JP2019134195A - 通信制御システム、通信装置、通信制御方法およびプログラム - Google Patents

通信制御システム、通信装置、通信制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】連携通信制御を行う通信装置間の回線の状態が悪化した場合における通信品質の低下を回避すること。【解決手段】通信制御システムは、第1の通信装置および第2の通信装置を備え、第1の通信装置は、第1の通信装置と第2の通信装置の間の連携通信制御に使用する第1の情報と第1の情報の有効期限を示す第2の情報を第2の通信装置に通知し、第2の通信装置は、第1の情報と第2の情報に基づいて連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信制御システム、通信装置、通信制御方法およびプログラムに関し、特に通信装置間の連携通信制御を行う通信制御システム、通信装置、通信制御方法およびプログラムに関する。
スマートフォンやタブレット端末の普及により、モバイルトラフィック量は急激に増加している。増加するモバイルトラフィックに対応するため、モバイルネットワークまたはインターネットを構成するゲートウェイ装置、コアネットワーク装置、基地局などの通信装置は、個別に高速化や大容量化が進められている。
しかし、通信装置毎の高速化や大容量化による通信品質の向上には限界があるため、モバイルネットワークまたはインターネットを構成する通信装置間で連携する方式が検討されている。例えば、1つの親局が複数の子局を制御するC−RAN(Centralized (Cloud) Radio Access Network)アーキテクチャを用いて、複数の基地局間で連携して送信を行う多地点協調(CoMP:Coordinated Multi Point)送受信が提案されている。
複数の通信装置が連携して通信制御を行う場合、通信制御をコントロールする側の通信装置(以下、「親局装置」または「第1の通信装置」という)から通信制御を実施する側の通信装置(以下、「子局装置」または「第2の通信装置」という)に対して、制御情報を通知する方式が一般的に知られている。
特許文献1には、親局装置が制御情報に対して制御が有効となる条件を付加して子局装置に通知し、子局装置は測定した指標が通知された条件に合致した場合に制御を行う技術が記載されている。このように制御が有効となる条件を制御情報と併せて通知することにより、子局装置が想定外の制御を実施するのを回避することができる。
また、特許文献2には、親局装置は親局装置のみが保持するタイムスタンプ情報を子局装置に通知し、子局装置は通知されたタイムスタンプと子局装置のローカルタイムを比較して、予め定められた値以上の誤差が生じている場合、特定の制御を行う技術が記載されている。これにより、親局装置が必要と判断したタイミングでのみ子局装置の制御を実施することが可能となる。
特開2002−078045号公報 特開2013−110771号公報
上記特許文献の全開示内容は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとする。以下の分析は、本発明者によってなされたものである。
親局装置と子局装置間の連携通信制御を行う場合、想定したタイミングで子局装置が制御情報の通知を受け取れないことがある。例えば、親局装置と子局装置の間で制御情報の通知に使用する回線において、高い性能(例えば通信容量、通信速度、遅延性能など)を確保できない場合がある。具体的には、回線速度・回線品質が不十分な回線を使用する場合、または、無線の品質変動の影響を受ける無線回線を使用する場合が考えられる。特許文献1、2に記載された方式では、親局装置からの制御情報を正確に受信できない場合、子局装置では制御が実施されない状態が継続してしまう。このとき、親局装置と子局装置間の連携通信制御が想定通りに実施されず、通信品質の劣化を招くおそれがある。
そこで、連携通信制御を行う通信装置間の回線の状態が悪化した場合における通信品質の低下を回避することが課題となる。本発明の目的は、かかる課題解決に寄与する通信制御システム、通信装置、通信制御方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様に係る通信制御システムは、第1の通信装置および第2の通信装置を備えている。第1の通信装置は、第1の通信装置と第2の通信装置の間の連携通信制御に使用する第1の情報と第1の情報の有効期限を示す第2の情報を第2の通信装置に通知する。第2の通信装置は、第1の情報と第2の情報に基づいて連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施する。
本発明の第2の態様に係る通信装置は、第1の通信装置との間で連携通信制御を行う第2の通信装置であって、第1の通信装置と第2の通信装置の間の連携通信制御に使用する第1の情報と第1の情報の有効期限を示す第2の情報を第1の通信装置から受信する受信部と、第1の情報と第2の情報に基づいて連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施する制御部と、を備えている。
本発明第3の態様に係る通信制御方法は、第1の通信装置との間で連携通信制御を行う第2の通信装置が、第1の通信装置と第2の通信装置の間の連携通信制御に使用する第1の情報と第1の情報の有効期限を示す第2の情報を第1の通信装置から受信するステップと、第1の情報と第2の情報に基づいて連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施するステップと、を含む。
本発明第4の態様に係るプログラムは、第1の通信装置との間で連携通信制御を行う第2の通信装置に設けられたコンピュータに対して、第1の通信装置と第2の通信装置の間の連携通信制御に使用する第1の情報と第1の情報の有効期限を示す第2の情報を第1の通信装置から受信する処理と、第1の情報と第2の情報に基づいて連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施する処理と、を実行させる。なお、プログラムは、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)に記録されたプログラム製品として提供することもできる。
本発明に係る通信制御システム、通信装置、通信制御方法およびプログラムによると、連携通信制御を行う通信装置間の回線の状態が悪化した場合における通信品質の低下を回避することが可能となる。
一実施形態に係る通信制御システムの構成を例示する図である。 一実施形態に係る通信制御システムの構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態に係る通信制御システムを備えた無線通信システムの構成を例示する図である。 第1の実施形態に係る通信制御システムの構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態における基地局の動作を例示するフロー図である。 第1の実施形態の動作例における制御情報の送信フォーマットを例示する図である。 第1の実施形態の動作例における連携通信制御を説明するための図である。 第2の実施形態に係る通信制御システムの構成を例示するブロック図である。 第2の実施形態の動作例における制御情報の送信フォーマットを例示する図である。 第2の実施形態の動作例における連携通信制御を説明するための図である。 第3の実施形態に係る通信制御システムを備えた無線通信システムの構成を例示する図である。 第3の実施形態に係る通信制御システムの構成を例示するブロック図である。 第3の実施形態の動作例における制御情報の送信フォーマットを例示する図である。 第3の実施形態の動作例における連携通信制御を説明するための図である。
はじめに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記する図面参照符号は、専ら理解を助けるための例示であり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。
図1は、一実施形態に係る通信制御システムの構成を例示する図である。図1を参照すると、通信制御システムは、第1の通信装置6および第2の通信装置8を備えている。第1の通信装置6は、第1の通信装置6(例えば図3のゲートウェイ装置40)と第2の通信装置8(例えば図3の基地局10)の間の連携通信(例えば多地点協調(CoMP:Coordinated Multi Point)送受信)制御に使用する第1の情報と、第1の情報の有効期限を示す第2の情報を第2の通信装置8に通知する。第2の通信装置8は、第1の情報と第2の情報に基づいて連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施する。例えば、第2の通信装置8は、有効期限が満了するまで第1の情報を使用して連携通信制御を実施し、一方、有効期限が満了すると、所定のフォールバック制御を実施する。
一実施形態の通信制御システムでは、連携通信制御を行う親局装置(第1の通信装置)は、子局装置(第2の通信装置)に対して通信制御に用いる制御情報および制御情報の有効期限の設定に用いる有効期限情報を通知する。また、子局装置は、制御情報および有効期限情報に基づいて通信制御を実施する。すなわち、一実施形態では、親局装置と子局装置の間での連携通信制御を実施する際に、連携通信制御に必要な制御情報にその制御情報の有効期間を付加する。これにより、制御情報が欠落した場合や遅延した場合においても、有効期限が続く限り、連携通信制御を実施する。一方、通知された有効期限が満了した場合、予め定められたフォールバック制御を実施する。
したがって、一実施形態によると、親局装置から子局装置への制御情報の通知に使用する回線の性能に関わらず、親局装置が想定した期間に限り連携通信制御を実施することができる。この結果として、通信品質の劣化を抑制することが可能となる。
図2は、一実施形態に係る通信制御システムの構成を例示するブロック図である。図2を参照すると、第2の通信装置8(例えば図3の基地局10)との間で連携通信制御を行う第1の通信装置6(例えば図3のゲートウェイ装置40)は、連携通信(例えば多地点協調(CoMP)送受信)制御に使用する第1の情報と第1の情報の有効期限を示す第2の情報を生成する生成部62と、第1の情報および第2の情報を第2の通信装置8に通知する通知部64を備えている。
また、第1の通信装置6(例えば図3のゲートウェイ装置40)との間で連携通信制御を行う第2の通信装置8(例えば図3の基地局10)は、第1の通信装置6と第2の通信装置8の間の連携通信(例えば多地点協調(CoMP)送受信)制御に使用する第1の情報と第1の情報の有効期限を示す第2の情報を第1の通信装置6から受信する受信部82と、第1の情報と第2の情報に基づいて連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施する制御部84を備えている。
このとき、制御情報が欠落した場合や遅延した場合においても、有効期限が続く限り、連携通信制御が実施される。一方、通知された有効期限が満了した場合、予め定められたフォールバック制御が実施される。したがって、第1の通信装置6から第2の通信装置8への制御情報の通知に使用する回線の性能に関わらず、第1の通信装置6が想定した期間に限り連携通信制御を実施することができる。これにより、連携通信制御を行う通信装置間の回線の状態が悪化した場合における通信品質の低下を回避することが可能となる。
<実施形態1>
次に、第1の実施形態に係る通信制御システムについて、図面を参照して説明する。ここでは、本実施形態に係る通信制御システムを備えた無線通信システムとして、LTE(Long Term Evolution)を想定する。
また、本実施形態では、ゲートウェイ装置が基地局に対して、連携通信制御のための制御情報およびその有効期限情報を通知する。また、基地局は通知された制御情報および有効期限情報に基づいて無線リソース(RB:Radio Resource)のスケジューリングを実施する。すなわち、本実施形態では、ゲートウェイ装置が親局装置(第1の通信装置)に相当し、基地局が子局装置(第2の通信装置)に相当する。なお、親局装置は、ゲートウェイ装置と同様の機能を有する他のネットワーク装置、ゲートウェイ装置の一部の機能を代替する他のネットワーク装置、または、ゲートウェイ装置に接続された他のネットワーク装置のいずれかであってもよい。
本実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。各図面において、同一または対応する要素には同一の符号が付されており、重複した説明を省略する。
[構成]
図3を参照して、本実施形態に係る通信制御システム、および、かかる通信制御システムを備えた無線通信システムの構成について説明する。本実施形態の通信制御システムは、基地局10およびゲートウェイ装置40を備えている。一方、無線通信システムは移動局20および基地局制御装置30をさらに備えている。
基地局(例えばeNB, eNodeB:evolved Node B)10は、セル11を管理する。
セル11内には、移動局(UE:User Equipment)20が存在する。移動局20は、セル11と双方向の無線通信を行う。
基地局10は、基地局制御装置30およびゲートウェイ装置40に接続されている。基地局10は、ネットワーク制御に関する情報を基地局制御装置30との間で送受信する。また、基地局10は、各移動局20のユーザデータをゲートウェイ装置40との間で送受信する。
基地局制御装置30は、ゲートウェイ装置40とも接続されている。基地局制御装置30は、移動局20とゲートウェイ装置40の間のコネクションであるベアラの管理、ハンドオーバなどの移動制御などを行う。
ゲートウェイ装置40は、PDN(Packet Data Network)50を介してサーバ60と接続されている。ゲートウェイ装置40は、移動局20へのIP(Internet Protocol)アドレスの割り当て、ベアラ設定時のPDN50に対するユーザ認証などを行う。
ここで、ベアラとは、ネットワークベアラ(Network Bearer)もしくは無線ベアラ(Radio Bearer)のいずれか、または、双方を指す。ネットワークベアラとして、例えばE−RAB(E-UTRAN Radio Access Bearer)、EPS(Evolved Packet System)ベアラ(EPS bearer)、S1ベアラ(S1 bearer)、S5ベアラ(S5 bearer)、S8ベアラ(S8 bearer)などが考えられる。以下では、特に説明しない限り、ベアラは上述の種類のベアラのうちのいずれか1つ、または、複数の組み合わせに相当するものとする。ただし、本発明の適用範囲はこれらに限定されない。
基地局制御装置30として、移動局20の移動管理装置(MME:Mobility Management Entity)、または、ネットワーク運用管理装置(OAM(Operation, Administration and Management)サーバ、OAM server)が考えられる。
一方、ゲートウェイ装置40として、S−GW(Serving-Gateway)および/またはP−GW(PDN-Gateway)、または、MEC(Mobile Edge Computing)を実現するネットワーク機器(以下では、「MECプラットフォーム」という。)などが考えられる。
S−GWは、他の3GPP(Third Generation Partnership Project)アクセス網であるGSM(Global System for Mobile communications、GERAN(GSM/EDGE Radio Access Network)やUMTS(Universal Mobile Telecommunications System、UTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network))などとの接続ポイントとなる。
P−GWは、インターネット網などの非3GPネットワーク(non-3GPP network)との接続ポイントとなる。さらに、P−GWは、移動局(無線端末)20へのIPアドレスの割り当て、PDN接続に関するユーザ認証、課金データの作成などを行う。なお、P−GWは、図3に図示していないPCRF(Policy and Charging Rules Function)からQCI(QoS Class Identifier)に関する情報を取得し、トラフィック制御情報(例えばTFT(Traffic Flow Template))を生成する。さらに、P−GWは当該トラフィック制御情報に基づいて基地局10へパケットを転送する。ここで、当該パケットには、例えばユーザデータ(User Plane dataともいう)、または、ネットワーク制御に関する情報(コントロールプレーンデータ(Control Plane data)、IMS(IP Multimedia Subsystem)シグナリング(IMS signaling)、TCP(Transmission Control Protocol)シグナリング(TCP signaling)、または、アプリケーションレベルの制御シグナリング)が格納されている。
以下では、特に説明しない限り、ゲートウェイ装置40は、S−GW単体、P−GW単体、MECプラットフォーム単体、または、S−GW、P−GW、MECプラットフォームの組み合わせのいずれかに相当するものとする。また、パケットに格納されている情報として、ユーザデータを想定する。ただし、パケットに格納されている情報は、ネットワーク制御に関する情報であってもよい。
図4を参照して、本実施形態に係る通信制御システムに含まれる基地局10およびゲートウェイ装置40の構成について説明する。なお、図4に示すように本実施形態の通信制御システムを含む無線通信システムは、さらに移動局20および基地局制御装置30を備えている。
基地局10は、制御情報受信部101、制御タイマ部102、データ処理部103、スケジューラ部104、および、無線部106を備えている。スケジューラ部104は、通信制御部105を有する。
制御情報受信部101は、ゲートウェイ装置40から制御情報およびその有効期限情報を受信する。制御情報受信部101は、制御情報をスケジューラ部104に出力し、有効期限情報を制御タイマ部102に出力する。
制御タイマ部102は、ゲートウェイ装置40から通知される制御情報の有効期限を管理する。また、制御タイマ部102は、制御情報受信部101から新たな有効期限情報を受信した場合、管理していた有効期限を更新する。さらに、制御タイマ部102は、管理している有効期限が満了した場合、その旨をスケジューラ部104の通信制御部105に通知する。
データ処理部103は、ゲートウェイ装置40から転送されるユーザデータのヘッダ挿入・除去などを行う。データ処理部103は、ヘッダ処理後、ユーザデータをスケジューラ部104に転送する。
スケジューラ部104は、制御情報受信部101から入力された制御情報に基づいて、基地局10に接続している移動局20に対して、無線リソースのスケジューリングを行い、スケジューリングされたユーザデータを無線部106に転送する。スケジューラ部104は通信制御部105を有し、制御タイマ部102から通信制御部105に有効期限の満了を通知された場合、当該移動局またはセッションに対してフォールバック制御を行う。
ここで、フォールバック制御とは、例えば、制御情報受信部101から入力された制御情報を無効としてスケジューリングを行う制御、または、予め定められた無線リソースのスケジューリングを行う(例えば、以降の無線リソースのスケジューリングを中断するなど)制御である。
無線部106は、ユーザデータを物理チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)にマッピングさせて送信信号を生成し、当該送信信号を移動局20に送信する。
ゲートウェイ装置40は、データ処理部401および制御情報生成部402を備えている。
データ処理部401は、PDN50を介してサーバ60から転送されたユーザデータを基地局10に転送する。また、データ処理部401は、基地局10の連携通信制御に使用する情報を取得し、制御情報生成部402に転送する。例えば、基地局10の連携通信制御に使用する情報として、ゲートウェイ装置40が受信したパケットから取得可能なパケット情報が考えられる。ここで、「取得」とは、例えばパケットに格納されている情報を(パケット情報として)抽出する(つまり抜き出す)こと、当該情報から(パケット情報を)読み取ること、または、当該パケットがどのような(種類の)ものであるかを識別することなどの処理を含む。
基地局10の通信制御に使用する情報として、例えば以下の(A)〜(F)の情報が考えられる。
(A)パケットの重要度に関する情報、
(B)パケットの送信状況に関する情報、
(C)パケットに含まれるユーザデータの重要度に関する情報、
(D)パケットに含まれるユーザデータの送信状況に関する情報、
(E)パケットに含まれるユーザデータに関連するアプリケーションの体感品質または種別に関する情報、
(F)パケットに含まれるユーザデータに関連するサービスのサービス品質または種別に関する情報、
(G)パケットに含まれるユーザデータに関連するアプリケーションの体感品質に関する情報、
(H)パケットに含まれるユーザデータに関連するサービスの品質に関する情報
(A)「パケットの重要度に関する情報」として、例えばどのようなQoS(Quality of Service)に対応するパケットかを識別できる情報や、パケットが重要であるか否かを識別できる情報や、パケットの重要度が所定のレベル(分類)のうちのいずれに対応するかを識別できる情報などが考えられる。これらの情報は、パケットが送受信される経路の情報などから取得することができる。なお、QoSは、QCI(QoS Class Identifier)、ARP(Allocation Retention Priority)、ビットレート(Maximum Bit RateやGuaranteed Bit Rate)などに基づいて決定または判定してもよいが、これらに限定されない。
(B)「パケットの送信状況に関する情報」として、例えばパケットが初送パケットか再送パケットかを識別できる情報や、パケットが本来の順序(例えばサーバ60等から送信された順序)で送信されているか否かを識別できる情報や、どのようなTransport Protocol(例えばTCP、UDP(User Datagram Protocol))で送信されているかを識別できる情報や、ポート番号を識別できる情報などが考えられる。これらの情報は、パケットが送受信される経路の情報などから取得することができる。
(C)「ユーザデータの重要度に関する情報」として、例えばユーザデータが重要であるか否かを識別できる情報や、ユーザデータの重要度が所定のレベル(分類)のうちのいずれに対応するかを識別できる情報などが考えられる。これらの情報は、パケットの検査(DPI:Deep Packet Inspection)などを行うことで取得することができる。
(D)「ユーザデータの送信状況に関する情報」として、例えばユーザデータが初送か再送かを識別できる情報や、ユーザデータが本来の順序で送信されているか否かを識別できる情報などが考えられる。これらの情報は、パケットの検査(DPI)などを行うことで取得することができる。
(E)「ユーザデータに関連するアプリケーション種別に関する情報」として、例えばリアルタイム性を要求するアプリケーションか否かを識別できる情報や、どのようなApplication Protocol(例えばHTTP(Hypertext Transport Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)、RTP(Real-time Transport Protocol))で送信されているかを識別できる情報などが考えられる。これらの情報は、パケットの検査(DPI)などを行うことで取得することができる。
(F)「ユーザデータに関連するサービス種別に関する情報」として、例えばリアルタイム性を要求するサービスか否かを識別できる情報や、音声通信か否かを識別できる情報や、(ビデオ)ストリーミング通信か否かを識別できる情報や、ユーザ(人)が(直接に)介在するサービスか否かを識別できる情報や、M2M(Machine-To-Machine)タイプの端末(M2M端末)によるサービスか否かを識別できる情報や、オペレータにより提供されるサービスか否かを識別できる情報や、OTT(Over The Top)により提供されるサービスか否かを識別できる情報などが考えられる。これらの情報は、パケットの検査(DPI)などを行うことで取得することができる。
(G)「ユーザデータに関連するアプリケーションの体感品質に関する情報」として、例えばアプリケーションの動作が正常か否かを識別できる情報や、アプリケーションの体感品質(QoE:Quality of Experience)を識別できる情報などが考えられる。
(H)「パケットに含まれるユーザデータに関連するサービスの品質に関する情報」として、例えばサービスが正常に提供できているか否かを識別できる情報や、サービスの品質を識別できる情報などが考えられる。
制御情報生成部402は、上述したデータ処理部401から入力された情報に基づいて、基地局10へ通知する制御情報を生成し、有効期限情報を付加して基地局10に通知する。制御方法の生成方法として、例えば(A)〜(H)の情報を予め定められたマッピング方法に従い、識別子に変換する。
なお、有効期限情報として、例えば以下の(P)〜(R)を用いることができる。
(P)有効期限を示す絶対時間、
(Q)有効期限の増減を示す時間、
(R)有効期限を示す識別子
(P)「有効期限を示す絶対時間」を用いる場合、例えば、管理されている有効期限タイマを、通知された有効期限に置き換える。
(Q)「有効期限の変動を示す情報」を用いる場合、例えば、管理されている有効期限タイマに、有効期限の増減を示す時間をプラスまたはマイナスする。
(R)「有効期限を示す識別子」を用いる場合、例えば、予めゲートウェイ装置40と基地局10間で、識別子が示す有効期限のマッピングを決定しておき、基地局10は、ゲートウェイ装置40から識別子を受信し、予め決定していたマッピングにより、有効期限を取得する。
[動作]
図5を参照して、本実施形態に係る基地局10の動作を説明する。なお、ゲートウェイ装置40の主な動作は、制御情報および有効期限情報の生成と送信であるため、説明を省略する。ここでは、基地局10と通信を行う1つの移動局20に対する連携通信制御について説明する。ただし、基地局10は、他の移動局に対しても同様に連携通信制御を行うものとする。
基地局10は、データ送信開始時に、以下で説明する連携通信制御のフローを開始する。まず、基地局10は、ゲートウェイ装置40から制御情報および有効期限情報の通知があるか否かを判定する(ステップS101)。
ゲートウェイ装置40からの通知がある場合(ステップS101のYes)、基地局10は通知された有効期限情報に基づいて、制御タイマの更新を行い(ステップS102)、ステップS103に進む。一方、ゲートウェイ装置40からの通知がない場合(ステップS101のNo)、そのままステップS103に進む。
次に、基地局10は制御タイマが満了したか否かを判定する(ステップS103)。制御タイマが満了していない場合(ステップS103のNo)、基地局10は通知を受けた制御情報に基づいた連携通信制御を実施する(ステップS104)。一方、制御タイマが満了した場合(ステップS103のYes)、基地局10は予め定められたフォールバック制御を実施する(ステップS105)。
次に、基地局10は移動局20に対するデータ送信が完了したか否かを判定する(ステップS106)。データ送信が完了していない場合(ステップS106のNo)、基地局10は連携通信制御を継続するため、ステップS101に戻る。一方、データ送信が完了した場合(ステップS106のYes)、基地局10は移動局20に対する連携通信制御を終了する。
なお、有効期限が満了した場合、基地局10はその旨をゲートウェイ装置40に対して、通知してもよい。また、基地局10は、フォールバック制御を開始した旨をゲートウェイ装置40に通知してもよい。
なお、本実施形態では、ゲートウェイ装置40から基地局10へユーザデータとは異なるパケットで通知する(アウトバンドシグナリングともいう)ことを想定している。ただし、本発明はこれに限定されない。例えば、ユーザデータのパケットに付加して通知すること(インバンドシグナリングともいう)も可能である。具体的には、ユーザデータのパケットヘッダ(IP(Internet Protocol)ヘッダ、TCP(Transmission Control Protocol)ヘッダ、GTP(GPRS (General Packet Radio Service) Tunneling Protocol)ヘッダ)のオプション領域を使用してもよい。さらに、基地局10からゲートウェイ装置40に送信されるユーザデータに対して、新たにトンネリングプロトコルを導入して通知する方法を用いてもよい。
なお、本実施形態においては、ゲートウェイ装置40においてパケット検査(例えばDPI)を行ってもよいし、ゲートウェイ装置40では、TCPプロキシ(TCPスプリット)を行ってもよい。
また、本実施形態においては、移動局毎に制御を想定しているが、Logical Channel毎の制御を行ってもよい。LTEでは、1局の移動局が複数のLogical Channelを使用して、データ送信することができる。
(実施形態1の動作例)
次に、本実施形態の具体的な動作例を、図6および図7を参照して説明する。本動作例では、ゲートウェイ装置40が基地局10に対して、制御情報として(C)「パケットに含まれるユーザデータの重要度に関する情報」を通知するとともに、有効期限情報として(P)「有効期限を示す絶対時間」を通知する。また、本動作例では、基地局10が連携通信制御を実施する。なお、ゲートウェイ装置40から基地局10への制御情報の通知方法として、アウトバンドシグナリングを想定する。
図6は、ゲートウェイ装置40が基地局10に制御情報および有効期限情報を通知するフォーマットを例示する。本動作例における通知情報は、移動局ID、重要度、および、有効期限を含む。
移動局IDは、基地局10が当該ユーザを識別するために使用する。すなわち、移動局IDは基地局10が移動局20を識別できるものであればよい。移動局IDとして、例えば、C−RNTI(Cell Radio Network Temporary Identifier)、IPアドレス、ポート番号、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)、TMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity)、GUTI(Globally Unique Temporary UE Identity)、ゲートウェイ装置40と基地局10のみで有効なローカルな識別子などを用いることができる。なお、Logical Channel毎の制御を行う場合、移動局IDに加えて、Logical Channel IDを使用する。
また、重要度は一例として「0」〜「3」の4段階とする。ここでは、重要度の数値が大きくなるに従って、重要度が高くなるものとする。
さらに、有効期限は、単位をミリ秒(ms)とする。また、有効期限は絶対値で通知するものとする。
さらに、基地局10は制御情報の有効期限が満了した場合のフォールバック制御では、重要度「0」を使用して、無線リソースのスケジューリングを行うものとする。
図7を参照して、本動作例を説明する。
まず、移動局1に対する制御について説明する。ゲートウェイ装置40は、移動局1に係る制御情報を100ミリ秒(ms)周期で時刻T50、T150、T250、T350に送信するものと仮定する。また、制御情報がゲートウェイ装置40から送信された後、基地局10で受信されるまでに一定の遅延時間(一例として20ms)が加わるものとする。ただし、時刻T250でゲートウェイ装置40から送信された制御情報については、経路の途中で情報ロスが発生し、基地局10はかかる制御情報を受信することができないものと仮定する。
このとき、基地局10は、移動局1に使用する各期間の重要度として、期間T70〜T170では重要度「1」を使用し、期間T170〜T270では重要度「3」を使用する。その後、時刻T270で制御情報の有効期限が満了となる。したがって、基地局10は、期間T270〜T370ではフォールバック制御を実施して重要度「0」を使用する。その後、基地局10は、期間T370〜T470では時刻T350に送信された制御情報を反映して重要度「1」を使用する。
次に、移動局2に対する制御について説明する。ゲートウェイ装置40は移動局2に係る制御情報を200ms周期で時刻T100、T300に送信するものと仮定する。また、ゲートウェイ装置40から送信された制御情報が基地局10で受信されるまでに、一定の遅延(一例として20ms)が加わるものとする。
このとき、基地局10は、移動局2に使用する各期間の重要度として、期間T120〜T320では重要度「2」を使用し、期間T320〜T520では重要度「1」を使用する。
次に、移動局3に対する制御について説明する。ゲートウェイ装置40は移動局3に係る制御情報を不定周期で時刻T150、T300、T350に送信するものと仮定する。また、制御情報がゲートウェイ装置40から送信されてから基地局10で受信されるまでに、一定の遅延(一例として20ms)が加わるものとする。
このとき、基地局10は、移動局3に使用する各期間の重要度として、期間T170〜T320では重要度「1」を使用し、期間T320〜T370では重要度「2」を使用し、時刻T370以降の期間では重要度「3」を使用する。
基地局10は、各時刻において、各移動局の重要度に基づいて無線リソースのスケジューリングを行う。例えば、基地局10は、重要度が最も高い移動局に対して、最優先で無線リソースを割り当てる方法を用いることができる。なお、基地局10は、重要度が同一の移動局が存在する場合、無線ソースをこれらの移動局に対して等分配してもよい。
なお、本動作例では、制御情報として(C)「ユーザデータの重要度に関する情報」を例として説明したが、上述の(A)〜(H)のいずれかまたは組み合わせについても、同様に本発明を適用することができる。
さらに、本動作例では、有効期限情報として(P)「有効期限を示す絶対時間」を例として説明したが、上述の(Q)、(R)についても、同様に本発明を適用することができる。
<実施形態2>
次に、第2の実施形態に係る通信制御システムについて、図面を参照して説明する。本実施形態に係る通信制御システムを備えた無線通信システムとして、ここではLTE(Long Term Evolution)を想定する。
また、本実施形態では、基地局がゲートウェイ装置に対して、連携通信制御のための制御情報を通知する。さらに、ゲートウェイ装置が通知された制御情報および有効期限情報に基づいて流量制御を実施する。すなわち、本実施形態では、基地局が親局装置(第1の通信装置)に相当し、ゲートウェイ装置が子局装置(第2の通信装置)に相当する。
さらに、本実施形態では、流量制御として、TCP(Transmission Control Protocol)のフロー制御を想定する。これは、一例として、ゲートウェイ装置で、アプリケーションサーバから送信されたユーザデータをTCPレイヤで一旦終端することで実現される。かかる方法は、一般にTCPプロキシまたはTCPスプリットと呼ばれる。
なお、ゲートウェイ装置の代わりに、ゲートウェイ装置と同様の機能を有する他のネットワーク装置、ゲートウェイ装置の一部の機能を代替する他のネットワーク装置、または、ゲートウェイ装置に接続された他のネットワーク装置のいずれかを用いてもよい。
[構成]
本実施形態に係る通信制御システムを備えた無線通信システムの構成は第1の実施形態における無線通信システム(図3)と同様であるため、ここでは説明を省略する。
次に、図8を参照して、本実施形態に係る通信制御システムに含まれる基地局10およびゲートウェイ装置40の構成について説明する。図8を参照すると、本実施形態の通信制御システムを備えた無線通信システムは、さらに、移動局20および基地局制御装置30を備えている。
まず、基地局10の構成について説明する。基地局10は、データ処理部103、スケジューラ部104、無線部106、および、制御情報生成部107を備えている。スケジューラ部104の各機能は第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
データ処理部103は、第1の実施形態で説明した処理以外に、ゲートウェイ装置40の連携通信制御に使用する情報を制御情報生成部107に入力する処理も行う。かかる処理として、例えば、データ処理部103に存在するバッファの滞留量に関する情報や、サービスを行うセルのスループットを集計し、その情報を入力する処理などが考えられる。
無線部106は、第1の実施形態で説明した処理以外に、ゲートウェイ装置40の連携通信制御に使用する情報を制御情報生成部107に入力する処理も行う。かかる処理として、例えば、移動局20から通知された情報を集計、または、移動局20から送信されたパケットを検査(DPI:Deep Packet Inspection)して情報を抽出し、その情報を入力する処理などが考えられる。
制御情報生成部107は、データ処理部103および無線部106から転送されたゲートウェイ装置40の通信制御に使用する情報を受信し、制御情報を生成する。また、制御情報生成部107は、生成した制御情報に有効期限情報を付加して、ゲートウェイ装置40に転送する。ゲートウェイ装置40の通信制御に使用する情報として、例えば、基地局10自身で観測・測定する情報や、基地局10が移動局20から通知を受けた情報などが考えられる。
これらの情報として、具体的には、以下の(I)〜(K)の情報が考えられる。
(I)基地局の稼働状況に関する情報、
(J)通信品質情報、
(K)移動局の使用状況に関する情報
(I)「基地局の稼働状況に関する情報」として、例えば、基地局10の混雑度に関する情報、基地局10のバッファに溜まっているユーザデータ滞留量に関する情報、サービスしているセルスループットに関する情報、どの程度のトラフィックがさらに収容できるかを示す可用帯域に関する情報などが考えられる。
(J)「通信品質情報」として、例えば、基地局10自身が測定する無線品質に関する情報、移動局20が測定して基地局10に通知するCQI(Channel Quality Indicator)情報などが考えられる。
(K)「移動局の使用状況に関する情報」として、例えば、移動局20が使用しているアプリケーションの使用状況に関する情報、移動局20のバッテリーに関する情報、移動局20の位置情報などが考えられる。
なお、有効期限情報は、第1の実施形態で説明した、(P)〜(R)と同様であるため、説明を省略する。
次に、ゲートウェイ装置40の構成について説明する。ゲートウェイ装置40は、データ処理部401、制御情報受信部403、および、制御タイマ部404を備えている。データ処理部401は、さらに通信制御部405を有する。
制御情報受信部403は、基地局10から通知される制御情報およびその有効期限情報を受信する。また、制御情報受信部40は、制御情報をデータ処理部401に出力し、有効期限情報を制御タイマ部404に出力する。
制御タイマ部404は、ゲートウェイ装置40から通知される制御情報の有効期限を管理する。制御情報受信部403から新たな有効期限情報を受信した場合、制御タイマ部404は管理していた有効期限を更新する。また、管理している有効期限が満了した場合、制御タイマ部404はデータ処理部401の通信制御部405に対してその旨を通知する。
データ処理部401は通信制御部405を有し、制御タイマ部404から通信制御部405に有効期限の満了を通知された場合、移動局20またはセッションに対して、フォールバック制御を行う。ここで、フォールバック制御とは、例えば、PDN(Packet Data Network)50から入力されたユーザデータに予め定められた流量制御(例えば、以降のトラフィックに対して予め定められた流量を設定する制御など)である。
[動作]
本実施形態に係るゲートウェイ装置40の動作は、第1の実施形態に係る基地局10の動作(図5)と同様であるため、説明を省略する。
なお、有効期限が満了した場合、ゲートウェイ装置40は、有効期限が満了した旨を基地局10に通知してもよい。また、ゲートウェイ装置40は、フォールバック制御を開始した旨を基地局10に通知してもよい。
なお、本実施形態では、基地局10からゲートウェイ装置40へユーザデータとは異なるパケットで通知する(アウトバンドシグナリングともいう)ことを想定している。ただし、本発明はこれに限定されない。例えば、ユーザデータのパケットに付加して通知すること(インバンドシグナリングともいう)も可能であり、例えば、ユーザデータのパケットヘッダ(IPヘッダ、TCPヘッダ、GTPヘッダ)のオプション領域を使用してもよい。さらに、ゲートウェイ装置40から基地局10に送信されるユーザデータに対して、新たにトンネリングプロトコルを導入して通知する方法を用いることもできる。
(実施形態2の動作例)
次に、本実施形態における動作例を図9および図10を参照して説明する。本動作例では、基地局10がゲートウェイ装置40に対して、制御情報として(I)「基地局の稼働状況に関する情報」を通知するとともに、有効期限情報として(Q)「有効期限の増減を示す時間」を通知するものとする。ここで、稼働状況に関する情報は、基地局10のバッファに溜まっている移動局20へ送信すべきユーザデータの滞留量を示す識別子である。なお、本動作例では、基地局10からゲートウェイ装置40への制御情報の通知方法として、アウトバンドシグナリングを想定する。
図9は、基地局10からゲートウェイ装置40に制御情報および有効期限情報を通知するフォーマットを例示する。本動作例における通知情報は、移動局ID、データ滞留量、および、有効期限の増加分を含む。
移動局IDは、ゲートウェイ装置40がユーザを識別するために使用する。移動局IDとして、C−RNTI(Cell Radio Network Temporary Identifier)、IPアドレス、ポート番号、ゲートウェイ装置40と基地局10のみで有効なローカルな識別子などを用いることができる。
また、データ滞留量を示す識別子は一例として「0」〜「9」の10段階とする。ここでは、識別子の値が大きくなるに従って、滞留しているデータのサイズが大きくなるものとする。
さらに、有効期限は、単位をミリ秒(ms)とする。ここでは、通知された有効期限の増加分を現在の有効期限にプラスする(足し合わせる)ものとする。
また、制御情報の有効期限が満了した場合のフォールバック制御では、滞留量を「5」として、ゲートウェイ装置40が流量制御を行うものとする。
図10を参照して、本動作例を説明する。
まず、移動局1に対する制御について説明する。基地局10は、移動局1に係る制御情報を100ミリ秒(ms)周期で時刻T50、T150、T250、T350に送信するものとする。また、制御情報が基地局10から送信されてからゲートウェイ装置40に受信されるまでに、一定の遅延(一例として20ms)が加わるものと仮定する。さらに、時刻T250に基地局10から送信した制御情報については、経路の途中で通常よりも大きな遅延(一例として50ms)が生じるものとする。
このとき、ゲートウェイ装置40は、移動局1に対する流量制御として、期間T70〜T170では滞留量「1」を使用し、期間T170〜T270では滞留量「3」を使用する。その後、時刻T270に制御情報の有効期限が満了する。したがって、ゲートウェイ装置40は、期間T270〜T300ではフォールバック制御を実施して滞留量「5」を使用する。その後、ゲートウェイ装置40は、期間T300〜T370では、時刻T250に送信された制御情報を反映して滞留量「6」を使用する。さらに、ゲートウェイ装置40は、期間T370〜T470では滞留量「4」を使用する。
次に、移動局2に対する制御について説明する。基地局10は、移動局2に係る制御情報を200ms周期で時刻T50、T250に送信するものとする。また、制御情報が基地局10から送信された後、ゲートウェイ装置40で受信されるまでに、一定の遅延(一例として20ms)が加わるものと仮定する。さらに、時刻T250で基地局10から送信された制御情報については、経路の途中で通常よりも大きな遅延(一例として50ms)が生じるものとする。
このとき、ゲートウェイ装置40は、移動局2に対する流量制御として、期間T70〜T270では滞留量「4」を使用する。その後、時刻T270に制御情報の有効期限が満了する。したがって、ゲートウェイ装置40は、期間T270〜T300ではフォールバック制御を実施して滞留量「5」を使用する。その後、ゲートウェイ装置40は期間T300〜T500では、時刻T250に送信された制御情報を反映して滞留量「7」を使用する。
次に、移動局3に対する制御について説明する。基地局10は、移動局3に係る制御情報を不定周期で時刻T150、T200、T350に送信する。また、制御情報が基地局10から送信された後、ゲートウェイ装置40で受信されるまでに、一定の遅延(一例として20ms)が加わるものと仮定する。
このとき、ゲートウェイ装置40は、移動局3に対して使用する各時間の滞留量として、期間T170〜T220では滞留量「9」を使用し、期間T220〜T370では滞留量「6」を使用し、時刻T370以降の期間では滞留量「3」を使用する。移動局3に対する有効期限は、時刻T220で150ms(=50ms+100ms)となる。一方、ゲートウェイ装置40は有効期限が満了する予定の時刻T370で新しい有効期限情報を受信し、有効期限のタイマが更新される。したがって、ゲートウェイ装置40は、移動局3に対するフォールバック制御を実施しない。
ゲートウェイ装置40は、各時刻において、移動局20のユーザデータの滞留量に基づいて流量制御を行う。例えば、ゲートウェイ装置40は滞留量が大きい移動局20については、流量を減少させる。一方、ゲートウェイ装置40は、滞留量が小さい移動局20については、流量を増大させる。このような制御を使用し、基地局10のバッファにおけるデータ溢れやデータ枯渇を回避することができ、結果としてスループットの改善が見込まれる。
なお、本動作例では、制御情報として、(I)「基地局の稼働状況に関する情報」を例として説明したが、上述の(I)〜(K)のいずれか、または組み合わせについても、同様に本発明を適用することができる。
さらに、本動作例では、有効期限情報として、(Q)「有効期限の増減を示す時間」を例として説明したが、上述の(P)、(R)についても、同様に本発明を適用することができる。
<実施形態3>
次に、第3の実施形態に係る通信制御システムについて、図面を参照して説明する。本実施形態に係る通信制御システムを備えた無線通信システムとして、ここではLTE(Long Term Evolution)のC−RAN(Centralized (Cloud) Radio Access Network)構成を想定する。C−RAN構成では、基地局はデジタル処理部(DU:Digital Unit)と無線処理部(RU:Radio Unit)を備えている。C−RAN構成では、DUがRUを集中制御することを想定する。
本実施形態では、DUがRUに対して、連携通信制御のための制御情報を通知するものとする。また、RUが通知された制御情報および有効期限情報に基づいて無線信号の生成を実施するものとする。すなわち、本実施形態では、DUが親局装置(第1の通信装置)に相当し、RUが子局装置(第2の通信装置)に相当する。
[構成]
図11を参照して、本実施形態に係る通信制御システムと、かかる通信制御システムを備えた無線通信システムの構成について説明する。本実施形態の通信制御システムは、DU80と複数のRU70を備えている。なお、無線通信システムは、さらに移動局20、基地局制御装置30およびゲートウェイ装置40を備えている。
DU80は、複数のRU70を制御する。また、RU70は、セル11を管理する。セル11内には、移動局20が存在し、セル11と双方向の無線通信を行う。
ここでは、DU80は、メディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)層、無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)層、パケットデータ収束(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)層のレイヤ2の処理を行うものと想定する。一方、RU70は、物理層の処理である変復調などのレイヤ1の処理を行うものとする。DU80は、基地局制御装置30およびゲートウェイ装置40に接続されている。DU80は、基地局制御装置30との間で制御情報を送受信する。また、DU80は、ゲートウェイ装置40との間でユーザデータを送受信する。
基地局制御装置30は、ゲートウェイ装置40とも接続されている。基地局制御装置30は、移動局20とゲートウェイ装置40の間のコネクションであるベアラの管理、ハンドオーバなどの移動制御などを行う。
ゲートウェイ装置40は、PDN(Packet Data Network)50を介してサーバ60と接続されている。
図12を参照して、本実施形態に係る通信制御システムに含まれるRU70およびDU80の構成について説明する。図12を参照すると、本実施形態の通信制御システムを含む無線通信システムは、さらに、移動局20、基地局制御装置30、および、ゲートウェイ装置40を備えている。
RU70は、制御情報受信部701、制御タイマ部702、および、無線部703を備えている。無線部703は、さらに通信制御部704を有する。
制御情報受信部701は、DU80から通知されるスケジューリング情報およびその有効期限情報を受信する。また、制御情報受信部701は、制御情報を無線部703に出力し、有効期限情報を制御タイマ部702に出力する。
制御タイマ部702は、DU80から通知される制御情報の有効期限を管理する。制御情報受信部701から新たな有効期限情報を受信した場合、制御タイマ部702は管理していた有効期限を更新する。また、管理している有効期限が満了した場合、制御タイマ部702は無線部703の通信制御部704にその旨を通知する。
無線部703は、ユーザデータの変調を行い、通知されたスケジューリング情報に基づいて、無線リソースにマッピングさせて無線送信信号を生成し、生成した無線送信信号を移動局20に送信する。無線部703は通信制御部704を有し、制御タイマ部702から有効期限が満了したことが通知されると、フォールバック制御を行う。フォールバック制御として、例えば、移動局20へのデータ送信を停止することなどが考えられる。また、無線部703は、DU80のスケジューラ部802に、移動局20から通知された無線品質情報を出力する。
DU80は、データ処理部801、スケジューラ部802、および、制御情報生成部803を備えている。
データ処理部801は、PDN50を介してサーバ60から転送されたユーザデータをRU70に転送する。
スケジューラ部802は、RU70の無線部703から入力された無線品質情報に基づいて、無線リソースのスケジューリングを行う。その後、スケジューラ部802は、スケジューリング情報を制御情報生成部803に出力する。
制御情報生成部803は、スケジューラ部802から受け付けたスケジューリング情報を用いて、RU70へ通知する制御情報を生成し、有効期限情報を付加して、基地局10に通知する。なお、有効期限情報は第1の実施形態で説明した(P)〜(R)と同様であるため、説明を省略する。
[動作]
本実施形態に係るRU70の動作フローは、図5で説明した第1の実施形態に係る基地局10の動作フローと同様であるため、説明を省略する。
なお、有効期限が満了した場合、RU70は有効期限が満了した旨をDU80に通知してもよい。また、RU70はフォールバック制御を開始した旨をDU80に通知してもよい。
なお、本実施形態では、DU80からRU70への制御方法は、アウトバンドシグナリングでも、インバンドシグナリングでもよい。
(実施形態3の動作例)
次に、本実施形態における動作例を、図13および図14を参照して説明する。本動作例では、DU80がRU70に対して、制御情報として「無線リソースのスケジューリング情報」を通知し、有効期限情報として(R)「有効期限を示す識別子」を通知するものとする。ここで、DU80がスケジューリングを行う無線リソースは無線リソース「RB1」〜「RB5」の5つとする。なお、DU80からRU70への制御情報の通知は、アウトバンドシグナリングを想定する。また、RU70は、制御情報の有効期限が満了した場合のフォールバック制御として、対象となる移動局への無線リソースの割り当てを停止するものとする。
図13は、DU80からRU70に制御情報および有効期限情報を通知するフォーマットを例示する。本動作例における通知情報は、移動局ID、スケジューリング情報の識別子、および、有効期限を示す識別子を含む。
移動局IDは、RU70がユーザを識別するために使用する。すなわち、移動局IDはRU70がユーザを識別できるものであればよい。移動局IDとして、例えば、C−RNTI、IPアドレス、ポート番号、DU80とRU70間のみで有効なローカルな識別子などを用いることができる。
また、スケジューリング情報の識別子は、一例として5ビットとする。ここでは、各ビットは5つの無線リソース(RB1〜RB5)のそれぞれに対応するものとする。なお、スケジューリング情報の各ビットは、無線リソースを割り当てる場合には「1」とし、割り当てない場合には「0」とする。
さらに、有効期限を示す識別子と有効期限は、図13に示す関係で互いに関連付けられるものとする。すなわち、有効期限の識別子「1」〜「4」について、それぞれ、有効期限「5ms」、「10ms」、「20ms」、「50ms」が関連付けられるものとする。
図14を参照して、本動作例について説明する。
まず、移動局1のデータに対する制御について説明する。DU80は、移動局1に係る制御情報を時刻T5、T10、T15、T20に送信するものとする。制御情報はDU80から送信された後、RU70に受信されるまでに、一定の遅延(一例として1ms)が加わるものと仮定する。ただし、時刻T5でDU80から送信された制御情報は、経路の途中で欠落するものとする。
このとき、RU70は、期間T1〜T6では移動局1に無線リソース「RB1」および「RB3」を割り当てる。その後、時刻T6に制御情報の有効期限が満了となる。したがって、RU70は期間T6〜T11ではフォールバック制御を実施して、移動局1に無線リソースを割り当てない。その後、RU70は期間T11〜T16では移動局1に無線リソース「RB1」、「RB2」および「RB3」を割り当てる。その後、RU70は時刻T16以降の期間では、移動局1に無線リソース「RB1」のみを割り当てる。
次に、移動局2に対する制御について説明する。DU80は、移動局2に係る制御情報を時刻T0、T10に送信する。ここでは、制御情報がDU80から送信された後、RU70に受信されるまでに、一定の遅延(一例として1ms)が加わるものとする。
このとき、RU70は、期間T1〜T11では移動局2に無線リソース「RB2」、「RB4」および「RB5」を割り当てる。その後、RU70は、時刻T11以降の期間では移動局2に無線リソース「RB4」および「RB3」を割り当てる。
ゲートウェイ装置40は、各時刻において、移動局20のユーザデータとそのスケジューリング情報に基づいて変調を行い、移動局20に信号送信を行う。本実施形態を適用することにより、スケジューリング情報の欠落による想定外の信号送信を抑制することができる。したがって、本実施形態によると、他セルへの想定外の干渉を抑制することができる。本動作例では、DU80が1つのRU70を制御する例について説明した。ただし、DU80が複数のRU70を制御する場合、隣接RU70からの干渉を考慮しつつ、スケジューリングを行うことができる。かかる場合、複数のRU70で信号の送受信を行う理想的なCoMP(Coordinated Multi-Point)送受信を実現することが可能となる。
なお、本動作例では、有効期限情報として(Q)「有効期限の増減を示す時間」を例として説明したが、上述の(P)、(R)についても、同様に本発明を適用することができる。
<その他の実施形態>
実施形態1、2では基地局とゲートウェイ装置の連携通信制御に関して、一方、実施形態3ではC−RAN構成時のDUとRU間の連携通信制御に関して、制御情報に有効期限を付加することを想定した。ただし、本発明は、これらの連携通信制御以外にも適用することができる。例えば、複数の基地局間の連携通信制御や、基地局制御装置(MME、OAMなど)間の連携通信制御や、基地局制御装置と基地局、ゲートウェイ装置間の連携通信制御についても、本発明を適用することができる。
また、実施形態1ないし3を組み合わせて適用することも可能である。例えば、実施形態1と2を併せて適用した場合、ゲートウェイ装置からの制御情報を使用した基地局のスケジューリング制御と基地局からの制御情報を使用したゲートウェイ装置の流量制御が併用されることになる。
さらに、本発明はLTE(Long Term Evolution)の他にも、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)やCDMA(Code Division Multiple Access)、1xCDMA(Single Carrier CDMA)、1xRTT(Single Carrier Radio Transmission Technology)、HRPD(High Rate Packet Data)、または、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)においても実現することが可能である。
なお、本発明において、下記の形態が可能である。
[形態1]
上記第1の態様に係る通信制御システムのとおりである。
[形態2]
前記第2の通信装置は、前記有効期限が満了するまで、前記第1の情報を使用して前記連携通信制御を実施する、
形態1に記載の通信制御システム。
[形態3]
前記第2の通信装置は、前記有効期限が満了すると、前記所定のフォールバック制御を実施する、
形態1または2に記載の通信制御システム。
[形態4]
前記第1の情報は、
前記第2の通信装置を介して他の通信装置に転送されるパケットの重要度に関する情報、
前記パケットの送信状況に関する情報、
前記パケットに含まれるユーザデータの重要度に関する情報、
前記ユーザデータの送信状況に関する情報、
前記ユーザデータに関連するアプリケーション種別に関する情報、
前記ユーザデータに関連するサービス種別に関する情報、
前記ユーザデータに関連するアプリケーションの体感品質に関する情報、および
前記ユーザデータに関連するサービスの品質に関する情報
のうちの少なくともいずれか、または、複数の組み合わせである、
形態1ないし3のいずれか一に記載の通信制御システム。
[形態5]
前記第1の情報は、
基地局の稼働状況に関する情報、
通信品質情報、
移動局の使用状況に関する情報、および、
無線リソースのスケジューリングに関する情報
のうちの少なくともいずれか、または、複数の組み合わせである、
形態1ないし3のいずれか一に記載の通信制御システム。
[形態6]
前記第2の情報は、
前記有効期限を示す絶対時間、
前記有効期限の増減を示す時間、および
前記有効期限を示す識別子
のうちの少なくともいずれかである、
形態1ないし5のいずれか一に記載の通信制御システム。
[形態7]
前記第1の通信装置は、前記連携通信制御または前記所定のフォールバック制御の対象とされる移動局の識別子と前記第1の情報と前記第2の情報とを含むパケットを用いて前記通知を行い、
前記第2の通信装置は、前記識別子に対応する移動局に対して前記連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施する、
形態1ないし6のいずれか一に記載の通信制御システム。
[形態8]
前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置を介して他の通信装置に転送されるパケットとは異なるパケットを用いて前記通知を行う、
形態1ないし7のいずれか一に記載の通信制御システム。
[形態9]
前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置を介して他の通信装置に転送されるパケットを加工して前記通知を行う、
形態1ないし7のいずれか一に記載の通信制御システム。
[形態10]
前記第1の通信装置および前記第2の通信装置は、それぞれ、
ゲートウェイ装置および基地局、
基地局およびゲートウェイ装置、または、
基地局のデジタル処理部および基地局の無線処理部である、
形態1ないし9のいずれか一に記載の通信制御システム。
[形態11]
第2の通信装置との間で連携通信制御を行う第1の通信装置であって、
前記連携通信制御に使用する第1の情報と前記第1の情報の有効期限を示す第2の情報を生成する生成部と、
前記第1の情報および前記第2の情報を前記第2の通信装置に通知する通知部と、を備える、
ことを特徴とする通信装置。
[形態12]
前記第1の情報は、
前記第2の通信装置を介して他の通信装置に転送されるパケットの重要度に関する情報、
前記パケットの送信状況に関する情報、
前記パケットに含まれるユーザデータの重要度に関する情報、
前記ユーザデータの送信状況に関する情報、
前記ユーザデータに関連するアプリケーション種別に関する情報、
前記ユーザデータに関連するサービス種別に関する情報、
前記ユーザデータに関連するアプリケーションの体感品質に関する情報、および
前記ユーザデータに関連するサービスの品質に関する情報
のうちの少なくともいずれか、または、複数の組み合わせである、
形態11に記載の通信装置。
[形態13]
前記第1の情報は、
基地局の稼働状況に関する情報、
通信品質情報、
移動局の使用状況に関する情報、および、
無線リソースのスケジューリングに関する情報
のうちの少なくともいずれか、または、複数の組み合わせである、
形態11または12に記載の通信装置。
[形態14]
前記第2の情報は、
前記有効期限を示す絶対時間、
前記有効期限の増減を示す時間、および
前記有効期限を示す識別子
のうちの少なくともいずれかである、
形態11ないし13のいずれか一に記載の通信装置。
[形態15]
前記第1の通信装置は、前記連携通信制御または前記所定のフォールバック制御の対象とされる移動局の識別子と前記第1の情報と前記第2の情報とを含むパケットを用いて前記通知を行う、
形態11ないし14のいずれか一に記載の通信装置。
[形態16]
前記第2の通信装置を介して他の通信装置に転送されるパケットとは異なるパケットを用いて前記通知を行う、
形態11ないし15のいずれか一に記載の通信装置。
[形態17]
前記第2の通信装置を介して他の通信装置に転送されるパケットを加工して前記通知を行う、
形態11ないし16のいずれか一に記載の通信装置。
[形態18]
上記第2の態様に係る通信装置のとおりである。
[形態19]
前記制御部は、前記有効期限が満了するまで、前記第1の情報を使用して前記連携通信制御を実施する、
形態18に記載の通信装置。
[形態20]
前記制御部は、前記有効期限が満了すると、前記所定のフォールバック制御を実施する、
形態18または19に記載の通信装置。
[形態21]
前記第1の情報は、
前記第2の通信装置を介して他の通信装置に転送されるパケットの重要度に関する情報、
前記パケットの送信状況に関する情報、
前記パケットに含まれるユーザデータの重要度に関する情報、
前記ユーザデータの送信状況に関する情報、
前記ユーザデータに関連するアプリケーション種別に関する情報、
前記ユーザデータに関連するサービス種別に関する情報、
前記ユーザデータに関連するアプリケーションの体感品質に関する情報、および
前記ユーザデータに関連するサービスの品質に関する情報
のうちの少なくともいずれか、または、複数の組み合わせである、
形態18ないし20のいずれか一に記載の通信装置。
[形態22]
前記第1の情報は、
基地局の稼働状況に関する情報、
通信品質情報、
移動局の使用状況に関する情報、および、
無線リソースのスケジューリングに関する情報
のうちの少なくともいずれか、または、複数の組み合わせである、
形態18ないし20のいずれか一に記載の通信装置。
[形態23]
前記第2の情報は、
前記有効期限を示す絶対時間、
前記有効期限の増減を示す時間、および
前記有効期限を示す識別子
のうちの少なくともいずれかである、
形態18ないし22のいずれか一に記載の通信装置。
[形態24]
前記受信部は、前記連携通信制御または前記所定のフォールバック制御の対象とされる移動局の識別子と前記第1の情報と前記第2の情報とを含むパケットを用いて、前記第1の通信装置から前記通知を受信し、
前記制御部は、前記識別子に対応する移動局に対して前記連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施する、
形態18ないし23のいずれか一に記載の通信装置。
[形態25]
第1の通信装置と第2の通信装置の間の連携通信制御に使用する第1の情報と前記第1の情報の有効期限を示す第2の情報を、前記第1の通信装置が前記第2の通信装置に通知するステップと、
前記第2の通信装置が、前記第1の情報と前記第2の情報に基づいて前記連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施するステップと、を含む、
ことを特徴とする通信制御方法。
[形態26]
前記第2の通信装置は、前記有効期限が満了するまで、前記第1の情報を使用して前記連携通信制御を実施する、
形態25に記載の通信制御方法。
[形態27]
前記第2の通信装置は、前記有効期限が満了すると、前記所定のフォールバック制御を実施する、
形態25または26に記載の通信制御方法。
[形態28]
前記第1の情報は、
前記第2の通信装置を介して他の通信装置に転送されるパケットの重要度に関する情報、
前記パケットの送信状況に関する情報、
前記パケットに含まれるユーザデータの重要度に関する情報、
前記ユーザデータの送信状況に関する情報、
前記ユーザデータに関連するアプリケーション種別に関する情報、
前記ユーザデータに関連するサービス種別に関する情報、
前記ユーザデータに関連するアプリケーションの体感品質に関する情報、および
前記ユーザデータに関連するサービスの品質に関する情報
のうちの少なくともいずれか、または、複数の組み合わせである、
形態25ないし27のいずれか一に記載の通信制御方法。
[形態29]
前記第1の情報は、
基地局の稼働状況に関する情報、
通信品質情報、
移動局の使用状況に関する情報、および、
無線リソースのスケジューリングに関する情報
のうちの少なくともいずれか、または、複数の組み合わせである、
形態25ないし27のいずれか一に記載の通信制御方法。
[形態30]
前記第2の情報は、
前記有効期限を示す絶対時間、
前記有効期限の増減を示す時間、および
前記有効期限を示す識別子
のうちの少なくともいずれかである、
形態25ないし29のいずれか一に記載の通信制御方法。
[形態31]
前記第1の通信装置は、前記連携通信制御または前記所定のフォールバック制御の対象とされる移動局の識別子と前記第1の情報と前記第2の情報とを含むパケットを用いて前記通知を行い、
前記第2の通信装置は、前記識別子に対応する移動局に対して前記連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施する、
形態25ないし30のいずれか一に記載の通信制御方法。
[形態32]
前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置を介して他の通信装置に転送されるパケットとは異なるパケットを用いて前記通知を行う、
形態25ないし31のいずれか一に記載の通信制御方法。
[形態33]
前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置を介して他の通信装置に転送されるパケットを加工して前記通知を行う、
形態25ないし31のいずれか一に記載の通信制御方法。
[形態34]
第2の通信装置との間で連携通信制御を行う第1の通信装置が、
前記連携通信制御に使用する第1の情報と前記第1の情報の有効期限を示す第2の情報を生成するステップと、
前記第1の情報および前記第2の情報を前記第2の通信装置に通知するステップと、を含む、
ことを特徴とする通信制御方法。
[形態35]
上記第3の態様に係る通信制御方法のとおりである。
[形態36]
第2の通信装置との間で連携通信制御を行う第1の通信装置に設けられたコンピュータに対して、
前記連携通信制御に使用する第1の情報と前記第1の情報の有効期限を示す第2の情報を生成する処理と、
前記第1の情報および前記第2の情報を前記第2の通信装置に通知する処理と、を実行させる、
ことを特徴とするプログラム。
[形態37]
上記第4の態様に係るプログラムのとおりである。
なお、上記特許文献の全開示内容は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
1〜3、20 移動局
6 第1の通信装置
8 第2の通信装置
10 基地局
11 セル
30 基地局制御装置
40 ゲートウェイ装置
50 PDN(Packet Data Network)
60 サーバ
62 生成部
64 通知部
70 RU(Radio Unit)
80 DU(Digital Unit)
82 受信部
84 制御部
101 制御情報受信部
102 制御タイマ部
103 データ処理部
104 スケジューラ部
105 通信制御部
106 無線部
107 制御情報生成部
401 データ処理部
402 制御情報生成部
403 制御情報受信部
404 制御タイマ部
405 通信制御部
701 制御情報受信部
702 制御タイマ部
703 無線部
704 通信制御部
801 データ処理部
802 スケジューラ部
803 制御情報生成部
RB1〜RB5 無線リソース

Claims (10)

  1. 第1の通信装置および第2の通信装置を備え、
    前記第1の通信装置は、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置の間の連携通信制御に使用する第1の情報と前記第1の情報の有効期限を示す第2の情報を前記第2の通信装置に通知し、
    前記第2の通信装置は、前記第1の情報と前記第2の情報に基づいて前記連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施する、
    ことを特徴とする通信制御システム。
  2. 前記第2の通信装置は、前記有効期限が満了するまで、前記第1の情報を使用して前記連携通信制御を実施する、
    請求項1に記載の通信制御システム。
  3. 前記第2の通信装置は、前記有効期限が満了すると、前記所定のフォールバック制御を実施する、
    請求項1または2に記載の通信制御システム。
  4. 前記第1の情報は、
    前記第2の通信装置を介して他の通信装置に転送されるパケットの重要度に関する情報、
    前記パケットの送信状況に関する情報、
    前記パケットに含まれるユーザデータの重要度に関する情報、
    前記ユーザデータの送信状況に関する情報、
    前記ユーザデータに関連するアプリケーション種別に関する情報、
    前記ユーザデータに関連するサービス種別に関する情報、
    前記ユーザデータに関連するアプリケーションの体感品質に関する情報、および
    前記ユーザデータに関連するサービスの品質に関する情報
    のうちの少なくともいずれか、または、複数の組み合わせである、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信制御システム。
  5. 前記第1の情報は、
    基地局の稼働状況に関する情報、
    通信品質情報、
    移動局の使用状況に関する情報、および、
    無線リソースのスケジューリングに関する情報
    のうちの少なくともいずれか、または、複数の組み合わせである、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信制御システム。
  6. 前記第2の情報は、
    前記有効期限を示す絶対時間、
    前記有効期限の増減を示す時間、および
    前記有効期限を示す識別子
    のうちの少なくともいずれかである、
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の通信制御システム。
  7. 前記第1の通信装置は、前記連携通信制御または前記所定のフォールバック制御の対象とされる移動局の識別子と前記第1の情報と前記第2の情報とを含むパケットを用いて前記通知を行い、
    前記第2の通信装置は、前記識別子に対応する移動局に対して前記連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施する、
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の通信制御システム。
  8. 第1の通信装置との間で連携通信制御を行う第2の通信装置であって、
    前記第1の通信装置と前記第2の通信装置の間の連携通信制御に使用する第1の情報と前記第1の情報の有効期限を示す第2の情報を前記第1の通信装置から受信する受信部と、
    前記第1の情報と前記第2の情報に基づいて前記連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施する制御部と、を備える、
    ことを特徴とする通信装置。
  9. 第1の通信装置との間で連携通信制御を行う第2の通信装置が、
    前記第1の通信装置と前記第2の通信装置の間の連携通信制御に使用する第1の情報と前記第1の情報の有効期限を示す第2の情報を前記第1の通信装置から受信するステップと、
    前記第1の情報と前記第2の情報に基づいて前記連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施するステップと、を含む、
    ことを特徴とする通信制御方法。
  10. 第1の通信装置との間で連携通信制御を行う第2の通信装置に設けられたコンピュータに対して、
    前記第1の通信装置と前記第2の通信装置の間の連携通信制御に使用する第1の情報と前記第1の情報の有効期限を示す第2の情報を前記第1の通信装置から受信する処理と、
    前記第1の情報と前記第2の情報に基づいて前記連携通信制御または所定のフォールバック制御を実施する処理と、を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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