JP2019097833A - 飲料供給装置 - Google Patents

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Takahiro Chokai
孝洋 鳥海
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由次 海老原
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Abstract

【課題】飲料が供給通路に固着等した場合であってもこれを効果的に除去することができる飲料供給装置を提供する。【解決手段】ミルクを供給対象に供給する飲料供給装置は、ミルクを貯留したミルクタンク3に代えて洗浄用タンク10が用いられたときに、第1切替弁SV1によって第1ポンプP1と加温管LHとを連通させると共に第2切替弁SV2によって加温管LHとリターン通路L4とを連通させ、これによって、洗浄用タンク10から吸引された洗浄液を加温しながら循環させる循環通路であって、メイン供給通路L2の一部とリターン通路L4とで構成される前記循環経路を形成する。【選択図】図13

Description

本発明は、ミルクなどの飲料を供給対象に供給する飲料供給装置に関する。
特許文献1には、ミルク容器内のミルクをポンプによって吸い上げてミルク加熱装置を通過させることによって熱いミルクをカップに供給すること、及び、前記ミルク容器内のミルクを前記ポンプによって吸い上げて前記ミルク加熱装置を迂回させることによって冷たいミルクをカップに供給することが可能なコーヒーメーカーが記載されている。前記ミルク加熱装置は、前記ポンプによって吸い上げられたミルクが通過するコイル状の管と、前記コイル状の管を加熱するボイラーとを備えている。
特許文献1に記載されたコーヒーメーカーは、熱いミルクをカップに供給した後に前記コイル状の管にすすぎ水を通過させ、及び、前記ポンプが停止状態にあるときに前記コイル状の管内を前記すすぎ水で満たすことによって、前記コイル状の管内面にミルクが付着してしまうことを防止している。
特開2014−208316号公報
しかし、実際には、単に前記すすぎ水を通過させたり、前記すすぎ水で満たしたりするだけでは、ミルクの付着を十分に防止することができず、特に管内面(通路内面)にミルク成分(脂肪や蛋白質など)が固着している場合にはこれを除去することは困難であるという課題がある。なお、このような課題は、ミルクを供給する装置に限られるものではなく、ミルク以外の飲料を供給する装置についても共通するものである。
そこで、本発明は、飲料が供給通路に固着等した場合であってもこれを効果的に除去することができる飲料供給装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面によると、飲料供給装置が提供される。前記飲料供給装置は、飲料を貯留した飲料タンクと飲料吐出部とを接続するメイン供給通路であって、その途中に加温装置によって加温される被加温通路部を有すると共に前記被加温通路部よりも前記飲料タンク側にポンプが配設された前記メイン供給通路と、前記メイン供給通路における前記ポンプと前記被加温通路部との間の第1分岐部から分岐して前記メイン供給通路における前記被加温通路部と前記飲料吐出部との間の第1合流部に合流するバイパス通路と、前記ポンプと前記被加温通路部又は前記バイパス通路とを連通させるように構成された第1弁装置と、を含み、前記ポンプによって前記飲料タンクから吸引した飲料を前記被加温通路部又は前記バイパス通路を通過させて前記飲料吐出部に導き、前記飲料吐出部から吐出して供給対象に供給する。また、前記飲料供給装置は、前記メイン供給通路における前記被加温通路部と前記第1合流部との間の第2分岐部から分岐して前記メイン供給通路における前記貯留タンクと前記ポンプとの間の第2合流部に合流するリターン通路と、前記被加温通路部と前記第1合流部又は前記リターン通路とを連通させるように構成された第2弁装置と、をさらに含み、前記飲料タンクに代えて洗浄用タンクが用いられたとき、前記ポンプと前記被加温通路部とを連通させると共に前記被加温通路部と前記リターン通路とを連通させることよって、前記洗浄用タンクから吸引した洗浄液を加温しながら循環させる循環経路を形成するように構成されている。
前記飲料供給装置では、前記飲料タンクに代えて前記洗浄用タンクが用いられたときに前記洗浄用タンクから吸引した洗浄液を加温しながら循環させる循環経路が形成される。ここで、前記循環経路には前記メイン供給通路の一部が含まれており、前記メイン供給通路の一部は加温された洗浄液によって繰り返し洗浄される。このため、前記飲料供給装置によると、前記メイン供給通路の一部に飲料が固着等した場合であってもこれが効果的に除去され得る。
本発明の一実施形態に係る飲料供給装置の概略構成を示す図である。 前記飲料供給装置の装置本体の構成を示す図(配管回路図)である。 前記飲料供給装置の通常動作を説明するための図であり、前記飲料供給装置の待機状態を示す図である。 前記飲料供給装置の通常動作を説明するための図であり、第1排水処理を示す図である。 前記飲料供給装置の通常動作を説明するための図であり、加温ミルク供給処理を示す図である。 前記飲料供給装置の通常動作を説明するための図であり、第2排水処理を示す図である。 前記飲料供給装置の通常動作を説明するための図であり、非加温ミルク供給処理を示す図である。 前記飲料供給装置の配管洗浄時の動作を説明するための図であり、ミルクタンクが洗浄用タンクに置換された状態を示す図である。 前記飲料供給装置の配管洗浄時の動作を説明するための図であり、第1プレすすぎ処理を示す図である。 前記飲料供給装置の配管洗浄時の動作を説明するための図であり、第2プレすすぎ処理を示す図である。 前記飲料供給装置の配管洗浄時の動作を説明するための図であり、洗浄液生成処理を示す図である。 前記飲料供給装置の配管洗浄時の動作を説明するための図であり、メイン供給通路が洗浄液で満たされた状態を示す図である。 前記飲料供給装置の配管洗浄時の動作を説明するための図であり、循環洗浄処理を示す図である。 前記飲料供給装置の配管洗浄時の動作を説明するための図であり、第1洗浄液排出処理及び第1洗浄処理を示す図である。 前記飲料供給装置の配管洗浄時の動作を説明するための図であり、第2洗浄液排出処理及び第2洗浄処理を示す図である。 前記飲料供給装置の配管洗浄時の動作を説明するための図であり、第1ポストすすぎ処理を示す図である。 前記飲料供給装置の配管洗浄時の動作を説明するための図であり、第2ポストすすぎ処理を示す図である。 前記飲料供給装置の配管洗浄時の動作を説明するための図であり、第3洗浄液排出処理及び第3ポストすすぎ処理を示す図である。 前記飲料供給装置の配管洗浄時の動作を説明するための図であり、第4洗浄液排出処理及び第4ポストすすぎ処理を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る飲料供給装置100の概略構成を示す図である。実施形態に係る飲料供給装置100は、コーヒーをカップCに入れて提供するコーヒーサーバー50のオプション装置として設けられ、コーヒーサーバー50に隣接して配置されている。そして、飲料供給装置100は、コーヒーサーバー50からの供給指令に応じて飲料としてのミルク又はミルクフォームを供給対象としてのカップCに供給するように構成されている。
図1に示されるように、飲料供給装置100は、制御部1と装置本体2とを有する。
制御部1は、コーヒーサーバー50からの指令やオペレータによって入力された指令などに基づいて装置本体2の動作を制御する。例えば、制御部1は、コーヒーサーバー50からミルクの供給指令を入力すると、装置本体2の構成機器を適宜制御することによってミルクをカップCに供給するミルク供給処理を実行し、図示省略の入力部を介してオペレータによって洗浄指令が入力されると、装置本体2に構成機器を適宜制御することによって洗浄処理を実行する。
図2は、装置本体2の構成を示す図(配管回路図)である。図2に示されるように、装置本体2は、ミルクタンク3と、保冷庫4と、ミルク吐出部5と、を有する。
ミルクタンク3は、ミルクを貯留した貯留タンクである。本実施形態において、飲料供給装置100は、ミルクタンク3のミルク貯留量が所定量以下になると、オペレータにミルク不足の警告を発するように構成されており、ミルク貯留量が所定量以下となったミルクタンク3は、ミルクが補充されたり、ミルクを充分に貯留した新しいミルクタンク3に交換されたりし得る。また、後述するように、ミルクタンク3は、配管(通路)洗浄時に洗浄用タンク10に置換される。なお、洗浄用タンク10は、専用のタンクでもよいし、ミルクを貯留していないミルクタンク3でもよい。
保冷庫4は、少なくともミルクタンク3を収容し、ミルクタンク3に貯留されたミルクを所定の低温状態に保持する。本実施形態において、保冷庫4は、庫内温度を例えば2〜5℃の範囲に保持するように構成されている。
ミルク吐出部5は、主にミルク又はミルクフォームを吐出してカップCに供給する。本実施形態において、ミルク吐出部5は、ミルク又はミルクフォームをカップCに供給するときに、図2において実線で示される退避位置から図2において一点鎖線で示されるカップCの上方の供給位置に移動するように構成されている。
ミルクタンク3とミルク吐出部5とは、ミルク供給通路L1によって接続されている。ミルク供給通路L1は、主にミルクやミルクフォームをミルク吐出部5に導くための通路である。ミルク供給通路L1は、メイン供給通路L2とバイパス通路L3とを含む。
メイン供給通路L2は、ミルクタンク3とミルク吐出部5とを接続すると共に、その途中に加温装置6によって少なくとも一部が加温される加温管(被加温通路部)LHを有している。加温装置6は、加温管LHの少なくとも一部を加温することによって加温管LHを通過するミルク又はミルクフォームを加温する。本実施形態において、加温装置6は、飲料供給装置100の電源がONされている間、常時(すなわち、待機状態においても)、70〜80°の温度で加温管LHを加温するように構成されている。
メイン供給通路L2において、加温管LHよりもミルクタンク3側には膨張器Eが配設され、膨張器Eよりもミルクタンク3側にはミルクタンク3内のミルクを吸引して吐出する第1ポンプP1が配設され、第1ポンプP1よりもミルクタンク3側にはメイン供給通路L2を開閉する電磁駆動式の第1開閉弁V1が配設され、第1開閉弁V1よりもミルクタンク3側には第1流量計S1が配設されている。
バイパス通路L3は、メイン供給通路L2における第1ポンプP1と加温管LHの間(ここでは、膨張器Eと加温管LHとの間)の分岐部(第1分岐部)B1から分岐してメイン供給通路L2における加温管LHとミルク吐出部5との間の合流部(第1合流部)J1に合流している。すなわち、バイパス通路L3は、加温管LHを迂回させる通路である。
第1分岐部B1には、電磁駆動式の第1切替弁SV1が配設されている。第1切替弁SV1は、例えば三方弁で構成されている。第1切替弁SV1は、第1ポンプP1と加温管LH又はバイパス通路L3とを連通させるように、換言すれば、第1ポンプP1(の吐出口の)連通先を加温管LHとバイパス通路L3との間で選択的に切り替えるように構成されている。
また、本実施形態においては、メイン供給通路L2における加温管LHと第1合流部J1との間の分岐部(第2分岐部)B2から分岐してメイン供給通路L2におけるミルクタンク3と第1ポンプP1との間(ここでは、ミルクタンク3と第1開閉弁V1との間)の合流部(第2合流部)J2に合流するリターン通路L4が設けられている。リターン通路L4における第2合流部J2の近傍には、第2合流部J2から第2分岐部B2に向かう流れを阻止する第1逆止弁CV1が配設されている。なお、リターン通路L4は、主に配管(通路)洗浄時に使用される通路である。
第2分岐部B2には、電磁駆動式の第2切替弁SV2が配設されている。第2切替弁SV2は、例えば三方弁で構成されている。第2切替弁SV2は、加温管LHと第1合流部J1又はリターン通路L4とを連通させるように、換言すれば、加温管LH(の出口側)の連通先を第1合流部J1とリターン通路L4との間で選択に切り替えるように構成されている。
さらに、本実施形態においては、メイン供給通路L2における第1合流部J1とミルク吐出部5との間の分岐部(第3分岐部)B3から分岐して図示省略の廃液タンクなどに接続された排出通路L5が設けられている。
第3分岐部B3には、電磁駆動式の第3切替弁SV3が配設されている。第3切替弁SV3は、例えば三方弁で構成されている。第3切替弁SV3は、第1合流部J1とミルク吐出部5又は排出通路L5とを連通させるように、換言すれば、第1合流部J1の連通先をミルク吐出部5と排出通路L5の間で選択的に切り替えるように構成されている。
より具体的には、本実施形態において、飲料供給装置100(の装置本体2)は、ミルクタンク3と第1ポンプP1の吸引口とを接続すると共にその途中に第1流量計S1及び第1開閉弁V1が配設された第1配管L11と、第1ポンプP1の吐出口と第1切替弁(三方弁)SV1の入口部とを接続すると共にその途中に膨張器Eが配設された第2配管L12と、第1切替弁SV1の一方の出口部と第2切替弁(三方弁)SV2の入口部を接続すると共に加温装置6によって加温される加温管LHとしての第3配管L13と、第2切替弁SV2の一方の出口部と第3切替弁(三方弁)SV3の入口部を接続する第4配管L14と、第3切替弁SV3の一方の出口部とミルク吐出部5とを接続する第5配管L15と、第1切替弁SV1の他方の出口部と第4配管L14の中間部位とを接続する第6配管L16と、第2切替弁SV2の他方の出口部と第1配管L11におけるミルクタンク3と第1開閉弁V1との間の部位とを接続する第7配管L17と、第3切替弁SV3の他方の出口部に接続された第8配管L18と、を有している。
そして、第1配管L11、第1ポンプP1、第2配管L12、第1切替弁SV1、第3配管L13(加温管LH)、第2切替弁SV2、第4配管L14、第3切替弁SV3及び第5配管L15によってメイン供給通路L2が形成され、第4配管L14の前記中間部位が第1合流部J1に相当し、第1配管L11におけるミルクタンク3と第1開閉弁V1との間の前記部位が第2合流部J2に相当する。また、第6配管L16によってバイパス通路L3が形成され、第7配管L17によってリターン通路L4が形成され、第8配管L18によって排出通路L5が形成されている。
また、装置本体2は、ミルク供給通路L1(メイン供給通路L2)に水を供給する水供給装置7を有している。水供給装置7は、水タンク8と水供給通路L6と第2ポンプP2とを含む。
水タンク8は、水を貯留した貯留タンクである。水タンク8は、図示省略の水供給源から適宜水が補給されることによって、常時、所定量の水を貯留している。水タンク8に貯留された水は、主にミルク供給通路L1などをすすぎ洗浄するための水(すすぎ水)や飲料供給装置100の待機時にミルク供給通路L1などを満たすための水(充填水)として利用される。
水供給通路L6は、水タンク8とミルク供給通路L1(メイン供給通路L2)とを接続している。具体的には、水供給通路L6は、水タンク8とミルク供給通路L1(メイン供給通路L2)における第1開閉弁V1と第1ポンプP1との間の接続部(第1接続部)Z1とを接続している。
水供給通路L6には、水タンク8から第1接続部Z1に向かって順に、第2流量計S2と、水タンク8内の水を吸引して吐出する第2ポンプP2と、水供給通路L6を開閉する電磁駆動式の第2開閉弁V2と、第2逆止弁CV2と、第3逆止弁CV3とが配設されている。第2逆止弁CV2及び第3逆止弁CV3は、第1接続部Z1から水タンク8に向かう流れを阻止する。
また、水供給通路L6には、水タンク8と第2ポンプP2との間の分岐部(第4分岐部)B4から分岐して第2ポンプP2と第2開閉弁V2の間の合流部(第3合流部)J3に合流する水戻し通路L61が設けられている。水戻し通路L61には、第4分岐部B4から第3合流部J3に向かう流れを阻止する一方、第3合流部J3から第4分岐部B4に向かう流れを許容する第4逆止弁CV4が設けられている。
さらに、装置本体2は、ミルク供給通路L1(メイン供給通路L2)に空気を供給する空気供給装置9を有している。空気供給装置9は、ミルクフォームを生成するためのミルクフォーム生成用の空気やミルク供給通路L1内の水等を排出させるための排出用空気を供給する。空気供給装置9は、空気供給通路L7及び空気供給通路L7に配設された第3ポンプP3を含む。
空気供給通路L7は、一端部が外部に開口する図示省略の空気取り入れ口に接続している。空気供給通路L7は、第3ポンプP3よりも下流側の分岐部(第5分岐部)B5にて第1通路L71と第2通路L72とに分岐し、第5分岐部B5より下流側の合流部(第4合流部)J4にて合流した後に、他端部が水供給通路L6における第2逆止弁CV2と第3逆止弁CV3との間の接続部(第2接続部Z2)に接続している。したがって、水供給通路L6の一部(第2接続部Z2から第1接続部Zまでの部位)は、空気供給通路としての機能も有している。
第1通路L71には、第5分岐部B5から第4合流部J4に向かって順に、第1通路L71を開閉する電磁駆動式の第3開閉弁V3及び第5逆止弁CV5が配設されている。第5逆止弁CV5は、第4合流部J4から第5分岐部B5に向かう流れを阻止する。第1通路L71は、主に前記排出用空気を供給するときに開放される。
第2通路L72には、第5分岐部B5から第4合流部J4に向かって順に、第2通路L72の開度(通路断面積)を調整する電磁駆動式の流量調整弁FCV及び第6逆止弁CV6が配設されている。第6逆止弁CV6は、第4合流部J4から第5分岐部B5に向かう流れを阻止する。第2通路L72は、主に前記ミルクフォーム生成用の空気を供給するときに開放されると共に流量調整弁FCVによってその開度が調整される。そして、本実施形態においては、第2通路L72が所定の開度で開放されてメイン供給通路L2に空気が供給され、メイン供給通路L2内でミルクと空気とが混合され、その後、膨張器Eを通過することによってミルクフォームが生成されるようになっている。
次に、飲料供給装置100の通常動作について図3〜図7を参照して説明する。
まず、図3は、飲料供給装置100の待機状態を示している。図3に示されるように、本実施形態において、飲料供給装置100の待機状態においては、メイン供給通路L2におけるミルクタンク3から第1開閉弁V1までの間はミルクで満たされており、空気供給通路L7(第1通路L71)における第3開閉弁V3の上流側と空気供給通路L7(第2通路L72)における流量調整弁FCVの上流側とを除いた他の通路部分は水(充填水)で満たされている。また、飲料供給装置100が待機状態にあるとき、ミルク吐出部5は前記退避位置にあり、第1〜第3開閉弁V1〜V3及び流量調整弁FCVは閉じており、第1切替弁SV1は第1ポンプP1とバイパス通路L3(第6配管L16)とを連通させており、第2切替弁SV2は加温管LH(第3配管L13)と第1合流部J1とを連通させており、第3切替弁SV3は第1合流部J1と排出通路L5(第8配管L18)とを連通させている。
制御部1は、前記待機状態においてコーヒーサーバー50から温かいミルクの供給指令を入力すると、第1ポンプP1と加温管LH(第3配管L13)とを連通させるよう第1切替弁SV1を制御し、第3開閉弁V3を開き、第1ポンプP1及び第3ポンプP3を動作させる。すると、メイン供給通路L2における第1接続部Z1から第3分岐部B3(第3切替弁SV3)までの間の充填水、排出通路L5(第8配管L18)内の充填水、水供給通路L6における第2接続部Z2よりも下流側の充填水、及び、空気供給通路L7内の充填水が排出通路L5(第8配管L18)から排出される。そして、メイン供給通路L2における第1接続部Z1から第3分岐部B3(第3切替弁SV3)までの間の充填水、排出通路L5(第8配管L18)内の充填水、水供給通路L6における第2接続部Z2よりも下流側の充填水、及び、空気供給通路L7内の充填水を排出するのに充分な所定時間が経過すると、第1ポンプP1及び第3ポンプP3を停止させる。その後、制御部1は、第1合流部J1とミルク吐出部5とを連通させるように第3切替弁SV3を制御し、第1ポンプP1及び第3ポンプP3を再度動作させる。すると、メイン供給通路L2における第3分岐部B3(第3切替弁SV3)からミルク吐出部5までの間の充填水(第5配管L15内の充填水)がミルク吐出部5から吐出されて排出される。そして、メイン供給通路L2における第3分岐部B3(第3切替弁SV3)からミルク吐出部5までの間の充填水(第5配管L15内の充填水)を排出するのに充分な所定時間が経過すると、第1ポンプP1及び第3ポンプP3を停止させ、第3開閉弁V3を閉じる。
これにより、図4に示されるように、メイン供給通路L2における第1接続部Z1からミルク吐出部5までの間の充填水、排出通路L5(第8配管L18)内の充填水、水供給通路L6における第2接続部Z2よりも下流側の充填水、及び、空気供給通路L7内の充填水が排出されてなくなる。すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、温かいミルクを供給するために使用する通路内の充填水を排出する「第1排水処理」を実行する。
前記第1排水処理が終了すると、制御部1は、ミルク吐出部5を前記退避位置から前記供給位置に移動させ、第1開閉弁V1を開き、第1ポンプP1を動作させる。すると、図5において矢印で示されるように、ミルクタンク3内のミルクが第1ポンプP1によって吸引され、吸引されたミルクは、メイン供給通路L2を経由して、すなわち、第1配管L11、第2配管L12、第1切替弁SV1、第3配管L13(加温管LH)、第2切替弁SV2、第4配管L14、第3切替弁SV3及び第5配管L15を経由してミルク吐出部5に導かれ、ミルク吐出部5から吐出されてカップCに供給される。そして、第1ポンプP1によってミルクタンク3から吸引されたミルクの量が所定量になると、第1開閉弁V1を閉じ、第3開閉弁V3を開き、第3ポンプP3を動作させる。これにより、配管内にあるミルクが空気によって押されてミルク吐出部5に導かれ、ミルク吐出部5から吐出されてカップCに供給される。すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、ミルクタンク3から吸引したミルクを、加温管LH(第3配管L13)を通過させてミルク吐出部5に導き、ミルク吐出部5から吐出して加温されたミルクをカップCに供給する「加温ミルク供給処理」を実行する。
そして、制御部1は、第3ポンプP3の動作開始から前記通路(配管)内にあるミルクを空気によってミルク吐出部5に導いてミルク吐出部5から吐出させるのに充分な第1所定時間が経過すると、第1ポンプP1及び第3ポンプP3を停止させ、第3開閉弁V3を閉じ、ミルク吐出部5を前記供給位置から前記退避位置に移動させて前記加温ミルク供給処理を終了する。
前記加温ミルク供給処理が終了すると、制御部1は、第1合流部J1と排出通路L5(第8配管L18)とを連通させるように第3切替弁SV3を制御し、第2開閉弁V2を開き、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を動作させる。すると、水タンク8内の水が第2ポンプP2によって吸引され、吸引された水は、水供給通路L6を介してメイン供給通路L2(の第1接続部Z1)に供給される。メイン供給通路L2に供給された水は、メイン供給通路L2における第1接続部Z1から第3分岐部B3(第3切替弁SV3)までの部位を経由して排出通路L5(第8配管L18)に導かれ、排出通路L5(第8配管L18)から排出される。その後、制御部1は、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を停止させ、第1合流部J1とミルク吐出部5とを連通させるように第3切替弁SV3を制御し、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を再度動作させる。すると、第2ポンプP2によって吸引されて水供給通路L6を介してメイン供給通路L2(の第1接続部Z1)に供給された水は、メイン供給通路L2における第1接続部Z1よりも下流側の部位を経由してミルク吐出部5に導かれ、ミルク吐出部5から吐出される(排出される)。ここで、メイン供給通路L2における第1接続部Z1よりも下流側の前記部位とは、具体的には、第1配管L11の第1接続部Z1よりも下流側の部位、第2配管L12、第1切替弁SV1、第3配管L13(加温管LH)、第2切替弁SV2、第4配管L14、第3切替弁SV3及び第5配管L15のことである。これにより、前記加温ミルク供給処理でミルクが通過した通路の大部分が水の通過によってすすぎ洗浄される(付着したミルクが洗い流される)。
そして、前記加温ミルク供給処理でミルクが通過した通路の大部分をすすぎ洗浄するのに充分な量の水が第2ポンプP2によって水タンク8から吸引されると、制御部1は、まず第2ポンプP2を停止させ、その後、第1ポンプP1を停止させて第2開閉弁V2を閉じる。これにより、メイン供給通路L2における第1開閉弁V1からミルク吐出部5までの間、空気供給通路L7における第3開閉弁V3の上流側、及び、空気供給通路L7における流量調整弁FCVの上流側が水で満たされた状態に保持され、飲料供給装置100は前記待機状態(図3)になる。
すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、前記加温ミルク供給処理の終了後、ミルク供給通路L1のうち前記加温ミルク供給処理でミルクが通過した通路の大部分を水によってすすぎ洗浄する「第1すすぎ処理」と、前記第1排水処理によって充填水が排出された部位に水を充填(補充)する「第1水充填処理」とを実行する。
制御部1は、前記待機状態においてコーヒーサーバー50から温かいミルクフォームの供給指令を入力すると、前記第1排水処理の終了後、前記加温ミルク供給処理に代えて、以下に示す加温ミルクフォーム供給処理を実行する。
すなわち、制御部1は、ミルク吐出部5を前記退避位置から前記供給位置に移動させ、第1開閉弁V1を開き、流量調整弁FCVを所定の開度で開き、第1ポンプP1及び第3ポンプP3を動作させる。すると、ミルクタンク3内のミルクが第1ポンプP1によって吸引され、吸引されたミルクは、第1配管L11において空気と混合され、第2配管L12(膨張器E)を通過することによってミルクフォームとなる。当該ミルクフォームは第1切替弁SV1、第3配管L13(加温管LH)、第2切替弁SV2、第4配管L14、第3切替弁SV3及び第5配管L15を経由してミルク吐出部5に導かれ、ミルク吐出部5から吐出されてカップCに供給される。そして、第1ポンプP1によってミルクタンク3から吸引されたミルクの量が所定量になると、第1開閉弁V1を閉じ、その後、前記第1所定時間が経過すると、第1ポンプP1と第3ポンプP3とを停止させ、第3開閉弁V3を閉じ、ミルク吐出部5を前記供給位置から前記退避位置に移動させて前記加温ミルクフォーム供給処理を終了する。
ここで、前記加温ミルク供給処理でミルクが通過する通路と前記加温ミルクフォーム供給処理でミルク又はミルクフォームが通過する通路とは同じである。そのため、制御部1は、前記加温ミルクフォーム供給処理が終了すると、前記第1すすぎ処理及び前記第1水充填処理を実行し、これにより、飲料供給装置100は前記待機状態になる。
制御部1は、前記待機状態においてコーヒーサーバー50から冷たいミルクの供給指令を入力すると、第3開閉弁V3を開き、第1ポンプP1及び第3ポンプP3を動作させる。すると、メイン供給通路L2における第1接続部Z1から第1分岐部B1(第1切替弁SV1)までの間の充填水、バイパス通路L3(第6配管L16)内の充填水、メイン供給通路L2における第1合流部J1から第3分岐部B3(第3切替弁SV3)までの間の充填水、排出通路L5(第8配管L18)内の充填水、水供給通路L6における第2接続部Z2よりも下流側の充填水、及び、空気供給通路L7内の充填水が排出通路L5(第8配管L18)から排出される。そして、メイン供給通路L2における第1接続部Z1から第1分岐部B1(第1切替弁SV1)までの間の充填水、バイパス通路L3(第6配管L16)内の充填水、メイン供給通路L2における第1合流部J1から第3分岐部B3(第3切替弁SV3)までの間の充填水、排出通路L5(第8配管L18)内の充填水、水供給通路L6における第2接続部Z2よりも下流側の充填水、及び、空気供給通路L7内の充填水を排出するのに充分な所定時間が経過すると、第1ポンプP1及び第3ポンプP3を停止させる。その後、制御部1は、第1合流部J1とミルク吐出部5とを連通させるように第3切替弁SV3を制御し、第1ポンプP1及び第3ポンプP3を再度動作させる。すると、メイン供給通路L2における第3分岐部B3(第3切替弁SV3)からミルク吐出部5までの間の充填水(第5配管L15内の充填水)がミルク吐出部5から吐出されて排出される。そして、メイン供給通路L2における第3分岐部B3(第3切替弁SV3)からミルク吐出部5までの間の充填水(第5配管L15内の充填水)を排出するのに充分な所定時間が経過すると、第1ポンプP1及び第3ポンプP3を停止させ、第3開閉弁V3を閉じる。
これにより、図6に示されるように、メイン供給通路L2における第1接続部Z1から第1分岐部B1(第1切替弁SV1)までの間の充填水、バイパス通路L3(第6配管L16)内の充填水、メイン供給通路L2における第1合流部J1からミルク吐出部5までの間の充填水、排出通路L5(第8配管L18)内の充填水、水供給通路L6における第2接続部Z2よりも下流側の充填水、及び、空気供給通路L7内の充填水が排出されてなくなる。すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、冷たいミルクを供給するために使用する通路内の充填水を排出する「第2排水処理」を実行する。
前記第2排水処理が終了すると、制御部1は、ミルク吐出部5を前記退避位置から前記供給位置に移動させ、第1開閉弁V1を開き、第1ポンプP1を動作させる。すると、図7において矢印で示されるように、ミルクタンク3内のミルクが第1ポンプP1によって吸引され、吸引されたミルクは、第1配管L11、第2配管L12、第1切替弁SV1、バイパス通路L3(第6配管L16)、第4配管L14の第1合流部J1よりも下流側の部位、第3切替弁SV3及び第5配管L15を経由してミルク吐出部5に導かれ、ミルク吐出部5から吐出されてカップCに供給される。そして、第1ポンプP1によってミルクタンク3から吸引されたミルクの量が所定量になると、第1開閉弁V1を閉じ、第3開閉弁V3を開き、第3ポンプP3を動作させる。これにより、通路(配管)内にあるミルクが空気によって押されてミルク吐出部5に導かれ、ミルク吐出部5から吐出されてカップCに供給される。すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、ミルクタンク3から吸引したミルクを、バイパス通路L3(第6配管L16)を通過させてミルク吐出部5に導き、ミルク吐出部5から吐出して加温されていない(保冷庫4で冷却された冷たい)ミルクをカップCに供給する「非加温ミルク供給処理」を実行する。
そして、制御部1は、第3ポンプP3の動作開始から前記通路(配管)内にあるミルクを空気によってミルク吐出部5に導いてミルク吐出部5から吐出させるのに充分な第2所定時間が経過すると、第1ポンプP1及び第3ポンプP3を停止させ、第3開閉弁V3を閉じ、ミルク吐出部5を前記供給位置から前記退避位置に移動させて前記非加温ミルク供給処理を終了する。
前記非加温ミルク供給処理が終了すると、制御部1は、第2開閉弁V2を開き、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を動作させる。すると、水タンク8内の水が第2ポンプP2によって吸引され、吸引された水は、水供給通路L6を介してメイン供給通路L2(の第1接続部Z1)に供給される。メイン供給通路L2に供給された水は、第1配管L11の第1接続部Z1よりも下流側、第2配管L12、第1切替弁SV1、第6配管L16(バイパス通路L3)、第4配管L14の第1合流部J1よりも下流側の部位、第3切替弁SV3及び第5配管L15を経由してミルク吐出部5に導かれ、ミルク吐出部5から吐出される(排出される)。これにより、前記非加温ミルク供給処理でミルクが通過した通路の大部分が水の通過によってすすぎ洗浄される(付着したミルクが洗い流される)。
そして、前記非加温ミルク供給処理でミルクが通過した通路の大部分をすすぎ洗浄するのに充分な量の水が第2ポンプP2によって水タンク8から吸引されると、制御部1は、まず第2ポンプP2を停止させ、その後、第1ポンプP1を停止させて第2開閉弁V2を閉じる。これにより、メイン供給通路L2における第1開閉弁V1から第1切替弁SV1までの間、バイパス通路L3、メイン供給通路L2における第1合流部J1からミルク吐出部5までの間、水供給通路L6における第2接続部Z2よりも下流側、空気供給通路L7における第3開閉弁V3の上流側、及び、空気供給通路L7における流量調整弁FCVの上流側が水で満たされた状態に保持され、飲料供給装置100は前記待機状態になる。
すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、前記非加温ミルク供給処理の終了後、ミルク供給通路L1のうち前記非加温ミルク供給処理でミルクが通過した通路の大部分を水によってすすぎ洗浄する「第2すすぎ処理」と、前記第2排水処理によって充填水が排出された部位に水を充填(補充)する「第2水充填処理」とを実行する。
制御部1は、前記待機状態においてコーヒーサーバー50から冷たいミルクフォームの供給指令を入力すると、前記第2排水処理の終了後、前記非加温ミルク供給処理に代えて、以下に示す非加温ミルクフォーム供給処理を実行する。
すなわち、制御部1は、ミルク吐出部5を前記退避位置から前記供給位置に移動させ、第1開閉弁V1を開き、流量調整弁FCVを所定の開度で開き、第1ポンプP1及び第3ポンプP3を動作させる。すると、ミルクタンク3内のミルクが第1ポンプP1によって吸引され、吸引されたミルクは、第1配管L11において空気と混合され、第2配管L12(膨張器E)を通過することによってミルクフォームとなり、当該ミルクフォームが第1切替弁SV1、第6配管L16(バイパス通路L3)、第4配管L14の第1合流部J1よりも下流側の部位、第3切替弁SV3及び第5配管L15を経由してミルク吐出部5に導かれ、ミルク吐出部5から吐出されてカップCに供給される。そして、第1ポンプP1によってミルクタンク3から吸引されたミルクの量が所定量になると、第1開閉弁V1を閉じ、その後、前記第2所定時間が経過すると、第1ポンプP1と第3ポンプP3とを停止させ、第3開閉弁V3を閉じ、ミルク吐出部5を前記供給位置から前記退避位置に移動させて前記加温ミルクフォーム供給処理を終了する。
ここで、前記非加温ミルク供給処理でミルクが通過する通路と前記非加温ミルクフォーム供給処理でミルク又はミルクフォームが通過する通路とは同じである。そのため、制御部1は、前記非加温ミルクフォーム供給処理が終了すると、前記第2すすぎ処理及び前記第2水充填処理を実行し、これにより、飲料供給装置100は前記待機状態になる。
次に、飲料供給装置100の配管洗浄時(通路洗浄時)の動作について図3、図8〜図19を参照して説明する。飲料供給装置100の配管洗浄は、飲料供給装置100が待機状態にあるとき(図3)、オペレータがミルクタンク3を洗浄用タンク10に置換し、その後、オペレータが前記入力部を介して前記洗浄指令を入力することによって行われる。
図8は、オペレータによってミルクタンク3が洗浄用タンク10に置き換えられた状態を示している。図8に示されるように、本実施形態において、ミルクタンク3は、アルカリ性の洗浄剤(原液又は錠剤)Dが投入された洗浄用タンク10に置換される。そして、後述するように、洗浄剤Dが水(温水)で希釈され又は溶解することによって、洗浄用タンク10内でアルカリ性の洗浄液(洗浄水)が生成される。
制御部1は、前記洗浄指令を入力すると、第2開閉弁V2を開き、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を動作させる。すると、図9に示されるように、水タンク8内の水が第2ポンプP2によって吸引され、吸引された水が水供給通路L6を介してメイン供給通路L2(の第1接続部Z1)に供給される。メイン供給通路L2に供給された水は、第1配管L11の第1接続部Z1よりも下流側の部位、第2配管L12、第1切替弁SV1、第6配管L16(バイパス通路L3)、第4配管L14の第1合流部J1よりも下流側の部位及び第3切替弁SV3を経由して第8配管L18(排出通路L5)に導かれ、第8配管L18(排出通路L5)を介して排出される。
これにより、ミルク供給通路L1のうち前記非加温ミルク供給処理(前記非加温ミルクフォーム供給処理)でミルクが通過する通路の大部分がそこを通過する水によってすすぎ洗浄される。すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、ミルク供給通路L1のうち前記非加温ミルク供給処理(前記非加温ミルクフォーム供給処理)でミルクが通過する通路の大部分を水によって事前にすすぎ洗浄する「第1プレすすぎ処理」を実行する。
そして、前記非加温ミルク供給処理(前記非加温ミルクフォーム供給処理)でミルクが通過する通路の大部分をすすぎ洗浄するのに充分な量の水が第2ポンプP2によって水タンク8から吸引されると、制御部1は、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を停止させて前記第1プレすすぎ処理を終了する。
前記第1プレすすぎ処理が終了すると、制御部1は、第1ポンプP1と加温管LH(第3配管L13)とを連通させるよう第1切替弁SV1を制御し、第1合流部J1とミルク吐出部5とを連通させるように第3切替弁SV3を制御し、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を動作させる。すると、図10に示されるように、水タンク8内の水が第2ポンプP2によって吸引され、吸引された水は、水供給通路L6を介してメイン供給通路L2(の第1接続部Z1)に供給される。メイン供給通路L2に供給された水は、メイン供給通路L2における第1接続部Z1よりも下流側の部位を経由してミルク吐出部5に導かれ、ミルク吐出部5から吐出される(排出される)。
これにより、ミルク供給通路L1のうち前記加温ミルク供給処理(前記加温ミルクフォーム供給処理)でミルクが通過する通路の大部分がそこを通過する水によってすすぎ洗浄される。すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、ミルク供給通路L1のうち前記加温ミルク供給処理(前記加温ミルクフォーム供給処理)でミルクが通過する通路の大部分を水によって事前にすすぎ洗浄する「第2プレすすぎ処理」を実行する。
そして、前記加温ミルク供給処理(前記加温ミルクフォーム供給処理)でミルクが通過する通路の大部分をすすぎ洗浄するのに充分な量の水が第2ポンプP2によって水タンク8から吸引されると、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を停止させて前記第2プレすすぎ処理を終了する。
前記第2プレすすぎ処理が終了すると、制御部1は、加温管LH(第3配管L13)とリターン通路L4(第7配管17)とを連通させるように第2切替弁SV2を制御し、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を動作させる。すると、図11に示されるように、水タンク8内の水が第2ポンプP2によって吸引され、吸引された水は、水供給通路L6を介してメイン供給通路L2(の第1接続部Z1)に供給される。メイン供給通路L2に供給された水は、第1配管L11の第1接続部Z1よりも下流側の部位、第2配管L12、第1切替弁SV1、加温管LH(第3配管L13)、第2切替弁SV2、リターン通路L4(第7配管L17)及び第1配管L11の第2合流部J2と洗浄用タンク10との間の部位を経由して洗浄用タンク10に供給される。
これにより、洗浄剤Dが希釈されて又は溶解して洗浄用タンク10内で洗浄液(アルカリ性洗浄液)が生成され、洗浄用タンク10には洗浄液が貯留される。すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、加温された水(温水)によって洗浄用タンク10内の洗浄剤Dを希釈し又は溶解することによって洗浄用タンク10内で洗浄液を生成する「洗浄液生成処理」を実行する。
そして、必要量の洗浄液を生成するのに充分な水が第2ポンプP2によって水タンク8から吸引されると、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を停止させ、第2開閉弁V2を閉じて前記洗浄液生成処理を終了する。
前記洗浄液生成処理が終了すると、制御部1は、第1開閉弁V1を開き、加温管LH(第3配管L13)と第1合流部J1とを連通させるように第2切替弁SV2を制御し、第1ポンプP1を動作させる。そして、制御部1は、メイン供給通路L2内の水及び残留したミルクを洗浄液で置換するのに充分な量の洗浄液が第1ポンプP1によって洗浄用タンク10から吸引されると、第1ポンプP1を停止させる。これにより、図12に示されるように、メイン供給通路L2内が第1ポンプP1によって洗浄用タンク10から吸引された洗浄液で満たされる(後述する循環洗浄処理の準備が行われる)。
次いで、制御部1は、加温管LH(第3配管L13)とリターン通路L4(第7配管L17)とを連通させるように第2切替弁SV2を制御し、第1ポンプP1を動作させる。すると、図13に示されるように、メイン供給通路L2の一部とリターン通路L4(第7配管L17)とによって循環回路が形成され、形成された循環回路を前記洗浄液が流れる(循環する)。具体的には、前記洗浄液は、第1配管L11の第2合流部J2よりも第1ポンプP1側の部位、第2配管L12、第1切替弁SV1、第3配管L13(加温管LH)、第2切替弁SV2及び第7配管L17(リターン通路L4)によって形成される前記循環経路を循環する。つまり、前記洗浄液は、加温されながら前記循環経路を流れる(循環する)ことになる。この結果、主にメイン供給通路L2における第2合流部J2から第2分岐部B2(第2切替弁SV2)までの部位に固着したミルク成分が効果的に溶解される(除去される)。
すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、メイン供給通路L2の前記一部とリターン通路L4とによって洗浄液の前記循環経路を形成し、洗浄用タンク10内の洗浄液を第1ポンプP1によって吸引し、吸引した洗浄液を前記循環経路を循環させることよって洗浄液を加温しながらメイン供給通路L2の前記一部を洗浄する「循環洗浄処理」を実行する。
そして、制御部1は、前記循環洗浄処理の開始から所定時間が経過すると、第1ポンプP1を停止して前記循環洗浄処理を終了する。前記所定時間は、任意に設定され得るが、好ましくは、ミルク成分の固着量の多寡によって可変設定される。例えば、前記所定時間は、通常時においてはT1(例えば50秒)に設定され、停電などによってミルク成分の固着が増大しているおそれがある場合にはT1よりも大きいT2(例えば100秒)に設定され得る。特に制限されるものではないが、ミルク成分の固着が増大しているおそれがある場合の所定時間T2は、通常時の所定時間T1の2倍程度に設定されるのが、洗浄時間と洗浄効果とのバランスから好ましいことが確認されている。
前記循環洗浄処理が終了すると、制御部1は、第1ポンプP1とバイパス通路L3(第6配管L16)とを連通させるように第1切替弁SV1を制御し、第1合流部J1と排出通路L5(第8配管L18)とを連通させるように第3切替弁SV3を制御し、第1ポンプP1を動作させる。すると、図14に示されるように、洗浄用タンク10内の洗浄液が第1ポンプP1によって吸引され、吸引された洗浄液は、第1配管L11、第2配管L12、第1切替弁SV1、第6配管L16(バイパス通路L3)、第4配管L14の第1合流部J1よりも下流側及び第3切替弁SV3を経由して第8配管L18(排出通路L5)に導かれ、第8配管L18(排出通路L5)を介して排出される。
これにより、前記循環経路を循環した洗浄液(すなわち、溶解したミルク成分を含む循環後の洗浄液)である、メイン供給通路L2の第2合流部J2から第1分岐部B1(第1切替弁SV1)までの間の洗浄液が排出されると共に、洗浄用タンク10から吸引された洗浄液によって、第1配管L11、第2配管L12、第1切替弁SV1、第6配管L16(バイパス通路L3)、第4配管L14の第1合流部J1よりも下流側及び第3切替弁SV3が洗浄される。
すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、前記循環経路を循環した洗浄液を、バイパス通路L3を通過させた後に(排出通路L5を介して)排出する「第1洗浄液排出処理」と、ミルク供給通路L1のうち前記非加温ミルク供給処理(前記非加温ミルクフォーム供給処理)でミルクが通過する通路の大部分を洗浄用タンク10から吸引した洗浄液によって洗浄する「第1洗浄処理」とを実行する。
そして、制御部1は、第1配管L11、第2配管L12、第1切替弁SV1、第6配管L16(バイパス通路L3)、第4配管L14の第1合流部J1よりも下流側及び第3切替弁SV3を洗浄するのに充分な量の洗浄液が第1ポンプP1によって洗浄用タンク10から吸引されると、第1ポンプP1を停止させる。これにより、前記第1洗浄液排出処理及び前記第1洗浄処理が終了する。
次いで、制御部1は、第1ポンプP1と加温管LH(第3配管L13)とを連通させるように第1切替弁SV1を制御し、加温管LH(第3配管L13)と第1合流部J1とを連通させるように第2切替弁SV2を制御し、第1合流部J1とミルク吐出部5とを連通させるように第3切替弁SV3を制御し、第1ポンプP1を動作させる。すると、図15に示されるように、洗浄用タンク10内の洗浄液が第1ポンプP1によって吸引され、吸引された洗浄液は、メイン供給通路L2(第1配管L11、第2配管L12、第1切替弁SV1、加温管LH(第3配管L13)、第2切替弁SV2、第4配管L14、第3切替弁SV3及び第5配管L15)を通過してミルク吐出部5に導かれ、ミルク吐出部5から吐出される(排出される)。
これにより、前記循環経路を循環した洗浄液(すなわち、溶解したミルク成分を含む循環後の洗浄液)である、メイン供給通路L2の第1分岐部B1(第1切替弁SV1)から第1合流部J1までの間の洗浄液が排出されると共に、洗浄用タンク10から吸引された洗浄液によってメイン供給通路L2及びミルク吐出部5が洗浄される。
すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、前記循環経路を循環した洗浄液を、加温管LHを通過させた後に(ミルク吐出部5を介して)排出する「第2洗浄液排出処理」と、ミルク吐出部5及びミルク供給通路L1のうち前記加温ミルク供給処理(前記加温ミルクフォーム供給処理)でミルクが通過する通路を洗浄用タンク10から吸引した洗浄液によって洗浄する「第2洗浄処理」とを実行する。
そして、制御部1は、メイン供給通路L2及びミルク吐出部5を洗浄するのに充分な量の洗浄液が第1ポンプP1によって洗浄用タンク10から吸引されると、第1ポンプP1を停止させる。これにより、前記第2洗浄液排出処理及び前記第2洗浄処理が終了する。
前記第2洗浄液排出処理及び前記第2洗浄処理が終了すると、制御部1は、第1開閉弁V1を閉じ、第2開閉弁V2を開き、第1ポンプP1とバイパス通路L3(第6配管L16)とを連通させるように第1切替弁SV1を制御し、第1合流部J1と排出通路L5(第8配管L18)とを連通させるように第3切替弁SV3を制御し、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を動作させる。すると、図16に示されるように、水タンク8内の水が第2ポンプP2によって吸引され、吸引された水は、水供給通路L6を介してメイン供給通路L2(の第1接続部Z1)に供給される。メイン供給通路L2に供給された水は、第1配管L11の第1接続部Z1よりも下流側の部位、第2配管L12、第1切替弁SV1、第6配管L16(バイパス通路L3)、第4配管L14の第1合流部J1よりも下流側の部位及び第3切替弁SV3を経由して第8配管L18(排出通路L5)に導かれ、第8配管L18(排出通路L5)を介して排出される。
これにより、ミルク供給通路L1のうち前記非加温ミルク供給処理(前記非加温ミルクフォーム供給処理)でミルクが通過する通路の大部分がそこを通過する水によってすすぎ洗浄される。すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、ミルク供給通路L1のうち前記非加温ミルク供給処理(前記非加温ミルクフォーム供給処理)でミルクが通過する通路の大部分を前記洗浄液による洗浄の後に水によってすすぎ洗浄する「第1ポストすすぎ処理」を実行する。
そして、制御部1は、前記非加温ミルク供給処理(前記非加温ミルクフォーム供給処理)でミルクが通過する通路の大部分を充分にすすぎ洗浄できる量の水が第2ポンプP2によって水タンク8から吸引されると、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を停止させる。これにより、前記第1ポストすすぎ処理が終了する。
次いで、制御部1は、第1ポンプP1と加温管LH(第3配管L13)とを連通させるよう第1切替弁SV1を制御し、第1合流部J1とミルク吐出部5とを連通させるように第3切替弁SV3を制御し、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を動作させる。すると、図17に示されるように、水タンク8内の水が第2ポンプP2によって吸引され、吸引された水は、水供給通路L6を介してメイン供給通路L2(の第1接続部Z1)に供給される。メイン供給通路L2に供給された水は、メイン供給通路L2における第1接続部Z1よりも下流側の部位を経由してミルク吐出部5に導かれ、ミルク吐出部5から吐出される(排出される)。
これにより、ミルク供給通路L1のうち前記加温ミルク供給処理(前記加温ミルクフォーム供給処理)でミルクが通過する通路の大部分がそこを通過する水によってすすぎ洗浄される。すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、ミルク供給通路L1のうち前記加温ミルク供給処理(前記加温ミルクフォーム供給処理)でミルクが通過する通路の大部分を、前記洗浄液による洗浄の後に水によってすすぎ洗浄する「第2ポストすすぎ処理」を実行する。
そして、制御部1は、前記加温ミルク供給処理(前記加温ミルクフォーム供給処理)でミルクが通過する通路の大部分を充分にすすぎ洗浄できる量の水が第2ポンプP2によって水タンク8から吸引されると、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を停止させる。これにより、前記第2ポストすすぎ処理が終了する。
次いで、制御部1は、加温管LH(第3配管L13)とリターン通路L4(第7配管L17)とを連通させるように第2切替弁SV2を制御し、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を動作させる。すると、図18に示されるように、水タンク8内の水が第2ポンプP2によって吸引され、吸引された水は、水供給通路L6を介してメイン供給通路L2(の第1接続部Z1)に供給される。メイン供給通路L2に供給された水は、第1配管L11の第1接続部Z1よりも下流側の部位、第2配管L12、第1切替弁SV1、加温管LH(第3配管L13)、第2切替弁SV2、リターン通路L4(第7配管L17)及び第1配管L11の第2合流部J2と洗浄用タンク10との間の部位を経由して洗浄用タンク10に排出される。
これにより、前記循環経路を循環した洗浄液(すなわち、溶解したミルク成分を含む循環後の洗浄液)であるリターン通路L4(第7配管L17)内の洗浄液が洗浄用タンク10に排出されると共に、水タンク8から吸引された水によってリターン通路L4(第7配管L17)がすすぎ洗浄される。
すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、前記循環経路を循環した洗浄液を洗浄用タンク10に排出する「第3洗浄液排出処理」と、リターン通路L4(第7配管L17)を水によってすすぎ洗浄する「第3ポストすすぎ処理」を実行する。
そして、制御部1は、前記リターン通路L4(第7配管L17)を充分にすすぎ洗浄できる量の水が第2ポンプP2によって水タンク8から吸引されると、第1ポンプP1及び第2ポンプP2を停止させる。これにより、前記第3ポストすすぎ処理が終了する。
次いで、制御部1は、第1開閉弁V1を開き、第2ポンプP2を動作させる。すると、図19に示されるように、水タンク8内の水が第2ポンプP2によって吸引され、吸引された水は、水供給通路L6を介してメイン供給通路L2(の第1接続部Z1)に供給される。メイン供給通路L2に供給された水は、メイン供給通路L2の第1接続部Z1よりも上流側の部位を経由して洗浄用タンク10に排出される。
これにより、メイン供給通路L2の第2合流部J2と第1接続部Z1との間に残留する洗浄液が洗浄用タンク10に排出されると共に、水タンク8から吸引された水によってメイン供給通路L2の第1接続部Z1よりも上流側の部位がすすぎ洗浄される。
すなわち、制御部1(飲料供給装置100)は、残留した洗浄液を洗浄用タンク10に排出する「第4洗浄液排出処理」と、メイン供給通路L2の第1接続部Z1よりも上流側の部位を水によってすすぎ洗浄する「第4ポストすすぎ処理」を実行する。
そして、制御部1は、メイン供給通路L2の第1接続部Z1よりも上流側の部位を充分にすすぎ洗浄できる量の水が第2ポンプP2によって水タンク8から吸引されると、第2ポンプP2を停止させる。これにより、前記第4洗浄液排出処理と前記第4ポストすすぎ処理が終了する。
その後、オペレータが洗浄用タンク10をミルクタンク3に置換し、所定の初期設定を行うことによって、飲料供給装置100は、ミルク又はミルクフォームをカップCに供給可能な状態となる。
以上説明したように、本実施形態に係る飲料供給装置100は、配管(通路)洗浄を行うために、オペレータによってミルクタンク3が洗浄用タンク10に置き換えられたときに、第1ポンプP1と加温管LH(第3配管L13)とを連通させると共に加温管LH(第3配管L13)とリターン通路L4(第7配管L17)とを連通させることによって洗浄用タンク10から吸引した洗浄液を加温しながら循環させる循環経路を形成するように構成されている。そして、前記循環経路は、メイン供給通路L2の一部とリターン通路L4(第7配管L17)とで形成されている。
このため、メイン供給通路L2の一部が加温された洗浄液によって繰り返し洗浄されることになる。この結果、前記メイン供給通路の一部にミルク成分が固着した場合であってもこれが溶解されて効果的に除去され、ミルク成分の固着に伴う不具合の発生が防止され得る。
なお、上述の実施形態においては、配管洗浄(通路洗浄)にアルカリ性の洗浄液が用いられている。これは、主にミルク成分(脂肪や蛋白質など)を溶解して除去することが考慮されたものである。但し、これに限られるものではなく、酸性の洗浄液が用いられてもよい。この場合、洗浄用タンク10には、酸性の洗浄剤(原液又は錠剤)が投入される。酸性の洗浄液は、配管(通路)のカルシムやマグネシウムなどが固着するおそれがある場合に特に有効である。
また、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいてさらなる変形及び変更が可能であることはもちろんである。
1…制御部、2…装置本体、3…ミルクタンク(飲料タンク)、5…ミルク吐出部(飲料吐出部)、6…加温装置、7…水供給装置、8…水タンク、9…空気供給装置、10…洗浄用タンク、100…飲料供給装置、B1…第1分岐部、B2…第2分岐部、B3…第3分岐部、D…洗浄剤、J1…第1合流部、J2…第2合流部、L1…ミルク供給通路、L2…メイン供給通路、L3…バイパス通路、L4…リターン通路、L5…排出通路、LH…加温管(被加温通路部)、P1…第1ポンプ(ポンプ)、P2…第2ポンプ、P3…第3ポンプ、SV1…第1切替弁(第1弁装置)、SV2…第2切替弁(第2弁装置)、SV3…第3切替弁(第3弁装置)、V1…第1開閉弁(開閉弁)

Claims (5)

  1. 飲料を貯留した飲料タンクと飲料吐出部とを接続するメイン供給通路であって、その途中に加温装置によって加温される被加温通路部を有すると共に前記被加温通路部よりも前記飲料タンク側にポンプが配設された前記メイン供給通路と、
    前記メイン供給通路における前記ポンプと前記被加温通路部との間の第1分岐部から分岐して前記メイン供給通路における前記被加温通路部と前記飲料吐出部との間の第1合流部に合流するバイパス通路と、
    前記ポンプと前記被加温通路部又は前記バイパス通路とを連通させるように構成された第1弁装置と、を含み、
    前記ポンプによって前記飲料タンクから吸引した飲料を前記被加温通路部又は前記バイパス通路を通過させて前記飲料吐出部に導き、前記飲料吐出部から吐出して供給対象に供給する飲料供給装置であって、
    前記メイン供給通路における前記被加温通路部と前記第1合流部との間の第2分岐部から分岐して前記メイン供給通路における前記飲料タンクと前記ポンプとの間の第2合流部に合流するリターン通路と、
    前記被加温通路部と前記第1合流部又は前記リターン通路とを連通させるように構成された第2弁装置と、
    をさらに含み、
    前記飲料タンクに代えて洗浄用タンクが用いられたときに、前記ポンプと前記被加温通路部とを連通させると共に前記被加温通路部と前記リターン通路とを連通させることよって、前記洗浄用タンクから吸引した洗浄液を加温しながら循環させる循環経路を形成するように構成されている、飲料供給装置。
  2. 前記メイン供給通路における前記第1合流部と前記飲料吐出部との間の第3分岐部から分岐した排出通路と、
    前記第1合流部と前記飲料吐出部又は前記排出通路を連通させるように構成された第3弁装置と、
    をさらに含み、
    前記ポンプと前記バイパス通路とを連通させると共に前記第1合流部と前記排出通路を連通させることによって、前記循環経路を循環した洗浄液を前記バイパス通路を通過させた後に前記排出通路を介して排出し、かつ、前記洗浄用タンクから吸引した洗浄液によって前記バイパス通路を洗浄し、
    前記ポンプと前記被加温通路部とを連通させると共に前記第1合流部と前記飲料吐出部とを連通させることによって、前記循環経路を循環した洗浄液を前記被加温通路部を通過させた後に前記飲料吐出部を介して排出し、かつ、前記洗浄用タンクから吸引した洗浄液によって前記メイン供給通路及び前記飲料吐出部を洗浄する、
    請求項1に記載の飲料供給装置。
  3. 前記メイン供給通路には、前記ポンプよりも前記飲料タンク側に前記メイン供給通路を開閉する開閉弁が配設され、
    前記メイン供給通路における前記開閉弁と前記ポンプとの間の部位に水を供給する水供給装置をさらに含む、
    請求項1又は2に記載の飲料供給装置。
  4. 前記飲料がミルクであり、前記洗浄液がアルカリ性洗浄液である、請求項1〜3のいずれか一つの記載の飲料供給装置。
  5. 前記飲料がミルクであり、前記洗浄液が酸性洗浄液である、請求項1〜3のいずれか一つの記載の飲料供給装置。
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