JP2019086390A - 移動体の測位装置及びその較正方法 - Google Patents

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裕人 吉村
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信幸 田口
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義勝 五百竹
柿本 英司
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Abstract

【課題】トンネル内などの衛星による測位が不可能な状況において推測航法の出力を高い精度で補正することができる測位装置及び測位装置の較正方法を提供する。【解決手段】マイクロレンズアレイと、マイクロレンズアレイを構成する複数のレンズ間のピッチと相似に複数のマークが配列されたマーク列とによって、モアレ干渉縞パターンを生じるように構成された可変モアレパターン部および少なくとも2つの基準点を備えたマーカ画像を利用して、移動体の位置及び姿勢を測定する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の自動走行などにも適用できる、移動体の測位装置及びその較正方法に関する。
自動車、農業機械、建設機械などを含む移動体では、衛星測位が広く利用されるようになっているが、トンネル内、高架下、高層ビルの多い都市などのように衛星測位を行うことができない環境では、ジャイロなどを利用したIMU(Inertial Measurement Unit:慣性計測装置)、車速計、気圧計などのセンサを用いた推測航法によって位置の推定がなされている。
しかしながら、推測航法においては、測位装置の較正後の時間の経過とともに、実際の位置との誤差が蓄積するため、限られた範囲でしか求められる精度を得ることができないという問題があった。このような問題に対して、例えば移動体の走行路に沿って一定間隔で反射体を設置し、移動体と反射体の相対距離を計測することで誤差を補正する方法が提案されている(特許文献1)。
特許第3710451号公報
上記文献1において提案されている技術では、移動体の位置を精度よく測定することは可能であるものの、移動体の姿勢(方位角)は2地点間の移動経路から間接的に推定しているのみである。このため、推測航法の出力(移動体の位置と方位角)を補正することはできても、例えば、IMU、車速計、気圧計等のセンサそのものを較正するためには、精度が不十分である。
そこで、本発明は、トンネル内などの衛星による測位が不可能な状況において推測航法の出力を高い精度で維持することができる測位装置及びこの測位装置の較正方法を提供することを目的とする。
本発明に係る測位装置は、推測航法により位置姿勢情報を生成する推測航法部と、マイクロレンズアレイと、前記マイクロレンズアレイを構成する複数のレンズ間のピッチと相似に複数のマークが配列されたマーク列とによって、モアレ干渉縞パターンを生じるように構成された可変モアレパターン部および少なくとも2つの基準点を備えたマーカ画像を撮像する撮像部と、前記撮像部で撮像されたマーカ画像に基づいて、前記推測航法部の生成する位置姿勢情報を較正する較正部とを有する。
本発明に係る測位装置によれば、トンネル内などの衛星による測位が不可能な状況において推測航法の出力を高い精度で維持することができる。
本発明の実施形態に係る測位装置の概略ブロック図である。 本実施形態で使用するマーカの概略平面図である。 本実施形態に係る測位装置の推測航法処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る測位装置のIMU部の較正処理を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、測位装置による衛星測位が不可能となる状況の一例として、航法衛星から送信された航法信号を受信できないトンネル内での、測位装置が搭載された移動体である車両の自動走行について説明する。
車両の自動走行を実現するためには、測位装置により、車両の正確な位置を常時把握しておく必要がある。衛星測位が可能な一般の道路上では、GNSS(全地球航法衛星システム:Global Navigation Satellite System)の方式ならばいずれの方式でもよく、例えば、リアルタイムキネマティック測位(RTK:Realtime Kinematic)方式、単独搬送波位相測位(PPP:Precise Point Positioning)方式、PPP−AR(PPP Ambiguity Resolution)方式等を採用することにより、数センチメートル程度の誤差で正確な測位が可能となっている。しかしながら、トンネルの中のような衛星測位が不可能となる状況下では、例えばIMUを用いた推測航法に切り換えて車両の位置を推定することになるが、前述のようにIMUによる位置推定には誤差の蓄積という問題があり、トンネルの距離が長い場合には蓄積される誤差は無視できなくなる。そこで、本実施形態では、例えば図2に示すマーカ40を、トンネル内に所定の間隔で予め複数設置し、以下に説明する方法でマーカ40を利用して車両の正確な位置及び姿勢を測定する。また、従来では停止状態で行うのが一般的であった、IMU等のセンサの較正を移動中にも行えるようにするものである。
図1は、本実施形態に係る測位装置10の概略ブロック図を示している。測位装置10には、GNSS部11、IMU部12、マーカ測位部13、制御部14、記憶部15、較正部16、入出力部17が含まれている。
衛星測位部として機能するGNSS部11にはGNSSアンテナ(不図示)が含まれており、衛星測位によってGNSSアンテナの位置を測定して位置情報を出力する。
推測航法部として機能するIMU部12は、測位装置10の3軸加速度および姿勢を検出するモーション・センサ(不図示)、移動体の速度を検出する速度センサ(不図示)、測位装置10の高度を検出する気圧計(不図示)等のセンサを有する。IMU部12は、移動体の姿勢を検出するとともに、測位衛星からの信号が届かないトンネルに移動体が入り、GNSS部11による測位ができなくなった時点で、GNSS部11又は制御部14から移動体の位置情報を受け取って、推測航法により移動体の位置を推測する。
マーカ測位部13は、位置姿勢算出部131、角度算出部132、位置姿勢修正部133を有し、図2に示すマーカ40を使用して、IMU部12による位置姿勢情報の出力を補正するものであり、マーカ40を撮像するために車両の前方に取り付けられた、撮像部としてのカメラ134及びカメラ134が撮像した画像を処理する画像処理装置(不図示)が含まれている。
位置姿勢算出部131は、カメラ134が撮像したマーカ40の画像に基づいて、マーカ40に対するカメラ134すなわち移動体の相対的な位置姿勢情報を算出する。角度算出部132は、カメラ134が撮像したマーカ40の画像に基づいて、マーカ40に対してカメラ134すなわち移動体の成す角度である視線角度を算出する。位置姿勢修正部133は、角度算出部132において算出された視線角度を用いて、位置姿勢算出部131において算出されたマーカ40に対する移動体の相対的位置姿勢情報を修正する。
制御部14は、GNSS部11、IMU部12、マーカ測位部13からの情報に基づいて移動体の位置および姿勢を算出する他、各種の演算及び制御を実行する。記憶部15には、各マーカ40のID部41を撮像して得られる画像から各マーカを特定するための識別情報と、予め測定されているそれぞれのマーカ40の地球座標系における位置及び姿勢に関する情報とが、互いに関連付けて記憶されている。また記憶部15は、各種演算における一時的な記憶手段としても使用される。
較正部16は、マーカ測位部13で生成された位置姿勢情報に基づいて、IMU部12の有する各種センサの較正を行う。
入出力部17は、制御部14により算出された移動体の位置姿勢情報を、移動体の制御部(不図示)や、表示部(不図示)に出力する一方、制御部14に対する制御指示の入力を受ける。
図2は、本実施形態で使用するマーカ40の概略平面図である。マーカ40は、例えば「LentiMark:レンチキュラーレンズを用いた高精度な姿勢推定のための視覚マーカ」(電子情報通信学会誌D Vol.J95−D No.8 pp1522−1529)図2に記載のLentiMarkを使用することができる。マーカ40には、中央のマーカ識別情報が表示されるID部41と、その周囲の右辺に沿って設けられた、X軸用可変モアレパターン部42と、上辺に沿って設けられたY軸用可変モアレパターン部43と、四隅の基準点46a〜46dから構成されている。
ID部41には、例えばマーカ40を識別するためのユニークID情報およびマーカ40の正確な位置姿勢情報が符号化されて図形の中に埋め込まれている。すなわち、それぞれのマーカ40によってこのID部41の形状は異なっていり、このID部41をカメラ134で撮像し、その画像を処理してマーカ測位部13が認識することによってそれぞれのマーカ40の設置位置の座標およびその向きである位置姿勢情報GP41を識別することができる。この識別のために使用できるものとしては、ARTool Kit、ARTag、CyberCode、ARTool Kit Plus等が知られている。また、次元バーコード又はQRコード(登録商標)と呼ばれるコードをこのID部41に使用することもできる。
マーカ40の四隅に配置された基準点46a〜46dは、マーカ40を観測する移動体からマーカ40までの距離およびマーカ40に対する移動体の相対的位置姿勢を測定するのに使用される。この基準点の直径と各基準点同士の間隔は予め分かっているので、カメラ134で撮像した画像における基準点の大きさ及び間隔を計測することによって、移動体からマーカ40までの距離およびマーカ40の法線に対する変位角度、すなわち移動体の相対的位置姿勢情報を知ることができる。
X軸用可変モアレパターン部42、Y軸用可変モアレパターン部43のそれぞれは、レンチキュラーレンズを白黒縞模様の上に、レンチキュラーレンズを構成する各シリンダー状レンズの軸方向と縞模様とが平行になるように貼り付けて作成されるもので、シリンダー状レンズの間隔と縞模様の間隔を異ならせることによって、X軸用可変モアレパターン部42およびY軸用可変モアレパターン部43を正面から見たときに、それぞれ黒い縞模様(「黒ピーク」と呼ぶ)42aおよび43aが現れる。この黒ピークの位置は、X軸用可変モアレパターン部42およびY軸用可変モアレパターン部43がシリンダー状レンズと平行な軸の回りに僅かに回転するだけで大きく変化する。すなわち、黒ピークの位置に基づいて高い感度でマーカ40に対する移動体の相対的な回転角度を検出することができる。可変モアレパターン部は、シリンダー状レンズの間隔と縞模様の間隔とを変えることによって、回転角度検出の感度を調整することができる。X軸用可変モアレパターン部42およびY軸用可変モアレパターン部43については、特許第5842248号公報の図3〜図8及びこれに関連する明細書の記載によって詳しく説明されている。
図2に示したマーカ40が水平方向の軸(X軸)の回りに回転すると、X軸用可変モアレパターン部42に現れる黒ピーク42aは上下方向に移動する。すなわち、X軸用可変モアレパターン部42は、マーカ40の法線を基準とした移動体のX軸の視線角度を検出することができる。また、マーカ40が垂直方向の軸(Y軸)の回りに回転すると、Y軸用可変モアレパターン部43に現れる黒ピーク43aは左右方向に移動する。すなわち、Y軸用可変モアレパターン部43はマーカ40の法線を基準とした移動体のY軸の視線角度を検出することができる。本実施形態では、X軸用可変モアレパターン部42およびY軸用可変モアレパターン部43はそれぞれ1カ所としているが、これらに加えて低い感度での角度検出用可変モアレパターン部を付加することも可能である。水平方向、垂直方向の軸の回りの回転角度を求めることによって、マーカ40の法線に対する視線の角度を高い精度で求めることができる。X軸用可変モアレパターン部42およびY軸用可変モアレパターン部43を観察したときの視線の正面からの角度、すなわち、X軸用可変モアレパターン部42およびY軸用可変モアレパターン部43の法線と視線との角度と、各黒ピーク42aおよび43aの位置との関係は、予め計測して記憶部15に記憶しておくことができる。
本実施形態に係る測位装置10の動作について説明する。図3は、トンネル内を走行する移動体に搭載された測位装置10の推測航法処理を示すフローチャートである。
移動体がトンネル内に入り、航法衛星の電波を受信できなくなると、GNSS部11による測位を停止し、GNSS部11で測位済みの最新の位置情報GP11をIMU部12に引き継ぎ、推測航法が開始される(ステップS11)。移動体がマーカ40に近づくと、カメラ134によってマーカ40を撮像する(ステップS12)。なお、移動体とこれに取り付けられたカメラ134の位置関係は予め測定されており、記憶部15に補正値として記憶されている。
マーカ測位部13では、撮像されたマーカ40のID部41の画像情報からマーカ40のユニークIDを識別して、記憶部15から予め記憶されている当該ユニークIDと対応づけられた地球座標系における位置姿勢情報GP15を読み出す(ステップS13)。なお、記憶部15に予め記憶されている当該ユニークIDと対応づけられた位置姿勢情報GP15を読み出すのに代えて、図示しないネットワークを介して位置情報提供サーバ(不図示)に接続して、当該ユニークIDと対応づけられた位置及び姿勢情報GP15を読み出すようにしてもよい。また、ユニークIDの識別に代えて、画像情報に埋め込まれたマーカ40の位置姿勢情報GP15を取得してもよい。
位置姿勢算出部131は、ステップS12で撮像されたマーカ40の画像情報に含まれる4つの基準点41a〜41dに基づいて、マーカ40に対する移動体の相対位置姿勢情報CP131を算出する(ステップS14)。角度算出部132は、マーカ40の画像情報に含まれるX軸用可変モアレパターン部42およびY軸用可変モアレパターン部43を解析して、モアレパターンによって出現する黒ピーク42aおよび43a位置を算出し、マーカ40の中心とカメラ135とを結ぶ直線がマーカ40の法線に対して成すX軸上の視線角度θXおよびY軸上の視線角度θYを算出する(ステップS15)。
位置姿勢修正部133は、ステップS15において算出されたθXおよびθYを用いて、ステップS14において判定されたマーカ40に対する移動体の相対位置姿勢情報CP131を修正し(ステップS16)、ステップS13で取得したマーカ40の位置姿勢情報GP15に基づいて、移動体の地球座標系における位置姿勢情報GP133を算出して入出力部17から出力する(ステップS17)。以上、ステップS11からステップS17の動作を、航法衛星の電波を受信でき、GNSS部11による測位が可能となるまで継続する。
以上のように、マーカ40の位置姿勢、移動体からマーカ40までの距離と視線の角度が正確に求められれば、マーカ40と移動体との相対位置が正確に求められる。そして、記憶部15から読み出されたそのマーカ40の地球座標系における位置及び姿勢と、マーカ40と移動体との相対位置とに基づいて、移動体の地球座標系における位置及び姿勢(すなわち、移動体の進行方向)を正確に算出することができる。
得られた移動体の地球座標系における位置及び姿勢のデータを用いて、IMU部12の出力を正確に較正することもできる。図4は、本実施の形態に係るIMU部12の較正処理を示すフローチャートである。
較正部16では、最後にIMU部12の較正を行った時刻T0を基準として、較正後の経過時間Tを計測する(ステップS21)。較正後の経過時間Tが予め定めた閾値TXを越えた場合には(ステップS22;YES)、図3のステップS17で補正された位置姿勢情報GP133と、図3のステップS12の撮像が行われた同時刻にIMU部12で算出された位置姿勢情報GP12とを比較し(ステップS23)、位置姿勢情報GP12と位置姿勢情報GP133との差異Δ0が予め定めた閾値ΔX以上の場合には(ステップS24;YES)、IMU部12の位置姿勢情報GP12がステップS17で補正された位置姿勢情報GP133と一致するように、IMU部12が有するセンサ等の出力値を較正する(ステップS25)。なお、ステップS22で経過時間Tが極めて小さい場合(ステップS22;NO)や、位置姿勢情報の誤差Δ0が閾値ΔXよりも小さい場合には(ステップS24;NO)、較正処理を行わずに処理を終了する。
マーカ40は、トンネル内に適当の間隔、例えば100メートル間隔で設置しておき、移動体が各マーカを通過するたびにマーカ測位部13が測位動作を実行するようにすれば、移動体の正確な位置及び姿勢を継続的に知ることができ、IMU部12の出力GP12をその都度補正することができるので、IMU部12の出力GP12の誤差の蓄積を大幅に抑えることができる。
予め測定された各マーカ40の位置及び姿勢に関する情報GP15を測位装置10の記憶部15に記憶しておくのに代えて、これらの情報を図示しないネットワーク上のサーバに記憶しておき、必要に応じて無線通信を介してネットワークの当該サーバにアクセスしてこれらの情報GP15をダウンロードすることも可能である。また、これらの情報GP15やGP133を、無線通信を介して近くを走行する別の複数の車両との間で共有するようにすることも可能である。IMU部12が求めた車両の位置及び姿勢の情報GP12と、マーカを利用して求めた車両の位置及び姿勢の情報GP133の差分Δ0を、ネットワークを介して複数の車両間で共有することも可能である。
上記実施形態では、衛星測位が不可能となる状況の一例としてトンネルの中を、例えば自動運転で車両が走行する場合について説明したが、衛星測位が不可能となる状況には、他にも高架の下や高層ビルが立ち並ぶ都市部などがあり、このような状況下でもマーカ40を設置できるところであれば、本発明を適用することができる。また、衛星測位が不可能ではない状況下であっても、衛星測位の代わりに本発明を適用することも可能である。
図3に示した処理において、航法衛星の電波を受信でき、GNSS部11による測位が可能となったときに、補正されたIMU部12の位置姿勢情報GP133をGNSS部11に供給すれば、GNSS部11によるPPP方式又はPPP−AR方式の測位パラメータの推定に利用することができる。供給された位置姿勢情報GP133が正確であることにより、PPP方式又はPPP−AR方式の初期化処理に要する時間を大幅に短縮することができる。
すなわち上記実施形態では、マーカ40を使用することによって、トンネル内であっても走行している車両の正確な位置及び姿勢を知ることができるため、トンネルの出口にマーカ40を設置しておき、その正確な位置及び姿勢を測定しておいて、これを利用してトンネルから出る時点での正確な車両の位置及び姿勢を求め、そのデータをGNSS部11に供給すれば、一般的に初期化処理に時間を要するPPP方式又はPPP−AR方式の測位パラメータの推定に利用することができる。そして、このデータが正確であることにより、PPP方式又はPPP−AR方式の初期化処理に要する時間を大幅に短縮することができる。このように、トンネル内ではマーカを利用し、トンネルから出た時点でGNSSを用いた測位を再開するようにすれば、トンネルの内及び外においてシームレスに測位を行うことができる。
10 測位部
11 GNSS部
12 IMU部
13 マーカ測位部
14 制御部
15 記憶部
40 マーカ
41 ID部
42 X軸用可変モアレパターン部
43 Y軸用可変モアレパターン部
46a、46b、46c、46d 基準点

Claims (4)

  1. 推測航法により位置姿勢情報を生成する推測航法部と、
    マイクロレンズアレイと、前記マイクロレンズアレイを構成する複数のレンズ間のピッチと相似に複数のマークが配列されたマーク列とによって、モアレ干渉縞パターンを生じるように構成された可変モアレパターン部および少なくとも2つの基準点を備えたマーカ画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部で撮像されたマーカ画像に基づいて、前記推測航法部の生成する位置姿勢情報を較正する較正部とを有する測位装置。
  2. 前記撮像部で撮像された前記マーカ画像に含まれる少なくとも2つの基準点に基づいて、前記マーカ画像の位置姿勢情報を算出する位置姿勢算出部と、
    前記撮像部で撮像された前記マーカ画像に含まれる前記可変モアレパターン部に生じたモアレ干渉縞パターンを解析して、前記マーカと前記マーカ画像を撮像した地点とを結ぶ直線が前記マーカに対して成す視線角度を算出する角度算出部と、
    前記視線角度を用いて、前記位置姿勢算出部で算出された位置姿勢情報を修正する位置姿勢修正部とを有し、
    前記較正部は、前記位置修正部で修正された位置修正情報に基づいて、前記推測航法部の生成する位置姿勢情報を較正する請求項1に記載の測位装置
  3. 衛星測位により地球座標位置を含む位置姿勢情報を生成する衛星測位部を有し、
    前記推測航法部は、前記較正部により較正された位置姿勢情報を前記衛星測位部に供給し、
    前記衛星測位部は、前記推測航法部から供給された位置姿勢情報を用いて衛星測位のパラメータ推定を行う請求項1または2に記載の測位装置。
  4. マイクロレンズアレイと、前記マイクロレンズアレイを構成する複数のレンズ間のピッチと相似に複数のマークが配列されたマーク列とによって、モアレ干渉縞パターンを生じるように構成された可変モアレパターン部および少なくとも2つの基準点を備えたマーカ画像を撮像部により撮像する工程と、
    撮像された前記マーカ画像に含まれる前記少なくとも2つの基準点に基づいて、前記マーカ画像の位置姿勢情報を位置姿勢算出部により算出する工程と、
    撮像された前記マーカ画像に含まれる前記可変モアレパターン部に生じた前記モアレ干渉縞パターンを解析して、前記マーカと前記マーカ画像を撮像した地点とを結ぶ直線が前記マーカに対して成す視線角度を角度算出部により算出する工程と、
    前記視線角度を用いて、前記マーカ画像の前記位置姿勢を記位置姿勢修正部により修正する工程と、
    修正された前記位置姿勢情報に基づいて、推測航法により位置姿勢情報を生成する推測航法部の位置姿勢情報を較正部により較正する工程と
    を備える測位装置の較正方法。
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