JP2019119286A - 車両用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】シャフトにバネ係合用の貫通孔を設けるための切削加工を施すような必要をなくし、製造コストの低減などを好適に図ることが可能な車両用シートを提供する。【解決手段】回転支点として設定されるシャフトSと、一端寄り部31がシャフトSに係合し、かつ他端寄り部32がシャフトSとは別の部材に係合され、シャフトSを一方向に回転付勢させる弾発力をシャフトSに付与するバネ3と、を備えている、車両用シートAであって、シャフトSは、フランジ部61を備え、かつバネ3の一端寄り部31は、フランジ部61の裏面側に係合する第1の係合部31aを備えており、フランジ部61は、バネ3の弾発力がフランジ部61に付与されるようにバネ3の一端寄り部31との係合が図られる凸状または凹状の第2の係合部を備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、自動車などの車両に搭載される車両用シートに関する。
車両用シートとしては、シートバックの起立角度を変更可能とするリクライニング機構を備えたものが多くある(たとえば、特許文献1,2など)。このような車両用シートにおいては、シートバックの回転中心軸として設けられているリクライニングシャフトにガタツキや、これに起因する異音などを生じないようにすることが望まれる。
そこで、従来においては、バネを利用し、リクライニングシャフトを一方向に回転付勢させる手段がよく採用されている。この場合、バネとしては、たとえばコイル部を有する捩じりバネを利用し、このバネの一端部を、リクライニングシャフトに設けられた小径の貫通孔に挿入させることにより、リクライニングシャフトに係合させている。バネの他端部は、リクライニングシャフト以外の部材に係合させている。
そこで、従来においては、バネを利用し、リクライニングシャフトを一方向に回転付勢させる手段がよく採用されている。この場合、バネとしては、たとえばコイル部を有する捩じりバネを利用し、このバネの一端部を、リクライニングシャフトに設けられた小径の貫通孔に挿入させることにより、リクライニングシャフトに係合させている。バネの他端部は、リクライニングシャフト以外の部材に係合させている。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、改善すべき余地がある。
すなわち、リクライニングシャフトは、製造コストの低減などの観点から、回転可能に支持される軸部を、圧造工程で製造される場合が多い。これに対し、前記従来技術においては、バネの一端部を係合させるための貫通孔は、リクライニングシャフトの半径方向に貫通する部位であるため、貫通孔を圧造工程で製造することは困難であり、この貫通孔を形成するには、切削加工工程が別途必要となる。このため、リクライニングシャフトの生産性が低下し、製造コストが高くなる不利がある。また、リクライニングシャフトの場合、前記貫通孔はリクライニングシャフトの端部に設けられるのが通例であるが、リクライニングシャフトの端部は複雑な形状とされることに起因し、前記貫通孔をかなり小径に形成せざるを得ない場合が多い。その結果、貫通孔を加工するための工具の破損が絶えず、その交換に要するコストも高価になるなどの不具合を生じている。
なお、前記したような不具合は、リクライニングシャフトに限定されず、車両用シートに設けられて回転支点として利用されている他のシャフトにおいても同様に生じる。
なお、前記したような不具合は、リクライニングシャフトに限定されず、車両用シートに設けられて回転支点として利用されている他のシャフトにおいても同様に生じる。
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、シャフトにバネを係合させるための貫通孔を設けるための切削加工を施すような必要をなくし、製造コストの低減などを好適に図ることが可能な車両用シートを提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される車両用シートは、所望の部材の回転支点として設定されるシャフトと、一端寄り部が前記シャフトに係合し、かつ他端寄り部が前記シャフトとは別の部材に係合されており、前記シャフトを一方向に回転付勢させる弾発力を前記シャフトに付
与するバネと、を備えている、車両用シートであって、前記シャフトは、外径または外幅が他の部分と比較して部分的に大きくされたフランジ部を備えており、前記バネの一端寄り部は、前記フランジ部の表裏両側のうち、前記バネの中央寄り本体部が位置する表面側から前記フランジ部の外周縁を越えて裏面側まで延び、かつこの裏面側に係合する第1の係合部を備えており、前記フランジ部は、前記バネの前記弾発力が前記フランジ部に付与されるように前記バネの一端寄り部分との係合が図られる凸状または凹状の第2の係合部を備えていることを特徴としている。
与するバネと、を備えている、車両用シートであって、前記シャフトは、外径または外幅が他の部分と比較して部分的に大きくされたフランジ部を備えており、前記バネの一端寄り部は、前記フランジ部の表裏両側のうち、前記バネの中央寄り本体部が位置する表面側から前記フランジ部の外周縁を越えて裏面側まで延び、かつこの裏面側に係合する第1の係合部を備えており、前記フランジ部は、前記バネの前記弾発力が前記フランジ部に付与されるように前記バネの一端寄り部分との係合が図られる凸状または凹状の第2の係合部を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、バネの一端寄り部に設けられた第1の係合部は、シャフトのフランジ部の裏面側に係合しているため、バネの一端寄り部がシャフトのフランジ部からその表面側に位置ずれして外れないようにする役割を果たす。一方、フランジ部に設けられた第2の係合部とバネの一端寄り部とが係合していることにより、バネの弾発力をシャフトに対して有効に作用させ得ることとなる。したがって、バネを利用してシャフトを一方向に回転付勢し、シャフトのガタツキ防止などを適切に図ることが可能である。
本発明においては、前記従来技術とは異なり、バネの一端寄り部をシャフトに係合させるための手段として、シャフトに貫通孔を設ける必要はない。したがって、貫通孔を設けるための切削加工をなくし、たとえばシャフトを圧造工程によって生産性よく製造することが可能となる。また、貫通孔を切削加工するための工具の消耗や破損などもなくすことができる。したがって、車両用シートの製造コストを適切に低減することが可能である。
さらに、シャフトに貫通孔を設けると、シャフトの強度を低下させるが、本発明によれば、フランジ部が設けられていることにより、シャフトの強度を高めることも可能となる。また、本発明が意図する構造によれば、バネをシャフトに取付ける作業も容易なものとすることが可能である。
すなわち、バネの一端寄り部に設けられた第1の係合部は、シャフトのフランジ部の裏面側に係合しているため、バネの一端寄り部がシャフトのフランジ部からその表面側に位置ずれして外れないようにする役割を果たす。一方、フランジ部に設けられた第2の係合部とバネの一端寄り部とが係合していることにより、バネの弾発力をシャフトに対して有効に作用させ得ることとなる。したがって、バネを利用してシャフトを一方向に回転付勢し、シャフトのガタツキ防止などを適切に図ることが可能である。
本発明においては、前記従来技術とは異なり、バネの一端寄り部をシャフトに係合させるための手段として、シャフトに貫通孔を設ける必要はない。したがって、貫通孔を設けるための切削加工をなくし、たとえばシャフトを圧造工程によって生産性よく製造することが可能となる。また、貫通孔を切削加工するための工具の消耗や破損などもなくすことができる。したがって、車両用シートの製造コストを適切に低減することが可能である。
さらに、シャフトに貫通孔を設けると、シャフトの強度を低下させるが、本発明によれば、フランジ部が設けられていることにより、シャフトの強度を高めることも可能となる。また、本発明が意図する構造によれば、バネをシャフトに取付ける作業も容易なものとすることが可能である。
本発明において、好ましくは、前記シャフトは、シートバックをリクライニングさせる際の回転中心となるリクライニングシャフトである。
リクライニングシャフトは、バネの取付け箇所の構造が複雑な形状とされる場合が多く、従来においては、バネを係合させるための貫通孔を設けることが難しいものとされていたが、本発明によれば、既述したように貫通孔を設ける必要を無くすことが可能である。したがって、本発明は、シャフトがリクライニングシャフトである場合には、とくに好ましいものとなる。
本発明において、好ましくは、前記第2の係合部は、前記フランジ部の裏面側に設けられた凸状部であり、かつこの凸状部に、前記バネの前記第1の係合部が係合した構成とされている。
このような構成によれば、バネの第1の係合部と、フランジ部の第2の係合部とが、フランジ部の裏面側に集約して設けられたかたちとなる。したがって、全体構造の簡素化を図り、製造コストをより低減することが可能である。また、バネをシャフトに取付ける際の作業性を一層良好なものにすることができる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示す車両用シートAは、自動車などの車両の車室フロア上に設置されて使用されるシートであり、シートクッション1、シートバック2、リクライニングシャフトS、およびバネ3を備えている。
リクライニングシャフトSは、本発明でいう「シャフト」の一例に相当し、シートバック2をリクライニングさせる際の回転中心となるシャフトであって、車両用シートAの左右幅方向に延びている。このリクライニングシャフトSには、シートバックフレーム20の下部が連結される。シートクッション1の左右両側部に設けられたクッションサイドフレーム10には、リクライニング機構部4(詳細構造の図示は省略)が組み付けられており、このリクライニング機構部4に、リクライニングシャフトSの長手方向両端部近傍が支持されている。図2(a)に示すように、リクライニングシャフトSは、中空パイプ5の端部に、中実の軸状部材6が相対回転不能に嵌合されて連結された構成である。
リクライニングシャフトSの端部寄り領域は、リクライニング機構部4よりも外側方に突出した突出軸部60とされている。この突出軸部60は、軸状部材6の一部であるが、この突出軸部60には、バネ3の取付けを図るための手段として、フランジ部61と、複数の凸状部62とが設けられている。なお、図面において、符号63は、スプライン溝である。
フランジ部61は、たとえば突出軸部60の他の部分よりも大径の略円板状であり、突出軸部60の基端部側に位置している。
複数の凸状部62は、図2(b)および図3によく表われているように、フランジ部61の裏面61bに設けられ、かつこの裏面61bからフランジ部61の背面方向(リクライニング機構部4側)に突出している。これら複数の凸状部62のうち、1つの凸状部62(62a)は、後述するように、バネ3との係合が図られる第2の係合部62aである。複数の凸状部62のそれぞれの先端は、リクライニング機構部4の外側面に当接しており、このことにより、これらリクライニング機構部4とフランジ部61との間には、適当な寸法Laの隙間Cが形成されている。この隙間Cは、後述するように、バネ3の第1の係合部31aを挿入させるための部位として役立つ。軸状部材6の前記した各部は、たとえば圧造により形成されている。
複数の凸状部62は、図2(b)および図3によく表われているように、フランジ部61の裏面61bに設けられ、かつこの裏面61bからフランジ部61の背面方向(リクライニング機構部4側)に突出している。これら複数の凸状部62のうち、1つの凸状部62(62a)は、後述するように、バネ3との係合が図られる第2の係合部62aである。複数の凸状部62のそれぞれの先端は、リクライニング機構部4の外側面に当接しており、このことにより、これらリクライニング機構部4とフランジ部61との間には、適当な寸法Laの隙間Cが形成されている。この隙間Cは、後述するように、バネ3の第1の係合部31aを挿入させるための部位として役立つ。軸状部材6の前記した各部は、たとえば圧造により形成されている。
バネ3は、リクライニングシャフトSを矢印Daで示す方向に回転付勢させるための部材である。回転付勢方向Daは、たとえばリクライニング機構部4に設けられている不図示のリクライニング用レバーの操作方向とは反対方向である。このバネ3は、たとえば捩じりバネ(巻きトーションバネ)であり、コイル部30、およびこのコイル部30に繋がった第1および第2のアーム部31,32を有している。コイル部30は、本発明でいうバネの「中央寄り本体部」の一例に相当し、第1および第2のアーム部31,32は、本発明でいうバネの「一端寄り部」,「他端寄り部」の一例にそれぞれ相当する。
バネ3は、コイル部30の内側に突出軸部60が挿通し、かつコイル部30がフランジ部61の表面61a側に位置する配置とされている。第2のアーム部32の先端部は、た
とえばクッションサイドフレーム10に設けられたバネ係合用孔11に挿入し、かつこの挿入部分が曲げ部とされていることにより、バネ係合用孔11から容易に抜け出ないようにその縁部に係合している。
とえばクッションサイドフレーム10に設けられたバネ係合用孔11に挿入し、かつこの挿入部分が曲げ部とされていることにより、バネ係合用孔11から容易に抜け出ないようにその縁部に係合している。
バネ3の第1のアーム部31は、フランジ部61の表面61a側からフランジ部61の外周縁を越えて裏面61b側に達するように延びており、この延びた部分の先端部は、裏面61bに沿うように曲げられて、この裏面61bに係合する第1の係合部31aとして形成されている。この第1の係合部31aは、先に述べた隙間Cに進入している。また、この第1の係合部31aは、フランジ部61の凸状の第2の係合部62aに係合している。この係合は、バネ3の回転付勢方向Daにおいて、第1の係合部31aが第2の係合部62aの側面に当接(圧接)するようになされている。
次に、前記した車両用シートAの作用について説明する。
まず、バネ3の第1の係合部31aは、リクライニングシャフトSのフランジ部61の裏面61b側に係合しているため、バネ3の第1のアーム部31がフランジ部61の裏面61b側からフランジ部61の表面61a側に外れないようにすることができる。また、第1の係合部31aは、フランジ部61の裏面61bの第2の係合部62aに対し、回転付勢方向Daに当接して係合しているため、バネ3の弾発力をリクライニングシャフトSに対して有効に作用させることができる。一方、バネ3の第2のアーム部32は、バネ係合用孔11に挿入してその縁部に係合している。したがって、バネ3を利用してリクライニングシャフトSを前記した方向Daに適切に回転付勢させることができ、リクライニングシャフトSのガタツキ防止、異音の発生防止などを図ることが可能である。
このようなことから、本実施形態によれば、バネ3をリクライニングシャフトSに係合させるための手段として、リクライニングシャフトSに貫通孔を設ける必要はない。このため、軸状部材6の製作に際し、前記貫通孔を設けるための切削加工を行なうことなく、たとえば実質的に圧造手段のみによって、軸状部材6を効率よく、かつ廉価に製造するといったことが可能である。
また、本実施形態によれば、バネ3の裏面61b側に位置する第1の係合部31aを、フランジ部61の裏面61bに設けられた凸状の第2の係合部62aに係合させているが、このような係合構造であれば、バネ3の設定作業は容易である。したがって、リクライニングシャフトSにバネ3を取付ける際の作業性も良好なものとし、このことによっても製造コストの低減を図ることができる。とくに、本実施形態においては、複数の凸状部62を利用し、フランジ部61とリクライニング機構部4との間に第1の係合部31aを配置させることが可能な隙間Cを形成しているために、第1の係合部31aをフランジ部61の裏面61bに係合させる作業を、一層容易なものとすることが可能である。
図4および図5は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付すこととし、重複説明は省略する。
図4に示す実施形態においては、フランジ部61の表面61aに凸状の第2の係合部62bが設けられている。バネ3の第1のアーム部31の途中箇所は、この第2の係合部62bの側面に当接(係合)している。
図5に示す実施形態においては、フランジ部61の外周縁に凹状の第2の係合部62cが設けられている。バネ3の第1のアーム部31は、その一部分が第2の係合部62cに進入し、係合した状態でフランジ部61の裏面61b側まで延びている。
図5に示す実施形態においては、フランジ部61の外周縁に凹状の第2の係合部62cが設けられている。バネ3の第1のアーム部31は、その一部分が第2の係合部62cに進入し、係合した状態でフランジ部61の裏面61b側まで延びている。
これらの実施形態のいずれにもおいても、図1〜図3に述べた実施形態と同様に、リクライニングシャフトSに対するバネ3の取付けを的確に図ることが可能である。
これらの実施形態から理解されるように、本発明でいう第2の係合部は、凸状、凹状のいずれであってもよく、またフランジ部の裏面、表面、および外周縁のいずれに設けてもよい。
これらの実施形態から理解されるように、本発明でいう第2の係合部は、凸状、凹状のいずれであってもよく、またフランジ部の裏面、表面、および外周縁のいずれに設けてもよい。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る車両用シートの各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
本発明でいうシャフトは、リクライニングシャフトに限定されない。車両用シートにおいて、所望の部材の回転支点として設定されるシャフトであれば、具体的な形状、サイズ、材質、取付け位置などを問わず、本発明でいうシャフトとすることが可能である。したがって、シャフトは、リクライニング機構部に支持されていなくてもよく、これ以外の機構部または部材に支持されたものであってもよい。
また、本発明でいうシャフトは、単独部品として構成されているものに限らず、たとえばシャフトの一端部が他の部材に溶接などの手段を用いて接合されていることにより、この部材から片もち梁の状態で突設した比較的短寸のシャフト(軸部)とされたものも含む。さらに、シャフトは、圧造に代えて、または加えて、切削加工により形成されたものであってもよい。この場合であっても、バネの一端部を係合するための貫通孔を設けるための加工をなくすことにより、生産性の向上を図ることか可能である。
また、本発明でいうシャフトは、単独部品として構成されているものに限らず、たとえばシャフトの一端部が他の部材に溶接などの手段を用いて接合されていることにより、この部材から片もち梁の状態で突設した比較的短寸のシャフト(軸部)とされたものも含む。さらに、シャフトは、圧造に代えて、または加えて、切削加工により形成されたものであってもよい。この場合であっても、バネの一端部を係合するための貫通孔を設けるための加工をなくすことにより、生産性の向上を図ることか可能である。
シャフトに設けられるフランジ部は、側面視略円形状のものに限らず、たとえば略楕円状、矩形状、多角形状などの様々な形状にすることが可能である。フランジ部は、要は、外径または外幅が他の部分と比較して部分的に大きくされた部位であればよい。
フランジ部に設けられる第2の係合部については、既述したように、凸状、凹状のいずれでもよく、またフランジ部の表面、裏面、および外周縁のいずれの箇所に設けられていてもよい。第2の係合部を複数箇所設けた構成とすることもできる。
フランジ部に設けられる第2の係合部については、既述したように、凸状、凹状のいずれでもよく、またフランジ部の表面、裏面、および外周縁のいずれの箇所に設けられていてもよい。第2の係合部を複数箇所設けた構成とすることもできる。
上述の実施形態においては、バネとして、コイル部の両端に第1および第2のアーム部が繋がった捩じりバネが用いられているが、バネの種類や具体的な構成は、これに限定されない。たとえば、第1および第2のアーム部の少なくとも一方が、極端に短くされた捩じりバネなどとすることもできる。
本発明に係る車両用シートは、前部座席、後部座席などの種類も問わない。
本発明に係る車両用シートは、前部座席、後部座席などの種類も問わない。
A 車両用シート
S リクライニングシャフト(シャフト)
10 クッションサイドフレーム
3 バネ
30 コイル部(中央寄り本体部)
31 第1のアーム部(一端寄り部)
31a 第1の係合部
32 第2のアーム部(他端寄り部)
61 フランジ部
61a 表面(フランジ部の)
61b 裏面(フランジ部の)
62a〜62c 第2の係合部
S リクライニングシャフト(シャフト)
10 クッションサイドフレーム
3 バネ
30 コイル部(中央寄り本体部)
31 第1のアーム部(一端寄り部)
31a 第1の係合部
32 第2のアーム部(他端寄り部)
61 フランジ部
61a 表面(フランジ部の)
61b 裏面(フランジ部の)
62a〜62c 第2の係合部
Claims (3)
- 所望の部材の回転支点として設定されるシャフトと、
一端寄り部が前記シャフトに係合し、かつ他端寄り部が前記シャフトとは別の部材に係合されており、前記シャフトを一方向に回転付勢させる弾発力を前記シャフトに付与するバネと、
を備えている、車両用シートであって、
前記シャフトは、外径または外幅が他の部分と比較して部分的に大きくされたフランジ部を備えており、
前記バネの一端寄り部は、前記フランジ部の表裏両側のうち、前記バネの中央寄り本体部が位置する表面側から前記フランジ部の外周縁を越えて裏面側まで延び、かつこの裏面側に係合する第1の係合部を備えており、
前記フランジ部は、前記バネの前記弾発力が前記フランジ部に付与されるように前記バネの一端寄り部分との係合が図られる凸状または凹状の第2の係合部を備えていることを特徴とする、車両用シート。 - 請求項1に記載の車両用シートであって、
前記シャフトは、シートバックをリクライニングさせる際の回転中心となるリクライニングシャフトである、車両用シート。 - 請求項1または2に記載の車両用シートであって、
前記第2の係合部は、前記フランジ部の裏面側に設けられた凸状部であり、かつこの凸状部に、前記バネの前記第1の係合部が係合した構成とされている、車両用シート。
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