JP2019111606A - ネジ締め情報収集装置及びネジ締め管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、既存の電動ドライバーを改造や分解することなく電動ドライバーに装着させることができ、また、レンチや電動以外のドライバーなどのネジ締め工具にも適用することができて、ネジ締めの正常締結の判定や正常締結の回数をカウントできるネジ締め情報収集装置及びネジ締め管理システムを提供することを目的とする。【解決手段】既存のネジ締め工具TD1に装着されるネジ締め情報収集装置Vであって、駆動電源を供給する電池1と、振動を検出する振動検出部6と、を備える。【選択図】図2

Description

工場では流れ作業によって製品のネジ締め作業が行われている。この作業は比較的単純な作業の繰り返しであり、また不慣れな工員によって行われることもあり、ネジ締めの忘れやネジ締め不良が発生することがある。これを防止するために、従来から種々の方法が考えられた。
例えば、特許文献1には、既存の電動ドライバーに付設される電動ドライバー用動作回数係数装置が示されている。既存の電動ドライバーは締結終了時の負荷トルク変化によって移動する円板がマイクロスイッチをONさせてモータが停止する。この円板はクラッチを介して取り付けられている。電動ドライバー用動作回数係数装置がこのマイクロスイッチの信号を利用して締結終了回数をカウントし所定数になれば警報を発する。
また、特許文献2には、電動ドライバーに付設されるネジ締め情報送信装置が回転信号とトルクアップ信号を電動ドライバーから取り出すことによって、ネジ締め作業の良否と正常な締結本数をカウントすることが示されている。
また、特許文献3には、機械的トルクアップ信号によって、ネジ締め作業の良否と正常な締結本数をカウントすることが示されている。
これらの特許文献1〜3の電動ドライバーに付設される装置は、いずれも締結終了信号や電源を得るために、既存の電動ドライバーの回路と電気的に接続されている。このために、既存の電動ドライバーを改造あるいは分解しなければならないという問題があった。
この問題を解決する方法として、特許文献4や特許文献5に、締結終了時にモータが停止する電動ドライバーに流れる電流の変化を検出することによって、電動ドライバーを改造することなくネジの締結を判断する方法が示された。
実開昭63−83277号公報 特開2017−189837号公報 特許5964521号公報 特開平7―60656号公報 特開平7―136939号公報 特許2900978号公報 特開2000−202780号公報
しかしながら、電動ドライバーを改造することなく電動ドライバーに流れる電流の変化を検出するには、その装置を電動ドライバーのプラグと商用電源のコンセントの間に配設しなければならず、装置が電動ドライバーと離間するという問題があった。また、トルクアップが空回り機構のみからなる電動ドライバーで、モータの自動停止機能を備えていない電動ドライバーに対しては、そもそも適用することができなかった。
また、特許文献1〜特許文献5はいずれも締結終了時にモータが停止する電動ドライバーに適用するものであり、例えば特許文献6に示されるようなクラッチを有する手動のドライバーや、エアドライバー、例えば特許文献7に示されるような手動のトルクレンチなどには適用することができないという問題があった。
本発明は、既存の電動ドライバーを改造や分解することなく電動ドライバーに装着させることができ、また、レンチや電動以外のドライバーなどのネジ締め工具にも適用することができて、ネジ締めの正常締結の判定や正常締結の回数をカウントできるネジ締め情報収集装置及びネジ締め管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のネジ締め情報収集装置は、既存のネジ締め工具に装着されるネジ締め情報収集装置であって、駆動電源を供給する電池と、振動を検出する振動検出部と、を備えたことを特徴とする。
電池を内蔵し、ネジ締め状態をネジ締め工具の電気情報ではなくて振動で検出するので、既存のネジ締め工具を改造や分解することがない。また、電動ドライバー以外のネジ締め工具にも適用することができる。また、直接ネジ締め工具に装着することができる。
また、本発明のネジ締め情報収集装置においては、予め定められた判定条件により、前記振動検出部の検出信号からネジ締めの正常締結を判定する判定部を備えたことが好ましい。
このような構成によれば、ネジ締め情報収集装置単体で、作業中のネジ締めが正常に締結できたかどうかを知ることができる。とくに、ネジ締め情報収集装置に報知部があれば、正常締結を使用者の間近で直ぐに報知させることができる。また、ネジ締め情報を管理する管理装置との間で通信を行うような場合、ネジ締め情報収集装置は、振動検出部での検出データを逐次送信しなくとも、判定部で判定した結果のみを管理装置へ送信する構成を採用することができるので、管理装置との間での通信回数を減らすことができ、通信にかかる電力を抑えることができる。とくに、本ネジ締め情報収集装置は、既存のネジ締め工具に装着して用いるため、装置自体の小型化が必要であり、大きな電池を用いることができないため、電力を抑えることができることは非常に重要である。
また、本発明のネジ締め情報収集装置においては、使用者が締付け工具を把握したことを検出する把握センサを備え、前記振動検出部は、前記把握センサにより把握を検出しているときに振動の検出を行うことが好ましい。
これにより、ネジ締め作業をしていない状態で、振動検出部をOFFにすることができて省電力となる。とくに、本ネジ締め情報収集装置は、既存のネジ締め工具に装着して用いるため、装置自体の小型化が必要であり、大きな電池を用いることができない。このため、省電力化は非常に重要である。
また、本発明のネジ締め情報収集装置においては、前記振動検出部は加速度センサであることが好ましい。
加速度センサにより振動を検出するので、マイクロフォンによる空気の振動検出と比較して近傍のネジ締め作業による外乱の影響が少ない。
上記目的を達成するため、本発明のネジ締め管理システムは、既存のネジ締め工具に装着され、駆動電源を供給する電池と、振動を検出する振動検出部と、を備えるネジ締め情報収集装置と、前記ネジ締め情報収集装置と接続された管理装置と、からなるネジ締め管理システムであって、前記管理装置は、前記振動検出部で検出した振動に基づくネジ締め情報を管理することを特徴とする。
このシステムによって、種々のネジ締付け工具を使用してのネジ締め作業や、種々の製品でのネジ締め作業のネジ締め情報を一括して管理することができる。
また、本発明のネジ締め管理システムにおいては、前記ネジ締め情報収集装置は、予め定められた判定条件により、前記振動検出部の検出信号からネジ締めの正常締結を判定する判定部を備え、前記振動に基づくネジ締め情報は、前記判定部で判定した判定結果であることを特徴とする。
これにより、管理装置からの正常締結の判定を受信しなくても、ネジ締め情報収集装置単独でこの判定を行うことができるので、早期にネジ締め忘れに対応することができる。また、管理装置の動作を低減することができる。また、管理装置へは振動データではなくて判定結果を送信すればよいので、ネジ締め情報収集装置側からの送信データの量を低減できる。
また、本発明のネジ締め管理システムにおいては、前記振動に基づくネジ締め情報は、前記振動検出部の検出信号であり、前記管理装置は、予め定められた判定条件により、前記検出信号からネジ締めの正常締結を判定する判定部を備えることを特徴とする。
これにより、個々のネジ締め情報収集装置に判定部を設けなくてもよいので、ネジ締め情報収集装置が安価になる。
本発明の第1実施形態のネジ締め管理システムの主要な構成を示す斜視図である。 図2Aは、第1実施形態のネジ締め情報収集装置がトルクドライバーに装着された状態を示す斜視図であり、図2Bは、図2Aの第1パネルが透視された斜視図であり、図2Cは図2Aの分解斜視図である。 図3Aは、第1実施形態のネジ締め情報収集装置がトルクドライバーに装着された状態を示す正面図であり、図3Bは、図3Aの第1パネルが透視された正面図である。 第1実施形態のネジ締め情報収集装置の主要な構成を示すブロック図である。 第1実施形態の管理装置の主要な構成を示すブロック図である。 第1実施形態のネジ締め情報収集装置の振動検出部が検出する振動波形を示す図である。 第1実施形態のネジ締め情報収集装置の制御回路の主要な動作を示すフローチャートである。 図8Aは、第2実施形態のネジ締め情報収集装置がトルクレンチに装着された状態を示す斜視図であり、図8Bは、図8Aの第1パネルが透視された斜視図であり、図8Cは図8Aの分解斜視図である。
以下、実施形態及び図面を参照にして本発明を実施するための形態を説明するが、以下に示す実施形態は、本発明をここに記載したものに限定することを意図するものではなく、本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行ったものにも均しく適用し得るものである。なお、この明細書における説明のために用いられた各図面においては、各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせて表示しており、必ずしも実際の寸法に比例して表示されているものではない。
[第1実施形態]
図1〜図5を用いて、本発明の第1実施形態のネジ締め管理システムSYSの要部の構成を説明する。図1はネジ締め管理システムSYSの機構を示し、図2、図3はネジ締め情報収集装置Vの機構を示す図であり、図4はネジ締め情報収集装置Vの制御回路3の構成を示すブロック図であり、図5は管理装置Aの制御回路A2の構成を示すブロック図である。
ネジ締め管理システムSYSは、ネジ締め情報収集装置Vと、このネジ締め情報収集装置Vと接続された管理装置Aとからなる。より具体的には、図1に示すように、ネジ締め管理システムSYSは、3つのネジ締め情報収集装置Vと、このネジ締め情報収集装置Vと無線により通信可能な管理装置Aとからなる。
一つ目のネジ締め情報収集装置Vは、第1トルクドライバーTD1に装着されて用いられる。第1作業者は、これを用いてプリント基板PCBを雌ネジが切られていない合成樹脂のボスBSの下穴H1(ここでは、貫通していないあなを「穴」と記し、貫通しているあなを「孔」と記す。)にタッピングネジTNで螺着させる。
二つ目のネジ締め情報収集装置Vも、第1トルクドライバーTD1に装着されて用いられる。第2作業者は、これを用いてプリント基板PCBを雌ネジが切られていない1.2mm厚の板金C1のバーリング加工が施された下孔H2にタッピングネジTNで螺着させる。
三つ目のネジ締め情報収集装置Vは、例えば第1トルクドライバーTD1とは異なる機種の第2トルクドライバーTD2に装着されて用いられる。第3作業者は、これを用いてプリント基板PCBを0.8mm厚の板金C2の孔H3にボルトBを貫通させてナットNで固着させる。
なお、第1トルクドライバーTD1と第2トルクドライバーTD2は、いずれも手動でネジを螺入させるものであり、設定されたトルク以上の負荷が掛かると「カチッ」というような音が発して空転する機構を備え、広く一般に流通しているものである。また、タッピングネジTNは下穴H1や下孔H2に雌ネジが切られていなくても螺入することができるネジである。
これらネジ締め情報収集装置Vは、上述のように第1トルクドライバーTD1のような既存のネジ締め工具に装着されて用いられる。そして、ネジ締め情報収集装置Vは、駆動電源を供給する電池1と、ネジ締め状態の振動を検出する振動検出部6と、を備える。より詳しくは、図2、図3に示すように、ネジ締め情報収集装置Vは、筐体を構成する2つに分離した合成樹脂の第1パネルK1と第2パネルK2と、両パネルK1、K2に収納されるプリント基板P、電源スイッチ2、第1、第2ワイヤ81、82、第1〜第3ゴムリング83、84、85と、第1トルクドライバーTD1を挟んで両パネルK1、K2を螺着するそれぞれ6つのボルトB、ナットNからなる。
なお、プリント基板Pには詳細を後述する電池1と、判定部31を兼ねた制御回路3と、記憶部4と、アンテナ51を有する通信部5と、振動検出部6と、報知部7と、第1、第2ワイヤ81、82を伴う把握検出部8が搭載されている。
また、図示のような四角形のプリント基板Pを効率よく収容するため、合体した両パネルK1、K2の外観は、プリント基板Pの収容部分が8角形となっている。また、8角形となっているためネジ締め情報収集装置Vが転がりにくい。この8角形の部分には第1〜第3溝M1、M2、M3が形成されている。
第1孔M1には図示しないが、両パネルK1、K2を分離することなく電池1を着脱できる角孔が両パネルK1、K2に設けられ、この角孔は第1ゴムリング83で塞がれている。
第2溝M2、第3溝M3にはそれぞれ第1ワイヤ81、第2ワイヤ82が、溝の底に沿って入れられている。この第1、第2ワイヤ81、82は、パネルK1、K2の結合部に設けられた貫通孔から内部に導かれ、プリント基板Pに半田付けされる。第2、第3溝M2、M3に配置された第1、第2ワイヤ81、82は、第2、第3ゴムリング84、85で覆われて露出しないようになっている。
この第1、第2ワイヤ81、82は、二つの電極を構成している。そして、把持検出部8は、静電容量式のタッチセンサであり、第1、第2ワイヤ81、82からなる電極間の容量変化により、ネジ締め情報収集装置Vを作業者が把持しているかどうかを検出する。
電源スイッチ2は、ネジ締め情報収集装置Vの後部に配設される。そして、電源スイッチ2が誤操作されないよう、電源スイッチ2の押下面が、図3(B)に示すように、両パネルK1、K2の最後面から突出しないようになっている。
図4のブロック図に示すように、ネジ締め情報収集装置Vは、例えば、CR2032のボタン電池からなる電池1と、電池1からの電源供給をON/OFFする電源スイッチ2と、各部を制御する制御回路3と、制御回路3が動作を行うのに必要なプログラム41やデータ42を記憶する記憶部4と、管理装置Aと無線通信を行う通信部5と、第1、第2のトルクドライバーTD1、TD2の振動を検出する加速度センサからなる振動検出部6と、スピーカーで報知を行う報知部7と、使用者によってトルクドライバーTD1、TD2が握られたことを検出する静電容量式の把握検出部8と、電池1の電圧を検出する電圧検出部9からなる。
プログラム41には、制御回路3が起動するオペレーティングプログラムや、制御回路3が種々の動作を実行するアプリケーションプログラムがある。このアプリケーションプログラムとして、正常なネジ締結が行われたか否かを判定するプログラムがある。なお、本実施形態のように、ネジ締め情報収集装置Vの制御回路3が判定のアプリケーションプログラムを実行するときは、制御回路3が、判定部31となる。
振動検出部6は、ネジ締め情報収集装置Vが装着された工具に生じる振動を検出するものである。ここで、第1、第2トルクドライバーTD1、TD2は、共に設定されたトルクを超えた負荷が掛かると、外れた爪が他の爪に当たって「カチッ」という音を発するラチェット機構を通常備えている。ネジ締め状態の振動を検出する振動検出部6は、このラチェット機構による「カチッ」という振動を加速度センサで検出する。そして、後述するように、判定部31では、正常なネジ締結が行われた否かの判定プログラムにおいて、このラチェット機構の振動検出により、ネジ締めの正常締結と判定する。
通信部5は、ネジ締め情報を管理する管理装置Aへ接続するための無線通信手段であるが、無線通信に限定されるものではなく、有線通信でも構わない。
報知部7は、スピーカーによる音情報で作業者に報知を行うものであるが、音による報知に限定されるものではなく、光の点滅や衝撃等による報知を行うものでも構わない。
把握検出部8は、第1ワイヤ81と第2ワイヤ82間の静電気容量変化を検出することにより、ネジ締め情報収集装置Vが作業者により掴まれたことを手の近接で検出して、その検出信号をタッチ信号として制御回路3に送信する。そして、制御回路3は、タッチ信号を受け取ると、振動検出部6を動作させる。
管理装置Aは、ネジ締め情報収集装置Vの振動検出部6で検出した振動に基づくネジ締め情報を管理するためのものである。図5のブロック図に示すように、管理装置Aは、商用電源ACからの電源供給をON/OFFする電源スイッチA1と、各部を制御する制御回路A2と、制御回路A2が動作を行うのに必要なプログラムA31やデータA32を記憶する記憶部A3と、ネジ締め情報収集装置Vと無線通信を行う通信部A4と、キーボード入力を行う入力部A5と、液晶表示を行う表示部A6と、スピーカーで報知を行う報知部A7からなる。
プログラムA31には、制御回路A2が起動するオペレーティングプログラムや、制御回路A2が種々の動作を実行するアプリケーションプログラムがある。なお、このアプリケーションプログラムとしては、ネジ締め情報収集装置Vで実行されるネジ締結を判定するプログラムがある。また、このプログラムは、ネジ締め情報収集装置V側で実行されるが、管理装置Aで実行することも可能であり、この場合、制御回路A2は判定部A21として機能する。
また、実際に作業者によるネジ締め作業が行われる前に、管理装置Aは、ネジ締め情報収集装置Vから振動のテスト用データを取得し、後述する正常なネジ締結を判定するのに適した閾値の条件を設定することもできる。あらかじめ管理装置Aで、このような判定条件を設定する場合には、制御回路A2は、判定条件設定部としても機能することになり、この判定条件がプログラミングされたアプリケーションプログラムが記憶部A3に記憶される。
そして、管理装置Aの制御回路A2は、通信部A4からネジ締め情報収集装置Vへ判定のアプリケーションプログラムを送信させる。なお、ネジ締め情報収集装置Vが既に判定のアプリケーションプログラムを記憶していて、閾値のみの変更でよい場合は、制御回路A2はその閾値のみ送信させる。また通信部A4は、本実施形態では無線通信手段であるが、無線通信に限定されるものではなく、有線通信でも構わない。
また、報知部A7は、スピーカーによる音情報で作業者に報知を行うものであるが、音による報知に限定されるものではなく、光の点滅や表示部A6を利用した注意表示による報知等でもよい。
ここで図6は、第1トルクドライバーTD1が装着されたネジ締め情報収集装置Vで、正常なネジ締結が行われたか否かを判定するための所定の閾値を得るために実験値として得られた振動検出部6の検出振動波形の一例である。縦軸は加速度(m/SあるいはG)であり、横軸は時間(S)である。
加速度センサを用い振動検出部6で検出する振動は、XYZの3方向である。ここで、第2振動パルスPAL2は、ラチェット機構のトルクアップの振動を示している。
一方、第1振動パルスPAL1は、ラチェット機構のトルクアップの振動ではない振動を示している。トルクアップの振動ではない振動として、例えば、第1トルクドライバーTD1にタッピングネジTNが取り付けられたときの振動(タッピングネジTNは磁化されたビットTDBに保持される。)や、タッピングネジTNがボスBSに当たったときの振動や、第1トルクドライバーTD1が使用しないときの置き場に置かれるときの振動など、様々なものがある。
このような実験データに基づき、正常締結と判定するのに適した所定のアルゴリズムと所定の閾値を決定することができる。例えば、第1実施形態では、XYZ軸方向の加速度の絶対値が1つでもHL(例えば、HL=49m/s(5G))以上であり、且つ加速度がHL以上を継続する時間W(HL以上のパルス幅)がWL≦W≦WHとなるときを正常締結と判定する。
図7は、ネジ締め情報収集装置Vの判定部31(判定のアプリケーションプログラムを実行するときの制御回路3)の動作を示すフローチャートである。
まず、判定部31は、電圧検出部9により電池1の電圧(定格3.2V)が2.6Vよりも低下していないかを調べ(ステップS1)、2.6V以上であれば(ステップS1のNo)ステップS3に進み、そうでなければ(ステップS1のYES)、先のステップに進まずに電圧低下を警報して(ステップS2)終了する。
このように、電圧を検出し、電圧が低下している場合に正常締結の判定を行わないようにすることで、電圧低下によるネジ締め情報収集装置Vでの突然の判定中断を防止することができる。通常、ネジ締め作業は、同じ作業者によって複数回行われる。電圧低下によるネジ締め情報収集装置Vの動作停止が作業途中で生じてしまうと、ネジ締め作業の管理がその時点で行えなくなってしまう。そこで、電圧検出部9により、電圧を検出しておくことで、ネジ締め情報収集装置Vの動作停止が生じる前に、電圧低下を警報して、電池交換を促すことができる。
ステップS3に進むと、判定部31は、把握検出部8からのタッチ信号によりネジ締め情報収集装置Vが把握されたか否かを判定し、タッチされていれば(ステップS3のYes)ステップS4に進み、タッチされていなければ(ステップS3のNo)ステップS1に戻る。
ステップS4で判定部31は、振動検出部6が検出した第1トルクドライバーTD1の振動信号を調べステップS5に進み、XYZ軸方向の振動信号の高さ(加速度の絶対値)Hが1つでも下限の閾値であるHL以上であれば(ステップS5のYes)ステップS6に進み、そうでなければ(ステップS5のNo)ステップS1に戻る。
ステップS5で判定部31は、加速度がHL以上を継続する時間W(HL以上のパルス幅)がWL≦W≦WHであるか否かを調べる。そして判定部31は、WL≦W≦WHであれば(ステップS6のYes)ステップS7に進み、そうでなければ(ステップS6のNo)ステップS1に戻る。
そして、ステップS6で判定部31は、正常締結が行われたと判定すると、そのことを報知手段7で報知させ、通信部で管理装置Aへ正常締結が行われたことの正常締結信号を送信させる(ステップS7)。そして、ネジ締め情報収集装置Vは、判定部31での動作を終了する。
そして、ネジ締め情報収集装置Vの振動検出部6で検出した振動に基づくネジ締め情報を管理する管理装置Aは、振動に基づくネジ締め情報として、ネジ締め情報収集装置Vの判定部31で判定したこの判定結果を管理していく。つまり、管理装置Aの制御回路A2は、ネジ締め情報収集装置Vからの正常締結信号を受信すると、これを記憶部A3に管理、保存し、正常締結があったことを報知部A7に報知させると共に表示部A6にも表示させる等に利用する。
なお、作業者が管理装置Aの表示部A6を見ることができる位置に設置されている場合は、管理装置Aは正常締結信号を受信する度に表示部A6に次のネジ締め場所を指示するなどの作業手順を表示することもできる。
また、複数のネジ締め情報収集装置Vから正常締結信号を受信した管理装置Aは、複数のネジ締め情報収集装置Vのネジの締結状況を一括管理する。
上述のように、本実施形態のネジ締め情報収集装置Vは、トルクアップの振動によってネジ締めの正常締結を検出するので、手動式の第1トルクドライバーTD1に適用することができる。また、ネジ締め情報収集装置Vは、電動式のトルクドライバーにも分解したり改造したりせずに適用することができる。
また、ネジ締め情報収集装置Vは、直接第1トルクドライバーTD1に装着され、判定部31と報知部7を備えているので、正常締結を使用者の間近で報知することができる。なお、ネジ締め管理システムSYSは、ネジ締め情報収集装置Vに報知部7を備えない構成とし、正常締結の報知を管理装置Aの報知部A7のみで行う構成とすることもできる。
また、ネジ締め情報収集装置Vは、判定部31を備えているので、管理装置Aへの送信を正常締結の場合のみとすることができる。従って、ネジ締め情報収集装置Vは、管理装置Aとの通信回数を減らすことができ、通信にかかる電力を抑えることで省電力となる。つまり、ネジ締め情報収集装置Vが判定部31を備えていなければ、振動データを逐次管理装置Aへ送信しなければならなくなるので、ネジ締め情報収集装置Vは、多くの電力を消費し、電池の消耗が激しくなる。また、ネジ締め作業を行う作業所内では様々な機器が動作しており、ネジ締め情報収集装置Vが管理装置Aとの通信回数を減らすことで、ネジ締め管理システムSYSは、データ通信による他の機器へのノイズによる影響を低減することができる。
なお、本実施形態と異なり、ネジ締め情報収集装置Vが判定部31を備えていない場合は、ネジ締め情報収集装置Vは振動データを管理装置Aに逐次送信して、管理装置Aの判定部A21がネジ締めの正常締結信号を判定する。この場合、ネジ締め情報収集装置Vの振動検出部Vで検出した振動に基づくネジ締め情報を管理する管理装置Aは、振動に基づくネジ締め情報として、ネジ締め情報収集装置Vの振動検出部6による検出信号を管理し、そして判定部A21での判定に利用することとなる。そして、この場合ネジ締め情報収集装置Vに判定部31を設けなくてよいのでネジ締め情報収集装置Vが安価となる。
また、ネジ締め管理システムSYSは、管理装置Aに判定条件を設定できる判定条件設定部を備える構成とすることで、あらかじめ実験データを用いて閾値を設定することができ、作業工程や異なるトルクドライバーに対応して、判定のプログラムを変更して、ネジ締め情報収集装置Vを用いることができる。例えば、雌ネジが切られていないボスBSや下孔H2にタッピングネジTNを螺入させるときは、ナットNや雌ネジが切られた下孔にボルトBを螺入させるときよりも大きなトルクが必要であるので、図7の高さの閾値TLを高くした判定のアプリケーションソフトを使用することとなる。一方、ボスBSの高さが低くて短いタッピングネジTNを使用するときや、板厚1mmでバーリング加工が無い下孔H2にタッピングネジTNを使用するときはネジバカになり易いので第1トルクドライバーTD1の締結トルクを低く設定しなければならない。締結トルクが低くなるので閾値TLを低くした判定のアプリケーションソフトを使用することとなる。このように、同じトルクドライバーであっても作業工程によって異なるアプリケーションソフトを使用することがある。
また、ネジ締めの正常締結を判定できれば、これを用いてネジ締めの忘れを検出し、これを報知することができる。つまり、本ネジ締め管理システムSYSをネジ締め作業の品質保証としてより有効に活用することができる。このネジ締めの忘れの検出方法には種々の方法があり、本発明はその方法を限定するものではない。例えば、1台の1つの作業としてC回のネジ締めがあったとすると、正常締結のカウント値がC回目でなくてC−1回目に報知する方法がある。また、ベルトコンベアの作業では製品が変わるたびにカウント値がC回でなければ報知し、ネジ締めのカウントを自動的にリセットする方法がある。その他種々のネジ締めの忘れの検出方法がある。
また、1回のネジ締め作業のときに短時間で複数回のトルクアップの振動を発生することがある。例えば、第1トルクドライバーTD1のラチェット機構で回転の反動により爪が飛び越えて2つの他の爪に当たったり、作業者が第1トルクドライバーTD1の回転を直ぐに止めずに回し過ぎたりすることがある。この誤検出の防止策をすることが好ましい。例えば、作業者が次の作業に移る時間よりも短い時間(例えば3秒)内の複数回のトルクアップの検出は1回とみなす(2回目以降の検出は無視する。)処理をする。
また、タッピングネジTNは、雌ネジが切られていない下孔H2に雌ネジを切りながら螺入される。このために、特に厚みが薄い下孔にタッピングネジTNを螺入するときは、傾いて螺入作業されると、そのまま傾いた状態でトルクアップする。このトルクアップを正常締結として誤って判定されることがある。したがって、加速度センサにより振動検出を行う場合、加速度センサにより重力の方向を検出し、この重力の方向から所定の角度以上傾いて螺入されたネジ締めは正常締結の判定から除外することもできる。
なお、本実施形態の把握検出部8は静電気容量のタッチセンサであったが、本発明は静電気容量のタッチセンサに限定するものではない。例えば、把握による抵抗の変化を検出するものでもよく、把握で接点が短絡するスイッチでもよい。
[第2実施形態]
次に、図8を用いて、第2実施形態のネジ締め情報収集装置VAを説明する。第2実施形態のネジ締め情報収集装置VAにおいては、第1実施形態のネジ締め情報収集装置Vと構成が同一の部分については同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略し、構成が異なる同一名の部分については参照符号に添え字「A」を付す。第1実施形態のネジ締め情報収集装置Vは手動式のトルクドライバーTD1、TD2に装着されたが、第2実施形態のネジ締め情報収集装置VAは手動式のトルクレンチTSに装着される点が相違する。
図8に示すように、第2実施形態のネジ締め情報収集装置VAは、筐体を構成する2つに分離した合成樹脂の第1パネルK1Aと第2パネルK2Aと、両パネルK1A、K2Aに収納あるいは取り付けられるプリント基板PA、電源スイッチ(図示せず。)と、第1トルクドライバーTD1を挟んで両パネルK1、K2を螺着するそれぞれ4つのボルトB、ナットNと、ネジ締め情報収集装置VAの回転を防止するための六角穴付き止めネジSBとナットNからなる。プリント基板PAには、電池、判定部を兼ねた制御回路と、記憶部と、アンテナ51Aを有する通信部と、振動検出部と、報知部、が搭載されている。
ネジ締め情報収集装置VAはトルクレンチTSを分解することなく、トルクレンチTSを挟持するように4つのボルトB、ナットNで装着され、六角穴付き止めネジSBでネジ締め情報収集装置VAの回転が防止される。トルクレンチTSは、設定されたトルクを超えた負荷が掛かると突っ張った状態で位置保持された作動杆が突っ張りの外れで移動して振動を発生する特許文献7のようなトグル機構を備えている。ネジ締め情報収集装置VAの判定部は、この振動を検出してネジ締めの正常締結を判定する。
トルクレンチTSには、ネジを締めるときと緩めるときの回転方向を切り替えるレバーTS1が設けられている。このレバーTS1で設定された方向とは逆方向にトルクレンチTSを回すとラチェットが「カチカチ」という音を発して空回りする。第2実施形態のネジ締め情報収集装置VAは、この空回り振動をネジ締めの正常締結と誤認しないように、所定のアルゴリズムと所定の閾値が用いられている。この誤認防止策はトルクドライバーにおいても同様である。
このように、本発明は手動式のトルクレンチTSにも適用することができる。また、トルクアップのように、締結終了時に振動を発生する工具であれば、電動式、手動式いずれにも適用することができる。
なお、もともと締結終了時に振動を発生しない工具であっても、ラチェット機構のように締結終了時に振動を発生する装置を付属させれば、締結終了時に振動を発生しない工具に対しても本発明は、適用することができる。この場合、振動を発生しない工具側に、ラチェット機構のような振動発生装置を付属させる構成を用いることも、或はラチェット機構のような振動発生装置を本発明のネジ締め情報収集装置V側に付属させる構成を用いることも可能である。
また、本発明の振動の検出は機械的な振動の検出に限定するものではなく、例えば音による振動でもよい。骨伝導のように音となる空気振動でも機械的な振動に変換することが可能であるし、振動検出部として加速度センサを使用しなくても、マイクロフォンを使用することも可能である。
SYS:ネジ締め管理システム
A:管理装置
V、VA:ネジ締め情報収集装置
1:電池
2:電源スイッチ
31:判定部
41:プログラム
42:データ
5:通信部
6:振動検出部
7:報知部
8:把握検出部
81:第1ワイヤ
82:第2ワイヤ
9:電圧検出部
P:プリント基板
K1:第1パネル
K2:第2パネル
TD1、TD2:第1、第2トルクドライバー

Claims (7)

  1. 既存のネジ締め工具に装着されるネジ締め情報収集装置であって、
    駆動電源を供給する電池と、
    振動を検出する振動検出部と、を備えたことを特徴とするネジ締め情報収集装置。
  2. 予め定められた判定条件により、前記振動検出部の検出信号からネジ締めの正常締結を判定する判定部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のネジ締め情報収集装置。
  3. 使用者が締付け工具を把握したことを検出する把握センサを備え、
    前記振動検出部は、前記把握センサにより把握を検出しているときに振動の検出を行うことを特徴とする請求項1に記載のネジ締め情報収集装置。
  4. 前記振動検出部は加速度センサであることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のネジ締め情報収集装置
  5. 既存のネジ締め工具に装着され、
    駆動電源を供給する電池と、
    振動を検出する振動検出部と、を備えるネジ締め情報収集装置と、
    前記ネジ締め情報収集装置と接続された管理装置と、
    からなるネジ締め管理システムであって、
    前記管理装置は、前記振動検出部で検出した振動に基づくネジ締め情報を管理することを特徴とするネジ締め管理システム。
  6. 前記ネジ締め情報収集装置は、予め定められた判定条件により、前記振動検出部の検出信号からネジ締めの正常締結を判定する判定部を備え、
    前記振動に基づくネジ締め情報は、前記判定部で判定した判定結果であることを特徴とする請求項5に記載のネジ締め管理システム。
  7. 前記振動に基づくネジ締め情報は、前記振動検出部の検出信号であり、
    前記管理装置は、予め定められた判定条件により、前記検出信号からネジ締めの正常締結を判定する判定部を備えることを特徴とする請求項5に記載のネジ締め管理システム。
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