JP2019140605A - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像の鮮鋭感を維持したまま、収差等による画質劣化を適切に補正可能にすることを課題とする。【解決手段】画像処理装置は、画像の特徴を検出する検出手段(104)と、画像に対してノイズ低減処理を行うノイズ低減手段(105)と、ノイズ低減処理の前の画像に対して画像回復処理を行う回復手段(103)と、ノイズ低減処理の後の画像の交流成分を強調する強調手段(106)と、画像の特徴に基づいて、画像回復処理の度合いと交流成分を強調する処理の度合いとを設定する設定手段(104)と。を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、画質劣化を補正等する画像処理技術に関する。
撮像光学系の収差や回折現象によって撮像画像に生じた画質劣化を、撮像光学系の光学伝達関数(OTF)から算出した補正特性を有する画像回復フィルタを用いて補正する、画像回復処理と呼ばれる技術が知られている(例えば特許文献1)。画像回復処理では、一般に撮像画像に含まれる各周波数成分を強調することで画像の鮮鋭度を回復するような処理が行われる。また、画像回復処理では、画像の鮮鋭度を回復することだけでなく、撮像光学系の軸上色収差、色のコマ収差など色成分に関わる収差を補正することも可能である。
画像回復処理では、前述のように各周波数成分を強調する処理が行われるため、例えば撮像画像にノイズが含まれている場合にはノイズの周波数成分も強調されてしまう。このため、例えば画像回復処理の度合い(画像回復フィルタによる補正の度合い)を大きくすると、ノイズも増大することになる。また、画像回復処理の後にノイズ低減処理(ノイズリダクション処理、以下NR処理とする。)が行われる場合、画像回復処理によって増大したノイズ成分も含めてNR処理が行われることになるため、充分なノイズ低減効果が得られなくなることがある。
一方、画像回復処理の度合いを小さくすれば、ノイズの増大は抑えられることになる。例えば特許文献2には、高感度撮像された撮像画像のようにノイズが多い画像に対しては、画像回復処理における補正の度合いを弱くする技術が開示されている。そして、このように画像回復処理の度合いを弱くしてノイズの増大を抑えることで、画像回復処理の後にNR処理が行われる場合でも、ある程度充分なノイズ低減結果を得られるようになる。
しかし、高感度撮像された撮像画像のようにノイズが目立つ画像に対し画像回復処理を行う場合において、画像回復処理の度合いを弱くすると、例えば高コントラストのエッジや光源付近に目立って現れる軸上色収差や色のコマ収差を補正できなくなってしまう。
そこで、本発明は、画像の鮮鋭感を維持しつつ、軸上色収差や色のコマ収差等を適切に補正可能にすることを目的とする。
本発明は、画像の特徴を検出する検出手段と、前記画像に対してノイズ低減処理を行うノイズ低減手段と、前記ノイズ低減処理の前の前記画像に対して画像回復処理を行う回復手段と、前記ノイズ低減処理の後の前記画像の交流成分を強調する強調手段と、前記画像の特徴に基づいて、前記画像回復処理の度合いと前記交流成分を強調する処理の度合いとを設定する設定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像の鮮鋭感を維持しつつ、軸上色収差や色のコマ収差等を適切に補正可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、第1実施形態の撮像装置の概略構成例を示した図である。本実施形態の撮像装置は、撮像部100、A/D変換部101、WB部102、画像回復処理部103、コントラスト検出部104、輝度NR部105、輝度信号処理部106、色NR部110、色信号処理部111を有して構成されている。また、図2は本実施形態の撮像装置の画像回復処理部103の内部構成例を示した図であり、図3は輝度信号処理部106の内部構成例を示した図である。図2の画像回復処理部103と図3の輝度信号処理部106の説明については後述する。
図1は、第1実施形態の撮像装置の概略構成例を示した図である。本実施形態の撮像装置は、撮像部100、A/D変換部101、WB部102、画像回復処理部103、コントラスト検出部104、輝度NR部105、輝度信号処理部106、色NR部110、色信号処理部111を有して構成されている。また、図2は本実施形態の撮像装置の画像回復処理部103の内部構成例を示した図であり、図3は輝度信号処理部106の内部構成例を示した図である。図2の画像回復処理部103と図3の輝度信号処理部106の説明については後述する。
図1において、撮像部100は、図示しない撮像光学系の撮影レンズ、撮像素子及びその駆動回路を含み、撮影レンズにより結像する光学像を撮像素子により電気信号に変換する。撮像部100から出力されるアナログ信号は、A/D変換部101によってデジタル信号に変換される。A/D変換部101にてデジタル信号に変換された画像信号はWB部102に入力され、WB部102では公知のホワイトバランス処理が行われる。WB部102でホワイトバランス処理された画像信号は、画像回復処理部103およびコントラスト検出部104に入力される。画像回復処理部103およびコントラスト検出部104の構成及び動作については後述するため、ここではそれらの詳細な説明を省略する。
画像回復処理部103で後述するように画像回復処理された画像信号は輝度NR部105に入力され、輝度NR部105では輝度ノイズ低減処理(輝度ノイズリダクション処理、以下輝度NR処理とする。)が行われる。輝度NR処理としては、例えば、画像信号を輝度信号に変換し、その輝度信号の画像に含まれるエッジ成分の方向を検出し、当該方向に沿った低域通過フィルタによる平滑化処理によってノイズを低減するような公知の方法等が用いられる。輝度NR部105で輝度NR処理された後の輝度信号は、輝度信号処理部106に入力される。構成と処理の詳細は後述するが、輝度信号処理部106では、ガンマ補正やエッジ強調処理などの輝度信号処理が行われる。
また画像回復処理部103で画像回復処理された画像信号は、色NR部110にも入力される。色NR部110では、公知の色補間処理および公知の色ノイズ低減処理(色ノイズリダクション処理、以下色NR処理とする。)が行われる。色補間処理としては、例えば、画像信号を色差信号V(R−Y)、U(B−Y)等に変換し、その色差信号に対して色NR処理を行うような公知の方法等が用いられる。色NR処理としては、例えば、色差信号の画像に含まれるエッジ成分の方向を検出し、その方向に沿った低域通過フィルタによる平滑化処理によってノイズを低減するような公知の方法等が用いられる。色NR部110で色NR処理された後の色信号は、色信号処理部111に入力される。色信号処理部111では、公知の色変換マトリックス処理、色抑圧処理等の色補正処理が行われる。
次に、画像回復処理部103による画像回復処理の概要について説明する。
画像回復処理は、撮像光学系の収差や回折現象等によって画質劣化が生じている画像に対し、撮像光学系の光学伝達関数(OTF)の情報に基づいた補正を行って画質劣化を低減する処理である。画像回復処理としては、撮像光学系の光学伝達関数の逆特性を有する画像回復フィルタを用いて、入力画像に対する畳み込み演算(コンボリューション処理)を行う方法等が知られている。なお、画像回復処理への入力画像や画像回復処理後の出力画像には、撮像光学系の焦点距離および絞り値や被写体距離(または撮像距離)等の撮影条件や、入力画像を補正するための各種補正情報が付帯されていてもよい。すなわち撮像光学系の光学伝達関数は、撮影条件である撮像光学系の絞り値や焦点距離(ズーム位置)等に応じて変化し、さらに撮像面上での像高によっても変化するため、それら撮影条件等の各種情報を付帯するようにしてもよい。
画像回復処理は、撮像光学系の収差や回折現象等によって画質劣化が生じている画像に対し、撮像光学系の光学伝達関数(OTF)の情報に基づいた補正を行って画質劣化を低減する処理である。画像回復処理としては、撮像光学系の光学伝達関数の逆特性を有する画像回復フィルタを用いて、入力画像に対する畳み込み演算(コンボリューション処理)を行う方法等が知られている。なお、画像回復処理への入力画像や画像回復処理後の出力画像には、撮像光学系の焦点距離および絞り値や被写体距離(または撮像距離)等の撮影条件や、入力画像を補正するための各種補正情報が付帯されていてもよい。すなわち撮像光学系の光学伝達関数は、撮影条件である撮像光学系の絞り値や焦点距離(ズーム位置)等に応じて変化し、さらに撮像面上での像高によっても変化するため、それら撮影条件等の各種情報を付帯するようにしてもよい。
ここで、撮像部100により撮像され、A/D変換部101、WB部102を介して画像回復処理部103に入力された画像をd(x,y)とする。なお入力画像d(x,y)は、撮像光学系の収差や回折現象等で生じた画質劣化を含む画像であるとする。一方、撮像光学系の収差や回折現象によって生ずる画質劣化を含まない場合の画像をf(x,y)とする。さらに光学伝達関数(OTF)のフーリエペアである点像分布関数(PSF)をh(x,y)とする。この場合、以下の式(1)が成り立つ。ただし、式(1)中の*はコンボリューション(畳み込み積分または積和)を示し、(x,y)は入力画像上の座標(位置)を示す。
d(x,y)=h(x,y)*f(x,y) 式(1)
d(x,y)=h(x,y)*f(x,y) 式(1)
この式(1)をフーリエ変換して周波数面での表示形式に変換すると、以下の式(2)のように周波数ごとの積の形式になる。式(2)において、Hは点像分布関数(PSF)のhをフーリエ変換して得られた光学伝達関数(OTF)である。また、式(2)のD,Fはそれぞれd,fをフーリエ変換して得られた関数であり、(u,v)は2次元周波数面での座標すなわち周波数を示す。
D(u,v)=H(u,v)・F(u,v) 式(2)
D(u,v)=H(u,v)・F(u,v) 式(2)
画質劣化を含む入力画像から、画質劣化を含まない画像を得るためには、以下の式(3)ように、上記式(2)の両辺をHで除算すればよい。
D(u,v)/H(u,v)=F(u,v) 式(3)
この式(3)の演算によって、F(u,v)すなわちD(u,v)/H(u,v)を逆フーリエ変換して実面に戻すことで、画質劣化を含まない画像f(x,y)に略々相当する回復画像が得られる。
D(u,v)/H(u,v)=F(u,v) 式(3)
この式(3)の演算によって、F(u,v)すなわちD(u,v)/H(u,v)を逆フーリエ変換して実面に戻すことで、画質劣化を含まない画像f(x,y)に略々相当する回復画像が得られる。
ここで、H-1を逆フーリエ変換したものをKとすると、以下の式(4)のように、実面での画像に対するコンボリューション処理を行うことで、同様に画質劣化を含まない画像f(x,y)である回復画像を得ることができる。
d(x,y)*K(x,y)=f(x,y) 式(4)
式(4)中のK(x,y)が画像回復フィルタに相当する。
d(x,y)*K(x,y)=f(x,y) 式(4)
式(4)中のK(x,y)が画像回復フィルタに相当する。
また画像回復処理部103への入力画像が2次元画像である場合、一般に、画像回復フィルタも該2次元画像の各画素に対応したタップ(セル)を有する2次元フィルタとなされる。また画像回復フィルタのタップ数(セル数)が多いほど画像回復精度が向上するため、画像処理装置の出力画像としての要求画質、画像処理装置としての画像処理能力、PSFの広がり幅等に応じて、画像回復フィルタの実現可能なタップ数が設定される。
さらに画像回復フィルタは、少なくとも回折の特性を反映している必要があるため、例えば水平垂直各3タップ程度のエッジ強調フィルタ(ハイパスフィルタ)等とは異なるタップ数が設定される。そして、画像回復フィルタは、光学伝達関数(OTF)に基づいて生成されるため、画質劣化を含む入力画像における振幅成分と位相成分の劣化をともに高精度に補正することができる。
一方で、実際の入力画像にはノイズ成分が含まれる。このため、前述したように光学伝達関数(OTF)の逆数を求めて作成した画像回復フィルタを用いると、入力画像に含まれるノイズ成分が大幅に増幅されてしまうことになる。これは、入力画像の振幅成分にノイズの振幅が付加されている状態に対して撮像光学系のMTF(振幅成分)を全周波数にわたって1に戻すようにMTFを持ち上げるためである。すなわち、画像回復フィルタを用いると、撮像光学系による振幅劣化であるMTFは1に戻るが、同時にノイズ成分のパワースペクトルも持ち上がってしまう。そして、結果的にMTFを持ち上げる度合い、すなわち画像回復処理の度合い(以下、回復ゲインとする。)に応じてノイズが増幅されてしまう。したがって、ノイズ成分を含む入力画像からは、鑑賞用の画像として良好な回復画像が得られない。このことは、以下の式(5),式(6)で表される。なお、式(5)、式(6)中のNはノイズ成分を表す。
D(u,v)=H(u,v)・F(u,v)+N(u,v) 式(5)
D(u,v)/H(u,v)=F(u,v)+N(u,v)/H(u,v) 式(6)
D(u,v)=H(u,v)・F(u,v)+N(u,v) 式(5)
D(u,v)/H(u,v)=F(u,v)+N(u,v)/H(u,v) 式(6)
このようなノイズ成分を含む入力画像に対する画像回復処理の方法としては、例えば式(7)に示すウィナーフィルタのように、画像信号とノイズ信号の強度比(SNR)に応じて画像回復処理の度合いつまり回復ゲインを制御する方法が知られている。
M(u,v) =(1/H(u,v))・(|H(u,v)|2/(|H(u,v)|2+SNR2)) 式(7)
M(u,v) =(1/H(u,v))・(|H(u,v)|2/(|H(u,v)|2+SNR2)) 式(7)
式(7)のM(u,v)はウィナーフィルタの周波数特性を示し、|H(u,v)|は光学伝達関数(OTF)の絶対値(MTF)を示す。本実施形態では、式(7)のM(u,v)が画像回復フィルタの周波数特性を示す。この方法は、周波数ごとに、MTFが小さいほど回復ゲインを抑制し、MTFが大きいほど回復ゲインを強くするものである。一般に、撮像光学系のMTFは、低周波数側が高く、高周波数側が低くなるため、実質的に画像信号の高周波数側の回復ゲインを抑制する方法となる。
以上述べたように、撮像画像に対して画像回復処理を適用した場合、画像の鮮鋭度が高まるとともに、撮像部100の撮像光学系の軸上色収差や色のコマ収差など色成分に関わる収差を補正することができる。ここで、例えば、光源などのコントラストの高い被写体は、軸上色収差や色のコマ収差がでやすいという特徴を有するとともに、低コントラスト被写体と比較してノイズとエッジの分離が容易であるという特徴がある。一方、コントラストの低い被写体は、軸上色収差や色のコマ収差の収差が目立ち難いという特徴を有するとともに、ノイズとエッジの分離が難しく、画像回復処理により画像のノイズが強調されると、NR性能に大きな影響を与えるという特徴がある。そこで、本実施形態では、コントラストが高い被写体画像については回復ゲインを強くするように設定し、画像のコントラストの低い被写体画像については回復ゲインを弱くするように設定する。
また、詳細については後述するが、本実施形態では、回復ゲインを弱めに設定した分の鮮鋭度の低下分を、輝度NR処理後の輝度信号処理部106で補うようにする。すなわち、本実施形態では、輝度NR処理前の画像回復処理の回復ゲインと、輝度NR処理後に後述する輝度信号処理部106で行われる強調処理のゲインとにおける重みのバランスを調整するようなゲイン設定を行う。このようにすることで、画像の鮮鋭感を維持したまま、軸上色収差や色のコマ収差の収差を適切に補正することができる。
また一般に、高感度で撮像された画像は、低感度で撮像された画像よりもノイズが多くなる傾向にある。このため、高感度で撮影された画像について例えば回復ゲインを弱くしてノイズの増大を抑えるようにすると、高コントラストのエッジや光源付近に目立って現れる軸上色収差や色のコマ収差を補正できなくなってしまう。そこで、本実施形態では、高感度で撮像された画像に対しては、低感度で撮像された画像と比較して、エッジ強調処理の強調ゲインに対する重みを相対的に大きくするように設定する。
本実施形態において、画像回復処理部103における画像回復処理の回復ゲインや、後述する輝度信号処理部106における強調処理の強調ゲインは、図1のコントラスト検出部104で行われるコントラスト判定処理の結果を基に設定される。
以下、図4のフローチャートを用い、図1のコントラスト検出部104で行われるコントラスト判定処理の動作を説明する。図4のフローチャートは一つの着目画素について行われる処理であり、着目画素が切り替わるごとに図4のフローチャートの処理が行われる。なお、図4のフローチャートの説明ではステップS401〜S406をそれぞれS401〜S406と略記する。
以下、図4のフローチャートを用い、図1のコントラスト検出部104で行われるコントラスト判定処理の動作を説明する。図4のフローチャートは一つの着目画素について行われる処理であり、着目画素が切り替わるごとに図4のフローチャートの処理が行われる。なお、図4のフローチャートの説明ではステップS401〜S406をそれぞれS401〜S406と略記する。
S401において、コントラスト検出部104は、着目画素とその周辺の画素とから画像の特徴を表す値、すなわち本実施形態の場合はコントラストの相関を表すコントラスト値を検出する。図5は、着目画素とその周辺画素の一例を示した図である。図5では、RGB三原色のG画素を例に挙げ、中央の画素が着目画素でありG11で表され、その周辺画素がG00,G01,G02,G10,G12,G20,G21,G22で表されている。コントラスト検出部104は、式(8)に示すように、着目画素及び周辺画素の各画素値の最大値と最小値との差分を、コントラスト値Coとして取得する。式(1)において、Coはコントラスト値、GMAXは着目画素及び周辺画素の各画素値のなかの最大値、GMINは着目画素及び周辺画素の各画素値のなかの最小値を表している。
Co=GMAX−GMIN 式(8)
Co=GMAX−GMIN 式(8)
次にS402において、コントラスト検出部104は、コントラスト値Coを閾値Th1と比較する。そして、コントラスト検出部104は、コントラスト値Coが閾値未満(Co<Th1)である場合にはS406に処理を進め、S406において判定値valを0に設定した後、図4のコントラスト判定処理を終了する。一方、コントラスト値Coが閾値以上(Co≧Th1)である場合、コントラスト検出部104はS403に処理を進める。
S403に進むと、コントラスト検出部104は、コントラスト値Coを閾値Th2と比較する。そして、コントラスト検出部104は、コントラスト値Coが閾値Th2より大きい場合(Co>Th2)にはS405に処理を進め、S405において判定値valを1に設定した後、図4のコントラスト判定処理を終了する。一方、コントラスト値Coが閾値以下の場合(Co≦Th2)、コントラスト検出部104はS404に処理を進める。
S404に進むと、コントラスト検出部104は、判定値valを0から1の間(0<val<1)で線形補間により求めた値に設定する。そして、S404において判定値valを設定した後、コントラスト検出部104は、図4のコントラスト判定処理を終了する。
図6は、図4に示したコントラスト判定処理におけるコントラスト値Coと閾値Th1,Th2、および設定される判定値valとの関係を示した図である。図6に示すように、コントラスト値Coが閾値Th1より小さい場合、判定値valは0に設定され、コントラスト値Coが閾値Th2より大きい場合、判定値valは1に設定される。また、コントラスト値Coが閾値Th1と閾値Th2との間の場合には、式(9)に示すような線形補間演算による判定値valが設定される。
val=(Co−Th1)/(Th2−Th1) 式(9)
val=(Co−Th1)/(Th2−Th1) 式(9)
なお、ここではコントラストの判定にG画素を用いたが、B画素やR画素、または公知のY=0.3R+0.6G+0.1Bの割合で合成したY画素を用いてもよい。また、図5では、着目画素とその周辺画素の領域として3×3画素の領域を用いた例を挙げたが、これに限られるものではない。
続いて、画像回復処理部103の動作の詳細について、図2に示した構成を参照しながら説明する。図2に示すように、画像回復処理部103は、回復フィルタ適用部201、画像回復フィルタ選択部202、ゲイン回路203、加算回路204、引算回路205を有して構成されている。なお、図2にはWB部102とコントラスト検出部104も示されている。
画像回復フィルタ選択部202は、撮像部100の不図示の撮影光学系に含まれるズームレンズのズーム位置(焦点距離)や絞り値等の撮影時の撮影条件に適した画像回復フィルタを選択する。なお、選択された画像回復フィルタは、必要に応じて補正されてもよい。例えば、画像回復フィルタのデータ数を低減するために離散的な撮影条件のデータを用意しておき、離散的な撮像状態に適した画像回復フィルタとなるように補間してもよい。
続いて、回復フィルタ適用部201において、画像回復フィルタ選択部202で選択された回復フィルタと画像回復処理部103に入力された入力画像とで、コンボリューション処理が行われる。
続いて、引算回路205は回復フィルタ適用部201でコンボリューション処理された画像と画像回復処理部103への入力画像との差分画像を生成する。ここで、差分画像は画像回復処理の交流成分(以下AC成分とする)を意味している。そして、その差分画像つまり画像回復処理のAC成分が、ゲイン回路203に入力される。
ゲイン回路203は、画像回復処理のAC成分について、コントラスト検出部104にて検出された判定値valに応じた回復ゲインによるゲイン処理を行う。
ここで、図7に示すゲイン特性を用いて、ゲイン回路203による処理について説明する。図7の横軸はコントラスト検出部104にて検出された判定値valを示し、縦軸はゲイン回路203にかかるゲインRGを示している。本実施形態において、このゲインRGが、画像回復処理における回復ゲインに相当する。この図7に示すゲイン特性は、式(10)により表される。式(10)において、RGMaxは判定値val=1に対応したゲイン、RGMinは判定値val=0に対応したゲインである。すなわちゲイン回路203では、AGMaxとAGMinとの間のゲインの範囲内のゲインRGがかけられる。
RG=(RGMax−RGMin)*val+RGMin 式(10)
ここで、図7に示すゲイン特性を用いて、ゲイン回路203による処理について説明する。図7の横軸はコントラスト検出部104にて検出された判定値valを示し、縦軸はゲイン回路203にかかるゲインRGを示している。本実施形態において、このゲインRGが、画像回復処理における回復ゲインに相当する。この図7に示すゲイン特性は、式(10)により表される。式(10)において、RGMaxは判定値val=1に対応したゲイン、RGMinは判定値val=0に対応したゲインである。すなわちゲイン回路203では、AGMaxとAGMinとの間のゲインの範囲内のゲインRGがかけられる。
RG=(RGMax−RGMin)*val+RGMin 式(10)
このように、判定値valが大きい(つまりコントラストが高い)場合には、ゲイン回路203にかかるゲインRGは大きくなる。逆に、判定valが小さい(つまりコントラストが低い)場合には、ゲイン回路203にかかるゲインRGは小さくなる。
前述したゲイン回路203によるゲイン処理後のAC成分は、加算回路204に入力される。加算回路204は、画像回復処理部103の入力画像と、ゲイン回路203によるゲイン処理後のAC成分とを加算する。すなわち、この加算回路204の出力が、画像回復処理部103による画像回復処理後の画像信号となされる。
ここで、画像回復処理部103への入力画像をReiとし、回復フィルタ適用部201からの出力をReoとすると、画像回復処理部103の出力RECOは、式(11)により表される。式(11)のRGは、前述したようにコントラスト値Coに基づく判定値valに応じて設定されたゲインである。
RECO=Rei+(Reo−Rei)×RG 式(11)
次に、輝度信号処理部106の動作の詳細について、図3に示した構成を参照しながら説明する。図3に示すように、輝度信号処理部106は、B補間回路300、R補間回路301、G補間回路302、エッジ強調回路303、MIX回路304、加算回路305を有して構成されている。なお、図2には輝度NR部105とコントラスト検出部104も示されている。
前述した図2の画像回復処理部103から出力された画像回復処理後の画像信号は、前述した輝度NR部105を介して、輝度信号処理部106のB補間回路300、R補間回路301、G補間回路302に入力される。B補間回路300は、B画素以外の色信号レベルを全て0とし、各画素に2次元のLPF(ローパフフィルタ)処理を行う。これにより、B補間回路300からはB信号が出力され、当該B信号は後述するMIX回路304に入力する。R補間回路301は、R画素以外の色信号レベルを全て0とし、各画素に2次元のLPF処理を行う。これにより、R補間回路301からはR信号が出力され、当該R信号は後述するMIX回路304に入力する。G補間回路302は、G画素以外の色信号レベルを全て0とし、各画素に2次元のLPF処理を行う。これにより、G補間回路302からはG信号が出力される。この例では、G画素は線形補間処理を行っているが、これに限るものではなく、例えば特開2005−109991号公報に開示されているような適応補間処理が行われてもよい。G補間回路302から出力されたG信号は、エッジ強調回路303と加算回路305とに入力される。
エッジ強調回路303の詳細な構成と動作の説明は後述するが、当該エッジ強調回路303から出力されたエッジ信号は、加算回路305によってG補間回路302から出力されたG信号と加算されて、MIX回路304に入力される。
MIX回路304は、R補間回路301からのR信号と、B補間回路300からのB信号と、加算回路305によりエッジ信号が加算されたG信号とを、所定のMIX比率によりミックス処理して、輝度信号Yを生成する。すなわち、MIX回路304では、式(12)により、輝度信号Yを生成する。
Y=0.3R+0.59G+0.11B 式(12)
次に、エッジ強調回路303の詳細な構成と動作について説明する。エッジ強調回路303は、HBPF回路311、VBPF回路313、DBPF回路315、コアリング回路312,314,316、加算回路317、ゲイン回路318を有して構成されている。
エッジ強調回路303に入力されたG信号は、HBPF回路311、VBPF回路313、DBPF回路315に入力される。HBPF回路311は、入力されたG信号から水平方向のエッジを検出し、エッジ信号として出力する。HBPF回路311の出力であるエッジ信号はコアリング回路312に入力され、コアリング回路312では、主に輝度NR部105で低減できなかった微小なノイズ成分を低減するようなコアリング処理を行う。同様にVBPF回路313は、G信号から垂直方向のエッジを検出し、エッジ信号として出力する。VBPF回路313の出力であるエッジ信号はコアリング回路314に入力され、コアリング回路314では、主に輝度NR部105で低減できなかった微小なノイズ成分を低減する。DBPF回路315は、G信号から斜め方向のエッジを検出して、エッジ信号として出力する。DBPF回路315の出力であるエッジ信号はコアリング回路316に入力され、コアリング回路316では、主に輝度NR部105で低減できなかった微小なノイズ成分を低減する。その後、コアリング回路312,314,316から出力されたエッジ信号は、加算回路317で加算されて、ゲイン回路318に入力される。
ゲイン回路318は、加算回路317から出力されたエッジ信号について、コントラスト検出部104にて検出された判定値valに応じたゲイン処理を行う。ここで、エッジ信号は、輝度NR処理後の画像のAC成分に相当し、ゲイン回路318では判定値valに応じたゲイン(以下、強調ゲインとする。)によるゲイン処理が行われることで、輝度NR処理後のAC成分を強調する処理が行われることになる。
図8に示すゲイン特性を用いて、ゲイン回路318による処理について説明する。図8の横軸はコントラスト検出部104にて検出された判定値valを示し、縦軸はゲイン回路318にかかるゲインAGを示している。この図8に示すゲイン特性は、式(13)により表される。式(13)において、AGMaxは判定値val=0に対応したゲイン、AGMinは判定値val=1に対応したゲインである。AGMaxとAGMinとの間のゲインの範囲は、前述したRGMaxとRGMinのゲインの範囲と同じでもよいが、本実施形態では、AGMaxとAGMinとの間のゲインの範囲の方が相対的に狭い範囲であるとする。
AG=(AGMin−AGMax)*val+AGMax 式(13)
AG=(AGMin−AGMax)*val+AGMax 式(13)
このように、判定値valが大きい(つまりコントラストが高い)場合には、ゲイン回路318にかかるゲインAGは小さくなる。逆に、判定valが小さい(つまりコントラストが低い)場合には、ゲイン回路318にかかるゲインAGは大きくなる。
以上説明したように、第1実施形態の撮像装置においては、コントラスト値に基づく判定値に応じて、画像回復処理の回復ゲインとAC成分を強調する処理の強調ゲインとに対する重みのバランスを調整するようになされている。例えば、本実施形態の場合、コントラスト値Coに応じた判定値valが閾値Th1以上である場合には、画像回復処理の回復ゲインの重みが、AC成分を強調する処理の強調ゲインの重みに対して、相対的に大きく設定される。すなわち本実施形態では、画像のコントラストが高い場合には、画像回復処理部103における回復ゲインを強くし、エッジ強調回路303における強調ゲインを小さくするように、ゲインに対する重みのバランスが調整される。一方、撮像装置において、画像のコントラストが低い場合には、画像回復処理部103における回復ゲインを小さくし、鮮鋭度が下がる分をエッジ強調回路303の強調ゲインを大きくするようにして鮮鋭度を補うように、ゲインに対する重みのバランスが調整される。このようにすることで、第1実施形態の撮像装置によれば、画像の鮮鋭感を維持したまま、軸上色収差や色のコマ収差の収差、回折現象によって生じる画質劣化を適切に補正することが可能となる。
次に、第2実施形態について説明する。
図9は、第2実施形態の撮像装置の概略構成例を示した図である。第2実施形態の撮像装置は、撮像部900、A/D変換部901、WB部902、画像回復処理部903、コントラスト検出部904、輝度NR部905、輝度信号処理部907、色NR部910、色信号処理部911を備えている。さらに第2実施形態の撮像装置は、画像回復処理部906と演算部908をも有している。なお撮像部900、A/D変換部901、WB部902、画像回復処理部903、コントラスト検出部904、輝度NR部905、色NR部910、色信号処理部911は、前述した図1の対応した各構成と概ね同様であるため、それらの詳細な説明は省略する。
図9は、第2実施形態の撮像装置の概略構成例を示した図である。第2実施形態の撮像装置は、撮像部900、A/D変換部901、WB部902、画像回復処理部903、コントラスト検出部904、輝度NR部905、輝度信号処理部907、色NR部910、色信号処理部911を備えている。さらに第2実施形態の撮像装置は、画像回復処理部906と演算部908をも有している。なお撮像部900、A/D変換部901、WB部902、画像回復処理部903、コントラスト検出部904、輝度NR部905、色NR部910、色信号処理部911は、前述した図1の対応した各構成と概ね同様であるため、それらの詳細な説明は省略する。
輝度信号処理部907の構成は、概ね前述した図3と同様であるため、その図示は省略するが、第2実施形態の場合、輝度信号処理部907にはコントラスト検出部904からの判定値は入力されない。第2実施形態の輝度信号処理部907の場合、ゲイン回路318では、予め決められた強調ゲインを用いたゲイン処理が行われる。
図9の構成において、前述した図1の構成と異なるのは、輝度NR部905と輝度信号処理部907との間に画像回復処理部906が設けられ、コントラスト検出部904からの判定値valが演算部908を介して画像回復処理部906に入力される点である。画像回復処理部906には、コントラスト検出部904からの判定値valに対して演算部908で(1−val)の演算がなされた後の判定値val'が入力される。画像回復処理部906は第1実施形態の画像回復処理部103の図3に示した構成と概ね同じ構成を有している。ただし、画像回復処理部906の場合、演算部908からの判定値val'に応じたゲインが図3のゲイン回路318に対して設定される。
すなわち第2実施形態の場合、輝度NR処理後のAC成分を強調する処理は画像回復処理部906により行われ、強調ゲインに相当する回復ゲインは判定値val'に応じて設定される。また、判定値val'は、(1−val)の演算により求められる値となっている。このため画像回復処理部903で判定値valに応じて回復ゲインが弱めに設定された場合、輝度NR処理後の画像回復処理部906で設定されるゲインは、画像回復処理部903で回復ゲインが弱められた分に相当する値だけ大きめの値に設定されることになる。
このように、第2実施形態においても第1実施形態と同様に、コントラストの高い被写体画像には画像回復処理部903における回復ゲインが強めに設定され、コントラストの低い被写体画像には画像回復処理部903における回復ゲインが弱めに設定される。また第2実施形態の場合、画像回復処理部903で回復ゲインを弱めに設定した分は、輝度NR処理後の画像回復処理部906においてゲインを大きめに設定することで補うようになされる。これにより、第2実施形態においても第1実施形態と同様に、画像の鮮鋭感を維持したまま、軸上色収差や色のコマ収差の収差を適切に補正することができる。
前述した第1,第2実施形態では撮像装置としてデジタルカメラを例に挙げたが、これには限定されない。本実施形態の撮像装置は、例えばデジタルビデオカメラ、カメラ機能を備えたスマートフォンやタブレット端末などの各種携帯端末、監視カメラ、工業用カメラ、車載カメラ、医療用カメラなどでもよい。
なお、前述した各実施形態のコントラスト検出部、画像回復処理部、輝度NR部、色NR部、輝度信号処理部、色信号号処理部等は、ハードウェア構成により実行されてもよいし、一部がソフトウェア構成で残りがハードウェア構成により実現されてもよい。ソフトウェアにより実行される場合、例えばROM等に記載されているプログラムをCPUが実行することにより実現される。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上述の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明は、その技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
上述の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明は、その技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100:撮像部、103:画像回復処理部、104:コントラスト検出部、105:輝度NR部、106:輝度信号処理部、110:色NR部、111:色信号処理部
Claims (12)
- 画像の特徴を検出する検出手段と、
前記画像に対してノイズ低減処理を行うノイズ低減手段と、
前記ノイズ低減処理の前の前記画像に対して画像回復処理を行う回復手段と、
前記ノイズ低減処理の後の前記画像の交流成分を強調する強調手段と、
前記画像の特徴に基づいて、前記画像回復処理の度合いと前記交流成分を強調する処理の度合いとを設定する設定手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記設定手段は、前記画像の特徴に基づいて、前記画像回復処理の度合いと前記交流成分を強調する処理の度合いとに対する重みのバランスを調整することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記設定手段は、前記画像の特徴に基づいて、前記画像回復処理の度合いを決めるゲインと前記交流成分を強調する処理の度合いを決めるゲインとを設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
- 前記検出手段は、前記画像の特徴としてコントラストの相関を示す値を検出し、
前記設定手段は、前記コントラストの相関を示す値と所定の閾値との比較の結果に応じて、前記画像回復処理の度合いを決めるゲインと前記交流成分を強調する処理の度合いを決めるゲインとを設定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記設定手段は、前記コントラストの相関を示す値が所定の閾値以上である場合に、前記画像回復処理の度合いを決めるゲインに対する重みを、前記交流成分を強調する処理の度合いを決めるゲインの重みに対して、相対的に大きく設定することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
- 前記設定手段は、高感度で撮像された画像に対しては、低感度で撮像された画像と比較して、前記ノイズ低減処理の後に行う前記交流成分を強調する処理の度合いに対する重みを相対的に大きくするように設定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記交流成分を強調する処理は、前記ノイズ低減処理の後の前記画像のエッジ強調処理を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記交流成分を強調する処理は、前記ノイズ低減処理の後の前記画像に対して更に微小なノイズ成分を低減するコアリング処理を含むことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
- 前記交流成分を強調する処理は、前記ノイズ低減処理の後の前記画像に更に行う画像回復処理を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記交流成分を強調する処理が行われるゲインの範囲は、前記画像回復処理が行われるゲインの範囲よりも相対的に狭いことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
画像の特徴を検出する検出工程と、
前記画像に対してノイズ低減処理を行うノイズ低減工程と、
前記ノイズ低減処理の前の前記画像に対して画像回復処理を行う回復工程と、
前記ノイズ低減処理の後の前記画像の交流成分を強調する強調工程と、
前記画像の特徴に基づいて、前記画像回復処理の度合いと前記交流成分を強調する処理の度合いとを設定する設定工程と、
を有することを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータを、請求項1から10のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018024124A JP2019140605A (ja) | 2018-02-14 | 2018-02-14 | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7463159B2 (ja) | 2020-03-26 | 2024-04-08 | 株式会社デンソーテン | 液滴検出装置 |
-
2018
- 2018-02-14 JP JP2018024124A patent/JP2019140605A/ja active Pending
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