JP2019133879A - 水素タンク制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の水素タンクを水素タンクの数よりも少ない数のタンク制御コンピュータで制御する水素タンク制御システムを提供する。【解決手段】水素タンク制御システムは、n本までの水素タンクを制御可能な複数のタンク制御コンピュータと、総タンク本数kを記憶している上位コンピュータを備えている。夫々のタンク制御コンピュータは、複数の番号設定端子であって端子の接続パターンで自身の識別番号pを特定する番号設定端子を備えている。夫々のタンク制御コンピュータは、上位コンピュータから送信される総タンク本数kに対して、総タンク本数kをnで割った商sが自身の識別番号p以上の場合は、自身が制御するタンク本数にnを設定し、商sが識別番号p−1の場合は、総タンク本数kをnで割ったときの余qを、自身が制御するタンク本数に設定する。【選択図】図1

Description

本明細書が開示する技術は、複数本の水素タンクを制御する水素タンク制御システムに関する。
近年、燃料電池車が注目されている。燃料電池車は、複数本の水素タンクを搭載している場合が多い。特許文献1には、4本の水素タンクを搭載した燃料電池車が開示されている。4本の水素タンクのバルブは、1個のコンピュータで制御される。
特開2017−096342号公報
例えば大型バスでは多数の水素タンクを搭載する。車種によって、搭載する水素タンクの本数が異なる。1本の水素タンクのバルブに1個のコンピュータを割り当てるのは、コストが嵩む。1個のコンピュータが複数本の水素タンクのバルブを制御できる方がよい。一方、1個のコンピュータが、多数の水素タンク(例えば20本)のバルブを制御できる規模を有していると、そのようなコンピュータを数本しか水素タンクを搭載しない車両に利用するのは無駄が多い。車両が搭載する水素タンクの本数に応じて、数本の水素タンクのバルブを制御可能な複数のコンピュータを組み合わせて用いることが経済的である。
数本の水素タンクのバルブを制御可能な複数のコンピュータを組み合わせて用いる場合、夫々のコンピュータが、何本の水素タンクを制御するのかを特定する必要がある。複数のコンピュータの夫々に対して作業者が制御対象の水素タンクの本数を設定すればよいが、そのような作業を省けるように、夫々のコンピュータが、自身が制御すべき水素タンクの本数を自動で判別できるとよい。なお、水素タンクのバルブを制御するコンピュータを、以下ではタンク制御コンピュータと称する。
本明細書は、複数本の水素タンクのバルブを制御する水素タンク制御システムを開示する。水素タンク制御システムは、複数の水素タンクを、水素タンクの数よりも少ない数のタンク制御コンピュータで制御することができる。その水素タンク制御システムは、n本までの水素タンクのバルブを制御可能な複数のタンク制御コンピュータと、タンク制御コンピュータと通信可能に接続されており、総タンク本数kを記憶している上位コンピュータを備えている。夫々のタンク制御コンピュータは、接続される抵抗値で複数のタンク制御コンピュータの中での自身の識別番号pを特定する番号設定端子、あるいは、複数の番号設定端子であって端子の接続パターンで自身の識別番号pを特定する番号設定端子を備えている。後者の場合、複数の番号設定端子は、夫々が二値(接続状態又は開放状態)のいずれかを示すビットに相当する。識別番号pを二進数で表し、その二進数に対応するように、複数の番号設定端子のいくつかをグランドに接続することで、識別番号pをそのタンク制御コンピュータに与えることができる。
さらに、夫々のタンク制御コンピュータは、上位コンピュータから送信される総タンク本数kに対して、総タンク本数kをnで割った商sが自身の識別番号p以上の場合は、自身が制御するタンク本数にnを設定し、商sが識別番号p−1の場合は、総タンク本数kをnで割ったときの余qを、自身が制御するタンク本数に設定する。こうして、夫々のタンク制御コンピュータは、自身が制御すべきタンク本数を自動で判別できる。なお、商sが識別番号p−1未満である場合は、そのタンク制御コンピュータは、総タンク本数kに対して余剰であるので、そのタンク制御コンピュータは何もしないでよい。
自身の識別番号pと制御すべきタンク本数が判明すれば、夫々のタンク制御コンピュータは、自身が何番目の水素タンクを制御すべきであるのかも判別できる。即ち、夫々のタンク制御コンピュータは、総タンク本数kをnで割った商sが識別番号p以上の場合は、((p−1)×n+1)番目から(p×n)番目の水素タンクが自身の制御対象の水素タンクであると特定し、商sが識別番号p−1の場合は、((p−1)×n+1)番目から((p−1)×n+q)番目の水素タンクが自身の制御対象であると特定することができる。上位コンピュータは、通信回線を使って全てのタンク制御コンピュータに、バルブを開くべき水素タンクの番号を送ればよい。そうすれば、夫々のタンク制御コンピュータが、自身が動作すべきであるか否かを判断し、該当するタンク制御コンピュータが、指定された番号の水素タンクのバルブを制御することができる。
上記したように、本明細書が開示する水素タンク制御システムは、上位コンピュータと通信可能に接続されているタンク制御コンピュータが自動で制御対象の水素タンクの本数を判別することができる。さらには、夫々のタンク制御コンピュータは、自身が何番目の水素タンクを制御するかを判別することができる。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例の水素タンク制御システムのブロック図である。 タンク制御コンピュータが自身の識別番号を認識する仕組みを説明する図である。 タンク制御コンピュータが自身の識別番号を認識する別の仕組みを説明する図である。 タンク制御コンピュータが自身の制御対象のタンク本数を判別するためのテーブルである。
図面を参照して実施例の水素タンク制御システム2を説明する。図1に、水素タンク制御システム2と、水素タンク制御システム2が制御する水素タンク6と、燃料電池20のブロック図を示す。水素タンク制御システム2と水素タンク6と燃料電池20は、燃料電池車に搭載されている。燃料電池車は、k本の水素タンク6を搭載している。なお、k本の水素タンクを区別することなく、いずれかの水素タンクを示す場合には、水素タンク6と表記し、第i番目の水素タンクを示す場合には、水素タンク6(i)と表記する。
燃料電池20は、インジェクタ21と燃料電池スタック22を備えている。なお、燃料電池20には、燃料電池スタック22を制御するための他のデバイスを備えているが、それらは図示を省略した。k本の水素タンク6は、燃料パイプ9を介して燃料電池20のインジェクタ21に送られる。インジェクタ21は、水素ガスの圧力を調整して燃料電池スタック22に供給する。各水素タンク6にはバルブ7が設けられている。バルブ7を開くことにより、水素タンク6から燃料電池20へ水素ガスを供給することが可能となる。水素タンク制御システム2は、k本の水素タンク6のバルブ7を制御する。
水素タンク制御システム2は、上位コンピュータ3と、s個のタンク制御コンピュータ5が車内LAN4で相互に通信可能に接続されたシステムである。複数のタンク制御コンピュータを区別することなく、いずれかのタンク制御コンピュータを示す場合には、タンク制御コンピュータ5と表記し、第i番目のタンク制御コンピュータを示す場合には、タンク制御コンピュータ5(i)と表記する。
夫々のタンク制御コンピュータ5は、3本まで、水素タンク6のバルブ7を制御することができる。上位コンピュータ3は、燃料電池車の全体を管理するコンピュータであり、水素タンク制御システム2のほか、燃料電池20、その他、車両に関するデバイスを管理する。車両が走行中、上位コンピュータ3は、必要に応じて、バルブを開くべき水素タンクの番号を、複数のタンク制御コンピュータ5に指令する。上位コンピュータ3からタンク制御コンピュータ5への指令は、車内LAN4を介して送信される。
例えば、上位コンピュータ3は、第r番目の水素タンク6(r)から第t番目の水素タンク6(t)まで、バルブ7を開くように、全てのタンク制御コンピュータ5に同時に指令する。複数のタンク制御コンピュータ5の夫々は、自身が何番目の水素タンク6を制御すべきかを予め特定しており、車内LAN4を通じて受信したタンク番号が、自身の制御対象でない場合は、何もしない。他方、タンク制御コンピュータ5は、受信したタンク番号が自身の制御対象である場合、指令に応じて対象の水素タンク6のバルブ7を開く。バルブ7を閉じるときも同様の手順である。
複数のタンク制御コンピュータ5は、識別番号によって区別される。先に述べたように、夫々のタンク制御コンピュータ5は、3本まで、水素タンク6のバルブ7を制御することができる。第1タンク制御コンピュータ5(1)は、第1番目の水素タンク6(1)から第3番目の水素タンク6(3)のバルブ7を制御する。第2タンク制御コンピュータ5(2)は、第4番目の水素タンク6(4)から第6番目の水素タンク6(6)のバルブ7を制御する。第iタンク制御コンピュータ5(i)は、第((i−1)×3+1)番目から第(i×3)番目までの水素タンクのバルブ7を制御する。
なお、水素タンク6の総本数は、3の倍数とは限らない。最後の識別番号のタンク制御コンピュータ5は、制御対象の水素タンクが1本あるいは2本の場合がある。図1の場合、最後の識別番号のタンク制御コンピュータ5(s)は、2本の水素タンク6(k−1)、6(k)を制御する。なお、「k」は、総タンク本数を表す。
それぞれのタンク制御コンピュータ5は、製造時は全て同じ構造を有しており、識別番号も与えられていない。夫々のタンク制御コンピュータ5は、車両に搭載され、信号ケーブル等が接続された後に、自身の識別番号を特定し、また、自身の制御対象の水素タンク数を特定する。さらに、それぞれのタンク制御コンピュータ5は、自身が制御する水素タンクの番号も自動的に判別する。以下、タンク制御コンピュータ5による、自身の識別番号を特定する仕組み、自身が制御する水素タンクの本数を特定する仕組み、自身の制御対象の水素タンクの番号を特定する仕組み、について説明する。
まず、図2を参照して、自身の識別番号を特定する仕組みについて説明する。夫々のタンク制御コンピュータ5は、4本の番号設定端子12を備えている。作業者は、特定の番号設定端子12をグランドに接続し、そのタンク制御コンピュータ5に識別番号を与える。4本の番号設定端子12の夫々は、二進数のビットに対応する。タンク制御コンピュータ5は、グランドに接続された番号設定端子12を「1」と認識し、開放されている番号設定端子12を「0」と認識するようにプログラムされている。図2に示すように、b0の番号設定端子12のみがグランドに接続され、残りの番号設定端子12(b1−b3)が開放されているタンク制御コンピュータ5は、自身の識別番号が「1」であると認識する。b0とb1の番号設定端子12がグランドに接続され、残りの番号設定端子12(b2、b3)が開放されているタンク制御コンピュータ5は、自身の識別番号が「3」(二進数で「0011」)であると認識する。また、b0とb3の番号設定端子12がグランドに接続され、残りの番号設定端子12(b1、b2)が開放されているタンク制御コンピュータ5は、自身の識別番号が「9」(二進数で「1001」)であると認識する。こうして、各タンク制御コンピュータ5は、自身の識別番号を特定する。夫々のタンク制御コンピュータ5は、起動時に番号設定端子12の状態を確認し、自身の識別番号を特定する。
図3を参照して、番号識別端子の変形例を説明する。複数のタンク制御コンピュータ55は、2本の番号設定端子13を備えている。作業者は、2本の番号設定端子13の間に、識別番号に対応した抵抗値を有する抵抗14を接続する。夫々のタンク制御コンピュータ55は、2本の番号設定端子13の間の抵抗値を計測し、その抵抗値に応じて自身の識別番号を特定する。例えば、タンク制御コンピュータ55には、抵抗値が10オーム未満であれば識別番号が「1」であり、10オーム以上20オーム未満であれば識別番号が「2」であり、20オーム以上30オーム未満であれば識別番号が「3」であり、30オーム以上40オーム未満であれば識別番号が「4」である、というテーブルが予め記憶されている。夫々のタンク制御コンピュータ5は、起動時に番号設定端子12の間の抵抗値を測定するとともに、記憶しているテーブルを参照して、測定した抵抗値に対応する識別番号を自身の識別番号として特定する。
次に、各タンク制御コンピュータ5が、自身が制御する水素タンク6の本数を特定する仕組みについて説明する。ここでは、識別番号が「p」であるタンク制御コンピュータ5(p)を例に説明する。タンク制御コンピュータ5(p)は、上位コンピュータ3から送信される総タンク本数kを受信する。なお、上位コンピュータ3は、起動時に総タンク本数kを車内LAN4を介して全てのタンク制御コンピュータ5に知らせる。
各タンク制御コンピュータ5は、上位コンピュータ3から送信される総タンク本数kに対して、次の算術式で自身が制御するタンク本数を特定する。なお、本実施例では、各タンク制御コンピュータ5が制御できる最大タンク本数は「3」である。タンク制御コンピュータ5は、総タンク本数kを3で割り、商sと余qを求める。タンク制御コンピュータ5は、商sが識別番号p以上の場合は、自身が制御するタンク本数に「3」を設定する。タンク制御コンピュータ5は、商sが識別番号p−1に等しい場合は、総タンク本数kをnで割ったときの余qを、自身が制御するタンク本数に設定する。例えば、識別番号p=4のタンク制御コンピュータ5(4)が、総タンク本数kとして「11」を受信した場合の制御対象のタンク本数は、次の通りである。即ち、11(総タンク数)÷3(各タンク制御コンピュータ5が制御可能な本数)=3余2であり、商s(=3)は識別番号p(=4)−1に等しいから、「2」(余q)が、自身の制御対象のタンク本数となる。なお、商sが識別番号p−1に等しく、さらに余がゼロの場合は、例外的に、識別番号pのタンク制御コンピュータ5(p)は、制御対象の水素タンクを有さず、予備のコンピュータであると認識する。
タンク制御コンピュータ5(p)が制御できる水素タンクの数がn本の場合は、以下の通りである。タンク制御コンピュータ5(p)は、上位コンピュータ3から送信される総タンク本数kに対して、総タンク本数kをnで割った商sが自身の識別番号p以上の場合は、自身が制御するタンク本数にnを設定する。タンク制御コンピュータ5(p)は、商sが、自身の識別番号pから「1」を減じた値に等しい場合は、総タンク本数kをnで割ったときの余qを、自身が制御するタンク本数に設定する。ただし、自身の識別番号pから「1」を減じた値に等しく、かつ、余qがゼロの場合、タンク制御コンピュータ5(p)は、予備のコンピュータであると認識して何もしない。
自身の制御対象のタンク本数を得る仕組みの変形例として、各タンク制御コンピュータ5は、上記した算術式を予めテーブル(表)として記憶していてもよい。テーブルの例を図4に示す。識別番号p=4、総タンク本数k=11の場合、図4のテーブルを参照して、自身の制御対象のタンク本数は2(図4にて丸を付した箇所)と判別することができる。図4のテーブルは、上記した算術式に等価である。
最後に、各タンク制御コンピュータ5が、自身の制御対象の水素タンク6の番号を特定する仕組みについて説明する。ここでは、各タンク制御コンピュータ5が制御可能なタンクの本数は「n」であるとして説明する。また、タンク制御コンピュータ5の識別番号は「p」であるとして説明する。
タンク制御コンピュータ5(p)は、総タンク本数kをnで割ったときの商sが、自身の識別番号p以上の場合は、((p−1)×n+1)番目から(p×n)番目の水素タンクが自身の制御対象の水素タンクであると特定する。一方、タンク制御コンピュータ5(p)は、商sが自身の識別番号p−1に等しい場合は、((p−1)×n+1)番目から((p−1)×n+q)番目の水素タンクが自身の制御対象であると特定する、「q」は、総タンク本数kをnで割ったときの商sの余を意味する。
図1を例に説明する。図1の場合、n=3であるから、例えば、第2番目のタンク制御コンピュータ5(2)は、第4番目の水素タンク6(4)から第6番目の水素タンク6(6)が制御対象であると特定することができる。自身の識別番号p=4、総タンク本数k=11の場合、総タンク本数k=11をn=3で割った商s=3であり、p−1=nとなる。よって、第4番目のタンク制御コンピュータ5(4)は、第10番目の水素タンク6(10)と第11番目の水素タンク6(11)が、自身の制御対象の水素タンクであると特定することができる。
実施例の水素タンク制御システム2では、各タンク制御コンピュータ5が、自身の識別番号pと、自身が制御すべき水素タンクの本数を自動で特定することができる。さらに、各タンク制御コンピュータ5は、自身が何番目の水素タンクを制御するかを特定することができる。車両が走行中、上位コンピュータ3は、バルブを開くべき水素タンクの番号を車内LAN4を使って全てのタンク制御コンピュータ5に通知する。夫々のタンク制御コンピュータ5は、受信した水素タンク6の番号から、自身が動作すべきであるか否かを判断し、該当するタンク制御コンピュータ5が、指定された番号の水素タンク6のバルブ7を制御する(開く)。水素タンク6のバルブ7を閉じる場合も同様の手順で実施される。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。識別番号1となったタンク制御コンピュータ5(1)は、複数のタンク制御コンピュータ5のマスタとして動作するようにプログラムされていてもよい。マスタのタンク制御コンピュータ5(1)は、例えば、水素ステーションから各水素タンク6に水素ガスを充填するときの圧力計測を担当する。
また、各水素タンク6に温度センサが備えられており、各タンク制御コンピュータ5は、自身の制御対象の水素タンク6の温度をモニタする機能(プログラム)を有していてもよい。
各タンク制御コンピュータ5が、自身の制御対象の水素タンク6の本数Xを特定するアルゴリズムは、一例として、以下のプログラム(BASIC言語)で実現することができる。
if(k≦(p−1)×n) then X=n
else int(k÷n) ≧ p then X= mod(k,n)
上記プログラムにおいて、「k」は総タンク本数を表しており、「p」は自身の識別番号を表している。「n」は1個のタンク制御コンピュータ5が制御可能なタンク本数を表している。「int」は、kをnで割ったときの解の整数部分(即ち「商」)を得る関数であり、「mod」は、kをnで割ったときの商の余を得る関数である。
上位コンピュータ3は、バルブ7を開くべき水素タンク6をタンク制御コンピュータ5に送信するかわりに、タンク制御コンピュータの識別番号と、バルブ7を開くべき水素タンク6の本数をタンク制御コンピュータ5に送信するようにプログラムされていてもよい。その場合は、各タンク制御コンピュータ5は、自身が何番の水素タンク6を制御すべきかを特定する必要がない。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:水素タンク制御システム
3:上位コンピュータ
4:車内LAN
5、55:タンク制御コンピュータ
6:水素タンク
7:バルブ
8:車内LAN
9:燃料パイプ
12、13:番号設定端子
14:抵抗
20:燃料電池
21:インジェクタ
22:燃料電池スタック
55:タンク制御コンピュータ
k:総タンク本数
n:タンク本数
p:識別番号
q:余
s:商

Claims (2)

  1. n本までの水素タンクのバルブを制御可能な複数のタンク制御コンピュータと、
    複数の前記タンク制御コンピュータと通信可能に接続されており、総タンク本数kを記憶している上位コンピュータと、
    を備えており、
    夫々の前記タンク制御コンピュータは、
    接続される抵抗値で複数の前記タンク制御コンピュータの中での自身の識別番号pを特定する番号設定端子、あるいは、複数の番号設定端子であって端子の接続パターンで自身の識別番号pを特定する番号設定端子を備えているとともに、
    前記上位コンピュータから送信される総タンク本数kに対して、総タンク本数kをnで割った商sが前記識別番号p以上の場合は、自身が制御するタンク本数にnを設定し、前記商sが前記識別番号p−1に等しい場合は、総タンク本数kをnで割ったときの余qを、自身が制御するタンク本数に設定する、水素タンク制御システム。
  2. 夫々の前記タンク制御コンピュータは、前記商sが前記識別番号p以上の場合は、((p−1)×n+1)番目から(p×n)番目の水素タンクが自身の制御対象の水素タンクであると特定し、前記商sが前記識別番号p−1に等しい場合は、((p−1)×n+1)番目から((p−1)×n+q)番目の水素タンクが自身の制御対象であると特定する、請求項1に記載の水素タンク制御システム。
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