JP2019125011A - 人工知能スピーカシステム、アプリケーションソフトウェア - Google Patents
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Abstract
Description
また、表示コンテンツを観る者または司会者がマイクを用いて音声で表示コンテンツ変更の指示を入力することによってデジタルサイネージ端末へその旨の指令が送信されるため、表示コンテンツを観る者または司会者は手で操作することなく表示コンテンツを変更することができ、この際、所望の内容のコンテンツへ変更することができる。
また、アプリケーションソフトウェア上で何か通知があったとき、スピーカからその旨が音声で通知されるため、ユーザーは手を動かさずにアプリケーションソフトウェア上の通知を知ることができる。
例えば、アンケートの回答を音声入力してもらった場合、アンケート質問の項目ごとに、音声入力者が喜んでいるか、悲しんでいるか、満足しているか、不満をもっているか、などの感情についてデータ化することができる。
また、人工知能スピーカシステムのアプリケーションソフトウェアは、人工知能制御手段が、前記マイクからの入力データの言葉を形態素解析または分かち書きルールで区切って音声入力者の意図を把握するとともに意図にとって意味のある単語を把握する意図把握ステップと、人工知能制御手段が、把握した内容に基づいて、通信手段を用いてデータベースにアクセスしてデータベースの中から関連性のあるものを選択するとともに、所定の動作を選択して実行する選択実行ステップとを具備していることにより、音声入力者の所望の内容を実行するものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
言い換えると、人工知能制御手段をマイクおよびスピーカと一緒の端末に設けた構成でもよいし、データベースを有するサーバと一緒の端末に設けた構成でもよい。
また、関連性のあるものには、関連性のあるデータ、情報、他の所定のアプリケーションソフトウェア、他の所定のシステムが含まれる。
さらに、所定の動作には、調べる、返事をする、データベースから関連性のあるものを選択する、電話や電子メールやチャットなどで連絡するなど、主にプログラムで実行する電子的な動作が含まれる。
人工知能制御手段およびデータベースは、1つのサーバやクラウド上の複数のサーバに設けられた構成でもよい。
ここで、図1は、本発明の第1実施例の人工知能スピーカシステム100を示す概念図であり、図2は、本発明の第1実施例の人工知能スピーカシステム100のチャートを示す図である。
である。
このうち、人工知能スピーカ端末110は、マイク111と、スピーカ112とを有し、さらに、通信手段と、人工知能制御手段とを備えている。
そして、ユーザーが、人工知能スピーカ端末110に向かって話しかけると、人工知能制御手段が、マイク111からの入力データの言葉を形態素解析または分かち書きルールで区切って音声入力者の意図を把握するとともに意図にとって意味のある単語を把握し、把握した内容に基づいて、通信手段を用いてデータベースを有したサーバ120にアクセスしてデータベースの中から関連性のあるものを選択するとともに、所定の動作を選択して実行するように構成されている。
図2のステップS1では、人工知能制御手段が、マイク111からの音声による入力の有無を判定する。
音声による入力があったと判定した場合はステップS2へ進み、音声による入力がまだないと判定した場合はステップS1を繰り返す。
例えば、ユーザーが、人工知能スピーカ端末110が反応する所定のキーワードで呼びかけた後に「東京の明日の天気をおしえて!」と話したとする。
すると、人工知能制御手段が、音声による入力があったと判定し、ステップS2へ進む。
例えば、入力データ「東京の明日の天気をおしえて!」を辞書に掲載されている単語の品詞単位に区切ったり、分かち書きルールに沿って文節毎に区切ったりする。
ここで、分かち書きルールについて説明する。
ルール1:文節は、きりはなす。
ルール2:文節中の一部分が、文節をつくれるときは、その部分をきりはなす。
ルール3:そのあいだに別のことばをわりこませられる部分は、きりはなす。
ルール4:そのうしろにいろいろなことばをつづけられる部分は、きりはなす。
これにより、天気について返事をするという動作を後のステップで選択すればよい。
さらに、インテントにとって意味を持つ単語である所謂、エンティティを把握する。
この例の場合、具体的にどのような「天気」を尋ねているのかを把握する必要があり、インテントに対するエンティティが「東京」、「明日」であることを人工知能制御手段が把握する。
これにより、東京の明日の天気を調べて答えればよいと人工知能制御手段が把握し、ステップS3へ進む。
例えば、「天気」、「おしえて」を選択して「意図」である旨を設定することにより、「天気」、「おしえて」という単語は天気を知りたいという意図として学習するという指示になる。
また、「明日」を選択して「いつ」の時間・日付的概念である旨、「東京」を選択して「どこ」の場所的概念である旨を設定することにより、「明日」という単語は時間・日付的概念のエンティティとして学習し、「東京」という単語は場所的概念のエンティティとして学習するという指示になる。
上記のように管理者が設定することにより、設定された単語を人工知能制御手段がインテントやエンティティとして把握するだけでなく、人工知能制御手段は学習機能を有しているため、設定されていない単語についても、音声入力されたデータの文脈からインテントやエンティティとして把握するようになる。
ステップS4では、選択実行ステップとして、人工知能制御手段が、いくつか登録された所定の動作の中から「調べる」および「答える」の動作を選択する。
これにより、入力内容に沿った動作が実行される。
ここで、所定の動作の登録場所は、人工知能スピーカ端末110内でもよいし、サーバ120内でもよい。
また、動作の選択のタイミングは、データベースにアクセスした後として説明したが、データベースにアクセスする前でもよいのは勿論である。
この例の場合、人工知能制御手段が、サーバ120のデータベースの中から明日の東京の天気についての「東京の明日の天気は、くもりのち晴れ 降水確率20%」の情報を取得し、この取得した明日の東京の天気についての「東京の明日の天気は、くもりのち晴れ 降水確率20%」の情報を人工知能スピーカ端末110のスピーカ112を用いて読み上げる。
そして、人工知能制御手段が、マイク111から音声入力された音声入力データを人工知能音声感情認識手段へ伝えて、人工知能音声感情認識手段からのフィードバック情報を受け取り、データベースにフィードバック情報を記録するように構成してもよい。
人工知能音声感情認識手段は、例えば、音響解析して音声そのものが持つ特徴の量から感情を認識することによって、音声入力者の喜び、不満、平静などの感情やその度合いを判定する。
これにより、音声入力者の音声データが人工知能音声感情認識手段によって感情認識されてフィードバックされて感情についての情報が記録される。
その結果、音声入力者の感情を把握することができる。
例えば、アンケートの回答を音声入力してもらった場合、アンケート質問の項目ごとに、音声入力者が喜んでいるか、悲しんでいるか、満足しているか、不満をもっているか、などの感情についてデータ化することができる。
ここで、図3は、本発明の第2実施例として人工知能スピーカシステム100を受付に用いた場合を示す図である。
第2実施例の人工知能スピーカシステム100は、第1実施例の人工知能スピーカシステム100の用途を一例として受付にしたものであり、多くの要素について第1実施例の人工知能スピーカシステム100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
人工知能スピーカ端末110は、一例として会社の受付に設置されている。
そして、サーバ120のデータベースには、所定の担当者への連絡先が予め登録されている。
例えば、来客者が、人工知能スピーカ端末110が反応する所定のキーワードで呼びかけた後に「こんにちは! ○○会社の佐々木です。鈴木様と15:00に約束があってきました!」と話したとする。
すると、人工知能スピーカ端末110の人工知能制御手段が、マイク111からの入力データを分かち書きルールに沿って文節毎に区切って音声入力者の意図を把握するとともに意図にとって意味のある単語を把握する。
これにより、鈴木さんに来客者がいる旨の連絡をするという動作を選択すればよい。
さらに、インテントにとって意味を持つ単語であるエンティティを把握する。
この例の場合、具体的に誰が鈴木さんに会いたがっているのかを把握する必要があり、インテントに対するエンティティが「○○会社」、「佐々木」であることを人工知能制御手段が把握する。
この例の場合、人工知能制御手段が、データベースの中から予め登録された担当者である鈴木さんの連絡先の一例であるプッシュ通知するメッセージ通信アプリケーションソフトウェアのID情報を選択し、通信手段を用いて鈴木さんのパーソナルコンピュータ端末130へ「受付に○○会社の佐々木様がおみえです!」の旨を通知する。
これに伴い、人工知能制御手段が、スピーカ112を用いて「こんにちは! お待ちしていました。担当の鈴木を呼び出していますので、少々お待ちください!」の旨の返事をする。
さらに、予約された会議室があれば、人工知能制御手段が会議室予約システムにアクセスして予約された会議室を確認し、「お待ちしていました。この右側の廊下を進んだところにある第1会議室でお待ちください!」の旨の案内を読み上げてもよい。
これにより、音声入力者が担当者への連絡して欲しい旨を音声で入力すると人工知能制御手段によって担当者へ連絡される。
その結果、会社や店舗において担当者を呼び出してくれる受付機能、担当者へ連絡してくれる秘書機能を果たすことができる。
ここで、図4は、本発明の第3実施例として人工知能スピーカシステム100をヘルプデスクに用いた場合を示す図である。
第3実施例の人工知能スピーカシステム100は、第1実施例の人工知能スピーカシステム100の用途を一例としてヘルプデスクにしたものであり、多くの要素について第1実施例および第2実施例の人工知能スピーカシステム100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
人工知能スピーカ端末110は、一例として会社のオフィスに設置されている。
例えば、会社の従業員が、人工知能スピーカ端末110が反応する所定のキーワードで呼びかけた後に「パソコンのモニターがついたり、消えたりして困っています。どうすればいいですか?」と話したとする。
すると、人工知能スピーカ端末110の人工知能制御手段が、マイク111からの入力データを分かち書きルールに沿って文節毎に区切って音声入力者の意図を把握するとともに意図にとって意味のある単語を把握する。
これにより、パソコンについて回答するという動作を選択すればよい。
さらに、インテントにとって意味を持つ単語であるエンティティを把握する。
この例の場合、具体的にパソコンについてどのような状態であるのかを把握する必要があり、インテントに対するエンティティが「モニター」、「ついたり」、「消えたり」であることを人工知能制御手段が把握する。
この例の場合、人工知能制御手段が、データベースの中から予め登録された所謂、Q&Aのデータの中から、最も関連性が高い(最も適切)と思われる項目を選択し、その対処方法の「一度、パソコンを再起動してみましょう!」の旨を、スピーカ112を用いて読み上げて回答する。
これにより、音声入力者が知りたい内容についての質問や困っていることを音声で入力すると人工知能制御手段によって音声入力者が知りたいと思われる内容や解決策がデータベースの中から選択されて読み上げられる。
例えば、音声入力者が商品についての情報を求めて、人工知能スピーカ端末110の人工知能制御手段が商品などの説明をする商品説明機能として用いてもよい。
さらに、音声入力者が商品の在庫についての情報を求めて、人工知能スピーカ端末110の人工知能制御手段が現在の在庫を知らせてくれる在庫確認機能として用いてもよいし、音声入力者が自分や他のメンバーのスケジュールについての情報を求めて、人工知能スピーカ端末110の人工知能制御手段がスケジュールを知らせてくれるアシスタント機能(秘書機能)として用いてもよい。
その結果、解決策を知らせてくれるヘルプデスク機能、商品などの説明機能、現在の在庫を知らせてくれる在庫確認機能、スケジュールを知らせてくれるアシスタント機能(秘書機能)を果たすことができる。
ここで、図5は、本発明の第4実施例として人工知能スピーカシステム100を交通費精算申請に用いた場合を示す図である。
第4実施例の人工知能スピーカシステム100は、第1実施例の人工知能スピーカシステム100の用途を一例として交通費精算申請にしたものであり、多くの要素について第1実施例〜第3実施例の人工知能スピーカシステム100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
人工知能スピーカ端末110は、一例として会社のオフィスに設置されている。
そして、サーバ120のデータベースには、所定の担当者への連絡先が予め登録されている。
例えば、従業員が、人工知能スピーカ端末110が反応する所定のキーワードで呼びかけた後に「交通費精算の申請です! 営業の佐々木です。12月15日、大阪出張で東京−大阪間を新幹線で往復27,420円です!」と話したとする。
すると、人工知能スピーカ端末110の人工知能制御手段が、マイク111からの入力データを分かち書きルールに沿って文節毎に区切って音声入力者の意図を把握するとともに意図にとって意味のある単語を把握する。
これにより、申請内容を記録するという動作および申請内容を経理担当者へ連絡するという動作を選択すればよい。
さらに、インテントにとって意味を持つ単語であるエンティティを把握する。
この例の場合、具体的に誰が、いつ、どこから、どこへ、何の移動手段で行って、費用としていくらかかったのかを把握する必要があり、インテントに対するエンティティが「佐々木」、「東京」、「大阪」、「新幹線」、「往復」、「27,420円」であることを人工知能制御手段が把握する。
この例の場合、人工知能制御手段が、音声入力データを申請内容としてデータベースに記録する。
これに伴い、データベースの中から予め登録された経理担当者の連絡先の一例であるプッシュ通知するメッセージ通信アプリケーションソフトウェアのID情報を選択し、通信手段を用いて経理担当者のパーソナルコンピュータ端末130へ「営業の佐々木さん 12月15日 大阪出張 旅費27,420円」の交通費精算申請があった旨を通知する。
さらに、音声入力した従業員に対して、人工知能制御手段が、スピーカ112を用いて「交通費精算の申請を受け付けました!」の旨の返事をする。
なお、本実施例では、音声入力による交通費精算機能について説明したが、他の機能として用いてもよい。
例えば、音声入力による日報機能、音声入力による作業依頼機能、音声入力による発注・受注機能、音声入力によるアンケート集計機能として用いてもよい。
その結果、音声入力による日報機能、音声入力による交通費精算機能、音声入力による作業依頼機能、音声入力による発注・受注機能、音声入力によるアンケート集計機能を果たすことができる。
ここで、図6は、本発明の第5実施例として人工知能スピーカシステム100を他の基幹系システムと連携させた場合を示す図である。
第5実施例の人工知能スピーカシステム100は、第1実施例の人工知能スピーカシステム100を他の基幹系システムと連携させたものであり、多くの要素について第1実施例〜第4実施例の人工知能スピーカシステム100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
基幹系システムには、ERP(Enterprise Resource Planning)システム、生産管理システム、販売管理システム、在庫管理システム、受発注管理システム、財務・会計システムなどがあり、基幹系システムは、企業活動に必須のシステムである。
さらに、他のシステムサーバ140と通信自在であって、連携自在に構成されている。
人工知能スピーカ端末110は、一例として会社のオフィスに設置されている。
例えば、従業員が、人工知能スピーカ端末110が反応する所定のキーワードで呼びかけた後に「昨日の商品Aの売り上げをおしえて!」と話したとする。
すると、人工知能スピーカ端末110の人工知能制御手段が、マイク111からの入力データを分かち書きルールに沿って文節毎に区切って音声入力者の意図を把握するとともに意図にとって意味のある単語を把握する。
これにより、売り上げを調べるという動作およびその返事をするという動作を選択すればよい。
さらに、インテントにとって意味を持つ単語であるエンティティを把握する。
この例の場合、具体的にいつの、何についての売り上げを知りたがっているのかを把握する必要があり、インテントに対するエンティティが「昨日」、「商品A」であることを人工知能制御手段が把握する。
この例の場合、サーバ120のデータベースの中には売り上げの情報がないため、人工知能制御手段が、サーバ120と連携自在な他のシステムサーバ140に直接またはサーバ120を介して間接的にアクセスする。
そして、人工知能制御手段が、他のシステムサーバ140のデータベースの中から昨日の商品Aの売り上げについての「昨日の商品Aの売り上げ120万円」の情報を取得し、この取得した昨日の商品Aの売り上げについての「昨日の商品Aの売り上げ120万円です!」の情報を人工知能スピーカ端末110のスピーカ112を用いて読み上げる。
なお、本実施例では、基幹系システムと連携して商品の売り上げを回答する例として説明したが、他の既存システム、所謂、情報系システムと連携した構成としてもよい。
ここで、情報系システムには、電子メールソフト、グループウェアソフト、スケジュール管理ツールソフト、社内SNS(ビジネスチャット)などがある。
その結果、他のシステムと連携して、商品などの説明機能、現在の在庫を知らせてくれる在庫確認機能などを果たすことができる。
ここで、図7は、本発明の第6実施例として人工知能スピーカシステム100を所定のセンサーと連携させた場合を示す図である。
第6実施例の人工知能スピーカシステム100は、第1実施例の人工知能スピーカシステム100を所定のセンサーと連携させたものであり、多くの要素について第1実施例〜第5実施例の人工知能スピーカシステム100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
さらに、部屋には、センサーの一例である照度センサー150が設けられている。
そして、人工知能スピーカシステム100は、センサーの一例である照度センサー150と連携自在に構成されている。
さらに、人工知能制御手段が、スピーカ112を用いてセンシング状況の変化の旨を通知するように構成されている。
このとき、人工知能制御手段が、スピーカ112を用いてセンシング状況の変化の旨の一例として「部屋が暗くなってきました! 照明をONにしますか?」を通知するように構成されている。
これにより、照度センサー150によるセンシング状況の変化が音声で通知される。
その結果、ユーザーはセンシング状況の変化を確実に知ることができる。
ここで、人工知能スピーカシステム100が所定の機器の一例である照明機器のスイッチと連携自在に構成されていれば、人工知能制御手段が、ユーザーである音声入力者の意図を把握するとともに意図にとって意味のある単語を把握し、部屋の照明のスイッチをONにすることができる。
なお、所定のセンサーの一例として照度センサー150を挙げたが、これに限らない。
例えば、人感センサー(焦電センサー)、ジャイロセンサー、ボタンセンサー、温度・湿度センサー、画像センサーなどでもよい。
ここで、図8は、本発明の第7実施例として人工知能スピーカシステム100をデジタルサイネージ端末160と連携させた場合を示す図である。
第7実施例の人工知能スピーカシステム100は、第1実施例の人工知能スピーカシステム100をデジタルサイネージ端末160と連携させたものであり、多くの要素について第1実施例〜第6実施例の人工知能スピーカシステム100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
さらに、所定の機器の一例としてのデジタルサイネージ端末160と通信自在であって、連携自在に構成されている。
そして、人工知能制御手段が、デジタルサイネージ端末160の現在の表示コンテンツのデータに基づいて、スピーカ112を用いて現在の表示コンテンツの内容を読み上げるように構成されている。
さらに、人工知能制御手段が、音声入力者の意図および意図にとって意味のある単語に基づいて、通信手段を用いてデジタルサイネージ端末160の制御部に対して表示コンテンツ変更指令を送信するように構成されている。
そして、デジタルサイネージ端末160が、サーバ120に保存されているランチメニューについてのコンテンツを表示していたとする。
この例の場合、人工知能制御手段が、デジタルサイネージ端末160に対して直接またはサーバ120を介してデジタルサイネージ端末160の現在の表示コンテンツを把握する。
そして、人工知能制御手段が、デジタルサイネージ端末160の現在の表示コンテンツのデータに基づいて、スピーカ112を用いて現在の表示コンテンツの内容を読み上げる。
これにより、デジタルサイネージ端末160の現在の表示コンテンツについての説明が読み上げられる。
その結果、表示コンテンツを観る者である見込み客は、表示コンテンツの内容を詳しく理解することができる。
そして、見込み客が、人工知能スピーカ端末110が反応する所定のキーワードで呼びかけた後に「チーズケーキはどんなのがありますか?」と話したとする。
すると、人工知能スピーカ端末110の人工知能制御手段が、マイク111からの入力データを分かち書きルールに沿って文節毎に区切って音声入力者の意図を把握するとともに意図にとって意味のある単語を把握する。
これにより、メニューを調べるという動作およびその返事をするという動作を選択すればよい。
さらに、インテントにとって意味を持つ単語であるエンティティを把握する。
この例の場合、具体的にどのようなケーキがあるのか把握する必要があり、インテントに対するエンティティが「チーズ」、「どんなの」であることを人工知能制御手段が把握する。
この例の場合、人工知能制御手段が、サーバ120のデータベースの中からメニューの「チーズケーキ」の情報を取得し、通信手段を用いて表示を制御している制御部のあるサーバ120またはデジタルサイネージ端末160に対して「チーズケーキ」のコンテンツに変更する表示コンテンツ変更指令を送信する。
これにより、デジタルサイネージ端末160の表示コンテンツが、「パンケーキ&野菜スープ」から「チーズケーキ」に切り替わる。
この際、複数の種類のチーズケーキがある場合、デジタルサイネージ端末160が、それらを順に表示するととともに、人工知能制御手段が、スピーカ112を用いてそれらの説明を順に読み上げる。
その結果、表示コンテンツを観る者である見込み客は、手で操作することなく表示コンテンツを変更することができ、この際、所望の内容のコンテンツへ変更することができる。
なお、本実施例では、所定の機器の一例としてデジタルサイネージ端末160を挙げて説明したが、エアコン機器、照明機器、オーブンレンジ機器、冷蔵庫、洗濯機、お風呂の湯沸かし器、テレビ番組の録画機などであってもよい。
ここで、図9は、本発明の第8実施例として人工知能スピーカシステム100を所定のアプリケーションソフトウェアと連携させた場合を示す図である。
第8実施例の人工知能スピーカシステム100は、第1実施例の人工知能スピーカシステム100をスケジュール管理アプリケーションソフトウェアと連携させたものであり、多くの要素について第1実施例〜第7実施例の人工知能スピーカシステム100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
さらに、所定のアプリケーションソフトウェアの一例としてのスケジュール管理アプリケーションソフトウェアと連携自在に構成されている。
そして、人工知能制御手段が、音声入力者の意図および意図にとって意味のある単語に基づいてアプリケーションソフトウェア上において入力するように構成されている。
また、人工知能制御手段が、アプリケーションソフトウェアからの通知に基づいてスピーカ112を用いて通知するように構成されている。
例えば、従業員が、人工知能スピーカ端末110が反応する所定のキーワードで呼びかけた後に「佐々木です。明日の15:00に△△食品株式会社へ訪問して鈴木様と打ち合わせの予定を入れておいて!」と話したとする。
すると、人工知能スピーカ端末110の人工知能制御手段が、マイク111からの入力データを分かち書きルールに沿って文節毎に区切って音声入力者の意図を把握するとともに意図にとって意味のある単語を把握する。
これにより、予定を登録するという動作およびその返事をするという動作を選択すればよい。
さらに、インテントにとって意味を持つ単語であるエンティティを把握する。
この例の場合、具体的に誰についての、いつの、どんな予定を登録したがっているのかを把握する必要があり、インテントに対するエンティティが「佐々木」、「明日」、「15:00」、「△△食品株式会社」、「鈴木」であることを人工知能制御手段が把握する。
この例の場合、人工知能制御手段が、スケジュール管理アプリケーションソフトウェアを起動させて音声入力データの内容を登録(入力)してもよいし、起動させずに、スケジュール管理アプリケーションソフトウェアに関するデータファイルのデータに書き込んで登録してもよい。
これにより、ユーザー(音声入力者)がアプリに登録(記録)したい内容が人工知能制御手段によってスケジュール管理アプリケーションソフトウェア上に入力されて登録(記録)される。
その結果、ユーザーは手を動かさずに話すだけでスケジュール管理アプリケーションソフトウェアと繋がって操作することができる。
この場合、予定の所定時間前になると、スケジュール管理アプリケーションソフトウェアから人工知能スピーカ端末110へ通知される。
そして、この通知に基づいて人工知能制御手段が、スピーカ112を用いて例えば「今、14:00です。今日の15:00に△△食品株式会社へ訪問して鈴木様と打ち合わせの予定です!」と通知内容を読み上げる。
これにより、スピーカ112からその旨が音声でユーザーに対して通知される。
その結果、ユーザーは手を動かさずにアプリケーションソフトウェア上の通知を知ることができる。
すると、人工知能スピーカ端末110の人工知能制御手段が、マイク111からの入力データを分かち書きルールに沿って文節毎に区切って音声入力者の意図を把握するとともに意図にとって意味のある単語を把握する。
この例の場合、「予定」、「おしえて」の単語から、従業員(音声入力者)の意図であるインテントが「予定を知りたい」ということを人工知能制御手段が把握する。
これにより、予定を調べるという動作およびその返事をするという動作を選択すればよい。
さらに、インテントにとって意味を持つ単語であるエンティティを把握する。
この例の場合、具体的に誰についての、いつの予定を知りたがっているのかを把握する必要があり、インテントに対するエンティティが「佐々木」、「今日」であることを人工知能制御手段が把握する。
この例の場合、連携自在なスケジュール管理アプリケーションソフトウェアを起動させて佐々木さんの今日の予定のデータを読み込んで取得してもよいし、スケジュール管理アプリケーションソフトウェアを起動させずに、スケジュール管理アプリケーションソフトウェアに関するデータファイルのデータを読み込んで佐々木さんの今日の予定の箇所のデータを取得してもよい。
これにより、スピーカ112から予定内容が音声で従業員(音声入力者)に対して通知される。
その結果、従業員(音声入力者)は手を動かさずにスケジュール管理アプリケーションソフトウェア上に登録された予定を確認することができる。
例えば、会議室予約管理アプリケーションソフトウェア、タスク管理アプリケーションソフトウェア、チャットアプリケーションソフトウェア、カレンダーアプリケーションソフトウェア、電子メールアプリケーションソフトウェア、ワークフローアプリケーションソフトウェア、チャットボットアプリケーションソフトウェア、顧客関係管理アプリケーションソフトウェア(CRMアプリ)、ソーシャルネットワーキングサービスアプリケーションソフトウェアや、それらのアプリケーションシステムと連携自在な構成でもよい。
また、連携自在なアプリケーションソフトウェアやアプリケーションシステムは、クラウド上に構成された所謂、クラウドサービスと呼ばれるものでもよい。
さらに、音声入力者の求め(意図)に応じて、スケジュール管理アプリケーションソフトウェアを用いて、他のメンバーのスケジュールを調整し、共通の空き時間に会議室の予約を入れる(登録する)するとともに、他のメンバーのスケジュールに予定を入れるように構成してもよい。
ここで、図10は、本発明の第9実施例として人工知能スピーカシステム100を所定のアプリケーションソフトウェアと連携させた場合を示す図である。
第9実施例の人工知能スピーカシステム100は、第1実施例の人工知能スピーカシステム100をスケジュール管理アプリケーションソフトウェアと連携させたものであり、多くの要素について第1実施例〜第8実施例の人工知能スピーカシステム100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略する。
さらに、所定のアプリケーションソフトウェアの一例としての名刺管理アプリケーションソフトウェアと連携自在に構成されている。
そして、人工知能制御手段が、音声入力者の意図および意図にとって意味のある単語に基づいてアプリケーションソフトウェア上において入力するように構成されている。
例えば、従業員が、人工知能スピーカ端末110が反応する所定のキーワードで呼びかけた後に「名刺の登録です。△△食品株式会社 営業部長 鈴木一郎 住所 東京都江東区○○1−2−3 電話番号 03−1234−5678 メールアドレス suzuki@△△shokuhin.co.jp」と話したとする。
すると、人工知能スピーカ端末110の人工知能制御手段が、マイク111からの入力データを分かち書きルールに沿って文節毎に区切って音声入力者の意図を把握するとともに意図にとって意味のある単語を把握する。
これにより、名刺の内容を登録するという動作およびその返事をするという動作を選択すればよい。
さらに、インテントにとって意味を持つ単語であるエンティティを把握する。
この例の場合、具体的に誰についての名刺を登録したがっているのかを把握する必要があり、インテントに対するエンティティが「△△食品株式会社」、「営業部長」、「鈴木一郎」、「電話番号」、「03−1234−5678」、「メールアドレス」、「suzuki@△△shokuhin.co.jp」であることを人工知能制御手段が把握する。
この例の場合、人工知能制御手段が、名刺管理アプリケーションソフトウェアを起動させて音声入力データの内容を登録(入力)してもよいし、起動させずに、名刺管理アプリケーションソフトウェアに関するデータファイルのデータに書き込んで登録してもよい。
なお、サーバ120に変えて、所定の端末であるパーソナルコンピュータ端末130にアクセスして、例えば、エクセルのようなCSV形式のファイルにテキスト入力してデータを保存してもよい。
これにより、ユーザー(音声入力者)がアプリに登録(記録)したい内容が人工知能制御手段によって名刺管理アプリケーションソフトウェア上に入力されて登録(記録)される。
その結果、ユーザーは手を動かさずに話すだけで名刺管理アプリケーションソフトウェアと繋がって操作することができる。
つまり、ユーザーは、マウスを操作せずに、名刺の内容を入力(登録)することができる。
なお、所定のアプリケーションソフトウェアの一例として名刺管理アプリケーションソフトウェアについて説明したが、他のアプリケーションソフトウェアでもよい。
例えば、文書作成ソフトウェアや、表計算ソフトウェアでもよい。
110 ・・・ 人工知能スピーカ端末(通信手段、人工知能制御手段)
111 ・・・ マイク
112 ・・・ スピーカ
120 ・・・ サーバ(データベース)
130 ・・・ パーソナルコンピュータ端末(所定の端末)
140 ・・・ 他のシステムサーバ(他のシステムのデータベース)
150 ・・・ 照度センサー(センサー端末)
160 ・・・ デジタルサイネージ端末(所定の機器)
Claims (11)
- マイクと、スピーカと、通信手段と、学習機能を有する人工知能制御手段と、データベースとを備えた人工知能スピーカシステムであって、
前記人工知能制御手段が、前記マイクからの入力データの言葉を形態素解析または分かち書きルールで区切って音声入力者の意図を把握するとともに意図にとって意味のある単語を把握し、把握した内容に基づいて、通信手段を用いてデータベースにアクセスしてデータベースの中から関連性のあるものを選択するとともに、所定の動作を選択して実行する構成であることを特徴とする人工知能スピーカシステム。 - 前記データベースには、所定の担当者への連絡先が予め登録され、
前記人工知能制御手段が、前記把握した内容に基づいて、所定の担当者へ連絡する構成であることを特徴とする請求項1に記載の人工知能スピーカシステム。 - 前記データベースには、複数の所定の情報が登録され、
前記人工知能制御手段が、前記把握した内容に基づいて、データベースから関連性のある情報を選択してスピーカを用いて読み上げる構成であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の人工知能スピーカシステム。 - 前記データベースには、所定の担当者への連絡先が予め登録され、
前記人工知能制御手段が、前記把握した内容に基づいて、音声による入力内容をデータベースに記録するとともに、所定の担当者へ連絡する構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の人工知能スピーカシステム。 - 前記データベースと別構成である他のシステムと連携自在な構成であり、
前記人工知能制御手段が、前記把握した内容に基づいて、他のシステムのデータベースへアクセスして他のシステムのデータベースから関連性のある情報を選択してスピーカを用いて読み上げる構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の人工知能スピーカシステム。 - 所定のセンサーと連携自在な構成であり、
前記所定のセンサーによるセンシング状況が変化したとき、前記人工知能制御手段が、前記スピーカを用いてセンシング状況の変化の旨を通知する構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の人工知能スピーカシステム。 - 所定の機器と連携自在な構成であり、
前記人工知能制御手段が、前記把握した内容に基づいて、通信手段を用いて所定の機器の制御部に対して指令を送信する構成であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の人工知能スピーカシステム。 - 前記所定の機器が、デジタルサイネージ端末であり、
前記人工知能制御手段が、前記デジタルサイネージ端末の現在の表示コンテンツのデータに基づいて、前記スピーカを用いて現在の表示コンテンツの内容を読み上げ、
前記把握した内容に基づいて、通信手段を用いてデジタルサイネージ端末の制御部に対して表示コンテンツ変更指令を送信する構成であることを特徴とする請求項7に記載の人工知能スピーカシステム。 - 所定のアプリケーションソフトウェアと連携自在な構成であり、
前記人工知能制御手段が、前記把握した内容に基づいて所定のアプリケーションソフトウェア上において入力する、および、人工知能制御手段が、所定のアプリケーションソフトウェアからの通知に基づいてスピーカを用いて通知する、の少なくとも一方を実行する構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載の人工知能スピーカシステム。 - サーバに設けられた人工知能音声感情認識手段をさらに有し、
前記人工知能制御手段が、前記マイクから音声入力された音声入力データを人工知能音声感情認識手段へ伝えて、人工知能音声感情認識手段からのフィードバック情報を受け取り、データベースにフィードバック情報を記録する構成であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の人工知能スピーカシステム。 - マイクと、スピーカと、通信手段と、学習機能を有する人工知能制御手段と、データベースとを備えた人工知能スピーカシステムのアプリケーションソフトウェアであって、
前記人工知能制御手段が、前記マイクからの入力データの言葉を形態素解析または分かち書きルールで区切って音声入力者の意図を把握するとともに意図にとって意味のある単語を把握する意図把握ステップと、
前記人工知能制御手段が、把握した内容に基づいて、通信手段を用いてデータベースにアクセスしてデータベースの中から関連性のあるものを選択するとともに、所定の動作を選択して実行する選択実行ステップとを具備していることを特徴とするアプリケーションソフトウェア。
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