JP2019121791A - コモンモードフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】一対のワイヤを途中で交差させたコモンモードフィルタにおいて、高周波特性をより向上させる。【解決手段】巻芯部23に同方向に巻回されたワイヤW1,W2を備える。ワイヤW1,W2は、3つの巻回ブロックB1〜B3を構成し、巻回ブロックB1と巻回ブロックB3の間の領域において互いに交差し、巻回ブロックB2と巻回ブロックB3の間の領域において互いに交差する。本発明によれば、巻回ブロックの数が奇数であることから、軸方向に隣接する巻回ブロック間においてワイヤW1とワイヤW2を偶数回交差させれば、ワイヤW1,W2の一方の端部における位置関係と他方の端部における位置関係を一致させることができる。これにより、ワイヤW1,W2の一方の端部と他方の端部の条件が一致することから、反射特性(リターンロス)やノイズ変換特性などの高周波特性を向上させることが可能となる。【選択図】図2

Description

本発明はコモンモードフィルタに関し、特に、一対のワイヤが途中で交差するタイプのコモンモードフィルタ及びその製造方法に関する。
コモンモードフィルタは、差動信号線路に重畳するコモンモードノイズを除去するための素子として、携帯電子機器や車載用LANなど、多くの電子機器に幅広く使用されている。近年においては、トロイダル型のコアを用いたコモンモードフィルタに代わって、表面実装が可能なドラム型のコアを用いたコモンモードフィルタが主流である(特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたコモンモードフィルタは、一対のワイヤを途中で交差させることによって、高周波領域における差動信号の対称性を高めている。
特開2014−199904号公報
しかしながら、ワイヤを途中で交差させると、一対のワイヤの位置関係が逆転することから、これを元に戻すためには、もう一度ワイヤを交差させる必要が生じる。そして、このような2回目の交差をワイヤの端部近傍で行うと、一方の端部においては一対のワイヤが交差し、他方の端部においては一対のワイヤが交差しないという差が生じ、場合によっては、これが反射特性(リターンロス)やノイズ変換特性などの高周波特性を悪化させる原因となることが判明した。
したがって、本発明は、一対のワイヤを途中で交差させたコモンモードフィルタにおいて、高周波特性をより向上させることを目的とする。
本発明によるコモンモードフィルタは、巻芯部と、巻芯部に同方向に巻回された第1及び第2のワイヤと、を備え、第1及び第2のワイヤは、巻芯部の軸方向における最も一端側で複数ターン巻回された第1の巻回ブロックと、巻芯部の軸方向における最も他端側で複数ターン巻回された第2の巻回ブロックと、第1の巻回ブロックと第2の巻回ブロックの間に位置し、複数ターン巻回された奇数個の巻回ブロックからなる第3の巻回ブロックとを構成し、第1の巻回ブロックから数えて、第2の巻回ブロックは奇数番目の巻回ブロックであり、第1のワイヤと第2のワイヤは、第1の巻回ブロックと第3の巻回ブロックの間の領域において互いに交差しており、且つ、第2の巻回ブロックと第3の巻回ブロックの間の領域において互いに交差していることを特徴とする。
本発明によれば、巻回ブロックの数が奇数であることから、軸方向に隣接する巻回ブロック間において第1のワイヤと第2のワイヤを偶数回交差させれば、第1及び第2のワイヤの一方の端部における位置関係と他方の端部における位置関係を一致させることができる。これにより、第1及び第2のワイヤの一方の端部と他方の端部の条件が一致することから、反射特性(リターンロス)やノイズ変換特性などの高周波特性を向上させることが可能となる。
本発明において、第1の巻回ブロックのターン数と、第2の巻回ブロックのターン数が等しくても構わない。これによれば、両端に位置する第1及び第2の巻回ブロックの対称性が高まることから、製品の方向性を無くすことが可能となる。
本発明において、第1及び第2の巻回ブロックの合計ターン数と、第3の巻回ブロックのターン数が等しくても構わない。これによれば、第1及び第2のワイヤの同一ターンに着目した場合、巻芯部の軸方向における一端側に第1のワイヤが位置するペアの数と、巻芯部の軸方向における一端側に第2のワイヤが位置するペアの数が一致することから、第1のワイヤを流れる信号と第2のワイヤを流れる信号の対称性が高まり、その結果、優れた高周波特性を得ることが可能となる。
本発明において、第1、第2及び第3の巻回ブロックは、下層に位置する第1の巻回層と、第1の巻回層の上層に位置する第2の巻回層を有するものであっても構わない。これによれば、ワイヤの巻回密度が高められることから、巻芯部の軸方向におけるサイズを小型化することが可能となる。
本発明において、第1、第2及び第3の巻回ブロックのいずれにおいても、第1のワイヤが第1の巻回層に位置し、第2のワイヤが第2の巻回層に位置しても構わない。これによれば、第1のワイヤと第2のワイヤを順次巻回することにより作製することが可能となる。或いは、第1及び第2の巻回ブロックにおいては、第1のワイヤが第1の巻回層に位置し、第2のワイヤが第2の巻回層に位置し、第3の巻回ブロックにおいては、第1のワイヤが第2の巻回層に位置し、第2のワイヤが第1の巻回層に位置しても構わない。これによれば、第1のワイヤと第2のワイヤの長さの差を小さくすることが可能となる。
本発明において、第3の巻回ブロックは、第1の巻回ブロックから見てこの順に配列された第4、第5及び第6の巻回ブロックを含み、第1のワイヤと第2のワイヤは、第1の巻回ブロックと第4の巻回ブロックの間の領域において互いに交差しており、第4の巻回ブロックと第5の巻回ブロックの間の領域において互いに交差しており、第5の巻回ブロックと第6の巻回ブロックの間の領域において互いに交差しており、且つ、第6の巻回ブロックと第2の巻回ブロックの間の領域において互いに交差していても構わない。これによれば、第1のワイヤと第2のワイヤを4回交差させることが可能となる。
本発明において、第1の巻回ブロックのターン数と、第5の巻回ブロックのターン数が等しくても構わない。これによれば、奇数番目に位置する第1及び第5の巻回ブロックの対称性を高めることが可能となる。
本発明において、第4の巻回ブロックのターン数と、第6の巻回ブロックのターン数が等しくても構わない。これによれば、偶数番目に位置する第4及び第6の巻回ブロックの対称性を高めることが可能となる。
本発明において、第1、第2及び第5の巻回ブロックの合計ターン数と、第4及び第6の巻回ブロックのターン数が等しくても構わない。これによれば、第1のワイヤを流れる信号と第2のワイヤを流れる信号の対称性が高まることから、優れた高周波特性を得ることが可能となる。
本発明において、第1の巻回ブロックから数えて、奇数番目の巻回ブロックのそれぞれのターン数は、偶数番目の巻回ブロックのそれぞれのターン数よりも少なくても構わない。これによれば、奇数番目の巻回ブロックの合計ターン数と偶数番目の巻回ブロックの合計ターン数との差を小さくすることが可能となる。
このように、本発明によれば、一対のワイヤを途中で交差させたコモンモードフィルタの高周波特性を向上させることが可能となる。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるコモンモードフィルタ10の外観を示す略斜視図である。 図2は、第1及び第2のワイヤW1,W2の巻回レイアウトをより詳細に説明するための模式図である。 図3は、第24ターンにて第1のワイヤW1と第2のワイヤW2が交差しない理由を説明するための模式図である。 図4は、比較例によるコモンモードフィルタの最終ターンにて第1のワイヤW1と第2のワイヤW2が交差する様子を説明するための模式図である。 図5は、比較例によるコモンモードフィルタの最終ターンにて第1のワイヤW1と第2のワイヤW2が交差する様子を説明するための別の模式図である。 図6は、比較例によるコモンモードフィルタの最終ターンにて第1のワイヤW1と第2のワイヤW2が交差する様子を説明するためのさらに別の模式図である。 図7は、第1の変形例によるコモンモードフィルタ10Aの巻回レイアウトを説明するための模式図である。 図8は、第2の変形例によるコモンモードフィルタ10Bの巻回レイアウトを説明するための模式図である。 図9は、第3の変形例によるコモンモードフィルタ10Cの巻回レイアウトを説明するための模式図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるコモンモードフィルタ10の外観を示す略斜視図である。
図1に示すように、本実施形態によるコモンモードフィルタ10は、ドラム型コア20と、板状コア30と、第1〜第4の端子電極41〜44と、第1及び第2のワイヤW1,W2とを備えている。ドラム型コア20及び板状コア30は、Ni−Zn系フェライトなど比較的透磁率の高い磁性材料によって構成される。また、第1〜第4の端子電極41〜44は、銅などの良導体からなる金具である。第1〜第4の端子電極41〜44は、ドラム型コア20に銀ペーストなどを直接焼き付けたものであっても構わない。
ドラム型コア20は、第1の鍔部21と、第2の鍔部22と、これらの間に設けられた巻芯部23と有している。巻芯部23はx方向を軸方向とし、その両端にそれぞれ第1及び第2の鍔部21,22が設けられ、これらが一体化された構造を有している。板状コア30は、鍔部21,22の上面21t,22tに接着されている。鍔部21,22の上面21t,22tはxy平面を構成し、その反対側の面は実装面21b,22bとして用いられる。そして、第1及び第2の端子電極41,42は、第1の鍔部21の実装面21b及び外側面21sに設けられ、第3及び第4の端子電極43,44は、第2の鍔部22の実装面22b及び外側面22sに設けられている。外側面21s,22sは、yz面を構成する。第1〜第4の端子電極41〜44の固定は、接着剤などによって行われる。
第1及び第2のワイヤW1,W2は、巻芯部23に同方向に巻回されている。そして、第1のワイヤW1の一端及び他端はそれぞれ第1及び第3の端子電極41,43に接続され、第2のワイヤW2の一端及び他端はそれぞれ第2及び第4の端子電極42,44に接続される。第1及び第2のワイヤW1,W2のターン数は、互いに同じである。
図1に示すように、ドラム型コア20の巻芯部23は、第1の鍔部21に最も近い第1の巻回領域A1と、第2の鍔部22に最も近い第2の巻回領域A2と、第1の巻回領域A1と第2の巻回領域A2の間に位置する第3の巻回領域A3を含む。さらに、第1の巻回領域A1と第3の巻回領域A3の間の領域は第1の交差領域CA1を構成し、第2の巻回領域A2と第3の巻回領域A3の間の領域は第2の交差領域CA2を構成する。そして、第1及び第2のワイヤW1,W2は、第1〜第3の巻回領域A1〜A3において整列して巻回されているとともに、第1及び第2の交差領域CA1,CA2にて互いに交差している。第1及び第2のワイヤW1,W2が交差すると、その前後において第1及び第2のワイヤW1,W2の位置関係が変化する。
図2は、第1及び第2のワイヤW1,W2の巻回レイアウトをより詳細に説明するための模式図である。
図2に示すように、第1及び第2のワイヤW1,W2は、第1の巻回領域A1に巻回された第1の巻回ブロックB1と、第2の巻回領域A2に巻回された第2の巻回ブロックB2と、第3の巻回領域A3に巻回された第3の巻回ブロックB3を構成しており、上述の通り、第1及び第2の交差領域CA1,CA2にて互いに交差している。図2に示す例では、第1及び第2の巻回ブロックB1,B2におけるターン数がいずれも6ターンであり、第3の巻回ブロックB3におけるターン数が12ターンである。これにより、第1及び第2のワイヤW1,W2がいずれも第1ターンから第24ターンからなる24ターン構成となるが、本発明がこれに限定されるものではない。
第1〜第3の巻回ブロックB1〜3は、いずれも2層構造を有している。つまり、下層に位置し、巻芯部23に直接巻回された第1の巻回層S1と、第1の巻回層S1の上層に位置し、第1の巻回層S1を介して巻芯部23に巻回された第2の巻回層S2を有している。そして、第1のワイヤW1は第1の巻回層S1に位置し、第2のワイヤW2の大部分は第2の巻回層S2に位置している。但し、第2のワイヤW2の第6、第8及び第24ターンは第1の巻回層S1に位置している。これは、2層構造のワイヤを安定させるためには、下層に位置するワイヤの谷線に沿って上層のワイヤを巻回する必要があり、このため、下層に位置するワイヤのターン数よりも上層に位置するワイヤのターン数が1ターン少なくなるからであり、第2のワイヤW2の第6、第8及び第24ターンはこれに該当する。
本実施形態においては、第1及び第2の端子電極41,42を始点として第1及び第2のワイヤW1,W2のターン数を数えた場合、第1ターン〜第6ターンが第1の巻回ブロックB1を構成し、第7ターン〜第18ターンが第3の巻回ブロックB3を構成し、第19ターン〜第24ターンが第2の巻回ブロックB2を構成する。但し、交差する第7ターン及び第19ターンにおいては、ワイヤの一部が交差領域CA1又はCA2に位置している。
そして、第1及び第2のワイヤW1,W2の第7及び第19ターンは、第1及び第2の交差領域CA1,CA2において互いに交差している。第1及び第2のワイヤW1,W2が交差すると、その前後において第1のワイヤW1と第2のワイヤW2の位置関係が逆転する。具体的には、第1のワイヤW1と第2のワイヤW2の同一ターンに着目すると、第1及び第2の巻回ブロックB1,B2においては、第1のワイヤW1が図2における左側(第1の鍔部21側)、第2のワイヤW2が図2における右側(第2の鍔部22側)に位置するのに対し、第3の巻回ブロックB3においては、第1のワイヤW1が右側(第2の鍔部22側)、第2のワイヤW2が左側(第1の鍔部21側)に位置している。
本実施形態においては、第1及び第2のワイヤW1,W2のそれぞれのターン数は、第1及び第2の巻回ブロックB1,B2においていずれも6ターンであり、第3の巻回ブロックB3において12ターンである。このため、第1のワイヤW1が左側(第2のワイヤが右側)に位置する同一ターンは12ペアであり、第1のワイヤW1が右側(第2のワイヤが左側)に位置する同一ターンも12ペアであることから、第1のワイヤW1を流れる信号と第2のワイヤW2を流れる信号の対称性が高まり、その結果、優れた高周波特性を得ることが可能となる。
図1に示すように、本実施形態においては、第1のワイヤW1が接続される第1及び第3の端子電極41,43のy方向位置は同じであり、且つ、第2のワイヤW2が接続される第2及び第4の端子電極42,44のy方向位置は同じである。そして、図1に示す矢印Vから見て、第1のワイヤW1が接続される第1及び第3の端子電極41,43は右側に位置し、第2のワイヤW2が接続される第2及び第4の端子電極42,44は左側に位置する。このため、第1及び第2の端子電極41,42を始点として、第1及び第2のワイヤW1,W2を矢印Vから見て右回り(時計回り)に巻回すると、ワイヤを交差させない限り、第1のワイヤW1と第2のワイヤW2の同一ターンは、第1のワイヤW1が図2における左側(第1の鍔部21側)、第2のワイヤW2が図2における右側(第2の鍔部22側)に位置することになる。第1の巻回ブロックB1においては、第1のワイヤW1と第2のワイヤW2が交差しないことから、この位置関係は、第1の巻回ブロックB1の全域に亘って維持される。
次に、第1の交差領域CA1において第1のワイヤW1と第2のワイヤW2を交差させると、第1のワイヤW1と第2のワイヤW2の位置関係が逆転する。このため、第3の巻回ブロックB3においては、第1のワイヤW1と第2のワイヤW2の同一ターンは、第1のワイヤW1が図2における右側(第2の鍔部22側)、第2のワイヤW2が図2における左側(第1の鍔部21側)に位置することになる。第3の巻回ブロックB3においては、第1のワイヤW1と第2のワイヤW2が交差しないことから、この位置関係は、第3の巻回ブロックB3の全域に亘って維持される。
さらに、第2の交差領域CA2において第1のワイヤW1と第2のワイヤW2を交差させると、第1のワイヤW1と第2のワイヤW2の位置関係が再び逆転する。このため、第2の巻回ブロックB2においては、第1のワイヤW1と第2のワイヤW2の同一ターンは、第1のワイヤW1が図2における左側(第1の鍔部21側)、第2のワイヤW2が図2における右側(第2の鍔部22側)に位置することになる。第2の巻回ブロックB2においては、第1のワイヤW1と第2のワイヤW2が交差しないことから、この位置関係は、第3の巻回ブロックB3の全域に亘って維持される。
そして、上述の通り、図1に示す矢印Vから見ると、第3の端子電極43が右側、第4の端子電極44が左側に位置することから、模式図である図3に示すように、第1のワイヤW1と第2のワイヤW2をこれ以上交差させることなく、両者の終端部を第3及び第4の端子電極43,44にそれぞれ接続することができる。
このように、本実施形態によるコモンモードフィルタ10は、巻回ブロックの数を3つとし、これによりワイヤの交差回数を2回としていることから、第1及び第2のワイヤW1,W2の位置関係が第1の巻回ブロックB1と第2の巻回ブロックB2で同一となる。したがって、第1及び第2のワイヤW1,W2の一方の端部と他方の端部の条件が一致する。これにより、端部の条件が不一致であることに起因するアンバランスが生じないため、反射特性(リターンロス)やノイズ変換特性などの高周波特性を向上させることが可能となる。
これに対し、仮に、巻回ブロックの数を偶数個(例えば2個)とし、ワイヤの交差回数を奇数回(例えば1回)とした場合、第1の鍔部21に最も近い巻回領域におけるワイヤの位置関係と、第2の鍔部22に最も近い巻回領域におけるワイヤの位置関係が互いに逆となるため、第1のワイヤW1と第2のワイヤW2の終端部を第3及び第4の端子電極43,44にそれぞれ接続するためには、第1のワイヤW1と第2のワイヤW2をもう一度交差させ、両者の位置関係を元に戻す必要が生じる。
図4は、比較例によるコモンモードフィルタの最終ターンにて第1のワイヤW1と第2のワイヤW2が交差する様子を説明するための模式図である。
図4に示すように、矢印Vから見た場合、第1の端子電極41は右側、第2の端子電極42は左側に位置するため、第1及び第2のワイヤW1,W2を交差させることなく右回り(時計回り)に巻回すると、第1のワイヤW1が第1の鍔部21側、第2のワイヤW2が第2の鍔部22側に位置する。この位置関係は、ワイヤが交差するたびに逆転するが、ワイヤの交差回数が奇数回である場合、第2の鍔部22に最も近い巻回ブロックにおいては逆転したままとなり、第1のワイヤW1が第2の鍔部22側、第2のワイヤW2が第1の鍔部21側となる。この状態で、第1及び第2のワイヤW1,W2の終端をそれぞれ第3及び第4の端子電極43,44に接続しようとすると、矢印Vから見て、第3の端子電極43は右側、第4の端子電極44は左側に位置するため、符号Cで示すように、最終ターンにおいて第1のワイヤW1と第2のワイヤW2が交差することになる。
ここで、図5に示すように、第3の端子電極43と第4の端子電極44のy方向における距離が離れている場合、平面的に見ると(z方向から見ると)、最終ターンにおいて第1のワイヤW1と第2のワイヤW2が一見交差しないように見える。しかしながら、この場合には、図6に示すように、巻芯部23のxz側面にて第1のワイヤW1と第2のワイヤW2が交差することになる。つまり、いずれにしても、第1及び第2のワイヤW1,W2を最終ターンで交差させることにより、第1のワイヤW1と第2のワイヤW2の位置関係を元に戻す必要が生じる。
このように、巻回ブロック間におけるワイヤの交差回数が奇数回である場合、第1及び第2のワイヤW1,W2は、一端側に位置する第1ターンにおいては交差せず、他端側に位置する最終ターンにおいては交差するという差が発生する。このため、第1及び第2のワイヤW1,W2は、一端側における容量成分の付き方と、他端側における容量成分の付き方に差が生じ、このアンバランスが反射特性などの高周波特性を悪化させる原因となり得る。しかしながら、本実施形態によるコモンモードフィルタ10は、巻回ブロックの数を3個(奇数)とし、巻回ブロック間におけるワイヤの交差回数を2回(偶数)としていることから、上記のアンバランスが生じることがない。その結果、反射特性などの高周波特性を向上させることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によるコモンモードフィルタ10は、巻回ブロックの数を3個(奇数)とし、巻回ブロック間におけるワイヤの交差回数を2回(偶数)としていることから、第1及び第2のワイヤW1,W2の一方の端部と他方の端部の条件が一致している。これにより、両端部の条件が不一致であることに起因するアンバランスが生じないため、反射特性(リターンロス)やノイズ変換特性などの高周波特性を向上させることが可能となる。
しかも、本実施形態においては、第1の巻回ブロックB1のターン数と、第2の巻回ブロックB2のターン数が等しいことから、両端に位置する第1及び第2の巻回ブロックB1,B2の対称性が高まる。これにより、製品の方向性を無くすことが可能となる。また、本実施形態においては、第1及び第2の巻回ブロックB1,B2の合計ターン数と、第3の巻回ブロックB3のターン数が等しいことから、第1のワイヤW1が左側(第1の鍔部21側)、第2のワイヤW2が右側(第2の鍔部22側)に位置するペアの数と、第1のワイヤW1が右側(第2の鍔部22側)、第2のワイヤW2が左側(第1の鍔部21側)に位置するペアの数が一致する。これにより、第1のワイヤW1を流れる信号と第2のワイヤW2を流れる信号の対称性が高まることから、優れた高周波特性を得ることが可能となる。
さらに、本実施形態においては、第1のワイヤW1上に第2のワイヤW2を重ねて巻回していることから、ワイヤの巻回密度が高められる。これにより、巻芯部23の軸方向(x方向)におけるサイズを小型化することも可能となる。
以下、コモンモードフィルタ10のいくつかの変形例について説明する。以下に説明する変形例の構造も本発明の権利範囲に含まれるものである。
図7は、第1の変形例によるコモンモードフィルタ10Aの巻回レイアウトを説明するための模式図である。
図7に示すコモンモードフィルタ10Aは、第3の巻回ブロックB3において、第2のワイヤW2が第1の巻回層S1(下層)に位置し、第1のワイヤW1が第2の巻回層S2(上層)に位置している点において、上記実施形態によるコモンモードフィルタ10と相違している。第1の変形例が例示するように、第1及び第2のワイヤW1,W2の上下関係は、第1及び第2の巻回ブロックB1,B2と第3の巻回ブロックB3で逆転しても構わない。これによれば、第1のワイヤW1の長さと第2のワイヤW2の長さがほぼ等しくなるというメリットがある。
図8は、第2の変形例によるコモンモードフィルタ10Bの巻回レイアウトを説明するための模式図である。
図8に示すコモンモードフィルタ10Bにおいては、巻芯部23の第3の巻回領域A3が第4〜第6の巻回領域A4〜A6と、第3及び第4の交差領域CA3,CA4に細分化されている。第4〜第6の巻回領域A4〜A6は、第1の巻回領域A1から見てこの順に配列されており、それぞれ第4〜第6の巻回ブロックB4〜B6が形成される。
そして、第1、第2及び第5の巻回ブロックB1,B2,B5におけるターン数はいずれも4ターンであり、第4及び第6の巻回ブロックB4,B6におけるターン数はいずれも6ターンである。第1及び第2のワイヤW1,W2は、第1〜第4の交差領域CA1〜CA4において互いに交差している。このため、第1のワイヤW1と第2のワイヤW2の同一ターンは、奇数番目に位置する第1、第2及び第5の巻回ブロックB1,B2,B5においては、第1のワイヤW1が図8における左側(第1の鍔部21側)、第2のワイヤW2が図8における右側(第2の鍔部22側)に位置するのに対し、偶数番目に位置する第4及び第6の巻回ブロックB4,B6においては、第1のワイヤW1が右側(第2の鍔部22側)、第2のワイヤW2が左側(第1の鍔部21側)に位置している。
そして、第1及び第2のワイヤW1,W2のそれぞれのターン数は、奇数番目に位置する第1、第2及び第5の巻回ブロックB1,B2,B5においていずれも4ターンであり、偶数番目に位置する第4及び第6の巻回ブロックB4,B6においていずれも6ターンであることから、第1のワイヤW1が左側(第2のワイヤが右側)に位置する同一ターンは12ペアとなり、第1のワイヤW1が右側(第2のワイヤが左側)に位置する同一ターンも12ペアとなる。
第2の変形例が例示するように、本発明において巻回ブロックの数が3つであることは必須でなく、5つであっても構わない。つまり、奇数個の巻回ブロックを構成し、軸方向に隣接する巻回ブロック間において第1のワイヤW1と第2のワイヤW2を交差させれば、交差回数が偶数回となることから、第1及び第2のワイヤW1,W2の一方の端部と他方の端部の条件を一致させることができる。
図9は、第3の変形例によるコモンモードフィルタ10Cの巻回レイアウトを説明するための模式図である。
図9に示すコモンモードフィルタ10Cは、第4及び第6の巻回ブロックB4,B6において、第2のワイヤW2が第1の巻回層S1(下層)に位置し、第1のワイヤW1が第2の巻回層S2(上層)に位置している点において、第2の変形例によるコモンモードフィルタ10Bと相違している。これによれば、第1の変形例と同様、第1のワイヤW1の長さと第2のワイヤW2の長さがほぼ等しくなるというメリットがある。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、第1及び第2のワイヤW1,W2を製造時において第1ターンから第24ターンへと巻回することを前提に説明したが、これとは逆に、第24ターンから第1ターンへ巻回することによって作製しても構わない。
また、上記実施形態では、全ての巻回ブロックが2層構造を有しているが、一部又は全部の巻回ブロックにおいて第1及び第2のワイヤW1,W2をバイファイラ巻きしても構わない。
10,10A〜10C コモンモードフィルタ
20 ドラム型コア
21 第1の鍔部
22 第2の鍔部
21b,22b 実装面
21s,22s 外側面
21t,22t 上面
23 巻芯部
30 板状コア
41 第1の端子電極
42 第2の端子電極
43 第3の端子電極
44 第4の端子電極
A1 第1の巻回領域
A2 第2の巻回領域
A3 第3の巻回領域
A4 第4の巻回領域
A5 第5の巻回領域
A6 第6の巻回領域
B1 第1の巻回ブロック
B2 第2の巻回ブロック
B3 第3の巻回ブロック
B4 第4の巻回ブロック
B5 第5の巻回ブロック
B6 第6の巻回ブロック
CA1 第1の交差領域
CA2 第2の交差領域
CA3 第3の交差領域
CA4 第4の交差領域
S1 第1の巻回層
S2 第2の巻回層
W1 第1のワイヤ
W2 第2のワイヤ

Claims (11)

  1. 巻芯部と、
    前記巻芯部に同方向に巻回された第1及び第2のワイヤと、を備え、
    前記第1及び第2のワイヤは、前記巻芯部の軸方向における最も一端側で複数ターン巻回された第1の巻回ブロックと、前記巻芯部の軸方向における最も他端側で複数ターン巻回された第2の巻回ブロックと、前記第1の巻回ブロックと前記第2の巻回ブロックの間に位置し、複数ターン巻回された奇数個の巻回ブロックからなる第3の巻回ブロックとを構成し、
    前記第1の巻回ブロックから数えて、前記第2の巻回ブロックは奇数番目の巻回ブロックであり、
    前記第1のワイヤと前記第2のワイヤは、前記第1の巻回ブロックと前記第3の巻回ブロックの間の領域において互いに交差しており、且つ、前記第2の巻回ブロックと前記第3の巻回ブロックの間の領域において互いに交差していることを特徴とするコモンモードフィルタ。
  2. 前記第1の巻回ブロックのターン数と、前記第2の巻回ブロックのターン数が等しいことを特徴とする請求項1に記載のコモンモードフィルタ。
  3. 前記第1及び第2の巻回ブロックの合計ターン数と、前記第3の巻回ブロックのターン数が等しいことを特徴とする請求項1又は2に記載のコモンモードフィルタ。
  4. 前記第1、第2及び第3の巻回ブロックは、下層に位置する第1の巻回層と、前記第1の巻回層の上層に位置する第2の巻回層を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコモンモードフィルタ。
  5. 前記第1、第2及び第3の巻回ブロックのいずれにおいても、前記第1のワイヤが前記第1の巻回層に位置し、前記第2のワイヤが前記第2の巻回層に位置することを特徴とする請求項4に記載のコモンモードフィルタ。
  6. 前記第1及び第2の巻回ブロックにおいては、前記第1のワイヤが前記第1の巻回層に位置し、前記第2のワイヤが前記第2の巻回層に位置し、
    前記第3の巻回ブロックにおいては、前記第1のワイヤが前記第2の巻回層に位置し、前記第2のワイヤが前記第1の巻回層に位置することを特徴とする請求項4に記載のコモンモードフィルタ。
  7. 前記第3の巻回ブロックは、前記第1の巻回ブロックから見てこの順に配列された第4、第5及び第6の巻回ブロックを含み、
    前記第1のワイヤと前記第2のワイヤは、前記第1の巻回ブロックと前記第4の巻回ブロックの間の領域において互いに交差しており、前記第4の巻回ブロックと前記第5の巻回ブロックの間の領域において互いに交差しており、前記第5の巻回ブロックと前記第6の巻回ブロックの間の領域において互いに交差しており、且つ、前記第6の巻回ブロックと前記第2の巻回ブロックの間の領域において互いに交差していることを特徴とする請求項1又は2に記載のコモンモードフィルタ。
  8. 前記第1の巻回ブロックのターン数と、前記第5の巻回ブロックのターン数が等しいことを特徴とする請求項7に記載のコモンモードフィルタ。
  9. 前記第4の巻回ブロックのターン数と、前記第6の巻回ブロックのターン数が等しいことを特徴とする請求項7又は8に記載のコモンモードフィルタ。
  10. 前記第1、第2及び第5の巻回ブロックの合計ターン数と、前記第4及び第6の巻回ブロックのターン数が等しいことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載のコモンモードフィルタ。
  11. 前記第1の巻回ブロックから数えて、奇数番目の巻回ブロックのそれぞれのターン数は、偶数番目の巻回ブロックのそれぞれのターン数よりも少ないことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のコモンモードフィルタ。
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