JP2019138891A - 風速分布計測装置 - Google Patents

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悦郎 吉野
Etsuro Yoshino
悦郎 吉野
武内 康浩
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康浩 武内
隆仁 中村
Takahito Nakamura
隆仁 中村
伊藤 功治
Koji Ito
伊藤  功治
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Abstract

【課題】送信機と受信機の相対位置を精度よく、かつ、容易に特定できるようにする。【解決手段】音波を送信する少なくとも1つ以上の送信機1〜6と、少なくとも1つ以上の受信機7〜12と、を備える。送信機の数をS、受信機の数をRとしたとき、3×(S+R)≦S×Rの関係を満たしている。また、被測定空間に流体の流れが生じていない状態で、送信機1〜6から受信機7〜12に至る複数の伝搬経路毎に、送信機1〜6から音波を送信させてから受信機7〜12により音波が受信されるまでの伝搬時間を計測し、伝搬時間に基づいて複数の送信機と受信機の相対位置を算出する。【選択図】図4

Description

本発明は、風速分布計測装置に関するものである。
従来、空間内の温度分布を測定する装置として、特許文献1に記載されたものがある。この装置は、被測定空間の各所にスピーカ、マイクロフォンおよび温度センサを備えたノードを設け、多数の測定対象区間における音波の伝搬時間を測定するとともに、空間内の温度を温度センサを用いて測定する。
そして、各測定対象区間における音波の伝搬時間から空間内の各所を通過する音波の速度を求める連立方程式をたて、各ノードで測定した各所における温度を連立方程式に代入した後に、連立方程式を解いて各所における音速および温度を求めるよう構成されている。
特開平11−173925号公報
上記したように空間内の各所の温度を求める場合、音波を送信する送信機と音波を受信する受信機の位置を精度よく計測する必要がある。特に、車室内のような狭い空間では音波の伝搬時間が短くなるため、空間内の温度分布を精度よく測定するためには、特に送信機と受信機の相対位置を精度よく計測する必要がある。また、送信機や受信機の設置位置を変更した場合、送信機と受信機の設置位置を再度計測する必要がある。
特に、送信機と受信機の数が多くなると、送信機と受信機の相対位置を精度よく計測するのは難しくなるといった問題がある。なお、上記特許文献1には、送信機と受信機の位置が精度よく求められていることが前提となっており、送信機と受信機の位置の計測手法について記載されていない。
本発明は上記問題に鑑みたもので、送信機と受信機の相対位置を精度よく、かつ、容易に特定できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、被測定空間の風速分布を計測する風速分布計測装置であって、被測定空間の互いに異なる位置に配置され、音波を送信する少なくとも1つ以上の送信機と、被測定空間の互いに異なる位置に配置され、送信機から送信された音波を受信する少なくとも1つ以上の受信機と、被測定空間に流体の流れが生じていない状態で、送信機から受信機に至る複数の伝搬経路毎に、送信機から音波を送信させてから受信機により音波が受信されるまでの伝搬時間を計測する伝搬時間計測部(S104、S106)と、伝搬時間計測部により計測された伝搬時間と音速の積により複数の伝搬経路毎の経路長を算出する経路長算出部(S110)と、経路長算出部により算出された複数の伝搬経路毎の経路長に基づいて複数の送信機と受信機の相対位置を算出する相対位置算出部(S112)と、相対位置算出部により算出された複数の送信機と受信機の相対位置を用いて被測定空間内を複数の領域に分割した分割領域毎の風速分布を推定する風速分布推定部(S200〜S210)と、を備え、送信機の数をS、受信機の数をRとしたとき、3×(S+R)≦S×Rの関係を満たしている。
上記した構成によれば、音波を送信する少なくとも1つ以上の送信機と、少なくとも1つ以上の受信機と、を備え、送信機の数をS、受信機の数をRとしたとき、3×(S+R)≦S×Rの関係を満たしており、被測定空間に流体の流れが生じていない状態で、送信機から受信機に至る複数の伝搬経路毎に、送信機から音波を送信させてから受信機により音波が受信されるまでの伝搬時間を計測し、計測した伝搬時間と音速の積により複数の伝搬経路毎の経路長を算出し、これらの複数の伝搬経路毎の経路長に基づいて複数の送信機と受信機の相対位置を算出するので、送信機と受信機の相対位置を精度よく、かつ、容易に特定することができる。
また、上記目的を達成するため、請求項2に記載の発明は、被測定空間の流速分布を計測する流速分布計測装置であって、被測定空間の互いに異なる位置に配置され、音波を送信する少なくとも3つ以上の送信機と、被測定空間に配置され、送信機から送信された音波を受信する少なくとも1つ以上の受信機と、少なくとも3つ以上の送信機の座標を記憶する記憶部と、被測定空間に流体の流れが生じていない状態で、送信機から受信機に至る複数の伝搬経路毎に、送信機から音波を送信させてから受信機により音波が受信されるまでの伝搬時間を計測する伝搬時間計測部(S302)と、伝搬時間計測部により計測された伝搬時間と音速の積により複数の伝搬経路毎の経路長を算出する経路長算出部(S306)と、記憶部に記憶された少なくとも3つ以上の送信機の座標と、経路長算出部により算出された複数の伝搬経路毎の経路長に基づいて複数の送信機と受信機の相対位置を算出する相対位置算出部(S308)と、相対位置算出部により算出された複数の送信機と受信機の相対位置を用いて被測定空間内を複数の領域に分割した分割領域毎の風速分布を推定する風速分布推定部(S200〜S210)と、を備えている。
上記した構成によれば、音波を送信する少なくとも3つ以上の送信機と、少なくとも1つ以上の受信機と、少なくとも3つ以上の送信機の座標を記憶する記憶部と、を備え、送信機から音波を送信させてから受信機により音波が受信されるまでの伝搬時間を計測し、計測した伝搬時間と音速の積により複数の伝搬経路毎の経路長を算出し、記憶部に記憶された少なくとも3つ以上の送信機の座標と、経路長算出部により算出された複数の伝搬経路毎の経路長に基づいて複数の送信機と受信機の相対位置を算出するので、送信機と受信機の相対位置を精度よく、かつ、容易に特定することができる。
また、上記目的を達成するため、請求項3に記載の発明は、被測定空間の流速分布を計測する流速分布計測装置であって、被測定空間の互いに異なる位置に配置され、音波を送信する少なくとも1つ以上の送信機と、被測定空間に配置され、送信機から送信された音波を受信する少なくとも3つ以上の受信機と、少なくとも3つ以上の受信機の座標を記憶する記憶部と、被測定空間に流体の流れが生じていない状態で、送信機から受信機に至る複数の伝搬経路毎に、送信機から音波を送信させてから受信機により音波が受信されるまでの伝搬時間を計測する伝搬時間計測部(S302)と、伝搬時間計測部により計測された伝搬時間と音速の積により複数の伝搬経路毎の経路長を算出する経路長算出部(S306)と、記憶部に記憶された少なくとも3つ以上の受信機の座標と、経路長算出部により算出された複数の伝搬経路毎の経路長と、に基づいて複数の送信機と受信機の相対位置を算出する相対位置算出部(S308)と、相対位置算出部により算出された複数の送信機と受信機の相対位置を用いて被測定空間内を複数の領域に分割した分割領域毎の風速分布を推定する風速分布推定部(S200〜S210)と、を備えている。
上記した構成によれば、音波を送信する少なくとも1つ以上の送信機と、少なくとも3つ以上の受信機と、少なくとも3つ以上の受信機の座標を記憶する記憶部と、を備え、被測定空間に流体の流れが生じていない状態で、送信機から受信機に至る複数の伝搬経路毎に、送信機から音波を送信させてから受信機により音波が受信されるまでの伝搬時間を計測し、計測した伝搬時間と音速の積により複数の伝搬経路毎の経路長を算出し、記憶部に記憶された少なくとも3つ以上の受信機の座標と、経路長算出部により算出された複数の伝搬経路毎の経路長と、に基づいて複数の送信機と受信機の相対位置を算出するので、送信機と受信機の相対位置を精度よく、かつ、容易に特定することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態の風速分布計測装置の構成図である。 音波の伝搬時間を計測する処理について説明するための図である。 音波の伝搬時間を計測する処理について説明するための図である。 第1実施形態の制御装置による座標演算処理のフローチャートである。 第1実施形態の制御装置による風速分布演算処理のフローチャートである。 風速分布の求め方について説明するための図である。 風速分布の求め方について説明するための図である。 風速分布の求め方について説明するための図である。 風速分布の求め方について説明するための図である。 風速分布の求め方について説明するための図である。 風速分布の求め方について説明するための図である。 第2実施形態の風速分布計測装置の構成図である。 第2実施形態の制御装置による座標演算処理のフローチャートである。 第3実施形態の風速分布計測装置の構成図である。 第4実施形態の風速分布計測装置の音波の計測方法について説明するための図である。 第4実施形態の風速分布計測装置の音波の計測方法について説明するための図である。 第5実施形態の風速分布計測装置の構成図である。 第5実施形態の風速分布計測装置の音波の計測方法について説明するための図である。 第5実施形態の風速分布計測装置の音波の計測方法について説明するための図である。 第5実施形態の風速分布計測装置の音波の計測方法における送信波形と受信波形を示した図である。 第6実施形態の風速分布計測装置の構成図である。 第7実施形態の風速分布計測装置の構成図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る風速分布計測装置の構成について図1を用いて説明する。風速分布計測装置は、自動車の車室内等の被測定対象空間内の風速分布等を計測するものである。風速分布計測装置は、音波の送受信を行う12個の送受信機1〜12と、送受信機1〜12を制御する制御装置30を備えている。なお、送受信機1〜12は、被測定対象空間内に配置されている。ここでは、送受信機1〜6を送信機として使用し、送受信機7〜12を受信機として使用する。図1中には示してないが、送受信機1〜12と制御装置30は不図示の通信線を介して接続されている。
送受信機1の座標(x1、y1、z1)、送受信機2の座標(x2、y2、z2)、送受信機3の座標(x3、y3、z3)、送受信機4の座標(x4、y4、z4)、送受信機5の座標(x5、y5、z5)、送受信機6の座標(x6、y6、z6)は未知数となっている。
また、送受信機7の座標(x7、y7、z7)、送受信機8の座標(x8、y8、z8)、送受信機9の座標(x9、y9、z9)、送受信機10の座標(x10、y10、z10)、送受信機11の座標(x11、y11、z11)、送受信機12の座標(x12、y12、z12)についても未知数となっている。
なお、送信機としての送受信機1〜6の数をS、受信機としての送受信機7〜12の数をRとしたとき、3×(S+R)≦S×Rの関係を満たしている。
制御装置30は、CPU、メモリ、I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUは、メモリに記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。制御装置30は、送受信機7〜12により受信された音波に応じたアナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバータを有し、送受信機7〜12により受信された音波の波形解析を行うことが可能となっている。なお、制御装置30のメモリには、作業者の操作部の操作によって送信機としての送受信機1〜6の数Sと、受信機としての送受信機7〜12の数Rが記憶されている。
制御装置30には、被測定対象空間の温度を計測する温度センサ31が接続されている。温度センサ31は、被測定対象空間の温度を計測し、この温度を示す信号を制御装置30に出力する。
制御装置30は、被測定対象空間内に空気流れが生じてない状況で、送受信機1〜6から音波を順次送信させるとともに、送信された音波を送受信機7〜12で順次受信させる処理を繰り返し実施して、音波の伝搬時間を計測する処理を実施する。さらに、制御装置30は、これらの伝搬時間から各送受信機1〜16と各送受信機7〜12との間の全経路の経路長L1〜L36を算出するとともに、この算出した経路長L1〜L36を用いて各送受信機1〜12の相対位置を座標として特定する座標演算処理を実施する。
ここで、音波の伝搬時間を計測する処理について図2〜図3を用いて説明する。
図3(a)は、図2に示すように、送信機Aと受信機Bとの経路長がL1となっている場合における、送信機Aから送信された音波を受信機Bが受信した直接音の波形と、この直接音が受信機Bに反射して、さらに送信機Aに反射した反射音を受信機Bが再度受信した反射音の波形を表している。
このように、受信機Bが最初に受信した直接音と、受信機Bが再度受信した反射音が観測された場合、受信機Bが最初に受信した直接音と、受信機Bが再度受信した反射音との時間差は、送信機Aと受信機Bの伝搬時間t1の2倍となる。したがって、受信機Bが最初に受信した直接音と、受信機Bが再度受信した反射音との時間差の1/2を送信機Aから受信機Bに伝搬する音波の伝搬時間として算出することができる。
例えば、送信機Aに入力する信号波形と、送信機Aから送信された音波を受信機Bの受信波形に基づいて送信機Aから受信機Bに伝搬する音波の伝搬時間を算出しようとすると、送信機Aに信号を入力してから送信機Aから音波が送信されるまでの遅延が問題となる。
しかし、上記したように、受信機Bが最初に受信した直接音と、受信機Bが再度受信した反射音との時間差の1/2を送信機Aから受信機Bに伝搬する音波の伝搬時間として算出することで、送信機Aに信号を入力してから送信機Aから音波が送信されるまでの遅延による影響を受けることなく伝搬時間を算出することができる。
また、図3(b)は、図2に示すように、送信機Aと受信機Cとの経路長がL1よりも長いL2となっている場合における、送信機Aから送信された音波を受信機Cが受信した直接音の波形を表している。
ここで、受信機Cが最初に受信した直接音は観測されたものの、この直接音が受信機Cに反射して、さらに送信機Aに反射した反射音が観測されなかったものとする。この場合、予め特定した送信機Aから受信機Bに伝搬する音波の伝搬時間t1を用いて送信機Aから受信機Cに伝搬する音波の伝搬時間t2を求める。
具体的には、図3(b)に示すように、送信機Aからの音波を受信機Bが受信した直接音の出力波形と反射音を受信した受信機Bの出力波形との相互相関により送信機Aからの音波を受信機Bが受信した時間と受信機Cが受信した時間の時間差を伝搬時間t2として特定する。そして、この伝搬時間t2に予め特定した送信機Aから受信機Bに伝搬する音波の伝搬時間t1を加算して送信機Aから受信機Cに伝搬する音波の伝搬時間t1+t2を算出する。
このようにすることで、受信機Cが送信機Aに反射した反射音を観測できない場合でも、送信機Aに信号を入力してから送信機Aから音波が送信されるまでの遅延による影響を受けることなく伝搬時間t1+t2を算出することができる。
制御装置30は、被測定対象空間内に空気流れが生じてない状況で、各送受信機1〜12の相対位置として座標を演算する座標演算処理を実施する。
図4は、制御装置30による座標演算処理のフローチャートである。制御装置30は、被測定対象空間内に空気流れが生じてない状況で、図2に示す処理を実施する。ここからは、送受信機1〜12を送受信機として使用する。
まず、制御装置30は、S100にて、送信機として使用される送受信機1〜6の1つから音波を出力させる。ここでは、制御装置30は、送受信機1に音波を出力するよう指示する。
次に、制御装置30は、S102にて、送信機からの直接音と、この直接音が受信機に反射して再び送信機で反射した反射音が観測されたか否かを判定する。ここで、送受信機1からの直接音と、この直接音が送受信機7に反射して再び送受信機1で反射した反射音が受信機7により観測された場合、制御装置30は、S104にて、送受信機7が最初に受信した直接音と、送受信機7が再度受信した反射音との時間差の1/2を送受信機1と送受信機7との間の経路の伝搬時間として算出し、算出した伝搬時間をメモリに記憶させる。
次に、制御装置30は、S108にて、全ての経路の伝搬時間を計測したか否かを判定する。ここで、全ての経路の伝搬時間の計測が完了してない場合、S100に戻り、未計測の経路についての伝搬時間の計測を実施する。具体的には、送受信機1と送受信機7の間の経路以外の1つの経路についての伝搬時間の計測を実施する。
なお、S102にて、送信機としての送受信機1〜6からの直接音が受信機としての送受信機7〜12に反射して再び送受信機1〜6で反射した反射音が観測されないと判定された場合、制御装置30は、S106にて、図3(b)に示したように、直接音の波形と反射音を受信した送受信機7〜12の波形を比較して差分時間を求め、この差分時間から伝搬時間を算出する。
ここで、例えば、送受信機7が反射音を受信して、予め送受信機1と送受信機7の間の伝搬時間t1が特定されており、送受信機8が送受信機1からの音波を観測したものとする。
この場合、送受信機1からの音波を送受信機8が受信した直接音の出力波形と反射音を受信した送受信機7の出力波形との相互相関により送受信機1からの音波を送受信機7が受信した時間と送受信機8が受信した時間の時間差を伝搬時間t2として特定し、この伝搬時間t2に予め特定した送受信機1と送受信機7の間の伝搬時間t1を加算して送受信機1から送受信機8に伝搬する音波の伝搬時間t1+t2を算出する。
このようにして36の全ての経路についての伝搬時間の計測が実施されると、制御装置30は、S110にて、経路毎に、伝搬時間と音速から全経路の経路長を算出する。ここで、温度をT(℃)とすると、音速cは、c=331.5+0.6Tとして表すことができる。伝搬時間t1、t1+t2に音速cを乗算することにより経路長を算出することができる。
次に、制御装置30は、S112にて、各送受信機1〜12の座標(x1、y1、z1)、(x2、y2、z2)・・(x12、y12、z12)を算出する。具体的には、数式1を用いて各座標を算出する。
Figure 2019138891
ここで、本流速分布計測装置は、送信機の数をS、受信機の数をRとしたとき、3×(S+R)≦S×Rの関係を満たしている。すなわち、x座標、y座標、z座標の3つの未知数に送信機と受信機の数の合計を乗算した値が、伝搬経路の数であるS×R以下であれば、送信機と受信機の各座標を算出することが可能である。
本実施形態では、座標の未知数が36であり、伝搬経路の数が36であり、伝搬経路の数が未知数と同じになるため、座標の未知数を算出することが可能である。制御装置30は、各座標を算出すると、算出した各座標をメモリに記憶させ、本処理を終了する。
次に、風速の計測について説明する。ここでは、送受信機1と送受信機7との経路長がL1となっており、送受信機1側から送受信機7側に風速vの風が吹いている場合の風速を計測する例を示す。
まず、送受信機1から送受信機7に向けて音速cの音波を送信する。このときの音波の伝搬時間をt1とすると、伝搬時間t1、音速c、風速v、経路長L1の関係は、数式2のように表すことができる。
Figure 2019138891
次に、送受信機7から送受信機1に向けて音速cの音波を送信する。このときの音波の伝搬時間をt2とすると、伝搬時間t2、音速c、風速v、経路長L1の関係は、数式3のように表すことができる。
Figure 2019138891
数式2〜数式3から音速cを消去すると、数式4の関係が成立する。
Figure 2019138891
このように、伝搬時間t1、t2および経路長L1から風速vを算出することができる。
次に、制御装置30による風速分布演算処理について図5に示すフローチャートを用いて説明する。ここでは、CT(Computed Tomography)法を用いて、図6に示すような領域A〜領域Dにおける風速分布を演算する。ここで、領域A〜領域Dから成る領域を囲むように送受信機1〜8が設置されている。
まず、制御装置30は、S200にて、伝搬経路の双方向の平均風速を算出する。具体的には、図7に示すように、まず、送受信機1から送信した音波を送受信機6が受信したときの伝搬時間と、送受信機6から送信した音波を送受信機1が受信したときの伝搬時間を計測し、各伝搬時間から送受信機1と送受信機6の間の平均風速Vmを算出する。
同様に、送受信機2から送信した音波を送受信機5が受信したときの伝搬時間と、送受信機5から送信した音波を送受信機2が受信したときの伝搬時間計測し、各伝搬時間から送受信機2と送受信機5の間の平均風速Vmを算出する。
同様に、送受信機3から送信した音波を送受信機8が受信したときの伝搬時間と、送受信機8から送信した音波を送受信機3が受信したときの伝搬時間を計測し、各伝搬時間から送受信機3と送受信機8の間の平均風速Vmを算出する。
同様に、送受信機4から送信した音波を送受信機7が受信したときの伝搬時間と、送受信機7から送信した音波を送受信機4が受信したときの伝搬時間を計測し、各伝搬時間から送受信機4と送受信機7の間の平均風速Vmを算出する。
図7に示す例では、送受信機1と送受信機6の間の平均風速Vmは、2(m/s)、送受信機2と送受信機3の間の平均風速Vmは、3(m/s)となっている。また、送受信機3と送受信機8の間の平均風速Vmは、1.5(m/s)、送受信機4と送受信機7の間の平均風速Vmは、3.5(m/s)となっている。
次に、制御装置30は、S202にて、各領域A〜Dに対して風速分布を推定し、推定平均風速Vcを算出する。ここでは、図8に示すように、初期値として各領域A〜Dの風速分布をそれぞれ1(m/s)とする。この場合、送受信機1と送受信機6の間の推定平均風速Vc、送受信機2と送受信機3の間の推定平均風速Vc、送受信機3と送受信機8の間の推定平均風速Vcおよび送受信機4と送受信機7の間の推定平均風速Vmは、それぞれ1(m/s)となる。
次に、制御装置30は、S204にて、図7に示した平均風速Vmと図8に示した推定平均風速Vmとの差εを算出する。図9に示すように、送受信機1と送受信機6の間の平均風速Vmと推定平均風速Vcとの差εは、1(m/s)として算出される。また、送受信機2と送受信機5の間の平均風速Vmと推定平均風速Vcとの差εは、2(m/s)として算出される。また、送受信機3と送受信機8の間の平均風速Vmと推定平均風速Vcとの差εは、0.5(m/s)として算出される。また、送受信機1と送受信機6の間の平均風速Vmと推定平均風速Vcとの差εは、2.5(m/s)として算出される。
次に、制御装置30は、S206にて、平均風速Vmと推定平均風速Vcとの差εが小さくなるように、各領域A〜Dの風速分布を再設定する。ここでは、図10に示すように、領域Aの風速分布を1.2(m/s)、領域Bの風速分布を1.6(m/s)、領域Cの風速分布を1.4(m/s)、領域Dの風速分布を1.8(m/s)に再設定する。
次に、制御装置30は、S208にて、風速分布が収束したか否かを判定する。ここで、風速分布が収束していない場合、S204へ戻り、S204〜S206の処理を繰り返し実施する。
また、図11に示すように、領域Aの風速分布が1(m/s)、領域Bの風速分布が3(m/s)、領域Cの風速分布が2(m/s)、領域Dの風速分布が4(m/s)となり、各領域A〜Dの風速分布が収束すると、S208の判定はYESとなり、次に、制御装置30は、S210にて、風速分布をメモリに記憶させるとともにディスプレイに表示させ、本処理を終了する。
なお、ここでは、4つの領域A〜Dについて領域毎の風速分布を算出する例を示したが、送受信機1〜12の数をより多くすることで、3次元空間における複数の空間毎の風速分布を算出することもできる。
以上、説明したように、風速分布計測装置は、被測定空間の互いに異なる位置に配置され、音波を送信する少なくとも1つ以上の送信機と、被測定空間の互いに異なる位置に配置され、送信機から送信された音波を受信する少なくとも1つ以上の受信機と、を備えている。また、送信機の数をS、受信機の数をRとしたとき、3×(S+R)≦S×Rの関係を満たしている。また、被測定空間に流体の流れが生じていない状態で、送信機から受信機に至る複数の伝搬経路毎に、送信機から音波を送信させてから受信機により音波が受信されるまでの伝搬時間を計測し、計測した伝搬時間と音速の積により複数の伝搬経路毎の経路長を算出し、これらの複数の伝搬経路毎の経路長に基づいて複数の送信機と受信機の相対位置を算出するので、送信機と受信機の相対位置を精度よく、かつ、容易に特定することができる。
また、送信機の少なくとも1つは、受信機のいずれかと対向配置されており、制御装置30は、受信機と対向配置された送信機から送信された音波を受信機が受信した時間と、該受信機に反射した音波が送信機に反射し、該送信機に反射した音波を受信機が再度受信するまでの時間の1/2として伝搬時間を計測する。
したがって、送信機に信号を入力してから送信機から音波が送信されるまでの遅延による影響を受けることなく伝搬時間を算出することができる。
また、制御装置30は、受信機と対向している送信機から送信された音波を受信機が受信した時間と、受信機と対向していない送信機から送信された音波を受信機が受信した時間との時間差を特定し、受信機と対向している送信機から送信された音波を受信機が受信した時間と受信機と対向していない送信機から送信された音波を受信機が受信した時間との時間差との和に基づいて伝搬時間を算出する。
したがって、受信機と対向配置された送信機から送信された音波を受信機が受信した時間と、該受信機に反射した音波が送信機に反射し、該送信機に反射した音波を受信機が再度受信するまでの時間を計測できない場合でも、送信機に信号を入力してから送信機から音波が送信されるまでの遅延による影響を受けることなく伝搬時間を算出することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る風速分布計測装置について図12〜図13を用いて説明する。上記第1実施形態の風速分布計測装置は、複数の送受信機の各座標が未知数となっており、音波の送受信によって計測した伝搬時間と音速を用いて各経路の長さを算出し、この各経路の長さを用いて複数の送受信機の各座標を算出するようにした。
これに対し、本実施形態の風速分布計測装置は、3つの送受信機1〜3の座標が既知となっており、音波の送受信によって3つ目以降の送受信機4の座標を算出する。
本実施形態の風速分布計測装置は、図12に示すように、座標が既知となっている3つの送受信機1〜3と、座標が未知である1つの送受信機4と、各送受信機1〜3を制御する制御装置30を備えている。ここでは、送受信機1〜3を送信機として使用し、送受信機4を受信機として使用する。
制御装置30は、被測定対象空間内に空気流れが生じてない状況で、送受信機1〜3から音波を順次送信させるとともに、送信された音波を送受信機4に順次受信させる処理を繰り返し実施して、音波の伝搬時間を計測する処理を実施する。さらに、制御装置30は、これらの伝搬時間から各送受信機1〜3と各送受信機4との間の3つの経路の経路長L1〜L3を算出するとともに、この算出した経路長L1〜L3を用いて座標が未知である送受信機4の相対位置を座標として特定する座標演算処理を実施する。
次に、本実施形態の制御装置30による座標演算処理について図13を用いて説明する。制御装置30は、被測定対象空間内に空気流れが生じてない状況で、図13に示す処理を実施する。
まず、制御装置30は、S300にて、送信機として使用される送受信機1〜3の1つから音波を出力させる。ここでは、制御装置30は、送受信機1に音波を出力するよう指示する。
次に、制御装置30は、S302にて、送受信機1から音波が送信されてからこの音波が送受信機4により受信されるまでの伝搬時間を計測し、計測した伝搬時間をメモリに記憶させる。
次に、制御装置30は、S304にて、全ての経路の伝搬時間を計測したか否かを判定する。ここで、全ての経路の伝搬時間の計測が完了してない場合、S300に戻り、未計測の経路についての伝搬時間の計測を実施する。具体的には、送受信機1と送受信機4の間の経路以外の1つの経路についての伝搬時間の計測を実施する。
このようにして全ての経路についての伝搬時間の計測が実施されると、制御装置30は、S306にて、経路毎に、伝搬時間と音速から全経路の経路長を算出する。ここで、温度をT(℃)とすると、音速cは、c=331.5+0.6Tとして表すことができる。伝搬時間tに音速cを乗算することにより経路長を算出することができる。
次に、制御装置30は、S308にて、各送受信機4の座標(x、y、z)を算出する。具体的には、数式5を用いて各座標を算出する。
Figure 2019138891
上記したように、座標の未知数が3つであり、伝搬経路の数が3であり、伝搬経路の数が未知数と同じになるため、座標の未知数を算出することが可能である。制御装置30は、各座標を算出すると、算出した各座標をメモリに記憶させ、本処理を終了する。
ここでは、3つの送受信機の座標が既知となっており、音波の送受信によって4つ目の送受信機4の座標を算出するようにしたが、同様の処理を行って、5つ目以降の送受信機4の座標を算出することもできる。
本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、合計9個の送受信機の座標を算出する。そして、制御装置30は、座標が特定された合計12個の送受信機1〜12の座標を用いて、上記第1実施形態と同様に風速分布演算処理を実施する。なお、風速分布演算処理の詳細については、上記第1実施形態と同様であるので、その詳細についての説明は省略する。
以上、説明したように、流速分布計測装置は、音波を送信する少なくとも3つ以上の送信機と、少なくとも1つ以上の受信機と、少なくとも3つ以上の送信機の座標を記憶する記憶部と、を備えている。そして、被測定空間に流体の流れが生じていない状態で、送信機から受信機に至る複数の伝搬経路毎に、送信機から音波を送信させてから受信機により音波が受信されるまでの伝搬時間を計測し、計測した伝搬時間と音速の積により複数の伝搬経路毎の経路長を算出し、記憶部に記憶された少なくとも3つ以上の送信機の座標と、経路長算出部により算出された複数の伝搬経路毎の経路長に基づいて複数の送信機と受信機の相対位置を算出するので、送信機と受信機の相対位置を精度よく、かつ、容易に特定することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る風速分布計測装置の構成について図14を用いて説明する。本実施形態の風速分布計測装置は、3つの送受信機1〜3の座標が既知となっており、1つの送受信機4の座標が未知となっており、音波の送受信によって未知となっている1つの送受信機4の座標を算出する。
本実施形態の風速分布計測装置は、座標が既知となっている3つの送受信機1〜3と、座標が未知である1つの送受信機4と、各送受信機1〜3を制御する制御装置30を備えている。ここでは、送受信機1〜3を受信機として使用し、送受信機4を送信機として使用する。
制御装置30は、被測定対象空間内に空気流れが生じてない状況で、送受信機4から音波を順次送信させるとともに、送信された音波を送受信機1〜3に順次受信させる処理を繰り返し実施して、音波の伝搬時間を計測する処理を実施する。なお、本実施形態の制御装置30による座標演算処理のフローチャートは、図13に示したものと同じである。
制御装置30は、S300にて、送信機として使用される送受信機1から音波を出力させ、S302にて、送受信機1から音波が送信されてからこの音波が送受信機4により受信されるまでの伝搬時間を計測し、計測した伝搬時間をメモリに記憶させる。
そして、全ての経路L1〜L3についての伝搬時間の計測が実施されると、制御装置30は、S306にて、経路毎に、伝搬時間と音速から全経路の経路長を算出する。ここで、温度をT(℃)とすると、音速cは、c=331.5+0.6Tとして表すことができる。伝搬時間tに音速cを乗算することにより経路長を算出することができる。
次に、制御装置30は、各送受信機4の座標(x、y、z)を算出する。具体的には、数式5を用いて各座標を算出する。
上記したように、座標の未知数が3つであり、伝搬経路の数が3であり、伝搬経路の数が未知数と同じになるため、座標の未知数を算出することが可能である。
ここでは、3つの送受信機の座標が既知となっており、音波の送受信によって4つ目の送受信機4の座標を算出するようにしたが、同様の処理を行って、5つ目以降の送受信機4の座標を算出することもできる。
本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、合計9個の送受信機の座標を算出する。そして、制御装置30は、座標が特定された合計12個の送受信機1〜12の座標を用いて、上記第1実施形態と同様に風速分布演算処理を実施する。なお、風速分布演算処理の詳細については、上記第1実施形態と同様であるので、その詳細についての説明は省略する。
以上、説明したように、流速分布計測装置は、音波を送信する少なくとも1つ以上の送信機と、少なくとも3つ以上の受信機と、少なくとも3つ以上の受信機の座標を記憶する記憶部と、を備えている。そして、被測定空間に流体の流れが生じていない状態で、送信機から受信機に至る複数の伝搬経路毎に、送信機から音波を送信させてから受信機により音波が受信されるまでの伝搬時間を計測、計測した伝搬時間と音速の積により複数の伝搬経路毎の経路長を算出し、記憶部に記憶された少なくとも3つ以上の受信機の座標と、経路長算出部により算出された複数の伝搬経路毎の経路長と、に基づいて複数の送信機と受信機の相対位置を算出するので、送信機と受信機の相対位置を精度よく、かつ、容易に特定することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る風速分布計測装置の伝搬時間の計測方法について図15〜図16を用いて説明する。図15は、送信機への入力信号波形と受信機から出力される出力信号波形を表している。
本実施形態の制御装置30は、送信機への入力信号波形と受信機から出力される出力信号波形の相互相関から伝搬時間を計測する。この際、受信機から出力される出力信号波形の振幅が不安定な領域で送信機への入力信号波形との比較を行うと、伝搬時間を正確に計測することができない。このため、本実施形態の制御装置30は、振幅が安定している領域で送信機への入力信号波形との比較を行う。具体的には、図15に示すように、目印となる波形(例えば、最も振幅の大きなピーク)で送信機への入力信号波形と受信機から出力される出力信号波形の比較を行い、伝搬時間を求める。
また、本実施形態の制御装置30は、図16に示すように、振幅が安定した領域の両波形を比較して伝搬時間の候補を求め、目印となる波形から求めた伝搬時間を近くの候補の値に補正する。これにより、伝搬時間に含まれる誤差が低減され、伝搬時間を精度良く計測することが可能となる。
(第5実施形態)
第5実施形態に係る風速分布計測装置の構成について図17〜図20を用いて説明する。本実施形態の風速分布計測装置は、上記第1実施形態の風速分布計測装置と比較して、さらに、被測定空間内に、送信機から送信された音波を反射する反射部材40を備えている点が異なる。本実施形態の反射部材40は板状を成している。
風速分布計測装置は、送信機としての送受信機101〜116、受信機としての送受信機117〜121、反射部材40、温度センサ31、計測部32および制御装置30を備えている。図17中には示してないが、送信機101〜116、受信機117〜121および計測部32は不図示の通信線を介して接続されている。
計測部32は、制御装置30、送信機としての送受信機101〜116および受信機としての送受信機117〜121の間の信号処理を行う。
制御装置30は、被測定対象空間内に空気流れが生じてない状況で、送受信機101〜116から音波を順次送信させるとともに、送信された音波を送受信機117〜132で順次受信させる処理を繰り返し実施して、音波の伝搬時間を計測する処理を実施する。
ここで、送受信機1から送信された音波が反射部材40に反射して、この反射した音波が送受信機132と送受信機125で受信される。この場合、反射部材40が設けられていない場合と比較して、新たに2つの伝搬経路を伝搬する音波の伝搬時間を計測することが可能となる。
図20には、図18に示すように送信機Xから受信機Yに向けて送信された送信波形と、この音波が反射部材40に反射した反射波を受信機Zが受信した場合の受信機Zの受信波形と、図19に示すように、反射部材40が設けられておらず、受信機Zが送信機Xから送信された音波を受信されない場合の受信機Zの電圧波形が示されている。
反射部材40を設けることにより、本来、送信機Xから受信機Yに向けて送信された音波を受信することのできない受信機Zであっても、送信機Xから送信された音波を受信することが可能となる。
このように、被測定対象空間内に空気流れが生じてない状況で、送受信機101〜116から音波を順次送信させるとともに、送信された音波を送受信機117〜132で順次受信させる処理を繰り返し実施して、音波の伝搬時間を計測する処理を実施する。さらに、制御装置30は、これらの伝搬時間から各送受信機101〜132の相対位置を座標として特定する座標演算処理を実施する。さらに、制御装置30は、図5に示す風速分布演算処理を実施して、複数の領域について領域毎の風速分布を算出する。
上記した反射部材40を多数設けることにより、より多くの伝搬経路を伝搬する音波の伝搬時間を計測することが可能となり、被測定対象空間内をより多くの領域に分割して風速分布の計測を行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、上記第1実施形態の風速分布計測装置に対し、さらに、送信機から送信された音波を反射する反射部材40を備えた例を示したが、上記第2〜第4実施形態の風速分布計測装置についても、さらに、送信機から送信された音波を反射する反射部材40を備えることもできる。
(第6実施形態)
第6実施形態に係る風速分布計測装置の構成について図21を用いて説明する。上記第5実施形態の反射部材40は板状を成しているが、本実施形態の反射部材40は円錐形状を成している。このため、図21に示すように、送信機1から送信された音波は、円錐形状を成す反射部材40に反射して受信機117と受信機118の両方で受信される。
したがって、送信機1から反射部材40に反射して複数の受信機117、118に至る伝搬経路の音波の伝搬時間を同時に計測することが可能である。具体的には、送信機101から反射部材40に反射して受信機117に至る伝搬経路と送信機101から反射部材40に反射して受信機118に至る伝搬経路の音波の伝搬時間を同時に計測することが可能である。
なお、本実施形態では、反射部材40が円錐形状を成しているが、球体、角錐など、三次元多面体として構成することもできる。
(第7実施形態)
第7実施形態に係る風速分布計測装置の構成について図22を用いて説明する。本実施形態の風速分布計測装置は送信機の向きを変化させる変化機構50を備えている。
変化機構50は、制御装置30と通信線を介して接続されており、制御装置30からの指示に応じて送信機の向きを変化させる。
例えば、受信機117および受信機119が送信機101の受信範囲外に配置されており、送信機1から送信された音波を受信機117および受信機119が受信できない場合でも、変化機構50を介して送信機101の向きを受信機117側に変化させたり、送信機1の向きを受信機119側に変化させることで、受信機117および受信機119が送信機101から送信された音波を受信できるようになり、被測定対象空間内をより多くの領域に分割して風速分布の計測を行うことが可能となる。
(他の実施形態)
(1)上記第1実施形態では、S104、S106に示したように、送信機から送信された音波を受信機が受信した直接音の波形と、受信機に反射して送信機で反射した反射音を受信機が再度受信した反射音の波形と、に基づいて音波の伝搬時間を算出した。これに対し、上記第2〜第3実施形態においても、S104、S106に示したように、送信機から送信された音波を受信機が受信した直接音の波形と、受信機に反射して送信機で反射した反射音を受信機が再度受信した反射音の波形と、に基づいて音波の伝搬時間を算出してもよい。
(2)上記各実施形態では、各送受信機から音波を送信する例を示したが、各送受信機から超音波を送信するよう構成することもできる。
(3)上記各実施形態では、CT法を用いて、各領域における風速分布を演算するようにしたが、CT法以外の手法を用いて各領域における風速分布を演算するようにしてもよい。
(4)上記第1実施形態では、送信機としての送信機1〜6の数をS=6、受信機としての送受信機7〜12の数をR=6とし、3×(S+R)≦S×Rの関係を満たすよう構成した。これに対し、例えば、送信機としての送信機の数をS=8、受信機としての送受信機の数をR=5とした場合でも、3×(S+R)≦S×Rの関係を満たし、送信機と受信機の各座標を算出することが可能である。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、風速分布計測装置は、被測定空間の互いに異なる位置に配置され、音波を送信する少なくとも1つ以上の送信機を備えている。また、被測定空間の互いに異なる位置に配置され、送信機から送信された音波を受信する少なくとも1つ以上の受信機を備えている。また、被測定空間に流体の流れが生じていない状態で、送信機から受信機に至る複数の伝搬経路毎に、送信機から音波を送信させてから受信機により音波が受信されるまでの伝搬時間を計測する伝搬時間計測部を備えている。また、伝搬時間計測部により計測された伝搬時間と音速の積により複数の伝搬経路毎の経路長を算出する経路長算出部を備えている。また、経路長算出部により算出された複数の伝搬経路毎の経路長に基づいて複数の送信機と受信機の相対位置を算出する相対位置算出部を備えている。また、相対位置算出部により算出された複数の送信機と受信機の相対位置を用いて被測定空間内を複数の領域に分割した分割領域毎の風速分布を推定する風速分布推定部を備えている。また、送信機の数をS、受信機の数をRとしたとき、3×(S+R)≦S×Rの関係を満たしている。
また、第2の観点によれば、流速分布計測装置は、被測定空間の互いに異なる位置に配置され、音波を送信する少なくとも3つ以上の送信機を備えている。また、被測定空間に配置され、送信機から送信された音波を受信する少なくとも1つ以上の受信機を備えている。また、少なくとも3つ以上の送信機の座標を記憶する記憶部と、被測定空間に流体の流れが生じていない状態で、送信機から受信機に至る複数の伝搬経路毎に、送信機から音波を送信させてから受信機により音波が受信されるまでの伝搬時間を計測する伝搬時間計測部を備えている。また、伝搬時間計測部により計測された伝搬時間と音速の積により複数の伝搬経路毎の経路長を算出する経路長算出部を備えている。また、記憶部に記憶された少なくとも3つ以上の送信機の座標と、経路長算出部により算出された複数の伝搬経路毎の経路長に基づいて複数の送信機と受信機の相対位置を算出する相対位置算出部を備えている。また、相対位置算出部により算出された複数の送信機と受信機の相対位置を用いて被測定空間内を複数の領域に分割した分割領域毎の風速分布を推定する風速分布推定部を備えている。
また、第3の観点によれば、被測定空間の流速分布を計測する流速分布計測装置であって、被測定空間の互いに異なる位置に配置され、音波を送信する少なくとも1つ以上の送信機を備えている。また、被測定空間に配置され、送信機から送信された音波を受信する少なくとも3つ以上の受信機を備えている。また、少なくとも3つ以上の受信機の座標を記憶する記憶部を備えている。また、被測定空間に流体の流れが生じていない状態で、送信機から受信機に至る複数の伝搬経路毎に、送信機から音波を送信させてから受信機により音波が受信されるまでの伝搬時間を計測する伝搬時間計測部を備えている。また、伝搬時間計測部により計測された伝搬時間と音速の積により複数の伝搬経路毎の経路長を算出する経路長算出部を備えている。また、記憶部に記憶された少なくとも3つ以上の受信機の座標と、経路長算出部により算出された複数の伝搬経路毎の経路長と、に基づいて複数の送信機と受信機の相対位置を算出する相対位置算出部を備えている。また、相対位置算出部により算出された複数の送信機と受信機の相対位置を用いて被測定空間内を複数の領域に分割した分割領域毎の風速分布を推定する風速分布推定部を備えている。
また、第4の観点によれば、送信機の少なくとも1つは、受信機のいずれかと対向配置されている。また、伝搬時間計測部は、受信機と対向配置された送信機から送信された音波を受信機が受信した時間と、該受信機に反射した音波が送信機に反射し、該送信機に反射した音波を受信機が再度受信するまでの時間の1/2として伝搬時間を計測する。
したがって、送信機に信号を入力してから送信機から音波が送信されるまでの遅延による影響を受けることなく伝搬時間を算出することができる。
また、第5の観点によれば、伝搬時間計測部は、受信機と対向している送信機から送信された音波を受信機が受信した時間と、受信機と対向していない送信機から送信された音波を受信機が受信した時間との時間差を特定し、受信機と対向している送信機から送信された音波を受信機が受信した時間と受信機と対向していない送信機から送信された音波を受信機が受信した時間との時間差との和に基づいて伝搬時間を算出する。
したがって、受信機と対向配置された送信機から送信された音波を受信機が受信した時間と、該受信機に反射した音波が送信機に反射し、該送信機に反射した音波を受信機が再度受信するまでの時間を計測できない場合でも、送信機に信号を入力してから送信機から音波が送信されるまでの遅延による影響を受けることなく伝搬時間を算出することができる。
また、第6の観点によれば、車両に搭載され、車室内を被測定空間として被測定空間の風速分布を計測する。したがって、車室内を被測定空間として被測定空間の風速分布を精度良く計測することができる。
また、第7の観点によれば、風速分布計測装置は、被測定空間内に配置され、送信機から送信された音波を反射する反射部材を備えている。したがって、より多くの伝搬経路を伝搬する音波の伝搬時間を計測することが可能となり、被測定対象空間内をより多くの領域に分割して風速分布の計測を行うことが可能となる。
また、第8の観点によれば、反射部材は、三次元多面体である。したがって、送信機から反射部材に反射して複数の受信機に至る伝搬経路の音波の伝搬時間を同時に計測することが可能である。
また、第9の観点によれば、風速分布計測装置は、送信機の向きを変化させる変化機構を備えている。したがって、送信機から送信された音波を受信機が受信できない場合でも、送信機の向きを変化させることで、送信機から送信された音波を受信機が受信できるようになり、被測定対象空間内をより多くの領域に分割して風速分布の計測を行うことが可能となる。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、S104、S106、S302の処理が伝搬時間計測部に相当し、S110、S306の処理が経路長算出部に相当し、S112、S308の処理が相対位置算出部に相当し、S200〜S210の処理が風速分布推定部に相当し、制御装置30のメモリが記憶部に相当する。
1〜12 送受信機
30 制御装置
31 温度センサ

Claims (9)

  1. 被測定空間の風速分布を計測する風速分布計測装置であって、
    前記被測定空間の互いに異なる位置に配置され、音波を送信する少なくとも1つ以上の送信機と、
    前記被測定空間の互いに異なる位置に配置され、前記送信機から送信された前記音波を受信する少なくとも1つ以上の受信機と、
    前記被測定空間に流体の流れが生じていない状態で、前記送信機から前記受信機に至る複数の伝搬経路毎に、前記送信機から前記音波を送信させてから前記受信機により前記音波が受信されるまでの伝搬時間を計測する伝搬時間計測部(S104、S106)と、
    前記伝搬時間計測部により計測された前記伝搬時間と音速の積により前記複数の伝搬経路毎の経路長を算出する経路長算出部(S110)と、
    前記経路長算出部により算出された前記複数の伝搬経路毎の経路長に基づいて前記複数の送信機と前記受信機の相対位置を算出する相対位置算出部(S112)と、
    前記相対位置算出部により算出された前記複数の送信機と前記受信機の相対位置を用いて前記被測定空間内を複数の領域に分割した分割領域毎の風速分布を推定する風速分布推定部(S200〜S210)と、を備え、
    前記送信機の数をS、前記受信機の数をRとしたとき、3×(S+R)≦S×Rの関係を満たしている風速分布計測装置。
  2. 被測定空間の流速分布を計測する流速分布計測装置であって、
    前記被測定空間の互いに異なる位置に配置され、音波を送信する少なくとも3つ以上の送信機と、
    前記被測定空間に配置され、前記送信機から送信された前記音波を受信する少なくとも1つ以上の受信機と、
    前記少なくとも3つ以上の送信機の座標を記憶する記憶部と、
    前記被測定空間に流体の流れが生じていない状態で、前記送信機から前記受信機に至る複数の伝搬経路毎に、前記送信機から前記音波を送信させてから前記受信機により前記音波が受信されるまでの伝搬時間を計測する伝搬時間計測部(S302)と、
    前記伝搬時間計測部により計測された前記伝搬時間と音速の積により前記複数の伝搬経路毎の経路長を算出する経路長算出部(S306)と、
    前記記憶部に記憶された前記少なくとも3つ以上の送信機の座標と、前記経路長算出部により算出された前記複数の伝搬経路毎の経路長に基づいて前記複数の送信機と前記受信機の相対位置を算出する相対位置算出部(S308)と、
    前記相対位置算出部により算出された前記複数の送信機と前記受信機の相対位置を用いて前記被測定空間内を複数の領域に分割した分割領域毎の風速分布を推定する風速分布推定部(S200〜S210)と、を備えた風速分布計測装置。
  3. 被測定空間の流速分布を計測する流速分布計測装置であって、
    前記被測定空間の互いに異なる位置に配置され、音波を送信する少なくとも1つ以上の送信機と、
    前記被測定空間に配置され、前記送信機から送信された前記音波を受信する少なくとも3つ以上の受信機と、
    前記少なくとも3つ以上の受信機の座標を記憶する記憶部と、
    前記被測定空間に流体の流れが生じていない状態で、前記送信機から前記受信機に至る複数の伝搬経路毎に、前記送信機から前記音波を送信させてから前記受信機により前記音波が受信されるまでの伝搬時間を計測する伝搬時間計測部(S302)と、
    前記伝搬時間計測部により計測された前記伝搬時間と音速の積により前記複数の伝搬経路毎の経路長を算出する経路長算出部(S306)と、
    前記記憶部に記憶された前記少なくとも3つ以上の受信機の座標と、前記経路長算出部により算出された前記複数の伝搬経路毎の経路長と、に基づいて前記複数の送信機と前記受信機の相対位置を算出する相対位置算出部(S308)と、
    前記相対位置算出部により算出された前記複数の送信機と前記受信機の相対位置を用いて前記被測定空間内を複数の領域に分割した分割領域毎の風速分布を推定する風速分布推定部(S200〜S210)と、を備えた風速分布計測装置。
  4. 前記送信機の少なくとも1つは、前記受信機のいずれかと対向配置されており、
    前記伝搬時間計測部は、前記受信機と対向配置された前記送信機から送信された音波を前記受信機が受信した時間と、該受信機に反射した音波が前記送信機に反射し、該送信機に反射した音波を前記受信機が再度受信するまでの時間の1/2として前記伝搬時間を計測する請求項1ないし3のいずれか1つに記載の風速分布計測装置。
  5. 前記伝搬時間計測部は、前記受信機と対向している前記送信機から送信された音波を前記受信機が受信した時間と、前記受信機と対向していない前記送信機から送信された音波を前記受信機が受信した時間との時間差を特定し、前記受信機と対向している前記送信機から送信された音波を前記受信機が受信した時間と前記受信機と対向していない前記送信機から送信された音波を前記受信機が受信した時間との時間差との和に基づいて前記伝搬時間を算出する請求項4に記載の風速分布計測装置。
  6. 車両に搭載され、車室内を被測定空間として被測定空間の風速分布を計測する請求項1ないし5のいずれか1つに記載の風速分布計測装置。
  7. 前記被測定空間内に配置され、前記送信機から送信された前記音波を反射する反射部材(40)を備えた請求項1ないし6のいずれか1つに記載の風速分布計測装置。
  8. 前記反射部材は、三次元多面体である請求項7に記載の風速分布計測装置。
  9. 前記送信機の向きを変化させる変化機構(50)を備えた請求項1ないし8のいずれか1つに記載の風速分布計測装置。
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