JP2019120697A - 勾配測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定操作が簡便であり、操作者によって測定結果が異なることがない勾配測定装置を提供する。【解決手段】勾配測定装置100は、長尺体50の勾配を測定可能なものであり、伸縮ポール10と、湾曲部20と、吊り上げ部材30と、位置決め機構40と、を備えている。なお、伸縮ポール10と湾曲部20とは、吊り上げ部材30を介して位置決め機構40を支持し、位置決め機構40を所定の測定箇所に移動させることに使用可能な支持部として機能する。位置決め機構40は、吊り上げ部材30に対して所定方向に回動可能に取り付けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、各種配管など長尺体の勾配を測定可能な勾配測定装置に関するものである。
従来、天井における配管など、高所に施工された配管の勾配が適正な値になっているかどうかの確認は、高所作業車または脚立などで高所まで昇り、気泡管水平器またはデジタル勾配計などで測定を行っていた。このような作業では時間がかかるので、最近では、より簡単に測定できる勾配測定装置が提案されている。
例えば、上述の勾配測定装置の例としては、下記特許文献1に開示されているものがある。なお、この特許文献1には、配管の勾配を測定する配管勾配測定器において、ベース部材、該ベース部材に固定され、被測定用配管に押し当てることにより該ベース部材を該被測定用配管に対し位置決めする位置決め部材および傾斜センサを備え、該ベース部材が前記位置決め部材により被測定用配管に対し位置決めされたときに、該被測定用配管の中心軸と前記傾斜センサの中心軸とが平行となるように該傾斜センサが該ベース部材に固定されたことを特徴とするものが開示されている。
特許第3999366号公報
しかしながら、上記従来の勾配測定装置では、操作者が配管に勾配測定装置を押し付けることによるランダムな力の加わりがあり、操作者によって測定結果が異なることがあるという問題がある。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、測定操作が簡便であり、操作者によって測定結果が異なることがない勾配測定装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の勾配測定装置は、長尺体の傾斜方向と、計測方向を規定する計測軸と、を位置決めするための位置決め機構が下部に形成された筐体と、前記筐体内に設けられ、少なくとも前記計測軸の加速度を検出する傾斜センサと、前記筐体を上部又は側部において支持して、前記筐体を所定の測定箇所に移動させることに使用可能な支持部と、を備え、前記位置決め機構は、前記長尺体に対する前記筐体の位置を決める位置決め用部材を有しており、前記位置決め用部材は、前記長尺体の上部に接触し、前記位置決め機構の前記長尺体上部の載置に用いる部分を含む∪字状または∨字状の凹部を有しており、前記支持部は、前記位置決め機構が前記長尺体の上部に載置された際、前記長尺体に接触しないように形成された湾曲部を有していることを特徴とする。
上記(1)の構成によれば、測定したい長尺体の上部に容易に載置でき、装置全体を吊り下げることができる。これにより、従来必要であった高所作業車および脚立などを使用することなく、比較的高い場所にある配管などの長尺体の勾配を容易に測定することができる。また、本勾配測定装置を吊り下げることによって、本勾配測定装置の重さ以外の力が長尺体に加わることを防止できる。すなわち、長尺体に操作者が押し付けることによるランダムな力の加わりがないので、誰が操作しても同じ測定結果を得ることが可能となる。なお、本勾配測定装置の重さを考慮した補正を行えば、より正確な勾配を測定することも可能となる。
(2)上記(1)の勾配測定装置においては、前記支持部が、前記湾曲部の一端部と先端部が連結されかつ操作者が把持可能な把持部を有し、前記把持部の少なくとも一部が、前記凹部の中心と前記筐体の中心とを結ぶ線に対して前記湾曲部と反対側に偏在した位置に設けられていることが好ましい。
上記(2)の構成によれば、位置決め機構が前記長尺体の上部に載置された際、筐体が前記計測軸回りに回転しないようにすることができる。特に、位置決め機構の位置と把持部の位置とを調整し、重心バランスの調整をしておくことで、操作者が把持部から手を離しても、本勾配測定装置は長尺体に載置されたままとなる。すなわち、本勾配測定装置がバランスを崩して落下してしまうことを防止することができる。
(3)上記(1)または(2)の勾配測定装置においては、前記長尺体の傾斜角度方向に回動可能に前記筐体に接続されているとともに、前記筐体を吊り上げている吊り上げ部を備え、前記湾曲部の他端部が、前記吊り上げ部に固定されていることが好ましい。
上記(3)の構成によれば、位置決め機構を前記長尺体の勾配に合わせて載置することが容易になる。また、支持部を鉛直方向に垂れ下がるようにすることも可能であるので、重心バランスを調整しておくことで、操作者が把持部から手を離しても、本勾配測定装置は長尺体に載置されたままとなる。すなわち、本勾配測定装置がバランスを崩して落下してしまうことを防止することができる。
(4)上記(1)または(2)の勾配測定装置においては、前記長尺体の上部に前記位置決め用部材を接触させて載置して、前記支持部が垂れ下がった状態になった場合に、前記状態を保持する前記位置決め機構の位置を規定する規定部材を前記湾曲部の一部に備え、前記位置決め機構が前記規定部材の少なくとも一部に当接していることが好ましい。
(5)上記(3)の勾配測定装置においては、前記長尺体の上部に前記位置決め用部材を接触させて載置して、前記支持部が垂れ下がった状態になった場合に、前記状態を保持する前記吊り上げ部の位置を規定する規定部材を前記湾曲部の一部に備え、前記吊り上げ部が前記規定部材の少なくとも一部に当接していることが好ましい。
上記(4)または(5)の構成によれば、位置決め機構または吊り上げ部材を支持部から取り外す必要があったとしても、次の作業時において、容易に重心バランスを調整した状態で、勾配測定装置を組み立てることができる。
本発明の実施の形態における勾配測定装置の全体図である。 本発明の実施の形態における勾配測定装置の一部拡大図である。 図2に示した筐体の斜視図であって、一方の位置決め用部材側から見た図である。 図2に示した筐体の斜視図であって、一方の側面から見た図である。 図2に示した筐体の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態の変形例における勾配測定装置の位置決め機構を下側から見た図である。 本発明の実施の形態の変形例における勾配測定装置の湾曲部および伸縮ポールを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1に示したように、本発明の実施の形態における勾配測定装置100は、長尺体50の勾配を測定可能なものであり、伸縮ポール10と、湾曲部20と、吊り上げ部材30と、位置決め機構40と、を備えている。なお、伸縮ポール10と湾曲部20とは、吊り上げ部材30を介して位置決め機構40を支持し、位置決め機構40を所定の測定箇所に移動させることに使用可能な支持部として機能する。
伸縮ポール10は、把持部11と、連結部12と、調整部13と、を備えている。把持部11は、位置決め機構40を移動させるために、操作者が手で把持することができる部位である。
連結部12は、伸縮ポール10の先端に設けられ、湾曲部20の一端部を連結固定している部分である。また、連結部12は、把持部11の内部空間に収納したり、把持部11の内部空間から出したりすることができるようになっている。
調整部13は、軸回りに回すことによって、連結部12の位置を固定したり、固定を解除したりすることができるようになっている。すなわち、調整部13は、連結部12を把持部11内から出して伸縮ポール10の全体長さを調整した後に固定したり、その固定を解除したりすることができる。
湾曲部20は、図2に示したように、棒状部20a、20b、20c、20dを備えている。棒状部20aは、一端部が連結部12に連結固定されており、他端部が棒状部20bと接続されている。棒状部20bは、棒状部20aの他端部から略垂直方向に張り出すようにして延設されており、他端部が棒状部20cの一端部と接続されている。棒状部20cは、棒状部20bの他端部から略垂直方向、かつ、棒状部20aの位置と反対方向に延設され、他端部が棒状部20dの一端部と接続されている。棒状部20dは、棒状部20cの他端部から棒状部20bと略平行方向となるように折り返して形成されている。
また、湾曲部20は、一本の棒状部材をコの字状に折り曲げて形成したものである。なお、ここでは、湾曲部20をコの字状に形成したものを示しているが、これに限られず、湾曲部20は∪字状に形成されたものであってもよい。
吊り上げ部材30は、長方体状の本体31と、雄ねじ部32と、貫通穴33と、一対の調整ビス34と、を備えている。本体31の側面には、図2および図5に示したように、一対の板状部31aが位置決め機構40側に突出するように延設されている。なお、一対の板状部31aのそれぞれ中央部には、調整ビス34を挿入する穴(図示せず)が形成されている。
雄ねじ部32は、本体31の位置決め機構40側と反対側の面から貫通穴33まで切られた一対の雌ねじ部(図示せず)に螺合されており、棒状部20dを挿入した際に締め付けることで、本体31を棒状部20dに固定することができるようになっている。なお、本体31は、測定中、図5(b)に示した状態(本体31の高さ方向がZ軸方向と略平行)となるように、鉛直方向に垂れ下がった湾曲部20(棒状部20d)に固定されている。また、棒状部20dの貫通穴33への挿入位置は、測定中の各部位の位置関係が図1に示した状態(伸縮ポール10の長さ方向が鉛直方向と略平行で、後述するアーム部41a、41bの下端の高さ位置が略同一)となるように、勾配測定装置100全体の重心バランスが調整されている。
一対の調整ビス34は、一対の板状部31aに設けられた穴(図示せず)に挿入して、図5(a)、(b)に示したように、長尺体50の勾配(XZ平面および図5(a)の矢印方向)に沿って回動可能に、吊り上げ部材30を位置決め機構40(具体的には、後述する枠体43)に連結するものである。
位置決め機構40は、図3および図4に示したように、一対の位置決め用部材41と、一対の連結部材42と、枠体43と、筐体44と、を備えている。位置決め用部材41は、アーム部41a、41bと、アーム部41a、41b間に形成された凹部41cと、を有した略Y字型状に形成された板状部材である。また、位置決め用部材41は一対となっており、枠体43の一端部および他端部において対称的に対向するように設けられている。
一対の連結部材42のそれぞれは、図3に示したように、一対の位置決め用部材41のアーム部41a同士と、一対の位置決め用部材41のアーム部41b同士と、を連結しているものである。
枠体43は、一対の位置決め用部材41のアーム部41a、41bと反対側の端部の間において、一対の位置決め用部材41に挟まれるように取り付けられている。また、枠体43には、調整ビス34を挿入して、吊り上げ部材30を位置決め機構40に対して回動可能に取り付けることができる穴43aが両側面に形成されている。
筐体44は、枠体43の下部に形成されており、内部に、CPU、ROM、RAMおよび記憶部などを有した制御部と、長尺体50の勾配測定に用いられる加速度センサと、該制御部および該加速度センサを駆動させるための電源と、各種データを送受信可能な通信部と、上記電源から各部への通電のオン・オフが可能な電源スイッチと、が設けられている。ここで、加速度センサは、X軸、Y軸、Z軸の3軸の勾配を測定可能な3軸加速度センサでもよいし、X軸、Y軸、Z軸のそれぞれの勾配を3つの1軸加速度センサで測定するものであってもよい。
また、上記制御部は、上記記憶部に、測定した勾配情報を記憶する制御を行うことができる。また、上記制御部は、上記記憶部に格納された通信プログラムを用いて、上記加速度センサから得た勾配情報を上記通信部から無線または有線で外部端末(いわゆるパーソナルコンピュータ(PC)またはタブレットPCなど)に送信する制御を行うことができる。また、上記制御部は、上記記憶部に格納された演算プログラムを用いて、上記加速度センサから得た勾配情報について、所定の補正をして、より正確に近似する勾配値を算出する制御を行うこともできる。その他、上記制御部は、記憶部に格納された各種プログラムを実行することによって、様々な機能を発揮することができる。
ここで、図2に示したように、棒状部20a(伸縮ポール10)の中心軸は、凹部41cの中心と筐体44の中心とを結ぶ線に対して、距離Aだけずれている。このとき、棒状部20a(伸縮ポール10)の中心軸、および、凹部41cの中心と筐体44の中心とを結ぶ線は、鉛直線に略平行になっているが、この状態となるように、距離Aは決定されている。なお、距離Aは、吊り上げ部材30を棒状部20dに沿って適宜移動させ、実際に長尺体50に載置し、各部位の位置が図1に示したようになるように調整することによって決定することが可能である。
次に、本実施形態における勾配測定装置100を用いた勾配測定作業について説明する。
まず、筐体44内に設置された電源スイッチ(図示せず)をONにして、加速度センサ、制御部など電力が必要な装置などに通電させる。その後、図1および図5(b)に示したように、勾配測定装置100を測定したい長尺体50に移動させ、位置決め機構40を長尺体50の上部に載置する。このとき、上記制御部は、上記加速度センサから得た長尺体50の勾配データを上記記憶部に記憶するか、若しくは、上記外部端末に上記通信部を介して送信する。なお、上記勾配データを上記記憶部に記憶した場合は、後に上記記憶部から上記外部端末に上記勾配データを読み込ませる。最後に、長尺体50から勾配測定装置100を取り外し、測定は完了する。
なお、上記勾配データを読み込んだまたは受信した上記外部端末は、所定のプログラムに基づいて、取得した勾配データが長尺体の設置について設計通りの値となっているかどうかの確認を行う。
以上のように、本実施形態における勾配測定装置100では、測定したい長尺体50の上部に容易に載置でき、装置全体を吊り下げることができる。これにより、従来必要であった高所作業車および脚立などを使用することなく、比較的高い場所にある配管などの長尺体50の勾配を容易に測定することができる。
また、勾配測定装置100を吊り下げることによって、勾配測定装置100の重さ以外の力が長尺体に加わることを防止できる。すなわち、長尺体50に操作者が押し付けることによるランダムな力の加わりがないので、誰が操作しても同じ測定結果を得ることが可能となる。なお、勾配測定装置100の重さを考慮した補正を行えば、より正確な勾配を測定することも可能となる。
また、勾配測定装置100では、位置決め機構40が長尺体50の上部に載置された際、筐体が計測軸(X軸)回りに回転しないようにすることができる。特に、位置決め機構40の位置と把持部(伸縮ポール10)の位置とを調整して、予め重心バランスの調整をしているので、操作者が把持部(伸縮ポール10)から手を離しても、勾配測定装置100は長尺体50に載置されたままとなる。すなわち、勾配測定装置100がバランスを崩して落下してしまうことを防止することができる。特に、予め重心バランスの調整を最適なものにしている場合は、位置決め機構40が長尺体50の上部に載置された際、操作者が把持部(伸縮ポール10)から手を離しても、伸縮ポール10が鉛直方向に保持されるとともに、位置決め機構40が勾配計測するのに最適な位置を保持している状態(図1のような状態)となる。
また、勾配測定装置100では、位置決め機構40を長尺体50の勾配に合わせて載置することが容易になる。また、伸縮ポール10と湾曲部20とを鉛直方向に垂れ下がるように重心バランスを調整しているので、操作者が把持部(伸縮ポール10)から手を離しても、勾配測定装置100は長尺体50に載置されたままとなる。すなわち、勾配測定装置100がバランスを崩して落下してしまうことを防止することができる。
今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。たとえば、上記実施の形態の変形例として、以下のものが挙げられる。ここで、本変形例においては、上記実施形態の部材と同様の部位には、下二桁の符号が同じ符号を付しており、その部位の説明を省略することがある。また、特に説明しない部分は、上記実施の形態と同様であるので、説明を省略することがある。
図6は、上記実施形態の変形例に係る勾配測定装置の位置決め機構140を下側から見た図である。筐体144は、長方体形状をしており、下面に開口部が設けられており、当該開口部に、蓋部145と、光透過部材からなる板部材146と、スイッチ147と、を備えている。蓋部145は、開閉可能なものであり、筐体144内部に本勾配測定装置の電源(乾電池または充電可能なバッテリー(図示せず)など)を内蔵可能となっている。板部材146の一部には電源のスイッチ147のオン/オフ操作ができるように窓部146aが設けられている。筐体144と板部材146との間には、上記実施形態と同様の制御部が設けられているとともに、図示しない電灯部(LEDなど)が設けられている。この電灯部は、スイッチ147がオンに操作され、電源の電圧が十分な場合、点灯するようになっており、点灯した場合、板部材146を光が透過して、点灯していることがわかるようになっている。このように、筐体144の下面に、蓋部145と、光透過部材からなる板部材146と、スイッチ147と、を設けることで、作業時に降雨などがあっても、筐体144内部の制御部などが濡れにくくなるので、故障の原因を排除することができる。
また、上記実施の形態の別の変形例として、図7に示した湾曲部120を用いた勾配測定装置が挙げられる。なお、ここでは、上記実施の形態の勾配測定装置100と異なる点について主に説明する。
湾曲部120の形状は、上記実施の形態の湾曲部20と同様のものであるが、棒状部120dに、送り止め部材160(規定部材)および落下防止キャップ161が設けられている点で、上記実施の形態の勾配測定装置100と異なっている。
送り止め部材160は、上記位置決め機構40または上記位置決め機構140が棒状部120dに取り付けられる場合において、あらかじめ設定された位置において固定されている。ここで、「あらかじめ設定された位置」とは、棒状部材120dの先端側から、上記位置決め機構40の吊り上げ部材30または上記位置決め機構140の吊り上げ部材(図示せず)を送り止め部材160に当接する位置まで押し込んだ場合、図2に示した勾配測定装置100と同様、重心バランスが調整された状態(たとえば、作業者が手を離しても、伸縮ポールが鉛直方向に保持される状態になるとともに、位置決め機構が勾配計測するのに最適な位置を保持している状態)になる位置のことである。したがって、棒状部の適切な位置に予め固定された送り止め部材160に当接する位置に、上記位置決め機構40の吊り上げ部材30または上記位置決め機構140の吊り上げ部材(図示せず)を適切に組み付けるだけで、重心バランスを自動的に調節することができる。すなわち、運搬時などにおいて、棒状部材120dから上記位置決め機構40および吊り上げ部材30、または、上記位置決め機構140および吊り上げ部材(図示せず)を取り外す必要があったとしても、次の作業時において、容易に重心バランスを調整して、本変形例の勾配測定装置を組み立てることができる。
落下防止キャップ161は、棒状部120dの先端部に取り外し可能に設けられたものである。なお、落下防止キャップ161は、取り外し可能ではあるが、上記位置決め機構40の吊り上げ部材30または上記位置決め機構140の吊り上げ部材(図示せず)を棒状部120dに設けた際、吊り上げ部材30または上記位置決め機構140の吊り上げ部材(図示せず)を雄ねじ部で棒状部120dに固定し忘れた場合において、棒状部120dの先端部にずれてきても、棒状部120dから落下してしまわないように止めることができるようになっている。
上記各変形例によれば、作業時などにおいて重心バランスを設定しやすく、また、位置決め機構および吊り上げ部材の落下を防止することができる。なお、本変形例では、吊り上げ部材の備えた勾配測定装置について説明したが、吊り上げ部材を備えていない位置決め機構の側部に設けた貫通穴(たとえば、上記実施形態の穴43aと同様の穴)に湾曲部の棒状部(たとえば、上記実施形態の棒状部20dまたは上記変形例の棒状部120d)を挿入し、当該位置決め機構に対して当該棒状部が回動可能に取り付けられた勾配測定装置について、送り止め部材160と同様の規定部材を適用し、当該位置決め機構の位置を当該棒状部において規定して容易にバランス調整できるようにしてもよい。
10 伸縮ポール
11 把持部
12 連結部
13 調整部
20、120 湾曲部
20a、20b、20c、20d、120a、120b、120c、120d 棒状部
30 吊り上げ部材
31 本体
31a 板状部
32 雄ねじ部
33 貫通穴
34、134 調整ビス
40、140 位置決め機構
41、141 位置決め用部材
41a、41b、141a、141b アーム部
41c、141c 凹部
42、142 連結部材
43 枠体
43a 穴
44、144 筐体
50 長尺体
100 勾配測定装置
145 蓋部
146 板部材
146a 窓部
147 スイッチ

Claims (5)

  1. 長尺体の傾斜方向と、計測方向を規定する計測軸と、を位置決めするための位置決め機構が下部に形成された筐体と、
    前記筐体内に設けられ、少なくとも前記計測軸の加速度を検出する傾斜センサと、
    前記筐体を上部又は側部において支持して、前記筐体を所定の測定箇所に移動させることに使用可能な支持部と、
    を備え、
    前記位置決め機構は、前記長尺体に対する前記筐体の位置を決める位置決め用部材を有しており、
    前記位置決め用部材は、前記長尺体の上部に接触し、前記位置決め機構の前記長尺体上部の載置に用いる部分を含む∪字状または∨字状の凹部を有しており、
    前記支持部は、前記位置決め機構が前記長尺体の上部に載置された際、前記長尺体に接触しないように形成された湾曲部を有していることを特徴とする勾配測定装置。
  2. 前記支持部が、前記湾曲部の一端部と先端部が連結されかつ操作者が把持可能な把持部を有し、
    前記把持部の少なくとも一部が、前記凹部の中心と前記筐体の中心とを結ぶ線に対して前記湾曲部と反対側に偏在した位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の勾配測定装置。
  3. 前記長尺体の傾斜角度方向に回動可能に前記筐体に接続されているとともに、前記筐体を吊り上げている吊り上げ部を備え、
    前記湾曲部の他端部が、前記吊り上げ部に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の勾配測定装置。
  4. 前記長尺体の上部に前記位置決め用部材を接触させて載置して、前記支持部が垂れ下がった状態になった場合に、前記状態を保持する前記位置決め機構の位置を規定する規定部材を前記湾曲部の一部に備え、
    前記位置決め機構が前記規定部材の少なくとも一部に当接していることを特徴とする請求項1または2に記載の勾配測定装置。
  5. 前記長尺体の上部に前記位置決め用部材を接触させて載置して、前記支持部が垂れ下がった状態になった場合に、前記状態を保持する前記吊り上げ部の位置を規定する規定部材を前記湾曲部の一部に備え、
    前記吊り上げ部が前記規定部材の少なくとも一部に当接していることを特徴とする請求項3に記載の勾配測定装置。
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