JP2019126992A - 日記 - Google Patents
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Abstract
Description
一方、紙の日記は、例えば10年日記など長期的な日記もあるが、10年を超える日記や、人の生涯を1冊に記入できる日記は、市場に見つけることができない。
電子日記は検索性、一覧性、ランダムアクセス性(いつの日付であっても即座に閲覧および記入ができる)、記入分量においては紙の日記より優れていると言える。
特許文献3はエクセルシートを用いたものであり、本発明の紙の日記とは根本的に異なる。
特許文献4は、1シートに人の一生を記録することができるが、日付に対応した記入欄は年と日付の交点に升目としてあり、記録できる升目は小さく印を記入できるのみである。
特許文献5は、各年の1月1日から12月31日までの12か月間の全ての日を一定の間隔で1列に連続して表現したものであり、「検索性」「一覧性」「ランダムアクセス性」は見込めない。
A4+18mmはA4(297mm×210)の記入可能スペースに、バインダーで綴じるための綴じ穴が設けられた部分(18mm:以下「綴じ穴部」と言う)を加えたものである。綴じ穴部が右にある場合、綴じ穴の左端からリフィルの右端までが綴じ穴部である。
サイズは表1に示した寸法である「A4+18mm以下、B7以上」の意味は、綴じ穴部を除く記入可能スペース(以下「有効紙サイズ」と言う)が、「最大寸法が297mm以下、最小寸法が91mm以上」かつ「最大面積623.7平方cm(29.7cm×21cm)以下、最小面積116.48平方cm(12.8cm×9.1cm)以上」であることを意味し、必ずしも縦横の比が概√2対1であることを指すものではない。また例えば正方形などの形を排除するものでもない。
また、バインダーとは、リフィルなどの書類などを綴じ込み保存するのに使う文房具である。
また、リフィルとは、帳面の詰め替え可能な用紙(素材は紙に限らない)のことである。
余白は、年や月を記載し、紙の破損や汚れ、折れなどから記入欄を保護し、また記入欄に書き切れなかった事柄などを記入するスペースとなるが、まったくなくてもよい。余白が全くない場合の年月は、日付とは違う色で記入欄に記載することなどで対応する。
また、「紙」とは、植物繊維でできたシート状の紙だけでなく、樹脂でできたユポ(登録商標)紙などのプラスチックペーパーや布素材のもの、皮素材のもの、木材をスライスしたものなども含め、記入可能なシート状のものを言う。
余白を有効紙サイズの1/8.5以下としたのは、それ以上大きくとると、記入欄が小さくなるためである。
表1は縦長用紙横書きで、Aは1/8.5の余白をとった記入欄の寸法を示し、Bは余白無しの場合の記入欄の寸法を示している。
表2は横長用紙横書きで、A、Bの違いは、表1と同様である。
表3は縦長用紙縦書きで、A、Bの違いは、表1と同様である。
表2は横長用紙縦書きで、A、Bの違いは、表1と同様である。
表のAは余白を最大にしたため、記入欄は最小サイズとなっており、表のBは余白無しにしたため記入欄は最大となっている。
なお、余白と記入エリアの寸法は小数点以下を四捨五入している。また記入欄の寸法は小数点以下2桁目を四捨五入し小数点以下1桁まで示した。寸法の単位はmmである。
なお横書きとは、記入欄に文字を左から右に並べる書き方である。また縦書きとは、記入欄に文字を上から下に並べる書き方である。
縦長の紙で、左から右へ6か月に分けた場合は、横長の記入欄が上から下へ縦に並ぶ。
上から下へ6か月に分けた場合は、縦長の記入欄が横に並ぶ。月日が右から左へ変わっていく場合には、記入欄も右から左に並ぶことになる。
日記帳の年毎の日記フォームデータを変えなければ、上記により、異なる年の同月同日の記入欄が見開きページの同じ位置レイアウトされる。
なお、年も日付も手書きで後から追記できるようにすると、記入忘れや、間違いや、消してしまうこともあり得るので、簡単に変更・消去できないかたちで記載されている。
なお、日付は、その記載が有るなしにかかわらず、前後の日付の記載で日付が特定されるものであれば、日付が付されているものとみなす。
またカレンダーデータには曜日も含むが、本願発明の日記に曜日の記載は必須ではない。
当日記フォームデータとカレンダーデータを使うことによって、請求項1に示す日記帳を作成することができる。
なお、日記フォームデータとは、紙の外形、紙サイズ、紙サイズに対応した余白、記入エリア、記入欄、罫線や枠線、文字フォント、印刷色、それらのレイアウト等の体裁のデータのことを言う。
また、記入欄のエリアを示す枠線を薄い色で記載したり、枠線を省略したりしてもよい。
なお、見開きページとは、冊子であれば開いた状態の2ページ分であり、裏表2ページのリフィルであればバインダーに収めた2枚のリフィルを開いた状態の2ページ分を言う。
該リフィルは、見開き2ページ、裏面も見開き2ページで、まん中に折れ線が有りそこで折り畳まれており、中央付近が綴じ部となっていて、そこに綴じ穴がある。横書きの場合日付は、綴じて綴じ部を左にして置いた時に上にくる面に7月から12月が、そのページをめくり、中央に綴じ部がある状態で、左ページに次年の1月から6月が、右ページに7月から12月が記載されており、該右ページを左に綴じて上に来る綴じ部が右のページに、次々年の1月から6月が記載されている。
40ページの冊子型のリフィルとは、例えば横書きの場合、綴じ部を左にしておいた場合上にくるページに2000年7月から12月の日付が記載されており、開いた見開きの中央部が綴じ部で、左ページに2001年1月から6月、右ページに2001年7月から12月の日付が記載されており、最後のページが綴じ部が右にくるぺーじで、2020年1月から6月が記載されている。
最初のページや、最後のページには日付を記載しないこともできる。
作成指示段階の日記作成指示により、日記作成段階で、日記フォームデータと、カレンダーデータを元に、日記ベースが作成される。
イベントデータが格納されている場合は、作成指示段階のイベントデータ記載指示を受けて、日付データに対応したイベントデータが、作成された日記ベースと合わされる。イベントデータが格納されていない場合、あるいは、イベントデータ記載指示がない場合は、イベントデータは記載されない。
合わされたデータから、出力データ作成段階で、出力用データが作成され、日記として一括して出力される、日記作成方法である。
カレンダーデータには、必須である年月日の他、日付との対応が確定している曜日、祝祭日、和暦、干支や六曜などのデータが含まれる。なお、一般的にカレンダーとは、日付・曜日などを表形式などで表示し、容易に確認できるものを指しており、記入した内容を記録として長期的に保存するものではないが記入欄があるものもある。
イベントデータには、節句、夏至や冬至、彼岸、行事、催し、出来事、事件・事故などが含まれる。イベントデータ記載指示を受けて、イベントデータが日記ベースと合わされるのは、イベントデータの記載を利用者が望んでいるのか否か、また記載を望んでいるとしてもイベントデータのカテゴリーが多彩でどのようなイベントデータを記載するかを確認する必要があるからである。
イベントデータのカテゴリーとは、文科系、理工系、自然・災害系、国内系、グローバル系、経済系、スポーツ系、 芸能・音楽系などによる分類、重要さの程度による分類などを言う。
請求項1に示す日記帳を成作する場合は紙へのプリントによる。日記フォームデータやカレンダーデータ、イベントデータがそれぞれ別に出力されるのではなく、合わさり一体になって出力される。
また、B2(728mm×515mm)以上の大きさに限定したのは、記入欄のサイズによる記入のし易さと読み取りのし易さの限界がB2サイズであるためである。なお、表1〜表4にあるように、B2サイズの場合の最大記入欄は、縦長シート横書きで高さ2mm、長さ5.2mm、横長シート横書きで高さ1.4mm、長さ7.3mm、縦長シート縦書きで巾1.4mm、長さ7.3mm、横長シート縦書きで巾2mm、長さ5.2mmである。
余白は、記入エリアをできるだけ大きくするためと、年や月を記載し、紙の破損や汚れ、折れなどから記入欄を保護することの兼ね合いで、上と下合計と、左と右合計で、それぞれ紙サイズの1/9以下となっている。上と下、左と右の比率は任意である。
表5は縦長シート横書きで、Aは1/9の余白をとった記入欄の寸法を示し、Bは余白無しの場合の記入欄の寸法である。
表6は横長シート横書きで、A、Bの違いは、表5と同様である。
表7は縦長シート縦書きで、A、Bの違いは、表5と同様である。
表8は横長シート縦書きで、A、Bの違いは、表5と同様である。
表のAは余白を最大にしたため、記入欄はし最小サイズとなっており、表のBは余白無しにしたため記入欄は最大となっている。
なお、余白と記入エリアの寸法は小数点以下を四捨五入している。また記入欄の寸法は小数点以下2桁目を四捨五入し小数点以下1桁まで示した。寸法の単位はmmである。
これにより、同じ年の同じ日付はダブルことなく抜けもなく1つであり、日付と記入欄が1対1で対応している。
100年以上としたのは、日本国内において100歳以上の者が、平成29年9月時点で、約68,000人に及び、今後も増加するとみられるからである。
365日もしくは366日を1年とする1年分以上の記入欄が設けられており、記入欄が正方形でなく長方形の場合は、記入欄の長手方向が、テープの長手方向と直行する記入欄であるから、テープを横に広げたとき記入欄は縦長になり、この場合の記入は縦書きが適している。また、テープを縦に広げた場合は、記入欄は横長となり、横書きが適している。
テープ状の日記の成作は、請求項4に示す日記作成方法で、日記フォームデータをテープ状のものにするだけでよい。
日記の記入エリアは、ドーナッツ形で外径が、1456mm以下233mm以上である。これは、B0サイズの用紙で出力できる最大の寸法であり、233mm以上としたのは、記入欄の幅を日付が並ぶ方向で2mmとした場合の365日で730mmとなりこれを円にした場合の直径が、約232.4mmとなるからである。
次年と半径の差で、5.2mm以上とると、請求項5に示す本願発明のB2サイズの最大記入欄と同じになる。
365日は、閏年でない年の日数に、または366日は閏年の日数に対応する。ドーナッツ形とは楕円ドーナッツ形も含み、楕円の場合、短径が1456mm以下233mm以上とする。
年や月の記載が記入欄の列の中に有り記入欄とは別にある場合は、その年や月の記載スペースを除いた記入エリアを、ドーナッツ形の中心方向から延ばした線で365分または366分した記入欄に分け、1月1日から12月31日までの365日または366日を1年とする記入欄とする。
また、記入欄が前年の12月31日に続けて次年の1月1日が来るように螺旋ドーナッツ形となっていてもよい。
年数が複数である場合、同じ日付の位置が、円の中心からみて全て同じかまたは1日違いの方向にある。円の中心からみて全て同じであればドーナッツ形である日付が同心円状に並び、その中心から書かれた直線上に同じ日付の記入欄がくる。
また、同じ年の同じ日付はダブルことなく抜けもなく1つである。
サイズがA4+18mmを超えると、ページをパラパラとめくって素早く閲覧する(以下「ブラウジング」という)ことが難しいなど扱い難いだけでなく、市販されているバインダーも少なく高価であったりするため、バインダーの購入の意味でも扱い難い。また、サイズがB7以下であると、記入文字が小さくなり、見づらくなって「一覧性」や「検索性」や「ランダムアクセス性」に支障をきたす。また市販されているバインダーも少ない。
また、A4+18mm以下であると請求項5に関連して、手書き記入された情報をスキャナーで読み取ることや、スキャナーの購入も含め容易である。
ページを右から左へとめくる場合、見開き左側の1ページ目に1月から6月の6か月分、見開き右側の2ページ目に7月から12月の6か月分の、合計1年分の記入欄が設けられており、年はページが右から左へめくられるごとに1年ずつ増すように記載されている。
ページを左から右へとめくる場合は、見開き右側の1ページ目に1月から6月の6か月分、見開き左側の2ページ目に7月から12月の6か月分の、合計1年分の記入欄が設けられており、年はページが左から右へめくられるごとに1年ずつ増すように記載されている。
これにより1年の日記が、見開き2ページに収まる。
日付および記入欄の位置は、記入エリアを31等分とそれに直行する方向で6等分することで分割した記入欄とすることで、年が違っても同じとなるため、年月日をベースにした「検索性」「ランダムアクセス性」も高い。
その日付に記載があるかないかは、日記帳をブラウジングすれば、簡単に見つけることができる。
そのようなことを避けるため、同じ年の同じ日付はダブルことなく抜けもなく1つにし、日付と記入欄は1対1で対応させることでも「一覧性」「検索性」「ランダムアクセス性」を確保している。
また、年月日が記載済なので、記入時に日付等を記入する手間もない。
右から左へと月日が変わって行く場合には、縦書き記入欄での縦書きが適している。
これにより、単なる日記帳とは異なり、「記念碑」あるいは「生の証」「遺すモノ」のような位置付けとなり、特別な意味合いを持つことになり、還暦や長寿の祝い他、誕生祝いの贈り物にされやすくなる。
さらに、自分史や、社史、自治体史、文明史、文化史 などの作成ベースとしても有効である。
また、提供者にとっては、裏表2ページのリフィルだけで提供する場合に比べ、少ない数のリフィルで、例えば還暦の人向け日記帳であれば40ページのリフィル3つで提供できるので、商品の管理や扱い時間も少なくすることができ、効率的である。
なお、40ページ以上のリフィルになると、リフィルとしてかさ高くなる上、冊子型リフィルと1枚表裏2ページリフィルとの違いが大き過ぎ、使用面においても供給面においてもバランスが悪い。
イベントデータは、利用者の要求や、日記フォームデータに関連付け、カテゴリーや記載量を都度変更できる。
また、異なる年の同じ日付の記入欄が全て1直線状に並んでいるため、「検索性」「一覧性」「ランダムアクセス性」が極めて高い。
さらに、印刷用の紙の入手と印刷のし易さ、壁面などに張る場合のスペース確保と取扱いの容易さ、記入の容易さ、文字の読み易さとのバランスが取ているので利用価値も高い日記シートとなっている。
さらに、日や月や年を手書きで囲えるなど「一括性」も高い。
1月1日から12月31日までの365日もしくは366日を1年とする1年分以上の日記とするのは、日記としての区切りがいいのと、複数年分を上下に置くことで、請求項5に示す日記の別版のような日記が作れるからである。
また、記入欄が長方形の場合は記入欄の長手方向が、テープの長手方向と直行する記入欄となっているので、テープの冗長さが回避できる。
また、テープ幅が297mm以下であるので、A4の書類ケースなどにも入れ易い。
なお、本願テープ1年分を円周とする柱にテープを巻き付けることで、「検索性」「一覧性」「ランダムアクセス性」が確保できる。
日記の記入エリアのドーナッツ形で直径が、1456mm以下に限定したのは、印刷し易さを考慮したためである。B0サイズ以下であれば、用紙の入手も印刷も一般的な印刷所で可能なことが多い。
また、233mmの記入エリアの日記であれば、B4サイズの用紙にプリントすることができる。
記入エリアが、前年の記入欄に連続するように次年の記入欄が並ぶ、螺旋ドーナッツ形となっている場合は、実際の日の経過と同じ感覚で日記を見ることができる。
年数が複数である場合は、同じ日付の記入欄の位置が、円の中心からみて全て同じ方向に来ることで、中心から直線状に誕生日や記念日が並ぶことになり、「一覧性」「検索性」「ランダムアクセス性」「一括性」が高い。
この日記も日記フォームデータを日記の形のベースにしているで、他の日記の形からドーナッツ形日記への変換も、逆にドーナッツ形日記から他の形の日記への変換も容易である。
A5サイズ縦長の日記帳を開いたところで、見開き2ページでA4となっている。
見開き左側の1ページ目に左から右へ1月から6月の6か月分、見開き右側の2ページ目に7月から12月の6か月分の、合計1年分の横書き記入欄11-4が縦に31個設けられている。年11-2が上部の余白の見開き面の左と右に、月11-3が記入欄11-4の上部に記載されている。日付11-5は、記入欄11-4の中の左上にあり、日曜日は細い線で囲われている。
ノド部11-7は、破線で示した。
記入欄上から下へと6か月に分けた場合は、縦長の記入欄が左から右へ並ぶ。日付が右から左へ変わっていく場合には、記入欄も右から左に並ぶとみなす。
上下の余白は合わせてA5の縦の長さの約1/8.8分の1である。
請求項2の発明は、請求項4に示す方法により容易に作成することができる。
これは、A5縦サイズのリフィルの綴じ穴部11-9にバインダーに挟むための綴じ穴11-10が開けられたものである。
日付11-51は日曜日以外の日付を「・」で記載したもの、日付11-52は日曜日以外の日付を日曜日より小さく記載したもの、日付11-53は日曜日以外の日付を日曜日より薄い色で記載したもの、日付11-54は日曜日の日付を黒地に白抜き文字で記載したものである。
曜日マーク13-11は枠線で日曜日を示し、曜日マーク13-12は黒地で日曜日を示し、曜日マーク13-13は枠線で土曜日を示している。
リフィルは11-1、複数年の日記帳を作る場合のためのもので、これにより利用者の要望による年数の日記帳ができる。
実施の形態3と同様綴じ穴11-9のあるリフィル11-1で、見開き2ページ、表裏で4ページである。連続した日記帳のリフィル11-1なっていて、左のページの裏面に2019年の7月から12月が、右ページの裏面に2021年の1月から6月が記載されている。
2020年から始まる日記帳にする場合は、左のページの裏面をに例えば、大きく「2020年から始まる日記」などのように記載されていてもよい。この場合誕生年が分かっている者への贈り物に重宝である。
また、1920年生まれの者に贈る場合は、2025年のリフィルの右ページの裏面を、年、月、日付、曜日、イベントの記載がなく、枠線だけにすることで、終わりのない日記帳のイメージを出せる。
実施の形態5は、冊子型4枚綴じの8ページのリフィル11-1で、4年分を記入できる。図4は最後のページを開いたところ、図5は閉じたところを示す。
さらに枚数を増やし、暦年の10年単位にあった10年単位、あるいは20枚40ページの20年単位の冊子型のリフィル11-1にすることで、利用者はリフィルの購入、追加、交換、が簡単になり、供給者は、まとまった量で取扱うことができ管理がし易くなる。
これは、イベント14が記載されたページを示す図である。イベントが記載されているので、その日付に行われたイベントが分かり、またその年がどのような年であったかが分かる。
イベント14は、薄い色のインクで小さな文字で記載されているため、イベント14の記載の上から黒いインクの筆記具で手書き記入するときに邪魔にならず、また文字の重なりを気にせず記入した文字を読むことができる。
また、イベント14が薄い青色で記載されている場合は、後述のOCRで手書き文字を読み取る場合に、イベント14が読み取られず読み取りエラーが起きにくい。
図7は、図6の実施の形態6のリフィル11-1に記入されたイベント14-2を示す。
図8は、請求項4に示す日記成作方法のブロック図である。
日記作成のシステム構成は、ネットワークにつながった日記作成サーバー1と、利用者端末と、読み取り装置と、出力装置などである。日記提供者が使用する端末装置は、独立したパーソナルコンピュータであっても、データはサーバーに格納されておりコンピュータ端末で制御するシステムであってもよい。
また、利用者記入日記2-2は、本願発明の日記帳11もしくは日記帳11のリフィル11-1に、利用者が記入した日記のことで、読み取り装置3により読み取られた内容が利用者データベース1-1の利用者日記データ1-12に格納されている。
OCR(optical character reader)とは、光学文字認識のことで、スキャナーで読み込んだ画像データ上にある文字と思われる部分を解析し、コンピューター上で扱える文字データに変換する。
この解析は、日記作成サーバー1で行うが、インターネットなどの外部通信環境5を経て、高性能の手書き認識サーバーなどの外部文字認識システム3-1で行ってもよい。
外部文字認識システム3-1でも読み取れない場合は、画像データとしてそのまま記載されてもよい。
なお、一般的にカレンダーとは、日付・曜日などを表形式などで表示し、容易に確認できるものを指しており、記入した内容を記録として長期的に保存するものではないが記入欄があるものもある。
日記フォームデータ1-5と、カレンダーデータ1-6と、イベントデータ1-7と、利用者データベース1-1は、共に日記作成サーバー1に格納されている。
日記作成サーバー1には、出力装置3とネットワーク環境5を通じて利用者端末2−1が繋がっている。出力装置4はプリンタである。
日記は、作成指示段階1-2から日記作成段階1-3を経て、出力データ作成段階1-4に至り、出力装置4のプリントにより、作成される。
日記作成は、利用者が利用者端末2-1から、利用者IDデータが日記作成サーバー1に送られることからスタートする。
日記作成サーバー1は、送られてきたIDデータにより利用者を認証し、作成指示段階1-2に進む。
外部通信環境5を経て、利用者データベース1-1を経由した利用者の日記作成指示情報が、作成指示段階1-2で、日記提供者の指示内容により調整され、出力する日記が決められる。
日記作成段階1-3では、日記フォームデータ1-5と、カレンダーデータ1-6から必要なデータを抽出し、日記ベースが作成される。
次に、作成指示段階1-2のイベントデータ1-7記載指示を受けて、イベントデータ格納部に格納されているイベントデータ1-7から、必要なイベントデータ1-7が抽出され、各日付に対応したイベントデータ1-7が、作成された日記ベースと合わされる。
イベントデータ記載指示を受けて、イベントデータ1-7が日記ベースと合わされるのは、イベントデータ1-7の記載を利用者が望んでいるのか否か、また記載を望んでいるとしてもイベントデータ1-7のカテゴリーが多彩でどのようなイベントデータ1-7を記載するかを確認する必要があるからである。
なお、OCRで読み込まれたデータは、格納されているイベントデータ1-7と照合され、手書き記入されたイベント14-2の部分だけを抽出し、カレンダーデータ1-6の年月日に関連付けて、利用者データベース1-1に格納される。
合わされたデータから、出力データ作成段階1-4で、出力用データが作成され、日記として一括して出力される。
利用者日記データ1-12とは、利用者が入力したり、本願発明のリフィル利用者が手書きしたものを読み込んだりしたデータであり、他のデータと別に格納されているため、追記や、プライバシーが問題となる出力の場合にその部分だけ消した出力用データが作成されるようにする場合などに都合がよい。
利用者がOKの判断をすれば、出力データ作成段階1-4では、プリンタ出力用のベクタデータを出力装置4であるプリンタに送り、日記がプリントアウトされる。Noの判断であれば、日記作成段階1-3に戻り、利用者の修正指示を受けて、再度日記データを作成する。
なお、利用者日記データ1-12が無い場合は、当然のことながら、日記作成サーバー1に格納済みのデータを元に日記を作成する。
また、利用者による、出力前の確認の段階は省略されることもある。
これは、一枚の大きなシートに記載したポスター型の日記で、2017年から2117年の100年分の横書きの記入欄を持つ日記である。月の記載スペースを除いたエリアに、横書きの記入欄が縦に366個あり、それを1列として100列ある。
シートは、ユポ紙で耐水性がある強靭な素材で、壁面にピンで留めて使用しても破けにくい。また、ボールペンや鉛筆での書き味も良く、紫外線に長時間暴露されなければ、100年以上の使用に耐える。
これは2017年から2117年の101年分の縦書きの記入欄を持つ日記で、図12はその左上の部分の拡大図である。縦書きの記入欄が横に366個あり、それを1列として上から下に101列ある。なお、記入欄の枠線は記載されていない。
図13は、縦長横書きの実施の形態11で、丸い筒などに螺旋状に巻いて使用する。
図14は、横長縦書きの実施の形態12で、農家で農作業日記として、1年ごとに切って並べたり、丸い柱に螺旋状に巻いて使用する。
図15、図16に示す実施の形態13は、正方形のシートに記載されたもので、記入欄11-4を螺旋ドーナッツ形にレイアウトした日記である。1年毎に外の輪の日付に繋がるように螺旋状の記入欄となっていて、1年を円で捉えることができる。
複数年の日記において、同じ日付の記入欄の位置が、円の中心からみて全て同じ方向にあるため、誕生日や、結婚記念日や、クリスマスが中心からの直線状に並び、例えば結婚記念日の記入欄を蛍光サインペンで塗るのも簡単である。
同じ日付の位置が、円の中心からみて全て同じ方向になるよう、閏年以外の年の、閏年の2月29日に当たる部分はブランクとしている。
1-1 利用者データベース
1-12 利用者日記データ
1-2 作成指示段階
1-3 日記作成段階
1-4 出力データ作成段階
1-5 日記フォームデータ
1-6 カレンダーデータ
1-7 イベントデータ
2 利用者
2-1 利用者端末
2-2 利用者記入日記
3 読み取り装置
3-1 外部文字認識システム
4 出力装置
5 外部通信環境
11-1 リフィル
11-2 年
11-3 月
11-4 記入欄
11-5、11-51、11-52、11-53、11-54 日付
11-6 余白
11-7 ノド部
11-8 前小口部
11-9 綴じ穴部
11-10 綴じ穴
13-1 曜日
13-11、13-12、13-13 曜日マーク
14 イベント
14-2 手書き記入されたイベント
Claims (7)
- 冊子型の日記帳において、
サイズがA4+18mm(315mm×210mm)以下、B7(128mm×91mm)以上であり、
紙の上下2箇所と左右2箇所にそれぞれ合計で、有効紙サイズの1/8.5以下の余白がとられ、その内側に記入エリアが設けられ、
その記入エリアを31等分とそれに直行する方向で6等分した記入欄であって、
見開きの1ページ目に1月から6月の6か月分、見開きの2ページ目に7月から12月の6か月分の、合計1年分の記入欄とし、
異なる年の同じ日付の記入欄の、ページを見開いた時のページ上の位置が全て同じであり、
同じ年の同じ日付はダブルことなく抜けもなく1つであり、日付と記入欄が1対1で対応していることを特徴とする日記帳。 - 連続した100年以上の見開きページを有することを特徴とする、請求項1に記載の日記帳。
- 綴じたサイズがA4+18mm(315mm×210mm)以下、B7(128mm×91mm)以上であり、40ページ以下であることを特徴とする、請求項1に記載の日記帳用リフィル。
- 日記の作成方法であって、
日記全体の体裁を決める日記フォームデータと、
年と月と日のデータであるカレンダーデータと、
各日付におけるイベントデータの格納部を有し、
日記作成段階において、作成指示段階の日記作成指示により、日記フォームデータと、カレンダーデータを元に、日記ベースが作成され、
イベントデータが格納されている場合は、作成指示段階のイベントデータ記載指示を受けて、日付データに対応したイベントデータが、
作成された日記ベースと合わされ、
出力データ作成段階で、出力用データが作成され、出力されることを特徴とした、日記作成方法。 - ポスター型の日記において、
B0サイズ(1456mm×1030mm)以下B2(728mm×515mm)以上の大きさであり、
紙の上下2箇所と左右2箇所にそれぞれ合計で、紙サイズの1/9以下の余白と、その内側に記入エリアが設けられ、
年月の記載が記入欄の列の中に有り、記入欄とは別にある場合は、その年月の記載スペースを除いた記入エリアを、
366等分とそれに直行する方向で100等分以上した記入欄に分け、
1月1日から12月31日までの365日もしくは366日を1年とする100年分以上の記入欄とし、
異なる年の同じ日付の記入欄は全て1列に並び、
同じ年の同じ日付はダブルことなく抜けもなく1つであり、日付と記入欄が1対1で対応していることを特徴とする日記。 - テープ状の日記において、
テープ巾が297mm以下、10mm以上であり、
365日もしくは366日を1年とする1年分以上の記入欄であって、
記入欄が長方形の場合は記入欄の長手方向が、テープの長手方向と直行する記入欄になっており、
同じ年の同じ日付はダブルことなく抜けもなく1つであり、日付と記入欄が1対1で対応していることを特徴とする日記。 - 日記シートにおいて、
ドーナッツ形で直径が、1456mm以下233mm以上であり、
年月の記載が記入欄の列の中に有り、記入欄とは別にある場合は、その年月の記載スペースを除いたドーナッツ形の記入エリアを、
ドーナッツ形の中心方向から延ばした線で365分または366分した記入欄に分け、
1月1日から12月31日までの365日または366日を1年とする記入欄とし、
年数が複数である場合は、同じ日付の位置が、円の中心からみて全て同じかまたは1日違いの方向にあり、
同じ年の同じ日付はダブルことなく抜けもなく1つであることを特徴とする日記。
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---|---|---|---|---|
JPS54118230U (ja) * | 1978-02-03 | 1979-08-18 | ||
JPH0243595A (ja) * | 1988-04-20 | 1990-02-14 | Ralph H Hoyeck | 万年暦 |
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-
2018
- 2018-01-25 JP JP2018011015A patent/JP2019126992A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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