JP2019134841A - Sensor holding tool for protection mask - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、防護マスク用のセンサ保持具に関する。 The present invention relates to a sensor holder for a protective mask.
従来、高濃度の有毒ガスや高い放射線量を含む環境下で作業する場合に着用する防護マスクは、公知である。例えば、特許文献1には、着用者の顔面全体を覆うことのできる面体と、着用者の顔面に当接される接顔パッドと、防毒用又は防塵用のフィルタユニットとを備えた防護マスクが開示されている。
Conventionally, protective masks to be worn when working in an environment containing a high concentration of toxic gas or high radiation dose are known. For example,
かかる防護マスクは、着用者の全身を覆う防護服とともに使用されるものであって、防護服のフードに粘着テープなどの連結手段を介して連結され、防護服及び防護マスクの内部被ばくを防止するように全身が完全に防護された状態で着用される。 Such a protective mask is used with a protective clothing covering the wearer's whole body, and is connected to the protective clothing's hood via a connecting means such as an adhesive tape to prevent internal exposure of the protective clothing and the protective mask. So that the whole body is fully protected.
しかしながら、高い放射線量を含む環境下において作業を行う場合には、身体に対する線量管理が重要であって、防護マスクを長時間にわたり使用すると、着用者の眼の水晶体が被曝するおそれがある。水晶体の等価線量は、防護マスクの内面にセンサ(放射線量計)を配置することによってモニタリングすることができるが、面体の透明の前面部は球体面状又は凸曲面状であって、粘着テープ等の固定手段を介して固定するのが困難であった。 However, when working in an environment containing a high radiation dose, dose management for the body is important, and if the protective mask is used for a long time, the lens of the wearer's eye may be exposed. The equivalent dose of the crystalline lens can be monitored by placing a sensor (radiation meter) on the inner face of the protective mask, but the transparent front face of the face piece has a spherical or convex curved shape, such as an adhesive tape. It was difficult to fix through the fixing means.
本発明は、従来の発明の改良であって、防護マスクの面体の内側に、簡易かつ安定的にセンサを配置するための防護マスク用のセンサ保持具の提供を課題としている。 An object of the present invention is to provide a sensor holder for a protective mask for simply and stably arranging a sensor inside the face body of the protective mask, which is an improvement of the conventional invention.
本発明は、上下方向と、幅方向及び前後方向とを有する防護マスク用のセンサ保持具に関する。 The present invention relates to a sensor holder for a protective mask having an up-down direction, a width direction, and a front-rear direction.
本発明に係る防護マスク用のセンサ保持具は、細棒状部材から形成されており、前方へ屈曲して延びるフック部と、前記フック部の前記幅方向の両側から延びて下方へ屈曲する第1及び第2ばね部とを備え、前記第1及び第2ばね部は、脚部と、センサの下側角部が挿通される環状の支持部とを有することを特徴とする。 A sensor holder for a protective mask according to the present invention is formed of a thin rod-like member, and includes a hook portion that bends and extends forward, and a first portion that extends from both sides in the width direction of the hook portion and bends downward. And a second spring part, wherein the first and second spring parts have a leg part and an annular support part through which a lower corner part of the sensor is inserted.
本発明に係る防護マスク用のセンサ保持具は、以下の実施態様を含む。
(1)前記防護マスクは、透明のアイピースから後方へ延びる後方周壁部を有し、前記フック部は、前記後方周壁部の上側部分の内面に位置する係止部に係止され、着用者の眉間の上方に位置する部分と対向するように吊持された状態となる。
(2)前記吊持された状態において、前記アイピースの内面に倒伏する。
The sensor holder for a protective mask according to the present invention includes the following embodiments.
(1) The protective mask has a rear peripheral wall portion extending rearward from the transparent eyepiece, and the hook portion is locked to a locking portion located on an inner surface of an upper portion of the rear peripheral wall portion, It will be in the state suspended so as to oppose the part located above the eyebrows.
(2) In the suspended state, it falls on the inner surface of the eyepiece.
本発明に係る防護マスク用のセンサ保持具では、細棒状部材から形成されており、前方へ屈曲して延びるフック部と、フック部の幅方向の両側から延びて下方へ屈曲する第1及び第2ばね部とを備え、第1及び第2ばね部は、それぞれ、センサの下側角部が挿通される環状の支持部を有することから、防護マスクの内面側において、センサを吊持した状態で安定して保持することができる。 The sensor holder for a protective mask according to the present invention is formed of a thin rod-like member, and extends from the hook portion extending in the forward direction and from the both sides in the width direction of the hook portion and bent downward. Since the first and second spring portions each have an annular support portion through which the lower corner portion of the sensor is inserted, the sensor is suspended on the inner surface side of the protective mask. Can be held stably.
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
下記の実施の形態は、図1〜図5に示すセンサ保持具10に関し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい構成を含む。
The following embodiments relate to the
図1,2を参照すると、本発明に係るセンサ保持具10が取り付けられる防護マスク1は、上下方向Yと、幅方向X及び前後方向Zと、前面1aと、後面1bとを有し、フルフェイス型の面体2と、面体2の前面1a側に位置する着脱可能な吸排気ユニット3とを備える。
Referring to FIGS. 1 and 2, a
防護マスク1は、例えば、高濃度の有毒ガスや高い放射線量が存在する環境下(施設内)等においては、フード部5を有した着用者の全身を覆う防護服4とともに使用される。防護マスク1の外周縁部は、防護服のマスク取付用開口の開口縁部の内面に当接されており、防護マスク1の外周縁部と該開口縁部とが合成ゴム等から形成された環状の取付バンド6によって互いに密接してシールされている。
The
図2及び3を参照すると、面体2は、ポリカーボネート樹脂等の透明で硬質な合成樹脂から形成されたアイピース(透明部、視野カバー)21と、前面部の後方において環状に延びる合成ゴム等の柔軟弾性材料から形成された後方周壁部22とを有する。後方周壁部22は、硬質合成樹脂から形成されたアイピース21を囲む枠状部分26の外周縁から後方へ延びている。後方周壁部22の後端縁側には、着用者の周囲に密着可能な環状のリップ部22bが位置する。
Referring to FIGS. 2 and 3, the
後方周壁部22の外周面の外面から後方へ突出して延びる取付部22cには、着用者の頭部に掛け回されるヘッドバンド24がバックルを介して取り付けられている。吸排気ユニット3は、電動ファンとバッテリーとの制御回路を内蔵するものであって電動ファンが回転することによってろ過材ユニット(ガス吸収缶)7でろ過された空気を面体の内側に供給することができる。
A
図3を参照すると、着用者がリップ部22bを上方へ捲り上げると、後方周壁部22の上側部分の内側面22aには、後方へ環状に延びる帯片から形成された係止部27が位置する。係止部27には、センサ30を保持したセンサ保持具10が吊持されている。センサ30は、例えば、防護マスク1内の放射線量を測定するためのものであって、比較的に小型かつ軽量である。センサ保持具10は、防護マスク1内であって着用者の両眼近傍の線量を直接測定することができることから、防護服4内の胴回りに配置する場合に比べて、水晶体の等価線量を高精度で測定することができる。また、図1を参照すると、センサ保持具10は、防護マスク1の正面視において、着用者の額または眉間の上方に位置する部分と対向するように吊持されていることから、着用者の視界を遮ることはない。
Referring to FIG. 3, when the wearer raises the
図3及び図4(b)を参照すると、センサ30は、断面矩形のボックス状かつ四隅が角鋭状であって、上側角部31,32と下側角部33,34とを有する。センサ30の前面部30aには、その外形輪郭に沿う内周溝30bが形成されており、内周溝30b内には、例えば、作業者の個人名や緊急時の搬送先の病院名等が記された貼付シール等を配置することができる。なお、センサ30の上下側角部31−34は、後記の本願発明の技術的効果を奏する限りにおいて、曲状であってもよい。
3 and 4B, the
図4(a),(b)を参照すると、センサ保持具10は、硬質の合成樹脂又は金属材料から形成された1本の線材から形成されており、前方へコ字状に屈曲して延びるフック部40と、フック部40の幅方向Xの両側に位置する第1及び第2ばね部50,60とを有する。センサ保持具10は、幅方向Xの寸法を2等分する縦中心線Pをさらに有する。センサ保持具10は、細棒状の部材から形成されたフレーム状のものであって、1本の線材を折り曲げて形成するほかに、例えば、合成樹脂製の成形品であってもよいし、複数の線材を公知の接着又は溶着手段を介して互いに繋げて形成したものであってもよい。
Referring to FIGS. 4 (a) and 4 (b), the
第1及び第2ばね部50,60は、フック部40の両側から幅方向Xの外側へ延びた後、屈曲して下方へ延びる脚部51,61と、脚部51,61からさらに縦中心線Pへ向かって傾斜するように下方へ延びる環状の支持部52,62とを有する。なお、センサ保持具10は、縦中心線Pに関して対称であって、センサ保持具10の上下方向Y、幅方向X及び前後方向Zは、防護マスク1の上下方向Y、幅方向X及び前後方向Zと同じである。センサ保持具10は、幅方向Xの寸法を2等分する縦中心線Pをさらに有する。センサ保持具10を形成する線材の両端部10a,10bは、支持部52,62の上方側に位置してセンサ30の両側部と対向して位置していることから、前方に位置するアイピース21に両端部10a,10bが触れてそれを傷つけることはない。
The first and
図4(b)を参照すると、センサ保持具10は、第1ばね部50と第2ばね部60との間にそれらに挟持されるように保持される。具体的には、センサ30の上側角部31,32が第1及び第2ばね部50,60の脚部51,61の屈曲部分51a,61aに対向して位置し、センサ30の下方に位置する一対の下側角部33,34が縦中心線Pに関して傾斜した第1ばね部50の支持部52と第2ばね部60の支持部62とにそれぞれ嵌挿された状態で保持される。すなわち、下側角部33,34が第1及び第2ばね部50,60の支持部52,62に嵌挿されるときに、第1ばね部50と第2ばね部60とが幅方向Xの外側へ僅かに押し拡げられ、その弾性復元力が幅方向Xの内側へ作用する。それによって、第1及び第2ばね部50,60の支持部52,62によってセンサ30の下側部分が挟持された状態となる。
Referring to FIG. 4B, the
また、センサ30の上側角部31,32が第1及び第2ばね部50,60の脚部51,61の屈曲部分51a,61aに当接されることによって、センサ30の上側への移動が阻止される。このように、センサ30は、上側角部31,32と下側角部33,34とによる四隅すべてが第1及び第2ばね部50,60に支持された状態でセンサ保持具10に安定して保持されているので、センサ保持具10が上下方向Y、幅方向X及び前後方向Zの各方向から外部衝撃を受けてもセンサ30がセンサ保持具10から不用意に外れて落下するおそれはない。
Further, when the
着用者が、センサ保持具10にセンサ30を保持させるときには、まず、第1ばね部50(又は第2ばね部60)に下側角部33を嵌挿して支持し、次に、第2ばね部60を摘持してその弾性を利用して幅方向Xの外側へ引っ張るように移動さながら支持部62に下側角部34を嵌挿すればよいから、比較的容易にセンサ30の取り付け操作を行うことができる。また、センサ30をセンサ保持具10から取り外すときには、センサ30が第1及び第2ばね部50,60に挟持された状態から第1ばね部50(又は第2ばね部60)を摘持して幅方向Xの外側へ移動させて支持部52から下側角部33を外した後に、支持部62から下側角部34を外せばよい。
When the wearer causes the
図5を参照すると、センサ保持具10のフック部40が係止される係止部27は、面体2に沿う後方周壁部22の上側部分の内側面22aから後方に突出していることから、防護マスク1の側面視において前方へ僅かに傾斜した態様を有している。したがって、係止部27にフック部40を係止した状態において、センサ保持具10は、アイピース21の位置する前方へ向かって傾斜してそれに倒伏したような状態となる。
Referring to FIG. 5, the locking
このように、センサ保持具10が防護マスク1内に吊持された状態であってアイピース21に倒伏していることから、着用者の頭部が前後、左右に移動しても防護マスク1内で揺動して着用者の視界を遮ったり、目障りになるおそれはない。また、係止部27は柔軟弾性材料から形成された後方周壁部22の一部であることから、例えば、着用者が頭部を前後、左右に大きく振ってセンサ保持具10がアイピース21の内面から離間しても、係止部27がその動きを吸収して、係止部27からフック部40が外れるのを抑制することができる。
Thus, since the
以上のとおり、センサ保持具10は、細棒状部材のばね性を利用してセンサ30を簡易に取り付けることができるので、容易に着脱することができる。また、センサ保持具10を1本の線材を折り曲げて形成した場合には、簡易かつ安価に製造することができる。また、センサ保持具10は、軽量であるから、小型のセンサ30を保持して吊持された状態において、自重によって落下するおそれはない。さらに、防護マスク1の球面状又は凸曲面状を有するアイピース21の内面に貼付されるものではないから、その内面側において吊持された状態を維持し、センサ30を安定して保持することができる。
As described above, the
1 防護マスク
10 センサ保持具
21 アイピース
22 後方周壁部
22a 内側面
27 係止部
30 センサ
33,34 下側角部
40 フック部
50 第1ばね部
52 支持部
60 第2ばね部
62 支持部
X 幅方向
Y 上下方向
Z 前後方向
DESCRIPTION OF
Claims (3)
細棒状部材から形成されており、前方へ屈曲して延びるフック部と、前記フック部の前記幅方向の両側から延びて下方へ屈曲する第1及び第2ばね部とを備え、
前記第1及び第2ばね部は、脚部と、センサの下側角部が挿通される環状の支持部とを有することを特徴とする前記保持具。 A sensor holder for a protective mask having a vertical direction, a width direction and a front-back direction,
A hook portion that is formed from a thin rod-like member and extends forward and extends; and first and second spring portions that extend from both sides of the hook portion in the width direction and bend downward.
The said 1st and 2nd spring part has a leg part and the cyclic | annular support part by which the lower side corner | angular part of a sensor is penetrated, The said holding tool characterized by the above-mentioned.
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