JP2019101977A - 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像間の画素値の差分に基づく動体領域の検出精度を向上させる技術を提供する。【解決手段】第1の基準画像及び第1の参照画像それぞれを第1の倍率で縮小することにより第2の基準画像及び第2の参照画像を生成する縮小手段と、第1の基準画像の画素値と第1の参照画像の画素値の差分に基づいて第1の動体尤度を取得し、第2の基準画像の画素値と第2の参照画像の画素値の差分に基づいて第2の動体尤度を取得する取得手段と、第1の基準画像、第1の参照画像、第2の基準画像、及び第2の参照画像の少なくともいずれかに基づいて、エッジ度を取得する取得手段と、エッジ度に基づいて第1の動体尤度及び第2の動体尤度の合成比率を決定する決定手段と、決定された合成比率に従って第1の動体尤度と第2の動体尤度とを合成することにより合成動体尤度を生成する合成手段と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
近年、複数枚の画像を合成し、合成画像を記録するデジタルカメラやデジタルビデオカメラといった撮像装置が数多く製品化されている。これらの撮像装置の中には、異なるタイミングで撮影した複数枚の画像を合成することにより、ランダムノイズを低減した合成画像を生成する機能を持つ撮像装置がある。これによりユーザは、合成しない1枚の画像よりもランダムノイズを低減した合成画像を得ることができる。
しかしながら、複数枚の画像を撮影中に被写体が移動した場合、移動した被写体が合成画像において多重像になってしまうことがある。多重像の発生を抑制するために、被写体の移動が検出された領域については、合成処理を禁止する技術が開示されている。特許文献1には、手ぶれ量に応じて決めた縮小率で縮小した複数枚の画像間におけるフレーム間差分絶対値に基づき、動体領域を検出する技術が開示されている。また、特許文献2には、複数枚の画像の位置合わせ後に残存する位置のずれに応じて縮小画像を選択し、選択した複数枚の縮小画像のフレーム間差分絶対値に基づき、動体領域を検出する技術が開示されている。
フレーム間差分絶対値に基づく動体領域検出においては、例えば、高感度で撮影した画像の場合、ランダムノイズによりフレーム間差分絶対値が大きくなる。そのため、移動被写体とランダムノイズとを区別することが困難となり、ランダムノイズの大きい領域を動体領域として誤検出する可能性がある。
そこで、特許文献1では、手ぶれ量を基に画像縮小率を変更することにより、手ぶれによる静止被写体の位置のズレや、ランダムノイズの影響を軽減し、移動被写体領域の検出精度を向上させている。また、特許文献2では、複数枚の画像の位置合わせ後に残存する位置のずれに応じて縮小画像を選択することにより、手ぶれによる静止被写体の位置のズレや、ランダムノイズの影響を軽減し、移動被写体領域の検出精度を向上させている。
特開2013−62741号公報 特許第5398612号公報
しかしながら、縮小画像間のフレーム間差分絶対値に基づき動体領域を検出する場合、縮小画像間で検出した動体領域を元の解像度まで拡大処理することにより、移動被写体周辺の静止領域まで動体領域として検出されてしまうことがある。また、画像を縮小することにより、小さい被写体の画素値の振幅が低くなってしまうため、小さい移動被写体の検出に失敗する可能性がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、画像間の画素値の差分に基づく動体領域の検出精度を向上させる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、所定の撮影範囲を含んだ第1の基準画像及び第1の参照画像それぞれを第1の倍率で縮小することにより第2の基準画像及び第2の参照画像を生成する縮小手段と、前記撮影範囲の各位置について、前記第1の基準画像の画素値と前記第1の参照画像の画素値の差分に基づいて第1の動体尤度を取得し、前記第2の基準画像の画素値と前記第2の参照画像の画素値の差分に基づいて第2の動体尤度を取得する取得手段と、前記第1の基準画像、前記第1の参照画像、前記第2の基準画像、及び前記第2の参照画像の少なくともいずれかに基づいて、前記撮影範囲の各位置のエッジ度を取得する取得手段と、前記撮影範囲の各位置について、前記エッジ度に基づいて前記第1の動体尤度及び前記第2の動体尤度の合成比率を決定する決定手段と、前記撮影範囲の各位置について、前記決定された合成比率に従って前記第1の動体尤度と前記第2の動体尤度とを合成することにより合成動体尤度を生成する合成手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
本発明によれば、画像間の画素値の差分に基づく動体領域の検出精度を向上させることが可能となる。
撮像装置100の構成を示すブロック図。 画像処理部107が具備する合成画像生成部200の構成を示す図。 合成画像生成部200が実行する処理のフローチャート。 位置合わせ処理について説明する図。 合成動体尤度と基準画像の合成比率wとの関係を示す図。 第1の実施形態に係る、動体領域検出部202の構成を示す図。 第1の実施形態に係る、動体領域検出部202が実行する合成動体尤度算出処理のフローチャート。 動体尤度算出カーブを示す図。 エッジ度算出カーブを示す図。 動体尤度の合成比率の算出カーブを示す図。 等倍サイズの(縮小前の)基準画像及び参照画像の概念図。 (A)(B)縮小された画像データの概念図、(C)(D)動体尤度の概念図、(E)(F)エッジ度の概念図、(G)動体尤度の合成比率の概念図、(H)合成動体尤度の概念図。 高感度撮影時の動体尤度の合成比率の算出カーブを示す図。 3つの異なる解像度での動体尤度、及び最終的な合成動体尤度を示す概要図。 第2の実施形態に係る、動体領域検出部202が実行する合成動体尤度算出処理のフローチャート。 第2の実施形態に係る、動体領域検出部202の構成を示す図。 各階層における基準画像と参照画像との間のSADを示す図。 x1/4階層のSADの合成比率を決定する処理を説明する図。 x1/1階層のSADの合成比率を決定する処理を説明する図。 合成比率変換カーブの設定方法について説明する図。 ISO感度に応じて合成比率変換カーブを変更する処理の具体例を説明する図。 図15のS1504におけるSADの差の算出処理の詳細について説明する図。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。また、別々の実施形態の中で説明されている特徴を適宜組み合せることも可能である。
[第1の実施形態]
図1は、画像処理装置の一例である撮像装置100の構成を示すブロック図である。図1において、制御部101は、例えばCPUであり、撮像装置100が備える各ブロックの動作プログラムを後述のROM102より読み出し、後述のRAM103に展開して実行することにより、撮像装置100が備える各ブロックの動作を制御する。ROM102は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、撮像装置100が備える各ブロックの動作プログラムに加え、各ブロックの動作に必要なパラメータ等を記憶する。RAM103は、書き換え可能な揮発性メモリであり、撮像装置100が備える各ブロックの動作において出力されたデータの一時的な記憶領域として用いられる。
光学系104は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群を含み、被写体像を後述の撮像部105に結像する。撮像部105は、例えばCCDやCMOSセンサー等の撮像素子であり、光学系104により撮像部105に結像された光学像を光電変換し、得られたアナログ画像信号をA/D変換部106に出力する。A/D変換部106は、入力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換し、得られたデジタル画像信号(画像データ)をRAM103に出力する。また、A/D変換部106は、制御部101が決定した増幅率(感度情報)に基づき、アナログ画像信号又はデジタル画像信号を増幅する。
画像処理部107は、RAM103に記憶されている画像データに対して、ホワイトバランス調整、色補間、ガンマ処理など、様々な画像処理を適用する。また、画像処理部107は、後述する合成画像生成部200を具備し、RAM103に記憶されている複数の画像データを合成し、合成画像を生成する。
記録部108は着脱可能なメモリカード等である。画像処理部107で処理された画像データは、RAM103を介して、記録部108に記録画像として記録される。表示部109は、LCD等の表示デバイスであり、RAM103及び記録部108に記録した画像データや、ユーザからの指示を受け付けるためのユーザインタフェースなどを表示する。
次に、画像処理部107の動作について、詳細に説明を行う。本実施形態では、後述する合成動体尤度に基づいて2枚の画像を合成することにより、ランダムノイズが低減した合成画像を生成する例について説明する。
図2を参照して、画像処理部107が具備する合成画像生成部200の構成について説明する。合成画像生成部200は、RAM103に記憶されている2枚の画像を合成し、合成画像を生成する。合成画像生成部200は、位置合わせ部201、動体領域検出部202、及び画像合成部203を含む。
次に、図3を参照して、合成画像生成部200が実行する処理について説明する。S301で、制御部101は、RAM103に記憶されている複数の画像から、合成の基準となる基準画像、及び基準画像に対して合成を行う参照画像を選択する。例えば、制御部101は、撮像装置100のシャッターが押下された直後に撮影された1枚目の画像を基準画像として選択し、2枚目以降の画像を参照画像として選択する。合成画像生成部200は、選択された基準画像及び参照画像をRAM103から取得する。
S302で、位置合わせ部201は、基準画像と参照画像との間の動きベクトルを検出し、動きベクトルに基づいて参照画像を幾何変換することにより、参照画像の位置を基準画像と合わせる。
ここで、図4を参照して、位置合わせ処理について説明する。図4(A)は基準画像を示し、図4(B)は参照画像を示し、図4(C)は位置合わせが行われた参照画像を示す。図4(A)〜図4(C)に示す3つの画像は、以下に説明するように被写体の位置が異なるなどの相違はあるが、いずれも所定の撮影範囲を含んでいる。
図4(B)の参照画像は、図4(A)の基準画像とは異なる時刻に撮影されているため、手ぶれ等により図4(A)の基準画像と位置がずれている。位置合わせ部201は、このような位置のずれを位置合わせ処理により補正する。位置を合わせるために、まず、位置合わせ部201は、基準画像と参照画像との間の大局的な動きを示す動きベクトルを算出する。動きベクトルの算出方法としては、例えば、ブロックマッチング法が挙げられる。次に、位置合わせ部201は、算出した動きベクトルに基づき、参照画像を幾何変換するための係数である、式(1)に示すような幾何変換係数Aを算出する。
位置合わせ部201は、幾何変換係数Aを用いて、参照画像に対して式(2)に示すような幾何変換を行うことにより、図4(C)の位置合わせ済み参照画像を生成する。なお、参照画像をI(x座標,y座標)、位置合わせ済み参照画像をI’(x’座標,y’座標)とする。
このような位置合わせ処理により、図4(C)の位置合わせ済み参照画像のように、基準画像と参照画像の静止被写体(例えば、建物や木)の位置を合わせることができる。
図3に戻り、S303で、動体領域検出部202は、基準画像と位置合わせ済み参照画像(以下、単に「参照画像」とも呼ぶ)とに基づいて動体領域を検出し、合成動体尤度を算出する。本実施形態では、動体領域は、動体尤度と呼ばれる多値で表現されるデータで表すものとする。動体領域検出部202の詳細、及び合成動体尤度算出処理の詳細については後述する。
S304で、画像合成部203は、式(3)で示すように、合成動体尤度に基づいて決定される基準画像の合成比率wに応じて、基準画像と参照画像とを合成し、合成画像を生成する。
P = w × Pbase + (1−w)× Pref ・・・(3)
なお、Pbaseは基準画像の画素値を表し、Prefは参照画像の画素値を表し、wは基準画像の合成比率を表し、Pは合成画像の画素値を表す。
ここで、図5を参照して、基準画像の合成比率wの決定方法について説明する。図5は、合成動体尤度と基準画像の合成比率wとの関係を示す図である。図5の例では、合成動体尤度が大きいほど、基準画像の合成比率wも大きくなる。図5の例では、合成動体尤度が高い動体領域については、基準画像の合成比率が例えば100%(w=1)に設定される。そのため、動体領域の合成処理を実質的に禁止し、多重像の発生を抑制することができる。即ち、合成動体尤度が高い場合、合成画像の画素値として基準画像の画素値が用いられる。一方、合成動体尤度が低い静止領域については、基準画像の合成比率が例えば50%(w=0.5)に設定される。そのため、基準画像と参照画像とを均等に合成し、ランダムノイズを低減することができる。図5から理解できるように、合成動体尤度が小さい場合、基準画像の画素値の合成比率と参照画像の画素値の合成比率との差が小さくなる。
次に、図6を参照して、動体領域検出部202の構成について説明する。動体領域検出部202は、動体尤度算出部600、601、602、エッジ度算出部610、611、拡大処理部620、621、622、623、合成比率算出部630、631、動体尤度合成部640、641、及び縮小処理部650を有する。動体領域検出部202は、基準画像と参照画像との間のフレーム間差分絶対値に基づき、合成動体尤度を算出する。
次に、図7を参照して、動体領域検出部202が実行する合成動体尤度算出処理について説明する。S701で、動体領域検出部202は、基準画像及び参照画像を取得する。基準画像及び参照画像の例を、図4(A)及び図4(C)に示す。図4(A)は基準画像を示す図であり、図4(C)は参照画像(位置合わせ済み参照画像)を示す図である。基準画像と参照画像とは異なる時刻に撮影されているため、撮影中に移動した被写体の位置は異なる。図4(A)及び図4(C)の例では、図4(A)の基準画像の人410は、図4(C)の人420の位置に移動し、図4(A)の基準画像の人411は、図4(C)の参照画像の人421の位置に移動している。動体領域検出部202は、このような移動している領域を動体領域として検出する。
S702で、縮小処理部650は、基準画像及び参照画像に対して縮小処理を行うことにより、縮小された基準画像及び参照画像を生成する。具体的には、縮小処理部650は、縦横の画素数が1/4倍に縮小された基準画像(以下、「1/4サイズ基準画像」とも呼ぶ)及び参照画像(以下、「1/4サイズ参照画像」とも呼ぶ)を生成する。また、縮小処理部650は、基準画像及び参照画像に対して縮小処理を行うことにより、縦横の画素数が1/16倍に縮小された基準画像(以下、「1/16サイズ基準画像」とも呼ぶ)及び参照画像(以下、「1/16サイズ参照画像」とも呼ぶ)も生成する。なお、以下では、縮小前の基準画像及び参照画像を、それぞれ「等倍サイズ基準画像」及び「等倍サイズ参照画像」とも呼ぶ。
図11、図12(A)、及び図12(B)を参照して、縮小処理の詳細について説明する。図11は、等倍サイズの(縮小前の)基準画像及び参照画像の概念図である。以下では、説明を簡単にするために、図11に示す基準画像1100及び参照画像1101に基づいて各種処理の説明を行う。図11において、破線1102は、基準画像1100の画素値の例を示し、実線1103は、参照画像1101の画素値の例を示す。縮小処理部650は、平滑化処理及び画素間引き処理により、基準画像1100及び参照画像1101を縮小する。利用可能な縮小方法として、例えば、バイリニア縮小法やバイキュービック縮小法が挙げられる。
図12(A)に1/16サイズの画像データ、図12(B)に1/4サイズの画像データを示す。図12(A)の破線1200は、1/16サイズ基準画像の画素値の例を示し、図12(A)の実線1201は、1/16サイズ参照画像の画素値の例を示す。また、図12(B)の破線1202は、1/4サイズ基準画像の画素値の例を示し、図12(B)の実線1203は、1/4サイズ参照画像の画素値の例を示す。図12(A)及び図12(B)において、水平座標は、図11に示す縮小前の水平座標と対応するように拡大して図示されている。これは、後述する図12(C)〜(H)においても同様である。
図12(B)に示す1/4サイズ基準画像の画素値1200は、縮小処理により、図11に示す基準画像1100の画素値1102よりも平滑化されている。また、図12(A)に示す1/16サイズ基準画像の画素値1200は、縮小処理により、図12(B)に示す1/4サイズ基準画像の画素値1202よりも更に平滑化されている。
図7に戻り、S703で、動体尤度算出部600、601、602は、対応する解像度(サイズ)の基準画像と参照画像との間のフレーム間差分絶対値を画素毎に算出し、フレーム間差分絶対値に基づいて動体尤度を算出する。換言すると、動体尤度算出部600、601、602は、基準画像及び参照画像が含む所定の撮影範囲の各位置についてフレーム間差分絶対値を算出し、動体尤度を算出する。具体的には、動体尤度算出部600は、等倍サイズ基準画像と等倍サイズ参照画像のフレーム間差分絶対値を画素毎に算出し、図8(A)に示すような動体尤度算出カーブに基づき等倍サイズ動体尤度を算出する。また、動体尤度算出部601は、1/4サイズ基準画像と1/4サイズ参照画像のフレーム間差分絶対値を画素毎に算出し、図8(B)に示すような動体尤度算出カーブに基づき1/4サイズ動体尤度を算出する。また、動体尤度算出部602は、1/16サイズ基準画像と1/16サイズ参照画像のフレーム間差分絶対値を画素毎に算出し、図8(C)に示すような動体尤度算出カーブに基づき1/16サイズ動体尤度を算出する。
1/16サイズ動体尤度及び1/4サイズ動体尤度の例を図12(C)及び(D)に示す。図12(C)に示す1/16サイズ動体尤度は、図12(A)に示す1/16サイズの画像データに基づいて算出された動体尤度である。図12(D)に示す1/4サイズ動体尤度は、図12(B)に示す1/4サイズの画像データに基づいて算出された動体尤度である。
なお、図8(A)〜(C)に示すように画像データの解像度(サイズ)に応じて動体尤度算出カーブの形状を変えている理由は、ランダムノイズを動きと誤検出する可能性を低減するためである。基準画像と参照画像との間のフレーム間差分絶対値は、被写体の動きだけではなく、ランダムノイズによっても大きくなる。ここで、1/4サイズの画像データや1/16サイズの画像データは、縮小処理時の平滑化処理により等倍サイズの画像データよりもランダムノイズが低減されている。そのため、ランダムノイズがより低減されている、より低解像度の画像データのための動体尤度算出カーブほど、閾値TH1及びTH2を小さい値にする。一方、ランダムノイズがより多い、より高解像度の画像データのための動体尤度算出カーブほど、閾値TH1及びTH2を大きい値にする。
具体的には、図8(A)のように、等倍サイズの動体尤度算出カーブの場合は、ランダムノイズを動きと誤検出しないように、閾値TH1及びTH2を比較的大きい値とする。また、図8(C)のように、1/16サイズの動体尤度算出カーブの場合は、ランダムノイズは低減されているので、被写体の動きを精度よく検出するため、閾値TH1及びTH2を比較的小さい値とする。
このように、フレーム間差分絶対値を算出する画像データの解像度に応じて、動体尤度算出カーブの閾値を変えることにより、ランダムノイズによる動きの誤検出を低減し、被写体の動きを精度よく検出することが可能となる。
図7に戻り、S704で、エッジ度算出部610、611は、対応する解像度(サイズ)の基準画像と参照画像のエッジ強度に基づき、画素毎にエッジ度を算出する。即ち、エッジ度算出部610、611は、基準画像及び参照画像が含む所定の撮影範囲の各位置についてエッジ度を算出する。
以下、エッジ度の算出方法について詳細に説明する。但し、本実施形態のエッジ度の算出方法は以下に示す具体例に限定されない。撮影範囲の各位置についてエッジの状態(エッジの有無やコントラストの強度など)を示す指標となる値を算出可能な方法であれば、任意の算出方法を採用可能である。
まず、エッジ強度の算出方法について説明する。エッジ強度は、例えば、ソーベルフィルタ処理により算出する。ソーベルフィルタ処理について説明する。まず、注目画素を中心とした上下左右の9つの画素値に対して、式(4)に示す係数をそれぞれ乗算し、乗算結果を合計することにより、垂直方向のエッジ強度Svを算出する。同様に、注目画素を中心とした上下左右の9つの画素値に対して、式(5)に示す係数をそれぞれ乗算し、乗算結果を合計することにより、水平方向のエッジ強度Shを算出する。そして、式(6)に示すように、垂直方向のエッジ強度Svと水平方向のエッジ強度Shの2乗和平方根により、エッジ強度Eを算出する。
エッジ度算出部610は、1/4サイズ基準画像と1/4サイズ参照画像の画素毎にエッジ強度を算出し、画素毎に、1/4サイズ基準画像のエッジ強度と1/4サイズ参照画像のエッジ強度のうちの大きい方を選択する。そして、エッジ度算出部610は、図9に示すようなエッジ度算出カーブに基づき、選択したエッジ強度からエッジ度を算出する。これにより、1/4サイズのエッジ度が得られる。また、エッジ度算出部611は、1/16サイズ基準画像と1/16サイズ参照画像の画素毎にエッジ強度を算出し、画素毎に、1/16サイズ基準画像のエッジ強度と1/16サイズ参照画像のエッジ強度のうちの大きい方を選択する。そして、エッジ度算出部611は、図9に示すようなエッジ度算出カーブに基づき、選択したエッジ強度からエッジ度を算出する。これにより、1/16サイズのエッジ度が得られる。
1/16サイズのエッジ度及び1/4サイズのエッジ度の例を、それぞれ図12(E)及び図12(F)に示す。図12(E)に示す1/16サイズエッジ度は、図12(A)に示す1/16サイズの画像データに基づいて算出されたエッジ度である。図12(F)に示す1/4サイズエッジ度は、図12(B)に示す1/4サイズの画像データに基づいて算出されたエッジ度である。
なお、上の説明では、エッジ度算出部610、611は、基準画像のエッジ強度と参照画像のエッジ強度のうち大きい方を選択し、エッジ度算出カーブに基づき、選択したエッジ強度からエッジ度を算出するものとした。しかしながら、エッジ度の算出方法はこれに限定されない。例えば、エッジ度算出部610、611は、画素毎に基準画像と参照画像のエッジ強度の平均値を求め、エッジ度算出カーブに基づき、エッジ強度の平均値からエッジ度を算出してもよい。或いは、エッジ度算出部610、611は、画素毎に基準画像のエッジ強度のみを算出し、エッジ度算出カーブに基づき、基準画像のエッジ強度からエッジ度を算出してもよい。
図7に戻り、S705で、動体領域検出部202は、拡大処理部620、622、及び合成比率算出部630、631を用いて、画素毎に(即ち、所定の撮影範囲の各位置について)、エッジ度に基づき等倍サイズ合成比率及び1/4サイズ合成比率を算出する。S705の処理の詳細は後述する。
S706で、動体領域検出部202は、拡大処理部621、623、及び動体尤度合成部640、641を用いて、画素毎に(即ち、所定の撮影範囲の各位置について)、小さいサイズから順に動体尤度を合成する。この合成は、等倍サイズ合成比率及び1/4サイズ合成比率に従って行われる。
ここで、図10及び図12を参照して、S705及びS706の処理の詳細について説明する。まず、1/16サイズ動体尤度及び1/4サイズ動体尤度の合成に関係する処理について説明する。拡大処理部622は、1/16サイズエッジ度を縦横4倍に拡大する。この拡大により、1/16サイズエッジ度は、1/4サイズ相当の解像度を持つようになる。合成比率算出部631は、拡大された1/16サイズエッジ度に基づき、1/4サイズ合成比率を算出する。1/4サイズ合成比率は、拡大された1/16サイズエッジ度と同様、1/4サイズ相当の解像度を持つ。
ここで、1/4サイズ合成比率の算出カーブの例を図10(B)に示す。合成比率算出部631は、1/4サイズ合成比率の算出カーブに基づき、拡大された1/16サイズエッジ度から1/4サイズ合成比率を算出する。1/4サイズ合成比率の算出カーブは、図10(B)に示すように、エッジ度が大きいほど1/4サイズ動体尤度の合成比率が高くなるように設計されている。これにより、エッジ度が小さい平坦部では、1/16サイズ動体尤度の合成比率が高くなり、エッジ度が大きいエッジ部では、1/4サイズ動体尤度の合成比率が高くなる。1/16サイズの画像データは、縮小処理時の平滑化処理により、1/4サイズの画像データよりもランダムノイズが低減されている。そのため、1/16サイズ動体尤度の方が、1/4サイズ動体尤度よりも、ランダムノイズを動きとして誤検出してしまう可能性が低い。従って、エッジ度が小さい平坦部では、ランダムノイズの悪影響を受けにくい1/16サイズ動体尤度の合成比率を高くすることにより、ランダムノイズの悪影響を受けにくい合成動体尤度を生成することができる。
1/4サイズ合成比率の例を図12(G)に示す。図12(G)に示す1/4サイズ合成比率は、図12(E)に示す1/16サイズエッジ度に基づき算出された合成比率である。1/4サイズ合成比率は、1/16サイズエッジ度が小さい領域で0%を示している。そのため、エッジ度が小さい平坦部では、1/16サイズ動体尤度の合成比率が100%となり、ランダムノイズによる悪影響を抑制することができる。一方、移動被写体の輪郭(移動被写体と背景との境界)はエッジ度が大きいため、1/4サイズ動体尤度の合成比率が高くなる。そのため、1/4サイズ合成動体尤度は、単純に縦横を4倍に拡大した1/16サイズ動体尤度に比べ、移動被写体の輪郭により正確に対応した値となる。
拡大処理部623は、1/16サイズ動体尤度を縦横4倍に拡大する。この拡大により、1/16サイズ動体尤度は、1/4サイズ相当の解像度を持つようになる。動体尤度合成部641は、1/4サイズ合成比率に基づき、1/4サイズ動体尤度と拡大された1/16サイズ動体尤度とを合成し、1/4サイズ合成動体尤度を生成する。この合成は、下記の式(7)に従って行われる。
MC4 = wm4×M4+(1−wm4)×M16 ・・・(7)
ここで、M4は1/4サイズ動体尤度を表し、M16は拡大された1/16サイズ動体尤度を表し、wm4は1/4サイズ合成比率を表し、MC4は1/4サイズ合成動体尤度を表す。
1/4サイズ合成動体尤度の例を図12(H)に示す。図12(H)に示す1/4サイズ合成動体尤度は、図12(G)に示す1/4サイズ合成比率に基づき、図12(C)に示す1/16サイズ動体尤度(拡大後)と図12(D)に示す1/4サイズ動体尤度とを合成することにより得られたものである。図12(H)に示す1/4サイズ合成動体尤度は、図12(C)に示す1/16サイズ動体尤度よりもエッジ付近のコントラストが鮮鋭になっている。これは、移動被写体の輪郭近傍で1/16サイズエッジ度(図12(E)参照)が高くなった影響により、1/4サイズ合成比率(図12(G)参照)が高くなったためである。
次に、1/4サイズ動体尤度及び1/4サイズ合成動体尤度の合成に関係する処理について説明する。拡大処理部620は、1/4サイズエッジ度を縦横4倍に拡大する。この拡大により、1/4サイズエッジ度は、等倍サイズ相当の解像度を持つようになる。合成比率算出部630は、拡大された1/4サイズエッジ度に基づき、等倍サイズ合成比率を算出する。等倍サイズ合成比率は、拡大された1/4サイズエッジ度と同様、等倍サイズ相当の解像度を持つ。
ここで、等倍サイズ合成比率の算出カーブの例を図10(A)に示す。合成比率算出部630は、等倍サイズ合成比率の算出カーブに基づき、拡大された1/4サイズエッジ度から等倍サイズ合成比率を算出する。等倍サイズ合成比率の算出カーブは、図10(A)に示すように、エッジ度が中程度の所定範囲内の場合に等倍サイズ動体尤度の合成比率が高くなるように設計されている。このような設計を行う理由は2つある。
1つ目の理由は、エッジ度が大きくなる高コントラストエッジの微小な位置ズレや被写体の動きを過敏に動きとして検出することを抑制するためである。等倍サイズの基準画像及び参照画像においては、コントラストが高いエッジの位置が微小にでもずれていると、動体尤度が大きくなる。このような領域について合成動体尤度が高くなり、図3のS304においてこのような領域に対する合成処理が行われない場合、ノイズ低減がなされない。そのため、最終的に得られる合成画像において、微小に位置がずれている高コントラストエッジがノイジーになってしまう。そこで、図10(A)に示すように、高コントラストエッジ領域については、等倍サイズ動体尤度ではなく、より低解像度(サイズ)の動体尤度の合成比率が高くなるように、等倍サイズ合成比率の算出カーブは設計されている。
2つ目の理由は、エッジ度が小さい被写体の動きを検出するためである。エッジ度が小さい被写体としては、例えば、低コントラストエッジを持つ被写体、細い線を持つ被写体、ドット状の小さい被写体などが挙げられる。低コントラストエッジ領域では、被写体が移動しても、フレーム間差分絶対値は比較的小さい。縮小処理を行うことによりフレーム間差分絶対値が更に小さくなるため、1/4サイズ動体尤度や1/16サイズ動体尤度にはこのような被写体の動きが含まれていない可能性がある。そこで、エッジ度が小さい被写体の動きは、等倍サイズ動体尤度に基づいて判定する必要がある。そこで、図10(A)に示すように、エッジ度が中程度の所定範囲(第2の範囲)内にある低コントラストエッジ領域に対して、等倍サイズ動体尤度の合成比率が高く設定されている。一方、エッジ度が小さい所定範囲(第1の範囲)内にある平坦部については、1/4サイズ動体尤度及び1/16サイズ動体尤度に基づく1/4サイズ合成動体尤度の合成比率が高く設定されている。同様に、エッジ度が大きい所定範囲(第3の範囲)内にある高コントラストエッジについては、1/4サイズ動体尤度及び1/16サイズ動体尤度に基づく1/4サイズ合成動体尤度の合成比率が高く設定されている。これにより、ランダムノイズの悪影響を受けにくい等倍サイズ合成動体尤度を生成することができる。
なお、合成比率算出部630は、図10(A)に示す算出カーブの代わりに図10(B)に示す算出カーブを用いてもよい。同様に、合成比率算出部631は、図10(B)に示す算出カーブの代わりに図10(A)に示す算出カーブを用いてもよい。
拡大処理部621は、1/4サイズ合成動体尤度を縦横4倍に拡大する。この拡大により、1/4サイズ動体尤度は、等倍サイズ相当の解像度を持つようになる。動体尤度合成部640は、等倍サイズ動体尤度の合成比率に基づき、等倍サイズ動体尤度と拡大された1/4サイズ合成動体尤度とを合成し、等倍サイズ合成動体尤度を生成する。この合成は、下記の式(8)に従って行われる。
MC1 = wm1×M1+(1−wm1)×MC4’ ・・・(8)
ここで、M1は等倍サイズ動体尤度を表し、MC4’は拡大された1/4サイズ合成動体尤度を表し、wm1は等倍サイズ動体尤度の合成比率を表し、MC1は等倍サイズ合成動体尤度を表す。
こうして得られた等倍サイズ合成動体尤度、図3のS304において基準画像の合成比率wを決定するために用いられる。
ところで、上での説明では、等倍サイズ、1/4サイズ、及び1/16サイズの異なる3種類の解像度(サイズ)の画像データに基づき最終的な合成動体尤度(等倍サイズ合成動体尤度)を算出するものとした。しかしながら、合成動体尤度を算出するための画像データの解像度の組み合わせはこれに限定されない。例えば、倍率(縮小率)は1/4倍に限らず、1/2倍でもよい。また、解像度の種類は3種類に限定されず、例えば4種類以上の解像度の画像データ、又は異なる2種類の解像度の画像データに基づいて合成動体尤度を算出してもよい。
また、上の説明では、等倍サイズ合成比率の算出カーブのみが、図10(A)に示すように、エッジ度が中程度の所定範囲である低コントラストエッジ領域に対して、等倍サイズ動体尤度の合成比率を高くするように設計されているものとした。しかしながら、合成比率の算出カーブの設計はこれに限定されない。例えば、合成動体尤度を算出する際に、より高解像度画像から所定数の解像度の動体尤度を合成する場合は、図10(A)のような合成比率の算出カーブを用いてもよい。具体例として、等倍サイズの次に小さい画像データの倍率(縮小率)が1/2倍であって、異なる5種類の解像度の画像データに基づいて合成動体尤度を算出する場合を考える。この場合、等倍サイズ合成動体尤度及び1/2サイズ合成動体尤度を算出する際は、図10(A)のような合成比率の算出カーブを用いてもよい。また、これ以外の倍率(例えば、1/4サイズ及び1/8サイズ)の合成動体尤度を算出する際は、図10(B)のような合成比率の算出カーブを用いてもよい。
また、合成比率算出部630、631が用いる合成比率の算出カーブは、撮影時の感度情報に応じて変更してもよい。感度が高い場合の合成比率の算出カーブの例を図13に示す。感度が高い場合、基準画像及び参照画像のランダムノイズの度合いが大きくなる(振幅が高くなる)ため、ランダムノイズを動きと誤検出する可能性が上昇する。そのため、ランダムノイズの影響を受けにくい、より低解像度の画像データに基づいて算出した動体尤度の合成比率を高くする。図13(B)は、基準画像及び参照画像が高感度で撮影された場合に、合成比率算出部631が使用する1/4サイズ合成比率の算出カーブの例を示す。図10(B)と比較すると、1/4サイズ合成比率の上限が50%に制限されている。これにより、エッジ度が大きい場合でも1/16サイズ動体尤度の合成比率が50%となる。従って、より低解像度の画像データに基づいて算出した動体尤度の合成比率が高くなる。図13(A)は、基準画像及び参照画像が高感度で撮影された場合に、合成比率算出部630が使用する等倍サイズ合成比率の算出カーブの例を示す。図10(A)と比較すると、等倍サイズ合成比率の上限が50%に制限されている。これにより、低コントラストエッジの場合でも1/4サイズ動体尤度の合成比率が50%となる。従って、より低解像度の画像データに基づいて算出した動体尤度の合成比率が高くなる。なお、基準画像及び参照画像の撮影時の感度が相異なる場合、合成比率算出部630、631は、基準画像及び参照画像の少なくとも一方の撮影時の感度に基づいて算出カーブを変更してもよい。
また、上の説明では、より低解像度の画像データで算出したエッジ度を拡大して動体尤度の合成比率を算出するものとしたが、合成比率の算出方法はこれに限定されない。例えば、図6において、合成比率算出部631は、エッジ度算出部611が算出する1/16サイズエッジ度を縦横4倍に拡大したエッジ度とエッジ度算出部610が算出する1/4サイズエッジ度の両方に基づき、合成比率を算出してもよい。この場合、例えば、合成比率算出部631は、1/16サイズエッジ度を縦横4倍に拡大したエッジ度と1/4サイズエッジ度の平均、又はどちらか大きい方のエッジ度に基づき、合成比率を算出する。このような方法で合成比率を算出することにより、エッジ近傍のエッジ度がより大きくなるため、エッジ近傍において1/4サイズ動体尤度の合成比率が高くなる。そのため、移動被写体の輪郭により正確に沿った合成動体尤度を算出することができる。更に一般化すると、エッジ度算出部610は、等倍サイズ基準画像、等倍サイズ参照画像、1/4サイズ基準画像、及び1/4サイズ参照画像の少なくともいずれかに基づいて、合成比率算出部630が使用するエッジ度を算出することができる。また、エッジ度算出部611は、1/4サイズ基準画像、1/4サイズ参照画像、1/16サイズ基準画像、及び1/16サイズ参照画像の少なくともいずれかに基づいて、合成比率算出部631が使用するエッジ度を算出することができる。
また、上の説明では、エッジ度を算出する際に、エッジ強度の算出元となった画像データの種類に関わらず同一のエッジ度算出カーブ(図9参照)を使用するものとした。しかし、エッジ度算出カーブは様々な条件に応じて変化してもよい。例えば、動体尤度算出カーブと同様に、エッジ強度の算出元となった画像データの解像度に応じて、エッジ度算出カーブを変えてもよい。例えば、図8の動体尤度算出カーブと同様に、ランダムノイズがより低減されている、より低解像度のエッジ度算出カーブほど、エッジ度算出カーブの閾値を小さい値にする。一方、ランダムノイズが低減されていないより高解像度のエッジ度算出カーブほど、エッジ度算出カーブの閾値を大きい値にする。このように、エッジ強度の算出元となった画像データの解像度に応じてエッジ度算出カーブを変えることにより、ランダムノイズをエッジと誤検出してしまうことを抑制することができる。
また、上の説明では、等倍サイズ合成動体尤度を、ランダムノイズを低減するために基準画像及び参照画像を合成する際に使用するものとしたが、等倍サイズ合成動体尤度の用途はこれに限定されない。例えば、異なる露出で撮影した複数の画像を合成することによりダイナミックレンジを拡大するHDR合成機能のために等倍サイズ合成動体尤度を使用してもよい。この場合、異なる露出で撮影した基準画像と参照画像の明るさレベルを合わせ、動体領域検出部202に入力することにより、等倍サイズ合成動体尤度を算出することができる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、撮像装置100は、基準画像及び参照画像から、縮小された基準画像及び参照画像を生成する。そして、撮像装置100は、基準画像と参照画像の差分に基づいて第1の動体尤度を生成し、縮小された基準画像と参照画像の差分に基づいて第2の動体尤度を生成する。そして、撮像装置100は、撮影範囲の各位置のエッジ度に基づいて決定される合成比率に従って第1の動体尤度と第2の動体尤度とを合成する。これにより、画像間の画素値の差分に基づく動体領域の検出精度を向上させることが可能となる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、エッジ度に基づいて決定される合成比率に従って動体尤度を合成する構成について説明した。一方、第2の実施形態では、上位階層の動体尤度と下位階層の動体尤度との差に基づいて決定される合成比率に従って動体尤度を合成する構成について説明する。ここで言う「階層」とは、基準画像及び参照画像に関する特定の倍率(縮小率)を意味する。
第2の実施形態において、撮像装置100の基本的な構成は第1の実施形態と同様である(図1及び図2参照)。但し、図2の動体領域検出部202の詳細な構成は、第1の実施形態では図6に示す構成であったが、第2の実施形態では図16に示す構成である。また、図3のS303において実行される処理は、第1の実施形態では図7に示す処理であったが、第2の実施形態では図15に示す処理が実行される。また、図3のS304における画像合成処理は、第1の実施形態では図7に示す処理により生成される合成動体尤度に従って行われたが、第2の実施形態では図15に示す処理により生成される合成動体尤度に従って行われる。以下、主に第1の実施形態と異なる点について説明する。
最初に、図4及び図14を参照して、階層動体検出の概要を説明する。図14は、3つの異なる解像度での動体尤度、及び最終的な合成動体尤度を示す概要図である。本実施形態では、撮像装置100は、基準画像の画素値と参照画像の画素値との差分に基づく動体尤度として、基準画像と参照画像との間の差分絶対値和(SAD)を用いるものとする。しかしながら、撮像装置100は、第1の実施形態と同様の動体尤度を用いてもよい。即ち、撮像装置100は、基準画像と参照画像との間のフレーム間差分絶対値を画素毎に算出し、図8(A)〜(C)に示す動体尤度算出カーブに従って動体尤度を算出してもよい。
撮像装置100は、図4(A)の基準画像及び図4(C)の位置合わせ済み参照画像について、各階層のSADを算出する(図14の「x1/16階層のSAD」、「x1/4階層のSAD」、及び「x1/1階層(等倍階層)のSAD」参照)。そして、撮像装置100は、各階層のSADを合成することにより、合成SAD(合成動体尤度)を生成する(図14の「合成SAD」参照)。なお、図14において、白色の領域は、フレーム間で差分が発生し、動体領域として検出された領域を表わす。また、「x1/16階層」、「x1/4階層」、及び「x1/1階層(等倍階層)」は、それぞれ、第1の実施形態で述べた1/16サイズ、1/4サイズ、等倍サイズに対応する。
図14において、位置1401〜1404は、同じ背景領域の位置を表し、位置1411〜1414は、同じ人領域の位置を表わす。位置1401〜1403を見ると、解像度が高い階層ほど背景領域に多くの差分が検出されていることが分かる。これは、ノイズが画像データに乗ることで、被写体が動かなくても画像間の差分が検出されていることが要因である。逆に解像度が低い階層では、ノイズによる耐性が強く、ノイズが差分情報として検出されにくくなる。しかしながら、解像度が荒くなることで、動きが発生している領域については、実際よりも大きな領域が検出されやすい。例えば、位置1411では、位置1413に比べて大きな動体領域が検出されている。中間解像度に対応する位置1402や位置1412では、ノイズの耐性がやや強く、動体領域の輪郭も移動被写体の輪郭に比較的沿っている。即ち、中間解像度の階層は、高解像度の階層と低解像度の階層との間の特徴を持つ。これらの異なる階層のSADを合成することで、図14の「合成SAD」に示すような情報を得ることができる。これにより、ノイズ耐性が強く、かつ移動被写体の輪郭に沿った動体領域を検出することが可能となる。
次に、図15及び図16を参照して、動体領域検出部202が実行する合成動体尤度算出処理について説明する。S1501で、動体領域検出部202は、図7のS701と同様に、基準画像及び参照画像を取得する。
S1502で、縮小処理部1650は、基準画像及び参照画像に対して縮小処理を行うことにより、縮小された基準画像及び参照画像を生成する。具体的には、縮小処理部1650は、図7のS702と同様に、1/4サイズ基準画像、1/4サイズ参照画像、1/16サイズ基準画像、及び1/16サイズ参照画像を生成する。
S1503で、SAD算出部1611、1612、1613は、対応する解像度(サイズ)の基準画像と参照画像との間のSADを算出する。例えば、SAD算出部1611、1612、1613は、着目画素周辺の画素(例えば、着目画素周辺の3x3画素)も含めた差分絶対値和(SAD:Sum of Absolute Difference)を算出する。
S1504で、動体領域検出部202は、拡大処理部1621、1622、及びSAD算出部1612、1613を用いて、階層間のSADの差を算出する。具体的には、拡大処理部1621、1622は、SAD算出部1612、1613により算出されたSADを縦横4倍に拡大する。この拡大により、SAD算出部1612により算出されたSADは、等倍サイズ相当の解像度を持ち、SAD算出部1613により算出されたSADは、1/4サイズ相当の解像度を持つようになる。次に、合成比率算出部1631、1632は、階層間のSADの差を算出する。具体的には、合成比率算出部1631は、SAD算出部1611により算出されたSADと、SAD算出部1612により算出され拡大処理部1621により拡大されたSADとの差を算出する。また、合成比率算出部1632は、SAD算出部1612により算出されたSADと、SAD算出部1613により算出され拡大処理部1622により拡大されたSADとの差を算出する。S1504における算出処理の詳細については、図21を参照して後述する。
S1505で、合成比率算出部1631、1632は、S1504において算出されたSADの差に基づく閾値判定を行うことにより、合成比率を算出する。
S1506で、動体領域検出部202は、拡大処理部1623、1624、及びSAD合成部1641、1642を用いて、下位階層から順にSADを合成する。具体的には、拡大処理部1623は、SAD算出部1613により算出されたSADを縦横4倍に拡大する。この拡大により、SAD算出部1613により算出されたSADは、1/4サイズ相当の解像度を持つようになる。そして、SAD合成部1642は、SAD算出部1612により算出されたSADと、SAD算出部1613により算出され拡大処理部1623により拡大されたSADとを合成することにより、1/4サイズ合成SADを生成する。この合成は、合成比率算出部1632により算出された合成比率に従って行われる。次に、拡大処理部1624は、SAD合成部1642により生成された1/4サイズ合成SADを縦横4倍に拡大する。この拡大により、1/4サイズ合成SADは、等倍サイズ相当の解像度を持つようになる。そして、SAD合成部1641は、SAD算出部1611により算出されたSADと、拡大処理部1624により拡大された1/4サイズ合成SADとを合成することにより、等倍サイズ合成SADを生成する。この合成は、合成比率算出部1631により算出された合成比率に従って行われる。こうして生成された等倍サイズ合成SADは、図3のS304における合成処理のために使用される。
上記の合成比率に従うSADの合成処理は、例えば下記の式(9)に従って実行することができる。
上位階層SAD×合成比率+下位階層SAD×(1−合成比率) ・・・(9)
ここで、0≦合成比率≦1である。また、「上位階層SAD」は、合成対象の2階層のうち解像度が大きい画像データの階層のSADを意味し、「下位階層SAD」は、合成対象の2階層のうち解像度が小さい画像データの階層のSADを意味する。但し、下位階層と更に下位の階層との間でSADの合成が行われる場合、「下位階層SAD」は、下位階層の合成SADに対応する。
式(9)の合成比率は、階層間のSADの差が大きいほど大きくなるように決定される。従って、式(9)の合成処理によれば、階層間のSADの差が大きいほど、得られる合成SADにおける上位階層SADの重みが大きくなる。
次に、図17、図18A、及び図18Bを参照して、合成比率算出部1631、1632の動作について詳細に説明する。なお、各階層の基準画像及び参照画像の画素値については、第1の実施形態と同様、図11及び図12(A)〜(B)に示す画素値を用いる。図17(A)は、x1/1階層における基準画像と参照画像との間のSAD1713を示す。図17(B)は、x1/4階層における基準画像と参照画像との間のSAD1723を示す。図17(C)は、x1/16階層における基準画像と参照画像との間のSAD1733を示す。
合成比率算出部1632は、x1/16階層のSADとx1/4階層のSADとを合成するための合成比率を算出する。このときの合成比率は、x1/16階層のSADとx1/4階層のSADの差に基づいて算出される。なお、前述の通り、x1/16階層のSADは、拡大処理部1622により縦横4倍に拡大される。図18Aに示すように、合成比率算出部1632は、x1/16階層のSAD1733とx1/4階層のSAD1723との差1811を算出する。なお、差1811は厳密には差分絶対値であるが、単純化のため「差」と表記するものとする。SADの差1811が大きい領域では、下位階層(x1/16階層)において実際よりも広い動体領域が検出されている可能性がある。そのため、合成比率算出部1632は、SADの差1811が大きい領域では上位階層(x1/4階層)の合成比率が大きくなるように制御する。これは、合成比率変換カーブ1821を用いることにより実現可能である。合成比率変換カーブ1821は、SADの差に関して下限閾値1822及び上限閾値1823を持ち、これら2つの閾値の間で0%から100%の値を持つ。合成比率算出部1632は、合成比率変換カーブ1821に従って、SADの差1811を合成比率1831に変換する。
同様に、合成比率算出部1631は、x1/4階層のSADとx1/1階層のSADとを合成するための合成比率を算出する。このときの合成比率は、x1/4階層のSADとx1/1階層のSADの差に基づいて算出される。なお、前述の通り、x1/4階層のSADは、拡大処理部1621により縦横4倍に拡大される。図18Bに示すように、合成比率算出部1631は、x1/4階層のSAD1723とx1/1階層のSAD1713との差1851を算出する。なお、差1851は厳密には差分絶対値であるが、単純化のため「差」と表記するものとする。SADの差1851が大きい領域では、下位階層(x1/4階層)において実際よりも広い動体領域が検出されている可能性がある。そのため、合成比率算出部1631は、SADの差1851が大きい領域では上位階層(x1/1階層)の合成比率が大きくなるように制御する。これは、合成比率変換カーブ1861を用いることにより実現可能である。合成比率変換カーブ1861は、SADの差に関して下限閾値1862及び上限閾値1863を持ち、これら2つの閾値の間で0%から100%の値を持つ。合成比率算出部1631は、合成比率変換カーブ1861に従って、SADの差1851を合成比率1871に変換する。
なお、図21を参照して後述する通り、SADの差1811、1851は、着目画素の周辺画素(周辺位置の画素)のSADも含めて算出される。そのため、図18Aにおいて、特定の水平座標におけるSADの差1811は、その座標におけるx1/4階層のSAD1723とx1/16階層のSAD1733の差に必ずしも一致しない。同様に、図18Bにおいて、特定の水平座標におけるSADの差1851は、その座標におけるx1/1階層のSAD1713とx1/4階層のSAD1723の差に必ずしも一致しない。
解像度の低い基準画像及び参照画像に基づいて算出されたSADを用いると、移動被写体の輪郭よりも外側まで動体領域として検出される。上述のように上位階層のSADと下位階層のSADの差が大きい領域について上位階層のSADの合成比率を大きくすることにより、移動被写体の輪郭にフィットさせた動体領域を高精度で検出することが可能となる。
なお、合成比率算出部1631、1632は同一形状の合成比率変換カーブを用いてもよいが、図18A及び図18Bに示すように異なる形状の合成比率変換カーブを用いてもよい。各解像度のSADをみると、より解像度が低い階層ほどSADの大きい領域(動体領域)が移動被写体のエッジ周辺に広がる傾向があり、より解像度の高い階層ほどSADの大きい領域(動体領域)がエッジ周辺に広がらずエッジにフィットする傾向がある。この傾向に鑑み、合成比率算出部1632が用いる合成比率変換カーブを、合成比率算出部1631が用いる合成比率変換カーブと比べて、上位階層の合成比率がより高くなるように設定する。
図19を参照して、合成比率変換カーブの設定方法について説明する。図19は、合成比率変換カーブの3つのパターンを示している。符号1901は、初期設定時の合成比率変換カーブ、符号1902は、上位階層の合成比率がより高くなるように構成された合成比率変換カーブ、符号1903は、上位階層の合成比率がより低くなるように構成された合成比率変換カーブを示す。x1/1階層の合成比率をより高くしたい場合、合成比率算出部1631は、合成比率変換カーブの形状を符号1901で示す形状から符号1902で示す形状に変更する。これを実現するには、例えば、合成比率算出部1631は、下限閾値1822を下限閾値1862よりも低い値に設定し、上限閾値1823を上限閾値1863よりも低い値に設定する。これにより、小さなSADの差が発生した場合でも、合成比率算出部1632は、合成比率算出部1631と比べて上位階層の重みが高くなるように制御することができる。これにより、解像度毎に最適な合成比率変換カーブを用いることが可能となる。
また、ISO感度に応じて合成比率変換カーブの形状を変更してもよい。感度が低い場合にはノイズが少なくなるため、合成比率算出部1631、1632は、下限閾値及び上限閾値をより小さな値に設定する。反対に、感度が高い場合にはノイズが多くなるため、合成比率算出部1631、1632は、下限閾値及び上限閾値をより大きな値に設定する。
図20を参照して、ISO感度に応じて合成比率変換カーブを変更する処理の具体例を説明する。図20(A)は、合成比率変換カーブの初期設定を規定するパラメータを示す。図20(B)は、このパラメータを変更した時に閾値調整が必要な項目を示す。撮影感度をISO800からISO400に下げると、ノイズに対する耐性が向上する。そのため、符号2001により示すように、合成比率算出部1631、1632は、合成比率変換カーブの下限閾値及び上限閾値を小さい値に設定する(図19の符号1901の形状から符号1902の形状に変更する)。反対に、撮影感度をISO800からISO1600に上げると、ノイズに対する耐性が低下する。そのため、符号2002により示すように、合成比率算出部1631、1632は、合成比率変換カーブの下限閾値及び上限閾値を大きい値に設定する(図19の符号1901の形状から符号1903の形状に変更する)。なお、基準画像及び参照画像の撮影時の感度が相異なる場合、合成比率算出部1631、1632は、基準画像及び参照画像の少なくとも一方の撮影時の感度に基づいて合成比率変換カーブを変更してもよい。
次に、図21を参照して、図15のS1504におけるSADの差の算出処理の詳細について説明する。図21(A)及び図21(B)は、動体領域を含んだ基準画像及び参照画像の概念図である。前述の通り、合成比率算出部1631、1632は、上位階層のSADと拡大された下位階層のSADの差を算出する。このとき、合成比率算出部1631、1632は、着目画素だけでなく、着目画素の周囲画素のSADも加味してSADの差を算出する。図21では、説明を簡単にするために、SADの差を2値で表現する(差が大きい領域は1、差が小さい領域は0)。以下では、x1/4階層のSADとx1/16階層のSADの差に関して説明を行うが、x1/1階層のSADとx1/4階層のSADの差に関しても同様である。
上位階層(x1/4階層)のSADは、動体領域の検出範囲が相対的に小さいため、人物内部などのテクスチャが少なくなりやすい。そのため、SADの値は小さくなりやすいため、動体領域の検出漏れが発生しやすい。例えば、領域2111と領域2113の差分として、図21(C)及び図21(D)に示すSAD2121が算出される。反対に、下位階層(x1/16階層)では動体領域の検出範囲が相対的に大きいため、SADが大きくなりやすい。例えば、領域2101と領域2103の差分として、図21(C)及び図21(D)に示すSAD2122が算出される。その後、着目画素についてx1/16階層のSAD(拡大後)とx1/4階層のSADの差を算出した場合、図21(C)に示す差2131が得られる。差2131によれば、階層間のSADの差が大きい。そのため、差2131に基づいて合成比率を決定すると、x1/4階層のSADの重みが大きくなる。その結果、移動被写体の内部など、動体領域のうちフレーム間差分が小さくなる部分について、動体領域の検出漏れが発生する可能性がある。
そこで、合成比率算出部1632は、図21(D)に示すように、着目画素の周辺画素のSADも含めて、x1/4階層のSADとx1/16階層のSADの差を算出する。具体的には、合成比率算出部1632は、x1/4階層のSADとx1/16階層のSADそれぞれについて、着目画素及び周辺画素のSADの平均値を算出し、平均値同士の差の絶対値を算出する。これにより、図21(D)に示す差2132が得られる。差2132は、階層間のSADに差がないことを示す。そのため、差2132に基づいて合成比率を決定すると、x1/16階層のSADの重みが大きくなる。その結果、動体領域の検出漏れが抑制される。
なお、合成比率算出部1632は、着目画素の周辺画素のSADを参照する代わりに、メディアンフィルタやローパスフィルタをそれぞれの階層のSADに掛ける処理を行い、その後、階層間のSADの差を算出してもよい。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、撮像装置100は、基準画像及び参照画像から、縮小された基準画像及び参照画像を生成する。そして、撮像装置100は、基準画像と参照画像の差分に基づいて第1の動体尤度を生成し、縮小された基準画像と参照画像の差分に基づいて第2の動体尤度を生成する。そして、撮像装置100は、第1の動体尤度と第2の動体尤度の差に基づいて決定される合成比率に従って第1の動体尤度と第2の動体尤度とを合成する。これにより、画像間の画素値の差分に基づく動体領域の検出精度を向上させることが可能となる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…撮像装置、202…動体領域検出部、600、601、602…動体尤度算出部、610、611…エッジ度算出部、630、631…合成比率算出部、640、641…動体尤度合成部、650…縮小処理部

Claims (17)

  1. 所定の撮影範囲を含んだ第1の基準画像及び第1の参照画像それぞれを第1の倍率で縮小することにより第2の基準画像及び第2の参照画像を生成する縮小手段と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記第1の基準画像の画素値と前記第1の参照画像の画素値の差分に基づいて第1の動体尤度を取得し、前記第2の基準画像の画素値と前記第2の参照画像の画素値の差分に基づいて第2の動体尤度を取得する取得手段と、
    前記第1の基準画像、前記第1の参照画像、前記第2の基準画像、及び前記第2の参照画像の少なくともいずれかに基づいて、前記撮影範囲の各位置のエッジ度を取得する取得手段と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記エッジ度に基づいて前記第1の動体尤度及び前記第2の動体尤度の合成比率を決定する決定手段と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記決定された合成比率に従って前記第1の動体尤度と前記第2の動体尤度とを合成することにより合成動体尤度を生成する合成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記決定手段は、前記エッジ度が第1の範囲より大きく第3の範囲より小さい第2の範囲にある場合、前記エッジ度が前記第1の範囲又は前記第3の範囲にある場合よりも前記第1の動体尤度の合成比率が大きくなるように、前記第1の動体尤度及び前記第2の動体尤度の合成比率を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記決定手段は、前記エッジ度が大きいほど前記第1の動体尤度の合成比率が大きくなるように、前記第1の動体尤度及び前記第2の動体尤度の合成比率を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記決定手段は、前記エッジ度に加えて前記第1の基準画像及び前記第1の参照画像の少なくとも一方のランダムノイズの度合いに基づいて、前記第1の動体尤度及び前記第2の動体尤度の合成比率を決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記決定手段は、前記第1の基準画像及び前記第1の参照画像の少なくとも一方のランダムノイズの度合いとして、前記第1の基準画像及び前記第1の参照画像の少なくとも一方の撮影時の感度を用いる
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 所定の撮影範囲を含んだ第1の基準画像及び第1の参照画像それぞれを第1の倍率で縮小することにより第2の基準画像及び第2の参照画像を生成し、前記第1の基準画像及び前記第1の参照画像それぞれを前記第1の倍率より小さい第2の倍率で縮小することにより第3の基準画像及び第3の参照画像を生成する縮小手段と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記第1の基準画像の画素値と前記第1の参照画像の画素値の差分に基づいて第1の動体尤度を取得し、前記第2の基準画像の画素値と前記第2の参照画像の画素値の差分に基づいて第2の動体尤度を取得し、前記第3の基準画像の画素値と前記第3の参照画像の画素値の差分に基づいて第3の動体尤度を取得する取得手段と、
    前記第1の基準画像、前記第1の参照画像、前記第2の基準画像、及び前記第2の参照画像の少なくともいずれかに基づいて、前記撮影範囲の各位置の第1のエッジ度を取得し、前記第2の基準画像、前記第2の参照画像、前記第3の基準画像、及び前記第3の参照画像の少なくともいずれかに基づいて、前記撮影範囲の各位置の第2のエッジ度を取得する取得手段と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記第2のエッジ度に基づいて前記第2の動体尤度及び前記第3の動体尤度の第1の合成比率を決定する決定手段と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記決定された第1の合成比率に従って前記第2の動体尤度と前記第3の動体尤度とを合成することにより第1の合成動体尤度を生成する合成手段と、
    を備え、
    前記決定手段は、前記撮影範囲の各位置について、前記第1のエッジ度に基づいて前記第1の動体尤度及び前記第1の合成動体尤度の第2の合成比率を決定し、
    前記合成手段は、前記撮影範囲の各位置について、前記決定された第2の合成比率に従って前記第1の動体尤度と前記第1の合成動体尤度とを合成することにより第2の合成動体尤度を生成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 所定の撮影範囲を含んだ第1の基準画像及び第1の参照画像それぞれを第1の倍率で縮小することにより第2の基準画像及び第2の参照画像を生成する縮小手段と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記第1の基準画像の画素値と前記第1の参照画像の画素値の差分に基づいて第1の動体尤度を取得し、前記第2の基準画像の画素値と前記第2の参照画像の画素値の差分に基づいて第2の動体尤度を取得する取得手段と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記第1の動体尤度と前記第2の動体尤度の差に基づいて前記第1の動体尤度及び前記第2の動体尤度の合成比率を決定する決定手段と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記決定された合成比率に従って前記第1の動体尤度と前記第2の動体尤度とを合成することにより合成動体尤度を生成する合成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記決定手段は、前記第1の動体尤度と前記第2の動体尤度の差分絶対値が大きいほど前記第1の動体尤度の合成比率が大きくなるように、前記第1の動体尤度及び前記第2の動体尤度の合成比率を決定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記決定手段は、前記第1の動体尤度と前記第2の動体尤度の差に加えて前記第1の基準画像及び前記第1の参照画像の少なくとも一方の撮影時の感度に基づいて、前記第1の動体尤度及び前記第2の動体尤度の合成比率を決定する
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の画像処理装置。
  10. 前記決定手段は、前記撮影範囲の各位置について、前記位置及びその周辺位置に対応する前記第1の動体尤度及び前記第2の動体尤度に基づいて、前記第1の動体尤度と前記第2の動体尤度の差を算出する
    ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 所定の撮影範囲を含んだ第1の基準画像及び第1の参照画像それぞれを第1の倍率で縮小することにより第2の基準画像及び第2の参照画像を生成し、前記第1の基準画像及び前記第1の参照画像それぞれを前記第1の倍率より小さい第2の倍率で縮小することにより第3の基準画像及び第3の参照画像を生成する縮小手段と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記第1の基準画像の画素値と前記第1の参照画像の画素値の差分に基づいて第1の動体尤度を取得し、前記第2の基準画像の画素値と前記第2の参照画像の画素値の差分に基づいて第2の動体尤度を取得し、前記第3の基準画像の画素値と前記第3の参照画像の画素値の差分に基づいて第3の動体尤度を取得する取得手段と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記第2の動体尤度と前記第3の動体尤度の差に基づいて前記第2の動体尤度及び前記第3の動体尤度の第1の合成比率を決定する決定手段と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記決定された第1の合成比率に従って前記第2の動体尤度と前記第3の動体尤度とを合成することにより第1の合成動体尤度を生成する合成手段と、
    を備え、
    前記決定手段は、前記第1の動体尤度と前記第2の動体尤度の差に基づいて前記第1の動体尤度及び前記第1の合成動体尤度の第2の合成比率を決定し、
    前記合成手段は、前記撮影範囲の各位置について、前記決定された第2の合成比率に従って前記第1の動体尤度と前記第1の合成動体尤度とを合成することにより第2の合成動体尤度を生成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記第1の基準画像及び前記第1の参照画像を生成する撮像手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  13. 画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
    所定の撮影範囲を含んだ第1の基準画像及び第1の参照画像それぞれを第1の倍率で縮小することにより第2の基準画像及び第2の参照画像を生成する縮小工程と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記第1の基準画像の画素値と前記第1の参照画像の画素値の差分に基づいて第1の動体尤度を取得し、前記第2の基準画像の画素値と前記第2の参照画像の画素値の差分に基づいて第2の動体尤度を取得する取得工程と、
    前記第1の基準画像、前記第1の参照画像、前記第2の基準画像、及び前記第2の参照画像の少なくともいずれかに基づいて、前記撮影範囲の各位置のエッジ度を取得する取得工程と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記エッジ度に基づいて前記第1の動体尤度及び前記第2の動体尤度の合成比率を決定する決定工程と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記決定された合成比率に従って前記第1の動体尤度と前記第2の動体尤度とを合成することにより合成動体尤度を生成する合成工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  14. 画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
    所定の撮影範囲を含んだ第1の基準画像及び第1の参照画像それぞれを第1の倍率で縮小することにより第2の基準画像及び第2の参照画像を生成し、前記第1の基準画像及び前記第1の参照画像それぞれを前記第1の倍率より小さい第2の倍率で縮小することにより第3の基準画像及び第3の参照画像を生成する縮小工程と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記第1の基準画像の画素値と前記第1の参照画像の画素値の差分に基づいて第1の動体尤度を取得し、前記第2の基準画像の画素値と前記第2の参照画像の画素値の差分に基づいて第2の動体尤度を取得し、前記第3の基準画像の画素値と前記第3の参照画像の画素値の差分に基づいて第3の動体尤度を取得する取得工程と、
    前記第1の基準画像、前記第1の参照画像、前記第2の基準画像、及び前記第2の参照画像の少なくともいずれかに基づいて、前記撮影範囲の各位置の第1のエッジ度を取得し、前記第2の基準画像、前記第2の参照画像、前記第3の基準画像、及び前記第3の参照画像の少なくともいずれかに基づいて、前記撮影範囲の各位置の第2のエッジ度を取得する取得工程と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記第2のエッジ度に基づいて前記第2の動体尤度及び前記第3の動体尤度の第1の合成比率を決定する決定工程と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記決定された第1の合成比率に従って前記第2の動体尤度と前記第3の動体尤度とを合成することにより第1の合成動体尤度を生成する合成工程と、
    を備え、
    前記決定工程では、前記撮影範囲の各位置について、前記第1のエッジ度に基づいて前記第1の動体尤度及び前記第1の合成動体尤度の第2の合成比率を決定し、
    前記合成工程では、前記撮影範囲の各位置について、前記決定された第2の合成比率に従って前記第1の動体尤度と前記第1の合成動体尤度とを合成することにより第2の合成動体尤度を生成する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  15. 画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
    所定の撮影範囲を含んだ第1の基準画像及び第1の参照画像それぞれを第1の倍率で縮小することにより第2の基準画像及び第2の参照画像を生成する縮小工程と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記第1の基準画像の画素値と前記第1の参照画像の画素値の差分に基づいて第1の動体尤度を取得し、前記第2の基準画像の画素値と前記第2の参照画像の画素値の差分に基づいて第2の動体尤度を取得する取得工程と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記第1の動体尤度と前記第2の動体尤度の差に基づいて前記第1の動体尤度及び前記第2の動体尤度の合成比率を決定する決定工程と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記決定された合成比率に従って前記第1の動体尤度と前記第2の動体尤度とを合成することにより合成動体尤度を生成する合成工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  16. 画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
    所定の撮影範囲を含んだ第1の基準画像及び第1の参照画像それぞれを第1の倍率で縮小することにより第2の基準画像及び第2の参照画像を生成し、前記第1の基準画像及び前記第1の参照画像それぞれを前記第1の倍率より小さい第2の倍率で縮小することにより第3の基準画像及び第3の参照画像を生成する縮小工程と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記第1の基準画像の画素値と前記第1の参照画像の画素値の差分に基づいて第1の動体尤度を取得し、前記第2の基準画像の画素値と前記第2の参照画像の画素値の差分に基づいて第2の動体尤度を取得し、前記第3の基準画像の画素値と前記第3の参照画像の画素値の差分に基づいて第3の動体尤度を取得する取得工程と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記第2の動体尤度と前記第3の動体尤度の差に基づいて前記第2の動体尤度及び前記第3の動体尤度の第1の合成比率を決定する決定工程と、
    前記撮影範囲の各位置について、前記決定された第1の合成比率に従って前記第2の動体尤度と前記第3の動体尤度とを合成することにより第1の合成動体尤度を生成する合成工程と、
    を備え、
    前記決定工程では、前記第1の動体尤度と前記第2の動体尤度の差に基づいて前記第1の動体尤度及び前記第1の合成動体尤度の第2の合成比率を決定し、
    前記合成工程では、前記撮影範囲の各位置について、前記決定された第2の合成比率に従って前記第1の動体尤度と前記第1の合成動体尤度とを合成することにより第2の合成動体尤度を生成する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  17. コンピュータを、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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