JP2019128917A - 肌状態測定分析情報管理システムおよび肌状態測定分析情報管理方法 - Google Patents

肌状態測定分析情報管理システムおよび肌状態測定分析情報管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーの不正行為を防止できるとともに、ユーザーが個々の肌状態測定装置に縛られることのない肌状態測定分析情報管理システムおよび肌状態測定分析情報管理方法を提供することを目的とする。【解決手段】測定データと顧客IDとを関連付け、顧客IDとライセンスIDとライセンス情報とを関連付けてデータ管理サーバに登録する。これにより、ライセンス情報に基づいて測定データを管理することが可能となり、不正行為を防止できるとともに、ユーザーが個々の肌状態測定装置に縛られることがなくなる。【選択図】図5

Description

本発明は、肌の状態の測定と測定結果の分析とを行うとともに、測定結果や分析結果のデータ(測定データ、分析結果データ)を管理する肌状態測定分析情報管理システムおよび肌状態測定分析情報管理方法に関する。
従来、肌の表面を拡大して撮影する肌用カメラ等の、肌の状態を測定可能な肌状態測定装置(肌状態測定手段)が知られている。このような肌状態測定装置としては、携帯電話、スマートフォン、タブレット等の無線電話回線やその他の無線通信回線を介してインターネットにアクセス可能な携帯端末に周辺機器として接続されるものがある。また、携帯端末に設けられたカメラ等の内蔵機器を肌状態測定装置の少なくとも一部として用い、当該内蔵機器とコンバージョンレンズ等とによって構成される肌状態測定装置もある。そして、肌状態測定装置の測定結果であるデータを、携帯端末を使って、測定結果から肌の状態を分析してくれる業者のサーバに送信することにより、肌の状態を分析することができるシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなシステムにおいては、各肌状態測定装置あるいは肌状態測定装置の一部としての各コンバージョンレンズに固有の製品シリアルNo.を持たせ、この製品シリアルNo.を用いて正規の肌状態測定装置あるいはコンバージョンレンズであることの認証を行うことで、正規品以外の肌状態測定装置やコンバージョンレンズのシステムでの使用を禁止するようになっていた。また、各製品シリアルNo.には、各ユーザーに1対1で対応するIDである顧客IDが1〜3つ程度紐づけられるようになっていた。また、測定データや分析結果データ等を含むユーザーに関連するデータは、顧客IDに関連付けて記憶されていた。そして、各ユーザーは自分の顧客IDが紐づけられた正規の製品シリアルNo.を持つ肌状態測定装置やコンバージョンレンズを用いることで、システムを利用した肌状態の測定や分析を行ない、自分のデータとして保存しておくことが可能となっていた。
国際公開第2013/122233号
ところで、前記従来のシステムにおいては、各製品シリアルNo.に紐づけ可能な顧客IDの数には制限があるため、例えば友人等の持つ肌状態測定装置やコンバージョンレンズの製品シリアルNo.に自分の顧客IDを紐づけさせてもらったりすることが難しく、友人等に肌状態測定装置やコンバージョンレンズを借りてシステムをお試し利用することが困難であった。すなわち、システムを利用するためには、基本的に自分の肌状態測定装置やコンバージョンレンズを購入したりする必要があり、システムの利用を開始するまでの敷居が高いものとなっていた。
また、自分の肌状態測定装置やコンバージョンレンズを所有している場合であっても、自分の顧客IDが紐づけられている製品を用いなければ、測定や分析の結果を自分のデータとして保存できないので、例えば旅先等で同行者の肌状態測定装置やコンバージョンレンズを借りて測定や分析を行うことができず、常に自分の肌状態測定装置やコンバージョンレンズを持ち歩かなければならないという問題があった。
また、システムを利用するための認証を、顧客IDが紐づけられた製品シリアルNo.によって行うこととすると、各ユーザーについてシステムの利用可能な範囲や利用期間にバリエーションを設けることが難しいという問題があった。
すなわち、従来は、システムの管理者等が許可する方法に従わずに肌状態の測定や分析をしようとするユーザーの不正行為を防止するために、顧客IDが個々の肌状態測定装置に結びつけられてしまっていることにより、システムの利用の仕方に制限が生じてしまっていた。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、ユーザーの不正行為を防止できるとともに、ユーザーが個々の肌状態測定装置に縛られることのない肌状態測定分析情報管理システムおよび肌状態測定分析情報管理方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の肌状態測定分析情報管理システムは、肌状態測定装置のユーザーに使用され、かつ、前記肌状態測定装置とデータの送受信が行えるように接続されるとともに、ネットワークに接続してデータの送受信を行う送受信手段を備えたユーザークライアントと、
前記ユーザークライアントに対して前記ネットワークを介してデータの送受信が可能にされ、前記ユーザーに関連する情報を記憶するデータ管理サーバと、
前記肌状態測定装置により測定された測定データを分析することにより得られる肌状態の分析結果データが入力され、当該分析結果データを前記ユーザークライアントで表示可能に出力する分析結果出力手段と、
ライセンス情報に基づいて、前記肌状態測定装置と前記ユーザークライアントとからなる端末に関する、前記ユーザーが利用可能な機能を決定する機能制限手段と、を備え、
前記ユーザークライアントは、
前記ユーザーのライセンス情報を特定するためのライセンスIDを前記データ管理サーバに送信するライセンスID送信手段と、
前記ユーザー毎に重複の無い一意の顧客IDを特定可能な情報を前記データ管理サーバに送信する顧客ID特定情報送信手段と、
前記肌状態測定装置により測定された前記ユーザーの前記測定データが前記肌状態測定装置から入力された場合に、入力された前記測定データを、前記データ管理サーバに送信する測定データ送信手段と、
前記測定データに対する前記分析結果データが前記分析結果出力手段から入力された場合に前記分析結果データを表示する分析結果表示手段と、を備え、
前記データ管理サーバは、
前記ライセンスIDおよび前記ライセンス情報が前記顧客IDに関連付けられて登録されるライセンス用データベースと、
前記ユーザークライアントから受信した前記測定データが前記顧客IDに関連付けられて登録される測定データ用データベースと、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、肌状態測定装置により測定された測定データが、ユーザークライアントによりネットワークを介してデータ管理サーバに送信されることになる。測定データに基づいて得られた分析結果データは、分析結果出力手段に入力され、分析結果出力手段から例えば、データ管理サーバを介するかメール等により、ユーザークライアントに送信され、ユーザークライアントで分析結果データを見ることができる。なお、分析結果は、測定データを周知の各種肌分析手法を用いることにより得ることが可能である。
また、測定データの他、分析結果データが顧客IDに関連付けられて測定データ用データベースに登録されてもよい。
また、機能制限手段は、ライセンス情報に基づいて、肌状態測定装置とユーザークライアントとからなる端末に関してユーザーが利用可能な機能を決定する。すなわち、例えば、この肌状態測定分析情報管理システムの機能としては、ユーザークライアントに分析結果データを表示させてユーザーが当該分析結果データを見ることができるようにすることができるが、機能制限手段は、このような機能の利用を各ユーザーに許可するか否かをライセンス情報に基づいて決定する。
ライセンス情報は、ライセンスIDおよび顧客IDに関連付けてライセンス用データベースに登録されている。また、ユーザークライアントは、ライセンスIDおよび顧客IDをデータ管理サーバに送信することができるようになっている。このため、ユーザークライアントからライセンスIDと顧客IDとをデータ管理サーバに送信して当該ライセンスIDと当該顧客IDとに関連付けられたライセンス情報を特定することができる。したがって、当該顧客IDのユーザーが有するライセンスのライセンス情報を特定して、機能制限手段が当該ユーザーに対して利用を許可する機能を決定することができる。
なお、例えば、ユーザーが有効なライセンスを有していないとして機能制限手段が、ユーザークライアントが分析結果データを表示することを禁止するとした場合に、このような禁止をする方法としては、分析結果データが表示されなければどのような方法をとってもよく、例えば、ユーザークライアントとデータ管理サーバとの通信を禁止するようにしてもよいし、データ管理サーバが測定データの受信をしないようにしてもよいし、測定データの受信はしても、分析結果データの取得をしないようしてもよいし、測定データに対する分析結果データを取得しても取得した分析結果データをユーザークライアントに送信しないようにしてもよい。
このような構成によれば、有効なライセンスを有しないユーザーについて、肌状態測定分析情報管理システムの使用を制限できるので、ユーザーの不正行為を防止できる。また、ユーザーによる肌状態測定分析情報管理システムが、個々の肌状態測定装置固有の製品シリアルNo.ではなく、肌状態分析装置とは独立したライセンスにより管理されるので、ユーザーが個々の肌状態測定装置に縛られることがない。
また、本発明の前記構成において、前記肌状態測定装置は、カメラと肌を接写するコンバージョンレンズとを備え、
前記送受信手段を有する前記ユーザークライアントに前記カメラを内蔵させた携帯端末を有し、
前記カメラが前記携帯端末内部で前記送受信手段とデータの送受信が行えるように接続されることが好ましい。
このような構成によれば、スマートフォン等にコンバージョンレンズを取り付けることで肌状態測定装置とすることができるので、安価に肌状態測定装置を構成することができ、ユーザーが肌状態測定分析情報管理システムの利用を開始するまでの敷居が低くすることができる。
また、本発明の前記構成において、前記ユーザークライアントは、前記測定データ送信手段が前記測定データを前記データ管理サーバに送信する際に、前記肌状態測定装置の性能を特定可能な情報を、前記データ管理サーバに送信する肌状態測定装置情報送信手段を備えることが好ましい。
本発明の肌状態測定分析情報管理システムにおいては、ユーザーは、肌状態測定装置を自由に選んで使用することができるので、肌状態測定装置のバージョン等の違いによって、肌状態測定装置で測定されるデータに差異が生じることが考えられる。しかし、このような構成によれば、肌状態測定装置の性能を特定可能な情報を、ユーザークライアントからデータ管理サーバに送信することができるので、使用される肌状態測定装置に合わせて測定データを校正したりすることができる。したがって、より正確な分析等をすることが可能となる。
また、本発明の前記構成において、前記肌状態測定装置の前記ユーザーとは異なる二次利用者に使用され、かつ、前記データ管理サーバに対して前記ネットワークを介してデータの送受信が可能とされ、前記ユーザーに関連する情報が提供される二次利用者クライアントを備え、
前記ライセンスIDは、前記二次利用者毎に重複の無い一意の二次利用者コードに対応付けられて前記ライセンス用データベースに登録され、
前記データ管理サーバは、前記二次利用者クライアントから前記測定データ用データベースに登録されたデータの取得を要求された場合に、前記二次利用者クライアントから送信される前記二次利用者コードを特定可能な情報により特定される前記二次利用者コードに応じて前記測定データ用データベースに登録されたデータを抽出し、前記二次利用者クライアントに送信可能なデータ提供手段を備え、
前記二次利用者クライアントは、
前記二次利用者コードを特定可能な情報を前記データ管理サーバに送信するとともに、前記測定データ用データベースに登録されたデータを前記データ管理サーバに要求するデータ要求手段と、
前記データ要求手段の要求に基づいて前記データ管理サーバから送信されたデータを受信する受信手段と、を備えることを特徴とする肌状態測定分析情報管理システム。
このような構成によれば、ユーザークライアントからデータ管理サーバに、二次利用者コードを特定可能な情報が送信されるとともに、測定データ用データベースに登録されたデータが要求される。そして、データ管理サーバは、当該要求があると、二次利用者コードに応じて測定データ用データベースに登録されたデータを抽出し、二次利用者クライアントに送信する。そして、二次利用者クライアントは、このデータを受信する。よって、二次利用者は、二次利用者コードに応じて測定データ用データベースから抽出されたデータを取得できる。したがって、測定データ用データベースに登録されたデータのうちのどのデータを提供するかを、二次利用者毎に区別することができる。
また、本発明の肌状態測定分析情報管理方法は、肌状態測定装置のユーザーに使用され、かつ、前記肌状態測定装置とデータの送受信が行えるように接続されるとともに、ネットワークに接続してデータの送受信を行う送受信手段を備えたユーザークライアントと、
前記ユーザークライアントに対して前記ネットワークを介してデータの送受信が可能にされ、前記ユーザーに関連する情報を記憶するデータ管理サーバと、
前記肌状態測定装置により測定された測定データを分析することにより得られる肌状態の分析結果データが入力され、当該分析結果データを前記ユーザークライアントで表示可能に出力する分析結果出力手段と、
ライセンス情報に基づいて、前記肌状態測定装置と前記ユーザークライアントとからなる端末に関する、前記ユーザーが利用可能な機能を決定する機能制限手段と、を備える肌状態測定分析情報管理システムで行われる肌状態測定分析情報管理方法であって、
前記ユーザークライアントは、
前記ユーザーのライセンス情報を特定するためのライセンスIDを前記データ管理サーバに送信するライセンスID送信ステップと、
前記ユーザー毎に重複の無い一意の顧客IDを特定可能な情報を前記データ管理サーバに送信する顧客ID特定情報送信ステップと、
前記肌状態測定装置により測定された前記ユーザーの前記測定データが前記肌状態測定装置から入力された場合に、入力された前記測定データを、前記データ管理サーバに送信する測定データ送信ステップと、
前記測定データに対する前記分析結果データが前記分析結果出力手段から入力された場合に前記分析結果データを表示する分析結果表示ステップと、を実行し、
前記データ管理サーバは、
前記ライセンスIDおよび前記ライセンス情報を前記顧客IDに関連付けてライセンス用データベースに登録するライセンス登録ステップと、
前記ユーザークライアントから受信した前記測定データを前記顧客IDに関連付け測定データ用データベースに登録する測定データ登録ステップと、を実行することを特徴とする。
また、本発明の前記構成において、前記ユーザークライアントは、前記測定データ送信ステップにおいて前記測定データを前記データ管理サーバに送信する際に、前記肌状態測定装置の性能を特定可能な情報を、前記データ管理サーバに送信する肌状態測定装置情報送信ステップを実行することが好ましい。
また、本発明の前記構成において、前記肌状態測定分析情報管理システムは、前記肌状態測定装置の前記ユーザーとは異なる二次利用者に使用され、かつ、前記データ管理サーバに対して前記ネットワークを介してデータの送受信が可能とされ、前記ユーザーに関連する情報が提供される二次利用者クライアントを備え、
前記ライセンスIDは、前記二次利用者毎に重複の無い一意の二次利用者コードに対応付けられて前記ライセンス用データベースに登録され、
前記データ管理サーバは、
前記二次利用者クライアントから前記測定データ用データベースに登録されたデータの取得を要求された場合に、前記二次利用者クライアントから送信される前記二次利用者コードを特定可能な情報により特定される前記二次利用者コードに応じて前記測定データ用データベースに登録されたデータを抽出し、前記二次利用者クライアントに送信するデータ提供ステップと、を実行し、
前記二次利用者クライアントは、
前記二次利用者コードを特定可能な情報を前記データ管理サーバに送信するとともに、前記測定データ用データベースに登録されたデータを前記データ管理サーバに要求するデータ要求ステップと、
前記データ要求ステップでの要求に基づいて前記データ管理サーバから送信されたデータを受信する受信ステップと、を実行することが好ましい。
以上のような各肌状態測定分析情報管理方法によれば、対応する各肌状態測定分析情報管理システムと同様の作用効果を奏することができる。
本発明の肌状態測定分析情報管理システムおよび肌状態測定分析情報管理方法によれば、ユーザーの不正行為を防止できるとともに、ユーザーが個々の肌状態測定装置に縛られることがなくなる。
本発明の実施の形態の肌状態測定分析情報管理システムを示す概略ブロック図である。 肌状態測定分析情報管理システムのアプリを起動したスマートフォンの表示画面等を示すものである。 スマートフォンのアプリの機能を説明するための図である。 スマートフォンでのライセンス登録を説明するための図である。 前記肌状態測定分析情報管理システムを示すブロック図である。 本発明の実施の形態の肌状態測定分析情報管理方法のユーザー登録処理を示すフローチャートである。 前記肌状態測定分析情報管理方法のライセンス登録処理を示すフローチャートである。 前記肌状態測定分析情報管理方法のライセンスの確認処理を示すフローチャートである。 前記肌状態測定分析情報管理方法の肌診断処理を示すフローチャートである。 前記肌状態測定分析情報管理方法の詳細肌診断結果表示処理を示すフローチャートである。 前記肌状態測定分析情報管理方法のデータの二次利用処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
この実施の形態の肌状態測定分析情報管理システムおよび肌状態測定分析情報管理方法は、肌状態測定分析情報管理システムの会員である肌状態測定装置のユーザーに、肌状態測定装置の測定データから自分の肌状態の分析結果を得られるサービスを提供することにより、ユーザーに自分の肌の状態を認識してもらうものである。
また、収集したデータは、化粧品のメーカーや販売会社(化粧品会社)に有料で利用してもらうことが可能になる。この際に測定データだけではなく、ユーザーの使用しているスキンケア用品やスキンケア装置、さらに、ユーザーの大まかな年齢や居住地域や年収や職業などの付帯データをつけることで、測定データに付加価値をつけて、より有効に測定データを利用してもらうことができる。これにより、肌状態測定装置等を購入してくれるユーザーだけではなく、測定データを利用してくれる化粧品会社等のデータの二次利用者から利益を得られるようにすることができる。
図1に示すように、この実施の形態の肌状態測定分析情報管理システムは、肌状態測定装置1が接続可能なユーザークライアントとしてのスマートフォン3と、スマートフォン3とインターネット4(ネットワーク)を介して接続可能なデータ管理サーバ5と、二次利用者クライアント6(契約者クライアント)としての化粧品会社等の提携会社のコンピュータシステムとを備えるものである。
肌状態測定装置1は、例えば、肌用カメラであり、撮像素子と照明用LEDとを備えるセンサ部11と、制御部12と、接続部13とを備える。
照明用LEDは、例えば、2色の光を出射可能になっており、肌色光と、白色光を切り替えて照射可能になっている。肌色光を照射すると肌の状態が明瞭に撮影可能になり、肌のキメ(肌理)の状態を分析可能になる。一般的に肌のキメの状態がよい場合には、肌の表面に略三角形の網目状の溝が比較的理路整然として見える。それに対してキメの状態が悪いと溝が不明確になったり、網目の形状が崩れたり、溝がよく見えなくなったり、溝のない部分が荒れた状態になる。
また、上述の溝は皮溝といい、この皮溝で囲まれる略三角形上の平らな部分を皮丘という。また、これら皮溝および皮丘以外に毛穴が見えることになるが、キメの状態が良い場合いは毛穴が小さく目立たないのに対して状態が悪いと毛穴が大きく目立つ状態になる。
肌色光で肌を拡大撮影すると、このキメの状態が明確な画像になり、画像データの分析がし易い状態になる。
また、白色光で照明した場合に、シミが認識し易い画像データを得ることができる。すなわち、白く映る皮膚に対してシミが黒っぽく(灰色に)映り、シミを比較的容易に認識することができる。この肌用カメラとしての肌状態測定装置1では、キメモードとシミモードとを切り替えて撮影が可能になっており、モードを切り替える切換スイッチが設けられている。肌用カメラによる測定データとしての撮像データに関連して、キメモードかシミモードを示すデータをスマートフォン3に出力するようになっている。
なお、照明として、上述の白色光や肌色光に加えて近紫外である例えば375mm程度の波長の光を照射し、皮膚中のポルフィリンを検出するものとしてもよい。なお、紫外光を照射した時に、これにより励起されたポルフィリンが発する赤橙色の蛍光により、ポルフィリンを検出することができる。なお、ポルフィリン症の患者の皮膚にポルフィリンが存在する場合がある。
なお、肌カメラの撮影部分は、箱状のフードを備え、その奥に透明板(光学的機能を有していてもよい)が設けられ、透明板の後側(内側)にレンズ、撮像素子、照明用LED等が設けられている。フードの先端を肌に押しつけて周囲の光を遮光した状態で撮影が可能になっている。
接続部13は、例えば、ユーザークライアントとしての上述のスマートフォン3(プログラムに基づいて演算処理可能なプロセッサ(CPU)を備えたインテリジェント機器)との接続を行うためのものである。接続部13は、例えばUSBインターフェースとなっており、肌状態測定装置1としての肌用カメラとスマートフォン3とが、USBインターフェースを介して有線接続されるようになっている。肌状態測定装置1は、接続部13を介して測定データとしての画像データをスマートフォン3に出力可能になるとともに、例えば、照明用LEDの明るさの調製をスマートフォン3側から制御可能になっている。
なお、肌状態測定装置1とスマートフォン3とのデータ通信は、USBによるものに限られるものではなく、その他の有線のシリアルまたはパラレル通信や、無線のBluetooth(登録商標)やWiFiやNFC(Near Field Communication)等を用いて行うものとしてもよい。
また、肌状態測定装置1としての肌用カメラは、完全にスマートフォン3と別体になっていてもよく、スマートフォン3等に内蔵されたカメラ等の機器を肌用カメラの少なくとも一部として用いるものであってもよい。すなわち、肌用カメラは、例えば、スマートフォン3等に内蔵されたデジタルカメラにコンバージョンレンズを取り付けることで構成されるものであってもよい。
また、肌状態測定装置1が、例えば、コンバージョンレンズとスマートフォン3等に内蔵された機器とによって構成される場合、肌状態測定装置1とユーザークライアントとしてのスマートフォン3とが、スマートフォン3の内部で接続されるものであってもよい。また、このような場合に、肌状態測定装置1の一部としてのコンバージョンレンズとスマートフォン3とが、USBやその他の有線接続、あるいはBluetooth(登録商標)やWiFiやNFC等による無線接続される構成となっていてもよい。
また、このコンバージョンレンズにおいても、外光ではなく、上述の肌色光のLEDと白色光のLEDを用いて撮影を行うことが好ましい。この場合に、スマートフォン3側の撮影タイミング(シャッタの作動タイミング)と、コンバージョンレンズ側の白色光LEDの発光タイミングと、コンバージョンレンズ側の肌色光LEDの発光タイミングを合わせる必要がある。すなわち、コンバージョンレンズ側の白色光を発光させた状態でのスマートフォン3による撮影と、コンバージョンレンズ側の肌色光を発光させた状態でのスマートフォン3による撮影とを行う必要がある。
このような場合に、上述のUSB等の有線通信や、BluetoothやWiFiやNFC等を用いてもよい。また、基本的にスマートフォン3では、後述の専用アプリ5jの撮影プログラムに基づいて撮影が行われるようになっており、撮影時の照明が必要な場合に、スマートフォン3からコンバージョンレンズの白色光LED(駆動回路)および肌色光LED(駆動回路)をオンオフできるようになっていればよい。
そこで、コンバージョンレンズ側に受光装置を配置し、スマートフォン3の撮影時の照明(フラッシュ)用のLEDの発光を上述の受光装置が受光したことに基づいて、上述のLEDのオンオフを制御するものとしてよい。シャッタ音のようなスマートフォン側で出力される音により上述のLEDのオンオフを制御するものとしてもよい。この際には、音による制御に、DTMF(Dual・Tone・Multi・Frequency)を用いて信号を送信するようにしてもよい。
また、コンバージョンレンズ側で、所定の時間間隔に基づいて、白色LEDの点灯および消灯と、肌色LEDの点灯および消灯を行うようにし、この点灯と消灯をスマートフォン3のデジタルカメラ側で検知し、これに基づいて、肌色光LEDが発光している場合のキメモードの撮影と、白色光LEDが発光している場合のシミモードの撮影を行うようにしてもよい。
また、将来的にスマートフォンのカメラにマクロ機能が付与されて、肌の接写が可能になったり、単にマクロ機能ではなく、肌カメラとして上述のキメやシミの撮影が可能な光学系を有するデジタルカメラが取り付けられる可能性があり、そのような場合には、スマートフォンに付属のデジタルカメラによりコンバージョンレンズなしで肌を撮影し、その画像データをデータ管理サーバ5に送るものとしてもよい。すなわち、肌状態測定装置1とスマートフォンとが完全に一体化されており、互いに一体的に接続されていてもよい。
また、肌状態測定装置1としては、上述の肌用カメラ以外に例えば経表皮水分蒸散量を測定する周知の蒸散計であってもよいし、肌のメラニン量を計測するメラニン計であってもよい。
また、直接肌の状態を測定する装置ではないが、環境測定センサとして紫外線(UV)を測定する装置(UVチェッカ)をスマートフォン3に接続可能にしてもよい。なお、肌に対する紫外線の影響を見る上では、UVチェッカは、メラニン生成にかかわるUV−Aと、炎症を引き起こすUV−Bを別々に独立した数値データとして、それぞれ連続的に出力可能になっていることが好ましい。
ユーザークライアントは、基本的にスマートフォン3であるが、例えば、ノートパソコンや、タブレット型(パッド型)パソコンの等のプログラムに基づいて処理を行う汎用演算処理装置(例えばCPU)を備えた装置であってもよい。また、ユーザークライアントとしては、無線電話回線やその他の無線通信回線により、ネットワークとしてのインターネット4に接続可能で携帯可能な機器が好ましい。
ユーザークライアントとしてのスマートフォン3は、例えば、無線通信として携帯用の無線電話回線を使用できるとともに、無線LAN(WiFi)を使用できるようになっており、これらの無線通信を用いてネットワークとしてのインターネット4に接続可能になっており、無線携帯端末(無線携帯クライアント)となっている。
また、スマートフォン3では、例えば、ダウンロードしてインストールしたアプリケーション(以下、専用アプリ5jと略す)を実行可能になっており、この実施形態では、専用アプリ5jとして肌状態測定用アプリをデータ管理サーバ5からスマートフォン3にダウンロードするようになっている。
スマートフォン3で実行される専用アプリ5jは、図2、図3に示すように、4つの機能を有する。すなわち、診断エステ、ケアエステ、生活エステ、メイクエステの4つの機能である。診断エステは、スマートフォン3に接続される各種の測定装置(センサ)を用いて図3に示す各種の測定が可能になっている。各測定装置は、専用アプリ5jが入力されたスマートフォン3に有線または無線により接続することで利用可能になる。また、各種類の測定装置を付け替えることにより、それぞれの異なるセンサによる測定が可能であり、主に肌の状態を測定することができる。
また、各種測定装置の測定結果をデータ管理サーバ5に送信して記憶しておくことができるとともに、測定結果から肌の状態を分析してもらうようなことも可能となっている。
図2および図4は、スマートフォン3の表示手段としての表示画面3a、3b、3c、3d、3g、3hを示すものであり、表示画面3aはメインメニューを示し、表示画面3bは診断エステメニューを示し、表示画面3cは肌診断表示を示し、表示画面3dはライセンス登録表示を示し、表示画面3g、3hはライセンスの登録完了表示を示すものである。なお、ライセンス登録表示においては、後述するライセンスIDを入力するライセンスID入力部3iが表示される。
スマートフォン3の演算処理装置で実行される肌状態測定用の専用アプリ5jは、上述のように肌状態測定装置1としての肌用カメラを接続した場合に、肌用カメラで撮像された画像データを接続部13を介して入力し、インターネット4上のデータ管理サーバ5に出力する測定データ送信手段としての機能を備える。また、データ管理サーバ5から送信される例えば測定データを分析した結果になる分析結果データを受信してスマートフォン3のディスプレイに表示する分析結果表示手段としての機能を有する。
また、専用アプリ5jは、データ管理サーバ5の運営者が管理する肌状態測定分析情報管理システムを利用する会員(ユーザー)となるためのユーザーデータ(個人情報)の入力であるユーザー登録や、ユーザーデータのうちの個人を特定可能な所定の個人情報を含まない付帯データの入力であるアンケートへの応答を行うユーザーデータ送信手段としての機能を有する。
また、専用アプリ5jは、後述のようにデータ管理サーバ5に記憶されている上述の各ユーザーデータ、測定データ、測定データに対する分析結果データを閲覧できるように要求するデータ閲覧要求手段としての機能を有する。
また、専用アプリ5jは、要求したデータをデータ管理サーバ5から受信した場合に、これらデータをスマートフォン3のディスプレイに表示するデータ表示手段としての機能を有する。
また、専用アプリ5jは、ライセンスIDの入力であるライセンス登録を行うライセンスID送信手段としての機能を有する。
また、専用アプリ5jは、顧客IDを特定可能な情報をデータ管理サーバに送信する顧客ID特定情報送信手段としての機能を有する。
データ管理サーバ5は、図1に示すように、基本的に上述のユーザーデータを記憶するためのユーザーデータ用データベース51と、肌状態測定装置1による測定データを記憶するための測定データ用データベース52と、測定データから分析結果を取得するためのデータ分析用データベース53と、契約者用データベース54と、ライセンスに関するデータを記憶するためのライセンス用データベース55と、を備える。
データ管理サーバ5は、より詳細には図5に示すように、サーバとして機能するためのCPU等を有する制御部5kを備える。また、データ管理サーバ5では、ユーザーデータ用データベース51として、顧客(ユーザ)個人情報管理データベース5aを備える。また、データ管理サーバ5は、測定データ用データベース52として、肌履歴データベース5b、詳細診断結果データベース5eを備える。
また、データ管理サーバ5は、データ分析用データベース53として肌基準値データベース5gを備える。また、データ管理サーバ5は、契約者用データベース54として、二次利用者アクセス権管理データベース5hを備える。また、データ管理サーバ5は、ライセンス用データベース55として、ライセンス管理データベース5sと、二次利用者ライセンス管理データベース5tと、販売員向けライセンス管理データベース5uと、を備える。
また、データ管理サーバ5は、上述のデータベース51〜54以外に、複数のスマートフォン3で、正規の肌状態測定装置1やコンバージョンレンズやスキンケア装置2を認証するための製品認証情報としての製品シリアルNo.を管理する機器情報データベース5iを備える。
顧客個人情報管理データベース5aには、表1に示すように、スマートフォン3を用いてユーザーが入力したデータとして、個人ユーザーID、個人パスワード、氏名、生年月日、年齢、性別、住所1(国)、住所2(都道府県)、住所3(市町村(区))、住所4(番地(マンション名部屋番号))、メールアドレス、課金情報(クレジットカード情報等)が記憶される。また、顧客個人情報管理データベース5aには、顧客IDが記憶される。また、顧客IDは、個人のユーザーIDに対応してデータ管理サーバ5側で付されるIDであり、個人ユーザーIDは、ユーザーが他のユーザーの個人ユーザーIDと重ならないことを条件にユーザー登録(会員登録)の際等に設定するIDである。また、個人パスワードは、ユーザーがユーザー登録等の際に設定するもので、個人ユーザーIDと合わせてユーザーの認証に用いられる。なお、各ユーザーに1対1で対応するIDとして、顧客IDと個人ユーザーIDとの二つを使用しているが、これらを一つのIDで兼用するものとしてもよいし、顧客IDだけを用いるものとしてもよいし、個人ユーザーIDだけを用いるものとしてもよい。
Figure 2019128917
また、各データベースでユーザーに関連するデータが記憶されている場合には、すべて顧客IDで管理されており、各ユーザーに関連するデータがそれぞれ記憶されている各データベースを顧客IDで検索することで、各ユーザーに関連するデータを全て検索して取得できるようになっている。
したがって、顧客個人情報管理データベース5aにおいても、各顧客IDに関連付けて各ユーザーのデータが登録されている。
後述するユーザー登録後に、専用アプリ5jにおいて、個人ユーザーIDと個人パスワードとが入力されると、当該個人ユーザーIDと個人パスワードとによりユーザーの認証がデータ管理サーバ5で行われる。そして、入力された個人ユーザーIDと個人パスワードが顧客個人情報管理データベース5aに登録されているものと一致すると、スマートフォン3(専用アプリ5j)がログイン状態となり、スマートフォン3(専用アプリ5j)がデータ管理サーバ5にデータを送信する際に、当該データとともに、顧客IDを特定可能な情報(顧客ID自体でもよい)をデータ管理サーバ5に送信できるようになる。ここで、ログイン状態とは、データ管理サーバ5で専用アプリ5jが起動しているスマートフォン3からのアカウント情報(個人ユーザーIDおよび個人パスワード)の入力による認証が行われて、スマートフォン3とデータ管理サーバ5との間で、当該アカウント情報に対応するユーザーの顧客IDに関連づくデータの送受信を行なうことが可能な状態をいう。
ログイン状態においては、例えば、スマートフォン3からデータ管理サーバ5にデータを送信する際には、当該データは、基本的に、ログインしているユーザーに関連するデータとしてデータ管理サーバ5に送信される。また、ログイン状態においては、データ管理サーバ5は、ログインしているユーザーに許可されている範囲内で、スマートフォン3にデータを送信する。ユーザーは基本的には、専用アプリ5jをログイン状態で使用して各種の肌診断等を行う。
なお、顧客個人情報管理データベース5aには、さらに、後述するライセンスIDが記憶されるようになっていてもよい。
また、肌履歴データベース5bには、表2に示すように、顧客IDとデータ入力日時に関連づけて、各肌状態測定装置1から入力される測定データが登録される。また、この測定データに関連付けられて、分析結果記憶手段として各簡易診断(分析)結果のデータが登録される。なお、例えば、30分以内等の所定の時間範囲内で、複数種の肌状態測定装置1から測定データが入力された場合には、総合簡易診断が行われ、この総合簡易診断の結果のデータが登録される。さらに、測定データに対して詳細診断が行われた場合には、詳細診断の結果が通知された後に、詳細診断結果データベース5eに顧客IDと測定日時に関連付けて詳細診断の結果のデータが登録され、肌履歴データベースには、詳細診断結果データベースへの当該書込データの格納アドレスが登録される。
Figure 2019128917
なお、簡易診断は、例えば、予め蓄積された測定データと診断結果データとしての肌状態のランクをあらかじめ対応づけて肌基準値データベース5gに登録しておき、肌基準値データベース5gに測定結果としての測定データに対して、肌基準値データベース5gの測定データから近似する測定データを選択し、当該測定データに関連付けられたランクを簡易診断結果として出力するようになっている。この処理は、肌状態分析手段としてのデータ管理サーバ5の簡易診断プログラム5fにより行われる。また、肌用カメラのように、測定データが画像データの場合には、周知の画像認識により肌基準値データベース5gに登録された測定データとしての画像データの中から、肌用カメラで撮像された画像データに近似する画像データを選択するようになっている。
なお、入力肌画像としては、表2に示すように、肌色光のLED照明で撮影したキメ診断用画像と、白色光のLED照明で撮影したシミ診断用画像と、自然光に近いLED照明を用いて撮像した肌画像または上述の白色光または肌色光のLEDで撮影する際にホワイトバランス(例えばオートホワイトバランス)により色を再現した肌画像がある。肌画像は、例えば、肌の色(日焼けやくすみ等による色の違い)の判定で用いられる。なお、この実施形態では、肌の色の判定は、簡易診断では行われず、詳細診断で行われる。
各診断用の画像を用いた簡易診断では、キメ、シミ、シワが判定される。なお、シワの診断には、例えば、キメ診断用画像が用いられるが他の画像を用いるものとしてもよい。簡易診断には、上述のように肌基準値データベース5gに記憶されるとともに点数(ランク)と関連付けられた多数の画像データと比較し、ユーザーが撮影して入力した画像データに最も近い画像データが選択され、その画像データの点数(ランク)が簡易画像診断の結果となる。なお、例えば、多数収集された画像データをキメ、シミ、シワのランクで統計処理し、偏差値を求めておき、類似する画像データの偏差値を診断結果として用いてもよい。
また、例えば、特許5080060号公報に示されるような毛穴、角栓のポルフィリン、しわ、しみ、肌色の各解析手法により、上述の診断用画像を用いて診断結果(分析結果)を得るものとしてもよい。
また、肌履歴データベース5bには、データ入力日時におけるスマートフォン3に内蔵されたGPSにより測定された位置情報(測定地点)がGPSデータとして登録されるようになっている。また、上述のGPSの測定地点における天気情報を天気情報サイトから取得して登録するようになっている。なお、データ入力日時は、肌の各測定を行った日時であるが、簡易診断結果が記憶された日時でもよい。各項目のデータは、肌の測定を行うことにより、自動的に入力される。
測定条件フラグは、例えば、GPSデータが通常の測定地点から遠い場合、例えば、前回までの複数回の測定において、同じ県や同じ市で測定が連続して行われていたのに対して、所定距離以上離れた測定地点から肌の測定データが入力された場合に、当該測定地点で測定された測定データや簡易診断結果に対してフラグ(測定条件フラグ)を設定するようになっている。なお、測定地点の他に天気情報における気温や湿度が所定範囲または入力日時における測定地点での平均気温や平均湿度との差が所定範囲を超えるような場合に測定データや簡易診断結果にフラグを設定してもよい。
このフラグが設定された測定データや簡易診断結果は、各データの平均を求めるなどの統計処理を行う場合に除外され、例えば、フラグが設定されたデータは、統計処理を行う
際の母集団に含まれないようになっている。すなわち、いつもいる場所とは遠く離れた場所にいる場合や、気象条件が大幅に異なる場合には、環境条件が大幅に異なる場合があることから測定結果が異常値になる可能性があり、統計結果に異常値が影響してしまうのを防止するために、統計処理の母集団からフラグが設定されたデータを除外するようになっている。
肌画像簡易診断結果には、上述のように求められるキメ、シミ、シワの簡易診断結果としての点数(ランク)や偏差値が登録される。また、これらキメ、シミ、シワの診断結果や、肌画像における色(乾燥や肌荒れによる赤さなど)や、アトピーによる湿疹の有無や、乾燥によるキメの乱れから肌タイプが選択されるようになっている。なお、肌タイプは、詳細診断でも決定されるようになっており、後述の詳細診断結果データベース5eの説明において説明する。
詳細診断は、例えば提携企業としての化粧品会社サーバ(化粧品会社Aサーバ61、化粧品会社Bサーバ61)で行われるものであり、化粧品会社サーバが肌状態分析手段になる。基本的には、簡易診断と同様に、測定データと分析結果データを関連付けた詳細診断システム62に含まれるデータベースから、肌状態測定装置1で得られた測定データに近似する測定データを選択し、当該測定データに関連付けられた分析結果データを出力するものである。ただし、詳細診断では、例えば、登録されている測定データ数および分析結果データが簡易診断の場合より多く、詳細診断用のデータベースにさらに細かく分類された状態となっており、簡易診断より詳細な分析結果を得られるようになっている。また、詳細診断用に各化粧品会社独自のアルゴリズムで、データベースに登録された測定データを選択して、それに対応する分析結果を得られるようになっていてもよい。
スマートフォン3から測定データを送信する際には、専用アプリ5jは、肌状態測定装置1の性能を特定可能な情報を測定データとともにデータ管理サーバ5に送信する。すなわち、専用アプリ5jは、肌状態測定装置1の性能を特定可能な情報をデータ管理サーバ5に送信する肌状態測定装置情報送信手段としての機能を備える。専用アプリ5jが測定データ(画像データ)とともにデータ管理サーバ5に送信するものを表3に示す。例えば肌状態測定装置1が、スマートフォン3に内蔵されたデジタルカメラにコンバージョンレンズを取り付けることで構成されるものである場合、専用アプリ5jは、スマートフォン3の機種情報(端末機種型番)およびスマートフォン3のOS(オペレーティングシステム)の種類やバージョンを読み込んで、測定データとともに送信する。すなわち、スマートフォンの機種やOSの情報から、スマートフォン3に内蔵されたカメラの性能が特定でき、肌状態測定装置1の性能を特定することができるので、これらの情報をデータ管理サーバ―5に送信する。また、専用アプリ5jは、肌状態測定装置1の性能を特定可能な情報として、コンバージョンレンズのバージョン(型番)等をデータ管理サーバ5に送信するものとしてもよい。また、コンバージョンレンズのバージョン等をデータ管理サーバ5に送るために、専用アプリ5jでユーザーに対してコンバージョンレンズのバージョンの入力を求めるようにしてもよい。
また、肌状態測定装置1が、スマートフォン3とは完全に別体の場合には、専用アプリ5jは、スマートフォン3に接続されている肌状態測定装置1のバージョン(型番)等をデータ管理サーバ5に送信するものとしてもよい。
Figure 2019128917
スマートフォン3に内蔵されたカメラで撮影される肌画像の画質やサイズ等は、スマートフォンの機種やOS等により異なるものとなる。また、異なるバージョンのコンバージョンレンズや肌状態測定装置1を用いて取得された肌画像も、バージョンによって画質やサイズ等が異なるものとなる。しかし、このように肌状態測定装置1の性能を特定可能な情報を肌画像とともに送信することで、例えば、当該肌画像に肌状態測定装置1の性能に応じた画像処理を行って適切な画像に修正しつつ、簡易診断や詳細診断を行うことが可能となる。また、当該肌画像に対して画像処理を行うのではなく、他の方法により、肌状態測定装置1の性能に応じた適切な簡易診断や詳細診断を行ってもよい。
また、スマートフォン3の機種情報やOSの種類やOSのバージョン等の、肌状態測定装置1の性能を特定可能な情報は、この情報とともに送信される測定データまたは/および当該測定データに基づいて得られた分析結果データに関連付けられて測定データ用データベース52に登録される。
なお、後述する肌状態測定装置1の製品シリアルNo.によっても肌状態測定装置1の性能を特定することが可能であるので、製品シリアルNo.を肌状態測定装置1の性能を特定可能な情報として利用してもよい。
分析結果記憶手段としての詳細診断結果データベース5eは、表4に示すように、上述の詳細診断の結果を顧客IDに関連づけて登録するものであり、詳細診断が行われた日である診断日時(詳細診断を頼んだ測定データの測定日時を含んでもよい)と詳細診断結果のデータが登録される。また、詳細診断の結果に対応して選択されるアドバイスのデータや、推奨化粧品(スキンケア用品)のデータが登録されている。なお、アドバイスデータや推奨化粧品データは、化粧品会社Aサーバ、化粧品会社Bデータベースにおけるアドバイス決定部64、推奨化粧品決定部63で決定されるが、基本的に各アドバイスおよび推奨化粧品が各詳細診断結果に関連づけて登録されており、詳細診断結果が決まることで、アドバイスと推奨化粧品が決定される。
アドバイスは、例えば、生活習慣等で避けた方がよいことや、肌のマッサージ方法などである。また、推奨化粧品は、詳細診断結果からわかる肌の状態に適した化粧品やスキンケア商品である。
詳細診断の結果は、基本的には簡易診断と同様に予め登録された測定データをランク分けしておき、この登録された測定データから入力される測定データに近似する測定データを選択し、当該測定データに対応付けられた診断結果を診断結果とするものであり、ここでは、たとえば、肌タイプ、キメ、シミ、シワ、乾燥、毛穴、色等が診断される。すなわち、簡易診断より診断項目が多くなっているとともに、診断結果がより詳細に判定されるようになっている。
Figure 2019128917
ここで、肌タイプの判定は、例えば、上述の簡易診断でも判定されるものであり、基本的に肌基準値データベース5gに、各肌タイプ毎の肌の画像データが、各肌タイプ毎に複数ずつ登録されており、画像認識により、入力された測定データに最も近い登録測定データに関連付けられた肌タイプが選択されることになる。なお、基本的な方法は、詳細診断でも同様であるが、詳細診断の方が画像認識能力や、使用する肌基準値データベースに登録された画像データの数量等が簡易診断より優っている。なお、肌タイプには、表5に示すように、1普通肌、2敏感肌、3脂性肌、4混合肌、5乾燥肌、6アトピー肌等があり、このコードが詳細診断結果データベース5eに登録される。
Figure 2019128917
肌基準値データベース5gは、表6に示すように、簡易肌診断に用いられるもので、測定データに対応して肌のキメ、肌のシミ、画像データからの肌色解析、画像データからの皮脂解析、蒸散計のデータからのうるおい解析等として、それぞれ、例えば、悪い状態から良好な状態まで、肌の状態が10段階のランクに分けられており、それぞれが上述のように登録された多数の測定データに関連付けられている。
したがって、肌状態測定装置1で測定した測定データで肌基準値データベース5gを検索することで、肌の状態を示すランクを得ることができる。このランクが簡易診断の結果になる。
Figure 2019128917
ライセンス管理データベース5sには、表7に示すように、ライセンスIDと、顧客IDと、ライセンス情報としてのライセンスのタイプおよびライセンスの有効期間とが登録されている。また、ライセンス管理データベース5sでは、ライセンスIDが顧客IDに関連付けて登録されている。また、ライセンス管理データベース5sでは、ライセンス情報がライセンスIDに関連付けられて登録されている。ライセンスIDは、認証を行うことにより顧客IDと関連付けられるもので、ユーザーは、自身の顧客IDに関連付けられたライセンスIDに対応するライセンス情報の範囲内で、肌状態測定分析情報管理システムを利用することができるようになっている。すなわち、ライセンス情報とは、肌状態測定分析情報管理システムについて、肌状態測定分析情報管理システムを利用するユーザーが利用可能な機能や期間等の範囲を示すものである。
Figure 2019128917
ライセンスタイプとしては、例えば、年会員や月会員などがあり、年会員であれば一年間、月会員であれば一か月間、肌状態測定分析情報管理システムを使用することが可能となる。また、年会員や月会員の中にも、肌状態測定分析情報管理システムのユーザーに使用が許可され得る機能の全てを利用できるものと、一部の機能の利用が制限されるものとがある。
また、ライセンスタイプとしては、例えば、ライト版として、肌状態測定分析情報管理システムの利用できる機能や回数が制限されたものもある。例えば、10回の肌診断が行なえるライト版の場合、10回の簡易診断(あるいは詳細診断)が行なえるようになっており、肌状態測定装置1で測定された測定データをデータ管理サーバ5に送信し、当該測定データに基づいた分析結果データが得られると、1回分の権利を消費するようになっている。そして、簡易診断(あるいは詳細診断)が10回行われると、それ以上の分析結果データをユーザーが得ることができない状態となる。
また、ライセンスの有効期間としては、ライセンスの有効期限あるいは肌状態の診断を行うことができる残り回数が記憶されている。そして、ライセンスの有効期限を過ぎたり、肌状態の診断を行うことができる残り回数が0回となったりすると、この有効期間が対応付けられたライセンスIDを利用した肌状態測定分析情報管理システムの利用ができなくなる。
ユーザーは、店舗において販売されるライセンスIDに関する情報が記載されたカードや、ライセンスの購入を電子決済した際にユーザーに対して送られるライセンスIDに関する情報が記載されたメールや、インターネット上でライセンスの購入手続きをした後に行われる画面上へのライセンスIDに関する情報の表示や、肌状態測定装置1あるいはコンバージョンレンズを購入した際に同梱されているライセンスIDに関する情報が記載された紙等から、ライセンスIDを取得することができるようになっている。ここで、ライセンスIDに関する情報とは、ライセンスID自体がカード等に記載されるものであってもよく、ライセンスIDに関する情報が埋め込まれたQRコード(登録商標)等の二次元コード等がカード等に記載され専用アプリ5j等を利用して取り込み可能となっているものであってもよい。また、ライセンスの購入は、専用アプリ5j内で行えるようになっていてもよい。
ユーザーが、ライセンスID送信手段としての専用アプリ5jを用いて、取得したライセンスIDの入力を行うと、当該ライセンスIDが当該ユーザーの顧客IDを特定可能な情報とともにデータ管理サーバ5に送信されてライセンスIDの認証が行なわれる。そして、この送信されたライセンスIDが、ライセンス管理データベース5sに登録された正規のライセンスIDの場合に、当該ユーザーの顧客IDに関連付けてライセンスIDが登録される。
このように、ライセンスIDで認証を行うことで、正規のライセンスIDを有するユーザー以外の者による肌状態測定分析情報管理システムの使用を制限することができる。すなわち、肌状態想定装置1とユーザークライアントとからなる端末に関する、ユーザーが利用可能な機能(専用アプリ5jを介して実行可能な機能)を制限することができる。具体的には、ユーザーは、当該端末において、専用アプリ5jを利用して、肌用カメラで肌の撮像をしたり、データ管理サーバ5に測定データを送信したり、分析結果データを受信したり、分析結果データを表示させたりすることができるようになっているが、自身の顧客IDにこれらを行うことができるライセンスが対応付けられていない場合には、これらの機能のうちの一部または全部の利用が制限される。また、利用可能な機能を制限する方法としては、機能が制限できればどのような方法をとってもよい。例えば、当該端末における、分析結果データを表示させる機能を制限するとした場合に、ユーザークライアント(専用アプリ5j)からデータ管理サーバ5への測定データの送信を行わないようにしてもよいし、データ管理サーバ5においてユーザークライアントからの測定データの受信を行わないようにしてもよいし、測定データの受信はしても分析結果データの取得を行わないようにしてもよいし、測定データに対する分析結果データを取得しても取得した分析結果データをデータ管理サーバ5からユーザークライアントに送信しないようにしてもよい。換言すると、ユーザークライアント(専用アプリ5j)が、有効なライセンスを有しないユーザーについて、肌状態想定装置1とユーザークライアントとからなる端末に関する、ユーザーが利用可能な機能を制限するとともに、有効なライセンスを有するユーザーについて、肌状態想定装置1とユーザークライアントとからなる端末に関する、ユーザーが利用可能な機能の利用を許可する機能制限手段として機能する構成としてもよい。また、データ管理サーバ5が、有効なライセンスを有しないユーザーについて、肌状態想定装置1とユーザークライアントとからなる端末に関する、ユーザーが利用可能な機能を制限するとともに、有効なライセンスを有するユーザーについて、肌状態想定装置1とユーザークライアントとからなる端末に関する、ユーザーが利用可能な機能の利用を許可する機能制限手段として機能する構成としてもよい。
このように、ライセンス情報に基づいて肌状態測定分析情報管理システムについてユーザーが利用可能な範囲を管理することにより、ユーザーが利用可能な範囲についてバリエーションを設けることができる。例えば、上述のように利用可能な期間について、月や年といったように複数のバリエーションを設けることができる。また、例えば、簡易診断だけ利用可能なライセンスタイプや、所定の化粧品会社サーバ(特定のサーバ)での詳細診断が利用可能なライセンスタイプのライセンスを設けてもよい。また、測定データや分析結果データについて、過去1年分までさかのぼって閲覧することができるライセンスタイプや、過去3年分までさかのぼって閲覧することができるライセンスタイプなど、利用可能なデータの範囲の異なる複数のライセンスを設けてもよい。
また、各ユーザーについて、肌状態測定分析情報管理システムのユーザーが利用可能な範囲が管理されるので、肌状態測定分析情報管理システムの利用方法についてバリエーションを設けることができる。すなわち、例えば表7に示すように、顧客IDが「C」のユーザーは、まず、肌状態測定装置1あるいはコンバージョンレンズを友人等に借りるとともに、ライセンスタイプがライト版のライセンス(ライセンスIDが「c001」のライセンス)を購入して肌状態測定分析情報管理システムをお試しで利用することができる。そして、その後に肌状態測定分析情報管理システムを継続して利用したくなった場合には、自分の肌状態測定装置1あるいはコンバージョンレンズを購入するとともに、ライセンスタイプが月会員のライセンス(ライセンスIDが「b002」のライセンス)を取得して利用を継続することができる。このような場合に、顧客IDは「C」のまま、ライセンスIDを「c001」から「b002」に更新することにより、同一の顧客IDを使用したまま、ユーザーの権限を変更することができる。この場合に、顧客IDは「C」のまま変わらないので、当該ユーザーは、ライセンスIDが「c001」から「b002」に変更された後も、顧客IDに関連付けられたデータをそのまま利用することができるようになる。
また、ライセンスIDは、1つの顧客IDに対して1つしか紐づけられないようになっていてもよく、複数紐づけることが可能になっていてもよい。
また、1つの顧客IDに複数のライセンスIDを紐づけることが可能になっている場合であっても、ライセンスの種類によっては重複して紐づけることが不可能となっていてもよい。例えば、ライセンスタイプが、年会員であって使用できる機能が無制限である有効期間内のライセンスが顧客IDに紐づけられている場合に、当該顧客IDにライセンスタイプが年会員であって使用できる機能に制限のあるライセンスを紐づけることができないようになっている等してもよい。
また、所定のライセンスが顧客IDに紐づけられている場合に、ライセンス認証を行うと、顧客IDに紐づけられるライセンスの書き換えをするようにしてもよい。すなわち、例えば、ライセンスタイプが上述の10回の肌診断が行なえるライト版のライセンスが顧客IDに紐づけられている場合に、ライセンスタイプが年会員のライセンスについて認証を行うと、顧客IDとライト版のライセンスとの紐づけが解除され、顧客IDと年会員のライセンスとが紐づけられるようになっていてもよい。
また、1つの顧客IDに複数のライセンスIDが紐づけられる場合に、予め定められた優先順位に従って、ライセンスを消費するようになっていてもよい。すなわち、例えば、上述の10回の肌診断が行なえるライト版のライセンスと、ライセンスタイプが月会員のライセンスとが1つの顧客IDに紐づけられている場合に、最初の10回の肌診断は、ライト版のライセンスを利用して行い、ライト版のライセンスを利用して行える肌診断が残り0回になると、その次の肌診断を行った日から月会員のライセンスの有効期間を定め、月会員のライセンスを利用した肌診断を行なうようにしてもよい。
なお、顧客IDに有効なライセンスIDが紐づけられていない場合であっても、肌状態測定分析情報管理システムの一部の機能は利用可能としてもよい。例えば、ユーザーは、ライセンスの有効期限が過ぎた後であっても、自身の顧客IDに関連付けられた過去の簡易診断結果データや過去の詳細診断結果データを、スマートフォン3(専用アプリ5j)等を使用して閲覧できるようになっていてもよい。
また、ライセンスIDは、例えば、所定の文字数の文字列であり、所定の文字数の文字列のうちの予め定められた所定の条件に適合する文字列だけが、正規のライセンスIDとなり、ランダムに文字列を設定しても、認証される可能性が極めて低いものとなっている。
また、ライセンス管理データベース5sの変形例として、例えば、表8に示すような、二次利用者ライセンス管理データベース5tが考えられ、これを用いてライセンスの管理を行ってもよい。また、この場合に、ライセンス管理データベース5sを併用することとしてもよい。二次利用者ライセンス管理データベース5tには、二次利用者コードと、ライセンスIDと、顧客IDと、ライセンス情報としてのライセンスのタイプとが登録されている。ライセンスID、顧客ID、ライセンスのタイプについては、ライセンス管理データベース5sの場合と同様である。また、二次利用者ライセンス管理データベース5tでは、二次利用者コードがライセンスIDに関連付けて登録されている。二次利用者コードは、データの二次利用者(契約者、例えば、化粧品会社等のスキンケア用品の開発を行っている会社)を識別するためのコードであり、各二次利用者に一対一で対応付けられるものである。また、1つの二次利用者コードには、複数のライセンスIDが関連付けられている。
Figure 2019128917
二次利用者ライセンス管理データベース5tにおいては、ライセンスIDは、二次利用者コード毎にグルーピングされたグループ単位で管理される。各ライセンスIDは、表7に示した例の場合と同様に、各ユーザーに取得され、各ユーザーからの入力に基づいて認証がなされて顧客IDと紐づけられる。そして、各ユーザーは、表7に示した例の場合と同様に、肌状態測定分析情報管理システムの利用をすることができる。
また、二次利用者は、後述する二次利用者アクセス権管理データベース5hに登録されている範囲で、自身の二次利用者コードに紐づけられた顧客IDのユーザーのデータあるいは、他の二次利用者の二次利用者コードに紐づけられた顧客IDのユーザーのデータを閲覧できるようになっている。
二次利用者クライアント6は、二次利用者コードを特定可能な情報をデータ管理サーバ5に送信するとともに、測定データ用データベース52に登録されたデータをデータ管理サーバ5に要求するデータ要求手段と、このデータ要求手段の要求に基づいてデータ管理サーバ5から送信されたデータを受信する受信手段とを備えている。また、データ管理サーバ5は、二次利用者クライアント6から測定データ用データベース52に登録されたデータの取得を要求された場合に、二次利用者クライアント6から送信される二次利用者コードを特定可能な情報により特定される二次利用者コードに応じて測定データ用データベースに登録されたデータを抽出して二次利用者クライアント6に送信可能なデータ提供手段を備えている。そして、データ要求手段の要求に基づいてデータ提供手段から送られるデータを受信手段が受信することにより、二次利用者クライアント6において、二次利用者コードに紐づけられたデータを二次利用者が取得できる。また、二次利用者クライアント6は、受信手段が受信したデータを表示する表示手段を備えており、二次利用者は、二次利用者クライアント6を利用して当該データの閲覧ができる。
各ライセンスIDのライセンスタイプは、ライセンスIDが対応付けられた二次利用者コード毎に同一となっている。例えば、二次利用者コードxxに対応付けられたライセンスIDについては、ライセンスタイプとして二次利用者xが対応付けられ、二次利用者コードyyに対応付けられたライセンスIDについては、ライセンスタイプとして二次利用者yが対応付けられている。
二次利用者コードに対応するライセンスタイプにおける機能制限には、ユーザーが利用できる機能の制限と、二次利用者が利用できる機能の制限との両方またはいずれか一方のみを設けてもよい。すなわち、例えば、表8に示す例では、ライセンスタイプが二次利用者xの場合であっても、二次利用者yの場合であってもユーザーは肌の測定および診断を自由に行えるようになっている。また、二次利用者コードxxの二次利用者は、二次利用者コードxxのユーザーのユーザーデータや、測定データや、分析結果データについて、制限なく閲覧できる一方、二次利用者コードyyの二次利用者は、二次利用者コードyyのユーザーのユーザーデータや、測定データや、分析結果データについて、閲覧できる範囲(例えば、閲覧できる項目の種類や、閲覧できるデータの期間)に制限がある。また、二次利用者コードxxの二次利用者は、二次利用者コードxxのユーザーに対して後述する専用コンテンツの配信が行なえる一方、二次利用者コードyyの二次利用者は、二次利用者コードyyのユーザーに対して専用コンテンツの配信が行なえないようになっている。
なお、二次利用者コードに対応するライセンスタイプにおける機能制限は、各ライセンスタイプと、各ライセンスタイプにおいて許可(制限)される機能とを関連付けて登録したデータ管理サーバの二次利用者別機能制限データベースにより管理するものとしてもよい。
このように、ライセンスIDを、対応付けられている二次利用者コード毎に一群のライセンスIDとして扱うことで、同じ機器を異なるものとして扱うことが可能となる。すなわち、例えば、二次利用者コードがxxの化粧品会社Aが、二次利用者コードxxに対応付けられたライセンスIDを添付した肌状態測定装置1を自社のブランド名で販売し、二次利用者コードがyyの化粧品会社Bが、二次利用者コードyyに対応付けられたライセンスIDを添付した肌状態測定装置1を自社のブランド名で販売することとする。この場合に、化粧品会社Aが販売する肌状態測定装置1と、化粧品会社Bが販売する肌状態測定装置1とでは、機器としては同じものであり、利用するシステムも同じであるにも関わらず、ユーザーからすると、化粧品会社Aが販売する肌状態測定装置1を購入した場合には、化粧品会社Aの専用コンテンツが配信される一方、化粧品会社Bが販売する肌状態測定装置1を購入した場合には、化粧品会社Aの専用コンテンツが配信されないため、異なる機器のように見せることができる。すなわち、ハードウェアとしては同じ肌状態測定装置1やコンバージョンレンズを、異なるものとして扱うことができる。
なお、二次利用者コードは、ライセンスIDと一体となっていてもよい。すなわち、例えば、ライセンスIDの先頭から所定数の文字からなる文字列(例えば先頭の2文字)を二次利用者コードとして扱い、上述の二次利用者コードを利用した処理を行うこととしてもよい。このようにすることで、ライセンス管理データベース5sを利用して、二次利用者ライセンス管理データベース4tを用いたライセンス管理と同様のライセンス管理を行うことができる。
また、ライセンス管理データベース5sの変形例として、例えば、表9に示すような、販売員向けライセンス管理データベース5uが考えられ、これを用いてライセンスの管理を行ってもよい。販売員向けライセンス管理データベース5uには、ライセンス管理データベース5sと同様に、ライセンスIDと、顧客IDと、ライセンス情報とが登録されている。また、販売員向けライセンス管理データベース5uでは、ライセンスIDが複数の顧客IDに関連付けて登録されている。
Figure 2019128917
販売員向けライセンス管理データベース5uにおけるライセンスID(販売員向けライセンスID)と、ライセンス管理データベース5sにおけるライセンスIDとの違いは、1つのライセンスIDに複数の顧客IDが紐づけられるか否かという点である。なお、ライセンス管理データベース5sのライセンスIDにも、複数の顧客IDが紐づけられるようにしてもよく、ライセンス管理データベース5sのライセンスIDのうちの一部のライセンスIDに複数の顧客IDが紐づけられるようにしてもよい。
販売員向けライセンスIDは、基本的に化粧品を販売する会社等の販売員等が店頭で肌状態測定装置1を用いて肌状態の測定および診断を行う際に使用するものである。販売員が使用するスマートフォン3で実行される専用アプリ(販売員向け専用アプリ)では、販売員向けライセンスIDを用いた肌状態の測定および診断が可能となっている。
販売員は、上述のユーザー登録およびライセンス認証と同様に、販売員としてユーザー登録およびライセンス認証をすることで、販売員向け専用アプリを利用して肌状態の測定および診断を行うことが可能となる。販売員向け専用アプリでは、測定および診断の対象となるユーザーを切り替えることができるようになっており、販売員が対象となるユーザーを販売員向け専用アプリで選択することで、当該ユーザーに対応する顧客IDに関連付けて各種の測定データや分析結果データ等を登録することができる。すなわち、販売員向け専用アプリで選択されているユーザーの顧客IDに関連付けて、スマートフォン3とデータ管理サーバ5との間でデータの送受信が行なわれる。
機器情報データベース5iは、表10に示すように、各肌状態測定装置1の製品シリアルNo.が登録されている。なお、製品シリアルNo.とは、肌状態測定装置1やコンバージョンレンズが、所定のメーカーで製造された装置であることを示すものであり、肌状態測定装置1やコンバージョンレンズが正規の機器であることを認証可能な製品認証情報となっている。正規の肌状態測定装置の製品シリアルNo.は、すべて機器情報データベース5iに登録されている。したがって、この機器情報データベース5iに登録されている製品シリアルNo.により、認証を行うものとしてもよい。
Figure 2019128917
例えば、肌状態測定装置1やコンバージョンレンズに、スマートフォン3(専用アプリ5j)で読み取ることが可能な製品シリアルNo.を設け、製品認証情報読取手段としての専用アプリ5jがこの製品シリアルNo.を読み取り、製品認証情報送信手段としての専用アプリ5jがこの製品シリアルNo.をデータ管理サーバ5に送信するようにしてもよい。そして、製品認証手段としてのデータ管理サーバ5が、この送信された製品シリアルNo.を機器情報データベース5iに登録されている製品シリアルNo.と照合し、機器情報データベース5iに登録されている製品シリアルNo.と一致する場合に製品の認証を行うこととしてもよい。そして、製品の認証ができた場合には、当該製品を用いて肌状態測定分析情報管理システムを利用した肌診断等を行うことを許可し、製品の認証ができなかった場合には、当該製品を用いて肌状態測定分析情報管理システムを利用した肌診断等を行うことを許可しない(専用アプリ5jを介して実行可能な機能を制限する)ようにしてもよい。
このようにすることで、不正な製品を利用した肌診断等が行われることを防止することができる。また、不適切な測定データ(不適切な画像)がデータ管理サーバ5に入力され、登録されることを排除することもできる。なお、製品の認証は製品シリアルNo.以外のものを用いて行ってもよく、正規の製品と非正規の製品とが識別可能であればよい。
また、肌用カメラとしての肌状態測定装置1において、例えば、所定の条件下で撮影を行い、その際に得られた画像データと製品シリアルNo.をスマートフォン3を介してデータ管理サーバ5に送ると、明るさや色合いの校正が行えるようになっている。なお、所定の条件下での撮像とは、例えば、白黒パターンやカラーパターンに肌用カメラのフードを押し付けた状態での撮影である。
校正により得られた校正データで画像データを修正してもよいし、例えば、肌用カメラ側で校正データに基づく調光データや調色データにより照明用LEDの調整を行うものとしてもよい。
二次利用者アクセス権管理データベース5hは、表11に示すように、二次利用者コード、二次利用者ユーザーIDおよび二次利用者パスワードが設定されており、これによりデータ二次利用者の認証が可能になる。
Figure 2019128917
二次利用者アクセス権管理データベース5hには、二次利用者コードに関連付けて利用者検索レベルおよび利用者アクセスレベルのデータと、専用コンテンツの配信可否に関する情報と、課金情報とが登録されている。
利用者検索レベルは、検索の条件を入力する検索項目をレベル分けしたものである。検索レベルが高いほど、検索可能なキーワード(検索項目)が多くなっている。例えば、検索レベル1だと住所2までしかキーワードとして選択できないが、検索レベル2だと住所3までキーワードとして選択できるようになっており、二次利用者がデータを検索する場合に、検索レベル2の方が検索レベル1に比べてデータをより具体的な地域のユーザーのデータとして特定して検索することが可能となっている。
利用者アクセスレベルは、検索結果として出力可能なデータの範囲(アクセス可能な範囲)をレベル分けしたものである。アクセスレベルが高いほど広範なデータを出力可能となっている。例えば、アクセスレベル2では、二次利用者はユーザーの使っている化粧品のデータまで取得することが可能となっているが、アクセルレベル1では取得できないようになっている。
課金情報は、データの二次利用者に課される利用料金のデータであり、その二次利用者の利用できる検索レベルおよびアクセルレベルによって異なるものとなっており、検索レベルが高いほど利用料金が高くなり、アクセルレベルが高いほど利用料金が高くなる。また、専用コンテンツの配信を可能とするためには、専用コンテンツの配信を可能としない場合に比べ、利用料金が高くなる。
また、データの二次利用者は、自身の二次利用者コードに対応付けられたライセンスIDに紐づけられた顧客IDに関連付けられたユーザーデータや、測定データや、分析結果データを取得・閲覧することが可能になっている。また、他の二次利用者の二次利用者コードに対応付けられたライセンスIDに紐づけられた顧客IDに関連付けられたユーザーデータや、測定データや、分析結果データについては、基本的にはその一部または全部が取得・閲覧することができないようになっている。但し、利用料金は高くなるが、有料オプションを利用することで、ユーザーデータを除いた測定データや分析結果データについては取得・閲覧することが可能となる。
また、専用コンテンツの配信が可能となっている二次利用者においては、その二次利用者の二次利用者コードに対応付けられたライセンスIDの顧客IDに対して専用コンテンツの配信ができる。専用コンテンツは、例えば、二次利用者の製品に関する宣伝であったり、所定のクーポンであったり、二次利用者の顧客に向けたコンテンツとなっている。この専用コンテンツの配信は、二次利用者の担当者が二次利用者クライアント6に入力した専用コンテンツを、コンテンツ送信手段としての二次利用者クライアント6がデータ管理サーバ5に送信し、コンテンツ配信手段としてのデータ管理サーバ5が当該二次利用者の二次利用者コードが対応付けられた顧客IDのユーザーのスマートフォン3に配信することで行われ、これにより、ユーザーが専用コンテンツを取得できるようになっている。
次に、図6から図11のフローチャートを参照して、この実施の形態の肌状態測定分析情報管理システムにおける肌状態測定分析情報管理方法について説明する。
この実施の形態の方法では、まず、肌状態測定分析情報管理用の専用アプリ5jをスマートフォン3にダウンロードしてインストールする。
図6のフローチャートを参照して、専用アプリ5jの起動後のユーザー登録処理を説明する。
アプリ5jを起動すると(ステップSa1)、ユーザー登録が処理済みか否かが判定される(ステップSa2)。
最初にアプリ5jを起動した際には、ユーザー登録が行われていないので、ユーザー登録を行うことになる。二回目以降のアプリ5jの起動では、既に、ユーザー登録が終わっていることになり、ユーザー登録の処理を終了し、アプリが起動することになる。
ユーザー登録においては、個人ユーザーIDと、個人パスワードの入力が促され(ステップSa3)、ユーザーが個人ユーザーIDと、個人パスワードを入力すると、入力された個人ユーザーIDと、個人パスワードがスマートフォン3からデータ管理サーバ5の管理端末に送信される(ステップSa4)。なお、管理端末は、データ管理サーバ5を操作するためのものであり、基本的にデータ管理サーバ5の一部である。
データ管理サーバ5では、個人ユーザーIDと、個人パスワードの受信に対応して顧客IDが自動生成される(ステップSb1)。また、受信した個人ユーザーIDと、個人パスワードを顧客個人情報管理データベース5aとしての個人情報データベースに登録する処理を行う(ステップSb2)。
また、スマートフォン3では、設定されたユーザーID(顧客ID)をスマートフォン3内部の記憶手段に登録する(ステップSa5)。次に、個人情報の入力が促され、上述の氏名、生年月日等の個人情報を入力する(ステップSa6)。個人情報が入力されると、スマートフォン3からデータ管理サーバ5に個人情報の送信処理が行われ(ステップSa7)、スマートフォン3では、ユーザー登録処理が終了する。
また、データ管理サーバ5では、顧客個人情報管理データベース5aに受信した個人情報を個人ユーザーIDおよび顧客IDに関連付けて登録し(ステップSb3)、処理を終了する。
ユーザー登録処理が終わると、メニュー画面が表示される。メニュー画面には、1、ライセンス登録、2、肌診断、3、詳細肌診断結果表示等が表示される。
この際に、有効なライセンスの登録がされていない場合には、メニュー1のライセンス登録処理を行うように促される。なお、ライセンス登録処理は、ユーザー登録処理と同時に行うものとしてもよい。
図7のフローチャートを参照してライセンス登録処理を説明する。
メニュー1が選択されると、ライセンスIDの入力が促され(ステップSc1)(図4の表示画面3d参照)、ユーザーがライセンスIDを入力すると、スマートフォン3に記憶されている顧客IDと入力されたライセンスIDとが、スマートフォン3からデータ管理サーバ5に送信される(ステップSc2)。なお、ユーザーによるライセンスIDの入力は、手入力により行うものとしてもよく、QRコード等の二次元コードを専用アプリ5jで読み込むものとしてもよい。
データ管理サーバ5では、顧客IDとライセンスIDのデータを受信する(ステップSd1)。また、データ管理サーバ5では、ライセンスの認証を行う(ステップSd2)。ライセンスの認証は、ライセンス用データベース55に登録されたライセンスIDと受信したライセンスIDとを照合することにより行われ、ライセンス用データベース55に登録されたライセンスIDと受信したライセンスIDとが一致した場合には、ライセンスの認証に成功したものとして、ライセンス用データベース55に登録された当該ライセンスIDに関連付けて顧客IDを登録する処理を行う(ステップSd3)。
一方、ライセンス用データベース55に登録されたライセンスIDと受信したライセンスIDとが一致しなかった場合には、ライセンスの認証に失敗したと判定する。
次に、データ管理サーバ5における処理結果として、認証成功または認証失敗を示すデータがスマートフォン3に送信される(ステップSd4)。
スマートフォン3では、データが受信され(ステップSc3)、認証成功を示すデータが受信するか否かで、認証成功か否かを判定する(ステップSc4)。
認証失敗の場合には、「ライセンスIDの認証に失敗しました」というライセンスの登録に失敗したことを示すエラーメッセージをディスプレイに表示し(ステップSc5)、認証成功の場合には、「ライセンスIDが認証できました」というライセンスの登録に成功したことを示す登録完了メッセージとライセンスの有効期間をディスプレイに表示し(ステップSc6)(図4の表示画面3g、3h参照)、ライセンス登録処理が終了する。
また、ライセンスの登録(認証)に成功した場合には、スマートフォン3では、ライセンスIDと、このライセンスIDに関連付けられているライセンス情報をスマートフォン内部の記憶手段に記憶する。
なお、ステップSd2においてライセンスの認証に成功した場合であっても、例えば、既に顧客IDに重複して登録することが不可能な別のライセンスID等が関連付けられていたり、ライセンスIDに別の顧客IDが関連付けられていたり、その他の理由によりライセンスの認証に成功したライセンスIDと顧客IDとの関連付けが許可されていない場合には、ステップSd3のライセンスIDと顧客IDとの関連付けを行わずに、ライセンスの登録に失敗したものとしてライセンス登録処理を終了することとしてもよい。このようなライセンスIDと顧客IDとの関連付けをするか否かを決定する処理は、ライセンス登録決定手段としてのデータ管理サーバ5が、対象となるライセンスIDと顧客IDとの関連付けが許可されているか否かを判定する処理を行うことにより決定してもよい。
次に、メニュー2の肌診断について説明する。肌診断においては、有効なライセンスが必要となるので、まず、図8のフローチャートを参照してライセンスの確認処理について説明する。
まず、アプリを起動すると、ユーザーIDとパスワードの入力が促され、ユーザーが個人ユーザーIDと個人パスワードを入力すると、ユーザーの認証が行なわれ、ユーザーの認証に成功すると上述したログイン状態となり、メニュー画面が立ち上がる。なお、ユーザーの認証に失敗した場合には、再度ユーザーIDとパスワードの入力が促される。またログイン状態からアプリを一度停止させた後、再度起動した場合には、いきなりログイン状態でメニュー画面が立ち上がるものとしてもよい。
ユーザーの認証に成功した場合、スマートフォン3では、当該ユーザーの顧客IDをスマートフォン3内部の記憶手段に登録する。
次に、スマートフォン3では、スマートフォン3内部に記憶されている顧客IDをデータ管理サーバ5に送信する(ステップSw1)。データ管理サーバ5は、この顧客IDを受信し(ステップSx1)、この顧客IDに関連付けられているライセンス情報をスマートフォン3に送信する(ステップSx2)。スマートフォン3dは、このライセンス情報を受信し(ステップSw2)、スマートフォン内部の記憶手段に記憶する(ステップSw3)。また、スマートフォン3では、ライセンス情報を確認し(ステップSw4)、肌診断が許可されている場合には(ライセンスが有効の場合には)、メニュー画面において、肌診断をユーザーが選択することを可能にする(ステップSw5)。一方、肌診断が許可されていない場合(ライセンスが無効の場合には)には、メニュー画面において、肌診断をグレーアウト表示し、肌診断をユーザーが選択することを不可能にする(ステップSw6)。すなわち、本実施の形態においては、専用アプリ5jが、ライセンス情報に基づいてメニュー画面においてユーザーが選択できるメニューと選択できないメニューとを決定する。したがって、ユーザーは選択できないメニューで実行される機能については利用することができないこととなる。
なお、ライセンスが有効か否かの確認をデータ管理サーバ5で行い、データ管理サーバ5からライセンスが有効であるか無効であるかの情報をスマートフォン3に送信することとしてもよい。また、有効なライセンスを有しているか否かの確認は、肌診断の度に、スマートフォン3とデータ管理サーバ5との間で通信をして行わなくてもよい。例えば、アプリを起動した際に、上述の手順でライセンス情報をスマートフォン3に記憶し、所定の期間この記憶されているライセンス情報に基づいて肌診断を許可するか否かを決定することとしてもよい。すなわち、例えば、アプリを起動した際に、スマートフォン3に記憶されたライセンス情報について、ライセンスが残り3回の肌診断を許可するものであった場合には、肌診断を1回行う毎にスマートフォン3に記憶されている当該ライセンス情報を更新し、3回の肌診断が行なわれてライセンスが無効になったとスマートフォン3が判断した後で、再度スマートフォン3とデータ管理サーバ5との間で通信をして有効なライセンスを有するか確認することとしてもよい。換言すると、ライセンス情報がスマートフォン3に記憶されている場合には、この記憶されているライセンス情報が無効となるまで、データ管理サーバ5へのライセンスの確認を行わないこととしてもよい。
次に、図9のフローチャートを参照して、メニュー2の肌診断について説明する。ライセンスの確認処理が行なわれ、ライセンスが有効であり肌診断が許可されている場合には、肌状態測定装置1が作動可能になり、作動させるとスマートフォン3では肌状態測定装置1(センサ)から測定データが入力される(ステップSe1)。
次に詳細診断を希望するか否かの入力、詳細診断に行う複数の企業のうちのどの企業を選択するか等を入力する(ステップSe2)。
さらに、スマートフォン3では、肌状態測定装置1から入力した測定データ(センサデータ)、スマートフォン3に記憶されている顧客ID、測定データが肌状態測定装置1から入力したデータ入力日時、肌状態測定装置1の性能を特定可能な情報をデータ管理サーバ5に送信する(ステップSe3)。
データ管理サーバ5では、肌履歴データベース5bに、顧客ID、測定データ、データ入力日時を登録する(ステップSf1)。
測定データに基づき肌状態の解析を行う(ステップSf2)。すなわち、肌基準値データベースに登録されている測定データから近似する測定データを選択し、当該測定データに対応する各項目のランクを決定する(ステップSf3)。なお、このときに肌状態測定装置1の性能を特定可能な情報を利用して、当該肌状態測定装置1の性能に応じて選択された解析処理により解析を行う。
肌解析結果および/または決定されたランクを肌履歴データベース5bに登録する(ステップSf4)。
上述のステップにおいて、詳細肌診断が希望されているか否かが判定され(ステップSf5)、詳細肌診断が希望されている場合に、化粧品会社のサーバに測定データと、詳細診断に必要なデータ(例えば、年齢等)を化粧品会社等の詳細診断業者のサーバに送信する(ステップSf6)。
化粧品会社のサーバでは、データ管理サーバ5から送信されたデータを受信した後に(ステップSg1)、詳細肌診断の依頼を受諾したことを示すメッセージをデータ管理サーバ5に送信する(ステップSg2)。なお、詳細肌診断を開始する。詳細肌診断に関して、ここでは、通信回線を介してセンサデータや詳細肌診断結果等のデータのやり取りを行っている。別法として、肌診断業者に肌履歴データベース5bの指定部分と詳細診断結果データベース5eの指定部分へのアクセスを許可して、肌診断業者が直接これらデータベース5b、5eにアクセスしてセンサデータを入手し、詳細診断結果を直接詳細診断結果データベース5eに書き込めるようにしてもよい。
データ管理サーバ5では、上述のメッセージを受信するとともに(ステップSf7)、データ管理サーバ5で行われた簡易診断の結果をスマートフォン3で表示するための表示用データを作成する(ステップSf8)。
この表示用データをスマートフォン3に送信する(ステップSf9)。
スマートフォン3では、この表示用データを受信し(ステップSe4)、簡易肌診断結果として、スマートフォン3のディスプレイに表示する(ステップSe5)。
また、肌診断業者のサーバである化粧品会社のサーバにおいて、詳細肌診断が終了した際に(ステップSg3)、詳細肌診断結果のデータをデータ管理サーバ5に送信する(ステップSg4)。
データ管理サーバ5では、このデータを受信し(ステップSf10)、詳細肌診断結果のデータを詳細診断結果データベース5eに書き込む(ステップSf11)。さらに、スマートフォン3のユーザーに詳細肌診断が完了したことを示すデータを送信する(ステップSf12)。詳細肌診断に関して、ここでは、結果をユーザーが詳細結果表示のコマンドで画面で確認できるように通知しているが、詳細診断結果をメールにしてユーザーに発送するようにしてもよい。
スマートフォン3では、データ管理サーバ5からのデータを受信する(ステップSe6)とともに、このデータに基づいてディスプレイに詳細肌診断が完了したことを示すデータをメッセージとして、スマートフォン3のディスプレイに表示する(ステップSe7)。なお、完了した詳細肌診断の結果は、ユーザーがスマートフォン3を用いてデータ管理サーバ5の詳細診断結果データベース5eに読みにいくことで、スマートフォン3側で表示可能となるが、詳細診断結果をデータ管理サーバ5や、化粧品会社のサーバから電子メールを用いて、スマートフォン3に表示するものとしてもよい。
なお、肌診断業者のサーバ61においては、データ管理サーバ5からデータを送信してもらい、それを受信して、詳細肌診断に必要なデータを得ているが、肌診断業者のサーバ61をクライアントとして、データ管理サーバ5の肌履歴データベース5bや、詳細診断結果データベース5eのアクセスが許可された指定部分にアクセスして、直接的にデータの読み込みや書き込みを行うようにしてもよい。
次に、図10のフローチャートを参照して、メニュー3の詳細肌診断結果表示処理について説明する。
スマートフォン3において、表示する詳細肌診断結果が最新の結果か過去の結果かを表示し(ステップSh1)、どちらかを選択させる。表示したい詳細肌診断の結果が最新のものか過去のものかを判定する(ステップSh2)。最新のものでない場合には、スマートフォン3からデータ管理サーバ5に、過去の詳細肌診断の日時データを要求する(ステップSh3)。
データ管理サーバ5では、上述の要求を受信し(ステップSi1)、肌履歴データベース5bまたは詳細診断結果データベース5eを参照して、過去の詳細診断の日時データを収集する(ステップSi2)。
収集された日時データをデータ管理サーバ5からスマートフォン3に送信する(ステップSi3)。
スマートフォン3では、この日時データを受信し(ステップSh4)、過去の詳細肌診断の日時をディスプレイに表示し、ユーザーが日時を選択できるようにする(ステップSh5)。
ユーザーが日時の画面表示から日時を選択すると、それに対応していつの詳細肌診断の結果かを特定し(ステップSh6)、特定された日時の詳細肌診断結果の送信を要求する(ステップSh7)。
なお、ステップSh2で最新の詳細肌診断結果を表示すると判定された場合にも、ステップSh6で、最新の詳細診断結果が特定され、ステップSh7で、最新の詳細肌診断結果の送信を要求することになる。
データ管理サーバ5では、この要求を受信し(ステップSi4)、受信データに基づき、例えば、詳細診断結果データベース5eを検索して(ステップSi5)、指定された日時の詳細肌診断結果をアドバイスデータと、推奨化粧品データとともにスマートフォン3に送信する(ステップSi6)。
このデータを受信した(ステップSh8)スマートフォン3では、詳細肌診断結果を表示する(ステップSh9)。この際に、推奨化粧品や、アドバイスを表示する。
次に、図11のフローチャートを参照して、二次利用者端末としての二次利用者クライアント6から上述の測定データやそれに付帯する付帯データを取得する方法を説明する。
まず、化粧品会社等の二次利用者クライアント6から二次利用者ユーザーIDと二次利用者パスワードを入力させる(ステップSq1)。
次に、検索条件を入力させる(ステップSq2)。例えば、検索条件キーを入力させる。なお、ここでの検索条件は、上述の検索項目を含むものであり、例えば、検索項目が年齢の場合に、検索条件(検索条件キー、検索条件式)は、例えば、「年齢が30〜40歳」のように、検索項目とデータを絞り込むための検索項目となるデータの範囲を組み合わせたものとなる。なお、検索項目と組み合わされるのは検索項目となるデータの範囲に限られるものではなく、データを絞り込める条件ならばよく、例えばキーワードであってもよい。例えば、ユーザーが使用している化粧品を検索項目として、測定データや分析結果データを検索する場合に、化粧品を絞り込むために、化粧品の種類や、化粧品名や、化粧品のメーカー名等のキーワードを検索項目と組み合わされる条件としてもよい。
次に、上述の検索条件でデータを出力するように要求する出力要求データ(出力すべきデータの種類)を入力する(ステップSq3)。次に、二次利用者コードを特定可能な情報としての入力された二次利用者ユーザーID、二次利用者パスワード、検索条件、出力要求データをデータ管理サーバ5に送信する(ステップSq4)。
データ管理サーバ5では、上述のデータを受信し(ステップSr1)、二次利用者ユーザーIDおよび二次利用者パスワードの認証処理を行う(ステップSr2)。認証結果を判定し(ステップSr3)、認証されない場合には、認証されなかったことを示すエラーメッセージを作成する(ステップSr9)。
ユーザーIDとパスワードが認証された場合には、受信した検索条件がデータの二次利用者としてのユーザーに許可された検索条件か否かを二次利用者アクセス権管理データベース5hの中の利用者検索レベルを参照して照合する(ステップSr4)。
照合結果を判定し(ステップSr5)、照合した結果許可されない検索条件の場合には、照合結果に対応するエラーメッセージを作成する(ステップSr9)。また、検索条件が照合された場合には、次に、入力された出力要求が二次利用者に許可されたアクセスレベルのデータか否かを利用者アクセルレベルを参照して照合する(ステップSr6)。照合結果を判定し(ステップSr7)、照合されない場合に、照合結果に対応するエラーメッセージを作成する(ステップSr9)。
出力要求データが照合された場合には、照合された検索条件で検索されるとともに、出力要求データとして要求されたデータを各データベースから取得し(ステップSr8)、取得されたデータを送信する(ステップSr10)。なお、上記から明らかなように、ここで取得され、送信されるデータは、入力された二次利用者ユーザーIDの二次利用者に応じたデータである。すなわち、ここで取得され、送信されるデータは二次利用者コードに応じたデータである。また、いずれかの段階で照合されなかった場合には、作成されたエラーメッセージを送信する。
二次利用者クライアント6では、データを受信し(ステップSq5)、データがエラーメッセージか否かを判定し(ステップSq6)、エラーの場合には、エラーメッセージを表示し(ステップSq7)、データが出力要求されたデータの場合に、データを画面表示するか、データをファイルとして出力するとともに記憶する(ステップSq8)。
これにより、測定データ等の二次利用者は、当該二次利用者の二次利用者コードに関連付けられたアクセスレベルで設定されたデータの種類の範囲のデータを、検索レベルで設定された検索条件キー(例えば、検索項目+検索範囲)を用いて取得することができる。
1 肌状態測定装置
3 スマートフォン(ユーザークライアント、機能制限手段)
4 インターネット(ネットワーク)
5 データ管理サーバ(分析結果出力手段、機能制限手段)
6 二次利用者クライアント
52 測定データ用データベース
55 ライセンス用データベース

Claims (7)

  1. 肌状態測定装置のユーザーに使用され、かつ、前記肌状態測定装置とデータの送受信が行えるように接続されるとともに、ネットワークに接続してデータの送受信を行う送受信手段を備えたユーザークライアントと、
    前記ユーザークライアントに対して前記ネットワークを介してデータの送受信が可能にされ、前記ユーザーに関連する情報を記憶するデータ管理サーバと、
    前記肌状態測定装置により測定された測定データを分析することにより得られる肌状態の分析結果データが入力され、当該分析結果データを前記ユーザークライアントで表示可能に出力する分析結果出力手段と、
    ライセンス情報に基づいて、前記肌状態測定装置と前記ユーザークライアントとからなる端末に関する、前記ユーザーが利用可能な機能を決定する機能制限手段と、を備え、
    前記ユーザークライアントは、
    前記ユーザーのライセンス情報を特定するためのライセンスIDを前記データ管理サーバに送信するライセンスID送信手段と、
    前記ユーザー毎に重複の無い一意の顧客IDを特定可能な情報を前記データ管理サーバに送信する顧客ID特定情報送信手段と、
    前記肌状態測定装置により測定された前記ユーザーの前記測定データが前記肌状態測定装置から入力された場合に、入力された前記測定データを、前記データ管理サーバに送信する測定データ送信手段と、
    前記測定データに対する前記分析結果データが前記分析結果出力手段から入力された場合に前記分析結果データを表示する分析結果表示手段と、を備え、
    前記データ管理サーバは、
    前記ライセンスIDおよび前記ライセンス情報が前記顧客IDに関連付けられて登録されるライセンス用データベースと、
    前記ユーザークライアントから受信した前記測定データが前記顧客IDに関連付けられて登録される測定データ用データベースと、を備えることを特徴とする肌状態測定分析情報管理システム。
  2. 前記肌状態測定装置は、カメラと肌を接写するコンバージョンレンズとを備え、
    前記送受信手段を有する前記ユーザークライアントに前記カメラを内蔵させた携帯端末を有し、
    前記カメラが前記携帯端末内部で前記送受信手段とデータの送受信が行えるように接続されることを特徴とする請求項1に記載の肌状態測定分析情報管理システム。
  3. 前記ユーザークライアントは、前記測定データ送信手段が前記測定データを前記データ管理サーバに送信する際に、前記肌状態測定装置の性能を特定可能な情報を、前記データ管理サーバに送信する肌状態測定装置情報送信手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の肌状態測定分析情報管理システム。
  4. 前記肌状態測定装置の前記ユーザーとは異なる二次利用者に使用され、かつ、前記データ管理サーバに対して前記ネットワークを介してデータの送受信が可能とされ、前記ユーザーに関連する情報が提供される二次利用者クライアントを備え、
    前記ライセンスIDは、前記二次利用者毎に重複の無い一意の二次利用者コードに対応付けられて前記ライセンス用データベースに登録され、
    前記データ管理サーバは、前記二次利用者クライアントから前記測定データ用データベースに登録されたデータの取得を要求された場合に、前記二次利用者クライアントから送信される前記二次利用者コードを特定可能な情報により特定される前記二次利用者コードに応じて前記測定データ用データベースに登録されたデータを抽出し、前記二次利用者クライアントに送信可能なデータ提供手段を備え、
    前記二次利用者クライアントは、
    前記二次利用者コードを特定可能な情報を前記データ管理サーバに送信するとともに、前記測定データ用データベースに登録されたデータを前記データ管理サーバに要求するデータ要求手段と、
    前記データ要求手段の要求に基づいて前記データ管理サーバから送信されたデータを受信する受信手段と、を備えることを特徴とする肌状態測定分析情報管理システム。
  5. 肌状態測定装置のユーザーに使用され、かつ、前記肌状態測定装置とデータの送受信が行えるように接続されるとともに、ネットワークに接続してデータの送受信を行う送受信手段を備えたユーザークライアントと、
    前記ユーザークライアントに対して前記ネットワークを介してデータの送受信が可能にされ、前記ユーザーに関連する情報を記憶するデータ管理サーバと、
    前記肌状態測定装置により測定された測定データを分析することにより得られる肌状態の分析結果データが入力され、当該分析結果データを前記ユーザークライアントで表示可能に出力する分析結果出力手段と、
    ライセンス情報に基づいて、前記肌状態測定装置と前記ユーザークライアントとからなる端末に関する、前記ユーザーが利用可能な機能を決定する機能制限手段と、を備える肌状態測定分析情報管理システムで行われる肌状態測定分析情報管理方法であって、
    前記ユーザークライアントは、
    前記ユーザーのライセンス情報を特定するためのライセンスIDを前記データ管理サーバに送信するライセンスID送信ステップと、
    前記ユーザー毎に重複の無い一意の顧客IDを特定可能な情報を前記データ管理サーバに送信する顧客ID特定情報送信ステップと、
    前記肌状態測定装置により測定された前記ユーザーの前記測定データが前記肌状態測定装置から入力された場合に、入力された前記測定データを、前記データ管理サーバに送信する測定データ送信ステップと、
    前記測定データに対する前記分析結果データが前記分析結果出力手段から入力された場合に前記分析結果データを表示する分析結果表示ステップと、を実行し、
    前記データ管理サーバは、
    前記ライセンスIDおよび前記ライセンス情報を前記顧客IDに関連付けてライセンス用データベースに登録するライセンス登録ステップと、
    前記ユーザークライアントから受信した前記測定データを前記顧客IDに関連付け測定データ用データベースに登録する測定データ登録ステップと、を実行することを特徴とする肌状態測定分析情報管理方法。
  6. 前記ユーザークライアントは、前記測定データ送信ステップにおいて前記測定データを前記データ管理サーバに送信する際に、前記肌状態測定装置の性能を特定可能な情報を、前記データ管理サーバに送信する肌状態測定装置情報送信ステップを実行することを特徴とする請求項5に記載の肌状態測定分析情報管理方法。
  7. 前記肌状態測定分析情報管理システムは、前記肌状態測定装置の前記ユーザーとは異なる二次利用者に使用され、かつ、前記データ管理サーバに対して前記ネットワークを介してデータの送受信が可能とされ、前記ユーザーに関連する情報が提供される二次利用者クライアントを備え、
    前記ライセンスIDは、前記二次利用者毎に重複の無い一意の二次利用者コードに対応付けられて前記ライセンス用データベースに登録され、
    前記データ管理サーバは、
    前記二次利用者クライアントから前記測定データ用データベースに登録されたデータの取得を要求された場合に、前記二次利用者クライアントから送信される前記二次利用者コードを特定可能な情報により特定される前記二次利用者コードに応じて前記測定データ用データベースに登録されたデータを抽出し、前記二次利用者クライアントに送信するデータ提供ステップと、を実行し、
    前記二次利用者クライアントは、
    前記二次利用者コードを特定可能な情報を前記データ管理サーバに送信するとともに、前記測定データ用データベースに登録されたデータを前記データ管理サーバに要求するデータ要求ステップと、
    前記データ要求ステップでの要求に基づいて前記データ管理サーバから送信されたデータを受信する受信ステップと、を実行することを特徴とする請求項5または6に記載の肌状態測定分析情報管理方法。
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