JP2019126033A - 音声情報提供システム、音声情報提供装置、及びプログラム - Google Patents

音声情報提供システム、音声情報提供装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに煩わしい操作を強いることなく、必要な情報を必要なタイミングで音声により提供することができる音声情報提供システム等を提供する。【解決手段】音声情報提供システムは、所定の範囲内に所定の強度を有する無線信号を発信する発信機と、上記無線信号を受信可能な受信デバイスと、通信ネットワークを介して情報を送受信するための通信インタフェースと、音声データに基づいて音声を再生する音声出力デバイスとを有する携帯端末と、携帯端末と通信ネットワークを介して接続された音声情報提供装置と、を備え、携帯端末は、発信機から発信された無線信号を受信し、当該携帯端末の端末IDを発信機の信号IDと共に音声情報提供装置に送信し、音声情報提供装置は受信した端末ID及び信号IDに応じた音声データを携帯端末に送信し、携帯端末は無線信号を受信している間、音声情報提供装置から送信された音声データに基づく音声を再生する。【選択図】図1

Description

本発明は、音声情報提供システム、音声情報提供装置、及びプログラムに関する。
従来、美術館や博物館等の展示会場において、展示物に関する説明を音声で提供する音声ガイドシステムが利用されている。音声ガイドシステムは、ヘッドホン付きの端末装置に展示物と紐づけられた番号を入力すると、当該展示物の説明がヘッドホンから流れるというものである。
また、近年では、展示会場に設置された発信機から発信されたID信号を、ユーザが携帯する携帯受信機で受信すると、携帯受信機に予め記録された音声ガイドが自動再生されるシステムも提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−109629号公報
従来の音声ガイドシステムのように、ユーザの操作がトリガーとなって音声情報が提供されるシステムでは、ユーザは音声情報を得るために逐一操作をしなければならず、煩わしい。また、ユーザが移動している間に、操作が遅れたり操作し忘れたりした場合に、ユーザは必要な情報を必要なタイミングで得られなくなってしまう。
また、特許文献1のように、携帯受信機に予め記録された音声ガイドが自動再生されるシステムでは、ユーザは居場所に応じた特定の情報しか得ることができない。
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ユーザに煩わしい操作を強いることなく、必要な情報を必要なタイミングで音声により提供することができる音声情報提供システム、音声情報提供装置、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様である音声情報提供システムは、所定の範囲内に所定の強度を有する無線信号を発信する発信機であって、当該発信機の識別情報である信号IDを前記無線信号に重畳して発信する発信機と、前記発信機から発信された前記無線信号を受信可能な受信デバイスと、通信ネットワークを介して情報を送受信するための通信インタフェースと、音声データに基づいて音声を再生する音声出力デバイスと、を有する携帯端末と、前記携帯端末と前記通信ネットワークを介して接続された音声情報提供装置と、を備え、前記携帯端末は、前記発信機から発信された前記無線信号を受信した場合に、当該携帯端末の識別情報である端末IDを前記信号IDと共に前記音声情報提供装置に送信し、前記音声情報提供装置は、前記携帯端末から前記端末ID及び前記信号IDを受信した場合に、前記端末ID及び前記信号IDに応じた音声データを前記携帯端末に送信し、前記携帯端末は、前記発信機から前記信号IDが重畳された前記無線信号を受信している間、前記音声情報提供装置から送信された前記音声データに基づく音声を再生するものである。
上記音声情報提供システムにおいて、前記音声情報提供装置は、前記発信機が設置された場所に関連する複数種類の音声データを格納する音声データ記憶部と、前記信号IDに基づき、前記携帯端末を携帯するユーザの位置及び該ユーザの顔の向きを算出する位置及び向き算出部と、前記位置及び向き算出部により算出された前記ユーザの位置に基づき、前記複数種類の音声データのうちから、前記ユーザの位置に応じた音声データを選択する音声データ選択部と、前記音声データ選択部により選択された音声データを、予め設定された仮想的な音源の位置と前記ユーザの位置及び該ユーザの顔の向きとの関係に応じて、ステレオフォニック再生するための音声データに加工する音声データ加工部と、を有し、前記音声情報提供装置は、前記音声データ加工部により加工された音声データを前記携帯端末に送信し、前記携帯端末は、前記加工された音声データに基づき、ステレオフォニック再生を行っても良い。
上記音声情報提供システムにおいて、前記携帯端末は、前記複数の発信機のうち2つ以上の発信機から発信された無線信号を受信した場合に、該2つ以上の発信機の信号IDを前記音声情報提供装置に送信し、前記位置及び向き算出部は、前記2つ以上の発信機の信号IDに基づいて、前記ユーザの位置及び該ユーザの顔の向きを算出しても良い。
上記音声情報提供システムにおいて、前記音声出力デバイスは、右耳に装着される第1音声出力部と、左耳に装着される第2音声出力部とが設けられたヘッドホン又はイヤホンであり、前記第1及び第2音声出力部の各々に、無線信号を発信するタグが設けられ、前記タグから発信された無線信号を検出し、前記タグの位置情報を出力するリーダをさらに備え、前記位置及び向き算出部は、前記リーダから出力された前記タグの位置情報に基づいて、前記ユーザの位置及び該ユーザの顔の向きを推定しても良い。
上記音声情報提供システムにおいて、前記音声情報提供装置は、前記発信機が設置された場所に関連する複数種類の音声データを格納する音声データ記憶部と、前記携帯端末を携帯するユーザに関する情報を前記端末IDと関連付けて格納するデータベースと、前記携帯端末から前記端末ID及び前記信号IDを受信した場合に、前記端末IDに基づいて、前記複数種類の音声データのうち、前記ユーザに関する情報に応じた音声データを選択して前記携帯端末に送信する音声データ選択部と、を有してもよい。
上記音声情報提供システムにおいて、前記携帯端末は、前記発信機から前記無線信号を受信している間、前記音声情報提供装置に向け、前記端末ID及び前記信号IDを所定の周期で前記音声情報提供装置に送信し、前記音声情報提供装置は、前記端末ID及び前記信号IDの受信ログを記録し、前記携帯端末が前記無線信号を受信していたトータルの時間を集計してもよい。
上記音声情報提供システムにおいて、前記携帯端末は、前記発信機からの前記無線信号の受信を開始した際に、前記端末ID及び前記信号IDと共に、前記無線信号の受信を開始した旨を表す情報を前記音声情報提供装置に送信し、前記無線信号の受信を終了した際に、前記端末ID及び前記信号IDと共に、前記無線信号の受信を終了した旨を表す情報を前記音声情報提供装置に送信し、前記音声情報提供装置は、前記無線信号の受信を開始した旨を表す情報及び前記無線信号の受信を終了した旨を表す情報の受信ログを記録し、前記携帯端末が前記無線信号を受信していたトータルの時間を集計してもよい。
上記音声情報提供システムにおいて、前記音声情報提供装置は、前記端末ID及び前記信号IDに応じた副音声用の音声データを前記携帯端末に送信し、前記携帯端末は、前記副音声用の音声データに基づく音声を再生するか否かの設定を行う設定手段を有してもよい。
上記音声情報提供システムにおいて、前記携帯端末は、さらに、GPS信号を受信可能であり、前記携帯端末は、受信したGPS信号に関する情報を前記端末IDと共に前記音声情報提供装置に送信し、前記音声情報提供装置は、前記携帯端末から前記GPS信号に関する情報及び前記端末IDを受信した場合に、前記GPS信号に関する情報に基づいて前記携帯端末の位置を特定すると共に、該位置及び前記端末IDに応じた音声情報を前記携帯端末に送信してもよい。
本発明の別の態様である音声情報提供装置は、通信ネットワークに接続された携帯端末に音声を再生させる音声情報提供システムにおいて用いられる音声情報提供装置であって、前記音声情報提供システムは、所定の範囲内に所定の強度を有する無線信号を発信する発信機であって、当該発信機の識別情報である信号IDを前記無線信号に重畳して発信する発信機を備え、前記携帯端末は、前記発信機から発信された前記無線信号を受信可能な受信デバイスと、前記通信ネットワークを介して情報を送受信するための通信インタフェースと、音声データに基づいて音声を再生する音声出力デバイスと、有し、前記複数種類の音声データを格納する音声データ記憶部と、前記携帯端末から当該携帯端末の識別情報である端末ID及び前記信号IDが送信された場合に、前記複数種類の音声データの中から前記端末ID及び前記信号IDに応じた音声データを選択する音声データ選択部と、前記音声データ選択部により選択された音声データを、前記通信ネットワークを介して前記携帯端末に送信する通信インタフェースと、を有するものである。
本発明のさらに別の態様であるプログラムは、通信ネットワークに接続された携帯端末に音声を再生させる音声情報提供システムにおいて、コンピュータに実行させるプログラムであって、前記音声情報提供システムは、所定の範囲内に所定の強度を有する無線信号を発信する発信機であって、当該発信機の識別情報である信号IDを前記無線信号に重畳して発信する発信機を備え、前記携帯端末は、前記発信機から発信された前記無線信号を受信可能な受信デバイスと、前記通信ネットワークを介して情報を送受信するための通信インタフェースと、音声データに基づいて音声を再生する音声出力デバイスと、有し、前記携帯端末から当該携帯端末の識別情報である端末ID及び前記信号IDが送信された場合に、前記端末ID及び前記信号IDを受信するステップ(a)と、記憶部に予め格納された複数種類の音声データの中から、前記端末ID及び前記信号IDに応じた音声データを選択するステップ(b)と、ステップ(b)において選択された音声データを、前記通信ネットワークを介して前記携帯端末に送信するステップ(c)と、を実行させるものである。
本発明のさらに別の態様であるプログラムは、通信ネットワークに接続された携帯端末に音声を再生させる音声情報提供システムにおいて、前記携帯端末に実行させるプログラムであって、前記音声情報提供システムは、所定の範囲内に所定の強度を有する無線信号を発信する発信機であって、当該発信機の識別情報である信号IDを前記無線信号に重畳して発信する発信機と、複数種類の音声データを格納する音声情報提供装置と、を備え、前記携帯端末は、前記発信機から発信された前記無線信号を受信可能な受信デバイスを有し、ユーザに該ユーザに関する情報を入力させるための画面を表示すると共に、入力された前記ユーザに関する情報を、当該携帯端末の識別情報である端末IDと共に前記音声情報提供装置に送信するステップと、前記発信機から発信された前記無線信号を受信した場合に、前記端末ID及び前記信号IDを前記音声情報提供装置に送信するステップと、
前記音声情報提供装置において前記複数種類の音声データの中から前記端末ID及び前記信号IDに応じて選択された音声データを受信するステップと、受信した前記音声データに基づいて音声を再生するステップと、前記発信機から発信された前記無線信号を受信しなくなった場合に、前記音声の再生を停止するステップと、を実行させるものである。
本発明によれば、携帯端末から送信された端末ID及び発信機の信号IDに応じた音声データを音声情報提供装置から携帯端末に送信し、音声データに基づく音声を携帯端末に再生させるので、ユーザに煩わしい操作を強いることなく、携帯端末ごとに必要な情報を必要なタイミングで音声により提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る音声情報提供システムの一例を示す模式図である。 図1に示す音声情報提供システムが使用される展示会場の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯端末のハードウェア構成の一例を示すシステムブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯端末の機能の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る音声情報提供装置(サーバ)のハードウェア構成の一例を示すシステムブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る音声情報提供装置(サーバ)に記憶されているデータの一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る音声情報提供装置(サーバ)の機能の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯端末の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る音声情報提供装置(サーバ)の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る携帯端末に表示される画面の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯端末に表示される画面の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯端末に表示される画面の一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る音声情報提供装置(サーバ)の機能の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本発明の範囲に含まれる。またさらに、必要に応じて示す上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図示の表示に基づくものとする。さらにまた、図面における各種の寸法比率は、その図示の比率に限定されるものではない。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る音声情報提供システムの一例を示す模式図である。図2は、図1に示す音声情報提供システムが使用される展示会場の一例を示す模式図である。以下においては、図2に示すように、展示イベントが行われる展示会場2に音声情報提供システムを適用する例を説明する。
1.実施形態の概念
本実施形態に係る音声情報提供システム1は、概念的には、空間又は特定の展示物などの現実世界に、「目に見えない追加情報」を音声でプロットしていくシステムであると言える。システムの概要としては、所定のアプリケーションプログラムをインストールした携帯端末(スマートフォン等)10をユーザに携帯させ、この携帯端末がビーコン、GPS信号、特定の高周波信号などの無線信号を受信したことをトリガーとして、インターネット等の通信ネットワークN経由で音声データをサーバ20から携帯端末10に送信し、音声を自動再生させるというものである。これにより、ユーザの居場所に応じた情報であって、現実世界のみからでは得られない情報をユーザに提供することができる。この際、本実施形態においては、ユーザの行動や属性、或いは、時間経過やイベントの進行状況などに応じて、ユーザが受け取る音声情報を変化させることができる。このような機能を活用することで、様々なイベントや施設に、単なる音声ガイダンスを超える新しい体験やサービス価値を付加することが可能となる。また、ユーザは、現実世界からの視覚情報を遮られたり、煩わしい操作を強いられたりすることなく、その場に応じた情報を入手することができるので、より自由度の高い拡張体験を提供することが可能となる。
2.第1の実施形態の構成
2−1.構成概要
図1に示すように、本実施形態に係る音声情報提供システム1は、展示会場2を訪れるユーザが使用する携帯端末10と、音声情報提供装置であるサーバ20と、展示会場2の入口及び出口に設置されるオペレーション端末30と、展示会場2の各所に設置された複数の発信機40とを備える。このうち、携帯端末10、サーバ20、及びオペレーション端末30は、通信ネットワークNを介して接続されている。
通信ネットワークNは、携帯端末10、サーバ20、及びオペレーション端末30の間で相互に情報を送受信可能な通信網を含む。通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
図2を参照して、展示会場2は、ユーザが入出場する入口及び出口を結ぶ経路が形成されるようにレイアウトされており、この会場内には、経路に沿ってストーリーが展開されるように、種々の展示物3が展示されている。また、会場内には、各展示物3の周囲の所定範囲に特定の無線信号を発信する発信機40が、展示物3の閲覧の妨げにならないように設置されている。また、ユーザが必ず通過する入口及び出口にも、発信機40を設置してもよい。
各発信機40は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)などの通信規格に基づき、所定の電波を利用した無線信号(以下、ビーコンという)を発信する。各発信機40には識別情報であるビーコンID(信号ID)が付与されており、このビーコンIDを無線信号に重畳して発信する。本実施形態において、各発信機40は特定の展示物3と紐付けられており、各発信機40によるビーコンの発信強度は、対応する展示物3の周囲の所定範囲R(例えば数十cm〜数m程度の範囲)において携帯端末10により受信可能となるように、また、隣接する発信機40が発信したビーコンとの間で混信が生じないように設定されている。
2−2.携帯端末10の構成
ア)ハードウェア構成
図3は、携帯端末10のハードウェア構成の一例を示すシステムブロック図である。携帯端末10は、通信ネットワークNとの通信機能を有する端末装置であり、具体的には、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等によって構成される。これらの端末装置に、展示会場2で開催されるイベントにおける音声情報提供サービスを利用するためのアプリケーションプログラムP10をインストールして実行することにより、当該音声情報提供システム1における携帯端末10として動作する。なお、図1においては、携帯端末10を1台のみ示しているが、実際には、互いにユーザが異なる複数台の携帯端末10が同時に使用され得る。
図3に示すように、携帯端末10は、プロセッサ11と、記憶部12と、音声入出力デバイス13と、入力デバイス14と、表示デバイス15と、通信インタフェース16と、受信デバイス17と、センサ部18と、カメラ19と、これらを接続するシステムバスB1とを備える。
プロセッサ11は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット(CPUなど)及び各種レジスタから構成され、記憶部12に格納されている各種プログラムを実行することで携帯端末10の各部を中枢的に制御する。各種レジスタは、例えば、プログラムカウンタ、データレジスタ、命令レジスタ、汎用レジスタ等である。また、プロセッサ11は、アプリケーションプログラムP10を実行することにより、ユーザの居場所に応じた音声情報を提供するための各種機能を実現する。
記憶部12は、物理デバイス(例えば、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体)の記憶領域が提供する論理デバイスであり、携帯端末10の処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、各種データ等を格納する。ドライバプログラムとしては、例えば、音声入出力デバイス13を制御するための入出力デバイスドライバプログラム、入力デバイス14を制御するための入力デバイスドライバプログラム、表示デバイス15を制御するための出力デバイスドライバプログラム等が挙げられる。
音声入出力デバイス13は、例えば、入力された音声を電気的な信号(音声信号)に変換する一般的なマイクロフォン(音声入力デバイス)、及び音声信号を音声として再生可能なサウンドプレイヤ(音声出力デバイス)である。音声出力デバイスとしては、携帯端末10に内蔵されたスピーカであってもよいし、携帯端末10に無線又は有線で接続されるヘッドホン又はイヤホンであってもよい。
入力デバイス14は、例えば各種操作ボタンや表示デバイス15に設けられたタッチパネルを用いて構成され、操作ボタンやタッチパネルに対する入力操作を受け付けるインタフェースを提供する。
表示デバイス15は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイを用いて構成される。
通信インタフェース16は、携帯端末10を通信ネットワークNに接続し、通信ネットワークN上の他の端末と通信をするためのハードウェアモジュールである。通信インタフェース16は、例えば、ISDNモデム、ADSLモデム、ケーブルモデム、光モデム、ソフトモデム等の変調復調装置である。
受信デバイス17は、発信機40から発信されたビーコンや、GPS(Global Positioning System)衛星45から送信されたGPS信号や、その他の信号発信源46から発
信された高周波信号等の無線信号を受信する。
センサ部18は、例えば、ジャイロセンサ、加速度センサ、照度センサ、磁気センサ等のセンシングデバイスを含み、携帯端末10の運動(移動速度、回転速度など)や姿勢(傾きなど)等を検出する。また、携帯端末10に近距離無線通信(Near Field Communication:NFC)用チップが搭載されている場合には、展示会場2の各所にNFC対応機器を設置することにより、携帯端末10が接触(又は近接)した箇所を検出することが可能であり、この場合、NFC用チップを接触センサとして利用することができる。
カメラ19は、集光レンズ等の光学素子、及びCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮像素子を含み、被写体を撮影して画像信号を生成する機能を提供する。
イ)機能構成
図4は、携帯端末10の機能の一例を示すブロック図である。図4に示すように、プロセッサ11がアプリケーションプログラムP10を実行することにより実現される機能部には、表示制御部111、信号取得情報処理部112、音声再生処理部113、及び副音声設定部114が含まれる。
表示制御部111は、表示デバイス15に所定の画面を表示させる制御を行う。
信号取得情報処理部112は、受信デバイス17が所定の無線信号を受信した場合に、当該無線信号に重畳された情報を抽出し、通信ネットワークNを介してサーバ20に送信する処理を行う。一例として、信号取得情報処理部112は、発信機40から発信されたビーコンを受信デバイス17が受信すると、ビーコンに重畳されたビーコンIDを抽出し、このビーコンIDを、携帯端末10に予め設定されている識別情報(以下、端末IDという)と共に、通信ネットワークNを介してサーバ20に送信する。信号取得情報処理部112は、複数の発信機40から発信されたビーコンを受信デバイス17が受信した場合には、受信強度が最も強いビーコンからビーコンIDを抽出することとしてもよい。なお、「無線信号を受信した場合」とは、受信した無線信号の強度が所定の閾値を超えた場合を含む。
信号取得情報処理部112は、所定の周期で、上述したビーコンID及び端末IDの送信処理を行う。ここで、所定の周期とは、例えば、数秒〜数分ごとといった時間間隔である。或いは、信号取得情報処理部112は、ある発信機40から発信されたビーコンを検出した際に、ビーコンID及び端末IDと共に、ビーコンの受信を開始した旨の情報をサーバ20に送信し、上記発信機40から発信されたビーコンを検出できなくなった際に、ビーコンID及び端末IDと共に、ビーコンの受信を停止した旨の情報をサーバ20に送信してもよい。
音声再生処理部113は、サーバ20から送信された音声データに基づいて、音声入出力デバイス13に音声を再生させる。音声再生処理部113は、無線信号の受信強度が所定の閾値を下回った場合には、サーバ20から送信された音声データの再生を停止する構成でもよい。これによって、携帯端末10においては、無線信号を所定の受信強度以上で受信している場合にのみ音声データを再生するよう制御することができる。
副音声設定部114は、サーバ20から送信された音声データに、主音声用の音声データと、副音声用の音声データとが含まれている場合に、副音声を再生するか否かの設定を行う。
2−3.サーバ20の構成
ア)ハードウェア構成
図5は、サーバ20のハードウェア構成の一例を示すシステムブロック図である。サーバ20は、例えば、演算処理能力の高いコンピュータによって構成され、所定のプログラム(プログラムP20)を実行することにより、携帯端末10、オペレーション端末30、及び発信機40と連携して、携帯端末10に音声情報を提供する音声情報提供装置として機能する。
図5に示すように、サーバ20は、プロセッサ21と、記憶部22と、通信インタフェース23と、これらを接続するシステムバスB2とを備える。
プロセッサ21は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット(CPUなど)及び各種レジスタから構成され、記憶部22に格納されている各種プログラムを実行することでサーバ20の各部を中枢的に制御する。また、プロセッサ21は、プログラムP20を実行することにより、携帯端末10に音声情報を提供するための各種機能を実現する。
記憶部22は、例えば、ディスクドライブ又は半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からなる物理デバイスの記憶領域が提供する論理デバイスである。記憶部22は、複数の物理デバイスを1つの論理デバイスにマッピングして構築してもよいし、1つの物理デバイスを複数の論理デバイスにマッピングして構築してもよい。記憶部22は、オペレーティングシステムプログラムやドライバプログラム等の各種プログラム及びこれらのプログラムの実行中に使用される各種データを格納する。
イ)データ構造
図6は、サーバ20の記憶部22に記憶されているデータの一例を示すブロック図である。図6に示すように、記憶部22には、携帯端末10において音声を再生させるために用いられる音声データD1と、携帯端末10に特定の画面を表示させるために用いられる画面データD2と、ログデータD3と、ユーザ情報データベースD4と、会場情報データベースD5と、履歴情報データベースD6とが記憶されている。
音声データD1は、展示物3の説明やキャラクターのセリフといった主音声を提供するための主音声データ、関連する情報(例えば、展示物3の背景説明などの副音声)を提供するための副音声データ、及びBGM用の音声データ等を含む。同一の展示物3に対しては、言語が異なる複数種類の音声データが用意されていると共に、ユーザの属性や行動履歴等に応じて異なる内容の音声を提供するための複数種類の音声データが用意されている。
音声データD1において、音声データは、当該音声データに関連する展示物3の識別情報(または発信機40のビーコンID)と対応付けられて登録されていてもよい。またさらに音声データD1において、音声データは、関連するユーザ情報(詳細は後述)とその関連度とが対応付けられて登録されていてもよい。例えば、ある音声データには、性別が関連するユーザ情報として登録されており、女性は関連度が高く、男性は関連度が低く登録されていてもよい。なお、音声データと関連するユーザ情報は性別に限定されず、年代や、居住国、使用言語、嗜好に関する情報等、任意のユーザ情報と関連する構成が可能である。
さらに、音声データは、携帯端末10の外部環境に関する情報と対応付けて登録されていてもよい。例えば、携帯端末10の環境音の種類や音量、温度や湿度、混雑度等と対応付けて登録されてもよい。また例えば音声データは、優先度と対応付けて登録されてもよい。
画面データD2は、携帯端末10において音声が再生されている間に、音声と関連する情報を表示デバイス15に表示させるためのデータである。具体的には、画面データD2は、展示物3のタイトル、シーンの説明、BGMの曲名やアーティスト名といったテキストデータ及び背景画像データを含む。
ログデータD3は、携帯端末10からサーバ20に送信された情報の受信ログを記録したものである。具体的には、ログデータには、サーバ20における情報の受信時刻(又は携帯端末10におけるビーコンの受信時刻)、ビーコンID、及び端末ID等が含まれる。
ユーザ情報データベースD4は、携帯端末10を使用するユーザに関する情報(ユーザ情報)を格納する。ユーザ情報は、携帯端末10の識別情報(端末ID)、ユーザ名(ニックネーム)、使用言語(日本語、英語等)等の基本情報に加え、性別、年代、居住国(居住地域)等の属性情報や、趣味や関心事等の嗜好に関する情報を含む。さらに、ユーザ情報は、後述するユーザ情報管理部211が送信したアンケートに対する回答を含んでもよい。
会場情報データベースD5は、音声情報提供システム1が提供される会場に関する情報(会場情報)を格納する。会場情報は、展示会場2に設置された発信機40のビーコンID、発信機40の設置場所、発信機40と紐付けられた展示物3の識別情報(名称や番号等)、当該展示物3に関する音声データや画面データが格納された記憶領域のアドレス等の情報を含む。
履歴情報データベースD6は、携帯端末10を携帯するユーザの行動履歴に関する情報(履歴情報)を格納する。具体的には、履歴情報は、展示会場2への入場時刻及び退場時刻、各展示物3を閲覧していた時間や閲覧した回数、各展示物3を閲覧した順番、展示会場2に来場した回数、受信時刻におけるユーザの位置情報などを含む。これらの情報は、ログデータを集計することにより得ることができる。
通信インタフェース23は、サーバ20を通信ネットワークNに接続し、通信ネットワークN上の他の端末と通信をするためのハードウェアモジュールである。通信インタフェース23は、例えば、ISDNモデム、ADSLモデム、ケーブルモデム、光モデム、ソフトモデム等の変調復調装置である。
ここで、サーバ20を構成するコンピュータは、必ずしも1台である必要はなく、通信ネットワークN上に分散する複数のコンピュータから構成されてもよい。例えば、ユーザ情報データベースD4を別のコンピュータに設け、サーバ20と連携させてもよい。
ウ)機能構成
図7は、サーバ20の機能の一例を示すブロック図である。図7に示すように、サーバ20がプログラムP20を実行することにより実現される機能部には、ユーザ情報管理部211、会場情報管理部212、音声データ選択部213、画面データ選択部214、ログ記録処理部215、及び集計部216が含まれる。
ユーザ情報管理部211は、携帯端末10から送信されたユーザ情報をユーザ情報データベースD4に登録し、必要に応じて修正するなどして管理する。例えばユーザ情報管理部211は、ユーザ情報の登録依頼をアンケート形式で携帯端末10に送信し、その回答をユーザ情報データベースD4に登録することができる。なお、ユーザ情報管理部211は、例えば展示会場2に来場したきっかけ等、展示会の主催者がユーザに確認した情報をアンケートとして携帯端末10に送信し、その回答をユーザ情報管理部211に登録することも可能である。
会場情報管理部212は、オペレーション端末30等から送信された会場情報に基づいて会場情報データベースD5を作成し、必要に応じて修正するなどして管理する。
音声データ選択部213は、携帯端末10からサーバ20にビーコンID及び端末IDが送信された場合に、記憶部22に記憶された音声データD1の中から、ビーコンIDに対応する展示物3に関する複数種類の音声データを抽出すると共に、端末IDに対応するユーザ情報を検索し、抽出した複数種類の音声データの中から更に、ユーザ情報に応じた音声データを選択して、携帯端末10に送信する。具体的には音声データ選択部213は、ユーザ情報データベースD4に登録されたユーザ情報について、音声データD1において関連度が高い音声データを選択して携帯端末10に送信することができる。例えば、ユーザの年代が20代として登録されている場合には、抽出した複数種類の音声データの中から、年代「20代」と関連度が高い音声データを選択し、携帯端末10に送信することができる。なお音声データ選択部213は、ユーザ情報データベースD4に登録された使用言語と同じ種類の言語の音声データを携帯端末10に送信することが好ましい。
また、例えば音声データ選択部213は、ユーザの履歴情報やユーザ情報が特定条件を満たしているか否かを判定し、満たしている場合には音声データを携帯端末10に送信する構成でもよい。特定条件は、例えば、特定の展示物3の閲覧時間(すなわち、特定の発信機40から発信されるビーコンの受信時間)や、複数の展示物3を閲覧した順番(すなわち、ビーコンを受信した順番)、特定の展示物3を閲覧した回数、展示会場2に来場した回数、ユーザ情報の登録率等である。
さらに音声データ選択部213は、携帯端末10の外部環境(携帯端末10の環境音の種類や音量、温度や湿度、混雑度等)に応じて送信する音声データを選択することも可能である。
また、音声データ選択部213は、展示会場2における複数のユーザの分布や動きを解析し、解析結果に応じて音声データを出しわけることができる。具体的には、ログデータD3を参照して、各受信時刻(あるいは一定範囲の時刻に含まれる受信時刻)について、各ビーコンIDに紐づくユーザIDの数を算出することで展示会場2における複数のユーザの分布や動き(人の流れ)を解析することができる。このとき音声データ選択部213は、例えば所定の割合以上(例えば過半数)ユーザが集まっている展示物3や、滞留時間が長い展示物3に対応する発信機40のビーコンを受信した携帯端末10には優先度の高い音声データを送信してもよい。また例えば、所定の割合以上(例えば過半数)のユーザが一定の順番で展示物3を閲覧している場合には、当該順番にあわせて音声データを選択してもよい。
また、音声データ選択部213は、携帯端末10の信号取得情報処理部112からビーコンの受信を停止した旨の情報を受信した場合には、音声データの送信を停止する構成でもよい。これによって、携帯端末10においては、無線信号を所定の受信強度以上で受信している場合にのみ音声データを再生するよう制御することができる。
画面データ選択部214は、記憶部22に記憶された画面データD2の中から、音声データ選択部213により選択された音声データと紐付けられた画面データを選択し、音声データと共に携帯端末10に送信する。
ログ記録処理部215は、携帯端末10からサーバ20に送信された情報の受信ログを記録する。詳細には、ログ記録処理部215は、端末IDごとに、ビーコンID及び受信時刻等を記録する。
集計部216は、記憶部22に記憶されたログデータD3を、端末IDごと、且つ、ビーコンIDごとに所定の周期で又は所定のタイミングで集計し、集計結果を履歴情報として履歴情報データベースD6に記録する。ここで、所定の周期とは、例えば、数秒〜数分ごとといった時間間隔である。また、所定のタイミングとは、例えば、携帯端末10がビーコンの受信を開始した旨の情報を受信したタイミングや、該ビーコンの受信を停止した旨の情報の受信したタイミング等のことである。詳細には、集計部216は、携帯端末10が同一の発信機40から発信されたビーコンを連続して受信していた時間を集計し、ビーコンIDと紐付けられた展示物3を抽出し、集計した時間を、ユーザが当該展示物3を閲覧していた時間として履歴情報データベースD6に記録する。また集計部216は、発信機40のビーコンIDと受信時刻とに基づいて、各展示物3を閲覧した順番や閲覧した回数を算出し、履歴情報データベースD6に記録することができる。さらに、集計部216は、ログデータD3を参照し、ビーコンIDに対応する発信機40の配置位置に基づいて、受信時刻におけるユーザの位置情報を集計し、履歴情報データベースD6に記録してもよい。
2−4.オペレーション端末30の構成
オペレーション端末30は、展示会場2の入口及び出口に設置された受付(イベントオペレーション)において、オペレータ4が操作する端末装置であり、具体的にはパーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、タブレット端末等によって構成される。なお、以下に説明するオペレーション端末30の各機能はサーバ20が備える構成でもよい。
オペレーション端末30は、サーバ20からユーザ情報、会場情報、及び履歴情報等をダウンロードし、展示会場2において閲覧中のユーザの人数や展示会場2の混み具合、移動速度、閲覧中のユーザの属性等を画面に表示する。
また、オペレーション端末30は、ユーザの携帯端末10にノベルティとして所定の音声データを提供することができる。例えば、オペレーション端末30は、ユーザの履歴情報やユーザ情報が特定条件を満たしているか否かを判定し、満たしている場合にはノベルティを提供する構成でもよい。特定条件は、例えば、特定の展示物3の閲覧時間(すなわち、特定の発信機40から発信されるビーコンの受信時間)や、複数の展示物3を閲覧した順番(すなわち、ビーコンを受信した順番)、展示会場2に来場した回数、ユーザ情報の登録率等である。この場合、オペレーション端末30は、ユーザ情報データベースD4やログデータD3、履歴情報データベースD6等を参照して、ユーザが特定条件を満たしているか否かを判定することができる。
また、例えばオペレーション端末30は、ユーザの履歴情報に応じて提供するノベルティを選択したり生成してもよい。例えばオペレーション端末30は、履歴情報データベースD6(又はログデータD3)に記録された閲覧時間(すなわち、ある発信機40からビーコンを受信した時間)に基づいて、ノベルティを選択してもよい。具体的には、オペレーション端末30は、履歴情報データベースD6を参照して、携帯端末10のユーザの閲覧時間が最も長い展示物3(すなわち、ビーコンの受信時間が最も長い発信機40)に関する音声データ(例えば展示物3において再生される音声データ等)を携帯端末10に提供してもよい。
また、例えばオペレーション端末30は、展示物3の閲覧順(ビーコンを受信した順番)に基づいてノベルティを選択する構成でもよい。この場合、例えばユーザがN番目とM番目(例えば最初と最後)に閲覧した展示物3(すなわち、展示会場2に入場してからN番目にビーコンを受信した発信機40とM番目にビーコンを受信した発信機40)とに関連する音声データそれぞれをノベルティとして提供してもよいし、各展示物3に関連する音声データを当該各展示物3を閲覧した順番に組み合わせた音声データをノベルティとして提供してもよい。
また、例えばオペレーション端末30は、ある展示物3を閲覧した回数(同一発信機40からビーコンを受信した回数)に基づいてノベルティを選択する構成でもよい。この場合、例えば閲覧回数が最も多い展示物3に関する音声データをノベルティとして提供することができる。
さらにオペレーション端末30は、ユーザ情報に応じてノベルティを選択してもよい。例えば、オペレーション端末30は、ユーザ情報データベースD4を参照して、ユーザ情報管理部211が送信したアンケートに対する回答率に基づいて、携帯端末10にノベルティを提供してもよい。また、ユーザの使用言語や性別や年代、嗜好に関する情報に基づいてノベルティを提供してもよい。具体的には、オペレーション端末30は、ユーザ情報データベースD4に登録されたユーザ情報について、音声データD1において関連度が高い音声データを選択してノベルティとして提供してもよい。例えば、ユーザの性別が女性として登録されている場合には、性別「女性」と関連度が高い音声データをノベルティとして提供することができる。また、例えばユーザ情報データベースD4に登録された使用言語と同じ種類の言語の音声データをノベルティとして提供できる。
また、ノベルティの提供はオペレーション端末30が自動で行う構成に限定されず、オペレータ4が手動で行う構成でもよい。この場合、オペレータ4は、オペレーション端末30に表示された情報を見て、ユーザを展示会場2内に案内するタイミングを調整したり、閲覧が終わったユーザに渡すノベルティグッズを選択したりすることができる。
なお、オペレーション端末30は、ユーザが展示会場2から脱出する際に、ノベルティを提供することが好ましい。
3.第1の実施形態の動作
図8は、携帯端末10の動作の一例を示すフローチャートである。また、図9は、サーバ20の動作の一例を示すフローチャートである。図10〜図12は、携帯端末10の表示デバイス15に表示される画面の一例を示す模式図である。以下、図8〜図12を参照しながら、音声情報提供システム1の動作を説明する。
まず、携帯端末10においてアプリケーションプログラムP10を実行すると、携帯端末10は、図10に例示するユーザ情報入力画面を表示する(図8のステップS10)。ユーザ情報入力画面には、ユーザのニックネーム、性別、使用言語等の基本情報の入力欄a1が設けられている。この他、ユーザ情報入力画面に、ユーザの年代、ユーザの趣味や関心事、当該展示会場2を訪れるきっかけ等のアンケート項目の入力欄a2を設けてもよい。
ユーザ情報入力画面に対し、ユーザが入力デバイス14を用いて入力操作を行い、さらに、OKボタンa3をタップすると、携帯端末10は、入力欄a1、a2に入力された情報(ユーザ情報)を、当該携帯端末10の端末IDと共にサーバ20に送信する(図8のステップS11)。
ここで、ユーザは、展示会場2に入る前までに、携帯端末10からサーバ20にユーザ情報する操作を行っておくことが好ましい。また、ユーザ情報の送信後、携帯端末10は、図11に例示する自動再生機能のスタート画面を表示してもよい。スタート画面には、ヘッドホンを装着して画面にタッチする旨のユーザに対するメッセージa4が示されている。メッセージa4に従って、ユーザが画面をタッチすると、音声情報提供システム1によるサービス(後述する図8のステップS12〜)が開示される。このように、ユーザによる操作をトリガーとすることで、サービス開始の齟齬をなくすことができる。この他、スタート画面内のスペースa5に、ロゴやサービスマーク等を表示してもよい。
携帯端末10から携帯ID及びユーザ情報が送信されると、サーバ20は、携帯端末10のログインを受け付け(図9のステップS20)、端末ID及びユーザ情報を受信し(ステップS21)、ユーザ情報を登録する(ステップS22)。その後、サーバ20は、携帯端末10から送信された情報のログの記録を開始する(ステップS23)
携帯端末10は、展示会場2においてビーコンを受信すると(図8のステップS12:Yes)、受信したビーコンに重畳されたビーコンIDを抽出し、自身の端末ID及び抽出したビーコンIDをサーバ20に送信する(ステップS13)。この際、携帯端末10は、併せて、センサ部18により検出された携帯端末10の運動や姿勢を表す情報をサーバ20に送信してもよい。また、携帯端末10は、複数の発信機40から発信されたビーコンを受信した場合には、受信強度が最も強いビーコンのビーコンIDを抽出する。また、ビーコンを受信しない場合(ステップS12:No)、携帯端末10の動作はステップS18に移行する。
サーバ20は、携帯端末10から端末ID及びビーコンIDを受信すると(図9のステップS24:Yes)、会場情報データベースD5を参照して、受信したビーコンIDに対応する展示物3を特定することにより、携帯端末の位置を検出する(ステップS25)。他方、端末ID及びビーコンIDを受信しない場合(ステップS24:No)、サーバ20の動作はステップS30に移行する。
携帯端末10の位置が展示会場2の外である場合(ステップS26:No)、サーバ20の動作はステップS30に移行する。例えば、携帯端末10から、展示会場2の入口又は出口に設置された発信機40のビーコンIDが送信された場合、当該携帯端末10は展示会場の外に位置していると判断される。
他方、携帯端末10の位置が展示会場2内である場合(ステップS26:Yes)、サーバ20は、携帯端末10の位置及びユーザの属性に応じた音声データを携帯端末10に送信する(ステップS27)。詳細には、サーバ20は、記憶部22に記憶された音声データの中から、ビーコンIDに対応する展示物3に関する複数種類の音声データを抽出し、これらの音声データの中から更に、端末IDに対応するユーザ情報に応じた音声データを選択して携帯端末10に送信する。例えば、ビーコンIDに対応する展示物3に関する説明の音声データが選択された場合、ユーザの使用言語に対応する音声データ(日本語、英語など)や、ユーザの年齢に応じた音声データ(大人向け、子ども向けなど)、ユーザの興味関心に応じた音声データ(興味がある人向けの詳しい説明、初心者向けの簡素な説明など)等がさらに選択される。また、携帯端末10から、携帯端末10の運動や姿勢を表す情報が送信された場合には、これらの情報に応じてさらに音声データを選択してもよい。例えば、携帯端末10の移動速度が速い場合には、簡素な説明の音声データを送信するといった処理を行ってもよい。
なお、サーバ20から携帯端末10への音声データの送信形式は、ストリーミング形式であってもよいし、ダウンロード形式であってもよい。また、サーバ20は、音声データと共に、該音声データに対応する画面データを携帯端末10に送信してもよい。
続いて、サーバ20は、携帯端末10から送信された情報のログの集計を行い(図9のステップS28)、集計結果をオペレーション端末30に送信する(ステップS29)。これにより、オペレーション端末30を操作するオペレータ4は、携帯端末10を携帯するユーザの行動(経路や滞留していた位置や時間など)を随時把握することが可能となる。なお、ログの集計及び送信(ステップS28、S29)は、音声データの送信(ステップS27)の有無によらず、サーバ20において随時行ってもよい。
その後、サーバ20の動作はステップS24に戻る。
携帯端末10は、サーバ20から音声データを受信すると(図8のステップS14:Yes)、受信した音声データに基づいて音声を再生する(ステップS15)。また、携帯端末10は、音声データと共に画面データを受信した場合には、該画面データに基づいて、図12に例示するサービス画面を表示する。サービス画面は、自動再生中の音声や音楽の名称のテキストや背景画像が表示されるタイトル表示領域a6と、展示会場2におけるユーザの位置を表すエリアマップ表示領域a7とを含む。また、サービス画面に、副音声のオン又はオフを設定するための設定アイコン(設定手段)a8を表示してもよい。設定アイコンa8が副音声オンの側に設定されている場合、サーバ20から送信された音声データに副音声データが含まれているときに、副音声も自動再生させることができる。
他方、音声データを受信しない場合(ステップS14:No)、携帯端末10の動作はステップS18に移行する。
その後、携帯端末10は、ステップS12において受信したビーコンと同じビーコンIDを有するビーコンが停止すると(ステップS16:Yes)、即ち、該ビーコンを所定の強度以上で受信できなくなると、音声の再生を停止する(ステップS17)。
続いて、携帯端末10は、ログアウトする操作がなされたか否かを判定する(ステップS18)。例えば、ユーザが携帯端末10に対し、アプリケーションプログラムP10の実行を中止する操作を行った場合、携帯端末10はログアウトする。ログアウトする場合(ステップS18:Yes)、携帯端末10の動作は終了する。他方、ログアウトしない場合(ステップS18:No)、携帯端末10の動作はステップS12に戻る。
サーバ20は、携帯端末10がログアウトすると(図9のステップS30:Yes)、ログの記録を終了し(ステップS31)、その後、動作を終了する。他方、携帯端末10がログアウトしない場合(ステップS30:No)、サーバ20の動作はステップS24に戻る。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザに煩わしい操作を強いることなく、必要な情報を必要なタイミングで音声により提供することができる。特に、本実施形態においては、ユーザの居場所に応じた音声情報を提供するだけでなく、予め登録されたユーザ情報に基づいて、ユーザの属性や嗜好に応じた、よりパーソナライズされた音声情報を、個々のユーザに提供することが可能となる。つまり、本実施形態によれば、ユーザの意思や操作によらず、音声による演出をユーザに体験させることができる。反対に、体験するか否かをユーザに選択させることも可能である。
また、本実施形態によれば、携帯端末10から送信された情報の受信ログを記録して集計するので、ユーザがどのような経路をたどり、どのエリアにどの程度滞留していたかといった位置に関する情報を取得し、リアルタイムに可視化することができる。従って、ユーザの行動を通して、ユーザの興味や嗜好を把握することができ、このようなユーザ個人の情報をリアルタイムで活用することも可能となる。例えば、ユーザが長く滞留していたエリアの展示物3に関連するノベルティグッズを出口で渡すことにより、当該イベントに対するユーザの印象をより強めることができる。また、ユーザが1つの展示物3のエリアを繰り返し訪れている場合には、2回目、3回目で異なる音声データを提供するといった利用方法も可能である。或いは、あるユーザの行動に応じて、別のユーザに提供する情報や演出を変化させることも可能である。
また、本実施形態によれば、センサ部18により検出された情報を携帯端末10からサーバ20に送信することにより、ユーザの行動情報を蓄積することができる。このようなユーザの行動情報は、各ユーザに送信する音声データの選択に使用できる他、複数のユーザの行動情報を蓄積することにより、展示会場2の改善に活用することも可能である。例えば、ある展示物の前で多くのユーザが頻繁に動いている場合、当該展示物の展示位置が適切でないため見難いといったことを推測することができる。
また、上記実施形態においては、本実施形態に係る音声情報提供システム1を展示会場2に提供する例を説明したが、本システムはさらに様々な場面に適用することが可能である。例えば、携帯端末10を介してリアルタイムに情報を集約し、特定の属性や嗜好、行動や経路などの特定条件を満たしているユーザのみに反応する音声演出や画面演出を行うことが可能である。この特定条件は、システムの開発者が任意に設計することができる。
また、本実施形態によれば、副音声のオン/オフ機能を用いることにより、外部の環境音に応じた音声を出し分けすることも可能である。例えば、特定の環境音や映像にリンクし、演出音を付加することもできる。或いは、演出音声(主音声、副音声、BGMなど)に優先順位をつけ、オン/オフの自動切り替えや、音量の大小に差をつけて同時再生することも可能である。
上記実施形態においては、展示会場2に設置された発信機40が発信するビーコンを携帯端末10において受信することとしたが、GPS信号や所定の高周波信号を受信することとしてもよい。例えば、携帯端末10がGPS信号を受信した場合、携帯端末10は、GPS信号に基づいて算出した自身の位置情報を、自身の端末IDと共にサーバ20に送信する。或いは、携帯端末10からサーバ20に、GPS信号の受信情報(GPS衛星の位置情報、GPS信号の送信時刻、及び受信時刻)を送信し、サーバ20において携帯端末10の位置情報を算出することとしてもよい。この場合、発信機40を設置する必要なく、任意の場所に位置する携帯端末10に対し、当該位置及びユーザ情報に応じた音声情報や表示デバイス15における視覚情報を提供することが可能となる。具体例として、街歩きするユーザに対し、道案内の音声や広告を提示したりすることも可能である。
4.第2の実施形態
上記第1の実施形態においては、ユーザの位置に応じた音声情報を、携帯端末10を介してユーザに提供することとしたが、第2の実施形態においては、例えば、展示会の会場であれば展示物が展示されている箇所、街中であれば道案内における誘導箇所といった特定の場所に恰も音源が設置されており、その音源から、ユーザの位置に応じた音声情報が聞こえてくるかのようにユーザが認識できるようにしても良い。以下、特定の場所から音声情報が聞こえてくるかのようにユーザが認識する仮想的な音源のことを、仮想音源という。以下においては、第2の実施形態に係る音声情報提供システムを、上記第1の実施形態と同様、展示会場2(図2参照)に適用したものとして説明する。
4−1.第2の実施形態の構成
本発明の第2の実施形態に係る音声情報提供システムの構成は、全体として、上記第1の実施形態(図1〜図7参照)と同様であり、音声情報提供装置(サーバ20)の機能の一部が上記第1の実施形態と異なる。
ここで、本実施形態においては、音声入出力デバイス13(図3参照)として、ユーザの右耳に装着され、右耳用の音声を出力する音声出力部と、ユーザの左耳に装着され、左耳用の音声を出力する音声出力部とが設けられたステレオフォニック再生が可能なデバイス(ヘッドホン又はイヤホン)を用いられる。ここで、本明細書においてステレオフォニック再生とは、左右に設けられた一対の音声出力部から2チャンネルの音声をそれぞれ出力する音声の再生方法のことである。
また、本実施形態においては、記憶部22(図6参照)に記憶される会場情報データベースD5に、会場情報として、予め設定された複数の仮想音源の位置情報が格納される。具体的には、展示会場2に設置された各発信機40の位置や、展示物3の位置等が、仮想音源の位置として設定される。或いは、ある発信機40と隣の発信機40との間に設定された特定のルートを、移動可能な仮想音源の位置として設定しても良い。
図13は、本実施形態に係るサーバの機能の一例を示すブロック図である。サーバ(プロセッサ21A)が記憶部22(図5参照)に記憶されたプログラムを実行することにより実現される機能部には、ユーザ情報管理部211、会場情報管理部212、音声データ選択部213、画面データ選択部214、ログ記録処理部215、及び集計部216に加え、位置及び向き算出部217並びに音声データ加工部218が含まれる。このうち、ユーザ情報管理部211〜集計部216の機能については、上記第1の実施形態と同様である。
位置及び向き算出部217は、携帯端末10から送信されたビーコンID及び端末IDに基づき、当該携帯端末10を携帯しているユーザの位置及びユーザの顔の向きを算出する。
音声データ加工部218は、ユーザ(携帯端末10)の位置に応じて音声データ選択部213により選択された音声データを、仮想音源の位置とユーザの位置及び顔の向きとの関係に応じて、ステレオフォニック再生するための音声データに加工する。詳細には、音声データ加工部218は、ユーザの位置に応じた仮想音源を抽出し、恰もその仮想音源の方向から音声が聞こえてくるかのようにユーザが認識するように、右耳用の音声データと左耳用の音声データとを生成する。なお、仮想音源としては、ユーザの位置に最も近い仮想音源を抽出しても良いし、選択された音声データと紐付けられた固定位置の仮想音源を抽出しても良い。
4−2.第2の実施形態の動作
本発明の第2の実施形態に係る音声情報提供システムの動作は、全体として、上記第1の実施形態(図8及び図9参照)と同様であり、図8のステップS13及びS15における携帯端末10の詳細な動作、並びに、図9のステップS25及びS27におけるサーバ20の詳細な動作の上記第1の実施形態と異なる。
即ち、携帯端末10がビーコンを受信すると(図8のステップS12:Yes)、携帯端末10は、受信したビーコンに重畳されたビーコンIDを抽出し、自身の端末ID及び抽出したビーコンIDに加え、ビーコンの受信強度をサーバ20に送信する(ステップS13)。この際、携帯端末10は、複数の発信機40から発信されたビーコンを受信すると、複数のビーコンID及びそれぞれのビーコンの受信強度をサーバ20に送信する。
サーバ20が携帯端末10から端末ID及びビーコンIDに加え、ビーコンの受信強度を受信すると(図9のステップS24:Yes)、サーバ20は、携帯端末10の位置(即ち、携帯端末10を携帯するユーザの位置)に加え、ユーザの顔の向きを算出する。詳細には、サーバ20は、複数のビーコンIDに基づき、携帯端末10が受信したビーコンを発信した複数の発信機40を特定すると共に、ビーコンの受信強度から、各発信機40から携帯端末10までの距離を算出する。そして、サーバ20は、複数の発信機40の位置及び距離に基づいて、ユーザの位置を算出する。また、サーバ20は、所定の時間ごとにユーザの位置を複数回算出することにより、ユーザの位置の変化を表すベクトルを算出し、このベクトルの方向を、ユーザが顔を向けている方向と推定する。
ユーザ(携帯端末10)が展示会場2内にいる場合(ステップS26:Yes)、サーバ20は、記憶部22に記憶された音声データの中から、ユーザの位置に応じた音声データを選択し、この音声データをステレオフォニック再生するための音声データに加工して、携帯端末10に送信する(ステップS27)。詳細には、サーバ20は、ユーザの位置に応じて抽出された仮想音源の位置とユーザの位置及び向きとの関係に応じて、恰も仮想音源の方向から音声が聞こえるかのようにユーザが認識するように、右耳用の音声データと左耳用の音声データとを生成する。音声データの加工処理においては、左右の耳と仮想音源との距離に応じて左右の音声データ間に遅延を設けるバイノーラルアルゴリズム等、公知の手法を用いることができる。この際、サーバ20は、ユーザの位置及び向きの変化や、仮想音源が移動する場合には仮想音源の位置の変化に応じて、音声データをリアルタイムに加工する。
携帯端末10が音声データを受信すると(図8のステップS14:Yes)、携帯端末10は、受信した音声データに基づいて音声を再生する(ステップS15)。この際、携帯端末10は、右耳用の音声データに基づき右耳用の音声出力部から音声を出力させると共に、左耳用の音声データに基づき左耳用の音声出力部から音声を出力させる。それにより、ユーザは、ヘッドホン又はイヤホンを装着しながらも、恰も特定の方向に位置する音源から音声が流れてきたかのように認識することができる。
このような第2の実施形態によれば、ユーザは、よりリアリティのある音声情報を受け取ることができる。
4−3.変形例その1
ユーザの位置及び向きを検出する方法としては、上記第2の実施形態において説明した方法に限定されず、種々の手法を用いることができる。
一例として、無線信号(ビーコン)を発信するタグと、該タグから発信された無線信号を検出し、タグの位置情報を出力するリーダとを含む構成される測位システムを用いて、ユーザの位置及び向きを検出しても良い。具体的には、ユーザが装着するヘッドホン又はイヤホンの左右の各々の側にタグを取り付けると共に、会場の天井等にリーダを設置しておく。ユーザがヘッドホン又はイヤホンを装着して会場内を移動すると、リーダは、タグから発信された無線信号を検出し、ヘッドホン又はイヤホンの左右の位置情報を出力する。サーバ20は、このヘッドホン又はイヤホンの左右の位置情報を、当該ヘッドホン又はイヤホンと接続された携帯端末10の携帯IDと紐付けると共に、左右の位置情報から、ユーザの顔の高さ及び向きを推定する。この場合、ユーザの位置に加え、ユーザの顔の高さ及び向きを高精度で測定することができる。タグ及びリーダを含む測位システムとしては、例えばQuuppa Oy社のシステム「Quuppa(登録商標)」等が挙げられる。
別の例として、当該音声情報提供システムが適用される場所(例えば展示会場2)に複数のカメラを設置し、複数のカメラにより撮影された画像から、ユーザの位置並びに顔の高さ及び向きを検出しても良い。
4−4.変形例その2
上記第2の実施形態においては、ユーザは音声情報を受け取るのみであるが、ユーザのジェスチャが音声情報にフィードバックされるようにしても良い。即ち、携帯端末10が、センサ部18として設けられたジャイロセンサや加速度センサにより、携帯端末10を携帯するユーザの運動(移動速度、回転速度等)や姿勢(傾き)を検出し、この運動や姿勢を表す情報をサーバ20に送信する。サーバ20は、ユーザの運動や姿勢に応じた音声情報を表す音声データを、ステレオフォニック再生するための音声データに加工し、携帯端末10に送信する。携帯端末10が、サーバ20から受信した音声データに基づく音声を再生すると、ユーザは、恰も、自身のジェスチャにより音声が発生したかのように認識することができる。具体的には、ユーザが特定の場所でジャンプをすると、床から弾むような音が聞こえる、といった例が挙げられる。音声情報としては、複数のユーザ間で共通であっても良いし、ユーザごとに異なっていても良い。
4−5.変形例その3
上記第2の実施形態においては、ユーザの位置に応じた音声情報を個別に送信することとしたが、複数のユーザに対して共通の音声情報を一斉に送信するようにしても良い。例えば、特定の仮想音源と紐付けられた共通の音声データを、複数のユーザに対して同時に、各ユーザの位置及び向きに応じた音声データに加工した上で送信しても良い。それにより、複数のユーザに同じ体験を共有させることができる。
以上説明した実施形態は、本発明を説明するための一例であり、本発明をその実施形態に限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。例えば、当業者であれば、実施形態で述べたリソース(ハードウェア資源又はソフトウェア資源)を均等物に置換することが可能であり、そのような置換も本発明の範囲に含まれる。
1 音声情報提供システム
2 展示会場
3 展示物
4 オペレータ
10 携帯端末
11、21、21A プロセッサ
12、22 記憶部
13 音声入出力デバイス
14 入力デバイス
15 表示デバイス
16、23 通信インタフェース
17 受信デバイス
18 センサ部
19 カメラ
20 サーバ
30 オペレーション端末
40 発信機
45 GPS衛星
46 信号発信源
111 表示制御部
112 信号取得情報処理部
113 音声再生処理部
114 副音声設定部
211 ユーザ情報管理部
212 会場情報管理部
213 音声データ選択部
214 画面データ選択部
215 ログ記録処理部
216 集計部
217 位置及び向き算出部
218 音声データ加工部
B1、B2 システムバス
P10 アプリケーションプログラム
P20 プログラム

Claims (15)

  1. 所定の範囲内に所定の強度を有する無線信号を発信する発信機であって、当該発信機の識別情報である信号IDを前記無線信号に重畳して発信する複数の発信機と、
    前記発信機から発信された前記無線信号を受信可能な受信デバイスと、通信ネットワークを介して情報を送受信するための通信インタフェースと、音声データに基づいて音声を再生する音声出力デバイスと、を有する携帯端末と、
    前記携帯端末と前記通信ネットワークを介して接続された音声情報提供装置と、
    を備え、
    前記携帯端末は、前記複数の発信機のいずれかから発信された前記無線信号を受信した場合に、当該携帯端末の識別情報である端末IDを前記信号IDと共に前記音声情報提供装置に送信し、
    前記音声情報提供装置は、前記携帯端末から前記端末ID及び前記信号IDを受信した場合に、前記端末ID及び前記信号IDに応じた音声データを前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末は、前記発信機から前記信号IDが重畳された前記無線信号を受信している間、前記音声情報提供装置から送信された前記音声データに基づく音声を再生する、
    音声情報提供システム。
  2. 前記音声情報提供装置は、
    前記発信機が設置された場所に関連する複数種類の音声データを格納する音声データ記憶部と、
    前記信号IDに基づき、前記携帯端末を携帯するユーザの位置及び該ユーザの顔の向きを算出する位置及び向き算出部と、
    前記位置及び向き算出部により算出された前記ユーザの位置に基づき、前記複数種類の音声データのうちから、前記ユーザの位置に応じた音声データを選択する音声データ選択部と、
    前記音声データ選択部により選択された音声データを、予め設定された仮想的な音源の位置と前記ユーザの位置及び該ユーザの顔の向きとの関係に応じて、ステレオフォニック再生するための音声データに加工する音声データ加工部と、
    を有し、
    前記音声情報提供装置は、前記音声データ加工部により加工された音声データを前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末は、前記加工された音声データに基づき、ステレオフォニック再生を行う、請求項1に記載の音声情報提供システム。
  3. 前記携帯端末は、前記複数の発信機のうち2つ以上の発信機から発信された無線信号を受信した場合に、該2つ以上の発信機の信号IDを前記音声情報提供装置に送信し、
    前記位置及び向き算出部は、前記2つ以上の発信機の信号IDに基づいて、前記ユーザの位置及び該ユーザの顔の向きを算出する、請求項2に記載の音声情報提供システム。
  4. 前記音声出力デバイスは、右耳に装着される第1音声出力部と、左耳に装着される第2音声出力部とが設けられたヘッドホン又はイヤホンであり、前記第1及び第2音声出力部の各々に、無線信号を発信するタグが設けられ、
    前記タグから発信された無線信号を検出し、前記タグの位置情報を出力するリーダをさらに備え、
    前記位置及び向き算出部は、前記リーダから出力された前記タグの位置情報に基づいて、前記ユーザの位置及び該ユーザの顔の向きを推定する、
    請求項2に記載の音声情報提供システム。
  5. 前記音声情報提供装置は、
    前記発信機が設置された場所に関連する複数種類の音声データを格納する音声データ記憶部と、
    前記携帯端末を携帯するユーザに関する情報を前記端末IDと関連付けて格納するデータベースと、
    前記携帯端末から前記端末ID及び前記信号IDを受信した場合に、前記端末IDに基づいて、前記複数種類の音声データのうち、前記ユーザに関する情報に応じた音声データを選択して前記携帯端末に送信する音声データ選択部と、
    を有する請求項1に記載の音声情報提供システム。
  6. 前記携帯端末は、前記発信機から前記無線信号を受信している間、前記音声情報提供装置に向け、前記端末ID及び前記信号IDを所定の周期で前記音声情報提供装置に送信し、
    前記音声情報提供装置は、前記端末ID及び前記信号IDの受信ログを記録し、前記携帯端末が前記無線信号を受信していたトータルの時間、又は前記信号IDに基づく位置情報を集計する、
    請求項5に記載の音声情報提供システム。
  7. 前記携帯端末は、前記発信機からの前記無線信号の受信を開始した際に、前記端末ID及び前記信号IDと共に、前記無線信号の受信を開始した旨を表す情報を前記音声情報提供装置に送信し、前記無線信号の受信を終了した際に、前記端末ID及び前記信号IDと共に、前記無線信号の受信を終了した旨を表す情報を前記音声情報提供装置に送信し、
    前記音声情報提供装置は、前記無線信号の受信を開始した旨を表す情報及び前記無線信号の受信を終了した旨を表す情報の受信ログを記録し、前記携帯端末が前記無線信号を受信していたトータルの時間、又は前記信号IDに基づく位置情報を集計する、
    請求項5に記載の音声情報提供システム。
  8. 前記音声情報提供装置は、前記端末ID及び前記信号IDに応じた副音声用の音声データを前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末は、前記副音声用の音声データに基づく音声を再生するか否かの設定を行う設定手段を有する、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の音声情報提供システム。
  9. 前記携帯端末は、さらに、GPS信号を受信可能であり、
    前記携帯端末は、受信したGPS信号に関する情報を前記端末IDと共に前記音声情報提供装置に送信し、
    前記音声情報提供装置は、前記携帯端末から前記GPS信号に関する情報及び前記端末IDを受信した場合に、前記GPS信号に関する情報に基づいて前記携帯端末の位置を特定すると共に、該位置及び前記端末IDに応じた音声情報を前記携帯端末に送信する、
    請求項1、5〜8のいずれか1項に記載の音声情報提供システム。
  10. 前記音声情報提供装置は、
    前記携帯端末が所定のエリア内にいる際に、前記受信ログを記録し、
    前記携帯端末が前記所定のエリアから脱出する際に、前記受信ログに基づいて前記音声データ記憶部から音声データを選択し、ノベルティとして前記携帯端末に送信する提供部をさらに有する、
    請求項6又は7に記載の音声情報提供システム。
  11. 前記提供部は、
    前記受信ログを解析し、前記携帯端末が前記無線信号を受信した順番、又は受信した時間に基づいて、音声データを選択する、
    請求項10に記載の音声情報提供システム。
  12. 前記音声情報提供装置は、
    複数の前記携帯端末それぞれから前記端末ID及び前記信号IDを受信して、前記複数の携帯端末ごとに前記受信ログを記録し、
    前記複数の携帯端末それぞれの前記受信ログに基づいて、複数のユーザの動きを解析し、当該動きに基づいて、前記複数の携帯端末それぞれに前記音声データを送信する、
    請求項6乃至11の何れか一項に記載の音声情報提供システム。
  13. 通信ネットワークに接続された携帯端末に音声を再生させる音声情報提供システムにおいて用いられる音声情報提供装置であって、
    前記音声情報提供システムは、所定の範囲内に所定の強度を有する無線信号を発信する発信機であって、当該発信機の識別情報である信号IDを前記無線信号に重畳して発信する発信機を備え、
    前記携帯端末は、前記発信機から発信された前記無線信号を受信可能な受信デバイスと、前記通信ネットワークを介して情報を送受信するための通信インタフェースと、音声データに基づいて音声を再生する音声出力デバイスと、有し、
    複数種類の前記音声データを格納する音声データ記憶部と、
    前記携帯端末から当該携帯端末の識別情報である端末ID及び前記信号IDが送信された場合に、前記複数種類の音声データの中から前記端末ID及び前記信号IDに応じた音声データを選択する音声データ選択部と、
    前記音声データ選択部により選択された音声データを、前記通信ネットワークを介して前記携帯端末に送信する通信インタフェースと、
    を有する音声情報提供装置。
  14. 通信ネットワークに接続された携帯端末に音声を再生させる音声情報提供システムにおいて、コンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記音声情報提供システムは、所定の範囲内に所定の強度を有する無線信号を発信する発信機であって、当該発信機の識別情報である信号IDを前記無線信号に重畳して発信する発信機を備え、
    前記携帯端末は、前記発信機から発信された前記無線信号を受信可能な受信デバイスと、前記通信ネットワークを介して情報を送受信するための通信インタフェースと、音声データに基づいて音声を再生する音声出力デバイスと、有し、
    前記携帯端末から当該携帯端末の識別情報である端末ID及び前記信号IDが送信された場合に、前記端末ID及び前記信号IDを受信するステップ(a)と、
    記憶部に予め格納された複数種類の音声データの中から、前記端末ID及び前記信号IDに応じた音声データを選択するステップ(b)と、
    ステップ(b)において選択された音声データを、前記通信ネットワークを介して前記携帯端末に送信するステップ(c)と、
    を実行させるプログラム。
  15. 通信ネットワークに接続された携帯端末に音声を再生させる音声情報提供システムにおいて、前記携帯端末に実行させるプログラムであって、
    前記音声情報提供システムは、所定の範囲内に所定の強度を有する無線信号を発信する発信機であって、当該発信機の識別情報である信号IDを前記無線信号に重畳して発信する発信機と、複数種類の音声データを格納する音声情報提供装置と、を備え、
    前記携帯端末は、前記発信機から発信された前記無線信号を受信可能な受信デバイスを有し、
    ユーザに該ユーザに関する情報を入力させるための画面を表示すると共に、入力された前記ユーザに関する情報を、当該携帯端末の識別情報である端末IDと共に前記音声情報提供装置に送信するステップと、
    前記発信機から発信された前記無線信号を受信した場合に、前記端末ID及び前記信号IDを前記音声情報提供装置に送信するステップと、
    前記音声情報提供装置において前記複数種類の音声データの中から前記端末ID及び前記信号IDに応じて選択された音声データを受信するステップと、
    受信した前記音声データに基づいて音声を再生するステップと、
    前記発信機から発信された前記無線信号を受信しなくなった場合に、前記音声の再生を停止するステップと、
    を実行させるプログラム。
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