中であれば、任意に設定可能である。すなわち、画像形成装置10がログイン処理を開始する範囲は、検出範囲R1内であれば、任意に設定可能である。例えば、検出範囲R3は、検出範囲R1と同等の領域と設定することも可能であり、また、検出範囲R2と同等の領域と設定することも可能である。
一方、第二カメラ13は、検出範囲R2に進入した人物の顔、つまり画像形成装置10のユーザの顔を検出するために設置される。図3に示す例では、検出範囲R2の上方に位置する検出範囲A2が、第二カメラ13の撮像可能な範囲を示す。図3に示すように、第二カメラ13の撮像可能な範囲である検出範囲A2は、検出範囲R2の上部を含む。
本実施形態では、後述するように、画像形成装置10に近付いてくる人物Hの顔を第一カメラ12で撮像することにより取得した顔画像(第一カメラ画像)を用いて、画像形成装置10の使用(ログイン)を許可するための認証を行う。また、本実施形態では、後述するように、第二カメラ13で撮像された第二カメラ画像を用いて、画像形成装置10において留め置きプリントジョブの実行を許可するための認証が行われるが、第二カメラ画像を他の用途に併用してもよい。例えば、第二カメラ画像は、ユーザの目線認識やユーザのなりすまし防止など他の用途に併用してもよい。
図4は、画像形成装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
画像形成装置10は、画像形成装置10の動作を統括するコントローラ100、操作部200、検出部300、スキャナ部400、およびプリンタ部500を備える。コントローラ100は、操作部200、検出部300、スキャナ部400およびプリンタ部500と通信可能である。
画像形成装置10は、画像形成装置10の動作を統括するコントローラ100、操作部200、検出部300、スキャナ部400、およびプリンタ部500を備える。コントローラ100は、操作部200、検出部300、スキャナ部400およびプリンタ部500と通信可能である。
コントローラ100は、CPU110、RAM111、ROM112、電源制御部113、入出力I/F114、およびLANコントローラ115を備え、それらはシステムバス116に接続されている。また、コントローラ100は、HDD117、デバイスI/F118、および画像処理部119を備え、それらはシステムバス116に接続されている。
CPU110は、ROM112に記憶された制御プログラム等に基づいて接続中の各種デバイスとのアクセスを統括的に制御すると共に、コントローラ100で実行される各種処理についても統括的に制御する。CPU110と操作部200または検出部300とは、入出力I/F114を介して通信を行う。また、CPU110とスキャナ部400またはプリンタ部500とは、デバイスI/F118を介して通信を行う。
さらに、CPU110は、操作部200が一定時間操作されない等、画像形成装置10が所定時間使用されない場合は、電源制御部113を介して画像形成装置10の電力モードをStandbyモードからSleepモードに移行させる。Standbyモードは、スキャナ部400による読取動作や、プリンタ部500による印刷動作を実行することが可能な状態である。
Sleepモードは、Standbyモードより消費電力の少ない省電力状態である。Sleepモードでは、省電力状態から画像形成装置10を復帰させるために必要なLANコントローラ115、電源制御部113、操作部200のCPU201、検出部300のCPU301、および人検出センサ11に対してのみ電力が供給される。
RAM111は、CPU110が動作するためのワークメモリであり、また、画像データを一時記憶するためのメモリである。ROM112には、画像形成装置10のブートプログラムなどが格納されている。電源制御部113は、画像形成装置10の電源を制御する。詳細には、電源制御部113は、CPU110からの指示、ユーザによる節電ボタンの操作等により電源の制御を行う。
電源制御部113は、電源スイッチによる電源オフの操作を検出することが可能であり、検出した結果を電源オフ要求としてCPU110に通知する。CPU110は、電源オフ要求を受信すると、画像形成装置10を電源オフできる状態へと移行させ、電源制御部113に対して電源停止の指示を行う。
LANコントローラ115は、LANに接続される不図示のPC(Personal Computer)等の外部装置と情報の送受信を行う。HDD117は、ハードディスクドライブであり、システムソフトウェアや画像データを格納する。画像処理部119は、画像処理を行う。詳細には、画像処理部119は、RAM111に記憶された画像データを読み出し、JPEG、JBIG等の拡大または縮小、および色調整等の画像処理を行う。
操作部200は、ユーザが画像形成装置10を制御する際に用いる。操作部200は、画像形成装置10とユーザとの間の情報の入出力を行う。操作部200は、操作部のCPU201、LCDやLED等で構成される表示部202、およびタッチパネルやハードウェアキー等で構成される入力部203を備える。なお、操作部200は、NFCリーダライタや、Bluetooth(登録商標)モジュール等、ユーザが保有する携帯端末とデータのやり取りを行うためのインタフェースを備えていてもよい。
検出部300は、人物の検出と人物の顔認証を行う。検出部300は、CPU301、人検出センサ11、第一カメラ12、および第二カメラ13を備える。スキャナ部400は、原稿から光学的に画像を読み取り、画像データを生成する画像入力デバイスである。プリンタ部500は、例えば、電子写真方式に従って記録媒体(例えば記録用紙)に画像を形成する画像出力デバイスである。なお、プリンタ部500はシート状の記録媒体の両面に画像処理を可能なものであればその記録方式は電子写真方式に限られるものではなく、他の記録方式、例えば、インクジェット方式や熱転写方式などを用いても良い。
次に、画像形成装置10の検出部300が備えるCPU301が実行するプログラムの構成とデータフローについて図5を用いて説明する。
センサデータ受信部310は、人検出センサ11からデータを受信し、人検出部311に送信する。人検出部311は、センサデータ受信部310から受信するデータに基づき、検出範囲A1内に人物が存在するか否かを判断し、その判断結果を電源制御部113に送信する。
センサデータ受信部310は、人検出センサ11からデータを受信し、人検出部311に送信する。人検出部311は、センサデータ受信部310から受信するデータに基づき、検出範囲A1内に人物が存在するか否かを判断し、その判断結果を電源制御部113に送信する。
人物が存在するか否かの判断方法は、例えば、焦電型赤外線センサが出力する赤外線の強度信号の値が閾値以上であれば人物が存在すると判断する方法を用いる。なお、判断方法はこれに限られるものではなく、どのような方法を用いてもよい。電源制御部113は、人検出部311から受信した人物が存在するか否かの判断結果に基づき、検出部300の第一カメラ12へ電源を供給する。
第一カメラデータ受信部312は、第一カメラ12が撮像した第一カメラ画像を受信し、第一顔検出部313に送信する。第一顔検出部313は、第一カメラデータ受信部312から受信する第一カメラ画像の中に、人物の顔が存在するか否かを判断し、人物の顔が存在する場合、該第一カメラ画像に含まれる顔画像データを顔認証部316に送信する。
人物の顔が存在するか否かを判断するための顔検出アルゴリズムは、例えば、Haar−like特徴量を用いる。なお、顔検出アルゴリズムは、これに限られるものではなく、どのような方法を用いてもよい。また、本実施形態では、第一カメラは、魚眼レンズを使用するものとする。このため、第一カメラ画像には歪みが存在する。そこで、人物の顔を高い精度で検出するために、顔画像データに対して歪み補正や拡大等の画像補正処理を行う。第一顔検出部313は、これら画像補正処理をも行う。
第二カメラデータ受信部314は、第二カメラ13が撮像した第二カメラ画像を受信し、第二顔検出部315に送信する。第二顔検出部315は、第二カメラデータ受信部314から受信する第二カメラ画像の中に、人物の顔が存在するか否かを判断し、人物の顔が存在する場合、該第二カメラ画像に含まれる顔画像データを顔認証部316に送信する。第一顔検出部313と同様に、顔検出アルゴリズムは、Haar−like特徴量を用いてもよく、またその他の顔検出アルゴリズムを用いてもよい。
顔認証部316は、第一顔検出部313または第二顔検出部315から受信した顔画像データから特徴量を計算し、予め登録してある特徴量のデータである辞書特徴量データと照合する。そして、顔認証部316は、照合結果から顔画像データに含まれる人物が画像形成装置10の使用許可を受けているか否かを認証する。辞書特徴量データは、検出部300の不図示の記憶部に格納してもよく、また、コントローラ100のHDD117やLANを経由して通信可能な外部サーバ等の外部装置に格納してもよい。
そして、顔認証部316は、認証結果を検出部300のCPU301に送信する。CPU301は、認証結果を受け取ると、コントローラ100内のCPU110と通信し、認証結果をCPU110へ送信する。第一カメラ12によって撮像された人物が画像形成装置10の使用許可を受けている場合、CPU110は、操作部200に対して当該人物の設定に応じた画面を表示部202に表示する指示を行う。
操作部200のCPU201は、当該指示に従って表示部202の表示を変更する。一方、第一カメラ12によって撮像された人物が画像形成装置10の使用許可を受けていない場合、CPU110は、操作部200に対してその旨を示す画面を表示部202に表示する指示を行う。操作部200のCPU201は、当該指示に従って表示部202に表示する等の処理を行う。
さらに、第二カメラ13によって撮像された人物が画像形成装置10の使用許可を受けている場合、コントローラ100のCPU110は、当該人物の留め置きプリントジョブの滞留有無を調べる。そして、留め置きプリントジョブが存在する場合、すなわち、画像形成装置内または外部の記憶手段(不図示)に印刷データが保持されている場合、CPU110は、プリンタ部500を制御し、当該プリントジョブのプリント処理を実行する。
図6は、コントローラ100および検出部300が実行する処理のフローチャートである。
詳細には、コントローラ100のCPU110と検出部300のCPU301が、画像形成装置10の周辺から人物を検出し、検出した人物の顔認証を行うことで、画像形成装置10へのログインおよび留め置きプリントジョブを自動的に実行する。
詳細には、コントローラ100のCPU110と検出部300のCPU301が、画像形成装置10の周辺から人物を検出し、検出した人物の顔認証を行うことで、画像形成装置10へのログインおよび留め置きプリントジョブを自動的に実行する。
図6に示すフローチャートのステップS101〜S110までの処理は、検出部300のCPU301が、検出部300の不図示の記憶領域に格納されたプログラムを読み出し、実行することにより実現する。また、図6に示すフローチャートのステップS201〜S206までの処理は、コントローラ100のCPU110が、コントローラ100のROM112に格納されたプログラムを読み出し実行することにより実現する。
なお、図6では、画像形成装置10の電力モードがSleepモードの状態に変化した後の処理を記載している。詳細には、コントローラ100のCPU110から検出部300のCPU301に対してSleepモードへの移行指示が行われ、画像形成装置10がSleepモードへの移行を完了した後の処理である。
まず、検出部300のCPU301が実行するステップS101〜S110までの処理について説明する。ステップS101では、人検出センサ11が検出範囲A1内において人物の検出を行う。なお、画像形成装置10がSleepモードの状態であっても、人検出センサ11には電力の供給がなされ、検出部300のCPU301は、検出処理を行う。詳細には、検出処理は、上述したように、検出部300の人検出部311が行う。
ステップS102では、CPU301は、人物を検出したか否かを判断する。人物を検出したと判断した場合、処理はステップS103に進み、人物を検出したと判断されない場合、人物を検出するまで処理はステップS101を実行する。ステップS103では、CPU301は、第一カメラ12の電源をオンすることで第一カメラ12を起動させ、第一カメラ12の撮像画像による顔認証処理を実行する。
第一カメラ画像による顔認証処理は、詳細には、第一カメラ12が撮像した画像データに対して第一カメラデータ受信部312、第一顔検出部313、および顔認証部316が行う。なお、第一カメラ12は、検出範囲R1やR3等、広範囲の領域を撮像可能とするため、画像形成装置10の正面、詳細には検出範囲R2内にユーザが到着する前に、画像形成装置10に近付くユーザを撮像し、顔認証処理を実行することが可能である。
本実施形態では、第一カメラ12が撮像した画像データによりユーザが検出範囲R1に進入したことが検出されると、顔認証処理が実行される。そして、該人物が検出範囲R3に進入したことが検出されると、顔認証処理の結果、該人物の認証に成功した場合、ログイン処理が開始される。ユーザが検出範囲R3に進入したことが検出されると、該ユーザの顔認証処理をあらためて実行してもよく、また、検出範囲R1において実行された顔認証処理の結果を用いてもよい。なお、すでに第一カメラ12の電源がオンされている場合、ステップS103では、顔認証処理のみが行われる。
ステップS104では、CPU301は、第一カメラ画像を用いた顔認証処理が完了したか否かを判断する。第一カメラ画像による顔認証処理が完了しない場合、CPU301は、ステップS103を繰り返し実行するが、一定時間が経過するとタイムアウトにより処理を終了する。ステップS104にて顔認証処理が完了したと判断された場合、処理はステップS105に進む。ステップS105では、CPU301は、コントローラ100に顔認証処理の結果として認証が完了したユーザのユーザIDを送信する。
ステップS106では、CPU301は、コントローラ100からユーザのジョブ情報を受信する。ここで受信するユーザのジョブ情報とは、ステップS105にてコントローラ100に送信したユーザIDに紐付くジョブ状況を示す情報である。ステップS107では、CPU301は、受信したジョブ情報から認証したユーザの留め置きプリントジョブの有無を判断する。認証したユーザの留め置きプリントジョブがない場合、処理は終了する。一方、認証したユーザの留め置きプリントジョブがある場合、処理はステップS108に進む。
ステップS108では、CPU301は、第二カメラ13の電源をオンすることで第二カメラ13を起動させ、第二カメラ画像による顔認証処理を実行する。第二カメラ画像による顔認証処理は、詳細には、第二カメラ13が撮像した画像データに対して第二カメラデータ受信部314、第二顔検出部315、および顔認証部316が行う。
なお、第二カメラ13は、検出範囲R1やR3よりも画像形成装置10側であって検出範囲R2を含む検出範囲A2のみを撮像可能な範囲とするため、例えば、画像形成装置10の前を通り過ぎただけのユーザを誤って検出することはない。なお、すでに第二カメラ13の電源がオンされている場合、ステップS108では、顔認証処理のみが行われる。
ステップS109では、CPU301は、第二カメラ画像による顔認証処理が完了したか否かを判断する。第二カメラ画像による顔認証処理が完了しない場合、CPU301は、ステップS108を繰り返し実行するが、一定時間が経過するとタイムアウトにより処理を終了する。ステップS109にて顔認証処理が完了したと判断された場合、処理はステップS110に進む。ステップS110では、CPU301は、コントローラ100に顔認証処理の結果として認証が完了(成功)したユーザのユーザIDを送信し、処理を終了する。
次に、コントローラ100のCPU110が実行するステップS201〜S206までの処理について説明する。ステップS201では、CPU110は、検出部300から第一カメラ画像による顔認証処理の結果を受信する。ここで受信する顔認証処理の結果は、ステップS105にて検出部300のCPU301がコントローラ100へ送信した、認証が完了したユーザのユーザIDである。
ステップS202では、CPU110は、受信したユーザIDのログインを許可し、操作部200へログインの指示を行う。操作部200のCPU201は、当該指示に従って、該当するユーザIDに紐づくジョブ操作画面を表示部202に表示する。ジョブ操作画面とは、ユーザごとのカスタムな表示画面である。
このように、第一カメラ12の撮像画像による顔認証処理の結果を用いてログイン制御を行うことで、ユーザが画像形成装置10の前に到着してからユーザの操作によりログイン処理を開始するよりもログイン処理にかかる待ち時間を抑制できる。
ステップS203では、CPU110は、ログインしたユーザのジョブ情報を取得する。ジョブ情報とは、ログインしたユーザに紐付くジョブ状況を示す情報であり、該ユーザの留め置きプリントジョブの有無を示す。ステップS204では、CPU110は、取得したジョブ情報を検出部300へ送信する。ここで送信するユーザのジョブ情報は、検出部300のCPU301がステップS106にて受信するジョブ情報である。
ステップS205では、CPU110は、検出部300から第二カメラ画像による顔認証処理の結果を受信する。ここで受信する顔認証処理の結果は、ステップS110にて検出部300のCPU301がコントローラ100へ送信した、認証が完了したユーザのユーザIDである。ステップS206では、CPU110は、受信したユーザIDに紐付くユーザの留め置きプリントジョブのプリント処理を実行する。
このように、第二カメラ13の撮像画像による顔認証処理の結果を用いて留め置きプリントジョブの印刷制御を行うことにより、ユーザが画像形成装置10に接近した段階で留め置きプリントジョブの実行を開始できる。したがって、ユーザが画像形成装置10の前に到着してから、IDカードやパスワードの入力などを行い、留め置きプリントジョブを実行する場合よりも、ジョブ実行にかかる待ち時間を抑制することが可能となる。
なお、安全性を高めるために、ステップS205にて以下の条件を満たす場合のみ、留め置きプリントジョブが実行されるようにしてもよい。すなわち、ステップS205で受信した第二カメラ画像による顔認証処理の結果が示すユーザIDと、ステップS201で受信した第一カメラ画像による顔認証処理の結果が示すユーザIDとが一致する場合のみ留め置きプリントジョブのプリント処理を実行する。言い換えると、検出範囲において撮像され、顔認証処理が成功した人物と、前記第2の検出範囲において撮像され、顔認証処理が成功した人物とが同一人物である判断された場合にのみ、留め置きプリントジョブが実行される。
また、本実施形態では、第一カメラ12は、人検出センサ11が人物を検出した場合に電源がオンされたが、第一カメラ12の電源をオンするタイミングはこれに限られるものではない。例えば、画像形成装置10がSleepモードからStandbyモードに移行したタイミングでオンされてもよい。また、第一カメラ12がタイマーを有し、一定時間使用されない場合、第一カメラ12の電源をオフするようにしてもよい。
また、本実施形態では、第二カメラ13は、第一カメラ画像による顔認証処理が実行され、認証されたユーザに留め置きプリントジョブがある場合に電源がオンされたが、第二カメラ13の電源をオンするタイミングはこれに限られるものではない。第二カメラ13は、第一カメラ12と同様に、人検出センサ11が人物を検出した場合に電源がオンされてもよく、また、画像形成装置10がSleepモードからStandbyモードに移行したタイミングでオンされてもよい。また、第二カメラ13がタイマーを有し、一定時間使用されない場合、第二カメラ13の電源をオフするようにしてもよい。
次に、図7および図8を用いて、人物Hが画像形成装置10に近付いた場合の画像形成装置10の動作を説明する。
なお、人物Hは、事前にPC(パーソナルコンピュータ)等から留め置きプリントジョブを画像形成装置10に投入したものとする。
なお、人物Hは、事前にPC(パーソナルコンピュータ)等から留め置きプリントジョブを画像形成装置10に投入したものとする。
まず、図7を用いて、人物Hが画像形成装置10にて留め置きプリントジョブを実行するために画像形成装置10に近付く場合の画像形成装置10の動作について説明する。図7において、人物Hが人検出センサ11の検出範囲A1内に進入すると、画像形成装置10は、図6に示したステップS101〜S103の処理を実行する。すなわち、人検出センサ11は、人物Hを検出し、第一カメラ12が起動される。そして、第一カメラ12が撮像した第一カメラ画像を用いて顔認証処理が開始される。
人物Hが、さらに画像形成装置10に近付き、検出範囲R3内に侵入すると、顔認証処理の結果を用いて、ステップS105〜S202の処理により、認証された人物Hのログイン処理が実行される。
これにより、人物Hが、図7において検出範囲R2内に進入し、操作部200を操作する時点で、ユーザにカスタムな操作画面を表示部202に表示することができる。したがって、ユーザが画像形成装置10の前に到着してからユーザが操作部200を操作して自身でログインするよりも早くログイン処理が行われ、認証ログインにかかる待ち時間を抑制することができる。
すなわち、本実施形態の画像形成装置によれば、ユーザに利便性の高い顔認証によるログイン機能を提供することが可能となる。さらに、人物Hが留め置きプリントジョブを有している場合、人物Hが検出範囲R2内に進入すると、ステップS108の処理を実行する。すなわち、第二カメラ13が起動され、人物Hが検出範囲A2に進入すると、第二カメラ13による撮像画像を用いた顔認証処理が開始される。
そして、人物Hが画像形成装置10の前、すなわち表示部202を操作可能な検出範囲R2に進入する時点で、ステップS109の処理により第二カメラ13が顔認証処理を完了し、ステップS206の処理により人物Hの留め置きプリントジョブが実行される。これにより、ユーザが画像形成装置10の前に到着した時点で、ログイン処理および留め置きプリントジョブの実行が、ユーザによる操作なしに自動的に行われ、利便性の高い留め置きプリント機能を実現することが可能となる。
次に、図8を用いて、人物Hが画像形成装置10の前を通り過ぎた場合の画像形成装置10の動作について説明する。
上述したように、人物Hは、事前にPC等から留め置きプリントジョブを画像形成装置10に投入したものとする。ただ、図8に示す例では、人物Hは、留め置きプリントジョブの実行前に、プリントを実行する意図なしに画像形成装置10に近付いた場合を想定する。
上述したように、人物Hは、事前にPC等から留め置きプリントジョブを画像形成装置10に投入したものとする。ただ、図8に示す例では、人物Hは、留め置きプリントジョブの実行前に、プリントを実行する意図なしに画像形成装置10に近付いた場合を想定する。
例えば、画像形成装置10がオフィスの通路に設置されている場合等、人物Hが、留め置きプリントジョブの実行前に、プリントを実行する意図なしに他の用件のために画像形成装置10の前を通り過ぎた場合等が考えられる。このとき、本実施形態では、人物Hの留め置きプリントジョブは実行されない。以下、このような場合の動作について詳細に説明する。
図8において、人物Hが人検出センサ11の検出範囲A1内に進入すると、図7の場合と同様に、画像形成装置10は、図6に示したステップS101〜S103の処理を実行する。すなわち、人検出センサ11は、人物Hを検出し、第一カメラ12が起動される。そして、第一カメラ12が撮像した第一カメラ画像を用いて顔認証処理が開始される。人物Hが、さらに画像形成装置10に近付き、検出範囲R3内に進入すると、顔認証処理の結果を用いて、ステップS105〜S202の処理により、認証された人物Hのログイン処理が実行される。
しかし、図8に示す例では、人物Hは、画像形成装置10を使用しないため、検出範囲R2内には進入しない。したがって、ステップSステップS109にて第二カメラ13の撮像画像による顔認証処理は完了せず、留め置きプリントジョブが実行されることはない。画像形成装置10は、一定時間が経過した後、タイムアウトにより図6に示す処理を終了する。
なお、人物Hに対してログイン処理は実行されるが、人物Hの顔が第一カメラ12によって認識できなくなると自動的にログアウトされる。これにより安全性は担保される。留め置きプリントジョブ等の実行は、プリンタ部500が稼働され、画像形成のプロセスが一度動きはじめてしまうと、即時にキャンセルすることが困難である。したがって、図8のような場合において、上述したようにログインおよびログアウトが自動的に実行された場合であっても、プリントジョブの実行がなされないことが、安全性を担保する上で重要となる。
なお、上述したように、第一カメラ12の撮像画像に対して画像解析を行うことにより、例えば、人物のつま先の向きを検出し、該人物が画像形成装置10に向かっているか否かを判断することが可能である。この判断結果を用いて、よりログイン制御や留め置きプリントジョブの印刷制御を行ってもよい。この場合、例えば、人物Hが検出範囲R3に進入した場合であっても、該人物Hが画像形成装置10に向かっていないと判断した場合、ログイン処理を実行しないように画像形成装置10を制御してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、画像形成装置は、それぞれ異なる撮像可能範囲を有する少なくとも2つのカメラを備え、2つのカメラによる検出範囲の違いを利用して、それぞれの撮像画像による顔認証処理の結果により許可する処理を変更する。詳細には、第一カメラは、画像形成装置周辺を広く捉える。第一カメラが撮像した画像は、ログイン処理のための顔認証処理に用いられる。
また、第二カメラは、画像形成装置10近傍の第一カメラより狭い範囲を捉える。第二カメラが撮像した画像は、留め置きプリントジョブを自動的に実行するための顔認証処理に用いられる。これにより、顔認証によるログインや顔認証による留め置きプリントジョブの自動実行といった利便性の高い機能を提供しながら、ユーザの意図しない誤った留め置きプリントジョブの自動実行を抑制することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、第一カメラと第二カメラの2つのカメラによる異なる検出範囲の撮像画像をそれぞれ用いて顔認証処理を実行し、ログイン処理および留め置きプリントジョブの実行がユーザによる操作なしに自動的に行われる場合について説明した。これに対して、本実施形態では、カメラが1つの場合においても同様の処理が可能であることを説明する。なお、以下では、本実施形態と第1実施形態との差分を中心に説明する。
第1実施形態では、第一カメラと第二カメラの2つのカメラによる異なる検出範囲の撮像画像をそれぞれ用いて顔認証処理を実行し、ログイン処理および留め置きプリントジョブの実行がユーザによる操作なしに自動的に行われる場合について説明した。これに対して、本実施形態では、カメラが1つの場合においても同様の処理が可能であることを説明する。なお、以下では、本実施形態と第1実施形態との差分を中心に説明する。
図9は、本実施形態に係る画像形成装置1000の外観図である。
第1実施形態の画像形成装置10は、第一カメラ12および第二カメラ13の少なくとも2つのカメラを有していたが、本実施形態の画像形成装置1000は、カメラ14のみ有する。つまり、本実施形態では、画像形成装置は、カメラを1つ有する構成であり、カメラ14は、表示部202の左側に上方に向けて取り付けられる。
第1実施形態の画像形成装置10は、第一カメラ12および第二カメラ13の少なくとも2つのカメラを有していたが、本実施形態の画像形成装置1000は、カメラ14のみ有する。つまり、本実施形態では、画像形成装置は、カメラを1つ有する構成であり、カメラ14は、表示部202の左側に上方に向けて取り付けられる。
なお、本実施形態の画像形成装置1000の構成自体は、上記カメラが異なる以外、第1実施形態の画像形成装置10と同一である。以下、本実施形態の画像形成装置1000において、第1実施形態の画像形成装置10と同一構成のものには同一の符号を付し、その説明を省略する。
次に、図10を用いて、本実施形態に係る画像形成装置1000が人物の検出および認証を実行する範囲について説明する。
図10は、画像形成装置1000の右側面図である。なお、図10において、人物Hは、画像形成装置1000のユーザを示す。
図10は、画像形成装置1000の右側面図である。なお、図10において、人物Hは、画像形成装置1000のユーザを示す。
図10に示す例では、カメラ14が撮像したカメラ画像を解析した結果を用いて、検出範囲A3内に存在する人物が検出される。なお、検出範囲A3は、画像形成装置1000において、第1実施形態の画像形成装置10の周辺の検出範囲R2や検出範囲R3と同等の範囲に存在する人物Hの顔が撮像できる範囲である。
言い換えると、カメラ14は、撮像範囲が上述したような範囲となる角度で画像形成装置1000の表示部202と同一面に取り付けられる。また、検出範囲A3は、画像形成装置10の上方からみたときに、中心角が180度未満に設定された扇形を示す。なお、人検出センサ11の検出範囲は、第1実施形態と同様のため、その説明を省略する。
本実施形態では、後述するように、画像形成装置1000に近付いてくる人物Hの顔をカメラ14で撮像することにより取得した顔画像を用いて、画像形成装置1000の使用(ログインおよび留め置きプリントジョブの実行)を許可するための認証を行う。なお、本実施形態では、カメラ14は、第1実施形態と異なり、カメラによる検出範囲R1内に存在する人物Hの検出は実行しない。
また、本実施形態では、上述したように、カメラ14で撮像された画像を用いて画像形成装置10における留め置きプリントジョブの実行を許可するための認証が行われるが、カメラ14による画像を他の用途に併用してもよい。例えば、カメラ14による画像は、ユーザの目線認識やユーザのなりすまし防止など他の用途に併用してもよい。
図11は、本実施形態に係る画像形成装置1000のハードウェア構成の一例を示す図である。
画像形成装置1000は、画像形成装置10の動作を統括するコントローラ100、操作部200、検出部3000、スキャナ部400、およびプリンタ部500を備える。
画像形成装置1000は、画像形成装置10の動作を統括するコントローラ100、操作部200、検出部3000、スキャナ部400、およびプリンタ部500を備える。
なお、コントローラ100、操作部200、スキャナ部400、およびプリンタ部500は、第1実施形態と同様のため、その説明を省略する。本実施形態と第1実施形態とでは、検出部3000のみが異なる。検出部3000は、人物の検出と人物の顔認証を行う。検出部3000は、CPU301、人検出センサ11、およびカメラ14を備える。
次に、本実施形態に係る検出部3000が備えるCPU301が実行するプログラムの構成とデータフローについて図12を用いて説明する。
センサデータ受信部320は、人検出センサ11からデータを受信し、人検出部321および距離検出部322に送信する。人検出部321は、センサデータ受信部320から受信するデータに基づき、検出範囲A1内に人物が存在するか否かを判断し、その判断結果を電源制御部113に送信する。
センサデータ受信部320は、人検出センサ11からデータを受信し、人検出部321および距離検出部322に送信する。人検出部321は、センサデータ受信部320から受信するデータに基づき、検出範囲A1内に人物が存在するか否かを判断し、その判断結果を電源制御部113に送信する。
電源制御部113は、人検出部321から受信した人物が存在するか否かの判断結果に基づき検出部3000のカメラ14へ電源を供給する。距離検出部322は、センサデータ受信部320から受信するデータに基づき、検出範囲A1内に存在する人物までの距離を検出し、その検出結果である距離情報を顔認証部325に送信する。以下、距離検出方法の一例として、人検出センサ11に赤外線アレイセンサを用いる方法について図13を用いて説明する。
図13において、赤外線アレイセンサである人検出センサ11は、赤外線を受光する赤外線受光素子がマトリクス状に配列されている。赤外線アレイセンサは、各赤外線受光素子において受光した赤外線量(受光結果)に基づく温度値を用いることによって、熱源の形状、すなわち検出領域を温度分布として特定する特徴を有する。
図13では、一例として、赤外線受光素子が1〜8の8行とa〜hの8列の合計64個配列された赤外線アレイセンサを用いて説明する。なお、以降の説明では、赤外線アレイセンサの各赤外線受光素子の位置を指定する際に、素子1a〜素子8hの表記を用いる。
図13において、人物601は、画像形成装置1000から距離D1にいる人物を示す。検出結果1301は、人物が画像形成装置1000から距離D1に存在する際の赤外線アレイセンサの検出結果を示す。すなわち、検出結果1301は、人物601を検出した結果を示す。検出結果1301では、最も高温となる受光素子のうち行番号が最も大きい素子は5dであり、行番号は5である。
また、図13において、人物602は、画像形成装置1000から距離D2にいる人物を示す。なお、距離D1は距離D2より大きい値を示す。検出結果1302は、人物が画像形成装置1000から距離D2に存在する際の赤外線アレイセンサの検出結果を示す。すなわち、検出結果1302は、人物602を検出した結果を示す。検出結果1302では、最も高温となる受光素子のうち行番号が最も大きい素子は8dまたは8eであり、行番号は8である。
このように、最も高温となる受光素子の行番号と検出範囲A1内に存在する人物から画像形成装置1000までの距離には依存関係があり、行番号と距離の対応関係が明確であれば、人物から画像形成装置1000までの距離が検出可能となる。なお、図13を用いて説明した方法は、距離検出の一例であり、これに限られるものではない。
例えば、人検出センサ11として超音波センサ等のように物体までの距離が検出可能なセンサを用いた距離検出も可能である。また、例えば、カメラ14が撮像したカメラ画像から検出した人物の身体の部位の大きさに基づいた距離検出も可能である。人物の身体の部位として、例えば、つま先を用いることも可能である。
図12の説明に戻る。カメラデータ受信部323は、カメラ14が撮像したカメラ画像を受信し、顔検出部324に送信する。顔検出部324は、カメラデータ受信部323から受信するカメラ画像の中に、人物の顔が存在するか否かを判断し、人物の顔が存在する場合、該カメラ画像に含まれる顔画像データを顔認証部325に送信する。
顔認証部325は、顔検出部324から受信した顔画像データから特徴量を計算し、予め登録してある特徴量のデータである辞書特徴量データと照合する。そして、顔認証部325は、照合結果から顔画像データに含まれる人物が画像形成装置1000の使用許可を受けているか否かを認証する。そして、顔認証部325は、認証結果を距離検出部322から受信した距離情報とともに検出部3000のCPU301に送信する。
CPU301は、認証結果を受け取ると、コントローラ100内のCPU110と通信し、認証結果および距離情報をCPU110へ送信する。カメラ14によって撮像された人物が画像形成装置1000の使用許可を受けている場合、CPU110は、操作部200に対して、受信した距離情報および当該人物の設定に応じた画面を表示部202に表示する指示を行う。
操作部200のCPU201は、当該指示に従って表示部202の表示を変更する。一方、カメラ14によって撮像された人物が画像形成装置1000の使用許可を受けていない場合、CPU110は、操作部200に対してその旨を示す画面を表示部202に表示する指示を行う。操作部200のCPU201は、当該指示に従って表示部202に表示する等の処理を行う。
さらに、カメラ14によって撮像された人物が画像形成装置1000の使用許可を受けている場合、コントローラ100のCPU110は、当該人物の留め置きプリントジョブの滞留有無を調べる。そして、留め置きプリントジョブが存在する場合、CPU110は、受信した距離情報に応じてプリンタ部500を制御し、当該プリントジョブのプリント処理を実行する。すなわち、本実施形態では、距離情報に応じて留め置きプリントジョブのプリント処理を実行するか否かが判断される。
図14は、本実施形態に係るコントローラ100および検出部3000が実行する処理のフローチャートである。
詳細には、コントローラ100のCPU110と検出部3000のCPU301が、画像形成装置1000の周辺から人物を検出し、検出した人物の顔認証を行うことで、画像形成装置1000へのログインおよび留め置きプリントジョブを自動的に実行する。
詳細には、コントローラ100のCPU110と検出部3000のCPU301が、画像形成装置1000の周辺から人物を検出し、検出した人物の顔認証を行うことで、画像形成装置1000へのログインおよび留め置きプリントジョブを自動的に実行する。
図14に示すフローチャートのステップS301〜S312までの処理は、検出部3000のCPU301が、検出部3000の不図示の記憶領域に格納されたプログラムを読み出し、実行することにより実現する。また、図6に示すフローチャートのステップS401〜S406までの処理は、コントローラ100のCPU110が、コントローラ100のROM112に格納されたプログラムを読み出し実行することにより実現する。なお、第1実施形態の図6に示すフローチャートと同様の処理については説明を省略し、ここでは図6との差分を中心に説明する。
まず、検出部3000のCPU301が実行するステップS301〜S312までの処理について説明する。ステップS301およびS302の処理は、図6のステップS101およびS102と同様である。ステップS303では、CPU301は、ステップS302にて検出したと判断した画像形成装置1000から人物までの距離を検出し、該距離が第一指定範囲内か否かを判断する。
第一指定範囲とは、ユーザや管理者によってあらかじめ画像形成装置に設定する条件であって、例えば、「3m以内」とする。CPU301は、画像形成装置1000から人物までの距離が第一指定範囲内であると判断した場合、言い換えると第一指定範囲内に人物が進入したと判断した場合、処理をステップS304に進める。また、CPU301は、画像形成装置1000から人物までの距離が第一指定範囲外であると判断した場合、ステップS303の処理を繰り返す。
ステップS304およびS305の処理は、図6のステップS103およびS104と同様である。ステップS306では、CPU301は、コントローラ100に顔認証処理の結果として認証が完了したユーザのユーザIDと認証時の画像形成装置1000から当該ユーザである人物までの距離情報を送信する。ステップS307およびS308の処理は、図6のステップS106およびS107と同様である。
ステップS309では、CPU301は、画像形成装置1000から人物までの距離を再度検出し、該距離が第二指定範囲内か否かを判断する。第二指定範囲とは、ユーザや管理者によってあらかじめ画像形成装置に設定する条件であって、第一指定範囲よりも短い距離、例えば、「0.5m以内」とする。なお、第二指定範囲として距離だけではなくカメラの画角を第一指定範囲におけるカメラの画角よりも狭めるように指定してもよい。
このように、第二指定範囲として、より安全性を高めるための条件を設定してもよい。CPU301は、画像形成装置1000から人物までの距離が第二指定範囲内であると判断した場合、言い換えると第二指定範囲内に人物が進入したと判断した場合、処理をステップS310に進める。また、CPU301は、画像形成装置1000から人物までの距離が第二指定範囲外であると判断した場合、ステップS309の処理を繰り返す。
ステップS310およびS311の処理は、図6のステップS108およびS109と同様である。ステップS312では、CPU301は、コントローラ100に顔認証処理の結果として認証が完了したユーザのユーザIDと認証時の画像形成装置1000から当該ユーザである人物までの距離情報を送信し、処理を終了する。
次に、コントローラ100のCPU110が実行するステップS401〜S406までの処理について説明する。ステップS401では、CPU110は、検出部3000からカメラ14による第一指定範囲内における顔認証処理の結果を受信する。ここで受信する顔認証処理の結果は、ステップS306にて検出部3000のCPU301がコントローラ100へ送信した、認証が完了したユーザのユーザIDである。
ステップS402〜S404の処理は、図6のステップS202〜S204と同様である。ステップS405では、CPU110は、検出部3000からカメラ14による第二指定範囲内における顔認証処理の結果を受信する。ここで受信する顔認証処理の結果は、ステップS312にて検出部3000のCPU301がコントローラ100へ送信した、認証が完了したユーザのユーザIDである。ステップS406では、CPU110は、受信したユーザIDに紐付くユーザの留め置きプリントジョブのプリント処理を実行する。
なお、安全性を高めるために、ステップS405にて以下の条件を満たす場合のみ、留め置きプリントジョブが実行されるようにしてもよい。すなわち、ステップS405で受信した第一指定範囲内の顔認証処理の結果が示すユーザIDと、ステップS401で受信した第二指定範囲内の顔認証処理の結果が示すユーザIDとが一致する場合のみ留め置きプリントジョブのプリント処理を実行する。
このように、本実施形態によれば、1つのカメラによる撮像可能範囲に対して、人物が進入した際にログイン処理を自動的に行う認証範囲(第一指定範囲)と、留め置きプリントジョブを自動的に実行する認証範囲(第二指定範囲)とをそれぞれ設定する。第二指定範囲は、第一指定範囲より狭いものとする。
したがって、画像形成装置に取り付けられるカメラが1つの場合であっても、異なる検出範囲を設定して、それぞれの検出範囲の撮像画像による顔認証処理の結果により許可する処理を変更することが可能である。これにより、顔認証によるログインや顔認証による留め置きプリントジョブの自動実行といった利便性の高い機能を提供しながら、ユーザの意図しない誤った留め置きプリントジョブの自動実行を抑制することができる。
なお、本実施形態では、顔認証処理を開始するための条件として第一指定範囲や第二指定範囲を用いて距離や画角を設定したが、これに限られるものではない。例えば、所定の指定範囲におけるユーザの滞在時間を考慮し、該指定範囲にユーザが所定の時間滞在した場合に、上述したログイン処理や留め置きプリントジョブの実行を許可することにより、より安全性を高めてもよい。
また、第1実施形態における検出範囲A2や、第2実施形態における第二指定範囲による顔認証処理の結果を用いて留め置きプリントジョブの印刷制御が行われる場合について説明したが、これに限られるものではない。画像形成装置に一旦保持されたデータが、表示部202からの指示に従って印刷が開始される他の印刷形態にも本発明は適用可能である。例えば、パスワードによる認証を行うセキュアプリントや、画像形成装置が備えるフォルダに印刷ジョブを格納するボックス保存プリント等の印刷形態において、プリントを実行する場合についても本発明は適用可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
10 画像形成装置
100 コントローラ
200 操作部
300 検出部
500 プリンタ部
100 コントローラ
200 操作部
300 検出部
500 プリンタ部
Claims (9)
- 画像形成装置であって、
受信した印刷データを保持する保持手段と、
前記保持手段により保持された印刷データの印刷を実行する印刷制御手段と、
前記画像形成装置の周囲の複数の所定の検出範囲に存在する人物を、カメラにより取得された撮像画像から検出する第1検出手段と、
前記第1検出手段により検出された人物の顔認証処理を実行する認証手段と、を備え、
前記印刷制御手段は、
第1の検出範囲において検出された人物の顔認証処理が成功した場合にログイン処理を実行し、
前記画像形成装置にログインした人物に係る印刷データを前記保持手段が保持する場合であって、前記人物が第2の検出範囲において検出されたことに応じて該人物の顔認証処理が成功したときに、該印刷データの印刷を実行する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記カメラは、前記画像形成装置の前面に、該画像形成装置の前方に向けて設けられた第1のカメラと、前記画像形成装置の表示部と同一面に、該画像形成装置の上方に向けて設けられた第2のカメラと、を含み、
前記第1の検出範囲は、前記第1のカメラによる撮像可能な範囲に含まれる範囲であって、該画像形成装置から所定の距離以内にある範囲とし、
前記第2の検出範囲は、前記第2のカメラによる撮像可能な範囲とする
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第1の検出範囲の少なくとも一部を含む第3の検出範囲に存在する人物を検出する第2検出手段、と、
前記第1のカメラおよび第2のカメラの電源のオンまたはオフを制御する電源制御手段と、を備え、
前記電源制御手段は、
前記第2検出手段により人物が検出された場合に、前記第1のカメラの電源をオンにし、
前記画像形成装置にログインした人物に係る印刷データを前記保持手段が保持する場合に、前記第2のカメラの電源をオンにする
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記第1の検出範囲の少なくとも一部を含む第3の検出範囲に存在する人物を検出する第2検出手段と、
前記第2検出手段により検出された人物と前記画像形成装置との距離を取得する取得手段と、を備え、
前記カメラは、前記画像形成装置の操作部と同一面に、該画像形成装置の上方に向けて設けられ、
前記第1の検出範囲は、前記カメラによる撮像可能な範囲に含まれる範囲であって、該画像形成装置から第1の距離以内または第1の画角の範囲とし、
前記第2の検出範囲は、前記カメラによる撮像可能な範囲に含まれる範囲であって、該画像形成装置から前記第1の距離よりも短い第2の距離以内または第1の画角よりも狭い第2の画角の範囲とし、
前記認証手段は、前記取得手段により取得された距離に基づき、前記第1の検出範囲または第2の検出範囲に存在する人物の顔認証処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記カメラの電源のオンまたはオフを制御する電源制御手段、を備え、
前記電源制御手段は、前記取得手段により取得された距離に基づき、人物が前記第1の検出範囲に存在する場合に、前記カメラを起動する
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記認証手段は、前記画像形成装置にログインした人物に係る印刷データを前記保持手段が保持する場合にのみ、前記第2の検出範囲に存在する人物の顔認証処理を実行する
ことを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。 - 前記印刷制御手段は、前記第1の検出範囲において撮像され、顔認証処理が成功した人物と、前記第2の検出範囲において撮像され、顔認証処理が成功した人物とが同一人物であると判断される場合のみ、前記印刷データの印刷を実行する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置が備える各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 画像形成装置の制御方法であって、
受信した印刷データを保持する保持工程と、
前記画像形成装置の周囲の複数の所定の検出範囲に存在する人物を、カメラにより取得された撮像画像から検出する検出工程と、
前記検出工程において検出された人物の顔認証処理を実行する認証工程と、
前記保持工程において保持された印刷データの印刷を実行する印刷制御工程と、
を有し、
前記印刷制御工程では、
第1の検出範囲において検出された人物の顔認証処理が成功した場合にログイン処理が実行され、
前記画像形成装置にログインした人物に係る印刷データが保持されている場合であって、前記人物が第2の検出範囲において検出されたことに応じて該人物の顔認証処理が成功したときに、該印刷データの印刷が実行される
ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018029027A JP2019142126A (ja) | 2018-02-21 | 2018-02-21 | 画像形成装置、制御方法、およびプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115118829A (zh) * | 2021-03-22 | 2022-09-27 | 精工爱普生株式会社 | 处理系统、服务器系统、印刷装置以及记录介质 |
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-
2018
- 2018-02-21 JP JP2018029027A patent/JP2019142126A/ja active Pending
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