JP2019087786A - インパルス発生回路および無線通信装置 - Google Patents

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【課題】高精度な多値変調を実現する。【解決手段】インパルス発生回路は、位相回路(分周器)、切替回路(セレクタ)、ラッチ回路、および、インパルス信号生成回路を有する。位相回路(分周器)は、第1のローカル信号に基づいて、位相が各々異なる複数の位相信号を生成する。切替回路(セレクタ)は、入力データに基づいて、複数の位相信号を切り替えることによって、第1のクロック信号を生成する。ラッチ回路は、第1のクロック信号を用いて、第1のクロック信号の周波数よりも周波数が低い第2のクロック信号をラッチすることによって、位置変調された第3のクロック信号を生成する。インパルス信号生成回路は、第3のクロック信号に基づいてインパルス信号を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、インパルス発生回路および無線通信装置に関する。
インパルス無線通信では、インパルス信号を発生させるインパルス発生回路が用いられる。インパルス発生回路は、例えば、インパルス発生器、バンドパスフィルタ、および、増幅器を有している。インパルス発生器は、入力したパルス信号の立ち上がり位置に応じて、インパルス信号を発生させ、バンドパスフィルタは、そのインパルス信号の特定の周波数帯域内の周波数成分(例えば、83GHz帯のミリ波成分)を抽出する。増幅器は、バンドパスフィルタにより抽出された信号を増幅し、出力する。
近年、インパルス無線通信において、大容量化が求められている。大容量化のために、多値変調を実現できる技術が検討されている。インパルス無線通信における大容量化のために、例えば、インパルス発生器の入力側に、スイッチ制御を行なう位置変調器(特許文献1、および、非特許文献1を参照)を設けることにより、多値変調を実現できる可能性がある。
特開2008−288732号公報
J. Digel et al, "Digital Pulse-Width Pulse-Position Modulator in 28 nm CMOS for Carrier Frequencies up to 1 GHz" IEEE Radio Frequency Integrated Circuits Symposium, pp. 99-102, 2015.
しかしながら、インパルス無線通信では、出力するインパルス信号の送信周波数が非常に高い。このため、インパルス無線通信にスイッチ制御の位置変調器を適用した場合、高精度に多値変調を行なうことが困難である。
例えば、スイッチ制御により4相信号を生成する場合、出力するインパルス信号の送信周波数帯(例えば、83.5GHz)において、90度位相差に相当する時間差でスイッチ制御を行なうことになる。
また、90度位相差に相当する時間差でパルス信号を遅延させるために、上記位置変調器には複数の遅延器が用いられる。複数の遅延器には、上記時間差を設定するための制御電圧が与えられるが、その制御電圧は、プロセス、電源電圧、温度によって変化する。例えば、遅延器が、少なくとも1つの能動素子(例えば、トランジスタなど)を含む場合、その能動素子のプロセス、電源電圧、温度によって、各遅延器の遅延時間のばらつきは、大きくなりやすい。
このように、インパルス無線通信にスイッチ制御の位置変調器を適用した場合、常に90度位相差に相当する時間差で位置変調を行なうことが困難である。
本発明は、高精度な多値変調を実現することを目的とする。
1つの態様では、インパルス発生回路は、位相回路、切替回路、ラッチ回路、および、インパルス信号生成回路を有する。位相回路は、第1のローカル信号に基づいて、位相が各々異なる複数の位相信号を生成する。切替回路は、入力データに基づいて、複数の位相信号を切り替えることによって、第1のクロック信号を生成する。ラッチ回路は、第1のクロック信号を用いて、第1のクロック信号の周波数よりも周波数が低い第2のクロック信号をラッチすることによって、位置変調された第3のクロック信号を生成する。インパルス信号生成回路は、第3のクロック信号に基づいてインパルス信号を生成する。
1つの側面として、高精度な多値変調を実現することができる。
図1は、実施例1に係るインパルス発生回路の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実施例1に係るインパルス発生回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図3は、位相差のばらつきをシミュレーションした結果の一例を示す図である。 図4は、実施例1に係るインパルス発生回路が適用された無線通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図5は、実施例2に係るインパルス発生回路の構成の一例を示すブロック図である。 図6は、参考例におけるインパルス発生回路の構成の一例を示すブロック図である。
以下に、本願の開示するインパルス発生回路および無線通信装置の実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例は開示の技術を限定するものではない。
ここで、本実施例に係るインパルス発生回路について説明する前に、多値変調を行なうインパルス発生回路として、参考例におけるインパルス発生回路について説明する。
[参考例]
図6は、参考例におけるインパルス発生回路400の構成の一例を示すブロック図である。図6に示すインパルス発生回路400は、出力するインパルス信号(例えば、送信周波数83.5GHzのミリ波信号)の時間的な位置を微小に変更(位置変調)する。具体的には、インパルス発生回路400は、出力するインパルス信号の1周期以下の時間差で多値変調を行なう。図6においては、1/4周期(3ps)の時間差で位置変調されたインパルス信号が生成される。
具体的には、インパルス発生回路400は、図6に示すように、位置変調器410、インパルス発生器430、バンドパスフィルタ440、および、増幅器450を有する。
位置変調器410は、クロック信号CK(例えば、周波数3GHz)と、2ビットのデータ信号Da(例えば、伝送レート3Gbps)とを入力し、立ち上がり位置が各々異なるように位置変調された4パターンのパルス信号を出力する。
具体的には、位置変調器410は、2つのスイッチ回路411、412と、デコーダ413と、4つの遅延器421〜424とを有する。
スイッチ回路411は、4つの経路P1〜P4上にそれぞれ設けられた第1〜第4のスイッチ部を有する。スイッチ回路411は、デコーダ413からの切替信号に応じて第1〜第4のスイッチ部のうちの1つのスイッチ部をオンする。この場合、クロック信号CKは、経路P1〜P4のうちの、上記1つのスイッチ部が設けられた経路に入力される。
遅延器421〜424は、スイッチ回路411とスイッチ回路412との間に配置され、それぞれ経路P1〜P4上に設けられている。遅延器421〜424には、各々異なる遅延時間(例えば、0ps、+3ps、+6ps、+9ps)が設定されている。
スイッチ回路412は、経路P1〜P4上にそれぞれ設けられた第1〜第4のスイッチ部を有する。スイッチ回路412は、デコーダ413からの切替信号に応じて第1〜第4のスイッチ部のうちの1つのスイッチ部をオンする。この場合、クロック信号CKは、経路P1〜P4のうちの、上記1つのスイッチ部が設けられた経路から出力される。
デコーダ413は、2ビットのデータ信号Daを入力し、切替信号を出力する。例えば、データ信号Daの値が「00」である場合、デコーダ413は、スイッチ回路411、412の第1のスイッチ部に切替信号を出力する。データ信号Daの値が「01」である場合、デコーダ413は、スイッチ回路411、412の第2のスイッチ部に切替信号を出力する。データ信号Daの値が「10」である場合、デコーダ413は、スイッチ回路411、412の第3のスイッチ部に切替信号を出力する。データ信号Daの値が「11」である場合、デコーダ413は、スイッチ回路411、412の第4のスイッチ部に切替信号を出力する。
ここで、位置変調器410から出力される信号は、クロック信号CKと略同一の周波数(例えば、3GHz)のパルス信号である。クロック信号CKは、データ信号Daの値に応じて各々異なる経路P1〜P4(すなわち、各々異なる遅延器421〜424)を通過するため、立ち上がり位置が各々異なるように位置変調された4パターンのパルス信号が位置変調器410から出力される。
インパルス発生器430は、位置変調器410から出力されるパルス信号を入力する。そして、インパルス発生器430は、入力したパルス信号の立ち上がり位置に応じて、インパルス信号を発生させて、バンドパスフィルタ440に出力する。
バンドパスフィルタ440は、特定の周波数帯域(例えば、83GHzを中心周波数とするミリ波帯)の信号成分を通過させ、それ以外の周波数帯域の信号成分を減衰させる。インパルス発生器430により生成されたインパルス信号は、周波数領域では、広帯域に広がっている。バンドパスフィルタ440によって、そのインパルス信号の特定の周波数帯域内の周波数成分(例えば、83GHz帯のミリ波成分)が抽出される。
増幅器450は、バンドパスフィルタ440により抽出された信号を入力する。そして、増幅器450は、入力した信号の電力を増幅し、出力する。
このように、参考例におけるインパルス発生回路400では、バンドパスフィルタ440により抽出された信号は、ミリ波帯のウェーブレットが3GHzに対応する周期で出現する波形を有し、そのウェーブレットの位置は、3ps×d(Nは整数)に応じて変化する。
参考例におけるインパルス発生回路400では、インパルス無線通信における大容量化のために、インパルス発生器430の入力側に、スイッチ制御を行なう位置変調器410を設けることにより、多値変調を実現できる可能性がある。しかしながら、インパルス無線通信では、出力するインパルス信号の送信周波数が非常に高い。このため、参考例におけるインパルス発生回路400では、インパルス無線通信に位置変調器410を適用した場合、高精度に多値変調を行なうことが困難である。
例えば、位置変調器410のスイッチ制御により4相信号を生成する場合、出力するインパルス信号の送信周波数帯(この場合、83.5GHz)において、90度位相差に相当する時間差でスイッチ制御を行なうことになる。
また、3psの時間差でパルス信号を遅延させるために、位置変調器410には遅延器421〜424が用いられる。遅延器421〜424には、3psの時間差を設定するための制御電圧が与えられるが、その制御電圧は、プロセス、電源電圧、温度によって変化する。例えば、遅延器421〜424が、少なくとも1つの能動素子(例えば、トランジスタなど)を含む場合、その能動素子のプロセス、電源電圧、温度によって、各遅延器421〜424の遅延時間のばらつきは、大きくなりやすい。
このように、参考例におけるインパルス発生回路400では、常に3psの時間差で位置変調を行なうことが困難である。
一方、本実施例に係るインパルス発生回路では、後述の構成により、多値変調を高精度に実現する。
図1は、実施例1に係るインパルス発生回路100の構成の一例を示すブロック図である。図2は、実施例1に係るインパルス発生回路100の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図1に示すように、インパルス発生回路100は、PLL(Phase Locked Loop)160を有する。
インパルス発生回路100は、16.7GHzで生成されたインパルス信号Ipを、66.8GHzのローカル信号LO2を用いてアップコンバートし、83.5GHzのインパルス信号Im(送信信号)を生成するヘテロダイン構成である。具体的には、インパルス信号Ipの周波数は、インパルス信号Imの周波数(送信周波数83.5GHz)を1/5倍にした周波数(16.7GHz)に設定されている。ローカル信号LO2の周波数は、インパルス信号Imの周波数(83.5GHz)を4/5倍にした周波数(66.8GHz)に設定されている。
PLL160は、ローカル信号LO1を生成し、生成したローカル信号LO1を出力する。ローカル信号LO1の周波数は、33.4GHzである。ローカル信号LO1の周波数(33.4GHz)は、インパルス信号Ipの周波数(16.7GHz)を2倍にした周波数でもあり、ローカル信号LO2の周波数(66.8GHz)を1/2倍にした周波数でもある。このため、インパルス発生回路100において、ローカル信号LO1を出力するPLL160が1つあればよい。ローカル信号LO1は、「第1のローカル信号」の一例であり、ローカル信号LO2は、「第2のローカル信号」の一例である。
図1に示すように、インパルス発生回路100は、更に、バッファ121、分周器122、および、セレクタ123を有する。
バッファ121は、PLL160から出力されたローカル信号LO1を入力し、入力したローカル信号LO1を分周器122に出力する。
分周器122は、バッファ121から出力されたローカル信号LO1を入力する。分周器122は、入力したローカル信号LO1の周波数(33.4GHz)を分周する。すなわち、分周器122は、インパルス信号Imの周波数(83.5GHz)がインパルス信号Ipの周波数(16.7GHz)の整数倍になるように、入力したローカル信号LO1の周波数(33.4GHz)を分周する。このとき、分周器122は、ローカル信号LO1に基づいて、位相が各々異なる複数の位相信号を生成する。
具体的には、分周器122は、入力したローカル信号LO1の周波数を1/2倍に分周して、位相が各々異なる複数の位相信号I+、I−、Q+、Q−を生成する。分周器122は、生成した複数の位相信号I+、I−、Q+、Q−をセレクタ123に出力する。例えば、図2に示すように、位相信号Q+は、位相信号I+に対して位相が90度異なる。位相信号I−は、位相信号I+に対して180度異なる。位相信号Q−は、位相信号Q+に対して180度異なる。複数の位相信号I+、I−、Q+、Q−の周波数は、16.7GHzである。分周器122は、「位相回路」の一例である。
セレクタ123は、分周器122から出力された複数の位相信号I+、I−、Q+、Q−を入力する。また、セレクタ123は、2ビットのデータ信号Daを入力する。そして、セレクタ123は、入力したデータ信号Daに基づいて複数の位相信号I+、I−、Q+、Q−を切り替えることによって、高速クロック信号QCを生成する。データ信号Daは、「入力データ」の一例であり、高速クロック信号QCは、「第1のクロック信号」の一例である。
例えば、データ信号Daの値が「00」である場合、セレクタ123は、位相信号I+を選択し、選択した位相信号I+を高速クロック信号QCとして出力する。データ信号Daの値が「01」である場合、セレクタ123は、位相信号I−を選択し、選択した位相信号I−を高速クロック信号QCとして出力する。データ信号Daの値が「10」である場合、セレクタ123は、位相信号Q+を選択し、選択した位相信号Q+を高速クロック信号QCとして出力する。データ信号Daの値が「11」である場合、セレクタ123は、位相信号Q−を選択し、選択した位相信号Q−を高速クロック信号QCとして出力する。
図1に示すように、インパルス発生回路100は、更に、ラッチ回路110を有する。
ラッチ回路110は、セレクタ123から出力された高速クロック信号QCを入力する。また、ラッチ回路110は、シンボルクロックSCを入力する。シンボルクロックSCの周波数は、高速クロック信号QCの周波数よりも低い。例えば、シンボルクロックSCの周波数は、2.7833GHzである。
そして、ラッチ回路110は、高速クロック信号QCを用いて、シンボルクロックSCをラッチすることによって、位置変調されたクロック信号(以下、「位置変調クロック信号PC」と記載する)を生成する。シンボルクロックSCは、「第2のクロック信号」の一例であり、位置変調クロック信号PCは、「第3のクロック信号」の一例である。
例えば、図2に示すように、セレクタ123により高速クロック信号QCが位相信号I−に切り替えられている場合、ラッチ回路110は、位相信号I−の立ち上がり位置に応じて、シンボルクロックSCをラッチする。そして、ラッチ回路110は、位相信号I−の立ち上がりでラッチしたシンボルクロックSCを、位置変調クロック信号PCとして出力する。
また、セレクタ123により高速クロック信号QCが位相信号Q+に切り替えられている場合、ラッチ回路110は、位相信号Q+の立ち上がり位置に応じて、シンボルクロックSCをラッチする。そして、ラッチ回路110は、位相信号Q+の立ち上がりでラッチしたシンボルクロックSCを、位置変調クロック信号PCとして出力する。
また、セレクタ123により高速クロック信号QCが位相信号Q−に切り替えられている場合、ラッチ回路110は、位相信号Q−の立ち上がり位置に応じて、シンボルクロックSCをラッチする。そして、ラッチ回路110は、位相信号Q−の立ち上がりでラッチしたシンボルクロックSCを、位置変調クロック信号PCとして出力する。
また、セレクタ123により高速クロック信号QCが位相信号I+に切り替えられている場合、ラッチ回路110は、位相信号I+の立ち上がり位置に応じて、シンボルクロックSCをラッチする。そして、ラッチ回路110は、位相信号I+の立ち上がりでラッチしたシンボルクロックSCを、位置変調クロック信号PCとして出力する。
図1に示すように、インパルス発生回路100は、更に、バッファ151、周波数逓倍器152、および、増幅器153を有する。
バッファ151は、PLL160から出力されたローカル信号LO1を入力し、入力したローカル信号LO1を周波数逓倍器152に出力する。
周波数逓倍器152は、バッファ151から出力されたローカル信号LO1を入力する。入力したローカル信号LO1の周波数を逓倍して、ローカル信号LO2として出力する。具体的には、周波数逓倍器152は、ローカル信号LO2の周波数がインパルス信号Imの周波数(83.5GHz)と複数の位相信号の周波数(16.7GHz)との差分になるように、ローカル信号LO1の周波数(33.4GHz)を逓倍する。この場合、周波数逓倍器152は、入力したローカル信号LO1の周波数を2倍に変換して(2逓倍して)、ローカル信号LO2として出力する。ローカル信号LO2は、インパルス信号Ipの周波数をアップコンバートするための信号である。
増幅器153は、周波数逓倍器152から出力されたローカル信号LO2を入力する。そして、増幅器153は、入力したローカル信号LO2の電力を増幅し、出力する。
図1に示すように、インパルス発生回路100は、更に、インパルス信号生成回路130を有する。
図1に示すように、インパルス信号生成回路130は、ラッチ回路110から出力された位置変調クロック信号PCに基づいて、位置変調されたインパルス信号Ipを生成する。具体的には、インパルス信号生成回路130は、インパルス発生器131、および、バンドパスフィルタ132を有する。
インパルス発生器131は、ラッチ回路110から出力された位置変調クロック信号PCを入力する。そして、インパルス発生器131は、入力した位置変調クロック信号PCの立ち上がり位置に応じて、インパルス信号Ipを発生させて、バンドパスフィルタ132に出力する。
バンドパスフィルタ132は、インパルス発生器131から出力されたインパルス信号Ipを入力する。バンドパスフィルタ132は、特定の周波数帯域の信号成分を通過させ、それ以外の周波数帯域の信号成分を減衰させる。バンドパスフィルタ132に設定された特定の周波数帯域は、例えば、16.7GHzを中心周波数とするミリ波帯である。この場合、バンドパスフィルタ132は、入力したインパルス信号Ipの特定の周波数帯域内の周波数成分(この場合、16.7GHz帯のミリ波成分)を抽出し、出力する。
図1に示すように、インパルス信号生成回路130は、インパルス信号Ipとローカル信号LO2とのミキシングによって、インパルス信号Ipの周波数をアップコンバートする。具体的には、インパルス信号生成回路130は、更に、ミキサ141、バンドパスフィルタ142、および、増幅器143を有する。
ミキサ141は、バンドパスフィルタ132から出力されたインパルス信号Ipを入力する。また、ミキサ141は、増幅器153から出力されたローカル信号LO2を入力する。ミキサ141は、インパルス信号Ipとローカル信号LO2とのミキシングにより生成された信号を、インパルス信号Imとして出力する回路である。ミキサ141から出力されるインパルス信号Imには、ローカル信号LO2の周波数(66.8GHz)とインパルス信号Ipの周波数(16.7GHz)との和である第1の周波数(83.5GHz))の信号成分と、ローカル信号LO2の周波数とインパルス信号Ipの周波数との差である第2の周波数(50.1GHz)の信号成分とが含まれている。
バンドパスフィルタ142は、ミキサ141から出力されたインパルス信号Imを入力する。バンドパスフィルタ142は、特定の周波数帯域の信号成分を通過させ、それ以外の周波数帯域の信号成分を減衰させる。バンドパスフィルタ142に設定された特定の周波数帯域は、例えば、83.5GHzを中心周波数とするミリ波帯である。この場合、バンドパスフィルタ142は、入力したインパルス信号Imの特定の周波数帯域内の周波数成分(この場合、83.5GHz帯のミリ波成分)を抽出して、出力する。
増幅器143は、バンドパスフィルタ142により抽出されたインパルス信号Imを入力する。そして、増幅器143は、入力したインパルス信号Imの電力を増幅し、送信信号として出力する。
[効果]
以上の説明により、実施例1に係るインパルス発生回路100は、位相回路(分周器122)、切替回路(セレクタ123)、ラッチ回路110、および、インパルス信号生成回路130を有している。分周器122は、第1のローカル信号(ローカル信号LO1)に基づいて、位相が各々異なる複数の位相信号(I+、I−、Q+、Q−)を生成する。セレクタ123は、入力データ(データ信号Da)に基づいて、複数の位相信号I+、I−、Q+、Q−を切り替えることによって、第1のクロック信号(高速クロック信号QC)を生成する。ラッチ回路110は、高速クロック信号QCを用いて、高速クロック信号QCの周波数よりも周波数が低い第1のクロック信号(シンボルクロックSC)をラッチすることによって、位置変調された第3のクロック信号(位置変調クロック信号PC)を生成する。インパルス信号生成回路130は、位置変調クロック信号PCに基づいて、インパルス信号Ipを生成する。これにより、実施例1に係るインパルス発生回路100では、高精度に多値変調を行なうことができる。
上述のように、インパルス無線通信では、出力するインパルス信号の送信周波数が非常に高い。このため、参考例におけるインパルス発生回路400では、インパルス無線通信にスイッチ制御の位置変調器410を適用した場合、高精度に多値変調を行なうことが困難である。例えば、スイッチ制御により4相信号を生成する場合、出力するインパルス信号の送信周波数帯(この場合、83.5GHz)において、90度位相差に相当する時間差でスイッチ制御を行なうことになる。また、3psの時間差でパルス信号を遅延させるために、位置変調器410には遅延器421〜424が用いられる。遅延器421〜424には、3psの時間差を設定するための制御電圧が与えられるが、その制御電圧は、プロセス、電源電圧、温度によって変化する。例えば、遅延器421〜424が、少なくとも1つの能動素子(例えば、トランジスタなど)を含む場合、その能動素子のプロセス、電源電圧、温度によって、各遅延器421〜424の遅延時間のばらつきは、大きくなりやすい。このように、参考例におけるインパルス発生回路400では、常に3psの時間差で位置変調を行なうことが困難である。
一方、実施例1に係るインパルス発生回路100では、インパルス無線通信に位相回路(分周器122)、切替回路(セレクタ123)、ラッチ回路110、および、インパルス信号生成回路130を有している。このため、実施例1に係るインパルス発生回路100では、上記構成により、高精度に多値変調を行なうことができる。例えば、上記構成により4相信号を生成する場合、出力するインパルス信号Imの送信周波数帯(この場合、83.5GHz)を1/5倍にした周波数帯(16.7GHz)において、90度位相差に相当する時間差で位置変調を行なえばよい。また、90度位相差に相当する時間差を設定するために、ラッチ回路110は、4相の高速クロック信号QC(16.7GHz)を用いて、シンボルクロックSCをラッチすることによって、位置変調されたクロック信号(位置変調クロック信号PC)を生成する。したがって、実施例1に係るインパルス発生回路100では、参考例におけるインパルス発生回路400よりもシンプルな回路構成で、高精度に多値変調を行なうことができる。
図3は、位相差のばらつきをシミュレーションした結果の一例を示す図である。図3において、「参考例」は、参考例におけるインパルス発生回路400を表し、「実施例」とは、実施例1に係るインパルス発生回路100を表す。また、図3において、横軸は、各々のインパルス発生回路によってターゲット位相90度になるように生成されたインパルス信号の位相と、ターゲット位相90度との位相差を表す。縦軸は、インパルス発生回路のサンプル数を表す。すなわち、図3では、少なくとも一枚のウェハ内の素子ばらつきデータに基づいて、各々のインパルス発生回路によって生成されるインパルス信号の位相差のばらつきを多数回シミレーションした結果の一例をヒストグラムとして表している。図3に示すように、実施例1に係るインパルス発生回路100では、参考例におけるインパルス発生回路400に比べて、インパルス信号の位相のばらつきが抑えられている。
また、実施例1に係るインパルス発生回路100において、インパルス信号生成回路130は、インパルス信号Ipとローカル信号LO2とのミキシングによって、インパルス信号Ipの周波数をアップコンバートする。これにより、実施例1に係るインパルス発生回路100では、インパルス信号Ipの周波数をアップコンバートしたインパルス信号Imを、送信信号として送信することができる。
更に、実施例1に係るインパルス発生回路100は、ローカル信号LO1を出力するローカル信号出力回路(PLL160)、および、周波数逓倍器152を有している。分周器122は、PLL160から出力されたローカル信号LO1の周波数(33.4GHz)を1/2倍に分周する。周波数逓倍器152は、PLL160から出力されたローカル信号LO1の周波数(33.4GHz)を2倍に逓倍してローカル信号LO2を生成する。このように、ローカル信号LO1の周波数(33.4GHz)は、インパルス信号Ipの周波数(16.7GHz)を2倍にした周波数でもあり、ローカル信号LO2の周波数(66.8GHz)を1/2倍にした周波数でもある。このため、実施例1に係るインパルス発生回路100では、ローカル信号LO1を出力するPLL160が1つあればよい。
[無線通信装置]
ここで、実施例1に係るインパルス発生回路100は、例えば、次のような無線通信装置に適用される。
図4は、実施例1に係るインパルス発生回路100が適用された無線通信装置300の構成の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、無線通信装置300は、プロセッサ301、送信機302、アナログデジタル変換器(ADC)303、および、受信機304を有する。プロセッサ301の一例としては、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。
受信機304は、アンテナと接続されている。受信機304は、アンテナから受信信号としてインパルス信号を無線受信する。受信機304は、受信したインパルス信号を復調して、ADC303に出力する。
ADC303は、受信機304から出力された信号をデジタル信号に変換することにより、ベースバンド信号を生成する。ADC303は、生成したベースバンド信号をプロセッサ301に出力する。
プロセッサ301は、ADC303から出力されたベースバンド信号を入力する。また、プロセッサ301は、ベースバンド信号BBを送信機302に出力する。ベースバンド信号BBは、実施例1に係るインパルス発生回路100に用いられたデータ信号Daに相当する。プロセッサ301は、「ベースバンド信号処理回路」の一例である。
送信機302は、実施例1に係るインパルス発生回路100に相当する。送信機302は、アンテナと接続されている。送信機302は、ベースバンド信号BBを入力して、上述のインパルス信号Imをアンテナから無線送信する。
[効果]
以上の説明により、無線通信装置300は、ベースバンド信号BB(データ信号Da)を出力するベースバンド信号処理回路(プロセッサ301)と、インパルス発生回路100に相当する送信機302と、を有している。更に、実施例1に係る無線通信装置300は、受信信号であるインパルス信号を受信する受信機304と、アナログデジタル変換器(ADC303)とを有している。ADC303は、受信機304により受信されたインパルス信号をデジタル信号に変換して、プロセッサ301に出力する。ここで、実施例1に係る無線通信装置300では、プロセッサ301と送信機302との間にデジタルアナログ変換器(DAC)を設ける必要がない。
上述のように、送信機302(インパルス発生回路100)は、切替回路(セレクタ123)を有している。すなわち、セレクタ123は、ベースバンド信号BBに基づいて、複数の位相信号I+、I−、Q+、Q−を切り替えることによって、第1のクロック信号(高速クロック信号QC)を生成する。この切り替えは、0度、90度、180度、270度の単純な切り替えだけで成立する。したがって、プロセッサ301は、デジタル信号であるベースバンド信号BBを、DACを介さずに、直接、送信機302に出力すればよい。このように、実施例1に係る無線通信装置300では、インパルス発生回路100の効果に加えて、DACを必要としない。
実施例1に係るインパルス発生回路100では、分周器122が複数の位相信号I+、I−、Q+、Q−を生成しているが、この構成に限定されない。例えば、実施例2に係るインパルス発生回路100では、以下の構成により、複数の位相信号I+、I−、Q+、Q−を生成してもよい。実施例2では、実施例1と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図5は、実施例2に係るインパルス発生回路100の構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、実施例2に係るインパルス発生回路100は、実施例1の分周器122に代えて、分周器210、および、位相回路220を有する。
分周器210は、バッファ121から出力されたローカル信号LO1を入力する。分周器210は、入力したローカル信号LO1の周波数(33.4GHz)を分周する。すなわち、分周器210は、インパルス信号Imの周波数(83.5GHz)がインパルス信号Ipの周波数(16.7GHz)の整数倍になるように、入力したローカル信号LO1の周波数(33.4GHz)を分周する。
具体的には、分周器210は、入力したローカル信号LO1の周波数を1/2倍に分周して、位相回路220に出力する。分周器210から出力されたローカル信号LO1の周波数は、16.7GHzである。
位相回路220は、分周器210から出力されたローカル信号LO1を入力する。位相回路220は、入力したローカル信号LO1に基づいて、位相が各々異なる複数の位相信号I+、I−、Q+、Q−を生成する。位相回路220は、生成した複数の位相信号I+、I−、Q+、Q−をセレクタ123に出力する。
具体的には、位相回路220は、分配器221、および、バラン222、223を有する。
分配器221は、例えば、2つの伝送線路である第1、第2の伝送線路が結合可能に間隔を空けて平行に配置された結合線路型の90度カプラである。例えば、第1の伝送線路の一端部は、分周器210の出力に接続され、第1の伝送線路の他端部は、バラン223に接続されている。第2の伝送線路の一端部は終端抵抗を介して終端され、第2の伝送線路の他端部は、バラン222に接続されている。伝送する信号の波長をλとした場合、第1、第2の伝送線路の電気長は、λ/4である。分配器221は、「第1信号生成回路」の一例である。
分配器221は、上記構成により、分周器210から出力されたローカル信号LO1を入力する。分配器221は、入力したローカル信号LO1に基づいて、信号I+と、信号I+に対して位相が90度異なる信号Q+とを生成する。そして、分配器221は、生成した信号I+をバラン222に出力し、生成した信号Q+をバラン223に出力する。信号I+は、「第1の信号」の一例であり、信号Q+は、「第2の信号」の一例である。
バラン222は、例えば、3つの伝送線路である第1〜第3の伝送線路が組み合わされたマーチャントバランである。第1、第2の伝送線路は、互いに結合可能に間隔を空けて平行に配置され、第1、第3の伝送線路は、互いに結合可能に間隔を空けて平行に配置されている。第1の伝送線路の一端部は分配器221の出力に接続され、第1の伝送線路の一端部には、分配器221から出力された信号I+が入力される。第1の伝送線路の他端部は開放されている。第2、第3の伝送線路の一端部は終端され、第2、第3の伝送線路の他端部はセレクタ123に接続されている。伝送する信号の波長をλとした場合、第1〜第3の伝送線路の電気長は、それぞれ、λ/2、λ/4、λ/4である。バラン222は、「第2信号生成回路」の一例である。
バラン222は、上記構成により、分配器221から出力された信号I+を入力する。バラン222は、入力した信号I+に基づいて、位相信号I+と、位相信号I+に対して位相が180度異なる位相信号I−とを生成する。そして、バラン222は、生成した位相信号I+、I−をセレクタ123に出力する。位相信号I+は、「第1の位相信号」の一例であり、位相信号I−は、「第2の位相信号」の一例である。
バラン223は、例えば、バラン222と同じ構成のマーチャントバランである。バラン223は、「第3信号生成回路」の一例である。
バラン223は、上記構成により、分配器221から出力された信号Q+を入力する。バラン223は、入力した信号Q+に基づいて、位相信号Q+と、位相信号Q+に対して位相が180度異なる位相信号Q−とを生成する。そして、バラン223は、生成した位相信号Q+、Q−をセレクタ123に出力する。位相信号Q+は、「第3の位相信号」の一例であり、位相信号Q−は、「第4の位相信号」の一例である。
セレクタ123は、入力した2ビットのデータ信号Daに基づいて、位相回路220から出力された複数の位相信号I+、I−、Q+、Q−を切り替えることによって、高速クロック信号QCを生成する。
[効果]
以上の説明により、実施例2に係るインパルス発生回路100は、実施例1の分周器122に代えて、分周器210、および、位相回路220を有している。分周器210は、ローカル信号LO1の周波数(33.4GHz)を1/2倍に分周する。位相回路220は、第1信号生成回路(分配器221)、第2信号生成回路(バラン222)、および、第3信号生成回路(バラン223)を有している。分配器221は、ローカル信号LO1に基づいて、第1の信号(信号I+)と、信号I+に対して位相が90度異なる第2の信号(信号Q+)とを生成する。バラン222は、信号I+に基づいて、第1の位相信号(位相信号I+)と、位相信号I+に対して位相が180度異なる第2の位相信号(位相信号I−)とを生成する。バラン223は、信号Q+に基づいて、第3の位相信号(位相信号Q+)と、位相信号Q+に対して位相が180度異なる第4の位相信号(位相信号Q−)とを生成する。
例えば、実施例1に係るインパルス発生回路100では、分周器122が複数の位相信号I+、I−、Q+、Q−を生成しているが、分周器122は、少なくとも1つの能動素子(例えば、トランジスタなど)を含む場合がある。そのため、能動素子のプロセス、電源電圧、温度などの変動を受けやすい。一方、実施例2に係るインパルス発生回路100では、能動素子が使用されない位相回路220が複数の位相信号I+、I−、Q+、Q−を生成しているため、能動素子のプロセス、電源電圧、温度などの変動を受けにくい。そのため、実施例2に係るインパルス発生回路100では、実施例1に係るインパルス発生回路100に比べて、インパルス信号の位相のばらつきを更に抑えることができる。
100 インパルス発生回路
110 ラッチ回路
121 バッファ
122 分周器
123 セレクタ
130 インパルス信号生成回路
131 インパルス発生器
132 バンドパスフィルタ
141 ミキサ
142 バンドパスフィルタ
143 増幅器
151 バッファ
152 周波数逓倍器
153 増幅器
160 PLL
210 分周器
220 位相回路
221 分配器
222、223 バラン
300 無線通信装置
301 プロセッサ
302 送信機
303 ADC
304 受信機
400 インパルス発生回路
410 位置変調器
411、412 スイッチ回路
413 デコーダ
421〜424 遅延器
430 インパルス発生器
440 バンドパスフィルタ
450 増幅器

Claims (6)

  1. 第1のローカル信号に基づいて、位相が各々異なる複数の位相信号を生成する位相回路と、
    入力データに基づいて、前記複数の位相信号を切り替えることによって、第1のクロック信号を生成する切替回路と、
    前記第1のクロック信号を用いて、前記第1のクロック信号の周波数よりも周波数が低い第2のクロック信号をラッチすることによって、位置変調された第3のクロック信号を生成するラッチ回路と、
    前記第3のクロック信号に基づいてインパルス信号を生成するインパルス信号生成回路と、
    を有することを特徴とするインパルス発生回路。
  2. 前記インパルス信号生成回路は、前記インパルス信号と第2のローカル信号とのミキシングによって、前記インパルス信号の周波数をアップコンバートする、
    ことを特徴とする請求項1に記載のインパルス発生回路。
  3. 前記第1のローカル信号を出力するローカル信号出力回路と、
    前記第1のローカル信号の周波数を分周する分周器と、
    前記第1のローカル信号の周波数を逓倍して前記第2のローカル信号を生成する周波数逓倍器と、
    を更に有することを特徴とする請求項2に記載のインパルス発生回路。
  4. 前記位相回路は、
    前記第1のローカル信号に基づいて、第1の信号と、前記第1の信号に対して位相が90度異なる第2の信号とを生成する第1信号生成回路と、
    前記第1の信号に基づいて、第1の位相信号と、前記第1の位相信号に対して位相が180度異なる第2の位相信号とを生成する第2信号生成回路と、
    前記第2の信号に基づいて、第3の位相信号と、前記第3の位相信号に対して位相が180度異なる第4の位相信号とを生成する第3信号生成回路と、
    を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のインパルス発生回路。
  5. ベースバンド信号を出力するベースバンド信号処理回路と、
    前記ベースバンド信号を入力して、インパルス信号を送信信号として送信する送信機と、
    を有し、
    前記送信機は、
    ローカル信号に基づいて、位相が各々異なる複数の位相信号を生成する位相回路と、
    前記ベースバンド信号に基づいて、前記複数の位相信号を切り替えることによって、第1のクロック信号を生成する切替回路と、
    前記第1のクロック信号を用いて、前記第1のクロック信号の周波数よりも周波数が低い第2のクロック信号をラッチすることによって、位置変調された第3のクロック信号を生成するラッチ回路と、
    前記第3のクロック信号に基づいてインパルス信号を生成するインパルス信号生成回路と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  6. 受信信号であるインパルス信号を受信する受信機と、
    前記受信機により受信されたインパルス信号をデジタル信号に変換して、前記ベースバンド信号処理回路に出力するアナログデジタル変換器と、
    を更に有することを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
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