JP2019123337A - 動作体 - Google Patents

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賢哉 金田
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Abstract

【課題】ドローンの現在情報の値が正常の範囲内であっても、顕在化していないドローンの異常を早いタイミングで検知し、ドローンによる誤った動作を未然に防ぐこと。【解決手段】駆動部11を有するドローン1において、現在情報取得部101は、現在情報取得部101の現状を示す情報を少なくとも含む、ドローン1の現在情報を継続的に取得する。予測情報生成部102は、継続的に取得された現在情報に基づいて、将来の所定のタイミングにおけるドローン1の現在情報を予測し、当該予測に基づいた予測情報を生成する。異常検知部103は、生成された予測情報と、将来の所定のタイミングにおける現在情報とを比較し、差異が生じているか否かを判断して、差異が生じていると判断した場合に、ドローン1の異常を検知する。【選択図】図2

Description

本発明は、動作体に関する。
従来より、小型無人飛行機(典型的にはドローン)の研究・開発が盛んに行われている。例えば特許文献1には、機器不良の原因を解明することで墜落を未然に防ぐことができるとされるドローンが提案されている。特許文献1に記載されたドローンは、駆動電流のデータ等が予め定めた異常条件に合致した場合に、ドローンを墜落させない程度の最低限度の電力が回転翼モータに供給される。これにより、ドローンの突然の墜落や制御不能状態をできるだけ回避することができる、とされている。
特開2016−215796号公報
しかしながら、特許文献1に記載のドローンは、駆動電流のデータ等が予め設定した異常条件に合致した場合に、これに対応して、強制的に回転翼モータへ供給する電力を低減させる。即ち、特許文献1に記載のドローンによる駆動制御は、ドローンの現状を示すデータが、予め設定された異常条件に合致した場合にのみ対応策を講じるという、「顕在化した異常に対する手当」としての駆動制御である。言い換えると、ドローンの現状を示すデータの値が正常の範囲内であれば対応策は講じられないため、ドローンの現状を示すデータの値が正常の範囲である限り、顕在化していないドローンの異常を検出することができない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、動作体の現状を示す情報の値が正常の範囲内であっても、顕在化していない動作体の異常を早いタイミングで検知し、動作体による誤った動作を未然に防ぐことを目的とする。
本発明の一実施形態に係る動作体は、
駆動手段を有する動作体において、
前記駆動手段の現状を示す情報を少なくとも含む、前記動作体の現在情報を継続的に取得する現在情報取得手段と、
継続的に取得された前記現在情報に基づいて、将来の所定のタイミングにおける前記現在情報を予測し、当該予測に基づいた予測情報を生成する予測情報生成手段と、
生成された前記予測情報と、前記タイミングにおける前記現在情報とを比較し、差異が生じているか否かを判断して、差異が生じていると判断した場合に前記動作体の異常を検知する異常検知手段と、
を備える。
また、前記現在情報取得手段は、
前記現在情報を第1タイミングで取得し、
予測情報生成手段は、
取得された前記現在情報に基づいて、前記第1タイミングより後の第2タイミングにおける前記現在情報を予測し、当該予測に基づいた予測情報を生成し、
異常検知手段は、
生成された前記予測情報と、前記第2タイミングにおける前記現在情報とを比較し、差異が生じているか否かを判断して、差異が生じていると判断した場合に、前記動作体の異常を検知することができる。
また、前記異常が検知されると前記動作体の動作を修正するための修正情報を生成する修正情報生成手段と、
前記修正情報に基づいて、前記動作体の前記動作を修正させる制御を実行する駆動制御手段と、
をさらに備えることができる。
また、前記駆動手段はモータであり、
前記現在情報には、前記モータの単位時間あたりの回転するに関する情報を含むことができる。
この発明によれば、動作体の現状を示す情報の値が正常の範囲内であっても、顕在化していない動作体の異常を早いタイミングで検知し、動作体による誤った動作を未然に防ぐことができる。
本発明の動作体の一実施形態であるドローンと、当該ドローンを操作するためのユーザ端末との間の通信形態の概要を示すイメージ図である。 図1のドローンにおいて実行される処理を実現するための機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。 図1のドローン1における駆動制御の流れを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1(A)は、従来型のドローンDと専用コントローラBとの間で直接通信する場合を示すイメージ図である。
図1(A)に示すように、従来型のドローンDは、上空のGPS(Global Positioning System)衛星Gから位置情報を取得している。ドローンDは、この位置情報と、ドローンDに搭載された各種センサから得られた姿勢情報や回転運動情報などの飛行情報とを、ユーザUが操作する専用コントローラBに送信する。ここで、専用コントローラBは、ユーザUの操作に基づいて、ドローンDの位置情報や飛行情報等を参考にしながら、ドローンDに対して飛行制御命令を送信する。このように、従来型のドローンDと専用コントローラBとの間で通信を行う場合、ドローンDが飛行可能なエリアが専用コントローラBの電波が到達する範囲に制限されることとなる。このため、専用コントローラBの電波が到達する範囲を越えた、より一層広いエリアでドローンDを利用したいとする要求に応えることができない。
図1(B)は、本実施形態のドローン1とユーザ端末2との間を、直接又は通信回線を経由して通信する場合を示すイメージ図である。
ドローン1が、ユーザ端末2の電波が到達する範囲内を飛行しているときは、ドローン1とユーザ端末2との間で直接通信が行われる。即ち、ドローン1は、ユーザUによるユーザ端末2の操作に基づいて、飛行等の各動作を行う。
これに対して、ドローン1が、ユーザ端末2の電波が到達する範囲から外れたエリアを飛行する場合、ドローン1とユーザ端末2との間の通信は以下のルートで行われる。
即ち、飛行するドローン1の上空にはGPS衛星Gが宇宙空間にあり、GPS衛星Gからドローン1に対し、ドローン1の現在の位置情報が送信される。ドローン1とWi−Fi(登録商標)スポット等Wとの間では、各種情報のやり取りがなされ、やり取りされた情報はサーバ3に記憶される。なお、Wi−Fi(登録商標)スポット等5には電波塔等も含まれる。
ユーザ端末2は、ユーザUによって操作される情報処理端末であって、スマートフォン等で構成される。ユーザ端末2は、インターネットや携帯キャリア網等のネットワークNを介してサーバ3に接続されており、サーバ3に記憶されている情報を入手することができる。ユーザ端末2は、各種各様のアプリケーションプログラムをインストールすることができる。これにより、ドローン1の種類に応じて、ユーザ端末2をカスタマイズすることができる。
このように、ユーザ端末2とドローン1とは、インターネットや携帯キャリア網等のネットワークNを介するサーバ3を経由して通信することができる。このような通信ルートを本明細書では「サーバ経由ルート」と呼ぶ。
また、上述したように、ドローン1が、ユーザ端末2の電波が到達する範囲内を飛行している場合は、図1(A)の場合と同様に、ドローン1とユーザ端末2との間で直接通信が行われる。この場合、ユーザ端末2は、ユーザUの操作に基づいて、ドローン1とリアルタイムで直接通信することができる。ユーザ端末2から送信された情報は、ネットワークNを介してサーバ3に記録される。
このように、ドローン1とユーザ端末2とは、リアルタイムで直接通信することもできる。このような直接通信するルートを本明細書では「直接ルート」と呼ぶ。「直接ルート」は、リアルタイムで通信することができる点がメリットであるのに対し、電波の到達に距離的な制限がある点がデメリットである。これに対して、「サーバ経由ルート」は、ドローン1とユーザ端末2との間に距離的な制限が存在しない点がメリットであるのに対し、リアルタイムで通信するよりも若干のタイムラグがある点がデメリットとなっている。
次に、このような通信形態で駆動するドローン1の機能的構成について、図2を参照して説明する。
図2は、ドローン1において実行される処理を実現するための機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
ドローン1は、駆動部11と、第1通信部12と、エネルギー供給部13と、駆動制御モジュール14とを備える動作体である。
本発明における「動作体」とは、駆動手段によって駆動するあらゆる物体を意味する。本実施形態におけるドローン1は、駆動手段としての駆動部11によって駆動する「動作体」の一例である。
駆動部11は、駆動することによってドローン1を動作させる。駆動部11は、例えば電力を用いたモータや、エンジン等で構成される。
第1通信部12は、ユーザ端末2、専用コントローラB、及びWi−Fi(登録商標)スポット等Wとの間で各種情報のやり取りを行う。また、第1通信部12は、ドローン1の内部において、駆動制御モジュール14との間で各種情報のやり取りを行う。具体的には、第1通信部12は、駆動制御モジュール14の第2通信部との間で各種情報のやり取りを行う。
エネルギー供給部13は、ドローン1の各種機能を発揮させる各部の稼働に必要となる各種エネルギーを蓄え、必要に応じてこれを各部に供給する。具体的には、エネルギー供給部13は、少なくともバッテリーを有する。バッテリーは、駆動部11、第1通信部12、及び駆動制御モジュール14に電気エネルギーを供給する。また、駆動部11にエンジン等が含まれる場合には、エンジンに燃料を供給する燃料タンク等も駆動部11に含まれる。
駆動制御モジュール14は、ドローン1に搭載可能なモジュールである。駆動制御モジュール14は、現在情報取得部101と、予測情報生成部102と、異常検知部103と、修正情報生成部104と、駆動制御部105と、第2通信部106とを少なくとも含む1以上のモジュールで構成されている。
現在情報取得部101は、ドローン1の第1現在情報を取得するための各種センサ(図示せず)で構成される。現在情報取得部101は、駆動部11の現状を示す情報を少なくとも含む、ドローン1の現在情報を継続的に取得する。即ち、所定のタイミングでドローン1の現在情報が取得されるという処理が繰り返される。なお、所定のタイミングがいつであるかは特に限定されない。例えば、5秒おきでもよいし、1分おきでもよい。また、常時でもよい。これにより、ドローン1は、ドローン1の異常を検知するために必要となる情報のうち、ドローン1の現状を示す情報(現在情報)を蓄積することができる。
「現在情報」とは、ドローン1が備える各機能の現状を示す情報のことをいう。例えば、エネルギー供給部13から駆動部11に供給される電気エネルギーの大きさ、駆動部11のモータの単位時間当たりの回転数、角速度、ドローン1の水平度は、いずれもドローン1の現在情報の一例である。
なお、「第1タイミング」とは、特に限定されたタイミングではないが、少なくとも後述する「第2タイミング」よりも前のタイミングをいう。
予測情報生成部102は、現在情報取得部101により継続的に取得された現在情報に基づいて、将来の所定のタイミングにおけるドローン1の現在情報を予測し、当該予測に基づいた予測情報を生成する。これにより、ドローン1は、異常を検知するために必要となる情報のうち、ドローン1の将来の動作を予測した情報(予測情報)を取得することができる。「将来の所定のタイミング」がどのようなタイミングであるかは特に限定されない。現在よりも後のあらゆるタイミングが「将来の所定のタイミング」に含まれる。具体的には例えば、現在から10秒先のタイミングや、30分先等のタイミングは、いずれも「将来の所定のタイミング」の一例である。
また、予測情報生成部102は、現在情報取得部101により、第1タイミングで取得された現在情報に基づいて、第1タイミングより後の第2タイミングにおけるドローン1の現在情報を予測し、当該予測に基づいた予測情報を生成することもできる。これにより、ドローン1は、異常を検知するために必要となる情報のうち、ドローン1の第2タイミングにおける予測情報を取得することができる。「第2タイミング」とは、特に限定されたタイミングではないが、少なくとも上述の「第1タイミング」よりも後のタイミングをいう。
予測情報に含まれる情報は特に限定されない。蓄積された現在情報から得られるドローン1の離陸の回数に基づいて予測される、将来のあるタイミングにおける、駆動部11のモータの単位時間あたりの回転数は、予測情報生成部102により生成される予測情報の一例である。また、第1タイミングにおける駆動部11のモータの単位時間あたりの回転数に基づいて予測される、第2タイミングにおけるドローン1の水平度も、予測情報生成部102により生成される予測情報の一例である。
予測情報生成部102による予測の具体的手法は特に限定されない。例えば、取得された現在情報をドローン1の記憶部(図示せず)に時系列的に記憶させて蓄積することにより、予測を行うための教師情報を生成してもよい。AI(人工知能)等の技術を用いて予測情報を生成してもよい。
異常検知部103は、生成された予測情報と、将来の所定のタイミングにおける現在情報とを比較し、両者に差異が生じている場合に、ドローン1の異常を検知する。これにより、ドローン1の現状を示す情報の値が正常の範囲内であっても、顕在化していないドローン1の異常を早いタイミングで検知し、ドローン1による誤った動作を未然に防ぐことができる。
即ち、ドローン1の動作が予測情報の内容どおりになっているのであれば、予測情報と、将来の所定のタイミングにおける現在情報との間に差異が生じない。これに対して、ドローン1の動作が予測情報の内容どおりになっていないのであれば、予測情報と将来の所定のタイミングにおける現在情報との間に差異が生じている。この場合、異常検知部103は、差異を生じさせた異常の存在を検知する。具体的には例えば、蓄積された現在情報から得られるドローン1の離陸の回数に基づいて、10回目の起動時の駆動部11のモータの単位時間あたりの回転数を示す予測情報が生成された場合には、異常検知部103によって以下のような判定が行われる。即ち、10回目の起動時の駆動部11のモータの単位時間あたりの回転数について、生成された予測情報と10回目の起動時における現在情報との間に差異が生じているか否かが判定される。差異が生じていないと判定されると、ドローン1は予測どおり正常に動作しているとされ、異常は検知されない。これに対して、差異が生じていると判定されると、予測どおりにドローン1が動作していないとして、ドローン1に何らかの異常が発生している旨が検知される。これにより、顕在化していないドローン1の異常の存在を検出することができる。また例えば、第1タイミングにおけるモータの単位時間あたりの回転数に基づいて、第2タイミングにおけるドローン1の水平度を示す予測情報が生成された場合には、異常検知部103によって以下のような判定が行われる。即ち、第2タイミングにおけるドローン1の水平度について、第1タイミングで生成された予測情報と、第2タイミングにおける現在情報との間に差異が生じているか否かが判定される。差異が生じていないと判定されると、ドローン1は予測どおり正常に動作しているとされ、異常は検知されない。これに対して、差異が生じていると判定されると、予測どおりにドローン1が動作していないとして、ドローン1に何らかの異常が発生している旨が検知される。これにより、顕在化していないドローン1の異常の存在を検出することができる。
例えば、モータの単位時間あたりの回転数が、第1タイミング及び第2タイミングいずれのタイミングにおいても正常値を示している場合がある。この場合であっても、第1タイミングで生成された予測情報と、第2タイミングにおけるドローン1の現在情報との間に差異が存在するのであれば、顕在化していない何らかの異常がドローン1に生じている可能性が高い。このため、モータ以外の原因によってドローン1が予測情報どおりに動作しなかったか、あるいは、第1タイミングから第2タイミングまでの間に、モータに一時的な異常が生じた可能性がある。
また例えば、第1タイミングで、エネルギー供給部13により供給される電力エネルギーに関する現在情報が取得された場合には、この現在情報に基づいて、ドローン1のモータの回転を開始させるためのシグナルがユーザ端末2に入力される第2タイミングの予測情報が生成される。具体的には、第1タイミングでは、第2タイミングにおける各モータ毎の単位時間あたりの回転数が予測情報として生成される。そして、第2タイミングでは、各モータ毎の単位時間あたりの回転数について、第1タイミングで生成された予測情報と、第2タイミングで取得された現在情報とが比較される。この比較によって、両者に差異が生じていると判定された場合には、モータに何らかの異常が発生している旨が検知される。即ち、モータの回転を開始させるシグナルがユーザ端末2に入力されたにもかかわらず、モータの回転が開始されない事象が生じたとしても、当該事象が生じたタイミングで、各モータ毎の異常を検知することができる。
なお、予測情報と現在情報との間に差異が生じているか否かについての判定に、AI(人工知能)等の技術を用いてもよい。
修正情報生成部104は、異常検知部103によりドローン1の異常が検知されると、ドローン1の動作を修正するための修正情報を生成する。
具体的には、修正情報生成部104は、異常検知部103によってドローン1の異常が検知された場合に、その異常の内容に応じて、ドローン1の動作を正常状態に戻すために必要となる情報を修正情報として生成する。
例えばドローン1が離陸するタイミングで、一部のモータに異常が生じていることが検知された場合には、ドローン1の離陸を緊急停止するための修正情報を生成することができる。また、ドローン1が飛行中に、突風に煽られたり、通常の風を受けたりした場合には、異常の発生を検知しながらも、緊急着陸せずに飛行を継続するための修正情報を生成することもできる。
駆動制御部105は、修正情報生成部104により生成された修正情報に基づいて、ドローン1の動作を修正する制御を実行する。
具体的には、駆動制御部105は、異常状態にあるドローン1の駆動を正常状態に戻すための修正情報に基づいて、ドローン1の動作を修正させる制御を実行する。これにより、ドローン1の異常な動作に伴うドローン1の破損を防ぐことができる。
第2通信部106は、ドローン1の内部において、第1通信部12との間で各種情報のやり取りを行う。なお、第2通信部106と第1通信部12との間の通信手段は特に限定されない。例えばBluetooth(登録商標)、RFID(radio frequency identifier)等の無線による通信手段を採用してもよいし、USB(Universal Serial Bus)等の有線による通信手段を採用してもよい。これにより、従来型のドローンDに駆動制御モジュール14を後付けで搭載させたしたとしても、駆動制御モジュール14の有利な機能を発揮させることが可能となる。
駆動制御モジュール14は、図1(A)に示す従来型のドローンDに後付けで搭載することができる。これにより、従来型のドローンDは、後述する駆動制御モジュール14の有用な機能を後付けで備えることが可能となる。
駆動制御モジュール14には、各種各様のアプリケーションプログラムをインストールすることができる。これにより、ユーザ端末2の種類やドローン1の種類に応じて、駆動制御モジュール14をカスタマイズすることができる。
次に、図2に示す機能的構成を有するドローン1における駆動制御の流れを示す図である。
図3は、ドローン1における駆動制御の流れを示す図である。
図3(A)は、従来型のドローンDにおける駆動制御の流れを示している。
従来型のドローンDでは、ドローンDの駆動後に、各種センサによるセンシングが行われ(ステップS1)、このセンシングにより得られた現在情報の内容に応じて駆動制御が行われる(ステップS2)。そして、駆動制御によってドローンDの駆動に変化が生じると(ステップS3)、また各種センサによるセンシングが行われる(ステップS1)。従来型のドローンDでは、このようなサイクルで駆動制御が行われる。
例えば、従来型のドローンDは、飛行時に機体の姿勢を保つために、各種センサにより測定されたドローンDの姿勢に関する情報に基づいて、各プロペラの夫々を回転させる各モータの夫々の出力を制御する。即ち、各プロペラは、各モータの出力の大きさが同一であっても、風向き等の要因により、実際に得られる揚力が異なるので、センサにより測定された姿勢に関する情報が各モータの夫々の出力にフィードバックされて飛行時の姿勢が保たれる。
しかしながら、従来型のドローンDによる、このような飛行姿勢の制御は、各種センサによる測定結果に基づいた情報に応じて飛行姿勢を制御するという、「発生した事象に対する手当」としての駆動制御である。
これに対して、本発明の動作体の一実施形態であるドローン1の駆動制御は、取得した現在情報に基づいて将来の変化を予測した予測情報を生成し、生成された予測情報の内容と、当該予測情報に対応するタイミングの現在情報との間に差分が生じた場合に、これを異常として検知して、必要に応じて各モータの出力を調整するという、「予測型」の駆動制御である。
図3(B)は、ドローン1における駆動制御の流れを示している。
ドローン1では、上述した従来型の駆動制御(ステップS1乃至ステップS3)と同様の処理(ステップS11、ステップS14、ステップS15)に以下の各処理が加わる。即ち、取得した現在情報に基づいて将来の変化を予測した予測情報を生成する変化予測処理(ステップS12)と、生成した予測情報と、当該予測情報に対応する現在情報との差分に基づいて異常を検知する異常検知処理(S13)とが加わる。
ステップS11において、ドローン1は、各種センサによるセンシングを行う。ステップS12において、ドローン1は、ステップS11のセンシングにより得られた現在情報に基づいて予測情報を生成する。ステップS13において、ドローン1は、予測した内容に応じて異常を検知する。ステップS14において、ドローン1は、検知した異常の内容に応じて駆動制御を行う。ステップS15において、ドローン1は、駆動制御により変化する。そして、ドローン1の処理はステップS11に戻り、再びドローン1は、各種センサによるセンシングを行うというサイクルを繰り返す。また、駆動制御によってドローン1に変化が生じると、この変化に伴いさらなる異常が検知される場合がある。このような場合、ステップS14において、ドローン1は、変化に伴い検知された異常の内容に応じた駆動制御を行う。ドローン1は、このようなサイクルで駆動制御を行う。
このような駆動制御が行われることにより、ドローン1の現状を示す情報の値が正常の範囲内であっても、顕在化していないドローン1の異常を早いタイミングで検知し、ドローン1による誤った動作を未然に防ぐことすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述した実施形態では、動作体の一例としてドローンが採用されているが、ドローンに限定されず、あらゆる動作体を採用することができる。例えば、飛行体、自動車、及び船舶等の各種乗り物や、マニプレータ等の機械は、いずれも動作体の一例である。このため、従来型のドローンD以外のあらゆる動作体に対しても、駆動制御モジュール14を後付けで搭載することができる。
また、上述した実施形態におけるドローン1の現在情報は、ドローン1のモータの単位時間当たりの回転数に関する情報と、ドローン1の水平度を示す予測情報となっているが、これは例示に過ぎない。現在情報取得部101が取得し得るドローン1に関するあらゆる情報を現在情報とすることができる。
また、上述した実施形態における、Bluetooth(登録商標)には、BLE(BlueTooth(登録商標) Low Energy)を含んでもよい。
また、図2に示す機能ブロック図は、例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行出来る機能がドローン1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは、特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体との組み合わせで構成してもよい。
各機能ブロックの処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、各ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される、リムーバブルメディアにより構成されるだけではなく、装置本体に予め組み込まれた状態で各ユーザに提供される記録媒体等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に添って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
以上まとめると、本発明が適用される動作体、及び駆動制御モジュールは、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される動作体は、
駆動手段(例えば図2の駆動部11)を有する動作体(例えば図3のドローン1)であって、
前記駆動手段の現状を示す情報を少なくとも含む、前記動作体の現在情報を第1タイミングで取得する現在情報取得手段(例えば図2の現在情報取得部101)と、
前記現在情報に基づいて、前記第1タイミングより後の第2タイミングにおける前記動作体の前記現在情報を予測し、当該予測に基づいた予測情報を生成する予測情報生成手段(例えば図2の予測情報生成部102)と、
前記予測情報と、前記第2タイミングにおける前記現在情報とを比較し、差異が生じている場合に、前記動作体の異常を検知する異常検知手段(例えば図2の異常検知部103)と、
を備える。
これにより、ドローン1の現在情報の値が正常の範囲内であっても、顕在化していないドローン1の異常を早いタイミングで検知し、ドローン1による誤った動作を未然に防ぐことが可能となる。
また、前記異常が検知されると前記動作体の動作を修正するための修正情報を生成する修正情報生成手段(例えば図2の修正情報生成部104)と、
前記修正情報に基づいて、前記動作体の前記動作を修正させる制御を実行する駆動制御手段(例えば図2の駆動制御部105)と、
をさらに備えることができる。
これにより、検知された異常により生じ得る、ドローン1の誤った動作を未然に防ぐことが可能となる。
また、前記駆動手段はモータとし、
前記現在情報には、前記モータの単位時間あたりの回転するに関する情報を含むことができる。
これにより、検知されたモータの回転数の異常により生じ得る、ドローン1の誤った動作を未然に防ぐことができる。
1:ドローン、 2:ユーザ端末、 3:サーバ、 11:駆動部、 12:第1通信部、 13:エネルギー供給部、 14:駆動制御モジュール、 101:現在情報取得部、 102:予測情報生成部、 103:異常検知部、 104:修正情報生成部、 105:駆動制御部、 106:第2通信部、 B:専用コントローラ、 D:ドローン、 G:衛星、 N:ネットワーク、 U:ユーザ、 W:Wi−Fi(登録商標)スポット等

Claims (4)

  1. 駆動手段を有する動作体において、
    前記駆動手段の現状を示す情報を少なくとも含む、前記動作体の現在情報を継続的に取得する現在情報取得手段と、
    継続的に取得された前記現在情報に基づいて、将来の所定のタイミングにおける前記現在情報を予測し、当該予測に基づいた予測情報を生成する予測情報生成手段と、
    生成された前記予測情報と、前記タイミングにおける前記現在情報とを比較し、差異が生じているか否かを判断して、差異が生じていると判断した場合に前記動作体の異常を検知する異常検知手段と、
    を備える動作体。
  2. 前記現在情報取得手段は、
    前記現在情報を第1タイミングで取得し、
    予測情報生成手段は、
    取得された前記現在情報に基づいて、前記第1タイミングより後の第2タイミングにおける前記現在情報を予測し、当該予測に基づいた予測情報を生成し、
    異常検知手段は、
    生成された前記予測情報と、前記第2タイミングにおける前記現在情報とを比較し、差異が生じているか否かを判断して、差異が生じていると判断した場合に、前記動作体の異常を検知する、
    請求項1に記載の動作体。
  3. 前記異常が検知されると前記動作体の動作を修正するための修正情報を生成する修正情報生成手段と、
    前記修正情報に基づいて、前記動作体の前記動作を修正させる制御を実行する駆動制御手段と、
    をさらに備える請求項1又は2に記載の動作体。
  4. 前記駆動手段はモータであり、
    前記現在情報には、前記モータの単位時間あたりの回転するに関する情報が含まれる、
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の動作体。
JP2018004564A 2018-01-15 2018-01-15 動作体 Pending JP2019123337A (ja)

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