JP2019090178A - 塗装用養生テープ貼り付け器具 - Google Patents

Abstract

【課題】床面及び壁面を床面から数センチメール上まで塗装する場合、壁が塗装で汚れないよう塗装をしない部分に塗装用養生テープを貼り付ける時、塗装用養生テープ貼り付け器具の底盤面に取り付けたキャスターの高さを調整することによって、養生テープの貼る位置を決めることが出来、壁に沿って器具を押し付け、貼る方向に押していくだけですばやく簡単に貼り付けることが出来るようにするものでる。【解決手段】角穴７、丸穴５を有する天板１と高さ調整板８、キャスター４、丸穴５を有する底板２の間に押し付けローラ３を挟み込み、組み立てボルトナット６で組み立てたことを特徴とする。【選択図】図１

Description

本考案は、コンクリート、レンガ、木、鉄等の壁に塗装する場合、床盤面から距離をあけてテープを貼り付ける場合に、器具を壁に押さえ付けて、押していくだけで簡単に同じ高さに貼り付けられることが出来る養生テープ貼り付け器具に関するものである。

従来、床面及び壁面を床面から数センチメール上まで塗装する時、壁が塗装で汚れないよう塗装をしない部分に養生テープを貼り付ける場合、貼り付ける位置に墨出しをし、その線に沿って人力で養生テープを貼り付けている。

実用新案登録第3035456号、実用新案登録第3079216号

上述の如く、従来は床から高さ数センチメートルの位置に塗装用養生テープを貼り付ける場合、先行して塗装用養生テープを貼る位置に墨糸等で印をつけておき、床に膝をつけ、かがみこんで人力で数十センチメートルづつ貼っていく方法しかなかった。

また、作業をする姿勢も身体に負担がかかるものであり、塗装用養生テープを貼る時間もかかっているのが現状である。

本発明は、このような点に鑑みて成されたものであり、その目的は、塗装用養生テープ貼り付け器具の底盤面に取り付けたキャスターの高さを調整することによって、養生テープの貼る位置を決めることが出来、壁に沿って器具を押し付け、貼る方向に押し付けていくだけですばやく簡単に貼り付けることが出来るようにするものでる。

上述の目的を達成する本発明の塗装用養生テープ貼り付け器具は、天板面に養生テープを挿入する角穴をあけ、底板面にキャスターを取り付け、押し付けローラを挟み込んでボルトナットで組み立てたことを特徴とする。

以上説明したように本発明によれば、塗装用養生テープ貼り付け器具は、貼り付け位置をキャスターの高さの微調整で調整しているので、天板の角穴に塗装用養生テープを入れ、押し付けローラの外側に養生テープを回し壁に貼り付ける。その後、塗装用養生テープ貼り付け器具を壁に押し付けながら前に押していくだけで床面からの決められた一定の高さに、キャスターがついているため簡単に貼り付けていくことが出来る。また、作業時間も各段に短縮され作業効率が上がるため、腰や足にかかる負担が軽減され、職業病に悩まされることを少なく出来る。

図１は本発明の実施の平面図である。 図２は本発明の実施の側面図である。 図３は本発明の側面図である。 図４は本発明の平面図である。 図５は本発明の底板の平面図である。 図６は本発明の天板の上面図である。 図７は本発明の天板の側面図である。 図８は本発明の底板の上面図である。 図９は本発明の底板の側面図である。 図１０は本発明の底板の下面図である。 図１１は本発明の押し付けローラの斜視図である。 図１２は本発明の高さ調整板の斜視図である。

以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。

図１〜図１２は本発明の形態に係り、図１は外観上面図、図２は外観側面図、図３は側面図、図４は平面図、図５は底板２の平面図、図６は天板１の上面図、図７は天板１の側面図、図８は底板２の上面図、図９は底板２の側面図、図１０は底板２の下面図、図１１は押し付けローラ３の斜視図、図１２は高さ調整板８の斜視図である。

図１、図２に示すように、本塗装用養生テープ貼り付け器具は、角穴７、丸穴５を有する天板１と高さ調整板８、キャスター４、丸穴５を有する底板２を押し付けローラ３、組み立てボルト６で組み立てたものである。

角穴７は、円形の塗装用養生テープ９をセットし易くするための形状になっている。

押し付けローラ３は、天板１、底板２よりはみ出す位置に設置されており、塗装用養生テープ貼り付け器具の天板１、底板２が壁１０に接触しないで塗装用養生テープ９を貼り付けられるようになっている。

底板２とキャスター４の間に高さ調整板８を組み込むことによって、塗装用養生テープ９を貼り付ける位置を調整できるようになっている。

塗装用養生テープ貼り付け器具は、両手で天板1を押して移動しても壊れないよう天板１と底板２を押し付けローラ３を挟み込み、ボルトナット６で一体になるよう固定されている。

塗装用養生テープ貼り付け器具は、押し付けローラ3の長さ、ボルトナット６の長さを変えることによって、幅の違うテープを使用することが出来る。また壁１０と床11のような水平方向の使用と違う、壁と壁のような垂直方向にも使用できる。

以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えばキャスターの数や配設位置、押し付けローラの数や配設位置、天板の角穴の形状は状況に応じて適宜選択されるものである。

本発明は塗装作業が必要とされる建設業分野で利用することが出来る。

１ 天板
２ 底板
３ 押し付けローラ
４ キャスター
５ ボルトナット
６ ボルトナット
７ 角穴
８ 高さ調整板
９ 塗装用養生テープ
１０ 壁
１１ 床

【０００７】
【課題を解決するための手段】
（請求項１記載の発明）
この発明のテープ貼り付け器具は、天板とキャスターを下部に取り付けた底板の側面の間に、押し付けローラー２個を天板と底板の側面よりはみ出す位置に間隔をあけて取り付け、天板を押し付ける荷重を天板下部と底板上部にナットを取り付け、ボルトを介して底板に分散するように組み立てることを特徴とするテープ貼り付け器具。
（請求項２記載の発明）
この発明は、テープ貼り付け位置の高さを調整するとき壁面が、床面と直角に築造されておらず、鋭角になっているときは、底板に取り付けられている後輪の壁側のキャスターの上部に高さ調整板を挿入し、また直角よりも鈍角になっているときは後輪の壁側と反対の後輪のキャスターの上部に高さ調整板を挿入することによって、壁面に押し付けローラーの全体を密着するよう調整でき、貼り付けテープの全面を壁面に貼り付けることができることを特徴とする請求項１記載のテープ貼り付け器具。

Claims (2)

1. 角穴を有した天板とキャスターを取り付けた底板の間に、押し付けローラーを天板側面及び底板側面よりはみ出すように取り付け、ボルトナットで組み立てることを特徴とするテープ貼り付け器具。
2. テープ貼り付け位置を調整することが出来る高さ調整板を有することを特徴とする請求項1記載のテープ貼り付け器具。