JP2019129444A - 投影システム、投影制御装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

投影システム、投影制御装置及びその制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】時分割表示を行う複数の投影装置を用いた重畳投影において、サブフレームの増加を抑制しながら、色割れと動きボケとを改善することが可能な技術を提供する。【解決手段】それぞれの投影画像が投影面で重畳するように投影する複数の投影装置を含む投影システムにて、複数の投影装置は、色空間を構成する複数の原色の画像情報が含まれる入力画像信号を、フレームごとに取得する取得手段と、フレームごとに得られる複数の原色の画像情報と、該複数の原色の画像情報の少なくとも1つを差し替えた差し替え画像情報とを含む、画像情報の表示順序を定めた画像信号を生成する生成手段と、生成された画像信号を、表示順序に従って時分割して投影する投影手段とを有する。複数の原色の画像情報の少なくとも2つの異なる原色の画像情報を複数の投影装置が同時に投影し、かつ差し替え画像情報を複数の投影装置が同時に投影するよう画像情報の表示順序を定める。【選択図】図2

Description

本発明は、投影システム、投影制御装置及びその制御方法、プログラムに関する。
近年、画像や映像を投影面に投射して表示する投影装置として、RGB(Red、Green、Blue)の各原色に対応した3つの画像表示素子を持つ3板式投影装置や、単一の画像表示素子しか持たない単板式投影装置などが知られている。
単板式投影装置では、単一の画像表示素子を照射する光源からの照射光を高速にRGBに切り換えつつ、画像表示素子の空間変調パターンをRGB単色画像に対応するものに切り換えることにより、自然色画像を投影する時分割表示を行うものが知られている。時分割表示による方法を用いることにより、高価な画像表示素子を1つにすることができ、それでいて優れた品質の画像を得ることができる。
時分割表示による方法では、高速に切り換わるRGB単色の投影像が網膜上に残像として残る現象を利用して自然色画像を認識させる。このため、被写体や視聴する人の頭の急激な移動がある場合には、網膜上の画像位置が移動して適切に重ならず、虹のような模様が認識される色割れ(カラーブレイクともいう)が生じる場合がある。
色割れを改善するために、時分割表示を行う投影装置を複数使用する技術が知られている(特許文献1、特許文献2)。これらの技術では、少なくとも一台の投影装置のRGBの点灯順又は点灯色選択を他の投影装置と異ならせて重畳投影することにより、それぞれの瞬間には他の原色が混ざり、色割れを改善することができる。
特開2006−114948号公報 特開2006−115077号公報
ところで、時分割表示を行う複数の投影装置を用いた重畳投影において、色割れを改善したうえで更に動きボケを改善したいという要求がある。連続して移動する物体は、フレーム期間中に同一の位置に表示されるため段階的に移動して表示される。一方、人は画像を知覚する際に、物体の段階的な移動を時間積分作用によって平均化したり、追従視したりするため、動きボケが生じているように見える。
一般に、疑似的なインパルス型の表示を行うために黒い画像を用いたり、被写体の移動を滑らかにするためのフレーム補間画像を用いたりすることで動きボケを改善可能なことが知られている。しかしながら、このような表示を単純に時分割表示に適用する場合、時分割表示のための複数のサブフレームに更に黒画像等のためのサブフレームを追加するように駆動周波数を上げる必要があり、投影装置のコストの増加を招くことになる。複数の投影装置を用いて重畳投影を行う場合、投影システム全体のコスト増加は更に大きくなってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、時分割表示を行う複数の投影装置を用いた重畳投影において、サブフレームの増加を抑制しながら、色割れと動きボケとを改善することが可能な技術を実現することである。
この課題を解決するため、例えば本発明の投影システムは以下の構成を備える。すなわち、それぞれの投影画像が投影面で重畳するように投影する複数の投影装置を含む投影システムであって、複数の投影装置のそれぞれは、色空間を構成する複数の原色の画像情報が含まれる入力画像信号を、フレームごとに取得する取得手段と、フレームごとに得られる前記複数の原色の画像情報と、該複数の原色の画像情報の少なくとも1つを差し替えた差し替え画像情報とを含む、画像情報の表示順序を定めた画像信号を生成する生成手段と、前記生成された画像信号を、前記表示順序に従って時分割して投影する投影手段と、を有し、前記生成手段は、フレームごとに得られる前記複数の原色の画像情報のうち少なくとも2つの異なる原色の画像情報を前記複数の投影装置が同時に投影し、かつ、前記差し替え画像情報を前記複数の投影装置が同時に投影するように、前記画像情報の表示順序を定めた画像信号を生成する、ことを特徴とする。
本発明によれば、時分割表示を行う複数の投影装置を用いた重畳投影において、サブフレームの増加を抑制しながら、色割れと動きボケとを改善することが可能になる。
(A)実施形態1に係る投影システムの構成例を示す図と、(B)投影装置が投影する投影画像の推移を説明するための図 実施形態1に係る投影装置が投影する投影画像の推移を詳細に説明するための図 実施形態1に係る投影制御装置の機能構成例を示すブロック図 実施形態1に係る投影制御装置に入力される信号と投影制御装置から出力される信号との関係を説明するための図 実施形態1に係る投影装置の機能構成例を示すブロック図 実施形態1に係る各投影装置に入力される信号と投影画像との関係を説明するための図 実施形態1に係る投影装置が投影する他の投影画像の推移を説明するための図 実施形態1に係る投影装置が投影する他の投影画像の推移を説明するための図 実施形態1に係る投影装置がフレーム補間画像を投影する場合の投影画像の推移を説明するための図 (A)実施形態2に係るシステム構成例を示す図と、(B)投影装置が投影する投影画像の推移を説明するための図 実施形態2に係る投影装置が投影する投影画像の推移を詳細に説明するための図 実施形態2に係る投影装置の機能構成例を示すブロック図 実施形態3に係るシステム構成例を示す図 実施形態3に係る投影装置が投影する投影画像の推移を説明するための図 実施形態3に係る投影装置が投影する他の投影画像の推移を説明するための図 (A)実施形態4に係る投影システムの構成例を示す図と、(B)投影装置が投影する投影画像の推移を説明するための図 実施形態4に係る投影装置の機能構成例を示すブロック図 実施形態4に係る投影装置間の接続関係の例を示す図 実施形態4に係る投影装置がフレーム補間画像を投影する場合の投影画像の推移を説明するための図 (A)変形例に係るシステム構成例を示す図と、(B)投影装置が投影する投影画像の推移を説明するための図
(実施形態1)
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、1台の投影制御装置と3台の投影装置とを用いる投影システムの例を説明する。投影制御装置の一例として、複数の投影装置のための画像信号を生成可能なパーソナルコンピュータを用いることができる。しかし、本実施形態は、パーソナルコンピュータに限らず、複数の投影装置のための画像信号を生成可能な他の機器にも適用可能である。これらの機器には、例えばデジタルカメラ、スマートフォンを含む携帯電話機、ゲーム機、タブレット端末、音声操作の可能なホーム端末、時計型や眼鏡型の情報端末、医療機器、車載用システムの機器などが含まれてよい。また、投影システムを構成する投影装置の一例として、時分割表示を行うプロジェクタを用いることができる。しかし、本実施形態は、プロジェクタに限らず、複数の機器によって重畳表示の可能な、時分割表示を行うデジタルサイネージ機器などが含まれてよい。
(投影システムの構成)
図1(A)は、本実施形態に係る投影システムの構成例を示す図である。入力画像信号101は、本投影システムを用いて投影面105に投影しようとする画像信号である。ここでは、簡単のため、RGBの三原色に分かれたデジタル信号と、各フレームのタイミングを与えるフレーム同期信号が並列に入力される信号であるものとする。なお、RGBの三原色の画像情報に相当する信号とフレーム同期情報に相当する信号を内包していれば、必ずしもRGBの三原色信号の形式でなくてもよい。入力画像信号101に内包されるRGBの三原色の画像情報とフレーム同期情報に対して、後述するような処理が等価的に行われれば、画像信号の形式として他の形式を用いてもよい。
投影制御装置102は、1つの入力画像信号101を取得すると、投影装置104ごとに異なる3つの画像信号103(RGBデジタル信号とフレーム同期信号)に変換して、投影装置104に出力する。
画像信号103は、投影制御装置102が各投影装置へ出力する画像信号である。ここでは、簡単のため、画像信号103は、RGBの三原色に分かれたデジタル信号と、各フレームのタイミングを与えるフレーム同期信号とが並列する構成で含まれる。画像信号103−1は、投影装置104−1(PJ1)へ出力される画像信号を示し、画像信号103−2は、投影装置104−2(PJ2)へ出力される画像信号を示す。同様に、画像信号103−3は、投影装置104−3(PJ3)に出力される画像信号を示す。なお、投影制御装置102から出力される画像信号を総称する場合には103の符号を付す。また、画像信号103は、RGBの三原色の画像情報に相当するものとフレーム同期情報に相当するものを内包しているものであれば、この構成に限定されない。それぞれの投影装置に入力する画像信号の詳細は後述する。
投影装置104は、投影面105に画像を投射することが可能な投影装置である。本実施形態では、3台の投影装置から構成される例を説明するが他の台数であってもよい。なお、投影装置を総称する場合には104の符号を付す。105は投影面であり、複数の投影装置104からの投影画像のそれぞれが、この投影面上に投影され、重畳する。
図1(B)は、各投影装置104から投影される投影画像のタイミングを示している。そして、図2はこのタイミングをより詳細に説明している。投影装置104−1、投影装置104−2、投影装置104−3によって投影される投影画像の推移を、それぞれ「PJ1投影画像」、「PJ2投影画像」、「PJ3投影画像」として表している。投影画像の推移は、フレーム同期信号151〜153と、投影画像154〜156とで表される。フレーム同期信号151〜153に対する縦軸は信号強度を示し、投影画像154〜156に対する縦軸は投影画像の強度を示している。横軸はいずれの場合も時間を示している。それぞれの投影画像の強度は、図示の便宜上、一定値として示されているが、一般的には画素値によって強度が異なる。フレーム同期信号151〜153は、1フレーム期間ごとに立つパルス信号によってなっており、その1フレーム期間は、それより短い3つのサブフレーム期間を内包しており、それぞれにR画像、G画像、B画像がこの順に投影される。
PJ1投影画像では、投影制御装置102によって、投影装置104−1に供給される画像信号のB画像が、入力画像信号101のR画像、G画像、B画像のどれとも異なる画像(本実施形態では黒画像)に差し替えられる。このため、PJ1投影画像では、本来B画像が表示されるべき第3サブフレームでは、B画像の代わりに黒画像が表示される。また、PJ2投影画像では、投影装置104−2に供給される画像信号のG画像が、黒画像に差し替えられる。このため、本来G画像が表示されるべき第2サブフレームで、G画像の代わりに黒画像が表示される。PJ3投影画像では、それに供給する画像信号のR画像が、黒画像に差し替えられる。このため、本来R画像が表示されるべき第1サブフレームで、R画像の代わりに黒画像が表示される。なお、以下の説明では、入力画像信号のR画像、G画像、B画像のどれとも異なる画像を「差し替え画像」とよび、本実施形態では、画素値がほぼ0である黒画像を差し替え画像とする例について説明する。
一方、PJ1投影画像、PJ2投影画像、PJ3投影画像のそれぞれにおいて、フレーム同期信号の位相がずらされている。このため、例えばPJ1投影画像においてR画像が表示されるタイミングでは、PJ2投影画像においてG画像、PJ3投影画像においてB画像が表示される。従って、投影面105上では、各サブフレームの瞬間でRGBのそろった自然色画像が表示されるため、色割れの発生が改善される。更に、PJ1投影画像、PJ2投影画像、PJ3投影画像において、黒画像が表示されるタイミングが揃うため、疑似的なインパルス型の表示が同期して効果的に動きボケを改善することができる。
また、黒画像への差し替えとは別に、PJ2投影画像のB画像と、PJ3投影画像のR画像及びG画像とは、入力画像信号101における異なるフレーム(後フレーム)に属する画像に差し替えられる。これは、異なるフレームに属す画像が混合された状態で投影面105に重畳投影されることを避けるための処置である。このようにすることで、フレーム間の画像が混合しない重畳投影画像が得られる。
異なるフレームに属する画像への差し替えの方法は、必ずしもこの通りでなくても良い。各投影装置に与える画像信号の組み合わせによっては、他の原色画像が異なるフレームの画像に差し替えられても良い。また、フレーム間の画像の混合による劣化が顕著でないシーンやコンテンツを検知した場合には、異なるフレームの画像への差し替えを行わないようにしてもよい。
(投影制御装置の構成)
更に、図3と図4とを参照して、投影制御装置102の構成について説明するとともに、投影制御装置102による信号変換処理と投影装置104間の同期の仕組みとについて説明する。図3は、投影制御装置102に係る機能構成例を示している。
メモリ切り換え部301は、演算装置又ソフトウェアモジュールを含み、入力画像信号101に含まれる画像信号をフレームメモリA302又はフレームメモリB303に書き込む。フレームメモリA302とフレームメモリB303は、例えばDRAM等の半導体メモリから構成される揮発性の記憶媒体であり、メモリ切り換え部301の指示に応じて画像情報を記憶する。
位相制御部304は、演算装置又はソフトウェアモジュールを含み、入力画像信号101に含まれるフレーム同期信号に基づいて、各投影装置104に出力するための、位相のずれた3つのフレーム同期信号を生成する。選択部305は、演算装置又はソフトウェアモジュールを含む。選択部305は、フレームメモリA302とフレームメモリB303とに格納されたRGB画像信号を選択して、各投影装置104に出力するためのRGBデジタル信号を生成する。生成されたRGBデジタル信号は、後に対応するフレーム同期信号と合成され、画像信号103−1〜103−3として出力される。
制御部306は、例えばCPU(或いはGPU)等のプロセッサ、ROM、RAM等を含み、ROMに記憶されたプログラムをRAMに展開、実行することにより、投影制御装置102全体の動作を制御する。制御部306は、不図示のバスによって図3に示す各部と接続されており、各部の動作を制御したり、各部同士の信号のやり取りを制御したりすることができる。なお、メモリ切り換え部301、位相制御部304、選択部305に代えて、これら1つ以上の動作を、制御部306がプログラムを実行することにより実現してもよい。
記録媒体307は、例えば半導体メモリ等の不揮発性メモリを含み、画像や映像を記録可能な記録媒体である。記録媒体307は着脱可能に構成されてもよく、投影制御装置102において書き込んだ画像等のデータを他の外部装置において読み出し可能にしてもよい。差し替え画像メモリ308は、例えば半導体メモリ等の不揮発性メモリ或いは揮発性メモリを含み、入力画像信号のR画像、G画像、B画像のどれとも異なる差し替え画像(例えば黒画像)の情報を保持する。差し替え画像は、予め定められた静的な画像であってもよいし、制御部306によって例えばリアルタイムに生成されて記憶される画像であってもよい。記録媒体307が差し替え画像メモリ308の機能を有してもよい。
(信号変換処理の動作)
次に、投影制御装置102による信号変換処理の動作について説明する。なお、信号変換処理の動作は、制御部306がROMに記憶されたプログラムをRAMに展開、実行することにより、投影制御装置102の各部の構成が制御部306の指示に応じて制御される。この動作は、例えば、制御部306が不図示の入力インタフェースにより入力画像信号101が入力されたことを検出したときに開始され、当該入力インタフェースは、制御部306の指示に応じて入力画像信号101をフレームごとに取得する。
まず、メモリ切り換え部301は、入力された入力画像信号101のRGBの三原色に分離されているデジタル信号を、フレームごとに、フレームメモリA302とフレームメモリB303とに交互に書き込む。一方、位相制御部304は、入力画像信号101に含まれる(各フレームのタイミングを与えるための)フレーム同期信号を、3つのフレーム同期信号として生成する。生成されるフレーム同期信号の1つは、例えば、1フレーム期間と位相の合っている同期信号である。他の2つのフレーム同期信号は、例えば、サブフレーム期間に相当する時間の1つ分又は2つ分の位相をずらしたフレーム同期信号である。位相制御部304は、生成した3つのフレーム同期信号を選択部305に出力する。
選択部305は、この3つのフレーム同期信号を基準にして、フレームメモリA302とフレームメモリB303と差し替え画像メモリとからデジタル信号を選択的に読み出すことにより、3種類のRGBデジタル信号を生成する。そして生成した信号を1つずつ各投影装置用に出力する。
そして、位相制御部304で生成された位相のずれた3つのフレーム同期信号が、選択部305で生成された対応するRGBデジタル信号と合成され、画像信号103−1、画像信号103−2、画像信号103−3として出力される。このとき、制御部306がフレーム同期信号と画像信号とを合成して出力してもよい。
更に、図4を参照して、入力画像信号101と、投影制御装置102から各投影装置104に出力される画像信号との関係について説明する。図4では、入力画像信号101のうち連続する2フレーム(前フレーム、後フレーム)に対応する信号に対する処理の例を示している。また「フレームメモリA」は、フレームメモリA302に記録されたRGBデジタル信号を示しており、「フレームメモリB」は、フレームメモリB303に記録されたRGBデジタル信号を示している。更に、「差し替え画像メモリ」は、差し替え画像メモリ308に記録された差し替え画像(本実施形態では、信号値がほぼ0である黒画像)を示している。
入力画像信号101は、RGBの三原色に分かれたデジタル信号と、各フレームのタイミングを与えるフレーム同期信号が並列となるように構成されている。図4に示す「入力画像信号」のうち、上段はフレーム同期信号、下段はRGBの三原色に分かれたデジタル信号を表している。図2等と同様、縦軸は信号の強度を示し、横軸は時間を示す。
連続する2フレームのうち、前フレームの開始を示すフレーム同期信号のパルス401に続き、1フレーム期間内に、RGBの三原色に分かれた3つのデジタル信号(R画像、G画像、B画像)が、並列に入力される。このとき、各デジタル信号は、画面を構成する最初の画素から最後の画素まで、順次入力される。例えば、入力画像信号を示す図では、下段に示した3列の信号がデジタル信号を表しており、上からR画像信号、G画像信号、B画像信号に対応する。それぞれの信号の波形は、描画の便宜上、全画素同じ一定強度に示しているが、一般的には画素によって信号値が異なる。
メモリ切り換え部301は、入力画像信号を、そのフレームのために割り当てたフレームメモリ(仮にフレームメモリAとする)に、順次、記録していく。図4では、各フレームメモリ内に占める各フレームのデータ量の時間的変化を、図中の「フレームメモリA」及び「フレームメモリB」の棒状のパターンで表している。451に示すように、フレーム同期信号のパルス401の直後には、前回書き込まれた情報がフレームメモリAの容量のほぼ全てを占めている。しかし、前回書き込まれたデータは、時間の経過に従って、新しいフレーム(すなわち前フレーム)のR画像、G画像、B画像の情報に書き換えられて減少していく。一方、452に示すように、新しいフレームのデータは時間の経過に従って増加する。1フレームの時間を経過した後には、フレームメモリAのデータは、完全に新しいフレームのデータに書き換えられる。すなわち、451に示すように、新しいフレーム(前フレーム)のデータの書き込みを開始してから前フレームの期間が経過すると、前回書き込まれたデータは無くなる。前フレームの期間が終了した際には、フレーム同期信号の次のパルス402が立ち、後フレームの期間が開始される。
メモリ切り換え部301は、1フレーム分の画像の情報をフレームメモリに書き込むと、書き込み対象のフレームメモリをもう一方のフレームメモリに切り換える。例えば、図4に示す例では、書き込み対象がフレームメモリAからフレームメモリBに切り換わっている。そして、メモリ書き換え部301は、連続する2フレームのうち、後フレームのR画像、G画像、B画像の情報を、順次、フレームメモリBに書き込んでいく。メモリ切り換え部301は、後フレームの期間には、フレームメモリAには何も書き込まないため、フレームメモリAに書き込まれた前フレームのR画像、G画像、B画像の情報は、後フレームの期間に渡ってそのまま保持されている。
一方、差し替え画像メモリ308には、予め定められた画像信号が保持されている。具体的には、図4に示すように、「差し替え画像メモリ」には黒画像信号が保持されている。
次に、選択部305による、フレームメモリに格納されたデジタル信号から3つのRGBデジタル信号を生成する処理、及び、位相制御部304による、位相のずれた3つのフレーム同期信号を生成する処理について説明する。
画像信号103−1について、位相制御部304は、入力画像信号101のフレーム同期信号から丁度1フレーム期間だけ位相がずれた、フレーム同期信号411を生成する。すなわち、フレーム同期信号411の最初のパルス410は、入力画像信号101における前フレームの開始を示すパルス401から1フレーム期間遅れており、後フレームの開始を示すパルス402と同じタイミングとなる。このとき、パルス402のタイミングでは、入力画像信号101の前フレームのR、G、B画像の情報がフレームメモリAに保持されているため、これらの一部と黒画像とを、RGBデジタル信号412の画像信号として、フレーム同期信号411と同期させる。選択部305は、RGBデジタル信号412のR画像信号としてフレームメモリA302のR画像の情報、同G画像信号としてフレームメモリAのG画像の情報を選択するとともに、差し替え画像メモリ308の黒画像を選択してデジタル信号412を生成する。このように、選択部305は、順次、フレームメモリと差し替え画像メモリ308とから画像の情報を読み出して、投影装置104−1用の画像信号を出力する。このとき、出力される画像信号103のそれぞれは、三原色に分かれたデジタル信号(R画像、G画像)と黒画像とが並列に並んだRGBデジタル信号と、フレーム同期信号とを含む。なお、図4に示すデジタル信号では、黒画像に差し替えられている画像については、黒画像であることを強調するために、0に近い低い一様な強度で信号強度を示している。また、三原色の画像と黒画像とを含む3つのデジタル信号は並列に並んでいるが、後述するように、これらの3つのデジタル信号は投影装置の時分割表示によって時系列順に並べ換えられて表示される。従って、画像信号103は、入力画像信号に基づいて生成されたR画像、G画像、B画像のうちの2つの画像と、黒画像との表示順序を定めた画像信号である。
画像信号103−2について、位相制御部304は、入力画像信号101のフレーム同期信号から1フレーム期間+1サブフレーム期間だけ位相をずらした、フレーム同期信号421を生成する。すなわち、フレーム同期信号421の最初のパルス420は、入力画像信号101の後フレームの始まりを示すパルス402から更に1サブフレーム期間後にある。従って、この時点では、フレームメモリA302には、入力画像信号101の前フレームのR画像、G画像、B画像の情報が保持されている。さらに、フレームメモリBへの入力画像信号101の後フレームのR画像、G画像、B画像の書き込みも、その一部が終わっている。このため、選択部305は、これらの画像の情報を、RGBデジタル信号422のR画像信号とB画像信号として、フレーム同期信号421と同期させる。具体的に、選択部305は、RGBデジタル信号422のR画像信号としてフレームメモリAの(前フレーム)R画像、同B画像信号としてフレームメモリBの(後フレーム)B画像、黒画像の情報を選択する。このように、選択部305は、順次、画像情報をフレームメモリと差し替え画像メモリとから読み出して、投影装置104−2用に出力する。
画像信号103−3について、位相制御部304は、入力画像信号101のフレーム同期信号から1フレーム期間+2サブフレーム期間だけ位相をずらした、フレーム同期信号431を生成する。すなわち、フレーム同期信号431の最初のパルス430は、入力画像信号101の、後フレームの始まりを示すパルス402から更に2サブフレーム期間後にある。従って、この時点では、フレームメモリA302には、入力画像信号101の前フレームのR画像、G画像、B画像の情報に対する書き込みが保持されている。さらに、フレームメモリBへの入力画像信号101の後フレームのR画像、G画像、B画像の情報の書き込みも、そのかなりの部分が終わっている。このため、選択部305は、これらの画像を、RGBデジタル信号432のG画像信号とB画像信号として、フレーム同期信号431と同期させる。選択部305は、黒画像、RGBデジタル信号432のG画像信号としてフレームメモリBのG画像、同B画像信号としてフレームメモリBのB画像を選択する。このように、選択部305は、順次、画像情報をフレームメモリと差し替え画像メモリとからの読み出し、投影装置104−3に出力する。
このようにして、投影制御装置102は、入力画像信号101を、各投影装置に出力するための画像信号103に変換する。そして、各投影装置に出力された画像信号は、各投影装置により表示順序に従った投影画像として投影される。
(投影装置の構成)
次に、図5を参照して、時分割表示を行う投影装置104の構成について説明する。投影装置104は、投影制御装置102から出力された画像信号103の1つを入力して、時系列に3つの画像信号が並ぶ時分割信号に組み替える。そして、組み替えた時分割信号を投影画像として投影面105へ投影する。なお、時分割信号への組み換えは、時分割表示を行う投影装置で通常行われる動作であって構わない。
高速選択部501は、演算装置又はソフトウェアモジュールを含み、並列なR、G、B画像信号のうちの2つ及び黒画像信号で構成される3本のデジタル信号を含む画像信号103を取得して、画像信号をメモリ部502に格納する。そして、格納した信号を選択的に読み出して時分割信号を生成する。なお、以下の説明では、R画像信号、G画像信号、B画像信号のうちの2つと黒画像信号とを含む時分割信号を、便宜上、単にRGB時分割信号という。メモリ部502は、例えばDRAM等の揮発性メモリを含み、高速選択部501によって画像信号103に含まれる信号の全部又は一部を一時的に記憶する。
表示デバイス部503は、画像表示素子を含み、高速選択部501から出力されたRGB時分割信号に従って、各画像を高速に切り換えて画像表示素子に表示する。光源部504は、高速選択部501から出力されたRGB時分割信号に従って、照射光を高速に赤色光、緑色光、青色光を切り換えて、表示デバイス部503の画像表示素子を照明する。
投影光学系505は、投影する光学像を通過させるレンズ群を含む。表示デバイス部503に表示された画像によって変調された、光源部504による照明光は、投影光学系505を介して投影面105に投影される。
制御部506は、例えばCPU(或いはGPU)等のプロセッサ、ROM、RAM等を含み、ROMに記憶されたプログラムをRAMに展開、実行することにより、投影装置104全体の動作を制御する。制御部506は、不図示のバスによって図5に示す各部と接続されており、各部の動作を制御したり、各部同士の信号のやり取りを制御したりすることができる。なお、高速選択部501に代えて、高速選択部501の動作を制御部506がプログラムを実行することにより実現してもよい。
記録媒体507は、例えば半導体メモリ等を含み、画像や映像を記録可能な記録媒体である。記録媒体507は、着脱可能に構成されてもよく、例えば外部装置によって書き込まれた画像等のデータを、投影装置104に装着された場合に制御部506の指示に応じて読み出し、高速選択部501に供給してもよい。
次に、投影装置104の概略動作について説明する。投影制御装置102から入力される画像信号(例えば103−1)の中のR画像信号、G画像信号、黒画像信号は、高速選択部501により、一旦、メモリ部502に記憶される。高速選択部501は、メモリ部502に記憶させた画像信号を、画像信号103−1の基本クロックの3倍以上のクロックでR画像信号、G画像信号、黒画像信号の順にサンプリングする。高速選択部501は、サンプリングした画像信号を時系列信号として表示デバイス部503と光源部504とへ伝送する。表示デバイス部503は、伝達されたR画像信号、G画像信号、B画像信号に応じて、R画像、G画像を高速に切り換えて表示する。このとき、光源部504は、伝達されたR画像信号、G画像信号、B画像信号に応じて、赤色光、緑色光、青色光を高速に切り換えて、表示デバイス部503を照明する。なお、黒画像信号の場合には、光源部504は表示デバイス部503を照明してもよいが、表示デバイス部503に表示される黒画像によって光が遮断される。
各投影装置104に入力される画像信号103と、投影装置104によって投影面105に投影された投影画像との関係を、図6を参照して説明する。図6(A)には、各投影装置104に入力される画像信号103−1〜103−3を示しており、また、図6(B)には、各投影装置によって投影される投影画像の推移を示す「PJ1投影画像」、「PJ2投影画像」、「PJ3投影画像」を示している。図6(B)は図1(B)に対応する。
図6(B)に示すフレーム同期信号151〜153は、上述のように、1フレーム期間ごとに立つパルス信号を含み、その1フレーム期間は、それより短い3つのサブフレーム期間を内包しており、各フレームでR画像、G画像、B画像がこの順に投影される。但し、各RGBデジタル信号ではいずれかの画像信号が黒画像信号に差し替えられている。このため、例えば、PJ1投影画像信号では、第3サブフレームのB画像の代わりに黒画像が表示される。また、PJ2投影画像信号では、第2サブフレームのG画像の代わりに、そして、PJ3投影画像信号では、第1サブフレームのR画像の代わりに黒画像が表示される。このため、PJ投影画像信号のそれぞれを投影すると、同一のサブフレームのタイミングで黒画像が表示されるようになる。
フレーム同期信号151−153の位相がずらされているため、上述のように、例えば投影装置104−1がR画像を投影するタイミングでは投影装置104−2がB画像、投影装置104−3がG画像を投影する。更に、投影装置104−2のB画像、及び投影装置104−3のG画像、B画像は、入力画像信号101においては異なるフレーム(後フレーム)に属する画像に差し替えられている。
このように、入力画像を投影するサブフレームのタイミングでは、RGBの揃った自然色画像が表示され、色割れを改善することができる。また、それぞれの投影装置に出力される画像信号はフレーム同期信号の位相がずれているにもかかわらず、最終的に、それぞれの投影装置から同時に投影される画像は、全て入力画像信号101において同じフレームに属す画像となっている。すなわち、異なるフレームの画像が異なる投影装置から投影されて投影面で混合され、画像が劣化するような事態は防止される。更に、複数の投影装置によって黒画像が同時に投影されるため、効果的に黒画像挿入による動きボケを改善することができる。すなわち、時分割表示を行う複数の投影装置を用いた重畳投影において、サブフレームの増加を抑制しながら、色割れと動きボケとを改善することが可能になる。
なお、選択部305は、差し替える黒画像の数を1つだけでなく2つにしてもよい。すなわち、選択部305は、1つのサブフレームのみを黒画像に差し替えるのではなく、連続する2つのサブフレームにわたって黒画像に差し替えてもよい。この場合に生成されるPJ投影信号の例を図7に示す。
図7では、黒画像が連続する2つのサブフレームにわたって挿入される例を示している。図7(A)は図1(A)と共通であるが、図7(B)に示す投影画像751〜753では、黒画像が2つのサブフレームにわたって表示されている。すなわち、投影制御装置102は、例えば画像信号103−1を生成する際に、RGBデジタル信号のR画像信号として入力画像信号101のR画像を選択し、他の画像信号として差し替え画像メモリ308の黒画像を選択する。また、投影制御装置102は、画像信号103−2を生成する際には、画像信号103−1におけるR画像信号と同一のタイミングのサブフレームにおいてB画像が表示されるように画像を選択し、他の画像を黒画像とする。同様に、投影制御装置102は、画像信号103−3を生成する際には、画像信号103−1におけるR画像と同一のタイミングのサブフレームにおいてG画像が表示されるように画像を選択し、他の画像を黒画像とする。このようにすることによって、投影画像の推移は投影画像751〜753のようになり、より動きボケに対する動画性能が改善される。なお、入力画像信号101における異なるフレームに属す画像が同時に表示されて混合されることを避けるため、画像信号103−2及び画像信号103−3に含まれるB画像信号及びG画像信号には、後フレームに含まれる画像信号が用いられる。
但し、黒画像を2つのサブフレームにわたって挿入する場合には、投影画像の推移を図8に示す投影画像851〜853のように工夫することで、三原色の画像を前後のフレームで差し替えることを不要にすることができる。具体的には、投影制御装置102は、1つのサブフレーム期間分ずつ位相の異なる3つの投影画像のうち最も位相の進んでいる投影画像では、1フレーム内の最後のサブフレーム期間において三原色の画像が表示され、他が黒画像となるように画像信号を選択する。また、位相がサブフレーム期間だけ遅れるごとに、1つのサブフレーム期間分だけ早いタイミングで三原色の画像が表示され、他では黒画像が表示されるように画像信号を選択する。このようにすれば、異なるフレームの画像信号を組み合わせなくてもフレーム間の画像の混合を避けることができる。すなわち、投影制御装置102は、1つのフレームメモリを用いて変換処理を実行可能になり、より簡易な構成となる。
なお、上述の黒画像情報は、必ずしも画素値が黒となる画像情報でなくてもよい。黒画像情報は、画像内の平均輝度がその前後のフレームの画像信号の平均輝度より低い画像であれば良い。
一方、黒画像情報の代わりに、例えば図9に示すようにフレーム補間画像を用いてもよい。この例では、投影制御装置102の制御部306がリアルタイムにフレーム補間画像を生成し、生成したフレーム補間画像の情報を差し替え画像情報とする。上述のように、連続して移動する被写体はフレームごとに表示されると段階的な移動となるため、動きボケが生じる。このため、被写体の移動がより滑らかになるようにしたフレーム補間画像を用いて、ボケ感を低減した表示を実現する。すなわち、入力画像信号における前後のフレームの画像情報から被写体の移動を求め、当該移動に基づき、被写体の移動を補間するフレーム補間画像を生成する。例えば、投影制御装置102の制御部306は、前後する異なるフレーム間の差異を解析して動きベクトルを抽出し、この動きベクトルに基づき、サブフレームにおける画像を推定することによってフレーム補間画像を生成する。PJ1投影画像に示す投影画像951では、フレーム同期信号151におけるパルス901からパルス902の間にフレーム補間画像「前前−前補間画像」が生成させて追加されている。このフレーム補間画像は、前フレームの1つ前のフレーム(前前フレーム)と当該前フレームとから生成された補間画像であることを表す。また、フレーム同期信号151におけるパルス902からパルス903の間にフレーム補間画像「前−後補間画像」が生成させて追加されている。このフレーム補間画像は、前フレームと後フレームとから生成された補間画像であることを表す。同様に、投影画像952及び投影画像953についても、連続する2つのフレームから生成したフレーム補間画像を挿入する。
このように、図1、図7、図8を参照して上述した黒画像を挿入する方法では、3台の投影装置を用いて重畳投影を行う場合であっても輝度が低下し易い場合があるが、フレーム補間画像を用いることにより、3倍の輝度を確保することができる。
なお、上述の実施形態では、フレーム同期信号における位相を、「PJ1投影画像」では、入力画像信号のフレーム同期信号から丁度1フレーム期間ずらすようにした。また、「PJ2投影画像」では、入力画像信号のフレーム同期信号から1フレーム期間+1サブフレーム期間、「PJ3投影画像」では、入力画像信号のフレーム同期信号から1フレーム期間+2サブフレーム期間、それずれずらすようにした。しかしながら、必ずしも上述の通りでなくても良い。各投影装置が投影する投影画像のタイミングの位相ずれは、信号線の遅延や各投影装置固有の遅延等により、各投影装置に与える画像信号のフレーム同期信号の位相ずらし量と同じにならない場合がある。その場合には、各投影装置が投影する投影画像のタイミングの位相ずれが所望の位相ずれになるように、不図示の操作部を介して、各投影装置に与える画像信号のフレーム同期信号の位相ずらし量を調整しても良い。
(実施形態2)
次に、実施形態2について説明する。実施形態2では、サブフレームのRGB表示の順序を変更する機能を有する時分割表示の可能な投影装置を用いる。このため、本実施形態に係る投影制御装置ではフレーム同期信号の位相をずらす必要がない。また、投影制御装置において、投影装置で投影する画像を生成するために異なるフレームに属す画像を差し替える処理も行わないため、投影制御装置の処理を簡略化することができる。本実施形態の説明では、同一の構成については同一の参照番号を付して重複する説明は省略する。
図10(A)は、本実施形態に係る投影システムの構成を示している。入力画像信号101は、実施形態1と同様の画像信号である。投影制御装置1002は、1つの入力画像信号101を取得すると、投影装置1004に対して1つずつ画像信号1003(RGBデジタル信号とフレーム同期信号)を出力する。画像信号1003は、RGBの三原色に分かれたデジタル信号と、各フレームのタイミングを与えるフレーム同期信号とが並列する構成で含まれる。このとき、画像信号1003に含まれるRGBデジタル信号は、RGBの三原色が所定の順番(例えばR、G、B)の順に並んで出力される。画像信号1003−1は、投影装置1004−1(PJ1)へ出力される画像信号を示し、画像信号1003−2は、投影装置1004−2(PJ2)へ出力される画像信号を示す。同様に、画像信号1003−3は、投影装置1004−3(PJ3)に出力される画像信号を示す。なお、投影制御装置102から出力される画像信号を総称する場合には1003の符号を付す。
投影装置1004は、投影面105に画像を投射することが可能な投影装置である。なお、投影装置を総称する場合には1004の符号を付す。複数の投影装置1004からの投影画像のそれぞれが、この投影面105上に投影され、重畳される。図10(B)には、3つの投影装置1004によって投影される投影画像の推移を示している。「PJ1投影画像」、「PJ2投影画像」及び「PJ3投影画像」は、順にフレーム同期信号1051〜1053を含む。実施形態1において説明した例と異なり、各投影装置が処理する画像信号のフレーム同期信号はパルスの発生するタイミングが同期している。また、各投影装置は、投影画像1054〜1056に示すように、同一のタイミングではRGBの異なる画像又は黒画像信号が重畳するように画像を投影する。
PJ1投影画像では、投影制御装置102によって、供給される画像信号のB画像が黒画像に差し替えられるため、本来B画像が表示されるべき第3サブフレームでは、黒画像が表示される。また、PJ2投影画像では、供給される画像信号のR画像が黒画像に差し替えられため、本来R画像が表示されるべき第3サブフレームでは黒画像が表示される。PJ3投影画像では、供給される画像信号のG画像が黒画像に差し替えられため、本来G画像が表示されるべき第3サブフレームでは黒画像が表示される。
図11を参照して、各投影装置1004が投影する投影画像について、より具体的に説明する。まず、投影制御装置1002は、投影装置1004−1に対し、B画像を黒画像に差し替えた画像信号を出力している。また、投影制御装置1002は、投影装置1004−2に対し、R画像を黒画像に差し替えた画像信号を出力し、投影装置1004−3に対し、G画像を黒画像に差し替えた画像信号を出力している。
PJ1投影画像、PJ2投影画像、PJ3投影画像のそれぞれにおいて、1フレーム期間における各サブフレームの投影順は投影装置によって異なる。投影装置1004−1は、投影画像1054を投影するために入力されるデジタルRGB信号をR画像、G画像、黒画像の順に投影する。このとき、投影装置1004−1は、入力画像信号101の前フレームのフレーム期間において「前フレーム」のR画像とG画像とを表示し、更に次のフレーム期間において「後フレーム」のR画像とG画像とを表示する。投影装置1004−2は、投影画像1055を表示するために入力されるデジタルRGB信号をG画像、B画像、黒画像の順に投影する。このとき、投影装置1004−2は、入力画像信号101の前フレームのフレーム期間において「前フレーム」のG画像とB画像とを表示し、更に次のフレーム期間において「後フレーム」のG画像とB画像とを表示する。更に、投影装置1004−3は、入力されるデジタルRGB信号をB画像、R画像、黒画像の順に投影する。投影装置1004−3は、入力画像信号101の前フレームのフレーム期間において「前フレーム」のB画像とR画像とを表示し、更に次のフレーム期間において「後フレーム」のB画像とR画像とを表示する。すなわち、前後のフレームに属す画像の入れ替えを行っていない。このようにして、第3サブフレームでは、RGBの各画像を差し替えた黒画像が表示される。
各投影装置1004によって投影されるサブフレームのRGB表示の順序が異なっているため、フレーム同期信号1051〜1053の位相はずらされていない。しかし、例えば、投影装置1004−1がR画像を投影するタイミングでは投影装置1004−2がG画像、投影装置1004−3がB画像をそれぞれ投影する。このため、(黒画像を除いた)投影画像が表示されるタイミングではRGBのそろった自然色画像が表示され、色割れが改善される。また、投影装置1004−1〜投影装置1004−3において黒画像が投影されるタイミングが揃っているため、効果的に黒画像挿入による動きボケを改善することができる。更に、フレーム同期信号の位相をずらさないため、実施形態1のように、入力画像信号101の異なるフレームに属する画像を混在させるような処理を行うことなく、異なるフレームの画像が同時に投影される場合を排除することができる。
図12を参照して、本実施形態に係る投影装置の機能構成例について説明する。本実施形態に係る投影装置1004は、図5に示した実施形態1に係る投影装置104に対し、サブフレームの画像信号の表示順序を変更する機能を有する高速選択部1201を備える点が異なる。
高速選択部1201は、画像信号1003に含まれるR画像信号、G画像信号、B画像信号或いは黒画像信号を、一旦、メモリ部502に記憶させる。高速選択部1201は、メモリ部502に記憶された画像信号を、入力画像信号101の基本クロックの3倍以上のクロックでサンプリングし、時系列信号として表示デバイス部503と光源部504とに伝達する。
このとき、制御部506は、高速選択部1201のサンプリング順を、不図示の操作部を介して入力される切り換え指示に応じて切り替えることができる。切り換え指示は、例えば、画像信号の表示順序を指定する3種類の指示と、投影制御装置1002が並列に並べた順に画像を表示する指示(すなわち実施形態1に対応)とを含む。切り換え指示が、投影制御装置1002が並列に並べた順に画像を表示する指示である場合、投影装置1004では並べ替えを行わずに画像信号1003に含まれるRGB画像の順で画像信号をサンプリングする。
一方、切り換え指示が高速選択部1201による選択をRGB順で行わせる指示であれば、高速選択部1201は、R画像信号、G画像信号、B画像信号の順に画像信号をサンプリングし、時系列信号として表示デバイス部503、光源部504に出力する。なお、投影装置のいずれであるかに応じて、R画像信号、G画像信号、B画像信号のいずれかが黒画像信号である。表示デバイス部503は、伝達されたR画像信号、G画像信号、B画像信号の時系列信号に応じて、R画像、G画像、B画像を高速に切り替えて表示する。光源部504は、伝達されたR画像信号、G画像信号、B画像信号の時系列信号に応じて、赤色光、緑色光、青色光を高速に切り替えて、表示デバイス部503を照明する。表示デバイス部503に表示された画像によって変調された照明光は、投影光学系505によって、投影面105に投影される。
なお、切り換え指示が高速選択部1201による選択をGBR順で行う指示である場合、高速選択部1201は、G画像信号、B画像信号、R画像信号の順に画像信号をサンプリングし、時系列信号として表示デバイス部503、光源部504に出力する。表示デバイス部503は、伝達されたG画像信号、B画像信号、R画像信号の時系列信号に応じて、G画像、B画像、R画像を高速に切り替えて表示する。光源部504は、伝達されたG画像信号、B画像信号、R画像信号の時系列信号に応じて、緑色光、青色光、赤色光を高速に切り替えて、表示デバイス部503を照明する。表示デバイス部503に表示された画像によって変調された照明光は、投影光学系505によって、投影面105に投影される。
また、切り換え指示が高速選択部1201による選択をBRG順で行う指示であれば、高速選択部1201は、B画像信号、R画像信号、G画像信号の順にサンプリングし、時系列信号として表示デバイス部503、光源部504に出力する。このとき、表示デバイス部503は、伝達されたB画像信号、R画像信号、G画像信号の時系列信号に応じて、画像を高速に切り替えて表示する。また、光源部504は、伝達された時系列信号に応じて青色光、赤色光、緑色光を高速に切り替えて表示デバイス部503を照明する。
なお、各投影装置1004−1〜10004−3は、切り換え指示によって表示順が設定されると、不図示の通信部を介して、設定された表示順を投影制御装置1002に通知してもよい。このようにすれば、投影制御装置1002は各投影装置の表示順が設定されたことに応じて、現在の投影装置の表示順に合わせて画像信号を異ならせることができる。
また、本実施形態において、投影制御装置1002は、各投影装置1004−1〜10004−3に出力する画像信号のフレーム同期信号の位相をずらす必要がないものとして説明したが、必ずしも上述の通りでなくても良い。信号線の遅延や各投影装置固有の遅延等の理由により、各投影装置が投影する投影画像のタイミングの位相ずれが生じないとは限らない。その場合、投影制御装置1002は、各投影装置が投影する投影画像のタイミングの位相ずれが所望の位相ずれになるよう、各投影装置に与える画像信号のフレーム同期信号の位相ずらし量を調整しても良い。このことは、以降の実施形態についても同様である。また、本実施形態においても、黒画像の代わりに上述したフレーム補間画像を用いていてもよい。
(実施形態3)
更に、実施形態3について説明する。本実施形態は、投影装置によるサブフレームのRGB表示を、特定の三原色、すなわちR専用、G専用或いはB専用の表示に変更可能な投影装置を用いる。本実施形態に係る投影システムの例を図13に示す。本実施形態の投影装置1304−1〜1304−3は三原色のいずれかの色専用に設定される。例えば、投影装置1304−1をR専用に、投影装置1304−2をG専用に、投影装置1304−3をB専用にそれぞれ設定する。また、投影制御装置1302は、入力画像信号101の各フレームの画像に基づいて、三原色のいずれかに設定された投影装置1304−1〜1304−3で投影するための画像信号1303−1〜1303−3を生成して出力する。投影制御装置1302は、R画像信号、G画像信号、B画像信号で構成されるRGBデジタル信号のうちの画像信号を差し替え画像(黒画像)や他の差し替え画像で差し替えて本実施形態の画像信号を生成する。3台の投影装置のそれぞれは、表示デバイス部によってサブフレームごとの画像の切り替えを行うが、光源はそれぞれR専用、G専用或いはB専用に設定されて動作する。ここで、表示デバイス部によるサブフレームごとの画像の表示はR専用、G専用、B専用にしてはいけない。投影制御装置1302によって差し替えられた所定のタイミングのサブフレームの画像信号を表示させるためには、表示デバイス部は、(例えば黒画像等の)異なる色の画像を表示する必要がある。投影制御装置1302は、各投影装置1304に供給されるサブフレームの画像の表示順を考慮して、所望のタイミングで表示される画像を差し替え画像(例えば黒画像)に差し替える。それ以外の画像は、各投影装置で点灯するRGB点灯色に合わせてその色の画像に入れ替える。
なお、投影制御装置1302による画像信号の差し替えが各投影装置1304の表示デバイス部による表示順を考慮して行われる場合、表示デバイス部のRGB表示順を必ずしも切り替えず、もとの表示順を維持してもよい。
本実施形態に係る投影画像の推移について、図14を参照して説明する。PJ1投影画像、PJ2投影画像、PJ3投影画像において、投影装置1304の表示デバイス部は、サブフレームごとに画像信号を切り替えて表示する。一方、光源は、各投影装置が「R点灯」、「G点灯」又は「B点灯」のいずれかを行う。これにより、例えば、PJ1投影画像では、入力画像信号の「前フレーム」のR画像と黒画像とのいずれかがサブフレーム期間ごとに切り替わって表示される。また、サブフレーム期間ごとにR点灯が行われる。同様に、PJ2投影画像では、G画像と黒画像とのいずれかが切り替わって表示されるとともに、G点灯が行われる。また、PJ3投影画像では、B画像と黒画像とのいずれかが切り替わって表示されるとともに、B点灯が行われる。
投影制御装置1302は、各投影装置に供給されるR画像信号、G画像信号、B画像信号の表示タイミングを考慮して、所定のタイミングの画像信号を差し替え画像信号(例えば黒画像信号)に差し替える。また、それ以外の画像信号については、投影制御装置1302は、各投影装置の点灯色に合わせて対応する色の画像信号を配置する。PJ1投影画像の例では、投影制御装置1302は、画像信号1303を生成する際に、入力画像信号101のR画像信号を取り出す際にはそのまま使用する。一方、G画像信号を取り出す際には同一フレームのR画像信号に差し替え、また、B画像信号を取り出す際には黒画像信号に差し替える。また、PJ2投影画像の例では、投影制御装置1302は、入力画像信号101のG画像信号を取り出す際にはそのまま使用するが、B画像信号を取り出す際には同一フレームのG画像信号に差し替える。また、R画像信号を取り出す際には黒画像信号に差し替える。同様に、PJ3投影画像の例では、投影制御装置1302は、R画像信号を取り出す際にはB画像信号に差し替え、G画像信号を取り出す際には黒画像信号に差し替える。
このようにして、第1サブフレームと第2サブフレームでは、三原色の画像が対応する光原によって照射されて投影される。また、第3サブフレームでは、各投影装置は同一のタイミングで黒画像が投影される。この結果、第1及び第2サブフレームではRGBのそろった自然色画像が表示され、色割れの改善が可能になる。また、差し替え画像(例えば黒画像)が投影されるタイミングも投影装置間でそろっており、効果的に黒画像挿入による動きボケを改善することができる。R画像信号、G画像信号、B画像信号のいずれかが1つの投影装置から投影されるようにしたため、比視感度の高いG画像に着目すると、重畳投影における各投影装置による投影像の位置のずれの影響が画像のボケとして現れ難い。このため、解像感を重視する投影目的に対して有益な表示となる。
なお、上述の実施形態では黒画像を表示する例を説明したが、図15に示すように、投影制御装置1302によって提供されるフレーム補間画像を表示するようにしてもよい。PJ1投影画像、PJ2投影画像、PJ3投影画像のそれぞれに示すように、各投影装置の光源は、各投影装置に設定された専用のRGB色で点灯する。また、各投影装置の表示デバイス部は、各投影装置に供給されるR画像信号、G画像信号、B画像信号、或いは補間画像に基づきサブフレーム期間ごとに画像の表示を切り換える。PJ1投影画像の例では、フレーム同期信号1051におけるパルス1501からパルス1502の間では、入力画像の前フレームのR画像と、フレーム補間画像「前−後補間画像」とが含まれる投影画像1554が表示される。このフレーム補間画像は、前フレームと後フレームとから生成された補間画像であり、第2サブフレーム期間と第3サブフレーム期間のR画像信号が差し替えられたものである。同様に、投影画像1555及び投影画像1556についても、連続する2つのフレームから生成されたフレーム補間画像によって第2サブフレーム期間と第3サブフレーム期間のG画像信号又はB画像信号が差し替えられる。
この結果、第1サブフレームのタイミングにおいて、PJ1投影画像では入力画像信号のR画像をR点灯にて投影し、PJ2投影画像では入力画像信号のG画像をG点灯にて投影し、PJ3投影画像では入力画像信号のB画像をB点灯にて投影する。第2サブフレームのタイミングにおいて、PJ1投影画像ではフレーム補間画像1のR画像をR点灯にて投影する。また、PJ2投影画像ではフレーム補間画像1のG画像をG点灯にて投影し、PJ3投影画像ではフレーム補間画像1のB画像をB点灯にて投影する。更に、第3サブフレームのタイミングにおいて、PJ1投影画像ではフレーム補間画像2のR画像をR点灯にて投影する。同様に、PJ2投影画像ではフレーム補間画像2のG画像をG点灯にて投影し、PJ3投影画像ではフレーム補間画像2のB画像をB点灯にて投影する。これにより、第1サブフレームではRGBの揃った自然色画像が表示され、色割れが改善される。また、差し替え画像であるフレーム補間画像が投影されるタイミングが揃っているため、効果的にフレーム補間画像の挿入による動きボケの改善を行うことができる。
(実施形態4)
更に、実施形態4について、図16及び図17を参照して説明する。本実施形態では、投影装置が所定のサブフレームの投影画像を差し替え画像に差し替える機能を有する。図16(a)に示すように、入力画像信号101は、投影装置のそれぞれに直接入力される。投影装置1604−1〜1604−3は、サブフレームのRGB表示の順序を変更するとともに、入力画像信号のR画像信号、G画像信号、B画像信号の一部を、差し替え画像信号(例えば黒画像信号)に差し替える。すなわち、上述の投影制御装置を用いずに、色割れ及び動きボケを改善する重畳投影システムを実現することができる。
図16(B)は、本実施形態に係る各投影装置から投影される投影画像の推移を示している。各投影装置1604−1〜1604−3は、図10(B)に示した投影画像の推移と同様に投影画像を表示する。すなわち、フレーム同期信号1051〜1053は同期しており、各パルスは同一のタイミングに発生する。また、投影装置1604−1は、投影画像をR画像、G画像、黒画像の順に表示(投影画像1054)し、投影装置1604−2は、G画像、B画像、黒画像の順に表示する(投影画像1055)。すなわち、投影装置1604−1は、投影装置内において入力画像信号のB画像信号を黒画像信号に差し替えるため、本来B画像を表示すべき第3サブフレームで黒画像を表示する。そして、投影装置1604−2は、入力画像信号のG画像信号を差し替え画像信号に差し替えため、本来G画像を表示すべき第3サブフレームで黒画像を表示する。また、投影装置1604−3は、G画像、R画像、差し替え画像の順に表示する(投影画像1056)。すなわち、投影装置1604−3は、入力画像信号のR画像信号を差し替え画像信号に差し替えるため、本来R画像を表示すべき第3サブフレームで黒画像を表示する。
このようにすることで、各投影装置が同時に表示するサブフレームのRGB表示が異なる(特定のサブフレーム期間にはRGBのそろった自然色画像が表示される)ため、色割れが改善される。また、黒画像が投影されるタイミングも各投影装置で揃っているため、効果的に黒画像挿入による動きボケを改善することができる。
図17は、本実施形態に係る投影装置1604の機能構成例を示している。本実施形態に係る投影装置1004は、実施形態2に係る投影装置に対し、入力画像信号101からRGB信号を取得して順序を並べ替え、かつサブフレームのRGB表示のいずれかを差し替え画像に差し替える高速選択部1701を有する。また、差し替え画像を記憶するための差し替え画像メモリ部1702を有する。
高速選択部1701は、入力画像信号101からフレームごとにR画像信号、G画像信号、B画像信号を取得して、一旦、メモリ部502に記憶させる。高速選択部1201は、メモリ部502に記憶された画像信号、又は、差し替え画像メモリ部1702に記憶された差し替え画像を、上述の実施形態2と同様のクロックでサンプリングし、時系列信号として表示デバイス部503と光源部504とに伝達する。なお、制御部506は、高速選択部1701のサンプリング順を、上述の実施形態2と同様、不図示の操作部を介して入力される切り換え指示に応じて切り替えることができる。
例えば、切り換え指示が高速選択部1201による選択をRGBの順に行なう指示である場合、高速選択部1201は、R画像信号、G画像信号、差し替え画像の順にサンプリングし、時系列信号として表示デバイス部503、光源部504に伝達する。表示デバイス部503は、伝達されたR画像信号、G画像信号、黒画像信号の時系列信号に応じて投影画像を表示する。このとき、光源部504は、伝達されたR画像信号、G画像信号、黒画像信号の時系列信号に応じて、赤色光、緑色光、青色光を高速に切り替えて、表示デバイス部503を照明する。
例えば、切り換え指示が高速選択部1201による選択をGBRの順に行なう指示である場合、高速選択部1201は、G画像信号、B画像信号、黒画像信号の順にサンプリングし、時系列信号として表示デバイス部503、光源部504に伝達する。表示デバイス部503は、伝達されたG画像信号、B画像信号、黒画像信号の時系列信号に応じて投影画像を表示する。このとき、光源部504は、伝達されたG画像信号、B画像信号、黒画像信号の時系列信号に応じて、緑色光、青色光、赤色光を高速に切り替えて、表示デバイス部503を照明する。
また、切り換え指示が高速選択部1201による選択をBRGの順に行なう指示である場合、高速選択部1201は、B画像信号、R画像信号、黒画像信号の順にサンプリングし、時系列信号として表示デバイス部503、光源部504に伝達する。表示デバイス部503は、伝達されたB画像信号、R画像信号、黒画像信号の時系列信号に応じて、投影画像を表示する。このとき、光源部504は、伝達されたB画像信号、R画像信号、黒画像信号の時系列信号に応じて、青色光、赤色光、緑色光を高速に切り替えて、表示デバイス部503を照明する。
このように本実施形態では、投影制御装置を必要としないため、重畳投影システムの構成が単純化するほか、投影制御装置の設置が不要になり、システム構築のコストを低下させ得る。
なお、本実施形態においては、RGBの表示順序の変更と、差し替え画像を用いた画像信号の差し替えのON/OFFとを、ユーザ操作によってお互いに独立に設定できるようにしてもよい。また、3つの投影装置のいずれかをマスタ、他の投影装置をスレイブとして、マスタとなる投影装置において設定を行うとスレイブとなる投影装置が適切に設定されるようにしてもよい。この場合、例えば、図18(A)に示すように、投影装置1604のそれぞれは、少なくとも制御信号を伝達可能な通信手段をそれぞれ備え、通信路1801を介して、マスタの投影装置からスレイブの投影装置へ設定情報を含んだ制御信号を通信する。例えば、マスタの投影装置1604−1は、ピアtoピアの通信路1801−1を介してスレイブの投影装置1604−2に制御信号を送信し、ピアtoピアの通信路1801−2を介して1604−3に制御信号を送信する。
また、全ての投影装置1604が自律的に他の投影装置との関係を判断して、他の投影装置と異なるサブフレーム画像を出力する機能を持たせることも可能である。このとき、投影装置間の通信は、ピアtoピアの形式に限らず、図18(B)に示すように、それぞれが接続された共通のネットワーク1802を介して行われても良い。この例では、特にマスタとなる投影装置が1604−1に固定されているわけではなく、全ての投影装置が自律的に他の投影装置との関係を判断して、あるサブフレーム期間において他の投影装置と異なる三原色の投影画像を投影する。
更に、各投影装置1604が差し替える差し替え画像は、図16(B)に示した黒画像信号に限らない。各投影装置1604は、図19に示すように、特定のタイミングにおけるサブフレーム期間(例えば第2及び第3サブフレーム)の投影画像をフレーム補間画像に差し替えた投影画像1954〜1956を表示してもよい。すなわち、制御部506は異なる前後のフレームの投影画像信号を用いて補間画像信号を生成し、高速選択部1701は、三原色の画像とフレーム補間画像とを選択して、図15に示したPJ1投影画像、PJ2投影画像、PJ3投影画像のように表示させる。
また、図16に示したように同時に表示されるRGB表示を投影装置ごとに異ならせる代わりに、各投影装置をR専用(RRR表示)、G専用(GGG表示)、B専用(BBB表示)に設定して図14に示した投影画像を投影するようにしてもよい。すなわち、各投影装置の高速選択部1201は、各投影装置に対応する三原色のいずれかの色を選択するとともに、特定のサブフレーム期間(例えば第3サブフレーム)において差し替え画像(例えば黒画像)を表示させればよい。
(変形例)
上述の実施形態は、例えば図20に示すように(3台ではなく)2台の投影装置1604を用いて重畳投影を行ってもよい。このような場合、各サブフレーム期間においてRGBのそれぞれが揃った自然色画像が表示される訳ではないが、各サブフレーム期間におい原色の混じった中間色が投影されるため、色割れを改善することができる。また、特定のサブフレーム期間(例えば第3サブフレーム)において黒画像信号を表示することができるため、ボケ等の動画特性を改善することができる。
例えば、図20(A)に示すような投影装置1604−1と1604−2との2台で重畳表示を行う場合を例に説明する。投影装置1604−1と1604−2とは、それぞれ入力画像信号101を入力してRGB画像信号を取得する。2つの投影装置は、図20(B)の投影画像2054〜2055に示すように、三原色を表示するサブフレーム期間では異なる三原色を表示するように三原色の順序を入れ替えるとともに、特定のサブフレーム期間において黒画像を表示する。投影装置1604−1と1604−2からの投影画像は、この投影面105上に重畳投影される。また、各投影装置は、投影画像のB画像信号が、入力画像信号101に基づくB画像信号の半分の強度に変換するようにしてもよい。
以上説明したように、上述の実施形態では、サブフレーム期間において各投影装置から同時に投影される三原色画像の色を異ならせるとともに、特定のサブフレーム期間において差し替え画像を表示するようにした。このようにすることで、時分割表示方式の投影装置において、色割れを改善しながら、駆動周波数を上げることなく動画性能を改善することができる。
なお、上述の実施形態では、時分割表示をR、G、Bの順に表示する投影システムの例を示したが、必ずしもこれに限らない。これとは異なる順、例えばB、G、R、の順など、他の順番で表示してもよい。その場合、投影制御装置は投影装置の時分割表示の順に即して、複数の投影装置から同時に投影される画像が互いに異なる色の画像となるように画像信号を提供すればよい。また、上述の投影システムは、R、G、Bの三原色を用いる例を示したが、他の、色空間を構成する複数の原色を用いるようにしてもよい。例えば、イエロー、マゼンタ、シアン(Y、M、C)を三原色とする、R、G、Bとは異なる三原色を用いる投影装置であってもよい。また、用途によって完全な自然色を再現する必要がない場合には、原色の一部を省略した二色を原色とする投影システムであってもよい。あるいは、逆に、より広い色域を再現するために補助的な原色を加えた四原色以上を原色とする投影システムであってもよい。
更に、投影装置に出力される画像信号は、必ずしもRGBの三原色に分かれた3つのデジタル信号(R画像、G画像、B画像)が並列に並んだRGBデジタル信号とフレーム同期信号でなくともよい。複数の異なる色の画像情報の表示順序の情報を内包していれば、画像信号の形式として他の形式を用いることもできる。この場合も、画像信号103は、入力画像信号101に基づいて生成された、異なる複数の原色の画像情報の表示順序を定めた複数の画像信号であるといえる。
また、上述の実施形態では、3台又は2台の投影装置を用いる投影システムの例を示したが、さらに4台以上の複数台用いる投影システムにおいても、上述の実施形態を適用可能である。例えば、4台以上の複数の投影装置を2つ又は3つの投影装置のグループに分けて、グループごとに上述の画像信号103のいずれかを提供するようにすれば、上述の実施形態の効果を得ることができる。
更に、上述の投影システムでは、投影制御装置の一例としてパーソナルコンピュータのような汎用の機器を用いる例を説明した。しかし、投影制御装置は、信号変換機能を主たる機能とするハードウェアとして実現されてもよいし、サーバ装置によって実現され、出力信号が各投影装置に無線で伝送されるように構成されてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101…入力画像信号、305…選択部、306…制御部、308…差し替え画像メモリ308、501…高速選択部、504…光源部、506…制御部

Claims (16)

  1. それぞれの投影画像が投影面で重畳するように投影する複数の投影装置を含む投影システムであって、
    複数の投影装置のそれぞれは、
    色空間を構成する複数の原色の画像情報が含まれる入力画像信号を、フレームごとに取得する取得手段と、
    フレームごとに得られる前記複数の原色の画像情報と、該複数の原色の画像情報の少なくとも1つを差し替えた差し替え画像情報とを含む、画像情報の表示順序を定めた画像信号を生成する生成手段と、
    前記生成された画像信号を、前記表示順序に従って時分割して投影する投影手段と、を有し、
    前記生成手段は、フレームごとに得られる前記複数の原色の画像情報のうち少なくとも2つの異なる原色の画像情報を前記複数の投影装置が同時に投影し、かつ、前記差し替え画像情報を前記複数の投影装置が同時に投影するように、前記画像情報の表示順序を定めた画像信号を生成する、ことを特徴とする投影システム。
  2. 前記差し替え画像情報は、前記差し替え画像情報における平均輝度が前記入力画像信号における前後のフレームの画像情報における平均輝度より低い画像情報である、ことを特徴とする請求項1に記載の投影システム。
  3. 前記差し替え画像情報は、信号値が黒を示す黒画像である、ことを特徴とする請求項2に記載の投影システム。
  4. 前記差し替え画像情報は、前記入力画像信号における前後のフレームの画像情報に含まれる被写体の移動を補間する画像情報である、ことを特徴とする請求項1に記載の投影システム。
  5. 複数の投影装置のそれぞれは、前記入力画像信号における前後のフレームの画像情報から求めた前記被写体の移動を示す動きベクトルを求め、前記被写体の移動を補間する画像情報を生成する制御手段を更に有する、ことを特徴とする請求項4に記載の投影システム。
  6. 前記生成手段は、前記少なくとも2つの異なる原色の画像情報を前記複数の投影装置が同時に投影するために、前記複数の投影装置が投影装置ごとに予め定められた原色に係る画像情報を投影する、ように前記画像情報の表示順序を定めた画像信号を生成する、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の投影システム。
  7. 複数の投影装置のそれぞれは、前記予め定められた原色を、ユーザ操作、或いは、他の投影装置との通信に応じて切り替える切り替え手段を更に有する、ことを特徴とする請求項6に記載の投影システム。
  8. 前記生成手段は、前記複数の原色の画像情報の表示順序が、少なくとも2つの投影装置において異なるように、前記画像情報の表示順序を定めた画像信号を生成する、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の投影システム。
  9. 複数の投影装置のそれぞれは、前記複数の原色の画像情報の表示順序を、ユーザ操作、或いは、他の投影装置との通信に応じて切り替える切り替え手段を更に有する、ことを特徴とする請求項8に記載の投影システム。
  10. 投影制御装置と、それぞれの投影画像が投影面で重畳するように投影する複数の投影装置とを含む投影システムであって、
    前記投影制御装置は、
    色空間を構成する複数の原色の画像情報が含まれる入力画像信号を、フレームごとに取得する取得手段と、
    フレームごとに得られる前記複数の原色の画像情報と、該複数の原色の画像情報の少なくとも1つを差し替えた差し替え画像情報とを含む、画像情報の表示順序を定めた複数の画像信号を生成する生成手段と、
    前記複数の画像信号のそれぞれを前記複数の投影装置のうちの異なる投影装置に出力する出力手段と、を有し、
    複数の投影装置のそれぞれは、
    前記複数の画像信号の1つを、前記表示順序に従って時分割して投影する投影手段を有し、
    前記生成手段は、フレームごとに得られる前記複数の原色の画像情報のうち少なくとも2つの異なる原色の画像情報を前記複数の投影装置が同時に投影し、かつ、前記差し替え画像情報を前記複数の投影装置が同時に投影するように、前記画像情報の表示順序を定めた画像信号を生成する、ことを特徴とする投影システム。
  11. 前記生成手段は、フレームのタイミングを与えるフレーム同期信号をタイミングをずらして前記複数の画像信号のそれぞれに含めることにより、前記少なくとも2つの異なる原色の画像情報を前記複数の投影装置が同時に投影するように、前記画像情報の表示順序を定めた画像信号を生成する、ことを特徴とする請求項10に記載の投影システム。
  12. 投影制御装置と、それぞれの投影画像が投影面で重畳するように投影する複数の投影装置とを含む投影システムであって、
    前記投影制御装置は、
    色空間を構成する複数の原色の画像情報が含まれる入力画像信号を、フレームごとに取得する取得手段と、
    フレームごとに得られる前記複数の原色の画像情報と、該複数の原色の画像情報の少なくとも1つを差し替えた差し替え画像情報とを含む、複数の画像信号を生成する生成手段と、
    前記複数の画像信号のそれぞれを前記複数の投影装置のうちの異なる投影装置に出力する出力手段と、を有し、
    複数の投影装置のそれぞれは、
    前記複数の画像信号の1つに含まれる画像情報の表示順序を並べ替えて、時分割して投影する投影手段を有し、
    前記投影手段は、フレームごとに得られる前記複数の原色の画像情報のうち少なくとも2つの異なる原色の画像情報を前記複数の投影装置が同時に投影し、かつ、前記差し替え画像情報を前記複数の投影装置が同時に投影するように、画像情報の表示順序を並べ替えて投影する、ことを特徴とする投影システム。
  13. 前記投影手段は、前記複数の投影装置が投影装置ごとに予め定められた原色に係る画像情報を投影するように、画像情報の表示順序を並べ替えて投影する、ことを特徴とする請求項12に記載の投影システム。
  14. それぞれの投影画像が投影面で重畳するように投影する複数の投影装置に画像信号を提供する投影制御装置であって、
    色空間を構成する複数の原色の画像情報が含まれる入力画像信号を、フレームごとに取得する取得手段と、
    フレームごとに得られる前記複数の原色の画像情報と、該複数の原色の画像情報の少なくとも1つを差し替えた差し替え画像情報とを含む、画像情報の表示順序を定めた複数の画像信号を生成する生成手段と、
    前記複数の画像信号のそれぞれを前記複数の投影装置のうちの異なる投影装置に出力する出力手段と、を有し、
    前記生成手段は、前記複数の投影装置が前記表示順序に従って時分割して投影した場合に、フレームごとに得られる前記複数の原色の画像情報のうち少なくとも2つの異なる原色の画像情報を前記複数の投影装置が同時に投影し、かつ、前記差し替え画像情報を前記複数の投影装置が同時に投影するように、前記画像情報の表示順序を定めた画像信号を生成する、ことを特徴とする投影制御装置。
  15. それぞれの投影画像が投影面で重畳するように投影する複数の投影装置に画像信号を提供する投影制御装置の制御方法であって、
    取得手段が、色空間を構成する複数の原色の画像情報が含まれる入力画像信号を、フレームごとに取得する取得工程と、
    生成手段が、フレームごとに得られる前記複数の原色の画像情報と、該複数の原色の画像情報の少なくとも1つを差し替えた差し替え画像情報とを含む、画像情報の表示順序を定めた複数の画像信号を生成する生成工程と、
    出力手段が、前記複数の画像信号のそれぞれを前記複数の投影装置のうちの異なる投影装置に出力する出力工程と、を有し、
    前記生成工程では、前記複数の投影装置が前記表示順序に従って時分割して投影した場合に、フレームごとに得られる前記複数の原色の画像情報のうち少なくとも2つの異なる原色の画像情報を前記複数の投影装置が同時に投影し、かつ、前記差し替え画像情報を前記複数の投影装置が同時に投影するように、前記画像情報の表示順序を定めた画像信号を生成する、ことを特徴とする投影制御装置の制御方法。
  16. コンピュータを、請求項14に記載の投影制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021013513A (ja) * 2019-07-11 2021-02-12 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技システム及び遊技機

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