JP2017126952A - 画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像回復処理時の色付きを適切に抑制し、かつ処理時間の増大を抑える。
【解決手段】画像処理装置104は、光学系101を用いた撮像により生成された撮影画像を取得する画像取得手段115と、該撮影画像から得られる入力画像に対して画像処理を行う処理手段111〜113とを有する。処理手段は、画像処理として、入力画像に対して第1のホワイトバランス処理を行い、該第1のホワイトバランス処理後の第1のホワイトバランス処理画像における色に関する第1の特徴量を取得し、入力画像に対して、光学系の光学伝達関数を用いて画像回復処理を行い、画像回復処理後の第1の回復画像に対して第2のホワイトバランス処理を行い、第2のホワイトバランス処理後の第2のホワイトバランス処理画像における色に関する第2の特徴量を取得し、第1の特徴量と第2の特徴量との比較結果に応じて、第1の回復画像に対して色補正処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像により生成された画像の劣化を低減するための画像回復処理を行う画像処理技術に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置により被写体を撮像して得られた画像には、撮影光学系(以下、単に光学系という)の球面収差、コマ収差、像面湾曲、非点収差等に起因する画像劣化成分としてのぼけ成分が含まれる。このようなぼけ成分は、無収差で回折の影響もない場合に被写体の一点から出た光束が撮像面上で再度一点に集まるべきものが、ある広がりをもって像を結ぶことで発生する。
ここにいうぼけ成分は、光学的には、点像分布関数(Point Spread Function:PSF)により表され、ピントのずれによるぼけとは異なる。また、カラー画像での色にじみも、光学系の軸上色収差、色の球面収差、色のコマ収差が原因であるものに関しては、光の波長ごとのぼけ方の相違と言うことができる。さらに、横方向の色ずれも、光学系の倍率色収差が原因であるものに関しては、光の波長ごとの撮像倍率の相違による位置ずれ又は位相ずれと言うことができる。
点像分布関数(PSF)をフーリエ変換して得られる光学伝達関数(Optical Transfer Function:OTF)は、収差の周波数成分情報であり、複素数で表される。光学伝達関数(OTF)の絶対値、すなわち振幅成分を、MTF(Modulation Transfer Function)といい、位相成分をPTF(Phase Transfer Function)という。MTFおよびPTFはそれぞれ、収差による画像劣化の振幅成分および位相成分の周波数特性である。ここでは、位相成分を位相角として以下の式で表す。Re(OTF)およびIm(OTF)はそれぞれ、OTFの実部および虚部を表す。
PTF=tan-1(Im(OTF)/Re(OTF))
このように、光学系の光学伝達関数(OTF)は、画像の振幅成分と位相成分に対して劣化を与えるため、劣化画像は被写体の各点がコマ収差のように非対称にぼけた状態になる。
撮像により劣化した劣化画像(入力画像)における振幅成分(MTF)の劣化と位相成分(PTF)の劣化を補正する方法として、光学系の光学伝達関数の情報を用いるものが知られている。この方法は、画像回復や画像復元とも呼ばれており、以下、この光学系の光学伝達関数の情報を用いて劣化画像を補正(低減)する処理を画像回復処理と称する。画像回復処理の方法の1つとして、光学伝達関数の逆特性を有する実空間の画像回復フィルタを入力画像に対して畳み込む(コンボリューション)方法が知られている。
ただし、通常の撮像では、被写体空間には互いに被写体距離が異なる複数の被写体が含まれる。このとき、合焦物体は鮮鋭に撮像されるが、非合焦物体はその距離に応じたぼけ量を有して撮像される。被写体距離に関する情報がこの合焦物体の被写体距離(合焦距離)のみである場合には、画像回復フィルタはその被写体距離に最適なものが選択または生成される。このため、画像回復処理後の画像において合焦物体については所望の鮮鋭度が得られるが、非合焦物体についてはぼけたままとなる。
しかも、合焦距離用に作成され、非合焦物体に対して最適ではない画像回復フィルタを用いて非合焦物体を回復処理した際に、原理的に色付きが発生する場合がある。この色付きとは、例えば非合焦物体のエッジ部において色成分ごとのぼけ方の関係が画像回復処理を行う前と後で異なることによって、非合焦物体には無い色が画像回復処理後の画像に発生することである。さらに、このような色付きは、合焦の有無に関わらず、光学系の製造ばらつきや撮像時の光源の分光変動等に起因して、実際の撮像状態での収差の状態と、画像回復処理が対象としている収差の状態とが異なるときにも発生する。
このような画像回復処理時の色付きを抑制する方法として、画像回復処理を行う前の画像の色情報に基づいて画像回復処理を行なった後の画像の色を補正する方法がある。これは画像の各画素において画像回復処理による色の変化を判定し、画像回復処理による色付きを抑制するという方法である。
一方、特許文献1には、ホワイトバランス処理または色再現処理後の画像に対して画像回復処理を行う画像処理方法が開示されている。
特許第5564977号
しかしながら、上述した画像回復処理時の色付き抑制方法では、画像回復処理の前後の色の変化を判定して画像回復処理後の画像の画素値を調整するため、被写体の色味が正しく再現されていない状態では適切な色付き抑制を行うことができない。
また、特許文献1にて開示された方法では、ホワイトバランス処理の設定が変わるごとに画像回復処理を行う必要がある。このため、例えばユーザが撮像済みの画像の色味をモニタで確認しながら最適なホワイトバランス処理の設定を選択する場合に該設定を変えるごとに画像回復処理が行われると、モニタへの画像表示のリアルタイム性が大きく欠けるおそれがある。また、カメラによる撮像時にホワイトバランス処理を予め設定した数パターンで行う場合に、そのパターン数分の画像回復処理が必要となり、処理時間が増大する。
本発明は、画像回復処理時の色付きを適切に抑制し、かつ処理時間の増大を抑えることができるようにした画像処理装置等を提供する。
本発明の一側面としての画像処理装置は、光学系を用いた撮像により生成された撮影画像を取得する画像取得手段と、該撮影画像から得られる入力画像に対して画像処理を行う処理手段とを有する。処理手段は、画像処理として、入力画像に対して第1のホワイトバランス処理を行い、該第1のホワイトバランス処理後の第1のホワイトバランス処理画像における色に関する第1の特徴量を取得し、入力画像に対して、光学系の光学伝達関数を用いて画像回復処理を行い、画像回復処理後の第1の回復画像に対して第2のホワイトバランス処理を行い、第2のホワイトバランス処理後の第2のホワイトバランス処理画像における色に関する第2の特徴量を取得し、第1の特徴量と第2の特徴量との比較結果に応じて、第1の回復画像に対して色補正処理を行うことを特徴とする。
なお、光学系を用いて撮像を行う撮像手段と上記画像処理装置とを有する撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
また、コンピュータを上記画像処理装置として動作させるコンピュータプログラムとしての画像処理プログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、画像回復処理時の色付きを適切に抑制することができるとともに、処理時間の増大を抑えることができる。
本発明の各実施例の画像処理装置を搭載した撮像装置の構成を示すブロック図。 色付き抑制処理を行った場合の色味変化を説明する図。 本発明の実施例1らおける画像処理部の構成を示すブロック図。 実施例1における画像処理を示すフローチャート。 各実施例におけるベイヤー配列と色成分を説明する図。 実施例1における画像処理部の構成を示すブロック図。 実施例1における画像処理を示すフローチャート。 実施例の画像処理装置を搭載した撮像装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例2における画像処理部の構成を示すブロック図。 実施例2における画像処理を示すフローチャート。 実施例2における白検出領域を説明する図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、具体的な実施例の説明に先だって各実施例に共通する事項について説明する。
最初に、画像回復処理時の色付きの発生原因およびその抑制処理について説明する。図2は、撮像画角内に点光源が存在するシーンを撮像することで生成された撮影画像における点光源部分の断面の画素値(輝度)を示している。図2(a),(b)はいずれも上段に点光源部分の断面におけるR成分とG成分を示しており、横軸は画素位置を、縦軸は画素値を示す。また、下段には、上段で示したR成分とG成分の差分、つまりは色差を示している。
図2(a)は合焦状態での点光源部分の断面を示す。(a)−1は画像回復処理を行わずに各収差が残存している画像(RAW画像)を示す。G成分およびR成分ともにぼけており、さらにG成分とR成分のぼけ方が異なっているため色にじみが発生している。この例では、色差は左右のエッジ部分で正の値を持っている。一方(a)−2はRAW画像に画像回復処理を行うことで得られた画像を示しており、収差が補正され、ぼけ成分が除去されている。ここで示した合焦状態での画像には、画像回復処理による色付きが発生していない。
図2(b)は非合焦状態での点光源部分の断面を示している。(b)−1は画像回復処理を行なわずに各収差が残存しているRAW画像を示している。G成分およびR成分ともにぼけているが、G成分とR成分のぼけ方が一致している。このため、色差は全領域で0となっている。一方、(b)−2はRAW画像に画像回復処理を行うことで得られた画像を示しており、収差が補正され、ぼけ成分が低減されている。しかし、G成分とR成分のぼけ方が異なっているために色にじみが発生している。色差は左右のエッジ部分で負の値を持っている。このような色付きに対して、画像回復処理前よりも画像回復処理後の色差の絶対値が増加しないようにR成分の画素値を補正することで色付きを抑制する。(b)−3は色付き抑制処理によって画像回復処理による色付きが適切に抑制された画像を示しており、色差は(b)−1と同様に全領域で0となっている。
また、ほとんどのデジタルカメラと同様に、各実施例でも、画像に対するホワイトバランス処理を行う。ホワイトバランス処理は、被写体における無彩色部分が出力画像において無彩色になるように、撮像素子が出力するRGB成分の信号レベルを合わせるために色成分別にゲイン処理を行うものである。ホワイトバランス処理を行わない場合は、撮像素子の色特性によって被写体の色味が正しく再現されず、実際の被写体とは異なる色の画像が生成される。各実施例では、色別のゲイン値(ホワイトバランス調整値)をホワイトバランス係数といい、このホワイトバランス係数を、画像回復処理において色付き抑制処理を行う場合に適切な値となるように自動で設定する。
次に各実施例にて行われる画像回復処理について説明する。撮像装置により生成された入力画像(劣化画像)をg(x,y)とし、元の画像(劣化していない画像)をf(x,y)とし、光学伝達関数(OTF)のフーリエペアである点像分布関数(PSF)をh(x,y)とする場合、以下の式(1)が成り立つ。ただし、*はコンボリューション(畳み込み積分または積和)を示し、(x,y)は入力画像上の座標(位置)を示す。
g(x,y)=h(x,y)*f(x,y) (1)
この式をフーリエ変換して周波数面での表示形式に変換すると、以下の式(2)のように周波数ごとの積の形式になる。Hは点像分布関数(PSF)hをフーリエ変換したものであり、光学伝達関数(OTF)に相当する。G,Fはそれぞれ、g,fをフーリエ変換したものである。(u,v)は2次元周波数面での座標、すなわち周波数を示す。
G(u,v)=H(u,v)・F(u,v) (2)
撮像装置により生成された劣化画像から元の画像を得るためには、以下の式(3)ように、上記式の両辺をHで除算すればよい。
G(u,v)/H(u,v)=F(u,v) (3)
F(u,v)、すなわちG(u,v)/H(u,v)を逆フーリエ変換して実面に戻すことで、元の画像f(x,y)である回復画像が得られる。
ここで、1/Hを逆フーリエ変換したものをRとすると、以下の式(4)のように実面での画像に対するコンボリューション処理を行うことで、同様に元の画像f(x,y)である回復画像を得ることができる。
g(x,y)*R(x,y)=f(x,y) (4)
R(x,y)が画像回復フィルタである。入力画像が2次元であるとき、一般に画像回復フィルタも該2次元画像の各画素に対応したタップ(セル)を有する2次元フィルタとなる。また、一般に画像回復フィルタのタップ数(セル数)が多いほど画像回復精度が向上するため、出力画像としての要求画質、画像処理装置としての画像処理能力、撮影光学系の収差の特性等に応じて実現可能なタップ数を設定する。
画像回復フィルタは、少なくとも収差の特性を反映している必要があるため、従来の水平垂直各3タップ程度のエッジ強調フィルタ(ハイパスフィルタ)等とは全く異なる。画像回復フィルタは、光学伝達関数(OTF)に基づいて生成されるため、劣化画像(入力画像)における振幅成分と位相成分の劣化をともに高精度に補正することができる。
また、実際の入力画像にはノイズ成分が含まれる。このため、上記のように光学伝達関数(OTF)の完全な逆数をとって作成した画像回復フィルタを用いると、劣化画像が回復されるだけでなくノイズ成分が大幅に増幅されてしまう。この点については、例えばウィナーフィルタ(Wiener Filter)のように画像信号とノイズ信号の強度比(SNR)に応じて回復度合いを制御する方法が知られている。
図1には、本発明の実施例1であるデジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置の構成を示す。不図示の被写体からの光は、撮影光学系(以下、単に光学系という)101により撮像素子102上に結像される。光学系101は、絞り101aおよびフォーカスレンズ101bを含む。絞り101aは、その開口径が制御されることで撮像素子102に到達する光量を調節する。フォーカスレンズ101bは、被写体距離に応じてピント調整を行うために不図示のオートフォーカス(AF)機構や手動のマニュアルフォーカス機構によりレンズの位置が制御される。また、光学系101は撮像装置の一部として構成されているが、一眼レフカメラにあるような交換式のものであってもよい。
撮像素子102は、CMOSセンサやCCDセンサ等の光電変換素子により構成され、結像した光(被写体像)を電気信号に変換する。撮像素子102からの出力されたアナログ信号は、A/Dコンバータ103によりデジタル信号に変換され、画像処理装置である画像処理部104に入力される。これにより、画像処理部104における画像取得部(画像取得手段)115は、撮影画像として、図5に示すように各画素に1色の色成分を持つベイヤー形式のRAW画像を取得する。
画像処理部104は、上記画像取得部115と、画像回復処理部111と、画素値調整部112と、ホワイトバランス処理部113と、一般画像処理部114とを含む。画像回復処理部111、画素値調整部112およびホワイトバランス処理部113により処理手段が構成される。
画像処理部104は、状態検知部107から撮像装置の状態(以下、撮像条件という)の情報を得る。状態検知部107は、システムコントローラ110から直接に撮像条件の情報を得てもよい。また、光学系に関する撮像条件の情報は、光学系制御部106から得ることもできる。
画像回復処理部111、撮像条件に応じた画像回復フィルタを記憶部108から選択し、処理対象画像に対して画像回復処理を行う。記憶部108で保持するデータは画像回復フィルタではなく、画像回復フィルタを生成するために必要なOTFに関する情報でもよい。この場合、画像回復処理部111は、撮像条件に応じたOTFに関する情報(以下、OTF情報という)を記憶部108から選択し、撮像条件に応じた画像回復フィルタを生成する。そして、この画像回復フィルタを用いて、画像処理部104に入力された処理対象画像に対して画像回復処理を行う。
また、光学系101にはローパスフィルタや赤外線カットフィルタ等の光学素子を挿入してもよいが、ローパスフィルタ等のOTFの特性に影響を与える光学素子を挿入する場合には、画像回復フィルタを作成する時点での考慮が必要になる。赤外カットフィルタにおいても、分光波長のPSFの積分値であるRGBチャンネルの各PSF、特にRチャンネルのPSFに影響するため、画像回復フィルタを作成する時点での考慮が必要になる。
画素値調整部112およびホワイトバランス処理部113が行う処理については後述する。一般画像処理部114は、画素補間、ガンマ補正およびカラーバランス調整等の一般的な画像処理を行い、さらにJPEG等の画像ファイルを生成する。
画像処理部104で生成された出力画像は、画像記録媒体109に所定のフォーマットで保存されたり、表示部105に表示されたりする。表示部105には、画像回復処理後の画像に所定の表示用処理を行った画像を表示してもよいし、画像回復処理を行っていない画像を表示してもよい。
撮像装置における上記各部の制御はシステムコントローラ110が行い、光学系の機械的な駆動はシステムコントローラ110の指示により光学系制御部106が行う。
次に、図3および図4を用いて、画素値調整部112およびホワイトバランス処理部113が行う処理を含めて、本実施例における画像処理(第1の画像処理)について説明する。図3には、本実施例の画像処理の概要を示している。
画像取得部115は、図5に示したRAW画像の各色成分について画素補間処理を行うことでR、GおよびBの3つの色プレーンの画像(色プレーン画像)を作成する。これら3つの色プレーン画像が図3に示した「画像データ1」に相当する。画像取得部115は、該3つの色プレーン画像を入力画像として画像回復処理部111に入力するとともに、画像回復処理部111を経ずにホワイトバランス処理部113(以下、第1のホワイトバランス処理部113aという)に入力する。
第1のホワイトバランス処理部113aは、画像データ1に対して前述したホワイトバランス処理(以下、第1のホワイトバランス処理という)を行う。第1のホワイトバランス処理後の画像データ(以下、第1のホワイトバランス処理画像という)は、画素値調整部112に入力される。画素値調整部112は、第1のホワイトバランス処理画像から色に関する特徴量(以下、第1の特徴量という)を取得する。
一方、画像回復処理部111は、画像データ1に対して、前述した画像回復処理を行う。画像回復処理後の画像データ(第1の回復画像)である「画像データ2」は、ホワイトバランス処理部113(以下、第2のホワイトバランス処理部113bという)に入力される。第2のホワイトバランス処理部113bは、画像データ2に対して前述したホワイトバランス処理(以下、第2のホワイトバランス処理という)を行う。第2のホワイトバランス処理後の画像データ(以下、第2のホワイトバランス処理画像という)は、画素値調整部112に入力される。画素値調整部112は、第2のホワイトバランス処理画像から色に関する特徴量(以下、第2の特徴量という)を取得する。
そして、画素値調整部112は、第1および第2の特徴量の比較結果から画像データ2に対して色補正処理を行うか否かを判定し、色補正処理を行った場合は該色補正処理後の画像データである「画像データ3」を出力する。
以上の画像処理が、図4に示すフローチャートに従って行われる。画像処理用コンピュータとしての画像処理部104は、コンピュータプログラムである画像処理プログラムに従って本画像処理を行う。
ステップS201では、画像処理部104(画像回復処理部111)は、画像データ1(3つの色プレーン画像)、つまりは撮影画像を生成するための撮像時における撮像条件に適した画像回復フィルタを選択する。このとき、選択された画像回復フィルタを必要に応じて補正してもよい。例えば、予め記憶部108に離散的な撮像条件に対応する画像回復フィルタを用意しておき、実際に画像回復処理を行う際に該記憶部108に用意された画像回復フィルタを撮像条件に応じて補正する。これにより、記憶部108に予め用意しておく画像回復フィルタのデータ数を低減することができる。なお、前述したように、画像回復フィルタを生成するために必要なOTFに関する情報を記憶部108に用意しておき、撮像条件に応じたOTF情報を読み出して画像回復フィルタを生成してもよい。
次にステップS202では、画像処理部104(画像回復処理部111)は、選択(または生成)した画像回復フィルタを用いて3つの色プレーン画像(画像データ1)の各画素に対して画像回復処理、すなわち画像回復フィルタのコンボリューション処理を行う。この処理により、光学系101の収差による非対称な劣化成分を補正したりぼけ成分を除去または低減したりすることができる。画像処理部104は、画像回復処理後の画像データ2を記憶部108に格納する。
次にステップS203では、画像処理部104(第1のホワイトバランス処理部113a)は、画像回復処理前の画像データ1に対して第1のホワイトバランス処理を行う。第1のホワイトバランス処理において、R、G、Bのホワイトバランス係数をそれぞれWbGainR、WbGainG、WbGainBとし、画像回復処理前の画像データ1のR、G、Bの画素値をR0、G0、B0とする。ホワイトバランス処理後の画素値をR、G、Bとする。このとき、第1のホワイトバランス処理は以下の式(5)〜(7)で表すことができる。これらの式(5)〜(7)の演算を画像データ1内の全画素に対して行うことで第1のホワイトバランス処理が行われる。式(5)〜(7)において、(x,y)は画像上の座標を示す。
R(x,y) =WbGainR×R0(x,y) (5)
G(x,y) =WbGainG×G0(x,y) (6)
B(x,y) =WbGainB×B0(x,y) (7)
次にステップS204では、画像処理部104(第2のホワイトバランス処理部113b)は、画像回復処理後の画像データ2に対して第2のホワイトバランス処理を行う。第2のホワイトバランス処理において、R、G、Bのホワイトバランス係数は第1のホワイトバランス処理と同じく、WbGainR、WbGainG、WbGainBである。画像回復処理後のR、G、Bの画素値をR0′、G0′、B0′とし、第2のホワイトバランス処理後の画素値をR′、G′、B′とする。このとき、第2のホワイトバランス処理は、以下の式(8)〜(10)により表すことができる。式(8)〜(10)の演算を画像データ2内の全画素に対して行うことで第2のホワイトバランス処理が行われる。
R′(x,y) =WbGainR×R0′(x,y) (8)
G′(x,y) =WbGainG×G0′(x,y) (9)
B′(x,y) =WbGainB×B0′(x,y) (10)
次にステップS205では、画像処理部104(画素値調整部112)は、第1のホワイトバランス処理後(画像回復処理未実施)の第1のホワイトバランス処理画像のRGB成分から第1の特徴量としての色差を取得する。ここでは、色差を、基準色成分であるG成分に対する補正対象色成分であるRおよびB成分の画素値(信号値)の差分と定義する。すなわち、色差は以下の式(11)および(12)により計算される。式(11)および(12)において、(x,y)は画像上の座標であり、Cr、Cbは第1のホワイトバランス処理後のRおよびB成分のG成分に対する色差である。
Cr(x,y)=R(x,y)−G(x,y) (11)
Cb(x,y)=B(x,y)−G(x,y) (12)
次にステップS206では、画像処理部104(画素値調整部112)は、第2のホワイトバランス処理後(画像回復処理後)の第2のホワイトバランス処理画像のRGB成分から第2の特徴量としての色差の情報を取得する。ここでの色差は、以下の式(13)および(14)により計算される。式(13)および(14)において、(x,y)は画像上の座標であり、Cr′、Cb′は第2のホワイトバランス処理後のRおよびB成分のG成分に対する色差である。
Cr′(x,y)=R′(x,y)−G′(x,y) (13)
Cb′(x,y)=B′(x,y)−G′(x,y) (14)
次にステップS207では、画像処理部104(画素値調整部112)は、色差CrとCr′を比較し、色差CbとCb′を比較する。そして、これらの比較結果に応じて、画像回復処理後の第2のホワイトバランス処理画像に対して色付き抑制のための画素値調整が必要か否かを判定する。この判定は、以下に示すように、第2のホワイトバランス処理画像において、画像回復処理が行われていない第1のホワイトバランス処理画像に比べて色差が増加したか否か又は色差の符号が反転したか否かで行う。R成分とB成分のそれぞれに対してこの判定を行い、以下に示す判定条件1と判定条件2のいずれかを満足する場合は、その色成分の画素に対して色付き抑制のための画素値調整を行うためにステップS208に進む。判定条件1は色差が増加したことを示し、判定条件2は色差の符号が判定したことを示す。
R成分に対する判定
判定条件1:Cr(x,y)とCr′(x,y)が同符号、
かつ|Cr(x,y)| < |Cr′(x,y)|
判定条件2:Cr(x,y)とCr′(x,y)が異符号
B成分に対する判定
判定条件1:Cb(x,y)とCb′(x,y)が同符号、
かつ|Cr(x,y)| < |Cr′(x,y)|
判定条件2:Cb(x,y)とCb′(x,y)が異符号
ステップ208では、画像処理部104(画素値調整部112)は、第2のホワイトバランス処理画像に対して色付き抑制のための画素値調整(色補正処理)を行う。画素値調整は、以下のR成分用の式(15)、(16)およびB成分用の式(17)、(18)に示すように行う。すなわち、色差が増加した場合は画像回復処理前の色差(第1の特徴量)を用いた画素値調整、具体的には補正対象色成分の画素値を、基準色成分の画素値に画像回復処理前の色差を加算する処理を行う。また、色差の符号が反転した場合は色差を0とする画素値調整、言い換えれば補正対象色成分の画素値を基準色成分の画素値に一致させる処理を行う。
R成分に対する画素値調整
判定条件1を満足(色差増加):
R′(x,y)= G′(x,y)+ Cr(x,y) (15)
判定条件2を満足(色差反転):
R′(x,y)= G′(x,y) (16)
B成分に対する画素値調整
判定条件1を満足(色差増加):
B′(x,y)= G′(x,y)+ Cb(x,y) (17)
判定条件2を満たす場合(色差反転):
B′(x,y)= G′(x,y) (18)
画像処理部104は、以上のように第2のホワイトバランス処理画像に対して画素値調整が行われることで得られた色補正画像としての画像データ3を、記憶部108に格納する。なお、ステップS107で判定条件1,2のいずれも満足せずに画素値調整が行われなかった第2のホワイトバランス処理画像についても、記憶部108に格納される。この後は、記憶部108から読み出された画像データ3(または画素値調整が行われなかった第2のホワイトバランス処理画像)は、一般画像処理部114での画像処理が行われて出力画像として出力される。
次に、撮影画像としてのRAW画像をユーザが設定した現像パラメータに応じた現像処理を行う場合について説明する。ユーザは、撮像装置の表示部105に表示された画像の変化を確認しながらホワイトバランス等の現像条件を示す現像パラメータを変更する。この場合に、その変更後の現像パラメータに応じた現像処理を行う。
ユーザがホワイトバランスに関する現像パラメータ(ホワイトバランス処理用パラメータ)を変更した場合は、画像処理部104は、画像回復処理前の画像データ1に対して図4のステップS203の第1のホワイトバランス処理を再度行う。また、画像回復処理後の画像データ2に対してステップS204の第2のホワイトバランス処理を再度行う。このときの画像データ1および画像データ2は、ホワイトバランス処理用パラメータが変更される前の画像処理において記憶された画像データである。したがって、ステップS201およびS202における画像データ1に対する画像回復処理は行わない。
このように、長い処理時間が必要な画像回復処理を再度行うことなく画像データ2に対する第2のホワイトバランス処理を行うことで、ユーザがホワイトバランスに関する設定を変更した結果の画像が表示されるまでに要する時間が短縮される。さらに、ユーザが色調整(画素値調整)に関する現像パラメータを変更した場合は、画像データ3に対してステップS208の画素値調整を行うことで更なる時間短縮が可能となる。
また、撮像装置が、1回の撮像でホワイトバランスの設定を数パターン変えて現像し、複数の画像を出力する機能(ここではホワイトバランスブラケット撮像という)を有する場合は、以下のようにするとよい。すなわち、図4のステップS201およびS202の処理を1回だけ行い、ステップS203以降の処理はホワイトバランスを設定した数の分だけ行う。この場合も、画像回復処理は1回だけ行えばよいので、一連の処理時間を短縮することができる。
また、ホワイトバランスブラケット撮像では、図4のフローチャートに示した第1の画像処理を行い、ホワイトバランスブラケット撮像ではない通常撮像時は他の画像処理(第2の画像処理)を行うことも可能である。
図6には、第2の画像処理の概要を示している。図7のフローチャートには、第2の画像処理のより詳しい流れを示している。
ステップS301では、画像処理部104(ホワイトバランス処理部113)は、画像データ1に対して、図4のステップS203において示した式(5)〜(7)を用いてホワイトバランス処理を行う。ホワイトバランス処理後の画像(ホワイトバランス処理画像)は、画像回復処理部111と画素値調整部112とに入力される。
次にステップS302では、画像処理部104(画像回復処理部111)は、図4のステップS201と同様に、撮像時における撮像条件に適した画像回復フィルタを選択または生成する。
次にステップ303では、画像処理部104(画像回復処理部111)は、ホワイトバランス処理画像に対して画像回復処理を行い、回復画像を画素値調整部112に入力する。
次にステップ304では、画像処理部104(画素値調整部112)は、ホワイトバランス処理後(画像回復処理未実施)のホワイトバランス処理画像のRGB成分から、図4のステップS205と同様に式(11)、(12)により色差(第3の特徴量)を取得する。
次にステップ305では、画像処理部104(画素値調整部112)は、画像回復処理後の回復画像のRGB成分から、図4のステップS206と同様に、式(13)、(14)により色差(第4の特徴量)を取得する。
そして、ステップS306では、画像処理部104(画素値調整部112)は、図4のステップS207と同様に、ステップS304およびS305で取得した色差を比較して色付き抑制のための画素値調整を行うか否かを判定する。画素値調整を行う場合はステップS307に進み、図4のステップS208と同様に、画像回復処理前の色差(色差が増加した場合)または色差0(色差の符号が反転した場合)を用いた画素値調整を行う。
画像回復処理前の色差 回復画像に対して画素値調整を行う。こうして得られた色補正画像(または画素値調整が行われなかった回復画像)は、画像データ3として記憶部108に格納される。この時点で、図3に示した画像データ2は不要となるため、記憶部108から消去してもよい。この後は、記憶部108から読み出された画像データ3(または画素値調整が行われなかった回復画像)は、一般画像処理部114での画像処理が行われて出力画像として出力される。
このように、ホワイトバランスブラケット撮像ではない通常撮像においては一度だけ現像処理を行えばよいので、ホワイトバランスブラケット撮像時よりも処理に使用される記憶容量を削減することができる。また、1回の通常撮像ではホワイトバランス処理が1回で済むため、処理時間の短縮も可能となる。
ホワイトバランスブラケット撮像では、図4に示した画像処理が有効である。これは、ゲイン処理を行うホワイトバランス処理の回数を減らすよりも、コンボリューション処理を行う画像回復処理の回数を減らす方が処理時間を短縮することができるためである。
以上説明したように、ホワイトバランスブラケット撮像と通常撮像、すなわち撮像モードに応じて画像処理の内容を変えることで、それぞれの撮像モードに最適な画像処理を行うことができる。
なお、本実施例では、色の特徴量として色差を用いる場合について説明したが、色差以外の特徴量、例えば彩度や色相を用いて、画像回復処理による色の変化を判定してもよい。また、色の特徴量として基準色成分であるG成分と、補正対象色成分であるRおよびBとの差を用いる代わりに、これらの比を用いるようにしてもよい。
次に、本発明の実施例2について説明する。図8には、本実施例の撮像装置の構成を示す。実施例1の撮像装置との違いは、画像処理部104にホワイトバランス係数算出部116を有する点である。本実施例の他の構成は実施例1と同じであり、共通する構成要素には実施例1と同符号を付す。
図9には、本実施例における画像処理の概要を示している。図10のフローチャートには、本実施例における画像処理のより詳しい流れを示している。
ステップS401およびS402では、画像処理部104(画像回復処理部111)は、実施例1(図4)のステップS201およびS202と同様に、画像回復フィルタの選択または生成と画像データ1に対する画像回復処理を行い、画像データ2を生成する。
次にステップS403では、画像処理部104(ホワイトバランス係数算出部116)は、画像回復処理後の画像データ2からホワイトバランス係数を算出する。すなわち、自動でホワイトバランス係数を算出するオートホワイトバランス処理(以下、AWBと記す)を行う。
AWBは、一般に画像中の白い被写体を白に再現する(言い換えればR、G、Bの画素値を互いに一致させる)ためのホワイトバランス係数を算出する。AWBには様々な手法があるが、1つの方法として、画像から白い被写体の画像領域(白領域)を検出し、その画像領域を白にするようにホワイトバランス係数を決定する方法がある。画像から白領域を検出する場合、一般には色空間において白として判定する白検出領域を設け、その範囲に収まるか否かで白領域を検出する。
本実施例で行うAWBの方法について説明する。図11には、白領域の例を示している。ホワイトバランス処理前の画像データ2を構成する各画素において、RGBをYUVに変換したUV値が、図に示した領域Aまたは領域Bに含まれる画素を白領域として扱う。画像データ2から白領域に含まれる画素を全て検出し、検出された画素のRGB値のそれぞれの平均を求めることでホワイトバランス係数を算出する。この際、領域Aと領域Bで重みを変えた重み付き平均を用いる。具体的には以下の式(19)〜(21)により算出する。以下の式で、WbGainR、WbGainG、WbGainBは算出したRGBそれぞれのホワイトバランス係数を示す。Ra、Ga、Baは白検出領域の領域Aに属する画素のRGB値をそれぞれの平均、Rb、Gb、Bbは白検出領域の領域Bに属する画素のRGB値をそれぞれの平均、wA、wBは領域Aと領域Bに対する重みを示す。
WbGainR =(Ga×wA+Gb×wB)/(Ra×wA+Rb×wB)
(19)
WbGainG =1 (20)
WbGainB =(Ga×wA+Gb×wB)/(Ba×wA+Bb×wB)
(21)
次にステップS404では、画像処理部104(第1のホワイトバランス処理部113a)は、画像回復処理前の画像データ1に対して、ステップS403で算出したホワイトバランス係数を用いて式(5)〜(7)による第1のホワイトバランス処理を行う。
次にステップS405では、画像処理部104(第2のホワイトバランス処理部113b)は、画像回復処理後の画像データ2に対して、ステップS403で算出したホワイトバランス係数を用いて式(8)〜(10)による第2のホワイトバランス処理を行う。ここで用いるホワイトバランス係数は、ステップS404で用いるホワイトバランス係数と同じものを用いる。
ステップS406以降の処理は、実施例1のステップS205以降の処理と同じであるので、説明を省略する。
画像回復処理はRGBごとに行われ、収差により画像データのエッジ部等に発生する色のにじみも補正する。このため、画像データからホワイトバランス係数を算出する場合は、本来の被写体の色ではない色にじみが補正された状態の画像データから算出することがAWBの精度向上につながる。
本実施例によれば、処理対象画像(画像データ2)から自動でホワイトバランス係数を算出するAWBを行う場合において、画像回復処理で発生する色付きを良好に抑制し、かつ現像処理時間の増大を抑えることができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
101 撮影光学系
104 画像処理部
111 画像回復処理部
112 画素値調整部
113 ホワイトバランス処理部

Claims (9)

  1. 光学系を用いた撮像により生成された撮影画像を取得する画像取得手段と、
    前記撮影画像から得られる入力画像に対して画像処理を行う処理手段とを有し、
    前記処理手段は、前記画像処理として、
    前記入力画像に対して第1のホワイトバランス処理を行い、
    該第1のホワイトバランス処理後の第1のホワイトバランス処理画像における色に関する第1の特徴量を取得し、
    前記入力画像に対して、前記光学系の光学伝達関数を用いて画像回復処理を行い、
    前記画像回復処理後の第1の回復画像に対して第2のホワイトバランス処理を行い、
    前記第2のホワイトバランス処理後の第2のホワイトバランス処理画像における色に関する第2の特徴量を取得し、
    前記第1の特徴量と前記第2の特徴量との比較結果に応じて、前記第1の回復画像に対して色補正処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記色補正処理として、前記第2の特徴量が前記第1の特徴量に対して増加した場合と前記第2の特徴量の符号が前記第1の特徴量の符号に対して判定した場合とで異なる処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2の特徴量が前記第1の特徴量に対して増加した場合に、前記色補正処理として、補正対象色の画素値を、基準色の画素値に前記第1の特徴量を加算した画素値にする処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2の特徴量の符号が前記第1の特徴量の符号に対して反転した場合に、前記色補正処理として、補正対象色の画素値を基準色の画素値に一致させる処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記処理手段は、ホワイトバランス処理用パラメータが変更された場合に、前記入力画像に対する前記第1のホワイトバランス処理を再度行うとともに、前記入力画像に対する前記画像回復処理を行うことなく前記第1の回復画像に対する前記第2のホワイトバランス処理を再度行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の回復画像からホワイトバランス調整値を取得し、
    該ホワイトバランス調整値を用いて前記第1および第2のホワイトバランス処理を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記処理手段は、前記画像処理と該画像処理とは別の画像処理とを選択して行い、
    前記別の画像処理として、
    前記入力画像に対してホワイトバランス処理を行い、
    前記ホワイトバランス処理後のホワイトバランス処理画像における色に関する第3の特徴量を取得し、
    前記ホワイトバランス処理画像に対して前記画像回復処理を行い、
    前記画像回復処理後の第2の回復画像における色に関する第4の特徴量を取得し、
    前記第3の特徴量および前記第4の特徴量との比較結果に応じて、前記第2の回復画像に対して前記色補正処理を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 光学系を用いて撮像を行う撮像手段と、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の画像処理装置とを有することを特徴とする撮像装置。
  9. コンピュータに、光学系を用いた撮像により生成された撮影画像から得られる入力画像に対する画像処理を行わせるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記入力画像に対して第1のホワイトバランス処理を行わせ、
    該第1のホワイトバランス処理後の第1のホワイトバランス処理画像における色に関する第1の特徴量を取得させ、
    前記入力画像に対して、前記光学系の光学伝達関数を用いて画像回復処理を行わせ、
    前記画像回復処理後の第1の回復画像に対して第2のホワイトバランス処理を行わせ、
    前記第2のホワイトバランス処理後の第2のホワイトバランス処理画像における色に関する第2の特徴量を取得させ、
    前記第1の特徴量と前記第2の特徴量との比較結果に応じて、前記第1の回復画像に対して色補正処理を行わせることを特徴とする画像処理プログラム。
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