JP2019097073A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所定の特徴を有するフローを推定すること。【解決手段】フロー監視部18が、所定の特徴を有するフローの候補となる候補フローを候補フローテーブル13に登録する。そして、不要フローマーキング部20が、TCPフラグが特定の値であるパケットのヘッダに基づいて特定された候補フローのペナルティを更新する。そして、候補フロー伝送部21が、ペナルティに基づいてロングフローを推定し、推定したロングフローの情報を管理者端末に送信する。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
情報通信システムにおいて利用されるネットワークでは、様々な種類のフローにより通信が行われる。ここで、フローとは、通信の起点と通信の終点で特定されるパケット群の流れである。通信の起点及び終点は、例えば、情報処理装置とアプリケーションの組合せで特定される。
様々な種類のフローのうち所定の特徴を有するフローを特定することができれば、特定したフローの経路制御、輻輳制御等を行うことができる。例えば、データセンターネットワーク(DCN:Data Center Network)においてロングフローを特定することができれば、ロングフローの経路を変更する経路制御を行うことができる。ここで、ロングフローとは、一定期間データの伝送が継続するフローである。ロングフローは、スループットが高い。
DCNでは、ソフトウェアにより情報処理装置で実現される仮想スイッチが幅広く利用されている。仮想スイッチは、物理スイッチと比較して、拡張性が高く開発コストが低い等の利点がある。
仮想スイッチでは、異なる形式の2つのテーブルを用いてパケットが処理される。図19は、仮想スイッチがパケットを処理する仕組みを説明するための図である。図19に示すように、仮想スイッチは、オープンフロー(OF)テーブルとフローキャッシュを用いてパケットを処理する。
OFテーブルを用いたパケットの処理では、複数のテーブルを用いたパイプラインによりパケットの通信情報からパケットに対するアクションが決定される。ここで、通信情報とは、例えば、送信元IP(Internet Protocol)アドレス、送信先IPアドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号、プロトコルであり、パケットのフローを識別する情報である。アクションには、次のテーブルの指定、パケットの出力先ポートの指定、ヘッダの修正指定等がある。また、OFテーブルは、ユーザ空間にある。
一方、フローキャッシュには、OFテーブルを用いて決定されたアクションに関する情報が通信情報と対応付けられてキャッシュされる。また、フローキャッシュには、類似する通信情報に関してワイルドカードやサブネット単位でまとめたエントリが登録される。図20は、フローキャッシュエントリとOFテーブルエントリの関係を説明するための図である。図20に示すように、例えば、「192.168.0.0/16」のフローキャッシュエントリには、「192.168.1.100/24」、「192.168.100.7/24」、「192.168.2.21/24」等のOFテーブルのエントリが含まれる。
仮想スイッチは、パケットの通信情報に対応するアクションをフローキャッシュから検索する。パケットに対応するエントリがフローキャッシュにない場合に、仮想スイッチは、OFテーブルを用いてパケットに対するアクションを決定し、通信情報とアクションを含むエントリをフローキャッシュに登録する。また、フローキャッシュはカーネルにある。このため、フローキャッシュを用いたパケットの処理は、OFテーブルを用いたパケットの処理より高速である。
国際公開第2011/102312号 国際公開第2011/068091号 特開2015−186149号公報
OFテーブルとフローキャッシュを用いる中継装置では、フローの情報が分散されており、所定の特徴を有するフローを効率良く特定することができないという問題がある。図21は、フロー特定の問題点を説明するための図である。図20では、OFテーブルは、T#1〜T#4で表される4つのテーブルが含まれる。
T#1では、送信元IPアドレス(sip)と通信バイト数(bytes)が示され、他の情報は省略されている。T#2では、送信先IPアドレス(dip)と通信バイト数(bytes)が示され、他の情報は省略されている。T#3では、送信元ポート番号(sport)と通信バイト数(bytes)が示され、他の情報は省略されている。T#4では、送信先ポート番号(dport)と通信バイト数(bytes)とアクション(ACL)とが示され、他の情報は省略されている。
また、フローキャッシュでは、送信元IPアドレス及びサブネットマスク(sip=)、送信先IPアドレス及びサブネットマスク(dip=)、送信元ポート番号(sport=)、送信先ポート番号(dport=)、通信量(bytes=)、アクション(output:)が示されている。「*」は、何にでもマッチするワイルドカードである。
例えば、T#4に着目すると、T#4にはフローについての一部の情報しかないので、ロングフローをT#4から特定することができない。また、フローキャッシュについては、フローの通信情報に関してワイルドカードやサブネット単位でまとめたエントリが登録されているため、通信情報がない部分があり、ロングフローをフローキャッシュから特定することができない。
本発明は、1つの側面では、所定の特徴を有するフローを効率良く推定することを目的とする。
1つの態様では、情報処理装置は、収集部と、算出部と、推定部を有する。前記収集部は、所定の特徴を有するフローとして推定するフローの候補となる候補フローの情報を中継するフローの情報に基づいて収集する。前記算出部は、前記収集部により情報が収集された候補フローについて前記所定の特徴を有しない可能性を表すペナルティ値を中継するパケットに基づいて算出する。前記推定部は、前記算出部により算出されたペナルティ値に基づいて、前記所定の特徴を有するフローを推定する。
1つの側面では、本発明は、所定の特徴を有するフローを効率良く推定することができる。
図1は、実施例に係る仮想スイッチによるフロー推定方法を説明するための図である。 図2は、ECNを説明するための図である。 図3は、Exフローを説明するための図である。 図4は、DCNにおけるフローの特徴を示す図である。 図5は、実施例に係る仮想スイッチの機能構成を示す図である。 図6は、候補フローテーブルの一例を示す図である。 図7は、キャッシュエントリテーブルの一例を示す図である。 図8は、フローフィルタ部によるペナルティの更新を説明するための図である。 図9は、仮想スイッチの時系列動作を示す図である。 図10は、観測スロットと推定スロットを複数に分けるフロー推定方法を説明するための図である。 図11は、図10に示したフロー推定方法を用いる場合の仮想スイッチの時系列動作を示す図である。 図12は、ロングフローが存在する場合の例を示す図である。 図13は、ロングフローが存在する場合の仮想スイッチの時系列動作を示す図である。 図14は、ロングフローがない場合の例を示す図である。 図15は、ロングフローがない場合の仮想スイッチの時系列動作を示す図である。 図16は、フロー測定部による処理の手順を示すフローチャートである。 図17は、フロー推定部による処理の手順を示すフローチャートである。 図18は、仮想スイッチが動作するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。 図19は、仮想スイッチがパケットを処理する仕組みを説明するための図である。 図20は、フローキャッシュエントリとOFテーブルエントリの関係を説明するための図である。 図21は、フロー特定の問題点を説明するための図である。
以下に、本願の開示する情報処理装置、情報処理方法及びプログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。
まず、実施例に係る仮想スイッチによるフロー推定方法について説明する。図1は、実施例に係る仮想スイッチによるフロー推定方法を説明するための図である。図1に示すように、実施例に係る仮想スイッチは、初期化スロットと観測スロットと推定スロットにおいて、フロー推定処理を行う。ここで、スロットとは、時間帯を表す。
初期化スロットにおいて、実施例に係る仮想スイッチは、TCP(Transmission Control Protocol)フラグがFIN、RST、CWR、ECE等であるパケットに関するエントリをフローキャッシュに登録する(0)。ここで、TCPフラグがFINであるパケットは、TCP接続の終了の際に送られるパケットである。TCPフラグがRSTであるパケットは、通信をリセットする際に送られるパケットである。このように、TCPフラグがFIN又はRSTであるパケットに関するエントリをフローキャッシュに登録することで、実施例に係る仮想スイッチは、FIN又はRSTを検出して決められたアクションを行うことができる。
CWR、ECEは、ECN(Explicit Congestion Notification)で使用される。図2は、ECNを説明するための図である。図2に示すように、センダー(Sender)はDATAをスイッチを経由してレシーバ(Receiver)に送る。このとき、スイッチは、キューがECN閾値を超えたことを検出すると、輻輳が発生したと判断し、パケットのECNフィールドをCE(Congestion Experienced)を示す11に設定してレシーバにDATAを送る。
すると、レシーバは、ECN echo(ECE=1)を設定してセンダーにACKを送る。すると、センダーは、TCPウィンドウを半分に設定し、CWR=1を設定してDATAをレシーバに送信する。したがって、TCPフラグが、CWR又はECEであるパケットに関するエントリをフローキャッシュに登録することで、実施例に係る仮想スイッチは、CWR又はECEを検出して決められたアクションを行うことができる。
図1に戻って、実施例に係る仮想スイッチは、観測スロットにおいて、全てのフローキャッシュエントリの通信量を観測する。また、実施例に係る仮想スイッチは、OFテーブルを処理するOF処理部とフローキャッシュを処理するFC処理部との間の通信チャネルを監視し、Exフローの通信情報をコピーして候補フローテーブルに登録する。
ここで、Exフローとは、フローキャッシュにパケットの通信情報に対応するエントリがない場合に、一時的にフローキャッシュに新たに登録されるエントリである。図3は、Exフローを説明するための図である。図3において、S_IPは、送信元のIPアドレスである。D_IPは、送信先のIPアドレスである。S_ポートは、送信元のポート番号である。D_ポートは、送信先のポート番号である。プロトコルは、通信のプロトコルである。
Exフローの通信情報全てがエントリとしてフローキャッシュに登録されており、Exフローのエントリには、ワイルドカードやサブネット単位での情報が含まれない。また、先頭の100パケット程度がExフローのエントリとして処理され、その後のパケットは、新たにフローキャッシュに追加されるか、既存のエントリにマージされる。最終的には、パケットを高速に処理するために、Exフローのエントリは削除される。Exフローは、通信情報がパケットの通信情報と完全に一致する完全一致フローである。
また、候補フローテーブルは、ロングフローの候補となるExフローが候補フローとして登録されるテーブルである。候補フローテーブルに登録されたExフローのうち、観測スロットにおいて、終了したTCPフローは、ペナルティが与えられ、ロングフローから排除される。また、輻輳制御が効いたTCPフローは、ペナルティが与えられる。終了したTCPフローは、TCPフラグがFIN(F)又はRST(R)のパケットにより検出され、輻輳制御が効いたTCPフローは、TCPフラグがCWR(C)又はECE(E)のパケットにより検出される。
推定スロットでは、実施例に係る仮想スイッチは、検出条件を満たすフローキャッシュエントリを特定し(1)、特定したフローキャッシュエントリに属する候補フローを特定する(2)。ここで、検出条件は、例えば、通信量が1MB(メガバイト)以上である。
そして、実施例に係る仮想スイッチは、特定した候補フローからペナルティがある(例えばペナルティの値が0%でない)候補フローを除外し(3)、ペナルティがない(ペナルティの値が0%)候補フローだけをロングフローとして推定する(4)。そして、実施例に係る仮想スイッチは、ロングフローとして推定した候補フローの情報を提供する。
このように、実施例に係る仮想スイッチは、Exフローを候補フローとし、候補フローのうち検出条件を満たしペナルティのないフローをロングフローとして推定する。したがって、実施例に係る仮想スイッチは、検出条件に合うロングフローを正確に推定することができる。
なお、実施例に係る仮想スイッチは、ペナルティの所定の閾値(例えば50%)に基づいてロングフローを推定してもよい。あるいは、実施例に係る仮想スイッチは、検出条件を用いることなく、ペナルティだけを用いてロングフローを推定してもよい。また、実施例に係る仮想スイッチは、終了したTCPフローだけを検出してもよい。
また、DCNでは、フローに図4に示す特徴がある。DCNでは、フローの比率については、ロングフローが10%であり、ショートフローが90%である。フローのボリュームの比率については、ロングフローが90%であり、ショートフローが10%である。FCT(Flow Complete Time:フロー完了時間)については、ロングフローが10秒以上であり、ショートフローが1秒以下である。フローのボリュームについては、ロングフローが1MB以上であり、ショートフローが10KB(キロバイト)以下である。
フローの主な生成要因は、ロングフローでは、更新等のパッチ、ハドゥープ(Hadoop)のデータ、データベースのデータ、オートスケール(AutoScale)のAPI(Application Programming Interface)のデータ等がある。フローの主な生成要因は、ショートフローでは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)/RPC(Remote Procedure Call)のクエリ、監視系のAPIのデータ等がある。
このように、DCNではフローのボリュームの90%がロングフローであるので、ロングフローの経路制御を行うことで、DCNの性能を制御することができる。
次に、実施例に係る仮想スイッチの機能構成について説明する。図5は、実施例に係る仮想スイッチの機能構成を示す図である。図5に示すように、仮想スイッチ1は、OF処理部11と、FC処理部12と、候補フローテーブル13と、キャッシュエントリテーブル14とを有する。また、仮想スイッチ1は、フローフィルタ部15と、アクション登録部16と、エントリ収集部17と、フロー監視部18と、不要フロー検出部19と、不要フローマーキング部20と、候補フロー伝送部21とを有する。
OF処理部11は、OFテーブルの処理を行う。FC処理部12は、フローキャッシュの処理を行う。OFテーブルの各テーブル及びフローキャッシュのエントリには、エントリにより処理されたパケットの数、バイト数等が含まれる。OF処理部11とFC処理部12は、Exフローの通信情報等を送受信する。
候補フローテーブル13は、ロングフローの候補となるExフローの情報が候補フローの情報として登録されるテーブルである。図6は、候補フローテーブル13の一例を示す図である。図6に示すように、候補フローテーブル13には、インデックスと、S_IPと、S_ポートと、D_IPと、D_ポートと、輻輳_カウントと、ペナルティとが候補フロー毎に登録される。
インデックスは、候補フローのフローキャッシュにおけるエントリを識別する番号である。輻輳_カウントは、候補フローの中でTCPの輻輳制御フラグ(CWR又はECE)が検出された回数である。
ペナルティは、候補フローがロングフローでない可能性を示し、0%〜100%の値である。ペナルティの値が大きいほどロングフローでない可能性が高い。100%は、TCPの終了フラグ(FIN又はRST)が検出された状態であり、候補フローがロングフローでないことを示す。0%は、TCPフラグが何も検出されていないペナルティのない状態であり、候補フローがロングフローである可能性が高いことを示す。ペナルティの初期値は0%である。
1%〜99%は、TCPの輻輳制御フラグが検出された状態である。ペナルティの値は、TCPの輻輳制御フラグの発生頻度α=p/Tに基づいて計算される。ここで、pはTCPの輻輳制御フラグが検出されたパケットの数すなわち輻輳_カウントであり、Tはキャッシュエントリの総パケット数である。ここで、キャッシュエントリとは、フローキャッシュのエントリである。α=1の場合には、ペナルティの値は99%である。
例えば、フローキャッシュにおけるエントリの番号が「2」である候補フローについては、送信元のIPアドレスが「192.168.1.240」であり、送信元のポート番号が「23457」である。また、送信先のIPアドレスは「192.168.10.70」であり、送信先のポート番号は「34521」であり、輻輳制御フラグが検出された回数は「300」であり、ペナルティは「50%」である。
キャッシュエントリテーブル14は、フローキャッシュから所定時間間隔で収集されたキャッシュエントリが登録されるテーブルである。図7は、キャッシュエントリテーブル14の一例を示す図である。図7に示すように、キャッシュエントリテーブル14には、インデックスと、時刻と、パケット数と、バイト数と、総パケット数と、総バイト数と、エントリ_フィールドとがキャッシュエントリ毎に登録される。
インデックスは、キャッシュエントリを識別する番号であり、候補フローテーブル13のインデックスと対応する。時刻は、キャッシュエントリが登録された時刻であり、日付とマイクロ秒までの時刻とを含む。パケット数は、キャッシュエントリに対応するフローで所定時間内に転送されたパケットの数である。バイト数は、キャッシュエントリに対応するフローで所定時間内に転送されたデータのバイト数である。総パケット数は、パケット数の積算値である。総バイト数は、バイト数の積算値である。エントリ_フィールドは、キャッシュエントリのマッチ条件及びアクションである。ここで、マッチ条件とは、パケットの通信情報にマッチするか否かの判定に用いられる条件である。
例えば、フローキャッシュにおけるエントリの番号が「1」であるキャッシュエントリが「2017/07/13 19:36:30.000023」にフローキャッシュに登録され、所定時間内に転送されたパケット数は、「14536」である。また、所定時間内に転送されたデータのバイト数は、「1456890」である。パケット数の積算値は「89123」であり、バイト数の積算値は「2345780」である。マッチ条件は、「sip=10.20.0.0/16,dip=*,sport=*,dport=*」である。アクションは、「action=3」である。
また、フローキャッシュにおけるエントリの番号が「4」であるキャッシュエントリが「2017/07/13 19:36:30.000023」にフローキャッシュに登録され、所定時間内に転送されたパケット数は、「3」である。また、所定時間内に転送されたデータのバイト数は、「4380」である。パケット数の積算値は「6」であり、バイト数の積算値は「8780」である。
マッチ条件は、「sip=10.20.0.0/16,dip=*,sport=*,dport=*,tcp=FIN or RST」である。ここで、「tcp=FIN or RST」は、TCPフラグがFIN又はRSTであることを指定する。アクションは、「action=3,mrnt」である。ここで、「mrnt」は、パケットのヘッダを不要フロー検出部19に転送することを指定する。
図7において、フローキャッシュにおけるエントリの番号が「4」、「5」及び「6」であるエントリは、初期化スロットにおいてフローキャッシュに登録されたエントリである。観測スロットにおいて、FC処理部12によりパケットのヘッダが不要フロー検出部19に転送されることにより、ヘッダに対応する候補フローのペナルティの値が更新される。
フローフィルタ部15は、初期化スロットでネットワークシステムの管理者からロングフローの検出条件を受け付ける。また、フローフィルタ部15は、推定スロットで、キャッシュエントリテーブル14のキャッシュエントリのうち検出条件を満たすキャッシュエントリだけを抽出し、抽出したキャッシュエントリのいずれにも属さない候補フローのペナルティを100%に更新する。
図8は、フローフィルタ部15によるペナルティの更新を説明するための図である。図8では、検出条件は総バイト数が1MB以上である。キャッシュエントリテーブル14のインデックスが「1」のキャッシュエントリは総バイト数が「2345780」であり検出条件を満たす。また、候補フローテーブル13のインデックスが「1」の候補フローは、キャッシュエントリテーブル14のインデックスが「1」のキャッシュエントリに属し、ペナルティが「0%」であるので、ロングフローとして推定される。
一方、キャッシュエントリテーブル14のインデックスが「3」のキャッシュエントリは総バイト数が「695721」であり検出条件を満たさない。したがって、候補フローテーブル13のインデックスが「3」の候補フローは、キャッシュエントリテーブル14のインデックスが「3」のキャッシュエントリに属し、検出条件を満たさない。このため、候補フローテーブル13のインデックスが「3」の候補フローは、ペナルティが「0%」から「100%」に変更され、ロングフローとして推定されない。
図5に戻って、アクション登録部16は、TCP終了フラグアクション及びTCP制御フラグアクションをフローキャッシュに登録する。ここで、TCP終了フラグアクションとは、TCPフラグがFIN又はRSTであるパケットのヘッダをFC処理部12が不要フロー検出部19に送信するキャッシュエントリである。また、TCP制御フラグアクションとは、TCPフラグがCWR又はECEであるパケットのヘッダをFC処理部12が不要フロー検出部19に送信するキャッシュエントリである。
エントリ収集部17は、所定時間間隔でフローキャッシュから全てのキャッシュエントリを収集してキャッシュエントリテーブル14に記録する。
フロー監視部18は、OF処理部11とFC処理部12との間の通信チャネルを監視して、新たなExフローがあると、通信情報を収集して候補フローテーブル13に登録する。フロー監視部18は、特許請求の範囲の収集部に対応する。
不要フロー検出部19は、FC処理部12が送信したヘッダを分析して、TCPフラグがFIN、RST、CWR又はECEであるパケットの通信情報を特定する。不要フローマーキング部20は、不要フロー検出部19により特定された通信情報に対応する候補フローのペナルティの値を計算して更新する。不要フローマーキング部20は、特許請求の範囲の推定部に対応する。
候補フロー伝送部21は、候補フローテーブル13からペナルティの値が0%であるフローをロングフローとして推定し、推定したフローの情報を管理者が使用する管理者端末に送信する。そして、管理者端末が、ロングフローの情報を表示装置に表示する。なお、候補フロー伝送部21は、候補フローテーブル13からペナルティの値が所定の閾値以下であるフローをロングフローとして推定してもよい。候補フロー伝送部21は、特許請求の範囲の収集部に対応する。
また、図5において、フローフィルタ部15、アクション登録部16、エントリ収集部17及びフロー監視部18は、フロー測定部としてまとめられ、不要フロー検出部19、不要フローマーキング部20及び候補フロー伝送部21は、フロー推定部としてまとめられる。
次に、仮想スイッチ1の時系列動作について説明する。図9は、仮想スイッチ1の時系列動作を示す図である。図9に示すように、初期化スロットでは、フロー測定部が管理者から検出条件を受け付ける(t1)。そして、フロー測定部は、TCP終了フラグアクション及びTCP制御フラグアクションをフローキャッシュに登録する(t2)。
観測スロットでは、フロー測定部は、キャッシュエントリの統計値を収集する(t3)。ここで、統計値とは、パケット数、バイト数、総パケット数及び総バイト数である。そして、フロー測定部は、新たなExフローを収集し(t4)、候補フローテーブル13にExフローの通信情報を登録する(t5)。
そして、FC処理部12が、フロー推定部に制御/終了フラグのヘッダを伝送する(t6)。ここで、制御/終了フラグのヘッダとは、TCPフラグがFIN、RST、CWR又はECEであるパケットのヘッダである。そして、フロー推定部は、候補フローテーブル13の制御/終了したExフローにペナルティを付与する(t7)。ここで、制御/終了したExフローとは、TCPフラグがFIN、RST、CWR又はECEであるパケットに対応するフローである。
そして、FC処理部12が、フロー推定部に制御/終了フラグのヘッダを伝送する(t8)。そして、フロー推定部は、候補フローテーブル13の制御/終了したExフローにペナルティを付与する(t9)。
そして、フロー測定部は、新たなExフローを収集し(t10)、候補フローテーブル13にExフローの通信情報を登録する(t11)。そして、FC処理部12は、フロー推定部に制御/終了フラグのヘッダを伝送し(t12)、フロー推定部は、候補フローテーブル13の制御/終了したExフローにペナルティを付与する(t13)。そして、FC処理部12は、フロー推定部に制御/終了フラグのヘッダを伝送する(t14)。そして、フロー推定部は、候補フローテーブル13の制御/終了したExフローにペナルティを付与する(t15)。
なお、フロー測定部は、キャッシュエントリの統計値の収集を所定の時間間隔で繰り返す。また、フロー測定部は、新たなExフローを収集して候補フローテーブル13にExフローの通信情報を登録する処理を仮想スイッチ1が中継するパケットに応じて繰り返す。また、FC処理部12は、制御/終了フラグのヘッダの伝送を仮想スイッチ1が中継するパケットに応じて繰り返す。また、観測スロットの長さは例えば10秒である。
推定スロットでは、フロー測定部は、キャッシュエントリの統計値を収集する(t16)。そして、フロー測定部は、検出条件を満たすキャッシュエントリを特定し、特定したキャッシュエントリに属する候補フローを特定する(t17)。そして、フロー推定部は、フロー測定部により特定された候補フローのうちペナルティがない候補フローだけをロングフローとして推定する(t18)。そして、フロー推定部は、推定したロングフローの情報を管理者端末に伝送する(t19)。
このように、仮想スイッチ1は、検出条件を満たす候補フローのうちペナルティがない候補フローだけをロングフローとして推定するので、正確にロングフローを推定することができる。なお、仮想スイッチ1は、検出条件を満たす候補フローのうちペナルティのない候補フローをロングフローとして特定する代わりに、ペナルティのない候補フローのうち検出条件を満たす候補フローをロングフローとして特定してもよい。
ところで、仮想スイッチ1は、観測スロットと推定スロットを複数に分けてロングフローを推定することもできる。図10は、観測スロットと推定スロットを複数に分けるフロー推定方法を説明するための図である。図10に示すように、初期化スロットにおいて、仮想スイッチ1は、TCPフラグがFIN、RST等であるパケットに関するエントリをフローキャッシュに登録する(0)。
観測スロット(#1)において、仮想スイッチ1は、全てのキャッシュエントリの通信量を観測する。また、仮想スイッチ1は、OF処理部11とFC処理部12との間の通信チャネルを監視し、Exフローの通信情報をコピーして候補フローテーブル13に登録する。また、仮想スイッチ1は、終了したTCPフローにペナルティを付与し、排除する。
推定スロット(#1)において、仮想スイッチ1は、検出条件を満たすキャッシュエントリを特定し(1)、特定したキャッシュエントリに属するExフローを候補フローとして特定する(2)。また、仮想スイッチ1は、サブネット単位等でまとめてTCPフラグがCWR、ECE等であるパケットに関するエントリをフローキャッシュに登録する(3)。
観測スロット(#2)において、仮想スイッチ1は、検出条件を満たすキャッシュエントリだけを観測する。また、仮想スイッチ1は、OF処理部11とFC処理部12との間の通信チャネルを監視し、Exフローの通信情報をコピーして候補フローテーブル13に登録する。
推定スロット(#2)において、仮想スイッチ1は、終了したTCPフローを排除し、輻輳制御が効いたTCPフローのペナルティを計算する(4)。そして、仮想スイッチ1は、残されたキャッシュエントリが検出条件を満たすかを確認する(5)。そして、仮想スイッチ1は、最後の推定スロット(#2)において、ペナルティがないフローだけをロングフローと推定する(6)。
図11は、図10に示したフロー推定方法を用いる場合の仮想スイッチ1の時系列動作を示す図である。図11に示すように、初期化スロットでは、フロー測定部が管理者から検出条件を受け付ける(t21)。そして、フロー測定部は、TCP終了フラグアクションをフローキャッシュに登録する(t22)。
観測スロット(#1)では、フロー測定部は、新たなExフローを収集し(t23)、候補フローテーブル13にExフローの通信情報を登録する(t24)。そして、FC処理部12が、フロー推定部に終了フラグのヘッダを伝送する(t25)。そして、フロー推定部が、候補フローテーブル13の終了したExフローにペナルティを付与する(t26)。そして、FC処理部12が、フロー推定部に終了フラグのヘッダを伝送する(t27)。そして、フロー推定部は、候補フローテーブル13の終了したExフローにペナルティを付与する(t28)。
推定スロット(#1)では、フロー測定部は、所定の時間間隔で全てのキャッシュエントリを収集する(t29)。そして、フロー測定部は、検出条件を満たすキャッシュエントリを特定し、特定したキャッシュエントリに属するExフローを特定する(t30)。また、フロー測定部は、サブネットでまとめてTCP制御フラグアクションをフローキャッシュに登録する(t31)。
観測スロット(#2)では、FC処理部12は、フロー推定部に制御/終了フラグのヘッダを伝送し(t32)、フロー推定部は、候補フローテーブル13の制御/終了したExフローにペナルティを付与する(t33)。そして、FC処理部12は、フロー推定部に制御/終了フラグのヘッダを伝送する(t34)。そして、フロー推定部は、候補フローテーブル13の制御/終了したExフローにペナルティを付与する(t35)。
推定スロット(#2)では、フロー推定部は、フロー測定部により特定されたExフローのうちペナルティがないExフローだけをロングフローとして推定する(t36)。そして、フロー推定部は、推定したロングフローの情報を管理者端末に伝送する(t37)。
このように、仮想スイッチ1は、観測スロットと推定スロットを複数に分けてロングフローを推定することで、推定精度を上げることができる。
次に、ロングフローを推定する処理の例について図12〜図15を用いて説明する。図12及び図13は、ロングフローがある場合の例を示し、図14及び図15は、ロングフローがない場合の例を示す。なお、図12〜図15の例では、仮想スイッチ1は、TCPフラグのFIN及びRSTだけを用い、CWR及びECEは用いない。
図12は、ロングフローが存在する場合の例を示す図である。図12に示すように、フロー測定部は、初期化スロットにおいて、管理者から検出条件として、総バイト数1MB以上を受け付け、TCPフラグがFIN又はRSTであるパケットに関するエントリをフローキャッシュに登録する。
そして、観測スロットにおいて、仮想スイッチ1は、OF処理部11とFC処理部12との間の通信チャネルを監視し、新たなExフローの通信情報をコピーして候補フローテーブル13に登録する。ここでは、インデックスが「1」であり、S_IP/S_ポートが「10.1.1.30/53411」であり、D_IP/D_ポートが「20.5.3.48/80」であるエントリが候補フローテーブル13に登録される。
その後、仮想スイッチ1は、新たなExフローの通信情報をコピーして候補フローテーブル13に登録する。新たなExフローのインデックスは「95」であり、S_IP/S_ポートが「18.1.1.20/311」であり、D_IP/D_ポートが「1.5.3.28/80」であるとする。そして、インデックスが「95」のExフローについてFINパケットが検出され、インデックスが「95」のExフローのペナルティが「100%」に更新される。
そして、推定スロットにおいて、仮想スイッチ1は、総バイト数1MB以上を満たし、ペナルティがないフローをロングフローと推定する。インデックスが「1」であるExフローの総バイト数が1MB以上であるとすると、仮想スイッチ1は、インデックスが「1」であるExフローをロングフローと推定し、推定したロングフローの情報を伝送する。
図13は、ロングフローが存在する場合の仮想スイッチ1の時系列動作を示す図である。図13に示すように、初期化スロットでは、フロー測定部が管理者から検出条件(1MB以上)を受け付ける(t41)。そして、フロー測定部は、TCP終了フラグアクションをフローキャッシュに登録する(t42)。
観測スロットでは、フロー測定部は、キャッシュエントリの統計値を収集する(t43)。そして、フロー測定部は、インデックスが「1」の新たなExフローを収集し(t44)、候補フローテーブル13にインデックスが「1」のExフローの通信情報を登録する(t45)。
その後、フロー測定部は、インデックスが「95」の新たなExフローを収集し(t46)、候補フローテーブル13にインデックスが「95」のExフローの通信情報を登録する(t47)。そして、FC処理部12が、フロー推定部に終了フラグのヘッダを伝送する(t48)。ここで、ヘッダが伝送されたExフローのインデックスは「95」であるとする。そして、フロー推定部は、候補フローテーブル13のインデックスが「95」であるExフローにペナルティを付与する(t49)。
推定スロットでは、フロー測定部は、キャッシュエントリの統計値を収集する(t50)。そして、フロー測定部は、検出条件を満たすキャッシュエントリを特定し、特定したキャッシュエントリに属する候補フローを特定する(t51)。そして、フロー推定部は、フロー測定部により特定された候補フローのうちペナルティがない候補フローだけをロングフローとして推定する(t52)。ここでは、インデックスが「1」であるExフローがロングフローと推定される。そして、フロー推定部は、推定したロングフローの情報を管理者端末に伝送する(t53)。
図14は、ロングフローがない場合の例を示す図である。図14に示すように、フロー測定部は、初期化スロットにおいて、管理者から検出条件として、総バイト数1MB以上を受け付け、TCPフラグがFIN又はRSTであるパケットに関するエントリをフローキャッシュに登録する。
そして、観測スロットにおいて、仮想スイッチ1は、OF処理部11とFC処理部12との間の通信チャネルを監視し、新たなExフローの通信情報をコピーして候補フローテーブル13に登録する。ここでは、インデックスが「1」であり、S_IP/S_ポートが「10.1.1.30/53411」であり、D_IP/D_ポートが「20.5.3.48/80」であるエントリが候補フローテーブル13に登録される。そして、インデックスが「1」のExフローについてFINパケットが検出され、インデックスが「1」のExフローのペナルティが「100%」に更新される。
その後、仮想スイッチ1は、新たなExフローの通信情報をコピーして候補フローテーブル13に登録する。新たなExフローのインデックスは「95」であり、S_IP/S_ポートが「18.1.1.20/311」であり、D_IP/D_ポートが「1.5.3.28/80」であるとする。そして、インデックスが「95」のExフローについてFINパケットが検出され、インデックスが「95」のExフローのペナルティが「100%」に更新される。
そして、推定スロットにおいて、仮想スイッチ1は、総バイト数1MB以上を満たし、ペナルティがないフローをロングフローと推定する。ここでは、総バイト数1MB以上を満たし、ペナルティがないフローはないので、仮想スイッチ1は、ロングフローがないことを伝送する。
図15は、ロングフローがない場合の仮想スイッチ1の時系列動作を示す図である。図15に示すように、初期化スロットでは、フロー測定部が管理者から検出条件(1MB以上)を受け付ける(t61)。そして、フロー測定部は、TCP終了フラグアクションをフローキャッシュに登録する(t62)。
観測スロットでは、フロー測定部は、キャッシュエントリの統計値を収集する(t63)。そして、フロー測定部は、インデックスが「1」の新たなExフローを収集し(t64)、候補フローテーブル13にインデックスが「1」のExフローの通信情報を登録する(t65)。そして、FC処理部12が、フロー推定部に終了フラグのヘッダを伝送する(t66)。ここで、ヘッダが伝送されたExフローのインデックスは「1」であるとする。そして、フロー推定部は、候補フローテーブル13のインデックスが「1」であるExフローにペナルティを付与する(t67)。
その後、フロー測定部は、インデックスが「95」の新たなExフローを収集し(t68)、候補フローテーブル13にインデックスが「95」のExフローの通信情報を登録する(t69)。そして、FC処理部12が、フロー推定部に終了フラグのヘッダを伝送する(t70)。ここで、ヘッダが伝送されたExフローのインデックスは「95」であるとする。そして、フロー推定部は、候補フローテーブル13のインデックスが「95」であるExフローにペナルティを付与する(t71)。
推定スロットでは、フロー測定部は、キャッシュエントリの統計値を収集する(t72)。そして、フロー測定部は、検出条件を満たすキャッシュエントリを特定し、特定したキャッシュエントリに属する候補フローを特定する(t73)。そして、フロー推定部は、フロー測定部により特定された候補フローのうちペナルティがない候補フローだけをロングフローとして推定し、ロングフローはないと推定する(t74)。そして、フロー推定部は、ロングフローなしを管理者端末に伝送する(t75)。
次に、フロー測定部による処理の手順について説明する。図16は、フロー測定部による処理の手順を示すフローチャートである。図16に示すように、アクション登録部16は、TCP終了フラグアクション及びTCP制御フラグアクションをフローキャッシュに登録する(ステップS1)。
そして、エントリ収集部17は、キャッシュエントリの統計値等を収集してキャッシュエントリテーブル14に記録する(ステップS2)。なお、ここでは、観測スロット内で1回だけキャッシュエントリの統計値等が収集されるが、キャッシュエントリの統計値等は、観測スロット内で複数回収集されてもよい。そして、フロー測定部は、フロー検出の観測スロットであるか否かを判定し(ステップS3)、フロー検出の観測スロットである場合には、フロー監視部18は、新たなExフローがあるかを監視する(ステップS4)。
そして、フロー監視部18は、新たなExフローが出現したか否かを判定し(ステップS5)、新たなExフローが出現しない場合には、ステップS4へ戻る。一方、新たなExフローが出現した場合には、フロー監視部18は、新たなExフローの情報を通信チャネルから収集し(ステップS6)、新たなExフローの情報を候補フローテーブル13に登録する(ステップS7)。そして、フロー監視部18は、ステップS4へ戻る。
また、ステップS3において、フロー検出の観測スロットでない場合には、エントリ収集部17は、キャッシュエントリの統計値等をもう一度収集してキャッシュエントリテーブル14に差分を記録する(ステップS8)。そして、フローフィルタ部15は、候補フローとキャッシュエントリを収集し(ステップS9)、全ての候補フローについて推定が終わったか否かを判定する(ステップS10)。そして、全ての候補フローについて推定が終わった場合には、フロー測定部は、処理を終了する。
一方、推定が終わっていない候補フローがある場合には、フローフィルタ部15は、候補フローがどのキャッシュエントリに属するかを確認し(ステップS11)、候補フローが属するキャッシュエントリが検出条件を満たすか否かを判定する(ステップS12)。そして、候補フローが属するキャッシュエントリが検出条件を満たす場合には、フローフィルタ部15は、ステップS10へ戻る。一方、候補フローが属するキャッシュエントリが検出条件を満たさない場合には、フローフィルタ部15は、候補フローにペナルティを与え(ステップS13)、ステップS10へ戻る。
このように、フローフィルタ部15が、候補フローが属するキャッシュエントリが検出条件を満たさない場合に候補フローにペナルティを与えることで、仮想スイッチ1は、検出条件を満たす候補フローだけを対象にロングフローを推定することができる。
次に、フロー推定部による処理の手順について説明する。図17は、フロー推定部による処理の手順を示すフローチャートである。図17に示すように、フロー推定部は、フロー検出の観測スロットであるか否かを判定する(ステップS21)。そして、フロー検出の観測スロットである場合には、フロー推定部は、TCPフラグがFIN、RST、CWR又はECEであるパケットのヘッダを受信したか否かを判定する(ステップS22)。そして、TCPフラグがFIN、RST、CWR又はECEであるパケットのヘッダを受信しない場合には、フロー推定部は、ステップS21へ戻る。
一方、TCPフラグがFIN、RST、CWR又はECEであるパケットのヘッダをフロー推定部が受信した場合には、不要フロー検出部19は、ヘッダを分解し、通信情報を特定する(ステップS23)。そして、不要フロー検出部19は、特定した通信情報に対応する候補フローが候補フローテーブル13に存在するか否かを判定し(ステップS24)、存在しない場合には、ステップS21へ戻る。
一方、特定した通信情報に対応する候補フローが候補フローテーブル13に存在する場合には、不要フロー検出部19は、TCPフラグがFIN又はRSTであるか否かを判定する(ステップS25)。そして、不要フローマーキング部20は、TCPフラグがFIN又はRSTである場合には、候補フローにペナルティ(100%)を与え(ステップS26)、TCPフラグがFIN又はRSTでない場合には、輻輳_カウントを1増加する(ステップS27)。そして、フロー推定部は、ステップS21へ戻る。
また、ステップS21においてフロー検出の観測スロットでない場合には、候補フロー伝送部21は、候補フローテーブル13でペナルティがない(0%)フローだけを収集する(ステップS28)。そして、候補フロー伝送部21は、収集したフローに関する情報をロングフローに関する情報として管理者端末に伝送する(ステップS29)。
このように、候補フロー伝送部21がペナルティがないフローだけを収集することで、仮想スイッチ1は、ロングフローを推定することができる。
次に、仮想スイッチ1が動作するコンピュータのハードウェア構成について説明する。図18は、仮想スイッチ1が動作するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。図18に示すように、コンピュータ50は、メインメモリ51と、CPU(Central Processing Unit)52と、LAN(Local Area Network)インタフェース53と、HDD(Hard Disk Drive)54とを有する。また、コンピュータ50は、スーパーIO(Input Output)55と、DVI(Digital Visual Interface)56と、ODD(Optical Disk Drive)57とを有する。
メインメモリ51は、プログラムやプログラムの実行途中結果などを記憶するメモリである。CPU52は、メインメモリ51からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。CPU52は、メモリコントローラを有するチップセットを含む。
LANインタフェース53は、コンピュータ50をLAN経由で他のコンピュータに接続するためのインタフェースである。HDD54は、プログラムやデータを格納するディスク装置であり、スーパーIO55は、マウスやキーボードなどの入力装置を接続するためのインタフェースである。DVI56は、液晶表示装置を接続するインタフェースであり、ODD57は、DVD(Digital Versatile Disc)の読み書きを行う装置である。
LANインタフェース53は、PCIエクスプレス(PCIe)によりCPU52に接続され、HDD54及びODD57は、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)によりCPU52に接続される。スーパーIO55は、LPC(Low Pin Count)によりCPU52に接続される。
そして、コンピュータ50において仮想スイッチ1として動作するプログラムは、コンピュータ50により読み出し可能な記録媒体の一例であるDVDに記憶され、ODD57によってDVDから読み出されてコンピュータ50にインストールされる。あるいは、仮想スイッチ1として動作するプログラムは、LANインタフェース53を介して接続された他のコンピュータシステムのデータベースなどに記憶され、これらのデータベースから読み出されてコンピュータ50にインストールされる。そして、インストールされたプログラムは、HDD54に記憶され、メインメモリ51に読み出されてCPU52によって実行される。
上述してきたように、実施例では、フロー監視部18が、新たなExフローを候補フローとして候補フローテーブル13に登録する。そして、不要フローマーキング部20が、TCPフラグがFIN、RST、CWR又はECEであるパケットのヘッダに基づいて特定された候補フローのペナルティを更新する。そして、候補フロー伝送部21が、ペナルティに基づいてロングフローを推定し、推定したロングフローの情報を管理者端末に送信する。したがって、仮想スイッチ1は、効率良くロングフローを推定し、ロングフローの情報を提供することができる。
また、実施例では、フローフィルタ部15が、候補フローのうち検出条件を満たさないフローにペナルティを与えるので、仮想スイッチ1は、検出条件を満たさないフローをロングフローから除外することができる。
また、実施例では、フロー監視部18は、OF処理部11とFC処理部12との間の通信チャネルを監視して新たなExフローを検出するので、候補フローを候補フローテーブル13に確実に登録することができる。
また、実施例では、アクション登録部16が、TCP終了フラグアクション及びTCP制御フラグアクションをフローキャッシュに登録する。そして、FC処理部12が、TCPフラグがFIN、RST、CWR又はECEであるパケットのヘッダを不要フロー検出部19に送信する。そして、不要フロー検出部19は、ヘッダに含まれる通信情報に基づいて候補フローテーブル13から候補フローを特定し、特定した候補フローのペナルティを更新する。したがって、仮想スイッチ1は、終了したフロー及び輻輳制御が行われたフローをロングフローから除外することができる。
また、実施例では、仮想スイッチ1は、総パケット数が1MB以上のフローだけをロングフローとして推定するので、ネットワークへの影響が大きいロングフローだけを推定することができる。
また、実施例では、仮想スイッチ1は、OFテーブルとフローキャッシュの両方のエントリを観測してロングフローを推定する代わりに、フローキャッシュのエントリだけを観測してロングフローを推定するので、効率良くロングフローを推定することができる。
例えば、フローキャッシュのエントリ数を4、OFテーブルに含まれるテーブルの数及び各テーブルのエントリ数をそれぞれ20及び300とする。OFテーブルとフローキャッシュの両方のエントリを観測する場合には、4×20×300=2400個のエントリを観測する必要があるが、実施例では、仮想スイッチ1は、4個のエントリだけを観測すればよい。
なお、実施例では、候補フローテーブル13、キャッシュエントリテーブル14、フロー推定部及びフロー測定部が仮想スイッチ1に含まれる場合について説明した。しかしながら、候補フローテーブル13、キャッシュエントリテーブル14、フロー推定部及びフロー測定部は仮想スイッチ1とは別の装置で実現されてもよい。
また、実施例では、仮想スイッチ1によりフローが中継される場合について説明したが、物理スイッチによりフローが中継されてもよい。また、実施例では、ロングフローを推定する場合について説明したが、ショートフロー等の他の特徴を有するフローを推定してもよい。
また、実施例では、仮想スイッチ1はTCPフラグがFIN、RST、CWR又はECEであるパケットを用いてTCPフローの終了及び輻輳制御を特定したが、仮想スイッチ1は他の方法によりフローの終了及び輻輳制御を特定してもよい。
1 仮想スイッチ
11 OF処理部
12 FC処理部
13 候補フローテーブル
14 キャッシュエントリテーブル
15 フローフィルタ部
16 アクション登録部
17 エントリ収集部
18 フロー監視部
19 不要フロー検出部
20 不要フローマーキング部
21 候補フロー伝送部
50 コンピュータ
51 メインメモリ
52 CPU
53 LANインタフェース
54 HDD
55 スーパーIO
56 DVI
57 ODD

Claims (9)

  1. 所定の特徴を有するフローとして推定するフローの候補となる候補フローの情報を中継するフローの情報に基づいて収集する収集部と、
    前記収集部により情報が収集された候補フローについて前記所定の特徴を有しない可能性を表すペナルティ値を中継するパケットに基づいて算出する算出部と、
    前記算出部により算出されたペナルティ値に基づいて、前記所定の特徴を有するフローを推定する推定部
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記推定部は、さらに、所定の検出条件に基づいて、前記所定の特徴を有するフローを推定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記収集部は、オープンフローテーブルを処理するOF処理部とフローキャッシュを処理するFC処理部との間の通信をキャプチャして前記フローキャッシュに一時的に登録される完全一致フローを収集し、収集した完全一致フローを前記候補フローとすることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記算出部は、フローキャッシュのエントリで指定されるアクションにより送信されたパケット情報に基づいて前記ペナルティ値を算出することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記推定部は、前記所定の特徴を有するフローとして一定期間データの伝送が継続するロングフローを推定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記算出部は、TCPフラグとしてFIN、RST、CWR又はECEを含むパケットに基づいて前記ペナルティ値を算出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記推定部は、通信量が所定の閾値以上のキャッシュエントリに属するフローであることを前記所定の検出条件として、前記所定の特徴を有するフローを推定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータが、
    所定の特徴を有するフローとして推定するフローの候補となる候補フローの情報を中継するフローの情報に基づいて収集し、
    前記候補フローについて前記所定の特徴を有しない可能性を表すペナルティ値を中継するパケットに基づいて算出し、
    算出したペナルティ値に基づいて、前記所定の特徴を有するフローを推定する
    処理を実行することを特徴とする情報処理方法。
  9. コンピュータに、
    所定の特徴を有するフローとして推定するフローの候補となる候補フローの情報を中継するフローの情報に基づいて収集し、
    前記候補フローについて前記所定の特徴を有しない可能性を表すペナルティ値を中継するパケットに基づいて算出し、
    算出したペナルティ値に基づいて、前記所定の特徴を有するフローを推定する
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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