JP2019092269A - 接地短絡器具 - Google Patents

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中村 誠
Makoto Nakamura
誠 中村
孝行 八杉
Takayuki Yasugi
孝行 八杉
貞雄 山下
Sadao Yamashita
貞雄 山下
房則 大平
Fusanori Ohira
房則 大平
真吾 不動
Shingo Fudo
真吾 不動
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Abstract

【課題】架空配電線に取り付けた状態で、その取り付け箇所における電線被覆の剥離状態や挟持具による電線被覆の噛み込みの有無等を容易に確認できるとともに、その設置状態を夜間でも目視で確認することが可能な接地短絡器具を提供する。【解決手段】本発明の接地短絡器具は、従来の接地短絡器具において、電極1と被覆剥ぎ取りの検出に用いられる電極2a,2bと発光ダイオード3a〜3cと電池ボックス4が頭部金具51に設けられた構造となっている。フック部51aの両側面にそれぞれ設置された発光ダイオード3a,3bと、側壁部51cの背面に設置された発光ダイオード3cは、電池ボックス4に収納された電池4aに対し、ケーブル5を用いてそれぞれ並列接続されることにより、電極2a,2bを開閉スイッチの接点とする閉回路を形成している。【選択図】図1

Description

本発明は、高圧停電作業を行う作業者の安全を確保するために、架空配電線に取り付けて短絡接地させる器具に係り、特に、その取り付け箇所における電線被覆の剥離状態を容易に知ることができるとともに、夜間であっても、その設置状態を目視で容易に確認することが可能な接地短絡器具に関する。
高圧停電作業では、作業者の安全を確保するために接地短絡器具が用いられる。この接地短絡器具は架空配電線の電線被覆を剥ぎ取って芯線を露出させた部分に取り付けられて使用されるものであるが、従来の接地短絡器具においては、接地短絡作業時に各種の問題が生じていた。
ここで、従来の接地短絡器具の構造とそれを用いた接地短絡作業について、図6及び図7を用いて具体的に説明する。
なお、図6は従来の接地短絡器具の外観を示した正面図であり、図7(a)は図6において頭部金具の側面を拡大して示した図であり、図7(b)は図6の接地短絡器具とともに使用される接地棒の外観を示した正面図である。
図6及び図7に示すように、接地短絡器具50は、短絡線55がそれぞれ接続された挟持具50a〜50cと、地面等に打ち込まれる接地棒52に接続するための接地金具53と、この接地金具53が一端に設けられた接地線54を備えており、接続部56において、3本の短絡線55が接地線54の他端に接続された構造となっている。
挟持具50a〜50cは、アルミニウム合金のような導電性を有する金属材料によって側面視略「コ」の字状をなすように形成された頭部金具51と、この頭部金具51が取り付けられるネジ棒57と、このネジ棒57の一端に取り付けられたジョイント金具58からなり、ジョイント金具58はツイストロック構造によって共用操作棒(図示せず)の先端を連結可能に形成されている。
頭部金具51は、鉤型状に形成されたフック部51aと、このフック部51aに対向配置された基部51bと、この基部51bとフック部51aを連結するとともに短絡線55を接続するための接続端子59が背面に設けられた側壁部51cからなる。なお、基部51bの中央には、内周面に雌ネジが形成された挿通孔が設けられており、挟持具50aの頭部金具51には、挟持具50b,50cを仮支持するための仮支持用棒60が設けられている。
ジョイント金具58は、下方が開放された有底の円筒状をなし、その周面には、共用操作棒の先端の周面に突設された係止用突起に係合するT字状の係合溝58aが形成されている。
ネジ棒57は、頭部金具51の基部51bに設けられた挿通孔の上記雌ネジに螺合する雄ネジが外周面に形成されており、その先端には、頭部金具51の側壁部51cに対して摺動可能に係止されたジョー61が回転可能に取り付けられている。なお、ジョー61は、フック部51aと対向する面に、架空配電線の外面よりも曲率の小さい凹部61aが設けられている。そして、ネジ棒57は頭部金具51に対し、ジョー61がフック部51aと基部51bの間に配置された状態で、基部51bの挿通孔に螺入されている。
すなわち、ネジ棒57とジョー61は、頭部金具51に対して移動可能に設置されて、その先端とフック部51aの間に配置された架空配電線を挟持する可動体を構成している。
接地短絡器具50を用いた架空配電線の接地短絡作業は、一般に以下のような手順によって行われる。
まず、接地短絡作業の対象となる3相の架空配電線に対し、接地短絡器具50を取り付ける箇所の電線被覆を工具等によって剥ぎ取り、芯線を露出させる。つぎに、挟持具50aの頭部金具51の両側に仮支持用棒60を利用して挟持具50b,50cを配置する。そして、地面等に打ち込まれた接地棒52に接地金具53を接続し、挟持具50aの頭部金具51の挿通孔に螺入されているネジ棒57の下端にジョイント金具58を介して共用操作棒を連結する。
さらに、挟持具50aの頭部金具51のフック部51aとジョー61の間に架空配電線を配置できるように共用操作棒を回転させて、ネジ棒57をフック部51aに対して後退させる。その状態で共用操作棒を操作して、挟持具50aの頭部金具51のフック部51aを3相の架空配電線のうちの1本に引っ掛ける。そして、共用操作棒を回転させて、ネジ棒57をフック部51aに対して前進させ、挟持具50aの頭部金具51のフック部51aとジョー61によって架空配電線を挟持する。
その後、挟持具50b,50cの頭部金具51についても同様の操作を行って、残りの2本の架空配電線に取り付ける。これにより、3相の架空配電線の全てについて接地短絡作業が完了する。
従来、以上のような方法によって、架空配電線の接地短絡作業を行っていたが、上記構造の接地短絡器具においては、架空配電線に取り付ける際に、挟持具によって挟持される箇所の電線被覆の剥ぎ取りが不十分であったり、挟持具が被覆を噛み込んでいたりすると、頭部金具と芯線の接触が不完全な状態となるため、短絡電流に対して十分に安全を確保できないという課題があった。また、近年では、深夜作業が多く、夜間に目視で接地短絡器具の取付状態を確認したり、その撤去漏れの有無を確認したりしなければならないことがあるが、従来の接地短絡器具は、視認性が悪いため、見落としをするおそれがあった。
取付状態の確認を可能とするという課題に対するものとしては、例えば、特許文献1に「表示灯つき接地短絡金具」という名称で、表示灯を設けることにより、取り付けや取り外しの状況を夜間において、あるいは遠方からでも確実に判断できるようにした接地短絡金具に関する考案が開示されている。
この特許文献1に開示された考案は、圧接金物と絶縁握りに設けられた中央孔の内部に昇降自在に設置された昇降接触杵と、昇降接触杵の一端を圧着金具から突出させるように付勢する押出スプリングと、電池回路によって接続される豆ランプと電池とバネ接点を備えており、昇降接触杵が下降した際にその他端によってバネ接点を押して電池回路を閉じるように構成されたことを特徴としている。
このような構成の短絡接地金具によれば、電線に取り付けられているときには表示灯が点灯しているため、夜間において、あるいは遠方からでも、それが取り付けられていることを容易に目視で確認することができる。
また、特許文献2には、「接触検知式クランプ」という名称で、高圧配電線路の無停電工事においてバイパス回路を構築する際に、被覆の上からでも直接接続できるように工夫されたクランプに関する発明が開示されている。
特許文献2の明細書や図面には、環状の主電極の中央部に検知電極が配置され、検知電極の上方に位置するように主電極がスプリングによって押し上げられるとともに、クランプを使用しないときには検知電極が主電極の下方に位置するよう構成されたクランプが記載されている。
このような構造によれば、高圧配電線路の無停電工事において、被覆の絶縁体を貫通するようにして絶縁電線を接続するとともに、同時に導体の接触状態も検知することも可能である。
さらに、特許文献3には、「管理装置及び管理方法」という名称で、被管理物の現状復帰作業の失念を防ぐための装置に関する発明が開示されている。
特許文献3の明細書や図面には、LEDランプを有する付属具がツイストロック機構によって接地短絡器具の下端に取り付けられた構造が開示されている。
このような構造によれば、たとえ夜間であっても、点灯しているLEDランプを目印にして配電線に取り付けられた接地短絡器具を容易に発見することができる。
実願昭53−24282号(実開昭54−128037号)のマイクロフィルム 特開2002−112420号公報 特許第6013408号公報
上述の従来技術である特許文献1に開示された考案又は特許文献2及び特許文献3に開示された発明では、電線被覆が完全に剥ぎ取られているか否かを検出する機構を備えていないため、架空配電線に取り付けた状態では、その取り付け箇所の電線被覆の剥離状態を知ることが困難であるという課題があった。
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、架空配電線に取り付けた状態で、その取り付け箇所における電線被覆の剥離状態や挟持具による電線被覆の噛み込みの有無等を容易に知ることができるとともに、その設置状態を夜間でも目視で確認することが可能な接地短絡器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明である接地短絡器具は、鉤型状をなすフック部と、このフック部に対向配置され雌ネジが内周面に設けられた挿通孔を有する基部と、背面に短絡線の一端が接続されるとともに基部とフック部を連結する側壁部によって構成され、側面視略「コ」の字状をなす頭部金具と、共用操作棒を連結可能に形成され、外周面に雄ネジを有して基部の挿通孔に螺入されている棒状の可動体と、短絡線の他端に接続されている接地線と、頭部金具に導通するとともに、可動体の先端との間に配置された配電線を挟持可能に、フック部の基部に対向する側に設置されている第1の電極と、この第1の電極とフック部の間に設置されて第1の電極を基部へ近づける方向へ付勢する第1の圧縮バネと、第1の電極が配電線に接触した状態を保ちつつ基部から離れる方向へ移動した際に配電線と接触するように、フック部の基部に対向する側に第1の電極を間に挟むように設置されている一対の第2の電極と、頭部金具の外面に設置されている発光体と、この発光体の電源と、を備え、一対の第2の電極は、頭部金具に対して電気的に絶縁され、かつ、開閉スイッチの接点となるようにケーブルを介して発光体と電源に接続されていることを特徴とするものである。
このような構造の接地短絡器具においては、接地線の一端を接地するとともに、フック部と可動体の間に配電線を配置した状態で、予め所定の箇所の電線被覆を剥ぎ取って芯線を露出させておいた配電線に頭部金具のフック部を引っ掛けるようにして第1の電極を配電線の芯線に接触させると、配電線の残留電荷が頭部金具から短絡線へと流れ、さらに接地線を通って地中へ流れるという作用を有する。
また、この状態から可動体の先端をフック部に向かって前進させると、第1の電極が配電線を介して可動体に押されることで第1の圧縮バネが収縮し、その結果、第1の電極が所定の長さだけ移動して配電線が一対の第2の電極に接触する。
このとき、配電線が第2の電極に接触する箇所の電線被覆の剥離状態が良好であれば、電源と発光体を結ぶ回路の開閉スイッチの接点である一対の第2の電極が配電線を介して電気的に接続され、電源から発光体に電流が流れるため、発光体が点灯する。
これに対し、配電線が第2の電極に接触する箇所の電線被覆の剥離状態が良好でない場合、配電線が一対の第2の電極に接触したとしても電源と発光体を結ぶ回路の開閉スイッチの接点である一対の第2の電極が導通状態とならず、電源から発光体に電流が流れないため、発光体は点灯しない。
すなわち、第1の発明においては、一対の第2の電極と電源にケーブルを介して接続される発光体が、配電線に対する取り付け箇所の電線被覆が完全に剥ぎ取られているか否かを検出する「被覆剥ぎ取り検出手段」として機能する。
第2の発明は、第1の発明において、発光体は、頭部金具の外面に少なくとも2つ以上設置されるとともに、電源に対してそれぞれ並列接続されていることを特徴とするものである。
このような構造の接地短絡器具においては、第1の発明の作用に加えて、発光体を複数備えていることから、発光体の点灯状態を確認し易いという作用を有する。さらに、一部の発光体が故障している場合でも残りの発光体が被覆剥ぎ取り検出手段として機能する。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明において、発光体は、発光ダイオードからなることを特徴とするものである。
このような構造の接地短絡器具においては、第1の発明又は第2の発明の作用に加えて、ハロゲンランプや白熱球などを発光体に用いる場合に比べて、点灯中の発熱や消費電力が少ないという作用を有する。
第4の発明は、第1の発明乃至第3の発明のいずれかにおいて、頭部金具と可動体からなる3つの挟持具を備え、それぞれの挟持具は、第1の電極と第1の圧縮バネと第2の電極と発光体と電源をそれぞれ備えるとともに、それぞれの短絡線が接地線にまとめて接続されていることを特徴とするものである。
このような構造の接地短絡器具においては、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの作用に加え、接地線を接地した状態で3相の架空配電線に対して3つの挟持具をそれぞれ取り付けることにより、それらの架空配電線が同時に接地されるという作用を有する。
第5の発明は、第4の発明において、それぞれの挟持具ごとに電源がそれぞれ設置される代わりに、それぞれの挟持具に設置された発光体がケーブルを介して並列接続される共通電源を備えていることを特徴とするものである。
このような構造の接地短絡器具においては、第4の発明の作用に加え、電源に用いる電池の交換作業を挟持具ごとに行う必要がないという作用を有する。
第6の発明は、第1の発明乃至第5の発明のいずれかにおいて、第2の電極とフック部の間に設置されて第2の電極を基部へ近づける方向へ付勢する第2の圧縮バネを備えていることを特徴とするものである。
このような構造の接地短絡器具においては、第1の発明乃至第5の発明のいずれかの作用に加えて、可動体をフック部に向かって前進させることによって配電線が第2の電極に接触した際に可動体から配電線を介して第2の電極に加えられる力が第2の圧縮バネによって緩和されるという作用を有する。
第7の発明は、第1の発明乃至第6の発明のいずれかにおいて、第1の圧縮バネは、頭部金具と可動体と共用操作棒の合計重量よりも大きな荷重を加えた場合に収縮するように形成されていることを特徴とするものである。
第1の圧縮バネの弾性係数が極端に小さく、第1の電極にわずかな力が加わっただけでも第1の圧縮バネが収縮してしまうような場合には、配電線の残留電荷が第1の電極を通って完全に放電される前に、第2の電極に架空配電線が接触し、その結果、第2の電極を介して流れ込んだ配電線の残留電荷によって、発光体や電源が破壊されるおそれがある。
これに対し、上記構造の接地短絡器具は、頭部金具のフック部を配電線に引っ掛けただけでは、第1の圧縮バネは収縮しない。すなわち、第7の発明においては、第1の発明乃至第6の発明のいずれかの作用に加え、共用操作棒を回転させて可動体を前進させ、配電線を介して第1の電極を押動させるという操作をしない限り、配電線が第2の電極に接触しないという作用を有する。
以上説明したように、第1の発明によれば、配電線に取り付けた際に、発光体の点灯状態を確認することで、取り付け箇所における電線被覆の剥離状態やフック部と可動体の先端による電線被覆の噛み込みの有無等を容易に知ることができるとともに、夜間であっても配電線に対する設置状態を目視で確認することができる。
第2の発明によれば、第1の発明の効果に加え、長時間の使用が可能であり、また、発光体が点灯していることを見落としてしまう可能性が低いという効果を奏する。
第3の発明によれば、第1の発明又は第2の発明の効果に加えて、発光体の寿命が長いため、製造や修理等に要するコストが削減されるという効果を奏する。
第4の発明によれば、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの効果に加え、3相の架空配電線に対する短絡接地作業に要する時間が短縮されるという効果を奏する。
第5の発明によれば、第4の発明の効果に加えて、発光体の電源に用いられる電池の交換作業が1回で済むため、保守作業が効率化されるという効果を奏する。
第6の発明によれば、第1の発明乃至第5の発明の効果に加えて、可動体をフック部に向かって前進させて、配電線を第2の電極に接触させた際に、第2の電極が破損し難いという効果を奏する。
第7の発明によれば、第1の発明乃至第6の発明のいずれかの効果に加えて、配電線の残留電荷が第2の電極を介して発光体や電源に流れ込んでしまうおそれがないため、安全に使用できるという効果を奏する。
(a)は本発明の実施の形態に係る接地短絡器具の実施例について、短絡金具の外観を示す正面図であり、(b)は同図(a)における被覆剥ぎ取り検出手段の回路構成を示す図である。 (a)及び(b)はそれぞれ図1(a)に示した挟持具の左側面図及び右側面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ図1(a)におけるA−A線矢視断面図及び図2(b)におけるB−B線矢視断面図である。 図3(a)に示したフック部の拡大図である。 (a)乃至(d)は本発明の接地短絡器具の動作を説明するための図である。 従来の接地短絡器具の外観を示した正面図である。 (a)は図6における頭部金具の側面図であり、(c)は接地棒の外観を示した正面図である。
本発明の接地短絡器具は、図6及び図7に示した従来の接地短絡器具50において、架空配電線に取り付けられた状態で、その取付箇所の電線被覆が完全に剥ぎ取られているか否かを検出する機構(以下、被覆剥ぎ取り検出手段という。)を備えていることを特徴とする。
本発明の具体的な構造と、それに基づいて発揮される作用及び効果について、図1〜図5を参照しながら説明する。なお、これらの図に示された接地短絡器具は、雨天時にも使用できるように、後述する発光ダイオードを点灯させるための回路が防水構造となっている。また、この回路においては、開閉スイッチの接点となる電極や電池ボックスと発光ダイオードを接続するためのケーブルが頭部金具の表面に沿うように設けられているが、本発明の接地短絡器具は、このような構造に限定されるものではない。例えば、当該ケーブルは頭部金具に内蔵された構造であっても良い。また、発光ダイオードの個数やその設置個所及び上記ケーブルの配置については、本実施例で示したものに限らず、適宜変更可能である。
図1(a)は本発明の接地短絡器具における短絡金具の外観の一例を示す正面図であり、図1(b)は図1(a)に示した被覆剥ぎ取り検出手段の回路図である。また、図2(a)及び図2(b)はそれぞれ図1(a)に示した挟持具の左側面図及び右側面図である。
図3(a)及び図3(b)はそれぞれ図1(a)におけるA−A線矢視断面図及び図2(b)におけるB−B線矢視断面図であり、図4は図3(a)に示したフック部の拡大図である。そして、図5(a)乃至(d)は本発明の接地短絡器具の動作を説明するための図であり、図5(a)及び図5(c)は図3(a)においてフック部とジョーを拡大して示した図に相当し、図5(b)及び図5(d)は図3(b)に相当する。
なお、図3〜図5では図が煩雑になるのを避けるため、発光ダイオードと短絡線と接続端子とケーブルについて断面ではなく、外観を表示している。また、図6及び図7に示した構成要素については、同一の符号を付して、以下その説明を適宜省略する。
図1及び図2に示すように、本発明の接地短絡器具は、従来の接地短絡器具50において、電極1と被覆剥ぎ取りの検出に用いられる電極2a,2bと発光ダイオード3a〜3cと電池ボックス4が頭部金具51に設けられた構造となっている。
フック部51aの両側面にそれぞれ設置された発光ダイオード3a,3bと、側壁部51cの背面に設置された発光ダイオード3cは、電池ボックス4に収納された電池4aに対し、ケーブル5を用いてそれぞれ並列接続されることにより、電極2a,2bを開閉スイッチの接点とする閉回路を形成している(図1(b)参照)。
図3(a)及び図3(b)に示すように、頭部金具51のフック部51aには、電極1を収納可能に有底孔1aがジョー61に対向する面に設けられており、有底孔1aの内部には、電極1を有底孔1aの外に押し出す方向へ付勢するための圧縮コイルバネ1bが設置されている。また、電極1は、ネジ棒57の移動方向と平行な方向へ移動することで、その少なくとも一部が有底孔1aに収納されるように配置されるとともに、圧縮コイルバネ1bを介してフック部51aに連結されている。さらに、フック部51aのジョー61に対向する面には、フック部51aとジョー61によって架空配電線が挟持された場合に、その架空配電線の長手方向と平行をなすように電極1の両側に電極2a,2bが設置されている。
なお、本実施例では、電極1は、少なくとも一部が常に有底孔1aの内壁面と接触し、頭部金具51に対して導通する構造となっているが、本発明の接地短絡器具は、このような構造に限定されるものではない。例えば、圧縮コイルバネ1bが導電性を有しており、電極1が有底孔1aの内壁面と接触していない場合でも圧縮コイルバネ1bを介して頭部金具51に対して常に電気的に接続された構造であっても良い。この場合、電極1とジョー61によって架空配電線が挟持された際に、電極1がネジ棒57の長手方向と直交する平面内でずれないように保持する機構がフック部51aに設けられていれば、有底孔1aを省略することもできる。
図4に示すように、フック部51aのジョー61(図3(a)参照)に対向する面には、電極2a,2bをそれぞれ収納可能に2つの有底孔2c,2cが設けられており、有底孔2cの内部には、電極2a,2bを有底孔2cの外に押し出す方向へ付勢するための圧縮コイルバネ2dが設置されている。また、電極2a,2bは、ネジ棒57の移動方向と平行な方向へ移動することで、その少なくとも一部が有底孔2cに収納されるように配置されるとともに、圧縮コイルバネ2dを介してフック部51aに連結されている。
なお、電極2a,2bは、ケーブル5(図1(a)参照)を介して電池4a(図1(b)参照)と電気的に接続されているが、有底孔2cに収納される際に、その内壁面と接触した場合でも頭部金具51に対しては導通しない構造となっている。
また、電極1と電極2a,2bは、挟持具50a〜50cが架空配電線を挟持していない場合、電極1が電極2a,2bよりもジョー61に向かって突出した状態となるように設置されている。
すなわち、頭部金具51に対して電気的に絶縁されている電極2a,2bは、電極1が架空配電線に接触した状態を保ちつつ、圧縮コイルバネ1bの収縮に伴って基部51bから離れる方向へ移動した場合に、架空配電線と接触するように配置されている。
上記構造の接地短絡器具を用いた架空配電線の接地短絡作業について、図5を用いて説明する。
まず、地面等に接地棒52(図7(b)参照)を打ち込み、この接地棒52に接地金具53を接続し、挟持具50aのネジ棒57の下端にジョイント金具58を介して共用操作棒を連結する。さらに、共用操作棒を回転させて、挟持具50aの頭部金具51のフック部51aとジョー61の間に架空配電線62を配置できるようにネジ棒57をフック部51aに対して後退させる。
その状態で共用操作棒を操作して、予め工具等によって所定の箇所の電線被覆を剥ぎ取って芯線を露出させておいた架空配電線62に対して、挟持具50aの頭部金具51を引っ掛ける。
これにより、図5(a)及び図5(b)に示すように、架空配電線62に電極1が接触する。その結果、架空配電線62の残留電荷は頭部金具51から短絡線55へと流れ、さらに接地線54と接地棒52を通って地中へと流れる。
次に、共用操作棒を回転させて、ネジ棒57をフック部51aに対して前進させ、挟持具50aの頭部金具51のフック部51aとジョー61によって架空配電線62を挟持する。この状態で共用操作棒を回転させて、ネジ棒57をフック部51aに対してさらに前進させると、圧縮コイルバネ1bが収縮するため、電極1が有底孔1aに収納されるようにして基部51bから離れる方向へ移動する。
そして、圧縮コイルバネ1bが所定の長さだけ収縮すると、図5(c)及び図5(d)に示すように、架空配電線62が電極2a,2bに接触する。
これは、電池4aと発光ダイオード3a〜3cを結ぶ回路の開閉スイッチの接点である電極2a,2bが架空配電線62を介して電気的に接続されることを意味する。すなわち、架空配電線62が電極2a,2bに接触すると、上記回路が閉じられて電池4aから発光ダイオード3a〜3cに電流が流れるため、発光ダイオード3a〜3cが点灯する。
そして、挟持具50b,50cの頭部金具51についても同様の操作を行って、残りの2本の架空配電線62に取り付けると、挟持具50b,50cに設置された発光ダイオード3a〜3cが点灯する。
前述したように、本実施例の接地短絡器具では、電極2a,2bと頭部金具51のフック部51aとの間に圧縮コイルバネ2dが設置されている。このような構造によれば、ネジ棒57をフック部51aに向かって前進させることによって架空配電線62が電極2a,2bに接触した際にネジ棒57から架空配電線62を介して電極2a,2bに加えられる力が圧縮コイルバネ2dによって緩和されるため、電極2a,2bが破損し難いという効果が発揮される。
さらに、本実施例の接地短絡器具は、有底孔1aと有底孔2cに対して電極1と電極2a,2bの全体がそれぞれ完全に収納され得る構造となっている。そのため、架空配電線62が電極2a,2bに接触した時点からさらにネジ棒57をフック部51aに対して前進させていくと、圧縮コイルバネ1bと圧縮コイルバネ2dの収縮に伴って、最終的には、電極1と電極2a,2bの全体が有底孔1aと有底孔2cの内部に収納されて、架空配電線62がフック部51aとジョー61によって挟持されることになる。すなわち、上記構造の接地短絡器具では、挟持具50a〜50cによって安定した状態で架空配電線62を確実に挟持することが可能となっている。
一方、架空配電線62における挟持具50a〜50cの取り付け箇所の電線被覆の剥ぎ取りが不十分な場合や、挟持具50a〜50cが電線被覆を噛み込んでいる場合には、電極2a,2bが架空配電線62に接触していても発光ダイオード3a〜3cは点灯しない。すなわち、電極2a,2bと電池4aにケーブル5を介して接続される発光ダイオード3a〜3cは、架空配電線62における挟持具50a〜50cの取付箇所の電線被覆が完全に剥ぎ取られているか否かを検出する「被覆剥ぎ取り検出手段」として機能する。
以上説明したように、上記構造の接地短絡器具によれば、挟持具50a〜50cによって架空配電線62を挟持した際に、発光ダイオード3a〜3cの点灯状態を確認することで、取り付け箇所における電線被覆の剥離状態や挟持具50a〜50cによる電線被覆の噛み込みの有無等を容易に知ることができる。加えて、本発明の接地短絡器具は、夜間であっても架空配電線62に対する設置状態を目視で確認できるという独自の効果を有している。
また、上述の接地短絡器具では、3つの発光ダイオードを備えており、その点灯状態を確認し易いため、発光ダイオードが点灯していることを見落としてしまう可能性が低いというメリットがある。また、一部の発光ダイオードが故障している場合でも残りの発光ダイオードが被覆剥ぎ取り検出手段として機能するため、長期間の使用が可能である。
さらに、上記構造の接地短絡器具においては、3つの挟持具を備えていることから、接地線54を接地した状態で3相の架空配電線に対して挟持具50a〜50cをそれぞれ取り付けることにより、それらの架空配電線が同時に接地されるという作用を有する。したがって、3相の架空配電線に対する短絡接地作業を短時間で行うことができる。
なお、圧縮コイルバネ1bの弾性係数が極端に小さく、電極1にわずかな力を加えただけでも圧縮コイルバネ1bが収縮してしまうと、架空配電線62の残留電荷が電極1を通って完全に放電される前に、電極2a,2bに架空配電線62が接触し、その結果、電極2a,2bを介して流れ込んだ架空配電線62の残留電荷によって、発光ダイオード3a〜3cや電池4aが破壊されるおそれがある。しかしながら、本実施例の接地短絡器具は、電極1に対して頭部金具51とネジ棒57と共用操作棒の合計重量よりも大きな荷重を加えた場合に圧縮コイルバネ1bが収縮するような構造にしているため、挟持具50a〜50cを架空配電線62に引っ掛けただけでは、圧縮コイルバネ1bが収縮しない。すなわち、共用操作棒を回転させてネジ棒57をフック部51aに対して前進させ、架空配電線62を介して電極1を押動させるという操作をしない限り、架空配電線62が電極2a,2bに接触しない構造となっている。したがって、このような構造を備えた接地短絡器具によれば、架空配電線62の残留電荷が電極2a,2bを介して流れ込むことで発光ダイオード3a〜3cや電池4aが破壊されるという事態は起こり得ないため、安全に使用することができる。
本実施例では、発光ダイオード3a〜3cの電源として、電池4aが収納された電池ボックス4を挟持具50a〜50cに対してそれぞれ設置した構造としているが、電池ボックス4を挟持具ごとに設置する代わりに、接続部56に1つの電池ボックス4を設置するとともに、各挟持具に設置された発光ダイオード3a〜3cがケーブル5を介して、この電池ボックス4に並列接続された構造とすることもできる。このような構造によれば、電池4aの交換作業を挟持具ごとに行う必要がないため、保守に要する時間が短縮される。
また、電極2a,2bのいずれか一方のみが架空配電線62の芯線に接触することで発光ダイオード3a〜3cが点灯する構造とすることもできる。ただし、この場合、発光ダイオード3a〜3cが点灯したとしても、それは電極2a,2bのいずれか一方が架空配電線62と接触する箇所において、たまたま電線被覆の剥離状態が良好であったことによるものかも知れず、電極1が架空配電線62と接触する箇所においても同様に電線被覆の剥離状態が良好であることは保証し得ない。
これに対し、本発明の接地短絡器具では、電極2a,2bが電極1の両側に設置されており、電極2a,2bの双方が架空配電線62の芯線に接触することで発光ダイオード3a〜3cが点灯する構造となっている。このような構造の接地短絡器具において、挟持具50a〜50cで架空配電線62を挟持した際に発光ダイオード3a〜3cが点灯した場合、それは電極2a,2bが架空配電線62と接触する箇所だけでなく、その2箇所の間の部分においても電線被覆の剥離状態が良好である可能性が高い。したがって、本発明の接地短絡器具では、挟持具50a〜50cによって架空配電線62を挟持した箇所の電線被覆の剥離状態や挟持具50a〜50cによる電線被覆の噛み込みの有無等をより一層正確に知ることができる。
本実施例では、架空配電線62の電線被覆が完全に剥ぎ取られていることを検知した場合に点灯する発光体として発光ダイオードを用いているが、これに限らず、例えば、ハロゲンランプや白熱球などを発光ダイオードの代わりに用いることもできる。ただし、発光ダイオードは点灯中の発熱が極めて少なく、長寿命であって、消費電力も少ないため、上記発光体として発光ダイオードを用いた場合には、製造や修理等に要するコストを低く抑えることができる。
また、本実施例では、電極1と電極2a,2bを基部51bに近づく方向へ付勢する手段として圧縮コイルバネ1bと圧縮コイルバネ2dを用いているが、少なくとも圧縮バネであれば、前述の作用が同様に発揮されるため、コイルバネ以外のバネを上記手段として用いることもできる。
本発明の接地短絡器具は、高圧停電作業時に作業者の安全を確保するために架空配電線を短絡接地させる場合に適用可能である。
1…電極 1a…有底孔 1b…圧縮コイルバネ 2a,2b…電極 2c…有底孔 2d…圧縮コイルバネ 3a〜3c…発光ダイオード 4…電池ボックス 4a…電池 5…ケーブル 50…接地短絡器具 50a〜50c…挟持具 51…頭部金具 51a…フック部 51b…基部 51c…側壁部 52…接地棒 53…接地金具 54…接地線 55…短絡線 56…接続部 57…ネジ棒 58…ジョイント金具 58a…係合溝 59…接続端子 60…仮支持用棒 61…ジョー 61a…凹部 62…架空配電線

Claims (7)

  1. 鉤型状をなすフック部と、このフック部に対向配置され雌ネジが内周面に設けられた挿通孔を有する基部と、背面に短絡線の一端が接続されるとともに前記基部と前記フック部を連結する側壁部によって構成され、側面視略「コ」の字状をなす頭部金具と、
    共用操作棒を連結可能に形成され、外周面に雄ネジを有して前記基部の前記挿通孔に螺入されている棒状の可動体と、
    前記短絡線の他端に接続されている接地線と、
    前記頭部金具に導通するとともに、前記可動体の先端との間に配置された配電線を挟持可能に、前記フック部の前記基部に対向する側に設置されている第1の電極と、
    この第1の電極と前記フック部の間に設置されて前記第1の電極を前記基部へ近づける方向へ付勢する第1の圧縮バネと、
    前記第1の電極が前記配電線に接触した状態を保ちつつ前記基部から離れる方向へ移動した際に前記配電線と接触するように、前記フック部の前記基部に対向する側に前記第1の電極を間に挟むように設置されている一対の第2の電極と、
    前記頭部金具の外面に設置されている発光体と、
    この発光体の電源と、を備え、
    一対の前記第2の電極は、前記頭部金具に対して電気的に絶縁され、かつ、開閉スイッチの接点となるようにケーブルを介して前記発光体と前記電源に接続されていることを特徴とする接地短絡器具。
  2. 前記発光体は、前記頭部金具の外面に少なくとも2つ以上設置されるとともに、前記電源に対してそれぞれ並列接続されていることを特徴とする請求項1に記載の接地短絡器具。
  3. 前記発光体は、発光ダイオードからなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の接地短絡器具。
  4. 前記頭部金具と前記可動体からなる3つの挟持具を備え、
    それぞれの前記挟持具は、前記第1の電極と前記第1の圧縮バネと前記第2の電極と前記発光体と前記電源をそれぞれ備えるとともに、それぞれの前記短絡線が前記接地線にまとめて接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の接地短絡器具。
  5. それぞれの前記挟持具ごとに前記電源がそれぞれ設置される代わりに、それぞれの前記挟持具に設置された前記発光体が前記ケーブルを介して並列接続される共通電源を備えていることを特徴とする請求項4に記載の接地短絡器具。
  6. 前記第2の電極と前記フック部の間に設置されて前記第2の電極を前記基部へ近づける方向へ付勢する第2の圧縮バネを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の接地短絡器具。
  7. 前記第1の圧縮バネは、前記頭部金具と前記可動体と前記共用操作棒の合計重量よりも大きな荷重を加えた場合に収縮するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の接地短絡器具。
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