JP2019120536A - X線ct装置の評価装置およびx線ct装置の評価方法 - Google Patents

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憲治 増田
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Abstract

【課題】X線CT装置の幾何学的寸法測定における誤差要因を排除又は縮減することができるX線CT装置の評価装置およびX線CT装置の評価方法を提供することを課題とする。【解決手段】X線源とX線検出器を有するX線CT装置の評価装置であって、前記X線源と前記X線検出器の間に配置される基準ゲージと、前記基準ゲージをX線の照射方向と平行に移動可能な移動手段と、前記移動手段にて前記基準ゲージを所定距離移動させ、異なる位置で測定された複数の測定データに基づいて、前記所定距離移動させたことによる前記測定データの拡大率を算出する拡大率算出手段と、前記所定距離と前記拡大率に基づいて、X線源-基準ゲージ-X線検出器間距離を算出する距離算出手段と、を備えることを特徴とする構成となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、X線CT装置の評価装置およびX線CT装置の評価方法に関し、特に、X線CT装置の中で、被測定物の内部、外部の幾何学的寸法計測を主たる目的としたX線CT装置に対して、適切な評価を行う装置と評価方法に関する。
従来、X線CT装置は、被測定物内部の断面画像や3次元画像等を得るため、主に医療分野において広く用いられてきた。近年では、物体内を非破壊で観察できるというX線CT装置の特徴から、工業製品内部の観察や寸法測定,顕微鏡的用途など、産業利用に向けた期待が高まっている。このような背景の中、X線CT装置を寸法計測用途で利用するため、X線CT装置の評価や校正を目的とした基準機が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1には、円筒体または円柱体の円周の外部に、異なる外径の球を複数個配置したX線CT装置の校正器の技術が記載されており、X線CT装置のスケーリング(球の中心距離の調整)やオフセット(球の直径の調整)を行えることが記載されている。
特許第6205569号公報
ところで、X線CT装置の測定においては、X線CT装置と被測定物のそれぞれに内在する多くの変数要因・誤差要因が絡みあい、最終的な測定データが得られている。そのため本発明者等は、X線CT装置による寸法測定精度の信頼性を高めるためには、X線CT装置と被測定物のそれぞれに内在する誤差要因を分類・明確化して、この誤差要因を1つ1つ排除・縮減していく必要があると考えた。
例えば、X線CT装置側の誤差要因としては、X線CT装置と被測定物の相対位置に関する誤差要因,X線源やX線検出器の性質や制御条件に関する誤差要因,X線の特性に関する誤差要因,性能における機差,経時的安定度等が挙げられる。また、被測定物側の誤差要因としては、被測定物の材質(材料)に関する誤差要因,被測定物の形状に関する誤差要因等が挙げられる。
すなわち、X線CT装置による幾何学的寸法測定の評価や校正を行う場合、特許文献1に記載されたような校正器を使用するだけで所望の精度を達成することは極めて困難である。そして、X線CT装置を工業製品内部の観察や幾何学的寸法測定,顕微鏡的用途などに利用するためには、校正器に加え装置系を考慮して評価等を行う必要がある。
上述した通りX線を光源とする測定、分析などの機器においては、線源線質・線源強度の安定度と、被測定物個々の材質・材質の組み合わせ等、物理的現象に起因する避けられない変動要因がある。そこで本発明者等は、X線CT装置と被測定物の相対位置を正確に把握することや、被測定物の材質や形状に合わせてX線の線質を変化させることにより、上記した誤差要因を排除又は縮減し、X線CT装置における幾何学的寸法測定の評価を精度良く行う方法を見出した。
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、X線CT装置の幾何学的寸法測定における誤差要因を縮減することができるX線CT装置の評価装置およびX線CT装置の評価方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るX線CT装置の評価装置は、X線源とX線検出器を有するX線CT装置に於いて、被測定物の内部や外部の幾何学的寸法計測の誤差や安定性を評価する評価装置であって、
前記X線源と前記X線検出器の間に配置される基準ゲージと、
前記基準ゲージをX線の照射方向と平行に移動可能な移動手段と、
前記移動手段にて前記基準ゲージを所定距離移動させ、異なる位置で測定された複数の測定データに基づいて、前記所定距離移動させたことによる前記測定データの拡大率を算出する拡大率算出手段と、
前記所定距離と前記拡大率に基づいて、X線源-基準ゲージ-X線検出器間距離を算出する距離算出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るX線CT装置の評価装置によれば、基準ゲージを所定距離移動させ、異なる位置で測定された複数の測定データに基づいてX線照射手段-基準ゲージ-X線検出手段間距離を正確に求めることができる。これにより、X線CT装置と基準ゲージの3次元空間(X軸・Y軸・Z軸)における相対位置を明確化することができ、X線CT装置と基準ゲージの相対位置に関する誤差要因を排除又は縮減することができる。
本発明の好ましい形態では、前記測定データからボケ量を抽出するボケ量抽出手段と、前記ボケ量と前記X線源-基準ゲージ-X線検出器間距離に基づいて、前記X線源の焦点サイズを算出する焦点サイズ算出手段と、をさらに備えることを特徴とする。
これにより、X線源の性質や制御条件に関する誤差要因を排除又は縮減することができる。
本発明の好ましい形態では、X線の線質を調整可能な線質調整手段をさらに備えていることを特徴とする。
また、本発明の好ましい形態では、前記線質調整手段は、前記X線源と前記基準ゲージの間に配置され、X線が通過する複数のフィルタと、複数の前記フィルタを交換可能なフィルタ交換器と、を有することを特徴とする。
このように、X線の線質を調整するフィルタを設けることにより、X線の特性に関する誤差要因を排除又は縮減することができる。すなわち、評価装置に入射されるX線を当該基準ゲージに最適化した線源条件に近づけるためのフィルタを備えている。
本発明の好ましい形態では、前記基準ゲージの最適化された測定条件で測定された測定基準データが格納された格納手段と、前記測定基準データと前記X線CT装置において測定された前記基準ゲージの測定データとを比較可能なデータ比較手段と、をさらに備えることを特徴とする。
このように、予め基準ゲージに対し最適化された測定条件で測定された測定基準データと、X線CT装置において測定された測定データとを比較することにより、X線CT装置の評価を精度良く行うことができる。
本発明の好ましい形態では、前記基準ゲージは、第1部材と、この第1部材に着脱可能な第2部材と、有し、前記第1部材には、前記第2部材に侵入可能な凸部が設けられ、前記第2部材には、前記凸部が嵌合される凹部が設けられ、前記第1部材と前記第2部材は、異なる材料によって形成されていることを特徴とする。
また、本発明の好ましい形態では、前記第1部材及び/又は前記第2部材は、X線の吸収係数が異なる材料で形成された部材群を有することを特徴とする。
このような基準ゲージを用いて最適化された測定条件で測定することにより、基準ゲージの材質に関する誤差要因や,基準ゲージの形状に関する誤差要因を排除又は縮減することができる。
本発明に係るX線CT装置の評価方法は、基準ゲージにX線を照射することで測定データを得るX線CT装置を、本発明に係るX線CT装置の評価装置を用いて評価する評価方法であって、前記X線CT装置は、前記X線を照射するX線源と、前記X線を検出するX線検出器と、前記基準ゲージを前記X線の照射方向と平行に移動可能な移動手段と、前記基準ゲージに対し最適化された測定条件で測定された測定基準データが格納された格納手段と、を備え、
第1測定地点にて第1測定データを取得する第1測定工程と、
この第1測定工程後に前記第1測定地点から所定距離離れた第2測定地点へ前記基準ゲージを移動させる移動工程と、
この移動工程後に前記第2測定地点にて第2測定データを取得する第2測定工程と、
前記第1測定データ及び前記第2測定データに基づいて測定データの拡大率を算出する拡大率算出工程と、
前記所定距離と前記拡大率に基づいてX線源-基準ゲージ-X線検出器間距離を算出する距離算出工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の好ましい形態では、前記X線CT装置は、前記X線の線質を調整可能な線質調整手段をさらに備え、前記線質調整手段は、材質及び厚さが異なる複数のフィルタと、このフィルタを交換可能なフィルタ交換器と、を有し、前記基準ゲージの測定に適した前記フィルタを選択するフィルタ選択工程をさらに含むことを特徴とする。
開示した技術によれば、X線CT装置の幾何学的寸法測定における誤差要因を縮減することができるX線CT装置の評価装置およびX線CT装置の評価方法を提供することができる。
他の課題、特徴及び利点は、図面及び特許請求の範囲とともに取り上げられる際に、以下に記載される発明を実施するための形態を読むことにより明らかになるであろう。
本発明の一実施形態に係るX線CT装置及び評価装置の構成を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係るX線CT装置及び評価装置の斜視図。 本発明の一実施形態に係る基準ゲージの一例を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係るX線CT装置の評価方法のフローチャート。 本発明の一実施形態に係るX線CT装置の評価方法のフローチャート。 本発明の一実施形態に係るX線CT装置の評価方法の説明図。 本発明の一実施形態に係るX線CT装置の評価方法の説明図。 本発明の一実施形態に係るX線CT装置の評価方法の説明図。
以下、本発明を図面に示した好ましい一実施の形態について、図1〜図8を用いて詳細に説明する。本発明の技術的範囲は、添付図面に示した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、適宜変更が可能である。
一実施の形態におけるX線CT装置の評価装置10(以下、評価装置10という。)は、X線CT装置20内に導入され、被測定物の内部や外部の幾何学的寸法計測に利用されるX線CT装置20の誤差や安定性を評価する評価装置である。
補足すると、X線CT装置20における幾何学的寸法計測とは、工業製品等の被測定物にX線を照射し、被測定物内外の幾何学的な寸法(形状及び構造)を非破壊で得ることを目的とした計測である。
この評価装置10は、既存のX線CT装置20に後付けで導入しても良いし、当初からX線CT装置20自体に組み込んでもいても良い。
まずは、評価装置10とX線CT装置20の装置構成について説明し、次いで、本願発明の評価方法について説明する。
[評価装置10]
一実施の形態における装置構成を示す図1及び図2を参照すると、評価装置10は、X線CT装置20のX線照射手段21とX線検出手段22の間に配置される基準ゲージ11と、この基準ゲージ11をX線Xの照射方向と平行に移動可能な移動手段12と、X線Xの線質を調整可能な線質調整手段13と、移動手段12及び線質調整手段13を制御する評価装置制御部14と、基準ゲージ11の測定基準データBSが格納されたデータベース15(格納手段)と、を備えている。
基準ゲージ11は、X線CT装置20の性能評価の基準となる基準機であって、図3に示すように、第1部材111と、この第1部材111とは放射線の吸収係数が異なる材料で形成された第2部材112と、を有している。
なお、基準ゲージ11の形状に特に制限はなく、例えば、図3(a)は全体として楕円柱状に形成された基準ゲージ11を示しており、図3(b)は全体として四角柱状に形成された基準ゲージ11を示している。
第1部材111には、第2部材112の内側に侵入可能な凸部1111が形成されており、対して、第2部材112には、凸部1111が嵌合される凹部1121が形成されている。このように、凸部1111が第2部材112の凹部1121に嵌合されることにより、第2部材112内に第1部材111が配置されるよう構成されている。
この第1部材111及び第2部材112は、様々な材質のものが用意されており、例えば、アルミ、ステンレス、タングステン等の金属、セラミックスやPE(ポリエチレン)、ナイロン、PTFE(フッ素樹脂、商品名テフロン(登録商標))等の樹脂を例示することができる。この他にも、被測定物の材料となるような材料であれば当然に採用することが可能である。
使用者が測定したい被測定物の材質に対応した材質の第1部材111及び第2部材112を選択することで、被測定物の材質に対してのX線CT装置20の評価を行うことができる。図3(b)は、異なる材料で形成された第1部材111及び第2部材112を自由に組み合わせる様子を示している。すなわち、第1部材111及び/又は第2部材112は、X線の吸収係数が異なる材料で形成された複数の部材(部材群)を有していることが望ましい。
例えば、ナイロン樹脂内にアルミ金属が配置された被測定物の幾何学的寸法計測を行いたい場合には、第1部材111の材質にナイロン樹脂を、第2部材112の材質にアルミ金属をそれぞれ選択し、X線CT装置20の評価を行う。
なお、第1部材111及び第2部材112の材質や混合比(元素)は、蛍光X線分析器により測定され保証されている。
また、第1部材111及び第2部材112の寸法形状は、高精度座標測定機により測定され保証されている。
さらに、材質や寸法形状等から、各第1部材111及び第2部材112はX線の吸収率がそれぞれ算出されている。
なお、好ましい基準ゲージ11については、例えば、本発明の特許出願人が先に特許出願(特願2017−77144号)したX線CT装置用基準機を参照されたい。
移動手段12は、基準ゲージ11をX線Xの進行方向と平行に移動可能なスライドステージ121と、垂直な軸線に対して回転可能な回転ステージ122(回転手段)と、このスライドステージ121及び回転ステージ122を制御可能なステージ制御部123と、を有している。
ステージ制御部123の制御により、基準ゲージ11を前後方向に移動させたり、基準ゲージ11の回転角度を調整することができる。
なお、この場合における前後方向とは、X線Xの進行方向に沿ってX線照射手段21からX線検出手段22に向かう方向を前方向とし、逆にX線検出手段22からX線照射手段21に向かう方向を後方向として前後方向を定める。
また、図示はしていないが、基準ゲージ11の高さ及び中心位置調整を行うX、Y、Zステージをさらに設けてもよい。
なお、X線源211の焦点から基準ゲージ11までの距離をX線源-基準ゲージ間距離d1で示し、基準ゲージ11からX線検出器221までの距離を基準ゲージ-X線検出器間距離d2で示している。スライドステージ121が前後方向に移動することにより、X線源-基準ゲージ間距離d1及び基準ゲージ-X線検出器間距離d2の長さは変化する。
線質調整手段13は、X線Xの線質を調整する複数のフィルタ131と、これらのフィルタ131を適宜交換可能なフィルタ交換器132と、このフィルタ交換器132を制御するフィルタ制御部133と、を有している。
フィルタ131は、X線Xの線質を調整可能な材質であれば採用することができ、例えば、Au,Ni,Sn,Al等の薄板を例示することができる。
また、厚さを変えた同じ材質のフィルタ131を複数用意することが望ましく、例えば、0.005mm、0.01mm、0.05mm、0.1mm、0.5mm、1mmといったように、数μm〜数mm程度の厚さの異なるフィルタ131を用意することが望ましい。
このフィルタ131の材質・厚さは、X線源211の線源ターゲットの材質と管電圧・管電流、基準ゲージ11の材質・厚さにより決定されるものであり、フィルタ131の材質と厚さはX線源211の管電流・管電圧、測定時間と密接に関係し最適測定条件の重要な要素となる。
フィルタ交換器132は、基準ゲージ11の材質がもつ質量吸収係数と形状によるX線の透過距離の変化、2部材からなるものではそれぞれの透過厚みの変化の状況等により、適切なフィルタ131を選択可能なよう構成されている。例えば、図2に示すように、円盤状のフィルタ交換器132に円状にフィルタ131を配置することで、フィルタ制御部133により回転角度を制御し、フィルタ131の厚さや材質の選択を自動で行う事ができる。この他にも複数のフィルタ131を交換可能な機構であれば、当然に採用することができる。このフィルタ131の選択によってX線物理特有のビームハードニングや各種アンティファクトの削減を行える。
すなわち、フィルタ交換器132を採用することにより、測定中の基準ゲージ11の状況変化(例えば、ステージが回転することによるX線透過厚みの変化等)に適したフィルタ131を適宜選択することができ、基準ゲージ11をより好ましい条件で測定することができる。
評価装置制御部14は、X線CT装置制御部23と接続され、評価装置10とX線CT装置20の通信を行う。
データベース15は、基準ゲージ11の材質に応じて最適化された測定条件と、この最適化された条件によって測定された測定基準データBS(ボクセルデータ等)が格納されている。X線CT装置20で測定した基準ゲージ11の測定データBと、測定基準データBSとを比較することで、X線CT装置20の評価を行うことができる。
なお、このデータベース15に格納される測定条件としては、基準ゲージ11の材質情報(第1部材111の材質情報,第2部材112の材質情報,及び,第1部材111と第2部材112の組み合わせ情報等),基準ゲージ11の測定位置情報(X線源-基準ゲージ間距離d1情報,基準ゲージ-X線検出器間距離d2情報等),基準ゲージ11の回転角度情報,フィルタ131の材質情報,フィルタ131の厚さ情報,X線源211の制御情報(管電圧や管電流,照射時間,焦点サイズ等),X線検出器221の方式情報(フラットパネル,イメージインテンシファイア,CCDイメージセンサ等),X線検出器221の制御情報(読み出し速度,枚数,階調等),等が含まれる。
[X線CT装置20]
X線CT装置20は、X線Xを照射するX線照射手段21と、X線Xを検出するX線検出手段22と、これらを制御するX線CT装置制御部23と、を備えている。
このX線CT装置20は、X線照射手段21からX線Xを基準ゲージ11に向けて照射し、基準ゲージ11を透過したX線XをX線検出手段22で検出することにより、被測定物の内部や外部の幾何学的寸法を測定する装置である。
X線照射手段21は、X線Xが発生させられるX線源211と、このX線源211の制御を行うX線源制御部212と、を有している。このX線源制御部212で制御される条件としては、X線源211に供給される管電圧や管電流,照射時間,焦点サイズ等があり、基準ゲージ11の材質や形状に最適化された条件をデータベース15から得ることができる。
X線源211より出射されたX線Xは、線質調整手段13に配置されたフィルタ131を通り、ステージ(移動手段12)上に配置された基準ゲージ11に入射する。基準ゲージ11に入射したX線Xは、基準ゲージ11内部の形状・材質に応じて吸収され、透過したX線XがX線検出手段22に入射する。
このX線源211としては、電子の励起準位の差によりX線が発生させられるX線非破壊検査用の微小焦点X線源を例示することができる。
X線検出手段22は、X線Xを検出するX線検出器221と、このX線検出器221を制御する検出器制御部222と、X線検出器221が検出したデータに基づいて基準ゲージ11の測定データ(ボクセルデータや画像等)を構成する検出信号処理部223とを有している
X線検出器221としては、フラットパネル(FPD),イメージインテンシファイア(I.I),CCDイメージセンサ等の方式を採用することができる。また、この他にも慣用のX線検出器を採用することができる。
この検出器制御部222で制御される条件としては、X線検出器221の読み出し速度,枚数,階調等があり、基準ゲージ11の材質や形状に最適化された条件をデータベース15から得ることができる。
X線CT装置制御部23は、評価装置制御部14と接続され、評価装置10とX線CT装置20の通信を行う。また、評価装置制御部14とX線CT装置制御部23をまとめた制御部としても良い。
次に、評価装置制御部14(若しくはX線CT装置制御部23)において行われるX線CT装置20の評価方法について、図4〜図8を参照して詳細に説明する。
[評価方法]
一実施の形態における評価装置10を用いた評価方法は、図4に示すように、基準ゲージ11(第1部材111及び第2部材112)を選択する基準ゲージ選択工程S1と、この基準ゲージ11に対応した測定条件を取得する測定条件取得工程S2と、基準ゲージ11の測定に最適なフィルタ131を選択するフィルタ選択工程S3と、X線CT装置20と基準ゲージ11の相対位置を算出する相対位置算出工程S4と、X線源211の焦点サイズFを算出する焦点サイズ算出工程S5と、X線CT装置20で測定した基準ゲージ11の測定データBと基準ゲージ11の最適化された測定条件で測定された測定基準データBSを比較するデータ比較工程S6と、を含んでいる。
基準ゲージ選択工程S1は、使用者が測定したい被測定物の材質・形状に対応した基準ゲージ11を選択する工程である。第1部材111と第2部材112組み合わせることで、被測定物に対応した所望の材質・形状の基準ゲージ11を選択することができる。
測定条件取得工程S2は、基準ゲージ選択工程S1で選択した基準ゲージ11情報に基づいて、その基準ゲージ11に最適な測定条件をデータベース15から取得する工程である。この測定条件には、ステージ位置情報(X線源-基準ゲージ間距離d1,基準ゲージ-X線検出器間距離d2情報等),ステージ回転角度情報,フィルタ131の材質情報,フィルタ131の厚さ情報,X線源211の制御情報(管電圧や管電流,照射時間,焦点サイズ等),X線検出器221の制御情報(読み出し速度,枚数,階調等),等が含まれており、選択した基準ゲージ11の測定に最適な条件が選択され、評価装置制御部14及びX線CT装置制御部23に送信される。
フィルタ選択工程S3は、測定条件取得工程S2で取得した、基準ゲージ11の材質、基準ゲージ11の形状、基準ゲージ11の位置、基準ゲージ11の回転角度、に基づいて、最適なフィルタ131を選択する工程である(線質調整手段)。すなわち、基準ゲージ11の材質がもつ質量吸収係数と形状によるX線の透過距離の変化、2部材からなるものではそれぞれの透過厚みの変化の状況等により、フィルタ制御部133がフィルタ交換器132を制御して、フィルタ131の選択を自動で行う事ができる。このフィルタ131の選択によってX線物理特有のビームハードニングや各種アンティファクトの削減を行える。
すなわち、このフィルタ選択工程S3は、回転ステージ122によって基準ゲージ11が回転することにより、X線Xが透過するX線透過厚みの変化に応じたフィルタ131を測定中に適宜選択することができ、基準ゲージ11をより好ましい条件で測定することができる。
相対位置算出工程S4は、異なる測定位置にて測定された複数の測定データを用いて、X線源-基準ゲージ間距離d1及び基準ゲージ-X線検出器間距離d2(以下、X線源-基準ゲージ-検出器間距離という。)を算出する工程である。この工程により、X線CT装置20と基準ゲージ11の3次元空間(X軸・Y軸・Z軸)における相対位置を明確化することができ、X線CT装置20と基準ゲージ11の相対位置に関する誤差要因を排除又は縮減することができる。
この相対位置算出工程S4は、図5に示すように、第1測定地点Aにて第1測定データB1を取得する第1測定工程S41と、この第1測定工程S41後に第1測定地点Aから所定距離d3離れた第2測定地点Bへ前記基準ゲージ11を移動させる移動工程S42と、この移動工程S42後に第2測定地点Bにて第2測定データB2を取得する第2測定工程S43と、第1測定データB1及び第2測定データB2に基づいて測定データの拡大率Mを算出する拡大率算出工程S44(拡大率算出手段)と、所定距離d3と拡大率Mを用いてX線源-基準ゲージ-X線検出器間距離を算出する距離算出工程S45(距離算出手段)と、を含んでいる。
以下、図6及び図7を参照して、所定距離d3及び拡大率MからX線源-基準ゲージ-X線検出器間距離を算出する一計算例について説明する。
なお、図6及び図7の説明においては、説明を簡潔にするため、X線源の焦点サイズを符号F,被写体(基準ゲージ11に対応)を符号S,検出器(X線検出器221に対応)を符号D,測定データである透過像を符号B,透過像Iのボケを符号H、で示す。
図6は、X線CT装置20において被写体Sを測定する時の概念図である。X線CT装置20の測定時には、被写体Sと検出器Dを物理的に離す必要があるため、検出器Dで検出される透過像Iの寸法は、実際の被写体Sの寸法から、ある幾何倍率Gで拡大されて投影されている。一般に、その幾何倍率Gは、X線源-基準ゲージ間距離d1及び基準ゲージ-X線検出器間距離d2を用いて数1で表される。
図7は、ステップ41ないしステップ43の工程を示す概念図である。まずは、測定データBの横幅BYや縦幅BTは、被写体Sの横幅IYや縦幅ITに幾何倍率G(B/S)を乗じた寸法で検出される。
次に、ステップ41(S41)において、第1測定地点Aにて第1測定データB1を取得する(第1測定工程)。
その後、ステップ42(S42)において、第1測定地点Aから所定距離d3離れた第2測定地点Bに被写体Sを移動させ(移動工程)、ステップ43(S43)において、第2測定地点Bにて第2測定データB2を取得する(第2測定工程)。
図7(a)は、被写体Sを第1測定地点Aに配置して測定し、第1測定データB1を取得する概念図であり、所定距離d3移動前の状態を示している。図7(b)は、被写体Sを第2測定地点Bに配置して測定し、第2測定データB2を取得する概念図であり、所定距離d3移動前の状態を示している。
ここでステップ41(図7(a)参照)における第1測定データB1の幾何倍率G1(B1/S)は、数1と同様の関係であるため、数2で表される。同様に、ステップ43(図7(b)参照)における第2測定データB2の幾何倍率G2(B2/S)は数3で表される。
ここで数2及び数3より、X線源-基準ゲージ間距離d1は、数4で表すことができる。
数4の右辺に現れたB2/B1は、第1測定地点Aの第1測定データB1の寸法と、第2測定地点Bの第2測定データB2の寸法と、の実測データを比較して得られる拡大率Mである。また、所定距離d3は、ステージ制御部123及び評価装置制御部14で設定可能なパラメータであり、自明な値である。
すなわち、ステップ44(S44)においては、第1測定データB1と第2測定データB2を用いて拡大率M(B2/B1)を算出することができる(拡大率算出工程、若しくは、拡大率算出手段)。そして、ステップ45(S45)においては、数4を用いてX線源-基準ゲージ間距離d1を算出することができる。
加えて、基準ゲージ-X線検出器間距離d2は、数1等にX線源-基準ゲージ間距離d1を代入することで算出することが可能である。
以上により、X線源-基準ゲージ間距離d1及び基準ゲージ-X線検出器間距離d2が求まり、X線源-基準ゲージ-X線検出器間距離を算出することができる(距離算出工程、若しくは、距離算出手段)。
なお、上記算出方法に限られず、所定距離d3及び拡大率MからX線源-基準ゲージ-X線検出器間距離を算出する方法であれば採用することができる。
また、説明を簡略化するため、第1測定地点A及び第2測定地点Bの2点で測定した例を示したが、測定点数を増やしても良い。
これにより、測定データBからX線CT装置20と基準ゲージ11の3次元空間(X軸・Y軸・Z軸)における相対位置を精度良く求めることができ、相対位置に関わる誤差要因を減らすことができる。
焦点サイズ算出工程S5は、測定データBのボケH量から焦点サイズFを算出する工程である。図8は、焦点サイズFを有するX線源211を用いて被写体Sを測定した時に発生する測定データBのボケHを示す概念図である。
図8(a)は、被写体Sを第1測定地点Aに配置して測定し、第1測定データB1の第1ボケH1を示す概念図であり、所定距離d3移動前の状態を示している。図8(b)は、被写体Sを第2測定地点Bに配置して測定し、第2測定データB2の第2ボケH2を示す概念図であり、所定距離d3移動前の状態を示している。
X線CT装置20を寸法測定に用いる場合の誤差要因にボケHが存在する。これはX線源211の焦点がある長さ(焦点サイズF)を有することに起因する。このボケHは、図7に示した測定データBと同様にX線源211から基準ゲージ11離れる程ボケHは小さくなる。
一般的にこのボケHは、焦点サイズFとX線源-基準ゲージ間距離d1及び基準ゲージ-X線検出器間距離d2を用いた幾何的な計算により求められることが知られており、以下の数5で表される。
図8に示すように、ボケHの大きさは検出器Dに投影される第1測定データB1及び第2測定データB2から見積もることが可能である(ボケ抽出工程、若しくは、ボケ抽出手段)。また、X線源-基準ゲージ間距離d1及び基準ゲージ-X線検出器間距離d2は、上記した放射線照射手段-移動手段-放射線検出手段間距離を算出する距離算出工程S45により得られる。
そのため、数5に、ボケHとX線源-基準ゲージ間距離d1及び基準ゲージ-X線検出器間距離d2を代入することにより、焦点サイズFを算出することができる(焦点サイズ算出工程、若しくは、焦点サイズ算出手段)。
このように焦点サイズ算出工程S5では、X線CT装置20の焦点サイズFを評価することができ、この焦点サイズFを基準にして、X線源211に供給する管電流や管電圧を調整したり、評価対象であるX線CT装置20のX線源211の持つ特性を把握することができる。
これにより、X線CT装置20のX線源211の性質や制御条件に関する誤差要因を排除又は縮減することができる。
データ比較工程S6は、評価対象であるX線CT装置20で測定した基準ゲージ11の測定データBと、データベース15内に格納された基準ゲージ11の測定基準データBSを比較する工程である。
ここで比較される測定データBは、フィルタ選択工程S3,相対位置算出工程S4,焦点サイズ算出工程S5により、誤差要因を排除又は縮減した測定データであるため、X線CT装置20の評価をより精度良く行うことができる。すなわち、ここで比較される測定データBは、フィルタ選択工程S3により線質が調整されたX線Xで測定された測定データであり、また、距離算出工程S45により算出された位置情報や、焦点サイズ算出工程S5により算出された焦点サイズF情報が付加された測定データである。そのため、誤差要因が排除又は減縮された測定データBを用いてことX線CT装置20の評価を行うことができる。
すなわち、一実施の形態における評価装置10は、X線CT装置20より出力された測定データBが、データベース15に格納された測定基準データBSと比較することによって、対象X線CT装置20の性能評価を行うことができるよう構成されている。
なお、比較結果によってはX線CT装置20の測定条件を変更し、再測定及び再評価することにより、誤差要因の特定や縮減などを行うことができる。
10 X線CT装置の評価装置
11 基準ゲージ
12 移動手段
121 スライドステージ
122 回転ステージ
123 ステージ制御部
13 線質調整手段
131 フィルタ
132 フィルタ交換器
133 フィルタ制御部
14 評価装置制御部
15 データベース
20 X線CT装置
21 X線照射手段
211 X線源
212 X線源制御部
22 X線検出手段
221 X線検出器
222 検出器制御部
223 検出信号処理部
23 X線CT装置制御部
X X線
M 拡大率
F 焦点サイズ
D 検出器
H ボケ
B 測定データ
B1 第1測定データ
B2 第2測定データ
d1 X線源-基準ゲージ間距離
d2 基準ゲージ-X線検出器間距離
d3 所定距離(移動距離)

Claims (13)

  1. X線源とX線検出器を有するX線CT装置の評価装置であって、
    前記X線源と前記X線検出器の間に配置される基準ゲージと、
    前記基準ゲージをX線の照射方向と平行に移動可能な移動手段と、
    前記移動手段にて前記基準ゲージを所定距離移動させ、異なる位置で測定された複数の測定データに基づいて、前記所定距離移動させたことによる前記測定データの拡大率を算出する拡大率算出手段と、
    前記所定距離と前記拡大率に基づいて、X線源-基準ゲージ-X線検出器間距離を算出する距離算出手段と、を備えることを特徴とする、X線CT装置の評価装置。
  2. 前記測定データからボケ量を抽出するボケ量抽出手段と、
    前記ボケ量と前記X線源-基準ゲージ-X線検出器間距離に基づいて、前記X線源の焦点サイズを算出する焦点サイズ算出手段と、をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のX線CT装置の評価装置。
  3. X線の線質を調整可能な線質調整手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のX線CT装置の評価装置。
  4. X線源とX線検出器を有するX線CT装置の評価装置であって、
    前記X線源と前記X線検出器の間に配置される基準ゲージと、
    前記基準ゲージをX線の照射方向と平行に移動可能な移動手段と、
    前記X線源と前記基準ゲージの間に配置され、X線の線質を調整可能な線質調整手段と、を備えることを特徴とする、X線CT装置の評価装置。
  5. 前記線質調整手段は、前記X線源と前記基準ゲージの間に配置され、
    材質及び厚さが異なる複数のフィルタと、
    前記フィルタを交換可能なフィルタ交換器と、を有することを特徴とする、請求項3又は請求項4に記載のX線CT装置の評価装置。
  6. 前記基準ゲージの最適化された測定条件で測定された測定基準データが格納された格納手段と、
    前記測定基準データと前記X線CT装置において測定された前記基準ゲージの測定データとを比較可能なデータ比較手段と、をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載のX線CT装置の評価装置。
  7. 前記基準ゲージは、第1部材と、この第1部材に着脱可能な第2部材と、有し、
    前記第1部材には、前記第2部材に侵入可能な凸部が設けられ、
    前記第2部材には、前記凸部が嵌合される凹部が設けられ、
    前記第1部材と前記第2部材は、異なる材料によって形成されていることを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載のX線CT装置の評価装置。
  8. 前記第1部材及び/又は前記第2部材は、X線の吸収係数が異なる材料で形成された部材群を有することを特徴とする、請求項7に記載のX線CT装置の評価装置。
  9. 請求項1〜請求項8の何れかに記載のX線CT装置の評価装置を備えることを特徴とする、X線CT装置。
  10. 基準ゲージにX線を照射することで測定データを得るX線CT装置の評価方法であって、
    前記X線CT装置は、前記X線を照射するX線源と、前記X線を検出するX線検出器と、前記基準ゲージを前記X線の照射方向と平行に移動可能な移動手段と、前記基準ゲージに対し最適化された測定条件で測定された測定基準データが格納された格納手段と、を備え、
    第1測定地点にて第1測定データを取得する第1測定工程と、
    この第1測定工程後に前記第1測定地点から所定距離離れた第2測定地点へ前記基準ゲージを移動させる移動工程と、
    この移動工程後に前記第2測定地点にて第2測定データを取得する第2測定工程と、
    前記第1測定データ及び前記第2測定データに基づいて測定データの拡大率を算出する拡大率算出工程と、
    前記所定距離と前記拡大率に基づいてX線源-基準ゲージ-X線検出器間距離を算出する距離算出工程と、を含むことを特徴とする、X線CT装置の評価方法。
  11. 前記X線CT装置は、前記X線の線質を調整可能な線質調整手段をさらに備え、
    前記線質調整手段は、材質及び厚さが異なる複数のフィルタと、このフィルタを交換可能なフィルタ交換器と、を有し、前記基準ゲージの測定に適した前記フィルタを選択するフィルタ選択工程をさらに含むことを特徴とする、請求項10に記載のX線CT装置の評価方法。
  12. 前記X線CT装置は、前記基準ゲージを回転させる回転手段をさらに備え、
    前記フィルタ選択工程は、前記回転手段によって前記基準ゲージが回転することにより、前記X線が透過するX線透過厚みの変化に応じた前記フィルタを選択することを特徴とする、請求項11に記載のX線CT装置の評価方法。
  13. 前記距離算出工程により算出された位置情報が付加された前記基準ゲージの測定データと前記測定基準データとを比較するデータ比較工程と、を含むことを特徴とする、請求項10〜請求項12の何れかに記載のX線CT装置の評価方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111060042A (zh) * 2019-12-30 2020-04-24 中国工程物理研究院应用电子学研究所 一种基于球模体进行工业ct几何尺寸测量不确定度的方法

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