JP2019100059A - 車載器及びリモートキーレスエントリーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 RKEシステムの安全性を向上させる。【解決手段】 一実施形態に係る車載器は、車載器制御部と、車載器信号を送信する車載器送信部と、携帯機信号を受信する車載器受信部と、を備え、携帯機と共にリモートキーレスエントリーシステムを構成する車載器であって、前記車載器制御部は、車両の走行中の走行情報に基づいて暗号化キーを生成すると共に、前記車載器送信部に前記暗号化キーを送信させる。【選択図】 図5
Description
本発明は、車載器及びリモートキーレスエントリーシステムに関する。
従来、車両の解錠及び施錠を無線で制御するシステムとして、リモートキーレスエントリーシステム(以下「RKEシステム」という。)が利用されている。RKEシステムでは、車載器が定期的に車載器信号(無線信号)を送信し、車両に接近したユーザの携帯機が当該車載器信号に応答することにより、車両の解錠及び施錠が制御される。
車載器信号には、車載器の識別情報が含まれている。携帯機は、車載器信号を受信すると、当該車載器信号に含まれる識別情報を確認することにより、その車載器信号が対応する車載器から送信されたものであるか判断する。このような携帯機と車載器との間の通信の安全性を高めるため、車載器の識別情報をローリングコードにより暗号化する方法が提案されている。
しかしながら、近年、計算機の発達により、不正者により傍受された車載器信号から、暗号化された識別情報が解読されるおそれが生じてきた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、RKEシステムの安全性を向上させることを目的とする。
一実施形態に係る車載器は、車載器制御部と、車載器信号を送信する車載器送信部と、携帯機信号を受信する車載器受信部と、を備え、携帯機と共にリモートキーレスエントリーシステムを構成する車載器であって、前記車載器制御部は、車両の走行中の走行情報に基づいて暗号化キーを生成すると共に、前記車載器送信部に前記暗号化キーを送信させる。
本発明の各実施形態によれば、RKEシステムの安全性を向上させることができる。
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重畳した説明を省略する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係るRKEシステム100について、図1〜図10を参照して説明する。本実施形態に係るRKEシステム100は、無線信号により車両を施錠及び解錠するためのシステムである。
第1実施形態に係るRKEシステム100について、図1〜図10を参照して説明する。本実施形態に係るRKEシステム100は、無線信号により車両を施錠及び解錠するためのシステムである。
まず、RKEシステム100のハードウェア構成について説明する。図1は、RKEシステム100の一例を示す図である。図1のRKEシステム100は、携帯機1と、車載器2と、を備える。
携帯機1は、車両のドライバなどの、RKEシステム100の正規のユーザUが携帯する装置である。図1の携帯機1は、携帯機受信部11と、携帯機送信部12と、携帯機制御部13と、を備える。
携帯機受信部11は、車載器2が送信した車載器信号S2(無線信号)を受信するハードウェアである。車載器信号S2は、例えば、125kHzのLF(Low Frequency)信号であるが、これに限られない。また、車載器信号S2の通信可能距離は、例えば、1m以下であるが、これに限られない。携帯機受信部11は、車載器信号S2(無線信号)を電気信号に変換するアンテナと、車載器信号S2(電気信号)に復調などの所定の信号処理を施す受信回路と、を備える。受信回路は、ローノイズアンプ、フィルタ、ミキサ、及び復調回路などを含む。携帯機受信部11は、所定の信号処理を施した信号を携帯機制御部13に入力する。なお、受信回路は、独立したIC(Integrated Circuit)であってもよいし、携帯機制御部13に組み込まれていてもよい。
携帯機送信部12は、携帯機信号S1を無線で送信するハードウェアである。携帯機信号S1は、例えば、315MHzのUHF(Ultra High Frequency)信号であるが、これに限られない。また、携帯機信号S1の通信可能距離は、例えば、20m以下であるが、これに限られない。携帯機送信部12は、携帯機制御部13が生成した携帯機信号S1(電気信号)に変調などの所定の処理を施す送信回路と、携帯機信号S1(電気信号)を無線信号に変換するアンテナと、を備える。送信回路は、変調回路、ミキサ、フィルタ、及びパワーアンプなどを含む。なお、送信回路は、独立したICであってもよいし、携帯機制御部13に組み込まれていてもよい。また、携帯機受信部11及び携帯機送信部12が1つのICに含まれてもよい。
携帯機制御部13は、携帯機1の全体の動作を制御する回路であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)を含む。CPUは、プログラムを実行することにより携帯機1の各構成を制御し、携帯機1の機能を実現する。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種のデータを記憶する。ROMには、携帯機1の識別情報である携帯機IDと、当該携帯機1と対応する車載器2の識別情報である車載器IDと、が予め記憶される。RAMは、CPUに作業領域を提供する。携帯機制御部13は、例えば、マイコンであるが、これに限られない。
なお、携帯機1の構成は、図1の例に限られない。携帯機1は、携帯機受信部11、携帯機送信部12、及び携帯機制御部13に電力を供給する電池や、ユーザが車両の解錠及び施錠を手動で操作するための解錠ボタン及び施錠ボタンなどを備えてもよい。
車載器2は、携帯機1が送信した携帯機信号S1に応じて、車両の施錠及び解錠を制御する装置であり、車両に搭載される。車載器2は、車両に搭載されたバッテリから電力を供給される。図1の車載器2は、車載器受信部21と、車載器送信部22と、車載器制御部23と、を備える。
車載器受信部21は、携帯機1が送信した携帯機信号S1(無線信号)を受信するハードウェアである。車載器受信部21は、携帯機信号S1(無線信号)を電気信号に変換するアンテナと、携帯機信号S1(電気信号)に復調などの所定の信号処理を施す受信回路と、を備える。受信回路は、ローノイズアンプ、フィルタ、ミキサ、及び復調回路などを含む。車載器受信部21は、所定の信号処理を施した信号を車載器制御部23に入力する。なお、受信回路は、独立したICであってもよいし、車載器制御部23に組み込まれていてもよい。
車載器送信部22は、車載器信号S2を無線で送信するハードウェアである。車載器送信部22は、車載器制御部23が生成した車載器信号S2(電気信号)に変調などの所定の処理を施す送信回路と、車載器信号S2(電気信号)を無線信号に変換するアンテナと、を備える。送信回路は、変調回路、ミキサ、フィルタ、及びパワーアンプなどを含む。なお、送信回路は、独立したICであってもよいし、車載器制御部23に組み込まれていてもよい。また、車載器受信部21及び車載器送信部22が1つのICに含まれてもよい。
車載器制御部23は、車載器2の全体の動作を制御する回路であり、CPU、ROM、及びRAMを含む。CPUは、プログラムを実行することにより車載器2の各構成を制御し、車載器2の機能を実現する。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種のデータを記憶する。ROMには、車載器2の識別情報である車載器IDと、当該車載器2と対応する携帯機1の識別情報である携帯機IDと、が予め記憶される。RAMは、CPUに作業領域を提供する。車載器制御部23は、例えば、マイコンであるが、これに限られない。
また、車載器制御部23は、CAN(Controller Area Network)などの車載ネットワークに接続され、車載ネットワークを介して接続されたドア制御部3と通信し、ドア制御部3に車両の施錠及び解錠を要求する。ドア制御部3は、車両のドアを施錠及び解錠する回路であり、車載器制御部23からの要求に応じてドアを施錠又は解錠する。ドア制御部3は、例えば、マイコンであるが、これに限られない。
また、車載器制御部23は、車載ネットワークを介してBCM(Body Control Module)、ECM(Engine Control Module)、及びTCM(Transmission Control Module)などの車載設備と通信し、車両の走行情報を取得する。
なお、車載器2の構成は、図1の例に限られない。車載器2は、車載器受信部21、車載器送信部22、及び車載器制御部23に電力を供給する電池を備えてもよい。
次に、携帯機信号S1及び車載器信号S2について説明する。図2は、携帯機信号S1及び車載器信号S2の一例を示す図である。
携帯機信号S1は、プリアンブルと、データ部と、を含む。プリアンブルは、その信号が携帯機信号S1であることを示す所定のパターンを有する信号部分である。データ部は、情報(制御コマンドやデータなど)を有する信号部分である。
携帯機1は、応答要求を含む車載器信号S2を受信すると、車載器2に車両の解錠を要求する解錠要求と、携帯機IDと、携帯機1から車載器2までの距離Lと、を含む携帯機信号S1を送信する。また、携帯機1は、更新要求を含む車載器信号S2を受信すると、暗号化キーの更新完了を示す応答メッセージと、携帯機IDと、携帯機1から車載器2までの距離Lと、を含む携帯機信号S1を送信する。
車載器信号S2は、プリアンブルと、データ部と、RSSI(Received Signal Strength Indicator)部と、を含む。プリアンブルは、その信号が車載器信号S2であることを示す所定のパターンを有する信号部分である。データ部は、情報(制御コマンドやデータなど)を有する信号部分である。RSSI部は、車載器信号S2のRSSI値を算出するための所定のパターンを有する信号部分である。
車載器2は、車両の走行中、携帯機1に暗号化キーの更新を要求する更新要求と、暗号化キーと、車載器IDと、を含む車載器信号S2を送信する。また、車載器2は、車両の停車中、携帯機1に応答を要求する応答要求と、車載器IDと、を含む車載器信号S2を送信する。
次に、RKEシステム100の動作の概要について説明する。図3は、RKEシステム100の動作の概要を説明する図である。本実施形態に係るRKEシステム100は、いわゆるスマートキーレスエントリーシステムであり、車両に搭載された車載器2が、応答要求と、暗号化キーにより暗号化された車載器IDと、を含む車載器信号S2を定期的に送信する。ユーザUが車両に接近すると、ユーザUが所持している携帯機1が車載器信号S2を受信し、当該車載器信号S2に含まれる車載器IDを復号化し、得られた車載器IDにより車載器信号S2を認証する。携帯機1は、車載器2の認証に成功した場合、解錠要求を含む携帯機信号S1を送信する。車載器2は、この携帯機信号S1を受信すると、車両を解錠する。これにより、ユーザUは、携帯機1を操作することなく、車両に接近するだけで、車両を解錠することができる。
上記の通り、RKEシステム100では、車載器信号S2が無線で送信される。このため、不正者は、不正の受信機により、車載器信号S2を傍受することができる。したがって、暗号化キーが固定又は予め定められたローリングコードである場合、複数の車載器信号S2を傍受及び解析した不正者により、車載器IDや暗号化キーが解読されるおそれがある。車載器IDや暗号化キーを解読されると、不正者により、車載器信号S2を偽装され、車両が不正に解錠されるおそれがある。
本実施形態に係るRKEシステム100は、このような車載器ID及び暗号化キーの解読を防ぐために、走行情報に基づいて、暗号化キーを生成する。
次に、携帯機制御部13の機能構成について説明する。図4は、携帯機制御部13の機能構成の一例を示す図である。図4の携帯機制御部13は、携帯機認証部131と、暗号化キー更新部132と、距離算出部133と、携帯機記憶部134と、携帯機信号生成部135と、を備える。携帯機認証部131、暗号化キー更新部132、距離算出部133、及び携帯機信号生成部135は、携帯機制御部13のCPUがプログラムを実行することにより実現される。また、携帯機記憶部134は、携帯機制御部13のROM及びRAMにより実現される。
携帯機認証部131は、携帯機受信部11が受信した車載器信号S2を認証する。具体的には、携帯機認証部131は、携帯機受信部11から信号を入力されると、入力された信号に、車載器信号S2であることを示すプリアンブルが含まれるか確認する。プリアンブルが含まれない場合、携帯機認証部131は、入力された信号は車載器信号S2ではないと判定する(認証失敗)。一方、プリアンブルが含まれる場合、携帯機認証部131は、入力された信号は車載器信号S2であると判定し、携帯機記憶部134から車載器2の車載器ID及び暗号化キーを読み出し、読み出した暗号化キーを利用して、車載器信号S2に含まれる車載器IDを復号化し、読み出した車載器IDと、復号化した車載器IDと、を比較する。
携帯機認証部131は、これらの車載器IDが一致しない場合、入力された信号は、対応する車載器2からの車載器信号S2ではない(他の車載器2からの車載器信号S2である)と判定する(認証失敗)。一方、車載器IDが一致する場合、携帯機認証部131は、入力された信号は、対応する車載器2からの車載器信号S2であると判定する(認証成功)。
暗号化キー更新部132は、車載器信号S2が更新要求を含む場合、携帯機記憶部134に記憶された暗号化キーを、当該車載器信号S2に含まれる暗号化キーに更新する。
距離算出部133は、車載器信号S2のRSSI部に基づいて、車載器信号S2のRSSI値を算出し、当該RSSI値に基づいて、携帯機1から車載器2までの距離Lを算出する。距離Lの算出方法は任意である。例えば、RSSI値と距離Lとが対応付けられたテーブルを携帯機記憶部134に予め保存しておき、RSSI値を算出した距離算出部133が、当該テーブルを参照することにより、距離Lを取得できる。なお、距離Lの算出方法はこれに限られない。
携帯機記憶部134は、自装置の携帯機IDと、自装置に対応する車載器2の車載器IDと、暗号化キーと、を記憶する。
携帯機信号生成部135は、車載器信号S2に応じた携帯機信号S1を生成し、携帯機送信部12に無線で送信させる。具体的には、携帯機信号生成部135は、更新要求を含む車載器信号S2を受信すると、暗号化キーの更新完了を示す応答メッセージと、更新された暗号化キーにより暗号化された携帯機IDと、携帯機1から車載器2までの距離Lと、を含む携帯機信号S1を生成し、携帯機送信部12に入力する。また、携帯機信号生成部135は、応答要求を含む車載器信号S2を受信すると、解錠要求と、携帯機記憶部134に記憶された暗号化キーにより暗号化された携帯機IDと、携帯機1から車載器2までの距離Lと、を含む携帯機信号S1を生成し、携帯機送信部12に入力する。なお、暗号化キーによる携帯機IDの暗号化方法は任意である。また、携帯機信号生成部135は、携帯機IDを含むデータ部全体を、携帯機記憶部134に記憶された暗号化キーにより暗号化してもよい。
次に、車載器制御部23の機能構成について説明する。図5は、車載器制御部23の機能構成の一例を示す図である。図5の車載器制御部23は、車載器認証部231と、走行情報取得部232と、暗号化キー生成部233と、車載器記憶部234と、車載器信号生成部235と、解錠制御部236と、を備える。車載器認証部231、走行情報取得部232、暗号化キー生成部233、車載器信号生成部235、及び解錠制御部236の機能は、車載器制御部23のCPUがプログラムを実行することにより実現される。また、車載器記憶部234は、車載器制御部23のROM及びRAMにより実現される。
車載器認証部231は、車載器受信部21が受信した携帯機信号S1を認証する。具体的には、車載器認証部231は、車載器受信部21から信号を入力されると、入力された信号に、携帯機信号S1であることを示すプリアンブルが含まれるか確認する。プリアンブルが含まれない場合、車載器認証部231は、入力された信号は携帯機信号S1ではないと判定する(認証失敗)。一方、プリアンブルが含まれる場合、車載器認証部231は、入力された信号は携帯機信号S1であると判定し、車載器記憶部234から携帯機1の車載器ID及び暗号化キーを読み出し、読み出した暗号化キーを利用して、携帯機信号S1に含まれる携帯機IDを復号化し、読み出した携帯機IDと、復号化した携帯機IDと、を比較する。
車載器認証部231は、これらの携帯機IDが一致しない場合、入力された信号は、対応する携帯機1からの携帯機信号S1ではない(他の携帯機1からの携帯機信号S1である)と判定する(認証失敗)。一方、携帯機IDが一致する場合、車載器認証部231は、入力された信号は、対応する携帯機1からの携帯機信号S2であると判定し、携帯機信号S1に含まれる距離Lが所定値未満であるか確認する。距離Lが所定値以上である場合、車載器認証部231は、携帯機信号S1を受け付けない(認証失敗)。一方、距離Lが所定値未満である場合、車載器認証部231は、携帯機信号S1を受け付ける(認証成功)。
走行情報取得部232は、車両の走行中、所定のタイミングで走行情報を取得する。走行情報は、車両に関する情報のうち、車両の走行により更新される情報である。本実施形態において、走行情報取得部232は、車載ネットワークを介して、BCM、ECM、及びTCMなどの車載設備から走行情報を取得する。走行情報には、車両の速度、エンジン回転数、モータ回転数、取得時刻、燃料残量、残電力量、及び走行距離の少なくとも1つが含まれる。
暗号化キー生成部233は、走行情報取得部232が取得した走行情報に基づいて、暗号化キーを生成する。暗号化キー生成部233は、予め用意された関数に基づいて、走行情報から暗号化キーを算出してもよいし、予め用意された暗号化キーテーブルを参照して、走行情報に対応する暗号化キーを選択してもよい。
車載器記憶部234は、自装置の車載器IDと、自装置と対応する携帯機1の携帯機IDと、暗号化キーと、を記憶する。また、車載器記憶部234は、暗号化キー生成部233が暗号化キーを生成するための関数や暗号化キーテーブルを記憶する。
ここで、図6は、暗号化キーテーブルの一例を示す図である。図6の例では、走行情報は車両の速度であり、速度の各値に対応する暗号化キーが予め登録されている。例えば、1km/hに対応する暗号化キーはAAAである。図6の例では、暗号化キー生成部233は、走行情報取得部232が取得した速度が1km/hである場合、暗号化キーとしてAAAを選択する。なお、上述の通り、走行情報は、速度に限られない。また、車載器記憶部234は、複数の走行情報に基づいて、暗号化キーを生成してもよい。
車載器信号生成部235は、車両の走行中、更新要求と、暗号化キー生成部233により生成された暗号化キーと、車載器記憶部234に記憶された暗号化キーにより暗号化された車載器IDと、を含む車載器信号S2を生成し、車載器送信部22に入力する。また、車載器2は、車両の停車中、応答要求と、車載器記憶部234に記憶された暗号化キーにより暗号化された車載器IDと、を含む車載器信号S2を生成し、車載器送信部22に入力する。なお、暗号化キーによる車載器IDの暗号化方法は任意である。また、車載器信号生成部235は、車載器IDを含むデータ部全体を、車載器記憶部234に記憶された暗号化キーにより暗号化してもよい。
解錠制御部236は、解錠要求を含む携帯機信号S1を受信すると、ドア制御部3に解錠を要求し、車両を解錠する。
次に、車両の停車中における携帯機1の動作について説明する。図7は、車両の停車中における携帯機1の動作の一例を示すフローチャートである。上述の通り、車載器2は、車両の停車中、応答要求と、暗号化キーにより暗号化された車載器IDと、を含む車載器信号S2を定期的に送信している。携帯機1は、この車載器信号S2を受信すると、図7の動作を実行する。
携帯機受信部11が応答要求を含む車載器信号S2を受信すると、まず、携帯機認証部131が、車載器信号S2を認証する(ステップS101)。携帯機認証部131が車載器信号S2の認証に失敗した場合(ステップS102のNO)、すなわち、受信した車載器信号S2が、携帯機1に対応する車載器2からの車載器信号S2ではなかった場合、携帯機1は動作を終了する。
一方、携帯機認証部131が車載器信号S2の認証に成功した場合(ステップS102のYES)、すなわち、受信した車載器信号S2が、携帯機1に対応する車載器2からの車載器信号S2であった場合、距離算出部133は、車載器信号S2のRSSI部に基づいて、携帯機1から車載器2までの距離Lを算出する(ステップS103)。距離算出部133は、算出した距離Lを携帯機信号生成部135に渡す。
次に、携帯機信号生成部135は、携帯機記憶部134から携帯機ID及び暗号化キーを読み出し、携帯機IDを暗号化キーにより暗号化する(ステップS104)。
続いて、携帯機信号生成部135は、解錠要求と、暗号化された携帯機IDと、距離Lと、を含む携帯機信号S1を生成する(ステップS105)。そして、携帯機信号生成部135は、生成した携帯機信号S1を携帯機送信部12に入力する。携帯機送信部12は、当該携帯機信号S1を無線で送信する(ステップS106)。
次に、車両の停車中における車載器2の動作について説明する。図8は、車両の停車中における車載器2の動作の一例を示すフローチャートである。車載器2は、解錠要求を含む携帯機信号S1を受信すると、図8の動作を実行する。
車載器受信部21が解錠要求を含む携帯機器信号S1を受信すると、まず、車載器認証部231が、携帯機信号S1を認証する(ステップS201)。車載器認証部231が携帯機信号S1の認証に失敗した場合(ステップS202のNO)、すなわち、受信した携帯機信号S1が、車載器2に対応する携帯機1からの携帯機信号S1ではなかった場合、又は距離Lが所定値以上で有った場合、車載器2は動作を終了する。
一方、車載器認証部231が携帯機信号S1の認証に成功した場合(ステップS202のYES)、すなわち、受信した携帯機信号S1が、車載器2に対応する携帯機1からの携帯機信号S1であり、かつ、距離Lが所定値未満であった場合、解錠制御部236がドア制御部3に解錠を要求する(ステップS203)。ドア制御部3は、解錠制御部236から解錠を要求されると、ドアを解錠する。
次に、車両の走行中における車載器2の動作について説明する。図9は、車両の走行中における車載器2の動作の一例を示すフローチャートである。車載器2は、車両の走行中、定期的に、又は所定のタイミングで、図9の動作を実行する。所定のタイミングは、例えば、車両が走行を開始してから所定時間後や、走行情報が所定の条件(例えば、速度が30km/h以上)を満たしてから所定時間後であるが、これに限られない。
まず、走行情報取得部232は、車載ネットワークを介して走行情報を取得する(ステップS301)。走行情報取得部232は、取得した走行情報を暗号化キー生成部233に渡す。
暗号化キー生成部233は、走行情報を受け取ると、受け取った走行情報に基づいて、暗号化キーを生成する(ステップS302)。暗号化キー生成部233は、生成した暗号化キーを車載器信号生成部235に渡す。以下、暗号化キー生成部233がステップS302で生成した暗号化キーを、新たな暗号化キーと称する。また、ステップS302の時点で車載器記憶部234に記憶されている暗号化キーを元の暗号化キーと称する。
次に、車載器信号生成部235は、車載器記憶部234から車載器ID及び元の暗号化器キーを読み出し、車載器IDを元の暗号化キーにより暗号化する(ステップS303)。
続いて、車載器信号生成部235は、新たな暗号化キーと、暗号化された車載器IDと、更新要求と、を含む車載器信号S2を生成する(ステップS304)。そして、車載器信号生成部235は、生成した車載器信号S2を車載器送信部22に入力する。車載器送信部22は、当該車載器信号S2を無線で送信する(ステップS305)。
その後、所定期間の間に、携帯機1から応答メッセージを含む携帯機信号S1を受信した場合(ステップS306のYES)、暗号化キー生成部233は、車載器記憶部234に記憶されている元の暗号化キーを新たな暗号化キーに更新する(ステップS307)。以降、車載器2は、新たな暗号化キーを利用して、車載器IDを暗号化する。
一方、所定期間の間に、携帯機1から応答メッセージを含む携帯機信号S1を受信しなかった場合(ステップS306のNO)、暗号化キー生成部233は、新たな暗号化キーを破棄し、処理を終了する。この場合、車載器記憶部234に記憶されている元の暗号化キーは更新されない。したがって、以降も車載器2は、元の暗号化キーを利用して、車載器IDを暗号化する。
なお、車載器認証部231は、新たな暗号化キーを利用して、応答メッセージを含む車載器信号S1に含まれる携帯機IDの復号化すればよい。
次に、車両の走行中における携帯機1の動作について説明する。図10は、車両の走行中における携帯機1の動作の一例を示すフローチャートである。上述の通り、車載器2は、車両の走行中、更新要求と、元の暗号化キーにより暗号化された車載器IDと、新たな暗号化キーと、を含む車載器信号S2を、所定のタイミングで送信する。携帯機1は、この車載器信号S2を受信すると、図10の動作を実行する。
携帯機受信部11が更新要求を含む車載器信号S2を受信すると、まず、携帯機認証部131が、車載器信号S2を認証する(ステップS401)。携帯機認証部131が車載器信号S2の認証に失敗した場合(ステップS402のNO)、すなわち、受信した車載器信号S2が、携帯機1に対応する車載器2からの車載器信号S2ではなかった場合、携帯機1は動作を終了する。
一方、携帯機認証部131が車載器信号S2の認証に成功した場合(ステップS402のYES)、すなわち、受信した車載器信号S2が、携帯機1に対応する車載器2からの車載器信号S2であった場合、暗号化キー更新部132は、携帯機記憶部134に記憶されている元の暗号化キーを、車載器信号S2に含まれた新たな暗号化キーに更新する(ステップS403)。
また、距離算出部133は、車載器信号S2のRSSI部に基づいて、携帯機1から車載器2までの距離Lを算出する(ステップS404)。距離算出部133は、算出した距離Lを携帯機信号生成部135に渡す。
次に、携帯機信号生成部135は、携帯機記憶部134から携帯機ID及び新たな暗号化キーを読み出し、携帯機IDを新たな暗号化キーにより暗号化する(ステップS405)。
続いて、携帯機信号生成部135は、応答メッセージと、暗号化された携帯機IDと、距離Lと、を含む携帯機信号S1を生成する(ステップS406)。そして、携帯機信号生成部135は、生成した携帯機信号S1を携帯機送信部12に入力する。携帯機送信部12は、当該携帯機信号S1を無線で送信する(ステップS407)。
以上説明した通り、本実施形態によれば、暗号化キーは、車両の走行中に車載ネットワークを介して取得された走行情報に基づいて更新される。暗号化キーの更新に利用される走行情報は、その取得タイミングや車両の走行状態に応じたランダムな値となる。したがって、暗号化キーも、この走行情報に基づいて、ランダムに更新される。すなわち、暗号化キーは、車両が走行するたびにランダムに更新される。このため、車載器信号S2が傍受された場合であっても、車載器信号S2の解析により暗号化キーを解読することは困難である。
また、更新された暗号化キーは、車両の走行中に携帯機1と車載器2との間で共有される。このため、更新された暗号化キー自体の傍受も困難である。
このように、本実施形態によれば、傍受及び解析による暗号化キーの解読が困難であるため、不正者による車載器信号S2の偽装を抑制し、RKEシステム100の安全性(防盗性)を向上させることができる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係るRKEシステム100について、図11〜図13を参照して説明する。第1実施形態では、車載器2が車載ネットワークを介して走行情報を取得する場合について説明した。これに対して、本実施形態では、車載器2がTPMS(Tire Pressure Monitoring System)4から無線で走行情報を受信する場合について説明する。なお、RKEシステム100の構成及び動作は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態に係るRKEシステム100について、図11〜図13を参照して説明する。第1実施形態では、車載器2が車載ネットワークを介して走行情報を取得する場合について説明した。これに対して、本実施形態では、車載器2がTPMS(Tire Pressure Monitoring System)4から無線で走行情報を受信する場合について説明する。なお、RKEシステム100の構成及び動作は、第1実施形態と同様である。
まず、TPMS4のハードウェア構成について説明する。TPMS4は、各種のセンサを備えた無線通信モジュールであり、車両の各タイヤに搭載される。図11は、TPMS4のハードウェア構成の一例を示す図である。図11のTPMS4は、TPMS受信部41と、TPMS送信部42と、TPMS制御部43と、空気圧センサ44と、温度センサ45と、加速度センサ46と、電池47と、を備える。
TPMS受信部41は、無線信号を受信するハードウェアである。TPMS受信部41は、車載器信号S2を受信可能であってもよいし、他の車載設備からの無線信号を受信可能であってもよい。TPMS受信部41は、無線信号を電気信号に変換するアンテナと、電気信号に復調などの所定の信号処理を施す受信回路と、を備える。受信回路は、ローノイズアンプ、フィルタ、ミキサ、及び復調回路などを含む。TPMS受信部41は、所定の信号処理を施した信号をTPMS制御部43に入力する。なお、受信回路は、独立したICであってもよいし、TPMS制御部43に組み込まれていてもよい。
TPMS送信部42は、タイヤの空気圧及び温度を含むTPMS信号S3を無線で送信するハードウェアである。TPMS信号S3は、例えば、315MHzのUHF信号であるが、これに限られない。また、TPMS信号S3の通信可能距離は、例えば、2m以下であるが、これに限られない。TPMS送信部42は、TPMS制御部43が生成したTPMS信号S3(電気信号)に変調などの所定の処理を施す送信回路と、TPMS信号S3(電気信号)を無線信号に変換するアンテナと、を備える。送信回路は、変調回路、ミキサ、フィルタ、及びパワーアンプなどを含む。なお、送信回路は、独立したICであってもよいし、TPMS制御部43に組み込まれていてもよい。また、TPMS受信部41及びTPMS送信部42が1つのICに含まれてもよい。
TPMS制御部43は、TPMS4の全体の動作を制御する回路であり、CPU、ROM、及びRAMを含む。CPUは、プログラムを実行することによりTPMS4の各構成を制御し、TPMS4の機能を実現する。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種のデータを記憶する。ROMには、TPMS4の識別情報であるTPMSIDが予め記憶される。RAMは、CPUに作業領域を提供する。TPMS制御部43は、例えば、マイコンであるが、これに限られない。
空気圧センサ44は、TPMS4が搭載されたタイヤの空気圧を計測するセンサである。空気圧センサ44は、定期的に空気圧を計測し、TPMS制御部43に入力する。
温度センサ45は、TPMS4が搭載されたタイヤの温度を計測するセンサである。温度センサ45は、定期的に温度を計測し、TPMS制御部43に入力する。
加速度センサ46は、TPMS4が搭載されたタイヤの加速度を計測するセンサである。加速度センサ46は、定期的に加速度を計測し、TPMS制御部43に入力する。
電池47は、TPMS受信部41、TPMS送信部42、TPMS制御部43、空気圧センサ44、温度センサ45、及び加速度センサ46に電力を供給する。
なお、TPMS4のハードウェア構成は、図11の例に限られない。例えば、TPMS4は、温度センサ45を備えなくてもよいし、他のセンサを更に備えてもよい。
次に、TPMS4の動作について説明する。TPMS4は、加速度センサ46により計測された加速度に基づいて、タイヤの回転角度を検出し、タイヤの回転角度が所定値となるごとに、空気圧センサ44及び温度センサ45により計測されたタイヤの空気圧及び温度を含むTPMS信号S3を複数回送信する。TPMS信号S3の送信間隔tは、タイヤの回転角度が所定値となるごとにランダムに変更される。
ここで、車両の右前輪、左前輪、右後輪、及び左後輪に搭載されたTPMS4を、それぞれTPMS4FR,4FL,4RR,4RLと称するものとする。また、TPMS4FR,4FL,4RR,4RLが送信するTPMS信号S3を、それぞれTPMS信号S3FR,S3FL,S3RR,S3RLと称する。
図12は、TPMS信号S3の送信タイミングの一例を示すタイミングチャートである。図12の例では、各TPMS4は、タイヤの回転角度が所定値となるごとに、それぞれTPMS信号S3を4回送信している。各TPMS4の回転角度は、車両の走行中の各タイヤの滑りや転回などにより相対的にずれる。また、上記の通り、各TPMS信号S3の送信間隔tは、それぞれランダムに変更される。この結果、図12に示すように、車載器2が受信するTPMS信号S3の順番は、ランダムになる。例えば、図12の例では、期間T1に車載器2が受信するTPMS信号S3の順番は、TPMS信号S3FR,S3FL,S3RR,S3RLである。これに対して、期間T2に車載器2が受信するTPMS信号S3の順番は、TPMS信号S3RR,S3FL,S3RL,S3FRである。
このように、車載器2がTPMS信号S3を受信する順番(以下「受信パターン」という。)は、車両の走行に応じたランダムなパターンになるため、車載器2は、TPMS信号S3の受信パターンを走行情報として利用することができる。
図13は、本実施形態における暗号化キーテーブルの一例を示す図である。図13の例では、走行情報は、4つのTPMS信号S3からなる受信パターンであり、各受信パターンに対応する暗号化キーが予め登録されている。例えば、TPMS信号S3FR,S3FL,S3RR,S3RLという受信パターンに対応する暗号化キーはAAである。図13の例では、暗号化キー生成部233は、走行情報取得部232が取得した受信パターンがTPMS信号S3FR,S3FL,S3RR,S3RLである場合(車載器受信部21がTPMS信号S3FR,S3FL,S3RR,S3RLの順番でTPMS信号S3を受信した場合)、暗号化キーとしてAAを選択する。図13の例のように、走行情報が4つのTPMS信号S3からなる受信パターンである場合、24通りの暗号化キーを登録可能である。一般に、走行情報をN個のTPMS信号S3からなる受信パターンとすることにより、N!通りの暗号化キーを登録することができる。
以上説明した通り、本実施形態によれば、暗号化キーは、車両の走行中にTPMS4から取得された走行情報(受信パターン)に基づいて更新される。暗号化キーの更新に利用される走行情報は、その取得タイミングや車両の走行状態に応じたランダムな値となる。したがって、暗号化キーも、この走行情報に基づいて、ランダムに更新される。すなわち、暗号化キーは、車両が走行するたびにランダムに更新される。このため、車載器信号S2が傍受された場合であっても、車載器信号S2の解析により暗号化キーを解読することは困難である。
また、更新された暗号化キーは、車両の走行中に携帯機1と車載器2との間で共有される。このため、更新された暗号化キー自体の傍受も困難である。
このように、本実施形態によれば、傍受及び解析による暗号化キーの解読が困難であるため、不正者による車載器信号S2の偽装を抑制し、RKEシステム100の安全性(防盗性)を向上させることができる。
なお、本実施形態において、暗号化キー生成部233は、TPMS信号S3に含まれるタイヤの空気圧や温度を、受信パターンの代わりに、又は受信パターンと共に、走行情報として利用してもよい。タイヤの空気圧や温度は、受信パターンと同様に、ランダムな値となるため、走行情報として利用できる。
また、図13の例では、走行情報が所定数のTPMS信号S3からなる受信パターンである場合を想定しているが、走行情報は、所定期間に受信するTPMS信号S3からなる受信パターンであってもよい。この場合、期間ごとに、受信するTPMS信号S3の数が異なることが想定される。例えば、図12の期間T1に車載器2が受信するTPMS信号S3は4つであるのに対して、期間T3に車載器2が受信するTPMS信号S3は3つである。所定期間に車載器2が受信し得るTPMS信号S3の数がA個以上B個以下である場合、暗号化キーテーブルには、A個以上B個以下のTPMS信号S3からなる各受信パターンの少なくとも一部に対応する暗号化キーを予め登録しておけばよい。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1:携帯機
2:車載器
3:ドア制御部
4:TPMS
11:携帯機受信部
12:携帯機送信部
13:携帯機制御部
21:車載器受信部
22:車載器送信部
23:車載器制御部
41:TPMS受信部
42:TPMS送信部
43:TPMS制御部
44:空気圧センサ
45:温度センサ
46:加速度センサ
47:電池
100:RKEシステム
131:携帯機認証部
132:暗号化キー更新部
133:距離算出部
134:携帯機記憶部
135:携帯機信号生成部
231:車載器認証部
232:走行情報取得部
233:暗号化キー生成部
234:車載器記憶部
235:車載器信号生成部
236:解錠制御部
S1:携帯機信号
S2:車載器信号
S3:TPMS信号
2:車載器
3:ドア制御部
4:TPMS
11:携帯機受信部
12:携帯機送信部
13:携帯機制御部
21:車載器受信部
22:車載器送信部
23:車載器制御部
41:TPMS受信部
42:TPMS送信部
43:TPMS制御部
44:空気圧センサ
45:温度センサ
46:加速度センサ
47:電池
100:RKEシステム
131:携帯機認証部
132:暗号化キー更新部
133:距離算出部
134:携帯機記憶部
135:携帯機信号生成部
231:車載器認証部
232:走行情報取得部
233:暗号化キー生成部
234:車載器記憶部
235:車載器信号生成部
236:解錠制御部
S1:携帯機信号
S2:車載器信号
S3:TPMS信号
Claims (5)
- 車載器制御部と、車載器信号を送信する車載器送信部と、携帯機信号を受信する車載器受信部と、を備え、携帯機と共にリモートキーレスエントリーシステムを構成する車載器であって、
前記車載器制御部は、車両の走行中の走行情報に基づいて暗号化キーを生成すると共に、前記車載器送信部に前記暗号化キーを送信させる
車載器。 - 前記車載器制御部は、前記車両の停車中、前記暗号化キーを利用して当該車載器の識別情報を暗号化し、暗号化された前記識別情報を含む前記車載器信号を生成し、前記車載器信号を前記車載器送信部に送信させる
請求項1に記載の車載器。 - 前記走行情報は、速度、回転数、時刻、燃料残量、残電力量、走行距離、タイヤの空気圧、前記タイヤの温度、及びTPMS信号の受信パターンの少なくとも1つを含む
請求項1又は請求項2に記載の車載器。 - 前記車載器制御部は、前記走行情報に基づいて、前記暗号化キーを生成するために予め登録された暗号化キーテーブルを備える
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車載器。 - 携帯機制御部と、携帯機信号を送信する携帯機送信部と、車載器信号を受信する携帯機受信部と、を備えた携帯機と、
車載器制御部と、車載器信号を送信する車載器送信部と、携帯機信号を受信する車載器受信部と、を備えた車載器と、
を備えたリモートキーレスエントリーシステムであって、
前記車載器制御部は、車両の走行中の走行情報に基づいて暗号化キーを生成すると共に、前記車載器送信部に前記暗号化キーを送信させ、
前記携帯機制御部は、前記携帯機受信部が受信した前記暗号化キーを記憶する
リモートキーレスエントリーシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017231028A JP2019100059A (ja) | 2017-11-30 | 2017-11-30 | 車載器及びリモートキーレスエントリーシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017231028A JP2019100059A (ja) | 2017-11-30 | 2017-11-30 | 車載器及びリモートキーレスエントリーシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019100059A true JP2019100059A (ja) | 2019-06-24 |
Family
ID=66976445
Family Applications (1)
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JP2017231028A Pending JP2019100059A (ja) | 2017-11-30 | 2017-11-30 | 車載器及びリモートキーレスエントリーシステム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2019100059A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20210116054A (ko) * | 2020-03-17 | 2021-09-27 | 도상현 | 차량용 스마트 키 또는 스마트 키 대체 디바이스의 보안 향상시키기 위한 방법 및 시스템 |
JP7438521B2 (ja) | 2019-12-19 | 2024-02-27 | 株式会社ユピテル | システムおよびプログラム |
-
2017
- 2017-11-30 JP JP2017231028A patent/JP2019100059A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7438521B2 (ja) | 2019-12-19 | 2024-02-27 | 株式会社ユピテル | システムおよびプログラム |
KR20210116054A (ko) * | 2020-03-17 | 2021-09-27 | 도상현 | 차량용 스마트 키 또는 스마트 키 대체 디바이스의 보안 향상시키기 위한 방법 및 시스템 |
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