JP2019085147A - バイトバルブ及びバイトバルブ付き飲料容器用ポーチ - Google Patents

バイトバルブ及びバイトバルブ付き飲料容器用ポーチ Download PDF

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Abstract

【課題】汎用性が高く、なお且つ、洗浄性に優れたバイトバルブを提供する。【解決手段】飲料容器30の飲み口31に着脱自在に取り付けられるバイトバルブ10であって、飲み口31と連通される中心孔11aを有して、飲み口31の外側に嵌め付けられる弾性変形可能なノズル部材11と、中心孔11aの先端側を閉塞する弁体12aを有して、中心孔11aの内側に着脱自在に取り付けられたシャフト部材12と、ノズル部材11を弾性変形させることによって、中心孔11aと弁体12aとの間に形成される隙間を開放するバルブ部13と、ノズル部材11の基端側から拡径方向に突出されたフランジ部14とを備える。【選択図】図8

Description

本発明は、バイトバルブ及びバイトバルブ付き飲料容器用ポーチに関する。
従来より、バイトバルブが設けられたマウスピースをホースなどの先端に取り付けて、このホースと接続された容器内の飲料を飲むことが行われている(例えば、特許文献1,2などを参照。)。
バイトバルブでは、マウスピースをくわえた状態で軽く噛むことで、バルブが開放される。この状態で、ホースを通して容器内の飲料を吸い込むことができる。このようなバイトバルブを用いた飲料容器では、不用意な液漏れ等を防ぎつつ、手軽に持ち運ぶことが可能である。また、飲料を摂取する度にキャップの開閉操作を行う必要がないため、非常に便利である。
米国特許第6764064号明細書 特許第3629492号公報
ところで、バイトバルブは、上述したホースなどの先端に取り付けられたマウスピースに限らず、様々な飲料容器の飲み口に装着して使用することが可能である。しかしながら、従来のバイトバルブは、飲料容器の形態に合わせて設計された専用品の場合が多く、汎用性を持たせることが困難であった。
例えば、パウチ容器入り飲料やペットボトル入り飲料などの市販の容器入り飲料では、飲料容器における飲み口の形状がメーカー毎に若干異なっている。このため、メーカーの異なる飲料容器の間で1つのバイトバルブを使い回して使用することは困難であった。
また、従来のバイトバルブは、部品を細かく分解して洗浄することが困難であり、洗浄性に劣ることから、使用可能な飲料が水などの粘性の低い飲料に限定されることが多かった。
さらに、従来の飲料容器では、ポーチなどに収納して保冷したり、持ち運び易くしたりすることが行われている。したがって、このようなバイトバルブが取り付けられた飲料容器においても、ポーチなどに収納して携帯時の利便性を向上させることが求められている。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、汎用性が高く、なお且つ、洗浄性に優れたバイトバルブ、並びに、そのようなバイトバルブが取り付けられた飲料容器を携帯する際の更なる利便性の向上を可能としたバイトバルブ付き飲料容器用ポーチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 飲料容器の飲み口に着脱自在に取り付けられるバイトバルブであって、
前記飲み口と連通される中心孔を有して、前記飲み口の外側に嵌め付けられる弾性変形可能なノズル部材と、
前記中心孔の先端側を閉塞する弁体を有して、前記中心孔の内側に着脱自在に取り付けられたシャフト部材と、
前記ノズル部材を弾性変形させることによって、前記中心孔と前記弁体との間に形成される隙間を開放するバルブ部と、
前記ノズル部材の基端側から拡径方向に突出されたフランジ部とを備えることを特徴とするバイトバルブ。
〔2〕 前記フランジ部が前記ノズル部材と一体に形成されていることを特徴とする前記〔1〕に記載のバイトバルブ。
〔3〕 前記フランジ部に通気孔が設けられていることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載のバイトバルブ。
〔4〕 前記ノズル部材は、前記中心孔の内周面から縮径方向に突出された係止凸部を有し、
前記飲み口の外側に前記ノズル部材が嵌め付けられた状態において、前記係止凸部が前記飲み口の外側の一部に係止されることを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕の何れか一項に記載のバイトバルブ。
〔5〕 前記シャフト部材は、前記中心孔の内側から前記中心孔の基端よりも外側に向かって突出されたガイドピンを有し、
前記飲み口の外側に前記ノズル部材が嵌め付けられた状態において、前記ガイドピンが前記飲み口の内側に挿入されることを特徴とする前記〔1〕〜〔4〕の何れか一項に記載のバイトバルブ。
〔6〕 前記ガイドピンは、前記中心孔の内側を周方向において区画する仕切り壁を有することを特徴とする前記〔5〕に記載のバイトバルブ。
〔7〕 前記〔1〕〜〔6〕の何れか一項に記載のバイトバルブが取り付けられた飲料容器を収納するバイトバルブ付き飲料容器用ポーチであって
前記ノズル部材及び前記フランジ部を外部に露出した状態で、前記飲料容器を内部に収容するポーチ本体と、
前記ノズル部材を外部に露出させる開口部を有して、前記ポーチ本体に屈曲自在に取り付けられたフラップ部と、
前記フラップ部の先端側を前記ポーチ本体に固定する固定具とを有し、
前記開口部から前記ノズル部材を外部に露出した状態で、前記フラップ部が前記固定具を介して前記ポーチ本体に固定されたときに、前記フランジ部が前記ポーチ本体と前記フラップ部との間に保持されることを特徴とするバイトバルブ付き飲料容器用ポーチ。
〔8〕 前記ポーチ本体が断熱構造を有することを特徴とする前記〔7〕に記載のバイトバルブ付き飲料容器用ポーチ。
〔9〕 前記飲料容器は、ゼリー飲料が収容されたパウチ容器であることを特徴とする前記〔7〕又は〔8〕に記載のバイトバルブ付き飲料容器用ポーチ。
以上のように、本発明によれば、汎用性が高く、なお且つ、洗浄性に優れたバイトバルブ、並びに、そのようなバイトバルブが取り付けられた飲料容器を携帯する際の更なる利便性の向上を可能としたバイトバルブ付き飲料容器用ポーチを提供することが可能である。
本発明の一実施形態に係るバイトバルブと、飲料容器と、ポーチとの外観を示す斜視図である。 図1に示すバイトバルブの構成を示す分解斜視図である。 図1に示すバイトバルブの構成を示す側面図である。 図1に示すバイトバルブを先端側から見た平面図である。 図1に示すバイトバルブを基端側から見た平面図である。 図1に示すバイトバルブの構成を示す断面図である。 図1に示すバイトバルブが飲料容器の飲み口に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図7に示すバイトバルブ付き飲料容器の要部を示す断面図である。 バイトバルブ付き飲料容器のポーチへの収納を順に説明するための図であり、バイトバルブ付き飲料容器がポーチ本体に収容された状態を示す斜視図である。 バイトバルブ付き飲料容器のポーチへの収納を順に説明するための図であり、フラップ部をポーチ本体に固定具を介して固定した状態を示す斜視図である。 フランジ部がポーチ本体とフラップ部との間に保持された状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態として、例えば図1に示すバイトバルブ10と、バイトバルブ10が取り付けられる飲料容器30と、バイトバルブ10が取り付けられた飲料容器30(以下、バイトバルブ付き飲料容器30Aという。)を収納するバイトバルブ付き飲料容器用ポーチ(以下、ポーチという。)50とについて説明する。なお、図1は、バイトバルブ10と、飲料容器30と、ポーチ50との外観を示す斜視図である。
(バイトバルブ)
先ず、本実施形態のバイトバルブ10について、図1〜図6を参照しながら説明する。
なお、図2は、バイトバルブ10の構成を示す分解斜視図である。図3は、バイトバルブ10の構成を示す側面図である。図4は、バイトバルブ10を先端側から見た平面図である。図5は、バイトバルブ10を基端側から見た平面図である。図6は、バイトバルブ10の構成を示す断面図である。
本実施形態のバイトバルブ10は、図1〜図6に示すように、中心孔11aを有する弾性変形可能なノズル部材11と、中心孔11aの先端側を閉塞する弁体12aを有して、中心孔11aの内側に着脱自在に取り付けられたシャフト部材12と、ノズル部材11を弾性変形させることによって、中心孔11aと弁体12aとの間に形成される隙間を開放するバルブ部13と、ノズル部材11の基端側から拡径方向に突出されたフランジ部14とを備えている。
ノズル部材11は、例えばシリコーンゴム等のゴムやエラストマー、軟質の合成樹脂などの弾性部材からなる。ノズル部材11は、断面円形状の中心孔11aを中心に全体として略円筒状に形成されている。
中心孔11aの先端側には、円板状の弁体12aにより閉塞されるシール部11bが設けられている。シール部11bの内周面は、弁体12aの外周面と全周に亘って密着した状態となっている。また、ノズル部材11の先端と弁体12aとが略一致した高さとなっている。
中心孔11aの略中央部には、シャフト部材12を係止する係止溝11cが設けられている。係止溝11cは、中心孔11aの内周面を全周に亘って切り欠くように形成されている。
中心孔11aの内側には、シール部11bと係止溝11cとの間で湾曲しながら拡径されたバイト空間K1が設けられている。ノズル部材11では、このバイト空間K1が形成された部分の厚みが他の部分よりも薄くなっている。
中心孔11aの基端側には、縮径方向に突出された係止凸部11dが設けられている。係止凸部11dは、中心孔11aの内周面から全周に亘って突出形成されている。また、中心孔11aの内側には、係止溝11cと係止凸部11dとの間で一定の径で拡径された嵌め込み空間K2と、係止溝11cと嵌め込み空間K2との間で一定の径で縮径された縮径部11eとが設けられている。ノズル部材11では、この嵌め込み空間K2が形成された部分の厚みが係止凸部11d及び縮径部11eが形成された部分よりも薄くなっている。
シャフト部材12は、例えばポリプロピレン(PP)やアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)等の熱可塑性樹脂からなる。シャフト部材12は、中心孔11aの内側に挿入可能な軸部12bを有している。弁体12aは、軸部12bの先端に配置されている。
シャフト部材12は、軸部12bの基端側から延長されたガイドピン12cを有している。ガイドピン12cは、中心孔11aの内側から中心孔11aの基端よりも外側に向かって突出して設けられている。
ガイドピン12cの外周面には、中心孔11aの内側を周方向において区画する複数(本実施形態では4つ)の仕切り壁12dが設けられている。複数の仕切り壁12dは、ガイドピン12cの周方向に等間隔に並んで配置されると共に、ガイドピン12cの軸線方向に亘って一定の高さで突出形成されている。
シャフト部材12は、弁体12aがシール部11bを閉塞する位置にて、係止溝11cに嵌合される略円環状の係止リング12eを有している。係止リング12eは、軸部12bとガイドピン12cとの境界付近において、複数の仕切り壁12dと接続されている。これにより、係止リング12eの内側には、複数の仕切り壁12dにより分割された複数(本実施形態では4つ)の分割孔12fが設けられている。
バルブ部13は、ノズル部材11(特にバイト空間K1が形成された部分)を弾性変形させることによって、シール部11b(中心孔11a)と弁体12aとの間に形成される隙間を開放するスクイズ弁を構成している。すなわち、このバルブ部13では、ノズル部材11のバイト空間K1が形成された部分を軽く噛む(力を加える)ことで、このノズル部材11の弾性変形によりシール部11b(中心孔11a)と弁体12aとの間に隙間が形成された状態となる。
一方、バルブ部13では、ノズル部材11を噛むのを止める(ノズル部材11に加わる力を解除する)ことによって、ノズル部材11が弾性復帰し、シール部11b(中心孔11a)と弁体12aとの間が再び閉塞された状態となる。
フランジ部14は、ノズル部材11と一体に形成されることによって、このノズル部材11の基端側の外周面から全周に亘って略円板状に突出形成されている。フランジ部14には、複数(本実施形態では3つ)の通気孔14aが設けられている。複数の通気孔14aは、フランジ部14の径方向の中央付近に位置して、ノズル部材11の周方向に等間隔に並んで配置されている。
以上のような構成を有する本実施形態のバイトバルブ10では、中心孔11aの先端又は基端側からノズル部材11を弾性変形させながら、ガイドピン12c又は弁体12a側からシャフト部材12を中心孔11aの内側に挿入する。そして、係止溝11cに係止リング12eが嵌合されることによって、中心孔11aの内側にシャフト部材12が係止(抜け止め)された状態となる。これにより、ノズル部材11の中心孔11aの内側にシャフト部材12を取り付けることができる。また、使用中に誤ってシャフト部材12がノズル部材11から抜け出すことを防ぐことが可能である。
一方、上述した動作とは逆の動作によって、中心孔11aの内側からシャフト部材12を取り外すことができる。すなわち、中心孔11aの外側に飛び出したガイドピン12cを押す又は引くことで、中心孔11aの先端又は基端側からシャフト部材12を押し出す又は引き抜くようにする。このとき、ノズル部材11を弾性変形させながら、係止溝11cに対する係止リング12eの嵌合(係止)状態を解除する。これにより、中心孔11aの内側からシャフト部材12を取り外す(抜き取る)ことができる。
したがって、本実施形態のバイトバルブ10では、ノズル部材11の中心孔11aからシャフト部材12を取り外して、ノズル部材11とシャフト部材12とを別々に洗浄できるため、中心孔11aとシャフト部材12との間を衛生的に保つことが可能である。
また、本実施形態のバイトバルブ10では、ノズル部材11の基端側からフランジ部14が拡径方向に突出して設けられている。したがって、このフランジ部14を把持しながら、ノズル部材11を弾性変形させることによって、中心孔11aの内側からシャフト部材12を取り外し易くすることが可能である。
さらに、本実施形態のバイトバルブ10では、フランジ部14に通気孔14aが設けられていることから、仮に幼児等がバイトバルブ10を誤飲してしまった場合でも、この通気孔14aを通して気道を確保することが可能である。
(バイトバルブ付き飲料容器)
次に、本実施形態のバイトバルブ付き飲料容器30Aについて、図1、図7及び図8を参照しながら説明する。なお、図7は、バイトバルブ10が飲料容器30の飲み口31に取り付けられた状態(バイトバルブ付き飲料容器30A)を示す斜視図である。図8は、バイトバルブ付き飲料容器30Aの要部を示す断面図である。
本実施形態のバイトバルブ付き飲料容器30Aは、図1、図7及び図8に示すように、上記バイトバルブ10が飲料容器30の飲み口31に着脱自在に取り付けられたものである。
飲料容器30は、例えばゼリー飲料が収容されたパウチ容器である。このパウチ容器は、例えばラミネートフィルムからなるガゼット袋の内側にゼリー飲料が封入され、熱融着により貼り合わされたラミネートフィルムの貼り合せ面の間から飲み口31となるキャップ付きスパウトが外部へと引き出された構造を有している。
飲み口31には、改竄防止キャップ(図示せず。)が螺合により着脱自在に取り付けられている。このため、飲み口31を形成するステムの外周面には、ネジ山31aが形成されている。
本実施形態のバイトバルブ付き飲料容器30Aでは、ノズル部材11(特に嵌め込み空間K2が形成された部分)を弾性変形させながら、飲料容器30の飲み口31の外側にノズル部材11が嵌め付けられている。このとき、飲み口31の先端が係止リング12eに当接した位置にて、中心孔11aの内側に設けられた係止凸部11dが飲み口31の外側に設けられたネジ山31aの一部と係止された状態となる。
なお、飲料容器30の飲み口31の全長が短い場合は、飲み口31の先端を係止リング12eに必ずしも当接させる必要はなく、ノズル部材11のフランジ部14が飲み口31の基端側と当接した状態としてもよい。
また、飲料容器30の飲み口31にノズル部材11を嵌め付ける際は、少なくとも係止凸部11dがネジ山31aの一部に係止された状態とすればよく、飲み口31の全長や形状によっては必ずしも、上述した飲み口31の先端を係止リング12eに当接させたり、ノズル部材11のフランジ部14を飲み口31の基端側に当接させたりする必要はない。
これにより、飲み口31に対してノズル部材11(バイトバルブ10)が抜け止めされた状態となっている。また、係止凸部11dの内周面及び縮径部11eの内周面が飲み口31の外周面と全周に亘って密着した状態となるため、この部分の止水性を確保することが可能である。
また、係止凸部11dは、フランジ部14dと径方向に連続して形成されているため、この係止凸部11dが形成された部分の厚みが縮径部11eが形成された部分の厚みよりも厚くなっている。これにより、係止凸部11dは、より強固に飲み口31に係止された状態となる。
一方、本実施形態のバイトバルブ付き飲料容器30Aでは、ノズル部材11を弾性変形させながら、係止凸部11dとネジ山31aとの係止状態を解除することによって、飲み口31の外側に嵌め付けられたノズル部材11(バイトバルブ10)を取り外すことが可能である。
以上のように、本実施形態のバイトバルブ付き飲料容器30Aでは、バイトバルブ10を軽く噛むことでバルブ部13が開放される。これにより、バイトバルブ10を通して飲料容器30内の飲料を吸い込む(飲む)ことができる。一方、バイトバルブ10を噛むのを止めることで、バルブ部13が閉塞される。これにより、バイトバルブ10からの不用意な液漏れ等を防ぐことができる。
したがって、本実施形態のバイトバルブ付き飲料容器30Aでは、不用意な液漏れ等を防ぎつつ、手軽に持ち運ぶことが可能である。また、飲料を摂取する度にキャップの開閉操作を行う必要がないため、非常に便利である。
本実施形態のバイトバルブ10では、飲み口31の内側にガイドピン12cを挿入しながら、飲み口31の外側にノズル部材11を嵌め付けるため、このガイドピン12cにより飲み口31を中心孔11aの内側へと案内しながら、中心孔11aに対して飲み口31を嵌め込み(押し込み)易くすることが可能である。
また、本実施形態のバイトバルブ10では、フランジ部14を把持しながら、ノズル部材11を弾性変形させることによって、上述した飲み口31に対するノズル部材11(バイトバルブ10)の着脱操作を行い易くすることが可能である。
また、本実施形態のバイトバルブ10では、ノズル部材11を弾性変形させながら、飲み口31の外側にノズル部材11を嵌め付ける構造のため、飲料容器30における飲み口31の形状(例えば外径やネジ山31aの位置など。)がメーカー毎に若干異なっていても、これら形状の異なる飲料容器30の間で汎用性を持たせることが可能である。すなわち、このバイトバルブ10を形状の異なる飲料容器30の間で使い回して使用することが可能である。
また、本実施形態のバイトバルブ10では、上述した複数の仕切り壁12dにより分割された複数の分割孔12fが設けられている。ゼリー飲料が収容されたパウチ容器の場合、飲料容器30の可撓性が高いため、バイトバルブ10を吸う以外にも、この飲料容器30を押圧して凹ませることで、内部のゼリー飲料をバイトバルブ10から押し出すことができる。このとき、複数の仕切り壁12dによりゼリー飲料を分断しながら、適度に破砕されたゼリー飲料が複数の分割孔12fを通してバイトバルブ10から押し出される。これにより、ゼリー飲料を飲み易くすることが可能である。
(バイトバルブ付き飲料容器用ポーチ)
次に、本実施形態のポーチ50について、図1、図9〜図11を参照しながら説明する。
なお、図9は、バイトバルブ付き飲料容器30Aのポーチ50への収納を順に説明するための図であり、バイトバルブ付き飲料容器30がポーチ本体51に収容された状態を示す斜視図である。図10は、バイトバルブ付き飲料容器30Aのポーチ50への収納を順に説明するための図であり、フラップ部52をポーチ本体51に固定具53を介して固定した状態を示す斜視図である。図11は、フランジ部がポーチ本体51とフラップ部52との間に保持された状態を示す側面図である。
本実施形態のポーチ50は、図1に示すように、飲料容器30を内部に収容するポーチ本体51と、ポーチ本体51の上部に屈曲自在に取り付けられたフラップ部52と、フラップ部52の先端側をポーチ本体51に固定する固定具53とを有している。
ポーチ本体51は、例えば表生地がポリエステル等の合成繊維からなり、内側にポリウレタンや発泡ポリエチレン等の断熱材が装入された断熱(保冷)構造を有している。また、ポーチ本体51は、フラップ部52と対向する上面(第1の面)51aと、上面51aと連続した側面(第2の面)51bとの間に亘って開閉されるジップファスナー54を有している。ジップファスナー54を閉じる方向は、側面51bから上面51aに向かう方向である。
フラップ部52は、屈曲自在な材料からなり、その先端側がポーチ本体51の上面51aから正面(第3の面)51cに沿って屈曲されるように、ポーチ本体51に一体に取り付けられている。本実施形態では、フラップ部52がポーチ本体51と同じ、例えば表生地がポリエステル等の合成繊維からなり、ポーチ本体51と一体に縫製されている。フラップ部52は、バイトバルブ10のノズル部材11を外部に露出させる開口部52aを有している。
開口部52aは、フラップ部52を構成する一対の湾曲したフラップ片52b,52cを重ね合わせることで、これらフラップ片52b,52cの内側に形成されるものである。また、フラップ部52は、一対のフラップ片52b,52cのうち、一方のフラップ片52bの表面と、他方のフラップ片52cの裏面とに取り付けられた面ファスナーにより、これら一対のフラップ片52b,52cを重ね合わせた状態で一体化することができる。
固定具53は、フラップ部52(一方のフラップ片52b)の先端側の裏面と、このフラップ部52(一方のフラップ片52b)の先端側と対向するポーチ本体51の正面51cとに取り付けられた面ファスナーにより構成されている。フラップ部52をポーチ本体51に固定する際は、面ファスナーを介して一方のフラップ片52bをポーチ本体51に固定した後、面ファスナーを介して他方のフラップ片52cを一方のフラップ片52bに固定する。これにより、開口部52aからノズル部材11を外部に露出した状態で、フラップ部52をポーチ本体51に容易に固定することができる。
なお、固定具53は、上述した面ファスナーに限らず、スナップボタンなどであってもよい。また、フラップ部52については、上述した一対のフラップ片52b,52cからなる構成に限らず、1つのフラップ片に開口部52aが設けられた構成とすることも可能である。
以上のような構成を有するポーチ50にバイトバルブ付き飲料容器30Aを収納する際は、先ず、ジップファスナー54を開いた状態から、図9に示すように、バイトバルブ10のノズル部材11及びフランジ部14を外部に露出した状態で、飲料容器30をポーチ本体51の内部に収容した後に、ジップファスナー54を閉じた状態とする。
次に、図10に示すように、開口部52aからノズル部材11を外部に露出した状態で、固定具53を介してポーチ本体51にフラップ部52を固定する。これにより、バイトバルブ付き飲料容器30Aをポーチ50に収納した状態で、飲料容器30を保冷することが可能である。
本実施形態のポーチ50では、図11に示すように、バイトバルブ10のフランジ部14がポーチ本体51とフラップ部52との間に挟み込まれることによって、安定した状態で保持される。これにより、開口部52aから外部に露出したノズル部材11をポーチ本体51に対して固定することができる。
以上のように、本実施形態のポーチ50では、バイトバルブ付き飲料容器30Aを携帯する際に、更なる利便性の向上を図ることが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記フランジ部14は、ノズル部材11と一体に形成された構成となっているが、このような構成に必ずしも限定されるものではなく、ノズル部材11とは別体に形成されたフランジ部14をノズル部材11に取り付けた構成としてもよい。
また、上記実施形態では、ゼリー飲料が収容されたパウチ容器に本発明を適用したバイトバルブ10を取り付ける場合を例示しているが、このような飲料容器に限定されるものではなく、例えばペットボトルなどの携帯可能な飲料容器に対して、本発明を適用したバイトバルブを取り付けることも可能である。また、本発明を適用したバイトバルブ及びポーチは、飲料容器及びその飲み口の形状等に合わせて適宜変更を加えることが可能である。
また、上記ポーチ50については、更なる利便性の向上を図るため、例えば、小物入れや、リストバンド、ショルダーベルト、カラビナフック用ループ、ベルト用ループなどを適宜追加した構成とすることが可能である。
10…バイトバルブ 11…ノズル部材 11a…中心孔 11b…シール部 11c…係止溝 11d…係止凸部 11e…縮径部 12…シャフト部材 12a…弁体 12b…軸部 12c…ガイドピン 12d…仕切り壁 12e…係止リング 12f…分割孔 13…バルブ部 14…フランジ部 14a…通気孔 30…飲料容器 30A…バイトバルブ付き飲料容器 31…飲み口 31a…ネジ山 50…ポーチ(バイトバルブ付き飲料容器用ポーチ) 51…ポーチ本体 51a…上面(第1の面) 51b…側面(第2の面) 51c…正面(第3の面) 52…フラップ部 52a…開口部 53…固定具 54…ジップファスナー K1…バイト空間 K2…嵌め込み空間

Claims (9)

  1. 飲料容器の飲み口に着脱自在に取り付けられるバイトバルブであって、
    前記飲み口と連通される中心孔を有して、前記飲み口の外側に嵌め付けられる弾性変形可能なノズル部材と、
    前記中心孔の先端側を閉塞する弁体を有して、前記中心孔の内側に着脱自在に取り付けられたシャフト部材と、
    前記ノズル部材を弾性変形させることによって、前記中心孔と前記弁体との間に形成される隙間を開放するバルブ部と、
    前記ノズル部材の基端側から拡径方向に突出されたフランジ部とを備えることを特徴とするバイトバルブ。
  2. 前記フランジ部が前記ノズル部材と一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバイトバルブ。
  3. 前記フランジ部に通気孔が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバイトバルブ。
  4. 前記ノズル部材は、前記中心孔の内周面から縮径方向に突出された係止凸部を有し、
    前記飲み口の外側に前記ノズル部材が嵌め付けられた状態において、前記係止凸部が前記飲み口の外側の一部に係止されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のバイトバルブ。
  5. 前記シャフト部材は、前記中心孔の内側から前記中心孔の基端よりも外側に向かって突出されたガイドピンを有し、
    前記飲み口の外側に前記ノズル部材が嵌め付けられた状態において、前記ガイドピンが前記飲み口の内側に挿入されることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のバイトバルブ。
  6. 前記ガイドピンは、前記中心孔の内側を周方向において区画する仕切り壁を有することを特徴とする請求項5に記載のバイトバルブ。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載のバイトバルブが取り付けられた飲料容器を収納するバイトバルブ付き飲料容器用ポーチであって、
    前記ノズル部材及び前記フランジ部を外部に露出した状態で、前記飲料容器を内部に収容するポーチ本体と、
    前記ノズル部材を外部に露出させる開口部を有して、前記ポーチ本体に屈曲自在に取り付けられたフラップ部と、
    前記フラップ部の先端側を前記ポーチ本体に固定する固定具とを備え、
    前記開口部から前記ノズル部材を外部に露出した状態で、前記フラップ部が前記固定具を介して前記ポーチ本体に固定されたときに、前記フランジ部が前記ポーチ本体と前記フラップ部との間に保持されることを特徴とするバイトバルブ付き飲料容器用ポーチ。
  8. 前記ポーチ本体が断熱構造を有することを特徴とする請求項7に記載のバイトバルブ付き飲料容器用ポーチ。
  9. 前記飲料容器は、ゼリー飲料が収容されたパウチ容器であることを特徴とする請求項7又は8に記載のバイトバルブ付き飲料容器用ポーチ。
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