JP2019112874A - Fixture - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、建具に関する。 The present invention relates to a fitting.
従来、不在時に宅配物を受け取るための宅配ボックスにおいて、玄関ドアの袖部に配置される建具と一体型のものが知られている。この種の建具を記載するものとして例えば特許文献1がある。特許文献1には、玄関ドア枠内における袖部に配達物投入扉を設けた建具について記載されている。
2. Description of the Related Art Heretofore, there has been known a delivery box for receiving a delivery item at the time of absence, which is integrated with a fitting disposed at a sleeve of an entrance door. For example, there is
特許文献1で提案された宅配ボックスは、宅配ボックスの扉をロックするロック機構が宅配ボックスから離れた位置にある。また、配達物を収容するための収容ボックスには、室外側に開閉可能な郵便物投入口が、室内側に開閉可能な取出し口が配置されている。配達物投入口や取り出し口のような開口部が複数設けられていたり、電気錠が宅配ボックスから離れた位置にあると、ロック機構の部品の配置や、ロック機構を駆動する電源の配線が複雑になることがあった。具体的には、電源部を例えば収容ボックスの底面の裏に配置して、ロック機構の各部品及び電源部を接続する配線を引き、邪魔にならないように配線を延ばし、迂回させて配置する場合があった。
The delivery box proposed in
本発明は、配線をコンパクトにし、設置の容易な宅配ボックスを有する建具を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a fixture having a compact wiring and an easy-to-install delivery box.
本発明は、縦枠(例えば、後述の縦枠31,32)、横枠(例えば、後述の横枠33,34)及び方立(例えば、後述の方立35)を有する枠体(例えば、後述の枠体30)と、前記枠体の内側で前記方立の左右一側に配置される戸体(例えば、後述の戸体20)と、前記枠体の内側で前記方立の左右他側に配置され、開口部(例えば、後述の開口部101)を有する袖部(例えば、後述の袖部10)と、前記開口部に配置される宅配ボックス(例えば、後述の宅配ボックス60)と、を備え、前記宅配ボックスは、配達物を収容する本体部(例えば、後述の本体部61)及び該本体部の取出口を開閉する扉(例えば、後述の扉62)を有し、前記扉内に、前記扉の開錠及び施錠を行うロック機構(例えば、後述のロック機構620)及び該ロック機構を駆動する電源部(例えば、後述の電源部629)が設けられている建具に関する。
The present invention has a frame (e.g., a vertical frame (e.g.,
前記扉は、前記本体部に接続可能に前記本体部と別体に形成されていることが好ましい。 The door is preferably formed separately from the main body so as to be connectable to the main body.
前記本体部は、室外側に取出口(例えば、後述の取出口601)が形成され、室内側が開閉不能な箱状の形状を有することが好ましい。
The main body portion preferably has a box-like shape in which an outlet (for example, an
前記開口部を囲む前記縦枠、前記横枠及び前記方立の少なくとも一部は、見付方向に延出する延出片(例えば、後述の室内側延出片312,室内側延出片352)を有し、
前記宅配ボックスは、前記延出片に対向する当接部(例えば、後述の当接部712,722)と、
前記当接部を室内側から室外側に見込方向で貫通して前記延出片に締結される締結部材(例えば、後述の締結部材716,726)と、を有することが好ましい。
The vertical frame, the horizontal frame, and at least a portion of the horizontal frame surrounding the opening extend in the direction of attachment (e.g., the indoor
The delivery box includes a contact portion (for example,
It is preferable to have the fastening member (for example, the below-mentioned
本発明によれば、配線をコンパクトにし、設置の容易な宅配ボックスを有する建具を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, wiring can be made compact and the fixture which has a delivery box easy to install can be provided.
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る建具1の正面図である。図2は、建具1における袖部10の縦断面図である。図3は、建具1における上部の横断面図であり、図4は、建具の下部の横断面図である。なお、以下の説明で左右方向は、図1を正面としたときの左右方向である。
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a front view of a
図1〜図4に示す建具1は、枠体30と、戸体20と、袖部10と、を備える玄関ドアである。
The
枠体30は、建具1の四周を構成するともに、戸体20と袖部10の間を仕切るものである。枠体30は、一対の縦枠31、32と、一対の横枠33、34と、方立35と、無目36と、を備える。
The
一対の縦枠31、32は、建具の左右方向における一方と他方の端部に配置される。一方の縦枠31は、袖部10の側方に、他方の縦枠32は、戸体20の側方に配置される。一対の横枠33、34は、建具の上下に配置される。一対の縦枠31、32及び一対の横枠33、34が建具1の四周を形成する。
The pair of
方立35は、枠体30の内側を左右一側と左右他側に区画する。方立35によって区画された左右一側に戸体20が配置され、左右他側に袖部10が配置される。無目36は、縦枠31と方立35の間に配置される。無目36によって袖部10が上下に区画される。方立35における戸体20側の見込面には保持片368が形成され、この保持片368が閉鎖位置の戸体20に見込方向で当接する室外側気密材369を支持する。
The
戸体20は、枠体30に対して開閉可能に取り付けられており、建具1の出入口を構成する。本実施形態の戸体20は、縦枠32に複数のヒンジ320を介して回転可能に支持される。縦枠32におけるヒンジ320が固定される見込面には、保持片322が形成される。保持片322は、閉鎖位置の戸体20に見込方向で当接するクッション材321を支持する。
The
袖部10は、その上部に採光パネル12が配置され、下部に宅配ボックス60が配置される開口部101を有する。
The
採光パネル12は、光を透過する部材によって構成される。本実施形態の採光パネル12は、室外側パネル12aと室内側パネル12bがスペーサー12cを介して離間するように配置される複層ガラス(ガラス面材)である。
The
採光パネル12を保持する構成について説明する。図2に示すように、採光パネル12の上部は、横枠33の下側に配置される上部保持部材331によって保持される。上部保持部材331の下部は採光パネル12の上部が差し込まれるガラス溝となっている。上部保持部材331には、室外側気密材332及び室内側気密材333が配置されており、採光パネル12は、その上部が見込方向で室外側気密材332と室内側気密材333に挟み込まれた状態で保持される。
The configuration for holding the
採光パネル12の下部は、無目36の上部に形成される下部保持部361よって保持される。下部保持部361は、その上部がガラス溝となっており、上部保持部材331と同様に、室外側気密材362と室内側気密材363が配置される。採光パネル12は、その下部が見込方向で室外側気密材362と室内側気密材363に挟み込まれた状態で保持される。また、下部保持部361の内側には採光パネル12を下から支持するセッティングブロック364が配置される。
The lower portion of the
図3に示すように、採光パネル12は、左右方向一側の側部が方立35によって保持されるとともに、左右方向他側の側部が縦枠31によって保持される。
As shown in FIG. 3, the side of one side in the left-right direction of the
方立35の袖部10側の見込面には室外側保持片351及び室内側延出片352が形成される。また、方立35の見込面における室外側保持片351と室内側延出片352の間には、室内側係合部材353を係合するための係合片357が形成される。室内側係合部材353は、その室内側の部位が室内側延出片352に係合されるとともに室外側端部が係合片357に係合される。室外側保持片351と室内側係合部材353によってガラス溝が形成され、該ガラス溝の内側にはセッティングブロック356が配置される。また、室外側保持片351は、方立35の本体部分から見付方向の縦枠31側に延びた後、見込方向室内側に屈曲するように形成される。室外側保持片351の先端には室外側気密材354が配置される。室内側係合部材353は、見付方向の縦枠31側に延びた後、見込方向室外側に屈曲するように形成され、その先端には室内側気密材355が配置される。採光パネル12は、その方立35側の側部が見込方向で室外側気密材354と室内側気密材355に挟み込まれた状態で保持される。方立35の室外側保持片351及び室内側延出片352は、方立35の本体部分の室内側面35a及び室外側面35bよりも見込方向内側で袖部10側に突出する。このため、方立35の室外側面35bには、袖部10側で室内側に窪むような段差が形成される。
The outdoor
縦枠31の袖部10側の見込面には室外側保持片311及び室内側延出片312が形成される。また、縦枠31の見込面における室外側保持片311と室内側延出片312の間には、室内側係合部材313を係合するための係合片317が形成される。室内側係合部材313は、その室内側の部位が室内側延出片312に係合されるとともに室外側端部が係合片317に係合される。室外側保持片311と室内側係合部材313によってガラス溝が形成され、該ガラス溝の内側にはセッティングブロック316が配置される。また、室外側保持片311は、縦枠31の本体部分から見付方向の方立35側に延びた後、見込方向室内側に屈曲するように形成される。室外側保持片311の先端には室外側気密材314が配置される。室内側係合部材313は、見付方向の縦枠31側に延びた後、見込方向室外側に屈曲するように形成され、その先端には室内側気密材315が配置される。採光パネル12は、その縦枠31側の側部が見込方向で室外側気密材314と室内側気密材315に挟み込まれた状態で保持される。縦枠31の室外側保持片311及び室内側延出片312は、方立35の室外側保持片351及び室内側延出片352とそれぞれ向かい合う位置に配置される。室外側保持片311及び室内側延出片312は、縦枠31の本体部分の室内側面31a及び室外側面31bよりも見込方向内側で袖部10側に突出する。このため、縦枠31の室外側面31bには、袖部10側で室内側に窪むような段差が形成される。この段差は、方立35側で形成される段差と対称な位置で形成される。
An outdoor
室外側気密材332、362、354、314は、何れも先付ビードであり、ゴム等の弾性変形可能な部材によって構成される。室内側気密材333,363,355,315も、弾性変形可能な部材によって構成される。
The outdoor side
宅配ボックス60は、無目36を挟んで採光パネル12の下方に位置する。宅配ボックス60は、宅配物等を収容可能な空間を有する本体部61と、本体部61に対して開閉可能に取り付けられる扉62と、を主要な構成として備える。
The
図5は、本実施形態の宅配ボックス60の扉が開いた状態を示す斜視図である。図5に示すように、本体部61は、枠体30に固定された状態で室外側に投入口を兼ねる取出口601が形成される(図5参照)。本体部61の取出口601が扉62によって閉鎖されることにより、宅配ボックス60の内部が外部から隔てられる。扉62は、本体部61における縦枠31側に開閉可能に支持されている。扉62の方立35側に位置する戸先側が手掛け部621となっている。また、扉62には、暗証番号を入力する操作部623を含むロック機構620や、電源部629が収容される電池ボックス625等が配置される。
FIG. 5 is a perspective view showing a state in which the door of the
次に、宅配ボックス60の取付構造について説明する。図6は、本実施形態の建具1の宅配ボックス60が取り付けられる前の状態を室内側から示す斜視図である。図7は、本実施形態の宅配ボックス60に固定される上面取付プレート70及び側面取付プレート71,72を示す分解斜視図である。図8は、本実施形態の建具1に取り付けられた宅配ボックス60を室内側から見た斜視図である。
Next, the mounting structure of the
図7及び図8に示すように、本実施形態の宅配ボックス60には、本体部61の上面に配置される上面取付プレート70と、本体部61の左右両側の側面にそれぞれ配置される側面取付プレート71,72と、が配置される。
As shown in FIG. 7 and FIG. 8, in the
図2に示すように、上面取付プレート70は、本体部61の上面に固定される固定面700と、固定面700の室外側端部から上方に屈曲する室外側見付面部701と、固定面700の室内側端部から上方に屈曲した後、見込方向室外側に延びて下方に折り返す当接部702と、を備える。図7に示すように、ネジ等の締結部材705が固定面700を貫通して本体部61に固定されることで上面取付プレート70が本体部61に固定される。
As shown in FIG. 2, the upper
無目36の下面には室外側保持片365及び室内側延出片366が形成されている。室外側保持片365は、無目36の本体部分から下方に延出した後、見込方向室内側に屈曲する。室外側保持片365の先端には、室外側気密材367が固定される。宅配ボックス60が袖部10に固定された状態では、上面取付プレート70の室外側見付面部701が、室外側気密材367に見込方向で接触するとともに当接部702の室外側の見付面703が室内側延出片366に対向する状態となる。無目36は、縦枠31及び方立35よりも室内側に奥まっており、段差状になっている。当接部702は、宅配ボックス60が固定された状態で、その室内側の面が縦枠31及び方立35の室内側の面と面一になる形状に構成される。
An outdoor
図4に示すように、側面取付プレート71は、本体部61の側面に固定される固定面710と、固定面710の室外側端部から縦枠31側に屈曲する室外側見付面部711と、固定面710の室内側端部から縦枠31側に延出した後、見込方向室外側に延び、更に本体部61側に折り返す当接部712と、を備える。図7に示すように、ネジ等の締結部材705が固定面710を貫通して本体部61に固定されることで側面取付プレート71が本体部61に固定される。
As shown in FIG. 4, the side
宅配ボックス60が袖部10に固定された状態では、側面取付プレート71の室外側見付面部711が、縦枠31の室外側保持片311の室外側気密材314に見込方向で接触するとともに当接部712の室外側の見付面713が室内側延出片352に対向する状態となる。図8に示すように、当接部712の室内側面には貫通孔725が上下方向に間隔をあけて複数形成される。この貫通孔725を通じてリベット等の締結部材716が当接部712の室外側の見付面を貫通して縦枠31の室外側保持片311に締結される。貫通孔725にはカバー部材730が配置され、締結部材716が室内側からも見えない位置となっている。
In the state where
側面取付プレート72は、本体部61の側面に固定される固定面720と、固定面720の室外側端部から方立35側に屈曲する室外側見付面部721と、固定面720の室内側端部から方立35側に延出した後、見込方向室外側に延び、更に本体部61側に折り返す当接部722と、を備える。図7に示すように、ネジ等の締結部材705が固定面720を貫通して本体部61に固定されることで側面取付プレート72が本体部61に固定される。
The
宅配ボックス60が袖部10に固定された状態では、側面取付プレート72の室外側見付面部721が、方立35の室外側保持片351の室外側気密材354に見込方向で接触するとともに当接部722の室外側の見付面723が室内側延出片352に対向する状態となる。当接部722の室内側面には貫通孔725が上下方向に間隔をあけて複数形成される。この貫通孔725を通じてネジ等の締結部材726が当接部722の室外側の見付面を貫通して方立35の室外側保持片351に締結される。貫通孔725にはカバー部材730が配置され、締結部材716が室内側からも見えない位置となっている。
In the state where
宅配ボックス60の下面は、横枠34の上側に配置される下部保持部材341によって保持される。下部保持部材341の上部は溝状になっている。下部保持部材341の室外側上部には室外側気密材345が配置される。本体部61の室外側は、この室外側気密材345を介して下から支持される。
The lower surface of the
次に、宅配ボックス60における宅配物の取出方法について説明する。図4に示すように、本実施形態の宅配ボックス60は、建具1の本体部61の室内側には取出口が形成されておらず、扉62を開いたときのみ取出口601を通じて宅配ボックスの内部にアクセスできるようになっている。
Next, the method of taking out the home delivery item in the
次に、宅配ボックス60の扉62についてより詳細に説明する。
図5に示すように、扉62には、ロック機構620と、電源部629が設けられる。扉62の裏板62b側には、ロック機構620の一部と、略矩形状のケースである電池ボックス625とが露出しており、電池ボックス625内にロック機構620の他の部品及び電源部629が収容されている。
なお、裏板62bには、図5中、印鑑ケース628が示されているように、適宜小物入れ等が配置されてもよい。
Next, the
As shown in FIG. 5, the
Note that, as shown in the
ロック機構620は、本体部622と、操作部623と、ロッド棒624とを有する。
本体部622は、電池ボックス625内に収容されている。本体部622は、操作部623及びロッド棒624と電気的及び機械的に接続されて、開錠及び施錠の動作を制御する部分である。
操作部623は、表板62a側に露出するスイッチや回転する数字盤、認証用画面等であり、宅配ボックス60の利用者が開錠のための操作を行う部分である。操作部623は、扉62の戸先側の上部に配置される。
ロッド棒624は、上下に移動可能に取り付けられている。図5に示すように、ロッド棒624は、電池ボックス625の吊元側の上部から延びるロッド棒624aと、戸先側の下部から延びるロッド棒624bとを含み、合計2本延びている。ロッド棒624には、操作部623の操作に応じて、本体部622内のソレノイドの動きが伝えられる。図5に示すように、施錠時は、ロッド棒624aは上方に、ロッド棒624bは下方に移動して、宅配ボックス60の本体部61における取出口601の上部及び下部に形成されたロック孔61a、61bにそれぞれ挿通することで扉62が施錠される。開錠時は、ロッド棒624がロック孔61a、1bから抜けるように移動することで、扉62と本体部61との係合が解かれるように構成される。
The
The
The
The rod 624 is mounted to be movable up and down. As shown in FIG. 5, the rod rods 624 include a
電源部629は、ロック機構620を駆動する電池と、ロック機構620の本体部622、操作部623、ロッド棒624を接続する配線とを有する。電源部629は、電池ボックス625の蓋を取り外すことで交換できるように配置されており、配線は表板62aと裏板62bとの間に配置されている。すなわち、扉62の表板62aと裏板62bとの間に各種の配線や機械部品が配置されており、宅配ボックス60の他の部分と接続しなくても、宅配ボックス60の施錠を行うための機構が扉62の内部で完結している。
The
扉62は、本実施形態では、本体部61に接続可能に本体部61と別体に形成されている。本体部61よりも扉62の方が幅広になっているため、扉62が一体となっていると、宅配ボックス60の取り付け時には、ネジ止め等で内部が視認できなくなる等、施工しにくくなるからである。扉62は、本体部61を袖部10の開口部101に取り付けた後、本体部61の吊元側の側板614に扉62を取り付ける。
The
図9は、袖部10の部分拡大断面図である。扉62は、表板52a及び裏板62bを有し、外縁で接合されて形成される。図9に示す通り、扉62は、片開きで建具1の幅方向の端部側に設けられた蝶番64が回動することで開閉される。扉62の幅は、本体部61の本体部開口611と側板614の厚みを合せた幅より広く形成されている。扉62の吊元側は、本体部61の縦枠側の側板614に蝶番64を介して取り付けられる。扉62の戸先側で上下方向に延びる戸先側縁は、方立35側の側板614の厚さ部分を越えて方立35側に突出する。扉62の戸先側縁は、方立35の袖部10側における室外側面の端部に対向して、方立35の一部と見込方向に重なるように配置される。
FIG. 9 is a partial enlarged cross-sectional view of the
図9に示すように、手掛け部621は、平面視で扉62の表板62a側が平坦に形成され、裏板62bが戸先で表板62a側に向かって傾斜することで形成される。手掛け部621の裏板62bの傾斜の裏には、略三角形の隙間が形成される。
方立35の袖部10側は、採光パネル12を挟持する室外側保持片351及び室内側延出片352によって採光パネル12側に窪む段差が形成されているので、扉62の戸先側に形成される略三角形の隙間と、段差との間に指をかける空間が形成される。この空間に手掛け部621が配置されることで、室外側から指を空間に挿入しつつ、手掛け部621の室内側を指で押すことで扉62が開く。
As shown in FIG. 9, the
The
図10は、宅配ボックス60の扉62の裏板62bにおける吊元側の部分斜視図であり、(a)図は気密材65を貼る前、(b)図は気密材65を貼って屈曲させた後を示す。図10(a)に示すように、扉62の裏板62bの吊元側の端部63は、室内側に折り曲げられて更に巻き込むように室外側へ向かい、図示するように、五つの面を有する。
第1面631は、裏板62bの吊元側で更に室外側に向かって屈曲し、室内外方向に延びる。
第2面632は、第1面631の端部から、扉62の面方向に沿うように延びる。
第3面633は、第1面631と向かい合う位置で、室内側に向かって屈曲し、室内外方向に延びる。
第4面634は、第3面633の端部から、第2面632に対向し、建具の左右方向に延びる。第4面634には、蝶番64が取り付けられ、蝶番64を介して扉62が建具の縦枠に取り付けられる。
第5面635は、第3面633の端部から更に室外側に向かって屈曲し、室内外方向に延びる。第5面635は、第1面631に向かい合う。
FIG. 10 is a partial perspective view of the hanging side of the
The
The
The
The
The
図10(a)に示すように、裏板62bは、機械加工により第1面631と第2面632の間、第3面633と第4面634との間、第4面634と第5面635との間は予め屈曲されている。しかし、図10(b)に示すように、第1面631と第5面635との間を気密に保ち、雨水の侵入等を防止するため、第1面631と第5面635との間に気密材65を貼付する。作業者が手で貼付するに当たり、仮に第2面632と第3面633の間が予め屈曲していると、指が入らないので貼り付けづらい。
As shown in FIG. 10A, the
図10(a)に示すように、第2面632と第3面633との境界には、裏板62bの長手方向に沿って、細長い長孔636を断続的に配置するとともに、長孔636と長孔636との間に円形の丸孔637を2つ配置する。気密材65を貼付する前は、第2面632及び第3面633が同じ面で繋がっているので広い空間が形成される。この状態で、作業者は気密材65を第1面631に貼付することができる。
As shown in FIG. 10A, at the boundary between the
図10(b)に示すように、長孔636と丸孔637が形成されることにより、第1面631に気密材65を貼付した後、第2面632と第3面633との間を人力で屈曲させることが可能になる。この時、丸孔637が2つ長孔636の間に配置されていることで、第2面632と第3面633との間の境界に角が形成されやすく、人力でも曲げ加工のばらつきを防止することができる。図10(b)では、説明の便宜のために第1面631と第5面635との間が開いているが、人力で屈曲させると、実際には第1面631と第5面635との間はより狭くなり、気密材65によって塞がれる。扉62の蝶番64の近傍に気密材65が取り付けられることで、室外側より本体部61内部に雨水等が入りこむことが防止される。
As shown in FIG. 10B, after the
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、建具1を、縦枠31、32、横枠33、34及び方立35を有する枠体30と、枠体30の内側で方立35の左右一側に配置される戸体20と、枠体30の内側で方立35の左右他側に配置され、開口部101を有する袖部10と、開口部101に配置される宅配ボックス60と、を含んで構成した。また、宅配ボックス60を、配達物を収容する本体部61及び本体部61の取出口601を開閉する扉62を含んで構成した。また、扉62内に、扉62の開錠及び施錠を行うロック機構620及び該ロック機構620を駆動する電源部629を設けた。
According to the present embodiment, the following effects are achieved.
In the present embodiment, the
これにより、例えば電源部629を床板の下に設ける等、本体部側に配置する場合と比べて、配線が短くなり、ロック機構620とこれを駆動する電源部629をコンパクトに配置することができ、施工性が向上する。
As a result, for example, the wiring becomes short as compared with the case where the
また、本実施形態では、扉62を、本体部61に接続可能に本体部61と別体に形成した。
上述の通り、ロック機構620を駆動するのに必要な電気系の配線が、本体部61から独立するので、本体部61と扉62とを独立させてシンプルに構成することができる。よって、本体部61を先に袖部10の開口部に挿入して取り付けた後で、扉62を取り付けることがき、更に施工性が向上する。
Further, in the present embodiment, the
As described above, since the wiring of the electrical system necessary to drive the
また、本実施形態では、本体部61を、室外側に取出口610が形成され、室内側が開閉不能な箱状の形状を有するように構成した。
これにより、本体部61における枠体30の室内側が閉じられているので、悪意のある第三者が扉62を開いたとしても、取出口601を通じて室内側に手や器具を差し入れたりすることができない構造となり、防犯性が向上する。
Further, in the present embodiment, the
Thereby, since the indoor side of the
また、本実施形態では、開口部101を囲む縦枠31を見付方向に延出する室内側延出片312を含んで構成し、方立35を室内側延出片352を含んで構成した。また、宅配ボックス60を、室内側延出片312に対向する当接部712及び室内側延出片352に対向する当接部722と、当接部712,722を室内側から室外側に見込方向で貫通して室内側延出片312,352に締結される締結部材716,726と、を含んで構成した。
Further, in the present embodiment, the indoor
これにより、室外側から宅配ボックス60を見込方向室内側に押し出そうとしても、見込方向室内側から室外側に締結される締結部材716,726によって宅配ボックス60を枠体30側に強固に保持することができ、防犯性を一層向上させることができる。
Thus, even if the
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、ロック機構620をロッド棒624a、624bを上下に移動させて本体部61の取出口601の縁にロック孔61a、61bに挿入するように構成したが、これに限られない。ロック機構は、本体部61と扉62の開閉を制限できる構成であれば、特に限定されない。
As mentioned above, although the preferable embodiment of this invention was described, this invention is not restrict | limited to the above-mentioned embodiment, It can change suitably.
For example, in the above embodiment, the
1 建具
10 袖部
20 戸体
30 枠体
31,32 縦枠
33,34 横枠
35 方立
36 方立
60 宅配ボックス
61 本体部
62 扉
101 開口部
314,332,354,367 室外側気密材(気密材)
601 取出口
620 ロック機構
629 電源部
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記枠体の内側で前記方立の左右一側に配置される戸体と、
前記枠体の内側で前記方立の左右他側に配置され、開口部を有する袖部と、
前記開口部に配置される宅配ボックスと、を備え、
前記宅配ボックスは、配達物を収容する本体部及び該本体部の取出口を開閉する扉を有し、
前記扉内に、前記扉の開錠及び施錠を行うロック機構及び該ロック機構を駆動する電源部が設けられている建具。 A frame having a vertical frame, a horizontal frame and a bridge,
Doors disposed on the left and right sides of the bridge inside the frame;
A sleeve portion which is disposed on the left and the other of the side of the frame inside the frame and has an opening;
A delivery box disposed at the opening;
The delivery box has a main body portion for containing a delivery and a door for opening and closing the outlet of the main body portion.
A lock mechanism for unlocking and locking the door and a power supply unit for driving the lock mechanism are provided in the door.
前記宅配ボックスは、前記延出片に対向する当接部と、
前記当接部を室内側から室外側に見込方向で貫通して前記延出片に締結される締結部材と、を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の建具。 At least a portion of the vertical frame, the horizontal frame, and the cross section surrounding the opening has an extension piece extending in the finding direction,
The delivery box has an abutment portion facing the extending piece;
The fixture according to any one of claims 1 to 3, further comprising: a fastening member which penetrates the contact portion from the indoor side to the outdoor side in a likely direction and is fastened to the extension piece.
Priority Applications (1)
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- 2017-12-25 JP JP2017248488A patent/JP2019112874A/en active Pending
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