JP2019117120A - 画像処理システム、画像処理方法、及びそのプログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理方法、及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】プロジェクタのレンズ歪みの影響を好適に補正して、対象物の3次元点群情報をより精度高く生成する。【解決手段】少なくとも一方向の座標成分を特定可能なパターン光を投光する投光装置と、対象物を撮像してパターン画像を取得する撮像装置と、パターン光とパターン画像に基づいて、対象物上の少なくとも1点の3次元座標を算出する算出部を備える制御装置と、を備える画像処理システムであって、算出部はパターン画像上の第1の点を特定する手段と、第1の点のパターンに基づいて、パターン光の投光面において、第1の点に対応する第2の点を算出する手段と、投光面上の第2の点と、パターン画像を解析して算出される投光面上の非線形な線と、第1の点に基づいて算出される投光面上のエピポーラ線とに基づいて、第3の点を算出する補正手段と、第1の点と前記第3の点に基づいて、対象物上の点の3次元座標を算出する手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理システム、画像処理方法、及びそのプログラムに関する。
近年、対象物にコード化されたパターン光を投光し、当該投光時に当該対象物を撮像することにより得られる画像を解析することにより、当該対象物の3次元マップを生成するシステムが考えられている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。このようなシステムでは、投光されるパターン光と、カメラで撮像されたパターン画像との間で対応する画素を特定して、3次元計測を行っている。
特表2009−511897号公報 米国特許出願公開第2008/024502号明細書
ところが、現実には、パターン光を投光するプロジェクタのレンズに歪みがあるため、投光されたパターンにも歪みが生じてしまう。このため、特許文献1や2に記載されているような従来の技術を用いて3次元計測を行うと、レンズ歪みの影響により、対象物を精度よく3次元復元できないことがある。
本発明のいくつかの態様は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、プロジェクタのレンズ歪みの影響を好適に補正して、対象物の3次元点群情報をより精度高く生成することを目的の1つとする。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
本発明の一側面に係る画像処理システムは、少なくとも一方向の座標成分を特定可能なパターン光を投光する投光装置と、パターン光が投光された対象物を撮像してパターン画像を取得する撮像装置と、パターン光とパターン画像に基づいて、対象物上の少なくとも1点の3次元座標を算出する算出部を備える制御装置と、を備える画像処理システムであって、算出部は、パターン画像上の第1の点を特定する手段と、第1の点の位置に撮像されているパターンに基づいて、パターン光の投光面において、第1の点に対応する第2の点を算出する手段と、投光面上の第2の点と、パターン画像を解析して算出される投光面上の非線形な線と、第1の点に基づいて算出される投光面上のエピポーラ線とに基づいて、第3の点を算出する補正手段と、第1の点と第3の点に基づいて、対象物上の点の3次元座標を算出する手段と、を備える。上記構成では、投光装置のレンズ歪みの影響を適切に補正することができる。
また、上記補正手段は、第2の点を初期値の点Aとして設定する手段と、点Aに座標の変換に関する第1の演算処理を実行して点Bを算出する手段と、点Bに非線形の線に基づく第2の演算処理を実行して点Cを算出する手段と、点Cに座標の変換に関する第3の演算処理を実行して点Dを算出する手段と、点Dにエピポーラ線に基づく第4の演算処理を実行して点Eを算出する手段と、を備えるように構成されてもよい。
また、補正手段はさらに、第4の演算処理を実行した後に、所定の終了条件を満たすか否かを判定する手段を備え、終了条件を満たすものと判定した場合、点Eを第3の点として設定し、終了条件を満たさないものと判定した場合、点Eを初期値の点Aとして、第1から第4の演算処理を繰り返し実行するように構成されてもよい。さらに、点Aと点Eの座標が所定の範囲内であるか否かを終了条件とするように構成されてもよい。また、第1から第4の演算処理を繰り返す回数を終了条件とするように構成されてもよい。上記構成では、終了条件を満たすものと判定されたときに演算を終えることにより、不必要な演算リソースの削減と処理の高速化を図ることができる。
また、本発明の一側面に係る制御装置は、少なくとも一方向の座標成分を特定可能なパターン光を投光する投光装置と、パターン光が投光された対象物を撮像してパターン画像を取得する撮像装置と、に接続され、パターン光とパターン画像に基づいて、対象物上の少なくとも1点の3次元座標を算出する算出部を備える制御装置であって、算出部は、パターン画像上の第1の点を特定する手段と、第1の点の位置に撮像されているパターンに基づいて、パターン光の投光面において、第1の点に対応する第2の点を算出する手段と、投光面上の第2の点と、パターン画像を解析して算出される投光面上の非線形な線と、第1の点に基づいて算出される投光面上のエピポーラ線とに基づいて、第3の点を算出する補正手段と、第1の点と第3の点に基づいて、対象物上の点の3次元座標を算出する手段と、を備える。
また、本発明の一側面に係る方法は、少なくとも一方向の座標成分を特定可能なパターン光を投光する投光装置と、パターン光が投光された対象物を撮像してパターン画像を取得する撮像装置と、に接続される制御装置において、パターン光とパターン画像に基づいて、対象物上の少なくとも1点の3次元座標を算出する方法であって、制御装置は、パターン画像上の第1の点を特定することと、第1の点の位置に撮像されているパターンに基づいて、パターン光の投光面において、第1の点に対応する第2の点を算出することと、投光面上の第2の点と、パターン画像を解析して算出される投光面上の非線形な線と、第1の点に基づいて算出される投光面上のエピポーラ線とに基づいて、第3の点を算出することと、第1の点と第3の点に基づいて、対象物上の点の3次元座標を算出することと、を実行する。
また、本発明の一側面に係るプログラムは、少なくとも一方向の座標成分を特定可能なパターン光を投光する投光装置と、パターン光が投光された対象物を撮像してパターン画像を取得する撮像装置と、に接続される制御装置において、パターン光とパターン画像に基づいて、対象物上の少なくとも1点の3次元座標を算出するよう機能させるプログラムであって、制御装置を、パターン画像上の第1の点を特定する手段、第1の点の位置に撮像されているパターンに基づいて、パターン光の投光面において、第1の点に対応する第2の点を算出する手段、投光面上の第2の点と、パターン画像を解析して算出される投光面上の非線形な線と、第1の点に基づいて算出される投光面上のエピポーラ線とに基づいて、第3の点を算出する手段、及び第1の点と第3の点に基づいて、対象物上の点の3次元座標を算出する手段、として機能させる。
本発明によれば、プロジェクタのレンズ歪みの影響を好適に補正して、対象物の3次元点群情報をより精度高く生成することができる。
実施形態に係る画像処理システムの概要を示す模式図である。 実施形態に係る画像処理システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る画像処理システムのハードウェア構成の一例を示す模式図である。 実施形態に係る画像処理システムの処理手順を示すフローチャートである。 実施形態に係る3次元位置算出部の処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態に係る3次元位置算出部の処理を説明するための模式図である。 実施形態に係る3次元位置算出部の処理を説明するための模式図である。 実施形態に係る3次元位置算出部の処理を説明するための模式図である。 実施形態に係る3次元位置算出部の処理を説明するための模式図である。 実施形態に係る3次元位置算出部の処理を説明するための模式図である。 実施形態に係る3次元位置算出部の処理を説明するための模式図である。 実施形態に係る3次元位置算出部の処理を説明するための模式図である。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。なお、実施形態において登場するデータを自然言語により説明しているが、より具体的には、コンピュータが認識可能な疑似言語、コマンド、パラメータ、マシン語等で指定される。
<1.適用例>
まず、図1を用いて、本発明が適用される場面の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る画像処理システム1の適用場面の一例を示す模式図である。本実施形態に係る画像処理システム1は、制御装置100と投光装置200と撮像装置300とによって構成される。なお、画像処理システム1は、本発明の「画像処理システム」の一例である。制御装置100は、本発明の「制御装置」の一例である。投光装置200は、本発明の「投光装置」の一例である。撮像装置300は、本発明の「撮像装置」の一例である。
対象物の3次元計測を行う手法の1つとして、三角測距を基本原理として対象物に一定のパターンを持つパターン光を投光し、パターン光が投光された対象物を撮像して距離計算することにより3次元位置を算出する手法がある。この手法には、投光するパターン画像を複数枚用意し、それらを高速で時間的に切換えて投光する時間的な手法と、空間的にコード化された単一のパターン画像を投光する空間的な手法の大きく2つの手法がある。本発明は、いずれの手法であれ、撮像されたパターン画像の解析により投光されたパターン光の少なくとも一方向の座標成分を特定可能なパターンを用いて、パターン光の対応点座標を推定する方式であれば、適用することができる。
本実施形態において、投光装置200は、空間的に所定のパターンを有するパターン光を対象物に投光するものとする。ここで投光されるパターンは、例えば、パターンを解析することにより、列方向(y方向)の座標成分を特定できるように構造化されているものとする。すなわち、パターン光を撮像したパターン画像を解析することにより、パターン画像上の所定の点に対応するパターン光の列を特定することができる。
撮像装置300は、パターン光が投光された対象物Wを撮像して、所定の撮像面におけるパターン画像を取得する。制御装置100は、撮像装置300で撮像されたパターン画像を解析することにより、上述した一方向の座標成分を特定し、撮像装置300で撮像されたパターン画像と投光装置200から投光されるパターン光との間で、対応付けを行う。例えば、撮像装置300で撮像されたパターン画像において、対象物上の点P1が撮像されている特定の点P3を特定する。制御装置100は、パターン画像を解析して、点P3の位置に撮像されているパターンに対応するパターン光の列u’を特定する。制御装置100は、投光面において、この列u’と、点P3に関して投光装置200と撮像装置300の光学中心に基づいて定まるエピポーラ線との交点から、点P3に対応するパターン光上の点P2’の座標(u’,v’)、すなわち、パターン光を形成する投光面上における点P2’の座標(u’,v’)を求める。
その後、投光装置200のレンズの歪みによる影響を補正する処理を行う。具体的には、レンズ歪みの影響がなかった場合(図1の一点鎖線)に、対象物上の点P1に投光する、パターン光上の点P2の座標(u,v)、すなわち、パターン光を形成する投光面上における点P2の座標(u,v)を求める。そして、パターン画像上の点P3の座標(m,n)と、補正処理によって得られたパターン光上の点P2の座標(u,v)とに基づいて、レンズ歪みの影響を適正に補正した点P1の3次元座標(X,Y,Z)を算出する。なお、図1において、投光装置から投影面を通り、対象物Wで反射して撮像面を介して撮像装置に入る実線矢印は、現実の光路の一例である。レンズ歪みの影響を補正しないと、点P1’の位置の3次元座標を算出してしまうため、計測誤差が生ずることになる。
レンズ歪みの影響を補正する処理、すなわち、補正前の点P2’から補正後の点P2を求める処理は、点P3に関して、パターン画像を解析して得られる投光面上の非線形なx座標(以下「歪みありx座標」ともいう。歪みありx座標のうち、特に点P3に関するものを「点P3に関する歪みありx座標」ともいう。)と、点P3に関する投光面上のエピポーラ線(以下「点P3に関するエピポーラ線」ともいう。)とを拘束条件とする特定の繰り返し演算処理を行うことにより、実現することができる。ここで、点P3に関する歪みありx座標とは、投光面上で点P2’を通る非線形な線として表されるものであり、パターン画像を解析することによって、パターン画像上で点P3を通る列(撮像面上でx=mで表される直線)上の各々の点(m,y)(yは任意)に対応付けられるパターン光上の各々の点を特定することにより求めることができる。別の見方をすれば、現実の光路において、パターン光上の歪みありx座標が、パターン画像上で点P3を通る列として撮像されるのであり、そのような歪みありx座標は、パターン画像を解析することにより求めることができる。
詳細は図6A乃至図6Fを参照して後述するが、レンズ歪みの補正処理における繰り返し演算処理は、以下の手順で行う。まず、投光面上の点P2’の座標を、繰り返し演算処理の初期値の点P21の座標として設定する。そして、点P21に第1の演算処理を行い、点P22を求める。次に、点P22に上述の歪みありx座標に基づく拘束条件を適用して、点P23を求める。続いて、点P23に第2の演算処理を行い、点P24を求める。最後に、エピポーラ拘束条件に基づいて、点P25を求める。この一連の演算処理の後、所定の終了条件を満たしたものと判定されたとき、補正処理を終え、満たしていないものと判定されたとき、点P25の座標を新たな初期値の点P21として設定し、上述の一連の演算処理を繰り返す。補正処理を終えるための終了条件としては、一連の演算処理の前後の点P21の座標と点P25の座標が一定の範囲内に収束した場合に、補正処理を終えるものとしてもよい。また、一連の演算処理を所定回数繰り返した後に、補正処理を終えるものとしてもよい。
このようにして得られた点P25の座標を補正後の点P2の座標として、点P1の三次元座標を算出する。これにより、本実施形態に係る画像処理システム1では、投光装置200のレンズ歪みの影響を適切に補正することができる。なお、点P3は、本発明の「第1の点」の一例である。点P2’は、本発明の「第2の点」の一例である。点P2は、本発明の「第3の点」の一例である。点P1は、本発明の「対象物上の点」の一例である。歪みありx座標は、本発明の「非線形の線」の一例である。
<2.構成例>
<2−1.画像処理システム1の機能構成>
図2は画像処理システム1の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。以下、本実施形態に係る画像処理システム1の構成について詳細に説明する。図2を参照して、上述のとおり画像処理システム1は、制御装置100と、投光装置200と、撮像装置300とによって構成される。
(A)投光装置200
投光装置200は、制御装置100の制御のもと、撮像されたパターン画像の解析により投光されたパターン光の少なくとも一方向の座標成分を特定可能な構造化されたパターン光を対象物に対して投光する。投光装置200は、例えばプロジェクタ等によって実現することができる。投光装置200は、光源210と、マスク220と、レンズ230とを含む。
光源210は、例えば例えばLED(Light Emitting Diode)、LD(Laser Diode)、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)、又はランプ等により実現可能であり、光束を投光する。
マスク220は、パターンを有しており、光源210から投光された光束がマスク220を透過することで、パターン光が対象物に投光される。本実施形態において、パターン光は、列方向(x軸方向)の座標成分を特定可能なパターンを有しているものとして説明するが、特定可能な座標成分は必ずしもこれに限定されるものではない。
レンズ230は、マスク220を透過した光束を拡大し、対象物へと投光する。
(B)撮像装置300
撮像装置300は、制御装置100の制御のもと、パターン光が投光された対象物を撮像し、パターン画像を取得する。以下の説明では、撮像装置300が撮像した画像を撮像画像ということもある。撮像装置300は、例えばカメラ等によって実現することができる。
(C)制御装置100
制御装置100は、制御部110と、画像入力部120と、3次元位置算出部(算出部の一例である。)140と、パターン記憶部130とを有している。
制御部110は投光制御部111と撮像制御部112とを有している。投光制御部111は、投光装置200によるパターン光の投光を制御する。また、撮像制御部112は、撮像装置300を制御することにより、任意のタイミングで撮像装置300による撮像を行う。例えば撮像制御部112は、投光装置200によるパターン光の投光時に撮像を行うように撮像装置300を制御する。
画像入力部120は、撮像装置300により撮像されたパターン画像の入力を受ける。画像入力部120は入力されたパターン画像を、3次元位置算出部140や図示しない記憶部に出力する。
パターン記憶部130は、投光装置200が投光するパターンを記憶している。パターン記憶部130は、記憶しているパターンを3次元位置算出部140に出力する。
3次元位置算出部140は、対象物上の特徴点の3次元座標を算出する処理を行う。詳細は後述するが、3次元位置算出部140は、レンズ歪みの補正処理と、投光面上の点P2の座標(u,v)と撮像面上の点P3の座標(m,n)に基づいて、対象物上の点P1の3次元座標(X,Y,Z)を算出する処理を実行する。なお、3次元位置算出部140は、本発明の「算出部」の一例である。
<2−2.ハードウェア構成>
以下、図3を参照しながら、画像処理システム1を実現可能なハードウェア構成を説明する。図3は、本実施形態に係る画像処理システム1のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。
図3の例に示す画像処理システム1は、プロセッサ801、記憶部805、通信インタフェース(I/F)部811、入力部813、及び出力部815を含み、各部はバスライン817を介して相互に通信可能に接続され得る。
プロセッサ801は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)803、ROM(READOnly Memory)等を含み、情報処理に応じて各構成要素の制御を行う。記憶部805は、例えばハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)等の補助記憶装置でありプロセッサ801で実行される画像処理プログラム807、及び、投光に用いるパターンや、撮像されるパターン画像等である画像データ809等を記憶する。
画像処理プログラム807は、上述の画像処理システム1の処理を実行させるためのプログラムである。特に、図2に示したプロセッサ110、画像入力部120及び3次元位置算出部140の各構成は、画像処理プログラム807として実現しうる。
通信インタフェース(I/F)部811は、例えば、有線又は無線により他の装置と通信するための通信モジュールである。通信I/F部811が他の装置との通信に用いる通信方式は任意であるが、例えば、LAN(Local Area Network)やUSB(Universal Serial Bus)等が挙げられる。特に、投光装置200、及び撮像装置300は、通信I/F部811を介して、プロセッサ801等と通信可能に設けることが可能である。
入力部813は、例えば、マウスやキーボード、タッチパネル等で実現しうる、ユーザからの各種入力操作を受け付けるためのデバイスである。出力部815は、例えば、ディスプレイやスピーカ等、表示や音声等により、画像処理システム1を利用するユーザ等へ各種情報を報知するための装置である。
<3.動作例>
次に、本実施の形態に係る画像処理システム1における動作例について説明する。
<3−1.全体の流れ>
図4は、本実施の形態に係る画像処理システム1における3次元計測処理の処理手順を示すフローチャートである。図4に示す処理手順の各ステップは、典型的には、制御装置100のプロセッサ801が画像処理プログラム132などを実行することで実現される。
図4を参照して、制御装置100の投光制御部111からの制御により、投光装置200が対象物に対してパターン光を投光する(S201)。次に、撮像制御部112からの制御により、撮像装置300がパターン画像を撮像する(S202)。
画像入力部120が撮像装置300の撮像したパターン画像を取得して、3次元位置算出部140に渡すと、3次元位置算出部140は、パターン画像から、3次元座標を算出する対象とする点を一以上抽出する(S203)。3次元座標の算出対象とする点としては、パターン画像のパターンを解析して得られる複数の特徴点が想定されるが、これに限られず、撮像された対象物のエッジなどを特徴点としてもよい。
そして3次元位置算出部140は、抽出された一以上の点の各々について、以下のステップS204からS206の処理を実行し、各点に対応する三次元座標を算出する。
まず、3次元位置算出部140は、抽出された複数の点のうちの1つの点P3に対応付けられるパターン光上の点P2’の位置を特定する(S204)。具体的には、まず、パターン画像の解析を行い、点P3(m,n)の位置に撮像されているパターンに対応するパターン光の列u’を特定する。なお、本実施形態では、列方向の座標成分を特定可能なパターン光を用いているので、パターン画像を解析することにより、パターン画像上の任意の点におけるパターン光の列u’を特定することができる。他の方向の座標成分を特定可能なパターン光を用いる場合は、列方向の座標成分の代わりに、当該他の方向の座標成分について特定すればよい。
そして、投光面において、特定された列u’と、点P3に関するエピポーラ線との交点から、点P2’の座標(u’,v’)を算出する。なお、点P3に関するエピポーラ線は、投光装置200の光学中心と撮像装置300の光学中心と撮像面上の点P3とを通るエピポーラ平面と、投光面との交線として定められる線である。ここでは、投光装置200と撮像装置300の配置が既知であるから、撮像面における点P3の座標に基づいて、投光面上のエピポーラ線を求めることができる。
次に、3次元位置算出部140は、投光装置200のレンズ歪みによる影響を補正するための補正処理を行う(S205)。具体的な処理は後述するが、この補正処理により、補正前の点P2’の座標(u’,v’)を基に、レンズ歪みの影響を補正した点P2の座標(u,v)を算出する。
そして、3次元位置算出部140は、補正処理によって算出した点P2の座標(u,v)と、パターン画像から抽出した点P3の座標(m,n)とに基づいて、対象物上の点P1の3次元座標(X,Y,Z)を算出する(S206)。この3次元位置復元処理の詳細も後述する。
画像処理システム1は、ステップS203で抽出した全ての点に対してS204〜S206の処理を繰り返し実行し(S207)、全ての点について、算出された3次元座標を記憶及び/又は出力する(S208)。
<3−2.レンズ歪みの補正処理>
次に、図5及び図6A乃至図6Fを参照して、ステップS205の補正処理について、より詳細に説明する。図5は3次元位置算出部140の補正処理のフローチャートであり、図6A乃至図6Fは、補正処理における各ステップの処理を模式的に表した図である。なお、図6A乃至図6Fにおける、破線X1は、点P3に関する歪みありx座標であり、実線Eは、点P3に関するエピポーラ線である。
補正処理において、3次元位置算出部140は、まず初期値P21(u1,v1)を設定する(図5のS101)。ここでは、ステップS204で算出した点P2’の座標(u’,v’)を初期値として設定する(図6A)。そして、以下に示す第1から第4の演算処理を実行する。
まず、3次元位置算出部140は、点P21(u1,v1)に対して座標の変換に関する第1の演算処理を適用して、点P22(u2,v2)を算出する(図5のS102)。具体的には、3次元位置算出部140は、レンズの歪みのモデルパラメータk1,k2,k3,p1,p2とプロジェクタのx方向とy方向の焦点距離をfx,fy、プロジェクタの主点座標をcx,cyとして、以下の式(1)第1の演算に基づいて、点P21の座標(u1,v1)から点P22の座標(u2,v2)を算出する(図6B)。なお、これらのモデルパラメータは、投光装置200のキャリブレーションにより求めることができる。また、図6Bは点P21を一般化して表しているため、図6Aの点P2’の位置とは異なる位置として図示している。
次に、3次元位置算出部140は、点P22(u2,v2)に対して歪みありx座標に基づく第2の演算処理を適用して、点P23(u3,v3)を算出する(図5のS103)。具体的には、3次元位置算出部140は、点P22をx座標に沿って動かして、歪みありx座標X1上に位置する点P23まで移動させる(図6C)。このとき、移動後の座標(u3,v2)を点P23の座標とする。
続いて、3次元位置算出部140は、点P23(u3,v3)に対して座標の変換に関する第3の演算処理を適用して、点P24(u4,v4)を算出する(図5のS104)。具体的には、3次元位置算出部140は、以下の式(2)に示す第3の演算に基づいて、点P23(u3,v3)の座標から点P24の座標(u4,v4)を以下の算出する(図6D)。なお、第3の演算処理は、第1の演算処理の逆変換に相当する処理であり、モデルパラメータfx,fy,cx,cy,k1,k2,k3,p1,p2は、第1の演算におけるモデルパラメータと共通する。
その後、3次元位置算出部140は、点P24(u4,v4)に対してエピポーラ線に基づく第4の演算処理を適用して、点P5(u5,v5)を算出する(図5のS105)。具体的には、3次元位置算出部140は、点P24をy座標に沿って動かして、エピポーラ線E上に位置する点P25まで移動させる(図6E)。このとき、移動後の座標(u4,v5)を点P25の座標とする。より具体的には、ax+by+c=0によって表されるエピポーラ拘束式にx=u4を代入して求められるyをv5の値とすればよい。
そして、3次元位置算出部140は、これら一連の第1から第4の演算処理(S102〜S105)を所定の終了条件を満たすまで繰り返し実行する(S106)。所定の終了条件は、例えば、前回のループと今回のループとの推定座標の差の絶対値が許容される視差誤差以内であること、ループを固定回数(例えば5回)実行したこと、等が挙げられるが、これに限定されない。3次元位置算出部140は、終了条件を満たしたときの点P25の座標を点P2の座標として取得する(図6F)。
<3−3.3次元座標の算出処理>
次に、図7を参照して、ステップS206の3次元座標の算出処理について、より詳細に説明する。図7に示すように、投光面上の点P2の座標を(u,v)、撮像面上の点P3の座標を(m,n)、対象物上の点P1の3次元座標を(X,Y,Z)とする。また、点P2と投光装置200の光学中心とを結ぶ直線をL2とし、点P3と撮像装置300の光学中心とを結ぶ直線をL3とする。このとき、点P1は直線L2とL3の交点に対応するものとすると、点P1の3次元座標(X,Y,Z)は、以下の式(1)(2)を満たすX,Y,Zを求めることで算出することができる。なお、以下の式(1)(2)において、Pcamはキャリブレーションで得られる3×4行列であり、Pprjはキャリブレーションで得られる3×4行列である。
ただし、実際にはノイズの影響により、直線L2とL3が交点を持つとは限らないため、例えば最小二乗法により、直線L2とL3に最も近い点を対象物上の点P1の3次元座標の推定値とすることができる。
本実施形態に係る画像処理システム1は、投光装置200のレンズ歪みによる影響を補正して、3次元座標の算出を行う。レンズ歪みの影響を補正する処理を行うことで、対象物の3次元位置をより高精度に推定することができる。
[付記]
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、上述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。なお、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
少なくとも一方向の座標成分を特定可能なパターン光を投光する投光装置(200)と、
前記パターン光が投光された対象物を撮像してパターン画像を取得する撮像装置(300)と、
前記パターン光と前記パターン画像に基づいて、前記対象物上の少なくとも1点(P1)の3次元座標を算出する算出部を備える制御装置(100)と、
を備える画像処理システム(1)であって、
前記算出部(140)は、
パターン画像上の第1の点(P3)を特定する手段と、
前記第1の点(P3)の位置に撮像されているパターンに基づいて、パターン光の投光面において、前記第1の点(P3)に対応する第2の点(P2’)を算出する手段と、
前記投光面上の第2の点(P2’)と、パターン画像を解析して算出される投光面上の非線形な線(X1)と、前記第1の点(P3)に基づいて算出される投光面上のエピポーラ線(E)とに基づいて、第3の点(P2)を算出する補正手段と、
前記第1の点(P3)と前記第3の点(P2)に基づいて、前記対象物上の点(P1)の3次元座標を算出する手段と、
を備える画像処理システム(1)。
(付記2)
前記補正手段は、
前記第2の点(P2’)を初期値の点A(P21)として設定する手段と、
前記点A(P21)に座標の変換に関する第1の演算処理を実行して点B(P22)を算出する手段と、
前記点B(P22)に前記非線形の線(X1)に基づく第2の演算処理を実行して点C(P23)を算出する手段と、
前記点C(P23)に座標の変換に関する第3の演算処理を実行して点D(P24)を算出する手段と、
前記点D(P24)に前記エピポーラ線(E)に基づく第4の演算処理を実行して点E(P25)を算出する手段と、
を備える付記1に記載の画像処理システム(1)。
(付記3)
前記補正手段はさらに、前記第4の演算処理を実行した後に、所定の終了条件を満たすか否かを判定する手段を備え、前記終了条件を満たすものと判定した場合、前記点E(P25)を前記第3の点(P2)として設定し、前記終了条件を満たさないものと判定した場合、前記点E(P25)を前記初期値の点A(P21)として、前記第1から第4の演算処理を繰り返し実行する、
付記2に記載の画像処理システム(1)。
(付記4)
前記点A(P21)と前記点E(P25)の座標が所定の範囲内であるか否かを前記終了条件とする、
付記3に記載の画像処理システム(1)。
(付記5)
前記第1から第4の演算処理を繰り返す回数を前記終了条件とする、
付記3に記載の画像処理システム(1)。
(付記6)
前記非線形な線(X1)は、前記パターン画像上で一方向の座標成分が第1の点と同じである直線を解析して算出される、
付記1から5のいずれか一項に記載の画像処理システム(1)。
(付記7)
少なくとも一方向の座標成分を特定可能なパターン光を投光する投光装置(200)と、前記パターン光が投光された対象物を撮像してパターン画像を取得する撮像装置(300)と、に接続され、前記パターン光と前記パターン画像に基づいて、前記対象物上の少なくとも1点(P1)の3次元座標を算出する算出部(140)を備える制御装置(100)であって、
前記算出部(140)は、
パターン画像上の第1の点(P3)を特定することと、
前記第1の点(P3)の位置に撮像されているパターンに基づいて、パターン光の投光面において、前記第1の点(P3)に対応する第2の点(P2’)を算出することと、
前記投光面上の第2の点(P2’)と、パターン画像を解析して算出される投光面上の非線形な線(X1)と、前記第1の点(P3)に基づいて算出される投光面上のエピポーラ線(E)とに基づいて、第3の点(P2)を算出することと、
前記第1の点(P3)と前記第3の点(P2)に基づいて、前記対象物上の点(P1)の3次元座標を算出することと、
を特徴とする制御装置(100)。
(付記8)
少なくとも一方向の座標成分を特定可能なパターン光を投光する投光装置(200)と、前記パターン光が投光された対象物を撮像してパターン画像を取得する撮像装置(300)と、に接続される制御装置(100)において、前記パターン光と前記パターン画像に基づいて、前記対象物上の少なくとも1点(P1)の3次元座標を算出する方法であって、
前記第1の点(P3)の位置に撮像されているパターンに基づいて、パターン光の投光面において、前記第1の点(P3)に対応する第2の点(P2’)を算出するステップと、
前記投光面上の第2の点(P2’)と、パターン画像上で前記一方向の座標成分が前記第1の点と同じである直線を解析して算出される投光面上の非線形な線(X1)と、前記第1の点に基づいて算出される投光面上のエピポーラ線(E)とに基づいて、第3の点(P2)を算出するステップと、
前記第1の点(P3)と前記第3の点(P2)に基づいて、前記対象物上の点(P1)の3次元座標を算出するステップと、
を実行する方法。
(付記9)
少なくとも一方向の座標成分を特定可能なパターン光を投光する投光装置(200)と、前記パターン光が投光された対象物を撮像してパターン画像を取得する撮像装置(300)と、に接続される制御装置(100)において、前記パターン光と前記パターン画像に基づいて、前記対象物上の少なくとも1点(P1)の3次元座標を算出するよう機能させるプログラムであって、
前記制御装置(100)を、
パターン画像上の第1の点(P3)を特定する手段、
前記第1の点(P3)の位置に撮像されているパターンに基づいて、パターン光の投光面において、前記第1の点(P3)に対応する第2の点(P2’)を算出する手段、
前記投光面上の第2の点(P2’)と、パターン画像を解析して算出される投光面上の非線形な線(X1)と、前記第1の点(P3)に基づいて算出される投光面上のエピポーラ線(E)とに基づいて、第3の点(P2)を算出する手段、及び
前記第1の点(P3)と前記第3の点(P2)に基づいて、前記対象物上の点(P1)の3次元座標を算出する手段、
として機能させるプログラム。
1 画像処理システム
100 制御装置
110 制御部
111 投光制御部
112 撮像制御部
120 画像入力部
130 パターン記憶部
132 画像処理プログラム
140 3次元位置算出部
200 投光装置
210 光源
220 マスク
230 レンズ
300 撮像装置
801 プロセッサ
805 記憶部
807 画像処理プログラム
809 画像データ
811 通信インタフェース(I/F)部
813 入力部
815 出力部
817 バスライン

Claims (9)

  1. 少なくとも一方向の座標成分を特定可能なパターン光を投光する投光装置と、
    前記パターン光が投光された対象物を撮像してパターン画像を取得する撮像装置と、
    前記パターン光と前記パターン画像に基づいて、前記対象物上の少なくとも1点の3次元座標を算出する算出部を備える制御装置と、
    を備える画像処理システムであって、
    前記算出部は、
    パターン画像上の第1の点を特定する手段と、
    前記第1の点の位置に撮像されているパターンに基づいて、パターン光の投光面において、前記第1の点に対応する第2の点を算出する手段と、
    前記投光面上の第2の点と、パターン画像を解析して算出される投光面上の非線形な線と、前記第1の点に基づいて算出される投光面上のエピポーラ線とに基づいて、第3の点を算出する補正手段と、
    前記第1の点と前記第3の点に基づいて、前記対象物上の点の3次元座標を算出する手段と、
    を備える画像処理システム。
  2. 前記補正手段は、
    前記第2の点を初期値の点Aとして設定する手段と、
    前記点Aに座標の変換に関する第1の演算処理を実行して点Bを算出する手段と、
    前記点Bに前記非線形の線に基づく第2の演算処理を実行して点Cを算出する手段と、
    前記点Cに座標の変換に関する第3の演算処理を実行して点Dを算出する手段と、
    前記点Dに前記エピポーラ線に基づく第4の演算処理を実行して点Eを算出する手段と、
    を備える請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記補正手段はさらに、前記第4の演算処理を実行した後に、所定の終了条件を満たすか否かを判定する手段を備え、前記終了条件を満たすものと判定した場合、前記点Eを前記第3の点として設定し、前記終了条件を満たさないものと判定した場合、前記点Eを前記初期値の点Aとして、前記第1から第4の演算処理を繰り返し実行する、請求項2に記載の画像処理システム。
  4. 前記点Aと前記点Eの座標が所定の範囲内であるか否かを前記終了条件とする、請求項3に記載の画像処理システム。
  5. 前記第1から第4の演算処理を繰り返す回数を前記終了条件とする、請求項3に記載の画像処理システム。
  6. 前記非線形な線は、前記パターン画像上で一方向の座標成分が第1の点と同じである直線を解析して算出される、請求項1から5のいずれか一項に記載の画像処理システム。
  7. 少なくとも一方向の座標成分を特定可能なパターン光を投光する投光装置と、前記パターン光が投光された対象物を撮像してパターン画像を取得する撮像装置と、に接続され、前記パターン光と前記パターン画像に基づいて、前記対象物上の少なくとも1点の3次元座標を算出する算出部を備える制御装置であって、
    前記算出部は、
    パターン画像上の第1の点を特定する手段と、
    前記第1の点の位置に撮像されているパターンに基づいて、パターン光の投光面において、前記第1の点に対応する第2の点を算出する手段と、
    前記投光面上の第2の点と、パターン画像を解析して算出される投光面上の非線形な線と、前記第1の点に基づいて算出される投光面上のエピポーラ線とに基づいて、第3の点を算出する補正手段と、
    前記第1の点と前記第3の点に基づいて、前記対象物上の点の3次元座標を算出する手段と、
    を備える制御装置。
  8. 少なくとも一方向の座標成分を特定可能なパターン光を投光する投光装置と、前記パターン光が投光された対象物を撮像してパターン画像を取得する撮像装置と、に接続される制御装置において、前記パターン光と前記パターン画像に基づいて、前記対象物上の少なくとも1点の3次元座標を算出する方法であって、
    前記制御装置は、
    パターン画像上の第1の点を特定することと、
    前記第1の点の位置に撮像されているパターンに基づいて、パターン光の投光面において、前記第1の点に対応する第2の点を算出することと、
    前記投光面上の第2の点と、パターン画像を解析して算出される投光面上の非線形な線と、前記第1の点に基づいて算出される投光面上のエピポーラ線とに基づいて、第3の点を算出することと、
    前記第1の点と前記第3の点に基づいて、前記対象物上の点の3次元座標を算出することと、
    を実行する方法。
  9. 少なくとも一方向の座標成分を特定可能なパターン光を投光する投光装置と、前記パターン光が投光された対象物を撮像してパターン画像を取得する撮像装置と、に接続される制御装置において、前記パターン光と前記パターン画像に基づいて、前記対象物上の少なくとも1点の3次元座標を算出するよう機能させるプログラムであって、
    前記制御装置を、
    パターン画像上の第1の点を特定する手段、
    前記第1の点の位置に撮像されているパターンに基づいて、パターン光の投光面において、前記第1の点に対応する第2の点を算出する手段、
    前記投光面上の第2の点と、パターン画像を解析して算出される投光面上の非線形な線と、前記第1の点に基づいて算出される投光面上のエピポーラ線とに基づいて、第3の点を算出する手段、及び
    前記第1の点と前記第3の点に基づいて、前記対象物上の点の3次元座標を算出する手段、
    として機能させるプログラム。
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