JP2019107955A - Working vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、農業用トラクタ等の作業車両に関し、特にエンジン始動装置に関する。 The present invention relates to a work vehicle such as an agricultural tractor, and more particularly to an engine starter.
従来、トラクタのエンジン始動装置にセーフティ機構を備える。すなわち、クラッチペダルの切り状態を検出するクラッチセンサと、変速レバーの中立状態を検出する変速センサと、HST走行操作ペダルの中立状態を検出する走行系センサと、PTOレバーの切り状態を検出するPTOセンサとをエンジン始動スイッチに接続し、これらが総て検出状態になっているときエンジン始動ができるように構成されている(特許文献1)。 Conventionally, a safety mechanism is provided in a tractor engine starting device. That is, a clutch sensor that detects the disengagement state of the clutch pedal, a shift sensor that detects the neutral state of the shift lever, a traveling system sensor that detects the neutral state of the HST travel operation pedal, and PTO that detects the disengagement state of the PTO lever A sensor is connected to an engine start switch, and it is comprised so that an engine start can be performed when all are in a detection state (patent document 1).
特許文献1によると、エンジン始動によって不測に走行したりPTO駆動することを防止できて安全であるが、エンジン始動は、レバーやペダルの機械式切換手段の位置情報の検出センサ又はスイッチによるものであるから、汚損や経年による破損等に起因して誤作動を生じる。 According to Patent Document 1, it is safe to prevent accidental travel or PTO drive by engine start, but it is safe to start the engine by detecting sensors or switches of position information of mechanical switching means of levers and pedals. Because there is a malfunction due to contamination or damage due to aging.
本発明は、上記に鑑みて誤作動の少ないエンジン始動安全装置を提供するものである。 SUMMARY OF THE INVENTION In view of the above, the present invention provides an engine start-up safety device with few malfunctions.
この発明は、上記に鑑みて次のような技術的手段を講じた。 In view of the above, the present invention takes the following technical measures.
請求項1に記載の発明は、走行車体1の動力伝達装置6に油圧無段変速装置7を備え、可動斜板38が前進側に駆動されると、油圧ポンプ36から吐出された作動油は高圧となる管路53Aを経て油圧モータ37に吸入され、油圧モータ37から吐出された作動油は管路53Bを経て油圧ポンプ36に吸入されるよう循環して油圧モータ37に連動するモータ出力軸37aを前進側に回転すべく構成し、一方可動斜板38が後進側に駆動されると、油圧ポンプ36から吐出された作動油は高圧となる管路53Bを経て油圧モータ37に吸入され、油圧モータ37から吐出された作動油は管路53Aを経て油圧ポンプ36に吸入されるよう循環してモータ出力軸37aを後進側に回転すべく構成する作業車両において、エンジン5を始動するキースイッチ58と、前進高圧側の管路53A及び後進高圧側の管路53Bの作動油圧力をそれぞれ検出する圧力センサ57A,57Bとを備え、圧力センサ57A,57Bの検出圧力Ph1,Ph2が予め設定した基準値αを超えないときに、キースイッチ58によるエンジン5始動を可能にしたことを特徴とする。
According to the first aspect of the invention, when the power transmission device 6 of the traveling vehicle body 1 is provided with the hydraulic
このため、作動油圧力が基準値α以上の場合には、可動斜板38が前進側又は後進側にあっても、エンジン5は始動せず、車体1は発進できない。
Therefore, when the hydraulic fluid pressure is equal to or higher than the reference value α, the engine 5 does not start even if the
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、PTO油圧クラッチ43を備え、PTO制御弁61から油圧クラッチピストン42aまでの管路63に圧力センサ64を設け、PTOクラッチ42用作動油の検出圧力Ppが予め設定した基準値βを超えないときに、キースイッチ58によるエンジン5始動を可能にした。
The invention according to
これによって、HST7の圧力センサ57A,57Bのエンジン始動条件が整っていても、PTO油圧クラッチ43の残圧がある場合にはエンジン5は始動しない。
As a result, even if the engine start conditions of the
請求項1に記載の発明によると、作動油圧力が基準値α以上の場合には、可動斜板38が前進側又は後進側にあっても、エンジン5は始動せず、不測の車体1発進を防止できる。また管路53A,53Bに付設する圧力センサ57A,57Bの検出によるものであるから、汚損や経年による破損等の恐れは少なく、安定してHST7の中立状態を検出できる。
According to the invention described in claim 1, when the hydraulic fluid pressure is equal to or higher than the reference value α, the engine 5 does not start even if the
請求項2に記載の発明によると、請求項1に記載の効果に加え、PTO油圧クラッチ43への作動油の圧力検出が基準値β以上の場合は、エンジン5の始動を牽制できるので、PTO軸や付属作業機の回転部の不測の回転を防止できる。
According to the second aspect of the invention, in addition to the effects of the first aspect, when the pressure detection of the hydraulic oil to the PTO
本発明の実施形態を図面に基づき説明する。 Embodiments of the present invention will be described based on the drawings.
トラクタTは、圃場などで作業を行う作業車両であり操舵用の車輪として設けられる左右の前輪2,2と、駆動用の車輪として設けられる左右の後輪3,3とを有し、走行車体1の前部のボンネット4内に搭載されるエンジン5と、左右の前輪2,2および左右の後輪3,3とエンジン5との間に介在した動力伝達装置6等を備えている。
The tractor T is a work vehicle that works in a field or the like, and has left and right
図3に示すように、動力伝達装置6は、油圧無段変速装置7、副変速装置8および前輪増速切換機構9を有している。動力伝達装置6は、エンジン5で発生した動力を、油圧無段変速装置7および副変速装置8で適宜変速して、後輪3,3に伝達する。また、動力伝達装置6は、エンジン5で発生しかつ油圧無段変速装置7および副変速装置8で減速した動力を、前輪増速切換機構9を介して、前輪2,2にも伝達可能になっている。
As shown in FIG. 3, the power transmission device 6 has a hydraulic
トラクタTは、エンジン5の動力を左右の前輪2,2と左右の後輪3,3とに伝達する四輪駆動状態と、左右の後輪3,3に伝達する二輪駆動状態と、に切り換え可能である。また、トラクタ車体1の後部には、ロータリなどの作業機Wを装着可能に構成されている。
The tractor T switches between the four-wheel drive state in which the power of the engine 5 is transmitted to the left and right
また、走行車体1の中央部には操縦席11が設けられ、操縦席11の前方には、前輪2,2の操舵に用いるステアリングハンドル12がハンドルポスト13の上端側に配設されている。また、ハンドルポスト13の下方側、運転者の足元付近には、クラッチペダル15、ブレーキペダル16、アクセルペダル17が設置されている。
A
また、ハンドルポスト13には、トラクタ1の走行時における進行方向を前進と後進とで切り換える前後進切換レバー20が配設されている。前後進切換レバー20は、トラクタを前進させる場合には前側に倒し、トラクタTを後進させる場合には後ろ側に倒すことにより、エンジン5からの動力による走行車体1の前進、後進を切り換えるためのものである。
Further, on the
また、前後進切換レバー20は、前進位置と後進位置との間に中立位置を有しており、この中立位置は、走行車体1が前方にも後方にも進まないようにすることができる位置になっている。前後進切換レバー20は、前後進レバー位置検出センサ21により前後進切換レバー20の操作位置(前進位置、後進位置、中立位置)が検出される。すなわち、前後進レバー位置検出センサ21は、前後進切換レバー20の操作位置を検出するものである。前後進レバー位置検出センサ21は、検出結果をコントローラCに出力する。
Further, the forward /
また、操縦席11の左側には、走行車体1の走行時における変速に関する操作を行う主変速レバー25と、副変速レバー26と、走行車体1の後部に装着される作業機を駆動するPTO出力軸10の駆動断続を行うPTOクラッチレバー27とが配設されている。主変速レバー25は、1速から8速まで油圧無段変速装置7を変速するためのものである。副変速レバー26は、走行車体1の走行速度を低速、中速、高速の3段に副変速装置8を変速する。なお、副変速レバー26が変速する低速および中速は、圃場内で作業を行う際に走行する作業走行速度域をなしており、副変速レバー26が変速する高速は、圃場間を移動する際に路上走行する路上走行速度域をなしている。
Further, on the left side of the
また、操縦席11の右側には、作業機の高さを調整するポジションレバー28が配設されている。 ポジションレバー28の前後操作によって、後記昇降シリンダに連動するリフトアーム29を上下回動連動し、3点リンク機構Pを介して連結する作業機Wを昇降連動する構成としている。
Further, on the right side of the
次に、走行車体1を構成するミッションケース30内の動力伝達装置6を図3に基づいて説明する。エンジン5の出力軸の回転がクラッチペダル15で断続されるメインクラッチ31を介してミッションケース30の入力軸32へ伝動される。この入力軸32の回転は増速ギア33,34で増速されて油圧無段変速装置7の入力軸35に伝動される。
Next, the power transmission device 6 in the
油圧無段変速装置(HST)7は、静油圧式の無段変速機とされ、可変容量型の油圧ポンプ36と固定容量型の油圧モータ37で構成され、油圧ポンプ36の可動斜板38の傾きを変えることで油圧モータ37の回転を変更する。可動斜板38の傾きは主変速レバー25や前後進切換レバー20の動きを検出して作動する油圧シリンダ機構40によって変更されて、油圧モータ37のモータ出力軸37aの回転が変速される。油圧ポンプ36に直接繋がるポンプ出力軸36aの回転は前記入力軸35の回転数と同じである。
The hydraulic continuously variable transmission (HST) 7 is a hydrostatic continuously variable transmission, and is composed of a variable displacement
ポンプ出力軸36aの回転は、PTO正逆クラッチ42及びPTO油圧クラッチ43を経て、PTO中間軸44へ伝動され、さらにPTO変速装置45を経て前記PTO出力軸10に伝達され、ミッションケース30の外部へ取り出されて、ロータリなどの作業機Wを駆動する。
The rotation of the
また、油圧モータ37のモータ出力軸37aは、副変速装置8を経て、前後輪2,3を駆動し、さらに、副変速装置8から前輪増速切換機構9を経て、前輪2を駆動する。
The
HST7は、主変速レバー25により変速される。主変速レバー25は、基端部中心に操作可能に設けられ複数箇所(例えば八箇所)で軽く係止されて変速段を複数(例えば、8)段階に感じるように回転自在に支持されている。主変速レバー25の回動位置は主変速レバー位置検出センサ25aで検出され、検出結果がコントローラCに出力される。
The HST 7 is shifted by the
また、作業機Wを連結したトラクタTは、圃場で作業を行ったり、路上を走行したりすることが可能になっているが、圃場と路上とでは、走行時における適切な速度領域が異なっている。このため、走行車体1の走行時には、走行する場所などの走行状態に応じて主変速レバー25や副変速レバー26を操作することにより、速度領域を切り換える。すなわち、主変速レバー25や副変速レバー26を操作することによって、走行時における速度領域を切り換える。
In addition, the tractor T connected with the working machine W is capable of working in the field or traveling on the road, but the field and the road have different appropriate speed regions at the time of traveling There is. For this reason, when the traveling vehicle body 1 travels, the speed range is switched by operating the
例えば、圃場で作業を行う場合には、作業時の速度に応じて、運転者が主変速レバー25を1速〜8速のうちいずれかに切り換えるとともに副変速レバー26を低速、中速のうちいずれかに切り換える。
For example, when working in a field, the driver switches the
主変速レバー25の位置は、主変速レバー位置検出センサ25aにより検出され、副変速レバー26の位置は、副変速レバー検出センサ26aにより検出される。コントローラCは、主変速レバー位置検出センサ25aからの検出結果に応じて、油圧シリンダ機構40のロッド40aを制御することにより、HST7を主変速レバー25で選択されている変速段に切り換える。
The position of the
HST7は、可動斜板38に連結したトラニオン軸46およびトラニオンアーム47を中立位置に保持する中立保持機構48が設けられている。トラニオン軸46およびトラニオンアーム47と可動斜板38とは、互いに連動し、トラニオン軸46およびトラニオンアーム47の回動角度(位置)と可動斜板38の傾斜角度とは、互いに対応して変化する。
The
トラニオンアーム47は、前進位置(図5(a))と、中立位置(図5(b))と、後進位置(図5(c))とに変位可能である。HST7は、トラニオンアーム47が前進位置に位置した場合、エンジン5の動力を走行車体1を前進させる力として出力し、トラニオンアーム47が後進位置に位置した場合、走行車体1を後進させる力として出力し、トラニオンアーム47が中立位置に位置した場合、走行車体1を前進または後進させる力として出力しない。
The
トラニオンアーム47は、前記油圧シリンダ機構40によって駆動される。油圧シリンダ機構40は、トラニオンアーム47を駆動する油圧シリンダ機構40の作動速度に応じてトラニオンアーム47の移動速度が変化するよう構成している。すなわち、油圧シリンダ40の作動速度を速くするほど、トラニオンアーム47の移動速度が速くなる。油圧シリンダ機構40には、ポンプから制御弁49を介して複動型シリンダ部の一方又は他方に作動油が供給される構成であるが、制御弁49は一対のソレノイド49a,49bを備え、一方のソレノイド49aへのパルス信号に基づいて伸長側に、他方のソレノイド49bのパルス信号に基づいて短縮側に油圧シリンダ機構40を作動する。
The
中立保持機構48は、HST7の上面において、前記トラニオン軸46にカムプレート50を固定し、このカムプレート50の周縁カム部に適宜に付勢されたローラ51を押し付ける構成とし、カムプレート50の周縁カム部の凹部50aにローラ51を落ち込ませるように付勢して、トラニオン軸46およびトラニオンアーム47が中立位置(図5(b)に示す)に戻るように構成している。
The
カムプレート50には、トラニオンアーム47の一端部が回転自在に連結し、トラニオンアーム47の他端部がリンク52を介して油圧シリンダ機構40のピストンロッド40aに連結されている。したがって、油圧シリンダ機構40を伸縮させると、リンク52、トラニオンアーム47、カムプレート50を介してトラニオン軸46が回動してHST7の変速を行えるようにしている。また、HST7は、トラニオン軸46、すなわちトラニオンアーム47の回動角を検出するトラニオンアーム角度センサ47aを設けている。
One end of a
前記のように、HST7による前後進切換制御及び速度制御は、前後進切換レバー20の位置信号、主変速レバー25の位置信号を入力し、これら入力信号を総合して指定された速度信号に演算するコントローラCの当該演算結果に基づいて速度信号を制御弁49のソレノイド49a,49bに出力して油圧シリンダ機構40を伸長側又は短縮側に制御し、もってトラニオンアーム47、トラニオン軸46及び可動斜板38を駆動制御するものである。
As described above, the forward and reverse switching control and speed control by
コントローラCから前進側の指令信号が出力され可動斜板38が前進側に駆動されると、油圧ポンプ36から吐出された作動油は管路53Aを経て油圧モータ37に吸入され、そして油圧モータ37から吐出された作動油は管路53Bを経て油圧ポンプ36に吸入されて循環し、このため油圧モータ37に連動するモータ出力軸37aは前進側に回転する。一方可動斜板38が後進側に駆動されると、油圧ポンプ36から吐出された作動油は管路53Bを経て油圧モータ37に吸入され、油圧モータ37から吐出された作動油や管路53Aを経て油圧ポンプ36に吸入され循環するものとなる。この場合はモータ出力軸37aは後進側に回転する。なお、54a,54bは、還流側管路の油圧を平滑化するニュートラル弁、55a,55bは補給用絞り弁、56はリリーフ弁である。
When the forward command signal is output from the controller C and the
ところで、前進側で管路53A内作動油圧は高く、循環管路を構成する管路53B内作動圧は低い。逆に後進側で管路53B内作動油圧は高く、管路53A内作動圧は低い。またこのような状態はエンジン5停止中も継続する。このため、エンジン5始動の際に前進側又は後進側に急発進の恐れがある。そこで、管路53A,53Bのそれぞれに圧力センサ57A,57Bを組み込み、各管路内油圧の圧力を検出できる構成とし、その検出信号を前記コントローラCに送信する構成とする。前進又は後進に前後進切換レバー20が操作されている場合には、循環管路を形成する管路53A及び53Bは、油圧ポンプ36からの作動油吐出側に対応する管路53A又は53Bには高圧状況を呈するもので、すなわち、管路53Aは前進高圧側に、管路53Bは後進高圧側となる。
By the way, the working oil pressure in the
コントローラCはこの圧力情報の入力によって、圧力センサ57A又は57Bが予め記憶された基準値αを超えると、前後進切換レバー20が前進又は後進に操作されていて中立位置にないと判断し、キースイッチ58によるエンジン始動を牽制するよう構成している。そして圧力センサ57A及び57A共に基準値α以下を検出するとキースイッチ58によるエンジン始動を可能とする構成である。
When the
前記のように、PTOクラッチは、PTOレバー27の前後方向操作に基づき、中立位置から正転側又は逆転側に切り換わる機械式のPTO正逆クラッチ42と、PTOスイッチ60をONし、PTO制御弁61のソレノイド61aを励磁するとクラッチ入りとなるPTO油圧クラッチ43とからなる。このうちPTO油圧クラッチ43において、作動油は油圧クラッチピストン43aに供給され、クラッチディスク43bを固定壁面に圧接作動してクラッチ43入りとする構成である。なお、PTOスイッチ60はON又はOFFに切り換えられる構成として、PTOスイッチ60をOFFすると、ソレノイド61aは消磁され、油圧クラッチピストン43a内の作動油は排出されてクラッチ切りとなる。そして、PTO制御弁61からクラッチピストン43aへの管路63に、圧力センサ64を設けている。その検出圧力Pp情報はコントローラCに送られる。コントローラCは、この検出圧力Ppの入力によって、予め記憶された基準値βと比較し、該基準値βを超えるときは、PTO油圧クラッチ43入り状態と判断し、キースイッチ58によるエンジン始動を牽制するよう構成している。圧力センサ64が基準値β以下を検出するとクラッチ切りと判断してキースイッチ58によるエンジン始動を可能とする構成である。
As described above, the PTO clutch turns on the mechanical PTO positive / reverse clutch 42 that switches from the neutral position to the normal rotation side or the reverse rotation side based on the longitudinal operation of the
なお、前記キースイッチ58はスイッチ挿入孔に挿入して回動操作するが、「停止」「運転」、「余熱」及び「始動」の順に操作する構成であり、「停止」位置は、エンジンが停止しキースイッチ58を抜き差しでき、「運転」位置はエンジン回転中の位置であり、「余熱」位置で、数秒間余熱して「始動」位置に操作するとエンジン始動するものであり、エンジン始動すると、自動的に「運転」位置に戻る。また上記「運転」位置においては、各部通電状態となり、センサ各部やスイッチ類を起動状態とする。
Although the
エンジン始動制御について、図9のフローチャートに基づいて説明する。キースイッチ58を「運転」位置に操作すると(S101)、電源が入り、センサ検出等を行い、クラッチペダル15の踏み込み操作を判定する(S102)。そして、HST圧力センサ57A,57Bを読み込み、管路53A側圧力センサ57Aの検出圧力Ph1及び管路53B側圧力センサ57Bの検出圧力Ph2が予め設定記憶された基準値αと比較され(S103~S105)、ともに基準値αを超えない場合にHST7は中立位置と判定される。なお、検出圧力Ph1が基準値α以上の場合は前後進切換レバー20が前進側にあり、検出圧力Ph2が基準値α以上の場合は前後進切換レバー20が後進側にあるので、これを中立復帰する(S106)。
The engine start control will be described based on the flowchart of FIG. When the
S104及びS105でYESの場合、更にPTO圧力センサ64を読み込み、検出圧力Ppが予め設定記憶された基準値βと比較され(S107,S108)、基準値βを超えない場合はPTOクラッチ42は切りの状態であると判定される。基準値β以上の場合はPTO油圧クラッチ43が入り、すなわちPTOスイッチ60がON位置にあるので、該PTOスイッチ60をOFFする(S109)。S108でYESの場合、キースイッチ58を「始動」位置に操作するとエンジン5は始動する。なお、HST圧力センサ57A又は57BもしくはPTO圧力センサ64のいずれかが基準値以上を呈する場合に、キースイッチ58を「始動」位置に操作してもエンジン始動は牽制される。
If YES in S104 and S105, the
図9の実施例では、HST圧力センサ57A,57Bに加えてPTO圧力センサ64の判定を元にエンジン始動を牽制する構成としたが、HST圧力センサ57A,57Bのみを判定対象としてもよく、またはPTO圧力センサ64のみを判定対象としてもよい。さらに、クラッチペダル15の踏み込みを検出するセンサ65を配置し、該センサ65の検出状態でエンジン5を始動できる構成を付加してもよい。
In the embodiment of FIG. 9, the engine start is held on the basis of the determination of the
なお、油圧シリンダ機構40に作動油を供給する油圧系統は、図7に示すように、作業機Wの制御と走行の制御に使うメインポンプ70と、HST7とパワーステアリング71の作動油を送るサブポンプ72を有している。トラニオン軸46を回動する油圧シリンダ機構40の作動油は、サブポンプ72からトラニオン制御用の前記制御弁49へ供給されているので、作動圧が安定している。また、サブポンプ72からの作動油は、パワーステアリング71へ供給された後に、リリーフ弁73とオイルクーラ74を通って、HST7へ供給されている。
The hydraulic system for supplying the hydraulic fluid to the
また、メインポンプ70からの作動油は、メインリリーフ弁75で油圧を調整して走行バルブ76を通してメインクラッチ31を制御すると共に、ブレーキバルブ78を通して左右のブレーキシリンダ79L,79Rを制御し、さらに、分流した作動油が作業機W関係の制御へ送られている。
Further, the hydraulic oil from the
作業機W関係への作動油は、分流バルブ80で水平シリンダ81と昇降シリンダ82へ送られている。水平シリンダ81は水平バルブ83で制御され、昇降シリンダ82は電子油圧バルブ84とスローリターン用チェックバルブ85で制御され、作動油がセーフティリリーフバルブ86を通ってミッションケース30内へ戻される。
The hydraulic fluid to the working machine W relationship is sent to the
1 走行車体
5 エンジン
6 動力伝達装置
7 油圧無段変速装置(HST)
36 油圧ポンプ
37 油圧モータ
37a モータ出力軸
38 可動斜板
42 PTOクラッチ
43 PTO油圧クラッチ
43a 油圧クラッチピストン
53A 管路
53B 管路
57A 圧力センサ
57B 圧力センサ
58 キースイッチ
61 PTO制御弁
63 管路
Ph1 検出圧力
Ph2 検出圧力
Pp 検出圧力
α 基準値
β 基準値
1 traveling vehicle body 5 engine 6
36
Claims (2)
A pressure sensor (64) is provided in a conduit (63) from the PTO control valve (61) to the hydraulic clutch piston (42a) including a PTO hydraulic clutch (43), and the pressure detected for hydraulic fluid for the PTO clutch (42) The work vehicle according to claim 1, wherein the engine (5) can be started by the key switch (58) when Pp) does not exceed a preset reference value (β).
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