JP2019093647A - ページめくり装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】確実なページめくり動作を行うことができる上に、簡易で安価なページめくり装置を提供すること。【解決手段】冊子4のページに設けた軟磁性部16を磁石部15で吸着し、支持台1の第一のアーム12の回動機構によりページをめくり、駆動軸10を上方移動することで磁石部15を軟磁性部16より脱離し、第一のアーム12の回動を戻しつつ下方移動することで次ページの軟磁性部16を吸着する。【選択図】図1

Description

本発明は、楽譜や書籍などの冊子のページめくりを行う、ページめくり装置に関する。
楽器を演奏する際に、一曲の譜面が複数ページに跨る楽譜を用いると、演奏者の両手が塞がる楽器(ピアノ、ギター、フルートなど)の場合、演奏中に譜面をめくることが困難となる。熟練した演奏者であれば、演奏の中断を最小限に留めて素早くめくることも可能であるが、初心者や未熟練の演奏者では、一旦演奏を中断してページをめくる必要があり、円滑な演奏の障害となることがある。
また、読書を行う際にも、腕や手指に障害を有する読者の場合は、書籍のページをめくることに不自由を感じることがある。
従来、手を使って楽譜や書籍のページをめくることが難しい状況に対し、様々な機構を備えるページめくり装置が考案されている。
特許文献1には、譜面台に載置した譜面等の頁をクリップで挟み、フットペダルの踏動にて駆動軸を左右に回動させることにより、螺旋状の回転子で頁を捲る機構を有する譜面自在ページ捲り装置及び譜面台が開示されている。
また、特許文献2には、ページの支持体と、駆動シャフトの回転動作にて駆動可能に取り付けられた持ち上げエレメントと、駆動シャフトを介しての回転動作にて持ち上げエレメントを駆動するために駆動シャフトに関連する駆動装置であって、支持面の平面に関して鋭角を囲む少なくとも一つの回転の軸のまわりで旋回可能として取り付けられている駆動装置が開示されている。
特開2010−247531号公報 特開2006−76294号公報
従来のページめくり装置では、楽譜や書籍の1ページのみをめくる動作が確実に行われない場合があり、一度に複数ページがめくられたり、連続しためくり動作が行えないことがあるという課題がある。
また、機器の動作にモーターやソレノイドアクチュエータ等の外部動力を用いたり、各種センサや表示装置を備える構成のページめくり装置では、別途に電源が必要であったり、装置が大型かつ高価となる場合があり、演奏者の負担が増えて導入が容易でないという課題がある。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、確実なページめくり動作を行うことができる上に、簡易で安価なページめくり装置の提供を目的とする。
本発明のページめくり装置は、支持台に開いて支持された冊子のページをめくる装置であって、前記支持台は、前記冊子を開いて配置する支持面と、前記支持面の下部に配し、前記冊子を支える支持部と、前記支持面の裏面に前記支持部に対して垂直方向に配する円筒軸受と、前記円筒軸受に挿入し、前記円筒軸受の軸方向に上下動可能、かつ前記円筒軸受を軸中心として回動可能に設ける駆動軸と、前記駆動軸の一端に配し、第一のワイヤの押引動作により前記駆動軸を上下させる上下機構と、前記駆動軸の一端に配し、第二のワイヤの押引動作により前記駆動軸を回動させる回動機構と、前記駆動軸の一端に配し、前記支持面を越えるまで延伸された第一のアームと、前記第一のアームに取り付けられ、前記支持部の方向に下垂する第二のアームと、前記第二のアームに取り付けられ、前記支持面に対向する磁石部を備え、前記冊子は、開いた前記ページの少なくとも一方に軟磁性部を有し、前記磁石部は前記軟磁性部を吸着可能に配し、前記回動機構により前記第一のアームが回動することによって前記ページをめくるものである。
また、本発明のページめくり装置では、前記磁石部は二つの主面を備え、一方の前記主面の磁力が他方の前記主面の磁力よりも強く、前記主面が前記支持面に対して反転可能に取り付けるよう構成することができる。
また、本発明のページめくり装置では、前記第一のワイヤおよび前記第二のワイヤは、金属細線からなるインナーワイヤと、前記インナーワイヤの外側を覆い、螺旋状に巻いた鋼線に樹脂コートを施した中空のアウターワイヤからなることが好ましい。
また、本発明のページめくり装置では、前記支持部に、前記冊子を開いた左右のページの下縁部に接する複数の凸部を備えることが好ましい。
また、本発明のページめくり装置では、前記磁石部は、磁力の強い前記一方の主面が前記軟磁性部と対向して吸着する位置に配されるよう、前記第一のアームおよび前記第二のアームが一体として交換可能に構成することが好ましい。
また、本発明のページめくり装置では、前記磁石部は、磁力の強い前記一方の主面が前記軟磁性部と対向して吸着する位置に配されるよう、前記第一のアームに対する前記第二のアームの取り付け位置が調節可能であることが好ましい。
また、本発明のページめくり装置では、前記磁石部は、さらに前記第二のアームに対する取り付け位置を調節可能に構成することが好ましい。
また、本発明のページめくり装置では、前記駆動軸の一端に取り付け、前記第一のアームを軸中心として配したピニオンと、前記ピニオンに噛み合うラックと、前記ラックを押引する第三のワイヤと、前記第一のアームの一端に取り付けた自在継手を介して前記第二のアームを接続し、前記第三のワイヤの押引動作によって前記第一のアームおよび前記第二のアームを回動させ、前記磁石部を反転させることができる。
また、本発明のページめくり装置では、前記第一のワイヤおよび前記第二のワイヤを接続する足元操作機構をさらに備え、前記足元操作機構は、前記第一のワイヤを押引する第一のペダルと、前記第二のワイヤを押引する第二のペダルと、前記第一のワイヤおよび前記第二のワイヤの前記アウターワイヤの端部を支持するワイヤ支持部を有することが好ましい。
また、本発明のページめくり装置では、金属細線からなるインナーワイヤと、前記インナーワイヤの外側を覆い、螺旋状に巻いた鋼線に樹脂コートを施した中空のアウターワイヤからなる前記第三のワイヤを接続し、前記第三のワイヤを押引する第三のペダルと、前記第三のワイヤの前記アウターワイヤの端部を支持するワイヤ支持部をさらに備えることが好ましい。
本発明のページめくり装置によれば、冊子のページに設けた軟磁性部を磁石部の磁力の強い主面で吸着し、支持台の第一のアーム回動機構によりページをめくり、駆動軸を上方移動することで磁石部を軟磁性部より脱離し、第一のアームの回動を戻しつつ下方移動することで、次ページの軟磁性部を吸着することができる。したがって、冊子を1ページずつ、かつ連続的にめくることができる。
また、本発明のページめくり装置では、モーターやソレノイドアクチュエータ、各種センサや表示装置等の、電源を必要とする機器を用いなくても構成が可能であり、装置の小型化、低価格化を実現することができる。
したがって、本発明によれば、確実なページめくり動作を行うことができる上に、簡易で安価なページめくり装置の提供が可能となる。
本発明によるページめくり装置の実施の形態1を示す概略斜視図。 本発明によるページめくり装置の支持台の構成を示す概略斜視図。 本発明によるページめくり装置の支持台の裏側構成を示す概略斜視図。 本発明によるページめくり装置の第一のアーム回動機構を説明する概略平面図。 本発明によるページめくり装置の足元操作機構の実施形態を示す概略斜視図。 本発明によるページめくり装置の第一のアームと第二のアームの回動機構の実施形態を示す概略斜視図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明によるページめくり装置の実施の形態1を示す概略斜視図である。図1において、支持台1は、冊子4を開いて配置する支持面2、冊子4を支える支持部3、支持面2の裏面に配する円筒軸受9、円筒軸受9に挿入して上下動および回動可能に配する駆動軸10、駆動軸10の上端に設けるハウジング11、ハウジング11に取り付ける上下機構操作用の第一のワイヤ7と回動機構操作用の第二のワイヤ8、第一のワイヤ7および第二のワイヤ8を支持するワイヤ支持部6、ハウジング11から支持面2を越えるまで延伸する第一のアーム12、第一のアーム12から取り付け位置調整ハンドル13を介して下垂する第二のアーム14、第二のアーム14に取り付けられ冊子4に対向する磁石部15を備える。
駆動軸10は、円筒軸受9の中で上下動と回動が可能で、上端に設けるハウジング11の天板に取り付ける第一のワイヤ7で上下機構を操作し、ハウジング11の側面に取り付ける第二のワイヤ8で回動機構を操作する。ワイヤの押引動作を円滑にするため、ハウジング11への取り付けは直接固定するよりも、ワイヤ動作角度の変化に対する自由度の高いリング状の部材等を介することが望ましい。
ハウジング11から支持面2を越えるまで延伸する第一のアーム12に、第一のアーム12の任意の位置に固定できる取り付け位置調整ハンドル13を介して第二のアーム14が下垂する。第二のアーム14は、パイプの内側に小径パイプを格納した二重パイプ(図示せず)によるスライド機構を内蔵し、取り付け位置調整ハンドル13と併用することによって、磁石部15を固定する位置を調節することができるように構成する。また、磁石部15の位置調整が磁石部15の寸法範囲に収まるのであれば、第二のアーム14のスライド機構は省略しても良い。
第二のアーム14には、支持面に対して反転可能に磁石部15が取り付けられる。磁石部15は、冊子4に対向するよう配し、ラチェット機構等により磁力の強い主面の向きを切り替えることができる。磁石部15は、一方の主面の磁力が他方の主面の磁力よりも強い構成とし、磁力の弱い方の主面は、後述する軟磁性部16との吸着力がページをめくれない程度に留める。
磁石部15としては、軟磁性材からなる断面コの字状のヨークの内側に永久磁石を配し、片側に磁力を集中させるキャップ磁石や、着磁ヨークを用いる着磁装置により永久磁石の一方の主面のみを着磁する片面2極型または片面多極型磁石を用いても良く、永久磁石の磁化面の一方に非磁性板からなるスペーサを貼り付けて表面の磁力を弱めた構成としても良い。
冊子4は、開いた一方のページの上部に軟磁性部16を配する。図1では、ページの右上に配置する例を示したが、冊子を読むのに差支えなければ他の場所に設けても良い。ただし、ページの内側、すなわち綴じ部に近い箇所に軟磁性部16を配置すると、確実なページめくりに支障が生ずる場合があるため、ページの中央より外側に配置することが好ましい。
軟磁性部16は、冊子4のページをめくるために必要な磁石部15の磁力に応じて材質、面積、形状を適宜選択することができる。薄い鉄板や軟磁性のステンレス板を各ページに貼り付けても良いが、同一種類の冊子を多数準備するような場合は、磁性インクを用いて印刷することで軟磁性部16を形成しても良い。
磁石部15の磁力の強い主面と軟磁性部16は、1ページのみを吸着する程度の吸着力となる組み合わせが望ましい。磁力が強すぎて複数ページを吸着してしまう場合は、磁石部15の磁化面に非磁性スペーサを貼り付けて表面の磁力を弱めたり、軟磁性部16の紙面を挟んだ背面に非磁性スペーサを貼り付けて、次ページの軟磁性部16との間隔を空けるよう構成しても良い。
第一のワイヤ7と第二のワイヤ8は、金属細線からなるインナーワイヤと、インナーワイヤの外側を覆い、螺旋状に巻いた鋼線に樹脂コートを施した中空のアウターワイヤから構成されていることが好ましく、アウターワイヤの端部をワイヤ支持部6、21で支持することで、インナーワイヤの押引動作を上下機構と回動機構に伝達する。
ワイヤの素材や太さは、伝達トルクに応じて必要な剛性を備えるものを適宜選択することができるが、あまり剛性の高いものではワイヤの柔軟性が損なわれ、ページめくり装置各部の部材強度を高める必要があったり、部材配置に制約が生じたりする可能性がある。そのような場合は、押し引きトルクの伝達に適したプッシュプルワイヤーを用いたり、押し方向に相当する動作を付勢する目的でワイヤ端部にバネを取り付けても良い。また、すべての動作をワイヤの「引き」だけで行えるよう、「押し」に相当する動作を担う力点に新たなワイヤを取り付け、2本1組で各機構を動作させても良い。
図1に示す、支持部3に設ける凸部5は、冊子4の左右ページを開いた状態で維持するため、ページの下縁部に接するように凸形状(図中では一例として半球状)の部材を配するものである。凸部5の寸法、形状、位置、個数は、ページをめくる際に乗り越えられ、ページをめくった後は下縁部と接してページを開いた状態で維持できるよう、適宜選択することができる。また、凸部分を連続させることで、冊子下端に略平行な波形の形状としても良い。
実際に利用する場合は、上記のように構成される支持台1に支持台スタンド17を取り付け、高さを適宜調整した上で、後述する足元操作機構20を配置することが好ましい。
次に、本発明によるページめくり装置の動作について説明する。
図2は、本発明によるページめくり装置の支持台の構成を示す概略斜視図、図3は、本発明によるページめくり装置の支持台の裏側構成を示す概略斜視図である。
図2、図3に示すように、ハウジング11の天板に取り付ける第一のワイヤ7を図中縦矢印のように押引することにより、ハウジング11、駆動軸10、第一のアーム12、取り付け位置調整ハンドル13、第二のアーム14、磁石部15が上下するが、これらの重量があるため、通常は上下機構で操作できる下端に位置する。
ハウジング11の側面に取り付ける第二のワイヤ8を図中横矢印のように押引することにより、駆動軸10を中心としてハウジング11、第一のアーム12、取り付け位置調整ハンドル13、第二のアーム14、磁石部15が回動する。上下機構に比べれば押引する荷重は小さいが、ページめくりの方向が常に同じ、すなわち右から左、あるいは左から右で変わらない場合は、第二のワイヤ8の取り付け部をバネ等で付勢して、磁石部15が常にページの同じ側に位置するように構成しても良い。
図4は、本発明によるページめくり装置の第一のアーム回動機構を説明する概略平面図である。冊子4の右ページを左側にめくる動作を例に、図2、図3の図面も参照して説明する。
支持部3上に開いて置かれた冊子4は、右ページの右上部に軟磁性部16を配する。ハウジング11等は上下機構の下端に位置する。第一のアーム12等は回動機構の右側に位置する。磁石部15は、磁力の強い主面が軟磁性部16に吸着する。
第二のワイヤ8を引く動作をすると、駆動軸10を中心としてハウジング11が回動し、同様に第一のアーム12等が図中破線のように回動する。この時、冊子4の右ページは磁石部15に軟磁性部16が吸着されたまま、下縁部が凸部5を乗り越えて、冊子の左側にめくられる。
次のページをめくる際は、第一のワイヤを引き、駆動軸10、ハウジング11等を上方に移動させて磁石部15を軟磁性部16から脱離した後、第二のワイヤ8を引く動作を行い、回動した第一のアーム12等を元の位置に戻しつつ第一のワイヤを押す(戻す)ことで、磁石部15と次のページの軟磁性部16を吸着する。この際、磁石部15と次のページの軟磁性部16は対向しながら近付いて吸着するように操作することが好ましい。第一のアーム12の回動が戻りきってから下降させると、磁石部15と軟磁性部16が正対しないまま端部で吸着する場合があり、正常なページめくりに支障をきたす場合がある。以降、同じ手順を繰り返すことで、連続してページをめくることができる。
めくったページを戻す必要がある場合は、磁石部15を反転させた後、上記の手順を逆に実行すれば良い。この際、左ページの左上の軟磁性部16は紙面の裏側にあたるが、吸着する磁石部15は磁力の強い側の面となるため、吸着の強度を確保することができる。
図5は、本発明によるページめくり装置の足元操作機構の実施形態を示す概略斜視図である。足元操作機構20は、第一のワイヤ7を押引する第一のペダル22と、第二のワイヤ8を押引する第二のペダル23を備え、第一のワイヤ7および第二のワイヤ8のアウターワイヤの端部をワイヤ支持部21で支持する。
支持台1のハウジング11、第一のアーム12等の自重により、駆動軸10の上下機構は通常状態で最下部にあるため、第一のペダル22を踏むことで上下機構を上方に移動させることができる。また、例示する第二のペダル23はシーソー式であり、左右のペダルを踏むことで第二のワイヤ8を押引し、回動機構を操作することができる。
(実施の形態2)
本発明によるページめくり装置の実施の形態2は、図1に示す実施の形態1の構成から足元操作機構20を除外したものであり、図2、図3に示すような構成である。本発明は、上下機構および回動機構の操作をワイヤの押引動作で行うことから、支持台1の構成にワイヤを動かす機構を加えれば利用が可能であり、ワイヤの押引を読者本人以外、例えば介助者の元にある操作機構で行ったり、外部のアクチュエータを用いたりしても良い。
(実施の形態3)
図6は、本発明によるページめくり装置の実施の形態3を示すものであり、本発明によるページめくり装置の第一のアームと第二のアームの回動機構の実施形態を示す概略斜視図である。本実施の形態は、上記の実施の形態1、実施の形態2のページめくり装置に示す支持台1において、ハウジング11、第一のアーム12、取り付け位置調整ハンドル13、第二のアーム14に替えてハウジング31、第一のアーム32、自在継手33、第二のアーム34を配し、磁石部の反転をワイヤの操作で行うよう構成するものである。
図6では、ハウジング31の内部構成が分かり易いように断面模式図として示す。ハウジング31に、軸受39によって支持される第一のアーム32を軸中心としてピニオン38を配し、ピニオン38に噛み合うラック36、ラック36を押引する第三のワイヤ35、ラックの軌道を規制するラックガイド37を配置し、第一のアーム32の端部に取り付ける自在継手33を介して第二のアーム34を接続する。磁石部の配置は実施の形態1、実施の形態2と同様である。第一のアーム32は、パイプの内側に小径パイプを格納した二重パイプによるスライド機構を備え、磁石部のページ左右位置の調整が可能である。第二のアーム34も、同様にスライド機構(図示せす)を備えるが、磁石部の位置調整が磁石部の寸法範囲に収まるのであれば、第二のアーム34のスライド機構は省略しても良い。
第三のワイヤ35を矢印方向に押引する動作に伴いラック36が移動し、同時にピニオン38が回動して第一のアーム32を矢印のように回動させるとともに第二のアームを回動させ、磁石部を反転させることができる。なお、自在継手33は2軸のなす角度が90度に近づくと円滑な回転が妨げられるので、第一のアーム32は第二のアーム34の取り付け位置に向かって下降傾斜するようハウジング31の内部を配置して、自在継手33による2軸のなす角度が概ね135度以上となるよう構成することが好ましい。
なお、実施の形態3の構成において、実施の形態1のように足元操作機構20を組み合わせる場合、当然ながら第三のワイヤ35を押引する操作部が必要であり、足元操作機構20に第三のワイヤ35のアウターワイヤ端部を支持するワイヤ支持部と、第三のワイヤ35に接続する第三のペダルやレバー等を追加して構成することができる。
また、各実施の形態に共通する構成として、各ワイヤでの操作に関し、使用者が所望する位置に固定するストッパ機構を設けても良い。例えば、ハウジングや第一のアーム等を上昇させたまま固定したり、磁石部の磁力の強い主面の向きを特定の角度に規制したりすることができる。ストッパ機構としては、摩擦ブレーキやラチェットロック機構、ネジによる固定等、様々な実施形態をとりうる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は実施の形態の各構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の変更や修正が可能である。すなわち、当業者であればなし得るであろう各種変形、修正もまた本発明に含まれる。
1 支持台
2 支持面
3 支持部
4 冊子
5 凸部
6、21 ワイヤ支持部
7 第一のワイヤ
8 第二のワイヤ
9 円筒軸受
10 駆動軸
11、31 ハウジング
12、32 第一のアーム
13 取り付け位置調整ハンドル
14、34 第二のアーム
15 磁石部
16 軟磁性部
17 支持台スタンド
20 足元操作機構
22 第一のペダル
23 第二のペダル
33 自在継手
35 第三のワイヤ
36 ラック
37 ラックガイド
38 ピニオン
39 軸受

Claims (10)

  1. 支持台に開いて支持された冊子のページをめくるページめくり装置であって、
    前記支持台は、
    前記冊子を開いて配置する支持面と、
    前記支持面の下部に配し、前記冊子を支える支持部と、
    前記支持面の裏面に前記支持部に対して垂直方向に配する円筒軸受と、
    前記円筒軸受に挿入し、前記円筒軸受の軸方向に上下動可能、かつ前記円筒軸受を軸中心として回動可能に設ける駆動軸と、
    前記駆動軸の一端に配し、第一のワイヤの押引動作により前記駆動軸を上下させる上下機構と、
    前記駆動軸の一端に配し、第二のワイヤの押引動作により前記駆動軸を回動させる回動機構と、
    前記駆動軸の一端に配し、前記支持面を越えるまで延伸された第一のアームと、
    前記第一のアームに取り付けられ、前記支持部の方向に下垂する第二のアームと、
    前記第二のアームに取り付けられ、前記支持面に対向する磁石部を備え、
    前記冊子は、開いた前記ページの少なくとも一方に軟磁性部を有し、
    前記磁石部は前記軟磁性部を吸着可能に配し、
    前記回動機構により前記第一のアームが回動することによって前記ページをめくることを特徴とするページめくり装置。
  2. 前記磁石部は二つの主面を備え、一方の前記主面の磁力が他方の前記主面の磁力よりも強く、前記主面が前記支持面に対して反転可能に取り付けるよう構成する、請求項1に記載のページめくり装置。
  3. 前記第一のワイヤおよび前記第二のワイヤは、金属細線からなるインナーワイヤと、前記インナーワイヤの外側を覆い、螺旋状に巻いた鋼線に樹脂コートを施した中空のアウターワイヤからなる、請求項1または請求項2に記載のページめくり装置。
  4. 前記支持部に、前記冊子を開いた左右のページの下縁部に接する複数の凸部を備える、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のページめくり装置。
  5. 前記磁石部は、磁力の強い前記一方の主面が前記軟磁性部と対向して吸着する位置に配されるよう、前記第一のアームおよび前記第二のアームが一体として交換可能に構成する、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のページめくり装置。
  6. 前記磁石部は、磁力の強い前記一方の主面が前記軟磁性部と対向して吸着する位置に配されるよう、前記第一のアームに対する前記第二のアームの取り付け位置が調節可能である、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のページめくり装置。
  7. 前記磁石部は、さらに前記第二のアームに対する取り付け位置を調節可能に構成する、請求項6に記載のページめくり装置。
  8. 前記駆動軸の一端に取り付け、前記第一のアームを軸中心として配したピニオンと、
    前記ピニオンに噛み合うラックと、
    前記ラックを押引する第三のワイヤと、
    前記第一のアームの一端に取り付けた自在継手を介して前記第二のアームを接続し、
    前記第三のワイヤの押引動作によって前記第一のアームおよび前記第二のアームを回動させ、前記磁石部を反転させることを特徴とする、請求項2乃至請求項7のいずれかに記載のページめくり装置。
  9. 前記第一のワイヤおよび前記第二のワイヤを接続する足元操作機構をさらに備え、
    前記足元操作機構は、前記第一のワイヤを押引する第一のペダルと、前記第二のワイヤを押引する第二のペダルと、前記第一のワイヤおよび前記第二のワイヤの前記アウターワイヤの端部を支持するワイヤ支持部を有することを特徴とする、請求項3乃至請求項8のいずれかに記載のページめくり装置。
  10. 金属細線からなるインナーワイヤと、前記インナーワイヤの外側を覆い、螺旋状に巻いた鋼線に樹脂コートを施した中空のアウターワイヤからなる前記第三のワイヤを接続し、前記第三のワイヤを押引する第三のペダルと、前記第三のワイヤの前記アウターワイヤの端部を支持するワイヤ支持部をさらに備えることを特徴とする、請求項9に記載のページめくり装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113715545A (zh) * 2021-08-26 2021-11-30 河南城建学院 一种乐谱跟阅系统及方法

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