JP2019136126A - 気腹器用コネクタ及び気腹装置 - Google Patents

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Yuma Kasuya
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敬太 木村
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Abstract

【課題】一回の接続作業で確実な電気的導通及びガス導通を可能にして準備時間の短縮を図る気腹器用コネクタ及び気腹装置を提供する。【解決手段】気腹器30に設けられたレセプタクル内に固設された送気口金42に連結されてガス導通状態になる送気用ポート24と、レセプタクル40内に配置された装置側接続部43に連結されて装置側接点部材43a、43bに対して電気的導通状態になる端子25a、25bを備えるヒータ側ポート25と、送気用ポート24を通過した気腹用気体を送気する送気チューブ21の一端部が固設されるチューブ固定部23eと、送気チューブ21内に設けられ、ヒータ側ポート25の端子25a、25bに接続された電線に電流が流れることによってヒータ部22aが発熱して送気チューブ21内に送気されている気腹用気体を加温するヒータ22と、を具備する。【選択図】図2

Description

本発明は、気腹器に接続される気腹器用コネクタ及び気腹器と気腹用チューブとを備える気腹装置に関する。
近年、患者への侵襲を小さくする目的で、開腹することなく、治療処置を行う腹腔鏡下外科手術(以下、外科手術とも記載する)が行われている。この外科手術においては、患者の腹部に複数のトラカールが穿刺される。穿刺された第1のトラカールの挿通孔には例えば観察用の内視鏡が挿入され、第2のトラカールの挿通孔には処置具が挿入される。
また、外科手術においては、腹腔内に気腹用気体として例えば二酸化炭素ガス(以下、炭酸ガスとも記載する)などを第3のトラカールを介して注入する。炭酸ガスを注入することによって、内視鏡の視野、処置具を操作するための領域を確保できる。
腹腔内への炭酸ガスの供給量は、気腹器内に設けられた制御装置及びバルブユニット等によって制御している。そして、腹腔内の圧力は、気腹器内の炭酸ガス供給路に設けた圧力センサによって検出する。
また、外科手術時において、患者は、麻酔による中枢神経の抑制、室温、炭酸ガスの流入、或いは、送水等の要因で体温が低下してシバリングといわれる震え症状を引き起こすことがある。このため、送気する炭酸ガスの温度を体温近傍まで加熱して腹腔内に供給している。
特許文献1には腹腔内への気腹用気体の供給をスムーズに行え、かつ使い勝手に優れた気腹装置が開示されている。
2005−245772号公報
しかしながら、特許文献1において気腹器には気腹用チューブのコネクタと信号ケーブルのコネクタとがそれぞれ接続されている。つまり、作業者は、外科手術前に気腹器に対してガス導通及び電気的導通のための2回のコネクタ接続を行って気腹装置を準備する作業を完了する。したがって、多くの機材を準備する必要がある外科手術において、接続回数の減少は、準備時間の短縮に直結する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、一回の接続作業で確実な電気的導通及びガス導通を可能にして準備時間の短縮を図る気腹器用コネクタ及び気腹装置を提供することを目的にしている。
本発明の一態様の気腹器用コネクタは、気腹器に設けられたレセプタクル内に固設された送気口金に連結されてガス導通状態になる送気用ポートと、前記レセプタクル内に配置された装置側接続部に連結されて装置側接点に対して電気的導通状態になるヒータ側接点を備えるヒータ側ポートと、前記送気用ポートを通過した気腹用気体を送気する送気チューブの一端部が固設されるチューブ固定部と、前記送気チューブ内に設けられ、前記ヒータ側ポートのヒータ側接点に接続された電線に電流が流れることによってヒータ部が発熱して該送気チューブ内に送気されている前記気腹用気体を加温するヒータと、を具備している。
本発明の一態様の気腹装置は、気腹用チューブと、気腹器と、を具備する気腹装置であって、前記気腹用チューブは、一端と他端とを有する気腹用気体を送気するための送気チューブと、前記送気チューブ内に設けられ、該送気チューブ内に送気される前記気腹用気体を加温するためのヒータと、前記気腹用気体を前記送気チューブに導く送気用ポート及び前記ヒータのヒータ部に電流を流す電線が接続されるヒータ側接点を備えるヒータ側ポートが設けられ、前記送気チューブの一端部が固設されるチューブ固定部を有する気腹器用コネクタと、を具備し、前記気腹器は、気腹器筐体の予め定めた位置に設けられ、前記気腹器用コネクタが内挿される凹部を有するレセプタクルと、前記レセプタクル内の底面から突出して固設され、前記気腹器用コネクタが前記レセプタクルに接続されたときには前記送気用ポートが連結されてガス導通状態になる送気口金と、前記レセプタクル内の底面から突出して軸方向及び該軸方向に対して交差する方向に移動自在に配置され、前記気腹器用コネクタが前記レセプタクルに接続されたときには前記ヒータ側接点に対して電気的導通状態になる装置側接点を有する装置側接続部と、を具備している。
本発明によれば、一回の接続作業で確実な電気的導通及びガス導通を可能にして準備時間の短縮を実現する気腹器用コネクタ及び気腹装置を提供できる。
気腹装置を有する内視鏡システムを説明する図 気腹器及び気腹用チューブを備える気腹装置を説明する模式図 気腹用チューブの気腹器用コネクタを説明する斜視図 図2の矢印Y3B方向から気腹器用コネクタを見た図であって、気腹器用コネクタを説明する正面図 図2の矢印Y4A方向から気腹器を見た図であって、気腹器の前面を説明する図 保持部材を説明する図 図5Aの保持部材を正面から見た図 装置側接続部を説明する図 装置側接続部を背面から見た図であって、図6Aの矢印Y6B方から装置側接続部を見た図 図6BのY6C−Y6C線断面図 装置側接続部の保持部材への取付状態を説明する図 装置側接続部を保持部材に取り付けたときの遊嵌状態を説明する図 装置側接続部の端面側が自重で倒れて保持部中心軸に対して鉛直下方に傾いた状態を説明する図 気腹器用コネクタを接続凹部内に挿入している状態を説明する図 送気用ポートが送気口金に近接すると共に、自重で傾いて配置されている装置側接続部に対してヒータ側ポートが近接した状態を示す図 Oリングが口金側案内面に接触して変形され、逃がし面が係合溝内に侵入した状態を説明する図 気腹器用コネクタのOリングが口金案内面に密着して移動すると共に、規制凸部が係合溝の底面に当接して移動する状態を説明する図 接続作業が完了した状態を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
なお、以下の説明に用いる各図において、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものもある。即ち、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
図1に示す符号1は内視鏡システムである。内視鏡システム1は、気腹装置2と、内視鏡3と、光源装置4と、ビデオプロセッサ5と、モニタ6と、手術器具である電気メス7と、電気メス電源装置8と、で主に構成されている。符号10は患者であり、符号11はガスボンベである。ガスボンベ11には気腹用気体である二酸化炭素が液化した状態で貯留されている。
患者10の腹部には第1トラカール9A、第2トラカール9B、及び、第3トラカール9Cが穿刺される。内視鏡3は、第1トラカール9Aの挿通孔を通過して腹腔内に導入される。電気メス7は、第2トラカール9Bの挿通孔を通過して腹腔内に導入される。第3トラカール9Cは気腹用トラカールである。
内視鏡3からはユニバーサルコード12が延出されている。ユニバーサルコード12の基端部には内視鏡コネクタ13が設けられている。内視鏡コネクタ13は、光源装置4に接続される。符号14は電気ケーブルである。電気ケーブル14の一端部は、内視鏡コネクタ13に着脱自在に接続され、他端部はビデオプロセッサ5に着脱自在に接続される。符号15は電気メスから延出する電気コードであって、電気メス電源装置8に接続される。
光源装置4は、内視鏡3に照明光を供給する。ビデオプロセッサ5は、内視鏡3から伝送された撮像信号を信号処理してモニタ6に映像信号を出力する。この結果、モニタ6の画面上には内視鏡3で得られた内視鏡画像が表示される。電気メス7は、電気メス電源装置8から出力された高周波電流を患部組織に流してジュール熱を発生させて患部組織の切開や出血部位の止血凝固等を行う。
図1、図2に示すように気腹装置2は、気腹用チューブ20と、気腹器30と、を備えている。
気腹用チューブ20は、送気チューブ21と、ヒータ22と、気腹器用コネクタ23と、を主に備えている。送気チューブ21は、気腹用気体を送気するためのチューブ体である。送気チューブ21の一端側の端部21fは、気腹器用コネクタ23に固設される。送気チューブ21の他端側の端部21rは、第3のトラカール9Cに接続される。
送気チューブ21内にはヒータ22が配設される。ヒータ22は、電線であり、コイル状のヒータ部22aを有している。ヒータ22は、電線に電流を流すことによってヒータ部22aが発熱する。ヒータ部22aから発生する熱によって送気チューブ21内に送気された気腹用気体が加温される。
なお、ヒータ部22aをコイル状としているが、ヒータ部22aはコイル形状に限定されるものでは無い。
なお、図2に示すようにヒータ22のヒータ部22aより一端部側の電線を第1電線22b、他端部側の電線を第2電線22cと記載する。
図3Aに示すように気腹器用コネクタ23は、筒状であって例えば円筒形状である。符号23aは位置決め面であって、本体係合部である。位置決め面23aは、気腹器用コネクタ23を装着する時の向きを規定する平面であり、気腹器用コネクタ23の先端側の外周面の予め定めた位置に設けてある。
なお、本体係合部は、平面に限定されるものでは無く、凸部等であってもよい。
図2に示すように気腹器用コネクタ23の他端側には基端面から突出する環状のチューブ固定部23eが形成されている。チューブ固定部23eの外周面には送気チューブ21の一端部21fが被覆される。一端部21fは、気腹用気体がチューブ内周面と固定部外周面との隙間から漏出することを防止して固定される。符号23fはロック溝であり、気腹器用コネクタ23の外周面の予め定めた位置に設けられている。
また、気腹器用コネクタ23には該気腹器用コネクタ23の中心軸a23に沿って2つの貫通孔23b、23cが形成されている。第1貫通孔23bはガス用貫通孔であり、第2貫通孔23cは電気用貫通孔である。
符号23s1は本体先端側空間であり、符号23s2は本体基端側空間である。
図2、図3A、図3Bに示すように第1貫通孔23b内には送気用ポート24が予め定めた状態で固設されている。第2貫通孔23c内にはヒータ側ポート25が予め定めた状態で固設されている。
送気用ポート24が有する貫通孔24hの内径dは、予め定めた寸法に設定されている。貫通孔24hの先端側の内周面はポート側案内面24tである。ポート側案内面24tは、テーパ面であって、貫通孔24hの中途から先端開口にいくにしたがって内径が連続的に大きくなるように設定してある。
符号24oはOリング24oである。Oリング24oは、シール部材であり、貫通孔24hの予め定めた位置に設けてある。
ヒータ側ポート25の内孔にはヒータ22の第1電線22bが接続される第1のヒータ側接点となる第1端子(図3B等の符号25a参照)と、第2電線22bが接続される第2のヒータ側接点となる第2端子(図3B等の符号25b参照)とが予め定めた距離離間して並設されている。
符号25cは規制凸部であり、ポート内周面から中心軸方向に向かって予め定めた高さ突出し、該中心軸に沿って延設している。ヒータ側ポート25についてはさらに後述する。図2の符号26は封止部である。封止部26は、第2貫通孔23cの基端側開口に例えば接着剤を塗布して設けられる。封止部26は、本体基端側空間23s2、送気チューブ21内に送気されている気腹用気体が第2貫通孔23c内を通過して外部に漏出することを防止する。
図2に示すように気腹器30内には送気管路31、制御部32、電源33が主に備えられている。符号40はレセプタクルである。レセプタクル40には気腹器用コネクタ23が接続されるようになっている。
図4に示すように気腹器30の筐体前面は、フロントパネルとしてのパネル部30aと、表示部30bと、を有している。符号30cは第1の開口、符号30dは第2の開口である。
符号39aは第1室温測定センサであり、第1の開口30cに対して予め定めた位置関係で気腹器30内に設けられている。符号39bは第2室温測定センサであり、第2の開口30cに対して予め定めた位置関係で気腹器30内に設けられている。
図2に示すように送気管路31には、減圧器34と、流量圧力調整器35、流量センサ36、電磁弁37、圧力センサ38が設けられている。
制御部32は、気腹器30内の各構成部位の制御を行う。制御部32には電源33から電力が供給される。減圧器34は、ガスボンベ10から供給される高圧ガスを、予め定めた圧力に減圧する。
流量圧力調整器35は、電気駆動弁の一種で、弁部に作用する減圧ばねの力を変化させることにより弁部の開度を電気的に多段階調整する。このことで、送気圧を所定の圧力値に調整できる。そして、流量圧力調整器35は、制御部32から入力される制御信号に基づいて、減圧器34で減圧された気体の圧力を予め定めた範囲内の送気圧に変化させる。
流量センサ36は、体腔内に供給される炭酸ガスの流量を測定し、測定結果を制御部32へ出力する。電磁弁37は、制御部32から入力される制御信号に基づいて開閉動作を行う。圧力センサ38は、送気管路31内の圧力を測定する。圧力センサ38の測定結果は、制御部32へ出力される。
上述した第1室温測定センサ39aと第2室温測定センサ39bとはそれぞれ開口30c、30dを介して手術室内の温度を計測する。室温測定センサ39a、39bの計測結果は、制御部32へ出力される。
制御部32は、第1の室温測定センサ39aにより測定された第1の測定結果と、第2の室温測定センサ39bにより測定された第2の測定結果との温度差を算出して、その温度差が予め定めた値以上あるか否かを検出する。
制御部32は、温度差が予め定めた値内であることを検出した場合、室温を正しく測定できていると判定する。そして、制御部32は、それぞれの室温測定センサ39a、39bによって測定された第1の測定結果及び第2の測定結果に基づいて、ヒータ22の加熱量、すなわち、ヒータ22に流す電流値を調整する。具体的には、制御部32は、第1の測定結果及び第2の測定結果の平均値に基づいて制御信号をヒータ制御部32aに出力する。
ヒータ制御部32aは、入力された制御信号に基づいてヒータ22に流す電流値を調整する。そして、ヒータ部22aが所定の温度に加熱されて、送気チューブ21内を流れる送気ガスが加温される。この結果、患者10の腹腔内には患者10の体温と略同じ温度の送気ガスが供給される。
図2、図4に示すようにレセプタクル40は、パネル部30aの予め定めた位置に設けられている。符号41は接続凹部、符号42は送気口金、符号43は装置側接続部である。
送気口金42及び装置側接続部43は、円筒形状である。
接続凹部41は、気腹器用コネクタ23が収容される凹部である。接続凹部41には気腹器用コネクタ23の位置決め面23aに対応する平面である係合面41aが設けられている。また、接続凹部41の底面41dからは送気口金42、装置側接続部43が立設している。また、符号41bはロック部である。ロック部41bは、Oリング、あるいは、複数のボールプランジャ等であり、接続凹部41の内周面の予め定めた位置に突設されている。
係合面41aは、レセプタクル係合部であり、平面に限定されるものでは無く、上述した凸部が係入する凹部であってもよい。
位置決め面23aと、係合面41aとを位置合わせすることによって、気腹器用コネクタ23を接続凹部41内に予め定めた状態で収容することができるようになっている。
送気口金42は、レセプタクル40に一体、または、別部材を該レセプタクル40に一体に固定して設けられる。レセプタクル40の中心軸a40と送気口金42の中心軸(不図示)とは平行である。
送気口金42は、貫通孔である送気孔42hを有している。送気孔42h内には送気管路31を通過した気腹用気体が供給されるようになっている。
接続凹部41内における送気口金42の外径は、貫通孔24hの内径dより予め定めた寸法、小さく設定してある。したがって、送気用ポート24の貫通孔24h内に送気口金42が配置された状態において、送気口金42の外周面と貫通孔24hの内周面との間に所定の隙間が設けられる。
この配置状態おいて、Oリング24oは、送気口金42の外周面によって圧縮されて該外周面に弾性力によって密着する。密着状態において、送気される気腹用気体は、接続凹部41の内周面と気腹器用コネクタ23の外周面との隙間に漏出することが防止される。
送気口金42の基端側の外周面は、口金側案内面42tである。口金側案内面42tは、テーパ面であって、外周面の中途から基端開口にいくにしたがって外径が連続的に小さくなるように設定してある。
装置側接続部43内には装置側接点である接点部材43a、43bが設けられている。第1接点部材43aには第1端子25aが接続され、第2接点部材43bには第1端子25bが接続されるようになっている。装置側接続部43は、レセプタクル40に対して後述するように移動可能に配置される。符号46は係合溝であり、係合溝46に規制凸部25cが係入することによって装置側接続部43を予め定めた位置に配設させる機能を有している。
図2の符号50は保持部材であり、符号45はカバーである。カバー45は、後述するように保持部材50に対して揺動自在に配置された装置側接続部43が該保持部材50から脱落することを防止する。カバー45は、雄ねじ45mによってレセプタクル40の背面40bに固定される。
なお、保持部材50をレセプタクル40に対して別部材としているが、レセプタクル40が保持部材50と略同様な保持部を備えるようにしてもよい。
図5A、図5Bに示すように保持部材50は、略凸字形状である。保持部材50は、貫通孔51と、底面52aを有する穴52と、凸部53と、を備えている。貫通孔51の中心軸と、穴52の中心軸は同軸(図5BのC0)である。貫通孔51の内径はD1で、穴52の内径はD2である。
符号54は、一対のネジ孔である。ネジ孔54には保持部材50をレセプタクル40の背面40bに一体に取り付けるための固定ネジ(不図示)が配置される。
凸部53は、穴52の内周面52bよりも穴52の中心軸方向に長さL突出している。凸部53の先端は、貫通孔51内に位置することがないようにその長さが設定されている。凸部53は、長手軸方向に延出しており、凸部53の幅は、Wに設定してある。
図6A、図6Bに示すように装置側接続部43は、例えば樹脂製であって2つの接点部材43a、43bが設けられている。2つの接点部材43a、43bは、予め定めた距離離間して並設されている。
装置側接続部43は円筒形状であって、中途にフランジ43cを有している。また、フランジ43cの一面側には係合溝(図7Cの符号46参照)を有するポート係合部43dが設けられている。
ポート係合部43dの外径は、貫通孔51の内径D1より予め小さく設定してある。
フランジ43cの外径は、穴52の内径D2より予め小さく設定してある。フランジ43cの厚みは、フランジ43cが例えば穴52内に収容されるように設定してある。
なお、フランジ43cの厚みを穴52の開口から所定量突出するように設定してもよい。
フランジ43cにはフランジ溝43eが形成されている。フランジ溝43eは、接点部材43a、43bの端部を外部に対して露出させる穴43ah、43bhの中心c1、c2同士を結ぶ線分Loの中点Coを通過する直交線Lcを対称軸にした凹形状である。
フランジ溝43e内には凸部53が配置される。フランジ溝43eの幅は、凸部53の幅Wより予め幅広に設定してある。フランジ溝43eの深さは、凸部53の突出長Lより予め大きく設定してある。
図6Cに示すように係合溝46は、フランジ溝43eの線分Loを挟んで反対側に位置している。係合溝46は、長手軸方向に延出しており、規制凸部25cが係入する。係合溝46の端面46a側には傾斜面である第1案内面46bとテーパ形状の第2案内面46cとを有する案内部46dが設けられている。係合溝46の溝幅Woは、規制凸部25cの厚み幅に対して予め定めた公差分大きく設定してある。第1案内面46bは、係合溝46の底面側に設けられ、第2案内面46cは、係合溝46の対向する側面側にそれぞれ設けられている。
図7Aに示すように装置側接続部43のポート係合部43dを不図示のレセプタクルに固定された保持部材50の貫通孔51内に挿通させていく。そして、凸部53をフランジ溝43eに配置させてフランジ43cを穴52内に配置させる。
すると、図7Bに示すように、ポート係合部43dが貫通孔51に対して遊嵌配置されると共に、フランジ43cが穴52に対して遊嵌配置される。また、凸部53もフランジ溝43eに対して遊嵌配置される。この結果、保持部材50の貫通孔51からレセプタクル40の接続凹部41内に突出している装置側接続部43は、図7Cの矢印Y7Cに示すように保持部中心軸a50に沿って軸方向及び図7Bに示す該軸a50に直交するX方向およびY方向に加えて、該軸a50に交差する複数の矢印に示す各方向を含む全方向に移動自在である。なお、保持部中心軸a50はレセプタクル40の中心軸a40に平行で軸ある。
そして、図7Cに示すように接続凹部41内に突出した装置側接続部43の端面46a側が自重で倒れる。このことによって、気腹器30のレセプタクル40内に設けられた装置側接続部43のヒータ側接続部中心軸a43は、保持部材50の保持部中心軸a50に対して鉛直下方に傾いて配置される。
ここで、気腹器用コネクタ23のレセプタクル40への接続を説明する。
本実施形態において、気腹用チューブ20の気腹器用コネクタ23を気腹器30のレセプタクル40に接続することによって気腹用チューブ20の気腹器30への接続が完了する。
まず、作業者は、図2の矢印に示すように気腹器用コネクタ23を接続凹部41内に挿入する。その際、作業者は、図8Aに示すように気腹器用コネクタ23の位置決め面23aと接続凹部41の係合面41aとの位置を合わせて挿入していく。
すると、図8A、図8Bに示すように接続凹部41内において送気用ポート24が送気口金42に近接すると共に、自重で傾いて配置されている装置側接続部43に対してヒータ側ポート25が近接する。
ここで、気腹器用コネクタ23がさらに接続凹部41内に挿入されていくことによって、図8B中で示すように送気用ポート24のポート側案内面24tが送気口金42の口金側案内面42t内に配置され、ヒータ側ポート25の規制凸部25cの逃がし面25dが案内部46d内に配置される。
この後、作業者がさらに気腹器用コネクタ23を接続凹部41内に挿入していくことによって、図8Cに示すようにOリング24oが口金側案内面42tに接触して変形される。また、逃がし面25dが係合溝46内に侵入する。
そして、図8Dに示すように気腹器用コネクタ23は、Oリング24oが口金側案内面42tに密着して移動していく。このとき、規制凸部25cが係合溝46の底面に当接してヒータ側接続部中心軸a43の傾きを変化させつつ移動していく。
そして、気腹器用コネクタ23がレセプタクル40に予め定めた状態で装着されて接続作業が完了する。すると、図8Eに示すようにOリング24oが送気口金42の外周面の予め定めた位置に密着し、第2端子25b及び第1端子(不図示)が第2接点部材43b内及び第1接点部材(不図示)内に侵入する。
このとき、送気口金42と送気用ポート24とが接続されてガス導通状態になるとともに、装置側接続部43の接点部材43a、43bとヒータ側ポート25の端子25a、25bとが接続されて電気的導通状態になる。また、レセプタクル40のロック部41bが接続本体23のロック溝23fに係入して、気腹器用コネクタ23がレセプタクル40から脱落することが防止される。
このように、気腹器用コネクタ23に送気用ポート24及びヒータ側ポート25を固設する。一方、気腹器30が備えるレセプタクル40の接続凹部41内に送気口金42を固設する一方、装置側接続部43を軸方向及び該軸に対して交差する方向に移動自在に配置する。その上で、気腹器用コネクタ23に位置決め面23aを設け、レセプタクル40に係合面41aを設け、ヒータ側ポート25に規制凸部25cを設け、装置側接続部43に係合溝46を設ける。
これらのことによって、気腹器用コネクタ23がレセプタクル40の接続凹部41内に予め定めた状態で挿入されていく。また、気腹器用コネクタ23の挿入に伴って規制凸部25cが係合溝46に係入される。その後、送気口金42と送気用ポート24とが接続されてガス導通状態になり、接点部材43a、43bと端子25a、25bとが電気的導通状態になる。すなわち、気腹器用コネクタ23をレセプタクル40に接続する一回の接続作業で、ガス導通のための接続及び電気的導通のための接続を完了することができる。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…内視鏡システム 2…気腹装置 3…内視鏡 4…光源装置 5…ビデオプロセッサ 6…モニタ 7…電気メス 8…電気メス電源装置 9A、9B、9C…トラカール 10…患者 10…ガスボンベ 12…ユニバーサルコード 13…内視鏡コネクタ 14…電気ケーブル 20…気腹用チューブ 21…送気チューブ 22…ヒータ 22a…ヒータ部 22b、22c…電線 23…気腹器用コネクタ 23a…位置決め面 23b…第1貫通孔 23c…第2貫通孔 23e…チューブ固定部 23f…ロック溝 24…送気用ポート 24h…貫通孔 24t…ポート側案内面 25…ヒータ側ポート 25a、25b…端子 25c…規制凸部 25d…逃がし面 26…封止部 30…気腹器 30a…パネル部 30b…表示部 30c、30d…開口 31…送気管路 31a…ヒータ制御部 32…制御部 33…電源 34…減圧器 35…流量圧力調整器 36…流量センサ 37…電磁弁 38…圧力センサ 39a、39b…室温測定センサ 40…レセプタクル 40b…背面 41…接続凹部 41a…係合面 41b…ロック部 41d…底面 42…送気口金 42h…送気孔 42t…口金側案内面 43…装置側接続部 43a…接点部材 43ah…穴 43b…接点部材 43c…フランジ 43d…ポート係合部 43e…フランジ溝 44…Oリング 45…カバー 46…係合溝 46a…端面 46b、46c…案内面 46d…案内部 50…保持部材 51…貫通孔 52…穴 52a…底面 52b…内周面 53…凸部 54…ネジ孔

Claims (8)

  1. 気腹器に設けられたレセプタクル内に固設された送気口金に連結されてガス導通状態になる送気用ポートと、
    前記レセプタクル内に配置された装置側接続部に連結されて装置側接点に対して電気的導通状態になるヒータ側接点を備えるヒータ側ポートと、
    前記送気用ポートを通過した気腹用気体を送気する送気チューブの一端部が固設されるチューブ固定部と、
    前記送気チューブ内に設けられ、前記ヒータ側ポートのヒータ側接点に接続された電線に電流が流れることによってヒータ部が発熱して該送気チューブ内に送気されている前記気腹用気体を加温するヒータと、
    を具備することを特徴とする気腹器用コネクタ。
  2. 前記気腹器用コネクタ先端側の外周面に本体係合部を備え、
    前記本体係合部は、前記気腹器用コネクタを前記レセプタクル内に接続する際に該レセプタクルが備えるレセプタクル係合部に係入することを特徴とする請求項1に記載の気腹器用コネクタ。
  3. 前記レセプタクル内に設けられた前記送気口金及び前記装置側接続部のうち、
    前記送気口金は前記レセプタクルに対して平行に固設され、
    前記装置側接続部は、前記レセプタクルの中心軸に平行な軸方向及び前記平行な軸に交差する方向に対して予め定めた量移動自在である
    ことを特徴とする請求項2に記載の気腹器用コネクタ。
  4. 前記ヒータ側ポートは、ポート内周面から該ポートの中心軸に向かって突出して該軸に沿って延設された規制凸部を有し、
    前記装置側接続部の予め定めた位置には前記規制凸部が係入する係合溝を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の気腹器用コネクタ。
  5. 気腹用チューブと、気腹器と、を具備する気腹装置であって、
    前記気腹用チューブは、
    一端と他端とを有する気腹用気体を送気するための送気チューブと、
    前記送気チューブ内に設けられ、該送気チューブ内に送気される前記気腹用気体を加温するためのヒータと、
    前記気腹用気体を前記送気チューブに導く送気用ポート及び前記ヒータのヒータ部に電流を流す電線が接続されるヒータ側接点を備えるヒータ側ポートが設けられ、前記送気チューブの一端部が固設されるチューブ固定部を有する気腹器用コネクタと、を具備し、
    前記気腹器は、
    気腹器筐体の予め定めた位置に設けられ、前記気腹器用コネクタが内挿される凹部を有するレセプタクルと、
    前記レセプタクル内の底面から突出して固設され、前記気腹器用コネクタが前記レセプタクルに接続されたときには前記送気用ポートが連結されてガス導通状態になる送気口金と、
    前記レセプタクル内の底面から突出して軸方向及び該軸方向に対して交差する方向に移動自在に配置され、前記気腹器用コネクタが前記レセプタクルに接続されたときには前記ヒータ側接点に対して電気的導通状態になる装置側接点を有する装置側接続部と、
    を具備することを特徴とする気腹装置。
  6. 前記気腹器用コネクタは、先端側の外周面に本体係合部を備え、
    前記本体係合部は、前記気腹器用コネクタを前記レセプタクル内に接続する際に該レセプタクルが備えるレセプタクル係合部に係入することを特徴とする請求項5に記載の気腹装置。
  7. 前記装置側接続部は、前記レセプタクルに設けられる保持部材に配置されて該保持部材の中心軸の軸方向及び該軸に直交する方向に移動自在であることを特徴とする請求項5に記載の気腹装置。
  8. 前記ヒータ側ポートのポート内周面から突出する規制凸部には逃がし面を設け、
    前記装置側接続部に設けられ前記規制凸部が係入する係合溝の端面には第1案内面とテーパ形状の第2案内面とを有する案内部を設ける、
    ことを特徴とする請求項7に記載の気腹装置。
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