JP2019091573A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】端子がハウジングに適正に収容されているか否かを精度良く検知することと、嵌合の作業性を向上することと、を両立可能なコネクタの提供。【解決手段】コネクタ1は、端子T1a,T1bを収容可能な第1ハウジング100と、第1ハウジングに装着されるスペーサ300と、相手側端子T2a,T2bを収容可能な第2ハウジング200と、を備える。スペーサは、嵌合の際に第2ハウジングにスペーサの嵌合阻止部311が接触して嵌合を妨げる仮係止位置と、嵌合を妨げることなく端子を保持する本係止位置と、の間において移動可能である。第2ハウジングは、嵌合方向への移動に伴って嵌合阻止部とは異なるスペーサの被押圧部332を押圧することによってスペーサを仮係止位置から本係止位置に向けて移動させる押圧部222、を有する。【選択図】図4
Description
本発明は、端子を収容可能な第1ハウジングと、第1ハウジングに装着されるスペーサと、相手側端子を収容可能な第2ハウジングと、を備えたコネクタに関する。
従来から、ハウジングの端子収容室に端子が適正に収容されているか否かを検知する等の目的から、スペーサを備えたハウジングを用いたコネクタが提案されている。この種のスペーサは、例えば、端子が適正位置に収容されていない場合にはハウジング同士の嵌合を妨げる位置(仮係止位置)にあり、端子が適正位置に収容されている場合にはその嵌合を妨げない位置(本係止位置)にある、ように構成される。
従来のコネクタの一つは、一方のハウジングに装着したスペーサが仮係止位置にある場合にはスペーサの一部がそのハウジングの外表面から露出し、一方のハウジングと他方のハウジングとの嵌合の際、他方のハウジングがスペーサを一方のハウジングの内部に押し込んで本係止位置に移動させる、ようになっている。更に、この従来のコネクタは、端子が適正位置に収容されていない場合、スペーサが本係止位置に移動できずに仮係止位置に留まり、スペーサと他方のハウジングとが接触して嵌合が正常に完了しないようになっている。これにより、嵌合が正常に完了するか否かに基づき、端子が適正位置に収容されているか否かを検知できることになる(例えば、特許文献1を参照。)。
上述した従来のコネクタでは、スペーサの一部分に傾斜面が設けられており、この傾斜面を他方のハウジングが押圧することにより、スペーサが本係止位置に向けて移動するようになっている。但し、端子が適正位置に収容されていなければ、傾斜面が押圧されてもスペーサが本係止位置に向けて移動せず、傾斜面が他方のハウジングに干渉して嵌合が妨げられるようになっている。換言すると、スペーサを移動させるための外力が及ぼされる箇所(傾斜面)と、端子が適正位置に収容されていない場合に他方のハウジングと干渉する箇所(傾斜面)と、が共通している。
そのため、嵌合に要する力を小さくするために傾斜面の傾きを緩やかにすると、端子が適正位置に収容されていなくても(スペーサが仮係止位置に留まっていても)、他方のハウジングがスペーサの傾斜面を乗り越えて嵌合が完了してしまう(誤検知が生じる)可能性がある。逆に、誤検知を抑制するために傾斜面の傾きを急にすると、端子が適正位置に収容されていても(スペーサが本係止位置に向けて移動できる状態であっても)、嵌合に要する力が大きくなって作業性が低下する可能性がある。しかし、コネクタの更なる性能向上等の観点から、誤検知を抑制しつつ、嵌合の作業性を向上することが望ましい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、端子がハウジングに適正に収容されているか否かを精度良く検知することと、嵌合の作業性を向上することと、を両立可能なコネクタ、を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1)
端子を収容可能な第1ハウジングと、前記第1ハウジングに装着されるスペーサと、相手側端子を収容可能な第2ハウジングと、を備えたコネクタであって、
前記スペーサは、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの嵌合の際に前記第2ハウジングに該スペーサの嵌合阻止部が接触して前記嵌合を妨げる仮係止位置と、前記嵌合を妨げることなく前記第1ハウジングの適正位置に収容された前記端子を保持する本係止位置と、の間において移動可能であり、
前記第2ハウジングは、
嵌合方向への該第2ハウジングの移動に伴って前記嵌合阻止部とは異なる前記スペーサの被押圧部を押圧することによって前記スペーサを前記仮係止位置から前記本係止位置に向けて移動させる押圧部、を有する、
コネクタであること。
(2)
上記(1)に記載のコネクタにおいて、
前記スペーサは、
前記仮係止位置にあるとき、前記第2ハウジングが前記嵌合阻止部に接触するよりも前に、前記第2ハウジングの前記押圧部が前記被押圧部に接触する、ように構成された、
コネクタであること。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載のコネクタにおいて、
前記押圧部及び前記被押圧部の少なくとも一方は、
前記嵌合方向に対して傾いた傾斜面を有し、前記嵌合の際の前記傾斜面の相対的移動によって前記押圧部による前記被押圧部の押圧が生じる、ように構成された、
コネクタであること。
(4)
上記(1)〜上記(3)の何れか一つに記載のコネクタにおいて、
前記第2ハウジングは、
前記押圧部として、前記嵌合方向に沿って延びる突条形状を有するリブを有し、
前記スペーサは、
前記被押圧部として、前記嵌合方向に沿って延びる溝形状を有すると共に前記リブを受け入れるガイド溝を有する、
コネクタであること。
(1)
端子を収容可能な第1ハウジングと、前記第1ハウジングに装着されるスペーサと、相手側端子を収容可能な第2ハウジングと、を備えたコネクタであって、
前記スペーサは、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの嵌合の際に前記第2ハウジングに該スペーサの嵌合阻止部が接触して前記嵌合を妨げる仮係止位置と、前記嵌合を妨げることなく前記第1ハウジングの適正位置に収容された前記端子を保持する本係止位置と、の間において移動可能であり、
前記第2ハウジングは、
嵌合方向への該第2ハウジングの移動に伴って前記嵌合阻止部とは異なる前記スペーサの被押圧部を押圧することによって前記スペーサを前記仮係止位置から前記本係止位置に向けて移動させる押圧部、を有する、
コネクタであること。
(2)
上記(1)に記載のコネクタにおいて、
前記スペーサは、
前記仮係止位置にあるとき、前記第2ハウジングが前記嵌合阻止部に接触するよりも前に、前記第2ハウジングの前記押圧部が前記被押圧部に接触する、ように構成された、
コネクタであること。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載のコネクタにおいて、
前記押圧部及び前記被押圧部の少なくとも一方は、
前記嵌合方向に対して傾いた傾斜面を有し、前記嵌合の際の前記傾斜面の相対的移動によって前記押圧部による前記被押圧部の押圧が生じる、ように構成された、
コネクタであること。
(4)
上記(1)〜上記(3)の何れか一つに記載のコネクタにおいて、
前記第2ハウジングは、
前記押圧部として、前記嵌合方向に沿って延びる突条形状を有するリブを有し、
前記スペーサは、
前記被押圧部として、前記嵌合方向に沿って延びる溝形状を有すると共に前記リブを受け入れるガイド溝を有する、
コネクタであること。
上記(1)の構成のコネクタによれば、嵌合の際にスペーサを移動させるための外力が第2ハウジングの押圧部から及ぼされる箇所(スペーサの被押圧部)と、端子がハウジングに適正に収容されていない場合に第2ハウジングと干渉する箇所(スペーサの嵌合阻止部)と、が相違している。よって、上述した従来のコネクタのようにそれら2つの箇所(被押圧部および嵌合阻止部に相当する箇所)が共通する場合とは異なり、被押圧部および嵌合阻止部の各々を、各々の機能に特化した形状および配置などを有するように個別に設計できる。そのため、従来のコネクタのように誤検知の抑制と作業性の向上とが背反することがない。
したがって、本構成のコネクタによれば、端子がハウジングに適正に収容されているか否かを精度良く検知することと、嵌合の作業性を向上することと、を両立できる。
なお、上記「各々の機能に特化した形状」として、例えば、スペーサの被押圧部に対して従来のコネクタに比べて傾きが緩やかな傾斜面を設けた形状が挙げられる。これにより、従来のコネクタに比べ、嵌合に要する力を小さくできる。更に、例えば、スペーサの嵌合阻止部に対して従来のコネクタに比べて傾きが急な(例えば、嵌合方向に直交する)傾斜面を設けた形状が挙げられる。これにより、従来のコネクタに比べ、第2ハウジングが嵌合阻止部を誤って乗り越えることを抑制できる。
上記(2)の構成のコネクタによれば、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合の際、第2ハウジングがスペーサの嵌合阻止部に接触するよりも前に、第2ハウジングの押圧部がスペーサの被押圧部に接触する。そのため、第2ハウジングが嵌合阻止部に近付く間に、十分に余裕を持ってスペーサを仮係止位置から本係止位置に移動させられるように、コネクタを設計できる。
上記(3)の構成のコネクタによれば、第2ハウジングの押圧部およびスペーサの被押圧部の少なくとも一方が、嵌合方向に対して傾いた傾斜面を有する。これにより、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合の際、双方のハウジングを嵌合方向に移動させるだけで、傾斜面の相対的移動が生じ、スペーサを本係止位置に向けて移動させられる。
上記(4)の構成のコネクタによれば、嵌合の際、スペーサのガイド溝(被押圧部)に第2ハウジングのリブ(押圧部)が入り込むことになる。これにより、仮に嵌合中に双方のハウジングに多少のガタツキが生じても、押圧部と被押圧部とが接触した状態を確実に維持できる。よって、スペーサをより確実に本係止位置に向けて移動させられる。
本発明によれば、端子がハウジングに適正に収容されているか否かを精度良く検知することと、嵌合の作業性を向上することと、を両立可能なコネクタ、を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るコネクタ1について説明する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るコネクタ1について説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るコネクタ1は、メスハウジング100と、メスハウジング100と嵌合するオスハウジング200と、メスハウジング100に装着されるスペーサ300と、を備える。
以下、図1に示すように、「嵌合方向」、「幅方向」、「上下方向」、「前」、「後」、「上」及び「下」を定義する。「嵌合方向」、「幅方向」及び「上下方向」は、互いに直交する。なお、メスハウジング100及びスペーサ300に対する嵌合方向の前後の向きと、オスハウジング200に対する嵌合方向の前後の向きとは、逆になっている。
図1及び図2(a)を参照しながら、メスハウジング100について説明する。樹脂製のメスハウジング100は、嵌合方向に直交する方向に延びる平板状のプレート部110と、プレート部110から一体で嵌合方向両側に突出する略直方体状の本体部120と、を備える。プレート部110は、メスハウジング100を、例えば車両の所定部位のパネルに取り付けるために設けられている。
本体部120には、複数の端子収容室121が嵌合方向に沿って貫通形成されている。複数の端子収容室121には、電線W1aの端部にそれぞれが接続された複数のメス端子T1a(図1参照)を本体部120の相対的に上側領域に収容するための複数(本例では、5個)の端子収容室121aと、電線W1bの端部にそれぞれが接続された複数のメス端子T1b(図1参照)を本体部120の相対的に下側領域に収容するための複数(本例では、12個)の端子収容室121bと、が含まれている。以下、特に断りのない限り、本体部120におけるプレート部110から前側に突出する部分を単に「本体部120」と呼ぶ。
本体部120の下部には、嵌合方向中央部の所定範囲かつ幅方向の全域に亘って、スペーサ300を装着するためのスペーサ装着孔122が、下方に開口するように、且つ、複数の端子収容室121bを嵌合方向の前記所定範囲に亘って途中で分断するように、形成されている。なお、端子収容室121bの分断された部分は、本体部120にスペーサ300が装着された状態で、スペーサ300に形成された端子収容室121b(図2(b)参照)によって補完されるようになっている。
本体部120の幅方向両側面において、スペーサ装着孔122の直上位置には、幅方向外側に突出する一対の仮係止用突起123が形成されており、一対の仮係止用突起123の直上位置には、幅方向外側に突出する一対の本係止用突起124が形成されている。仮係止用突起123及び本係止用突起124は、スペーサ300を仮係止位置及び本係止位置に係止するために設けられている。スペーサ300の仮係止位置及び本係止位置については後述される。
本体部120の上下方向中央部には、端子収容室121と干渉しない位置にて、嵌合方向前方からみて一対のL字状の挿入孔125が、嵌合方向の前端面からプレート部110の近傍位置まで嵌合方向に沿って形成されている。一対の挿入孔125は、両ハウジングの嵌合時にオスハウジング200の一対のL字状リブ221(図3参照)を挿入するために設けられている。よって、L字状の各挿入孔125は、対応するL字状リブ221に対応する形状を有するように、幅方向に延びる水平部分と、前記水平部分の幅方向内側端部から垂下する垂下部分と、を有する。一対の挿入孔125の垂下部分は、スペーサ装着孔122によって嵌合方向の前記所定範囲に亘って途中で分断されるように、スペーサ装着孔122と連通している。
一対の挿入孔125の垂下部分における嵌合方向の前記所定範囲よりも前側部分を幅方向に仕切るように上下方向に延びる本体部120の縦壁120aの幅方向両側面には、嵌合方向に延びる一対のガイド溝126が嵌合方向全域に亘って形成されている。一対のガイド溝126は、両ハウジングの嵌合時にオスハウジング200の一対のガイドリブ222(図3参照)を案内するために設けられている。よって、各ガイド溝126は、対応するガイドリブ222に対応する形状を有している。
本体部120の上面の一部の幅方向中央部には、上側に突出する嵌合係止用突起127が形成されている。嵌合係止用突起127は、両ハウジングの嵌合完了後に嵌合完了状態を維持させるために設けられている。嵌合係止用突起127については後述される。
次いで、図1及び図3を参照しながら、オスハウジング200について説明する。樹脂製のオスハウジング200は、略直方体状の本体部210と、本体部210から一体で上方かつ嵌合方向前方に突出すると共に前方に開口する箱状のホロー部220と、を備える。ホロー部220の内部空間Sは、両ハウジングの嵌合時にメスハウジング100の本体部120が収容(内挿)される空間である。
本体部210には、複数の端子収容室211が嵌合方向に沿って貫通形成されている。複数の端子収容室211には、電線W2aの端部にそれぞれが接続された複数のオス端子T2a(図1参照)を本体部210の相対的に上側領域に収容するための複数(本例では、5個)の端子収容室211aと、電線W2bの端部にそれぞれが接続された複数のオス端子T2b(図1参照)を本体部210の相対的に下側領域に収容するための複数(本例では、12個)の端子収容室211bと、が含まれている。嵌合方向からみて、オスハウジング200の複数の端子収容室211のそれぞれは、メスハウジング100の対応する端子収容室121に対応する位置に配置されている。
ホロー部220の内部空間Sの上下方向中央部には、嵌合方向前方からみて一対のL字状リブ221が、本体部210の前端面(即ち、ホロー部220の内部空間Sの底面)からホロー部220の前端位置まで嵌合方向に沿って突出するように、形成されている。上述したように、一対のL字状リブ221は、両ハウジングの嵌合時にメスハウジング100の一対の挿入孔125(図2(a)参照)に挿入される。各L字状リブ221は、ホロー部220の内部空間Sの側面を画成する側壁から幅方向内側に延びる水平部分と、前記水平部分の幅方向内側端部から垂下する垂下部分と、を有する。一対のL字状リブ221の垂下部分それぞれは、幅方向に所定の間隔を空けて互いに平行に対向配置されている。
一対のL字状リブ221の垂下部分の互いに対向する面には、嵌合方向に延びる突条形状の一対のガイドリブ222が嵌合方向全域に亘って形成されている。上述したように、一対のガイドリブ222は、両ハウジングの嵌合時にメスハウジング100の一対のガイド溝126(図2(a)参照)によって案内される。
ホロー部220の内部空間Sの下面を画成する下壁223、及び、内部空間Sの上面の一部を画成する上壁224は、それぞれ、両ハウジングの嵌合時に、メスハウジング100の本体部120の下壁129、及び、上壁128(図2(a)参照)と摺動するようになっている(図4〜図7参照)。ホロー部220の上壁224には、上下方向に貫通する係止用開口225が形成されている。両ハウジングの嵌合完了時に、係止用開口225の縁部がメスハウジング100の嵌合係止用突起127(図2(a)参照)と係合することで、両ハウジングの嵌合完了状態が維持され得るようになっている(図7参照)。
次いで、図1及び図2(b)を参照しながら、スペーサ300について説明する。樹脂製のスペーサ300は、略直方体状の本体部310と、本体部310の幅方向両端部から一体で上側に突出する平板状の一対の起立壁320と、本体部310の幅方向中央の上部から一体で上側に突出すると共に嵌合方向に延びる平板状の板状部330と、を備える。
本体部310には、メスハウジング100の端子収容室121bにおけるスペーサ装着孔122によって分断された部分を補完するための複数の端子収容室121bが嵌合方向に沿って貫通形成されている。
一対の起立壁320における本体部310から上側に突出する上部の幅方向内側面には、幅方向外側に窪んだ一対の凹部321が形成されている。スペーサ300がメスハウジング100のスペーサ装着孔122に挿入された状態において、一対の凹部321の上縁部322が、メスハウジング100の一対の仮係止用突起123(図2(a)参照)と係合すると、スペーサ300が仮係止位置に係止されるようになっている。スペーサ300の仮係止位置では、スペーサ300の本体部310の下端部311が、メスハウジング100の本体部120の下壁129から下方に突出する状態となる(図4及び図5参照)。スペーサ300の下端部311は、嵌合方向(図1参照)に直交する面を有している。
一方、仮係止位置にあるスペーサ300が上方に移動して、スペーサ300の一対の上縁部322が、メスハウジング100の一対の本係止用突起124(図2(a)参照)と係合すると、スペーサ300が本係止位置に係止されるようになっている。スペーサ300の本係止位置では、スペーサ300の下端部311が、メスハウジング100の下壁129と面一となって下壁129から下方に突出しない状態となる(図7参照)。
板状部330の幅方向両側面には、嵌合方向に延びる一対のガイド溝331が嵌合方向全域に亘って形成されている。ガイド溝331の上壁面332は、嵌合方向後方に移動するにつれて下側に位置するように嵌合方向に対して傾斜する傾斜面(平面)となっている。ガイド溝331の下壁面333は、嵌合方向に沿う平面となっている。
スペーサ300がメスハウジング100のスペーサ装着孔122に挿入された状態において、一対のガイド溝331の底壁は、メスハウジング100の一対のガイド溝126の底壁と面一となる。そして、スペーサ300の仮係止位置では、ガイド溝331の下壁面333がガイド溝126の下壁面より下側に位置すると共に、ガイド溝331の上壁面332の嵌合方向前端とガイド溝126の上壁面との上下方向の位置が一致するようになっている(図4及び図5参照)。一方、スペーサ300の本係止位置では、ガイド溝331の下壁面333とガイド溝126の下壁面との上下方向の位置が一致すると共に、ガイド溝331の上壁面332の嵌合方向後端とガイド溝126の上壁面との上下方向の位置が一致するようになっている(図7参照)。
スペーサ300が仮係止位置にある状態にて、メスハウジング100の複数の端子収容室121bに対応するメス端子T1bの全てが適正に収容されている場合、スペーサ300が本係止位置に移動できるように、且つ、メスハウジング100の複数の端子収容室121bに対応するメス端子T1bの少なくとも1つが適正に収容されていない場合、適正に収容されていないメス端子T1bとスペーサ300とが干渉してスペーサ300が本係止位置に移動できないように、スペーサ300及びメス端子T1bの形状が設計されている。
次いで、図4〜図7を参照しながら、両ハウジングを嵌合させる際の動作について説明する。図4に示すように、先ず、スペーサ300が仮係止位置に係止されたメスハウジング100の複数の端子収容室121a,121bに、それぞれ、電線W1aが接続された複数のメス端子T1a及び電線W1bが接続された複数のメス端子T1bを収容する。また、オスハウジング200の複数の端子収容室211a,211bに、それぞれ、電線W2aが接続された複数のオス端子T2a及び電線W2bが接続された複数のオス端子T2bを収容する。そして、両ハウジングの嵌合方向前端面同士が対向するように、両ハウジングを配置する。
次いで、図5に示すように、オスハウジング200のホロー部220でメスハウジング100の本体部120を覆うように、両ハウジングを嵌合方向に徐々に近付けていき、嵌合を開始させる。これに伴い、オスハウジング200のホロー部220の下壁223及び上壁224がそれぞれメスハウジング100の下壁129及び上壁128と摺動開始される。更に、オスハウジング200の一対のL字状リブ221がメスハウジング100の一対の挿入孔125に挿入開始されることで、オスハウジング200の一対のガイドリブ222がメスハウジング100の一対のガイド溝126に挿入開始され案内開始される。この状態では、スペーサ300が仮係止位置にあるので、スペーサ300の下端部311が、メスハウジング100の下壁129から下方に突出している。
そして、嵌合が進行して、図5に示すように、ガイド溝126に案内されながら前進するガイドリブ222の前端が、スペーサ300のガイド溝331の上壁面332(傾斜面)の嵌合方向前端まで到達すると、それ以降、嵌合の進行に応じてガイドリブ222の前端が上壁面332を押圧することで、スペーサ300は上向きの力を受けるようになる。
以下、先ず、メスハウジング100の複数の端子収容室121bに対応するメス端子T1bの全てが適正に収容されている場合について説明する。この場合、スペーサ300が仮係止位置から本係止位置に移動可能である。よって、図6に示すように、上壁面332(傾斜面)をガイドリブ222の前端が前進しながら押圧することにより、スペーサ300が仮係止位置から本係止位置まで上側に(メスハウジング100の本体部120の内部に)押し込まれていく。
このように、スペーサ300が仮係止位置から本係止位置に移動することで、スペーサ300の下端部311がメスハウジング100の下壁129から下方に突出した状態が解消される。そのため、オスハウジング200の下壁223がスペーサ300の下端部311に干渉することで両ハウジングの嵌合が嵌合完了位置まで進行し得ない状態が解消されて、両ハウジングの嵌合が嵌合完了位置まで進行し得る状態となる。
そして、図7に示すように、両ハウジングの嵌合が嵌合完了位置まで進行すると、オスハウジング200の係止用開口225の縁部がメスハウジング100の嵌合係止用突起127と係合することで、両ハウジングの嵌合完了状態が維持される(両ハウジングの分離が防止される)。両ハウジングの嵌合完了状態では、複数のメス端子T1a及びオス端子T2aの導通接続が完了すると共に、複数のメス端子T1b及びオス端子T2bの導通接続が完了する。
次いで、メスハウジング100の複数の端子収容室121bに対応するメス端子T1bの少なくとも1つが適正に収容されていない場合について説明する。この場合、スペーサ300を仮係止位置から本係止位置に向けて移動させようとしても、適正に収容されていないメス端子T1bとスペーサ300とが干渉することで、スペーサ300が仮係止位置に維持される。そのため、スペーサ300の下端部311が、メスハウジング100の下壁129から下方に突出した状態が維持される。この結果、オスハウジング200の下壁223がスペーサ300の下端部311に干渉することで、両ハウジングの嵌合が嵌合完了位置まで進行し得ない。このように、嵌合が完了するか否かにより、端子収容室121bにメス端子T1bが適正に収容されているか否かを検知できる。
更には、両ハウジングを嵌合が進行する方向に無理に押し付けることで、ガイドリブ222の前端部が上壁面332(傾斜面)からの反力を受けて下方に変形したとしても、オスハウジング200の下壁223は、ガイドリブ222とは異なる位置に配置されているので、ガイドリブ222の変形に伴って下側に変形することはない。そのため、オスハウジング200の下壁223がスペーサ300の下端部311を乗り越えて、嵌合が完了してしまう事態が発生し得ない。この結果、メスハウジング100の端子収容室121bにメス端子T1bが適正に収容されているか否かを精度良く検知可能である。
以上に説明したように、本実施形態に係るコネクタ1によれば、メス端子T1bが端子収容室121bに適正に収容されていないときにオスハウジング200の下壁223と干渉することになるスペーサ300の下端部311(嵌合阻止部)と、嵌合時にオスハウジング200のガイドリブ222(押圧部)に押圧されるスペーサ300の上壁面332(被押圧部)と、がスペーサ300の異なる箇所に配置されている。よって、上述した従来のコネクタのようにそれら2つの箇所(スペーサ300の下端部311及び上壁面332に相当する部分)が共通する場合に比べ、それらの各々を、それぞれの機能に特化した形状および配置などを有するように個別に設計できる。そのため、従来のコネクタのように誤検知の抑制と作業性の向上とが背反することがない。
更に、メスハウジング100とオスハウジング200との嵌合の際、メスハウジング100がスペーサ300の下端部311(嵌合阻止部)に接触するよりも前に、オスハウジング200のガイドリブ222(押圧部)がスペーサ300の下端部311(嵌合阻止部)に接触する。そのため、オスハウジング200がスペーサ300の下端部311(嵌合阻止部)に近付く間に、十分に余裕を持ってスペーサ300を仮係止位置から本係止位置に移動させられるように、コネクタ1を設計できる。
更に、オスハウジング200のガイドリブ222(押圧部)及びスペーサ300の上壁面332(被押圧部)のうち上壁面332が、嵌合方向に対して傾いた傾斜面となっている。これにより、両ハウジングの嵌合時、両ハウジングを嵌合が進行する方向に移動させるだけで、スペーサ300を仮係止位置から本係止位置に移動させることができる。
更に、オスハウジング200の押圧部として突条形状のガイドリブ222を用い、スペーサ300の被押圧部として嵌合方向に延びるガイド溝331(の上壁面332)を用いることにより、仮に嵌合中にメスハウジング100及びオスハウジング200に多少のガタツキが生じても、ガイドリブ222(押圧部)と上壁面332(被押圧部)とが接触した状態を確実に維持できる。よって、スペーサ300をより確実に本係止位置に向けて移動させられる。
更に、スペーサ300のガイド溝331の嵌合方向の長さ(よって、上壁面332(傾斜面)の嵌合方向に対する傾斜角度)を変更することで、スペーサ300を仮係止位置から本係止位置まで押し込む際に必要な両ハウジングの嵌合方向の力の大きさを任意に変更できる。また、スペーサ300の下端部311(嵌合阻止部)に対して従来のコネクタのような傾斜面を設けないことで、従来のコネクタに比べ、オスハウジング200の下壁223が下端部311(嵌合阻止部)を誤って乗り越えることを抑制できる。
<他の態様>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、スペーサ300にガイド溝331が形成され、被押圧部として、ガイド溝331の上壁面332(傾斜面)が用いられている。これに対し、スペーサ300にガイド溝331に相当する溝を形成することなく、スペーサ300に上壁面332に相当する傾斜面のみが形成されていてもよい。
更に、上記実施形態では、オスハウジング200のガイドリブ222(押圧部)及びスペーサ300のガイド溝331(被押圧部)のうちガイド溝331側に嵌合方向に対して傾いた傾斜面(上壁面332)が形成されている。これに対し、ガイドリブ222側に、又は、ガイドリブ222とガイド溝331との双方に、嵌合方向に対して傾いた傾斜面が形成されていてもよい。
更に、上記実施形態では、オスハウジング200の押圧部として、嵌合方向に延びる突条形状のガイドリブ222が採用されている。これに対し、オスハウジング200の押圧部として、単なる突起が採用されてもよい。
ここで、上述した本発明に係るコネクタ1の実施形態の特徴を以下(1)〜(4)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
端子(T1a,T1b)を収容可能な第1ハウジング(100)と、前記第1ハウジングに装着されるスペーサ(300)と、相手側端子(T2a,T2b)を収容可能な第2ハウジング(200)と、を備えたコネクタ(1)であって、
前記スペーサは、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの嵌合の際に前記第2ハウジングに該スペーサの嵌合阻止部(311)が接触して前記嵌合を妨げる仮係止位置と、前記嵌合を妨げることなく前記第1ハウジングの適正位置に収容された前記端子を保持する本係止位置と、の間において移動可能であり、
前記第2ハウジングは、
嵌合方向への該第2ハウジングの移動に伴って前記嵌合阻止部とは異なる前記スペーサの被押圧部(332)を押圧することによって前記スペーサを前記仮係止位置から前記本係止位置に向けて移動させる押圧部(222)、を有する、
コネクタ。
(2)
上記(1)に記載のコネクタにおいて、
前記スペーサ(300)は、
前記仮係止位置にあるとき、前記第2ハウジング(200)が前記嵌合阻止部(311)に接触するよりも前に、前記第2ハウジングの前記押圧部(222)が前記被押圧部(332)に接触する、ように構成された、
コネクタ。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載のコネクタにおいて、
前記押圧部(222)及び前記被押圧部(332)の少なくとも一方は、
前記嵌合方向に対して傾いた傾斜面(332)を有し、前記嵌合の際の前記傾斜面の相対的移動によって前記押圧部による前記被押圧部の押圧が生じる、ように構成された、
コネクタ。
(4)
上記(1)〜上記(3)の何れか一つに記載のコネクタにおいて、
前記第2ハウジング(200)は、
前記押圧部として、前記嵌合方向に沿って延びる突条形状を有するリブ(222)を有し、
前記スペーサは、
前記被押圧部として、前記嵌合方向に沿って延びる溝形状を有すると共に前記リブを受け入れるガイド溝(331)を有する、
コネクタ。
(1)
端子(T1a,T1b)を収容可能な第1ハウジング(100)と、前記第1ハウジングに装着されるスペーサ(300)と、相手側端子(T2a,T2b)を収容可能な第2ハウジング(200)と、を備えたコネクタ(1)であって、
前記スペーサは、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの嵌合の際に前記第2ハウジングに該スペーサの嵌合阻止部(311)が接触して前記嵌合を妨げる仮係止位置と、前記嵌合を妨げることなく前記第1ハウジングの適正位置に収容された前記端子を保持する本係止位置と、の間において移動可能であり、
前記第2ハウジングは、
嵌合方向への該第2ハウジングの移動に伴って前記嵌合阻止部とは異なる前記スペーサの被押圧部(332)を押圧することによって前記スペーサを前記仮係止位置から前記本係止位置に向けて移動させる押圧部(222)、を有する、
コネクタ。
(2)
上記(1)に記載のコネクタにおいて、
前記スペーサ(300)は、
前記仮係止位置にあるとき、前記第2ハウジング(200)が前記嵌合阻止部(311)に接触するよりも前に、前記第2ハウジングの前記押圧部(222)が前記被押圧部(332)に接触する、ように構成された、
コネクタ。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載のコネクタにおいて、
前記押圧部(222)及び前記被押圧部(332)の少なくとも一方は、
前記嵌合方向に対して傾いた傾斜面(332)を有し、前記嵌合の際の前記傾斜面の相対的移動によって前記押圧部による前記被押圧部の押圧が生じる、ように構成された、
コネクタ。
(4)
上記(1)〜上記(3)の何れか一つに記載のコネクタにおいて、
前記第2ハウジング(200)は、
前記押圧部として、前記嵌合方向に沿って延びる突条形状を有するリブ(222)を有し、
前記スペーサは、
前記被押圧部として、前記嵌合方向に沿って延びる溝形状を有すると共に前記リブを受け入れるガイド溝(331)を有する、
コネクタ。
1 コネクタ
100 メスハウジング(第1ハウジング)
200 オスハウジング(第2ハウジング)
222 ガイドリブ(押圧部)
300 スペーサ
311 下端部(嵌合阻止部)
331 ガイド溝
332 上壁面(被押圧部)
T1a,T1b メス端子(端子)
T2a,T2b オス端子(相手側端子)
100 メスハウジング(第1ハウジング)
200 オスハウジング(第2ハウジング)
222 ガイドリブ(押圧部)
300 スペーサ
311 下端部(嵌合阻止部)
331 ガイド溝
332 上壁面(被押圧部)
T1a,T1b メス端子(端子)
T2a,T2b オス端子(相手側端子)
Claims (4)
- 端子を収容可能な第1ハウジングと、前記第1ハウジングに装着されるスペーサと、相手側端子を収容可能な第2ハウジングと、を備えたコネクタであって、
前記スペーサは、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの嵌合の際に前記第2ハウジングに該スペーサの嵌合阻止部が接触して前記嵌合を妨げる仮係止位置と、前記嵌合を妨げることなく前記第1ハウジングの適正位置に収容された前記端子を保持する本係止位置と、の間において移動可能であり、
前記第2ハウジングは、
嵌合方向への該第2ハウジングの移動に伴って前記嵌合阻止部とは異なる前記スペーサの被押圧部を押圧することによって前記スペーサを前記仮係止位置から前記本係止位置に向けて移動させる押圧部、を有する、
コネクタ。 - 請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記スペーサは、
前記仮係止位置にあるとき、前記第2ハウジングが前記嵌合阻止部に接触するよりも前に、前記第2ハウジングの前記押圧部が前記被押圧部に接触する、ように構成された、
コネクタ。 - 請求項1又は請求項2に記載のコネクタにおいて、
前記押圧部及び前記被押圧部の少なくとも一方は、
前記嵌合方向に対して傾いた傾斜面を有し、前記嵌合の際の前記傾斜面の相対的移動によって前記押圧部による前記被押圧部の押圧が生じる、ように構成された、
コネクタ。 - 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のコネクタにおいて、
前記第2ハウジングは、
前記押圧部として、前記嵌合方向に沿って延びる突条形状を有するリブを有し、
前記スペーサは、
前記被押圧部として、前記嵌合方向に沿って延びる溝形状を有すると共に前記リブを受け入れるガイド溝を有する、
コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017218413A JP2019091573A (ja) | 2017-11-13 | 2017-11-13 | コネクタ |
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JP2019091573A true JP2019091573A (ja) | 2019-06-13 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2017218413A Pending JP2019091573A (ja) | 2017-11-13 | 2017-11-13 | コネクタ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2019091573A (ja) |
-
2017
- 2017-11-13 JP JP2017218413A patent/JP2019091573A/ja active Pending
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