JP2019121213A - スケジュール管理システム及びスケジュール管理装置 - Google Patents

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英紀 加瀬澤
健輔 武内
Kensuke Takeuchi
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弘章 竹山
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Abstract

【課題】ユーザの移動を考慮したスケジュール管理を行うことを可能にしたスケジュール管理システム及びスケジュール管理装置を提供する。【解決手段】過去に登録されたスケジュールの内容と該スケジュールに対するユーザの移動有無とを特定する移動実績を、該ユーザの特性とともに複数のユーザから収集し、同一又は類似するユーザの特性毎に区分して、移動実績を紐付けて格納するデータベースを作成する。一方で、ユーザによってスケジュールの登録操作が行われた場合に、登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できない場合において、該スケジュールを登録したユーザの特性と同一又は類似するユーザの特性が紐付けられた過去の移動実績に基づいてユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定するように構成する。【選択図】図5

Description

本発明は、ユーザのスケジュールを管理するスケジュール管理システム及びスケジュール管理装置に関する。
従来より、ユーザによって登録されたユーザのスケジュールを管理するシステムについて種々提案されている。このようなシステムでは、ユーザがスマートフォン等の通信端末を用いてスケジュールの内容、日付、時間等を入力することによって、入力したスケジュールの内容が日付や時間に紐付けられて通信端末或いはサーバ装置の記憶媒体に格納される。そして、ユーザの操作に応じて登録済みのスケジュールの一覧を表示したり、登録されたスケジュールの日付や時間が近づいた場合に、その旨をユーザに案内すること等を行う。
また、上記システムではユーザの移動を考慮して登録されたスケジュールの実行が現実的に可能であるか否かを判定し、判定結果を用いたスケジュールの管理を行うことについても提案されている。例えば、特開2001−14392号公報には、ユーザの現在位置から直近のスケジュールの予定場所まで移動するのに必要な所要時間を算出し、算出した所要時間と現在時刻から、スケジュールの予定時刻までに予定場所へユーザが移動可能か否かを判定し、判定結果を案内することについて提案されている。
特開2001−14392号公報(第3−5頁)
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、スケジュールにおいてスケジュールを実行する予定場所が予めユーザによって登録されていなければ、ユーザの移動が必要なスケジュールであるか否かの判断を行うことができない。一方で、ユーザがスケジュールを登録する際には、必ずしもスケジュールを実行する予定場所が登録されるとは限らない。特にユーザが行き慣れた場所でのスケジュールでは、場所などを省略することも一般的である。その結果、特許文献1に記載された技術では、ユーザのスケジュールの管理を適切に行うことができない問題があった。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、登録されたスケジュールの内容にかかわらず、ユーザの移動を考慮したスケジュール管理を行うことを可能にしたスケジュール管理システム及びスケジュール管理装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係るスケジュール管理システムは、ユーザのスケジュールを登録するスケジュール登録手段と、登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定する移動判定手段と、前記移動判定手段の判定結果に基づいて登録された前記スケジュールを管理するスケジュール管理手段と、を有するスケジュール管理システムであって、過去に登録されたスケジュールの内容と該スケジュールに対するユーザの移動有無とを特定する移動実績を、該ユーザの特性とともに複数のユーザから収集する移動実績収集手段と、同一又は類似するユーザの特性毎に区分して、前記移動実績を紐付けて格納する移動実績格納手段と、を有し、前記移動判定手段は、登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できない場合に、該スケジュールを登録したユーザの特性と同一又は類似するユーザの特性が紐付けられた前記移動実績に基づいてユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定する。
尚、「ユーザの移動が必要なスケジュール」とは、スケジュールを実行する前にスケジュールを実行する場所までユーザが移動する必要があるスケジュールをいう。但し、ごく短い時間や距離の移動(例えば同一部屋内での移動、同一施設内での移動)などは移動とみなさないのが望ましい。
また、「スケジュールの管理」には、スケジュールの調整、スケジュールの変更の提案、表示や音声によるユーザへのスケジュールの案内等についても含む。
また、本発明に係るスケジュール管理装置は、ユーザのスケジュールを登録するスケジュール登録手段と、登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定する移動判定手段と、前記移動判定手段の判定結果に基づいて登録された前記スケジュールを管理するスケジュール管理手段と、を有するスケジュール管理装置であって、過去に登録されたスケジュールの内容と該スケジュールに対するユーザの移動有無とを特定する移動実績を、該ユーザの特性とともに複数のユーザから収集する移動実績収集手段と、同一又は類似するユーザの特性毎に区分して、前記移動実績を紐付けて格納する移動実績格納手段と、を有し、前記移動判定手段は、登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できない場合に、該スケジュールを登録したユーザの特性と同一又は類似するユーザの特性が紐付けられた前記移動実績に基づいてユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定する。
前記構成を有する本発明に係るスケジュール管理システム及びスケジュール管理装置によれば、ユーザの特性とスケジュールに対するユーザの移動有無の実績を紐付けてデータベース化することによって、登録されたスケジュールの内容からユーザの移動を必要とするスケジュールであるか否か判定できない場合であっても、対応する過去の移動実績からユーザの移動が必要なスケジュールであるか否かを適切に判定することが可能となる。その結果、登録されたスケジュールの内容にかかわらず、ユーザの移動を考慮したスケジュール管理が可能となる。
本実施形態に係るスケジュール管理システムを示した概略構成図である。 本実施形態に係るスケジュール管理システムの構成を示したブロック図である。 スケジュールDBに記憶される情報の一例を示した図である。 移動実績DBに記憶される情報の一例を示した図である。 グルーピングDBのデータ構造を示した図である。 本実施形態に係る情報端末の制御系を模式的に示すブロック図である。 スケジュールの入力例を示した図である。 本実施形態に係るDB作成処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係るスケジュール管理処理プログラムのフローチャートである。 スケジュールの管理方法の一例を示した図である。
以下、本発明に係るスケジュール管理システムについて具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るスケジュール管理システム1の概略構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は本実施形態に係るスケジュール管理システム1を示した概略構成図である。図2は本実施形態に係るスケジュール管理システム1の構成を示したブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るスケジュール管理システム1は、スケジュール管理センタ2が備えるサーバ装置(スケジュール管理装置)3と、ユーザ4が所持する情報端末5と、を基本的に有する。また、サーバ装置3と情報端末5は通信ネットワーク網6を介して互いに電子データを送受信可能に構成されている。尚、情報端末5としては例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、ナビゲーション装置等がある。
ここで、スケジュール管理センタ2が備えるサーバ装置3は、ユーザ4が情報端末5を介して登録したスケジュールを管理する装置である。例えば、ユーザの要求があった場合やスケジュールに応じたタイミング(例えばスケジュールで指定された日時の1時間前)において登録されたスケジュールの内容を配信したり、必要に応じてスケジュールの修正の提案についても行う。
一方でサーバ装置3は、過去のユーザのスケジュールに対する移動の有無を特定する実績(以下、移動実績という)を収集し、収集した各情報に基づいてユーザの特性と移動実績とを紐付けたデータベースについても作成する。そして、作成したデータベースは、後述のように登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールであるか否かを判定できない場合に、移動が必要なスケジュールであるかを判定するのに用いられる。
一方、情報端末5は、ユーザ4が所持し、ユーザ4がスケジュールを入力することによってスケジュールを登録する機能や登録されたスケジュールを案内する機能等を備えた情報端末が用いられ、例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、ナビゲーション装置等が該当する。特に情報端末5がスマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータである場合については、それらの情報端末5にユーザのスケジュールを管理する為のアプリケーションプログラムがインストールされた状態とする。
尚、各ユーザ4によって登録されたスケジュールについては、ユーザ4が有する各情報端末5において記憶しても良いし、サーバ装置3で複数のユーザ4のスケジュールを一括して記憶しても良い。以下の説明では、ユーザ4が有する各情報端末5とサーバ装置3のそれぞれに記憶することとする。
また、通信ネットワーク網6は全国各地に配置された多数の基地局と、各基地局を管理及び制御する通信会社とを含み、基地局及び通信会社を有線(光ファイバー、ISDN等)又は無線で互いに接続することにより構成されている。ここで、基地局は情報端末5との通信をするトランシーバー(送受信機)とアンテナを有する。そして、基地局は通信会社の間で無線通信を行う一方、通信ネットワーク網6の末端となり、基地局の電波が届く範囲(セル)にある情報端末5の通信をサーバ装置3との間で中継する役割を持つ。
続いて、スケジュール管理システム1におけるサーバ装置3の構成について図2を用いてより詳細に説明する。サーバ装置3は、図2に示すようにサーバ制御ECU11と、サーバ制御ECU11に接続された情報記録手段としてのスケジュールDB12と、移動実績DB13と、グルーピングDB14と、サーバ側通信装置15とを備える。
サーバ制御ECU11(エレクトロニック・コントロール・ユニット)は、サーバ装置3の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU21、並びにCPU21が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるRAM22、制御用のプログラムのほか、後述のDB作成処理プログラム(図8)、スケジュール管理処理プログラム(図9参照)等が記録されたROM23、ROM23から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ24等の内部記憶装置を備えている。尚、サーバ制御ECU11は、後述の情報端末5のECUとともに処理アルゴリズムとしての各種手段を有する。例えば、スケジュール登録手段は、ユーザのスケジュールを登録する。移動判定手段は、登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定する。スケジュール管理手段は、移動判定手段の判定結果に基づいて登録されたスケジュールを管理する。移動実績収集手段は、過去に登録されたスケジュールの内容と該スケジュールに対するユーザの移動有無とを特定する移動実績を、該ユーザの特性とともに複数のユーザから収集する。移動実績格納手段は、同一又は類似するユーザの特性毎に区分して、移動実績を紐付けて格納する。
また、スケジュールDB12は、情報端末5をユーザが操作することによって入力されたスケジュールの内容について、ユーザ毎に該ユーザの特性と紐付けて記憶する記憶手段である。尚、本実施形態においては、スケジュールの内容として、(a)件名、(b)日時、(c)場所が含まれる。但し、(c)場所についてはユーザによって入力されない場合もあり、その場合については空白(データ無し)となる。但し、場所が入力されていない場合であっても、件名から場所が推定できる場合には、件名から推定される場所をサーバ装置3側で入力しても良い。一方、ユーザの特性としては年代と性別が含まれる。
図3はスケジュールDB12に記憶される情報の一例を示した図である。図3に示すように、スケジュールDB12は、ユーザ毎にユーザの特性とユーザによって現時点で登録されているスケジュール(即ち未実施のスケジュール)及び過去に登録されていたスケジュール(即ち実施済みのスケジュール)の内容が含まれる。但し、所定期間以上過去のスケジュールについては順次削除するのが望ましい。また、スケジュールの内容としては上記(a)〜(c)に関する情報が含まれる。例えば、図3に示すスケジュールDB12には、ユーザAについて、ユーザ特性として31〜40歳の男性であり、スケジュールの内容として『2017年の12月10日の10:00に○○さんに電話する』と『2017年の12月12日の13:00に資料作成』と『2017年の12月12日の15:00にA社の101会議室で打ち合わせ』とが登録されている。同様にして、他のユーザのユーザ特性やスケジュールについても記憶されている。尚、スケジュールDB12は、情報端末5において新たなスケジュールの登録がある度に更新される。また、ユーザ特性としては必ずしも年代と性別の両方を含む必要は無く、一方のみでも良い。
一方、移動実績DB13は、スケジュールDB12に記憶されるすスケジュールの内、特に過去に登録されていたスケジュール(即ち実施済みのスケジュール)の実行に際してユーザが移動したか否かを示す移動実績を記憶する記憶手段である。具体的には、サーバ装置3が、情報端末5の有するGPSの検出データ(ユーザの移動履歴)を取得し、スケジュールが登録された日時の直近所定時間以内(例えば11:00のスケジュールでは10:30〜11:00の間)にユーザが移動したか否かを判定する。但し、ユーザが移動していたとしても、ごく短い距離や時間の移動(例えば同一部屋内での移動、同一施設内での移動)などは移動とみなさないのが望ましい。そして、ユーザが移動している場合には該スケジュールの実行に際してユーザが移動したと推定し、移動していない場合には該スケジュールの実行に際してユーザが移動していないと推定し、その結果をスケジュールに紐付けて移動実績DB13に記憶する。
図4は移動実績DB13に記憶される情報の一例を示した図である。図4に示すように、移動実績DB13は、ユーザ毎且つスケジュール毎に移動実績が紐付けられて記憶される。但し、現時点で実施されていないスケジュールに関しては、移動実績は紐付けられない。例えば、図4に示す移動実績DB13には、ユーザAが過去に登録した『2017年の12月10日の10:00に○○さんに電話する』についてはスケジュールの実行に際してユーザが移動しなかったことを示しており、『2017年の12月12日の15:00にA社の101会議室で打ち合わせ』についてはスケジュールの実行に際してユーザが移動したことを示している。同様にして、他のユーザやスケジュールに対する移動実績についても記憶されている。尚、移動実績DB13は、定期的(例えば24時間毎)に更新される。
一方、グルーピングDB14は、移動実績DB13に格納された情報を統計することによって生成されるデータベースである。特に本実施形態では、同一又は類似するユーザの特性に対してスケジュールの内容と移動事績の紐付けを行い、ユーザの特性とスケジュールの内容と移動実績との関連性を示すデータベースとする。そして、サーバ装置3は、作成されたグルーピングDB14に基づいて後述のようにユーザによって登録されたスケジュールの管理を行う。例えば図5はグルーピングDB14に記憶されるデータの一例を示した図である。
図5に示すようにグルーピングDB14には、ユーザを同一又は類似するユーザ特性毎にグループ分けする。そして、各グループに対してスケジュールの内容と移動実績とが紐付けて格納される。但し、格納されるのは移動実績DB13において移動実績が対応付けられたスケジュール(即ち実施済みのスケジュール)のみとなる。例えばユーザAとユーザBは図3に示すように年代や性別が一致している。従って、ユーザAとユーザBは同一又は類似するユーザ特性を有すると認定し、同じグループに分類する。具体的には、性別が一致し且つ年齢が10歳単位で区分した際に同じ区分となる場合に同一又は類似するユーザ特性を有するとみなす。また、スケジュールの内容として格納されるのは上記(a)〜(c)に関する情報である。
尚、図5に示す例では同一又は類似するユーザ特性毎に区分してスケジュールの内容と移動事績が紐付けて格納されているが、同一のユーザ特性毎に区分してスケジュールの内容と移動事績を紐付けて記憶しても良い。具体的には、年齢と性別が完全に一致する場合に同一のユーザ特性を有するとみなす。
作成されたグルーピングDB14は、ユーザの特性とスケジュールの内容と移動事績との関連性を示すものとなる。従って、サーバ装置3は特に登録されたスケジュールがユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できない場合に、グルーピングDB14に記憶された情報を用いてユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定することが可能となる。そして、判定結果を用いてスケジュールの管理を行う。詳細については後述する。
一方、サーバ側通信装置15は情報の送受信対象となる情報端末5と通信ネットワーク網6を介して通信を行う為の通信装置である。また、情報端末5以外にインターネット網等に対する通信も可能である。
次に、ユーザ4が所有する情報端末5の概略構成について図6を用いて説明する。図6は本実施形態に係る情報端末5の制御系を模式的に示すブロック図である。尚、以下では特に情報端末5がスマートフォンである場合を例に挙げて説明する。
図6に示すように情報端末5はデータバスBUSに、CPU31と、情報端末5を所持するユーザ4に関するユーザ情報(ユーザID、氏名、年齢、性別等)や登録されたスケジュールやユーザの移動履歴等が記憶されたメモリ32と、通信ネットワーク網6の基地局との間で信号の送受信を行う送受信回路部(RF)33と、送受信回路部33において受信したRF(Radio Frequency)信号をベースバンド信号に変換するとともにベースバンド信号をRF信号に変換するベースバンド処理部34と、マイクロホン35及びスピーカ36等とのインターフェイスである入出力部37と、液晶表示パネル等で構成されたディスプレイ38と、タッチパネルやハードボタン等から構成される入力操作部39と、GPS40と、カメラ41とが接続されることにより構成されている。
ここで、情報端末5に内蔵されるCPU31は、メモリ32に格納されている動作プログラムに従って種々の動作を実行する情報端末5の制御手段であり、メモリ32とともに情報端末ECU42を構成する。また、情報端末ECU42の各種処理内容は必要に応じてディスプレイ38に表示される。
また、メモリ32は情報端末5を所持するユーザ4に関するユーザ情報(ユーザID、氏名、年齢、性別等)、ユーザによって入力されたスケジュール、GPS40で検出されたユーザの移動履歴等が記憶された記憶媒体である。また、後述のスケジュール管理処理プログラム(図9参照)を含む各種アプリケーションプログラムについても記憶される。尚、ユーザによって入力されたスケジュールはメモリ32に記憶せずにサーバ装置3に記憶し、通信により取得する構成としても良い。また、メモリ32は、ハードディスク、メモリーカード等により構成しても良い。
ここで、メモリ32に格納される『スケジュール』は、ユーザ4が該当するアプリケーションプログラムを起動させた状態で、スケジュールの内容を入力することによって登録される。入力されるスケジュールの内容は、(a)件名、(b)日時、(c)場所とする。但し、全ての項目を必ずしも入力する必要は無い。例えば、図8に示すようにアプリケーションプログラムが起動されると、ディスプレイ38においてスケジュール入力画面45が表示される。スケジュール入力画面45ではカレンダーが表示され、ユーザがカレンダー内の該当する日付を選択すると、件名、日時、場所を入力可能となり、各情報を入力することによってスケジュールの登録が可能となる。また、既に登録されたスケジュールの内容の修正も可能である。尚、日時としては日時の範囲(例えば2017年12月21日の10:00〜11:00)を指定することも可能である。
また、ディスプレイ38は、筐体の一面に配設されており、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等が用いられる。そして、情報端末5にインストールされている各種アプリケーションを実行する為のトップ画面や、実行されたアプリケーションに係る画面(インターネット画面、メール画面等)や、画像、動画等の各種情報が表示される。また、ユーザのスケジュールを管理する為のアプリケーションが起動された状態では、スケジュールの入力画面や、現時点で登録されているスケジュールを案内する案内画面等についても表示される。
また、入力操作部39は、ディスプレイ38の前面に設けられたタッチパネルや筐体に配置されたハードボタン等によって構成されている。そして、情報端末ECU42は、タッチパネルやハードボタンの押下等により出力される電気信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。また、本実施形態では、ユーザがスケジュールの内容を情報端末5に入力する際にも操作される。尚、入力操作部39は、番号/文字入力キー、表示された内容を選択するためのカーソルを動かすカーソルキー、選択を確定する決定キー等の各種キー等により構成することもできる。
また、GPS40は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することにより、情報端末5(即ちユーザ4)の現在位置及び現在日時を検出可能とする。また、GPS40以外にも情報端末5の現在位置や方位を検出する為の他の装置(例えばジャイロセンサ等)を備える構成としても良い。
また、カメラ41は、例えばCCD等の固体撮像素子を用いたカメラにより構成される小型の撮像装置であり、情報端末5の背面側に内蔵される。そして、専用のアプリケーションプログラムが起動された状態で、ユーザが入力操作部39を操作することによって周辺を撮像することが可能となる。尚、カメラ41で撮像された撮像画像は、メモリ32に格納される。
続いて、前記構成を有する本実施形態に係るスケジュール管理システム1を構成するサーバ装置3においてCPU21が実行するDB作成処理プログラムについて図8に基づき説明する。図8は本実施形態に係るDB作成処理プログラムのフローチャートである。ここで、DB作成処理プログラムは所定時間間隔(例えば24時間間隔)で実行され、過去に登録されたスケジュールと移動実績を統計することによってユーザの特性とスケジュールの内容と移動実績とを紐付けたDBを作成するプログラムである。尚、以下の図8及び図9にフローチャートで示されるプログラムは、情報端末5が備えているメモリ32又はサーバ装置3が備えているRAM22やROM23等に記憶されており、CPU31又はCPU21により実行される。
先ず、DB作成処理プログラムではステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU21は、情報端末5からユーザの特性を特定する情報を収集する。尚、本実施形態ではユーザの特性として特に年代と性別とを含む。そして、前回の処理時からユーザの特性が変化していた場合には、スケジュールDB12や移動実績DB13に格納されたユーザの特性を更新する。
次に、S2においてCPU21は、スケジュールDB12に格納されたスケジュールの内容を読み出す。スケジュールDB12は、後述のようにユーザが情報端末5においてスケジュールの登録操作を行うことによって随時内容が更新される(S22)。また、スケジュールDB12には、現時点で登録されているスケジュール(即ち未実施のスケジュール)に加えて、過去に登録されていたスケジュール(即ち実施済みのスケジュール)の内容についても含まれる。
続いて、S3においてCPU21は、情報端末5からGPSの検出データ(ユーザの移動履歴)を収集し、前回の処理時から現時点までに新たにユーザに実行されたスケジュールについて、スケジュールの実行に際してユーザが移動したか否かを示す移動実績を特定する。具体的には、スケジュール内容に含まれる日時の直近所定時間以内(例えば11:00のスケジュールでは10:30〜11:00の間)にユーザが移動していた場合には該スケジュールの実行に際してユーザが移動したと推定し、ユーザが移動していない場合には該スケジュールの実行に際してユーザが移動していないと推定する。但し、ユーザが移動していたとしても、ごく短い距離や時間の移動(例えば同一部屋内での移動、同一施設内での移動)などは移動とみなさないのが望ましい。
その後、S4においてCPU21は、前記S3の判定結果に基づいて移動実績DB13を更新する。即ち、移動実績DB13に格納されたスケジュールの内、前回の処理時から現時点までに新たにユーザに実行されたスケジュールについて、前記S3で特定された移動実績を紐付けて格納する。
続いて、S5においてCPU21は、前記S4で更新された移動実績DB13に格納された情報を統計することによって、グルーピングDB14を更新する。グルーピングDB14は、図5に示すようにユーザを同一又は類似するユーザ特性毎にグループ分けし、各グループに対してスケジュールの内容と移動実績とが紐付けて格納される。前記S5で更新されたグルーピングDB14は、ユーザの特性とスケジュールの内容と移動実績との関連性を示すものとなる。従って、サーバ装置3は後述のように登録されたスケジュールがユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できない場合に、グルーピングDB14に記憶された情報を用いてユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定することが可能となる。
次に、本実施形態に係るスケジュール管理システム1を構成するサーバ装置3及び情報端末5において実行するスケジュール管理処理プログラムについて図9に基づき説明する。図9は本実施形態に係るスケジュール管理処理プログラムのフローチャートである。ここで、スケジュール管理処理プログラムは情報端末5においてユーザのスケジュールを管理する為の所定のアプリケーションプログラムが起動された後に実行され、ユーザのスケジュールの登録並びに管理を行うプログラムである。
先ず、情報端末5において実行されるスケジュール管理処理プログラムについて説明する。
S11においてCPU31は、ユーザが新たなスケジュールの登録操作、或いは既に登録されていたスケジュールを修正する操作が行われたか否かを判定する。尚、スケジュールの登録操作やスケジュールの修正操作は、例えばスケジュールを管理する為のアプリケーションが情報端末5で起動された状態で、ディスプレイ38に表示された画面に従って行う(図8参照)。
そして、ユーザが新たなスケジュールの登録操作、或いは既に登録されていたスケジュールを修正する操作が行われたと判定された場合(S11:YES)には、S12へと移行する。それに対して、ユーザが新たなスケジュールの登録操作、或いは既に登録されていたスケジュールを修正する操作が行われていないと判定された場合(S11:NO)には、当該スケジュール管理処理プログラムを終了する。
S12においてCPU31は、サーバ装置3に対して登録或いは修正されたスケジュールに関する情報を送信する。送信される情報には、情報端末5の所有者であるユーザ4を識別するユーザIDと、前記S11で登録又は修正されたスケジュールの内容(例えば文章データ)を含む。その後、後述のように情報端末5から情報を受信したサーバ装置3においてスケジュールの管理が行われる(S22〜S32)。
次に、サーバ装置3において実行されるスケジュール管理処理プログラムについて説明する。
先ず、S21においてCPU21は、情報端末5から情報の送信があるか否か判定する。
そして、情報の送信があると判定された場合(S21:YES)には、送信される情報を受信する(S22)。尚、受信される情報には、情報の送信元のユーザ4を識別するユーザIDと、新たに登録或いは修正されたスケジュールの内容(例えば文章データ)を含む。また、受信したスケジュールの内容はユーザ毎に区分してスケジュールDB12に格納される(図3)。スケジュールの内容としては、『件名』、『日時』、『場所』が含まれるが、『場所』についてはユーザによって入力されない場合もあり、その場合については空白(データ無し)となる。但し、『場所』が入力されていない場合であっても、『件名』から『場所』が推定できる場合には、『件名』から推定される『場所』をサーバ装置3側で入力しても良い。
一方、情報の送信がないと判定された場合(S21:NO)には、当該スケジュール管理処理プログラムを終了する。
S23においてCPU21は、前記S22で受信したスケジュールの内容の解析を行う。より具体的にはスケジュールの内容に『場所』を特定する情報が含まれているか否かを判定する。
次に、S24においてCPU21は、前記S22で受信したスケジュールについて、該スケジュールがユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できるか否かを判定する。尚、“ユーザの移動が必要なスケジュール”とは、スケジュールを実行する前にスケジュールを実行する場所までユーザが移動する必要があるスケジュールをいう。そして、CPU21は、前記S23の解析結果に基づいて、スケジュールの内容に『場所』を特定する情報が含まれている場合には、該スケジュールがユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できると推定する。
そして、前記S22で受信したスケジュールについて、該スケジュールがユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できると推定された場合(S24:YES)には、S30へと移行する。それに対して、前記S22で受信したスケジュールについて、該スケジュールがユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できないと推定された場合(S24:NO)には、S25へと移行する。
S25においてCPU21は、グルーピングDB14に記憶されている情報を読み出す。尚、グルーピングDB14は、前述のDB作成処理プログラム(図8)で作成され、図5に示すように同一又は類似するユーザ特性毎にグループ分けし、各グループに対してスケジュールの内容と移動実績とを紐付けたデータベースである。
次に、S26においてCPU21は、スケジュールの送信元のユーザが含まれるグループの移動実績がグルーピングDB14にあるか否か判定する。尚、スケジュールの送信元のユーザは、前記S22で受信した情報に含まれるユーザIDによって識別される。例えば図5に示すグルーピングDB14が格納されている場合において、情報を要求したユーザがユーザAである場合には、ユーザAを含むグループG1の移動実績が格納されているので、移動実績がグルーピングDB14にあると判定される。
そして、スケジュールの送信元のユーザが含まれるグループの移動実績がグルーピングDB14にあると判定された場合(S26:YES)には、S28へと移行する。それに対して、スケジュールの送信元のユーザが含まれるグループの移動実績がグルーピングDB14にないと判定された場合(S26:NO)には、S27へと移行する。
S27においてCPU21は、グルーピングDB14を用いた判定を行うことが困難であるので、前記S22で受信したスケジュールについてはユーザの移動が不要なスケジュールと仮定する。その後、特にスケジュールの修正提案等は行うことなく当該スケジュール管理処理プログラムを終了する。
一方、前記S27では問い返し処理を行っても良い。具体的には、スケジュールが実施される場所を明確にするための質問を、情報端末5を介して出力する。そして、質問の回答として入力されたユーザの回答について情報端末5を介して取得する。上記問い返し処理によってスケジュールが実施される場所が特定された場合には、S30へと移行する。
一方、S28においてCPU21は、スケジュールの送信元のユーザが含まれるグループの移動実績の内、特に前記S22で受信したスケジュールの内容と同一又は類似するスケジュールの内容に対する移動実績がグルーピングDB14内にあるか否か判定する。尚、スケジュールの内容が類似するとは、例えば比較対象となるスケジュールの『件名』をそれぞれ文節で区分し、文節が一部又は完全に共通する場合に、スケジュールの内容が類似するとみなす。例えば前記S22で受信したスケジュールの『件名』が「○○さんに電話」であった場合には、「○○さんに」と「電話」を含む『件名』のスケジュールがグルーピングDB14にあれば、同一又は類似するスケジュールの内容がグルーピングDB14内にあると判定される。
そして、スケジュールの送信元のユーザが含まれるグループの移動実績の内、特に前記S22で受信したスケジュールの内容と同一又は類似するスケジュールの内容に対する移動実績がグルーピングDB14内にあると判定された場合(S28:YES)には、S29へと移行する。それに対して、スケジュールの送信元のユーザが含まれるグループの移動実績の内、特に前記S22で受信したスケジュールの内容と同一又は類似するスケジュールの内容に対する移動実績がグルーピングDB14内にないと判定された場合(S28:NO)には、S27へと移行する。
S29においてCPU21は、スケジュールの送信元のユーザが含まれるグループの移動実績の内、スケジュールの内容が最も類似するスケジュールに対する移動実績をグルーピングDB14から抽出する。前記S29で抽出される移動実績は、スケジュールの送信元のユーザと類似する特性を有する他のユーザが過去に類似するスケジュールを実施した際に、移動が必要であったか否かを特定するものである。
その後、S30においてCPU21は、前記S29で抽出された移動実績に基づいて、前記S22で受信したスケジュールについて、該スケジュールがユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定する。具体的には、前記S29で抽出された移動実績が、スケジュールに対してユーザが移動を行っていた場合にはユーザの移動が必要なスケジュールであると判定するとともに、スケジュールに対してユーザが移動を行っていない場合にはユーザの移動が必要でないスケジュールであると判定する。
一方、前記S22で受信したスケジュールについて、該スケジュールがユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できると推定された場合(S24:YES)に実行されるS30では、スケジュールの内容に含まれる『場所』に基づいて該スケジュールがユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定する。例えば、スケジュールの内容に含まれる『場所』が、平日の勤務時間帯であればユーザの勤務地から離れた場所であれば、ユーザの移動が必要なスケジュールと判定される。一方、平日の勤務時間外や休日であればユーザの自宅から離れた場所であれば、ユーザの移動が必要なスケジュールと判定される。或いは、スケジュールの『件名』に含まれるワードから判定することも可能である。例えば「出張」、「旅行」、「外食」などを含む場合には、ユーザの移動が必要なスケジュールと判定される。一方、「電話」、「資料作成」などを含む場合には、ユーザの移動が不要なスケジュールと判定される。
そして、前記S22で受信したスケジュールについて、該スケジュールがユーザの移動が必要なスケジュールと判定された場合(S30:YES)には、S31へと移行する。それに対して、前記S22で受信したスケジュールについて、該スケジュールがユーザの移動が不要なスケジュールと判定された場合(S30:NO)には、特にスケジュールの修正提案等は行うことなく当該スケジュール管理処理プログラムを終了する。
S31においてCPU21は、スケジュールDB12を参照し、前記S22で受信したスケジュールで指定される日時或いは時間帯の所定時間前までに他のスケジュールが登録されているか否かを判定する。尚、前記S31で判定基準となる所定時間は、前記S22で受信したスケジュールの実施される場所へのユーザの移動に必要な時間に基づいて設定するのが望ましい。例えば、ユーザの移動に必要な時間が30分と推定される場合には、40分前までに他のスケジュールが登録されているか否かを判定する。
そして、前記S22で受信したスケジュールで指定される日時或いは時間帯の所定時間前までに他のスケジュールが登録されていると判定された場合(S31:YES)には、S32へと移行する。それに対して、前記S22で受信したスケジュールで指定される日時或いは時間帯の所定時間前までに他のスケジュールが登録されていないと判定された場合(S31:NO)には、特にスケジュールの修正提案等は行うことなく当該スケジュール管理処理プログラムを終了する。
S32においてCPU21は、情報端末5を介してユーザに対してスケジュールの修正の提案を行う。例えば、図10に示すようにサーバ装置3が、10:00〜11:00までの間のスケジュールを前記S22で受信した場合において、該スケジュールがユーザの移動が必要なスケジュールであって、且つ10:00から所定時間前(例えば40分前)までの間に他のスケジュールがあると判定された場合には、一方のスケジュールの時間をずらすように提案する。そして、提案に従って情報端末5側でスケジュールの修正に係る操作が行われた場合には、修正後のスケジュールを対象として再度S22以降の処理を行う。
尚、サーバ装置3ではなく情報端末5において、上記S22〜S32の処理を実行させる構成としても良い。その場合には、グルーピングDB14をサーバ装置3から情報端末5へと配信するように構成する。また、DB作成処理プログラム(図8)についても情報端末5で実行させる構成としても良い。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るスケジュール管理システム1及びサーバ装置3では、過去に登録されたスケジュールの内容と該スケジュールに対するユーザの移動有無とを特定する移動実績を、該ユーザの特性とともに複数のユーザから収集し(S3)、同一又は類似するユーザの特性毎に区分して、移動実績を紐付けて格納するデータベースを作成する(S5)。一方で、ユーザによってスケジュールの登録操作が行われた場合に、登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できない場合において、該スケジュールを登録したユーザの特性と同一又は類似するユーザの特性が紐付けられた過去の移動実績に基づいてユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定する(S30)ので、登録されたスケジュールの内容からユーザの移動を必要とするスケジュールであるか否か判定できない場合であっても、対応する過去の移動実績からユーザの移動が必要なスケジュールであるか否かを適切に判定することが可能となる。その結果、登録されたスケジュールの内容にかかわらず、ユーザの移動を考慮したスケジュール管理が可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、一のサーバ装置3がスケジュールDB12、移動実績DB13及びグルーピングDB14の各DBを作成する処理とスケジュールの管理を行う処理をそれぞれ行っているが、各DBを作成する処理とスケジュールの管理を行う処理は別々のサーバ装置が行うようにしても良い。例えば、サーバ装置3が他のサーバ装置で作成された各DBを受信して、スケジュールの管理を行うようにしても良い。
また、本実施形態では、前記S24においてスケジュールの内容に『場所』を特定する情報が含まれている場合には、該スケジュールがユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できると推定しているが、他の条件に基づいて判定しても良い。例えば、スケジュールの『件名』に特定のワードを含む場合に、該スケジュールがユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できると推定しても良い。特定のワードとしては例えば「出張」、「旅行」、「電話」、「会議」、「資料作成」、「外食」などである。
また、本実施形態では、情報端末5をスマートフォンに適用した例について説明したが、スケジュールを管理する機能を有していれば他の種類の情報端末に対して適用することも可能である。例えば携帯電話機、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、ナビゲーション装置等に適用することが可能である。
また、本発明に係るスケジュール管理システムを具体化した実施例について上記に説明したが、スケジュール管理システムは以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
ユーザ(4)のスケジュールを登録するスケジュール登録手段(21)と、登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定する移動判定手段(21)と、前記移動判定手段の判定結果に基づいて登録された前記スケジュールを管理するスケジュール管理手段(21)と、を有するスケジュール管理システム(1)であって、過去に登録されたスケジュールの内容と該スケジュールに対するユーザの移動有無とを特定する移動実績を、該ユーザの特性とともに複数のユーザから収集する移動実績収集手段(21)と、同一又は類似するユーザの特性毎に区分して、前記移動実績を紐付けて格納する移動実績格納手段(21)と、を有し、前記移動判定手段は、登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できない場合に、該スケジュールを登録したユーザの特性と同一又は類似するユーザの特性が紐付けられた前記移動実績に基づいてユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定する。
上記構成を有するスケジュール管理システムによれば、ユーザの特性とスケジュールに対するユーザの移動有無の実績を紐付けてデータベース化することによって、登録されたスケジュールの内容からユーザの移動を必要とするスケジュールであるか否か判定できない場合であっても、対応する過去の移動実績からユーザの移動が必要なスケジュールであるか否かを適切に判定することが可能となる。その結果、登録されたスケジュールの内容にかかわらず、ユーザの移動を考慮したスケジュール管理が可能となる。
また、第2の構成は以下のとおりである。
前記移動判定手段(21)は、登録されたスケジュールに場所を特定する情報を含まない場合が、登録されたスケジュールの内容からユーザ(4)の移動が必要なスケジュールか否かを判定できない場合となる。
上記構成を有するスケジュール管理システムによれば、スケジュールに場所を特定する情報を含まない場合においても、過去の移動実績からユーザの移動が必要なスケジュールであるか否かを適切に判定することが可能となる。
また、第3の構成は以下のとおりである。
前記移動判定手段(21)は、登録されたスケジュールの内容からユーザ(4)の移動が必要なスケジュールか否かを判定できない場合に、該スケジュールを登録したユーザの特性と同一又は類似するユーザの特性が紐付けられた前記移動実績の内、最も類似するスケジュールの内容を含む移動実績を抽出し、抽出された前記移動実績が、スケジュールに対してユーザが移動を行っていた場合にはユーザの移動が必要なスケジュールであると判定するとともに、スケジュールに対してユーザが移動を行っていない場合にはユーザの移動が必要でないスケジュールであると判定する。
上記構成を有するスケジュール管理システムによれば、過去の移動実績の内、同一または類似するユーザ特性を有する他のユーザが過去に最も類似するスケジュールを実施した際の移動実績から、ユーザの移動が必要なスケジュールであるか否かを適切に判定することが可能となる。
また、第4の構成は以下のとおりである。
前記ユーザ(4)の特性は、年代、性別の少なくとも一方を含む。
上記構成を有するスケジュール管理システムによれば、一又は複数の項目からユーザの特性を特定可能であり、スケジュールを実施するユーザの特性に応じて、スケジュールを実施する際に移動が必要か否かを特定することが可能となる。
また、第5の構成は以下のとおりである。
前記スケジュール管理手段(21)は、前記移動判定手段(21)によってユーザ(4)の移動が必要と判定されたスケジュールの登録時間帯の所定時間前までに他のスケジュールが登録されている場合に、ユーザに対してスケジュールの調整を提案する。
上記構成を有するスケジュール管理システムによれば、特にユーザの移動が必要とされるスケジュールの前に他のスケジュールが登録されている場合において、スケジュールの調整を提案することが可能となる。その結果、ユーザにとって実施困難なスケジュールが登録されることを防止することが可能となる。
1 スケジュール管理システム
2 スケジュール管理センタ
3 サーバ装置
4 ユーザ
5 情報端末
11 サーバ制御ECU
12 スケジュールDB
13 移動実績DB
14 グルーピングDB
21 CPU
22 RAM
23 ROM

Claims (6)

  1. ユーザのスケジュールを登録するスケジュール登録手段と、
    登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定する移動判定手段と、
    前記移動判定手段の判定結果に基づいて登録された前記スケジュールを管理するスケジュール管理手段と、を有するスケジュール管理システムであって、
    過去に登録されたスケジュールの内容と該スケジュールに対するユーザの移動有無とを特定する移動実績を、該ユーザの特性とともに複数のユーザから収集する移動実績収集手段と、
    同一又は類似するユーザの特性毎に区分して、前記移動実績を紐付けて格納する移動実績格納手段と、を有し、
    前記移動判定手段は、登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できない場合に、該スケジュールを登録したユーザの特性と同一又は類似するユーザの特性が紐付けられた前記移動実績に基づいてユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定するスケジュール管理システム。
  2. 前記移動判定手段は、登録されたスケジュールに場所を特定する情報を含まない場合が、登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できない場合となる請求項1に記載のスケジュール管理システム。
  3. 前記移動判定手段は、
    登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できない場合に、該スケジュールを登録したユーザの特性と同一又は類似するユーザの特性が紐付けられた前記移動実績の内、最も類似するスケジュールの内容を含む移動実績を抽出し、
    抽出された前記移動実績が、スケジュールに対してユーザが移動を行っていた場合にはユーザの移動が必要なスケジュールであると判定するとともに、スケジュールに対してユーザが移動を行っていない場合にはユーザの移動が必要でないスケジュールであると判定する請求項1又は請求項2に記載のスケジュール管理システム。
  4. 前記ユーザの特性は、年代、性別の少なくとも一方を含む請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスケジュール管理システム。
  5. 前記スケジュール管理手段は、前記移動判定手段によってユーザの移動が必要と判定されたスケジュールの登録時間帯の所定時間前までに他のスケジュールが登録されている場合に、ユーザに対してスケジュールの調整を提案する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のスケジュール管理システム。
  6. ユーザのスケジュールを登録するスケジュール登録手段と、
    登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定する移動判定手段と、
    前記移動判定手段の判定結果に基づいて登録された前記スケジュールを管理するスケジュール管理手段と、を有するスケジュール管理装置であって、
    過去に登録されたスケジュールの内容と該スケジュールに対するユーザの移動有無とを特定する移動実績を、該ユーザの特性とともに複数のユーザから収集する移動実績収集手段と、
    同一又は類似するユーザの特性毎に区分して、前記移動実績を紐付けて格納する移動実績格納手段と、を有し、
    前記移動判定手段は、登録されたスケジュールの内容からユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定できない場合に、該スケジュールを登録したユーザの特性と同一又は類似するユーザの特性が紐付けられた前記移動実績に基づいてユーザの移動が必要なスケジュールか否かを判定するスケジュール管理装置。
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