JP2019128865A - 情報提供装置、情報処理プログラム及び情報提供方法 - Google Patents

情報提供装置、情報処理プログラム及び情報提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】取り扱いを終了する品目の決定をより簡易に、かつ適切に行える可能性を高めることを可能とする情報提供装置及びそのプログラムを提供することである。【解決手段】 実施形態の情報提供装置は、取得手段、生成手段及び出力手段を備える。取得手段は、販売取り扱い中の商品についての品目毎の過去の売上実績を表した第1の実績データを取得する。生成手段は、取得手段により取得された第1の実績データに基づいて品目のうちで取り扱いを終了すべき候補を識別可能に表した候補データを生成する。出力手段は、生成手段により生成された候補データを出力する。【選択図】 図4

Description

本発明の実施形態は、情報提供装置、情報処理プログラム及び情報提供方法に関する。
商品を販売する店舗等においては、これまでに売上実績のない商品の販売の開始は、メーカ又は卸売業者による売り込みに基づいて店舗の担当者により決定されることが多い。
このため、店舗において販売するのが有効ではない商品が販売を開始する商品として選定される恐れがあった。
このような事情から、新規に販売を開始する商品を選定する担当者に対して、その選定のための有用な情報を提供できることが望まれていた。
特開平1−300396号公報
本発明が解決しようとする課題は、新規に販売を開始する商品を選定する担当者に対して、その選定のための有用な情報を提供できる情報提供装置、情報処理プログラム及び情報提供方法を提供することである。
実施形態の情報提供装置は、第1の取得手段、生成手段及び出力手段を備える。第1の取得手段は、第1の店舗における第1の商品の売上実績を表した第1の実績データを取得する。生成手段は、第1の取得手段により取得された第1の実績データに基づいて、第1の店舗とは異なる第2の店舗で第1の商品を販売することについての有効性を判定するための有効性データを生成する。出力手段は、生成手段により生成された有効性データを出力する。
一実施形態に係る情報提供サーバの要部回路構成及び当該情報提供サーバが適用される情報提供システムの概略構成を示すブロック図。 図1中のプロセッサによる情報提供アプリに基づく情報処理のフローチャート。 候補SKUリストに含まれるデータレコードの構成を模式的に示す図。 図1中のプロセッサによる売上予想処理の手順の一例を示すフローチャート。 図1中のプロセッサによる売上予想処理の手順の一例を示すフローチャート。 期待金額リストに含まれるデータレコードの構成を模式的に示す図。 売上予想リストに含まれるデータレコードの構成を模式的に示す図。 図1中のプロセッサによる情報閲覧のための情報処理のフローチャート 一覧画面の一例を示す図。 一覧画面の一例を示す図。 詳細画面の一例を示す図。
以下、実施の形態の一例について図面を用いて説明する。なお、本実施の形態では、情報提供装置の一例として、通信ネットワークを介した情報提供を行う情報提供サーバを例に説明する。
図1は本実施形態に係る情報提供サーバの要部回路構成及び当該情報提供サーバが適用される情報提供システムの概略構成を示すブロック図である。
この情報提供システムは、情報提供サーバ1、複数の店舗システム2、本部サーバ3及び情報端末4を含む。そして情報提供サーバ1、複数の店舗システム2、本部サーバ3及び情報端末4は、通信ネットワーク5を介して通信可能とされている。また情報提供サーバ1は、本部サーバ3とセキュリティ回線6を介して通信可能とされている。
なお、本実施形態において「店舗」とは、実店舗及び仮想店舗のいずれであってもよい。そして複数の店舗には、実店舗及び仮想店舗が混在していてもよい。
情報提供サーバ1は、後述する情報提供サービスを提供するための情報処理を実行する。情報提供サーバ1は、例えば情報提供サービスを提供する事業者により運営される。情報提供サーバ1は、当該事業者により所有されていてもよいし、レンタルサーバが用いられてもよい。つまり情報提供サービスは、情報提供サービスの利用者から見ると、クラウドサービスとして提供される。なお、情報提供サービスの提供は、営利及び非営利のいずれであるかは問わない。情報提供サービスを提供する事業者は、店舗を運営する事業者と同じであってもよい。
店舗システム2は、商品を販売する店舗毎に設けられる。店舗システム2は、複数のPOS端末21、店舗サーバ22及び店内通信網23を含む。POS端末21は、商品の販売に係わる登録、勘定及び決済などに関わる情報処理を行う。そしてPOS端末21は、そのような情報処理の結果として得られる販売データを店舗サーバ22に送る。販売データは、店舗コード、取引日時、商品リスト、決済結果及び顧客コードなどを含むものであり、既存のPOSシステムで用いられているものと同様なものであってよい。店舗コードは、POS端末21が設置されている店舗を識別するために予め定められたコードである。取引日時は、取引が行われた日時である。商品リストは、該当する取引により販売された商品を識別するために定められたSKU(stock keeping unit)コードのリストである。SKUコードは、JAN(Japan article number)コードが用いられてもよいし、それ以外に定められたコードが用いられてもよい。なお、SKUとは、販売管理上での商品のグループを表す。例えば、「ミックス・サンドウィッチ」と称される同様な多数の商品が販売される場合、これら「ミックス・サンドウィッチ」と称される同様な多数の商品は同一のSKUに属する。従って、商品の販売の開始又は終了は、通常はこのSKUの単位で行われる。決済結果は、決済した金額及び適用した決済方法などを表す。顧客コードは、買物客を識別するために定められたコードである。顧客コードは、登録又は決済に際して顧客を特定できた場合にのみ販売データに含められる。顧客コードとしては、何らかの顧客サービスを利用するための会員コードを用いることが想定される。店舗サーバ22は、複数のPOS端末21から送られる販売データを収集し、管理する。店舗サーバ22は、収集した販売データを予め定められたタイミングで一括して本部サーバ3へと送る。店舗サーバ22は、販売データに任意のデータを付加してもよい。例えば、POS端末21では店舗コードを販売データに含めず、店舗サーバ22が店舗コードを販売データに付加してもよい。
本部サーバ3は、例えば複数の店舗システム2が設けられている複数の店舗を統括する本部に設けられる。本部サーバ3は、複数の店舗システム2のそれぞれの店舗サーバ22から一括して送られる販売データを収集し、管理する。本部サーバ3は、収集した販売データを予め定められたタイミングで一括して情報提供サーバ1へとセキュリティ回線6を介して送る。複数の店舗システム2が複数のグループに分けられ、これら複数のグループのそれぞれに対応するように複数の本部サーバ3が設けられてもよい。この場合の各グループは、同一の企業に属していていてもよいし、別々の企業に属していてもよい。
情報端末4は、情報提供サーバ1が販売データ管理のために提供する各種の情報を本部又は店舗の担当者が確認するために用いる情報処理装置である。情報端末4としては、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット端末、あるいはスマートフォンなどのようなウェブブラウジング機能を備えた既存の機器を用いることが想定される。なお、情報端末4は、複数が情報提供システムに含まれ得るが、図1においては1つのみを図示している。
情報提供サーバ1は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13、通信インタフェース14,15及びシステムバス16を含む。この情報提供サーバ1のハードウェアとしては、例えば汎用の情報処理装置を用いることができる。
情報提供サーバ1においては、プロセッサ11、メインメモリ12及び補助記憶デバイス13をシステムバス16によって接続することにより、情報提供サーバ1としての機能を実現するための情報処理のためのコンピュータを構成する。
プロセッサ11は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ11は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに従って、上記の情報処理を実行する。
メインメモリ12は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する。またメインメモリ12は、プロセッサ11が各種の情報処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ11によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。
補助記憶デバイス13は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス13は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disc drive)、SSD(solid state drive)などである。補助記憶デバイス13は、プロセッサ11が各種の情報処理を行う上で使用するデータや、プロセッサ11での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶デバイス13は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
補助記憶デバイス13が記憶するアプリケーションプログラムの1つは、情報提供アプリ13aである。情報提供アプリ13aは、情報提供のための後述する情報処理について記述した情報処理プログラムである。また補助記憶デバイス13の記憶領域の一部は、商品マスタデータベース(商品マスタDB)13b、カテゴリマスタデータベース(カテゴリマスタDB)13c、実績データベース(実績DB)13d、候補SKUリスト13e、期待金額リスト13f及び売上予想リスト13gを記憶する領域として利用される。
商品マスタDB13bは、店舗毎に用意され、当該店舗で販売されている商品が属するSKUのそれぞれに関しての様々な情報の集合である。商品マスタDB13bに含まれる情報は、例えばSKUコード、商品カテゴリコード、商品名及び単価などである。商品カテゴリコードは、商品が属する商品カテゴリにユニークなコードである。商品カテゴリは、複数のSKUが含まれるように、例えば本部の担当者などによって任意に定められる。例えば、「パン売場」で販売される各種の商品は、「パン」なるカテゴリ名のカテゴリに含むように定められる。なお、商品マスタDB13bは、複数の店舗に共通のものであってもよい。
カテゴリマスタDB13cは、商品カテゴリに関しての様々な情報の集合である。カテゴリマスタDB13cに含まれる情報は、例えば上記のカテゴリコード及び商品カテゴリ名などである。商品カテゴリ名は、商品カテゴリを人間が識別しやすいように定めた名称である。
これら商品マスタDB13b及びカテゴリマスタDB13cは、店舗の運営形態に応じて定められる。商品マスタDB13b及びカテゴリマスタDB13cは、店舗で販売する商品に変更が生じた場合、あるいは商品カテゴリを変更する場合などに、例えば本部又は店舗の担当者、あるいは情報提供サーバ1の管理者などの操作の下にプロセッサ11が書き替える。
実績DB13d、候補SKUリスト13e、期待金額リスト13f及び売上予想リスト13gは、後述する情報処理によって適宜に更新される。これら実績DB13d、候補SKUリスト13e、期待金額リスト13f及び売上予想リスト13gについては後述する。
通信インタフェース14は、通信ネットワーク5を介したデータ通信のインタフェースである。通信インタフェース15は、セキュリティ回線6を介したデータ通信のインタフェースである。
システムバス16は、アドレスバス、データバスおよび制御信号線等を含み、接続された各部の間で授受されるデータ及び制御信号を伝送する。
次に以上のように構成された情報提供サーバ1の動作について説明する。
店舗で商品の販売を伴う取引が行われると、POS端末21では当該取引に関する販売データが生成される。そして、1つの店舗システム2に含まれた複数のPOS端末21でそれぞれ生成された販売データは、予め定められたタイミング毎にPOS端末21から店舗サーバ22に収集される。複数の店舗システム2に含まれた複数の店舗サーバ22がそれぞれ収集した販売データは、予め定められたタイミング毎に本部サーバ3により収集される。そして本部サーバ3が各店舗から収集した販売データは、予め定められたタイミング毎に本部サーバ3から情報提供サーバ1へとセキュリティ回線6を介して送信される。なお、以上の各種データの収集及び送信を行うタイミングは、それぞれに任意であってよく、例えば本部又は店舗の担当者、あるいは情報提供サーバ1の管理者などにより定められてよい。なお以下においては、本部サーバ3からは、店舗の一日の営業終了後に、その一日に行われた取引に関する全ての販売データが情報提供サーバ1へと送信されることとする。
本部サーバ3から送信された販売データがセキュリティ回線6を介して情報提供サーバ1へと伝送されると、情報提供サーバ1においては通信インタフェース15が当該販売データを受信する。そしてこの受信が開始されるとプロセッサ11は、情報提供のためのデータ解析を行うための情報処理を情報提供アプリ13aに基づいて実行する。なお、実績データは、通信ネットワーク5を介して本部サーバ3から情報提供サーバ1へと送られてもよい。
図2はプロセッサ11による情報提供アプリ13aに基づく情報処理のフローチャートである。
Act1としてプロセッサ11は、受信された販売データを含むように実績DB13dを更新する。実績DB13dは、商品販売に係わる取引毎の実績データの集合である。実績データには、取引の対象となった商品のSKUコードのリストを少なくとも含む。なお実績データとしては、上記のように本部サーバ3から送られた販売データをそのまま用いることができる。実績データは、販売データから一部のデータを省いたものであってもよいし、販売データに任意のデータを追加したものであってもよい。プロセッサ11は、実績DB13dを、解析期間として予め定められた最近の数日間の商品販売に関する実績データを含むものとして更新する。解析期間は、例えば情報提供アプリ13aの作成者などにより任意に定められてよいが、例えば7日間とすることが想定される。解析期間は、情報提供サーバ1の管理者などによる操作の下に、プロセッサ11が変更設定してもよい。そしてこの場合にプロセッサ11は、解析期間として設定可能な最長の期間分の実績データを実績DB13dに含めることとする。プロセッサ11は、実績DB13dに既に含まれている解析期間外の実績データを削除するとともに、新たに受信された実績データを含むように実績DB13dを更新する。
図2に示す情報処理は、実績DB13dに示された解析期間中の販売の実績を分析する処理を含んでおり、その処理量は大きくなることがある。しかしながら、図2に示す処理を、上述の様に一日に一度、店舗の一日の営業終了後に行うのであれば、処理に要する時間が長くなることは大きな問題とはならない。
Act2としてプロセッサ11は、実績DB13dに基づいて、複数の店舗のいずれか1店舗ででも販売されている商品が属するSKUについての売上実績に関するABCZ分析を行う。つまりプロセッサ11は、あるSKUについての売上実績がある店舗を、その実績がよい順にAランク、Bランク、Cランクとするとともに、売上実績がない店舗はZランクとするように各店舗を分類する。なお、以下においては、Aランク、Bランク、Cランク及びZランクに分類された各店舗を、A店舗、B店舗、C店舗及びZ店舗と称することとする。ABCZ分析における具体的な処理は、周知の処理であってよい。
Act3としてプロセッサ11は、Z店舗として分類された店舗が存在するSKUのリストとして候補SKUリスト13eを生成する。
図3は候補SKUリスト13eに含まれるデータレコードR1の構成を模式的に示す図である。
候補SKUリスト13eは、複数のデータレコードR1の集合である。複数のデータレコードR1は、Z店舗として分類された店舗が存在するSKUのそれぞれに対応する。従って、Z店舗として分類された店舗が存在するSKUが1つのみである場合には、候補SKUリスト13eには、データレコードR1が1つのみ含まれる場合もある。なお、Z店舗として分類された店舗が存在するSKUが1つもない場合は、プロセッサ11は候補SKUリスト13eを生成できない。そこでこの場合にはプロセッサ11は、図2に示す情報処理を終了する。
データレコードR1は、フィールドF1,F2,F3,F4,F5を含む。フィールドF1は、対応するSKUのSKUコードを表す。フィールドF2は、対応するSKUについてZ店舗として分類された店舗の店舗コードを表す。図3の例では、店舗コードが「283」である店舗のみがZ店舗として分類された場合を示している。対応するSKUについてZ店舗として分類された店舗が複数である場合には、フィールドF2には複数の店舗コードが列記される。フィールドF3,F4及びF5は、対応するSKUについてA店舗、B店舗及びC店舗として分類された店舗の店舗コードをそれぞれ示す。図3の例では、店舗コードが「295」「323」及び「331」である3店舗がA店舗として、「348」及び「372」である2店舗がB店舗として、また「388」である1店舗がC店舗として分類された場合を示している。
Act4としてプロセッサ11は、売上予想処理を実行する。売上予想処理は、候補SKUリスト13eに示されたSKUに属する商品を、そのSKUに関してZ店舗として分類された店舗にて販売した場合における売上を、同SKUに関してA店舗として分類された店舗における売上実績に基づいて予想する処理である。本実施形態における情報提供サービスは、ある店舗で販売されていない商品を当該店舗において販売することの有効性を判断するための情報を提供するものである。このため、候補SKUリスト13eを上記のように生成し、当該候補SKUリスト13eに示されたSKUを売上予想処理の対象とすることによって、全てのSKUを対象として売上予測処理を行う場合に比べて処理量を軽減できる。
図4及び図5は、プロセッサ11による売上予想処理の手順の一例を示すフローチャートである。
Act11としてプロセッサ11は、売上を予想するSKUとしての着目SKUを選択する。プロセッサ11は具体的には、候補SKUリスト13eに示されるSKUのうちの1つを着目SKUとして選択する。なお、ここで選択した着目SKUのSKUコードをフィールドF1に含んでいるデータレコードR1を、以下においては着目レコードと称する。
Act12としてプロセッサ11は、着目SKUについての売上を予測するZ店舗としての着目Z店舗を選択する。プロセッサ11は具体的には、着目レコードのフィールドF2が表している店舗コードのうちの1つを選択し、当該店舗コードで識別される店舗を着目Z店舗とする。
Act13としてプロセッサ11は、着目SKUについての売上を予測するための後述する期待金額を算出するために実績を参照するA店舗としての着目A店舗を選択する。プロセッサ11は具体的には、着目レコードのフィールドF3が表している店舗コードのうちの1つを選択し、当該店舗コードで識別される店舗を着目A店舗とする。
Act14としてプロセッサ11は、共通SKUリストを生成する。共通SKUリストは、着目Z店舗と着目A店舗との双方で販売している商品が属するSKUのうちの着目SKUと同一のカテゴリに属するSKU(以下、共通SKUと称する)のリストである。プロセッサ11は、着目SKUが属するカテゴリのカテゴリコードをカテゴリマスタDB13cに基づいて判定する。そしてプロセッサ11は、当該カテゴリコードが関連付けられ、かつ着目Z店舗に関する商品マスタDB13b及び着目A店舗に関する商品マスタDB13bに共通に含まれたSKUのリストとして共通SKUリストを生成する。つまり例えば、着目SKUが「ミックス・サンドウィッチ」であり、そのカテゴリが「パン」であるとする。このときに同じカテゴリ「パン」に属するSKUとして「タマゴ・サンドウィッチ」及び「クロワッサン」が着目Z店舗及び着目A店舗の双方で販売されているならば、これら「タマゴ・サンドウィッチ」及び「クロワッサン」は共通SKUとされる。
Act15としてプロセッサ11は、売上金額SA1z及び売上金額SA1aをそれぞれ算出する。売上金額SA1zは、共通SKUリストに示されたSKUに属する全ての商品に関しての着目Z店舗における売上の金額である。売上金額SA1aは、共通SKUリストに示されたSKUに属する全ての商品に関しての着目A店舗における売上の金額である。プロセッサ11は、実績DB13dから該当する商品についての着目Z店舗での販売価格を全て抽出し、それらの総計として売上金額SA1zを算出する。またプロセッサ11は、実績DB13dから該当する商品についての着目A店舗での販売価格を全て抽出し、それらの総計として売上金額SA1aを算出する。
Act16としてプロセッサ11は、売上個数SNaを計数する。売上個数SNaは、共通SKUリストに示されたSKUに属する全ての商品に関しての着目A店舗における売上の数量である。プロセッサ11は、実績DB13dから、該当する商品についての着目Z店舗での販売の数量を計数する。
Act17としてプロセッサ11は、売上金額SA2aを算出する。売上金額SA2aは、着目SKUについての着目A店舗における総売上金額である。プロセッサ11は、実績DB13dから着目SKUについての着目A店舗での販売価格を全て抽出し、それらの総計として売上金額SA2aを算出する。
Act18としてプロセッサ11は、期待金額PA1zを算出する。期待金額PA1zは、着目Z店舗で着目SKUを販売した場合の着目SKUの売上金額として期待される金額のうち、着目A店舗の売上げ実績に基づいて算出するものである。着目A店舗の売上げ実績をどのように加味して期待金額PA1zを算出するかは任意であり、例えば情報提供アプリ13aの作成者により定められてよい。本実施形態では、プロセッサ11は次の式により期待金額PA1zを算出することとする。
PA1z=SA2a×(SA1z/SA1a)
つまりプロセッサ11は、共通SKUについての着目Z店舗での売上実績及び着目A店舗での売上実績の比により求まる係数を、着目SKUについての着目A店舗での売上実績に乗じることによって、期待金額PA1zを算出する。これにより期待金額PA1zは、着目Z店舗と着目A店舗とでともに販売されている同カテゴリの商品の売上実績の違いを考慮して求められる。
Act19としてプロセッサ11は、期待金額リスト13fを更新する。
図6は期待金額リスト13fに含まれるデータレコードR2の構成を模式的に示す図である。
期待金額リスト13fは、複数のデータレコードR2の集合である。複数のデータレコードR2は、着目SKUに関するA店舗のそれぞれに対応する。データレコードR2は、フィールドF11,F12,F13を含む。フィールドF11は、対応するA店舗の店舗コードを表す。フィールドF12は、対応するA店舗が着目A店舗として選択されているときにAct16にて計数された売上個数SNaを表す。フィールドF13は、対応するA店舗が着目A店舗として選択されているときにAct18にて算出された期待金額PA1zを表す。
つまりプロセッサ11はAct19としては、新たなデータレコードR2を生成し、当該データレコードR2を期待金額リスト13fに追加する。プロセッサ11は新たなデータレコードR2には、着目A店舗の店舗コード、Act16にて計数した売上個数SNa及びAct18にて算出した期待金額PA1zをフィールドF11,F12,F13にそれぞれ含める。なおプロセッサ11は、図2に示す情報処理を開始した直後、あるいは図4に示す情報処理を開始した直後などに、期待金額リスト13fをクリアしておく。
Act20としてプロセッサ11は、着目SKUに関するA店舗の全てを着目A店舗として選択済みであるか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、まだ着目A店舗として選択していないA店舗が存在するならばNoと判定し、Act13以降の処理を繰り返す。このときにプロセッサ11はAct13としては、Act13−Act20のループを繰り返すうちにAct13にて既に選択したのとは異なるA店舗を選択する。これによりプロセッサ11は、着目SKUに関するA店舗のそれぞれを着目A店舗として選択してAct13−Act20のループを繰り返す。これにより、期待金額リスト13fは、着目SKUに関するA店舗のそれぞれに対応するデータレコードR2を含んだものとされる。
プロセッサ11は、着目SKUに関するA店舗の全てを着目A店舗としてAct13−Act20のループを繰り返し終えたならば、Act20にてYesと判定し、図5中のAct21へと進む。
Act21としてプロセッサ11は、期待金額PA2zを算出する。期待金額PA2zは、着目Z店舗で着目SKUを販売した場合の着目SKUの売上として期待される金額のうち、全てのA店舗の売上げ実績に基づいて算出したものである。全てのA店舗の売上げ実績をどのように加味して期待金額PA2zを算出するかは任意であり、例えば情報提供アプリ13aの作成者により定められてよい。本実施形態では、プロセッサ11は、A店舗のそれぞれに関して当該A店舗に関する期待金額PA1zに同じA店舗に関する共通SKUの数を乗じて求まる値の総和を、各A店舗に関する共通SKUの数の総和で除して求まる値として期待金額PA2zを算出する。
つまり、着目SKUに関するA店舗が3つであったとし、それら3つのA店舗について、期待金額をPA1z(1),PA1z(2),PA1z(3)と表し、共通SKUの数をUNa(1),UNa(2),UNa(3)と表すとするならば、期待金額PA2zは次の式により算出される。
PA2z=[PA1z(1)×UNa(1)+PA1z(2)×UNa(2)+PA1z(3)×UNa(3)]/[UNa(1)+UNa(2)+UNa(3)]
これにより期待金額PA2zは、各A店舗に関して求めた期待金額PA1zを、共通SKUの多さに応じて重み付けした上で、当該重み付けによる増加分を差し引く形で求められる。ここで、共通SKUの多さに応じて重み付けしているのは、共通SKUが多い程、該当のA店舗とZ店舗との類似性が高く、該当のA店舗における売上実績とZ店舗における売上実績が近いものになる可能性が高いためである。
Act22としてプロセッサ11は、参考価格を判定する。参考価格は、着目SKUを着目Z店舗で販売する場合の販売価格の設定のための参考となる価格である。プロセッサ11は、予め定められたルールに従って参考価格を判定する。当該ルールは任意であり、例えば情報提供アプリ13aの作成者により定められてよい。当該ルールは一例としては、着目SKUに関してのA店舗における販売価格のうちの最大値とすることが想定される。
Act23としてプロセッサ11は、期待個数PNzを算出する。期待個数PNzは、着目SKUを着目Z店舗で販売する場合における着目Z店舗での着目SKUの売上個数の期待値である。プロセッサ11は具体的には、Act21で算出した期待金額PA2zをAct22で判定した参考価格で除して求まる値として、期待個数PNzを算出する。なおプロセッサ11は、Act21で算出した期待金額PA2zをAct22で判定した参考価格で除して求まる値が小数点以下の値を含む場合には、その値に予め定められた端数処理を行って得られる値を期待個数PNzとする。端数処理としては、四捨五入、切り捨て、あるいは切り上げなどの周知の処理を適宜に適用できる。
Act24としてプロセッサ11は、期待金額PA2zを補正する。つまり、Act23にて端数処理を行った場合には、Act21で算出した期待金額PA2zは、Act23で算出した期待個数PNzをAct22で判定した参考価格で売り上げた場合の売上金額と一致しない。そこでプロセッサ11は、Act22で判定した参考価格にAct2で算出した期待個数PNzを乗じて求まる金額を、補正後の期待金額PA2zとする。
Act25としてプロセッサ11は、売上予想リスト13gを更新する。
図7は売上予想リスト13gに含まれるデータレコードR3の構成を模式的に示す図である。
売上予想リスト13gは、複数のデータレコードR3の集合である。複数のデータレコードR3は、候補SKUリスト13eに示されたSKUの1つと、そのSKUコードで識別されるSKUに関してのZ店舗の1つとの組み合わせに対応する。データレコードR3は、フィールドF21,F22,F23,F24,F25,F26を含む。フィールドF21は、SKUコードを表す。フィールドF22は、店舗コードを表す。そして、このフィールドF21,F22に表されたSKUコード及び店舗コードで識別されるSKU及び店舗の組み合わせにデータレコードR3が対応している。フィールドF23は、フィールドF21が表すSKUコードで識別されるSKUが着目SKUとされ、フィールドF22が表す店舗コードで識別される店舗が着目Z店舗とされた状態でプロセッサ11によりAct24として補正された後の期待金額PA2zを表す。フィールドF24は、フィールドF23が表す期待金額PA2zが得られたのと同状態でプロセッサ11によりAct22として判定された参考価格を表す。フィールドF25は、フィールドF23が表す期待金額PA2zが得られたのと同状態でプロセッサ11によりAct23として算出された期待個数PNzを表す。フィールドF26は、当該データレコードR3で示される情報がブックマークされているか否かを表すブックマークフラグを表す。つまりプロセッサ11はAct25としては、新たなデータレコードR3を生成し、当該データレコードR3を候補SKUリスト13eに追加する。プロセッサ11は新たなデータレコードR3のフィールドF21,F22,F23,F24,F25には、図4中のAct11で選択した着目SKUのSKUコード、Act12で選択した着目Z店舗の店舗コード、図24中のAct24で補正済みの期待金額PA2z、Act22で判定した参考価格及びAct23で算出した期待個数PNzをそれぞれ表す。またプロセッサ11は、新たなデータレコードR3のフィールドF26のブックマークフラグを「ブックマークなし」を表す状態とする。なお、プロセッサ11は、図2に示す情報処理を開始した直後、あるいは図4に示す情報処理を開始した直後などに、候補SKUリスト13eをクリアしておく。
Act26としてプロセッサ11は、着目SKUに関するZ店舗の全てを着目Z店舗として選択済みであるか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、まだ着目Z店舗として選択していないZ店舗が存在するならばNoと判定し、図4中のAct12以降の処理を繰り返す。プロセッサ11はAct12としては、Act12−Act26のループを繰り返すうちにAct12にて既に選択した店舗とは異なるZ店舗を選択する。これによりプロセッサ11は、着目SKUに関するZ店舗のそれぞれを着目Z店舗として選択してAct12−Act26のループを繰り返す。これにより、売上予想リスト13gは、着目SKUと当該着目SKUに関するZ店舗の1つとの組み合わせのそれぞれに対応するデータレコードR3を含んだものとされる。
プロセッサ11は、着目SKUに関するZ店舗の全てを着目Z店舗としてAct12−Act26のループを繰り返し終えたならば、Act26にてYesと判定し、Act27へと進む。
Act27としてプロセッサ11は、候補SKUリスト13eに示されるSKUの全てを着目SKUとして選択済みであるか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、まだ着目SKUとして選択していないSKUが存在するならばNoと判定し、図4中のAct11以降の処理を繰り返す。このときにプロセッサ11はAct11としては、Act11−Act27のループを繰り返すうちにAct11にて既に選択したのとは異なるSKUを選択する。これによりプロセッサ11は、候補SKUリスト13eに示されるSKUのそれぞれを順次に着目SKUとして選択しながらAct11−Act27のループを繰り返す。これにより、売上予想リスト13gは、候補SKUリスト13eに示される全てのSKUに関して、当該SKUと当該SKUに関するZ店舗の1つとの組み合わせのそれぞれに対応するデータレコードR3を含んだものとされる。
プロセッサ11は、候補SKUリスト13eに示されるSKUの全てを着目SKUとしてAct11−Act27のループを繰り返し終えたならば、Act27にてYesと判定し、図4及び図5に示す情報処理を、さらには図2に示す情報処理を終了する。
プロセッサ11が、以上のようにして図2に示す処理を実行することにより、例えば7日間と定められた解析期間における複数の店舗における売上実績に基づいて、図7に示すようなデータレコードR3の集合としての売上予想リスト13gが生成される。
さて、店舗システム2が設けられた店舗において販売する商品の管理を担当する担当者は、情報端末4を用い、通信ネットワーク5を介して情報提供サーバ1にアクセスする。このアクセスは、情報端末4に備えられた汎用のウェブブラウザを用いることが想定されるが、情報提供サーバ1が提供する情報提供サービスの利用のための専用のアプリケーションが用いられてもよい。
プロセッサ11は、情報端末4からのアクセスが通信インタフェース14により検出されると、情報端末4での情報閲覧のための情報処理を情報提供アプリ13aに基づいて実行する。なおプロセッサ11は、この情報処理を、図2に示す情報処理と並行して実行する。ただし、担当者による情報端末4を用いての情報閲覧は、通常は店舗の営業時間内に行われることが想定される。つまり、情報端末4から情報提供サーバ1へのアクセスは、図2に示す情報処理が終了したのちに行われることが多い。またプロセッサ11は、複数の情報端末4からのアクセスがあった場合には、それら複数の情報端末4のそれぞれに対して、以下に説明する情報処理を並列して実行する。
図8は情報閲覧のためのプロセッサ11による情報処理のフローチャートである。
Act31としてプロセッサ11は、アクセス元の情報端末4に対してログイン画面を送信する。プロセッサ11は具体的には、ログイン画面の内容を表したウェブページデータを、情報端末4に宛てて通信インタフェース14から通信ネットワーク5へと送出させる。ログイン画面は、情報端末4を操作する担当者が、情報提供サーバ1により提供される情報提供を受ける権限を有することを認証するための認証データを担当者が入力するためのGUI(graphical user interface)画面である。
情報端末4では、上記のウェブページデータが通信ネットワーク5を介して伝送されると、例えば情報端末4が備える表示デバイスにてログイン画面を表示する。そして情報端末4は、ログイン画面において担当者がログインデータを入力すると、当該ログインデータを情報提供サーバ1へと通知する。情報端末4は具体的には、ログインデータを上記のウェブページデータに対する応答として通知するための通知データを情報提供サーバ1に宛てて通信ネットワーク5へと送出する。この通知データは、通信ネットワーク5を介して情報提供サーバ1へと伝送されると、通信インタフェース14によって受信される。
Act32としてプロセッサ11は、ログインデータが通知されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ11は、上記のように通知データが通信インタフェース14によって受信されたならばYesと判定し、Act33へと進む。
Act33としてプロセッサ11は、通信インタフェース14によって受信された通知データにより通知されたログインデータに基づいて情報端末4を操作する担当者の認証するための認証処理を行う。そしてプロセッサ11は、認証に成功したならばAct34へと進む。なお認証処理としては、周知の処理を適用できる。なおプロセッサ11は、認証に失敗したならば、Act31に戻るか、図8に示す情報処理を終了する。
Act34としてプロセッサ11は、情報端末4に対して一覧画面を送信する。プロセッサ11は具体的には、一覧画面の内容を表したウェブページデータを、情報端末4に宛てて通信インタフェース14から通信ネットワーク5へと送出させる。一覧画面は、売上予想リスト13gの内容を閲覧させるための閲覧画面である。一覧画面は、表示を変更するための操作を受けるためのGUI画面でもある。
図9は一覧画面SC1の一例を示す図である。
一覧画面SC1は、一覧表CH1、リストボックスRB1,RB2,RB3,RB4及びチェックボックスCB1,CB2を図示のように表す。
一覧表CH1は、売上予想リスト13g及び候補SKUリスト13eの内容を表したものであり、同一行の複数の欄に売上予想リスト13gの1つのデータレコードR3の各フィールドに示されるデータに基づく文字列を表している。同一行の複数の欄は左から、番号(No.)、商品名、期待金額、価格、期待数、SKUコード、Z店舗の数、A店舗の数、B店舗の数、C店舗の数、販売している店舗の総数をそれぞれ表す。
プロセッサ11は、一覧表CH1における表示順を表す連続番号を番号の欄に表す。プロセッサ11は、フィールドF21に示されたSKUコードに商品マスタDB13で関連付けられている商品名を、商品名の欄に表す。プロセッサ11は、フィールドF23に示された値を期待金額の欄に表す。プロセッサ11は、フィールドF24に示された値を価格の欄に表す。プロセッサ11は、フィールドF25に示された値を期待数の欄に表す。プロセッサ11は、フィールドF21に示された値をSKUコードの欄に表す。プロセッサ11は、フィールドF21に示されたSKUコードを含んだデータレコードR1を候補SKUリスト13eから選択する。そしてプロセッサ11は、選択したデータレコードR1のフィールドF2に示されている店舗コードの数をZ店舗の数の欄に表す。プロセッサ11は、選択したデータレコードR1のフィールドF3に示されている店舗コードの数をA店舗の数の欄に表す。プロセッサ11は、選択したデータレコードR1のフィールドF4に示されている店舗コードの数をB店舗の数の欄に表す。プロセッサ11は、選択したデータレコードR1のフィールドF5に示されている店舗コードの数をC店舗の数の欄に表す。プロセッサ11は、Z店舗の数、A店舗の数、B店舗の数及びC店舗の数の各欄の数の総和を店舗の総数の欄に表す。つまり、例えば図9中の番号「2」の行が、図7に示す状態のデータレコードR3に基づき、図3に示すデータレコードR1を参照して表されたものである。そしてプロセッサ11は、各行を、期待金額の降順でソートして一覧表CH1に表す。
なお、Z店舗が複数存在するSKUの場合、そのSKUコードがフィールドF21に示されたデータレコードR3が複数存在することになる。プロセッサ11はこの場合には、それら複数のデータレコードR3のフィールドF23にそれぞれ示された値の平均値を期待金額の欄に表す。またプロセッサ11は、それら複数のデータレコードR3のフィールドF24にそれぞれ示された値の平均値を価格の欄に表す。またプロセッサ11は、それら複数のデータレコードR3のフィールドF25にそれぞれ示された値の平均値を期待数の欄に表す。
かくして担当者は、一覧表CH1を閲覧することにより、Z店舗において販売することが有効である商品としてどのような商品が存在するか、またその商品の販売をZ店舗において開始することによって、どのような売上が期待できるかを確認できる。そして担当者はこれに基づいて、ある店舗において新規に販売を開始する商品を適正に決定することが可能となる。
リストボックスRB1〜RB4及びチェックボックスCB1,CB2は、一覧表CH1に表す情報のフィルタ条件を設定するためのGUIである。リストボックスRB1は、Z店舗によるフィルタのための設定であり、図9では当該フィルタを適用しない設定状態を示している。リストボックスRB2は、商品カテゴリによるフィルタのための設定であり、図9では当該フィルタを適用しない設定状態を示している。リストボックスRB3は、A店舗での売上金額によるフィルタのための設定であり、図9では当該フィルタを適用しない設定状態を示している。リストボックスRB4は、リピート期間によるフィルタのための設定であり、図9では当該フィルタを適用しない設定状態を示している。チェックボックスCB1は、価格変更によるフィルタのための設定であり、図9では当該フィルタを適用しない設定状態を示している。チェックボックスCB2は、割引によるフィルタのための設定であり、図9では当該フィルタを適用しない設定状態を示している。
プロセッサ11はAct34においては、各フィルタを不適用として、売上予想リスト13gに含まれる全てのデータレコードR3に基づく行をそれぞれ一覧表CH1に表す。
Act35としてプロセッサ11は、詳細表示が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当する要求がなされていないならばNoと判定し、Act36へと進む。
Act36としてプロセッサ11は、条件が通知されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当する通知がなされていないならばNoと判定し、Act35へと戻る。
かくしてプロセッサ11はAct35及びAct36としては、詳細表示が要求されるか、あるいは条件が通知されるのを待ち受ける。
情報端末4では、上記のウェブページデータが通信ネットワーク5を介して伝送されると、例えば情報端末4が備える表示デバイスにて一覧画面SC1を表示する。そして情報端末4は、リストボックスRB1〜RB4及びチェックボックスCB1,CB2における条件の設定が変更されたならば、その変更内容を情報提供サーバ1へと通知する。情報端末4は具体的には、変更後の条件を通知するための通知データを情報提供サーバ1に宛てて通信ネットワーク5へと送出する。なお情報端末4は、リストボックスRB1〜RB4のそれぞれに示された三角マークがクリックされるなどによりリスト表示が指示されると、そのリストボックスに対応するフィルタの条件のリストを表示する。そして情報端末4は、当該リストから選択された条件を表すように該当のリストボックスを更新するとともに、該当のフィルタの条件として設定する。また情報端末4は、チェックボックスCB1,CB2のいずれかがクリックされるなどにより設定の変更が指示されると、そのチェックボックスに対応するフィルタの適用/不適用の設定を反転させる。情報端末4はこの場合はさらに、設定を反転させたチェックボックスに重ねて表すチェックマークの表示状態を反転後の設定に応じた状態に変更する。
上記の条件の通知データが通信ネットワーク5を介して情報提供サーバ1に伝送されると、この通知データが通信インタフェース14によって受信され、その旨がプロセッサ11に通知される。この通知に応じてプロセッサ11はAct36にてYesと判定し、Act37へと進む。
Act37としてプロセッサ11は、通知された条件を加味してフィルタ処理をやり直して絞り込まれたデータレコードR3に基づく新たな一覧画面SC1を生成し、当該一覧画面SC1をAct34の場合と同様にして送信する。そしてプロセッサ11はこののち、Act35及びAct36の待受状態に戻る。なおフィルタ処理は、売上予想リスト13gから表示対象とするデータレコードR3を抽出するための処理であり、例えば次のような処理である。プロセッサ11は、Z店舗によるフィルタの対象店舗が指定された場合は、その対象店舗の店舗コードがフィールドF22に示されるデータレコードR3を表示対象として抽出する。プロセッサ11は、商品カテゴリによるフィルタの対象カテゴリが指定された場合は、その対象カテゴリがカテゴリマスタDB13cで関連付けられているSKUコードがフィールドF21に示されているデータレコードR3を表示対象として抽出する。プロセッサ11は、A店舗の売上金額によるフィルタのため閾値が指定された場合は、A店舗における期待金額PA1zが閾値以上であるSKUのSKUコードがフィールドF21に示されているデータレコードR3を表示対象として抽出する。プロセッサ11は、リピート期間によるフィルタの対象期間が指定された場合は、その対象期間内に同一の買物客により繰り返し購入された実績のあるSKUのSKUコードがフィールドF21に示されているデータレコードR3を表示対象として抽出する。プロセッサ11は、価格変更によるフィルタが有効に設定された場合は、解析期間内に価格変更が行われたことがないSKUのSKUコードがフィールドF21に示されているデータレコードR3を表示対象として抽出する。割引によるフィルタが有効に設定された場合は、解析期間内の個々の取引の際に販売価格が値引きされたことがないSKUのSKUコードがフィールドF21に示されているデータレコードR3を表示対象として抽出する。なおプロセッサ11は、値引きの割合が指定された場合には、その指定された割合以上の値引きがなされたことがないSKUのSKUコードがフィールドF21に示されているデータレコードR3を表示対象として抽出してもよい。なお、プロセッサ11が行うフィルタ処理は、これらの処理のうちの一部のみとしてもよいし、別の条件に基づく処理が含まれていてもよい。
図10はフィルタ処理後の一覧画面SC1の一例を示す図である。
図10に示す一覧画面SC1は、図9に示す一覧画面SC1が表示された状態から、リピート期間によるフィルタの対象期間として「3日間」が指定され、さらに価格変更によるフィルタ及び割引によるフィルタがともに有効に設定された場合の例である。
このように様々な条件によるフィルタ処理によって、一覧表CH1に表す商品を絞り込むことができる。そしてフィルタ処理の条件は、担当者が任意に設定できる。従って、例えば期待金額のみではなく、リピート客の来店を促す効果の有無をも考慮したいなどの事情に適応した適切な情報提供が行える。
担当者は一覧画面に示されたSKUの売上実績の詳細を確認したい場合は、予め定められた詳細表示要求のための操作を行う。この操作は例えば、一覧表の行内のクリックとすることが想定される。そしてこのような操作が行われたならば情報端末4は、指定されたSKUのSKUコードの通知を伴って詳細表示を情報提供サーバ1へと要求する。情報端末4は具体的には、SKUコードを含んだ要求データを情報提供サーバ1に宛てて通信ネットワーク5へと送出する。
上記の要求データが通信ネットワーク5を介して情報提供サーバ1に伝送され、通信インタフェース14によって受信されると、その旨がプロセッサ11に通知される。この通知に応じてプロセッサ11はAct35にてYesと判定し、Act38へと進む。
Act38としてプロセッサ11は、詳細画面を送信する。プロセッサ11は具体的には、詳細画面の内容を表したウェブページデータを、情報端末4に宛てて通信インタフェース14から通信ネットワーク5へと送出させる。詳細画面は、詳細表示が指定されたSKU(以下、指定SKUと称する)についての販売予測及び売上実績の詳細を閲覧させるための閲覧画面である。本実施形態においてプロセッサ11は、詳細画面を一覧画面SC1とは別の表示ウィンドウとして表示するよう指示する指示コマンドを上記のウェブページデータに含めることとする。
情報端末4では、上記のウェブページデータが通信ネットワーク5を介して伝送されると、例えば情報端末4が備える表示デバイスにて詳細画面を表示する。なお情報端末4では、上記の指示コマンドに応じて、それまで表示していた一覧画面SC1を開いたままで、当該一覧画面SC1の上に重ねる形で、詳細画面を新たな表示ウィンドウとして表示する。
図11は詳細画面SC2の一例を示す図である。
詳細画面SC2は、一覧表CH2及びボタンBU1を図示のように表す。
一覧表CH2は、指定SKUに関する販売予測及び売上実績を表したものであり、一行が1つの店舗に対応する。同一行の複数の欄は左から、番号(No.)、店舗コード/店舗名、期待金額又は売上実績、価格、期待数又は実績数、実績ランク、ブックマークをそれぞれ表す。なお、一覧表CH2の欄外左上に表された文字列は、指定SKUの商品名及びSKUコードを表す。つまり図11の例では、商品名が「BBBB」であり、SKUコードが「4901820586」であるSKUについての売上実績を示すことを表している。プロセッサ11は、要求データに含まれたSKUコードと、当該SKUコードに商品マスタDB13bで関連付けられている商品名とを「商品名(SKUコード)」の形で一覧表CH2の左上に表す。
プロセッサ11は、指定SKUのSKUコードを含んだデータレコードR1を候補SKUリスト13eから選択し、当該データレコードR1のフィールドF2−F5に示された店舗コードで識別される各店舗にそれぞれ対応する行を一覧表CH2に含める。そしてプロセッサ11は各行を、Z店舗、A店舗、B店舗、C店舗の順でソートし、さらに同じランクの店舗に関しては期待金額又は売上実績の降順でソートした順序で並べる。
プロセッサ11は、一覧表CH2における表示順を表す連続番号を番号の欄に表す。プロセッサ11は、対応する店舗の店舗コード及び店舗名を、店舗コード/店舗名の欄に表す。プロセッサ11は、対応する店舗がZ店舗である行については、指定SKUのSKUコードと対応する店舗の店舗コードとをフィールドF21とフィールドF22とにそれぞれ示すデータレコードR3を売上予想リストから抽出する。そしてプロセッサ11は、当該データレコードR3のフィールドF23,F24,F25に示される値を、期待金額又は売上実績、価格、期待数又は実績数の各欄に表す。またプロセッサ11は、実績ランクの欄には「Z」と表す。さらにプロセッサ11は、ブックマークの欄は、データレコードR3のフィールドF26が「ブックマークなし」を示す状態であるならばブランクとし、「ブックマークあり」を示す状態であるならば、例えば図11に示すようなチェックマークCM1を表す。プロセッサ11は、対応する店舗がA店舗、B店舗又はC店舗である行については、その店舗での指定SKUの売上金額、売上個数、及び販売価格を実績DB13dから求めて、期待金額又は売上実績、価格、期待数又は実績数の各欄に表す。なおプロセッサ11は、対応する店舗における販売価格が解析期間中に変更されているなどの事情で実績DB13dに示される指定SKUの販売価格に幅がある場合には、その最低値と最高値とを求めて、「最低値−最高値」の形で価格の欄に表す。図11の例では2行目の「76−86」が、最低販売価格が76円で、最高販売価格が86円であった場合の表示例である。プロセッサ11は、対応する店舗が、A店舗である行については「A」を、B店舗である行については「B」を、C店舗である行については「C」を、それぞれ実績ランクの欄に表す。プロセッサ11は、対応する店舗がA店舗、B店舗又はC店舗である行のブックマークの欄はいずれもブランクとする。ただしプロセッサ11は、A店舗、B店舗又はC店舗の店舗コードとSKUコードとの組み合わせに関するブックマーク状態を表したデータをメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶させておいてもよい。そしてプロセッサ11は、そのデータが「ブックマークあり」を表す場合にはブックマークの欄にチェックマークCM1を表すようにしてもよい。
ボタンBU1は、詳細画面SC2の表示終了を宣言するためのGUIである。
かくして担当者は、一覧表CH2を閲覧することにより、指定SKUを販売する場合にどのような売上実績が得られるのかを、Z店舗毎に確認できる。これにより担当者は、一覧画面SC1に基づいて新規販売の候補とした商品が、ある店舗において新規販売するのに適するかどうかを詳細に確認することができる。また担当者は、指定SKUを販売する場合にどのような売上実績が得られるのかを、他店の実績と比較して確認できる。
Act39としてプロセッサ11は、情報端末4からブックマーク状態の変更が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、当該要求がなされていなければNoと判定し、Act40へと進む。
Act40としてプロセッサ11は、詳細表示が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当する要求がなされていないならばNoと判定し、Act41へと進む。
Act41としてプロセッサ11は、条件が通知されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当する通知がなされていないならばNoと判定し、Act39へと戻る。
かくしてプロセッサ11はAct39−Act41としては、ブックマーク状態の変更が要求されるか、詳細表示が要求されるか、あるいは条件が通知されるのを待ち受ける。
担当者は、詳細画面SC2に基づき、あるSKUをZ店舗で販売する場合における販売予測と、他店での売上実績とを比較して詳細に確認することができる。そしてこれにより、該当のSKUをZ店舗において販売するか否かを検討することができる。
なお担当者は、該当のSKUを販売するか否かの決定を保留する場合などにおいては、Z店舗における販売予測を後に再確認するなどのために、ブックマークすることができる。この場合に担当者は、該当するZ店舗に関する販売予測が表された行に含まれるブックマークの欄をクリックするなどしてブックマークの設定変更を指示する。また担当者は、既に設定済みのブックマークを解除したい場合にも、同様に設定変更を指示する。
そうすると情報端末4は、詳細画面SC2の表示対象となっているSKUのSKUコードとクリックされた欄を含む行に対応するZ店舗の店舗コードとの通知を伴って、ブックマーク状態の変更を情報提供サーバ1へと要求する。情報端末4は具体的には、上記のSKUコード及び上記の店舗コードを含んだ要求データを情報提供サーバ1に宛てて通信ネットワーク5へと送出する。
上記の要求データが通信ネットワーク5を介して情報提供サーバ1に伝送され、通信インタフェース14によって受信されると、その旨がプロセッサ11に通知される。この通知に応じてプロセッサ11はAct39にてYesと判定し、Act42へと進む。
Act42としてプロセッサ11は、要求データによる要求に応じて売上予想リスト13gを更新する。プロセッサ11は具体的には、売上予想リスト13gから、フィールドF21,F22に示されるSKUコード及び店舗コードのいずれもが、要求データに含まれたSKUコード及び店舗コードとともに一致するデータレコードR3を選択する。そしてプロセッサ11は、当該選択したデータレコードR3のフィールドF26に示されるブックマークフラグの状態を反転させる。プロセッサ11はこののち、Act39−Act41の待受状態に戻る。なお、詳細画面SC2におけるブックマークの欄でのチェックマークCM1の表示状態の変更は、情報端末4によって行われてもよいし、プロセッサ11が更新した詳細画面SC2を情報端末4へと送信することにより実現されてもよい。
一方、担当者は、詳細画面SC2の確認を終えた場合は、ボタンBU1をクリックするなどにより詳細画面SC2の表示終了を指示する。そうすると情報端末4は、詳細画面SC2の表示を終了し、詳細画面SC2により見えなくなっていた一覧画面SC1を見せるように表示を更新する。かくしてこの後には、担当者は前述と同様に、条件の設定を変更するための操作又は詳細表示要求のための操作を行うことができる。
条件の設定を変更するための操作に基づく通知データが情報端末4から送信され、この通知データが通信インタフェース14によって受信されると、プロセッサ11はAct41にてYesと判定し、Act37以降を前述と同様に実行する。また詳細表示要求のための操作に基づく要求データが情報端末4から送信され、この要求データが通信インタフェース14によって受信されると、プロセッサ11はAct40にてYesと判定し、Act38以降を前述と同様に実行する。
以上に説明したように情報提供サーバ1によれば、担当者が、新規に販売を開始するSKUを選定するにあたっての有用な様々な情報を提供できる。
以下、以上に説明した実施形態と、本願の出願当初の特許請求の範囲の記載との関係について説明する。
期待金額PA2zは、A店舗における第1の商品の売上実績に基づいてZ店舗で第1の商品を販売することについての有効性を判定するためのデータである。ここで、A店舗及びZ店舗は、それぞれ第1の店舗及び第2の店舗に相当する。つまり期待金額PA2zは、第1の店舗における第1の商品の売上実績に基づいて第2の店舗で第1の商品を販売することについての有効性を判定するための有効性データに相当する。従って情報提供アプリ13aに基づき図4及び図5に示す情報処理をプロセッサ11が実行することによって、プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは上記の有効性データを生成する生成手段として機能する。そして、実績データは、第1の店舗における第1の商品の売上実績を表した第1の実績データに相当する。かくして情報提供アプリ13aに基づき図2中のAct1としての処理をプロセッサ11が実行することによって、プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは、そのような第1の実績データを取得する第1の取得手段として機能する。
また、共通SKUに属する商品は、第1の商品とは異なる第2の商品に相当し、実績データは、複数の第2の商品についての第1の店舗及び第2の店舗での売上実績をそれぞれ表した第2の実績データにも相当する。かくして情報提供アプリ13aに基づき図2中のAct1の処理をプロセッサ11が実行することによって、プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは、そのような第2の実績データを取得する第2の取得手段として機能する。
プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは、生成手段としての機能を実現するために、図4中のAct11−Act20の処理により、期待金額PA1zを算出している。期待金額PA1zは、複数の第1の店舗のそれぞれに関する複数の第1の実績データのそれぞれに基づいて、第2の店舗で第1の商品を販売することについての有効性の度合いを表す数値に相当する。つまり生成手段としての上記の機能には、当該数値を算出する機能を含む。
プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは、生成手段としての機能を実現するために、図5中のAct21として、上記の期待金額PA1zに基づいて期待金額PA2zを算出する。そして当該計算においては、上記の期待金額PA1zを、それぞれが対応する第1の店舗としてのA店舗と第2の店舗としてのZ店舗との類似度に応じて重み付けし、当該重み付け後の数値に基づいて期待金額PA2zを算出している。つまり生成手段としての上記の機能には、当該重み付けを行う機能及び重み付け後の数値に基づいて期待金額PA2zを算出する機能を含む。さらに当該期待金額PA2zの計算での重み付けは、前述のように共通SKUの多さに応じた重み付けとしている。共通SKUは、A店舗とZ店舗とで共通に売り上げられたSKUの数であるから、これら共通SKU数のA店舗毎の差異は、第1の店舗のそれぞれと第2の店舗とのいずれでも販売された第2の商品の売上実績についての複数の第1の店舗毎の差異に相当する。そして、期待金額PA2zの算出においては、この差異を類似度として用いているのである。従ってプロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは、生成手段としての機能を実現するために、上記の売上実績の差異を類似度として求める機能を含む。
一覧画面SC1及び詳細画面SC2は、有効性データとしての期待金額PA2zを表したものである。従って、一覧画面SC1又は詳細画面SC2の内容を表したウェブページデータを端末装置としての情報端末4へと送信することは、有効性データを出力することに相当する。かくして情報提供アプリ13aに基づく情報処理をプロセッサ11が実行することによって、プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは出力手段として機能する。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
期待金額PA2zの算出に当たっては、A店舗のうちの一部の店舗の売上実績のみを考慮してもよい。例えば売上実績に基づいてZ店舗とA店舗それぞれとの相関係数を算出し、当該相関係数が予め定めた閾値以下となるA店舗を除外してもよい。あるいは、上記の相関係数が最大であるA店舗のみの売上実績のみを考慮してもよい。
期待金額PA2zの算出に当たっては、上記実施形態に示したのとは異なる処理を用いてもよい。例えば、着目A店舗で売上実績のある複数の商品についての着目Z店舗での売上金額と着目A店舗での売上金額との関係の分布に対する回帰分析の解に基づいて、着目SKUに関する着目A店舗における売上金額に対応する着目Z店舗での売上金額を判定し、それを期待金額PA2zとしてもよい。
A店舗に加えて、B店舗、さらにはC店舗の売上実績をも加味して、Z店舗における売上を予想してもよい。
一覧画面SC1及び詳細画面SC2においては、期待金額PA2zをそのまま表すのではなく、期待金額PA2zの大きさに応じて、例えば「有効性:大」「有効性:中」「有効性:小」のように区分した結果を表してもよい。
一覧画面SC1の一覧表CH1には、期待金額PA2zが予め定められた閾値以上であるSKUのリストを表すようにしてもよい。
売上金額に代えて、或いは売上金額に加えて、売上個数などの売上実績に関する別の情報に基づいて有効性データを生成してもよい。
情報提供サーバ1で行っている情報処理の全て又は一部を、情報提供サーバ1とは別の情報処理装置で行ってもよい。例えば、図2,図4及び図5に示す情報処理と、図8に示す情報処理とを、それぞれ別々のサーバ装置で行ってもよい。また例えば、情報提供サーバ1の機能と、情報端末4の機能とを、単一の情報処理装置に備えてもよい。この場合、有効性データの出力は、送信によるのではなく、表示がそれに相当する。なお、この場合はさらに、表示に変えて、あるいは表示に加えて、プリント又は音声出力が行われてもよい。
前述した情報処理は、その一部の処理の順番を入れ替えたり、一部の処理を省略したり、別の処理を追加したりしてもよい。例えば図5中のAct24は省略してもよい。
情報提供サーバ1のハードウェアと、情報提供アプリ13aとは、同じ事業者が情報提供サーバ1の使用者に譲渡しても良いし、異なった事業者がそれぞれ個別に譲渡しても良い。また情報提供アプリ13aの譲渡は、情報提供サーバ1の補助記憶デバイス13に記憶された状態で行われてもよいし、情報提供サーバ1のハードウェアとは別に、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録された状態で行われてもよい。
情報処理によりプロセッサ11が実現する各機能は、その一部または全てをロジック回路などのようなプログラムに基づかない情報処理を実行するハードウェアにより実現することも可能である。また上記の各機能のそれぞれは、上記のロジック回路などのハードウェアにソフトウェア制御を組み合わせて実現することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…情報提供サーバ、2…店舗システム、3…本部サーバ、4…情報端末、5…通信ネットワーク、6…セキュリティ回線、11…プロセッサ、12…メインメモリ、13…補助記憶デバイス、14…通信インタフェース、15…通信インタフェース、16…システムバス、21…POS端末、22…店舗サーバ、23…店内通信網。

Claims (6)

  1. 第1の店舗における第1の商品の売上実績を表した第1の実績データを取得する第1の取得手段と、
    前記第1の取得手段により取得された前記第1の実績データに基づいて、前記第1の店舗とは異なる第2の店舗で前記第1の商品を販売することについての有効性を判定するための有効性データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された有効性データを出力する出力手段と、
    を具備する情報提供装置。
  2. 前記第1の取得手段は、複数の第1の店舗のそれぞれに関する前記第1の実績データをそれぞれ取得し、
    前記生成手段は、
    前記第1の取得手段により取得される複数の前記第1の実績データのそれぞれに基づいて、前記第2の店舗で前記第1の商品を販売することについての有効性の度合いを表す数値をそれぞれ算出し、
    当該算出した複数の数値を、それぞれが対応する前記第1の店舗と前記第2の店舗との類似度に応じて重み付けし、
    当該重み付け後の複数の数値に基づいて、前記有効性データを生成する、
    請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記第1の商品とは異なる複数の第2の商品についての前記第1の店舗及び前記第2の店舗での売上実績をそれぞれ表した第2の実績データを取得する第2の取得手段、
    をさらに備え、
    前記生成手段は、
    前記第2の取得手段により取得された前記第2の実績データに基づいて、複数の前記第1の店舗のそれぞれと前記第2の店舗とのいずれでも販売された前記第2の商品の売上実績についての複数の前記第1の店舗毎の差異として前記類似度を求める、
    請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 前記出力手段は、前記有効性データを表した画面のデータを端末装置に送信することで前記有効性データを出力する、
    請求項1−請求項3のいずれか一項に記載の情報提供装置。
  5. 情報提供装置が備えるコンピュータを、
    第1の店舗における第1の商品の売上実績を表した第1の実績データを取得する第1の取得手段と、
    前記第1の取得手段により取得された前記第1の実績データに基づいて、前記第1の店舗とは異なる第2の店舗で前記第1の商品を販売することについての有効性を判定するための有効性データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された有効性データを出力する出力手段と、
    して機能させるための情報処理プログラム。
  6. 第1の店舗における第1の商品の売上実績を表した第1の実績データを取得し、
    当該取得した前記第1の実績データに基づいて、前記第1の店舗とは異なる第2の店舗で前記第1の商品を販売することについての有効性を判定するための有効性データを生成し、
    当該生成した有効性データを出力する、
    情報提供方法。
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