JP2019104067A - Gripping member, gripping tool, and gripping device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、把持部材、把持用具、及び把持装置に関する。 The present invention relates to a gripping member, a gripping tool, and a gripping device.
粒体は、密度がある閾値よりも低い場合には流体として振る舞う一方、閾値よりも高い場合には固体としての振る舞いを示す。このような粒体の密度に応じた状態変化はジャミング転移と呼ばれ、このジャミング転移を利用した把持装置が知られている。 The particles behave as a fluid when the density is below a certain threshold, and behave as a solid when the density is above the threshold. A state change corresponding to the density of such particles is called a jamming transition, and a gripping device utilizing this jamming transition is known.
この把持装置は、粒体を流動する状態に収容した変形自在な袋状体(以下、バッグと称する)で、把持対象物を押圧し、この押圧によりバッグを把持対象物の外形に沿った形状に変形させ、押圧した状態で、バッグの吸引口から内部の気体を吸引することにより減圧する。この減圧によりバッグの内部における粒体の密度を下げ、粒体を固めることにより把持対象物を把持する。 The gripping device presses the object to be grasped with a deformable bag-like body (hereinafter referred to as a bag) that accommodates the particles in a flowing state, and the pressing causes the bag to be shaped along the outline of the object to be grasped In the state where it is deformed and pressed, pressure is reduced by sucking the internal gas from the suction port of the bag. The reduced pressure lowers the density of the particles inside the bag, and the particles are solidified to hold the object to be gripped.
このような把持装置として、粒径が0.1mm以上4.0mm以下の発泡ポリエチレンからなる粒体がバッグに収容され、バッグの吸引口から把持対象物を把持する側に亘る所定領域における耐性が、他の部分より大きくされている把持装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このバッグは、上記所定領域における耐性を他の部分よりも大きくするために、上記所定領域の厚みを他の部分よりも大きくしている。 As such a gripping device, particles made of foamed polyethylene having a particle diameter of 0.1 mm or more and 4.0 mm or less are accommodated in the bag, and resistance in a predetermined region extending from the suction port of the bag to the side gripping the object A gripping device which is larger than the other parts has been proposed (see, for example, Patent Document 1). In the bag, the thickness of the predetermined area is larger than that of the other parts in order to make the resistance in the predetermined area larger than that of the other parts.
把持領域の周囲を把持領域よりも外側に突出させたバッグを備える把持装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。このバッグは、上記のように突出した部分にも粒体が収容されており、かつ、把持領域が平坦な円盤状とされている。特許文献2の把持装置は、バッグの突出した部分に収容した粒体を固めることにより、突出した部分の姿勢を変えている。 There has also been proposed a gripping device provided with a bag in which the periphery of the gripping region is projected outside the gripping region (see, for example, Patent Document 2). In this bag, the granules are also contained in the projecting portion as described above, and the gripping area is flat and disk-like. The gripping device of Patent Document 2 changes the posture of the protruding portion by solidifying the particles stored in the protruding portion of the bag.
しかしながら、特許文献1に記載される把持装置は把持する力(把持力)が弱く、そのため、把持対象物を把持できない、あるいは、把持した把持対象物を脱落させてしまうことがある。また、特許文献2のバッグは、突出した部分に粒体が十分に入りこんでいない場合があり、把持できないことがある。また、把持を解除した場合に、突出した部分の粒体が固まったまま流動化しないことがあり、その結果、突出した部分が元の姿勢に戻らないなど、次回の把持ができない場合もある。このため、把持が確実、及び、把持した把持対象物を脱落させないといった把持安定性が望まれる。 However, the gripping device described in Patent Document 1 has a weak gripping force (gripping force), and therefore, the gripping object can not be gripped, or the gripped gripping object may fall off. Moreover, the bag of patent document 2 may not be able to be gripped in some cases, since the granular material may not fully enter the protruding part. In addition, when the grip is released, the particles of the protruding portion may not be solidified while being solidified, and as a result, the next gripping may not be possible, for example, the protruding portion may not return to the original posture. For this reason, the grip stability is desired that the grip is secure and that the gripped object is not dropped.
そこで本発明は、把持安定性に優れた把持部材、把持用具、及び把持装置を提供することを目的とする。 Then, an object of this invention is to provide the holding member excellent in holding | grip stability, a holding | grip tool, and a holding | grip apparatus.
上記課題を解決するために、本発明の袋状の把持部材は、変形自在な材本体と、複数の突起とを備え、粒体を収容した状態で把持対象物を押圧し、内部の気体が吸引されることにより把持対象物を把持する。部材本体は、粒体を入れる開口が形成された袋状である。複数の突起は、部材本体の外表面に、間隔をもって設けられている。部材本体の外表面のうち複数の突起の相互間の領域は、外側に凸の曲面である。 In order to solve the above-mentioned subject, the bag-like grasping member of the present invention is provided with a deformable material main body and a plurality of projections, and presses the grasped object in a state that the granular material is accommodated, The object to be grasped is grasped by being sucked. The member main body is in the form of a bag in which an opening for containing the particles is formed. The plurality of protrusions are provided at intervals on the outer surface of the member body. The region between the plurality of projections on the outer surface of the member body is a curved surface that is convex outward.
複数の突起は、部材本体の外表面のうち、相互間に、把持対象物を押圧する押圧領域を形成していることが好ましい。突起は、押圧領域側に先端を向けた状態に設けられていることが好ましい。突起は、押圧領域側の表面が平面に形成されていることが好ましい。 It is preferable that the plurality of projections form a pressing area for pressing the object to be grasped among the outer surfaces of the member main bodies. It is preferable that the projection be provided in a state in which the tip is directed to the pressing area side. It is preferable that the surface of the projection on the pressing area side be formed flat.
突起は弾性変形することが好ましい。複数の突起は、同心円である2つの円上にそれぞれ設けられており、これらの2つの円のうち大きい一方における突起の個数が、小さい他方における突起の個数よりも多いことが好ましい。 The protrusions are preferably elastically deformed. The plurality of projections are respectively provided on two circles which are concentric circles, and it is preferable that the number of projections in one of the larger of the two circles is larger than the number of projections in the other small circle.
本発明の把持用具は、上記の把持部材と、把持部材の上記部材本体に収容される粒体とを備える。 A gripping tool according to the present invention includes the above-described gripping member, and a granular material accommodated in the above-mentioned member main body of the gripping member.
把持用具は、前記把持物品を支持する支持部材を備えることが好ましく、この支持部材は上記把持部材の上記開口を塞ぐ状態に設けられる。 The holding tool preferably includes a support member for supporting the holding article, and the support member is provided to close the opening of the holding member.
本発明の把持装置は、上記把持用具と、吸引部とを備える。吸引部は、把持部材の内部の気体を吸引する。 A gripping device according to the present invention includes the gripping tool and a suction unit. The suction unit sucks the gas inside the gripping member.
本発明によれば、安定性に優れた把持ができる。 According to the present invention, gripping with excellent stability can be performed.
本発明を実施した図1の搬送機10は、供給台11に供給された把持対象物12を、受入台13に搬送するためのものである。供給台11と受入台13とは、上方から見たときに、搬送機10の周囲に配されている。供給台11には、把持対象物12が複数置かれ、図1には置かれている個数を3つとして描いている。
The
この例における把持対象物12は、円柱の一端が球冠状に丸みを帯びた形状となっておいるが、把持対象物の形状はこの例に限られない。3つの把持対象物12は互いに同サイズであるが、置かれている姿勢は図1に示すように異なっていてもよい。また、把持対象物は互いに異なる形状及び/またはサイズであってもよい。
The gripping
搬送機10は、そのアーム部16の先端に設けられた把持装置17のグリッパ18により把持対象物12を把持し、アーム部16の旋回及び折り曲げにより把持対象物12を移動する。すなわち、供給台11上の複数の把持対象物12は、ひとつずつ、受入台13に搬送される。受入台13にはコンベア13aが設けられており、供給台11から搬送された把持対象物12は順次、このコンベア13aの移動により次工程に送られる。
The
図2に示すように、搬送機10は、アーム部16と、アーム部16を支持する支持台21と、アーム部16の先端に取り付けられた把持装置17等を備えた構成となっている。把持装置17は、粒体27(図3A参照)のジャミング現象を利用して把持対象物12を把持する装置である。把持装置17は、把持用具としてのグリッパ18と、吸引部としての真空ポンプ22とを有する。把持装置17は、さらにグリッパ保持部23を有することが好ましく、本例でもそのようにしている。グリッパ18は、袋状のバッグ26と、バッグ26の内部に収容される粒体27(図3A参照)とを備え、本例では、バッグ26を支持する板状の支持部材であるベース28も備えている。
As shown in FIG. 2, the
バッグ26は、把持対象物12を把持する把持部材である。バッグ26は、袋状の部材本体であるバッグ本体31と、バッグ本体31の外表面31s(図3A参照)に設けられた複数の突起32とを有し、この例では突起32の個数は2個である。バッグ本体31は変形自在であり、把持対象物12の押圧(以下、単に押圧と称する)及び内部の気体の吸引(以下、内部吸引と称する)により、弾性変形する。バッグ26は、内部に粒体27(図3A参照)を流動可能に収容した状態で把持対象物12をバッグ本体31で押圧することにより、バッグ本体31が把持対象物12の外形に沿った形状に変形し、この変形に伴って突起32の先端が互いの方向に傾く。押圧した状態で真空ポンプ22により内部の気体が吸引されることにより内部が減圧され、粒体27がジャミング転移で固まる。これにより把持装置17は把持対象物12を把持する。また、吸引を解除することによりバッグ本体31の内部の圧力は元の大気圧に戻り、粒体27が流動化する。これにより把持装置17は把持対象物12の把持を解除する。
The
把持装置17は、アーム部16によって様々な姿勢をとることができるが、本例では、グリッパ18を下側にした状態で、板状のベース28を水平にした姿勢として説明する。なお、バッグ26などを含めたグリッパ18の詳細は、別の図面を用いて後述する。
The
グリッパ保持部23は、グリッパ18を、アーム部16の先端に保持し、かつ、把持対象物12の把持及び把持の解除を行う場合にバッグ26を変位させるためのものである。グリッパ保持部23は、本体部23aと、軸23bと、連結部23cとを有する。アーム部16はアーム16a〜16dを有しており、アーム16aが先端にある。本体部23aは、このアーム16aの先端に固定されており、この本体部23aに軸23bは上下方向にスライド自在に取り付けられている。軸23bの下端が連結部23cによりベース28に固定され、これによりグリッパ18のバッグ26が上下方向に滑らかに変位する。この変位により、バッグ26と供給台11及び/または把持対象物12との距離を増減させる。例えば、押圧の場合には、バッグ26を下降させ、供給台11及び把持対象物12との距離を減少させる。また、例えば内部吸引後に把持対象物12を供給台11から持ち上げる場合にはバッグ26を上昇させ、供給台11との距離を増加させる。
The
バッグ本体31は、吸引制御部33を介して真空ポンプ22に接続されており、真空ポンプ22はバッグ本体31の内部の気体を吸引する吸引部である。吸引制御部33は、粒体27のジャミング転移を制御するためのものである。すなわち、吸引制御部33は、真空ポンプ22による吸引をオンにすることにより粒体27の流動を規制し(非流動の状態にし)、吸引をオフにする(解除する)ことにより粒体27を流動化する。以上のようなバッグ26の上下方向での変位と、内部吸引の制御とにより、把持装置17は把持対象物12の把持と把持の解除とを行う。
The
アーム部16は、アーム16a〜アーム16dと、旋回機構16eとを有し、アーム16a〜アーム16dは、それぞれ水平な軸を中心に折れ曲がり自在に連結されている。旋回機構16eには、アーム16dの一方の端部が折れ曲がり自在に連結されており、旋回機構16eは支持台21上に、垂直な軸を中心に回転自在に設けられている。
The
アーム部16は、アーム駆動部36により駆動される。アーム駆動部36は、アーム部16を駆動するためのモータなどで構成されている。このアーム駆動部36により、アーム16a〜アーム16dが折り曲げられ、旋回機構16eによる旋回が行われる。これにより、把持した把持対象物12を、任意の方向へ水平移動、及び上下方向に移動(鉛直移動)することができる。アーム駆動部36は、アーム制御部37により制御されている。
The
グリッパ位置検出器38は、グリッパ保持部23に内蔵されている。グリッパ位置検出器38は、把持対象物12を把持する場合及び把持を解除する場合に、バッグ26の上下方向及び水平方向における位置、すなわち三次元空間における位置(以下、三次元座標と称する)を検出し、検出結果をアーム制御部37へ出力する。
The
アーム制御部37には、複数の把持対象物12をそれぞれ把持する場合におけるバッグ26の各第1三次元座標と、把持したバッグ26の把持を解除する第2三次元座標とが予め記録されている。アーム制御部37は、グリッパ位置検出器38からの検出結果と、第1三次元座標または第2三次元座標とに基づいて、移動させるバッグ26の移動方向及び移動量を算出し、その算出結果に基づいてアーム駆動部36を制御する。このように、アーム制御部37の制御の下、アーム駆動部36は、把持装置17を、供給台11上の第1三次元座標と受入台13上の第2三次元座標との間で移動させる。
Each first three-dimensional coordinate of the
図3Aに示すように、複数の粒体27を収容するバッグ本体31は、断面真円形の円筒状である筒部31aと、球冠状、具体的には半球状の底部31bとを一体に形成した袋状となっている。開口31cは粒体27の出し入れ口となっており、使い始め及び粒体27を増量する場合には、この開口31cから、粒体27を入れ、減量する場合には出す。底部31bのみでバッグ本体を構成してもよく、この場合には、底部31bの上部が開口31cとなる。
As shown to FIG. 3A, the bag
底部31bは断面真円形である真球の球冠状としているが、断面が楕円形である楕円体(扁球体)の球冠状としてもよい。また、底部は球冠状に限定されず、例えば、図3A(A)の水平方向に垂直に交差する断面形状が双曲線状など、外側に凸の形状であればよい。 The bottom 31 b is a spherical crown of a true sphere which is a true circular cross-section, but may be a crown of an ellipsoid (a spheroid) whose cross section is an ellipse. Further, the bottom is not limited to a crown, and for example, the cross-sectional shape vertically intersecting the horizontal direction in FIG. 3A may be a shape convex outward, such as a hyperbolic shape.
2つの突起32は、間隔をもってバッグ本体31の外表面31sに突出した状態に設けられており、これにより、バッグ本体31の外表面31sのうちの相互間に、図3A(B)に示すように押圧領域PAを形成している。押圧領域PAは、把持対象物12を押圧する領域である。
The two
突起32は2つ一組で、すなわち対をなして押圧領域PAを形成している。ただし、一組をなす突起32の個数は、2個に限られず、少なくとも2個であればよい。このように、突起32は複数が一組となって押圧領域PAを形成する。押圧領域PAは一組をなす複数の突起32によって仮想的に画定した概念上の領域である。したがって、図3Aの押圧領域PAを示す二重破線は明確な外郭を示すものではなく、説明の便宜上楕円形で描いている。ただし、このような楕円の範囲内であれば、把持対象物12の確実な把持が可能である。
The
突起32は、バッグ本体31のうち、外側に凸の形状である底部31bに設けられているから、外表面31sのうちの押圧領域PAは、外側に凸の曲面となっている。
Since the
図3Aは、バッグ26の使用前の状態(以下、初期状態と称する)を示しており、バッグ本体31は、前述の通り、押圧及び内部吸引により弾性変形する。具体的には、把持対象物12を押圧している間及び内部の気体を吸引された場合には内側にへこみ、押圧を解除した場合と内部吸引を解除した場合とには図3Aに示す元の状態に戻る。押圧の間は、把持対象物12を押圧する押圧方向と逆向き(以下、反押圧方向と称する)に押圧領域PAが付勢された状態にへこむから、突起32は押圧領域PA側へ初期状態と比べて傾いた姿勢に傾斜する。また、押圧が解除された場合には、押圧領域PAの弾性的に付勢されたへこみである変形が解除されるから、突起32の姿勢は初期状態に戻る。
FIG. 3A shows a state before use of the bag 26 (hereinafter referred to as an initial state), and the
バッグ本体31を構成する素材は、押圧及び内部吸引により弾性変形する素材であれば特に限定されず、例えば、ニトリルゴム、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリルニトリルブタジエンゴム、ブチルゴム、エチルプロピレンゴム、エチルプロピレンジエンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ビニールゴムなどが挙げられ、バッグ本体31の内部を気密にすることができる素材であれば、発泡ゴムでも構わない。本例ではシリコーンゴムとしている。バッグ本体31を構成する素材は、把持対象物12よりも柔らかい素材であることがより好ましい。
The material constituting the
バッグ本体31は、同素材または異素材からなる複層構造でもよい。異素材の複層構造にすることにより、バッグ本体31の柔軟性、機械特性などの性質を変化させることができる。例えば、バッグ本体31の耐久性を高めるために、バッグ本体31は、厚み方向における内側を上記のような各種ゴムで形成し、外表面31sを構成する外側を例えば金属製の網などで形成するなどの態様でもよい。金属製の網などでの被覆により、バッグ本体31が破れるなどの損傷がより確実に防止される。また、把持対象物12との摩擦力を高める、及び/または粘着性(スティック性)を高める素材で外表面31sを構成してもよい。これにより把持がより安定する。
The
ここで、バッグ本体の厚みをT31とする。厚みT31は、強度及び変形のしやすさ等から適宜設定してよく、特に限定されない。ただし、厚みT31は、押圧領域PAが筒部31aよりも小さい方が好ましく、これにより、押圧時において突起32の姿勢がより確実に変化しやすい。この観点では、筒部31aよりも厚みT31が小さい範囲は、少なくとも押圧領域PAであることが好ましく、バッグ本体31を押圧方向から見たときに図3A(B)に示すように押圧領域PAを含む最小の円(二点破線RLa)の内部領域であってもよい。筒部31aより厚みT31が小さい範囲は、各突起32の底面の重心PG(図5参照)を通る円RLbを含む領域であることがさらに好ましく、各突起32が内接する円RLcを含む領域であることが特に好ましい。本例での厚みT31は、各突起が内接する円RLcを含む領域を筒部31aよりも小さくしている。厚みT31は、バッグ本体31の耐久性の観点から、筒部31aから押圧領域PAに向かって漸減していることが好ましく、段階的に漸減しているよりも連続的に漸減している方がより好ましく、本例でもそのようにしている。また、本例では、円RLcにおいても中央に向かうに従って厚みT31を漸減、より具体的には連続的に漸減させており、押圧領域PAの中央の厚みT31を最も小さく形成している。なお、バッグ本体31をシリコーンゴム(JIS K 6249のデュロメータ タイプAによって求める硬度がA40以上A50以下の範囲内)で形成している本例では、筒部31aの厚みT31を5mmとし、押圧領域PAの中央の厚みT31を2mmとしている。
Here, the thickness of the bag body is T31. The thickness T31 may be appropriately set in consideration of strength and ease of deformation, and is not particularly limited. However, in the thickness T31, it is preferable that the pressing area PA be smaller than the
押圧時において突起32の姿勢をより確実に変化しやすくする観点では、突起32と突起32との間のバッグ本体31の厚みT31をその他の領域の厚みT31よりも小さくする手法もある。例えば、図3Bのバッグ本体39のように、一方の突起32と他方の突起32との間に線状に延びた領域を、厚みT31が他の領域よりも小さい薄膜領域TAとする例が挙げられる。一組をなす突起32の個数が後述のように2個よりも多い場合にも同様にすればよい。例えば、図3Cに示すバッグ本体40のように、一組をなす突起32の個数が3個である場合には、各突起32間に、線状に延びた領域を、放射状の薄膜領域TAとして形成すればよい。
From the viewpoint of making it easier to change the attitude of the
突起32は、弾性変形する素材で形成された変形自在な突起と、例えば供給台11(図2参照)に対する当接及び押圧において変形しない程度に硬い突起(硬質突起)とのいずれでもよく、本例では変形自在な突起32としている。突起32を変形自在に形成する場合の弾性変形する素材としては、例えば、ニトリルゴム、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリルニトリルブタジエンゴム、ブチルゴム、エチルプロピレンゴム、エチルプロピレンジエンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ビニールゴム、発泡ゴムなどが挙げられ、本例ではバッグ本体31と同じシリコーンゴムとしている。
The
図3A(A)に示す粒体27は、ジャミング現象を用いた把持装置で用いられる公知の粒体を使用することができる。例えば粒径は、特に限定されないが、好ましくは0.3mm以上3mm以下の範囲内であり、本例では0.5mmである。また、例えば素材は、コーヒーの粉、米粒、樹脂(高分子化合物)が挙げられる。なお、図3Aでは粒体27を便宜上円形に描いているが、円形でもよいし、他の形状でもよい。
As the
粒体27の量は、内部吸引した状態において、バッグ本体31の突起32が形成されている部分の内部側に粒体27が存在できる量とすることが好ましい。ここで、初期状態のバッグ本体31における容積(内部の体積)をV31とし、粒体27が占める体積(以下、占有体積と称する)をV27とする。初期状態における占有体積V27は、0.2×V31以上0.9×V31以下の範囲内であることが好ましく、0.4×V31以上0.7×V31以下の範囲内であることがより好ましく、本例では0.5×V31としている。
The amount of the
図3A(A)に示すようにベース28は開口31cを塞ぐ状態に設けられており、この例では、上記のような粒体27を増減する場合の作業性をよりよくするため、着脱自在にしてある。ベース28は、円板状であり、中央部28aがバッグ本体31側に突出しており、外周部28bよりも厚く形成されている。ただし、ベース28の形状はこの例に限られない。
As shown in FIG. 3A (A), the
ベース28には真空ポンプ22と接続する貫通孔28cが形成されている。ベース28における貫通孔28cの位置は、特に限定されないが、この例ではベース28の中央にしている。これは、各突起32との距離が互いに等しい位置であり、これにより、内部吸引した状態において、真空ポンプ22によって発生する負圧(吸引圧力)が押圧領域PAの全域に対して、より均等になるからである。
The
貫通孔28cにはフィルタ41が設けられている。フィルタ41は、図3Aにおいては便宜上斜線のハッチングを付してあるが、網状に形成されている。このフィルタ41は、粒体27と気体とを分離する固気分離フィルタである。これにより、真空ポンプ22により吸引した場合には、粒体27がバッグ本体31から出てしまうことが抑えられ、バッグ本体31の内部からは気体のみが吸引される。また、真空ポンプ22の吸引を解除した場合には、気体がバッグ本体31内に入る。
A
突起32は、断面が真円形の円錐状であるが、断面が楕円形の円錐状でも構わない。また、円錐台状でもよい。また、突起32は、先端32tが先鋭であってもよいが、本例では図4に示すように丸みを帯びた形状にしており、これにより、把持対象物12との接触面積をより多く確保できるようにし、把持をより安定にしている。ここで、図4に示すように、バッグ本体31に突起32が接続する押圧領域PA側の接続点に符号PB1を付し、押圧領域PAから最も離れた接続点に符号PB2を付す。一組をなす2つの突起32は、先端32t同士が、一方の突起32における接続点PB1と他方の突起32とにおける接続点PB1との距離よりも離れていることが好ましく、本例でもそのようにしている。
The
突起32は、押圧領域PA側に先端32tを向けた状態に設けられていることが好ましく、本例でもそのようにしている。押圧方向に垂直に交差し、かつ先端32tを通る平面(以下、投影平面と称する)PL1に、接続点PB1を投影した投影点をPP1とし、接続点PB2を投影した投影点をPP2とし、投影点PP1と投影点PP2との中点(以下、投影中点と称する)をPMとする。押圧領域PA側に先端32tを向けた状態とは、先端32tが投影中点PMよりも押圧領域PA側に位置、または投影中点PM上に位置する状態を意味する。突起が円錐台状である場合には、母線を延長した仮想の円錐の先端を突起の先端とみなし、その先端が押圧領域PA側に向けた状態とすればよい。
The
突起32は、外表面31sの曲面部分に形成されているから、円錐状の突起32の底面は外表面31sと一致し、厳密には曲面である。しかし、図5に示すように、接続点PB1と接続点PB2を通る円錐曲線である楕円を含む平面PL2は、突起32の上記の厳密な底面と極めて近いので、本実施形態では、この平面PL2を突起32の底面とみなしている。したがって、突起32の底面の重心PGは、本実施形態では、上記の厳密な底面における重心ではなく、楕円の平面PL2の重心としている。
Since the
突起32の径dは、特に限定されないが、把持安定性をより向上するためには、本例のようにシリコーンゴムで形成した場合には少なくとも2mmであることが好ましく、本例では例えば5mmとしている。なお、図5に示すように、重心PGを通る底面をもつ円錐の底面の径を、突起32の径dとして定義している。
The diameter d of the
ここで、一組をなす2つの突起32の底面の各重心PGを通る円RLb(図3A(B)参照)の径をD1(図3A(B)参照)mmとする。突起32の高さhは、特に限定されないが、(バッグ本体の突起が設けられている部分の厚み)以上D1/2mm以下の範囲内であることが好ましく、本例では例えば7mmとしている。突起32の高さhが(バッグ本体の突起が設けられている部分の厚み)以上であることにより、(バッグ本体の突起が設けられている部分の厚み)未満である場合に比べて、把持安定性がより高い。突起32の高さhがD1/2mm以下であることにより、D1/2mmより大きい場合に比べて、押圧時に突起32同士が当接する確率が低いから、突起32による把持作用がより確実である。なお、図5に示すように、突起32の高さhは、重心PGから先端32tまでの距離とする。突起が円錐台状である場合には、底面の重心PGから先端面の重心までの距離を突起の高さhとするとよい。
Here, the diameter of a circle RLb (see FIG. 3A (B)) passing through the center of gravity PG of the bottom of the pair of two
上記構成の作用を説明する。アーム制御部37の制御の下、アーム駆動部36は、アーム部16を駆動させ、これにより把持装置17のバッグ26を供給台11上の第1三次元座標に位置させる。第1三次元座標に案内された把持装置17は、軸23bのスライド下降によりグリッパ18を下降させ、バッグ26のバッグ本体31により把持対象物12を押圧する。この押圧により、バッグ本体31の押圧領域PAは把持対象物12の外形に沿った形に変形し、かつ、突起32は押圧前の初期状態と比べて押圧領域PA側に傾いた姿勢になり、例えば先端32tが把持対象物12に当接する。
The operation of the above configuration will be described. Under the control of the
把持対象物12を押圧した状態で、真空ポンプ22により内部吸引を行い、粒体27の流動を規制し、固める。これにより、把持対象物12は押圧領域PAにおいて把持されるとともに2つの突起32によっても把持される。
In a state where the object to be grasped 12 is pressed, internal suction is performed by the
粒体27は、押圧領域PAにおいてはバッグ本体31を介して把持対象物12を把持する把持作用を担う。粒体27は、さらに、突起32を、把持対象物12を把持している姿勢に支持する支持作用を担っており、突起32は、固まった状態の粒体27によって、把持対象物12をより確実に把持し、かつ、把持する力(以下、把持力と称する)の持続性が高まる。
The
外表面31sの押圧領域PAが外側に凸の曲面となっているから、把持対象物12と接着する面積(以下、接触面積と称する)が、より大きく確保される。そのため、把持安定性がより高まる。また、把持対象物12との接触面積がより大きく確保されることにより、押圧に伴う突起32の押圧領域PA側への倒れ込みが確実になるから、把持安定性はさらに高まる。
Since the pressing area PA of the
突起32は、変形自在なバッグ本体31の外表面31sに設けられているから、押圧に伴うバッグ本体31の弾性変形によって、確実に押圧領域PA側に姿勢を傾け、そのため把持に確実に寄与する。また、突起32には粒体27が入っていないから、把持は初回から確実にできる。
Since the
内部吸引によって占有体積V27は吸引前に比べて小さくなるが、突起32は、バッグ本体31の外表面31sに設けられているから、粒体27を内部に収容している突起のような内部吸引による体積の減少は無い。そのため把持安定性がより高い。
Although the occupied volume V27 becomes smaller than before suction by internal suction, since the
供給台11に置いてある把持対象物のサイズ及び/または姿勢によっては、突起32が供給台11に当接することがあるが、突起32はバッグ本体31の弾性変形によって傾くことができるからそのまま押圧をすすめてよい。突起32が仮に押圧領域PA側とは異なる方向に姿勢を傾けても、その傾いた姿勢の突起32は、供給台11及び弾性変形するバッグ本体31によって付勢されている。したがって、その後内部吸引し、内部吸引後にバッグ26を上方へ変位させて供給台11から離すことにより、突起32は、同様に、押圧領域PA側へ初期状態と比べて傾いた姿勢に傾斜する。したがって、多種多様な把持対象物に対して把持安定性に優れた把持機能が発揮される。
Depending on the size and / or posture of the object to be held placed on the
突起32は先端32tが押圧領域PA側に向けた状態に設けられているから、突起32が、押圧に伴って押圧領域PA側に、より大きく傾いた姿勢となり、把持安定性がより向上する。
The
2つの突起32の先端32t同士が、一方における接続点PB1と他方における接続点PB1との距離、すなわち接続点PB1同士よりも離れているから、バッグ26を下降させる場合に、押圧領域PAに把持対象物12がより円滑に導入され、把持が迅速に行われる。
Since the
本例ではバッグ本体31と突起32とを同じ素材で形成しているから、姿勢の変化を繰り返しても突起32はバッグ本体31から脱離しにくく、バッグ26としての耐久性に優れる。また、突起32が本例のように弾性変形する場合には、把持対象物が小型である場合などのように突起32が供給台11に当接しても、把持対象物を確実に把持することができる。
In this example, since the
初期状態における占有体積V27が0.2×V31以上であるから、0.2×V31未満の場合に比べて、内部吸引時における突起32の姿勢がより安定し、把持がより確実かつ安定した状態に持続する。初期状態における占有体積V27が0.9×V31以下であることにより、0.9×V31より大きい場合に比べて、多種多様な把持対象物に対して把持安定性に優れた把持機能が発揮される。
Since the occupied volume V27 in the initial state is 0.2 × V31 or more, the posture of the
貫通孔28cはベース28の中央に位置しており、これにより前述の通り内部吸引下において押圧領域PAに対する負圧が均等化するから、把持力が把持対象物12に対してより均等に加わり、把持がより安定する。
The through
アーム駆動部36は、アーム制御部37の制御の下、アーム部16を駆動させ、これにより、把持対象物12を把持し状態のバッグ26を受入台13上の第2三次元座標に移動させる。第2三次元座標に案内された把持装置17は、軸23bのスライド下降によりグリッパ18を下降させ、把持対象物12を受入台13に載せる。
The
内部吸引を解除し、粒体27を流動化させる。これによりバッグ本体31の押圧領域PAは初期状態の形状に戻り、これに伴って突起32も押圧前の初期状態の姿勢に戻る。これにより、把持が解除される。このようにして、把持対象物12は、供給台11から受入台13へ搬送される。
The internal suction is released to fluidize the
把持を解除する場合に初期状態に戻る突起32の姿勢の変化は、バッグ本体31の弾性変形という性質と、バッグ本体31内の粒体27の密度変化とに起因する。そのため、粒体27を内部に収容し、かつ、それ自体の内部における粒体27の密度変化を利用して姿勢を変化させる突起と比べて、突起32は把持解除時において確実に初期状態の姿勢に戻る。その結果、把持対象物12は迅速に把持を解除され、かつ、次回の把持が容易かつ確実に行われる。
The change in the posture of the
把持を解除した把持装置17は、アーム部16によって、供給台11上の次回把持する把持対象物12の位置に基づいた第1三次元座標に移動し、同様に把持対象物12を把持する。このように、供給台11での把持と受入台13での把持解除とを繰り返し行い、把持対象物12は次々と搬送される。
The
把持用具としてのグリッパは上記の例に限定されない。図6に示すグリッパ46は、バッグ47と、ベース48と、粒体27(図3A参照)とを備え、バッグ47は、部材本体としての変形自在なバッグ本体51と、突起32とを備える。なお、図6においては、図の煩雑化を避けるため、粒体27の図示は略してある。
The gripper as a gripping tool is not limited to the above example. The
バッグ本体51は、断面楕円形の円筒状である筒部51aと、バッグ本体51を袋状に形成するために筒部47aの一方を閉じる底部51bとを有する。突起32は、バッグ本体51の外表面51sのうち、筒部51aの外表面51sに2つ設けられている。これら2つの突起32は間隔をもって突出した状態に形成されており、これにより、互いの間の外表面51sに押圧領域PAを形成している。このように、突起32は、筒部51aに設けられていてもよい。なお、この例では、筒部51aの周方向と直交に交差する長手方向に、2つの突起32を並べて配しており、押圧領域PAは筒部51aの長手方向に長い形状となっている。
The
バッグ本体51の押圧領域PAは、外側に凸の形状となっており、これにより外表面51sの押圧領域PAも外側に凸の曲面となっている。このように、外表面51sの押圧領域PAが外側に凸の曲面形状となっていれば、突起32は筒部に設けられていてもよい。なお、本例では、グリッパ保持部23の軸23b(図2参照)を、図2における軸23bの下側を水平方向に屈曲させたL字形状の軸(図示無し)に置き換えているが、グリッパ保持部はこれに限定されない。
The pressing area PA of the
厚みT31は、前述のバッグ本体31の場合と同様に、バッグ本体51の少なくとも押圧領域PAが他の部分よりも小さくなっていることが好ましい。これにより突起32は押圧に伴って押圧領域PA側により確実に姿勢を傾けるからである。この例では、厚みT31は、各突起32が内接する円(楕円)RLcの内部領域を他の領域よりも小さくしており、これにより、突起32の姿勢が押圧領域PA側に、さらに確実に傾くようにしている。なお、前述のバッグ本体31の場合と同様に、一方の突起32と他方の突起32との中央に、図6(B)の上下方向に線状に延びた領域で、他の領域よりも厚みT31が小さい部分を形成しても、突起32の姿勢変化に同様の作用がある。
It is preferable that at least the pressing area PA of the
バッグ本体51は、図6の左右方向に延びた形状とされている。そこで、断面楕円形の筒部51aは、図6(A)における下向きに押圧領域PAを向けた状態の場合における上下方向での径D2が楕円の長径となっており、短径である径D2よりも大きい。これにより、上記のように延びた形状、すなわち細長く形成されたバッグ本体51であっても、内部吸引によって、バッグ本体51が吸引不能な状態につぶれにくくなっている。
The
図3Aのベース28は押圧領域PAと対向した状態に設けられているが、ベースと押圧領域PAとの位置関係はこれに限定されない。例えば、図6に示すベース48は、バッグ本体51の開口51cを塞ぐ状態に設けられ、図3Aのベース28とは異なり、押圧領域PAに対して垂直姿勢で設けられている。ベース48の真空ポンプ22(図2,図3A参照)に接続される貫通孔48aは、図6(A)における上方向に寄せた位置に形成されている。これにより、各突起32との距離の差ができるだけ小さくなるようにしている。内部吸引した状態において、真空ポンプ22によって発生する負圧が押圧領域PAの全域に対して、できるだけ均等にするためである。このように、押圧領域PAに対して垂直姿勢など交差する姿勢で設けられている場合の貫通孔48cは、各突起32との距離の差ができるだけ小さくなる位置に形成することが好ましい。グリッパ46のその他の構成及び作用はグリッパ18と同様なので説明は略す。
Although the base 28 in FIG. 3A is provided to face the pressing area PA, the positional relationship between the base and the pressing area PA is not limited thereto. For example, the base 48 shown in FIG. 6 is provided in a state of closing the
突起の形状は円錘状または円錐台状に限定されない。例えば、図7に示す突起61のように円柱状であってもよい。突起61は断面真円形の円柱状であるが、断面が楕円形の円柱状でもよい。なお、突起61の高さhは、円錐台の突起の場合と同様に、底面の重心PGから面状に形成された先端61tの重心までの距離とするとよい。
The shape of the protrusions is not limited to the conical or truncated cone shape. For example, it may be cylindrical as shown by a
また、図8に示す突起64のように、円柱状の先端部64pが球冠状に形成されていてもよい。突起64の高さhは、突起32の場合と同様に定義した底面の重心PGから、先端64tの重心までの距離とするとよい。なお、図7〜図17においては、バッグ本体として図2及び図3Aに示すバッグ本体31を用いた例を示しているが、前述のように、バッグ本体51またはその他のバッグ本体を用いてもよい。
Also, as in the case of the
突起61及び突起64は、先端61t及び先端64tを押圧領域PA側に向けた姿勢で設けた場合には、先端同士の距離が押圧領域PAよりも狭くなってしまうから、押圧方向に沿った姿勢で、すなわち、図7及び図8における垂直姿勢で、バッグ本体31に設けている。これにより、把持対象物12の押圧領域PAへの導入のしやすさと、突起61及び突起64の押圧に伴う姿勢の変化との両立を図っている。
When the
上記の突起32,61,64は、押圧領域PA側の表面が曲面になっているが、押圧領域PA側の表面が平面に形成されている突起でもよい。これにより、把持対象物12との接触面積が、より大きくなる確度が高いからである。例えば図9に示す突起67は、三角錘状であり、三角錘の側面を成す表面のうちのひとつ67sが、他方の突起(図示無し)と対向した状態に設けられている。これにより、押圧領域PA側の表面67sが平面となっている。なお、突起67も突起32と同様に、把持対象物12との接触面積をより大きく確保するために丸みを帯びた先端67tを有しているが、先鋭な先端でもよい。
The surfaces of the above-mentioned
図10に示す突起71は、断面三角形の楔状に形成されており、突起67と同様に、押圧領域PA側の表面71sが平面に形成されている。なお、突起71も断面三角形の頂点である先端71tに丸みを帯びているが、先鋭な先端でもよい。また、図11に示す突起74は、他方の突起(図示無し)と対向した姿勢で設けられた三角形の板状の対向部材74aと、バッグ本体31に対して起立した姿勢で設けられ、対向部材74aを支持する支持部材74bとを備える。これにより、突起71も、突起67及び突起71と同様に、押圧領域PA側の表面67sが平面となっている。なお、突起32,61,64の押圧領域PA側の表面を平面状に切り欠いた形状にすることにより、円錐状及び円柱状の突起の押圧領域PA側の表面に平面を形成してもよい。また、前述突起61及び突起64のように、把持対象物12の押圧領域PAへの導入のしやすさを図るために押圧方向に沿った姿勢でバッグ本体31に設けた場合には、先端61t,64t側を細い(先細な)状態に、押圧領域PA側の表面の少なくとも先端61t,64t側の領域を平面状に切り欠いた形状にすることが好ましい。これにより、先端61t同士の距離及び64t同士の距離がより大きくなり、その結果、把持対象物12の押圧領域PAの導入のしやすさも確保される。把持対象物12の押圧領域PAへのこのような導入のしやすさを図る観点では、例えば、突起32などを押圧領域PA側により大きく傾いた姿勢でバッグ本体31に設けた場合も同様に、より先細な状態に、押圧領域PA側の表面の少なくとも先端32t側の領域を平面状に切り欠いた形状にするとよい。その場合、押圧方向に平行な平面、または押圧方向に対して先端32tが反押圧方向側に傾いた平面にする。
The
突起の姿勢の押圧領域PA側への倒れ込みをより容易、かつ確実にするために、突起の反押圧領域側に、切れ込みを形成していてもよい。例えば図12Aに示す突起77は、図11に示す突起74の支持部材74bに切れ込み74cが形成されている。切れ込み74cは、支持部材74bの反押圧領域側から対向部材74a側に向かって、支持部材74bの概ね中央までの領域に形成されている。これにより、突起77は、より押圧領域PA側に姿勢を傾けやすい。この例では切れ込み74cの個数は、3つとしているが、1個または3個以外の複数であってもよい。このような切れ込みは、前述の各突起32,61,64,67,71等の他の形状の突起に形成してもよい。例えば図12Bに示す突起78は、前述の楔状の突起に切れ込み71cが形成された態様である。切れ込み71cは、同様に、反押圧領域側の側面から押圧領域PA側に向かって形成されている。
In order to make the posture of the protrusion fall more easily and reliably to the pressing region PA side, a notch may be formed on the side opposite to the pressing region of the protrusion. For example, in the
なお、図9〜図12Bに示す各突起67,71,74.77,78の高さh(図示無し)は、突起32と同様に定義された平面、すなわち押圧領域側の接続点PB1(図5参照)と反押圧領域側の接続点PB2(図5参照)とを通る平面の重心PGから、各先端67t,71t,74t,77t,78tまでの距離とすればよい。また、突起は、これらの例に限定されず、弾性変形する突起の場合には、例えば金属製などの硬い芯材を内部に入れておくことにより、突起の強度を向上させてもよい。また、例えば内部が中空かつその中空部がバッグ本体31、51の内部空間と独立している、気密な突起でもよい。その場合には、突起の中空部を、気体を供給する気体供給部(図示無し)と接続し、押圧後に気体を突起の中空部に供給することにより突起での把持を行うとよい。なお、突起の中空部と気体供給部とは、例えばバッグ本体31,51の内部空間内を貫通する配管で接続すればよい。
The height h (not shown) of each
突起の個数は複数であればよく、2個に限定されない。なお、図13〜図17には、突起として突起32を用いた例を示しているが、前述のように、突起61,64などのその他の突起でもよい。図13に示すバッグ80は、突起32の個数が3個である点がバッグ26と異なる。3個の突起32は、概ね正三角形の各頂点に配されている。これら3つの突起32は、相互間に押圧領域PAを形成しているから、形成される押圧領域PAをこれら突起32に囲まれた領域として、図13においては、丸みを帯びた三角形に描いている。なお、厚みT31は、各突起32が内接する円RLcの内部領域を他の領域よりも小さくしている。
The number of projections may be plural and is not limited to two. In addition, although the example which used the processus |
また、図14に示すバッグ83は、突起32の個数が8個である点がバッグ26と異なる。8個の突起32は、概ね正八角形の各頂点に配されており、相互の間に押圧領域PAを形成している。押圧領域PAを形成する一組の突起の個数が多くなるほど、形成される押圧領域PAは真円形に近づく。そこで、図14においては、形成される押圧領域PAを、真円形として描いている。なお、この例でも、図13に示す例と同様に、厚みT31は、各突起32が内接する円RLcの内部領域を他の領域よりも小さくしている。以上のように一組をなす突起32の個数は2個以上であればよく、これらは図3A,図13,図14のように下側からみたときにひとつの円上に配されていることが好ましい。バッグ本体31の底部31bの径をD0mmとし、一組をなす突起32の数をn個とするときに、下記の(1)の条件を満たすことが好ましい。なお、以下の条件において、dとhとの各単位はmmである。
Also, the
(1)D1/2>h かつ D1×0.5>n×d
押圧領域PAを形成する突起の組の数は、1つに限定されない。例えば、図15に示すバッグ86は、第1組をなす2個の突起32Aと、第2組をなす2個の突起32Bと、第3組をなす2個の突起32Cとがバッグ本体31に設けられている。このように、複数の突起によって構成される組数は複数でもよい。突起32A〜突起32Cとの形状は、突起32と同様である。
(1) D1 / 2> h and D1 × 0.5> n × d
The number of sets of protrusions forming the pressing area PA is not limited to one. For example, in the
第1組の突起32Aによって第1押圧領域PA1が、第2組の突起32Bによって第2押圧領域PA2が、第3組の突起32Cよって第3押圧領域PA3がそれぞれ形成される。突起32Aと突起32Bと突起32Cとは、バッグ本体31の図15(A)における下方から見たときに、図15(B)に示すように、同一直線上に設けられている。突起32Aは、図3Aにおける突起32と同じ位置に配されており、図15(B)に示すように、突起32Bは突起32Aの内側に、突起32Cは突起32Bの内側に、それぞれ配されている。したがって、第2押圧領域PA2は第1押圧領域PA1の内側に、第3押圧領域P3は第2押圧領域PA2の内側に、それぞれ形成される。このように、押圧領域は、互いに重なった状態に形成されてもよい。
A first pressing area PA1 is formed by the first set of
突起32Aと突起32Bと突起32Cの各先端32t(図4等参照)は、本例では押圧方向における位置が互いに等しい。ただし、突起32A、突起32B、突起32Cの順、または、突起32C、突起32B、突起32Aの順に、押圧方向において突出していてもよい。このように押圧領域が複数観念される場合において、バッグ本体31の厚みT31を不均一に形成する場合には、最も外側の押圧領域(本例では第1押圧領域PA1)を基準に、厚みT31を決定するとよい。すなわち、最も外側の押圧領域を他の領域よりも厚みT31を小さく形成することが好ましく、本例では、突起32Aが内接する円RLcの内部領域を、他の領域より薄く形成している。
In this example, the positions in the pressing direction of the
少なくとも突起32Bと突起32Cは弾性変形することが好ましく、この例では、すべての突起32A〜32Cが弾性変形する。これにより、把持対象物12(図2参照)は、突起32Aにより挟持されるとともに、この挟持位置よりも上の位置で、弾性変形した状態の突起32B及び突起32Cとバッグ本体31とを介して、固まった粒体27により把持される。
It is preferable that at least the
この例では、把持対象物は、第1押圧領域PA1と第2押圧領域PA2と第3押圧領域PA3とのいずれの押圧領域においてもバッグ本体31を介して粒体27により把持され、かつ、突起32Aと突起32Bと突起32Cとのいずれの組においても把持される。したがって、したがって、多種多様な把持対象物に対して把持安定性に優れた把持機能が発揮される。
In this example, the object to be grasped is grasped by the
突起32Aと突起32Bと突起32Cとは、図15(B)に示すような同一直線上の配置に限定されない。例えば図16に示すバッグ89は、2個の突起32Aの並び方向と、2個の突起32Bの並び方向と、2個の突起32Cの並び方向とは、図15(B)と同様に下方から見たときに、互いに交差している。
The
本例では、突起32A〜突起32Cをバッグ本体31に接着することによりバッグを作製している。このように接着により突起32A〜突起32Cを形成している場合には、突起32A〜32Cのバッグ本体31との接合部分が硬くなることが多い。そこで、上記のように、各組を形成する突起32A〜突起32Cの並び方向を互いに交差させ、これにより、把持と把持解除とを繰り返し行っても、バッグ本体31がより割れにくいようにしている。
In this example, the bag is manufactured by adhering the
突起の組数を複数にする場合においても、各組を構成する突起の個数は、2個に限定されず、少なくとも2個であればよい。例えば、図17に示すバッグ92では、第1組をなす突起32Aが8個、第2組をなす突起32Bが6個、第3組をなす突起32Cが4個とされており、これらがバッグ本体31に設けられている。これらの突起32Aと突起32Bと突起32Cとは、組毎に押圧領域を形成しているが、図17においては図の煩雑化を避けるため各押圧領域の図示を略す。
Even in the case where the number of sets of protrusions is plural, the number of protrusions constituting each set is not limited to two, and may be at least two. For example, in the
8個の突起32Aは図15(B)と同様に下方から見たときに、図17に示すように、第1円C1上に概ね等間隔に配されている。6個の突起32Bも同様に、第1円C1よりも小さな第2円C2上に概ね等間隔に配されている。第1円C1上の突起32Aの個数は、第2円C2上の突起32Bの個数よりも、本例のように多い方が好ましい。第1円C1と第2円C2とは同心円であることが好ましく、本例でもそのようにしている。これにより、把持安定性がより高まる。なお、突起32Aと突起32Bとは、互いが同一直線上にならないように、図17の第1円C1及び第2円C2の中心を回転中心として、互いに角度をもって配されており、これにより、繰り返しの把持及び把持解除にも耐えられるようにしている。
Similar to FIG. 15B, the eight
突起32Cは、第1円C1及び第2円C2よりも小さい第3円C3上に、概ね等間隔に配されている。第1円C1上の突起32A、及び第2円C2上の突起32Bの各個数も、同様に、突起32Cの個数よりも多い方が好ましい。第3円C3は、第1円C1と第2円C2との関係と同様に、第1円C1及び/または第2円と同心円であることが好ましく、本例では、第1円C1及び第2円C2と同心円としている。なお、突起32Cも同様に、突起32A及び突起32Cと互いに同一直線状にならないように、図17の第1円C1〜第3円C3の中心を回転中心として、互いに角度をもって配されていることが好ましく、本例でもそのようにしている。なお、突起32A〜突起32Cは、各底面の重心PGが第1円C1〜第3円C3上になるように位置させることが好ましく、本例でもそのようにしている。以上のように突起の組数は複数であってもよく、この場合には、組数をN個とするときに、下記の(2)の条件を満たすことが好ましい。
The
(2)D0/2>(d/2)×N×2
また、この例も押圧領域が複数観念される場合であるから、バッグ本体31の厚みT31を不均一に形成する場合には、突起32Aで形成される最も外側の押圧領域を基準に、厚みT31を決定するとよい。すなわち、最も外側の押圧領域を他の領域よりも厚みT31を小さく形成することが好ましい。本例では、突起32Aが内接する円RLcの内部領域を、他の領域より薄く形成している。
(2) D0 / 2> (d / 2) × N × 2
Further, in this example also, a plurality of pressing areas can be conceived, so when the thickness T31 of the bag
上記の各例は、複数の突起がバッグ本体の外表面に間隔をもって突出した状態に設けられていることにより押圧領域PAを形成しているが、バッグ本体に押圧領域PAを予め設定しておき、その押圧領域PAの内部及び/または外部に複数の突起を設けてもよい。例えば図18に示す把持部材としてのバッグ95は、バッグ31と球冠(半球)状の複数の突起96とを備え、突起96は、予め設定した押圧領域PAの内部に設けてある。なお、この例では、突起96は押圧領域PAの中央にも設けていること、及び突起96の形状以外の構成は図17のバッグ92と同様である。したがって、図18においては模式的に、すべての突起96を同サイズの断面半円に描いているが、3組の各組をなす突起96の並びは図17の底面図と同様である。各組をなす突起96の数はこの例に限定されず、押圧領域PAの中央の突起96が無くてもよい。また、突起96は、球冠状に限定されず、例えば円錐状、角錐状など他の形状でもよいが、把持対象物12との接触面積をより大きく確保する観点では先端が丸みを帯びていることが好ましい。
In each of the above examples, the pressing area PA is formed by providing the plurality of projections on the outer surface of the bag main body with a gap, and the pressing area PA is set in advance in the bag main body. A plurality of projections may be provided inside and / or outside of the pressing area PA. For example, a
10 搬送機
11 供給台
12 把持対象物
13 受入台
13a コンベア
16 アーム部
16a〜16d アーム
16e 旋回機構
17 把持装置
18,46 グリッパ
21 支持台
22 真空ポンプ
23 グリッパ保持部
23a 本体部
23b 軸
23c 連結部
26,47,80,83,86,89,92,95 バッグ
27 粒体
28,48 ベース
28a 中央部
28b 外周部
28c,48c 貫通孔
31,39,40,51 バッグ本体
31a,51a 筒部
31b,51b 底部
31c,51c 開口
31s,51s 外表面
32,32A〜32C,61,64,67,71,74,77,78,96 突起
32t,61t,64t,67t,71t,74t,77t,78t 先端
33 吸引制御部
36 アーム駆動部
37 アーム制御部
38 グリッパ位置検出器
41 フィルタ
63p 先端部
67s,71s,74s 表面
71c,74c 切れ込み
74a 対向部材
74b 支持部材
d 突起の径
D1 円RLbの径
D2 筒部の径(長径)
D3 筒部の径(短径)
h 突起の高さ
PA 押圧領域
PA1〜PA3 第1押圧領域〜第3押圧領域
PB1,PB2 接続点
PG 突起の底面の重心
PL1 投影平面
PL2 平面
PM 中点
PP1,PP2 投影点
RLa,RLb,RLc 円
TA 薄膜領域
T31 バッグ本体の厚み
DESCRIPTION OF
D3 Diameter of tube (short diameter)
h Protrusion height PA Pressing area PA1 to PA3 1st pressing area to 3rd pressing area PB1, PB2 Connection point PG Gravity center of projection bottom PL1 Projection plane PL2 Plane PM Midpoint PP1, PP2 Projection point RLa, RLb, RLc Circle TA Thin film area T31 Thickness of bag body
Claims (9)
前記粒体を入れる開口が形成され、変形自在な袋状の部材本体と、
前記部材本体の外表面に、間隔をもって設けられている複数の突起と
を備え、
前記外表面のうち前記複数の突起の相互間の領域は、外側に凸の曲面である把持部材。 In a bag-like gripping member that grips the object to be grasped by pressing the object to be grasped in a state in which the particles are contained, and the internal gas being sucked,
A deformable bag-like member main body formed with an opening for containing the particles;
A plurality of spaced apart projections provided on the outer surface of the member body;
A gripping member in which a region between the plurality of projections of the outer surface is a curved surface that is convex outward.
前記2つの円のうち大きい一方における前記突起の個数が、小さい他方における前記突起の個数よりも多い請求項5に記載の把持部材。 The plurality of protrusions are respectively provided on two circles which are concentric circles,
The gripping member according to claim 5, wherein the number of the protrusions in one of the two circles is larger than the number of the protrusions in the other small circle.
前記把持部材の前記部材本体に収容される前記粒体と
を備える把持用具。 A gripping member according to any one of claims 1 to 6,
A gripping tool comprising: the granular material accommodated in the member body of the gripping member.
前記把持部材の内部の気体を吸引する吸引部と、
を備える把持装置。 The gripping tool according to claim 7 or 8;
A suction unit for suctioning gas inside the gripping member;
A gripping device comprising:
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