JP2019100016A - シェルター - Google Patents

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広樹 中嶋
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Abstract

【課題】内部からの施錠を外部から解錠することができるシェルターを提供する。【解決手段】シェルター1は、扉用開口部12および小窓用開口部13が形成され、開口部を密封することにより密封空間が形成される収容部10と、扉用開口部12を開放および閉塞できる扉部20と、小窓用開口部13を開放および閉塞できる小窓部30と、扉部20を施錠する扉用取っ手102と、を備え、小窓用開口部13を、扉用取っ手102の近傍に設けたことにより、内部で施錠され、外部から解錠が必要となった場合には、小窓部30を開放し、シェルター1の内部に手を差し入れて、扉用取っ手102を操作することができ、扉部20が施錠されてしまっても、外部から解錠することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、シェルターに関し、特に、内部からの施錠を外部から解錠することができるシェルターに関する。
東日本大震災、阪神・淡路大震災、新潟県中越地震などの大規模地震に限らず、地震により倒壊した家屋などの下敷きになったり、崖崩れの土砂に埋もれたり、といった被害が発生する。
そして、このような災害から身を守るため、耐震シェルターが提案されている。例えば、十分な剛性の確保と広い出入口の確保とを両立し、かつ、耐用年数の長い室内用耐震シェルター(特許文献1参照)が提案されている。
一方で、このような耐震シェルターは、平時には使用されるものではないので、通常時には、子供の遊び場などとして使用される場合もある。また、このような耐震シェルターは、災害時には必要になるものであるが、普段の生活には必要がないため、なかなか普及が進まないという現実もある。
そこで、このような耐震シェルターに、酸素シェルター(酸素カプセル)の機能を持たせ、シェルターを兼用させるという考えがある。この場合、シェルター内に酸素含有量が高濃度の空気を供給して、シェルター内を高圧に保つようにする。また、一般に、外気圧よりも高い気圧環境は、健康に良いとされているため、酸素シェルターとしての使用でなくともシェルター内の内気圧を高く設定することは、居住性が高まり、長期滞在が快適となる。
ここで、シェルター内を高圧に保つためには、シェルターの密封性が重要となる。例えば、扉に取り付けられる取っ手(ドアノブ等)は、室内側と室外側とで連通していると、シェルター内の圧力が高まり、内外の圧力差が大きくなった場合に、連通部から外部に空気が漏れてしまう虞がある。そのため、扉は、高圧側となる室内側に開く内開き扉とし、取っ手は室内側のみに取り付け、室外側と連通しないようにしている。
そして、シェルターの未使用時は、扉を半開きとし、シェルターの使用時は、室外側から扉を押して入室するようにしている。入室したら、扉を閉じる(施錠する)ことにより、室内からの空気漏れを防ぐことができる。退室時は、室内から取っ手を操作することで、扉を開けて退出することができる。
特開2005−139612号公報
しかしながら、このようなシェルターにあっては、子供などがシェルター内に入って、誤って扉が閉まってしまうと、室外から扉を開けることができなくなってしまう。このような場合、シェルター内の人間を救出するため、高額で購入したシェルターを切断、破壊しなければならなくなってしまう虞がある、という問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、内部からの施錠を、外部から解錠することができるシェルターを提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明に係るシェルターは、利用者を収容し強度が補強されるとともに、扉用開口部、および、小窓用開口部が形成され、前記扉用開口部および小窓用開口部を密封することにより密封空間が形成される収容部と、前記扉用開口部を開放および閉塞できる扉部と、前記小窓用開口部を開放および閉塞できる小窓部と、前記扉部を施錠する施錠部と、を備え、
前記小窓用開口部を、前記施錠部の近傍に設けた、ことを特徴とする。
また、本発明に係るシェルターは、前記収容部の内部から外部への気体の排出および遮断の切り替えができる気体排出弁と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、内部からの施錠を、外部から解錠することができるシェルターを提供することができる。
本発明の実施の形態におけるシェルターの一例を示す斜視図である。 シェルターの一例を示す内部側面図および内部上面図である。 シェルターの扉部を開放した状態の一例を示す図である。 シェルターの扉部の解錠方法の一例を説明する図である。 シェルターの扉部の他の一例を示す部分斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるシェルターの外観を示す斜視図である。図2(a)は、シェルターの内部側面図であり、図2(b)は、シェルターの内部上面図である。図3は、シェルターの扉部を開放した状態を示す図である。
(シェルター1)
図1〜図3に示すように、シェルター1は、収容部10と、扉部20と、小窓部30と、を備えている。また、シェルター1の外部には、気圧制御ユニット6と、濃縮酸素装置7と、が設けられている。
(気圧制御ユニット6)
気圧制御ユニット6は、収容部10や、濃縮酸素装置7と接続されており、収容部10の内部の気圧を制御するために設けられている。また、気圧制御ユニット6は、気圧制御ユニット6に電力を供給するための気圧制御ユニット用電源ボタン6aと、収容部10の内部にいる利用者と通話可能な受話器6bと、収容部10の内部の気圧を制御するための操作用の制御パネル6cと、を有している。
(濃縮酸素装置7)
濃縮酸素装置7は、気圧制御ユニット6と接続されており、濃縮酸素装置7に電力を供給するための濃縮酸素装置用電源ボタン7aと、濃縮酸素装置7の内部に設けられており、空気中の窒素、および、二酸化炭素を取り除くためのゼオライト(図示せず)と、を有している。
(酸素シェルターとしての利用方法)
ここで、シェルター1の酸素シェルターとしての利用方法について説明を行う。まず、気圧制御ユニット用電源ボタン6aと、濃縮酸素装置用電源ボタン7aを操作することにより、気圧制御ユニット6と、濃縮酸素装置7の電源をONにする。次に、制御パネル6cを操作することにより、気圧制御ユニット6から濃縮酸素装置7に対して収容部10の内部の気圧を制御する制御信号が送信されることとなる。また、濃縮酸素装置7は、外気を取り込み、この取り込んだ外気から、ゼオライトにより窒素、および、二酸化炭素を取り除くことにより、濃度の濃い酸素を精製し、濃度の濃い酸素を気圧制御ユニット6に供給する。そして、気圧制御ユニット6は、濃縮酸素装置7から供給された濃度の濃い酸素を、収容部10の内部に供給する処理を行う。これらにより、収容部10の内部の気圧が制御されることとなる。利用者は、扉部20から入室し、扉部20を閉めることで、シェルター1を酸素シェルターとして利用することができる。なお、後述するように、扉部20と、小窓部30と、を閉じることにより、収容部10が密封され、気圧制御ユニット6による制御によって、シェルター1内が高圧の適切な圧力に調整されることとなる。
(収容部10)
収容部10には、扉用開口部12と、小窓用開口部13と、吸気孔14と、排気孔15と、が形成されている。なお、小窓用開口部13は、扉用開口部12の近傍、より詳しくは、後述する扉用取っ手102の近傍に設けられている。ここで、小窓用開口部13が形成される扉用開口部12の近傍とは、手を伸ばして届く程度の範囲であり、例えば、30cm以内である。
また、収容部10は、扉用開口部12、小窓用開口部13、吸気孔14、および、排気孔15を、密封することにより、密封空間が形成される。また、収容部10には、酸素排出弁16が設けられている。さらに、収容部10には、電力が供給される電源コンセント(図示せず)が設けられている。なお、電源コンセントに供給される電力は、電力会社による電線を介して供給されるものであってもよいし、自家発電による電力供給であってもよい。また、収容部10は、利用者を充分に収容できる内部空間を有している。
さらに、収容部10は、内部が高圧となっても、また、外部からの衝撃等に対しても耐えられる耐荷重機能や、耐火機能を有しており、防災用に強化されている。例えば、収容部10は、衝撃や高熱に耐えられる鉄やステンレス等で形成される。具体的には、収容部10は、耐荷重を有し、家屋破損や、ミサイルなどが飛来した際の爆風、ガラス片や木材などによる危険、台風や竜巻による重量物の飛来などに対しても、内部の安全を確保できるようになっている。このように、収容部10は、強度が補強されている。また、収容部10は、ガンマ線、エックス線等の放射線も遮蔽できるようになっている。また、上記のように、収容部10は、密封性(気体の出入り防止)も高めている。
(扉部20)
収容部10の扉用開口部12には、扉部20が設けられている。扉部20は、扉用開口部12を開放、および、閉塞可能に設けられている。また、扉部20は、扉用開口部12を閉塞時に、扉用開口部12を完全に密封できるようになっている。また、扉部20は、内開き扉となっており、収容部10内の圧力が外部の圧力より高くなった場合に、シェルター1内の圧力(以下、内圧という)により扉部20に対して扉用開口部12側に圧力がかかることで、より密封性が高まる。
なお、扉部20に関しても、爆風や熱を防ぐ、耐爆、耐圧扉となっている。
また、収容部10の室内側で、扉部20の開口する側の略中央には、扉部用フック21が設けられている。扉部用フック21は、扉部20から突出し、先端が曲がった形状をしており、後述する扉用取っ手102が引っかけられるようになっている。
収容部10の内側で扉用開口部12の近傍には、扉用取っ手102が設けられている。扉用取っ手102は、扉用持ち手部102aと、扉用閂部102bと、を有し、扉用持ち手部102aと扉用閂部102bとが所定角度に形成され、回動可能に設けられている。そして、扉部20を閉じた状態で、扉用取っ手102を施錠側に回動させると、扉用閂部102bが扉部用フック21に嵌まり込み、扉部20が施錠される。一方、扉用取っ手102を解錠側に回動させると、扉用閂部102bが扉部用フック21から外れ、扉部20を開放させることができるようになる。
なお、シェルター1を使用しない通常時には、扉部20を開放状態で、扉用取っ手102を施錠側に回動させておくと、扉部20が閉じる際に、扉用閂部102bが扉部20の室外側に当たり、扉部20が閉じてしまうことを防止することができる。
ここで、扉用取っ手102は、収容部10内の圧力を逃がさないようにするため、収容部10の内部と外部とを連通する軸などを持つことができない。したがって、扉用取っ手102は、収容部10の内側のみに存在し、収容部10の外側に扉用取っ手102と連動するような取っ手を設けることができない。すなわち、収容部10の外側に取っ手を設け、収容部10の内側の扉用取っ手102と連動するように、軸で繋いでしまうと、その軸の隙間から収容部10内の気体が漏れてしまう。このため、扉用取っ手102は、収容部10の内側のみに設けられている。
また、同様に、扉部20に取っ手をつけた場合であっても、上記の理由により、収容部10の外側には取っ手を設けることができない。
(小窓部30)
収容部10の小窓用開口部13には、小窓部30が設けられている。小窓部30は、小窓用開口部13を開放、および、閉塞可能に設けられている。また、小窓部30は、小窓用開口部13を閉塞時に、小窓用開口部13を完全に密封できるようになっている。また、小窓部30は、扉部20と同様に、内開き扉となっており、収容部10内の圧力が外部の圧力より高くなった場合に、内圧により小窓部30が小窓用開口部13側に押されることで、より密封性が高まる。
なお、小窓部30に関しても、爆風や熱を防ぐ、耐爆、耐圧小窓となっている。
また、収容部10の室外側で、小窓部30の開口する側の略中央には、小窓部用フック31が設けられている。小窓部用フック31は、小窓部30から突出し、先端が曲がった形状をしており、後述する小窓用取っ手103が引っかけられるようになっている。
収容部10の外側で小窓用開口部13の近傍には、小窓用取っ手103が設けられている。小窓用取っ手103は、小窓用持ち手部103aと、小窓用閂部103bと、を有し、小窓用持ち手部103aと小窓用閂部103bとが所定角度に形成され、回動可能に設けられている。そして、小窓部30を閉じた状態で、小窓用取っ手103を施錠側に回動させると、小窓用閂部103bが小窓部用フック31に嵌まり込み、小窓部30が施錠される。一方、小窓用取っ手103を解錠側に回動させると、小窓用閂部103bが小窓部用フック31から外れ、小窓部30を開放させることができるようになる。なお、通常時には、小窓部30を閉じて、小窓用取っ手103により施錠しておくことにより、小窓用開口部13からの空気漏れを防ぎ、内圧が下がってしまうことを防止できる。
また、上記のように、小窓用開口部13は、扉用開口部12の近傍に設けられているので、小窓部30は、扉用取っ手102の近傍に設けられ、小窓部30を開放して、シェルター1の外部から手を伸ばすことにより、扉用取っ手102を操作することができるようになっている。
(吸気孔14)
収容部10の吸気孔14は、収容部10の上部に設けられている。吸気孔14の内側には、吸気孔用扉40が設けられている。吸気孔用扉40の近傍には、扉部20、小窓部30と同様に、吸気孔扉用取っ手104が設けられ、吸気孔用扉40の施錠および解錠ができるようになっている。
収容部10の吸気孔14には、接合装置(アダプター)が設けられている。また、シェルター1の内側にあたる接合装置の先端には、有毒物質除去装置と接続するための接続部が設けられている。また、接合装置の中、すなわち、吸気孔14内には、逆流防止弁が設けられ、収容部10の内部から外部への空気の流出を防止している。また、逆流防止弁は、収容部10の外部から内部への空気の流入は可能としており、内部側の圧力(背圧)が低くなると、外気を取り込むようになっており、例えば、有毒物質除去装置による吸引によって外気を取り込むことができるようになっている。さらに、接合装置には、プレフィルターが付いており、大きなゴミ、塵やほこり等は、予めプレフィルターで除去できるようになっている。
また、吸気孔14の外側、収容部10の外壁には、破損防止カバー114が設けられている。これにより、吸気孔14が外部に突出しているが、地震で家屋が倒壊した場合等に、吸気孔14が破損してしまうことを防止している。
(排気孔15)
収容部10の排気孔15は、収容部10の上部に設けられている。排気孔15の内側には、排気孔用扉50が設けられている。排気孔用扉50の近傍には、扉部20、小窓部30と同様に、排気孔扉用取っ手105が設けられ、排気孔用扉50の施錠および解錠ができるようになっている。
収容部10の排気孔15には、換気装置が設けられている。換気装置は、収容部10の内側にプロペラを有し、それよりも外側に逆流防止弁を有し、外気の流入を制限(防止)している。また、換気装置は、内圧が高まり、外気の圧力(以下、外圧という)よりも所定値以上高くなると、シェルター1の内部の空気(以下、内気という)を外部に排出させる。
(酸素排出弁16)
酸素排出弁16は、収容部10に設けられており、収容部10の内部の酸素や内気を排出するために設けられている。ここで、収容部10の外側から酸素排出弁16を操作することにより、収容部10の内部の酸素や内気を排出することができる。
(有毒物質除去装置)
また、上記有毒物質除去装置は、フィルターと、接続ホースと、電動吸引装置(電気ブロワー)や手動吸引装置(手動ブロワー)、を備えている。
フィルターは、吸入口および排出口を有し、吸入口から取り込んだ空気(外気)の有毒物質を取り除き、安全な空気を排出口から排出するものである。フィルターの吸入口は、吸気孔14に設けられた接合装置と接続できるようになっている。また、フィルターの排出口は、接続ホースと接続できるようになっている。また、フィルターの排出口は、直接、手動吸引装置とも接続できるようにもなっている。
これにより、有毒物質除去装置は、有事の際に、吸気孔用扉40を開けて、吸気孔14に設けられた接合装置にフィルターを取り付け、外気から有毒物質を取り除いた安全な空気をシェルター1内に取り込むことができる。また、排気孔用扉50を開けて、排気孔15から余分な内気を排出させることができる。
なお、フィルターが取り除く有毒物質としては、例えば、放射性物質、サリンやVXガス等の有毒化学物質、炭疽菌等の有毒生物などがある。
したがって、シェルター1は、収容部10および有毒物質除去装置のフィルターの機能を備えることにより、防爆、耐震、耐放射性物質、耐生物兵器、耐化学兵器対応のシェルターとなる。
接続ホースは、一端が電動吸引装置に接続されており、他端がフィルターの排出口と接続できるようになっている。
電動吸引装置は、吸引口、排出口、電源コード、電源プラグ、スイッチ、および、モータを有している。吸引口は、接続ホースの一端と接続されている。また、接続ホースの他端は、フィルターに接続する。電動吸引装置は、電源プラグを電源コンセントに繋ぎ、スイッチを入れることにより、モータが駆動し、接続ホースの他端側の空気を一端側に吸引し、排出口から吸引した空気を排出するものである。すなわち、フィルターにろ過された空気を吸引して、シェルター1内に排出するようになっている。
手動吸引装置は、吸引口、排出口を有し、操作部としての取っ手が付いた蛇腹状の手動式吸引ポンプとなっている。そして、手動吸引装置の吸引口を、電動吸引装置に代えて、フィルターの排出口に接続して、取っ手を前後に動作させることにより、フィルターにろ過された空気を吸引して、取っ手近くの排出口から、手動でシェルター1内に排出させることができる。
このように、有毒物質除去装置により、外気が汚染されていても、シェルター1内の空気が汚染されることはなく、シェルター1内を安全に保つことができる。また、外気を吸引して、有毒物質を取り除いてシェルター1内に取り込むことにより、シェルター1内の圧力が一定以上になると、内部の空気(内気)が、排気孔15に設けられた換気装置により、外部に排出される。なお、浄化した外気を取り込んで内圧が高くなることにより、わずかな隙間からも、汚染された外気が流入する虞がなく、シェルター1内を安全に保つことができる。
したがって、シェルター1に、有毒物質除去装置を備えておくことにより、通常時(平時)には、酸素シェルターとして機能させ、核攻撃やバイオテロ等が発生した場合には、核シェルター等として機能させることができる。また、地震等の災害の際には、防災シェルターとしても、機能させることができる。
さらに、本実施の形態のシェルター1は、収容部10が耐荷重、耐火機構を有しており、防爆、耐震性能等があるため、通常の居室内などに設置することができる。すなわち、通常核シェルターとしてイメージする地下施設として限定されることはなく、アパートやマンションの一室、空中階であっても、設置することができる。例えば、30階建てマンションの22階の一室といった場所であっても、本実施の形態のシェルター1を設置することができ、耐震シェルターとしても核シェルターとしても用いることができる。
ここで、例えば、居室内にシェルター1を設置している場合に、通常時には、子供の遊び場などとして使用されることがある。そして、子供がシェルター1内にいる際に、何らかの原因で扉部20が閉じて、施錠されてしまうことが考えられる。また、例えば、シェルター1を酸素シェルターとして使用している場合に、体調不良等の原因で、シェルター1内の人間が、扉部20の解錠を行うことができなくなってしまうことも考えられる。
(シェルター1の外部からの解錠方法)
そこで、本実施の形態のシェルター1では、以下の方法で、外部から扉部20の解錠を行う。
まず、シェルター1の扉部20が施錠され、外部から解錠が必要となった場合に、シェルター1の内部の圧力が、外部の圧力よりも高くなっているときには、シェルター1の外側で、酸素排出弁16を操作し、シェルター1内の気体(内気)を排出させる。これにより、シェルター1の内部の圧力を低下させ、シェルター1の外部の圧力と同等にすることができる。したがって、内開き扉である扉部20や小窓部30が、シェルター1内の圧力によって開くことができないという現象を回避することができる。
次に、小窓部30の横にある小窓用取っ手103の小窓用持ち手部103aを操作して、小窓用取っ手103を施錠側から解錠側に移動させる。これにより、小窓用取っ手103の小窓用閂部103bが、小窓部30に設けられた小窓部用フック31から外れる。これにより、小窓部30の開閉が可能となるので、小窓部30をシェルター1の内側に押して、小窓部30を開ける。
次に、図4に示すように、シェルター1の外部から、シェルター1の内部に小窓部30から手を差し入れる。次いで、小窓部30からシェルター1の内部に差し入れた手で、扉部20の横にある扉用取っ手102の扉用持ち手部102aを操作して、扉用取っ手102を施錠側から解錠側に移動させる。これにより、扉用取っ手102の扉用閂部102bが、扉部20に設けられた扉部用フック21から外れる。これにより、扉部20の開閉が可能となる。
これにより、シェルター1の外部から扉部20の開閉が可能となり、扉部20をシェルター1の内側に押して、扉部20を開けることができる。
次に、扉部の施錠の構成が上記構成と異なる場合の例について、説明する。
(ラッチボルトが用いられる例)
まず、扉部にラッチボルトが用いられる場合の例について、説明する。
図5は、扉部にラッチボルトが用いられる場合の部分斜視図である。
図5に示すように、扉部200には、扉用持ち手部201と、ラッチボルト202と、が設けられている。
扉用持ち手部201は、収容部10の内側で、回動可能に設けられている。なお、扉用持ち手部201は、収容部10の内側のみにあり、収容部10の外側には存在しない。
ラッチボルト202は、扉部200の内部で付勢され、通常時には扉部200から突出した状態となるようになっている。また、ラッチボルト202は、扉用持ち手部201が回動されることにより、扉部200に収納される(扉部200から突出していない状態となる)側に移動するようになっている。また、ラッチボルト202は、外部から押圧されることによっても、扉部200に収納される側に移動するようになっている。
また、扉用開口部12には、扉用枠体210が設けられており、扉用枠体210には、ラッチボルト202が収納される受け座211が形成されている。
扉部200を閉めかけると、扉用枠体210のふちにラッチボルト202が当たって、ラッチボルト202が押し戻されて、扉部200に収納される。そして、扉部200が完全に閉まると、受け座211にラッチボルト202が滑り込んで、扉部200に空錠がかかるようになっている。
扉部200を開ける際には、扉用持ち手部201を回転させて、ラッチボルト202を扉部200に引き入れることで、解錠させることができる。
このようなラッチボルト202を用いた扉部200であっても、シェルター1の外部から、小窓用開口部13を介して、手を差し入れて、扉部200の施錠を解錠させることができる。
(デッドボルトが用いられる例)
また、ラッチボルト202に限らず、サムターン等でデッドボルトによって施錠を行う場合であっても、シェルター1の外部から、小窓用開口部13を介して、手を差し入れて、扉部の施錠を解錠させることができる。
以上のように、本実施の形態におけるシェルター1は、小窓部30を扉用取っ手102の近傍に設けたので、何らかの原因で扉部20が内部から施錠されてしまって外部からの解錠が必要となった場合であっても、外部から簡単に解錠することができる。すなわち、収容部10の内部にしか、扉用取っ手102を設けることができない場合であって、シェルター1の内部で施錠されたとしても、扉用取っ手102の近傍に設けられた小窓部30を開放して、そこから手を伸ばし、扉用取っ手102を解錠させることができるので、外部から解錠を行うことができる。したがって、内部からの施錠を外部から解錠することができる。
また、本実施の形態におけるシェルター1は、収容部10の内部から外部への気体の流出および遮断の切り替えができる酸素排出弁16を設けているので、シェルター1の内部の圧力が(外部よりも)高圧となっていたとしても、シェルター1の内部の圧力を低下させることができ、内開き扉である扉部20および小窓部30を確実に開放させることができる。
なお、本実施の形態において、例えば、扉用取っ手102、ラッチボルト202、デッドボルトが、本願の施錠部を構成する。また、本実施の形態において、例えば、酸素排出弁16が、本願の気体排出弁を構成する。
1 シェルター
6 気圧制御ユニット
6a 気圧制御ユニット用電源ボタン
6b 受話器
6c 制御パネル
7 濃縮酸素装置
7a 濃縮酸素装置用電源ボタン
10 収容部
12 扉用開口部
13 小窓用開口部
14 吸気孔
15 排気孔
16 酸素排出弁
20 扉部
21 扉部用フック
30 小窓部
31 小窓部用フック
40 吸気孔用扉
50 排気孔用扉
102 扉用取っ手
102a 扉用持ち手部
102b 扉用閂部
103 小窓用取っ手
103a 小窓用持ち手部
103b 小窓用閂部
104 吸気孔扉用取っ手
105 排気孔扉用取っ手
114 破損防止カバー
200 扉部
201 扉用持ち手部
202 ラッチボルト
210 扉用枠体
211 受け座

Claims (2)

  1. 利用者を収容し強度が補強されるとともに、扉用開口部、および、小窓用開口部が形成され、前記扉用開口部および小窓用開口部を密封することにより密封空間が形成される収容部と、
    前記扉用開口部を開放および閉塞できる扉部と、
    前記小窓用開口部を開放および閉塞できる小窓部と、
    前記扉部を施錠する施錠部と、
    を備え、
    前記小窓用開口部を、前記施錠部の近傍に設けた、
    ことを特徴とするシェルター。
  2. 前記収容部の内部から外部への気体の排出および遮断の切り替えができる気体排出弁と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載されたシェルター。
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