JP2019130601A - 対話型ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】姿勢の変化に伴う安定性に優れた対話型ロボットを提供する。【解決手段】対話型ロボット1は、基台部11と、基台部11の上部に配置され、水平方向に回動可能な胴体部12と、胴体部12の上部に配置され、垂直方向に回動可能な頭部13を有する。胴体部12は、基台部11側に配置される腹部121と、頭部13側に配置される胸部122を有する。腹部121は基台部11に対し鉛直方向の軸周りに回動する。胸部122は水平面に対し傾斜する腹部121の上面に垂直な方向の軸周りに回動する。頭部13は球体の一部をくりぬいた形状をしており、その球体の中心を通る水平方向の軸周りに回動する。これらの部位がどのように回動しても、頭部13の重心の鉛直線が胴体部12の外郭線外に出ることはない。【選択図】図1

Description

本発明は、対話型ロボットに関する。
卓上に置かれて、カメラやマイク等により外界の情報を取得し、ディスプレイに画像を表示したり、スピーカから合成した音声を発したりして、ユーザと対話する対話型ロボットが提案されている。
例えば、特許文献1には、互いに平行ではない軸周りに回動する複数の部位を有する胴部を備え、それらの部位の回動に伴い胴部の上に乗せられている頭部の仰角及び俯角を変更可能な構造を備える対話型ロボットが提案されている。
米国特許2016/0151917A1
特許文献1に記載の対話型ロボットにおいては、身長の異なる様々なユーザに自装置の頭部を向けるために、胴体部を大きく仰け反らせた状態にしたり、大きく前屈させた状態にしたりする必要があり、姿勢の変化に伴う安定性が悪い。
上記の背景に鑑み、本発明は、姿勢の変化に伴う安定性に優れた対話型ロボットを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、水平方向に回動可能な胴体部と、前記胴体部の上部に垂直方向に回動可能に配置された頭部とを有する対話型ロボットを第1の態様として提供する。
第1の態様の対話型ロボットによれば、頭部が垂直方向に回動可能であるため、胴体部を大きく仰け反らせたり、大きく前屈させたりせずに、広い仰角及び俯角の範囲で頭部の向きを変更することができる。従って、姿勢の変化に伴う安定性に優れた対話型ロボットが提供される。
第1の態様の対話型ロボットにおいて、前記胴体部の回動及び前記頭部の回動に伴い前記頭部の重心の鉛直線が前記胴体部の外郭線外に出ない、という構成が第2の態様として採用されてもよい。
第2の態様の対話型ロボットによれば、胴体部及び頭部の回動機構への負荷が小さく、高い耐久性が実現される。
第1又は第2の態様の対話型ロボットにおいて、前記胴体部の水平方向の回動に連動して前記頭部が垂直方向に回動する、という構成が第3の態様として採用されてもよい。
第3の態様の対話型ロボットによれば、胴体部と胴部が同時にユーザの方向に向かう自然な動きが実現される。
第1乃至第3の態様の対話型ロボットにおいて、前記頭部に表示面を有し、前記表示面の移動方向に前記表示面内の画像の位置を移動させる、という構成が第4の態様として採用されてもよい。
第4の態様の対話型ロボットによれば、頭部がユーザに向かうと同時に目を模した画像がユーザに向かうという自然な動きが実現される。
第4の態様の対話型ロボットにおいて、前記頭部の移動よりも早く前記画像の位置の移動を開始する、という構成が第5の態様として採用されてもよい。
第5の態様の対話型ロボットによれば、頭部がユーザに向かう際、頭部の移動よりも早く目を模した画像がユーザに向かうという自然な動きが実現される。
一実施形態に係る対話型ロボットの外観を示した図。 一実施形態に係る対話型ロボットの構造を示した分解斜視図。 一実施形態に係る対話型ロボットの頭部の構成を説明するための図。 一実施形態に係る対話型ロボットのハードウェア構成を示した図。 一実施形態に係る対話型ロボットの機能的構成を示した図。 一実施形態に係る対話型ロボット1の頭部13の垂直方向の動きを説明するための図。 一実施形態に係る対話型ロボットの姿勢とディスプレイに表示される画像の変化を例示した図。 一実施形態に係る対話型ロボットの制御装置が行う処理のフローを示した図。 一実施形態に係る対話型ロボットの姿勢とディスプレイに表示される画像の変化を例示した図。 一実施形態に係る対話型ロボットの制御装置が行う処理のフローを示した図。 一実施形態に係る対話型ロボットの姿勢とディスプレイに表示される画像の変化を例示した図。 一実施形態に係る対話型ロボットの制御装置が行う処理のフローを示した図。
[実施形態]
以下に本発明の一実施形態に係る対話型ロボット1を説明する。図1は、対話型ロボット1の外観を示した図である。
対話型ロボット1は、基台部11と胴体部12と頭部13とを備える。基台部11は、例えば、高さの低い円錐台形の側面を外側に凸に湾曲させた形状の部材であり、対話型ロボット1の最下部に配置されている。
胴体部12は、基台部11の上部に配置されており、水平方向に回動可能である。なお、本願において「水平方向に回動」とは、基台部11の底面が水平面に接するように対話型ロボット1が水平面上に置かれた状態における、概ね鉛直方向の軸周りの回動(いわゆる「パン」と呼ばれる左右方向の回動)を意味する。
胴体部12は、腹部121と胸部122とを有する。腹部121は基台部11側に配置され、胸部122は頭部13側に配置されている。腹部121と胸部122の形状は、概ね円錐を軸に斜めの平面で分割した底面側の部分の形状である。腹部121は鉛直方向の軸周りに回動可能である。以下、腹部121の回動の方向に関し、図1に示す矢印Aの方向(上から見て反時計回りの方向)を「+A方向」、矢印Aと反対の方向を「−A方向」という。
胸部122は腹部121の上面に垂直な方向の軸周りに回動可能である。以下、胸部122の回動の方向に関し、図1に示す矢印Bの方向(上から見て反時計回りの方向)を「+B方向」、矢印Bと反対の方向を「−B方向」という。胸部122にはスピーカ1221が配置されている。
頭部13の形状は、概ね135度の角度を成すように屈曲させた面で球形を分割した体積の大きい方の部分の形状である。頭部13は胴体部12の上部に配置され、垂直方向に回動可能である。なお、本願において「垂直方向に回動」とは、基台部11の底面が水平面に接するように対話型ロボット1が水平面上に置かれた状態における、概ね水平方向の軸周りの回動(いわゆる「チルト」と呼ばれる上下方向の回動)を意味する。以下、頭部13の回動の方向に関し、図1に示す矢印Cの方向(左側方から見て時計回りの方向)を「+C方向」、矢印Cと反対の方向を「−C方向」という。
頭部13の表面には2つの平面が含まれる。これらの平面のうち上側のものを顔部13aと呼び、下側のものを顎部13bと呼ぶ。顔部13aには、ディスプレイ131、カメラ132、マイク133が配置されている。マイク133は、顔部13aの左右2箇所に設けられ、ステレオ音声の入力が可能である。
図2は、対話型ロボット1の構造を示した分解斜視図である。基台部11は、円形の底面11aと円形の上面11bを有する。上面11bと底面11aは互いに平行である。
基台部11は、回転軸101、モータ102、ギア103を備える。回転軸101は、上面11bの中心から上方に突出するように設けられている。上面11bには凹部104が形成されており、凹部104内にモータ102とギア103が配置されている。ギア103はモータ102の回転軸に取り付けられ、モータ102の運転により回転する。ギア103のねじ山の頂は上面11bより上方に突出しており、後述のラック202と噛み合う。
腹部121は、円形の底面121aと円形の上面121bを有する。底面121aと上面121bは平行ではない。
腹部121は、軸受201、ラック202、回転軸203、モータ204、ギア205を備える。軸受201は底面121aから上方に陥没するように設けられており、基台部11の回転軸101を受容する。ラック202は基台部11のギア103と噛み合うように、底面121a上に軸受201を中心とする円形を描くように設けられている。
基台部11のモータ102が運転すると、ギア103が回転し、ギア103と噛み合っているラック202に対して円周方向の力が加わり、腹部121が回転軸101の周りを回動する。
回転軸203は、上面121bの中心から上方に突出するように設けられている。上面121bには凹部206が形成されており、凹部206内にモータ204とギア205が配置されている。ギア205はモータ204の回転軸に取り付けられ、モータ204の運転により回転する。ギア205のねじ山の頂は上面121bより上方に突出しており、後述のラック302と噛み合う。
胸部122は、円形の底面122aと円形の上面122bを有する。底面122aと上面122bは平行ではない。
胸部122は、軸受301、ラック302、モータ303、ギア304、左右一対のガイド溝305を備える。軸受301は底面122aから上方に陥没するように設けられており、腹部121の回転軸203を受容する。ラック302は腹部121のギア205と噛み合うように、底面122a上に軸受301を中心とする円形を描くように設けられている。
腹部121のモータ204が運転すると、ギア205が回転し、ギア205と噛み合っているラック302に対して円周方向の力が加わり、胸部122が回転軸203の周りを回動する。
ガイド溝305は上面122bから下方に陥没するように設けられた、左右一対の概ね前後方向に細長い2つの溝である。ガイド溝305はその一端(例えば前端)に、左右方向外側に延伸する受入溝305aを有する。ガイド溝305は、後述するフック401を受入溝305aから受け入れ、胸部122に対する頭部13の前後方向の動きをガイドする役割を果たす。
上面122bには凹部306が形成されており、凹部306内にモータ303とギア304が配置されている。ギア304はモータ303の回転軸に取り付けられ、モータ303の運転により回転する。ギア304のねじ山の頂は上面122bより上方に突出しており、後述のラック402(図3)と噛み合う。
頭部13は左右一対のフック401を備える。フック401は頭部13本体の下側表面から下方に突出し、その端部が左右方向外側に屈曲している。
図3は、頭部13の構成を説明するための図である。図3(a)は、頭部13を図1における下方向から見た図であり、図3(b)は、頭部13を図1における後方から見た図である。頭部13の下側表面には、上述したように、下方に突出した左右一対のフック401が配置されている。また、頭部13は、下側表面上に、前後方向に延在するラック402を備える。
胸部122のモータ303が運転すると、ギア304が回転し、ギア304と噛み合っているラック402に対して前後方向の力が加わり、頭部13がその球形の中心を通る水平軸周りに回動する。
図4は、対話型ロボット1のハードウェア構成を示した図である。制御装置51は、対話型ロボット1の各部の動作を制御するためのコンピュータである。制御装置51は、例えば、対話型ロボット1の内部に配置されている。ただし、制御装置51が対話型ロボット1の外部に配置され、例えば無線通信等により対話型ロボット1の各部の制御を行ってもよい。
制御装置51は、プロセッサ511、メモリ512、インタフェース513を備える。プロセッサ511は、メモリ512に記憶されているプログラムに従い各種データ処理を行う。メモリ512は、プロセッサ511により実行されるプログラム等の各種データを記憶する。インタフェース513は、ディスプレイ131、カメラ132、マイク133、スピーカ1221、モータ102、モータ204、モータ303等の装置と接続され、これらの装置と、プロセッサ511又はメモリ512との間のデータの入出力を行う。
図5は、対話型ロボット1の機能的構成を示した図である。すなわち、プロセッサ511が本実施形態に係るプログラムに従うデータ処理を行うことによって、図5に示す構成を備える装置として動作する。以下に、制御装置51が備える機能的構成を説明する。
制御装置51は機能構成部として、駆動制御部5101、表示制御部5102、人検知部5103、対話制御部5104を備える。
駆動制御部5101は、人検知部5103、対話制御部5104が取得した情報に基づいて、モータ102、モータ204、モータ303の駆動を制御する。駆動制御部5101によるこれら3個のモータの駆動制御により、頭部13の水平方向及び垂直方向の向きが変更される。
表示制御部5102は、駆動制御部5101による3個のモータの駆動制御と連動して、ディスプレイ131による画像の表示を制御する。
人検知部5103は、カメラ132が撮像した画像を取得し、取得した画像からユーザを検知し、検知結果を駆動制御部5101に通知する。駆動制御部5101は、人検知部5103からの通知に応じて、顔部13aが検知されたユーザの方向に向くように、3つのモータの駆動制御を行う。
対話制御部5104は、マイク133が拾音したユーザが発する音声を取得し、取得した音声に対する応答の音声をスピーカ1221に出力させる。
図6は、対話型ロボット1の頭部13の垂直方向の動き、すなわち、頭部13の水平方向の軸周りの動きを説明するための図である。
図6(a)は頭部13の俯角が最も大きい状態を示した図であり、図6(c)は頭部13の仰角が最も大きい状態を示した図であり、図6(b)はそれらの中間の状態を示した図である。以下、図6(b)の状態を「標準状態」という。
図6(b)の状態(標準状態)から図6(a)の状態とするために、制御装置51の駆動制御部5101は以下の(1)〜(3)の制御を連動して行う。
(1)モータ102を駆動し、腹部121を基台部11に対し+A方向に180°回動させる。
(2)モータ204を駆動し、胸部122を腹部121に対し−B方向に180°回動させる。
(3)モータ303を駆動し、頭部13を胸部122に対し−C方向に最大範囲まで回動させる。
上記のような駆動制御の結果、頭部13がその左右方向の向きを維持しつつ、下に俯くように動く。
図6(b)の状態(標準状態)図6(c)の状態とするために、制御装置51の駆動制御部5101は以下の(4)の制御を行う。
(4)モータ303を駆動し、頭部13を胸部122に対し+C方向に最大範囲まで回動させる。
図6(a)、図6(b)、図6(c)のいずれの状態においても、頭部13の重心Gから下ろした鉛直線(水平面と垂直な直線)が胴体部12の外郭線外に出ることはない。図6の例では、胴体部12の外角線は腹部121の底面121aの外周線である。従って、この場合、重心Gから下ろした鉛直線は、腹部121の底面121aの外周線の外側に出ることはない。
図7は、対話型ロボット1の頭部13が正面から下へと方向を変える場合の対話型ロボット1の姿勢とディスプレイ131に表示される画像の変化を例示した図である。また、図8は、図7の動作を実現するために制御装置51が行う処理のフローを示した図である。
ディスプレイ131には、目を模した画像である目601と、目の中に見える反射光を模した画像である反射光602が表示される。制御装置51の表示制御部5102は、制御装置51の駆動制御部5101による制御に従う3つのモータの動作に応じた頭部13の水平方向及び垂直方向の回動に応じて、目601及び反射光602のディスプレイ131内における表示位置を変化させる制御を行う。
図7(a)は、対話型ロボット1が標準状態のときの姿勢と、ディスプレイ131における目601及び反射光602の位置を示している。標準状態において、頭部13は正面を向いており、目601はディスプレイ131の概ね中心に表示されている。反射光602は目601の中心から概ね2時の方向に位置している。この状態から、制御装置51による駆動制御及び表示制御が開始される。
まず、表示制御部5102は、ディスプレイ131における目601の位置を、ディスプレイ131の中心から下方向に移動させると共に、反射光602の位置を目601の中心から概ね1時の方向に移動させる(ステップS701)。その結果、目601及び反射光602の位置は図7(b)の状態となる。図7(b)の状態において、姿勢の変化は開始されていない。
続いて、駆動制御部5101はモータ102、モータ204、モータ303に駆動を指示する(ステップS702)。モータ102は駆動制御部5101の指示に従い、腹部121が+A方向に回動するようにギア103を回転させる。モータ204は駆動制御部5101の指示に従い、胸部122が−B方向に回動するようにギア205を回転させる。モータ303は駆動制御部5101の指示に従い、頭部13が−C方向に回動するようにギア304を回転させる。その結果、頭部13は左右方向の位置を維持したまま俯く方向に移動する。図7(c)はその移動の途中の状態を示している。図7(c)の状態において、ディスプレイ131における目601及び反射光602の位置は図7(b)の状態から変化していない。
続いて、駆動制御部5101は、腹部121、胸部122、頭部13の各々が目標位置まで回動したか否かを判断する(ステップS703)。図7に示す例における目標位置は、図7(a)の標準状態から、腹部121が+A方向に180°回動し、胸部122が−B方向に180°回動し、頭部13が−C方向に約30°回動した位置である。腹部121、胸部122、頭部13の各々が目標位置まで回動していないと判断された場合は(ステップS703;No)、ステップS702に戻り、目標位置に達するように、モータ102、モータ204、モータ303の1以上に対する駆動の指示を継続する。
腹部121、胸部122、頭部13の各々が目標位置まで回動したと判断された場合は(ステップS703;Yes)、駆動制御部5101はモータ102、モータ204、モータ303の駆動を停止させ、処理を終了する(ステップS704)。図7(d)は、腹部121、胸部122、頭部13の各々が目標位置に達した状態である。図7(d)の状態において、ディスプレイ131における目601及び反射光602の位置は図7(c)の状態から変化していない。
図9は、対話型ロボット1の頭部13が正面から右へと方向を変える場合の対話型ロボット1の姿勢とディスプレイ131に表示される画像の変化を例示した図である。また、図10は、図9の動作を実現するために制御装置51が行う処理のフローを示した図である。
図9(a)は、図7(a)と同じく、対話型ロボット1が標準状態のときの姿勢と、ディスプレイ131における目601及び反射光602の位置を示している。この状態から、制御装置51による駆動制御及び表示制御が開始される。
まず、表示制御部5102は、ディスプレイ131における目601の位置を、ディスプレイ131の中心から右方向に移動させる(ステップS801)。その結果、目601の位置は図9(b)の状態となる。なお、目601における反射光602の位置は変化しない。また、図9(b)の状態において、姿勢の変化は開始されていない。
続いて、駆動制御部5101はモータ102に駆動を指示する(ステップS802)。モータ102は駆動制御部5101の指示に従い、腹部121が+A方向に回動するようにギア103を回転させる。その結果、頭部13は垂直方向の角度を維持しながら右方向に移動する。図9(c)はその移動の途中の状態を示している。図9(c)の状態において、ディスプレイ131における目601及び反射光602の位置は図9(b)の状態から変化していない。
続いて、駆動制御部5101は、腹部121が目標位置まで回動したか否かを判断する(ステップS803)。図9に示す例における目標位置は、図9(a)の標準状態から、腹部121が+A方向に90°回動した位置である。腹部121が目標位置まで回動していないと判断された場合は(ステップS803;No)、ステップS802に戻り、目標位置に達するように、モータ102に対する駆動の指示を継続する。
腹部121が目標位置まで回動したと判断された場合は(ステップS803;Yes)、駆動制御部5101はモータ102の駆動を停止させ、処理を終了する(ステップS804)。図9(d)は、腹部121が目標位置に達した状態である。図9(d)の状態において、ディスプレイ131における目601及び反射光602の位置は図9(c)の状態から変化していない。
図11は、対話型ロボット1の頭部13が正面から斜め右上へと方向を変える場合の対話型ロボット1の姿勢とディスプレイ131に表示される画像の変化を例示した図である。また、図12は、図11の動作を実現するために制御装置51が行う処理のフローを示した図である。
図11(a)は、図7(a)及び図9(a)と同じく、対話型ロボット1が標準状態のときの姿勢と、ディスプレイ131における目601及び反射光602の位置を示している。この状態から、制御装置51による駆動制御及び表示制御が開始される。
まず、表示制御部5102は、ディスプレイ131における目601の位置を、ディスプレイ131の中心から右上方向に移動させると共に、反射光602の位置を目601の中心から概ね3時の方向に移動させる(ステップS901)。その結果、目601の位置は図11(b)の状態となる。図11(b)の状態において、姿勢の変化は開始されていない。
続いて、駆動制御部5101はモータ102、モータ204、モータ303に駆動を指示する(ステップS902)。モータ102は駆動制御部5101の指示に従い、腹部121が−A方向に回動するようにギア103を回転させる。モータ204は駆動制御部5101の指示に従い、胸部122が+B方向に回動するようにギア205を回転させる。モータ303は駆動制御部5101の指示に従い、頭部13が+C方向に回動するようにギア304を回転させる。その結果、頭部13は左右方向の位置を維持したまま左側に倒れ、やや上を見上げる状態へと移動する。図11(c)はその移動の途中の状態を示している。図11(c)の状態において、ディスプレイ131における目601及び反射光602の位置は図11(b)の状態から変化していない。
続いて、駆動制御部5101は、腹部121、胸部122、頭部13の各々が目標位置まで回動したか否かを判断する(ステップS903)。図11に示す例における目標位置は、図11(a)の標準状態から、腹部121が−A方向に90°回動し、胸部122が+B方向に90°回動し、頭部13が+C方向に約10°回動した位置である。腹部121、胸部122、頭部13の各々が目標位置まで回動していないと判断された場合は(ステップS903;No)、ステップS902に戻り、目標位置に達するように、モータ102、モータ204、モータ303の1以上に対する駆動の指示を継続する。
腹部121、胸部122、頭部13の各々が目標位置まで回動したと判断された場合は(ステップS903;Yes)、駆動制御部5101はモータ102、モータ204、モータ303の駆動を停止させ、処理を終了する(ステップS904)。図11(d)は、腹部121、胸部122、頭部13の各々が目標位置に達した状態である。図11(d)の状態において、ディスプレイ131における目601及び反射光602の位置は図11(c)の状態から変化していない。
[変形例]
上述した実施形態は様々に変形することができる。以下にそれらの変形の例を示す。なお、上述した実施形態および以下に示す変形例は適宜組み合わされてもよい。
(1)上述した実施形態において、対話型ロボット1が備える胴体部12は個別に回動する腹部121と胸部122という2つの部位を備える。胴体部12が備える回動する部位の数は2つに限られない。すなわち、胴体部12は回動する部位を1つのみ備えてもよいし、個別に回動する部位を3以上備えてもよい。
(2)上述した実施形態において図2を用いて説明した、基台部11に対し腹部121を回動させる機構、腹部121に対し胸部122を回動させる機構、胸部122に対し頭部13を回動させる機構は例示であって、実施形態に例示したものとは異なる構成の機構により、これらの部位が回動されてもよい。
(3)上述した実施形態において、制御装置51はコンピュータにより実現されるものとしたが、制御装置51が図5に示した構成部を備える専用装置として構成されてもよい。
(4)上述した実施形態において、図7、図9、図11を用いて説明した対話型ロボット1の姿勢とディスプレイ131に表示される画像との対応関係は例示であって、実施形態に例示した姿勢において、実施形態に例示したものとは異なる画像がディスプレイ131に表示されてもよい。例えば、腹部121、胸部122、頭部13の移動の開始と同時に目601のディスプレイ131における位置の移動が開始されてもよい。また、例えば、腹部121、胸部122、頭部13の各々が目標位置に達した後、又はそれらが目標位置に達する前に、ディスプレイ131の中心からずれた位置に表示されていた目601がディスプレイ131の中心に向かい移動してもよい。
1…対話型ロボット、11…基台部、12…胴体部、13…頭部、51…制御装置、101…回転軸、102…モータ、103…ギア、104…凹部、121…腹部、122…胸部、131…ディスプレイ、132…カメラ、133…マイク、201…軸受、202…ラック、203…回転軸、204…モータ、205…ギア、206…凹部、301…軸受、302…ラック、303…モータ、304…ギア、305…ガイド溝、306…凹部、401…フック、402…ラック、511…プロセッサ、512…メモリ、513…インタフェース、601…目、602…反射光、1221…スピーカ、5101…駆動制御部、5102…表示制御部、5103…人検知部、5104…対話制御部。

Claims (5)

  1. 水平方向に回動可能な胴体部と、前記胴体部の上部に垂直方向に回動可能に配置された頭部とを有する対話型ロボット。
  2. 前記胴体部の回動及び前記頭部の回動に伴い前記頭部の重心の鉛直線が前記胴体部の外郭線外に出ない
    請求項1に記載の対話型ロボット。
  3. 前記胴体部の水平方向の回動に連動して前記頭部が垂直方向に回動する
    請求項1又は2に記載の対話型ロボット。
  4. 前記頭部に表示面を有し、前記表示面の移動方向に前記表示面内の画像の位置を移動させる
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の対話型ロボット。
  5. 前記頭部の移動よりも早く前記画像の位置の移動を開始する
    請求項4に記載の対話型ロボット。
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