JP2019113772A - 表示装置の画面輝度検出装置及び画面輝度検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】汎用な光センサを用いることができて表示画面の一部を切り欠くことなく表示画面の輝度を検出できる。【解決手段】表示装置1の画面輝度検出装置は、表示画面2を備えた表示装置1と、表示画面2を外れた上部の横枠4内で表示画面2に沿って配設されていて表示画面2の射出光を入射面7aから線状に入射させる導光路7と、導光路7に入射した射出光を直接または反射面を介して受光して表示画面2の光量を検出する光センサ8と、を備えた。【選択図】図4
Description
本発明は、表示装置の表示画面の輝度を自動的に検出できるようにした表示装置の画面輝度検出装置及び画面輝度検出方法に関するものである。
従来、表示装置の表示画面の輝度を検出する手段として、例えば液晶ディスプレイ(LCD)では液晶パネル等の光透過素子の背面にバックライトを用いた構造では、一般的に光透過素子の背面に光センサを配置してバックライトの輝度を検出している。この装置では、例えば温度変化等の環境の変化により光透過素子の光透過特性も変化し、それに伴って画面輝度が変化しても、バックライトの光量が一定であれば光センサの検出値は変わらない。
特許文献1に記載された発明では、液晶パネルの前面に光ガイドを介して光センサをベゼルの外側に設置した構造が開示されている。
他方、バックライト構造が無い有機EL(OLED)タイプの自己発光素子型の表示装置では、有機ELが自己発光するため背面側に光センサを配置することができない。そのため、表示装置の前面に光センサを設置することになる。プラズマディスプレイも同様である。
また、特許文献2では表示装置の表示領域に光を検出する透明なセンサを設けることが記載されている。
他方、バックライト構造が無い有機EL(OLED)タイプの自己発光素子型の表示装置では、有機ELが自己発光するため背面側に光センサを配置することができない。そのため、表示装置の前面に光センサを設置することになる。プラズマディスプレイも同様である。
また、特許文献2では表示装置の表示領域に光を検出する透明なセンサを設けることが記載されている。
しかしながら、表示装置の画面輝度の検出方法として、例えば液晶ディスプレイ装置の液晶パネル等の光透過素子にバックライトを用い、光透過素子の背面に光センサを配置してバックライトの輝度を検出する手段を採用した場合、光透過素子が周囲環境の変化や経年劣化等による透過率の変動を来たすという問題がある。この場合、光センサはバックライトの輝度を検出するため、光センサでは光透過素子を通した表示画面の輝度の変化を検出できず、誤検知してしまうという問題があった。
また、特許文献1に記載された表示装置や自己発光素子型の表示装置では、表示画面から光センサに射出光を誘導するため、表示画面の一部が欠落して観察できない上に、照明等の周辺光が光センサに混入するなどの影響を受けるという問題があった。更に、特許文献2に記載の表示装置では、透明な光センサという特殊なセンサを使用しなければならず、コスト高になるという問題があった。
また、特許文献1に記載された表示装置や自己発光素子型の表示装置では、表示画面から光センサに射出光を誘導するため、表示画面の一部が欠落して観察できない上に、照明等の周辺光が光センサに混入するなどの影響を受けるという問題があった。更に、特許文献2に記載の表示装置では、透明な光センサという特殊なセンサを使用しなければならず、コスト高になるという問題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、汎用な光センサを用いることができて表示画面の一部を切り欠くことなく表示画面の輝度を検出できるようにした表示装置の輝度検出装置及び輝度検出方法を提供することを目的としている。
本発明による表示装置の画面輝度検出装置は、表示画面を備えた表示装置と、表示画面を外れた領域で表示画面に沿って配設されていて表示画面の射出光を線状に入射させる導光路と、導光路に入射した射出光を受光して表示画面の光量を検出する光センサと、を備えたことを特徴とする。
本発明による表示装置の画面輝度検出方法は、表示装置の表示画面から射出する射出光は表示画面から外れた領域で表示画面に沿って配設された導光路の入射面に線状の光として入射され、導光路内で集光させて光センサで光量を検出することを特徴とする。
本発明に係る表示装置の画面輝度検出装置及び画面輝度検出方法は、表示画面の一部を切り欠くことなく表示できて表示画面の光量を検出できる。しかも、線状の光を導光路に入射させて光センサで受光させるため光量が大きく、精度良く輝度を検出できる。また、光センサは汎用なものを使用できるため製造コストを低廉にできる。
以下、本発明の実施形態による表示装置の画面輝度検出装置及び画面輝度検出方法を図1〜図12を参照して説明する。
(第一実施形態)
図1は第一実施形態による表示装置1を示すものであり、例えば略四角形板状の表示画面2の周囲に枠体3が設置されている。表示画面2は液晶パネルとその背面に設置したバックライトとを有する液晶ディスプレイパネルであるが、自発光式の有機ELディスプレイやプラズマディスプレイ等でもよい。枠体3は横枠4と縦枠5とで略四角形枠状に形成されている。図1に示す表示装置1は横置き状態であり、図9に示す表示装置1は縦置き状態である。
(第一実施形態)
図1は第一実施形態による表示装置1を示すものであり、例えば略四角形板状の表示画面2の周囲に枠体3が設置されている。表示画面2は液晶パネルとその背面に設置したバックライトとを有する液晶ディスプレイパネルであるが、自発光式の有機ELディスプレイやプラズマディスプレイ等でもよい。枠体3は横枠4と縦枠5とで略四角形枠状に形成されている。図1に示す表示装置1は横置き状態であり、図9に示す表示装置1は縦置き状態である。
そして、枠体3の上部の横枠4内と一方の縦枠5内の角部側の一部分には導光路7と光センサ8を一体に設けた光検出ユニット10が設置されている。これら2組の光検出ユニット10は同一構造のものであり、その構成と機能を一方の光検出ユニット10によって代表して説明する。
図2は図1に示す表示装置1における光検出ユニット10の角部の拡大断面図である。光検出ユニット10は上部の横枠4内で一方の角部側に寄せられて収納されているが、これに限定されることなく横枠4内の適宜位置に設置できる。光検出ユニット10は横枠4内の空間内で表示画面2の上辺に近接する位置で横枠4の長手方向に沿って設置されている。
光検出ユニット10は図3に示す構成を備えている。導光路7は略棒状に形成されており、表示画面2から射出される射出光が入射する入射面7aと、入射した射出光を光センサ8に向けて反射させる反射面7bと、光センサ8に光学的に連結された端面7cと、を有している。入射面7aは例えば短冊形に形成され、反射面7bは端面7c側から反対側の端部に向けて次第に入射面7aに近づく傾斜面とされている。反射面7bの端面7c側部分は短い距離だけ同一幅に設定されているが、傾斜面のまま端面7cに連結されていてもよい。入射面7aから入射した表示画面2からの射出光は主として反射面7bで反射して光センサ8に向かう。
導光路7は短冊形の入射面7aで表示画面2からの射出光を連続した線状の光として受光でき、入射した光を反射面7bでの反射や乱反射等によって光センサ8に導いて集光させることで高強度の射出光を受光できる。光センサ8は導光路7を通して入射する表示画面2からの射出光の光量を検出、測定するものである。
表示画面2の従来の輝度検出装置は、スポット(点)状の光を光センサで検出して測定していたため光量が小さく高感度な光センサが必要だったが、本実施形態では、線状の入射光を導光路7の入射面7aで入射させて集光することができるため光量と輝度が大きく、高感度でない汎用的な光センサ8を使用して光量の検出ができる。
表示画面2の従来の輝度検出装置は、スポット(点)状の光を光センサで検出して測定していたため光量が小さく高感度な光センサが必要だったが、本実施形態では、線状の入射光を導光路7の入射面7aで入射させて集光することができるため光量と輝度が大きく、高感度でない汎用的な光センサ8を使用して光量の検出ができる。
図4は図2と共に光検出ユニット10の上側の横枠4内での取り付け姿勢を示すものである。光検出ユニット10は表示画面2の前方で表示画面2を外れた上側の領域に配設され、しかも導光路7の入射面7aを表示画面2側に向けて斜めに取り付けられている。光検出ユニット10は上部の横枠4内に収納され、その上方、前方及び後方は横枠4の外面4aで覆われ、表示画面2側は底面4bで覆われている。
上側の横枠4内の光検出ユニット10で表示画面2の射出光の輝度を光センサ8で測定するのは、天井側の照明の影響を除去するためである。しかも横枠4の底面4bに形成した開口4cを通して、表示画面2から射出した一部の射出光が導光路7の入射面7aに垂直に入射する。
上側の横枠4内の光検出ユニット10で表示画面2の射出光の輝度を光センサ8で測定するのは、天井側の照明の影響を除去するためである。しかも横枠4の底面4bに形成した開口4cを通して、表示画面2から射出した一部の射出光が導光路7の入射面7aに垂直に入射する。
導光路7は、その入射面7aが表示画面2の表示映像の視野角の範囲内にあり、しかも表示装置1の正面から見て表示画面2から外れた覆い被さらない位置に設置されている。導光路7は、表示装置1の表示画面2の視野角も考慮し、表示映像を最大限に入射出来る傾斜角度を有している。
しかも、表示装置1の上部及び正面からの外部照明等の周辺光が導光路7の入射面7aに入射しない角度に固定されている。光センサ8は上部の横枠4内にあり、表示装置1に対して鉛直方向及び水平方向からの外部照明等の周辺光が直接入射されない構造を有している。
しかも、表示装置1の上部及び正面からの外部照明等の周辺光が導光路7の入射面7aに入射しない角度に固定されている。光センサ8は上部の横枠4内にあり、表示装置1に対して鉛直方向及び水平方向からの外部照明等の周辺光が直接入射されない構造を有している。
次に光検出ユニット10で検出した輝度に基づいて表示装置1の輝度を調整する表示装置1の表示画面2の輝度調整装置12を図5に基づいて説明する。
輝度調整装置12において、光検出ユニット10の光センサ8はCPU等の制御手段14に電気的に接続されている。制御手段14は、例えばバックライトを有する表示装置1ではバックライトの調光を制御し、有機EL等の自己発光素子を用いる表示装置1では自己発光素子の調光を制御し、それぞれ表示画面2から射出される射出光の輝度を調整することができる。
輝度調整装置12において、光検出ユニット10の光センサ8はCPU等の制御手段14に電気的に接続されている。制御手段14は、例えばバックライトを有する表示装置1ではバックライトの調光を制御し、有機EL等の自己発光素子を用いる表示装置1では自己発光素子の調光を制御し、それぞれ表示画面2から射出される射出光の輝度を調整することができる。
表示装置1の上部の横枠4と一方の縦枠5内に設置された各光検出ユニット10における光センサ8は別個に作動制御されるため、上部の横枠4に設置されたものを光センサ8Aとし、縦枠5に設置されたものを光センサ8Bとする。しかも表示装置1が横置きの場合には光センサ8Aを使用し、縦置きの場合には光センサ8Bを使用するものとし、横置き状態と縦置き状態とで一方を選択して使用する。これにより、横置きと縦置きの使用状態で光センサ8はいずれも表示画面2の上部のものを使用するため、天井等から照明光の影響を排除できる。
制御手段14には、記憶部15と加速度センサ16と輝度調整手段17とが電気的に接続されている。記憶部15にはルックアップテーブルが記憶されている。ルックアップテーブルに格納される情報は、工場等で予め校正(キャリブレ−ション)されたデータである。ルックアップテーブルとは光センサ8の検出値(光量)と表示装置1の絶対値輝度(カンデラ値cd/m2)の相関情報である。光センサ8で検出した光量から絶対値輝度を算出できる。
例えば、表示装置1の製造工場等で、表示装置1の輝度を輝度調整手段17で100%から20%迄、5%刻みで変化させてその時々の光センサ8の検出値(光量)と表示装置1の絶対値輝度の組み合わせデータでマップを構築した集合体である。なお、光センサ8の検出値(光量)と表示装置1の絶対値輝度の組み合わせデータ間は直線補間で演算する。
例えば、表示装置1の製造工場等で、表示装置1の輝度を輝度調整手段17で100%から20%迄、5%刻みで変化させてその時々の光センサ8の検出値(光量)と表示装置1の絶対値輝度の組み合わせデータでマップを構築した集合体である。なお、光センサ8の検出値(光量)と表示装置1の絶対値輝度の組み合わせデータ間は直線補間で演算する。
制御手段14は、光センサ8A、8Bの検出値に基づいて、ルックアップテーブルのデータを参照することで、表示装置1の絶対値輝度を算出できる。これらの機能を用いて、絶対値輝度をベースとして必要とされる表示装置1の輝度値へ調整することができる。例えば図8に示すように、複数の表示装置1を縦横方向に配列させてマルチ画面に構成した場合、制御手段14によって他の表示装置1と相互通信して、各表示装置1の最小絶対値輝度を認識できるため、輝度調整手段17によって各表示装置1を最小絶対値輝度に制御することができる。
また、加速度センサ16によって表示装置1が横置き状態であるか、縦置き状態であるかを自動的に判別できる。この判別結果を加速度センサ16から制御手段14に出力させ、光センサ8A、8Bのいずれの検出値(光量)を制御手段14に入力させるか判定する。輝度調整手段17は表示装置1の輝度を変調制御するものである。例えば、表示装置1が液晶ディスプレイ(LCD)等のバックライトを用いた構造であればバックライトの輝度を変調制御することができ、有機EL(OLED)等の自己発光素子であればBrightness等の自己発光素子の輝度を変調制御することができる。制御手段14には例えば後述する外部装置21を電気的に接続可能である。
本実施形態の表示装置1の画面輝度検出装置は光検出ユニット10を有しており、更に輝度調整装置12を有していてもよい。
本実施形態の表示装置1の画面輝度検出装置は光検出ユニット10を有しており、更に輝度調整装置12を有していてもよい。
本実施形態による表示装置1の画面輝度検出装置は上述の構成を備えており、次にその作用として画面輝度検出方法について説明する。
本実施形態では、図1に示すように表示装置1は例えば横置き状態に保持されている。この場合、後述のように上部の横枠4に収納された光センサ8Aを有する光検出ユニット10が選択される。
表示装置1の正面から見て、光検出ユニット10は上部の横枠4の右側の角部に寄せて入射口4dから内部に挿入されて設置されている。上部の横枠4の外面4a、底面4bによって、表示装置1に対して鉛直方向及び正面方向からの照明等の周辺光が導光路7に直接入射されない様な構造になっている。
本実施形態では、図1に示すように表示装置1は例えば横置き状態に保持されている。この場合、後述のように上部の横枠4に収納された光センサ8Aを有する光検出ユニット10が選択される。
表示装置1の正面から見て、光検出ユニット10は上部の横枠4の右側の角部に寄せて入射口4dから内部に挿入されて設置されている。上部の横枠4の外面4a、底面4bによって、表示装置1に対して鉛直方向及び正面方向からの照明等の周辺光が導光路7に直接入射されない様な構造になっている。
そして、図6において、表示画面2からの射出光の一部が上部の横枠4の開口4cを通して光検出ユニット10における導光路7の入射面7aに線状の光として入射される。入射面7aに向かう光の多くは入射面7aに垂直の光となるため、入射面7aで一部の光は反射するが、残りの多くの光は効率よく透過する。図7に示すように、入射面7aから入射した光は拡散光となる。その一部の光は直接光センサ8に入射し、他の一部の光は反射面7bで反射して直接または入射面7aで再度反射する等して端面7cに設けた光センサ8に入射する。このような作用を繰り返して、入射光の多くが光センサ8に集光させられる。しかも、導光路7の入射面7aは上部の横枠4で開口4c以外が囲まれているため、表示装置1の鉛直方向及び正面からの照明等の周辺光が入射されにくい。光センサ8に入射する光量によって表示画面2の光量を検出することができる。
次に光センサ8で検出された光量に基づく表示装置1の輝度調整方法について、図5に示す輝度調整装置12によって説明する。
輝度調整装置12では、加速度センサ16によって表示装置1が横置き状態であることが検出され、制御手段14では横置き時に有効な光センサ8Aが選択され、光センサ8Aで検出された光量デ−タが配線ケーブルを通して入力される。
制御手段14では、光センサ8Aの光量データに基づいて、記憶部15にデータ格納されたルックアップテーブルにおける光センサ8の光量データと表示装置1の絶対値輝度の相関情報データから表示画面2の絶対値輝度を選択する。そして、輝度調整手段17により輝度を表示画面2に必要な大きさの輝度に変調する。
輝度調整装置12では、加速度センサ16によって表示装置1が横置き状態であることが検出され、制御手段14では横置き時に有効な光センサ8Aが選択され、光センサ8Aで検出された光量デ−タが配線ケーブルを通して入力される。
制御手段14では、光センサ8Aの光量データに基づいて、記憶部15にデータ格納されたルックアップテーブルにおける光センサ8の光量データと表示装置1の絶対値輝度の相関情報データから表示画面2の絶対値輝度を選択する。そして、輝度調整手段17により輝度を表示画面2に必要な大きさの輝度に変調する。
例えば、液晶ディスプレイ(LCD)等でバックライトを用いる構造であれば、バックライトの輝度を変調する。温度変化等の環境の変化や経年劣化等により液晶パネル等の光透過素子の光透過特性が変化して画面輝度が変化した場合には、画面輝度が変動しないようにバックライトの光量を調整する。
また、有機EL(OLED)等のような自己発光素子であれば、表示画面2の輝度が一定となるように、Brightness等の自己発光素子の輝度を必要な大きさに変調する。
このように、ルックアップデータで算出した表示画面2の絶対値輝度が必要とされる大きさの輝度となるように調整することができる。
また、有機EL(OLED)等のような自己発光素子であれば、表示画面2の輝度が一定となるように、Brightness等の自己発光素子の輝度を必要な大きさに変調する。
このように、ルックアップデータで算出した表示画面2の絶対値輝度が必要とされる大きさの輝度となるように調整することができる。
上述のように、本第一実施形態による表示装置1の輝度検出装置によれば、表示装置1の表示画面2の一部を欠落させることなく表示画面2の前面から光量を検出、測定することができる。
しかも、従来の表示画面2の輝度検出方法は、スポット(点)状の光を検出して測定していたため光量が弱く高感度な光センサが必要だったが、本実施形態では、線状の入射光を導光路7の入射面7aから入射させて集光することができるため光量が大きく、高感度でない汎用的な光センサ8を使用しても輝度の検出ができる。
また、周囲温度等の環境変化や経年劣化等で表示装置1の表示画面2の特性変化が発生しても正確な輝度測定ができるため、輝度調整手段17によって表示画面2の輝度を必要な値になるよう調整することができる。
しかも、従来の表示画面2の輝度検出方法は、スポット(点)状の光を検出して測定していたため光量が弱く高感度な光センサが必要だったが、本実施形態では、線状の入射光を導光路7の入射面7aから入射させて集光することができるため光量が大きく、高感度でない汎用的な光センサ8を使用しても輝度の検出ができる。
また、周囲温度等の環境変化や経年劣化等で表示装置1の表示画面2の特性変化が発生しても正確な輝度測定ができるため、輝度調整手段17によって表示画面2の輝度を必要な値になるよう調整することができる。
なお、本発明は上述の実施形態による表示装置1の輝度検出装置に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能であり、これらはいずれも本発明に含まれる。次に本発明の他の実施形態や変形例について説明するが、上述した実施形態と同一または同様な部分、部材には同一の符号を用いて説明する。
(第二実施形態)
図8は本発明の第二実施形態による表示装置1の輝度検出装置を示すものである。
図8は、横置き状態の表示装置1を複数マトリクス状に配列したマルチ表示装置20を示すものである。マルチ表示装置20は第一実施形態による表示装置1を縦3台×横3台で合計9台配列させたものである。このようなマルチ表示装置20では複数の表示装置1間で表示画面2の輝度を均一にすることが重要である。
各々の表示装置1は、上述した絶対値輝度を算出できる輝度調整装置12において、制御手段14同士を電気的に接続する相互通信デ−タ伝送路として配線ケーブルを配設した。図5では、他の表示装置1の制御手段14を便宜上、外部装置21とした。配線ケーブルは、マルチ表示装置20の各々の表示装置1の制御手段14同士を互いに接続している。
図8は本発明の第二実施形態による表示装置1の輝度検出装置を示すものである。
図8は、横置き状態の表示装置1を複数マトリクス状に配列したマルチ表示装置20を示すものである。マルチ表示装置20は第一実施形態による表示装置1を縦3台×横3台で合計9台配列させたものである。このようなマルチ表示装置20では複数の表示装置1間で表示画面2の輝度を均一にすることが重要である。
各々の表示装置1は、上述した絶対値輝度を算出できる輝度調整装置12において、制御手段14同士を電気的に接続する相互通信デ−タ伝送路として配線ケーブルを配設した。図5では、他の表示装置1の制御手段14を便宜上、外部装置21とした。配線ケーブルは、マルチ表示装置20の各々の表示装置1の制御手段14同士を互いに接続している。
本実施形態では、マルチ表示装置20を作動させる場合、各表示装置1の制御手段14同士を相互通信デ−タ伝送路の配線ケーブルを介して相互通信を行い、マルチ表示装置20の各表示装置1で最も低い絶対値輝度を認識できる。全ての表示装置1において、輝度調整手段17によって最も低い絶対値輝度の値に輝度を調整することができる。これによって、マルチ表示装置20の全ての表示装置1の輝度を均一化できる。
(第三実施形態)
次に本発明の第三実施形態による表示装置1の輝度検出装置について図9により説明する。
図9に示す第三実施形態では、表示装置1を縦置き状態で使用するものである。本実施形態では、第一実施形態の縦枠5が上部の横枠の位置に設置されている。本実施形態においても、縦枠5の内部に導光路7と光センサ8からなる光検出ユニット10が上部の横枠の位置に設置されている。これにより、光検出ユニット10による表示画面2の輝度測定時に、天井側の照明の影響を除去することができる。
この光検出ユニット10の構成と機能は上述した第一実施形態と同一であり、上部右側角部近傍に設けた開口から表示画面2の射出光を導光路7で連続した線状に受光できる。
次に本発明の第三実施形態による表示装置1の輝度検出装置について図9により説明する。
図9に示す第三実施形態では、表示装置1を縦置き状態で使用するものである。本実施形態では、第一実施形態の縦枠5が上部の横枠の位置に設置されている。本実施形態においても、縦枠5の内部に導光路7と光センサ8からなる光検出ユニット10が上部の横枠の位置に設置されている。これにより、光検出ユニット10による表示画面2の輝度測定時に、天井側の照明の影響を除去することができる。
この光検出ユニット10の構成と機能は上述した第一実施形態と同一であり、上部右側角部近傍に設けた開口から表示画面2の射出光を導光路7で連続した線状に受光できる。
図4に示す輝度調整装置12で、加速度センサ16により表示装置1が縦置き状態であることが検出され、光センサ8Bで検出した輝度信号を制御手段14に出力する。制御手段14では、光センサ8Bで検出された検出値(光量)が入力され、記憶部15のルックアップテーブルから光センサ8の検出値との相関情報に基づいて表示装置1の絶対値輝度を算出できる。輝度調整手段17では表示装置1の絶対値輝度に基づいて表示画面2を必要な輝度に調整する。
なお、上述した各実施形態では、輝度調整装置12の加速度センサ16によって表示装置1が横置き状態か縦置き状態かを判別したが、本発明はこのような構成に限定されない。例えば、加速度センサ16はなくてもよい。この場合、表示装置1が横置きか縦置きかを目視で判別して、手動操作で光センサ8A,8Bのいずれかを選択してもよい。これにより、表示装置1のコストを低廉にすることができる。
(第四実施形態)
次に本発明の第四実施形態による表示装置1の輝度検出装置について図10乃至図12により説明する。
本実施形態では、光検出ユニット10の導光路7に代えて、図10に示すように、反射面25bが鋸歯状の傾斜面からなる導光路25を採用してもよい。この導光路25では、表示画面2から射出される射出光が線状の光として入射する入射面25aと、入射した射出光を光センサ8に向けて反射させる鋸歯状の反射面25bと、光センサ8に光学的に連結された端面25cと、を有している。反射面25bは傾斜部26aと急峻部26bとからなる略V字状の鋸歯部26が複数配列されて構成され、主として傾斜部26aで入射面25aから入射する線状の入射光を端面25cの光センサ8に向けて反射させて集光することができる。
次に本発明の第四実施形態による表示装置1の輝度検出装置について図10乃至図12により説明する。
本実施形態では、光検出ユニット10の導光路7に代えて、図10に示すように、反射面25bが鋸歯状の傾斜面からなる導光路25を採用してもよい。この導光路25では、表示画面2から射出される射出光が線状の光として入射する入射面25aと、入射した射出光を光センサ8に向けて反射させる鋸歯状の反射面25bと、光センサ8に光学的に連結された端面25cと、を有している。反射面25bは傾斜部26aと急峻部26bとからなる略V字状の鋸歯部26が複数配列されて構成され、主として傾斜部26aで入射面25aから入射する線状の入射光を端面25cの光センサ8に向けて反射させて集光することができる。
本第三実施形態によれば、図11及び図12に示すように、表示画面2から射出されて導光路25の入射面25aに入射する線状の射出光が拡散光となり、その多くが反射面25bの各鋸歯状の傾斜部26aで反射して端面25cの光センサ8に集光されて受光される。
なお、上述した各実施形態では、光検出ユニット10の導光路7、25の配設位置を表示装置1の上部の横枠内の右側角部近傍に設置したが、これは天井等の照明光が導光路7,25の入射面7a、25aから取り込まれることを排除するためである。しかし、射出光の取り込み位置は上部の横枠に限定されない。例えば、下部の横枠4、左右の縦枠5内等に設置して表示画面2の射出光を受光してもよい。この場合でも、記憶部15に記憶させたルックアップテーブルにおける光センサ8の検出値(光量)のデータを予め表示装置1の枠体3の下部の横枠4、左右の縦枠5内等から採取して絶対値輝度との相関関係をデータ化しておけば精度を確保できる。
1 表示装置
2 表示画面
4 横枠
4a 外面
4b 底面
4c 開口
5 縦枠
7、25 導光路
7a、25a 入射面
7b、25b 反射面
7c、25c 端面
8、8A、8B 光センサ
10 光検出ユニット
12 輝度調整装置
14 制御手段
15 記憶部
16 加速度センサ
17 輝度調整手段
26 鋸歯部
2 表示画面
4 横枠
4a 外面
4b 底面
4c 開口
5 縦枠
7、25 導光路
7a、25a 入射面
7b、25b 反射面
7c、25c 端面
8、8A、8B 光センサ
10 光検出ユニット
12 輝度調整装置
14 制御手段
15 記憶部
16 加速度センサ
17 輝度調整手段
26 鋸歯部
Claims (8)
- 表示画面を備えた表示装置と
前記表示画面を外れた領域で前記表示画面に沿って配設されていて前記表示画面の射出光を線状に入射させる導光路と、
前記導光路に入射した射出光を受光して前記表示画面の光量を検出する光センサと、
を備えたことを特徴とする表示装置の画面輝度検出装置。 - 前記導光路の入射面は前記表示画面から射出する前記射出光が垂直に入射する角度に設定されている請求項1に記載された表示装置の画面輝度検出装置。
- 前記導光路は入射面に対して反射面が前記光センサ側に傾斜して配設されており、前記入射面を通過する入射光は前記反射面で反射して前記光センサに入射する請求項1または2に記載された表示装置の画面輝度検出装置。
- 前記反射面は断面視直線状または鋸刃状に形成されている請求項3に記載された表示装置の画面輝度検出装置。
- 予め測定された前記光センサで検出した光量のデータと前記表示画面の絶対値輝度との相関情報の集合体からなるルックアップテーブルを記憶した記憶手段と、
前記光センサで検出した光量のデータと前記ルックアップテーブルに基づいて前記表示画面の絶対値輝度を算出する制御手段と、
前記制御手段で得られた絶対値輝度を必要とされる前記表示画面の輝度に調整する輝度調整装置と、を備えた請求項1から4のいずれか1項に記載された表示装置の画面輝度検出装置。 - 前記表示画面の周囲を囲う枠体は縦枠と横枠を有しており、前記縦枠と横枠にそれぞれ前記導光路及び光センサが設置され、
前記表示画面が縦置きか横置きかを検出して、光量の検出に用いる前記導光路及び光センサを選択するようにした請求項1から5のいずれか1項に記載された表示装置の画面輝度検出装置。 - 前記表示装置が複数配列されたマルチ表示装置を備えており、複数の前記表示画面の絶対値輝度は最も低い値の絶対値輝度に設定されている請求項1から6のいずれか1項に記載された表示装置の画面輝度検出装置。
- 表示装置の表示画面から射出する射出光は前記表示画面から外れた領域で前記表示画面に沿って配設された導光路の入射面に線状の光として入射され、
前記導光路内で集光させて光センサで光量を検出することを特徴とする表示装置の画面輝度検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017248440A JP2019113772A (ja) | 2017-12-25 | 2017-12-25 | 表示装置の画面輝度検出装置及び画面輝度検出方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115023750A (zh) * | 2020-02-21 | 2022-09-06 | Eizo株式会社 | 显示画面的射出光的检测方法以及显示装置 |
-
2017
- 2017-12-25 JP JP2017248440A patent/JP2019113772A/ja active Pending
Cited By (2)
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CN115023750A (zh) * | 2020-02-21 | 2022-09-06 | Eizo株式会社 | 显示画面的射出光的检测方法以及显示装置 |
CN115023750B (zh) * | 2020-02-21 | 2023-08-15 | Eizo株式会社 | 显示画面的射出光的检测方法以及显示装置 |
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