JP2019114078A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】仮想オブジェクトのばらつきを低減し、AR技術使用時の快適感を向上させる。【解決手段】仮想空間に配置され、ユーザが表示部で視認可能な複数の仮想オブジェクトのうち、少なくとも二つの前記仮想オブジェクトをグループ化するためのグループ情報を取得するグループ情報取得部と、前記グループ情報に基づいてグループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置を制御する表示制御部と、を備える情報処理装置を提供し、仮想オブジェクトのばらつきを低減し、AR技術使用時の快適感を向上させる。【選択図】図4

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、現実空間(以下、実空間と称す。)に、付加的な情報を重畳してユーザに呈示する拡張現実(AR:Augmented Reality)と呼ばれる技術が開発されている。重畳される付加的な情報は、テキスト、アイコンまたはアニメーションなど様々な種類の仮想オブジェクトが仮想空間上に配置されることで可視化され得る。
例えば、特許文献1には、実空間の物体(以下、実オブジェクトと称す。)を認識して、実オブジェクトに対応した仮想オブジェクトを表示する技術が開示されている。
特開2016−218981号公報
しかし、特許文献1の技術においては、例えば、実オブジェクトを認識する際の認識精度により該実オブジェクトに対応する仮想オブジェクトの表示位置の位置変化、いわゆるブレが発生し得る。ユーザ視野内にて、実オブジェクトが複数存在する場合には、各々の実オブジェクトは、各々の認識精度で認識される。このように、ユーザ視野内にて、認識精度の異なる実オブジェクトに対応した仮想オブジェクトが複数表示される場合には、該複数の仮想オブジェクトは互いに異なる表示位置の位置変化、いわゆるばらつきを示し得る。このばらつきは、AR技術使用時の快適感を低下させる一因となり得る。
上記事情に鑑みれば、仮想オブジェクトのばらつきを低減し、AR技術使用時の快適感を向上させることが望ましい。
本開示によれば、仮想空間に配置され、ユーザが表示部で視認可能な複数の仮想オブジェクトのうち、少なくとも二つの前記仮想オブジェクトをグループ化するためのグループ情報を取得するグループ情報取得部と、前記グループ情報に基づいてグループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置を制御する表示制御部と、を備える情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、仮想空間に配置され、ユーザが表示部で視認可能な複数の仮想オブジェクトのうち、少なくとも二つの前記仮想オブジェクトをグループ化するためのグループ情報を取得することと、前記グループ情報に基づいてグループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置を制御することと、を含む情報処理方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、仮想空間に配置され、ユーザが表示部で視認可能な複数の仮想オブジェクトのうち、少なくとも二つの前記仮想オブジェクトをグループ化するためのグループ情報を取得するグループ情報取得部と、前記グループ情報に基づいてグループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置を制御する表示制御部、として機能させるためのプログラムが提供される。
本開示によれば、複数の仮想オブジェクトをグループ化するためのグループ情報に基づいて、グループ化された仮想オブジェクトをグループ毎に表示位置を制御することにより、グループ毎の仮想オブジェクトが統一した動きを見せるため、AR技術使用時の快適感を向上させることができる。
以上説明したように本開示によれば、仮想オブジェクトのばらつきを低減し、AR技術使用時の快適感を向上させることができる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係る情報処理装置が適用されるデバイスの一例を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置が適用されるデバイスの変形例を示す図である。 本開示の技術概念を説明する図である。 同実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る情報処理装置において実行される動作の流れの一例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係る情報処理装置により、表示位置が制御される仮想オブジェクトの表示の一例を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置により、表示位置が制御される仮想オブジェクトの表示の一例を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置により、表示位置が制御される仮想オブジェクトの表示の一例を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置により、表示位置が制御される仮想オブジェクトの表示の一例を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置により、表示位置が制御される仮想オブジェクトの表示の一例を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置により、表示位置が制御される仮想オブジェクトの表示の一例を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置により、表示態様が制御される仮想オブジェクトの表示の一例を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置により、表示態様が制御される仮想オブジェクトの表示の一例を示す図である。 同実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.概要
2.構成例
3.処理の流れ
4.グループ情報の生成
4.1.仮想オブジェクトのコンテンツ
4.2.ユーザ
4.3.外環境
4.4.デバイス
5.グループ代表の決定
5.1.仮想オブジェクトの変位
5.2.実オブジェクトの認識精度
5.3.コンテンツの内容
6.グループ解除
6.1.ユーザ
6.2.実オブジェクトとの位置関係
6.3.その他
7.表示態様の制御
8.ハードウェア構成例
9.まとめ
<1.概要>
本開示の技術概要に関して、図1を参照して説明を行う。図1は、本開示の技術が適用可能な表示装置D1を示す図である。図1に示す表示装置D1は、スマートグラス、ARグラスまたはHMD(Head Mounted Display)とも称される装置である。表示装置D1は、例えばユーザの頭部を周回するようなフレーム構造の装着ユニットd10を持ち、装着ユニットd10によりユーザの頭に固定される。そしてこの表示装置D1では、ユーザの眼前に、左眼用と右眼用の一対の表示部d20a及びd20b(以下、両眼の表示部を示す場合、d20と称す。)が配置される。この表示部d20には、例えば透過型のディスプレイが用いられ、表示装置D1は透過型のディスプレイの透過率を制御することで、表示部d20をスルー状態、(即ち透明)または半透明の状態に制御することができる。表示部d20がスルー状態とされることで、表示装置D1を眼鏡のように使用できるため、ユーザが表示装置D1を常時装着していても通常の生活には支障がない。
表示部d20は、透明または半透明の状態のまま、テキストや図等の画像を表示することで、実空間の風景にARの仮想オブジェクトを重畳表示することができる。即ち、表示装置D1は、透過型のHMDとして実現されてもよい。なお、透過型のHMDにおいては、装着ユニットd10により表示装置D1がユーザの頭に固定されて、ユーザの両眼と表示部d20との相対的な位置関係が固定化され得る。
また、表示部d20は、非透過型の表示装置として構成され、カメラ等で撮像された実空間の撮像画像を表示しつつ、当該実空間の撮像画像に仮想オブジェクトを重畳表示することが可能である。また、表示部d20は、カメラ等であたかも実空間を撮像したかのような画像を表示しつつ、当該仮想空間の画像に仮想オブジェクトを重畳表示することも可能である。即ち、表示装置D1は、没入型(ビデオシースルー型)のHMDとして実現されてもよい。
他にも、表示部d20は、ユーザの網膜に直接的に画像を投影するLED(Light Emitting Diode)光源等として実現されてもよい。即ち、表示装置D1は、プロジェクション型のHMDとして実現されてもよい。
表示部d20には、多様なコンテンツが仮想オブジェクトとして表示され得る。コンテンツは、例えば、実オブジェクトに対応する付加的な情報、注意喚起の表示、映画やビデオクリップなどの動画コンテンツ、デジタルスチルカメラ等で撮像された静止画コンテンツ、電子書籍等のデータであってもよい。また、かかるコンテンツは、ユーザがパーソナルコンピュータ等で作成した画像データ、テキストデータ、表計算データ等のコンピュータユースのデータ、ゲームプログラムに基づくゲーム画像など、表示対象となるあらゆるデータが想定される。
また、図1では図示していないが、表示装置D1は、スピーカ又はイヤホンスピーカを有していてもよい。また、表示装置D1は、外部音声を取得するマイクロフォンを有していてもよい。
なお、図1に示す表示装置D1の外観は一例であり、表示装置D1をユーザが装着するための構造は多様に考えられる。表示装置D1は、一般に眼鏡型、あるいは頭部装着型とされる装着ユニットで形成されればよく、本実施の形態としては、少なくともユーザの眼前に近接して表示部d20が設けられていればよい。また、表示部d20は、両眼に対応して一対設けられる他、片側の眼に対応して1つ設けられる構成でもよい。
また、スピーカ又はイヤホンスピーカも、左右の耳に対応して2つ設けられてもよいし、片方の耳に対応して1つ設けられてもよい。また、マイクロフォンも、ひとつ以上設けられてもよい。スピーカ又はイヤホンスピーカ、及びマイクロフォンの配置は任意である。
以上、本開示の技術が適用され得る表示装置D1の外観構成の一例について説明した。本開示の技術は、表示装置D1のような仮想オブジェクトを実空間に重畳させるデバイスに対して適用され得るが、かかる例に限定されない。本開示の技術は、例えば図2に示すようなスマートフォンを通して実空間に仮想オブジェクトを重畳させてもよい。図2では、ユーザU1がスマートフォンD2越しに、実空間を視認している様子を示している。この時、スマートフォンD2のディスプレイには、仮想オブジェクトVが示されている。
本実施形態においては、HMDの表示装置D1を一例として、詳細な説明を行う。図3は、表示装置D1を通したユーザ視野10の様子を表した図である。図3を参照しながら、本開示の技術概念を説明する。ユーザ視野10には、実空間の様々な建物、つまり実オブジェクトが存在し、それらの実オブジェクトに対応して、仮想オブジェクトv11〜v17が表示されている。仮想オブジェクトv11は、映画に関する情報を示すテキスト内容を含み、仮想オブジェクトv12及びv15は、買い物に関する情報を示すテキスト内容を含み、仮想オブジェクトv13、v14、v16及びv17は、レストランに関する情報を示すテキスト内容を含む仮想オブジェクトである。表示装置D1では、実オブジェクトを認識して、仮想オブジェクトv11〜v17の表示を行っている。各仮想オブジェクトに対応する実オブジェクトの認識精度またはユーザの動きにより、個々の仮想オブジェクトはそれぞればらついた動きを示す可能性がある。
ここで、ユーザ視野10において、ばらついた動きとは、複数の仮想オブジェクトが互いに異なる表示位置の変化(変位)を示すことをいう。ユーザ視野10において、各仮想オブジェクトは、ユーザ視野10の左右方向をX軸、上下方向をY軸とすると、表示位置が変化する方向または大きさがそれぞれ異なる。このようなばらついた動きが視認されるとAR技術使用時の快適感が低下するため、本開示に係る技術では、複数の仮想オブジェクトをグループ化して、グループ毎に表示位置を制御することで、AR技術使用時の快適感を向上させることができる。
本開示の技術では、図3下図に示すように、仮想オブジェクトv11〜v17に対して、例えば、レストランに関する情報を含む仮想オブジェクトv13、v13、v16及びv17をグループv10Aとして、買い物に関する情報を含む仮想オブジェクトv12及びv15をグループv10Bとしてグループ化してグループ毎に仮想オブジェクトの表示位置を制御する。例えば、図3下図では、Y軸方向の表示位置の変化が抑制され、グループ毎に、X軸方向の表示位置の変化量が統一されている。この様に、複数の仮想オブジェクトを、グループ化して、グループ毎に表示位置を制御することで、仮想オブジェクト重畳に対するAR技術使用時の快適感を向上させることができる。
なお、以下では、表示装置D1が透過型のHMDとして実現される場合を想定して説明する。表示装置D1の表示部d20(透過型ディスプレイ)を通して、実空間に存在する物体を実オブジェクト、表示部d20に表示された表示を仮想オブジェクトと称す。また、ユーザが表示装置D1を介して視認した実空間をユーザ視野として、説明する。
<2.構成例>
図4は、本実施形態による情報処理装置1の構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、情報処理装置1は、入力管理部11、制御部12、表示部13、通信部14及び記憶部15を有する。
(入力管理部11)
入力管理部11は、センサ部111及び認識部112を有し、ユーザ情報または外環境情報を取得して、制御部12にて必要な情報を出力する機能を有する。センサ部111は、カメラ1112またはジャイロセンサ1114等のセンサデバイスを含む。
センサ部111は、ユーザ情報又は外環境情報を得られるセンサであれば、センサの種類は限られない。
例えば、カメラ1112は、RGBカメラまたはサーモカメラ等の画像(静止画像又は動画像)を撮像する撮像装置であり、レンズ系、駆動系、及び撮像素子を有してもよい。また、センサ部111はデプスセンサ等の、赤外線測距装置、超音波測距装置、LiDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)又はステレオカメラ等を含んでもよく、深度情報を取得してもよい。センサ部111は、カメラ1112の撮像画像またはデプスセンサ等から得られた情報により、実空間内の物体形状、建物、人等の実オブジェクトに関する情報を取得することができる。また、カメラ1112が、ユーザに対して向けられる場合には、センサ部111は、カメラ画像を解析して、ユーザの眼球の動き、視線等のユーザ情報を取得することができる。これにより、センサ部111では、仮想オブジェクトまたは実オブジェクトに対するユーザの着目状況等を把握することができる。
センサ部111は、ジャイロセンサ1114を含み、ユーザの位置、姿勢、動き等のユーザ情報を取得する機能を有している。ジャイロセンサ1114は、角速度を検出するセンサであり、ユーザの運動の変化を検出することで、情報処理装置1を装着したユーザの姿勢又は運動の変化を捉えることができる。これにより、センサ部111は、ユーザの状態変化に応じて、仮想オブジェクトの表示位置等を制御することができる。
認識部112は、ユーザ状態認識部1122および外環境認識部1124を有する。ユーザ状態認識部1122は、センサ部111より取得したデータから、ユーザの状態に関する情報を認識する機能を有する。ユーザの状態に関する情報とは、例えば、ユーザの位置、姿勢、動きまたは視線等の情報を含む。
ユーザの位置に関する情報は、実空間上におけるユーザの位置を示す情報を含み、実オブジェクトとユーザ間の距離情報、ユーザの移動方向に関する情報等も含む。これらの情報より、ユーザ状態認識部1122は、例えば、ユーザが立った状態であるのか、座った状態であるのか、歩行中であるのか走行中であるのか等、ユーザの動作に関するあらゆる情報を認識し得る。
ユーザの視線に関する情報は、画像解析などから取得したユーザの視線の情報を含む。これらの情報からユーザ状態認識部1122は、ユーザの注目度、周辺視野等の情報を認識し得る。
外環境認識部1124は、センサ部111より取得したデータから、外環境に関する情報を検出する機能を有する。外環境に関する情報とは、実オブジェクトの位置、形状、動き、種類等のユーザ情報以外の情報を含み得る。これらの情報から、外環境認識部1124は、実オブジェクトまたは実空間に関する情報を認識する。
(制御部12)
制御部12は、グループ管理部121及び表示制御部122を有する。制御部12では、入力管理部11により、センシング及び認識された情報に基づいて、仮想オブジェクトをグループ化するための情報を生成し、グループ化するための情報を使用して、グループ化された仮想オブジェクトの表示位置又は表示態様を制御する機能を有する。
グループ管理部121は、仮想オブジェクト生成部1215、グループ情報生成部1211及びグループ情報取得部1213を有する。仮想オブジェクト生成部1215は、入力管理部11が取得したユーザ情報及び外環境の情報に基づいて、表示部13に表示する仮想オブジェクトを生成する。
グループ情報生成部1211は、仮想オブジェクト生成部1215により生成された仮想オブジェクトのコンテンツ情報、位置情報、ユーザ情報、外環境情報および表示部を有するデバイスの情報に基づいて、グループ情報を生成する。グループ情報は、グループ化を行う仮想オブジェクトの情報を含み得る。例えば、グループ化は、仮想オブジェクトの種類、ユーザの注目度、外環境の関連性、デバイス情報に応じて行われ得る。このようなグループ化のバリエーションは、後述する。
グループ情報取得部1213は、グループ情報生成部1211により生成されたグループ情報を取得して、表示制御部122に出力する機能を有する。
表示制御部122は、表示位置管理部1221及び表示態様管理部1223を有し、グループ管理部121から出力されたグループ情報に基づいて、グループ化された仮想オブジェクトの表示位置または表示態様を管理する。
表示位置管理部1221は、グループ管理部121から出力されたグループ情報に基づいて、代表となる代表オブジェクトを、グループ化された仮想オブジェクトの中から選択する機能を有する。代表オブジェクトを選択することにより、グループ化されている仮想オブジェクトの表示位置の基準が決定し、グループ化された仮想オブジェクトの表示位置の制御が可能となる。
表示位置管理部1221は、選択した代表オブジェクトを基準として、グループ化された仮想オブジェクトの相対的な位置関係をオフセットとして計算する機能を有する。オフセット値が決まることにより、代表オブジェクトを基準として、オフセット値を保って、グループ化された仮想オブジェクトの表示位置が制御され得る。つまり、代表オブジェクトの変位(移動方向及び大きさ)に合わせて、グループ化された仮想オブジェクトの表示位置が制御されるため、グループ毎に統一感のとれた表示制御が可能となる。
オフセット値は、代表オブジェクトの位置を基準として、グループ化された仮想オブジェクトの相対的な位置関係を示すだけでなく、代表オブジェクトの変位を基準としてグループ化された仮想オブジェクトの相対的な変位を計算した値を含んでもよい。例えば、表示位置管理部1221は、代表オブジェクトの変位を用いて、グループ化された仮想オブジェクトの表示位置を制御する他に、代表オブジェクトの変位とグループ化された仮想オブジェクトの変位との平均をとった変位を用いてグループ毎の表示位置を制御してもよい。これにより、表示位置管理部1221は、代表オブジェクトとその他のオブジェクトの間にある変位の差を小さくすることができるため、グループ化された時のAR技術使用時の快適感を向上させることができる。
グループ毎の代表オブジェクトの決定方法に関する情報については、そのバリエーションを含めて後述する。
表示態様管理部1223は、グループ管理部121から出力されたグループ情報並びに入力管理部11にてセンシングされたユーザ情報及び外環境情報に基づいて、グループ毎に表示態様を管理する機能を有する。例えば、表示態様管理部1223は、グループ毎に仮想オブジェクトの色を変える等を制御してもよい。これにより、グループ毎の識別性が向上し、AR技術使用時の快適感が向上する。グループ毎の表示態様に関しても、様々な種類が考えられるため、そのバリエーションは後述する。
表示部13は制御部12により、出力された表示位置及び表示態様に関する情報を取得し、表示部13に出力する機能を有する。本実施形態においては、表示部13は、HMDの表示部を一例として示したが、画像等の表示が可能であれば表示部13は、かかる例に限定されない。本実施形態におけるHMDにおいては、表示部13がHMDの接眼レンズd20a及びd20bである。
通信部14は、有線/無線により他の装置との間でデータの送受信を行うための通信モジュールである。通信部14は、例えば有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、Wi−Fi(Wireless Fidelity、登録商標)、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、近距離/非接触通信等の方式で、外部機器と直接またはネットワークアクセスポイントを介して無線通信する。
記憶部15は、上述した制御部12が各機能を実行するためのプログラムやパラメータを格納する。例えば記憶部15には、認識部112によるユーザ状態及び外環境の認識処理に用いる認識アルゴリズム、グループ化方式の選択処理に用いる各種閾値等が記憶されている。
<3.処理の流れ>
図5は、本実施形態による情報処理装置1の動作の流れを示すシーケンス図である。図5に示すように、まず、情報処理装置1の入力管理部11では、センサ部111からセンサ情報が取得される(S102)。
次に、入力管理部11の認識部112では、ユーザ状態の認識及び外環境の認識が行われる(S104)。
次に、制御部12のグループ管理部121では、仮想オブジェクトに対するグループ化の要否の判断が行われる(S106)。
グループ化の要否判断にてグループ化が必要と判断される場合は、グループ化方法の選択(S108)に処理が進行する。グループ化の要否判断では、表示される仮想オブジェクトが2以上の複数となれば、グループ化が必要と判断され得る。この際、グループ化される仮想オブジェクトの数またはグループ数は限定されない。
グループ化の判断は、上述したように仮想オブジェクトが2以上の複数となった場合の他にも、様々な条件によって、要否が判断され得る。例えば、複数の仮想オブジェクトが、該複数の仮想オブジェクトに対応する実オブジェクトの認識精度によりばらつきを有する場合には、グループ化が必要であると判断され得る。仮想オブジェクトをグループ化する際に用いるグループ情報は、様々な種類を有するため、詳しくは後述する。
次に、グループ管理部121にて、グループ化が必要と判断された場合には、グループ化方法の選択が行われる(S108)。グループ管理部121は、様々なグループ化方法の中から、ユーザに適したグループ化方法を選択する。例えば、入力管理部11にて取得した外環境に関する情報から、仮想オブジェクトの表示対象である実オブジェクトの種類が同等である仮想オブジェクトをグループ化してもよい。
また、一つの実オブジェクトに対して、複数の仮想オブジェクトが存在する場合は、該複数の仮想オブジェクトをグループ化してもよい。この様に、様々なグループ化方法の中からユーザに適切なグループ化方法が選択される。グループ化方法は多くのバリエーションが存在するため、詳しくは後述する。
次に、グループ化方法の選択に基づいて、各仮想オブジェクトがグループ化される(S110)。
次に、表示制御部122は、グループ化された仮想オブジェクトの中から、そのグループを代表する代表オブジェクトを決定する(S112)。代表オブジェクトを決定することにより、表示制御部122は、グループ毎の表示位置を代表オブジェクトに基づいて、制御することができる。これにより、各グループが統一感を持った表示位置の動きを示し、AR技術使用時の快適感が向上する。
次に、表示位置管理部1221では、代表オブジェクトとグループ化された仮想オブジェクトとの位置関係がオフセットとして計算される(S114)。これにより、グループ内の各仮想オブジェクトの表示位置が決定し得る。
オフセットの計算は、グループ化の要否が判断された時(S106)を基準として、代表オブジェクトとグループ化された仮想オブジェクトとの位置関係により計算を行ってもよい。または、グループ化の要否が判断される以前の、実オブジェクトに対する認識精度が最も高い時点を基準点として、代表オブジェクトと、グループ化された仮想オブジェクトと、の位置関係により計算を行ってもよい。
次に、表示態様管理部1223では、グループを考慮した表示様態が決定される(S116)。表示態様は、例えば、グループ毎に仮想オブジェクトの色を変える等の視覚的表現を示す。
次に、表示態様管理部1223では、グループ化された仮想オブジェクトの中で、グループ化に適さなくなった仮想オブジェクトをグループから除外するか否かの判断を行うグループ除外要否の判断が行われる(S118)。グループから除外する仮想オブジェクトが存在しない場合は、そのまま表示位置及び表示態様に関する情報に基づいて、表示部にて仮想オブジェクトが出力される。
グループから除外する仮想オブジェクトが存在する場合(S118/Yes)は、グループから除外する仮想オブジェクトを除外した新たなグループにおいて表示位置及び表示態様に関する情報が生成され(S120)、表示部にそれらの情報が出力される。
次に、表示部13は、取得した表示位置及び表示態様に関する情報に従って、表示を行う(S124)。
上述では、グループ化の要否の判断にて、グループ化が必要と判断された場合の説明を行った。以下では、グループ化の要否判断にて否と判断される場合の説明を行う。
グループ化の要否の判断にて、グループ化が不必要と判断された仮想オブジェクトは、上述したグループ化手順(S108〜S120)を踏まずに、グループ化されないまま表示部に出力される(S122、S124)。
グループ化の要否の判断にて、グループ化が不必要と判断される仮想オブジェクトの一例としては、動きが大きい仮想オブジェクトが挙げられる。動きが大きいとされる仮想オブジェクトは、表示位置が所定の距離範囲を超えて移動する仮想オブジェクトである。この場合は、仮想オブジェクトが有する表示位置の移動の方が、ユーザにとって意味を持つと考えられる。そのため、あえてグループ化せずに、該仮想オブジェクトが有する表示位置の移動をそのまま表示することで、AR技術使用時の快適感を向上させることができる。具体的には、このような仮想オブジェクトは、アニメーションを有し、仮想オブジェクトの表示位置の移動が大きいとされる仮想オブジェクトが例示される。
さらに、このような仮想オブジェクトは、その他複数の仮想オブジェクトとは異なる逸脱した動きを有しており、その他複数のオブジェクトとグループ化されて表示位置を制御したとしてもAR技術使用時の快適感向上への効果は薄く、あえてグループ化しない方が、AR技術使用時の快適感向上に寄与すると考えられる。したがって、動きが大きい仮想オブジェクトは、グループ化が不必要と判断されてもよい。
また、動きが速い仮想オブジェクトも、グループ化には適さない場合がある。動きが速い仮想オブジェクトとは、例えば、所定の時間内に移動する表示位置の変化がその他の複数のオブジェクトよりも大きい仮想オブジェクトが挙げられる。この場合、動きが速い仮想オブジェクトは、その他複数の仮想オブジェクトをグループ化して表示位置を制御する場合の変位よりも大きな変位を示し得る。そのため、動きが速い仮想オブジェクトも、その他複数の仮想オブジェクトとグループ化されて表示位置を制御したとしてもAR技術使用時の快適感向上への効果は薄いと考えられる。したがって、動きが速い仮想オブジェクトは、グループ化が不必要と判断されてもよい。
このように、グループ化の要否の判断、グループ化の選択、グループ化から除外する仮想オブジェクトの要否判断等を経て、複数の仮想オブジェクトが表示部に表示されることで、一連の動作は終了する。
なお、上述したセンサ情報の取得(S102)、ユーザ状態の認識及び外環境の認識(S104)、並びにグループ化要否の判断(S106)は継続的に繰り返し行われ、ユーザ状態や外環境の変化が認識された場合(S106/Yes)、グループ化方法の選択が再度行われる(S108)。これにより、ユーザ及び外環境の変化に応じて、グループ化される仮想オブジェクトが更新され、状況に適した仮想オブジェクトのグループ化が可能となる。そのため、ユーザがAR技術使用時に感じる快適感を向上させることができる。
<4.グループ情報の生成>
グループ情報とは、仮想空間に配置され、ユーザが表示部で視認可能な複数の仮想オブジェクトのうち、少なくとも二つの仮想オブジェクトをグループ化するための情報である。複数の仮想オブジェクトは、様々な観点からグループ化され、グループ化された仮想オブジェクトはグループ単位で、表示位置を制御される。
本開示の技術では、表示部において、各々が異なる表示位置の変化をみせ得る仮想オブジェクトが、グループ化されることにより、グループ毎に統一した動きを示す。これにより、AR技術使用時の快適感を向上することができる。本項では、図6A〜図6Fを参照して、グループ化のバリエーションを説明する。
[4.1.仮想オブジェクトのコンテンツ]
ここでは、仮想オブジェクトのコンテンツ情報に基づいてグループ化される仮想オブジェクトが選択される場合を説明する。仮想オブジェクトのコンテンツ情報とは、仮想オブジェクトの表示位置又は表示内容を含む。仮想オブジェクトの表示位置又は表示内容とは、例えば、具体的には、実オブジェクトに関する情報、仮想オブジェクトの種類、コンテンツの重要度等に関する情報を含み、仮想オブジェクトが表示部に表示される位置に関する情報も含む。
(表示対象物が同一である場合)
図6Aは、グループ化のバリエーションの一例を示した図である。図6Aでは、ユーザ視野20にて、1つの実オブジェクトである車Carに対して、複数の仮想オブジェクト21〜23が表示されている様子を示している。仮想オブジェクト21は、車Carの前方フロントガラス部に配置されたドライブレコーダに対応し、ドライブレコーダの存在をテキストで示す仮想オブジェクトを示している。仮想オブジェクト22は、車Carの後方リアガラス部に配置されたリアカメラに対応し、リアカメラの存在をテキストで示す仮想オブジェクトを示している。仮想オブジェクト23は、車Carの後方と側面の間に配置された衝突防止センサに対応し、衝突防止センサの存在をテキストで示す仮想オブジェクトを示している。
これらの仮想オブジェクト21〜23は、同一の実オブジェクトである車Carに対する複数の仮想オブジェクトであり、グループ20Aとしてグループ化されてもよい。グループ化されたグループ20Aは、グループ20A単位で表示位置を制御される。これより、各仮想オブジェクト21、22及び23がそれぞれ異なる方向または大きさを有した表示位置の移動を防止することができる。よって、AR技術使用時の快適感を向上させることができる。また、かかる表示制御により、同一の対象物に対する仮想オブジェクトであることの視認性が向上し、実オブジェクト及び仮想オブジェクトに対するユーザの理解を支援することができる。
(仮想オブジェクトの種類または重要度)
図6Bは、仮想オブジェクトの種類または重要度に応じてグループ化が行われる一例を示している。図6Bでは、ユーザ視野30にて、仮想オブジェクト31〜35が表示されている。ユーザ視野30は、駅構内でのユーザ視野を示している。仮想オブジェクト31は、駅構内に設置された改札に関する情報をテキストで示した仮想オブジェクト31を示し、仮想オブジェクト32は駅構内に設置された切符売り場に関する切符の値段などの情報を示した仮想オブジェクト32を示している。一方で、仮想オブジェクト33〜35は、それぞれ駅構内の所定の位置に対応する企業広告を示している。
この場合、ユーザ視野30において、仮想オブジェクト31及び32が、駅に関連する仮想オブジェクトを示し、仮想オブジェクト33〜35は、駅とは関連性が低い広告を示す。この際には、仮想オブジェクト31及び32をグループ30Aとしてグループ化し、仮想オブジェクト33〜35を30Bとしてグループ化してもよい。この様に、仮想オブジェクトが示す内容の種類に基づいて、グループ化を行ってもよい。
また、ユーザに対する重要度に応じて、グループ化が行われてもよい。駅構内にいるユーザにとって、改札に対応する仮想オブジェクト31及び切符売り場に対応する仮想オブジェクト32の重要度は、駅構内の所定の位置に表示される広告である仮想オブジェクト33〜35よりも高い。この様に、仮想オブジェクトの重要度に従ってグループ化が行われてもよい。重要度に関する情報は、あらかじめ設定されていてもよく、機械学習などにより、各ユーザに対応して設定されていてもよい。
また、ユーザの着目状況により、グループ化が行われてもよい。例えば、図6Bの駅構内にユーザがいる場合、所定の期間において、駅に関連する仮想オブジェクト31及び32が存在する領域に、ユーザの視線が向けられる可能性が高い。この時、仮想オブジェクト31及び32をグループ30Aとしてグループ化し、ユーザの視線が向けられなかった仮想オブジェクト33〜35をグループ30Bとしてグループ化してもよい。このように、仮想オブジェクトに対するユーザの着目状況及び注視時間等を解析して得られたユーザの視線情報に基づいて、グループ化を行ってもよい。
(仮想オブジェクトの位置)
図6Cは、仮想オブジェクトのユーザ視野内の位置に応じてグループ化が行われる一例を示している。図6Cでは、ユーザ視野70において、実空間内の建物、エントランス、オブジェ、道路等に応じて、それらの付加的な情報をテキストで示すような仮想オブジェクト71〜78が表示されている。
仮想オブジェクト71は、建物のエントランスに関する情報をテキストで示しており、仮想オブジェクト72は、オブジェの名称をテキストで示しており、仮想オブジェクト73は、オブジェの広告を示しており、仮想オブジェクト74は、オブジェ中の水質に関する情報を示しており、仮想オブジェクト75は、建物内のイベント情報を示しており、仮想オブジェクト76は、建物の物件名を示しており、仮想オブジェクト77はオブジェの歴史をテキストで示しており、仮想オブジェクト78は、道案内の情報を示している。
仮想オブジェクト71〜78は、表示部を複数の区域70a、70b、70c及び70dに分割した際に、仮想オブジェクトが存在する表示部の区域に応じて、グループ化されてもよい。図6Cでは、区域70aに存在する仮想オブジェクト71及び72がグループ70A、区域70bに存在する仮想オブジェクト73及び74がグループ70B、区域70cに存在する仮想オブジェクト75及び76がグループ70C、区域70dに存在する仮想オブジェクト77及び78がグループ70D、としてグループ化された様子を示している。このような場合、表示制御部122は、グループ70A、グループ70B、グループ70C、グループ70Dにて、仮想オブジェクト71〜78をグループ化し、グループ毎に仮想オブジェクト71〜78の表示位置を制御してもよい。
(仮想オブジェクトの位置変化)
上述では、仮想オブジェクトの位置に応じて、グループ化する説明を行ったが、仮想オブジェクトがアニメーションのように表示位置を変化させる場合がある。この場合は、仮想オブジェクトが例えば、アニメーションを有しているのか、アニメーションを有していないのかによって、グループ化されてもよい。しかし、アニメーションを有する仮想オブジェクトが所定の距離以上に移動して、大きく動く場合には、仮想オブジェクトが大きく移動することの方が、ユーザにとって意味を持ち、AR技術使用時の快適感を向上させることに役立ち得るため、グループ化されなくともよい。
以上の様に、仮想オブジェクトの表示位置又は表示内容などに基づいて、グループ方法を選択し、グループ情報を生成してもよい。
[4.2.ユーザ]
ここでは、ユーザの状態に関する情報に基づいてグループ化される仮想オブジェクトが選択される場合を説明する。ユーザの状態に関する情報とは、ユーザの視線に関する情報、ユーザの着目状態に関する情報等を含む。
図6Dを参照して、ユーザの状態に関する情報に基づいて仮想オブジェクトがグループ化される場合を説明する。図6Dは、ユーザ視野40において、本棚に応じて、本棚の分類を示す仮想オブジェクト41〜46が表示されている様子を示している。ユーザの視線は、円で囲まれた範囲に向けられている。このとき、円で囲まれた範囲を注視領域、それ以外の範囲を周辺視野とし、注視領域に含まれる仮想オブジェクト41及び42をグループ40Aとし、周辺視野に存在する仮想オブジェクト43〜46をグループ40Bとしてグループ化してもよい。この様に、ユーザの注視領域に応じてグループ化されることにより、ユーザの注視領域内では、グループ40Aに含まれる仮想オブジェクト41及び42の表示位置が統一した動きを見せるため、効率的にユーザのAR技術使用時の快適感を向上させることができる。
[4.3.外環境]
ここでは、図6Eを参照して、外環境に関する情報に基づいてグループ化される仮想オブジェクトが選択される場合を説明する。外環境に関する情報とは、実オブジェクトの位置、実オブジェクトとユーザとの距離に関する情報等を含む。
図6Eは、ユーザ視野60において、ユーザと実オブジェクトの距離に応じて、仮想オブジェクト61〜66がそれぞれグループ化される様子を示す。図6Eでは、仮想オブジェクト61〜66が、ユーザ視野60内に表示されており、ユーザを始点として、所定の距離までの領域が近距離領域α、所定の距離を越える領域が遠距離領域βとされている。ユーザ視野60は、ショッピングセンターの陳列棚の様子を示している。それぞれの陳列物に対応した値段またはメーカー等の付加情報が仮想オブジェクト61〜66に示されている。
ここで、仮想オブジェクト61〜63に対応する実オブジェクトは、近距離領域αに存在しており、仮想オブジェクト64〜66に対応する実オブジェクトは、遠距離領域βに存在している。この時、近距離領域α内に存在する実オブジェクトに対応する仮想オブジェクト61〜63は、グループ60Aとしてグループ化されてもよく、遠距離領域β内に存在する実オブジェクトに対応する仮想オブジェクト64〜66は、グループ60Bとしてグループ化されてもよい。この様に、ユーザからの実オブジェクトの距離に応じて、グループ化されてもよい。
仮想オブジェクトを重畳する特性上、実オブジェクトがユーザから遠いほど、実オブジェクトの認識精度に起因する仮想オブジェクトの表示位置の移動範囲は小さくなる。そのため、ユーザからの距離に応じたグループ化手法を用いることにより、グループ毎の仮想オブジェクトの表示位置の移動が効果的に防止され、AR重畳技術の快適感を向上させることができる。
ユーザからの距離は、上述では、所定の距離を閾値として、閾値未満を近距離領域α、閾値以上を遠距離領域βとの2種類の領域に分割した。しかしながら、閾値は複数設けられてもよい。例えば、3つ以上の領域に分割して、仮想オブジェクトのグループ化をしてもよい。具体的には、ユーザから2m程度の範囲内を第1の領域、ユーザから2m〜5mの範囲内を第2の領域、ユーザから5m〜10mの範囲内を第3の領域として、各領域において、グループ化を行ってもよい。
[4.4.デバイス]
ここでは、デバイスに関する情報に基づいてグループ化される仮想オブジェクトが選択される場合を説明する。デバイスに関する情報とは、画角の大きさ、CPUの性能及び解像度に関する情報等を含む。
図6Fを参照して、画角に基づいてグループ化される仮想オブジェクトの一例を説明する。図6Fでは、ユーザ視野50において仮想オブジェクト51〜53が表示されている。ユーザ視野50内において、実オブジェクトに対応して仮想オブジェクトが重畳され得る画角PAが設定されている。この場合、画角PAの領域内に存在する仮想オブジェクト51〜53は、グループ50Aとしてグループ化されてもよい。一方で、画角PA外に存在する仮想オブジェクトはグループ化されなくともよい。図6Fでは、画角PAが一つ存在しているが、実オブジェクトに対応して仮想オブジェクトが重畳され得る画角PAは複数あってもよく、大きさも限定されない。画角毎に仮想オブジェクトがグループ化されてもよく、複数の画角内の仮想オブジェクトは、さらにグループ化されてもよい。
図6Fでは、画角PAに応じて仮想オブジェクトをグループ化する場合を説明したが、かかる例に限定されない。例えば、CPUの性能及び解像度に応じて仮想オブジェクトのグループ化が行われてもよい。仮想オブジェクトは、実オブジェクトの認識により、表示される付加的情報を示すものである。よって、実オブジェクトを認識する際に、CPUの性能及び解像度に応じて、実オブジェクトの認識精度が異なり得る。よって、実オブジェクトの認識精度によって、仮想オブジェクトをグループ化してもよい。
他には、例えば、ユーザの進行方向に基づいて、グループ化を行ってもよい。ユーザの位置情報により解析された移動方向の情報を用いて、ユーザの進行方向を算出してもよい。ユーザの進行方向に配置される仮想オブジェクトは、ユーザが視認する機会が多く、表示制御によるユーザへのAR技術の使用感の向上効果が大きいため、グループ化してもよい。
以上までで、仮想オブジェクトをグループ化するためのグループ情報の内、複数の仮想オブジェクトがグループ化される場合のグループバリエーションの情報に関して説明を行った。上述では、具体的にグループ化する観点を示したものの、グループ化の観点はかかる例に限定されない。また、上述したグループ化の観点は、単独で用いられてもよく、状況に応じて併用されてもよい。
<5.グループ代表の決定>
ここでは、表示位置管理部1221が、グループ情報に基づいて、複数の仮想オブジェクトの表示位置を制御する際に必要とする代表オブジェクトの決定方法のバリエーションに関して説明を行う。
[5.1.仮想オブジェクトの変位]
代表オブジェクトは、グループ内における仮想オブジェクトの内、所定の時間内における変位が最も小さい仮想オブジェクトであってもよい。これにより、グループ化された仮想オブジェクトの表示位置の変位が小さくなるため、表示位置が安定し、AR技術使用時の快適感を向上させることができる。
ここでは、グループ内において変位が最も小さい仮想オブジェクトを代表オブジェクトとしたが、グループ内において実オブジェクトの変位が最も小さい仮想オブジェクトを代表オブジェクトとしてもよい。これにより、グループ化された仮想オブジェクトの表示位置の変位が小さくなるため、表示位置が安定し、AR技術使用時の快適感を向上させることができる。
[5.2.実オブジェクトの認識精度]
代表オブジェクトは、グループ内において実オブジェクトの認識精度が最も高い仮想オブジェクトであってもよい。実オブジェクトの認識精度が高いことにより表示位置の変化が抑制された仮想オブジェクトを代表オブジェクトとすることができ、グループ化された仮想オブジェクトの表示位置の変位が小さくなるため、表示位置が安定し、AR技術使用時の快適感を向上させることができる。
[5.3.コンテンツの内容]
代表オブジェクトは、グループ内において、重要度が最も高い仮想オブジェクトであってもよい。ユーザに対して重要度が高い仮想オブジェクトを代表とすることにより、ユーザの注目を得やすく、AR技術使用時の快適感を効率的に向上させることができる。
例えば、重要度は、ユーザがあらかじめ設定した重要度に基づいて決定されてもよい。ユーザがあらかじめ設定した重要度に基づいて、複数のオブジェクトの表示位置が制御される場合は、ユーザが重要とする仮想オブジェクトを安定させて表示することができるため、効率的にAR技術使用時の快適感を向上させることができる。
例えば、重要度は、ユーザが設定した重要度でなく、外環境の状況に応じて決定されてもよい。実空間における危険表示など、ユーザに対して重要度が高いとされる仮想オブジェクトを代表オブジェクトとすることで、表示位置を安定させることができるため、より注意喚起を行うことができる。
また、グループ内において、ユーザの眼を引く仮想オブジェクトを代表オブジェクトとしてもよい。例えば、ユーザ視野を占有する面積の割合に応じて、代表オブジェクトを選択してもよい。つまり、ユーザ視野を占有する面積割合が最も大きいものを代表オブジェクトとして選択してもよい。これにより、ユーザに対して、影響が大きいとされる仮想オブジェクトを代表オブジェクトとして、その他の複数の仮想オブジェクトの表示位置を制御することができる。よって、AR技術使用時の快適感が向上する。
例えば、他には、仮想オブジェクトと背景との色彩対比が最も大きい仮想オブジェクトを代表オブジェクトとして選択してもよい。色彩対比が最も大きい仮想オブジェクトはユーザの視線が集中しやすく、効率よく、AR技術使用時の快適感を向上させることができる。
上述では、ユーザが着目しやすい仮想オブジェクトを代表オブジェクトとする例を示したが、実際にユーザが着目している仮想オブジェクトを代表オブジェクトとしてもよい。
例えば、ユーザ状態に関する情報に含まれるユーザの視線情報を使用して、グループ内においてユーザの視線に最も近い仮想オブジェクトを代表オブジェクトとしてもよい。これにより、ユーザの視線に応じて、代表オブジェクトを変更することができるため、効率的にAR技術使用時の快適感を向上させることができる。
例えば、他には、ユーザが操作または選択等を行っている実オブジェクトまたは仮想オブジェクトを代表オブジェクトとしてもよい。これにより、効率的にAR技術使用時の快適感を向上させることができる。
以上までで、グループ内における代表オブジェクトの選択方法について具体的に説明した。代表オブジェクトの選択方法は、かかる例に限定されず、AR技術使用時の快適感が向上する表示位置の制御が可能であれば、代表オブジェクトはあらゆる仮想オブジェクトまたは実オブジェクトであってもよい。また、各グループで代表オブジェクトの選択方法は異なってもよいし、同一の選択方法であってもよい。
<6.グループ解除>
ここまででは、仮想オブジェクトをグループ化して、グループ化された仮想オブジェクトの中から代表オブジェクトを選択するまでの説明を行った。ここでは、グループ化されたもののグループとして表示位置を制御するには適切ではない仮想オブジェクトが存在し得る場合について説明を行う。表示態様管理部1223では、グループ化された複数の仮想オブジェクトの中から、グループから除外されるべき仮想オブジェクトがあるか否かの除外の要否をさらに判断する。グループから除外される仮想オブジェクトが判断されたら、除外される仮想オブジェクトの表示制御を解除して、表示制御を行う。
[6.1.ユーザ]
表示態様管理部1223は、ユーザの状態に応じて、グループ化した仮想オブジェクトの中から除外する仮想オブジェクトを決定し、除外する仮想オブジェクトの表示制御を解除してもよい。例えば、ユーザの状態とは、ユーザが仮想オブジェクトに対して着目しているか否かの情報であってもよい。ユーザが仮想オブジェクトに対して着目していない場合、該仮想オブジェクトに対するグループ化を解除してもよい。ユーザが仮想オブジェクトに着目しているか否かは、ユーザの眼球の動きまたは視線情報の解析により、判断されてもよい。これにより、表示位置を制御する対象となる仮想オブジェクトの数を減らすことができ、制御部12にかかる負荷を抑制することができる。
表示態様管理部1223は、外環境に関する情報に応じて、グループ化した仮想オブジェクトの中から除外する仮想オブジェクトを決定し、除外する仮想オブジェクトの表示制御を解除してもよい。例えば、ユーザの位置と実オブジェクトの位置とが、所定の距離より大きい場合には、表示態様管理部1223は、複数のオブジェクトの表示位置に関する情報の制御を解除してもよい。これにより、表示位置を制御する対象となる仮想オブジェクトの数を減らすことができ、制御部12にかかる負荷を抑制することができる。
[6.2.実オブジェクトとの位置関係]
表示態様管理部1223は、仮想オブジェクト及び実オブジェクトの位置関係に応じて、グループ化した仮想オブジェクトの中から除外する仮想オブジェクトを決定し、除外する仮想オブジェクトの表示制御を解除してもよい。例えば、グループ化された複数のオブジェクトの表示位置が、複数のオブジェクトの表示対象である実オブジェクトが存在する位置から所定の距離以上離れた場合に、グループ化した仮想オブジェクトの中から除外する仮想オブジェクトを決定し、除外する仮想オブジェクトの表示制御を解除してもよい。これにより、実オブジェクトと仮想オブジェクトとの位置関係が優先される場合に適した表示制御を行うことができる。
[6.3.その他]
表示態様管理部1223は、実オブジェクトを認識する認識精度に応じて、グループ化した仮想オブジェクトの中から除外する仮想オブジェクトを決定し、除外する仮想オブジェクトの表示制御を解除してもよい。例えば、すべての認識精度が所定の認識精度以上になった場合、複数の仮想オブジェクトの表示位置に関する制御を解除してもよい。認識精度が低下するほど、仮想オブジェクトの表示位置が変動しやすい。そのため、実オブジェクトに対する認識精度が所定の認識精度以上になった場合には、仮想オブジェクトの表示位置は、安定していると考えられる。これにより、グループ化して表示位置の制御を行わなくてもよいため、複数の仮想オブジェクトの表示位置に関する制御を解除してもよい。
表示態様管理部1223は、ユーザが実オブジェクトを視認できなくなった場合に、複数のオブジェクトの表示位置に関する情報の制御を解除してもよい。
例えば、表示態様管理部1223は、実オブジェクトがユーザ視野から外れる場合に、実オブジェクトに対応する仮想オブジェクトを除外する仮想オブジェクトとして決定し、除外する仮想オブジェクトの表示制御を解除してもよい。ユーザにとって、実オブジェクトが視野から外れた仮想オブジェクトは、その他の複数の仮想オブジェクトよりも優先度が低いと考えられるため、表示位置に関する制御を解除してもよい。
また、他には、表示態様管理部1223は、実オブジェクトが他の実オブジェクトによって遮蔽されユーザから視認されない場合に、該実オブジェクトに対応する仮想オブジェクトを除外する仮想オブジェクトとして、表示位置に関する制御を解除してもよい。
ここまででは、表示態様管理部1223は、グループ化した仮想オブジェクトに対して、表示位置の制御を解除する場合に関して説明を行った。表示位置の制御の解除は、グループ化された複数の仮想オブジェクトの中から、少なくとも一つ以上の仮想オブジェクトが表示位置の制御を解除されてもよく、グループ全体の表示位置の制御が解除されてもよい。
<7.表示態様の制御>
制御部12においては、上述したように、複数の仮想オブジェクトがグループ化するための情報が生成され、表示部13に対して出力され得る。以上まででは、グループ化のバリエーションに関して説明したが、ここでは、図7A及び図7Bを参照して、グループ化された複数の仮想オブジェクトの表示態様の制御に関して説明を行う。
表示態様管理部1223は、グループ化された複数の仮想オブジェクトの表示態様がグループ毎に異なるように制御してもよい。これにより、ユーザのグループに対する理解を容易にすることができる。
図7Aは、グループ毎に異なる表示態様を制御した一例である。図7Aには、仮想オブジェクト81〜85が表示されている。ここで仮想オブジェクト81〜83はグループ80Aとしてグループ化されており、仮想オブジェクト84及び85はグループ80Bとしてグループ化されている。
図7Aでは、グループ80Aに含まれる仮想オブジェクト81〜83が表示部の表示面と平行に設けられ、ユーザから所定の距離にある1平面上に存在するときに、仮想オブジェクト81〜83が、該1平面上に規定された矩形の図形80Asに内包される様子を示している。また、グループ80Bに含まれる仮想オブジェクト84及び85が表示部の表示面と平行に設けられ、ユーザから所定の距離にある1平面上に存在するときに、仮想オブジェクト84及び85が、該1平面上に規定された図形80Bsに内包される様子を示している。この様に、表示態様管理部1223は、グループ化された仮想オブジェクトが表示部の表示面と平行に設けられ、ユーザから所定の距離にある1平面上に存在する、つまり同一平面に存在する場合、仮想オブジェクトに重畳させて図形の表示を制御してもよい。
図形の形状は、矩形に限らず、円形、扇形、等のあらゆる図形であってよい。また、仮想オブジェクトは、図形に全仮想オブジェクトが内包されなくてもよく、複数の仮想オブジェクトの一部が図形と重畳されて表示されてもよい。これにより、表示態様管理部1223は、グループ化された仮想オブジェクトに対する理解を容易にすることができる。
図7Bは、図7Aと同様にグループ毎に異なる表示態様を制御した一例である。図7Bには、ユーザ視野90において仮想オブジェクト91〜96が表示されている。ここで仮想オブジェクト91及び92はグループ90Aとしてグループ化されており、仮想オブジェクト93〜96はグループ90Bとしてグループ化されている。仮想オブジェクト91〜96にはそれぞれ、本棚の分類に関する情報が表示されている。
図7Bでは、グループ90Aに含まれる仮想オブジェクト91及び92の透過度が、グループ90Bに含まれる仮想オブジェクト93〜96の透過度よりも低くなり、背後の実空間が透けて見えるようになる様子を示している。この様に、表示態様管理部1223は、グループ毎に仮想オブジェクトを異なる透過度で表示を制御してもよい。例えば、異なる透過度を使用する一例としては、ユーザに対する重要度が低くなるほど透過度が高くなってもよい。他には、ユーザの視線の位置から遠くなる程、透過度が高くなってもよい。透過度を高くするほど、ユーザへの視認性が低下するため、相対的に透過度の高い仮想オブジェクトをユーザに優先的に視認させることができる。
その他の表示態様の一例として、具体的には、例えば、表示態様管理部1223は、グループ毎に仮想オブジェクトの背景の色を異ならせてもよい。また、表示態様管理部1223は、仮想オブジェクトのフレームの色をグループ毎に異ならせてもよい。さらに、表示態様管理部1223は、グループ化された仮想オブジェクトを枠線等で囲んでもよい。このような場合、表示態様管理部1223は、囲んだ線の形状を、グループ毎に異ならせることにより、ユーザのグループに対する理解を容易にすることができる。
例えば、表示態様管理部1223は、ユーザ視野に存在する仮想オブジェクトが1つのグループにグループ化される場合には、該グループを光らせてもよい。光らせる期間は、連続的であっても断続的であってもよい。このように、表示態様管理部1223は、グループを光らせて目立たせることにより、ユーザのグループへの理解を容易にすることができる。
<8.ハードウェア構成例>
最後に、図8を参照して、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。図8は、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、図8に示す情報処理装置900は、例えば、図4に示した情報処理装置1を実現し得る。本実施形態に係る情報処理装置1による情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明するハードウェアとの協働により実現される。
図8に示すように、情報処理装置900は、CPU(Central Processing Unit)901、ROM(Read Only Memory)902、RAM(Random Access Memory)903及びホストバス904aを備える。また、情報処理装置900は、ブリッジ904、外部バス904b、インタフェース905、入力装置906、出力装置907、ストレージ装置908、ドライブ909、接続ポート911及び通信装置913を備える。情報処理装置900は、CPU901に代えて、又はこれとともに、電気回路、DSP(Digital Signal Processor)若しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の処理回路を有してもよい。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置900内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。CPU901は、例えば、図4に示す認識部112及び制御部12の機能を実行し得る。
CPU901、ROM902及びRAM903は、CPUバスなどを含むホストバス904aにより相互に接続されている。ホストバス904aは、ブリッジ904を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス904bに接続されている。なお、必ずしもホストバス904a、ブリッジ904および外部バス904bを分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置906は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ及びレバー等、ユーザによって情報が入力される装置によって実現される。また、入力装置906は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよいし、情報処理装置900の操作に対応した携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等の外部接続機器であってもよい。さらに、入力装置906は、例えば、上記の入力手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などを含んでいてもよい。情報処理装置900のユーザは、この入力装置906を操作することにより、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置907は、取得した情報をユーザに対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置で形成される。このような装置として、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、EL(Electroluminescence display)ディスプレイ装置、レーザープロジェクタ、LEDプロジェクタ及びランプ等の表示装置や、スピーカ及びヘッドホン等の音声出力装置等がある。出力装置907は、例えば、情報処理装置900が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、出力装置907は、情報処理装置900が行った各種処理により得られた結果を、テキスト、イメージ、表、グラフ等、様々な形式で視覚的に表示する。他方、音声出力装置を用いる場合は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して聴覚的に出力する。出力装置907は、例えば、図4に示す表示部13の機能を実行し得る。
ストレージ装置908は、情報処理装置900の記憶部の一例として形成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置908は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス又は光磁気記憶デバイス等により実現される。ストレージ装置908は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。このストレージ装置908は、CPU901が実行するプログラムや各種データ及び外部から取得した各種のデータ等を格納する。ストレージ装置908は、例えば、図4に示す記憶部15の機能を実行し得る。
ドライブ909は、記憶媒体用リーダライタであり、情報処理装置900に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ909は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体に記録されている情報を読み出して、RAM903に出力する。また、ドライブ909は、リムーバブル記憶媒体に情報を書き込むこともできる。
接続ポート911は、外部機器と接続されるインタフェースであって、例えばUSB(Universal Serial Bus)などによりデータ伝送可能な外部機器との接続口である。
通信装置913は、例えば、ネットワーク920に接続するための通信デバイス等で形成された通信インタフェースである。通信装置913は、例えば、有線若しくは無線LAN(Local Area Network)、LTE(Long Term Evolution)、Bluetooth(登録商標)又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード等である。また、通信装置913は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ又は各種通信用のモデム等であってもよい。この通信装置913は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。通信装置913は、例えば、図4に示す通信部14の機能を実行し得る。
なお、ネットワーク920は、ネットワーク920に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、ネットワーク920は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク920は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
また、情報処理装置1に内蔵されるCPU、ROM及びRAMなどのハードウェアを上述した本実施形態に係る情報処理装置1の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記録媒体も提供される。
<9.まとめ>
以上、図1〜図8を参照して、本開示の一実施形態について詳細に説明した。本実施形態に係る情報処理装置1は、仮想空間に配置され、ユーザが表示部で視認可能な複数の仮想オブジェクトのうち、少なくとも二つの仮想オブジェクトをグループ化するためのグループ情報を取得するグループ情報取得部と、グループ情報に基づいて、複数の仮想オブジェクトの表示位置を制御する表示制御部を備える。これにより、表示部上でばらつきを有する複数の仮想オブジェクトに対して、グループ毎に表示位置を制御することが可能となり、AR技術使用時の快適感を向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
仮想空間に配置され、ユーザが表示部で視認可能な複数の仮想オブジェクトのうち、少なくとも二つの前記仮想オブジェクトをグループ化するためのグループ情報を取得するグループ情報取得部と、
前記グループ情報に基づいてグループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置を制御する表示制御部と、を備える情報処理装置。
(2)
前記グループ情報は、各々の前記仮想オブジェクトの表示位置または表示内容に関する情報、前記ユーザの状態に関する情報、デバイスに関する情報、前記ユーザが存在する実空間内の外環境に関する情報のうち少なくとも一つ以上の情報を含む、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記グループ情報は、各々の前記仮想オブジェクトに対応する前記実空間内の実オブジェクトに関する情報を含む、前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)
各々の前記仮想オブジェクトの表示位置または表示内容に関する情報は、前記仮想オブジェクトの、所定の時間内における変位に関する情報を含む、前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(5)
前記変位は、前記仮想オブジェクトの移動方向及び大きさを含み、前記仮想オブジェクト間では、前記変位が異なる、前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
各々の前記仮想オブジェクトの表示位置または表示内容に関する情報は、前記仮想オブジェクトの種類または重要度に関する情報を含む、前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(7)
前記ユーザの状態に関する情報は、前記ユーザの視線情報を含む、前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(8)
前記外環境に関する情報は、各々の前記仮想オブジェクトに対応する前記実空間内の実オブジェクトと前記ユーザとの距離に関する情報を含む、前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(9)
各々の前記仮想オブジェクトの表示位置または表示内容に関する情報は、前記表示部において、前記仮想オブジェクトが重畳される画角内であるか否かの情報を含む、前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(10)
各々の前記仮想オブジェクトの表示位置または表示内容に関する情報は、前記表示部を複数の区域に分割した際に前記仮想オブジェクトが存在する前記区域に関する情報を含む、前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(11)
前記表示制御部は、前記グループ化された前記仮想オブジェクトの中から代表オブジェクトを選択し、
前記代表オブジェクトの表示位置に基づいて、前記グループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置を制御する、前記(1)〜(10)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(12)
各々の前記仮想オブジェクトの表示位置または表示内容に関する情報は、前記仮想オブジェクトの所定の時間内における変位に関する情報を含み、
前記代表オブジェクトは、前記仮想オブジェクトの所定の時間内における前記変位が最も小さい仮想オブジェクトである、前記(1)〜(11)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(13)
前記代表オブジェクトは、実オブジェクトの認識精度が最も高い仮想オブジェクトである、前記(1)〜(11)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(14)
前記代表オブジェクトは、前記グループ化された前記仮想オブジェクトのうち、重要度が最も高い仮想オブジェクトである、前記(1)〜(11)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(15)
前記表示制御部は、前記代表オブジェクトの変位に基づいて、前記グループ化された前記仮想オブジェクトの変位を制御する、前記(1)〜(11)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(16)
前記グループ化された前記仮想オブジェクトは、グループ毎に表示態様が異なる、前記(1)〜(15)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(17)
前記ユーザの状態に関する情報は、前記ユーザが前記仮想オブジェクトに対して着目しているか否かの情報を含み、
前記ユーザが、前記仮想オブジェクトに対して、着目していない場合、前記グループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置の制御を解除する、前記(1)〜(16)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(18)
前記グループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置が、前記仮想オブジェクトの表示対象が存在する位置を始点として、所定の距離以上離れた場合に、前記表示位置の制御を解除する、前記(1)〜(16)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(19)
仮想空間に配置され、ユーザが表示部で視認可能な複数の仮想オブジェクトのうち、少なくとも二つの前記仮想オブジェクトをグループ化するためのグループ情報を取得することと、
前記グループ情報に基づいてグループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置を制御することと、を含む情報処理方法。
(20)
コンピュータを、
仮想空間に配置され、ユーザが表示部で視認可能な複数の仮想オブジェクトのうち、少なくとも二つの前記仮想オブジェクトをグループ化するためのグループ情報を取得するグループ情報取得部と、
前記グループ情報に基づいてグループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置を制御する表示制御部、
として機能させるためのプログラム。
1 情報処理装置
11 入力管理部
12 制御部
13 表示部
14 通信部
15 記憶部
121 グループ管理部
122 表示制御部

Claims (20)

  1. 仮想空間に配置され、ユーザが表示部で視認可能な複数の仮想オブジェクトのうち、少なくとも二つの前記仮想オブジェクトをグループ化するためのグループ情報を取得するグループ情報取得部と、
    前記グループ情報に基づいてグループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置を制御する表示制御部と、を備える情報処理装置。
  2. 前記グループ情報は、各々の前記仮想オブジェクトの表示位置または表示内容に関する情報、前記ユーザの状態に関する情報、デバイスに関する情報、前記ユーザが存在する実空間内の外環境に関する情報のうち少なくとも一つ以上の情報を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記グループ情報は、各々の前記仮想オブジェクトに対応する前記実空間内の実オブジェクトに関する情報を含む、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 各々の前記仮想オブジェクトの表示位置または表示内容に関する情報は、前記仮想オブジェクトの、所定の時間内における変位に関する情報を含む、請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記変位は、前記仮想オブジェクトの移動方向及び大きさを含み、前記仮想オブジェクト間では、前記変位が異なる、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 各々の前記仮想オブジェクトの表示位置または表示内容に関する情報は、前記仮想オブジェクトの種類または重要度に関する情報を含む、請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記ユーザの状態に関する情報は、前記ユーザの視線情報を含む、請求項2に記載の情報処理装置。
  8. 前記外環境に関する情報は、各々の前記仮想オブジェクトに対応する前記実空間内の実オブジェクトと前記ユーザとの距離に関する情報を含む、請求項2に記載の情報処理装置。
  9. 各々の前記仮想オブジェクトの表示位置または表示内容に関する情報は、前記表示部において、前記仮想オブジェクトが重畳される画角内であるか否かの情報を含む、請求項2に記載の情報処理装置。
  10. 各々の前記仮想オブジェクトの表示位置または表示内容に関する情報は、前記表示部を複数の区域に分割した際に前記仮想オブジェクトが存在する前記区域に関する情報を含む、請求項2に記載の情報処理装置。
  11. 前記表示制御部は、前記グループ化された前記仮想オブジェクトの中から代表オブジェクトを選択し、
    前記代表オブジェクトの表示位置に基づいて、前記グループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置を制御する、請求項2に記載の情報処理装置。
  12. 各々の前記仮想オブジェクトの表示位置または表示内容に関する情報は、前記仮想オブジェクトの所定の時間内における変位に関する情報を含み、
    前記代表オブジェクトは、前記仮想オブジェクトの所定の時間内における前記変位が最も小さい仮想オブジェクトである、請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記代表オブジェクトは、実オブジェクトの認識精度が最も高い仮想オブジェクトである、請求項11に記載の情報処理装置。
  14. 前記代表オブジェクトは、前記グループ化された前記仮想オブジェクトのうち、重要度が最も高い仮想オブジェクトである、請求項11に記載の情報処理装置。
  15. 前記表示制御部は、前記代表オブジェクトの変位に基づいて、前記グループ化された前記仮想オブジェクトの変位を制御する、請求項11に記載の情報処理装置。
  16. 前記グループ化された前記仮想オブジェクトは、グループ毎に表示態様が異なる、請求項1に記載の情報処理装置。
  17. 前記ユーザの状態に関する情報は、前記ユーザが前記仮想オブジェクトに対して着目しているか否かの情報を含み、
    前記ユーザが、前記仮想オブジェクトに対して、着目していない場合、前記グループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置の制御を解除する、請求項2に記載の情報処理装置。
  18. 前記グループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置が、前記仮想オブジェクトの表示対象が存在する位置を始点として、所定の距離以上離れた場合に、前記表示位置の制御を解除する、請求項1に記載の情報処理装置。
  19. 仮想空間に配置され、ユーザが表示部で視認可能な複数の仮想オブジェクトのうち、少なくとも二つの前記仮想オブジェクトをグループ化するためのグループ情報を取得することと、
    前記グループ情報に基づいてグループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置を制御することと、を含む情報処理方法。
  20. コンピュータを、
    仮想空間に配置され、ユーザが表示部で視認可能な複数の仮想オブジェクトのうち、少なくとも二つの前記仮想オブジェクトをグループ化するためのグループ情報を取得するグループ情報取得部と、
    前記グループ情報に基づいてグループ化された前記仮想オブジェクトの表示位置を制御する表示制御部、
    として機能させるためのプログラム。
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