JP2019119692A - 放射線治療用増感剤 - Google Patents
放射線治療用増感剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019119692A JP2019119692A JP2017253583A JP2017253583A JP2019119692A JP 2019119692 A JP2019119692 A JP 2019119692A JP 2017253583 A JP2017253583 A JP 2017253583A JP 2017253583 A JP2017253583 A JP 2017253583A JP 2019119692 A JP2019119692 A JP 2019119692A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron
- ala
- ferrous
- ferric
- sodium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
Description
[1]以下の式(I)で示される化合物又はその塩と鉄化合物を含有し、
放射線照射前に治療対象に投与され、対象の放射線治療に使用される放射線治療用増感剤。
[2]R1及びR2が、水素原子であることを特徴とする上記[1]に記載の放射線治療用増感剤。
[3]鉄化合物が、塩化第二鉄、三二酸化鉄、硫酸鉄、ピロリン酸第一鉄、クエン酸第一鉄、クエン酸鉄ナトリウム、クエン酸第一鉄ナトリウム、クエン酸鉄アンモニウム、ピロリン酸第二鉄、乳酸鉄、グルコン酸第一鉄、ジエチレントリアミン五酢酸鉄ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸鉄アンモニウム、エチレンジアミン四酢酸鉄ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸鉄アンモニウム、ジカルボキシメチルグルタミン酸鉄ナトリウム、ジカルボキシメチルグルタミン酸鉄アンモニウム、フマル酸第一鉄、酢酸鉄、シュウ酸鉄、コハク酸第一鉄、コハク酸クエン酸鉄ナトリウム、ヘム鉄、デキストラン鉄、トリエチレンテトラアミン鉄、ラクトフェリン鉄、トランスフェリン鉄、鉄クロロフィリンナトリウム、フェリチン鉄、含糖酸化鉄、及び硫化グリシン鉄から選ばれる1種又は2種以上の化合物であることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の放射線治療用増感剤。
[4]鉄化合物が、クエン酸第一鉄であることを特徴とする上記[1]〜[3]のいずれかに記載の放射線治療用増感剤。
[5]上記[1]〜[4]のいずれかに記載の放射線治療用増感剤を対象に投与した後、放射線治療を必要とする対象に放射線を照射することを特徴とする放射線治療方法。
[6]a)上記式(I)で示される化合物又はその塩;
b)鉄化合物;
を同時又は前後して対象に投与した後、放射線治療を必要とする対象に放射線を照射することを特徴とする放射線治療方法。
[7]放射線治療を必要とする対象に放射線照射前に投与される、
a)上記式(I)で示される化合物又はその塩;
b)鉄化合物;
を含む、放射線治療に使用されるための放射線治療用キット。
[8]放射線治療を必要とする対象に放射線照射前に投与される、放射線治療用増感剤として用いるための、上記式(I)で示される化合物又はその塩と鉄化合物。
[9]放射線治療を必要とする対象に放射線照射前に投与される放射線治療用増感剤を調製するための、上記式(I)で示される化合物又はその塩と鉄化合物との使用。
二酸化炭素雰囲気(空気中の二酸化炭素濃度を5体積%に調製)下、10%のFBSを含むRPMI1640培地で培養されたマウスメラノーマB16/BL6細胞を96穴マイクロプレートに播種してコンフリュエントになるまで培養した。5−ALAと鉄剤のモル比が1:0.00005、1:0.0005、1:0.005、1:0.05、1:0.5となるように、100μg/mLの5−ALAにクエン酸第一鉄が添加された培養液を、マウスメラノーマB16/BL6細胞を培養しているプレートへ加えて3時間培養し、マイクロプレートリーダーを用いて、PpIXの励起波長である405nmの光を上記細胞に照射し、上記細胞から放射される636nmの蛍光を観測してPpIX濃度を測定した。結果を図1に示す。なお、縦軸の値(ratio)は鉄剤を加えない場合に対する比で示した(n=4)。その結果、培地中の5−ALAに対する鉄のモル比が増加するに従って、マウスメラノーマB16/BL6細胞に蓄積されるPpIX濃度が低下することが判明した。
二酸化炭素雰囲気(空気中の二酸化炭素濃度を5体積%に調製)下、10%のFBSを含むRPMI1640培地で培養されたヒト肺胞基底上皮腺癌A549細胞を96穴マイクロプレートに播種してコンフリュエントになるまで培養した。5−ALAと鉄剤のモル比が1:0.00005、1:0.0005、1:0.005、1:0.05、1:0.5となるように、100μg/mLの5−ALAにクエン酸第一鉄が添加された培養液を、ヒト肺胞基底上皮腺癌A549細胞を培養しているプレートへ加えて3時間培養し、マイクロプレートリーダーを用いて、PpIXの励起波長である405nmの光を上記細胞に照射し、上記細胞から放射される636nmの蛍光を観測してPpIX濃度を測定した。結果を図2に示す。なお、値(ratio)は鉄剤を加えない場合に対する比で示した(n=4)。その結果、培地中の5−ALAに対する鉄のモル比が増加するに従って、ヒト肺胞基底上皮腺癌細胞に蓄積されるPpIX濃度が低下することが判明した。
ヒト肺胞基底上皮腺癌A549細胞を25cm2の面積でフラスコに播種して、二酸化炭素雰囲気(空気中の二酸化炭素濃度を5体積%に調製)下、10%のFBSを含むRPMI1640培地でコンフリュエントになるまで培養した。上記フラスコ中の培養液を、5−ALAが100μg/mL、クエン酸第一鉄が0.30mMとなるように調製された培養液(5−ALAと鉄のモル比=1:0.5)に交換して2時間培養を行った後、5−ALAとクエン酸第一鉄が含まれていない通常の培養液に交換した。その2時間後と翌朝に通常の培養液に交換し、細胞内及び培地内から5−ALA、クエン酸第一鉄及びPpIX完全に除去した。翌朝の培地交換から2時間後に上記5−ALAとクエン酸第一鉄を含む培養液に交換して2時間培養を行った。この細胞培養方法で2日間培養を行った。2日目の培養終了後、培養された細胞をリン酸緩衝生理食塩水(PBS)でリンスした。その後、10%トリプシン−EDTAを加えて37℃で5分間静置し、培養された細胞をフラスコから剥がして採取した。採取した細胞に500μLのPBSを添加し、更に、5μLの6M−HClを添加して試料とした。その後、メタロアッセイ鉄測定キット(Metallogenics社)を用いてフェロジン法により試料となった細胞内の鉄イオン濃度を測定した。さらに、5−ALAとクエン酸第一鉄が上記濃度で含まれるように調製された培養液に代えて5−ALAが100μg/mLとなるように調製された培養液を使用して上記と同様の培養を行い、細胞内の鉄イオン濃度を測定した。ヒト肺胞基底上皮腺癌A549細胞を通常の培養液で2日間培養した場合の細胞内の鉄イオン濃度も測定した。結果を図3に示す。
なお、フェロジン法では、トランスフェリン等の輸送タンパク質に結合している鉄を、弱酸と変性剤で解離させ、鉄−フェロジン錯体を形成させ、この錯体を波長560nmの光で検出して鉄濃度を測定している。
近交系実験用マウスであるC57BL/6Jマウス(6週齢雌)の皮下に、1×105個のマウスメラノーマB16/BL6細胞を接種し、担がんマウスを作製した。作製した担がんマウスを、5−ALA及び鉄化合物を含まないPBSを7日間連続で腹腔投与するコントロール群(control)、200mg/kg/dayの5−ALAを7日間連続で腹腔投与する群(ALA)、200mg/kg/dayの5−ALAとクエン酸第一鉄(5−ALAと鉄のモル比=1:0.5)を7日間連続で腹腔投与する群(ALA+Fe)の3群に分け、それぞれの担がんマウスを7日目の腹腔投与から4時間後に安楽死させ、PBSで灌流した後、腫瘍組織(B16/BL6細胞)及び正常組織(脳)を摘出した。摘出した組織50mgに対して500μLのPBSを添加し、更に、5μLの6M−HClを添加し、ホモジナイズを行い、8000rpmで5分間遠心分離して得られた上清を試料として、フェロジン法により試料となった組織内の鉄濃度を測定した。通常組織に蓄積された鉄濃度を図4Aに、腫瘍組織に蓄積された鉄濃度を図4Bに示す。
BALB/c nu/nuマウス(6週齢雌)に、200mg/kgの5−ALAとクエン酸第一鉄をモル比で1:0、1:0.05、1:0.1になるように腹腔投与した。腹腔投与から0、1、2、3、4、6時間後のマウスの全身におけるPpIXの蛍光を、IVIS Imaging System(住商ファーマインターナショナル株式会社、励起波長430nm、蛍光波長640nm)で動態観察した。5−ALAを投与しないマウスをコントロール群とした。腹腔投与から3〜4時間後にPpIX蓄積量がピークを示した。蛍光強度の比較結果を図5−Aに、動態観察の結果を図5−Bに示す。
鉄剤(クエン酸第一鉄、硫酸鉄(II)、酢酸鉄(II))を濃度0μM、0.1μM、1μM、10μMになるようにPBSに溶解した溶液を、細胞を播種していないマイクロプレートに添加した。次いで、活性酸素検出試薬であるアミノフェニルフルオレセイン(APF)を濃度5μMとなるようにPBSに添加した溶液を加えた後、作製したプレートにX線を照射し、マイクロプレートリーダーを用いてAPFの蛍光(励起波長480nm、蛍光波長520nm)をマルチ検出モードマイクロプレートリーダー装置(TECAN社)で観測し、発生したヒドロキシラジカルの量を測定した。結果を図6に示す。
ルシフェラーゼ発現マウスメラノーマ細胞であるB16-luc細胞1×104個をBALB/c nu/nuマウス(6週齢雌)の脳に接種し、担がんマウスを作製した。B16-luc細胞の接種から2日後、150mg/kgのルシフェリンを担がんマウスに投与し、IVIS Imaging System(住商ファーマインターナショナル株式会社)でB16-luc細胞が発するルシフェラーゼ蛍光を定量し、ルシフェラーゼ蛍光の平均が均等になるように、X線を照射するのみの群、200mg/kgの5−ALAの投与から4時間後にX線を照射する群、200mg/kgの5−ALAとクエン酸第一鉄(5−ALAと鉄のモル比=1:0.5)の投与から4時間後にX線を照射する群に分けた。X線を、Faxitron CP-160型X線照射装置(アクロバイオ株式会社)を用いて、1Gy/分の強度で1日当たり2分間、7日間連続で照射した。B16-luc細胞の接種から2日後、4日後、6日後、9日後に150mg/kgのルシフェリンを各群の担がんマウスに投与し、上記IVIS Imaging SystemでB16-luc細胞が発するルシフェラーゼ蛍光を測定した。がん組織におけるルミネッセンスの測定結果を図7−Aに、動態観察の結果を図7−Bに示す。
(1)5−ALAと鉄化合物の投与によりがん細胞に蓄積されるPpIXの量は、5−ALAの投与によりがん細胞に蓄積されるPpIXの量より少なくなるが、5−ALAと鉄化合物の投与によりがん細胞に蓄積される鉄の量は、5−ALAの投与によりがん細胞に蓄積される鉄の量より多くなる。
(2)放射線照射により、細胞に蓄積されたPpIXと鉄から活性酸素及びフリーラジカルが発生する。
(3)PpIXと鉄は、正常細胞よりもがん細胞等の病変部の細胞に選択的に蓄積される。
(4)5−ALAと鉄化合物を投与してから放射線を照射する放射線治療の効果は、5−ALAを投与してから放射線を照射する放射線治療の効果と同等以上である。
Claims (4)
- 以下の式(I)で示される化合物又はその塩と鉄化合物を含有し、
放射線照射前に治療対象に投与され、対象の放射線治療に使用される放射線治療用増感剤。
- R1及びR2が、水素原子であることを特徴とする請求項1に記載の放射線治療用増感剤。
- 鉄化合物が、塩化第二鉄、三二酸化鉄、硫酸鉄、ピロリン酸第一鉄、クエン酸第一鉄、クエン酸鉄ナトリウム、クエン酸第一鉄ナトリウム、クエン酸鉄アンモニウム、ピロリン酸第二鉄、乳酸鉄、グルコン酸第一鉄、ジエチレントリアミン五酢酸鉄ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸鉄アンモニウム、エチレンジアミン四酢酸鉄ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸鉄アンモニウム、ジカルボキシメチルグルタミン酸鉄ナトリウム、ジカルボキシメチルグルタミン酸鉄アンモニウム、フマル酸第一鉄、酢酸鉄、シュウ酸鉄、コハク酸第一鉄、コハク酸クエン酸鉄ナトリウム、ヘム鉄、デキストラン鉄、トリエチレンテトラアミン鉄、ラクトフェリン鉄、トランスフェリン鉄、鉄クロロフィリンナトリウム、フェリチン鉄、含糖酸化鉄、及び硫化グリシン鉄から選ばれる1種又は2種以上の化合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線治療用増感剤。
- 鉄化合物が、クエン酸第一鉄であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の放射線治療用増感剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017253583A JP6994700B2 (ja) | 2017-12-28 | 2017-12-28 | 放射線治療用増感剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017253583A JP6994700B2 (ja) | 2017-12-28 | 2017-12-28 | 放射線治療用増感剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019119692A true JP2019119692A (ja) | 2019-07-22 |
JP6994700B2 JP6994700B2 (ja) | 2022-01-14 |
Family
ID=67307011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017253583A Active JP6994700B2 (ja) | 2017-12-28 | 2017-12-28 | 放射線治療用増感剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6994700B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009155239A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | X線治療用増感剤 |
-
2017
- 2017-12-28 JP JP2017253583A patent/JP6994700B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009155239A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | X線治療用増感剤 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
PLOS ONE, JPN6021035871, 30 March 2015 (2015-03-30), ISSN: 0004591933 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6994700B2 (ja) | 2022-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1313695B1 (en) | Esters of 5-aminolevulinic acid as photosensitizing agents in photochemotherapy | |
JP5885743B2 (ja) | 光増感剤又は5−アミノレブリン酸類を用いる光線力学的治療 | |
ES2664568T3 (es) | La aplicación parenteral de aceite de pescado/DHA + EPA antes de, o bien con el comienzo de la quimioterapia | |
BR112012029170B1 (pt) | uso de um fármaco antimalárico que contém ácido 5-aminolevulínico ou um derivado do mesmo | |
JP2018076347A (ja) | 腫瘍免疫誘導用組成物 | |
CN112010772A (zh) | 5-氨基酮戊酸及其衍生物的盐化合物和应用 | |
EP2875812B1 (en) | Prophylactic and/or therapeutic agent for radiation damage | |
AU2013291455A1 (en) | Prophylactic/therapeutic agent for influenza virus infection | |
EP2745838B1 (en) | Prophylactic agent and/or therapeutic agent for sepsis | |
JP5713473B2 (ja) | アレルギー性鼻炎の治療剤 | |
JP6994700B2 (ja) | 放射線治療用増感剤 | |
JP7503800B2 (ja) | プラズマ療法によるがんまたは腫瘍の治療効果を増強 | |
US20220370395A1 (en) | Enhancer of photodynamic effect in ala-pdt or ala-pdd | |
JP5881722B2 (ja) | がん性貧血改善・予防剤 | |
US9517267B2 (en) | Photodynamic diagnostic agent and photobleaching inhibitor | |
JP7307427B2 (ja) | 放射線増感剤 | |
JP6649817B2 (ja) | がん細胞におけるPpIX蓄積増強剤 | |
JP2011225471A (ja) | 抗癌剤の効果増強剤 | |
CA3079496A1 (en) | Pharmaceutical composition for enhancing antitumor effect by immune checkpoint inhibitor | |
JPWO2016204060A1 (ja) | Ala−pdt又はala−pddにおける光線力学的効果の増強剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201104 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210913 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211129 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6994700 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |